JP7478543B2

JP7478543B2 - ジョブ情報提供システム、及びジョブ情報提供方法

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Publication number: JP7478543B2
Application number: JP2020021409A
Authority: JP
Inventors: 大輔澤井; 由樹達富; 功植松; 拓也宮下
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2020-02-12
Filing date: 2020-02-12
Publication date: 2024-05-07
Anticipated expiration: 2040-02-12
Also published as: JP2021128411A; CN113256365A; US20210248532A1

Description

本発明は、ジョブ情報提供システム、及びジョブ情報提供方法に関する。

従来、シェア車両を利用して提供される各種サービスを運用管理するサービス管理サーバーが知られている（例えば、特許文献１参照）。上記サービス管理サーバーは、シェア車両を貸し出すカーシェアリングサービスや、シェア車両のトランクに荷物を配達するトランクシェアサービス等を提供する。そして、上記サービス管理サーバーは、シェア車両の使用態様に応じて、解錠可能なドアを制限した解錠情報を、シェア車両の利用者の携帯端末に送信する。

特開２０１９－７９２７３号公報

上記特許文献１に記載されているように、シェア車両を様々な用途で使用するサービスが近年増加しているが、シェア車両をどのような用途で使用するかは利用者に委ねられており、シェア車両が十分に利用されているとは言い難い。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、シェア車両の利用を促すことができるジョブ情報提供システム、及びジョブ情報提供方法を提供することを目的とする。

上記目的を達成するための第１態様として、所定の抽出条件を満たす利用者を抽出する利用者抽出部と、前記利用者抽出部により抽出された利用者により使用される利用者端末に、シェア車両を使用して前記利用者が実行することができるジョブである第１車両使用ジョブの内容を含む第１車両使用ジョブ情報を送信する車両使用ジョブ情報提供部と、を備え、前記利用者抽出部は、前記抽出条件として、前記利用者が前記シェア車両の予約申請を行ったこと、を使用し、前記車両使用ジョブ情報提供部は、車両を使用して実行される車両使用ジョブの依頼内容を含むジョブ依頼情報が登録された依頼ジョブデータベースを参照して、前記依頼ジョブデータベースに前記ジョブ依頼情報が登録された前記車両使用ジョブのうち、前記予約申請により指定された前記シェア車両の予約内容と前記依頼内容との間で所定の適合条件が満たされる車両使用ジョブを、前記第１車両使用ジョブとして抽出して、前記第１車両使用ジョブ情報を前記利用者端末に送信するジョブ情報提供システムが挙げられる。

上記ジョブ情報提供システムにおいて、前記車両使用ジョブ情報提供部は、前記適合条件として、前記ジョブ依頼情報により指定された前記車両使用ジョブの希望実行タイミングが、前記予約申請により指定された前記シェア車両の予約期間内、前記予約期間の開始時点から第１所定時間前までの間、及び前記予約期間の終了時点から第２所定時間後までの間のうちのいずれかであること、を使用する構成としてもよい。

上記ジョブ情報提供システムにおいて、前記利用者抽出部は、前記抽出条件として、前記利用者の所在地点が前記シェア車両の貸出地点から所定距離以内であること、を使用する構成としてもよい。

上記ジョブ情報提供システムにおいて、前記車両使用ジョブ情報提供部は、前記第１車両使用ジョブの受託を要請する第１車両使用ジョブ受託情報を前記利用者端末から受信したときに、前記第１車両使用ジョブと所定関係を有して前記シェア車両を使用して実行される第２車両使用ジョブの内容を含む第２車両使用ジョブ情報を、前記利用者端末に送信する構成としてもよい。

上記ジョブ情報提供システムにおいて、前記利用者が前記第１車両使用ジョブを実行した場合に、前記シェア車両の基準利用料金に対して前記第１車両使用ジョブの報酬額に応じた割引を行うことにより、前記利用者に対して請求する前記シェア車両の利用料金を決定するシェア車両利用料金決定部を備える構成としてもよい。

上記ジョブ情報提供システムにおいて、前記第１車両使用ジョブに、車載可能な移動手段の前記シェア車両による配達又は回収が含まれる構成としてもよい。

上記ジョブ情報提供システムにおいて、前記第１車両使用ジョブに、所定商品の提供者から注文者への配達の代行が含まれる構成としてもよい。

上記目的を達成するための第２態様として、コンピュータにより実行されるジョブ情報提供方法であって、所定の抽出条件を満たす利用者を抽出する利用者抽出ステップと、前記利用者抽出ステップにより抽出された利用者により使用される利用者端末に、シェア車両を使用して前記利用者が実行することができるジョブである第１車両使用ジョブの内容を含む第１車両使用ジョブ情報を送信する車両使用ジョブ情報提供ステップと、を含み、前記利用者抽出ステップは、前記抽出条件として、前記利用者が前記シェア車両の予約申請を行ったこと、を使用し、前記車両使用ジョブ情報提供ステップは、車両を使用して実行される車両使用ジョブの依頼内容を含むジョブ依頼情報が登録された依頼ジョブデータベースを参照して、前記依頼ジョブデータベースに前記ジョブ依頼情報が登録された前記車両使用ジョブのうち、前記予約申請により指定された前記シェア車両の予約内容と前記依頼内容との間で所定の適合条件が満たされる車両使用ジョブを、前記第１車両使用ジョブとして抽出して、前記第１車両使用ジョブ情報を前記利用者端末に送信するジョブ情報提供方法が挙げられる。

