JP7448376B2 - 車両乗合支援システム及び車両乗合支援方法 - Google Patents

車両乗合支援システム及び車両乗合支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7448376B2
JP7448376B2 JP2020038694A JP2020038694A JP7448376B2 JP 7448376 B2 JP7448376 B2 JP 7448376B2 JP 2020038694 A JP2020038694 A JP 2020038694A JP 2020038694 A JP2020038694 A JP 2020038694A JP 7448376 B2 JP7448376 B2 JP 7448376B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
time
alternative
transportation means
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020038694A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021140546A (ja
Inventor
博之 田部
邦明 松島
功 植松
優佐 河田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2020038694A priority Critical patent/JP7448376B2/ja
Publication of JP2021140546A publication Critical patent/JP2021140546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7448376B2 publication Critical patent/JP7448376B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、ユーザにライドシェアサービスを提供するための車両乗合支援システム及び車両乗合支援方法に関する。
特許文献1には、自動車で移動する予定のある運転手と、他人の車に乗り合って目的地まで移動することを希望する乗合者との間で、自動車のライドシェア(乗合)を支援する車両乗合支援システム(ライドシェアサービスシステム)が開示されている。また、特許文献2には、乗合グループを形成することができない場合に、ユーザのためにタクシーを予約する車両乗合システムが開示されている。この車両乗合支援システムは、ユーザに確実に移動手段を提供することができるため、ユーザによる車両乗合支援システムの利用を促進することができる。
特開2002-140399号公報 特許第3680803号明細書
しかし、ライドシェアの乗合グループを形成することができない場合にタクシー等のライドシェアよりも利便性が高い代替移動手段を提供すると、代替移動手段を使用したいユーザがあえて乗合グループの形成が困難な乗合申込条件を設定する虞がある。その結果、車両乗合支援システムが乗合グループを効率良く形成することができなくなる。
本発明は、以上の背景を鑑み、車両乗合支援システム及び車両乗合支援方法において、ユーザに適切な乗合申込条件の入力を促すことを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の一態様は、ユーザが所持する複数のユーザ端末(2)とネットワーク(3)を介して接続された車両乗合支援システム(1)であって、前記ユーザ端末を介して前記ユーザからの乗合申込情報を取得する申込受付部(22)と、前記乗合申込情報に基づいて、複数の前記ユーザを含む複数の乗合グループを作成する計画部(24)と、前記乗合グループに含まれなかった前記ユーザに対して、前記ユーザが提供する対価に応じた代替移動手段を提供する代替移動手段設定部(29)とを有する。
この態様によれば、ユーザは代替移動手段に応じた対価を要求されるため、ユーザがライドシェアよりも代替移動手段を希望することが抑制される。これにより、車両乗合支援システムは、ユーザに適切な乗合申込条件の入力を促すことができる。
上記の態様において、代替移動手段設定部は、管理者による入力操作に応じて、前記代替移動手段に対応する前記対価を変更するとよい。
この態様によれば、管理者は代替移動手段に対応する貢献手段を変更することができる。管理者は、例えば利用を抑制したい代替移動手段に対して、貢献手段がユーザに与える負担を大きくすることによって、ユーザが代替移動手段を選択することを抑制することができる。
上記の態様において、前記乗合申込情報は、希望出発時刻を含み、前記計画部は、前記乗合グループに含まれていない前記ユーザに対して計画作成終了時刻まで前記乗合グループの作成を継続し、前記対価は、前記計画作成終了時刻を延長するための延長時間であり、前記代替移動手段設定部は、前記延長時間に応じた前記代替移動手段を提供するとよい。
この態様によれば、ユーザは代替移動手段を使用するために延長時間を受け入れる。その結果、乗合グループが形成される確率が増加し、代替移動手段の使用が抑制される。
上記の態様において、前記ユーザのユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部を更に有し、前記代替移動手段設定部は、少なくとも前記ユーザ情報と前記延長時間とに基づいて提供する前記代替移動手段を選択するとよい。
この態様によれば、各ユーザに応じた延長時間を設定することができる。
上記の態様において、前記ユーザ情報は、前記ユーザの前記代替移動手段の使用履歴情報を含み、前記代替移動手段設定部は、少なくとも前記使用履歴情報と前記延長時間とに基づいて提供する前記代替移動手段を選択するとよい。
この態様によれば、各ユーザの代替移動手段の使用履歴情報に応じた延長時間を設定することができる。
上記の態様において、前記代替移動手段設定部は、前記代替移動手段の使用可否情報を取得し、少なくとも前記使用可否情報と前記延長時間とに基づいて提供する前記代替移動手段を選択するとよい。
この態様によれば、代替移動手段の使用状況に応じた延長時間を設定することができる。
上記の態様において、前記代替移動手段設定部は、時間経過に応じて前記延長時間をカウントし、前記延長時間に基づいて前記ユーザに提供する前記代替移動手段を変更するとよい。
この態様によれば、延長時間増加するにつれて、ユーザが使用できる代替移動手段を変更することができる。
上記の態様において、前記代替移動手段設定部は、時間経過に応じて前記延長時間を計測し、前記延長時間の増加に応じて前記ユーザに提供する前記代替移動手段の選択肢を増加させるとよい。
