JP2019144856A - 車両移動管理システム及び管理端末 - Google Patents

車両移動管理システム及び管理端末 Download PDF

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Tatsuya Shiga
竜也 志賀
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Abstract

【課題】利用者が安心して車両の移動を依頼できる車両移動管理システムを提供する。【解決手段】車両移動管理システム1は、車両の現在位置から目的地までの移動支援の依頼を受け付ける依頼受付部11と、業者が所有する移動モビリティが登録された登録台帳を記憶する登録台帳記憶部52と、業者に対する業務評価を示す評価情報を記憶する評価記憶部53と、車両の移動支援の依頼に基づいて車両の現在地の位置情報及び目的地の位置情報を取得する位置情報取得部54と、移動モビリティの現在位置の位置情報と移動モビリティの状態情報を取得する状態情報取得部55と、車両の現在位置の位置情報と目的地の位置情報と状態情報とに基づいて、バッテリを充電することなく移動モビリティの現在位置から車両の現在位置まで走行して車両の移動支援が可能な移動モビリティを抽出する抽出部58とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の所有者が操作する操作端末と、車両の移動支援を行う支援者が乗車可能な移動モビリティを所有する業者が有する業者端末と、移動モビリティの稼働状況を管理する管理端末とを備えた車両移動管理システム、及び当該管理端末に関する。
従来、飲酒等の理由で車両の運転ができない車両の所有者に代わり、運転を代行して目的地に車両を送り届ける運行代行サービスが利用されている。このような運転代行サービスに関する技術として、例えば下記に出典を示す特許文献1−4に記載のものがある。
特許文献1には運転代行管理システムが開示されている。当該運転代行管理システムでは、会員の位置情報に基づいて会員の利用地域を決定し、代行会社の情報と、会員の利用地域に基づいて利用する代行業者を確定する。会員が有する会員用端末には、確定した代行業者に関する情報と協賛店舗に関する情報とが表示される。
特許文献2には運転代行業者検索システムが開示されている。当該運転代行業者検索システムでは、ユーザ端末で配車希望地に関する情報が管理サーバに送信され、管理サーバは、配車希望地に関する情報に基づいて、代行車両の配車希望地への到着に要する時間が短い順に運転代行業者を選出すると共に、選出された運転代行業者の上記到着に要する時間をユーザ端末へ送信する。
特許文献3には運転代行サービス提供システムが開示されている。当該運転代行サービス提供システムでは、運転代行統括会社の飲食店会員である飲食店で飲食したユーザが飲食店に提示された情報表示体を携帯端末で読み取り、運転代行統括会社のサーバにある会員登録画面を読み出してユーザの自宅住所を目的地として設定する。これにより、運転代行に係る料金を事前に提示することが可能となる。また、ユーザの自宅住所或いは現在位置に近い場所に営業所を有する運転代行業者を優先的に選定する。
特許文献4には折りたたみバイクを用いた運転代行サービスが開示されている。この運転代行サービスでは、客の車両を本人に代わって運転し、客と当該車両を目的地まで送り届けるにあたり、スタッフが客を折りたたみバイクで向かえに行き、現場到着後バイクを折り畳み、客の車のトランクや座席部に積み込んで目的地に車両を移動させる。車両を目的地に移動させた後は、スタッフは折りたたみバイクで帰還する。
特開2016−151886号公報 特開2013−156735号公報 特開2008−191896号公報 特開2008−130072号公報
しかしながら、上記特許文献1−4に記載の技術では、車両の運転を運転代行業者に任せるにあたり、車両の所有者が当該運転代行業者が安心できる業者であるのか否かを把握することができず、利用者が安心できる運転代行業者に運転代行を任せたいといったニーズにこたえることができない。また、特許文献4に記載の技術では、運転代行を行う際に、折りたたみバイクを客の車のトランクや座席部に積み込むが、代行業者は客の車に折りたたみバイクを積み込めるか否かを事前に確認する必要がある。また、折りたたみバイクのオイル(例えば燃料)で客の車を汚してしまう可能性もあるし、可燃性のオイル(ガソリン等)が積まれた折りたたみバイクを客の車に積載するため、危険性もある。
そこで、利用者が安心して車両の移動を依頼することができる車両移動管理システム及びこのような車両移動管理システムを管理する管理端末が求められる。
本発明に係る車両移動管理システムの特徴構成は、車両の所有者が操作する操作端末と、前記車両の移動支援を行う支援者が乗車可能な移動モビリティを所有する業者が有する業者端末と、前記移動モビリティの稼働状況を管理する管理端末とを備えた車両移動管理システムであって、前記操作端末に設けられ、前記所有者による操作に基づいて前記車両の現在位置である第1地点から前記車両の目的地である第2地点までの前記車両の移動支援の依頼を受け付ける依頼受付部と、前記管理端末に設けられ、前記業者が所有する電動式の前記移動モビリティが登録された登録台帳を記憶する登録台帳記憶部と、前記管理端末に設けられ、前記登録台帳に記憶された前記移動モビリティを所有する業者に対する業務評価を示す評価情報を記憶する評価記憶部と、前記管理端末に設けられ、前記車両の移動支援の依頼に基づいて前記第1地点の位置を示す第1地点位置情報及び前記第2地点の位置を示す第2地点位置情報を取得する位置情報取得部と、前記管理端末に設けられ、前記移動モビリティの現在位置