JP7199297B2 - 分割枠材及び建具 - Google Patents

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本発明は、分割枠材、及び該分割枠材を用いた建具に関する。
ビルや店舗等の建物は、例えばエントランス回りに複数の窓を並列した連窓が設置される場合がある。連窓には、施工性や外観の向上を図るため、隣接する窓枠の縦枠同士を連結した分割枠材(割方立)を用いることがある(例えば特許文献1参照)。
特開2002-70225号公報
連窓は、連結される窓数が多くなるほど各窓枠の製造公差が積算されるため、分割枠材を構成する左右の枠材同士を見付け方向で精度よく位置決めすることが難しいことがある。そうすると、連窓は、施工現場で窓枠の切断作業や建物躯体の斫り作業等の応急処置が必要となり、施工作業の効率が低下するだけでなく、漏水等の要因にもなる。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、施工作業の効率を向上させることができる分割枠材、及び該分割枠材を用いた建具を提供することを目的とする。
本発明に係る分割枠材は、第1室内側見付け片と、第1室外側見付け片とを有する第1の枠材と、前記第1室内側見付け片と連結される第2室内側見付け片と、前記第1室外側見付け片と連結される第2室外側見付け片とを有する第2の枠材と、を備え、前記第1の枠材と前記第2の枠材とを連結した分割枠材であって、前記第1室内側見付け片と前記第2室内側見付け片との連結部である室内側連結部、及び、前記第1室外側見付け片と前記第2室外側見付け片との連結部である室外側連結部のうち、少なくとも一方の連結部には、連結される見付け片間の見付け方向での連結位置を複数位置に選択的に調整可能な位置合わせ部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、施工作業の効率を向上させることができる。
第1の実施形態に係る分割枠材を用いた建具を室外側から見た姿図である。 図1に示す建具の横断面図である。 図2に示す分割枠材の横断面図である。 図3Aに示す分割枠材の見付け方向の幅を縮小した状態での横断面図である。 図3Aに示す分割枠材の見付け方向の幅を拡大した状態での横断面図である。 連結部材の平面図である。 連結部材の正面図である。 分割枠材に連結部材及びカバー部材を取り付ける状態を示す分割斜視図である。 第2の実施形態に係る分割枠材の横断面図である。 図6Aに示す分割枠材の見付け方向の幅を縮小した状態での横断面図である。 図6Aに示す分割枠材の見付け方向の幅を拡大した状態での横断面図である。 図6Aに示す分割枠材に連結部材及びカバー部材を取り付ける状態を示す分割斜視図である。
以下、本発明に係る分割枠材及び建具について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、第1の実施形態に係る分割枠材10について説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態の分割枠材10は、例えば建物11のエントランス回りに設置される建具12に用いられる。建具12は、ガラス板14を支持した窓枠16を左右方向に複数並列して連結した連窓である。本実施形態の建具12は、例えば窓枠16を10個連結した構成である。窓枠16の連結数は2以上であればよい。
窓枠16は、上枠16aと、下枠16bと、左右一対の縦枠16c,16dとを枠組みしたものである。分割枠材10は、隣接する窓枠16,16間の縦枠16c,16dを連結した構成である。なお、図1中で左端の窓枠16は、縦枠16cの代わりに縦枠16eを備える。縦枠16eは、隣接する他の窓枠16がなく、建物11の躯体に固定される(図2参照)。同様に、図1中で右端の窓枠16は、縦枠16dの代わりに縦枠16eと左右対称形状の縦枠16fを備える。縦枠16fも建物11の躯体に固定される。各枠16a~16fは、例えばアルミニウムやアルミニウム合金の押出形材である。
本出願において、見込み方向とは建具12の室内外方向、つまり室内側から室外側に向かう方向又はその逆方向(図中に矢印Yで示す方向)をいう。見込み面とは見込み方向に沿って延在する面をいう。見付け方向とは見込み方向に直交する方向であり、上下方向に長尺な縦枠16c等の場合はその長手方向に直交する左右方向(図中に矢印Xで示す方向)をいい、左右方向に長尺な上枠16a等の場合はその長手方向に直交する上下方向(図中に矢印Zで示す方向)をいう。見付け面とは見付け方向に沿った面をいう。見付け片とは見付け方向に沿った板片をいう。枠状部材の内側(内周)とは、例えば窓枠16の枠内部分をいう。枠状部材の外側(外周)とは、例えば窓枠16の建物躯体に固定される枠外部分をいう。また、枠状部材の外側から内側に向かう方向を枠内方向といい、枠状部材の内側から外側に向かう方向を枠外方向という。
