JP7477743B2 - プログラム、管理方法、管理サーバ及び通信端末 - Google Patents

プログラム、管理方法、管理サーバ及び通信端末 Download PDF

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Description

本発明は、プログラム、管理方法、管理サーバ及び通信端末に関する。
従来、一度の認証により、複数のサービスへのログインを可能とする、シングルサインオンという技術が公知である。特に、シングルサインオンによるログイン方法のうち、所定のソーシャルネットワーキングサービスによる認証により、他のサービスへのログインを可能とする方法は、ソーシャルログイン方法と呼称される。特許文献1では、利用者の認証強度を履歴として残すことができる情報処理システムが開示されている。
特開2008-225726号公報
このようなシングルサインオンによるログイン方法は、ソーシャルネットワーキングサービスごとに提供される。したがって、従来、シングルサインオンによるログイン方法を含む複数のログイン方法に対応するサービスが提供されている。しかしながら、上述のような従来技術は、複数種類のログイン方法に対応するサービスにログインする場合において、ユーザは、自身が何れのログイン方法でログインしたことがあるかを、失念する虞があるという問題がある。
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ユーザが何れのログイン方法を利用したことがあるかを失念した場合でも、適切なログイン方法を選択させることを可能とするプログラム、管理方法、管理サーバ及び通信端末を提供することを目的とする。
本発明に係るプログラムは、記憶部を有し、 所定のサービスへのログインを管理するコンピュータのプログラムであって、ユーザを識別する識別情報に、所定のサービスに対応するログイン方法のうちユーザが利用したログイン方法を関連付けて記憶部に記憶し、ユーザの通信端末から、所定のサービスへのログインを要求するための情報の送信要求を取得し、送信要求を取得したことに応じて、ユーザが利用したログイン方法を特定し、所定のサービスに対応するログイン方法によるログインを要求するための情報のうち、特定されたログイン方法によるログインを要求するための情報のみを通信端末に送信する、ことをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、さらにユーザがログイン方法を利用した履歴を示す情報を記憶部に記憶し、送信することにおいて、特定されたログイン方法によるログインを要求するための情報を、記憶されている履歴に基づいてユーザに提示するための情報を送信する、ことが好ましい。
また、本発明に係るプログラムにおいて、所定のサービスに対応するログイン方法は、認証サーバから管理サーバに対して送信される、ユーザに対応するトークンを用いるシングルサインオンによるログイン方法であり、記憶することにおいて、ユーザに対応するトークンが認証サーバから送信された場合に、トークンに対応するログイン方法をユーザが利用したログイン方法として記憶する、ことが好ましい。
また、本発明に係る管理方法は、所定のサービスへのログインを管理する管理方法であって、ユーザを識別する識別情報に、所定のサービスに対応するログイン方法のうちユーザが利用したログイン方法を関連付けて記憶し、ユーザの通信端末から、所定のサービスへのログインを要求するための情報の送信要求を取得し、送信要求を取得したことに応じて、ユーザが利用したログイン方法を特定し、所定のサービスに対応するログイン方法によるログインを要求するための情報のうち、特定されたログイン方法によるログインを要求するための情報のみを通信端末に送信する、ことを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る管理サーバは、所定のサービスへのログインを管理する管理サーバであって、ユーザを識別する識別情報に、所定のサービスに対応するログイン方法のうちユーザが利用したログイン方法を関連付けて記憶する記憶部と、ユーザの通信端末から、所定のサービスへのログインを要求するための情報の送信要求を取得し、送信要求を取得したことに応じて、ユーザが利用したログイン方法を特定し、所定のサービスに対応するログイン方法によるログインを要求するための情報のうち、特定されたログイン方法によるログインを要求するための情報のみを通信端末に送信する制御部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、ユーザによる所定のサービスへのログインを要求する通信端末のプログラムであって、所定のサービスに対応するログイン方法のうち、ユーザが利用したログイン方法を記憶し、ユーザからの表示指示を取得したことに応じて、ユーザが利用したログイン方法を特定し、所定のサービスに対応するログイン方法によるログインを要求するための情報のうち、特定されたログイン方法によるログインを要求するための情報のみを出力する、ことを通信端末に実行させることを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、特定することにおいて、ユーザの識別情報と所定のサービスに対応するログイン方法のうちユーザが利用したログイン方法を関連付けて記憶する、所定のサービスへのログインを管理する管理サーバから、通信端末のユーザが利用したログイン方法を取得し、取得されたログイン方法をさらに特定する、ことが好ましい。
また、本発明に係る通信端末は、ユーザによる所定のサービスへのログインを要求する通信端末であって、所定のサービスに対応するログイン方法のうち、ユーザが利用したログイン方法を記憶する記憶部と、ユーザからの表示指示を取得したことに応じて、ユーザが利用したログイン方法を特定し、所定のサービスに対応するログイン方法によるログインを要求するための情報のうち、特定されたログイン方法によるログインを要求するための情報のみを出力する制御部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、記憶部を有し、ユーザの課金情報を用いるログイン方法を含む複数のログイン方法に対応する所定のサービスへのログインを管理するコンピュータのプログラムであって、ユーザを識別する識別情報に、所定のサービスにおけるユーザに対する課金実績を示す課金情報を関連付けて記憶部に記憶し、ユーザの通信端末から、所定のサービスへのログインを要求するための情報の送信要求を取得し、送信要求を取得したことに応じて、課金情報に基づいて、所定のサービスにおいてユーザに対する課金実績があるか否かを判定し、課金実績があると判定された場合、課金情報を用いるログイン方法によるログインを要求するための情報を通信端末に送信し、課金実績がないと判定された場合、所定のサービスに対応するログイン方法によるログインを要求するための情報のうち、課金情報を用いるログイン方法でないログイン方法によるログインを要求するための情報のみを通信端末に送信する、ことをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の一態様に係るプログラム、管理方法、管理サーバ及び通信端末は、ユーザが何れのログイン方法を利用したことがあるかを失念した場合でも、適切なログイン方法を選択させることを可能とする。
本発明の第1実施形態に係る管理サーバの要部構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る撮影画像管理システムの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る写真シール作成装置の外観の構成例を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る写真シール作成装置の外観を他の角度からみた斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるユーザの移動について説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る写真シール作成装置に備えられる撮影部の構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る写真シール作成装置に備えられる背景部の構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る写真シール作成装置に備えられる編集部の構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る写真シール作成装置に備えられる事後接客部の構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る写真シール作成装置の内部の構成例を示すブロック図である。 シングルサインオン例1に係る処理の流れを示すフローチャートである。 表示される各画面例を示す図である。 シングルサインオン例2に係る処理の流れを示すフローチャートである。 アカウント結合例1に係る処理の流れを示すフローチャートである。 2つのアカウントにおける課金情報が統合された場合におけるデータベースの例を示す図である。 アカウント結合例2に係る処理の流れを示すフローチャートである。 アカウント結合例3に係る処理の流れを示すフローチャートである。 2つのアカウントが単一のアカウントに統合された場合のデータベースの例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る会員データベースの例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る画像保存判定データベースの例を示す図である。 ログイン方法管理テーブルT1のデータ構造の一例を示す図である。 ログイン画面送信処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 ログイン画面の一例を示す図である。 ログイン画面の一例を示す図である。 ログイン処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 ログイン方法管理テーブルT2のデータ構造の一例を示す図である。 ログイン処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 ログイン方法管理テーブルT3のデータ構造の一例を示す図である。 ログイン画面表示処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
〔実施形態1〕
本発明の第1の実施形態について、図1~図13および図19~図29を参照して以下に説明する。以下の特定の実施形態で説明する構成以外の構成については、必要に応じて説明を省略する場合があるが、他の実施形態で説明されている場合は、その構成と同じである。また、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。さらに、各図面に記載した構成の形状、ならびに、長さ、大きさおよび幅などの寸法は、実際の形状および寸法を反映させたものではなく、図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更している。
(撮影画像管理システム10)
図2は、本発明の第1実施形態に係る撮影画像管理システム10の構成を示す図である。撮影画像管理システム10は、ログインシステム又はアカウント統合システムとして機能する。図2に示すように、撮影画像管理システム10は、写真シール作成装置1、携帯端末6、管理サーバ4および複数の認証サーバ7を備えている。写真シール作成装置1は、ユーザを撮影する機能、撮影した画像を写真シールとして印刷する機能、および、撮影した画像を管理サーバ4に送信する機能を備える装置である。携帯端末6は、ユーザが所有する、通信機能を有する情報処理端末であり、例えば、携帯電話、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)、ノートPC(Personal Computer)、タブレット端末等である。管理サーバ4および認証サーバ7は、PC又はワークステーション等の情報処理装置である。なお、携帯端末6は、通信端末の一例である。
撮影画像管理システム10の概要について、以下に説明する。撮影画像管理システム10は、ユーザの写真撮影、画像の編集、画像の写真シールとしての印刷、および画像提供サイトへの画像の保存を実現するサービス(画像管理サービス)をユーザに提供する。写真撮影、画像編集、および写真シール印刷のサービスは、ゲームセンターなどの店舗に設置された写真シール作成装置1によって提供される。画像保存のサービスは、画像提供サイトを管理する管理サーバ4によって提供される。ユーザは、自身が所持する携帯端末6を操作することによって、自身の撮影画像を画像提供サイトに保存することができる。
画像提供サイトへの画像の保存には、事前の会員登録が必要である。ユーザは、無料会員として自身を画像提供サイトに登録する。無料会員は、会費を支払う必要がないが、画像提供サイトに保存できる画像の枚数に制限を受ける。本実施形態では、無料会員は、一回のゲームごとに一枚の画像のみを画像提供サイトに保存できる。
ユーザは、自身の会員属性を、一定の会費を支払う事により無料会員から有料会員に変更することができる。本実施形態では有料会員は、一回の写真撮影によって生成された撮影画像を全て画像提供サイトに保存できる。
撮影画像管理システム10における写真撮影から画像保存までの流れについて、以下に簡潔に説明する。一人または複数人のユーザは、代金を写真シール作成装置1に支払い、写真撮影および画像編集に関するゲームをプレイする。ユーザはゲーム中に自身を被写体として撮影する。ユーザは、撮影によって生成された画像の中から、編集対象の画像をいくつか選択し、好きなように編集する。また、ユーザは、後で画像を画像提供サイトに保存するために、写真シール作成装置1に自身のメールアドレスを入力する。
ゲームの終了後、ユーザは写真シールを手に入れる。一方、写真シール作成装置1は、生成した画像に、入力されたユーザのメールアドレスを関連付けて、管理サーバ4に送信する。管理サーバ4は、受信したメールアドレス宛に、受信した画像を画像提供サイトに保存することを案内するメールを送信する。ユーザは、自身の携帯端末6においてこのメールを受信する。メールには、画像を画像提供サイトに保存するための手順が、記載されている。ユーザは、その手順に従い、画像を保存するための操作を携帯端末6に対して行う。この結果、画像提供サイトにおけるユーザ専用の画像記憶領域に、画像が保存される。
画像提供サイトへの画像保存後、ユーザは、携帯端末6または所望の他の装置を用いて画像提供サイトにログインして、画像をダウンロードすることができる。
ユーザは、管理サーバ4に対してユーザの認証情報を送信することにより、画像提供サイトにログインすることができる。また、ユーザは、会員制サービスを提供する事業者が管理する認証サーバ7に対して、その会員制サービスにおけるユーザの認証情報を送信することによって、シングルサインオンによるログイン方法を利用して画像提供サイトにログインすることができる。会員制サービスは、例えば、ソーシャルネットワーキングサービスである。認証情報は、例えば、アカウント名、メールアドレスまたはパスワード等である。認証情報は、後述するように、ユーザの画像等でもよい。
(写真シール作成装置の構成)