である第3地点の位置を示す第3地点位置情報と前記移動モビリティに設けられたバッテリの蓄電状態を示す蓄電情報とを含む状態情報を取得する状態情報取得部と、前記管理端末に設けられ、前記第1地点位置情報と前記第2地点位置情報と前記状態情報とに基づいて、前記登録台帳に登録されている移動モビリティのうち、前記バッテリを充電することなく前記第3地点から前記第1地点まで走行して前記車両の移動支援が可能な前記移動モビリティを抽出する抽出部と、前記操作端末に設けられ、前記抽出部により抽出された前記移動モビリティを示す抽出情報及び抽出された前記移動モビリティを所有する業者に応じた前記評価情報を前記操作端末の表示画面に表示する表示部と、前記操作端末に設けられ、前記表示画面に表示された前記抽出情報のうち、前記所有者の操作によって選択された抽出情報を受け付ける選択受付部と、前記管理端末に設けられ、前記選択受付部により受け付けられた前記抽出情報を示す受付抽出情報を取得する受付抽出情報取得部と、前記業者端末に設けられ、前記受付抽出情報に基づいて前記受付抽出情報に応じた前記移動モビリティを所有する業者が前記車両の移動支援の業務を受注したことを示す受注情報を取得する受注情報取得部と、を備えている点にある。
このような特徴構成とすれば、業者にとっては移動モビリティを利用して支援者を車両の現在地に移動させることができるので、支援者を単独で行動させることができる。また、管理端末が一括して車両の移動支援サービスを提供している業者と共に移動モビリティを管理するので、1人で車両の移動支援を行うサービスを提供している業者であっても、移動支援の依頼者と業者との仲介を適切に行うことが可能となる。このように本車両移動管理システムによれば、業者にとっては人件費のコストダウンを図ることができ、利用者にとっては安心して車両の移動を依頼することが可能となる。
また、前記抽出部は、前記支援者が前記第3地点から前記第1地点まで前記移動モビリティで移動して前記第2地点まで前記車両を移動させた後、前記移動モビリティに乗車した前記支援者が帰還する帰還地である第4地点の位置を示す第4地点位置情報も用いて前記移動モビリティを抽出すると好適である。
このような構成とすれば、支援者が車両の運転代行を終了した後、帰還地に支援者を確実に帰還させることが可能となる。
また、前記抽出部は、前記移動モビリティが走行する走行経路の勾配を示す勾配情報も用いて前記移動モビリティを抽出すると好適である。
このような構成とすれば、勾配に応じた消費電力量を考慮して移動モビリティを抽出することができる。したがって、走行経路に上り勾配が多かったとしても、移動モビリティのバッテリの蓄電量が不足し、移動モビリティが走行できなくなるといった状況の発生を回避できる。
また、前記管理端末は、前記車両の積載スペースを示す積載スペース情報を取得する積載スペース情報取得部と、前記積載スペース情報と前記移動モビリティを搭載状態にした場合の前記移動モビリティの体積を示す体積情報とに基づいて前記車両が前記第1地点から前記第2地点に至るまでの間に亘って前記車両に前記移動モビリティを搭載することが可能か否かを判定する判定部と、を更に備え、前記抽出部は、前記判定部の判定結果も用いて前記移動モビリティを抽出すると好適である。
このような構成とすれば、運転代行を行う車両の積載スペースに搭載可能な移動モビリティの抽出を自動的に行うことができる。したがって、第1地点に支援者が行った際に、車両に移動モビリティを搭載することができず、運転代行が行えなかったり、移動モビリティを第1地点に置いた状態で運転代行を行うといったことを防止できる。
また、本発明に係る管理端末の特徴構成は、車両の現在位置である第1地点から前記車両の目的地である第2地点までの前記車両の移動支援の依頼の受け付けを示す受付情報を取得する受付情報取得部と、前記車両の移動支援を行う支援者が乗車可能な電動式の移動モビリティが登録された登録台帳を記憶する登録台帳記憶部と、前記登録台帳に記憶された前記移動モビリティを所有する業者に対する業務評価を示す評価情報を記憶する評価記憶部と、前記受付情報に基づいて前記第1地点の位置を示す第1地点位置情報及び前記第2地点の位置を示す第2地点位置情報を取得する位置情報取得部と、前記移動モビリティの現在位置である第3地点の位置を示す第3地点位置情報及び前記移動モビリティに設けられたバッテリの蓄電状態を示す蓄電情報を含む状態情報を取得する状態情報取得部と、前記第1地点位置情報と前記第2地点位置情報と前記状態情報とに基づいて、前記登録台帳に登録されている移動モビリティのうち、前記バッテリを充電することなく前記第3地点から前記第1地点まで走行して前記車両の移動支援が可能な前記移動モビリティを抽出する抽出部と、抽出された前記移動モビリティを示す抽出情報及び抽出された前記移動モビリティを所有する業者に応じた前記評価情報を前記車両の所有者の操作端末に送信する送信部と、抽出された前記移動モビリティのうち、前記操作端末を介して前記車両の所有者に選択された前記抽出情報を示す受付抽出情報を取得する受付抽出情報取得部と、前記受付抽出情報に応じた前記移動モビリティを所有する業者に対して、前記車両の移動支援の業務を受注したことを示す受注情報を送信する受注情報送信部と、を備えている点にある。
このような特徴構成とすれば、業者にとっては移動モビリティを利用して支援者を車両の現在地に移動させることができるので、支援者を単独で行動させることができる。したがって、運転代行を行う業者の人件費のコストダウンが可能となる。
車両移動管理システムの構成を示すブロック図である。 車両移動管理システムで用いられる各位置を示す図である。