図1及び図2に示すように、各枠16a~16fは、その枠内側見込み面でガラス板14を支持している。縦枠16c~16fの枠内側見込み面には、突出片18と、押縁19とが設けられている。突出片18は、枠内側見込み面の室外側端部から枠内側へと突出している。押縁19は、枠内側見込み面の室内外方向で略中央に装着され、枠内側に張り出している。ガラス板14は、突出片18と押縁19との間で、例えばグレイジングビードを介して支持されている。上枠16a及び下枠16bについても、縦枠16c等と同様な構成でガラス板14を支持している。
図3Aに示すように、分割枠材10は、左右の縦枠16c,16dを連結したものであり、中空の角柱状を成している。分割枠材10は、いわゆる分割方立或いは割方立と呼ばれるものである。詳細は後述するが、分割枠材10は、縦枠16c,16dの見付け方向での連結位置を3段階に調整可能である。
図3A中で左側の縦枠(左縦枠)16dは、見込み片20と、室内側見付け片21と、室外側見付け片22とを有する。図3A中の参照符号19a,19bは、押縁19が装着される爪部である。
見込み片20は、分割枠材10の見込み方向に沿った平板状部分である。突出片18及び爪部19a,19bは、見込み片20に設けられている。室内側見付け片(第1室内側見付け片)21は、見込み片20の室内側端部から枠外方向(縦枠16c側)に突出した突出片である。室内側見付け片21は、分割枠材10の室内側見付け面の左半部を構成する。室外側見付け片(第1室外側見付け片)22は、見込み片20の室外側端部から枠外方向に突出した突出片である。
室内側見付け片21の端部には、室外側へと凹んだ凹部(第1凹部)21aが設けられている。凹部21aは、底部の見付け方向で中央に罫書線(位置決め線21b)が形成されている。位置決め線21bは、凹部21aの底部を微小に凹ませた溝部であり、長手方向に延在している。室外側見付け片22の端部には、室外側へと屈曲した係止片22aが設けられている。係止片22aは、見込み方向に沿って設けられた板片である。
図3A中で右側の縦枠(右縦枠)16cは、見込み片24と、室内側見付け片25と、室外側見付け片26とを有する。室内側見付け片(第2室内側見付け片)25は、縦枠16dの室内側見付け片21と連結される部分である。室外側見付け片(第2室外側見付け片)26は、縦枠16dの室外側見付け片22と連結される部分である。
見込み片24は、分割枠材10の見込み方向に沿った平板状部分である。突出片18及び爪部19a,19bは、見込み片24に設けられている。室内側見付け片25は、見込み片24の室内側端部から枠外方向(縦枠16d側)に突出した突出片である。室内側見付け片25は、分割枠材10の室内側見付け面の右半部を構成する。室外側見付け片26は、見込み片24の室外側端部から枠外方向に突出した突出片である。
室内側見付け片25の端部には、室外側へと凹んだ凹部(第2凹部)25aが設けられている。凹部25aの底部には、凹部21aの位置決め線21bと同様な位置決め線25bが形成されている。室内側見付け片25は、室内側見付け片21と突き合うように配置される。具体的には、室内側見付け片25は、その先端面25cが、縦枠16dの室内側見付け片21の先端面21cと対向配置される。先端面21c,25cは、縦枠16d,16c間の連結位置により、当接又は離間する(図3A~図3C参照)。
室外側見付け片26は、室外側見付け片22の室外側に重ねて配置される。室外側見付け片26の室内側見付け面には、突出方向で根元側から順に、係止部26a、係止部26b、係止部26c、及びポケット部26dが並設されている。係止部26a~26cは、縦枠16dの係止片22aを係合可能な幅を持った溝状の凹部である。これにより係止片22aは、係止部26a~26cのいずれかに選択的に係合し、係止される。ポケット部26dは、タイト材28の装着溝である。タイト材28は、縦枠16c,16d間の水密性を確保するシール材である。タイト材28は、縦枠16c,16dの連結位置に関わらず、常に縦枠16dの室外側見付け片22の室外側見付け面22bに密着する位置にある。
図3Aに示すように、分割枠材10は、さらに、連結部材30と、カバー部材32とを備える。
連結部材30は、縦枠16d,16cの室内側見付け片21,25間を連結する部材である。図3A、図4A及び図4Bに示すように、連結部材30は、室内側見付け片21,25の室内側見付け面に跨るように設けられる。連結部材30は、基部30aと、左右一対の凸部(第1凸部)30b及び凸部(第2凸部)30cと、左右一対の取付片30d,30eとを有する。基部30aは、室内側見付け片21,25の室内側見付け面に当接する平板状部分である。連結部材30は、その長手方向寸法が縦枠16c,16dの長手方向寸法よりも短いピースの部品である(図5参照)。連結部材30は、縦枠16c,16dの長手方向で複数個が適宜間隔で並んで設けられる。