撮影画像管理システム10を構成する各装置の構成および機能について、以下に詳細に説明する。まず、写真シール作成装置1の詳細について、図3~図10を参照して説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る写真シール作成装置1の外観の構成例を示す斜視図である。この図に示すように、写真シール作成装置1は、主に、撮影ユニット11、編集部12、および事後接客部13を備えている。写真シール作成装置1は、撮影ユニット11と編集部12とが接し、かつ、編集部12と事後接客部13とが接した状態で設置される。
(撮影ユニット11)
撮影ユニット11は、撮影部21および背景部22を備えている。撮影部21と背景部22とは、所定の距離だけ離れて設置される。撮影部21と背景部22の間に形成される空間である撮影空間において、撮影制御が行われる。
撮影部21は、撮影制御をユーザに行わせる装置である。撮影部21は、撮影空間に入り、撮影制御を行っているユーザの正面に位置する。撮影空間を正面に望む面を構成する撮影部21の正面パネル41には、撮影制御時にユーザによって用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。撮影空間において撮影部21の方向を向くユーザから見て左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部21の左側面が側面パネル42Aによって構成され、右側面が側面パネル42Bによって構成される。
背景部22は、撮影部21の方向を向いて撮影制御を行っているユーザの背面側に位置する板状の部材である背面パネル51、背面パネル51の左端に取り付けられ、側面パネル42Aより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52A、および、背面パネル51の右端に取り付けられ、側面パネル42Bより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52B(図4)から構成される。
撮影部21の左側面を構成する側面パネル42Aと背景部22の側面パネル52Aは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Aによって連結される。また、撮影部21の右側面を構成する側面パネル42Bと背景部22の側面パネル52Bは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Bによって連結される。
撮影部21の側面パネル42A、連結部23A、および背景部22の側面パネル52Aに囲まれることによって形成される開口が撮影空間の出入り口G1となる。撮影部21の側面パネル42B、連結部23B、および背景部22の側面パネル52Bに囲まれることによって形成される開口も撮影空間の出入り口G2となる。
背景部22の上部には、背面パネル51、側面パネル52A、および側面パネル52Bに支持される形で背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25には、色または柄の異なる、背景に利用する巻き取り式の背景カーテンが複数収納される。背景カーテンユニット25は、撮影部21に設けられたカメラ等による撮影と連動して動作し、撮影の際に、例えばユーザによって選択された色のカーテンを下ろし、その他のカーテンを巻き取る。
背景カーテンユニット25に収納される背景カーテンとしては、複数枚のカーテンを1枚のクロマキ用のカーテンとして使用する昇降式カーテンを用意してもよい。また、クロマキ用のカーテンを予め撮影空間の背面となる背面パネル51に張り付けると共に、合成用の背景画像を複数種類用意し、後述する編集制御において、ユーザが所望する背景画像をカーテンの部分に合成することができるようにしてもよい。
撮影空間の上方には、撮影部21の正面パネル41、連結部23A、連結部23B、および背景カーテンユニット25に囲まれる開口が形成され、その開口の一部を覆うように天井ストロボユニット24が設けられる。天井ストロボユニット24の一端が連結部23Aに固定され、他端が連結部23Bに固定される。天井ストロボユニット24は、撮影に合わせて撮影空間内に向けて発光するストロボを内蔵する。天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部には蛍光灯が設けられており、撮影空間の照明としても機能する。
(編集部12)
編集部12は、撮影制御によって得られた画像を編集する処理である編集制御をユーザに行わせる装置である。編集部12は、一方の側面が撮影部21の正面パネル41の背面に接するように撮影ユニット11に連結して設けられる。編集部12には、編集制御時にユーザによって用いられるタブレット内蔵モニタなどの構成が設けられる。
図3に示す編集部12の構成を正面側の構成とすると、2組のユーザが同時に編集することができるように、編集部12の正面側と背面側には編集制御に用いられる構成がそれぞれ設けられる。
編集部12の正面側は、床面に対して垂直な面であり、側面パネル42Aとほぼ平行な面である面71と、面71の上方に形成された斜面72から構成され、編集制御に用いられる構成が斜面72に設けられる。斜面72の左側には、柱状の形状を有し、照明装置74の一端を支持する支持部73Aが設けられる。支持部73Aの上面にはカーテンレール26を支持する支持部75が設けられる。斜面72の右側にも、照明装置74の他端を支持する支持部73B(図4)が設けられる。
編集部12の上方にはカーテンレール26が取り付けられる。カーテンレール26は、上から見たときの形状がコの字状となるように3本のレール26A乃至26Cを組み合わせて構成される。平行に設けられるレール26Aと26Bの一端は、連結部23Aと連結部23Bにそれぞれ固定され、他端に残りの一本のレール26Cの両端が接合される。
カーテンレール26には、編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間の内部が外から見えないようにカーテンが取り付けられる。カーテンレール26に取り付けられたカーテンによって囲まれる編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間が、ユーザが編集制御を行う編集空間となる。
(事後接客部13)
図4は、写真シール作成装置の外観を他の角度からみた斜視図である。事後接客部13は事後接客を行い、ユーザに事後接客に対する操作を行わせる装置である。事後接客には、画像(編集済みの画像を含む)を管理サーバ4に送信する処理、ミニゲームをユーザに行わせる処理、アンケートに答えさせる処理などが含まれる。
図4に示すように、事後接客部13は、所定の厚さを有する板状の筐体を有しており、その背面が編集部12の左側面に接するように編集部12に連結して設けられる。事後接客部13の正面には、事後接客に対する操作時にユーザによって用いられるタブレット内蔵モニタ、および、画像(編集済みの画像を含む)が印刷されたシール紙が排出される排出口などが設けられる。事後接客部13の正面前方の空間が、シール紙への印刷が終わるのを待っているユーザが事後接客に対する操作を行う事後接客空間となる。
(ユーザの移動)
写真シール作成ゲームの流れと、それに伴うユーザの移動について図5を参照して説明する。図5は、ユーザの移動について説明する図である。
写真シール作成装置1のユーザは、白抜き矢印#1で示すように出入り口G1から、または白抜き矢印#2で示すように出入り口G2から、撮影部21と背景部22の間に形成された撮影空間A1に入り、撮影部21に設けられたカメラおよびタッチパネルモニタなどを利用して撮影制御を行う。
なお、ユーザの画像の撮影においては、すべての撮影がシール紙に印刷される画像を撮影するものとは限らず、携帯端末6に送信するため(または、携帯端末6において閲覧可能なように、管理サーバ4に送信するため)にのみ撮影される場合もある。これは、印刷される画像と携帯端末6に送信される画像との間でユーザの嗜好が異なることがあるためであり、ユーザの撮影時において、携帯端末6への送信を意識した撮影をしたいユーザの意向にこたえるものである。
撮影制御を終えたユーザは、白抜き矢印#3で示すように出入り口G1を使って撮影空間A1から出て編集空間A2-1に移動するか、白抜き矢印#4で示すように出入り口G2を使って撮影空間A1から出て編集空間A2-2に移動する。
編集空間A2-1は、編集部12の正面側の編集空間であり、編集空間A2-2は、編集部12の背面側の編集空間である。編集空間A2-1と編集空間A2-2のいずれの空間に移動するのかが、撮影部21のタッチパネルモニタの画面表示などによって案内される。例えば2つの編集空間のうちの空いている方の空間が移動先として案内される。編集空間A2-1または編集空間A2-2に移動したユーザは編集制御を開始する。編集空間A2-1のユーザと、編集空間A2-2のユーザは同時に編集制御を行うことができる。
編集制御が終了した後、画像(編集済みの画像を含む)の中から選択された画像の印刷が開始される。画像の印刷中、編集制御を終えたユーザは、編集空間A2-1で編集制御を行っていた場合には白抜き矢印#5で示すように編集空間A2-1から事後接客空間A3に移動して事後接客を受け、当該事後接客に対する操作を行う。また、編集制御を終えたユーザは、編集空間A2-2で編集制御を行っていた場合には白抜き矢印#6で示すように編集空間A2-2から事後接客空間A3に移動し、事後接客空間A3において事後接客を受け、当該事後接客に対する操作を行う。
画像の印刷が終了したとき、ユーザは、事後接客部13に設けられた排出口からシール紙を受け取り、一連の写真シール作成ゲームを終えることになる。
(各部材の構成)
次に、写真シール作成装置1に備えられる各部材の構成について説明する。
(撮影部21)
図6は、写真シール作成装置1に備えられる撮影部21の構成例を示す図である。撮影部21は、正面パネル41、側面パネル42A、および側面パネル42Bが、箱状の形状を有するベース部43に取り付けられることによって構成される。
正面パネル41は撮影空間A1で撮影制御を行うユーザの正面に位置し、側面パネル42Aと側面パネル42Bは、それぞれ、撮影空間A1で撮影制御を行うユーザの左側、右側に位置する。側面パネル42Aの上方には連結部23Aが固定され、側面パネル42Bの上方には連結部23Bが固定される。
正面パネル41のほぼ中央には撮影・表示ユニット81が設けられる。撮影・表示ユニット81は、カメラ91、正面ストロボ92、およびタッチパネルモニタ93から構成される。
カメラ91は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)などの撮像素子によって構成され、撮影空間A1にいるユーザを撮影する。カメラ91によって取り込まれた動画像は、タッチパネルモニタ93にリアルタイムで表示される。ユーザによって撮影が指示されたときなどの所定のタイミングでカメラ91によって取り込まれた画像は画像(静止画像)として保存される。
カメラ91の下側に設けられたタッチパネルモニタ93は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルによって構成される。タッチパネルモニタ93は、カメラ91によって取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUI(Graphical User Interface)画像を表示し、ユーザの選択操作をタッチパネルによって受け付ける機能とを備えている。タッチパネルモニタ93には、適宜、背景等の画像が合成された後の動画像が表示される。
正面パネル41には、撮影・表示ユニット81の位置を基準として、上方に上ストロボ82が設置される。また、左方に左ストロボ83が設置され、右方に右ストロボ84が設置される。撮影・表示ユニット81の下方の位置には、ベース部43の上面が一部突出する形で下ストロボ85が設けられる。
上ストロボ82は、ユーザを上前方から照射する。左ストロボ83は、ユーザを左前方から照射し、右ストロボ84は、ユーザを右前方から照射する。下ストロボ85は、ユーザを下前方から照射する。
ベース部43にはユーザの足元を照射する足元ストロボ86も設けられる。上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、下ストロボ85、および足元ストロボ86の内部には蛍光灯が設けられており、天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部の蛍光灯と合わせて、撮影空間A1内の照明として用いられる。後述するように、各蛍光灯の発光量を調整することによって、または、発光させる蛍光灯の数を調整することによって、撮影空間A1内の明るさが、ユーザが行っている撮影制御の内容に応じて適宜調整される。
足元ストロボ86の右側には、ユーザがお金を投入する硬貨投入返却口87が設けられる。
下ストロボ85を挟んでベース部43の上面の左右に形成されるスペース43Aおよび43Bは、撮影制御を行うユーザが手荷物等を置くための荷物置場として用いられる。正面パネル41の例えば天井付近には、撮影制御の案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音等の音を出力するスピーカも設けられる。
(背景部22)
図7は、写真シール作成装置1に備えられる背景部22の構成例を示す図である。上述したように、背面パネル51の上方には背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25のほぼ中央には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているユーザを後方中央から照射する背面中央ストロボ101が取り付けられる。
背面パネル51の上方であって、出入り口G1側の位置には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているユーザを左後方から照射する背面左ストロボ102が取り付けられる。また、背面パネル51の上方であって、出入り口G2側の位置には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているユーザを右後方から照射する背面右ストロボ103が取り付けられる。
(編集部12)
図8は、写真シール作成装置1に備えられる編集部12の構成例を示す図である。この図に示すように、編集部12において、斜面72のほぼ中央には、タブレット内蔵モニタ131が設けられる。タブレット内蔵モニタ131を挟んで左側にタッチペン132Aが設けられ、右側にタッチペン132Bが設けられる。
タブレット内蔵モニタ131は、タッチペン132Aおよび132Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ131には、例えば、編集対象画像として選択された画像の編集に用いられる画面である編集画面が表示される。2人で同時に編集作業を行う場合、タッチペン132Aは一方のユーザによって用いられ、タッチペン132Bは他方のユーザによって用いられる。
なお、編集部12において行われる画像の編集は、すべてが印刷される画像に対する編集であるとは限らず、ユーザが携帯端末6への送信のみを想定している画像(つまり、印刷されない画像)に対する編集である場合もある。これは、印刷される画像と携帯端末6へ送信されてweb上で利用される画像との間で、ユーザの嗜好に違いがあり、例えばブログなどに利用する画像などに対して、印刷される画像に対する編集とは異なる編集をしたいというユーザの意向にこたえるためのものである。
(事後接客部13)