本発明に係る車両移動管理システムは、利用者が安心して運転代行を依頼することができるように構成されている。以下、本実施形態の車両移動管理システム1について説明する。なお、以下では車両移動管理システム1は、車両の所有者が飲酒等により運転をできない状況において当該車両の運転代行が行われる運転代行サービスに適用した場合の例を挙げて説明する。
図1は、本実施形態に係る車両移動管理システム1の構成を模式的に示した図である。図1に示されるように、車両移動管理システム1は、操作端末10、業者端末30、及び管理端末50を備えて構成される。
操作端末10は、車両の所有者が操作する端末である。車両の所有者とは、本実施形態では飲酒等によって運転できなくなった車両の所有者であって、運転代行を依頼する者である。このような操作端末10は、通信手段を有する例えばスマートフォンやタブレットPCのような携帯端末が相当する。
業者端末30とは、車両の移動支援を行う支援者が乗車可能な移動モビリティを所有する業者が有する端末である。車両の移動支援とは、運転代行である。したがって、支援者とは、車両の所有者に代わって運転する人が相当する。移動モビリティとは、このような支援者が、上記車両の現在位置まで移動する際に乗車すると共に、上記車両を目的地まで移動させた後、当該目的地から所定位置まで移動する際に乗車する乗り物である。本実施形態では電動折りたたみバイクが相当する。所定位置とは、次の運転代行依頼がある場合にはその車両の現在位置であり、次の運転代行依頼がない場合には支援者が帰還する場所である帰還地が相当する。本実施形態では、このような移動モビリティを所有する業者は、運転代行サービスの提供者にあたる。したがって、業者端末30は、このような運転代行サービスの提供者が有する端末にあたる。
管理端末50とは、移動モビリティの稼働状況を管理する端末である。移動モビリティの稼働状況とは、運転代行サービスの提供者が有する移動モビリティが運転代行に利用されているか否かを示す情報である。管理端末50は、このような情報を管理するが、例えば管理会社が有するように構成しても良いし、運転代行サービスの提供者が有するように構成しても良い。
本実施形態では、操作端末10は依頼受付部11、表示部12、選択受付部13を備えている。業者端末30は受注情報取得部31を備えている。管理端末50は受付情報取得部51、登録台帳記憶部52、評価記憶部53、位置情報取得部54、状態情報取得部55、積載スペース情報取得部56、判定部57、抽出部58、送信部59、受付抽出情報取得部60、受注情報送信部61を備えている。操作端末10、業者端末30、及び管理端末50は、このような機能部を備えているが、各機能部は運転代行に係る処理を行うために、CPUを中核部材としてハードウェア又はソフトウェア或いはその両方で構築されている。以下、操作端末10、業者端末30、及び管理端末50が有する機能部について説明するが、理解を容易にするために、操作端末10、業者端末30、及び管理端末50毎に説明するのではなく、運転代行に係る処理に沿って機能部を説明する。
依頼受付部11は、車両の所有者による操作に基づいて車両の現在位置である第1地点から車両の目的地である第2地点までの車両の移動支援の依頼を受け付ける。車両の所有者とは、上述したように運転代行を依頼する者である。車両の所有者による操作とは、運転代行を依頼する者が依頼受付部11を備える携帯端末への入力を意味する。車両の現在位置とは、運転代行を依頼する車両が運転代行を開始する時点で停車されている場所、すなわち、運転代行のスタート地点である。本実施形態では、このような運転代行のスタート地点を第1地点と称して扱われる。車両の目的地とは、運転代行を依頼する車両が運転代行で移動される場所、すなわち運転代行のゴール地点である。本実施形態では、このような運転代行のゴール地点を第2地点と称して扱われる。このような第1地点及び第2地点は、例えば運転代行を依頼する者が住所の入力により特定することも可能であるし、携帯端末がGPS信号やGNSS信号を受信し、受信した信号に基づき特定することも可能である。また、車両の移動支援とは、本実施形態では上述したように車両の運転代行である。したがって、依頼受付部11は、運転代行を依頼する者が携帯端末への入力に応じて、運転代行のスタート地点から運転代行のゴール地点までの運転代行の依頼を受け付ける。依頼受付部11が受け付けた運転代行の依頼は受付情報として管理端末50に伝達される。
受付情報取得部51は、第1地点から第2地点までの車両の移動支援の依頼の受け付けを示す受付情報を取得する。第1地点とは運転代行のスタート地点である。第2地点とは運転代行のゴール地点である。車両の移動支援の依頼の受け付け(以下「依頼受付」)は上述した依頼受付部11により車両の所有者の入力に応じて行われる。この依頼受付は、受付情報として依頼受付部11から管理端末50に伝達され、受付情報取得部51が取得する。受付情報には、運転代行の依頼と共に、第1地点及び第2地点を示す情報も含まれる。
登録台帳記憶部52は、業者が所有する電動式の移動モビリティが登録された登録台帳を記憶する。業者とは、運転代行サービスの提供者である。電動式の移動モビリティとは、本実施形態では電動折りたたみバイクである。本実施形態では、このような移動モビリティに夫々を識別可能な識別情報(例えば識別番号)が付与され、当該識別情報に関連付けされて登録台帳に移動モビリティが登録される。このような登録台帳には、少なくとも1つの業者が所有する移動モビリティが予め登録されている。なお、登録台帳に登録された移動モビリティが複数あって、夫々所有する業者が異なる場合には、上記識別情報に業者を識別可能な情報を含むように構成すると好適である。登録台帳記憶部52は、このような登録台帳を記憶する。