基部30aには、第1貫通孔31a,31b,31c及び第2貫通孔32a,32b,32cが形成されている。第1貫通孔31a~31cは、互いに見付け方向(X方向)に位置ずれしつつ、長手方向(Z方向)に並んでいる。第2貫通孔32a~32cは、互いに見付け方向(X方向)に位置ずれしつつ、長手方向(Z方向)に並んでいる。各貫通孔31a~31c,32a~32cは、貫通孔31a,32aの組と、貫通孔31b,32bの組と、貫通孔31c,32cの組との3組に分けることができ、各組が選択的に使用される。本実施形態の場合、図4A中で中段の組である貫通孔31b,32b間のピッチが最小であり、下段の組である貫通孔31c,32c間のピッチが最大であり、上段の組である貫通孔31a,32a間のピッチが中間となっている。基部30aの室内側見付け面には、長手方向に延びた罫書線(ねじ打ち線30f)が左右一対設けられている。
なお、一方の縦枠16dの室内側見付け片21には、第1貫通孔31a,31b,31cと一致する3個のねじ孔33a,33b,33cが予め形成されている(図5参照)。これに対し、他方の縦枠16cの室内側見付け片25には、ねじ孔は形成されておらず、分割枠材10の構成時に後述するドリルねじ(ねじ34b)で穿孔される。
凸部30b,30cは、左右の縦枠16d,16cの室内側見付け片21,25の見付け方向での連結位置を規定する部分である。凸部30b,30cは、基部30aの室外側見付け面から突出しており、見付け方向に並んでいる。凸部30b,30cは、それぞれ凹部21a,25aに挿入される。
取付片30d,30eは、カバー部材32の取付部である。取付片30d,30eは、それぞれ基部30aの室内側見付け面の見付け方向端部から室内側へと突出している。取付片30d,30eは、先端に返しを有する係合片である。カバー部材32は、断面略コ字状の形材である。カバー部材32は、取付片30d,30eを跨いだ状態で取付片30d,30eに係合することで、連結部材30に装着される。カバー部材32は、連結部材30の室内側見付け面を覆ってねじ34a,34bを隠すカバーである。
図3A~図3Cに示すように、分割枠材10は、室内側見付け片21,25が連結部材30を介して互いに連結され、室外側見付け片22,26が互いに連結されて構成される。分割枠材10は、室内側位置合わせ部36と、室外側位置合わせ部37を有する。位置合わせ部36,37は、縦枠16c,16dの見付け方向での連結位置を図3Aに示す標準位置(第1位置)、図3Bに示す縮小位置(第2位置)、図3Cに示す拡大位置(第3位置)の3段階に調整可能である。位置合わせ部36,37は、2段階又は4段階以上に調整可能な構成でもよい。
室内側位置合わせ部36は、室内側見付け片21,25の連結部(室内側連結部35a)に設けられ、室内側見付け片21,25間の見付け方向での連結位置を調整する部分である。室内側位置合わせ部36は、室内側見付け片21,25の凹部21a,25aと、連結部材30の凸部30b,30cとで構成されている。室内側位置合わせ部36は、凹部21a,25aに凸部30b,30cをそれぞれ挿入し、凹部21a,25a内での凸部30b,30cの見付け方向位置を選択することで連結位置を調整する。
室外側位置合わせ部37は、室外側見付け片22,26連結部(室外側連結部35b)に設けられ、室外側見付け片22,26間の見付け方向での連結位置を調整する部分である。室外側位置合わせ部37は、室外側見付け片22の係止片22aと、室外側見付け片26の係止部26a~26cとで構成されている。室外側位置合わせ部37は、係止片22aを係止部26a~26cのいずれかに選択的に係合させることで連結位置を調整する。
図3Aに示すように、位置合わせ部36,37を標準位置とし、分割枠材10の見付け幅を標準幅に設定する場合は、室外側位置合わせ部37を標準位置とした後、室内側位置合わせ部36を標準位置とする。具体的には、先ず、係止片22aを係止部26a~26cの中央の係止部26bに係止させる。これにより室外側見付け片22,26が標準位置で連結される。そうすると、室内側見付け片21,25は、先端面21c,25c間がある程度の隙間を介して対向した位置となる。