編集部12の左側には事後接客部13が設けられる。図9は、写真シール作成装置1に備えられる事後接客部13の構成例を示す図である。
事後接客部13の上方中央にはタブレット内蔵モニタ161が設けられる。タブレット内蔵モニタ161を挟んで左側にタッチペン162Aが設けられ、右側にタッチペン162Bが設けられる。タブレット内蔵モニタ161もタブレット内蔵モニタ131と同様に、タッチペン162Aまたは162Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ161には、ミニゲームなどの事後接客の工程において用いられる画面が表示される。
タブレット内蔵モニタ161の下には非接触型ICリーダ/ライタ163が設けられ、非接触型ICリーダ/ライタ163の下にはシール紙排出口164が設けられる。シール紙排出口164の下にはスピーカ165が設けられる。
非接触型ICリーダ/ライタ163は、近接された非接触型ICと通信を行い、非接触型ICからのデータの読み出しおよび非接触型ICに対するデータの書き込みを行う。
シール紙排出口164には、編集空間A2-1のユーザが編集制御を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙、または、編集空間A2-2のユーザが編集制御を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙が排出される。編集部12の内部にはプリンタが設けられており、画像の印刷がそのプリンタによって行われる。
スピーカ165は、事後接客時の案内音声、BGM、効果音等の音を出力する。
(写真シール作成装置1の内部構成)
次に、写真シール作成装置1の内部構成について説明する。図10は、写真シール作成装置1の内部の構成例を示すブロック図である。上述した構成と同じ構成には同じ符号を付す。重複する説明については適宜省略する。
制御部201は、CPU(Central Processing Unit)などから構成され、ROM(Read Only Memory)206または記憶部202に記憶されているプログラムを実行し、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。制御部201には、記憶部202、通信部203、ドライブ204、ROM206、RAM(Random Access Memory)207が接続される。制御部201には、撮影部21、編集部12、事後接客部13、および印刷部211の各構成も接続される。
記憶部202は、ハードディスクまたはフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体からなり、制御部201から供給された各種の設定情報を記憶する。記憶部202に記憶されている情報は制御部201によって適宜読み出される。
通信部203はインターネットなどのネットワークのインタフェースであり、制御部201による制御に従って外部の装置と通信を行う。
ドライブ204には、光ディスクまたは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア205が適宜装着される。ドライブ204によってリムーバブルメディア205から読み出されたコンピュータプログラムおよびデータは、制御部201に供給され、記憶部202に記憶されたり、インストールされたりする。
ROM206には、制御部201において実行されるプログラムおよびデータが記憶されている。RAM207は、制御部201が処理するデータおよびプログラムを一時的に記憶する。
撮影部21は、撮影空間A1におけるユーザの撮影制御に関する処理を行う。撮影部21は、硬貨処理部221、背景制御部222、照明制御部223、カメラ91、タッチパネルモニタ93、およびスピーカ224から構成される。
硬貨処理部221は、硬貨投入返却口87に対する硬貨の投入を検出する。硬貨処理部221は、例えば300円などの所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、そのことを表す起動信号を制御部201に出力する。
背景制御部222は、制御部201より供給される背景制御信号に従って背景カーテンユニット25に収納されている背景カーテンの上げ下ろしを行う。背景カーテンの選択がユーザによって手動で行われるようにしてもよい。
照明制御部223は、制御部201より供給される照明制御信号に従って、撮影空間A1内の各ストロボの発光を制御する。上述したように、撮影空間A1には、天井ストロボユニット24のストロボの他に、撮影部21に設けられる上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、下ストロボ85、足元ストロボ86と、背景部22に設けられる背面中央ストロボ101、背面左ストロボ102、背面右ストロボ103が設けられる。各ストロボの内部には蛍光灯も設けられる。
また、照明制御部223は、各ストロボの内部に設けられる蛍光灯の発光量を調整することによって、または、発光させる蛍光灯の数を調整することによって、ユーザが行っている撮影制御の段階に応じて撮影空間A1内の明るさを調整する。
カメラ91は、制御部201による制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた画像(画像)を制御部201に出力する。また、カメラ91は、後述するユーザ認証を行う場合、ユーザの身体の一部、ユーザの姿勢(ポーズ)、または、ユーザの動き(ジェスチャー)を静止画または動画として撮影することにより、画像認証に係る情報(画像認証情報)を生成するための画像(認証用画像)を撮影し、制御部201に送信しても良い。
編集部12Aは、編集空間A2-1におけるユーザの編集制御に関する処理を行う。編集部12Aは、編集部12の正面側に設けられるタブレット内蔵モニタ131、タッチペン132A、132B、およびスピーカ231から構成される。編集部12Bも編集部12Aと同一の構成を有しており、編集空間A2-2におけるユーザの編集制御に関する処理を行う。
タブレット内蔵モニタ131は、制御部201による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対するユーザの操作を検出する。ユーザの操作の内容を表す信号は制御部201に供給され、編集対象の画像の編集が行われる。
事後接客部13は、事後接客空間A3における事後接客に関する処理を行う。事後接客部13は、タブレット内蔵モニタ161、タッチペン162A、162B、非接触型ICリーダ/ライタ163、およびスピーカ165から構成される。
印刷部211は、印刷制御を行う構成であるプリンタ241、およびシール紙ユニット242から構成される。プリンタ241は、画像、またはユーザによる編集制御によって得られた編集済みの画像を、プリンタ241に装着されたシール紙ユニット242に収納されているシール紙に印刷し、シール紙排出口164に排出する。一点鎖線で囲んで示す事後接客部13と印刷部211が、事後接客空間A3にいるユーザを相手とした事後接客に関する処理を行う構成となる。
また、印刷部211は、印刷制御に係る処理において、シール紙への撮影画像(または編集画像)の印刷に加え、欄外(シール紙の端部など)に、管理サーバ4へ送信した画像を取得するためのURL(Uniform Resource Locater)、および、シールID(画像取得用ID)などを印刷してもよい。シールIDとは、写真シール作成装置1において1ゲーム中に生成された1または複数の画像(撮影画像および編集画像を含む)を一義的に特定するための識別子であり、ユーザが1ゲーム中に生成された画像を取得するための識別子である。ユーザは、画像を取得するためのURLにアクセスし、シールIDを入力することにより、写真シール作成装置1において1ゲーム中に生成された画像を取得するためのウェブページ(画像取得用ページ)を携帯端末6に表示させることができる。
これは、例えば、事後接客部13などにおいてユーザからメールアドレスの入力を受け付ける際に、タイムアウトやミス入力により正しいアドレスを受け付けることができず、画像を取得するためのURLなどの情報をユーザに送信することができないなど場合に、シール紙に印刷されているURLにアクセスしてシールIDを入力することによりユーザが画像を取得することができるようにするためである。
なお、印刷部211は、画像を取得するための情報として、URLではなく、例えば、所定のメールアドレスまたはQRコード(登録商標)などを印刷してもよい。所定のメールアドレスが印刷されている場合には、ユーザは、当該所定のメールアドレスに空メールを送信することにより、画像を取得するためのURLが記載されたメールを管理サーバ4から受信することができる。また、シール紙にQRコード(登録商標)が印刷されている場合には、ユーザは、携帯端末6を用いてQRコード(登録商標)の示すウェブページへアクセスすることにより、画像取得用ページへ直接アクセスすることもできる。
(管理サーバ4)
次に、管理サーバ4の詳細について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る管理サーバ4の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、管理サーバ4は、主に、制御部401、記憶部402、および通信部403を備えている。制御部401は、一又は複数のプロセッサおよびその周辺回路を備え、管理サーバ4に備えられる各部材を統括制御する。制御部401は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、LSI(Large-Scaled IC)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等である。記憶部402は、管理サーバ4において使用されるプログラム又は各種データを記憶するデバイスであり、例えば、半導体メモリ装置である。通信部403は、管理サーバ4が撮影画像管理システム10を構成する他の装置と通信するための通信インタフェース回路である。
なお、管理サーバ4は、記憶部402の会員データベース422に格納された会員情報を写真シール作成装置1に定期的に送信してもよい。なお、写真シール作成装置1が、会員情報を定期的にダウンロードしてもよい。この場合、管理サーバ4と写真シール作成装置1とは、通信負荷が比較的少ない午前中や夜間に通信を行い、会員情報を送受信することが望ましい。
(制御部401の詳細)
図1に示すように、制御部401は、通信制御部411、メール作成部412、ウェブページ作成部413、画像管理部414、認証部415、および取得部416を備えている。これらの各部は、制御部401によって実行されるプログラムによって実現される機能モジュールである。これらの各部は、ファームウェアとして管理サーバ4に実装されてもよい。また、制御部401は、管理サーバ4全体を統括し、後述する各種判定処理やアカウントの統合処理等を行う。
(通信制御部411)
通信制御部411は、通信部403による通信を制御する。
(メール作成部412)
メール作成部412は、写真シール作成装置1で遊んだユーザのメールアドレス宛に送信されるメールを作成する。本実施形態では、メール作成部412は、メールデータベース421に格納されているデータを用いて、通信制御部411から入力されたメールアドレス宛に送信される、画像の保存を案内するメールを作成し、通信制御部411に出力する。画像の保存を案内するメールには、ユーザを識別するための識別情報が付加された、画像を取得するためのURLが含まれる。ユーザを識別するための識別情報は、例えば、管理サーバ4又はユーザ自身によってユーザごとに設定される文字列からなる会員IDである。識別情報は、ユーザのメールアドレス、電話番号及び顔画像等でもよい。識別情報は、例えば、URLクエリパラメータとして付加される。これにより、ユーザがURLに示される画像提供サイトにアクセスした場合に、画像提供サイトにおいてそのユーザを識別することが可能となる。
(ウェブページ作成部413)
ウェブページ作成部413は、携帯端末6、または、写真シール作成装置1(後述する各種モニタ)に表示されるウェブページを作成する。本実施形態では、ウェブページ作成部413は、ウェブページデータベース423に格納されているデータを用いて、携帯端末6または写真シール作成装置1から受信したアクセス要求に応じたウェブページを作成し、通信制御部411に出力する。詳細は後述するが、ウェブページ作成部413は、ユーザの会員種別に応じたウェブページを作成する。
なお、以下において「ページ」は、例えば、ウェブページのように、管理サーバ4が携帯端末6等の通信端末または写真シール作成装置1に送信して表示するためのデータを意味する。上記ページには、通常、テキストデータおよび画像データが含まれており、さらに、音声データおよび動画データが含まれていてもよい。
(画像管理部414)
画像管理部414は、画像提供サイトを通じてユーザに提供される画像を管理する。本実施形態では、画像管理部414は、写真シール作成装置1によって作成された画像のうち、ユーザによって指定された画像を画像データベース424に保存する。
(認証部415)
認証部415は、例えば、画像管理サービスへのログイン時に携帯端末6からユーザ認証の要求を受け付け、ユーザ認証を行うものである。認証部415は、携帯端末6から送信された画像データ(認証用撮影画像、ログイン画像)を用いて、予め登録されている会員であるか否かを判定し、画像提供サイトへのアクセス(画像管理サービスへのログイン)、およびユーザのマイページへの未保存画像の保存を行うものであり、図示しない画像データ取得部、特徴量抽出部、および照合部を含む。なお、本実施形態では、ログイン画像および個人識別用データとしてユーザの顔画像を想定しているが、これに限られるものではない。後述するように、ユーザの顔画像以外をログイン画像および個人識別用データとしてもよい。
画像データ取得部は、通信部403を介して携帯端末6から、携帯端末6にて撮影された認証用撮影画像の画像データを取得し、特徴量抽出部に送信する。
特徴量抽出部は、画像データ取得部から送信された画像データの特徴量を抽出し、照合部に送信する。
照合部は、特徴量抽出部から送信された画像データの特徴量と、会員データベース422に保存されている、ユーザの個人識別用データとを照合する。照合の手法は、どのような技術を用いて行ってもよいが、例えば、顔の輪郭点が各々一致するか否か比較する、特定の器官の輪郭点(網膜等)が各々一致するかを比較する等が挙げられる。そして、比較の結果、信頼度が閾値以上である場合、送信された画像データの特徴量と、会員データベース422に保存されている、ユーザの個人識別用データとが合致すると判断する。そして、特徴量と個人識別用データとが合致する場合、照合部は、ユーザ認証が成功したと判断し、携帯端末6から画像提供サイトのユーザのマイページへのアクセスを許可(ログイン)するとともに、写真シール作成装置1にて撮影された撮影画像のうち、ユーザのマイページに保存されていない撮影画像を、ユーザのマイページへ保存する指示を画像管理部414に送信する。マイページとは、画像提供サイトにおけるユーザ毎の固有のページである。ユーザはマイページにアクセスすることにより、写真シール作成装置1で撮影し、保存した撮影画像を閲覧等することができる。
一方、特徴量と個人識別用データとが合致しない場合、照合部は、ユーザ認証が失敗した旨を携帯端末6に通知する。
なお、ユーザ認証が所定の回数、失敗した場合は、会員IDおよびパスワードによる認証を求めてもよい。または、複数の種類の認証が可能である場合、他の認証方法に認証方法を切り替える操作を行って、当該他の認証方法による認証を求めてもよい。