上記ジョブ情報提供システムによれば、利用者抽出部により抽出された利用者により使用される利用者端末に対して、車両使用ジョブ提供部により、シェア車両を使用して利用者が実行することができるジョブである第１車両使用ジョブの内容を含む第１車両使用ジョブ情報が送信される。これにより、利用者に対して、シェア車両を使用して第１車両使用ジョブを行うことを提案して、利用者によるシェア車両の利用を促すことができる。

図１は、ジョブ情報提供システムによる車両使用ジョブ情報の提供の第１実施形態の説明図である。図２は、ジョブ情報提供システムの構成図である。図３は、第１車両使用ジョブの探索処理の説明図である。図４は、車両使用ジョブ情報の提供処理の第１のフローチャートである。図５は、車両使用ジョブ情報の提供処理の第２のフローチャートである。図６は、ジョブ情報提供システムによる車両使用ジョブ情報の提供の第２実施形態の説明図である。

［１．車両使用ジョブ情報の提供の第１実施形態］
図１を参照して、本実施形態のジョブ情報提供システム１による車両使用ジョブ情報の提供の第１実施形態について説明する。ジョブ情報提供システム１には、車両を使用して実行される車両使用ジョブの依頼情報が登録された依頼ジョブＤＢ（data base、データベース）３４が備えられている。

図１では、利用者Ｕ１が、利用者Ｕ１により使用される利用者端末５０で実行されるシェア車両の予約アプリ（アプリケーションプログラム）を操作して、駐車場１００に駐車しているシェア車両７０を借り、シェア車両７０を運転して移動する状況を示している。シェア車両７０は、登録会員間で車両を共同使用するカーシェアリングサービスにより貸与される。なお、シェア車両７０は、会員登録が不要なレンタカーサービスにより貸与される車両であってもよい。

利用者Ｕ１は、駐車場１００を出発して目的地である大学１５０まで移動するが、移動の途中で、シェア車両７０を使用して車両使用ジョブＪＢ１，ＪＢ２を実行する。そして、利用者Ｕ１は、シェア車両７０を駐車場１００に返却する。

ジョブ情報提供システム１は、利用者端末５０から送信される、シェア車両７０の使用予約を申請する予約申請情報ＳＣ＿ｒを受信する。そして、ジョブ情報提供システム１は、依頼ジョブＤＢ３４を参照して、利用者Ｕ１がシェア車両７０を使用して実行することができる車両使用ジョブを抽出し、抽出した車両使用ジョブの内容を含む車両使用ジョブ情報ＪＢ＿ｉを、利用者端末５０に送信する。

利用者Ｕ１は、利用者端末５０が受信した車両使用ジョブ情報ＪＢ＿ｉを確認して、車両使用ジョブを受託するか否かを検討する。利用者Ｕ１は、車両使用ジョブを受託して実行することにより、報酬を得ることができる。図１では、ジョブ情報提供システム１が、車両使用ジョブＪＢ１、ＪＢ２の情報を利用者Ｕ１に提供して、利用者Ｕ１が車両使用ジョブＪＢ１，ＪＢ２を実行する状況を示している。

車両使用ジョブＪＢ１は、車両使用ジョブＪＢ１の依頼者Ｒ１を、依頼者Ｒ１の自宅１１０から病院１２０まで、シェア車両７０に同乗させて送るジョブである。依頼者Ｒ１は、依頼者Ｒ１により使用される依頼者端末５１で実行される車両使用ジョブ依頼アプリを操作して、車両使用ジョブＪＢ１を依頼するジョブ依頼情報ＪＢ１＿ｒを、ジョブ情報提供システム１に送信する。ジョブ依頼情報ＪＢ１＿ｒを受信したジョブ情報提供システム１は、車両使用ジョブＪＢ１の内容を含むジョブ依頼情報を、依頼ジョブＤＢ３４に登録する。

車両使用ジョブＪＢ２は、飲食店１３０で提供される飲食物１３２を、飲食店１３０から、配達を注文した注文者Ｒ２の自宅１４０まで、シェア車両７０に載せて配達するジョブである。注文者Ｒ２は、注文者Ｒ２により使用される注文者端末５２で実行される飲食物の注文アプリを操作して、飲食物１３２の自宅１４０への配達を依頼する発注情報ＦＤ＿ｒを、配達受付サーバー２００に送信する。

配達受付サーバー２００は、発注情報ＦＤ＿ｒの受信に応じて、飲食物１３２の手配を依頼する情報を飲食店１３０の通信端末１３１に送信し、これにより、飲食店１３０で飲食物１３２が準備される。さらに、配達受付サーバー２００は、飲食店１３０から注文者Ｒ２の自宅１４０までの飲食物１３２の配達代行を依頼するジョブ依頼情報ＪＢ２＿ｒを、ジョブ情報提供システム１に送信する。ジョブ依頼情報ＪＢ２＿ｒを受信したジョブ情報提供システム１は、車両使用ジョブＪＢ２の内容を含むジョブ依頼情報を、依頼ジョブＤＢ３４に登録する。

車両使用ジョブＪＢ１，ＪＢ２を受託した利用者Ｕ１は、車両使用ジョブＪＢ１、ＪＢ２の実行が可能となるように、シェア車両７０の予約期間を変更する。そして、利用者Ｕ１は、駐車場１００でシェア車両７０を借りて依頼者Ｒ１の自宅１１０に向かい、依頼者Ｒ１をシェア車両７０に同乗させて病院１２０まで送る。次に、利用者Ｕ１は、飲食店１３０まで移動して、店員Ｃから飲食物１３２を受け取り、飲食物１３２をシェア車両７０に載せて、注文者Ｒ２の自宅１４０まで配達する。その後、利用者Ｕ１は、利用者Ｕ１の目的地である大学１５０に向かい、大学１５０で所用を済ませた後に駐車場１００に戻り、シェア車両７０を返却する。