評価記憶部53は、登録台帳に記憶された移動モビリティを所有する業者に対する業務評価を示す評価情報を記憶する。登録台帳に記憶された移動モビリティを所有する業者とは、運転代行サービスの提供者である。業務評価とは、運転代行サービスに対する利用者からの評価である。このような評価は、運転代行サービスを利用する車両の所有者により、運転代行が終了した際に例えば操作端末10を介して入力してもらえるように構成し、当該評価を蓄積していくと良い。これにより、今後、運転代行サービスを利用する利用者が運転代行を依頼する際に、運転代行サービスをお願いして良いか否かの判断基準に利用することが可能となる。
位置情報取得部54は、車両の移動支援の依頼に基づいて第1地点の位置を示す第1地点位置情報及び第2地点の位置を示す第2地点位置情報を取得する。車両の移動支援の依頼は、受付情報取得部51が取得した受付情報に基づいて依頼があったことを特定可能である。第1地点の位置を示す第1地点位置情報とは、運転代行のスタート地点を特定することが可能な情報であり、具体的には当該スタート地点の緯度及び経度を示す情報である。第2地点の位置を示す第2地点位置情報とは、運転代行のゴール地点を特定することが可能な情報であり、具体的には当該ゴール地点の緯度及び経度を示す情報である。このような第1地点情報及び第2地点情報は、運転代行を依頼する者が第1地点及び第2地点を住所で入力した場合には位置情報取得部54が当該住所に基づき取得することも可能であるし、運転代行を依頼する者が第1地点及び第2地点をGPS信号やGNSS信号に基づき入力した場合には依頼受付部11により取得された第1地点情報及び第2地点情報を位置情報取得部54が取得するように構成することも可能である。
状態情報取得部55は、移動モビリティの現在位置である第3地点の位置を示す第3地点位置情報と移動モビリティに設けられたバッテリの蓄電状態を示す蓄電情報とを含む状態情報を取得する。移動モビリティの現在位置とは、依頼受付部11において運転代行の依頼の受け付けが行われた際に、運転代行サービスの提供者が所有する移動モビリティであって、上述した登録台帳に登録されている移動モビリティがいる地点である。移動モビリティが走行中である場合には、刻々と変化する地点が相当する。本実施形態では、このような移動モビリティがいる地点を第3地点と称して扱う。第3地点情報は、このような第3地点の緯度及び経度を示す情報である。移動モビリティに設けられたバッテリには、電動式の移動モビリティを走行させる動力を出力する回転電機を駆動する電力が蓄電されている。このバッテリの蓄電状態を示す情報は蓄電情報として扱われ、例えばバッテリの出力電圧の電圧値や消費電流の積算値、バッテリの種類や充放電回数を用いることが可能である。第3地点情報及び蓄電情報は状態情報として扱われ、移動モビリティから状態情報取得部55に伝達される。
積載スペース情報取得部56は、車両の積載スペースを示す積載スペース情報を取得する。車両の搭載スペースとは、運転代行を行う車両において物を積むことが可能なスペースである。具体的には、トランク、ラゲッジスペース、乗車スペースにおいて、既に物が積まれている場合にはこれらの物を除く、実質、物を搭載可能な有効スペース(利用可能な容積)である。このような積載スペースを示す情報は積載スペース情報として扱われる。積載スペースは、例えば運転代行を依頼する者が、運転代行を依頼する車両の車種や、既に搭載している荷物等を依頼受付部11に入力し、積載スペース情報取得部56がこれらの入力結果に基づき積載スペースを算定することが可能である。
判定部57は、積載スペース情報と移動モビリティを搭載状態にした場合の移動モビリティの体積を示す体積情報とに基づいて車両が第1地点から第2地点に至るまでの間に亘って車両に移動モビリティを搭載することが可能か否かを判定する。積載スペース情報は積載スペース情報取得部56から伝達される。移動モビリティを搭載状態にした場合とは、運転代行を行う際に、運転代行を行われる車両に搭載する状態にした場合をいう。移動モビリティが折りたたみ可能であれば折りたたんだ状態であり、車両に搭載した際に車両を汚したりしないように袋で梱包する場合には梱包された状態をいう。このような搭載状態の移動モビリティの体積は、移動モビリティの仕様上、規定されているので、体積情報として登録台帳に関連付けして登録しておくと良い。判定部57は、体積情報で示される移動モビリティの搭載状態の体積と、積載スペース情報で示される積載スペース(利用可能な容積)とを比較して、移動モビリティが積載スペースに搭載可能な否かを判定する。判定部57の判定結果は後述する抽出部58に伝達される。
抽出部58は、第1地点位置情報と第2地点位置情報と状態情報とに基づいて、登録台帳に登録されている移動モビリティのうち、バッテリを充電することなく第3地点から第1地点まで走行して車両の移動支援が可能な移動モビリティを抽出する。また、本実施形態では、抽出部58は、支援者が第3地点から第1地点まで移動モビリティで移動して第2地点まで車両を移動させた後、移動モビリティに乗車した支援者が帰還する帰還地である第4地点の位置を示す第4地点位置情報も用いて移動モビリティを抽出する。
第1地点位置情報及び第2地点位置情報は、位置情報取得部54により取得され、抽出部58に伝達される。状態情報は、状態情報取得部55により取得され、抽出部58に伝達される。登録台帳に登録されている移動モビリティとは、登録台帳記憶部52に記憶されている登録台帳において、識別情報と関連付けされて予め登録されている移動モビリティである。バッテリを充電することなく第3地点から第1地点まで走行して車両の移動支援が可能とは、バッテリを充電することなく移動モビリティが現在いる地点から運転代行のスタート地点まで走行し、当該移動モビリティに乗車する支援者が車両の運転代行を行うことが可能であることをいう。第2地点まで車両を移動させた後、移動モビリティに乗車した支援者が帰還する帰還地とは、運転代行が完了した後、移動モビリティに乗車して運転代行を行った者が帰還する場所であり、例えば運転代行サービスの提供者の営業所や、支援者の居住地や、次の運転代行のスタート地点等が相当する。このような場所(地点)が第4地点と称して扱われ、第4地点の緯度及び経度を示す情報が第4地点位置情報にあたる。第4地点情報は、管理端末50が取得しても良いし、業者端末30が取得し、抽出部58に伝達するように構成しても良い。
