JP2013191016A - 情報提供装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】推奨サービスを利用するように利用者に情報提供を行い、利用者が提示された推奨サービスを高い確率で利用することができる情報提供装置を提供すること。
【解決手段】情報提供装置では、サービスの登録情報に基づいて利用者が希望する条件を満たすサービスの検索を行い、ヒットしたサービスの中に推奨サービスが含まれており、利用者が推奨サービスを利用する可能性が高いと予測できる場合は、推奨サービスの予約を行ってから、利用者に対して推奨サービスの情報提供を行う。上記予測の際、例えば、推奨サービスと利用者の希望条件を満たす他のサービスとの利用料金や所要時間の比較に基づいて、利用者がその推奨サービスを利用する可能性が高いかどうかを予測する。また別の例では、利用者の過去の推奨サービスの利用実績に基づいて、その利用者が推奨サービスを利用する可能性が高いかどうかを予測する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報提供装置に関するものであり、特に所定の推奨サービスに利用者を誘導するための情報提供装置に関する。
多くの分野において、サービス利用者を多くの類似サービスの中から所定の推奨サービスに誘導したいというニーズがある。例えば、都市全体としての環境負荷の低減と都市生活者のQOL(quality of Life)の維持向上を図り、都市の持続的発展を果たすスマートシティでは、太陽光や風力など環境への負荷が小さい自然エネルギーによって発電された電力、いわゆるグリーン電力を最大限に利用するための電力系統のインテリジェント化や、環境負荷の少ない電気自動車や公共交通を中心とした交通システムの構築など、環境配慮型の社会インフラの整備が進められる一方で、インフラを利用する住民に対しても、グリーン電力の積極利用や、自家用車利用から鉄道・バス等の公共交通への利用の転換を図るモーダルシフト(modal shift)が求められている。
グリーン電力の利用促進のため、例えば非特許文献1では、グリーン電力を導入したクラウド、旅行、映画上映などの各種サービスに関する情報を提供している。これによりサービス利用者は、グリーン電力を導入した各種サービスを利用するように誘導され、グリーン電力の利用が促進されるようになる。
またモーダルシフト推進のため、例えば特許文献1では、車で目的地まで移動する移動者に対して、空きのある駐車場や公共交通の利用を含めた目的地までのルート検索を行い、移動料金の最も安い移動ルートを案内するナビゲーションサービスを提供している。これにより車移動者は、車を駐車場に駐車し公共交通に乗換えて目的地まで移動するように誘導され、モーダルシフトが推進されるようになる。
特開2011−75393号公報
エナジーグリーン(株)ホームページ:グリーン電力の導入事例、http://www.energygreen.co.jp/certification/case.html
上記従来技術によって、住民はグリーン電力を導入したサービスの利用や環境にやさしい公共通行への乗換えに誘導されるようになり、都市の環境負荷の低減を図ることができる。しかしながら上記のような環境に配慮した推奨サービスの提供数には限りがあり、上記従来技術では推奨サービスに関する情報を提供するのみであるため、住民が推奨サービスを実際に利用する際には利用できなくなっている可能性がある。
例えばモーダルシフトのための駐車場利用サービスの場合、ナビゲーションサービスによって誘導された車移動者が公共交通に乗換えるための駐車場に着くころには駐車場が満車になり公共交通に乗換えできない可能性がある。例えばグリーン電力を導入した映画上映サービスの場合、利用者が映画を見る際には映画館が満席になり、その映画を見ることができない可能性がある。
本発明は上記の点を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、利用者が所定の推奨サービスを利用するようにサービスの案内情報の提供を行い、利用者が提示された推奨サービスを高い確率で利用することができる情報提供装置を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明では、サービスの登録情報に基づいて利用者が希望する条件を満たすサービスの検索を行い、ヒットしたサービスの中に推奨サービスが含まれており、利用者が推奨サービスを利用する可能性が高いと予測できる場合は、推奨サービスの予約を行ってから、利用者に対して推奨サービスの情報提供を行う。
上記予測の際、例えば、推奨サービスと利用者の希望条件を満たす他のサービスとの利用料金や所要時間の比較に基づいて、利用者がその推奨サービスを利用する可能性が高いかどうかを予測する。また別の例では、利用者の過去の推奨サービスの利用実績に基づいて、その利用者が推奨サービスを利用する可能性が高いかどうかを予測する。
本発明によれば、推奨サービスの予約を行ってから利用者に推奨サービスの情報提供を行っているため、利用者が提示された推奨サービスを高い確率で利用することができる。
本発明の実施の形態1、2における情報提供装置および関連する他の主体の装置からなる全体構成の概略図である。 本発明の実施の形態1における情報提供装置において行われるサービスの検索およびサービスの案内情報を提供する処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1における推奨サービスが含まれないときのサービスの案内情報の表示画面の一例である。 本発明の実施の形態1における利用者による推奨サービス利用確度の予測方法の説明図である。 本発明の実施の形態1における利用者が推奨サービスを利用しないと予測したときのサービスの案内情報の表示画面の一例である。 本発明の実施の形態1における利用者が推奨サービスを利用すると予測したときのサービスの予約情報を含めた案内情報の表示画面の一例である。 本発明の実施の形態2における情報提供装置において行われる移動経路の検索および移動経路と経路上の交通サービスの案内情報を提供する処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態2における推奨経路が含まれないときの個人的交通手段利用経路の案内情報の表示画面の一例である。 本発明の実施の形態2における利用者による推奨経路利用確度の予測方法の説明図である。 本発明の実施の形態2における利用者が推奨経路を利用しないと予測したときの推奨経路および個人的交通手段利用経路の案内情報の表示画面の一例である。 本発明の実施の形態2における利用者が推奨経路を利用すると予測したときの推奨サービスの予約情報を含めた推奨経路および個人的交通手段利用経路の案内情報の表示画面の一例である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態に本発明が限定されることはない。
(第1の発明の実施の形態)
本発明の実施の形態では、サービス利用者が利用するサービスとして映画上映サービスを取り上げ、グリーン電力を導入した映画上映サービスを推奨サービスとし、利用者が推奨サービスを利用するようにサービスの案内情報提供を行う場合を想定する。
本発明の目的である、利用者が推奨サービスを利用するようにサービスの案内情報の提供を行い、利用者が提示された推奨サービスを高い確率で利用できることを実現するため、例えば、事前に推奨サービスの利用予約を行ってから利用者にサービスの案内情報を提示する方法が考えられる。しかしながら事前に利用予約を行ったとしても、エコロジーに対する現在の人々の意識は高くないため、実際には多くの予約キャンセルが発生し、映画上映サービスの運営業務が混乱する可能性がある。本実施形態における利用者に情報提示を行う情報提供装置は、基本的に上記の推奨サービスの利用予約を事前に行う方法に基づくものであるが、予約キャンセルができるだけ発生しないような推奨サービスの予約を行い、利用者にサービスの案内情報の提供を行うことを目的としている。