この態様によれば、延長時間増加するにつれて、ユーザが選択可能な代替移動手段を増加させることができる。
上記の態様において、前記乗合申込情報は、前記延長時間を含み、前記計画部は、前記ユーザのそれぞれの前記希望出発時刻及び前記延長時間に基づいて前記計画作成終了時刻を設定し、前記代替移動手段設定部は、前記乗合グループに含まれなかった前記ユーザに対して、現在時刻が前記計画作成終了時刻に達したときに、前記延長時間に応じた前記代替移動手段を提供するとよい。
この態様によれば、乗合申込時にユーザは代替移動手段を選択することができる。
上記の態様において、前記ユーザ情報は、前記ユーザの車庫が利用可能であるか否かを表す車庫情報を含み、前記代替移動手段は、貸出車両を含み、前記代替移動手段設定部は、前記車庫情報に基づいて利用可能な車庫がないユーザには前記貸出車両を提供しないとよい。
この態様によれば、利用可能な車庫の有無に応じて、適切な代替移動手段を設定することができる。また、貸出車両が路上駐車されることを防止することができる。
上記の態様において、前記車庫情報は、前記ユーザの前記車庫に設けられたモニタリング装置(10)によって取得されるとよい。
この態様によれば、車庫情報は、ユーザが更新しなくても、自動的に更新される。
本発明の他の態様は、ユーザに車両の乗り合いを提供するための車両乗合支援方法であって、前記ユーザから乗合申込情報を取得するステップと、前記乗合申込情報に基づいて、複数の前記ユーザを含む複数の乗合グループを作成すると共に、前記乗合グループのそれぞれの運行計画を作成するステップと、前記乗合グループに含まれなかった前記ユーザに対して、前記ユーザが提供する対価に応じた代替移動手段を提供するステップとを有する。また、前記ユーザのそれぞれの前記希望出発時刻に基づいて設定される計画作成終了時刻、又は対象となる前記ユーザの前記運行計画の作成が完了した時刻のいずれか早い時刻まで、各ユーザの前記運行計画の作成を継続し、前記対価は、前記計画作成終了時刻を延長するための延長時間であり、前記延長時間に応じた前記代替移動手段を提供するとよい。
以上の構成によれば、車両乗合支援システム及び車両乗合支援方法において、ユーザに適切な乗合申込条件の入力を促すことができる。
実施形態に車両乗合支援システムの構成図 乗合支援処理の手順を示すフロー図 運行予定作成処理の手順を示すフロー図 第1実施形態に係る代替移動手段設定処理の手順を示すフロー図 第2実施形態に係る代替移動手段設定処理の手順を示すフロー図 第3実施形態に係る代替移動手段設定処理の手順を示すフロー図
以下、図面を参照して、車両乗合支援システムの実施形態について説明する。実施形態に係る車両乗合支援システムは、特定の団体(企業、役所、スポーツクラブ、介護施設、買物施設等)の構成員(ユーザ)に対して、移動時の車両の乗合を支援するサービスを提供する。車両乗合支援システムは、ユーザの特定の施設への往路及び復路の移動に対して、自動車の乗合(ライドシェア)サービスを提供する。往路及び復路の移動は、例えばユーザの朝及び夕方の通勤、すなわち出勤及び退勤における移動に対応する。以下、車両乗合支援システムは、ユーザの出勤時の移動経路を往路、ユーザの退勤時の移動経路を復路として乗合を支援する。
本実施形態に係る車両乗合支援システムを利用する団体は、構成員に使用させる目的で複数の共用車を所有している。共用車は、通勤を含む構成員の移動に使用される。車両乗合支援システムは、複数の共用車と、構成員の自家用車の内で乗合に使用することに同意した自動車(以下、提供車という)とを乗合のために使用する。全てのユーザ、共用車及び提供車は、車両乗合支援システムに登録されている。車両乗合支援システムにおいて、全てのユーザにはユーザ識別番号が設定され、全ての共用車及び提供車には車両識別番号が設定されている。
(車両乗合支援システムの構成)
図1に示すように、車両乗合支援システム1は、複数のユーザ端末2と、それぞれのユーザ端末2とネットワーク3を介して接続されたホストサーバ4とを有する。各ユーザ端末2は各ユーザに所持されている。ホストサーバ4は任意の場所に設けられてよく、例えば車両乗合支援システム1を運営する企業の建屋内に設けられるとよい。ネットワーク3は、例えばインターネットである。
ユーザ端末2は、アプリケーションを実行するための処理部11と、入力画面やメッセージを表示すると共にユーザからの入力を受け付けるユーザインタフェース12と、ネットワーク3を介してホストサーバ4と通信を行うための通信部13とを備えている。ユーザ端末2は、例えば、スマートホンや、タブレットPC、携帯電話、PDA等である。ユーザ端末2の処理部11は、ユーザの入力操作による乗合申込を受け付ける申込受付部15を有する。申込受付部15は、乗合申込を受け付ける際に、ユーザ識別番号、ユーザの希望出発地、希望目的地、希望出発時刻、使用可能車情報(使用可能車の車両識別番号)に関する情報の入力を要求する。ここで、使用可能車とは、ユーザが申込したライドシェアにおいて、ユーザが運転手として希望出発地から運行可能な車両をいい、共用車及び提供車を含む。具体的には、ユーザが選択した希望出発地の付近に駐車された車両であり、かつユーザが車両の利用に必要なキー又は認証カード等を所持している車両が使用可能車に該当する。なお、ユーザ識別番号、希望出発地、希望目的地、使用可能車両(使用可能車)の車両識別番号は、ユーザ端末2、ユーザ情報管理部26、及び車両情報管理部27に記憶されたデータを参照して入力を省略してもよい。
本実施形態では、ユーザは、ユーザ端末2を使用して乗合申込を常時行うことができる。ユーザ端末2は、ユーザの申し込み操作に応じて乗合申込情報を作成し、ホストサーバ4に送信する。他の実施形態では、ユーザは、予め設定された時間範囲内においてのみ乗合申込を行うことができるようにしてもよい。
ホストサーバ4は、ネットワーク3を介してユーザ端末2と通信するための通信部21と、ユーザからの乗合申込を受け付ける申込処理部22と、乗合を希望するユーザの乗合申込情報を記憶する申込情報管理部23と、乗合申込があったユーザをグループ化して複数の乗合グループを作成すると共に、外部のナビゲーションサーバ5を使って各乗合グループの運行予定を作成する運行予定作成部24と、作成した乗合グループ及び運行予定を記憶する乗合情報管理部25と、ユーザ毎の情報を保持するユーザ情報管理部26と、登録された車両情報を保持する車両情報管理部27と、外部の道路情報サーバ6を使って道路の混雑状況を取得する道路情報取得部28と、代替移動手段設定部29と、ユーザ通知部30とを有する。ナビゲーションサーバ5及び道路情報サーバ6は、ホストサーバ4の一部として構成されてもよい。