本実施形態では、まず、抽出部58は、運転代行のスタート地点の第1地点位置情報と、登録台帳に登録されている移動モビリティのうち、現在、運転代行を行うことが可能な支援者が乗車できる移動モビリティの第3地点位置情報とに基づき、第3地点から第1地点に至るまでの移動モビリティの走行経路及び走行に必要な電力量を算定する。
次に、抽出部58は、運転代行のゴール地点の第2地点位置情報と、登録台帳に登録されている移動モビリティのうち、現在、運転代行を行うことが可能な支援者の帰還地の第4地点位置情報とに基づき、第2地点から第4地点に至るまでの移動モビリティの走行経路及び走行に必要な電力量を算定する。
ここで、移動モビリティが走行する際、走行経路に含まれる道路の全てが平坦であるとは限らず、上り勾配の道路や下り勾配の道路が含まれることがある。移動モビリティが上り勾配の道路を走行する場合には、平坦な道路を走行する場合に比べて消費する電力量は増加し、移動モビリティが下り勾配の道路を走行する場合には、平坦な道路を走行する場合に比べて消費する電力量は減少する。そこで、抽出部58は、移動モビリティが走行する走行経路の勾配を示す勾配情報も用いて移動モビリティを抽出すると好適である。
抽出部58は、受付情報取得部51が受付情報を取得すると、登録台帳記憶部52に記憶されている登録台帳において、登録されている移動モビリティのうち、第3地点から第1地点に至るまでの移動モビリティの走行経路を走行するのに必要な電力量、及び、第2地点から第4地点に至るまでの移動モビリティの走行経路を走行するのに必要な電力量より多い電力量が蓄電されているバッテリを設けた移動モビリティを抽出する。
更に、抽出部58は、判定部57の判定結果も用いて移動モビリティを抽出する。すなわち、抽出部58は、判定部57により運転代行が行われる車両の積載スペースに搭載可能であると判定された移動モビリティを抽出する。
したがって、本実施形態では、抽出部58は、登録台帳に登録されている移動モビリティのうち、第3地点から第1地点に至るまでの移動モビリティの走行経路を走行するのに必要な電力量、及び、第2地点から第4地点に至るまでの移動モビリティの走行経路を走行するのに必要な電力量より多い電力量が蓄電されているバッテリを設けた移動モビリティであって、且つ、運転代行が行われる車両の積載スペースに搭載可能であると判定された移動モビリティを抽出する。抽出部58の抽出結果は後述する送信部59に伝達される。
送信部59は、抽出された移動モビリティを示す抽出情報及び抽出された移動モビリティを所有する業者に応じた評価情報を車両の所有者の操作端末10に送信する。抽出された移動モビリティを示す抽出情報とは、抽出部58により抽出された移動モビリティを示す情報である。抽出部58により複数の移動モビリティが抽出された場合には、全ての移動モビリティの夫々を示す情報が相当する。もちろん、複数の移動モビリティのうち、いくつかを間引いて残った移動モビリティの夫々を示す情報であっても良い。抽出された移動モビリティを所有する業者に応じて評価情報とは、抽出部58により抽出された移動モビリティを所有する運転代行サービスの提供者の評価情報であって、評価記憶部53に記憶されている評価情報である。送信部59は、これらの抽出情報及び評価情報を運転代行を依頼した車両の所有者の操作端末10に送信する。
表示部12は、抽出部58により抽出された移動モビリティを示す抽出情報及び抽出された移動モビリティを所有する業者に応じた評価情報を操作端末10の表示画面に表示する。本実施形態では、送信部59から操作端末10に抽出情報及び評価情報が送信される。表示部12は、送信部59から送信されてきた抽出情報及び評価情報を操作端末10の表示画面に表示する。これにより、車両の所有者が運転代行を依頼することが可能な業者を把握することが可能となる。
選択受付部13は、操作端末10の表示画面に表示された抽出情報のうち、車両の所有者の操作によって選択された抽出情報を受け付ける。上述したように、操作端末10の表示画面には抽出部58により抽出された抽出情報及び業者の評価情報が表示される。車両の所有者により、表示画面に表示された業者のうち、運転代行を依頼する業者が選択される。選択受付部13は、当該所有者により選択された抽出情報を受け付ける。選択受付部13により受け付けられた抽出情報は、受付抽出情報として後述する受付抽出情報取得部60に伝達される。
受付抽出情報取得部60は受付抽出情報を取得する。受付抽出情報は操作端末10の表示画面に表示された抽出情報、すなわち抽出部58により抽出された抽出情報のうち、操作端末10を介して車両の所有者により選択された抽出情報に基づく情報であって、選択受付部13により受け付けられた抽出情報である。受付抽出情報取得部60は、当該受付抽出情報を選択受付部13から伝達され、取得する。
受注情報送信部61は、受付抽出情報に応じた移動モビリティを所有する業者に対して、車両の移動支援の業務を受注したことを示す受注情報を送信する。受付抽出情報は、受付抽出情報取得部60により取得されるが、これは車両の所有者により運転代行を依頼する業者が選択されることにより伝達される。このため、受付抽出情報取得部60が受付抽出情報取得したことは当該受付抽出情報により示される抽出情報に係る業者が運転代行を受注したことを意味する。したがって、受注情報送信部61は、該当する業者の業者端末30に受注情報を送信する。この受注情報には、少なくとも抽出された移動モビリティを示す情報、第1地点位置情報、及び第2地点位置情報を含むように構成すると良い。