次に、連結部材30を室内側見付け片21,25に跨るように設け、凸部30b,30cを凹部21a,25aの見付け方向で中央に配置する。この際、凸部30b,30cと凹部21a,25aとの位置合わせは、例えば使用する貫通孔31b,32bを通して室内側見付け片21,25を目視し、貫通孔31b,32bの中心に位置決め線21b,25bを一致させることで、容易に且つ正確に行うことができる。続いて、連結部材30の貫通孔31b,32bにねじ34a,34bを挿通させ、連結部材30と室内側見付け片21,25とを締結する。貫通孔31b,32bは、3組中で最小ピッチの組である。ねじ34aは、貫通孔31bを通してねじ孔33bに螺合する。ねじ34bは、例えばドリルねじであり、室内側見付け片25に穿孔される。ねじ34bがドリルねじでない場合、室内側見付け片25側に雌ねじを形成すればよい。ねじ34aはドリルねじであってもよく、この場合、ねじ孔33a~33cを設けなくてもよい。これにより室内側見付け片21,25が標準位置で連結される。以上より、分割枠材10の見付け幅が図3Aに示す標準幅に設定される。最後に、カバー部材32を連結部材30に取り付けることで標準幅の分割枠材10が完成する。
図3Bに示すように、位置合わせ部36,37を縮小位置とし、分割枠材10の見付け幅を最小幅に設定する場合は、先ず、係止片22aを係止部26a~26cの右端の係止部26aに係止させる。これにより室外側見付け片22,26が縮小位置で容易に且つ正確に連結される。そうすると、室内側見付け片21,25は、先端面21c,25c同士が当接した位置となる。
次に、連結部材30を室内側見付け片21,25に跨るように位置に設け、凸部30bを凹部21aの枠内側の側面21dに当接させ、凸部30cを凹部25aの枠内側の側面25dに当接させる。続いて、連結部材30の貫通孔31c,32cにねじ34a,34bを挿通させ、連結部材30と室内側見付け片21,25とを締結する。貫通孔31c,32cは、3組中で最大ピッチの組である。これにより室内側見付け片21,25が縮小位置で容易に且つ正確に連結される。以上より、分割枠材10の見付け幅が図3Bに示す最小幅に設定される。最後に、カバー部材32を連結部材30に取り付けることで最小幅の分割枠材10が完成する。
図3Cに示すように、位置合わせ部36,37を拡大位置とし、分割枠材10の見付け幅を最大幅に設定する場合は、先ず、係止片22aを係止部26a~26cの左端の係止部26cに係止させる。これにより室外側見付け片22,26が拡大位置で連結される。そうすると、室内側見付け片21,25は、先端面21c,25c間が大きく離間して対向した位置となる。
次に、連結部材30を室内側見付け片21,25に跨るように設け、凸部30bを凹部21aの枠外側の側面21eに当接させ、凸部30cを凹部25aの枠外側の側面25eに当接させる。続いて、連結部材30の貫通孔31a,32aにねじ34a,34bを挿通させ、連結部材30と室内側見付け片21,25とを締結する。貫通孔31a,32aは、3組中で中間ピッチの組である。これにより室内側見付け片21,25が拡大位置で連結される。以上より、分割枠材10の見付け幅が図3Bに示す最大幅に設定される。最後に、カバー部材32を連結部材30に取り付けることで最大幅の分割枠材10が完成する。
以上のように、当該分割枠材10は、それぞれ複数段で連結位置を調整可能な室内側位置合わせ部36及び室外側位置合わせ部37を備える。これにより、縦枠16c,16d間は、予め設定された複数の連結位置のいずれかで選択的に連結することができる。このため、当該分割枠材10は、連窓される各窓枠16の製造公差や建物11の躯体に形成した開口部の公差等の影響を吸収しながら施工することができる。これにより当該分割枠材10は、施工現場で窓枠16の切断作業や建物11の躯体の斫り作業等の応急処置を不要或いは低減することができ、施工作業の効率を向上させることができる。しかも位置合わせ部36,37は、連結位置を段階的に設定することができる。このため、施工現場での細かな位置調整作業が不要であり、例えば標準位置に対してプラスかマイナスかを判断するだけで円滑に所望の連結位置に調整することができ、施工作業の効率が極めて高い。
当該分割枠材10の室内側位置合わせ部36は、室内側見付け片21,25間を連結部材30を用いて位置決めして連結している。このため、室内側位置合わせ部36は、突き合せに配置した室内側見付け片21,25に連結部材30を当ててねじ止めするだけでよい。その結果、施工作業の効率が一層向上する。
当該分割枠材10は、室内側見付け片21,25間を締結するねじ34a,34bを覆うカバー部材32を連結部材30に装着している。このため、図3A~図3Cに示されるように、縦枠16c,16d間の連結位置に関わらず、常にカバー部材32が分割枠材10の見込み幅の中央に配置される。その結果、分割枠材10の外観意匠が向上する。