このように、シェア車両７０の予約申請を行った利用者Ｕ１に対して、車両使用ジョブＪＢ１、ＪＢ２の情報を提供して、シェア車両７０を使用した車両使用ジョブの受託を提案することにより、利用者Ｕ１によるシェア車両７０のさらなる利用を促すことができる。

［２．ジョブ情報提供システムの構成］
図２を参照して、ジョブ情報提供システム１の構成について説明する。図１に示した構成と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。ジョブ情報提供システム１は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）１０、メモリ３０、及び通信部４０等により構成されたコンピュータシステムである。ＣＰＵ１０は、本発明のコンピュータに相当する。

通信部４０は、通信ネットワーク５００を介して、利用者端末５０、飲食店１３０の通信端末１３１、配達受付サーバー２００等との間で通信を行う。メモリ３０には、上述した依頼ジョブＤＢ３４の他に、シェア車両の貸出サービスを利用するために、ジョブ情報提供システム１への登録申請を行った利用者の情報が記録された利用者ＤＢ３１と、シェア車両の予約状況が記録された車両予約ＤＢ３２が保存されている。また、メモリ３０には、車両使用ジョブの仲介サービスを利用するために、ジョブ情報提供システム１への登録申請を行った車両使用ジョブの依頼者の情報が記録された依頼者ＤＢ３３が保存されている。

さらに、メモリ３０には、ジョブ情報提供システム１の制御用プログラム３５が保存されている。ＣＰＵ１０は、メモリ３０に保存されている制御用プログラム３５を読み込んで実行することにより、ジョブ依頼受付部１１、シェア車両予約受付部１２、利用者位置認識部１３、利用者抽出部１４、車両使用ジョブ情報提供部１５、及びシェア車両利用料金決定部１６として機能する。

利用者抽出部１４により実行される処理は、本発明のジョブ情報提供方法における利用者抽出ステップに相当する。車両使用ジョブ情報提供部１５により実行される処理は、本発明のジョブ情報提供方法における車両使用ジョブ情報提供ステップに相当する。

ジョブ依頼受付部１１は、車両使用ジョブを依頼する依頼者により送信されるジョブ依頼情報を受信して車両使用ジョブの依頼を受付け、受付けた車両使用ジョブの内容を含むジョブ依頼情報を依頼ジョブＤＢ３４に記録する。ジョブ依頼情報には、車両使用ジョブの依頼内容として、ジョブの種別（車両による送迎、車両による配達、車両による物品の回収等）、ジョブの希望実行日時、ジョブの実行に対する報酬額等が含まれる。図１では、ジョブ依頼情報として、車両使用ジョブＪＢ１（車両による送迎）を依頼するジョブ依頼情報ＪＢ１＿ｒと、車両使用ジョブＪＢ２（車両による飲食物の配達）を依頼するジョブ依頼情報ＪＢ２＿ｒが例示されている。

シェア車両予約受付部１２は、利用者端末５０から送信される、シェア車両７０の予約を申請する予約申請情報ＳＣ＿ｒを受信して、シェア車両７０の使用予約を受け付ける。シェア車両予約受付部１２は、予約申請情報ＳＣ＿ｒにより指定されたシェア車両７０の予約内容（使用期間、返却場所の指定等）を含む車両予約情報を、車両予約ＤＢ３２に記録する。

利用者位置認識部１３は、利用者端末５０から送信される利用者端末５０の現在位置情報を受信することにより、利用者端末５０の現在位置を利用者Ｕ１の現在位置として認識する。利用者端末５０は、図示しないＧＰＳ（Global Positioning System）センサを備えており、ＧＰＳセンサにより検出された利用者端末５０の現在位置を含む現在位置情報を、ジョブ情報提供システム１に送信する。

利用者抽出部１４は、シェア車両の予約申請を行った利用者を抽出する。利用者がシェア車両の予約申請を行ったことは、本発明の抽出条件に相当する。図１、図２の例では、シェア車両７０の予約申請がシェア車両予約受付部１２によって受付けられた利用者Ｕ１が、利用者抽出部１４により抽出される。

車両使用ジョブ情報提供部１５は、利用者抽出部１４により、シェア車両７０の予約申請を行った利用者Ｕ１が抽出されたときに、依頼ジョブＤＢ３４に登録されたジョブ依頼情報を参照して、以下の第１適合条件～第３適合条件のうちのいずれかに該当する車両使用ジョブを、第１車両使用ジョブとして抽出する。

第１適合条件…車両使用ジョブの希望実行タイミングが、シェア車両７０の予約期間内である。
第２適合条件…車両使用ジョブの希望実行タイミングが、シェア車両７０に予約期間の開始時点から開始時点よりも第１所定時間前までの間である。
第３適合条件…車両使用ジョブの希望実行タイミングが、シェア車両７０の予約期間の終了時点から終了時点よりも第２所定時間後までの間である。

車両使用ジョブ情報提供部１５は、抽出した第１車両使用ジョブの内容を含む第１車両使用ジョブ情報ＪＢ＿ｉを、利用者端末５０に送信する。ここで、図３は、シェア車両７０の予約期間に応じて、第１車両使用ジョブを抽出する態様を例示している。