(取得部416)
取得部416は、外部の装置から各種情報を取得する。例えば、取得部416は、所定のサービスに登録された複数のアカウントに関連付けられた各情報の少なくとも一部を統合することを要求することを示す情報等を取得する。
(記憶部402の詳細)
図1に示すように、記憶部402は、メールデータベース421、会員データベース422、ウェブページデータベース423、画像データベース424、および画像保存判定データベース425を含む。
(メールデータベース421)
メールデータベース421は、ユーザに送信するメールを作成するための各種データを格納している。
(会員データベース422)
会員データベース422は、画像提供サイトの会員であるユーザに関する各種情報(会員情報)を格納している。図19に、会員データベース422の例を示す。図19に示すように、本実施形態では、会員データベース422には、写真シール作成装置1を利用するユーザを識別する個人識別用データ(例えば顔情報)と、ユーザを特定する情報(ユーザ特定情報)が、ユーザ別に格納されている。ユーザ特定情報としては、例えば、ユーザの会員ID、メールアドレス、ニックネーム、パスワード、生年月日、住所、会員属性、入会日、および、ユーザが保有する携帯端末の端末IDなどを挙げることができる。また、会員属性としては、例えば、有料会員および無料会員などを挙げることができる。なお、会員IDは、識別情報の一例である。
(ウェブページデータベース423)
ウェブページデータベース423は、携帯端末6または写真シール作成装置1(後述する各種モニタ)に表示される画像提供サイトのウェブページを作成するための各種データを格納している。
(画像データベース424)
画像データベース424は、写真シール作成装置1によって作成されたユーザの画像のうち、画像提供サイトに保存するようにユーザによって指示された画像を格納している。画像データベース424には、画像が、会員データベース422に会員として登録されているユーザごとに区別されて格納されている。
図示はしないが、記憶部402は、写真シール作成装置1から受信した画像などのデータを一時的に保存する一時保存データベースも有している。
(画像保存判定データベース425)
画像保存判定データベース425には、写真シール作成装置1によって撮影された撮影画像をユーザがマイページに保存したか否かが記録されている。図20に画像保存判定データベース425の例を示す。図20に示すように、画像保存判定データベース425には、会員ID、パスワード、メールアドレス、シールID、撮影画像が管理サーバ4に登録された登録日時、撮影した写真シール作成装置1を識別するシール機ID、撮影画像データ、および画像保存の有無が記録されている。例えば、会員ID「001」のユーザが撮影した画像データが、A1、A2、A3と3枚あり、そのうちのA1をマイページに保存していた場合、図20に示すように、「撮影画像データ」A1に対応する「画像保存の有無」には保存されていることを示す情報(図20では○で示す)が記録され、保存されていないA2およびA3に対応する「画像保存の有無」には保存されていないことを示す情報(図20では×で示している)が記録される。なお、保存されていない場合は「NULL」と記録し、保存された場合は、当該「NULL」が削除されるものであってもよい。
(通信部403の詳細)
本実施形態では、写真シール作成装置1、携帯端末6および認証サーバ7が、通信部403の通信相手である。通信部403は、通信制御部411の制御を受けることによって、他の装置からデータを受信したり、他の装置にデータを送信したりする。
(携帯端末6)
図1に示すように、携帯端末6は、主に、制御部601、記憶部608、通信部609、操作部606、および表示部607を備えている。制御部601は、一又は複数のプロセッサおよびその周辺回路を備え、携帯端末6に備えられる各部材を統括制御する。制御部601は、例えば、CPU、DSP、LSI、ASIC、FPGA等である。記憶部608は、携帯端末6において使用されるプログラム又は各種データを記憶するデバイスであり、例えば、半導体メモリ装置である。通信部609は、携帯端末6が撮影画像管理システム10を構成する他の装置と通信するための通信インタフェース回路である。
操作部606は、ユーザからの入力操作を受付けるデバイスであり、例えばキーパッド、キーボード及びマウス等である。操作部606は、表示部607と一体化されたタッチパネル等でもよい。表示部607は、ユーザに対して各種情報、例えば、所定のサービスへログインする起点となる情報等を提示する表示パネル等である。
また、制御部601は、携帯端末6全体を統括し、操作制御部604、通信制御部603および表示制御部602としても機能する。これらの各部は、制御部401によって実行されるプログラムによって実現される機能モジュールである。これらの各部は、ファームウェアとして管理サーバ4に実装されてもよい。操作制御部604は、操作部603を制御する。通信制御部603は、通信部609による通信を制御する。表示制御部602は、表示部607における情報表示を制御する。たとえば、操作部606に対する入力操作に対応する信号を操作制御部604が取得し、取得した信号に対応する通信をするように通信制御部603が通信部609を制御する。また、通信制御部603から入力されたウェブページを表示制御部602が表示部607に出力することによって、当該ウェブページを表示部607に表示させることができる。
(シングルサインオン例1)
本発明に係るシングルサインオン方法の第1の例について図11および図12を参照して説明する。本例では、携帯端末6が、管理サーバ4が提供する単一の所定のサービスへログインする起点となる情報を提示して、当該情報に対するユーザからの所定の応答がなされた場合に、前記サービスに対するログインが可能か否かの判定であって、複数種類のシングルサインオン方法それぞれについての判定を要求する情報を、管理サーバ4に対して送信し、管理サーバ4が、当該情報を取得して、複数種類のシングルサインオン方法のそれぞれについて、前記サービスに対するログインが可能か否かを判定し、各判定結果を示す情報を、携帯端末6に対して送信する処理の流れについてステップごとに説明する。
なお、以下ではシングルサインオン方法として、ソーシャルネットワーキングサービスによるソーシャルログインを例に挙げて説明するが、本例および以降の例において説明する処理は、ソーシャルログインには分類されない任意のシングルサインオン方法に対しても適用可能である。図11は、本例に係る処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS101において、制御部401は、本例に係るログインボタンを含む画面を示す情報を、通信部403を介して携帯端末6に送信する。ここで、前記ログインボタンには、所定のサービスへのログインに使用可能なソーシャルログイン方法、つまり所定のサービスがサポートするソーシャルログイン方法を示す情報が紐づけられている。
ステップS102において、制御部601は、通信部609を介して当該情報を取得し、当該画面を表示部607に表示させる。図12は、表示部607に表示される各画面例を示す図である。また、図12(A)は、本ステップにおいて表示部607に表示される画面例を示している。ここで、ボタン651は、本例に係るログインボタンである。また、ボタン653は、ユーザが所定のサービスに新規登録するためのボタンである。新規登録を行う手順は既存のものであってもよい。
ステップS103において、制御部601は、表示部607に表示されたボタン651が選択されたか否かを判定する。ボタン651が選択された場合、続いてステップS104の処理が実行され、そうでない場合、本ステップにおいてボタン651に対する選択を受け付ける処理が継続される。なお、ボタン653が選択された場合には、新規登録についての処理が実行される。
ステップS104において、制御部601は、記憶部608に保存されたアカウント情報(ID、パスワード等)であって、ステップS101で通知されたソーシャルログイン方法の一部又は全部に対応する各ソーシャルネットワーキングサービスのアカウント情報と、各アカウント情報を使用してのソーシャルログインの可否についての判定を要求することを示す情報とを、管理サーバ4に送信する。各ソーシャルネットワーキングサービスのアカウント情報は、例えば、Cookieとして記憶部608に保存されている。
ステップS105において、制御部401は、携帯端末6から取得したアカウント情報を使用してそれぞれソーシャルログインが可能か否かを、対応するソーシャルネットワーキングサービスの認証サーバ7のそれぞれに問い合わせることによって判定する。
ステップS106において、制御部401は、携帯端末6から通知された全てのソーシャルネットワーキングサービスのアカウント情報に対応するソーシャルログイン方法について判定を行ったか否かを判定する。全てのソーシャルログイン方法について判定を行った場合、続いてステップS107の処理が実行され、そうでない場合、再度ステップS105において、残りのソーシャルログイン方法についての判定処理が実行される。
ステップS107において、制御部401は、何れのソーシャルログイン方法によって、ログインを行うかの選択肢を示す画面を示す情報を、携帯端末6に送信する。
ステップS108において、制御部601は、何れのソーシャルログイン方法によって、ログインを行うかの選択肢を示す画面を、表示部607に表示させる。
図12(B)は、当該画面の一例を示す図である。ここで、各ボタンは、対応するソーシャルネットワーキングサービスによるソーシャルログインを、ユーザが行ったことがある場合に表示される。当該選択肢の何れか、つまりボタン655~659の何れかがユーザに選択された場合、続いてステップS109の処理が実行される。
なお、選択肢となるソーシャルログイン方法が存在しない場合、制御部601は、新規登録を促す画面を表示部607に表示させてもよい。また、図12(B)に示す画面には、シングルサインオン方法に該当しないログイン方法が選択肢として併せて表示されてもよい。
ステップS109において、制御部601は、選択されたソーシャルログイン方法によって所定のサービスに対するログインを要求する情報を、管理サーバ4に送信する。
ステップS110において、制御部401は、携帯端末6から通知されたソーシャルログイン方法によってログイン処理を実行し、ログイン後の画面を示す情報を、携帯端末6に送信する。続いて、制御部601は、ログイン後の画面を表示部607に表示させる。図12(C)は、ボタン655が選択された場合におけるログイン後の画面例を示す図である。図12(C)に示す画面において、テキスト661は、ユーザが何れのソーシャルログイン方法でログインしたかを示している。テキスト663は、所定のサービスにおけるユーザのIDを示している。ボタン665は、無料で実行可能な所定のサービスAの起点となるボタンである。ボタン667は、有料で実行可能な所定のサービスBの起点となるボタンである。
本例において上述した手順によれば、ユーザが何れのシングルサインオン方法でログインしたことがあるかを失念した場合でも、以後、ユーザが所望する好適なシングルサインオン方法でのログインが可能となる。
なお、携帯端末6における上述した処理は、携帯端末6にインストールされたブラウザ、所定のサービスに対応するアプリケーション、又は当該アプリケーション上で動作するブラウザの何れによって実現されてもよい。また、以降の各例においても同様である。
また、ログインボタンを含む画面が、携帯端末6にインストールされたアプリケーションに由来する場合、ステップS101の処理は省略され、ステップS102で、ボタン651を含む、アプリケーションの一画面が表示されてもよい。
また、他の画面においても、当該画面がアプリケーションに由来する場合、当該画面自体を示す情報が、管理サーバ4から携帯端末6に送信されることは必ずしも要求されない。例えば上記の場合、ステップS107において制御部401から携帯端末6には、何れのソーシャルネットワーキングサービスによって所定のサービスへのソーシャルログインが可能なのかを示す情報が送信され、図12(B)に例示する画面自体は、アプリケーションが当該情報を参照して生成してもよい。
また、以降の各例においては、制御部401による、各画面自体を示す情報の送信に相当する記載を適宜省略する。
また、ログインボタンの表示は必須ではなく、各ソーシャルログイン方法によるログインの可否を判定する処理が自動的に開始される構成でもよい。或いは、ログインボタンがユーザに選択されるよりも前に、当該処理が自動的に開始される構成でもよい。特に携帯端末6にインストールされたアプリケーションであって、所定のサービスに対応するアプリケーションを介してログインを行う場合、当該アプリケーションの起動に起因して、各ソーシャルログイン方法によるログインの可否を判定する処理が自動的に開始され、ボタン651が表示されることなく、図12(B)に例示する画面が表示される構成でもよい。
また、ステップS104において上述した、各ソーシャルネットワーキングサービスのアカウント情報が、会員情報に紐づけられて、管理サーバ4の記憶部402に保存されている構成でもよい。上記の構成においては、当該アカウント情報が携帯端末6から管理サーバ4に送信されずともよい。
また、ステップS106において、制御部401は、必ずしも全てのソーシャルログイン方法について判定を行わずともよく、ログインが可能と判定されたソーシャルログイン方法が所定の数に達すれば、残りのソーシャルログイン方法についての判定処理を打ち切って、ステップS107の処理を実行してもよい。特に当該所定の数が1である態様においては、ステップS107からステップS109の処理が省略され、ステップS110に相当する工程において、制御部401が、当該ソーシャルログイン方法によってログイン処理を実行してもよい。
また、図12(B)に例示する画面の他の態様として、所定のサービスがサポートするソーシャルログイン方法の全てに対応するボタンが画面に表示される構成でもよい。上記の構成においては、対象となるユーザがログインできるソーシャルログイン方法に対応するボタンは選択可能に画面に強調表示され、ログインできないソーシャルログイン方法に対応するボタンは選択できない形式で画面に表示されてもよい。また、画面、特にボタンの表示態様は、管理サーバ4側で決定されてもよいし、例えば、制御部601が、携帯端末6にインストールされたアプリケーションで規定された方法に基づいて、管理サーバ4から受信した情報を参照して決定する構成でもよい。
また、「ソーシャルログインが可能」であるとは、以前にユーザが対象となるソーシャルログイン方法によるログインを許可して認証がなされ、管理サーバ4が、又は後述するシングルサインオン例2においては携帯端末6が、ソーシャルネットワーキングサービスのサーバから送信された、ソーシャルログインに要するトークンを有していることを意味していてもよい。或いは「ソーシャルログインが可能」であるとは、単に、対応するソーシャルネットワーキングサービスにログインできることを意味していてもよい。後者の場合においては、図12(B)に示す画面のボタン655~659の何れかが選択されたのちに、対応するソーシャルログイン方法を許可するか否かの認証画面に遷移する構成でもよい。
また、ステップS109においては、制御部601が、選択されたソーシャルログイン方法によって所定のサービスに対するログインを要求する情報を、管理サーバ4にではなく、対応するソーシャルネットワーキングサービスのサーバに送信し、当該サーバから、管理サーバ4に対して認証がなされたことを示す情報が送信されて、以降の処理が実行される構成でもよい。