即ち、本発明は、サービスと利用者の希望条件、さらには利用実績による利用可能性の予測に基づいて、推奨サービスの先行予約及び情報の提供を行うものである。
(システム構成)
図1に、本発明の実施の形態における情報提供装置および関連する他の主体の装置からなる全体構成の概略図を示す。図1に示すように、情報提供装置100は、ネットワーク150を介して、利用者端末130および各サービス管理サーバ140−1〜nと相互に接続されている。
情報提供装置100は、利用者の利用者端末130に対して映画上映サービスに関する案内を行うためのコンピュータ装置であり、入力部101、表示部102、サービス情報取得部103、利用者情報取得部104、サービス利用可否情報取得部105、サービス検索部106、サービス利用予測部107、サービス予約部108、サービス情報提示部109、定期処理実行部110、サービス情報格納部120、利用者情報格納部121などを備えている。各処理部103−110は、それぞれ処理プログラムとして実現され、情報提供装置100のメモリ160に格納される。CPU170は、メモリ160に格納されているそれぞれの処理プログラムを実行する。
入力部101は、情報提供装置100が案内するサービスに関する情報や各種処理の実行に必要な情報などを入力するための装置であり、例えばキーボードやマウスなどである。表示部102は、上記入力した情報や各種処理の実行結果などを表示するための装置であり、例えばディスプレイ装置である。
サービス情報取得部103は、情報提供装置100が利用者に案内する映画上映サービスに関する情報を取得するための処理プログラムである。利用者情報取得部104は、利用者のプロファイル情報などを取得するための処理プログラムである。サービス利用可否情報取得部105は、各映画上映サービスの空席情報をサービス管理サーバ140より取得するための処理プログラムである。サービス検索部106は、利用者の希望する条件に基づき、サービス情報格納部111に格納された映画上映サービスに関する情報の検索を行うための処理プログラムである。サービス利用予測部107は、所定の条件に基づいて、推奨対象のサービスを利用者が利用するかどうかを予測するための処理プログラムである。サービス予約部108は、サービス管理サーバ140に対して映画上映サービスの座席予約を行うための処理プログラムである。サービス情報提示部109は、サービスの検索結果を利用者端末130に提示するための処理プログラムである。再検索定期実行部110は、上記処理部103〜109を制御し、サービスの再検索を定期的に行うための処理プログラムである。
サービス情報格納部120は、情報提供する各映画上映サービスに関する情報を格納するためのデータベースである。利用者情報格納部121は、利用者のプロファイル情報や推奨サービスの過去の利用実績などを格納するためのデータベースである。
利用者端末130は、利用者がプロファイル情報の登録やサービスの検索要求を情報提供装置100に対して行うための利用者用端末であり、例えばブラウザ搭載のコンピュータ装置やPDA装置、携帯電話端末などである。
各サービス管理サーバ140は、各映画上映サービスの空席状況や座席予約状況をそれぞれ管理し、情報提供装置100からの要求に応じて空席情報の提供や座席の予約を行うためのコンピュータ装置である。
(処理の説明)
さて本発明の実施の形態では、情報提供装置100と関連する他の主体の装置において、以下の各種処理が実現され、推奨サービスを利用するように利用者に情報提供を行い、利用者が提示された推奨サービスを高い確率で利用することができるようになる。下記の各処理の末尾には、図1に示した、それぞれ関連する処理部の符号を( )で記載した。
(1)サービスに関する情報の登録(103)
(2)利用者のプロファイル情報の登録(104)
(3)利用者の希望サービスの検索および情報提供(105−110)
(4)推奨サービスの利用実績の登録(104)
以下、各処理(1)〜(4)の実現方法について、必要に応じて図面を参照しながら説明する。図2に示す本発明の処理に先立って、上記(1)及び(2)の各情報の登録処理が行われ、図2に示す処理の後で、上記(4)の処理が行われる。
(1)サービスに関する情報の登録:
はじめに、情報提供装置100において行われるサービスに関する情報の登録処理(1)について説明する。情報提供装置100の管理者は、情報提供装置100の入力部101より、利用者に案内する映画上映サービスに関する情報として、映画上映サービスごとの映画タイトル、上映映画館、映画館の住所、上映日、上映開始・終了時間、料金、および映画上映サービスに対応するサービス管理サーバのネットワーク上のアドレス、および映画情報サービスごとの推奨の該非などを入力する。本実施形態では、グリーン電力を導入した映画上映サービスを推奨サービスとして入力する。
情報提供装置100のサービス情報取得部103では、上記の映画上映サービスに関する情報を取得し、サービス情報格納部120に登録する。上記のようにして、サービスに関する情報の登録が行われる。
(2)利用者のプロファイル情報の登録:
次に、情報提供装置100および利用者端末130において行われる利用者のプロファイル情報の登録処理(2)について説明する。サービスの利用者は、情報提供サービスを利用する前に、利用者端末130より利用者のプロファイル情報として、利用者の氏名、住所、メールアドレス、生年月日、性別、職種、家族構成等を入力し、情報提供装置110に送信する。
情報提供装置100の利用者情報取得部104では、上記プロファイル情報を取得し、上記利用者の利用者IDとパスワードを発行し、利用者IDとともに上記プロファイル情報を利用者情報格納部110に登録する。そして発行した利用者IDとパスワードを利用者端末130に送信する。情報提供装置100は、利用者端末130からのアクセスに対して、利用者IDとパスワードによる利用者の識別・認証を行い(図示なし)、認証に合格した利用者に対してのみ情報提供サービスを提供する。
利用者は情報提供装置100にアクセスする際、利用者IDとパスワードを送信することで情報提供装置100からの情報提供サービスを受けることができるようになる。上記のようにして、利用者のプロファイル情報の登録が行われる。
(3)利用者の希望サービスの検索および情報提供:
次に、情報提供装置100、利用者端末130およびサービス管理サーバ140において行われる利用者の希望サービスの検索および情報提供処理(3)について、図2〜6を用いて説明する。図2は、情報提供装置100が利用者の希望するサービスの検索を行い該当するサービスの案内情報を提供するために、各種処理プログラム103〜110、各種格納部120、121によって実行される処理を示すフローチャートである。
(3−1)サービスの検索:
ステップS201において、利用者は、利用者端末130より、映画上映サービスの希望条件(検索条件)として映画タイトル、上映映画館の希望エリア、上映の希望時間帯、希望料金範囲を入力し、情報提供装置100に送信する。情報提供装置100のサービス検索部106は、上記送信された検索条件を取得する。
ステップS202において、サービス利用可否情報取得部105は、サービス情報格納部120に登録されている全ての映画上映サービスの空席状況を、それぞれ対応するサービス管理サーバ140に問合せる。各サービス管理サーバ140は、問合せされた各映画上映サービスの空席状況を情報提供装置100に返信する。サービス利用可否情報取得部105は、上記返信された各映画上映サービスの空席状況(空席あり/空席なし)を取得する。空席状況を取得できなかった映画上映サービスについては、「空席なし(利用不可)」と判断する。
ステップS203において、サービス検索部106は、サービス情報格納部120に格納されている映画上映サービスの中で、全ての「空席あり(利用可能)」の映画上映サービスを対象として、上記検索条件に基づいて映画上映サービスの検索を行う。
ステップS204において、サービス検索部106は、ヒットしたサービスに推奨サービスが含まれているかどうかを判定する。検索条件を満たすサービスがない、または検索条件を満たすサービスがヒットしたが、その中に推奨サービスが含まれない場合はステップS205に進み、検索条件を満たすサービスがヒットし、その中に推奨サービスが含まれる場合はステップS206に進む。