図３は、シェア車両７０が予約された日の９：００～２２：００までの間で、依頼ジョブＤＢ３４にジョブ依頼情報が登録された車両使用ジョブの状況を示している。図３のＴｒ（１２：００～１９：００）は、利用者Ｕ１が予約したシェア車両７０の予約期間である。図３では、９：００～１０：００の時間帯に「送迎」の車両使用ジョブＪＢ１０、１１：００～１２：００の時間帯に「配達」の車両使用ジョブＪＢ１１、１８：００～１９：００の時間帯に「送迎」の車両使用ジョブＪＢ１２が登録されている。

さらに、１９：００～２０：００の時間帯に「配達」の車両使用ジョブＪＢ１３が登録され、２１：００～２２：００の時間帯に「送迎」の車両使用ジョブＪＢ１４が登録されている。上記第１所定時間と上記第２所定時間が１時間に設定された場合、車両使用ジョブ情報提供部１５は、上記第１適合条件を満たす車両使用ジョブＪＢ１２、上記第２適合条件を満たす車両使用ジョブＪＢ１１、及び上記第３適合条件を満たす車両使用ジョブＪＢ１３を、第１車両使用ジョブとして抽出する。

そして、車両使用ジョブ情報提供部１５は、抽出した車両使用ジョブＪＢ１１、ＪＢ１２、ＪＢ１３の内容を含む第１車両使用ジョブ情報ＪＢ＿ｉを、利用者端末５０に送信する。利用者Ｕ１は、利用者端末５０が受信した第１車両使用ジョブ情報ＪＢ＿ｉを確認し、受託を希望する第１車両使用ジョブがある場合は、受託申請情報をジョブ情報提供システム１に送信する。

車両使用ジョブ情報提供部１５は、受託申請情報を受信したときに、受託された第１車両使用ジョブと所定関係を有する第２車両使用ジョブを探索する。ここでは、所定関係として、第１車両使用ジョブの実行タイミングとジョブの希望実行タイミングが異なることが設定されている。図３の例では、例えば、第１車両使用ジョブＪＢ１１、ＪＢ１２、ＪＢ１３のうち、ＪＢ１２が受託された場合に、車両使用ジョブ情報提供部１５は、ＪＢ１１、ＪＢ１３を第２車両使用ジョブとして抽出して、ＪＢ１１、ＪＢ１３の情報を利用者端末５０に送信する。これにより、利用者Ｕ１に対して追加の車両使用ジョブの受託を提案して、シェア車両７０のさらなる利用を促すことができる。

なお、所定関係として、例えば、利用者Ｕ１により受託された第１車両使用ジョブが実行される場所から所定距離以内の範囲で実行されること、或いは、利用者Ｕ１により受託された第１車両使用ジョブの実行タイミングの前後の所定時間内で実行されること等を、設定してもよい。

シェア車両利用料金決定部１６は、利用者Ｕ１が車両使用ジョブを受託して、車両使用ジョブを実行した場合に、車両使用ジョブの実行に対する報酬と、予め設定されたシェア車両７０の基準利用料金とに基づいて、利用者Ｕ１に対して請求するシェア車両７０の利用料金を決定する。

すなわち、シェア車両利用料金決定部１６は、以下の式（１）により、利用料金を決定する。
Ｓｃｈｇ＝Ｂｃｈｇ－ＪＢｒ・・・・・（１）
但し、Ｓｃｈｇ：シェア車両の利用料金、Ｂｃｈｇ：シェア車両の基準利用料金、ＪＢｒ：車両使用ジョブの実行に対する報酬。
上記式（１）により、車両使用ジョブの実行に対する報酬ＪＢｒとシェア車両７０の基準利用料金Ｂｃｈｇが同額になった場合は、シェア車両７０の利用料金Ｓｃｈｇは無料となる。また、車両使用ジョブの実行に対する報酬ＪＢｒがシェア車両７０の基準利用料金Ｂｃｈｇを上回った場合は、シェア車両７０の利用料金が無料になり、上回った報酬分が利用者Ｕ１に支払われる。

このようにシェア車両７０の利用料金を決定することにより、利用者Ｕ１に対して、シェア車両７０を使用した車両使用ジョブを受託して、シェア車両７０の利用料金を低減するインセンティブを与えることができる。そして、これにより、利用者Ｕ１によるシェア車両の利用をさらに促進することができる。

［３．車両使用ジョブ情報の提供処理］
図４～図５に示したフローチャートに従って、図１、図２を参照して上述したように、利用者Ｕ１がシェア車両７０を予約した場合に、車両使用ジョブ情報提供部１５により実行される車両使用ジョブ情報の提供の一連の処理について説明する。

図４のステップＳ１で、車両使用ジョブ情報提供部１５は、シェア車両７０の予約申請を行った利用者Ｕ１が利用者抽出部１４により抽出されたときに、ステップＳ２に処理を進める。ステップＳ２で、車両使用ジョブ情報提供部１５は、依頼ジョブＤＢ３４を参照して、上記第１適合条件～第３適合条件のいずれかを満たす車両使用ジョブを探索する。

続くステップＳ３で、車両使用ジョブ情報提供部１５は、上記第１適合条件～第３適合条件のいずれかを満たす車両使用ジョブが抽出されたときはステップＳ４に処理を進める。一方、上記第１適合条件～第３適合条件のいずれかを満たす車両使用ジョブが抽出されなかったときには、車両使用ジョブ情報提供部１５は、ステップＳ８に処理を進め、この場合は、利用者Ｕ１に対する車両使用ジョブ情報の提供は行われない。