受注情報取得部31は、受付抽出情報に基づいて受付抽出情報に応じた移動モビリティを所有する業者が車両の移動支援の業務を受注したことを示す受注情報を取得する。受付抽出情報は、車両の所有者により運転代行を依頼する業者が選択された場合に伝達され、移動モビリティを示す情報も含まれる。受注情報取得部31は、受付抽出情報に含まれる移動モビリティを所有する運転代行サービスの提供者の業者端末30に備えられ、当該提供者が運転代行を受注したことを示す受注情報を取得する。
取得された受注情報は業者端末30の表示画面に表示され、これにより業者が運転代行を受注したことを把握することが可能となる。これにより、業者は所有する移動モビリティに乗車する支援者に第1地点から第2地点への運転代行を指示することができる。したがって、図2に示されるように、移動モビリティに乗車する支援者は現在地点である第3地点から第1地点までバッテリを充電することなく移動モビリティで移動して(#1)、その後、第1地点から第2地点まで車両に移動モビリティを搭載した上で運転代行を行い(#2)、更にその後、第2地点から第4地点までバッテリを充電することなく支援者が移動モビリティで移動する(#3)ことが可能となる。
上述した車両移動管理システム1による運転代行は、運転代行サービスを提供する業者が利用する代行業者登録アプリケーション(以下「代行業者登録アプリ」)と、運転代行を依頼する車両の所有者(運転代行サービスの利用者)が利用する利用者登録アプリケーション(以下「利用者登録アプリ」)とを用いて実現することが可能である。
具体的には、業者は業者端末30に代行業者登録アプリをセットアップし、当該代行業者登録アプリにより二種免許の所有証明書、過去の事故履歴を示す事故情報、保険の加入を示す加入情報、業者の事業所の住所である事業所住所を登録する。また、業者が所有する移動モビリティの運行状態や、運航予定表を適宜、管理端末50に送信するように構成すると好適である。一方、車両の所有者は操作端末10に利用者登録アプリをセットアップし、当該利用者登録アプリにより所有者の連絡先(自宅住所や電話番号等)、車両の種類を示す車種情報、クレジットカード情報或いは口座情報を登録する。これらの情報は、管理端末50において管理される(特に、業者の情報は登録台帳記憶部52に記憶される)。
車両の所有者は、運転代行を依頼する際、利用者登録アプリを介して運転代行の利用依頼を管理端末50に送信する。その際、操作端末10の依頼受付部11により受け付けられ、操作端末10から第1地点位置情報と第2地点位置情報と利用希望時間と車種情報とが管理端末50に送信される。第2地点が車両の所有者の自宅である場合には、登録されている自宅住所が用いられ、車種情報も登録されているものが用いられる。積載スペースが予めわかっている場合には、車種情報に代えて、積載スペース情報を送信しても良い。
管理端末50の受付情報取得部51は車両の所有者から送信されて運転代行の依頼の受け付けを示す受付情報を取得する。抽出部58は、送信されてきた第1地点位置情報及び積載スペース情報に基づいて利用可能な業者を抽出して当該業者を示す業者情報のリストを作成し、送信部59が当該リストを操作端末10に送信する。この際、業者が所有している電動式の移動モビリティの蓄電量から走行可能な距離を算出し、業者が受注できるか否かが判定される。算出された距離に基づき受注が可能であると判定された場合には、当該移動モビリティを所有する業者の保険の加入情報、事故情報、運転代行を利用した利用者からの評価を示す評価情報、単位距離当たりの走行料金から算出した利用料を示す情報が管理端末50から操作端末10に送信されるように構成すると良い。なお、管理端末50から操作端末10を介して車両の所有者に移動モビリティの積載スペースを確保してもらうよう通知することも可能である。
操作端末10の表示部12は、操作端末10の表示画面に利用可能な業者のリストを表示する。車両の所有者は、操作端末10の表示画面に表示された利用可能な業者のリストを見て、安心できる業者か否か、料金は適正か否かを判断し、良いと考えた業者を選択する。選択された業者は、選択受付部13により受け付けられ、運転代行の正式な依頼として操作端末10を介して管理端末50に送信される。管理端末50の受注情報送信部61は、この依頼を対象の業者の業者端末30に送信する。なお、正式な依頼は業者の業者端末30に操作端末10から直接送信しても良い。
正式な依頼を受けた受注情報取得部31を備えた業者端末30を有する業者は、業者端末30を介して利用希望時間に間に合うように支援者(二種免許を保有する者)に移動モビリティで第1地点に向かうように指示する。この際、電動モビリティの第3地点位置情報或いは支援者が有する携帯端末により取得される位置情報から第1地点への到達予想時刻を算出し、操作端末10に第3地点位置情報と到達予想時刻とを送信すると好適である。なお、管理端末50から業者端末30を介して業者に移動モビリティのバッテリの充電を行うように通知することも可能である。
到達予想時刻に運転代行の支援者が第1地点へと向かい、移動モビリティをケースに収容した後、運転代行を行う車両に搭載する。支援者は運転代行の対象である車両を運転し、車両の所有者を助手席或いは後部座席へ乗せて登録された第2地点(例えば車両の所有者の自宅)まで向かう。この際、支援者が有する携帯端末にナビゲーション用アプリケーションをセットアップし、代行業者アプリと連動することで、第1地点から第2地点までの経路をナビゲーションするように構成することも可能である。