ユーザ情報管理部26は、ユーザ毎にユーザに関連する情報をユーザ情報として記憶している。ユーザ情報は、ユーザ識別番号や、ユーザ氏名、住所、運転技能レベル、過去の運転手担当情報、ユーザが所有する提供車の車両識別番号を含む。また、前記ユーザ情報は、ユーザの車庫が利用可能であるか否かを表す車庫情報を含む。具体的には、車庫情報は、ユーザの自宅の車庫が共用車を駐車可能なスペースを有するか否かを示す情報である。車庫情報は、共用車を駐車可能なスペースがあるに対応したYes又はスペースがないに対応したNoのいずれかである。車庫情報は、帰宅手段としてユーザが共用車を利用できるか否かを判定するために使用される。車庫情報は、申込情報の一部としてユーザが手動で入力してもよい。また、ユーザの自宅の車庫に設けられたモニタリング装置10が取得したモニタリング情報をホストサーバ4がネットワーク3を介して取得し、ホストサーバ4がモニタリング情報に基づいて共用車を駐車可能なスペースがあるか否かを判定し、ホストサーバ4が判定結果に基づいて、車庫情報を更新してもよい。ホストサーバ4は、所定の時間間隔をおいて車庫情報を更新するとよい。モニタリング装置10は、例えばカメラ、赤外線センサ、ソナー、荷重センサ等を含む。
車両情報管理部27は、ライドシェアで使用する車両として登録された複数の共用車及び提供車の情報を車両情報として記憶している。車両情報は、登録された車両毎に、車両識別番号、所有者、車種名、乗車定員数、燃費、走行距離当りのCO排出量を含む。
申込情報管理部23は、申込処理部22から乗合申込情報を受け取り、記憶する。乗合申込情報は、申込を行なったユーザのユーザ識別番号、ユーザの希望出発地、希望目的地、希望出発時刻、希望到着時刻、使用可能車を含む。
運行予定作成部24は、申込情報管理部23に記憶された乗合申込情報に基づき、後述する運行予定作成処理を実行することによって、乗合申込を行なったユーザをグループ化して複数の乗合グループを作成すると共に、各乗合グループにおける各ユーザの属性(運転手又は乗員)、各乗合グループが使用する車両、各乗合グループの経路を設定する。また、運行予定作成部24は、設定した各乗合グループの経路に基づいて、各ユーザの出発地、目的地、出発時刻、及び目的地到着予想時間を設定する。
乗合情報管理部25は、運行予定作成部24が作成した運行予定情報を記憶する。運行予定情報は、乗合グループ毎に作成され、乗合グループの識別番号、乗合グループに含まれるユーザの識別番号、運転手に設定されたユーザの識別番号、使用される車両の識別番号、各ユーザの出発地、目的地、出発時刻、目的地到着予想時間を含む。
ユーザ通知部30は、乗合情報管理部25に記憶された運行予定情報から各ユーザの運行予定情報であるユーザ運行予定情報を作成し、通信部13によって各ユーザのユーザ運行予定情報を各ユーザのユーザ端末2に送信する。ユーザ運行予定情報は、ユーザの識別番号、乗合グループの識別番号、使用される車両の識別番号、ユーザの出発地、目的地、出発時刻、目的地到着予想時間、ユーザ属性情報を含む。ユーザ属性情報は、ユーザが運転手及び乗員のいずれであるかを示す情報である。ユーザ端末2のユーザインタフェース12は、ユーザ運行予定情報を表示する。
(乗合支援処理)
以下に、実施形態に係る車両乗合支援システム1の乗合支援処理の手順について説明する。車両乗合支援システム1は、所定のタイミングで乗合支援処理を実行する。車両乗合支援システム1は、例えば予め設定された時刻に乗合支援処理を実行するとよい。また、車両乗合支援システム1は、例えば所定の時間間隔で乗合支援処理を実行してもよい。
図2は、乗合支援処理の手順を示すフローである。運行予定作成部24は、最初に、各ユーザの乗合申込情報に基づいて運行予定作成処理を実行する(S1)。運行予定作成処理の詳細については図3を参照して後述する。運行予定作成処理によって、運行予定である運行予定情報が作成される。運行予定情報は、複数のユーザを含む複数の乗合グループ、各乗合グループにおける運転手、各乗合グループの経路、各ユーザの出発地、到着地、出発時刻、及び目的地到着予想時間を含む。運行予定作成部24は、運行予定情報を乗合情報管理部25に記憶する。
次に、代替移動手段設定部29が、各ユーザの乗合申込情報に基づいて代替移動手段設定処理を実行する(S2)。代替移動手段設定処理の詳細については図4を参照して後述する。代替移動手段設定部29は、代替移動手段設定処理を実行することによって、乗合グループに含まれなかったユーザに対して少なくとも1つの代替移動手段を提案するべくユーザ端末2に代替移動手段情報を出力すると共に、ユーザ端末2を介して入力されるユーザからの代替移動手段の選択情報に応じて、ユーザに提供する代替移動手段、及びユーザが提供すべき貢献手段を決定する。
(運行予定作成処理)
図3は、運行予定作成処理を示すフロー図である。運行予定作成処理は、ホストサーバ4の運行予定作成部24が実行する。運行予定作成処理は、乗合申込があった全てのユーザに対して実行される。運行予定作成処理において、最初に、運行予定作成部24が、乗合申込情報に基づいて乗合グループに組み入れることが可能なユーザを抽出する(S11)。運行予定作成部24は、例えば、乗合申込情報の希望出発時刻に基づいて計画作成終了時刻を算出し、現在時刻が計画作成終了時刻より前であるユーザを抽出する。計画作成終了時刻は、希望出発時刻及び延長時間に基づいて設定される。延長時間が0である場合の計画作成終了時刻を基準計画作成終了時刻とする。基準計画作成終了時刻は希望出発時刻と同一であってもよく、希望出発時刻から所定の余裕時間を引いた値に設定されてもよい。計画作成終了時刻は、基準計画作成終了時刻に延長時間を加算した時刻である。延長時間は、計画作成終了時刻を延長するための時間である。延長時間の詳細については後述する。このステップS1によって、現在時刻が計画作成終了時刻に達したユーザは、乗合グループを形成するためのマッチングから除外される。
また、ステップS11の抽出では、更に、希望出発時刻から所定の時間を引いた時刻に現在時刻が達したことを条件として加えてもよい。これにより、希望出発時間に近づくまでマッチングを留保することができ、マッチングを行う際にマッチングが可能なユーザを増加させることができる。その結果、ユーザの組み合わせパターンが増加し、最適なマッチングを行うことができる。
次に、運行予定作成部24は、ステップS1において抽出された各ユーザのユーザ属性を運転手候補及び乗員候補のいずれかに設定する(S12)。具体的には、運行予定作成部24は、乗合申込情報の使用可能車の有無に関する情報に基づいて、使用可能車を有するユーザのユーザ属性を運転手候補に設定し、使用可能車を有しないユーザのユーザ属性を乗員候補に設定する。設定されたユーザ属性(乗員候補又は運転手候補)は、申込情報管理部23に記憶される。