また、所定のサービスへログインする起点となる情報の提示は、表示部607に、ボタン651により例示したログインボタンが表示されることによってなされる態様に限定されない。例えば、音声によって、情報が提示されてもよいし、選択肢の選択が可能であってもよい。
また、ボタン651を含む画面は、所定の、又は何れかの方法によるログインが失敗した場合に表示される構成でもよい。
(シングルサインオン例2)
本発明に係るシングルサインオン方法の第2の例について図13を参照して説明する。なお、本例および以降の例においては、既に説明した事項についての重複する説明を繰り返さない。
本例に係るシングルサインオン方法は、管理サーバ4ではなく携帯端末6が、各ソーシャルログイン方法によるログインの可否について、対応するソーシャルネットワーキングサービスの認証サーバ7に問い合わせる構成である。図13は、本例に係る処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS101からステップS103までは、シングルサインオン例1と同様の処理が実行される。ステップS103において、ボタン651が選択された場合、続いてステップS204の処理が実行される。
ステップS204において、制御部601は、ステップS101で通知されたソーシャルログイン方法のうち、対応するアカウント情報が記憶部608に保存されたソーシャルログイン方法の一部または全部について、所定のサービスへのログインが可能か否かを、対応するソーシャルネットワーキングサービスのサーバのそれぞれに問い合わせることによって判定する。
ステップS205において、制御部601は、候補となるソーシャルログイン方法の全てについて判定を行ったか否かを判定する。候補となるソーシャルログイン方法の全てについて判定を行った場合、続いて、ステップS108の処理が実行され、そうでない場合、再度ステップS204において、残りのソーシャルログイン方法についての判定処理が実行される。また、ステップS108からステップS110までの処理は、シングルサインオン例1と同様である。
上述した手順によれば、シングルサインオン例1と同様の効果に加え、管理サーバ4の負荷が軽減する効果を奏する。
(シングルサインオン例3)
本発明に係るシングルサインオン方法の第3の例について図11及び図13を参照して説明する。本例に係るシングルサインオン方法は、携帯端末6が備える制御部601が、記憶部608にCookie等として保存された情報であって、シングルサインオン(ソーシャルログイン)に使用されるアカウント情報と、各シングルサインオン方法によるログインの可否を示す情報、例えば過去のシングルサインオンの可否についての履歴とを参照する構成である。例えば、図13のフローチャートのステップS204に相当する工程において、制御部601は、記憶部608に保存された当該情報を参照して、対象となるソーシャルログイン方法で、単一の所定のサービスへのログインが可能か否かを判定する。
上記の構成によれば、ソーシャルネットワーキングサービスのサーバに問い合わせることなく、シングルサインオンの可否が判定できる。
なお、パスワードの変更等の要因によって、選択された方法によってソーシャルログインができなかった場合、制御部601は、何れのソーシャルログイン方法によって、ログインを行うかの選択肢を示す画面を、表示部607に再度表示させてもよい。換言すると、上記の場合にはステップS108の処理が再度実行されてもよい。
また、別の態様として、各シングルサインオン方法によるログインの可否を示す情報が、メールアドレス等の会員情報に紐づけられて、管理サーバ4が備える記憶部402に保存されていてもよい。例えば、図11のフローチャートのステップS105に相当する工程において、制御部401は、記憶部402に保存された当該情報を参照して、対象となるソーシャルログイン方法で所定のサービスへのログインが可能か否かを判定してもよい。
(シングルサインオン例4)
本発明に係るシングルサインオン方法の第4の例について図11を参照して説明する。本例では、複数種類のシングルサインオン方法のそれぞれに関連付けられた優先順位を示す情報に応じて、単一の所定のサービスに対するログインに使用するシングルサインオン方法が決定される。
例えば、当該優先順位を示す情報が携帯端末6の記憶部608に保存されている場合、図11のフローチャートのステップS108に相当する工程において、制御部601は、選択肢をユーザに提示することなく、管理サーバ4から通知されたソーシャルログイン方法のうち、最も高い優先度を有するソーシャルログイン方法を、ログインに使用するものとして決定する。
また、当該優先順位を示す情報が管理サーバ4の記憶部402に保存されている場合、図11のフローチャートのステップS107以降に相当する工程において、制御部401は、当該情報を参照して最も高い優先度を有するソーシャルログイン方法を、ログインに使用するものとして決定し、続けてログイン処理を実行してもよい。
なお、シングルサイン方法のそれぞれに優先順位が設定されていなくとも、所定のサービスへのログインが可能なシングルサインオン方法が一通りしか存在しなければ、ユーザに選択肢が提示されることなく、当該シングルサインオン方法によるログインが実行されてもよい。
また、特にユーザの選択によらずシングルサインオンがなされた場合、制御部601は、何れのシングルサインオン方法でログインがなされたかを、表示部607に表示させてもよい。
本例の構成によれば、ログインに使用されるシングルサインオン方法が、優先順位に応じて自動的に決定されるので、ユーザの手間が軽減される効果を奏する。
(シングルサインオン例5)
以下では、シングルサインオンの第5の例について説明する。
記憶部402は、ユーザのログイン方法を管理するログイン方法管理テーブルT1を記憶する。
図21は、ログイン方法管理テーブルT1のデータ構造の一例を示す図である。ログイン方法管理テーブルT1は、会員ID、メールアドレスおよびログイン方法を関連付けて記憶する。
会員IDは、画像提供サイトの会員であるユーザの識別情報である。メールアドレスは、ユーザのメールアドレスである。会員IDおよびメールアドレスは、会員データベース422と共通の値である。
ログイン方法は、ユーザが画像提供サイトにログインするために利用可能なシングルサインオンによるログイン方法に関する情報である。ユーザが利用可能なログイン方法とは、ユーザが画像提供サイトとの連携を許可した会員制サービスに対応するログイン方法である。ログイン方法に関する情報は、会員制サービス、ユーザID、トークン、日時及び回数を含む。
会員制サービスは、画像提供サイトにログインするために利用可能なログイン方法に対応するソーシャルネットワーキングサービス等の会員制サービスを示す情報である。会員制サービスは、メッセージングサービス、移動体通信事業者によって提供される会員向けサービス等のサービスでもよい。ユーザIDは、各会員制サービスにおいてユーザを特定する情報である。トークンは、ユーザがログイン方法を利用した場合に各会員制サービスの認証サーバ7から管理サーバ4に対して送信される、ユーザに対応するトークンを示す情報である。トークンは、例えば、OpenID Connectにおけるアクセストークン又はIDトークンである。日時は、ユーザが各ログイン方法を利用した最新の日時であり、例えば、トークンを受信した日時である。回数は、ユーザが各ログイン方法を利用した回数である。ユーザが利用していないログイン方法に対応する会員制サービスには、ユーザID、トークン、日時及び回数が関連付けられない。なお、日時及び回数は、ユーザが各ログイン方法を利用した履歴を示す情報の一例である。
図21に示す例では、会員IDが「001」であるユーザには、「twitcher」、「basebook」および「instagraph」の会員制サービスが関連付けられている。すなわち、会員IDが「001」であるユーザは、画像提供サイトと「twitcher」、「basebook」および「instagraph」との連携を許可したことが示されている。また、会員IDが「001」であるユーザの「twitcher」および「basebook」の会員制サービスに、ユーザID、トークン、日時及び回数が関連付けられている。すなわち、会員IDが「001」であるユーザは、「twitcher」および「basebook」に対応するログイン方法を利用したことが示されている。また、会員IDが「001」であるユーザの「instagraph」の会員制サービスには、ユーザID、トークン、日時及び回数が関連付けられていない。したがって、会員IDが「001」であるユーザは、「instagraph」に対応するログイン方法を利用していないことが示されている。
ログイン方法管理テーブルT1の各種データは、会員データベース422の一部として記憶されてもよい。また、ログイン方法管理テーブルT1のログイン方法に関する情報は、ユーザが画像提供サイトにおいて画像提供サイトと会員制サービスとの連携を許可した場合に設定される。また、ログイン方法に関する情報は、ユーザが画像提供サイトにおいて画像提供サイトと会員制サービスとの連携を解除した場合に削除される。また、ログイン方法に関する情報は、後述するログイン処理において更新される。
図22は、シングルサインオンの第5の例に係るログイン画面送信処理の流れの一例を示すシーケンス図である。ログイン画面送信処理は、あらかじめ携帯端末6、管理サーバ4および認証サーバ7にそれぞれ記憶されたプログラムに基づいて、これらの装置のCPU等の制御部が各装置の構成要素と協働することにより実現される。
まず、携帯端末6の制御部601は、画像提供サイトのログイン画面の表示情報の送信要求を管理サーバ4に送信する(S701)。例えば、制御部601は、ユーザによる、あらかじめ管理サーバ4から送信された画像の保存を案内するメールに含まれるURLを選択する操作に応じて、ログイン画面の送信要求を送信する。ログイン画面の送信要求は、例えば、選択されたURLに対するHTTPリクエストである。管理サーバ4は、制御部601から送信されたログイン画面の表示情報の送信要求を取得する。なお、画像提供サイトは、所定のサービスの一例である。
続いて、管理サーバ4の制御部401は、送信要求を取得したことに応じて、携帯端末6のユーザが利用したログイン方法を特定する(S702)。制御部401は、携帯端末6のユーザを特定する。例えば、制御部401は、送信要求であるHTTPリクエストのURLに付加された識別情報に基づいて、携帯端末6のユーザを特定する。制御部401は、ログイン方法管理テーブルT1を参照し、特定されたユーザの識別情報に関連付けられたログイン方法のうちからユーザが利用したログイン方法を特定する。ユーザが利用したログイン方法は、会員制サービスにユーザID、トークン、日時及び回数が関連付けられているログイン方法である。
続いて、制御部401は、画像提供サイトに対応するログイン方法によるログインボタンのうち、特定されたログイン方法によるログインボタンのみを含むログイン画面の表示情報を携帯端末6に送信する(S703)。例えば、制御部401は、特定されたログイン方法に対応するログインボタンを、ユーザがログイン方法を利用した日時及び回数に基づいて配列して表示するログイン画面の表示情報を生成する。
この場合、制御部401は、ログイン方法管理テーブルT1を参照し、特定されたログイン方法に関連付けられた日時及び回数を取得する。制御部401は、取得された日時及び回数に基づいてログインボタンを配列して表示するログイン画面の表示情報を生成する。例えば、特定されたログイン方法に対応するログインボタンは、取得された回数が多い順に配列され、回数が等しい複数のログイン方法が存在する場合は、その複数のログイン方法に対応するログインボタンは、取得された日時が新しい順に配列される。ログインボタンは、取得された回数が少ない順に配列され、回数が等しい複数のログイン方法が存在する場合は、その複数のログイン方法に対応するログインボタンは、取得された日時が古い順に配列されてもよい。制御部401は、生成されたログイン画面の表示情報を携帯端末6に送信する。なお、ログインボタンは、ログインを要求するための情報の一例である。また、ログイン画面の表示情報は、ログインボタンをユーザに提示するための情報の一例である。
なお、制御部401は、取得された日時及び回数の何れか一方に基づいてログインボタンを配列して表示するログイン画面の表示情報を生成してもよい。例えば、制御部401は、ユーザが各ログインボタンを利用した日時が新しい順、又は古い順にログインボタンを配列して表示するログイン画面の表示情報を生成してもよい。また、制御部401は、ユーザが各ログインボタンを利用した回数が多い順、又は少ない順にログインボタンを配列して表示するログイン画面の表示情報を生成してもよい。
また、制御部401は、シングルサインオンによるログイン方法のうち、特定されたログイン方法でない他のログイン方法に対応するログインボタンを、特定されたログイン方法に対応するログインボタンとは異なる態様で含むログイン画面の表示情報を生成してもよい。異なる態様は、例えば、異なる大きさ、色又は表示効果等である。異なる態様は、ユーザによる選択又は視認が不可能な態様でもよい。この場合、ログイン画面におけるユーザの操作に応じて、他のログイン方法に対応するログインボタンのユーザによる選択又は視認が可能となるように制御されてもよい。
なお、ユーザにログイン方法が関連付けられていない場合、制御部401は、ユーザがシングルサインオンによるログイン方法を利用できないことを示し、又は、シングルサインオンでない方法によるログインを促す文字情報を含むログイン画面を生成してもよい。これにより、管理サーバ4は、ユーザがシングルサインオンでないログイン方法を適切に選択することを可能とする。
続いて、携帯端末6の制御部601は、受信したログイン画面の表示情報に基づいて、表示部607にログイン画面を表示し(S704)、一連の処理を終了する。
図23は、ログイン画面700の一例を示す図である。ログイン画面700は、ログインボタン701およびログインフォーム702を含む。ログインボタン701は、画像提供サイトへのログインを要求するためのボタンである。ログインボタン701は、特定されたログイン方法のそれぞれについて表示される。また、ログインボタン701は、対応する各ログイン方法に関連付けられた回数が多いものが上側となり、回数が等しい複数のログイン方法が存在する場合は、関連付けられた日時が新しい順に配列されるように順に配列される。ログインフォーム702は、シングルサインオンではないログイン方法でログインするためのオブジェクトである。
ユーザは、ログインボタン701を選択することにより、選択されたログインボタン701に対応するログイン方法で画像提供サイトにログインすることができる。ログインボタン701が選択されると、制御部601は、選択されたログインボタン701に対応するログイン方法によるログイン要求を管理サーバ4に送信する。
また、ユーザは、ログインフォーム702により、シングルサインオンではないログイン方法で画像提供サイトにログインすることができる。
図24はログイン画面の他の一例を示す図であり、図24(a)は、ログイン画面710の一例を示す図である。ログイン画面710は、ログインボタン701、ログインフォーム702に加え、ボタン表示オブジェクト711を含む。ボタン表示オブジェクト711は、特定されたログイン方法でない他のログイン方法に対応するログインボタンを表示するためのオブジェクトである。