連結部材30は、第1貫通孔31a~31c及び第2貫通孔32a~32cが、その長手方向(Z方向)で位置ずれしている。このため、縦枠16c,16d間の連結位置の調整幅が例えば数mm程度であっても、第1貫通孔31a~31c同士或いは第2貫通孔32a~32cが合体してしまうような不具合を生じることがない。
次に、第2の実施形態に係る分割枠材10Aについて説明する。第2の実施形態に係る分割枠材10Aにおいて、上記第1の実施形態に係る分割枠材10と同一又は同様な機能及び効果を奏する要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。
図6Aに示すように、本実施形態の分割枠材10Aは、上記した図3A等に示す分割枠材10の室内側見付け片21,25及び室内側位置合わせ部36とは構成の異なる室内側見付け片40,41及び室内側位置合わせ部42を備える。
縦枠16dの室内側見付け片(第1室内側見付け片)40は、見込み片20の室外側端部から枠外方向に突出した突出片である。室内側見付け片40の室外側見付け面には、係止片(室内側係止片)40aが設けられている。係止片40aは、室内側見付け片40の見付け方向中央よりも見込み片20寄りの位置に設けられた板片である。室内側見付け片40の室内側見付け面には、見付け方向中央よりも枠外側となる位置に罫書線(ねじ打ち線40b)が形成されている。室内側見付け片40の室内側見付け面の両端部には、取付片30d,30eが設けられている。取付片30d,30eは、カバー部材32の取付部である。
縦枠16cの室内側見付け片(第2室内側見付け片)41の端部には、突出方向で根元側から順に係止部41a,41bが設けられている。係止部41a,41bは、室内側見付け片41を室外側へと凹ませた凹状の溝部である。係止部41a,41bは、縦枠16dの係止片40aを係合可能な幅を有する。これにより係止片40aは、係止部41a,41bのいずれかに選択的に係合し係止される。さらに、係止片40aは、室内側見付け片41の先端面で形成した係止部41cで係止することもできる(図6C参照)。
一方の縦枠16dの室内側見付け片40には、貫通孔43が予め形成されている(図7参照)。貫通孔43は、縦枠16c,16d間が標準位置、縮小位置、拡大位置に設定される際、ねじ44が挿通される孔部である。
室内側位置合わせ部42は、室内側見付け片40,41の連結部(室内側連結部35c)に設けられ、室内側見付け片40,41間の見付け方向での連結位置を調整する部分である。室内側位置合わせ部42は、室内側見付け片40の係止片40aと、室内側見付け片41の係止部(室内側係止部)41a~41cとで構成されている。室内側位置合わせ部42は、係止片40aを係止部41a~41cのいずれかで選択的に係止させることで連結位置を調整する。位置合わせ部42,37は、3段階以外、2段階又は4段階以上に調整可能な構成でもよい。
図6Aに示すように、位置合わせ部42,37を標準位置とし、分割枠材10Aの見付け幅を標準幅に設定する場合は、室外側位置合わせ部37を標準位置とし、略同時に室内側位置合わせ部42を標準位置とする。具体的には、先ず、係止片(室外側係止片)22aを係止部(室外側係止部)26a~26cの中央の係止部26bに係止させる。これにより室外側見付け片22,26が標準位置で連結される。略同時に、係止片40aを係止部41a~41cの中央の係止部41bに係止させる。続いて、例えばドリルねじであるねじ44を、室内側見付け片40の貫通孔43を通して室内側見付け片41に穿孔させて締結する。これにより室内側見付け片40,41が標準位置で連結される。以上より、分割枠材10Aの見付け幅が図6Aに示す標準幅に設定される。最後に、カバー部材32を室内側見付け片40に取り付けることで標準幅の分割枠材10Aが完成する。
図6Bに示すように、位置合わせ部42,37を縮小位置とし、分割枠材10Aの見付け幅を最小幅に設定する場合は、先ず、係止片22aを係止部26a~26cの右端の係止部26aに係止させる。略同時に、係止片40aを係止部41a~41cの右端の係止部41aに係止させる。続いて、ねじ44を、室内側見付け片40の貫通孔43を通して室内側見付け片41に穿孔させて締結する。これにより分割枠材10Aの見付け幅が図6Bに示す最小幅に設定される。最後に、カバー部材32を室内側見付け片40に取り付けることで最小幅の分割枠材10Aが完成する。
図6Cに示すように、位置合わせ部42,37を拡大位置とし、分割枠材10Aの見付け幅を最大幅に設定する場合は、先ず、係止片22aを係止部26a~26cの左端の係止部26cに係止させる。略同時に、係止片40aを係止部41a~41cの左端の係止部41cに係止させる。続いて、ねじ44を、室内側見付け片40の貫通孔43を通して室内側見付け片41に穿孔させて締結する。これにより分割枠材10Aの見付け幅が図6Cに示す最大幅に設定される。最後に、カバー部材32を室内側見付け片40に取り付けることで最大幅の分割枠材10Aが完成する。