運行予定作成部24は、次に運転手候補及び乗員候補の組み合せ候補を作成する(S13)。組み合わせ候補は複数のパターンを含み、各パターンは複数の乗合グループ候補を含む。各乗合グループ候補は、1人の運転手と0以上の乗員とを含む。運転手は運転手候補から設定され、乗員は運転手候補及び乗員候補から設定される。1つの乗合グループ候補に含まる乗員の数は、その乗合グループの運転手に設定されたユーザに関連付けられた使用可能車から1減じた数以下に設定される。
運行予定作成部24は、次に組み合わせ候補の各パターンの乗合グループ候補に対して、復路における運行経路、経路長、運転手及び各乗員の出発時刻及び予想到着時刻、運行時間(運転手の予想到着時刻-出発時刻)を設定する(S14)。
運行予定作成部24は、次に、組み合わせ候補の各パターンを評価し、それぞれに評価点を設定する(S15)。評価は、複数の評価基準に基づいて行われる。評価基準は、例えば、各乗合グループの経路長の合計や、運行時間の合計、各ユーザの希望出発時刻と希望到着時刻の差の合計、乗合に使用される車両の台数、全ての車両の予想CO排出量の合計、共用車の割合を含む。評価点は、各乗合グループの経路長の合計が短いほど高くなり、運行時間の合計が短いほど高くなり、各ユーザの希望出発時刻と希望到着時刻の差の合計が小さいほど高くなり、乗合に使用される車両の台数が少ないほど高くなり、全ての車両の予想CO排出量の合計が少ないほど高くなる。運行予定作成部24は、評価において、組み合わせ候補の各パターンに対して複数の評価基準に基づく評価点を算出し、算出した評価点にそれぞれ係数を乗じたものを合計する。係数は、システム管理者によって任意に変更することができる。係数は、車両乗合支援システム1を使用する団体等の要望や必要に応じて任意に設定することができる。係数を変更することによって、重視する評価基準を変更することができる。例えば、渋滞緩和を目的する場合、乗合に使用される車両の台数に対する係数が他の評価基準に対する係数よりも大きく設定されるとよい。CO排出量の低減を目的する場合、全ての車両の予想CO排出量の合計に対する係数が他の評価基準に対する係数よりも大きく設定されるとよい。重視しない評価基準は、係数を0にすることによって、評価に含めないようにしてもよい。
運行予定作成部24は、次に、組み合わせ候補の各パターンの内から最も評価点が高いパターンを、運行予定情報として設定する(S16)。設定された運行予定情報は、乗合情報管理部25に記憶される。
次に、ユーザ通知部30は、乗合情報管理部25に記憶された運行予定情報に基づいて、形成された乗合グループに含まれる各ユーザに対して、ユーザ毎の運行予定情報であるユーザ運行予定情報を作成し、通信部13によって各ユーザ端末2に対応するユーザ運行予定情報を予約結果として送信する。これにより、ユーザはユーザ端末2によって自身のユーザ運行予定情報を確認することができる。
(代替移動手段設定処理)
代替移動手段設定処理は、乗合グループに含まれなかったユーザに対して、ユーザが提供する対価に応じた代替移動手段を提供する。ここで、代替移動手段は、ライドシェアに代わる移動手段であり、種類が異なる移動手段を複数含む。代替移動手段は、例えばシャトルバス、タクシー、及び貸出車両等を含む。貸出車両は、自動車(共用車)、自転車、自動二輪車、及びキックスケータ等を含む。以下の実施形態では、第1代替移動手段としてシャトルバス、第2代替移動手段として共用車、第3代替移動手段としてタクシーを有する。第1~第3代替移動手段は、記載の順序でユーザに人気が高い、又は利便性が高いことが好ましい。また、第1~第3代替移動手段は、記載の順序で費用が高くなることが好ましい。
代替移動手段を使用するためにユーザが提供する対価は、延長時間や車両乗合システムが提供するポイント、通貨を含む。以下の実施形態では、ユーザが提供する対価は、延長時間である。延長時間が設定されると、ユーザのライドシェアにおける実際の出発時刻は希望出発時刻に対して遅くなる場合があり、ユーザは不便さを受け入れる必要がある。しかし、車両乗合支援システム1の側から見ると、延長時間が設定されることによって、ある時刻において乗合グループを形成可能なユーザの数が増えることになり、乗合グループを形成し易くなる。すなわち、延長時間を受け入れるというユーザが提供する対価(貢献)によって、車両乗合支援システム1は効率良く乗合グループを形成することができる。
以下に、代替移動手段設定処理の実施形態の例である第1~第4実施形態について説明する。
(代替移動手段設定処理:第1実施形態)
図4に示すように、第1実施形態に係る代替移動手段設定処理では、代替移動手段設定部29は最初に延長時間TEが所定の閾値T1以上であるか否か(TE≧T1)を判定する(S21)。延長時間TEは、現在時刻から基準計画作成終了時刻を引くことによって算出される。すなわち、延長時間は、基準計画作成終了時刻から経過した時間を表す。
時間TEが閾値T1に達していない場合(S21の判定結果がNo)、代替移動手段設定部29は、第1代替移動手段をユーザに提案するべく、通信部21によって対象となるユーザのユーザ端末2に第1代替移動手段が利用可能であることを示す第1情報を出力する(S22)。これにより、ユーザはユーザ端末2のユーザインタフェース12を確認することによって、第1代替移動手段が利用可能であることを認識する。本実施形態では、第1代替移動手段はシャトルバスである。また、ユーザ端末2は、第1情報に基づいて、ユーザインタフェース12に第1代替移動手段を選択するためのスイッチを表示させる。ユーザは、ユーザインタフェース12に表示されたスイッチを操作することによって、第1代替移動手段を選択するか否かの意思表示を行うことができる。ユーザがユーザインタフェース12に表示されたスイッチを操作すると、ユーザ端末2は信号をホストサーバ4に出力し、代替移動手段設定部29が信号を受け取る。
代替移動手段設定部29は、ユーザ端末2からの信号に基づいてユーザが第1代替移動手段を選択したか否か判定する(S23)。ユーザが第1代替移動手段を選択した場合(ステップS23の判定結果がYes)、代替移動手段設定部29は第1代替移動手段をユーザの代替移動手段に決定すると共に、シャトルバス予約サーバ7と通信してユーザが乗車するための座席を予約する(S24)。また、代替移動手段設定部29は、対象となるユーザのユーザ端末2に、ユーザが乗車すべきシャトルバスの出発時刻、座席番号、ルート等の情報を表示させる。
ユーザが第1代替移動手段を選択しなかった場合(ステップS23の判定結果がNo)、代替移動手段設定部29は、ユーザの乗合申込情報に所定の追加延長時間を設定する(S25)。追加延長時間は、予め設定された所定値であってもよく、ユーザの選択によって値が変更されてもよい。追加延長時間が設定されることによって、計画作成終了時間が延長される。その結果、ユーザが次回の運行予定作成処理の対象となり、乗合グループに含まれる可能性が生じる。