ステップＳ４で、車両使用ジョブ情報提供部１５は、抽出された車両使用ジョブ（第１車両使用ジョブ）の内容を含む第１車両使用ジョブ情報ＪＢ＿ｉを、利用者端末５０に送信する。続くステップＳ５で、車両使用ジョブ情報提供部１５は、利用者端末５０から送信される、第１車両使用ジョブの受託を申請する受託申請情報を受信したときに、ステップＳ６に処理を進め、受託申請情報を受信しなかったときにはステップＳ８に処理を進める。

ここで、車両使用ジョブ情報提供部１５は、上記第１適合条件～第３適合条件のいずれかを満たす車両使用ジョブが複数抽出された場合は、複数の第１車両使用ジョブの情報を利用者端末５０に送信する。この場合、利用者Ｕ１は、複数の第１車両使用ジョブを受託することができる。

ステップＳ６で、車両使用ジョブ情報提供部１５は、ステップＳ２で抽出された上記第１適合条件～第３適合条件のいずれかを満たす車両使用ジョブのうち、利用者Ｕ１が受託した第１車両使用ジョブと所定関係を有する第２車両使用ジョブがあるか否かを判断する。ここで、本実施形態では、所定関係として、上述したように、受託された第１車両使用ジョブの実行タイミングと、ジョブの希望実行タイミングが異なることが設定されている。

そして、車両使用ジョブ情報提供部１５は、第１車両使用ジョブと所定関係を有する第２車両使用ジョブがあるときは、図５のステップＳ１０に処理を進め、第１車両使用ジョブと所定関係を有する第２車両使用ジョブがないときにはステップＳ７に処理を進める。ステップＳ７で、車両使用ジョブ情報提供部１５は、第１車両使用ジョブの実行を要請するジョブ実行要請情報を、利用者端末５０に送信する。

図５のステップＳ１０で、車両使用ジョブ情報提供部１５は、第２車両使用ジョブの内容を含む第２車両使用ジョブ情報を、利用者端末５０に送信する。続くステップＳ１１で、車両使用ジョブ情報提供部１５は、利用者端末５０から送信される、第２車両使用ジョブの受託を申請する受託申請情報を受信したときにステップＳ２０に処理を進め、受託申請情報を受信しなかったときにはステップＳ１２に処理を進める。

ステップＳ１２で、車両使用ジョブ情報提供部１５は、第１車両使用ジョブの実行を要請するジョブ実行要請情報を、利用者端末５０に送信する。また、ステップＳ２０で、車両使用ジョブ情報提供部１５は、第１車両使用ジョブ及び第２車両使用ジョブの実行を要請するジョブ実行要請情報を、利用者端末５０に送信する。

［４．車両使用ジョブ情報の提供の第２実施形態］
図６を参照して、ジョブ情報提供システム１による車両使用ジョブ情報の提供の第２実施形態について説明する。上記第１実施形態おいて、ジョブ情報提供システム１は、シェア車両７０の予約申請を行った利用者Ｕ１に対して、車両使用ジョブの情報を提供した。それに対して、第２実施形態においては、ジョブ情報提供システム１は、シェア車両８０の貸出地点である駐車場４００の近くに所在する利用者Ｕ２に対して、車両使用ジョブの情報を提供する。

図６は、ショッピングモール４１０を中心としたエリアＡｒ内で、ショッピングモール４１０を利用する消費者Ｒ３、Ｒ４に対して、ショッピングモール４１０に向かう際の移動手段、或いはショッピングモール４１０から帰宅する際の移動手段として、車載可能な電動スクーター９０を貸与する状況を示している。エリアＡｒは、例えば、ショッピングモール４１０から半径２ｋｍ以内の範囲に設定される。

電動スクーター９０の貸与は、以下の二つの貸与形態によって行われる。
第１の貸与形態…ショッピングモール４１０を訪れる消費者Ｒ４からの依頼に応じて、ショッピングモール４１０の駐車スペース４１１から消費者Ｒ４の自宅４２０まで、電動スクーター９０を配達する。消費者Ｒ４は、消費者Ｒ４により使用される消費者端末５４で実行されるショッピングモール４１０の消費者向けアプリを操作して、電動スクーター９０の配達を依頼する配達依頼情報ＲＤ＿ｄを、ショッピングモール４１０が運用する店舗サーバー３００に送信することにより、電動スクーター９０の配達を手配する。消費者Ｒ４は、配達された電動スクーター９０を運転して、ショッピングモール４１０に向かう。

第２の貸与形態…ショッピングモール４１０を訪れた消費者Ｒ３に対して、帰宅用に電動スクーター９０を貸与する。この場合、消費者Ｒ３は、自宅まで電動スクーター９０で移動してもよく、エリアＡｒ内の各所に設定された返却スポット４３０まで移動して、電動スクーター９０を乗り捨ててもよい。消費者Ｒ３は、消費者Ｒ３により使用される消費者端末５３で実行されるショッピングモール４１０の消費者向けアプリを操作することにより、或いは、電動スクーター９０に備えられた返却ボタン（図示しない）を操作することにより、電動スクーター９０の返却を通知する返却通知情報ＲＤ＿ｒを、店舗サーバー３００に送信する。

店舗サーバー３００は、配達依頼情報ＲＤ＿ｄを受信したときに、ショッピングモール４１０の駐車スペース４１１から消費者Ｒ４の自宅４２０まで電動スクーター９０を配達する車両使用ジョブＪＢ２０を依頼するジョブ依頼情報ＪＢ３＿ｒを、ジョブ情報提供システム１に送信する。また、店舗サーバー３００は、返却通知情報ＲＤ＿ｒを受信したときに、返却が通知された電動スクーター９０を回収してシェア車両８０に載せ、ショッピングモール４１０の駐車スペース４１１まで運ぶ車両使用ジョブＪＢ２１を依頼するジョブ依頼情報ＪＢ４＿ｒを、ジョブ情報提供しステム１に送信する。