以上のように、当該分割枠材10Aは、上記分割枠材10と比べて連結部材30を用いずに縦枠16c,16dの連結位置を複数位置に調整できる。このため、分割枠材10Aは、部品点数が低減され、製品コストが低減される。
本発明に係る分割枠材は、第1室内側見付け片と、第1室外側見付け片とを有する第1の枠材と、前記第1室内側見付け片と連結される第2室内側見付け片と、前記第1室外側見付け片と連結される第2室外側見付け片とを有する第2の枠材と、を備え、前記第1の枠材と前記第2の枠材とを連結した分割枠材であって、前記第1室内側見付け片と前記第2室内側見付け片との連結部である室内側連結部、及び、前記第1室外側見付け片と前記第2室外側見付け片との連結部である室外側連結部のうち、少なくとも一方の連結部には、連結される見付け片間の見付け方向での連結位置を複数位置に選択的に調整可能な位置合わせ部を備えることを特徴とする。このような構成によれば、第1の枠材と第2の枠材とを、予め設定された複数の連結位置のいずれかで選択的に連結することができる。このため、当該分割枠材は、例えば連窓される各窓枠の製造公差や建物の躯体に形成した開口部の公差等の影響を吸収しながら施工することができる。これにより、施工現場で窓枠の切断作業や建物の躯体の斫り作業等の応急処置を不要或いは低減することができ、施工作業の効率を向上させることができる。なお、見付け片と見付け片とが連結される、とは、例えば第1室内側見付け片と第2室内側見付け片との場合、上記第2の実施形態のように第1室内側見付け片と第2室内側見付け片とが互いに当接して直接的に連結される構成だけでなく、上記第1の実施形態のように第1室内側見付け片と第2室内側見付け片とが間に他の部材を介して間接的に連結される構成をも含むことは言うまでもない。
本発明に係る分割枠材において、前記第1室内側見付け片と前記第2室内側見付け片とに跨るように設けられ、前記第1室内側見付け片及び前記第2室内側見付け片のそれぞれに対してねじで固定された連結部材を備え、少なくとも前記位置合わせ部は、前記室内側連結部に設けられた室内側位置合わせ部を有し、前記室内側位置合わせ部は、前記連結部材と前記第1室内側見付け片との見付け方向での固定位置と、前記連結部材と前記第2室内側見付け片との見付け方向での固定位置と、をそれぞれ複数有する構成としてもよい。そうすると、室内側位置合わせ部は、適宜位置に配置された各室内側見付け片に連結部材を当ててねじ止めするだけでその連結位置を固定できる。その結果、施工作業の効率が一層向上する。
本発明に係る分割枠材において、前記室内側位置合わせ部は、前記第1室内側見付け片及び前記連結部材の一方に設けられた第1凸部と、前記第1室内側見付け片及び前記連結部材の他方に設けられ、前記第1凸部が挿入される第1凹部と、前記第2室内側見付け片及び前記連結部材の一方に設けられた第2凸部と、前記第2室内側見付け片及び前記連結部材の他方に設けられ、前記第2凸部が挿入される第2凹部と、を有し、前記第1凸部は、見付け方向で前記第1凹部の中央に配置された第1位置、見付け方向で前記第1凹部の一側面に当接した第2位置、及び、見付け方向で前記第1凹部の他側面に当接した第3位置のいずれか1つの位置に配置され、前記第2凸部は、見付け方向で前記第2凹部の中央に配置された第1位置、見付け方向で前記第2凹部の一側面に当接した第2位置、及び、見付け方向で前記第2凹部の他側面に当接した第3位置のいずれか1つの位置に配置された構成としてもよい。そうすると、室内側位置合わせ部は、簡素な構成でありながらも枠材間の連結位置を所望の位置に確実に調整可能となる。
本発明に係る分割枠材において、前記連結部材は、前記第1の枠材に固定するための前記ねじが挿通される第1貫通孔と、前記第2の枠材に固定するための前記ねじが挿通される第2貫通孔と、を有し、前記第1貫通孔は、前記第1位置、前記第2位置、及び前記第3位置に対応するように、見付け方向で互いに位置ずれするように複数設けられ、前記第2貫通孔は、前記第1位置、前記第2位置、及び前記第3位置に対応するように、見付け方向で互いに位置ずれするように複数設けられた構成としてもよい。そうすると、連結位置を合わせた枠材間をねじを用いて容易に締結することができ、作業性が一層向上する。
本発明に係る分割枠材において、さらに、前記第1室内側見付け片と前記第2室内側見付け片とを覆うカバー部材を備え、前記カバー部材は、前記連結部材に取り付けられた構成としてもよい。そうすると、枠材間の連結位置に関わらず、常にカバー部材を当該分割枠材の見込み幅の中央に配置でき、外観意匠が向上する。