(3−2)サービス情報の提供:
(3−2−1)情報表示:
ステップS205において、サービス情報提示部109は、ヒットしたサービスの案内情報の表示画面を生成し、利用者端末130に送信する。利用者端末130は、上記表示画面を利用者に対して表示する。
ここで、図3に、推奨サービスが含まれないときのサービスの案内情報の表示画面の一例を示す。図3のエリア301において、利用者が入力した希望するサービスの検索条件を表示する。エリア302において、検索条件にヒットしたサービスの案内情報の一覧を表示する。検索条件にサービスがヒットしなかった場合、エリア302にはサービスの案内情報を表示しない。またエリア302では、利用者による利用者端末130からの要求により、映画の上映日時の早い順・遅い順、または料金の安い順・高い順に、ヒットしたサービスの表示順序を変えることができるようになっている。
エリア303において、推奨サービスの定期的な再検索の検索条件と再検索登録ボタンを表示する。情報提供装置100では、推奨サービスを利用したい利用者のために、推奨サービスがヒットしなかった場合、予約キャンセルにより発生した利用可能な推奨サービスの再検索を定期的に行い、ヒットした推奨サービスの案内情報を利用者に通知する再検索サービスを利用者に提供する。利用者が推奨サービスの再検索を希望する場合、再検索の条件として、再検索終了日と再検索周期をエリア303に入力し、再検索登録ボタンを押して情報提供装置100に送信する。利用者が推奨サービスの再検索を要求する場合、ステップS207に進む。
(3−2−2)再検索:
ステップS207において、再検索定期実行部110は、ステップS206において送信された再検索の条件である、再検索終了日、再検索周期を取得する。
ステップS208において、再検索定期実行部110は、ステップS201にて取得した検索条件に基づき、上記再検索終了日まで、上記再検索周期ごとに、ステップS202〜S204の処理を推奨サービスがヒットするまで繰り返す。推奨サービスがヒットした場合、ステップS206に進む。
そして最終的にステップS209またはステップS211のいずれかまで進み、サービス情報提示部109が推奨サービスを含むヒットしたサービスの案内情報を利用者に提示する。このときサービス情報提示部109は、まず利用者のメールアドレス宛てにアクセス要求通知を行い、利用者による利用者端末130から情報提供装置100へのアクセスがあった際に、推奨サービスを含むヒットしたサービスの案内情報を表示する。
(3−2−3)利用確度予測:
ステップS206において、サービス利用予測部107は、利用者が上記ヒットした推奨サービスを利用するかどうかの利用確度の予測を行う。複数の推奨サービスがヒットした場合は、最も料金が安いサービスのいずれか1つを推奨サービスとして設定する。
ここで、図4に、利用者に関する推奨サービス利用確度の予測方法の一例を示す。サービス利用予測部107は、推奨サービスの料金とそれ以外のヒットした全てのサービスの料金との比較を行い、「推奨サービスの料金が最安」、「推奨サービスの料金が他のサービスの平均料金以下」、「推奨サービスの料金が他のサービスの平均料金より高い」のいずれになるかを判定する。さらにサービス利用予測部107は、利用者情報格納部121に登録された上記利用者に関する全ての過去の推奨サービスの利用実績を参照し、「利用実績が9割以上」、「利用実績が5割以上9割未満」、「利用実績が5割未満」のいずれになるかを判定する。
そして図4に示した判定表に基づき、上記利用者に関する推奨サービス利用確度が「高確度で利用する」、「低確度で利用する」、「利用しない」のいずれになるかを判定する。例えば、「推奨サービスの料金が他のサービスの平均料金以下」かつ「利用実績が5割以上9割未満」の場合、上記利用者に関する推奨サービスの利用確度は「低確度で利用する」として予測する。「利用しない」と予測した場合、ステップS209に進み、「高確度で利用する」または「低確度で利用する」と予測した場合、ステップS210に進む。
ここで、利用者情報格納部121において、上記利用者に関する全ての過去の推奨サービスの利用実績の登録数が所定数以上でない場合、その利用実績の信頼性は低いと考えられるので、その場合、サービス利用予測部107は、上記判断基準となる上記利用者による利用実績を、利用者情報格納部121に登録された上記利用者と同一のプロファイルのカテゴリに所属する全ての利用者に関する過去の全ての推奨サービスの利用実績に置き換えて上記の予測を行う。例えば、プロファイルを性別、年齢別(20代、30代など10年ごと)のカテゴリに分類したとき、男性・35才の利用者に関する過去の推奨サービスの利用実績の信頼性が低い場合、男性・30代の全ての利用者に関する過去の全ての推奨サービスの利用実績を用いて、利用者に関する推奨サービス利用確度の予測を行う。
(3−2−4)推奨サービス提示:
ステップS209において、サービス情報提示部109は、推奨サービスを含むヒットしたサービスの案内情報の表示画面を生成し、利用者端末130に送信する。利用者端末130は、上記表示画面を利用者に対して表示する。
ここで、図5に、推奨サービスを含めたサービスの案内情報の表示画面の一例を示す。図5のエリア501において、利用者が入力した希望するサービスの検索条件を表示する。エリア502において、検索条件にヒットしたサービスの案内情報の一覧を表示する。エリア502では、利用者による利用者端末130からの要求により、映画の上映日時の早い順・遅い順、または料金の安い順・高い順に、ヒットしたサービスの表示順序を変えることができるようになっている。ステップS206において、利用者は推奨サービスを「利用しない」と予測しているため、ここでは利用者を特に推奨サービスに誘導せず、他のヒットしたサービスと合わせて案内情報の表示を行っている。
(3−2−5)サービス予約:
ステップS210において、サービス予約部108は、ヒットした推奨サービスに対応するサービス管理サーバ140に対して、座席予約を要求する。各サービス管理サーバ140は、要求された映画上映サービスの座席予約を行い、情報提供装置100に対して予約番号を発行し送信する。
サービス予約部108は、上記送信された予約番号を取得する。このときサービス予約部108は、推奨サービスを「高確度で利用する」と予測された利用者に対しては、その利用者1人に対して1つの座席予約を行うが、推奨サービスを「低確度で利用する」と予測された利用者に対しては、予約のキャンセル率が高いとみなし、同一の推奨サービスを利用する2人の利用者に対して1つの座席予約を行う。すなわち同一の推奨サービスに対する利用確度の低い複数人の利用者が続けて発生した場合、1人目の利用者に対しては上記推奨サービスの予約を行うが2人目の利用者に対しては新たな予約を行わない(1人目と同じ予約番号となる)。そして3人目の利用者に対しては上記推奨サービスの予約を行うが4人目の利用者に対しては新たな予約を行わない(3人目と同じ予約番号となる)。
すなわち、推奨サービスの利用確度の低い利用者は0.5人分の予約人数としてカウントすることになる。これは、1つのサービスに対する予約に対して見かけ上2人の予約を受け付けて、予約をキャンセルした利用者の予約を間引き、予約をキャンセルしなかった利用者にのみ実際に予約を割り当てることに相当し、ダブルブッキングの可能性があるものの、無駄な予約を減らし、限りある推奨映画上映サービスの座席を有効利用することが可能となる。例えば、1人目と2人目の利用者が予約をキャンセルせず、3人目と4人目の利用者が予約をキャンセルした場合、2人目の利用者には、3人目の利用者に割り当てていた予約番号を割り当てることにより、先行予約された予約を有効利用でき、かつ、無駄な予約を減らすことができる。
また、所定の数の先行予約を予め行って(団体予約のようなもの)、それをプールしておき、予約をキャンセルしなかった利用者に、プールしておいた予約を割り当てることもできる。所定の数の先行予約を予め行ってプールしておく場合の処理手順を以下に示す。