ステップS21において、延長時間TEが閾値T1以上である場合(S21の判定結果がYes)、延長時間TEが所定の閾値T2以上であるか否か(TE≧T2)を判定する(S26)。延長時間TEが閾値T1以上である場合は、ステップS25の処理を1回以上実行し、その後、運行予定作成処理が実行されたが、ユーザが未だ乗合グループに含まれていない場合である。
延長時間TEが閾値T2に達していない場合(S26の判定結果がNo)、代替移動手段設定部29は、ユーザ情報に基づいてユーザが共用車を駐車可能な車庫を有するか否かを判定する(S27)。ユーザが共用車を駐車可能な車庫を有しない場合(S27の判定結果がNo)、代替移動手段設定部29は、ユーザの乗合申込情報に所定の追加延長時間を設定する(S25)。これにより、ユーザが次回の運行予定作成処理の対象となり、乗合グループに含まれる可能性が生じる。
ユーザが共用車を駐車可能な車庫を有する場合(S27の判定結果がYes)、代替移動手段設定部29は、第2代替移動手段をユーザに提案するべく、通信部21によって対象となるユーザのユーザ端末2に第2代替移動手段が利用可能であることを示す第2情報を出力する(S28)。これにより、ユーザはユーザ端末2のユーザインタフェース12を確認することによって、第2代替移動手段が利用可能であることを認識する。本実施形態では、第2代替移動手段は共用車である。また、ユーザ端末2は、第2情報に基づいて、ユーザインタフェース12に第2代替移動手段を選択するためのスイッチを表示させる。ユーザは、ユーザインタフェース12に表示されたスイッチを操作することによって、第2代替移動手段を選択するか否かの意思表示を行うことができる。
代替移動手段設定部29は、ユーザ端末2からの信号に基づいてユーザが第2代替移動手段を選択したか否か判定する(S29)。ユーザが第2代替移動手段を選択した場合(ステップS29の判定結果がYes)、代替移動手段設定部29は第2代替移動手段をユーザの代替移動手段に決定すると共に、共用車予約サーバ8と通信してユーザが乗車するための共用車を予約する(S24)。また、代替移動手段設定部29は、対象となるユーザのユーザ端末2に、ユーザが乗車すべき共用車の車種、駐車位置、エネルギー残量等の情報を表示させる。
ユーザが第2代替移動手段を選択しなかった場合(ステップS29の判定結果がNo)、代替移動手段設定部29は、ユーザの乗合申込情報に所定の追加延長時間を設定する(S25)。これにより、ユーザが次回の運行予定作成処理の対象となり、乗合グループに含まれる可能性が生じる。
ステップS26において、延長時間TEが閾値T2以上である場合(S26の判定結果がYes)、代替移動手段設定部29は、第3代替移動手段をユーザに提案するべく、通信部21によって対象となるユーザのユーザ端末2に第3代替移動手段が利用可能であることを示す第3情報を出力する(S31)。これにより、ユーザはユーザ端末2のユーザインタフェース12を確認することによって、第3代替移動手段が利用可能であることを認識する。本実施形態では、第3代替移動手段はタクシーである。
続いて、代替移動手段設定部29は第3代替移動手段をユーザの代替移動手段に決定すると共に、タクシー予約サーバ9と通信してユーザが乗車するためのタクシーを予約する(S32)。また、代替移動手段設定部29は、対象となるユーザのユーザ端末2に、ユーザが乗車すべきタクシーの到着時間、到着場所等の情報を表示させる。
第1実施形態に係る車両乗合支援システム1によれば、ユーザは代替移動手段に応じた対価を要求されるため、ユーザがライドシェアよりも代替移動手段を希望することが抑制される。これにより、車両乗合支援システムは、ユーザに適切な乗合申込条件の入力を促すことができる。また、ユーザは代替移動手段を使用するために延長時間を受け入れる。その結果、乗合グループが形成される確率が増加し、代替移動手段の使用が抑制される。
上記の第1実施形態の変形例として、ステップS21とS22との間に、代替移動手段設定部29が、第1代替移動手段の使用可否情報を取得し、第1代替移動手段の使用が可能であるか否かを判定するステップを有してもよい。例えば、代替移動手段設定部29はシャトルバス予約サーバ7と通信し、ユーザが乗車可能な座席が存在するか否かを確認するとよい。代替移動手段設定部29は、第1代替移動手段の使用可否情報に基づいて、第1代替移動手段の使用が可能であると判定した場合にはステップS23を実行し、第1代替移動手段の使用が不可能であると判定した場合にはステップS25を実行するとよい。また、この場合には、ステップS23を省略し、ステップS22に続いてステップS24を実行する処理手順にしてもよい。
同様に、ステップS26とS28との間に、代替移動手段設定部29が、第2代替移動手段の使用可否情報を取得し、第2代替移動手段の使用が可能であるか否かを判定するステップを有してもよい。例えば、代替移動手段設定部29は共用車予約サーバ8と通信し、ユーザが使用可能な共用車が存在するか否かを確認するとよい。代替移動手段設定部29は、第2代替移動手段の使用可否情報に基づいて、第2代替移動手段の使用が可能であると判定した場合にはステップS28を実行し、第1代替移動手段の使用が不可能であると判定した場合にはステップS25を実行するとよい。また、この場合には、ステップS29を省略し、ステップS28に続いてステップS30を実行する処理手順にしてもよい。
代替移動手段設定部29は、ステップS22において第1代替移動手段を提案するときに、ユーザが追加で所定の延長時間を受け入れると、代替移動手段として第2代替移動手段又は第3代替移動手段を利用できることをユーザ端末2によって通知させてもよい。ステップS28の処理も同様である。
代替移動手段設定部29は、管理者による入力操作に応じて、代替移動手段に対応する対価、すなわち閾値T1及び閾値T2の値を変更してもよい。管理者は、例えば管理者端末を使用してサーバと通信し、閾値T1及び閾値T2の値を変更するとよい。
また、ユーザ情報がユーザの代替移動手段の使用履歴情報を含み、代替移動手段設定部29は、少なくとも使用履歴情報と延長時間とに基づいて提供する代替移動手段を選択するとよい。また、閾値T1及び閾値T2はユーザ毎に設定されてもよい。例えば、代替移動手段設定部29は、使用履歴情報に基づいて、代替移動手段の使用頻度が高い場合には、閾値T1及び閾値T2の値を増加させるとよい。具体的には、対象となるユーザが代替移動手段としてタクシーの利用頻度が高い場合には、対象となるユーザの閾値T2を増加させるとよい。これによれば、対象となるユーザのタクシーの使用頻度を抑制することができる。