ジョブ依頼受付部１１は、ジョブ依頼情報ＪＢ２０、ＪＢ２１を、依頼ジョブＤＢ３４に記録する。利用者抽出部１４は、利用者位置認識部１３により認識された利用者Ｕ２の現在位置と、シェア車両８０の貸出地点である駐車場４００との距離が第１所定距離以内である場合に、利用者Ｕ２を、車両使用ジョブ情報を提供する対象者として抽出する。そして、車両使用ジョブ情報提供部１５は、依頼ジョブＤＢ３４を参照して、例えば、シェア車両８０の貸出地点である駐車場４００から、第２所定距離以内で実行される車両使用ジョブを、第１車両使用ジョブとして抽出し、第１車両使用ジョブの内容を含む第１車両使用ジョブ情報ＪＢ＿ｉを、利用者端末５５に送信する。

図６の例では、シェア車両８０を使用して電動スクーター９０を配達する車両使用ジョブＪＢ２０と、シェア車両８０を使用して電動スクーター９０を回収する車両使用ジョブＪＢ２１とが、第１車両使用ジョブとして抽出される。そして、車両使用ジョブＪＢ２０、ＪＢ２１の情報が、利用者端末５５に送信される。

利用者Ｕ２は、利用者端末５５により車両使用ジョブＪＢ２０，ＪＢ２１の依頼内容を確認し、車両使用ジョブＪＢ２０又はＪＢ２１を受託する場合は、シェア車両８０の予約と車両使用ジョブＪＢ２０又はＪＢ２１の受託申請とを行う。そして、利用者Ｕ２は、シェア車両８０を使用して車両使用ジョブＪＢ２０又はＪＢ２１を実行することにより、報酬を得ることができる。これにより、利用者Ｕ２によるシェア車両８０の利用を促進することができる。

また、上記第１実施形態と同様に、利用者Ｕ２がいずれかの第１車両使用ジョブの受託を要請した場合に、第１車両使用ジョブと所定関係を有する第２車両使用ジョブの内容を含む第２車両使用ジョブ情報を、利用者端末５５に送信するようにしてもよい。

［５．他の実施形態］
上記実施形態では、ジョブ情報提供システム１にシェア車両予約受付部１２を備え、シェア車両予約受付部１２が、利用者端末５０から送信されるシェア車両の予約申請情報ＳＣ＿ｒを受信することによって、予約申請情報ＳＣ＿ｒを取得した。他の構成として、ジョブ情報提供システム１には、シェア車両予約受付部１２に代えて、シェア車両の予約の受け付け機能を有しない予約申請情報取得部を備えてもよい。この場合は、シェア車両の予約受付をジョブ情報提供システム１とは別の予約受付システムによって行い、予約受付システムからジョブ情報提供システム１に対してシェア車両の予約申請情報ＳＣ＿ｒを転送することにより、予約申請情報取得部がシェア車両の予約申請情報ＳＣ＿ｒを取得する構成となる。

上記実施形態において、車両使用ジョブ情報提供部１５は、上記第１適合条件～第３適合条件を用いて、依頼ジョブＤＢ３４に依頼内容が登録された車両使用ジョブの中から、第１車両使用ジョブを抽出した。他の実施形態として、上記第１適合条件～第３適合条件のうちのいずれか１つのみ、或いはいずれか２つを用いて、第１車両使用ジョブを抽出してもよい。或いは、車両使用ジョブ情報提供部１５が、上記第１適合条件～第３適合条件以外の適合条件を使用して、第１車両使用ジョブを抽出するようにしてもよい。

上記実施形態において、車両使用ジョブ情報提供部１５は、第１車両使用ジョブと所定関係を有する第２車両使用ジョブの情報を利用者端末５０に送信した。他の実施形態として、第２車両使用ジョブの情報の送信を行わない構成としてもよい。

上記実施形態では、利用者抽出部１４は、車両使用ジョブの情報を提供する利用者の抽出条件として、シェア車両に予約申請を行ったこと、及びシェア車両の貸出地点から所定距離以内に所在すること、を用いたが、他の抽出条件を用いてもよい。例えば、利用者がシェア車両の空き状況を確認したこと等を、利用者の抽出条件として用いてもよい。

また、利用者の抽出条件として、利用者のスケジュールに空いている期間があることを、利用者の抽出条件として用いてもよい。利用者のスケジュールに空いている期間があることは、例えば、利用者が使用しているスケジュールアプリにより随時更新されて、利用者により使用される利用者端末或いはスケジュールサーバーに保存されるスケジュール情報を参照することによって、認識することができる。

上記実施形態では、車両使用ジョブ情報提供部１５は、利用者Ｕ１，Ｕ２がシェア車両７０，８０の使用を開始する前に、第１車両使用ジョブ情報を利用者端末５０，５１に送信した。他の実施形態として、利用者がシェア車両を使用している期間中に、車両使用ジョブの情報を利用者端末に送信するようにしてもよい。この実施態様によれば、利用者は、シェア車両の利用中に空き時間が生じた場合等に、車両使用ジョブを受託してシェア車両により実行することによって、報酬を得ることができる。