(a)サービス管理サーバ140に対して、予め、所定の数の先行予約を行う。即ち、利用者の名称等をダミーとするダミーの予約を行なう。
(b)サービスの依頼があった複数の利用者を登録しておき、その中から、サービスに関する所定の期間内に予約のキャンセルがなかった利用者を抽出し、抽出した利用者と上記(a)のダミーの予約時に設定したダミーの利用者とを対応付ける。
(c)上記(a)でダミー予約した利用者を、上記(b)で抽出した利用者に変更するよう、サービス管理サーバ140に通知する。
ここで、(抽出した利用者の数)>(ダミーの利用者の数)の場合、利用者からサービスの依頼を受け付けた順に予約を割り当て、後から依頼を受けたために予約が割り当てられなかった利用者に対しては、その旨、通知する。一方、(抽出した利用者の数)<(ダミーの利用者の数)の場合、情報提供装置100は、サービス管理サーバ140に対して、余分なダミー予約のキャンセルを通知する。当然、(抽出した利用者の数)=(ダミーの利用者の数)の場合は、予約をキャンセルしなかった利用者の全てに対して予約が可能となる。
同一のサービスに対して、予約の内容が、日時や場所などに応じて、いくつかにグループ化される場合は、それぞれのグループに対して、上記(a)〜(c)の処理を行なう。さらに、(抽出した利用者の数)>(ダミーの利用者の数)となったグループに含まれ、予約が割り当てられなかった利用者に対して、(抽出した利用者の数)<(ダミーの利用者の数)となっているグループに関する情報を提示し、利用者がグループを変更できるようにすることもできる。その結果、サービス管理サーバ140に対するサービスの先行予約をキャンセルすることなく、先行予約を有効に活用できる。
ステップS211において、サービス情報提示部109は、推奨サービスの予約情報を含むヒットしたサービスの案内情報の表示画面を生成し、利用者端末130に送信する。利用者端末130は、上記表示画面を利用者に対して表示する。
ここで、図6に、推奨サービスの予約情報を含めたサービスの案内情報の表示画面の一例を示す。図6のエリア601において、利用者が入力した希望するサービスの検索条件を表示する。
エリア602において、推奨サービスの案内情報、予約番号、および予約キャンセルボタンを表示する。利用者によって推奨サービスの予約キャンセルが選択された場合、サービス情報提示部109は、対応するサービス管理サーバ140に対して1座席の予約キャンセルを要求する。このとき、推奨サービスの利用確度の低い利用者は0.5人分の予約人数としてカウントしているため、サービス情報提示部109は、同一の推奨サービスに対して利用確度の低い利用者2人が予約キャンセルを行った段階で、対応するサービス管理サーバ140に対して1座席の予約キャンセルを要求する。
エリア603において、推奨サービス以外の検索条件にヒットしたサービスの案内情報の一覧を表示する。エリア602では、利用者による利用者端末130からの要求により、映画の上映日時の早い順・遅い順、または料金の安い順・高い順に、ヒットしたサービスの表示順序を変えることができるようになっている。
上記のようにして、利用者の希望サービスの検索および情報提供が行われる。
(4)推奨サービスの利用実績の登録:
次に、情報提供装置100およびサービス管理サーバ140において行われる推奨サービスの利用実績の登録処理(4)について説明する。サービス管理サーバ140は、推奨映画上映サービスの上映が終了した時点で、情報提供装置100によって上記推奨サービスの予約を行った利用者が上記推奨サービスを利用したかどうかの確認を行い、利用者の予約番号と利用の有無を情報提供装置100に送信する。
情報提供装置100の利用者情報取得部104は、上記送信された利用者の予約番号と利用の有無を取得し、その予約番号から利用者を特定し、推奨サービスの利用の有無をその利用者の利用実績として利用者情報格納部121に登録する。上記ステップS210において、推奨サービスの利用の確度が低く、複数の利用者に同一の予約番号が発行されている場合、その予約番号に対応する推奨サービスの利用の有無を、上記複数利用者全員分の利用実績として利用者情報格納部121に登録する。上記のようにして、推奨サービスの利用実績の登録が行われる。
以上のようにして、本実施形態では、情報提供装置が、事前登録された推奨サービスの案内情報を優先的に利用者に提示するため、利用者を推奨サービスの利用に誘導することができるようになる。そして推奨サービスの事前予約を行っているため、利用者は推奨サービスを高い確率で利用することができるようになる。また推奨サービスを利用する確度の高い人に優先的に予約を行っているため、予約キャンセルができるだけ発生しないような推奨サービスの予約を行うことができるようになる。
また本実施形態では、推奨サービスの予約を行う際の利用者の許可を得る手続きを特に記載していないが、実際には、サービスの検索において推奨サービスがヒットした時点で予約が行われる可能性がある旨を利用者と合意しておくことが望ましい。
また本実施例では、推奨サービスがヒットし所定の条件が満たされた時点で予約を行うものとして記載しているが、予約を行う前に利用者に予約許可の確認を行った上で予約を行うという方法でも当然構わない。
(第2の発明の実施の形態)
第1の実施例では、利用者の所在が固定している場合を想定していたのに対し、本発明の実施の形態では、利用者の所在の状況が随時変化している場合のサービス利用の例として、利用者が利用するサービスとして、所定の出発地から目的地まで移動するための交通サービスを取り上げる。駐車場サービス、および自家用車、一般路線バス、鉄道、座席指定バス、レンタカーによる移動サービスを具体的な交通サービスとし、駐車場、座席指定バス、レンタカーは事前の予約が可能な交通サービスとする。環境にやさしい公共交通手段(駐車場、一般路線バス、鉄道、座席指定バス、レンタカー)を利用した交通サービスを推奨サービスとし、自家用車による移動者が車を推奨の駐車場に駐車して推奨の公共交通手段に乗換えて所定の目的地まで移動するように、交通サービスを含めた移動経路の案内情報の提供を行う場合を想定する。よって本実施形態では、案内情報の提供サービスを受ける利用者は自家用車による移動者であるという前提で説明を行う。なお自家用車に乗っていない移動者が本情報提供サービスを受けることも当然可能であるが、その場合は自家用車を利用した道路移動経路の案内情報を利用者に提示しないだけであり、本発明の本質に関係しないため特に記載しない。
本発明の目的である、利用者が推奨交通サービスを利用するように移動経路の案内情報の提供を行い、利用者が提示された移動経路上の交通サービスを高い確率で利用できることを実現するため、例えば、事前に推奨経路上の駐車場や公共交通手段などの推奨交通サービスの利用予約を行ってから利用者に移動経路の案内情報を提示する方法が考えられる。しかしながら事前に利用予約を行ったとしても、現在のモーダルシフトに対する人々の意識は高くないため、実際には多くの予約キャンセルが発生し、駐車場や公共交通手段などの交通サービスの運営業務が混乱する必要がある。本実施形態における利用者に情報提示を行う情報提供装置は、基本的に上記の推奨交通サービスの利用予約を事前に行う方法に基づくものであるが、予約キャンセルができるだけ発生しないような推奨交通サービスの予約を行い、利用者に移動経路の案内情報の提供を行うことを目的としている。
(システム構成)
第2の発明の実施の形態における全体構成は図1と同じである。以下では、各部の説明では、第1の発明の実施の形態と異なる部分のみを説明する。
サービス情報取得部103は、情報提供装置100が利用者に案内する交通サービスに関する情報を取得するための処理プログラムである。利用者情報取得部104は、第1の発明と同じ。サービス利用可否情報取得部105は、駐車場の利用可能時間帯情報、座席指定バスの空席情報、レンタカーの利用可能時間帯情報など事前の予約が可能な所定の交通サービスの利用可否情報をサービス管理サーバ140より取得するための処理プログラムである。サービス検索部106は、利用者の希望する移動の条件に基づき、サービス情報格納部111に格納された交通サービスおよび移動経路に関する情報の検索を行うための処理プログラムである。サービス利用予測部107は、第1の発明と同じ。サービス予約部108は、サービス管理サーバ140に対して、駐車場や座席指定バス、レンタカーなど所定の交通サービスの利用予約を行うための処理プログラムである。サービス情報提示部109は、第1の発明と同じ。再検索定期実行部110は、第1の発明と同じ。