代替移動手段設定部29は、ステップS27においてユーザが共用車を駐車できる車庫を有するか否かを判定し、共用車を駐車できる車庫を有するユーザにのみ共用車である第2代替移動手段を設定する。すなわち、代替移動手段設定部29は、車庫情報に基づいて利用可能な車庫がないユーザには貸出車両である共用車を提供しない。そのため、共用車が路上駐車される虞を抑制することができる。ステップS27の判定は、必須の構成ではないため省略してもよい。この場合、代替移動手段設定部29は、ステップS26の判定結果がNoの場合に、ステップS28の処理を行うとよい。
(代替移動手段設定処理:第2実施形態)
図5に示すように、第2実施形態に係る代替移動手段設定処理では、代替移動手段設定部29は最初にフラグFが0であるか否かを判定する(S41)。対象となるユーザの今回の乗合申込に対して初めて代替移動手段設定処理を行う場合にはフラグFに0が設定されている。
フラグFが0である場合(S41の判定結果がYes)、代替移動手段設定部29は、通信部21によって対象となるユーザのユーザ端末2に代替移動手段が利用可能であることを示す選択情報を出力する(S42)。選択情報には、選択可能な代替移動手段である第1~第3代替移動手段と、第1~第3代替移動手段を選択するためにユーザが受け入れるべき遅延時間とが含まれる。本実施形態では、一例として、シャトルバスである第1代替移動手段に対応する遅延時間が0、共用車である第2代替移動手段に対応する遅延時間がT3、タクシーである第3代替移動手段に対応する遅延時間がT4に設定されている。また、ユーザ端末2は、選択情報に基づいて、ユーザインタフェース12に第1~第3代替移動手段を選択するためのスイッチを表示させる。ユーザは、ユーザインタフェース12に表示されたスイッチを操作することによって、第1~第3代替移動手段のいずれかを選択することができる。ユーザがユーザインタフェース12に表示されたスイッチを操作すると、ユーザ端末2は信号をホストサーバ4に出力し、代替移動手段設定部29が信号を受け取る。
代替移動手段設定部29は、ユーザ端末2からの信号に基づいてユーザが第1代替移動手段を選択したか否か判定する(S43)。ユーザが第1代替移動手段を選択した場合(ステップS43の判定結果がYes)、代替移動手段設定部29は第1代替移動手段をユーザの代替移動手段に決定すると共に、シャトルバス予約サーバ7と通信してユーザが乗車するための座席を予約する(S44)。また、代替移動手段設定部29は、対象となるユーザのユーザ端末2に、ユーザが乗車すべきシャトルバスの出発時刻、座席番号、ルート等の情報を表示させる。
ユーザが第1代替移動手段を選択しなかった場合(ステップS43の判定結果がNo)、代替移動手段設定部29は、ユーザ端末2からの信号に基づいてユーザが第2代替移動手段を選択したか否か判定する(S45)。ユーザが第2代替移動手段を選択した場合(ステップS45の判定結果がYes)、代替移動手段設定部29は、ユーザの乗合申込情報に追加延長時間T4を設定する(S46)と共に、フラグFに1を設定する。
ユーザが第2代替移動手段を選択しなかった場合(ステップS45の判定結果がNo)、代替移動手段設定部29は、ユーザの乗合申込情報に追加延長時間T5を設定する(S48)と共に、フラグFに2を設定する。
ステップS46又はステップS48において追加延長時間が設定されることによって、計画作成終了時間が延長される。その結果、ユーザが次回の運行予定作成処理の対象となり、乗合グループに含まれる可能性が生じる。
ステップS41において、フラグFが0でない場合(S41の判定結果がNo)、フラグFが1であるか否かを判定する(S50)。フラグFが0でない場合は、ステップS47又はステップS49の処理を1回実行し、その後、運行予定作成処理が実行されたが、ユーザが未だ乗合グループに含まれていない場合である。
フラグFが1である場合(ステップS50の判定結果がYes)、代替移動手段設定部29は第2代替移動手段をユーザの代替移動手段に決定すると共に、共用車予約サーバ8と通信してユーザが乗車するための共用車を予約する(S51)。また、代替移動手段設定部29は、対象となるユーザのユーザ端末2に、ユーザが乗車すべき共用車の車種、駐車位置、エネルギー残量等の情報を表示させる。
フラグFが1でない場合(ステップS50の判定結果がNo)、代替移動手段設定部29は第3代替移動手段をユーザの代替移動手段に決定すると共に、タクシー予約サーバ9と通信してユーザが乗車するためのタクシーを予約する(S52)。また、代替移動手段設定部29は、対象となるユーザのユーザ端末2に、ユーザが乗車すべきタクシーの到着時間、到着場所等の情報を表示させる。
第2実施形態に係る代替移動手段設定処理では、ユーザは、ステップS42の処理によって提示される代替移動手段と延長時間との関係を考慮して、1回の選択操作によって代替移動手段を選択することができる。
(代替移動手段設定処理:第3実施形態)
第3実施形態に係る代替移動手段設定処理に使用される乗合申込情報は、ユーザの予約が成立しなかった場合、すなわちユーザが乗合グループに含まれなかった場合の代替移動手段の選択情報と、選択した代替移動手段に応じた延長時間とを含む。すなわち、ユーザは、乗合申込時に、代替移動手段の選択を選択し、代替移動手段に応じた延長時間が設定される。これにより、計画作成終了時刻は、当初から希望出発時刻に延長時間を加算した値に設定されている。これにより、各ユーザの乗合申込情報は、延長時間を含む計画作成終了時刻まで運行予定作成処理によって処理される。
延長時間を含む計画作成終了時刻まで運行予定作成処理が実行されてもユーザが乗合グループに含まれなかった場合、図6に示す第3実施形態に係る代替移動手段設定処理によって代替移動手段が設定される。代替移動手段設定部29は、最初に乗合申込情報に基づいて、第1代替移動手段が選択されているか否かを判定し(S61)、第1代替移動手段が選択されている場合には第1代替移動手段の手配を実行する(S62)。代替移動手段設定部29は、第1代替移動手段が選択されていない場合(S61の判定結果がNo)、乗合申込情報に基づいて、第2代替移動手段が選択されているか否かを判定する(S63)。代替移動手段設定部29は、第2代替移動手段が選択されている場合(S63の判定結果がYes)、第2代替移動手段の手配を実行し(S64)、第2代替移動手段が選択されていない場合(S63の判定結果がNo)、第3代替移動手段の手配を実行する(S65)。
第3実施形態に係る代替移動手段設定処理では、ユーザは、乗合申込時に代替移動手段を選択するため、予約が成立しなかった場合に代替移動手段を選択する必要がない。また、ホストサーバ4は予約が成立しなかったユーザに対して選択を要求する必要がないため、負荷が軽減される。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、代替移動手段は、上記の例に限定されず、様々な移動手段を適用することができる。