車両が第2地点に到着すると、送り届け完了を互いの端末(操作端末10及び支援者が有する携帯端末、或いは操作端末10及び業者端末30等)で合意するように完了処理を行うと良い。運転代行に係る費用の支払いは現金でも良いが、クレジットカードや登録した口座情報に基づく口座引き落としによるキャッシュレス決済であると好適である。また、この際、車両の所有者が運転代行サービスに満足したと感じた場合にチップを渡すことができるように構成しても良い。
その後、車両の所有者は利用者登録アプリを介して業者の評価を行い、管理端末50上に登録する。これにより、車両の所有者が利用者登録アプリを介して、次回利用の割引クーポンを送る等の特典を取得するように構成することも可能である。業者の評価は、今後、運転代行を利用する他の利用者が業者を選択する際に参考することが可能となる。一方、支援者は第2地点まで到達した車両から移動モビリティを降ろし、当該移動モビリティで第4地点(例えば業者の事業所や支援者の自宅)へ移動する。このような流れに沿って、車両移動管理システム1が利用される。
以上のように車両移動管理システム1を構成することで、業者が移動モビリティを利用した運転代行サービスを提供することができ、随伴車が不要となる。これにより、随伴車に関する費用(車両の購入費用、維持費等)、随伴車の運転者の人件費、駐車場料金、燃料費を低減できるため、運営コストの低減が可能となる。また、業者の情報を事前に登録することになるため、利用者は、保険の加入の有無や、事故履歴、他の利用者からの評価も参考に業者を選択できるので、安心して車両の移動を依頼することが可能となる。このように本構成であれば、業者の費用を低減できることから利用料金を低く抑えることができ、利用者にとって利用機会の増加を促し、経済性、利便性を向上させることができる。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態では、車両移動管理システム1の操作端末10が依頼受付部11、表示部12、選択受付部13を備え、業者端末30が受注情報取得部31を備え、管理端末50が受付情報取得部51、登録台帳記憶部52、評価記憶部53、位置情報取得部54、状態情報取得部55、積載スペース情報取得部56、判定部57、抽出部58、送信部59、受付抽出情報取得部60、受注情報送信部61を備えているとして説明した。しかしながら、操作端末10を依頼受付部11、表示部12、選択受付部13で構成し、管理端末50を登録台帳記憶部52、評価記憶部53、位置情報取得部54、状態情報取得部55、抽出部58、受付抽出情報取得部60、受注情報送信部61で構成することも可能である。
また、管理端末50を、受付情報取得部51と、登録台帳記憶部52と、評価記憶部53と、位置情報取得部54と、状態情報取得部55と、抽出部58と、送信部59と、受付抽出情報取得部60と、受注情報送信部61とで構成することも可能である。
上記実施形態では、抽出部58は、支援者が第3地点から第1地点まで移動モビリティで移動して第2地点まで車両を移動させた後、移動モビリティに乗車した支援者が帰還する帰還地である第4地点の位置を示す第4地点位置情報も用いて移動モビリティを抽出するとして説明したが、抽出部58は第4地点位置情報を用いずに移動モビリティを抽出するように構成することも可能である。
上記実施形態では、抽出部58は、移動モビリティが走行する走行経路の勾配を示す勾配情報も用いて移動モビリティを抽出すると好適であるとして説明したが、抽出部58は勾配情報を用いずに移動モビリティを抽出するように構成することも可能である。
上記実施形態では、積載スペース情報取得部56は、運転代行する車両の車種や既に搭載している荷物等の情報を、運転代行を依頼する者からの入力情報を用いた構成を例示したが、積載スペース情報取得部56は、運転代行を依頼する者が事前に登録した車両の車種に基づき積載スペースを設定する構成としても良い。さらに、この構成において、積載スペース情報取得部56は、運転代行を依頼する者が事前に登録した車両の車種と、運転代行を依頼する者からの運転代行を依頼する車両に搭載されている荷物等の入力情報とから、積載スペースを算出する構成にしても良い。
上記実施形態では、管理端末50は、車両の積載スペースを示す積載スペース情報を取得する積載スペース情報取得部56と、積載スペース情報と移動モビリティを搭載状態にした場合の移動モビリティの体積を示す体積情報とに基づいて車両が第1地点から第2地点に至るまでの間に亘って車両に移動モビリティを搭載することが可能か否かを判定する判定部57と、を備えるとして説明したが、管理端末50は積載スペース情報取得部56及び判定部57を備えずに構成することも可能である。
上記実施形態では、車両移動管理システム1が車両の運転代行サービスに利用した場合の例を挙げて説明したが、例えばレンタカー事業やカーシェアリング事業において、車両を他の事業所や車庫に回送する回送サービスに利用することも可能である。
本発明は、車両の所有者が操作する操作端末と、車両の移動支援を行う支援者が乗車可能な移動モビリティを所有する業者が有する業者端末と、移動モビリティの稼働状況を管理する管理端末とを備えた車両移動管理システム、及び当該管理端末に用いることが可能である。
1:車両移動管理システム
10:操作端末
11:依頼受付部
12:表示部
13:選択受付部
30:業者端末
50:管理端末
51:受付情報取得部
52:登録台帳記憶部
53:評価記憶部
54:位置情報取得部
55:状態情報取得部
56:積載スペース情報取得部
57:判定部
58:抽出部
59:送信部
60:受付抽出情報取得部