なお、図２は、本願発明の理解を容易にするために、ジョブ情報提供システム１の機能構成を、主な処理内容により区分して示した概略図であり、ジョブ情報提供システム１の構成を、他の区分によって構成してもよい。また、各構成要素の処理は、１つのハードウェアユニットにより実行されてもよいし、複数のハードウェアユニットにより実行されてもよい。また、図４～図５に示した各構成要素の処理は、１つのプログラムにより実行されてもよいし、複数のプログラムにより実行されてもよい。

［６．上記実施形態によりサポートされる構成］
上記実施形態は、以下の構成の具体例である。

（第１項）所定の抽出条件を満たす利用者を抽出する利用者抽出部と、前記利用者抽出部により抽出された利用者により使用される利用者端末に、シェア車両を使用して前記利用者が実行することができるジョブである第１車両使用ジョブの内容を含む第１車両使用ジョブ情報を送信する車両使用ジョブ情報提供部と、を備えるジョブ情報提供システム。
第１項のジョブ情報提供システムによれば、シェア車両の予約を申請した利用者により使用される利用者端末に対して、車両使用ジョブ提供部により、シェア車両を使用して利用者が実行することができるジョブである実行される第１車両使用ジョブの内容を含む第１車両使用ジョブ情報が送信される。これにより、利用者に対して、シェア車両を使用して第１車両使用ジョブを行うことを提案して、利用者によるシェア車両の利用を促すことができる。

（第２項）前記利用者抽出部は、前記抽出条件として、前記利用者が前記シェア車両の予約申請を行ったこと、を使用する第１項に記載のジョブ情報提供システム。
第２項のジョブ情報提供システムによれば、シェア車両の予約を申請した利用者に対して、シェア車両を活用した第１車両使用ジョブの実行を促すことができる。

（第３項）前記車両使用ジョブ情報提供部は、車両を使用して実行される車両使用ジョブの依頼内容を含むジョブ依頼情報が登録された依頼ジョブデータベースを参照して、前記依頼ジョブデータベースに前記ジョブ依頼情報が登録された前記車両使用ジョブのうち、前記予約申請により指定された前記シェア車両の予約内容と前記依頼内容との間で所定の適合条件が満たされる車両使用ジョブを、前記第１車両使用ジョブとして抽出して、前記第１車両使用ジョブ情報を前記利用者端末に送信する第２項に記載のジョブ情報提供システム。
第３項のジョブ情報提供システムによれば、シェア車両の予約内容と車両使用ジョブの依頼内容との間で所定の適合条件が満たされる車両使用ジョブを、第１車両使用ジョブとして抽出することにより、利用者に対して、シェア車両の利用状況に適合した第１車両使用ジョブの情報を提供することができる。

（第４項）前記車両使用ジョブ情報提供部は、前記適合条件として、前記ジョブ依頼情報により指定された前記車両使用ジョブの希望実行タイミングが、前記予約申請により指定された前記シェア車両の予約期間内、前記予約期間の開始時点から第１所定時間前までの間、及び前記予約期間の終了時点から第２所定時間後までの間のうちのいずれかであること、を使用する第３項に記載のジョブ情報提供システム。
第４項のジョブ情報提供システムによれば、利用者がシェア車両の利用を予定する期間に応じて、効率良く実行可能な第１車両使用ジョブの情報を利用者に提供することができる。

（第５項）前記利用者抽出部は、前記抽出条件として、前記利用者の所在地点が前記シェア車両の貸出地点から所定距離以内であること、を使用する第１項から第４項のうちいずれか１項に記載のジョブ情報提供システム。
第５項のジョブ情報提供システムによれば、シェア車両の貸出地点の付近に所在し、シェア車両を手軽に利用することが可能な利用者に対して、第１車両使用ジョブの情報を提供することができる。

（第６項）前記車両使用ジョブ情報提供部は、前記第１車両使用ジョブの受託を要請する第１車両使用ジョブ受託情報を前記利用者端末から受信したときに、前記第１車両使用ジョブと所定関係を有して前記シェア車両を使用して実行される第２車両使用ジョブの内容を含む第２車両使用ジョブ情報を、前記利用者端末に送信する第１項から第５のうちいずれか１項に記載のジョブ情報提供システム。
第６項のジョブ情報提供システムによれば、利用者に対して、第１車両使用ジョブに加えて、第２車両使用ジョブの情報を提供することにより、第２車両使用ジョブを実行することによるシェア車両のさらなる利用を促すことができる。

（第７項）前記利用者が前記第１車両使用ジョブを実行した場合に、前記シェア車両の基準利用料金に対して前記第１車両使用ジョブの報酬額に応じた割引を行うことにより、前記利用者に対して請求する前記シェア車両の利用料金を決定するシェア車両利用料金決定部を備える第１項から第６項のうちいずれか１項に記載のジョブ情報提供システム。
第７項のジョブ情報提供システムによれば、第１車両使用ジョブを実行してシェア車両の利用料金を低減するというインセンティブを利用者に提供することにより、利用者による第１車両使用ジョブの実行を促すことができる。

（第８項）前記第１車両使用ジョブに、車載可能な移動手段の前記シェア車両による配達又は回収が含まれる第１項から第７項のうちいずれか１項に記載のジョブ情報提供システム。
第８項のジョブ情報提供システムによれば、高齢者向けのスクーター等、今後の普及が予測される車載可能な移動手段の配達又は回収を、車両使用ジョブ情報提供部により、第１車両使用ジョブとして抽出させることができる。

（第９項）前記第１車両使用ジョブに、所定商品の提供者から注文者への配達の代行が含まれる第１項から第８項のうちいずれか１項に記載のジョブ情報提供システム。
第９項のジョブ情報提供システムによれば、車両使用ジョブの中で需要が多いと想定される所定商品の配達の代行を、車両使用ジョブ情報提供部により、第１車両使用ジョブとして抽出させることができる。