上記の実施形態に係る車両乗合支援システム1は、乗合申込を行ったユーザの全てに移動手段を提供することができる。そのため、往路及び復路の乗合支援において、ユーザは復路の移動手段を確実に確保することができる。これにより、車両乗合支援システム1は、往路における乗合申込みも促進することができる。復路の乗合支援において、往路の乗合支援も利用したユーザの閾値T1、T2を低減させることによって、往路の乗合申込みを一層促進することができる。
上記の実施形態において、第2代替移動手段は、共用車に代えて、自転車、自動二輪車、及びキックスケータのいずれか1つにしてもよい。また、第2代替移動手段は、共用車、自転車、自動二輪車、及びキックスケータ等を含む群から1つを選択可能にしてもよい。
1 :車両乗合支援システム
2 :ユーザ端末
3 :ネットワーク
4 :ホストサーバ
7 :シャトルバス予約サーバ
8 :共用車予約サーバ
9 :タクシー予約サーバ
12 :ユーザインタフェース
22 :申込処理部
23 :申込情報管理部
24 :運行予定作成部
25 :乗合情報管理部
26 :ユーザ情報管理部
29 :代替移動手段設定部

Claims (11)

  1. ユーザが所持する複数のユーザ端末とネットワークを介して接続された車両乗合支援システムであって、
    前記ユーザ端末を介して前記ユーザから、希望出発時刻及び延長時間を含む乗合申込情報を取得する申込受付部と、
    前記乗合申込情報の前記希望出発時刻及び前記延長時間に基づいて計画作成終了時刻を算出し、現在時刻が前記計画作成終了時刻より前であるユーザを抽出し、複数の抽出された前記ユーザを含む複数の乗合グループを作成する計画部と、
    前記乗合グループに含まれなかった前記ユーザに対して、前記ユーザが提供する対価に応じた代替移動手段を提供する代替移動手段設定部とを有し、
    前記計画部は、前記乗合グループに含まれていない前記ユーザに対して前記計画作成終了時刻まで前記乗合グループの作成を継続し、
    前記対価は、前記計画作成終了時刻を延長するための前記延長時間であり、
    前記代替移動手段設定部は、前記延長時間に応じた前記代替移動手段を提供する車両乗合支援システム。
  2. 前記代替移動手段設定部は、管理者による入力操作に応じて、前記代替移動手段に対応する前記対価を変更する請求項1に記載の車両乗合支援システム。
  3. 前記ユーザのユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部を更に有し、
    前記代替移動手段設定部は、少なくとも前記ユーザ情報と前記延長時間とに基づいて提供する前記代替移動手段を選択する請求項1に記載の車両乗合支援システム。
  4. 前記ユーザ情報は、前記ユーザの前記代替移動手段の使用履歴情報を含み、
    前記代替移動手段設定部は、少なくとも前記使用履歴情報と前記延長時間とに基づいて提供する前記代替移動手段を選択する請求項3に記載の車両乗合支援システム。
  5. 前記代替移動手段設定部は、前記代替移動手段の使用可否情報を取得し、少なくとも前記使用可否情報と前記延長時間とに基づいて提供する前記代替移動手段を選択する請求項1~請求項4のいずれか1つの項に記載の車両乗合支援システム。
  6. 前記代替移動手段設定部は、時間経過に応じて前記延長時間をカウントし、前記延長時間に基づいて前記ユーザに提供する前記代替移動手段を変更する請求項1に記載の車両乗合支援システム。
  7. 前記代替移動手段設定部は、時間経過に応じて前記延長時間を計測し、前記延長時間の増加に応じて前記ユーザに提供する前記代替移動手段の選択肢を増加させる請求項1に記載の車両乗合支援システム。
  8. 前記乗合申込情報は、前記延長時間を含み、
    前記計画部は、前記ユーザのそれぞれの前記希望出発時刻及び前記延長時間に基づいて前記計画作成終了時刻を設定し、
    前記代替移動手段設定部は、前記乗合グループに含まれなかった前記ユーザに対して、現在時刻が前記計画作成終了時刻に達したときに、前記延長時間に応じた前記代替移動手段を提供する請求項1に記載の車両乗合支援システム。
  9. 前記ユーザ情報は、前記ユーザの車庫が利用可能であるか否かを表す車庫情報を含み、
    前記代替移動手段は、貸出車両を含み、
    前記代替移動手段設定部は、前記車庫情報に基づいて利用可能な車庫がないユーザには前記貸出車両を提供しない請求項3に記載の車両乗合支援システム。
  10. 前記車庫情報は、前記ユーザの前記車庫に設けられたモニタリング装置によって取得される請求項9に記載の車両乗合支援システム。
  11. ユーザに車両の乗り合いを提供するためにコンピュータが実行する車両乗合支援方法であって、
    前記ユーザから、希望出発時刻及び延長時間を含む乗合申込情報を取得するステップと、
    前記乗合申込情報の前記希望出発時刻及び前記延長時間に基づいて計画作成終了時刻を算出し、現在時刻が前記計画作成終了時刻より前であるユーザを抽出し、複数の抽出された前記ユーザを含む複数の乗合グループを作成すると共に、前記乗合グループのそれぞれの運行予定を作成するステップと、
    前記乗合グループに含まれなかった前記ユーザに対して、前記ユーザが提供する対価に応じた代替移動手段を提供するステップとを有し、
    前記ユーザのそれぞれの前記希望出発時刻に基づいて設定される計画作成終了時刻、又は対象となる前記ユーザの前記運行予定の作成が完了した時刻のいずれか早い時刻まで、各ユーザの前記運行予定の作成を継続し、
    前記対価は、前記計画作成終了時刻を延長するための前記延長時間であり、
    前記延長時間に応じた前記代替移動手段を提供する車両乗合支援方法。
JP2020038694A 2020-03-06 2020-03-06 車両乗合支援システム及び車両乗合支援方法 Active JP7448376B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020038694A JP7448376B2 (ja) 2020-03-06 2020-03-06 車両乗合支援システム及び車両乗合支援方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020038694A JP7448376B2 (ja) 2020-03-06 2020-03-06 車両乗合支援システム及び車両乗合支援方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021140546A JP2021140546A (ja) 2021-09-16
JP7448376B2 true JP7448376B2 (ja) 2024-03-12

Family