ユーザは、ボタン表示オブジェクト711を選択することにより、他のログイン方法で画像提供サイトにログインすることができる。ボタン表示オブジェクト711が選択されると、制御部601は、ボタン表示オブジェクト711に代えて、他のログイン方法に対応するログインボタンを新たに表示する。
図24(b)は、ログイン画面720の一例を示す図である。ログイン画面720は、ログイン画面710においてボタン表示オブジェクト711が選択された場合に表示される。ログイン画面720は、ログインボタン701、ログインフォーム703に加え、ボタン非表示オブジェクト721およびログインボタン722を含む。
ボタン非表示オブジェクト721は、ログインボタン722を非表示にさせるためのオブジェクトである。ログインボタン722は、他のログイン方法でのログインを要求するためのボタンである。ユーザは、ボタン非表示オブジェクト721を選択することにより、ログインボタン722を非表示にし、ログイン画面710を表示させることができる。すなわち、ログインボタン722は、ログイン画面710においてユーザによる選択および視認が不可能な態様で含まれ、ユーザの操作に応じて、選択および視認が可能となるように制御される。
このように、管理サーバ4は、ログイン画面710にボタン表示オブジェクト711を含めることで、ユーザが利用したことのないログイン方法を選択させることを可能とする。
なお、管理サーバ4は、S702において、ユーザのメールアドレスにさらに基づいてログイン方法を特定してもよい。例えば、ユーザのメールアドレスが移動体通信事業者のドメインを有するメールアドレスである場合、管理サーバ4は、その移動体通信事業者によって提供される会員制サービスを利用したログイン方法をさらに特定する。このようにすることで、管理サーバ4は、ユーザが利用する可能性があるログイン方法に対応するログインボタンをユーザに適切に選択させることを可能とする。
図25は、シングルサインオン方法の第5の例に係るログイン処理の流れの一例を示すシーケンス図である。ログイン処理は、あらかじめ携帯端末6、管理サーバ4および認証サーバ7にそれぞれ記憶されたプログラムに基づいて、これらの装置のCPU等の制御部が各装置の構成要素と協働することにより実現される。
まず、携帯端末6の制御部601は、ログイン画面700においてユーザによって選択されたログインボタン701に対応するログイン方法による、画像提供サイトに対するログイン要求を管理サーバ4に対して送信する(S801)。ログイン要求は、例えば、選択されたログインボタンに関連付けられたURLに対するHTTPリクエストとして送信される。
続いて、管理サーバ4の制御部401は、携帯端末6の接続を認証サーバ7に転送する(S802)。制御部401は、複数の認証サーバ7のうちから、受信したログイン要求に対応するログイン方法に対応する認証サーバ7を特定する。制御部401は、特定された認証サーバ7に接続する接続指示を携帯端末6に対して送信する。接続指示は、例えば、HTTPリダイレクトである。
続いて、携帯端末6の制御部601は、認証サーバ7に対して、認証情報を含む認可要求を送信する(S803)。制御部601は、接続指示を受信したことに応じて、ユーザの認証情報を取得する。例えば、制御部601は、認証サーバ7から認証情報の入力画面の表示情報を取得し、表示部607に入力画面を表示する。制御部601は、表示された入力画面においてユーザによる認証情報の入力を受付け、入力された認証情報を取得する。なお、制御部601は、ユーザによる入力を受付けることなく、あらかじめ記憶部608に記憶されたユーザの認証情報を取得してもよい。この場合において、制御部601は、記憶部608から認証情報を取得する際に、認証情報の取得又は送信についての同意をユーザから取得するための画面等を表示してもよい。
制御部601は、接続指示に示される認証サーバ7に対して、取得した認証情報を含む認可要求を送信する。認証情報は、例えば、ログイン方法に対応する会員制サービスにおけるユーザのユーザIDおよびパスワード等である。
続いて、認証サーバ7は、認可コードを携帯端末6に送信するとともに、携帯端末6の接続を管理サーバ4に転送する(S804)。認証サーバ7は、あらかじめ記憶されたユーザの認証情報と受信した認可要求に含まれる認証情報とを比較することにより、ユーザの認証処理を実行する。認証に成功した場合、認証サーバ7は、認可コードを生成するとともに、生成した認可コードの有効期限を設定して認可コードに関連付けて記憶する。認証サーバ7は、生成した認可コードを含む、管理サーバ4に接続する接続指示を携帯端末6に送信する。
続いて、携帯端末6の制御部601は、認可コードを管理サーバ4に送信する(S805)。制御部601は、認証サーバ7から受信した接続指示に基づいて、管理サーバ4に接続する。制御部601は、接続に際して、受信した認可コードを管理サーバ4に送信する。接続指示がHTTPリダイレクトである場合、認可コードは、リダイレクト先のURLにURLクエリパラメータとして付加される。この場合、制御部601は、リダイレクト先のURLにアクセスすることにより、認可コードを送信する。
続いて、管理サーバ4の制御部401は、認証サーバ7に対してトークン要求を送信する(S806)。トークン要求には、制御部401が受信した認可コードが含まれる。
続いて、認証サーバ7は、管理サーバ4に対してトークン応答を送信する(S807)。認証サーバ7は、受信したトークン要求に含まれる認可コードが、認証サーバ7が生成した認可コードに対応するものであり、且つ、その認可コードに関連付けられた有効期限が経過していない場合、トークンを生成する。認証サーバ7は、生成したトークンを含むトークン応答を送信する。
続いて、管理サーバ4の制御部401は、トークン応答に含まれるトークンに関連付けられたユーザがログイン方法管理テーブルT1に記憶されているか否かを判定する(S808)。例えば、制御部401は、受信したトークンに基づいて、会員制サービスにおけるユーザのユーザIDを認証サーバ7から取得する。制御部401は、取得されたユーザIDがログイン方法管理テーブルT1に記憶されている場合に、ユーザがログイン方法管理テーブルT1に記憶されていると判定する。
ユーザがログイン方法管理テーブルT1に記憶されていると判定された場合(S808-Yes)、管理サーバ4の制御部401は、ログインに成功したことを示すログイン応答を送信し(S809)、一連の処理を終了する。この場合、制御部401は、所定のサービスを提供するための情報をさらに送信する。所定のサービスを提供するための情報は、例えば、所定のサービスを提供するためのウェブページの表示情報である。
また、ユーザがログイン方法管理テーブルT1に記憶されていると判定された場合、制御部401は、ログイン方法管理テーブルT1に記憶された情報を更新する。制御部401は、受信されたトークンと、トークンが受信された日時とをログイン方法管理テーブルT1に記憶する。また、制御部401は、ログイン方法管理テーブルT1に記憶された回数を増加させる。
ユーザがログイン方法管理テーブルT1に記憶されていないと判定された場合(S808-No)、制御部401は、ログインに失敗したことを示すログイン応答を送信し(S810)、一連の処理を終了する。この場合、制御部401は、所定のサービスを利用可能とするための会員登録を促す情報等を送信してもよい。
以上説明したように、管理サーバ4は、画像提供サイトに対応するログイン方法に対応するログインボタンのうち、ユーザが利用したログイン方法に対応するログインボタン701のみを含むログイン画面700の表示情報を携帯端末6に送信する。このようにすることで、管理サーバ4は、ユーザが何れのシングルサインオンによるログイン方法を利用したことがあるかを失念した場合でも、適切なログイン方法を選択させることを可能とする。
また、管理サーバ4は、複数のログインボタン701を、ユーザが各ログイン方法を利用した日時に基づいて配列して表示するログイン画面の表示情報を送信する。このようにすることで、管理サーバ4は、ユーザが複数のログイン方法を利用したことがある場合でも、最新に利用したログイン方法を適切に選択させることを可能とする。すなわち、一般に、ユーザが複数のシングルサインオンによるログイン方法を利用する場合とは、ユーザが利用している会員制サービスを切り替えた場合であることが多い。管理サーバ4が最新に利用したログイン方法を最初に提示することにより、ユーザは、切り替え後のソーシャルネットワーキングサービスに対応するログイン方法を適切に選択することができる。
また、管理サーバ4は、複数のログインボタン701を、ユーザが各ログイン方法を利用した回数に基づいて配列して表示するログイン画面の表示情報を送信する。このようにすることで、管理サーバ4は、ユーザが複数のログイン方法を使い分けている場合でも、ユーザが最も多く利用したログインボタンを適切に選択させることを可能とする。
また、管理サーバ4は、ユーザに対応するトークンが認証サーバ7から送信された場合に、その認証サーバ7に対応するログイン方法をユーザが利用したログイン方法として記憶する。これにより、認証サーバ7による認証が成功した場合のみ、そのログイン方法が、ユーザが利用したログイン方法として記憶されるため、管理サーバ4は、ログイン可能なログイン方法をユーザに適切に選択させることを可能とする。
なお、管理サーバ4は、ログイン方法管理テーブルT1において、携帯端末6の識別情報に関連付けて、携帯端末6によって利用されたログイン方法に関する情報を記憶してもよい。携帯端末6によって利用されたログイン方法とは、携帯端末6がログイン要求を送信したログイン方法である。この場合、S702において、管理サーバ4は、ユーザが利用したログイン方法のうち、送信要求を送信した携帯端末6によって利用されたログイン方法のみを特定する。このようにすることで、管理サーバ4は、ユーザが複数の携帯端末6を使い分けている場合でも、送信要求を送信した携帯端末6によって利用されたログイン方法を適切に選択させることを可能とする。
また、管理サーバ4は、ログイン方法管理テーブルT1において、ユーザが各ログイン方法を利用した場合にログインに失敗した失敗回数を記憶してもよい。この場合、管理サーバ4は、各ログイン方法の失敗回数にさらに基づいて配列して表示するログイン画面の表示データを送信してもよい。例えば、管理サーバ4は、失敗回数が所定回数以上であるログイン方法に対応するログインボタンが下側となるようにログインボタンを配列してもよい。また、管理サーバ4は、失敗回数が所定回数以上であるログイン方法に対応するログインボタンを表示しないようにしてもよい。なお、ログインに失敗した場合とは、S807において認証サーバが受信したトークン応答に含まれるトークンに対応するユーザがログイン方法管理テーブルT1に記憶されていない場合である。ログインに失敗した場合とは、S803の認可要求に対して、S804の認可コードが発行されない場合を含んでもよい。
また、管理サーバ4は、画像提供サイトとは異なる他のサービスへのシングルサインオンによるログイン方法に対して、認証サーバ7として機能してもよい。すなわち、管理サーバ4は、他のサービスへのログイン要求を送信した携帯端末から認可要求を受信したことに応じて認可コードを送信し、又は、他のサービスを提供するサーバからトークン要求を受信したことに応じてトークン応答を送信してもよい。また、管理サーバ4は、他のサービスを提供するサーバからの、トークン応答に含まれるトークンに基づく要求に応じて、ユーザの識別情報を他のサービスを提供するサーバに送信してもよい。
(シングルサインオン例5の変形例)
なお、上述した説明では、ログイン画面700にはシングルサインオンによるログイン方法に対応するログインボタン701が表示されるものとしたが、これに限られない。ログイン画面700には、課金情報を用いるログイン方法に対応するログインボタンが表示されてもよい。この場合、管理サーバ4の記憶部402は、ログイン方法管理テーブルT1に代えてログイン方法管理テーブルT2を記憶する。
図26は、ログイン方法管理テーブルT2のデータ構造の一例を示す図である。ログイン方法管理テーブルT2は、会員IDと、メールアドレスと、ログイン方法と、課金ログイン方法とを関連付けて記憶する。
会員ID、メールアドレス及びログイン方法は、ログイン方法管理テーブルT1の会員ID、メールアドレス及びログイン方法と同様である。課金ログイン方法は、ユーザが画像提供サイトにログインするために利用可能な、課金情報を用いるログイン方法に関する情報である。
課金ログイン方法は、課金プラットフォーム、アカウント特定情報、課金実績、トークン、日時及び回数を含む。課金プラットフォームは、ユーザが利用する課金プラットフォームを示す情報である。ユーザは、自身の会員属性を有料会員に変更するための会費を自身が利用する課金プラットフォームに対して支払うことができる。管理サーバ4は、ユーザが利用する課金プラットフォームから、ユーザによる会費の支払いが完了したことを示す課金情報を取得したことに応じて、ユーザの会員属性を有料会員に変更する。アカウント特定情報は、各課金プラットフォームにおいて設定された、課金プラットフォームを利用するユーザを特定するための情報である。課金実績は、課金プラットフォームからユーザに対する課金実績を示す情報であり、ユーザから課金プラットフォームに対して会費が支払われた日時及び支払われた会費の金額等の情報である。トークンは、後述するように、課金情報を用いるログイン方法において管理サーバ4から携帯端末6に対して送信されるトークンを示す情報である。日時は、ユーザが各ログイン方法を利用した最新の日時であり、例えば、管理サーバ4がトークンを送信した日時である。回数は、ユーザが各ログイン方法を利用した回数である。
なお、図26に示す例では、1つの会員IDに1つの課金ログイン方法が関連付けられているが、シングルサインオンによるログイン方法と同様に、1つの会員IDに複数の課金ログイン方法が関連付けられてもよい。
ログイン方法管理テーブルT2の課金ログイン方法のデータは、管理サーバ4が、ユーザによる会費の支払いがあったことを示す情報を課金プラットフォームから取得したことに応じて、ユーザに関連付けられる。
この場合、ログイン画面送信処理のS702において、管理サーバ4の制御部401は、ログイン方法管理テーブルT2を参照し、携帯端末6のユーザの識別情報に関連付けられた、シングルサインオンによるログイン方法のうちからユーザが利用したログイン方法を特定する。
また、制御部401は、ログイン方法管理テーブルT2を参照し、ユーザに対する課金実績があるか否かを判定する。制御部401は、例えば、ログイン方法管理テーブルT2において、ユーザに課金ログイン情報が関連付けられている場合に、ユーザに対する課金実績があると判定する。課金実績があると判定された場合、制御部401は、ユーザに関連付けられた課金情報を用いるログイン方法をさらに特定する。
また、S703において、制御部401は、特定されたシングルサインオンによるログイン方法及び課金情報を用いるログイン方法に対応するログインボタンを、関連付けられた日時又は回数に基づいて配列して表示するログイン画面の表示情報を生成する。なお、各ログインボタンは、対応するログイン方法が課金情報に基づくものであるか否かに応じて配列されてもよい。例えば、制御部401は、課金情報を用いるログイン方法に対応するログインボタンが、関連付けられた日時又は回数にかかわらずログイン画面の上側又は下側となるようにログイン画面の表示情報を生成してもよい。
図27は、課金情報を用いるログイン方法によるログイン処理の流れの一例を示すシーケンス図である。この処理は、ログイン画面に表示された課金情報を用いるログイン方法に対応するログインボタンがユーザによって選択されたときに実行される。この処理は、あらかじめ携帯端末6、管理サーバ4および認証サーバ7にそれぞれ記憶されたプログラムに基づいて、これらの装置の制御部が各装置の構成要素と協働することにより実現される。なお、この例において、認証サーバ7は、課金プラットフォームの管理者によって管理されるサーバである。