（第１０項）コンピュータにより実行されるジョブ情報提供方法であって、所定の抽出条件を満たす利用者を抽出する利用者抽出ステップと、前記利用者抽出ステップにより抽出された利用者により使用される利用者端末に、シェア車両を使用して前記利用者が実行することができるジョブである第１車両使用ジョブの内容を含む第１車両使用ジョブ情報を送信する車両使用ジョブ情報提供ステップと、を含むジョブ情報提供方法。
第１０項のジョブ情報提供方法をコンピュータにより実行することによって、上記第１項のジョブ情報提供システムの構成を実現することができる。

１…ジョブ情報提供システム、１０…ＣＰＵ、１１…ジョブ依頼受付部、１２…シェア車両予約受付部、１３…利用者位置認識部、１４…利用者抽出部、１５…車両使用ジョブ情報提供部、１６…シェア車両利用料金決定部、３０…メモリ、３１…利用者ＤＢ、３２…車両予約ＤＢ、３３…依頼者ＤＢ、３４…依頼ジョブＤＢ、３５…制御用プログラム、５０…利用者端末、５１，５２…依頼者端末、５３，５４…消費者端末、７０，８０…シェア車両、９０…電動スクーター、２００…配達受付サーバー、３００…店舗サーバー、Ｕ１，Ｕ２…利用者。

Claims

所定の抽出条件を満たす利用者を抽出する利用者抽出部と、
前記利用者抽出部により抽出された利用者により使用される利用者端末に、シェア車両を使用して前記利用者が実行することができるジョブである第１車両使用ジョブの内容を含む第１車両使用ジョブ情報を送信する車両使用ジョブ情報提供部と、
を備え、
前記利用者抽出部は、前記抽出条件として、前記利用者が前記シェア車両の予約申請を行ったこと、を使用し、
前記車両使用ジョブ情報提供部は、車両を使用して実行される車両使用ジョブの依頼内容を含むジョブ依頼情報が登録された依頼ジョブデータベースを参照して、前記依頼ジョブデータベースに前記ジョブ依頼情報が登録された前記車両使用ジョブのうち、前記予約申請により指定された前記シェア車両の予約内容と前記依頼内容との間で所定の適合条件が満たされる車両使用ジョブを、前記第１車両使用ジョブとして抽出して、前記第１車両使用ジョブ情報を前記利用者端末に送信する
ジョブ情報提供システム。
前記車両使用ジョブ情報提供部は、前記適合条件として、前記ジョブ依頼情報により指定された前記車両使用ジョブの希望実行タイミングが、前記予約申請により指定された前記シェア車両の予約期間内、前記予約期間の開始時点から第１所定時間前までの間、及び前記予約期間の終了時点から第２所定時間後までの間のうちのいずれかであること、を使用する
請求項１に記載のジョブ情報提供システム。
前記利用者抽出部は、前記抽出条件として、前記利用者の所在地点が前記シェア車両の貸出地点から所定距離以内であること、を使用する
請求項１又は請求項２に記載のジョブ情報提供システム。
前記車両使用ジョブ情報提供部は、前記第１車両使用ジョブの受託を要請する第１車両使用ジョブ受託情報を前記利用者端末から受信したときに、前記第１車両使用ジョブと所定関係を有して前記シェア車両を使用して実行される第２車両使用ジョブの内容を含む第２車両使用ジョブ情報を、前記利用者端末に送信する
請求項１から請求項３のうちいずれか１項に記載のジョブ情報提供システム。
前記利用者が前記第１車両使用ジョブを実行した場合に、前記シェア車両の基準利用料金に対して前記第１車両使用ジョブの報酬額に応じた割引を行うことにより、前記利用者に対して請求する前記シェア車両の利用料金を決定するシェア車両利用料金決定部を備える
請求項１から請求項４のうちいずれか１項に記載のジョブ情報提供システム。
前記第１車両使用ジョブに、車載可能な移動手段の前記シェア車両による配達又は回収が含まれる
請求項１から請求項５のうちいずれか１項に記載のジョブ情報提供システム。
前記第１車両使用ジョブに、所定商品の提供者から注文者への配達の代行が含まれる
請求項１から請求項６のうちいずれか１項に記載のジョブ情報提供システム。
コンピュータにより実行されるジョブ情報提供方法であって、
所定の抽出条件を満たす利用者を抽出する利用者抽出ステップと、
前記利用者抽出ステップにより抽出された利用者により使用される利用者端末に、シェア車両を使用して前記利用者が実行することができるジョブである第１車両使用ジョブの内容を含む第１車両使用ジョブ情報を送信する車両使用ジョブ情報提供ステップと、
を含み、
前記利用者抽出ステップは、前記抽出条件として、前記利用者が前記シェア車両の予約申請を行ったこと、を使用し、
前記車両使用ジョブ情報提供ステップは、車両を使用して実行される車両使用ジョブの依頼内容を含むジョブ依頼情報が登録された依頼ジョブデータベースを参照して、前記依頼ジョブデータベースに前記ジョブ依頼情報が登録された前記車両使用ジョブのうち、前記予約申請により指定された前記シェア車両の予約内容と前記依頼内容との間で所定の適合条件が満たされる車両使用ジョブを、前記第１車両使用ジョブとして抽出して、前記第１車両使用ジョブ情報を前記利用者端末に送信する
ジョブ情報提供方法。