サービス情報格納部120は、道路情報、駐車場の位置情報・営業情報・料金情報、一般路線バス・鉄道・座席指定バスなどの交通手段の路線情報・運行情報・料金情報、レンタカーの営業情報・料金情報など、所定の交通サービスに関する情報を格納するためのデータベースである。利用者情報格納部121は、第1の発明と同じ。
利用者端末130は、利用者がプロファイル情報の登録やサービスの検索要求を情報提供装置100に対して行うための利用者用端末であり、例えばカーナビゲーション装置やPDA装置、携帯電話端末などである。
各サービス管理サーバ140は、駐車場、座席指定バス、レンタカーなど事前の予約が可能な所定の交通サービスの利用可否状況や利用予約状況をそれぞれ管理し、情報提供装置100からの要求に応じて利用可否情報の提供や利用予約を行うためのコンピュータ装置である。
(処理の説明)
さて本発明の実施の形態では、情報提供装置100と関連する他の主体の装置において、以下の各種処理が実現され、推奨サービスを利用するように利用者に情報提供を行い、利用者が提示された推奨サービスを高い確率で利用することができるようになる。
(1)サービスに関する情報の登録(103)
(2)利用者のプロファイル情報の登録(104)
(3)利用者の希望する移動経路の検索および情報提供(105−110)
(4)推奨サービスの利用実績の登録(104)
以下、各処理(1)〜(4)の実現方法について、必要に応じて図面を参照しながら説明する。図7に示す本発明の処理に先立って、上記(1)及び(2)の各情報の登録処理が行われ、図7に示す処理の後で、上記(4)の処理が行われる。
(1)サービスに関する情報の登録:
はじめに、情報提供装置100において行われるサービスに関する情報の登録処理(1)について説明する。情報提供装置100の管理者は、情報提供装置100の入力部101より、利用者に案内する交通サービスを含めた移動経路に関する情報として、道路地図情報、駐車場ごとの位置情報・営業情報・料金情報、一般路線バス・鉄道・座席指定バスなどの交通手段ごとの路線情報・運行情報・料金情報、レンタカーごとの営業情報・料金情報、および駐車場、座席指定バス、レンタカーなど事前の予約が可能な交通サービスに対応するサービス管理サーバのネットワーク上のアドレス、および交通サービスごとの推奨の該否などを入力する。本実施形態では、環境にやさしい公共交通サービスである駐車場、一般路線バス、鉄道、座席指定バス、レンタカーを推奨サービスとして入力する。
情報提供装置100のサービス情報取得部103では、上記の交通サービスに関する情報を取得し、サービス情報格納部120に登録する。上記のようにして、サービスに関する情報の登録が行われる。
(2)利用者のプロファイル情報の登録:
次に、情報提供装置100および利用者端末130において行われる利用者のプロファイル情報の登録処理(2)について説明する。交通サービスの利用者は、情報提供サービスを利用する前に、利用者端末130より利用者のプロファイル情報として、利用者の氏名、住所、メールアドレス、生年月日、性別、職種、家族構成等を入力し、情報提供装置100に送信する。
情報提供装置100の利用者情報取得部104では、上記プロファイル情報を取得し、上記利用者の利用者IDとパスワードを発行し、利用者IDとともに上記プロファイル情報を利用者情報格納部110に登録する。そして発行した利用者IDとパスワードを利用者端末130に送信する。情報提供装置100は、利用者端末130からのアクセスに対して、利用者IDとパスワードによる利用者の識別・認証を行い(図示なし)、認証に合格した利用者に対してのみ情報提供サービスを提供する。
利用者は情報提供装置100にアクセスする際、利用者IDとパスワードを送信することで情報提供装置100からの情報提供サービスを受けることができるようになる。上記のようにして、利用者のプロファイル情報の登録が行われる。
(3)利用者の希望する移動経路の検索および情報提供:
次に、情報提供装置100、利用者端末130およびサービス管理サーバ140において行われる利用者の希望する移動経路の検索および情報提供処理(3)について、図7〜11を用いて説明する。図7は、情報提供装置100が利用者の希望する移動経路の検索を行い該当する移動経路と経路上の交通サービスの案内情報を提供するために、各種処理プログラム103〜110、各種格納部120、121によって実行される処理を示すフローチャートである。
(3−1)サービスの検索:
ステップS701において、利用者は、利用者端末130より、移動経路の希望条件(検索条件)として出発地(現在地)、目的地、移動人数、出発時刻、希望到着時刻、を入力し、往復の移動経路の検索を行う場合はさらに目的地の出発時刻を入力し、情報提供装置100に送信する。利用者端末130がGPS機能を備えている場合は、GPSによる現在地情報を情報提供装置100に送信してもよい。情報提供装置100のサービス検索部106は、上記送信された検索条件を取得する。
ステップS702において、サービス利用可否情報取得部105は、サービス情報格納部120に登録されている事前の予約が可能な全ての交通サービスの利用可否情報(駐車場の利用可能時間帯情報、座席指定バスの空席情報、レンタカーの利用可能時間帯情報)を、それぞれ対応するサービス管理サーバ140に問合せる。各サービス管理サーバ140は、問合せされた各交通サービスの利用可否情報を情報提供装置100に返信する。サービス利用可否情報取得部105は、上記返信された各交通サービスの利用可否情報(利用可能/利用不可、利用可能時間帯)を取得する。利用可否情報を取得できなかった交通サービスについては「利用不可」と判断する。
ステップS703において、サービス検索部106は、サービス情報格納部120に格納されている交通サービスの中で、自家用車による道路移動、事前予約が不要な交通サービス(一般路線バス、鉄道)、および事前予約が可能で今回の移動の際に利用可能な交通サービス(駐車場、座席指定バス、レンタカー)を対象として、上記検索条件に基づいて移動経路と経路上の交通サービスの検索を行う。上述のように本実施形態では、自家用車による移動者が情報提供装置100による案内情報提供を利用する場合について記載する。よってサービス検索部106では、経路検索の際、自家用車による道路移動経路(個人的交通手段利用経路)と、自家用車によって駐車場まで道路移動し、自家用車をその駐車場に停車し、公共交通サービスに乗換えて移動する経路(公共交通手段利用経路)の2種類の移動経路のそれぞれに対して、1つまたは複数の移動経路の検索を行う。
(3−1−1)個人的交通手段利用経路の検索:
個人的交通手段利用経路の検索において、移動の所要時間または移動料金を優先順位として道路移動経路の検索を行う。情報提供装置100は道路交通流シミュレーション部(図示しない)を備えており、上記移動の所要時間は、道路渋滞の影響を考慮した交通流シミュレーションによって予測される所要時間の予測値とする。上記移動料金は、道路移動距離と自動車の平均燃費、平均ガソリン価格によって計算できる金額とする。道路移動経路の検索に道路渋滞の影響を考慮しているため、往復の移動経路の検索を行う場合、往路での渋滞予測状況と復路での渋滞予測状況の違いにより、往復において異なる道路移動経路がヒットする場合がある。
(3−1−2)公共交通手段利用経路の検索:
公共交通手段利用経路の検索においても、移動の所要時間または移動料金を優先順位として道路移動経路の検索を行う。公共交通手段利用経路は、出発地から駐車場までの道路移動経路と、駐車場から目的地までの公共交通サービスによる移動経路によって構成される。公共交通手段利用経路において、自家用車で走行する経路(出発地から駐車場までの経路)とレンタカーで走行する経路の移動の所要時間については、上記個人的交通手段利用経路の場合と同様に、交通流シミュレーションに基づく所要時間予測値とする。移動料金についても同様に計算する。出発地から駐車場までの道路移動経路の検索に道路渋滞の影響を考慮しているため、往路だけの移動経路の検索を行う場合と往復の移動経路の検索を行う場合とで異なる駐車場を利用した経路がヒットする場合がある。例えば、往路移動の時間帯において道路渋滞が予測されず、復路移動の時間帯において道路渋滞が予測されるような場合、往路のみの検索では出発地に近い駐車場を利用した経路がヒットし、往復の検索では復路での渋滞を避けるため出発地から離れた駐車場を利用した経路がヒットする場合がある。
ステップS704において、サービス検索部106は、推奨サービスを利用した経路(推奨経路)である公共交通手段利用経路がヒットしたかどうかを判定する。利用可能な公共交通手段利用経路がヒットしない場合はステップS705に進み、利用可能な公共交通手段利用経路がヒットした場合はステップS706に進む。
(3−2)サービス情報の提供:
(3−2−1)サービス情報表示:
ステップS705において、サービス情報提示部109は、ヒットした個人的交通手段利用経路の案内情報の表示画面を生成し、利用者端末130に送信する。利用者端末130は、上記表示画面を利用者に対して表示する。
ここで、図8に、個人的交通手段利用経路の案内情報の表示画面の一例を示す。図8のエリア801において、利用者が入力した希望する移動経路の検索条件を表示する。エリア802において、検索条件にヒットした個人的交通手段利用経路の案内情報の一覧を表示する。エリア802では、利用者による利用者端末130からの要求により、所要時間の短い順、または移動料金の安い順にヒットした移動経路の表示順序を変えることができるようになっている。
エリア803において、推奨経路の定期的な再検索の検索条件と再検索登録ボタンを表示する。情報提供装置100では、推奨経路を利用したい利用者のために、推奨経路がヒットしなかった場合、予約キャンセルにより発生した利用可能な推奨交通サービスの再検索を定期的に行い、ヒットした推奨経路の案内情報を利用者に通知する再検索サービスを利用者に提供する。利用者が推奨経路の再検索を希望する場合、再検索の条件として、再検索終了時刻、再検索周期、移動経路の番号をエリア803に入力し、再検索登録ボタンを押して情報提供装置100に送信する。利用者が推奨経路の再検索を要求する場合、ステップS707に進む。
(3−2−2)再検索:
ステップS707において、再検索定期実行部110は、ステップS706において送信された再検索の条件である、再検索終了時刻、再検索周期、移動経路の番号を取得する。
ステップS708において、再検索定期実行部110は、ステップS701にて取得した検索条件に基づき、上記再検索終了時刻まで、上記再検索周期ごとに、ステップS702〜S704の処理を推奨経路がヒットするまで繰り返す。ただし、上記検索条件である出発時刻については再検索実行時点での時刻で更新する。出発地については、利用者端末130のGPS機能による再検索実行時点での現在地情報、または利用者がエリア803に入力した移動経路を利用したと仮定したときの道路交通流シミュレーションに基づく再検索実行時点での予測現在地で更新する。推奨経路がヒットした場合、ステップS706に進む。
そして最終的にステップS709またはステップS711のいずれかまで進み、サービス情報提示部109が推奨経路を含むヒットした移動経路の案内情報を利用者に提示する。このときサービス情報提示部109は、まず利用者のメールアドレス宛てにアクセス要求通知を行い、利用者による利用者端末130から情報提供装置100へのアクセスがあった際に、推奨経路を含むヒットした移動経路の案内情報を表示する。
(3−2−3)利用確度予測:
ステップS706において、サービス利用予測部107は、利用者が上記ヒットした推奨経路を利用するかどうかの利用確度の予測を行う。複数の推奨経路がヒットした場合は、最も移動料金が安い経路のいずれか1つを推奨経路として設定する。
ここで、図9に、利用者による推奨経路利用確度の予測方法の一例を示す。サービス利用予測部107は、推奨経路の移動料金と最安値となる個人的交通手段移動経路の移動料金の比較、推奨経路の所要時間と最短時間路となる個人的交通手段移動経路の所要時間の比較、および最短時間路となる個人的交通手段移動経路の予測所要時間と非渋滞時における所要時間の比較を行い、以下の(A1)〜(A3)のいずれになるかを判定する。
(A1):「推奨経路の移動料金が、最安値となる個人的交通手段移動経路の移動料金の2倍より安い」(条件1)かつ「推奨経路の所要時間が、最短時間路となる個人的交通手段移動経路の所要時間より短い」(条件2)かつ「最短時間路となる個人的交通手段移動経路の予測所要時間が非渋滞時におけるその所要時間の2倍より長い」(条件3)、(条件1〜3の全てを満たす場合)
(A2):(A1)以外であり、(条件1)または(条件2)または(条件3)、(条件1〜3のうち、1つ又は2つを満たす場合)
(A3):(A1)(A2)以外、(条件1〜3のいずれも満たさない場合)
さらにサービス利用予測部107は、利用者情報格納部121に登録された上記利用者に関する全ての過去の推奨経路上の事前予約が可能な推奨交通サービス(駐車場、座席指定バス、レンタカー)の利用実績を参照し、「利用実績が9割以上」、「利用実績が5割以上9割未満」、「利用実績が5割未満」のいずれになるかを判定する。そして図9に示した判定表に基づき、上記利用者による推奨サービス利用確度が「高確度で利用する」、「低確度で利用する」、「利用しない」のいずれになるかを判定する。例えば、(A2)かつ「利用実績が5割以上9割未満」の場合、上記利用者による推奨サービスの利用確度は「低確度で利用する」として予測する。「利用しない」と予測した場合、ステップS709に進み、「高確度で利用する」または「低確度で利用する」と予測した場合、ステップS710に進む。
ここで、利用者情報格納部121において、上記利用者による全ての過去の推奨サービスの利用実績の登録数が所定数以上でない場合、その利用実績の信頼性は低いと考えられる、その場合、サービス利用予測部107は、上記判断基準となる上記利用者に関する利用実績を、利用者情報格納部121に登録された上記利用者と同一のプロファイルのカテゴリに所属する全ての利用者に関する過去の全ての推奨サービスの利用実績に置き換えて上記の予測を行う。例えば、プロファイルを性別、年齢別(20代、30代など10年ごと)のカテゴリに分類したとき、男性・35才の利用者に関する過去の推奨サービスの利用実績の信頼性が低い場合、男性・30代の全ての利用者に関する過去の全ての推奨サービスの利用実績を用いて利用者に関する推奨経路の利用確度の予測を行う。
(3−2−4)推奨サービス提示:
ステップS709において、サービス情報提示部109は、ヒットした推奨経路および個人的交通手段利用経路の案内情報の表示画面を生成し、利用者端末130に送信する。利用者端末130は、上記表示画面を利用者に対して表示する。
ここで、図10に、推奨経路および個人的交通手段利用経路の案内情報の表示画面の一例を示す。図10のエリア1001において、利用者が入力した希望する移動経路の検索条件を表示する。エリア1002において、検索条件にヒットした移動経路(公共交通手段利用経路と個人的交通手段利用経路)の案内情報の一覧を表示する。またエリア1002では、利用者による利用者端末130からの要求により、所要時間の短い順、または移動料金の安い順にヒットした移動経路の表示順序を変えることができるようになっている。ステップS706において、利用者は推奨経路を「利用しない」と予測しているため、ここでは利用者を特に推奨経路上の推奨交通サービスに誘導せず、他のヒットした移動経路と合わせて案内情報の表示を行っている。
(3−2−5)サービス予約:
ステップS710において、サービス予約部108は、ヒットした推奨経路上の事前予約が可能な各推奨交通サービス(駐車場、座席指定バス、レンタカー)に対応するサービス管理サーバ140に対して、利用予約を要求する。各サービス管理サーバ140は、要求された各推奨交通サービスの利用予約を行い、情報提供装置100に対して予約番号を発行し送信する。
サービス予約部108は、上記送信された予約番号を取得する。このときサービス予約部108は、推奨経路を「高確度で利用する」と予測された利用者に対しては、その利用者1人に対して1つの利用予約を行うが、推奨経路を「低確度で利用する」と予測された利用者に対しては、予約のキャンセル率が高いとみなし、同一の推奨経路を利用する2人の利用者に対して1つの利用予約を行う。すなわち同一の推奨経路に対する利用確度の低い複数人の利用者が続けて発生した場合、1人目の利用者に対しては上記推奨サービスの予約を行うが2人目の利用者に対しては予約を行わない(1人目と同じ予約番号となる)。そして3人目の利用者に対しては上記推奨経路の予約を行うが4人目の利用者に対しては予約を行わない(3人目と同じ予約番号となる)。すなわち推奨経路の利用確度の低い利用者は0.5人分の予約人数としてカウントすることになる。これはダブルブッキングの可能性があるものの、無駄な予約を減らし、限りある推奨経路上の事前予約可能な推奨交通サービスを有効利用することが可能となる。予約のダブルブッキングに対する対応は、第1の発明の実施の形態と同様である。
ステップS711において、サービス情報提示部109は、推奨交通サービスの予約情報を含むヒットした推奨経路および個人的交通手段利用経路の案内情報の表示画面を生成し、利用者端末130に送信する。利用者端末130は、上記表示画面を利用者に対して表示する。
ここで、図11に、推奨交通サービスの予約情報を含めた推奨経路および個人的交通手段利用経路の案内情報の表示画面の一例を示す。図11のエリア1101において、利用者が入力した希望するサービスの検索条件を表示する。
エリア1102において、推奨経路と経路上の推奨交通サービスの案内情報、事前予約した推奨交通サービスの予約番号、および予約キャンセルボタンを表示する。利用者によって推奨交通サービスの予約キャンセルが選択された場合、サービス情報提示部109は、予約済みの各推奨交通サービスに対応するサービス管理サーバ140に対して1人分の予約キャンセルを要求する。このとき、推奨経路の利用確度の低い利用者は0.5人分の予約人数としてカウントしているため、サービス情報提示部109は、同一の推奨経路に対して利用確度の低い利用者2人が予約キャンセルを行った段階で、対応するサービス管理サーバ140に対して1座席の予約キャンセルを要求する。
エリア1103において、検索条件にヒットした個人的交通手段利用経路の案内情報の一覧を表示する。エリア802では、利用者による利用者端末130からの要求により、所要時間の短い順、または移動料金の安い順にヒットした移動経路の表示順序を変えることができるようになっている。
上記のようにして、利用者の希望する移動経路の検索および情報提供が行われる。
(4)推奨サービスの利用実績の登録:
次に、情報提供装置100およびサービス管理サーバ140において行われる推奨サービスの利用実績の登録処理(3)について説明する。サービス管理サーバ140は、推奨交通サービスの日々の運用・営業が終了した時点で、情報提供装置100によって上記推奨サービスの予約を行った利用者が上記推奨サービスを利用したかどうかの確認を行い、利用者の予約番号と利用の有無を情報提供装置100に送信する。
情報提供装置100の利用者情報取得部104は、上記送信された利用者の予約番号と利用の有無を取得し、その予約番号から利用者を特定し、推奨サービスの利用の有無をその利用者の利用実績として利用者情報格納部121に登録する。上記ステップS710において、推奨経路の利用の確度が低く、複数の利用者に同一の予約番号が発行されている場合、その予約番号に対応する推奨サービスの利用の有無を、上記複数利用者全員分の利用実績として利用者情報格納部121に登録する。上記のようにして、推奨サービスの利用実績の登録が行われる。
以上のようにして、本実施形態では、情報提供装置が、事前登録された推奨サービスの案内情報を優先的に利用者に提示するため、利用者を推奨サービスの利用に誘導することができるようになる。そして推奨サービスの事前予約を行っているため、利用者は推奨サービスを高い確率で利用することができるようになる。また推奨サービスを利用する確度の高い人に優先的に予約を行っているため、予約キャンセルができるだけ発生しないような推奨サービスの予約を行うことができるようになる。
また本実施形態では、推奨サービスの予約を行う際の利用者の許可を得る手続きを特に記載していないが、実際には、サービスの検索において推奨サービスがヒットした時点で予約が行われる可能性がある旨を利用者と合意しておくことが望ましい。
また本実施例では、推奨サービスがヒットし所定の条件が満たされた時点で予約を行うものとして記載しているが、予約を行う前に利用者に予約許可の確認を行った上で予約を行うという方法でも当然構わない。
100:情報提供装置、101:入力部、102:表示部、103:サービス情報取得部、104:利用者情報取得部、105:サービス利用可否情報取得部、106:サービス検索部、107:サービス利用予測部、108:サービス予約部、109:サービス情報提示部、110:再検索定期実行部、120:サービス情報格納部、121:利用者情報格納部、130:利用者端末、140−1〜n:サービス管理サーバ、150:ネットワーク、160:メモリ、170:CPU

Claims (19)

  1. ネットワークを介して少なくとも1つのサービス管理サーバに接続された、サービスに関する案内を行う情報提供装置であって、
    利用者の希望するサービスに関する条件を取得するサービス条件取得手段と、
    サービスの登録情報に基づき、登録済みのサービスが利用可能であるかどうかの利用可否情報を取得するサービス利用可否情報取得手段と、
    前記サービスの登録情報および前記取得したサービスの利用可否情報に基づき、前記希望条件にヒットする利用可能なサービスを検索するサービス検索手段と、
    前記ヒットした利用可能なサービスに含まれる推奨サービスの予約を行うサービス予約手段と、
    前記予約情報を含む前記推奨サービスに関する案内情報を前記利用者に提示するサービス情報提示手段と、
    を備えることを特徴とする情報提供装置。
  2. 前記サービス検索手段においてヒットした利用可能なサービスに含まれる推奨サービスを前記利用者が利用するかどうかを所定の条件に基づいて予測するサービス利用予測手段と、をさらに備え、
    前記サービス予約手段は、前記サービス利用予測手段において上記利用者によって利用されると予測された前記推奨サービスの予約を行う、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報提供装置。
  3. 前記サービス利用予測手段は、前記ヒットした利用可能な推奨サービスとその他のサービスとの利用料金に関する比較に基づき、前記ヒットした利用可能な推奨サービスを前記利用者が利用するかどうかを予測する、
    ことを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  4. 利用者の前記推奨サービスの利用実績を記録する利用者情報記録手段と、をさらに備え、
    前記サービス利用予測手段は、前記利用者の過去の推奨サービスの利用実績に基づき、前記ヒットした利用可能な推奨サービスを前記利用者が利用するかどうかを予測する、
    ことを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  5. 利用者のプロファイル情報および前記推奨サービスの利用実績を記録する利用者情報記録手段と、をさらに備え、
    前記サービス利用予測手段は、前記利用者と同一のプロファイルのカテゴリに所属する全ての利用者の過去の推奨サービスの利用実績に基づき、前記ヒットした利用可能な推奨サービスを前記利用者が利用するかどうかを予測する、