61:受注情報取得部

Claims (5)

  1. 車両の所有者が操作する操作端末と、前記車両の移動支援を行う支援者が乗車可能な移動モビリティを所有する業者が有する業者端末と、前記移動モビリティの稼働状況を管理する管理端末とを備えた車両移動管理システムであって、
    前記操作端末に設けられ、前記所有者による操作に基づいて前記車両の現在位置である第1地点から前記車両の目的地である第2地点までの前記車両の移動支援の依頼を受け付ける依頼受付部と、
    前記管理端末に設けられ、前記業者が所有する電動式の前記移動モビリティが登録された登録台帳を記憶する登録台帳記憶部と、
    前記管理端末に設けられ、前記登録台帳に記憶された前記移動モビリティを所有する業者に対する業務評価を示す評価情報を記憶する評価記憶部と、
    前記管理端末に設けられ、前記車両の移動支援の依頼に基づいて前記第1地点の位置を示す第1地点位置情報及び前記第2地点の位置を示す第2地点位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記管理端末に設けられ、前記移動モビリティの現在位置である第3地点の位置を示す第3地点位置情報と前記移動モビリティに設けられたバッテリの蓄電状態を示す蓄電情報とを含む状態情報を取得する状態情報取得部と、
    前記管理端末に設けられ、前記第1地点位置情報と前記第2地点位置情報と前記状態情報とに基づいて、前記登録台帳に登録されている移動モビリティのうち、前記バッテリを充電することなく前記第3地点から前記第1地点まで走行して前記車両の移動支援が可能な前記移動モビリティを抽出する抽出部と、
    前記操作端末に設けられ、前記抽出部により抽出された前記移動モビリティを示す抽出情報及び抽出された前記移動モビリティを所有する業者に応じた前記評価情報を前記操作端末の表示画面に表示する表示部と、
    前記操作端末に設けられ、前記表示画面に表示された前記抽出情報のうち、前記所有者の操作によって選択された抽出情報を受け付ける選択受付部と、
    前記管理端末に設けられ、前記選択受付部により受け付けられた前記抽出情報を示す受付抽出情報を取得する受付抽出情報取得部と、
    前記業者端末に設けられ、前記受付抽出情報に基づいて前記受付抽出情報に応じた前記移動モビリティを所有する業者が前記車両の移動支援の業務を受注したことを示す受注情報を取得する受注情報取得部と、
    を備える車両移動管理システム。
  2. 前記抽出部は、前記支援者が前記第3地点から前記第1地点まで前記移動モビリティで移動して前記第2地点まで前記車両を移動させた後、前記移動モビリティに乗車した前記支援者が帰還する帰還地である第4地点の位置を示す第4地点位置情報も用いて前記移動モビリティを抽出する請求項1に記載の車両移動管理システム。
  3. 前記抽出部は、前記移動モビリティが走行する走行経路の勾配を示す勾配情報も用いて前記移動モビリティを抽出する請求項1又は2に記載の車両移動管理システム。
  4. 前記管理端末は、前記車両の積載スペースを示す積載スペース情報を取得する積載スペース情報取得部と、前記積載スペース情報と前記移動モビリティを搭載状態にした場合の前記移動モビリティの体積を示す体積情報とに基づいて前記車両が前記第1地点から前記第2地点に至るまでの間に亘って前記車両に前記移動モビリティを搭載することが可能か否かを判定する判定部と、を更に備え、
    前記抽出部は、前記判定部の判定結果も用いて前記移動モビリティを抽出する請求項1から3のいずれか一項に記載の車両移動管理システム。
  5. 車両の現在位置である第1地点から前記車両の目的地である第2地点までの前記車両の移動支援の依頼の受け付けを示す受付情報を取得する受付情報取得部と、
    前記車両の移動支援を行う支援者が乗車可能な電動式の移動モビリティが登録された登録台帳を記憶する登録台帳記憶部と、
    前記登録台帳に記憶された前記移動モビリティを所有する業者に対する業務評価を示す評価情報を記憶する評価記憶部と、
    前記受付情報に基づいて前記第1地点の位置を示す第1地点位置情報及び前記第2地点の位置を示す第2地点位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記移動モビリティの現在位置である第3地点の位置を示す第3地点位置情報及び前記移動モビリティに設けられたバッテリの蓄電状態を示す蓄電情報を含む状態情報を取得する状態情報取得部と、
    前記第1地点位置情報と前記第2地点位置情報と前記状態情報とに基づいて、前記登録台帳に登録されている移動モビリティのうち、前記バッテリを充電することなく前記第3地点から前記第1地点まで走行して前記車両の移動支援が可能な前記移動モビリティを抽出する抽出部と、
    抽出された前記移動モビリティを示す抽出情報及び抽出された前記移動モビリティを所有する業者に応じた前記評価情報を前記車両の所有者の操作端末に送信する送信部と、
    抽出された前記移動モビリティのうち、前記操作端末を介して前記車両の所有者に選択された前記抽出情報を示す受付抽出情報を取得する受付抽出情報取得部と、
    前記受付抽出情報に応じた前記移動モビリティを所有する業者に対して、前記車両の移動支援の業務を受注したことを示す受注情報を送信する受注情報送信部と、
    を備える管理端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021120788A (ja) * 2020-01-30 2021-08-19 暢之 岡井 運転代行システム

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