本発明に係る分割枠材において、前記位置合わせ部は、さらに、前記室外側連結部に設けられた室外側位置合わせ部を有し、前記室外側位置合わせ部は、前記第1室外側見付け片及び前記第2室外側見付け片の一方に設けられた係止片と、前記第1室外側見付け片及び前記第2室外側見付け片の他方に設けられ、前記係止片を係止する係止部と、を有し、前記係止部は、見付け方向で並列するように複数設けられた構成としてもよい。そうすると、室外側位置合わせ部についても、簡素な構成としつつも確実に所望の連結位置に調整できる。
本発明に係る分割枠材において、前記位置合わせ部は、前記室内側連結部に設けられた室内側位置合わせ部と、前記室外側連結部に設けられた室外側位置合わせ部と、を有し、前記室内側位置合わせ部は、前記第1室内側見付け片及び前記第2室内側見付け片の一方に設けられた室内側係止片と、前記第1室内側見付け片及び前記第2室内側見付け片の他方に設けられ、前記室内側係止片を係止する室内側係止部と、を有し、前記室外側位置合わせ部は、前記第1室外側見付け片及び前記第2室外側見付け片の一方に設けられた室外側係止片と、前記第1室外側見付け片及び前記第2室外側見付け片の他方に設けられ、前記室外側係止片を係止する室外側係止部と、を有し、前記室内側係止部及び前記室外側係止部は、見付け方向で並列するように複数設けられた構成としてもよい。そうすると、部品点数を低減して製造コストを低減しつつ、枠材間を所望の連結位置に調整できる。
本発明に係る建具は、上記構成の分割枠材を備えた建具であって、前記第1の枠材で構成された左縦枠と、右縦枠と、上枠と、下枠とを枠組みした第1の窓枠と、前記第2の枠材で構成された右縦枠と、左縦枠と、上枠と、下枠とを枠組みした第2の窓枠と、を備えることを特徴とする。このような構成によれば、例えば左縦枠と右縦枠とが連結された分割枠材を用いた連窓を施工する際、これら左縦枠と右縦枠との連結位置を円滑に調整できるため、施工作業の効率が向上する。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
上記では、室内側連結部35a(35c)に室内側位置合わせ部36(42)を設け、室外側連結部35bに室外側位置合わせ部37を設けた構成を例示した。しかしながら、位置合わせ部は、室内側連結部35a(35c)及び室外側連結部35bの少なくとも一方に備えられていればよい。例えば上記分割枠材10において、室内側連結部35aに室外側位置合わせ部36を備え、室外側連結部35bに室外側位置合わせ部37を備えない構成とした場合、室外側連結部35bは施工時に所定の治具等を用いて連結位置を調整すればよい。
上記した室内側位置合わせ部36は、凹部21a,25aの内側が例えば係止部26a~26cと同様に3つの係止部に仕切られ、各係止部に凸部30b,30cが選択的に係合することで、3段階に調整可能な構成等としてもよい。
上記した室内側位置合わせ部36は、凸部30b,30cが室内側見付け片21,25に設けられ、凹部21a,25aが連結部材30に設けられた構成であってもよい。また、上記した室外側位置合わせ部37は、係止片22aが縦枠16cの室外側見付け片26に設けられ、係止部26a~26cが縦枠16dの室外側見付け片22に設けられた構成であってもよい。さらに、上記した室内側位置合わせ部42は、係止片40aが縦枠16cの室内側見付け片41に設けられ、係止部41a~41cが縦枠16dの室内側見付け片40に設けられた構成であってもよい。
10,10A 分割枠材、11 建物、12 建具、16 窓枠、16a 上枠、16b 下枠、16c~16f 縦枠、21,25,40,41 室内側見付け片、21a,25a 凹部、21d,21e,25d,25e 側面、22a,40a 係止片、22,26 室外側見付け片、26a~26c,41a~41c 係止部、30 連結部材、30b,30c 凸部、32 カバー部材、34a,34b,44 ねじ、36,42 室内側位置合わせ部、37 室外側位置合わせ部

Claims (7)

  1. 第1室内側見付け片と、第1室外側見付け片とを有する第1の枠材と、
    前記第1室内側見付け片と連結される第2室内側見付け片と、前記第1室外側見付け片と連結される第2室外側見付け片とを有する第2の枠材と、
    を備え、前記第1の枠材と前記第2の枠材とを連結した分割枠材であって、
    前記第1室内側見付け片と前記第2室内側見付け片との連結部である室内側連結部、及び、前記第1室外側見付け片と前記第2室外側見付け片との連結部である室外側連結部のうち、少なくとも一方の連結部には、連結される見付け片間の見付け方向での連結位置を複数位置に選択的に調整可能な位置合わせ部を備え
    前記第1室内側見付け片と前記第2室内側見付け片とに跨るように設けられ、前記第1室内側見付け片及び前記第2室内側見付け片のそれぞれに対してねじで固定された連結部材を備え、