ID=77668802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020038694A Active JP7448376B2 (ja) 2020-03-06 2020-03-06 車両乗合支援システム及び車両乗合支援方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7448376B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7447181B2 (ja) * 2022-04-19 2024-03-11 Boldly株式会社 情報処理装置、自動運転車両予約方法、および自動運転車両予約プログラム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006348519A (ja) 2005-06-14 2006-12-28 Hitachi Software Eng Co Ltd 機械式駐車場システム
JP2012202972A (ja) 2011-03-28 2012-10-22 Zenrin Datacom Co Ltd 情報提供システム及び情報提供装置
JP2016176903A (ja) 2015-03-23 2016-10-06 株式会社日本総合研究所 交通手段情報提供サーバ及び交通手段情報提供方法
JP2017021525A (ja) 2015-07-09 2017-01-26 Peach・Aviation株式会社 サーバ装置、情報端末および情報処理装置
JP2018185693A (ja) 2017-04-26 2018-11-22 本田技研工業株式会社 ライドシェア管理装置、ライドシェア管理方法、およびプログラム
JP2019500681A (ja) 2015-11-16 2019-01-10 ウーバー テクノロジーズ,インコーポレイテッド シェアされた輸送のための方法およびシステム
JP2020013345A (ja) 2018-07-18 2020-01-23 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置及び情報処理方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006348519A (ja) 2005-06-14 2006-12-28 Hitachi Software Eng Co Ltd 機械式駐車場システム
JP2012202972A (ja) 2011-03-28 2012-10-22 Zenrin Datacom Co Ltd 情報提供システム及び情報提供装置
JP2016176903A (ja) 2015-03-23 2016-10-06 株式会社日本総合研究所 交通手段情報提供サーバ及び交通手段情報提供方法
JP2017021525A (ja) 2015-07-09 2017-01-26 Peach・Aviation株式会社 サーバ装置、情報端末および情報処理装置
JP2019500681A (ja) 2015-11-16 2019-01-10 ウーバー テクノロジーズ,インコーポレイテッド シェアされた輸送のための方法およびシステム
JP2018185693A (ja) 2017-04-26 2018-11-22 本田技研工業株式会社 ライドシェア管理装置、ライドシェア管理方法、およびプログラム
JP2020013345A (ja) 2018-07-18 2020-01-23 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置及び情報処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021140546A (ja) 2021-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7135014B2 (ja) ライドシェア管理装置、ライドシェア管理方法、およびプログラム
US20160321771A1 (en) Ride-sharing range contours
US20160320195A1 (en) Ride-sharing long-term ride-share groups
JP4118006B2 (ja) 情報提供システム
JP6135385B2 (ja) 相乗り支援システム
CN112262418B (zh) 车辆管理系统和车辆管理方法
JP2004362271A (ja) 相乗り乗車システム、乗車情報処理装置および相乗り乗車方法
JP5031536B2 (ja) 経路探索システム
JP7096138B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム
CN108332765B (zh) 拼车出行路线生成方法及装置
JP6669706B2 (ja) 車両乗合支援システム
JP6135384B2 (ja) 相乗り支援システム
US20200132481A1 (en) Information providing device, information providing system, information providing method, and recording medium
JP6439251B2 (ja) 車両管理システム及び車両管理方法
WO2019244598A1 (ja) 共用車管理システム
JP7448376B2 (ja) 車両乗合支援システム及び車両乗合支援方法
JP2002024659A (ja) 配車予約システム
JP7082555B2 (ja) 車両利用支援システム
JP7414019B2 (ja) エネルギー消費量推定装置およびエネルギー消費量推定方法
JP2003288516A (ja) サービス車両予約システム
WO2013137180A1 (ja) 予約管理システム及び予約管理方法
CN110517524B (zh) 合乘辅助系统、合乘辅助装置及合乘辅助方法
JP2013191016A (ja) 情報提供装置および方法
JP2019185334A (ja) 情報処理装置、相乗り提案方法及びプログラム
WO2013044319A1 (en) Method and system for coordinating usage of vehicles in a transport network

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240229

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7448376

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150