    ことを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  6. 前記サービス検索手段において利用可能な推奨サービスがヒットしなかった場合、ヒットするまで定期的に、サービス利用可否情報取得手段、サービス検索手段、サービス予約手段、サービス情報提示手段およびサービス利用予測手段における所定の処理を繰り返し実行する定期処理実行手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  7. ネットワークを介して、少なくとも1つのサービス管理サーバに接続されたコンピュータを用いた、サービスに関する案内を行う情報提供方法であって、
    利用者の希望するサービスに関する条件を取得するサービス条件取得ステップと、
    サービスの登録情報に基づき、登録済みのサービスが利用可能であるかどうかの利用可否情報を取得するサービス利用可否情報取得ステップと、
    前記サービスの登録情報および上記取得したサービスの利用可否情報に基づき、前記希望条件にヒットする利用可能なサービスを検索するサービス検索ステップと、
    前記ヒットした利用可能なサービスに含まれる推奨サービスの予約を行うサービス予約ステップと、
    前記予約情報を含む上記推奨サービスに関する案内情報を前記利用者に提示するサービス情報提示ステップと、
    を備えることを特徴とする情報提供方法。
  8. ネットワークを介して少なくとも1つのサービス管理サーバに接続された、公共交通手段と個人的交通手段を含んだ移動の経路を案内する情報提供装置であって、
    利用者の希望する移動の条件を取得する移動条件取得手段と、
    交通サービスの登録情報に基づき、登録済みの交通サービスが利用可能であるかどうかの利用可否情報を取得する交通サービス利用可否情報取得手段と、
    道路情報、交通サービスの登録情報、および前記取得した交通サービスの利用可否情報に基づき、個人的交通手段および利用可能な交通サービスを対象として、前記希望条件にヒットする出発地から目的地までの利用可能な往路または往復路としての経路を検索する経路検索手段と、
    前記ヒットした交通サービスを利用した経路(公共交通手段利用経路)上の交通サービスの予約を行う交通サービス予約手段と
    前記予約情報を含む前記公共交通手段利用経路に関する案内情報を前記利用者に提示する経路情報提示手段と、
    を備えることを特徴とする情報提供装置。
  9. 前記経路検索手段においてヒットした交通サービスを利用した経路(公共交通手段利用経路)を前記利用者が利用するかどうかを所定の条件に基づいて予測する経路利用予測手段と、をさらに備え、
    前記交通サービス予約手段は、前記経路利用予測手段において前記利用者によって利用されると予測された前記公共交通手段利用経路上の交通サービスの予約を行う、
    ことを特徴とする請求項8記載の情報提供装置。
  10. 前記経路利用予測手段は、前記ヒットした公共交通手段利用経路と個人的交通手段のみを利用した経路(個人的交通手段利用経路)との利用料金または所要時間に関する比較、または前記個人的交通手段利用経路における現所要時間と非渋滞時での所要時間との比較に基づき、前記公共交通手段利用経路を前記利用者が利用するかどうかを予測する、
    ことを特徴とする請求項9記載の情報提供装置。
  11. 利用者の前記公共交通手段利用経路の利用実績を記録する利用者情報記録手段と、をさらに備え、
    前記経路利用予測手段は、前記利用者の過去の公共交通手段利用経路の利用実績に基づき、前記ヒットした利用可能な公共交通手段利用経路を前記利用者が利用するかどうかを予測する、
    ことを特徴とする請求項9記載の情報提供装置。
  12. 利用者のプロファイル情報および前記公共交通手段利用経路の利用実績を記録する利用者情報記録手段と、をさらに備え、
    前記サービス利用予測手段は、前記利用者と同一のプロファイルのカテゴリに所属する全ての利用者の過去の公共交通手段利用経路の利用実績に基づき、前記ヒットした利用可能な公共交通手段利用経路を前記利用者が利用するかどうかを予測する、
    ことを特徴とする請求項9記載の情報提供装置。
  13. 前記経路検索手段は、所要時間の短さまたは利用料金の安さの優先順位に基づいて前記経路を検索する、
    ことを特徴とする請求項8記載の情報提供装置。
  14. 前記利用者の現在地を取得または予測する利用者位置情報取得手段と、をさらに備え、
    前記経路検索手段において利用可能な公共交通手段利用経路がヒットしなかった場合、ヒットするまで定期的に、交通サービス利用可否情報取得手段、経路検索手段、交通サービス予約手段、経路情報提示手段および経路利用予測手段における所定の処理を繰り返し実行する定期処理実行手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項8から13のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  15. ネットワークを介して、少なくとも1つのサービス管理サーバに接続されたコンピュータを用いた、公共交通手段と個人的交通手段を含んだ移動の経路を案内する情報提供方法であって、
    利用者の希望する移動の条件を取得する移動条件取得ステップと、
    交通サービスの登録情報に基づき、登録済みの交通サービスが利用可能であるかどうかの利用可否情報を取得する交通サービス利用可否情報取得ステップと、
    道路情報、交通サービスの登録情報、および前記取得した交通サービスの利用可否情報に基づき、個人的交通手段および利用可能な交通サービスを対象として、前記希望条件にヒットする出発地から目的地までの利用可能な往路または往復路としての経路を検索する経路検索ステップと、
    前記ヒットした交通サービスを利用した経路(公共交通手段利用経路)上の交通サービスの予約を行う交通サービス予約ステップと
    前記予約情報を含む前記公共交通手段利用経路に関する案内情報を前記利用者に提示する経路情報提示ステップと、
    を備えることを特徴とする情報提供方法。
  16. 前記サービス予約手段は、1つのサービスに対する予約に対して見かけ上2人の予約を受け付けて、予約をキャンセルした利用者の予約を間引き、予約をキャンセルしなかった利用者に予約を割り当てることを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  17. 前記サービス予約手段は、
    前記サービス管理サーバに対して、予め、利用者をダミーとするダミーの予約を、所定の数行ない、
    サービスの依頼があった複数の利用者の中から、サービスに関する所定の期間内に予約のキャンセルがなかった利用者と前記ダミーの予約時に設定したダミーの利用者とを対応付け、
    前記ダミー予約した利用者を、前記予約のキャンセルがなかった利用者に変更するよう、前記サービス管理サーバに通知することを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  18. 前記交通サービス予約手段は、1つの交通サービスに対する予約に対して見かけ上2人の予約を受け付けて、予約をキャンセルした利用者の予約を間引き、予約をキャンセルしなかった利用者に予約を割り当てることを特徴とする請求項9記載の情報提供装置。
  19. 前記交通サービス予約手段は、
    前記サービス管理サーバに対して、予め、利用者をダミーとするダミーの予約を、所定の数行ない、
    交通サービスの依頼があった複数の利用者の中から、交通サービスに関する所定の期間内に予約のキャンセルがなかった利用者と前記ダミーの予約時に設定したダミーの利用者とを対応付け、
    前記ダミー予約した利用者を、前記予約のキャンセルがなかった利用者に変更するよう、前記サービス管理サーバに通知することを特徴とする請求項9記載の情報提供装置。
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