    少なくとも前記位置合わせ部は、前記室内側連結部に設けられた室内側位置合わせ部を有し、
    前記室内側位置合わせ部は、前記連結部材と前記第1室内側見付け片との見付け方向での固定位置と、前記連結部材と前記第2室内側見付け片との見付け方向での固定位置と、をそれぞれ複数有することを特徴とする分割枠材。
  2. 請求項に記載の分割枠材であって、
    前記室内側位置合わせ部は、前記第1室内側見付け片及び前記連結部材の一方に設けられた第1凸部と、
    前記第1室内側見付け片及び前記連結部材の他方に設けられ、前記第1凸部が挿入される第1凹部と、
    前記第2室内側見付け片及び前記連結部材の一方に設けられた第2凸部と、
    前記第2室内側見付け片及び前記連結部材の他方に設けられ、前記第2凸部が挿入される第2凹部と、を有し、
    前記第1凸部は、見付け方向で前記第1凹部の中央に配置された第1位置、見付け方向で前記第1凹部の一側面に当接した第2位置、及び、見付け方向で前記第1凹部の他側面に当接した第3位置のいずれか1つの位置に配置され、
    前記第2凸部は、見付け方向で前記第2凹部の中央に配置された第1位置、見付け方向で前記第2凹部の一側面に当接した第2位置、及び、見付け方向で前記第2凹部の他側面に当接した第3位置のいずれか1つの位置に配置されていることを特徴とする分割枠材。
  3. 請求項に記載の分割枠材であって、
    前記連結部材は、前記第1の枠材に固定するための前記ねじが挿通される第1貫通孔と、前記第2の枠材に固定するための前記ねじが挿通される第2貫通孔と、を有し、
    前記第1貫通孔は、前記第1位置、前記第2位置、及び前記第3位置に対応するように、見付け方向で互いに位置ずれするように複数設けられ、
    前記第2貫通孔は、前記第1位置、前記第2位置、及び前記第3位置に対応するように、見付け方向で互いに位置ずれするように複数設けられていることを特徴とする分割枠材。
  4. 請求項のいずれか1項に記載の分割枠材であって、
    さらに、前記第1室内側見付け片と前記第2室内側見付け片とを覆うカバー部材を備え、
    前記カバー部材は、前記連結部材に取り付けられていることを特徴とする分割枠材。
  5. 請求項のいずれか1項に記載の分割枠材であって、
    前記位置合わせ部は、さらに、前記室外側連結部に設けられた室外側位置合わせ部を有し、
    前記室外側位置合わせ部は、前記第1室外側見付け片及び前記第2室外側見付け片の一方に設けられた係止片と、
    前記第1室外側見付け片及び前記第2室外側見付け片の他方に設けられ、前記係止片を係止する係止部と、を有し、
    前記係止部は、見付け方向で並列するように複数設けられていることを特徴とする分割枠材。
  6. 第1室内側見付け片と、第1室外側見付け片とを有する第1の枠材と、
    前記第1室内側見付け片と連結される第2室内側見付け片と、前記第1室外側見付け片と連結される第2室外側見付け片とを有する第2の枠材と、
    を備え、前記第1の枠材と前記第2の枠材とを連結した分割枠材であって、
    前記第1室内側見付け片と前記第2室内側見付け片との連結部である室内側連結部、及び、前記第1室外側見付け片と前記第2室外側見付け片との連結部である室外側連結部のうち、少なくとも一方の連結部には、連結される見付け片間の見付け方向での連結位置を複数位置に選択的に調整可能な位置合わせ部を備え、
    前記位置合わせ部は、前記室内側連結部に設けられた室内側位置合わせ部と、前記室外側連結部に設けられた室外側位置合わせ部と、を有し、
    前記室内側位置合わせ部は、前記第1室内側見付け片及び前記第2室内側見付け片の一方に設けられた室内側係止片と、
    前記第1室内側見付け片及び前記第2室内側見付け片の他方に設けられ、前記室内側係止片を係止する室内側係止部と、を有し、
    前記室外側位置合わせ部は、前記第1室外側見付け片及び前記第2室外側見付け片の一方に設けられた室外側係止片と、
    前記第1室外側見付け片及び前記第2室外側見付け片の他方に設けられ、前記室外側係止片を係止する室外側係止部と、を有し、
    前記室内側係止部及び前記室外側係止部は、見付け方向で並列するように複数設けられていることを特徴とする分割枠材。
  7. 請求項1~のいずれか1項に記載の分割枠材を備えた建具であって、
    前記第1の枠材で構成された左縦枠と、右縦枠と、上枠と、下枠とを枠組みした第1の窓枠と、
    前記第2の枠材で構成された右縦枠と、左縦枠と、上枠と、下枠とを枠組みした第2の窓枠と、
    を備えることを特徴とする建具。
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