まず、携帯端末6の制御部601は、ログイン画面においてユーザによって選択されたログインボタンに対応する、課金情報を用いるログイン方法による画像提供サイトに対するログイン要求を管理サーバ4に対して送信する(S901)。
続いて、管理サーバ4の制御部401は、携帯端末6の接続を認証サーバ7に転送する(S902)。
続いて、携帯端末6の制御部601は、認証サーバ7に対して、課金証明の送信を要求するための課金証明送信要求を送信する(S903)。課金証明は、ユーザによる会費の支払いが完了したことを証明する情報である。課金証明送信要求には、認証サーバ7においてユーザを識別するための認証情報が含まれる。
続いて、認証サーバ7は、課金証明を携帯端末6に送信するとともに、携帯端末6の接続を管理サーバ4に転送する(S904)。認証サーバ7は、あらかじめ記憶されたユーザの認証情報と受信した課金証明送信要求に含まれる認証情報とを比較することにより、ユーザの認証処理を実行する。認証に成功した場合、認証サーバ7は、ユーザによる会費の支払いが完了しているか否かを判定し、完了していると判定された場合、ユーザに課金証明を設定する。認証サーバ7は、設定された課金証明を含む、管理サーバ4に接続する接続指示を携帯端末6に送信する。
続いて、携帯端末6の制御部601は、課金証明を管理サーバ4に送信する(S905)。制御部601は、認証サーバ7から受信した接続指示に基づいて、管理サーバ4に接続する。制御部601は、接続に際して、受信した課金証明を管理サーバ4に送信する。
続いて、管理サーバ4の制御部401は、認証サーバ7に対して課金情報要求を送信する(S906)。課金情報要求には、制御部401が受信した課金証明が含まれる。
続いて、認証サーバ7は、管理サーバ4に対して課金情報応答を送信する(S907)。認証サーバ7は、受信した課金情報要求に含まれる課金証明が、認証サーバ7が設定した課金証明である場合、課金情報を含む課金情報応答を送信する。課金情報には、認証サーバ7においてユーザを特定するアカウント特定情報と、ユーザによる会費の支払いに関する情報とが含まれる。
続いて、管理サーバ4の制御部401は、ログイン方法管理テーブルT3を参照し、受信したアカウント特定情報に対応するユーザを特定する(S908)。
続いて、制御部401は、特定されたユーザに認可コードを設定し、設定された認可コードを携帯端末6に送信する(S909)。
続いて、携帯端末6の制御部601は、トークン要求を管理サーバ4に送信する(S910)。トークン要求には、受信された認可コードが含まれる。
続いて、管理サーバ4の制御部401は、ログインに成功したことを示すログイン応答を携帯端末6に送信し(S911)、一連の処理を終了する。制御部401は、トークン要求に含まれる認可コードが制御部401によって設定された認可コードと一致する場合に、携帯端末6が管理サーバ4にアクセスするためのアクセストークンを生成する。制御部401は、生成されたアクセストークンをログイン方法管理テーブルT3の課金ログイン方法のトークンとして記憶する。また、制御部401は、生成されたアクセストークンを含み且つログインに成功したことを示すログイン応答を携帯端末6に送信する。
以上説明したように、管理サーバ4は、課金情報を用いるログイン方法による画像提供サイトへのログインを可能とする。これにより、管理サーバ4は、会費の支払いをした有料会員であるユーザが会員制サービスに加入していない場合でも、課金情報を用いて容易にログインすることを可能とする。
なお、管理サーバ4は、S702において、ユーザに対する課金実績があると判定され且つ携帯端末6が課金プラットフォームに対応している端末である場合に、課金情報を用いるログイン方法を特定してもよい。このようにすることで、管理サーバ4は、ユーザが利用可能なログイン方法を適切に選択させることを可能とする。
すなわち、認証サーバ7は、S903において、特定の種類の携帯端末6(例えば、多機能携帯電話)からの課金証明送信要求のみを受付け、他の種類の携帯端末6(例えば、ノートPC)からの課金証明送信要求を受付けないことがある。この場合、ログイン画面において課金情報を用いるログイン方法に対応するログインボタンが選択されたとしても、携帯端末6の種類によっては、ログインすることができない場合がある。管理サーバ4は、携帯端末6が課金プラットフォームに対応している端末である場合にのみ課金情報を用いるログイン方法に対応するログインボタンを表示させることにより、ユーザが利用可能なログイン方法を適切に選択させる。なお、管理サーバ4は、携帯端末6が画像提供サイトへのアクセスに用いているブラウザアプリケーションのUser-Agentの情報に基づいて、携帯端末6が課金プラットフォームに対応している端末であるか否かを判定する。
また、管理サーバ4は、ユーザに対する課金実績があると判定され且つ携帯端末6が課金プラットフォームに対応していない端末である場合に、特定の種類の携帯端末6を用いることで課金情報を用いるログイン方法が可能であることを示す文字情報をログイン画面に表示させてもよい。これにより、管理サーバ4は、ユーザがより円滑に画像提供サイトにログインすることを可能とする。
(シングルサインオン例6)
以下では、シングルサインオンの第6の例について説明する。
管理サーバ4の記憶部402は、ログイン方法管理テーブルT1を記憶する。また、携帯端末6の記憶部608は、ログイン方法管理テーブルT3を記憶する。
図28は、ログイン方法管理テーブルT3のデータ構造の一例を示す図である。ログイン方法管理テーブルT2は、画像提供サイトに対応するログイン方法のうち、携帯端末6からログイン要求が送信されたログイン方法に関する情報を管理するテーブルである。ログイン方法管理テーブルT2は、会員制サービス、ユーザID、認可コード、日時及び回数を相互に関連付けて記憶する。
会員制サービス及びユーザIDは、ログイン方法管理テーブルT1の会員制サービス及びユーザIDと同様である。認可コードは、ユーザがログイン方法を利用した場合に各会員制サービスの認証サーバ7から携帯端末6に対して最新に送信された認可コードを示す情報である。日時は、ユーザが各ログイン方法を利用した最新の日時であり、例えば、携帯端末6がログインに成功したことを示すログイン応答を受信した日時である。回数は、ユーザが各ログイン方法を利用した回数であり、例えば、携帯端末6が各ログイン方法のログイン要求を送信した回数である。ログイン方法には、ユーザが利用したことのないログイン方法に対応する会員制サービスに関する情報は記憶されない。
図29は、シングルサインオンの第6の例に係るログイン画面表示処理の流れの一例を示すシーケンス図である。ログイン画面送信処理は、あらかじめ携帯端末6、管理サーバ4および認証サーバ7にそれぞれ記憶されたプログラムに基づいて、これらの装置の制御部が各装置の構成要素と協働することにより実現される。
まず、携帯端末6の制御部601は、ユーザによる操作に応じてログイン画面の表示指示を取得する(S1001)。制御部601は、あらかじめ管理サーバ4から送信された画像の保存を案内するメールに含まれるURLを選択する、ユーザによる操作部603に対する操作に応じて、表示指示を取得する。制御部601は、表示指示を取得したことに応じて、通信部609を介して、ログイン方法の送信要求を管理サーバ4に送信する。ログイン方法の送信要求には、ユーザの識別情報又はメールアドレスが含まれる。
続いて、管理サーバ4の制御部401は、ユーザによって利用されたログイン方法に関する情報を携帯端末6に送信する(S1002)。制御部401は、ログイン方法の送信要求を受信したことに応じて、送信要求に含まれるユーザの識別情報又はメールアドレスを取得する。制御部401は、記憶部402に記憶されたログイン方法管理テーブルT1を参照し、取得された識別情報又はメールアドレスに対応するユーザが利用したログイン方法に関する情報を取得する。制御部401は、通信部403を介して、取得されたログイン方法に関する情報を携帯端末6に送信する。
続いて、携帯端末6の制御部601は、ユーザが利用したログイン方法を特定する(S1003)。制御部601は、記憶部608に記憶されたログイン方法管理テーブルT2に記憶されたログイン方法を、ユーザが利用したログイン方法として特定する。また、制御部601は、管理サーバ4から取得されたログイン方法をさらに特定する。
続いて、制御部601は、画像提供サイトに対応するログイン方法のログインボタンのうち、前記特定されたログイン方法のログインボタンのみを含むログイン画面を表示し(S1004)、一連の処理を終了する。制御部601は、あらかじめ記憶部608に記憶されたログイン画面の表示データを取得する。制御部601は、取得された表示データを、特定されたログイン方法のログインボタンのみが含まれるように編集することにより、特定されたログイン方法のログインボタンのみを含むログイン画面の表示データを生成する。制御部601は、生成された表示データを表示部607に出力することにより、特定されたログイン方法のログインボタンのみを含むログイン画面を表示する。
以上説明したように、携帯端末6は、画像提供サイトに対応するログイン方法のログインボタンのうち、ユーザが利用したログイン方法のログインボタンのみを含むログイン画面を表示する。このようにすることで、携帯端末6は、ユーザが何れのログイン方法を利用したことがあるかを失念した場合でも、適切なログイン方法を選択させることを可能とする。
また、携帯端末6は、管理サーバ4からログイン方法に関する情報を取得しなくてもよい。
この場合、S903において、携帯端末6は、ログイン方法管理テーブルT3に記憶されたログイン方法のみをユーザが利用したログイン方法として特定する。このようにすることで、携帯端末6は、ユーザが携帯端末6ごとにログイン方法を使い分けている場合でも、各携帯端末6で利用するログイン方法を適切に選択させることを可能とする。
〔実施形態2〕
本発明の第2の実施形態について、図1、図12および図14~図18を参照して説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。本実施形態では、携帯端末6が、所定のサービスに登録された複数のアカウントに関連付けられた情報、例えば課金情報や、前記所定のサービスにおいて保存された情報の少なくとも一部を統合することを示す情報を、管理サーバ4に対して送信し、管理サーバ4が、アカウントの一部に関連づけられた情報の少なくとも一部を、別のアカウントに関連付けられた情報の少なくとも一部と統合された情報に更新する処理の流れについて説明する。
(アカウント統合例1)
アカウントに関連付けられた情報を統合する第1の例について、図12、図14および図15を参照して説明する。本例では、所定のサービスにおいて所定の処理が実行された場合に、複数のアカウントに関連付けられた情報の少なくとも一部を統合するか否かの選択肢がユーザに提示される構成の一例について説明する。以下、前記所定の処理が課金処理であり、統合される情報が課金情報である場合を例に挙げて説明する。図14は、本例に係る処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS601において、制御部601は、記憶部608に保存されたアカウント情報を使用して、所定のサービスに対するログインを要求する情報を、通信部609を介して管理サーバ4に送信する。なお、当該ログインは、各シングルサインオン例で上述したようなソーシャルログインであってもよい。
ステップS602において、制御部401は、会員データベース422を参照して、通知されたアカウント情報によってログイン処理を実行し、ログイン後の画面を示す情報を、通信部403を介して携帯端末6に送信する。
なお、当該アカウント情報に対応する情報が会員データベース422に存在しない等の理由により、ログイン処理を行うことが不適当な場合、制御部401は、ログインが行えないことを示す情報を携帯端末6に通知し、ステップS601の処理が再度実行されてもよい。
ステップS603において、制御部601は、所定のサービスにおいて、課金を指示するユーザ操作がなされたか否かを判定する。なお、課金を指示するユーザ操作とは、例えば、図12(C)のボタン667を起点とするユーザ操作を意味する。当該操作がなされた場合は、続いてステップS604の処理が実行され、そうでない場合、本ステップにおいて当該操作を受け付ける処理が、所定のサービスからログアウトするまで継続される。
ステップS604において、制御部601は、現時点においてログインに使用されているアカウントに関連づけられたユーザが、他のアカウントにも関連付けられているかの判定、つまり当該ユーザが複数のアカウントを有しているか否かの判定と、課金処理とを要求する情報を、管理サーバ4に対して送信する。
ステップS605において、制御部401は、会員データベース422を参照して、対象となるユーザが複数のアカウントを有しているか否かを判定する。なお、どのような場合にユーザが複数のアカウントを有していると判定されるかについては後述する。当該ユーザが複数のアカウントを有している場合、つまり当該ユーザに関連付けられたアカウントが他にも存在する場合、続いてステップS606の処理が実行され、そうでない場合、続いてステップS610の処理が実行される。
ステップS606において、制御部401は、対象となるユーザが有している複数のアカウントを示す情報を、携帯端末6に送信する。
ステップS607において、制御部601は、現在ログインしているアカウントの課金情報と、少なくとも何れかの他のアカウントの課金情報とを統合することを提案する画面を、表示部607に表示させる。
ここで、図12(D)は、当該画面の一例を示す図である。図12(D)に例示する画面において、テキスト669は、各課金情報を統合することを提案する文章である。ボタン671および673は、ログイン中のアカウントの課金情報と、各ボタンに対応するアカウントの課金情報とを統合する処理の起点となるボタンである。ボタン675は、ログイン中のアカウントを含む全てのアカウントの課金情報を統合する処理の起点となるボタンである。ボタン677、何れの課金情報も統合しないことを指示するためのボタンである。
なお、特に統合する候補となるアカウントが多い場合、即ちログイン中のアカウントと課金情報を統合するアカウントが例えば3以上存在する場合には、統合するアカウントをチェックボックス等で選択する態様であってもよい。
ステップS608において、制御部601は、課金情報の統合を指示するユーザ操作がなされたか否かを判定する。当該操作がなされた場合、ここでは、ボタン671~675の何れかが選択された場合、制御部601は、対応する課金情報を統合する指示を示す情報を管理サーバ4に送信し、続いてステップS609の処理が実行され、当該ユーザ操作がなされなかった場合、ここでは、ボタン677が選択された場合、制御部601は、課金情報の統合を行わないことを示す情報を管理サーバ4に送信し、続いてステップS610の処理が実行される。
ステップS609において、制御部401は、会員データベース422に保存された情報を対象として、指示された複数のアカウントにおける課金情報の統合処理を実行する。図15は、2つのアカウントにおける課金情報が統合された場合におけるデータベースの例を示す図である。また、図15のデータベース(テーブル)の「主キー」等の各フィールド項目は、アカウントに関連付けられた情報に相当する。当該データベースの「主キー」は、テーブルの各レコードに付与される番号を示している。「アカウントID」は、所定のサービスにおけるアカウントのIDとなるメールアドレスを示している。「ソーシャルログイン」は、対応するアカウントのログイン方法を示している。なお、「ソーシャルログイン」の項目が「-」の値であることは、対応するアカウントが、ソーシャルログイン以外の方法でログインすることを示している。「決済履歴」は、対象となるアカウントにおいていくら課金が行われたのかを示す項目であって、課金情報の一例に相当する。「所有ポイント」は、所定のサービスにおいて、対象となるアカウントに付与されたポイントを示している。「保存画像」は、所定のサービスにおいて、保存された画像の枚数を示している。なお、当該保存画像等は、各アカウントに関連付けられて、画像データベース424に別途保存される。「ニックネーム」は、所定のサービスの実行において使用される名前である。「有料会員」は、対象となるアカウントが、所定期間ごとに会員料金を支払う有料会員であるか否かを示しており、値「1」が有料会員であることを、値「0」が有料会員でないことを示している。なお、当該データベースは、図15および後述する図18には図示しない、「ソーシャルログイン」の値に対応するソーシャルネットワーキングサービスのアカウントID等をフィールド項目として別途有する。
また、各フィールド項目、つまりアカウントに関連付けられた各情報の「統合」とは、統合後の情報の少なくとも何れかが、統合前の各情報の、加算値、何れかが選択された値、和集合、積集合、平均値、中央値、またはそれらに準ずる値に更新されることを意味する。なお、一部のフィールド項目、例えば「所有ポイント」等は、統合後の値が、統合前の値の合計値よりも大きくなるような構成でもよい。
また、統合の対象となる複数のアカウントに関連付けられた各情報の少なくとも何れかが、上記列挙した値(数値ではない情報を含む)に更新される場合、統合の対象となる他のアカウントに関連付けられたその情報は、所定の値に更新されてもよいし、削除されてもよい。
また、統合の対象となる複数のアカウントに関連付けられた複数の情報が上記列挙した値に更新される場合、それらの情報又は値は同一でもよいし、互いに異なっていてもよい。
図15に示す例の場合、ステップS605において、制御部601は、データベースの「アカウントID」つまり登録されたメールアドレスの値が同じであれば、それらのアカウントは、同一のユーザに関連付けられたアカウントであると判定する。
なお、各アカウントについて、ソーシャルログインによるログインが行われる場合、上述したトークンによって、対応するソーシャルネットワーキングサービスのアカウントが有するリソースを参照することが可能となるので、図15に例示するデータベース内のメールアドレス等の各フィールド項目の値は、対応するソーシャルネットワーキングサービスにおいて設定された値が設定されても構わない。
また、制御部601は、メールアドレスに限らず、所定のフィールド項目の値がユーザごとに一意な値であれば、それらのアカウントは、同一のユーザに関連付けられたアカウントであると判定してよい。他のフィールド項目の例としては、携帯端末6のMACアドレスや、マイナンバー等が挙げられる。
ここで、図15(A)は、アカウントの課金情報が統合される前のデータベースを示しており、図15(B)は、主キー1のアカウントの課金情報と、主キー2のアカウントの課金情報とが統合された場合におけるデータベースを示している。図15(B)に示すように、課金情報の統合後における各アカウントの決済履歴の値は、共に「¥5000」となっている。なお、一度統合された項目は、統合された状態が継続される構成、つまり以降も継続して共通した値等、統合が反映された値をとり続ける構成でもよいし、そうでなくともよい。統合された状態が継続される構成においては、各アカウントの課金情報等が統合されたことは、記憶部402にデータベース形式等で別途保存され、何れかのアカウント、この例では主キー1のアカウント又は主キー2のアカウントの何れかの課金情報が更新された場合には、関連付けられた他のアカウントの課金情報等も同様の値に更新されてもよい。また、統合された状態が継続される構成において、各アカウント間における既に統合された項目の組は、ステップS607の処理において統合する選択肢としては提示されない。また、統合された状態が継続される構成においても、所定の又は任意のタイミングで、以降の統合された状態の継続がキャンセル可能であってもよい。
ステップS610において、制御部401は、課金処理を行い、当該課金処理の結果を示す情報を、携帯端末6に送信する。なお、ステップS609から本ステップに遷移した場合、つまり課金情報が統合された場合、制御部401は、課金処理の結果を、統合された課金情報を有する複数のアカウントのすべてに反映してもよい。更に、制御部401は、課金情報が統合されたことを示す情報も、携帯端末6に対して送信する。
ステップS611において、制御部601は、課金処理が完了したことを示す画面と、課金情報の統合処理がなされていればその旨を示す画面とを、表示部607に表示させる。
上記の手順によれば、所定の処理、この例では課金処理が実行された場合に、分散した情報を統合することをユーザに促すことができる。
なお、ステップS604においては、課金処理を要求する情報のみが、制御部601から管理サーバ4に送信される構成でもよい。上記の構成においては、制御部401が、当該情報の受信に起因して、対象となるユーザが複数のアカウントを有しているか否かを判定してもよい。
また、ステップS606においては、制御部401が、課金情報等を統合することを提案することを示す情報を、携帯端末6に送信してもよい。広義には、制御部401は、所定のサービスにおいて所定の処理が実行された場合、例えば課金処理を要求する情報を受け付けた場合に、複数のアカウントに関連付けられた情報の少なくとも一部を統合するか否かの選択肢を提示してもよい。
また、ステップS609において制御部401は、課金情報等の統合が指示されなかったアカウントのアカウント情報を、適宜確認画面を介したのち、会員データベース422から消去してもよい。また、当該アカウント情報の消去は、統合処理から所定の期間経過後に実行されてもよい。
また、課金情報等が統合された場合には、続けて課金処理を行ってよいか否かをあらためて確認する画面が携帯端末6に表示される構成でもよい。
(アカウント統合例2)
アカウントに関連付けられた情報を統合する第2の例について、図14~図16を参照して説明する。なお、本例および以降の例においては、既に説明した事項についての重複する説明を繰り返さない。
本例では、当該情報の統合が提示される起点となる所定の処理が、管理サーバ4が所定のサービスに対するログインを要求する情報を受け付けることである場合について説明する。図16は、本例に係る処理の流れを示すフローチャートである。特に説明が無い場合、図16のフローチャートの各ステップにおける処理は、図14のフローチャートの対応するステップにおける処理と同様である。
ステップS601においてログインを要求する情報が携帯端末6から管理サーバ4に送信される処理が実行されたのち、続いてステップS605の処理が実行される。
ステップS605において、対象となるユーザが複数のアカウントを有している場合、続いてステップS606の処理が実行され、そうでない場合、続いてステップS610の処理が実行される。
ステップS606、S607に続いて実行されるステップS608において、課金情報の統合を指示するユーザ操作がなされた場合、制御部601は、課金情報を統合する指示を示す情報を管理サーバ4に送信し、続いてステップS609の処理が実行され、当該ユーザ操作がなされなかった場合、制御部601は、課金情報の統合を行わないことを示す情報を管理サーバ4に送信し、続いてステップS602’の処理が実行される。
ステップS608、又はステップS609に続いて実行されるステップS602’において、制御部401は、アカウント統合例1と同様にログイン処理を実行し、ログイン後の画面を示す情報を、携帯端末6に送信する。なお、ステップS609からステップS602’に遷移した場合、制御部401は、ログイン後の画面を示す情報に加え、課金情報が統合されたことを示す情報も、携帯端末6に送信する。
ステップS611’において、制御部601は、ログイン後であることを示す画面と、課金情報の統合処理がなされていればその旨を示す画面とを、表示部607に表示させる。
上記の手順によれば、ログインが実行された場合に、分散した情報を統合することをユーザに促すことができる。
(アカウント統合例3)
アカウントに関連付けられた情報を統合する第3の例について、図17を参照してステップごとに説明する。本例では、携帯端末6が備える制御部601が、対象となるユーザが複数のアカウントを有しているか否かの判定を行う構成について説明する。図17は、本例に係る処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS601からステップS603までは、アカウント統合例1と同様の処理が実行される。なお、ステップS603では、所定のサービスにおいて課金を指示するユーザ操作がなされた場合は、続いてステップS705の処理が実行され、そうでない場合、ステップS603において当該操作を受け付ける処理が継続される。
ステップS705において、制御部601は、記憶部608がCookie等として保存する各種アカウント情報を参照して、対象となるユーザが複数のアカウントを有しているか否かを判定する。当該ユーザが複数のアカウントを有している場合、つまり当該ユーザに関連付けられたアカウントが他にも存在する場合、続いてステップS607の処理が実行され、そうでない場合、続いてステップS610の処理が実行される。
ステップS607からステップS611までは、アカウント統合例1と同様の処理が実行される。
上述した手順によれば、アカウント統合例1と同様の効果に加え、管理サーバ4の負荷が軽減する効果を奏する。
(アカウント統合例4)
アカウントに関連付けられた情報を統合する第4の例について、図18を参照して説明する。本例では、複数のアカウントを単一のアカウントに統合する構成について説明する。
アカウント統合例1~3においては、複数のアカウントにそれぞれ関連付けられた課金情報を統合する処理を例に挙げて説明したが、本例において、制御部401は、複数のアカウントにそれぞれ関連づけられた情報の全てを統合し、更にアカウント自体を単一のアカウントに統合する。
また、アカウントを統合する場合においては、基準となるアカウントが設定されてもよい。図18は、2つのアカウントが単一のアカウントに統合された場合のデータベースの例を示す図である。ここで、図18(A)は、アカウントが統合される前のデータベースを示しており、図18(B)は、主キー1のアカウントと、主キー2のアカウントとが、後者のアカウントを基準として単一の主キー2のアカウントに統合された場合におけるデータベースの例を示している。
図18(B)に示すデータベースの各フィールド項目において、例えば「所有ポイント」等の項目は、統合前の値を単に合計すればよいが、ニックネーム等、何れかの値を設定する項目の場合、基準となるアカウントの値が設定されてもよい。
このように、制御部401は、第1のアカウントと第2のアカウントとを単一のアカウントに統合してもよい。また、前記単一のアカウントに関連付けられた情報は、第1のアカウントに関連付けられた情報の全てと、第2のアカウントに関連付けられた情報の全てとが統合された情報であってもよい。なお、前記単一のアカウントは、統合の対象となるアカウント、ここでは第1のアカウントと、第2のアカウントとを参照して新たに生成された第3のアカウントであるものと解してもよい。上記の構成によれば、複数のアカウントを単一のアカウントに統合可能な管理サーバ4を実現できる。
ここで、「アカウントに関連付けられた情報の全て」とは、ユーザが所定のサービスを利用する場合に認識し得る情報の全てのことを意味し、例えば意味の無い記号列を値とするフィールド項目は含まれなくともよい。
なお、統合される何れかのアカウントの対象となる項目、つまりアカウントに関連付けられた情報が所定の値、例えば当該アカウントが有料会員であることを示す値であれば、何れのアカウントを基準に統合するかに関わらず、統合後の当該項目の値を、当該所定の値としてもよい。これにより、何れかの情報が所定の値であればアカウントの統合後においても、前記所定の値を引き継ぐことができる。
例えば、図18に示すように、基準となるアカウント(主キー2のアカウント)の「有料会員」の項目は、有料会員でないことを示しているが、統合後のアカウントは、主キー1のアカウントの当該項目の値を引き継ぎ、有料会員であることを示す値に設定されてもよい。
換言すると、制御部401は、複数のアカウントを統合する場合であって、基準とならないアカウントが有料サービスに登録されたアカウントであり、基準とならないアカウントが有料サービスに登録されたアカウントでない場合に、統合後のアカウントを、有料サービスに登録されたアカウントに設定してもよい。これにより有料サービスを継続して享受することができる。
また、統合後のアカウントの「ソーシャルログイン」の項目は、当該アカウントが「twitcher」でも「basebook」でもログインすることができることを示している。なお、統合後のアカウントは、統合前の一方のアカウント、例えば基準となるアカウントで使用していたソーシャルログイン方法でのみログインが可能となる構成でもよい。上記の構成においては、図18(B)の主キー2のアカウントにおける「ソーシャルログイン」の値は「basebook」のみとなる。
上述した各アカウント統合例においては、所定の処理、例えば課金処理又はログイン等に起因して、アカウントに関連付けられた情報の一部又は全部の統合処理が提示される構成について説明したが、当該統合処理は、ユーザの操作に応じて任意のタイミングで実行可能であってもよい。
また、3つ以上のアカウントに関連付けられた情報の一部又は全部が統合される場合、制御部401は、それらのアカウントについてまとめて統合処理を行ってもよいし、一部、例えば2つのアカウントの統合処理を繰り返す構成でもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
管理サーバ4および携帯端末6の制御ブロック(特に制御部401および制御部601)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、管理サーバ4および携帯端末6は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(RandomAccess Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、上述した説明では、撮影画像管理システム10は、携帯端末6を有するものとしたが、これに代えて、デスクトップPC等の通信端末を有してもよい。この場合、携帯端末6が実現する各機能は、同様に通信端末によって実現される。
また、上述した説明においては、本発明は撮影画像管理システム10において実施されるものとしたが、これに限られない。本発明は、管理サーバ、認証サーバ及び通信端末を有し、複数のログイン方法に対応する所定のサービスを提供する任意のシステムにおいて実施されてもよい。所定のサービスは、例えば、ゲームサービス、懸賞サービス、ヘルスケアサービス等である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 写真シール作成装置
4 管理サーバ
6 携帯端末
10 撮影画像管理システム
414 画像管理部
415、614 認証部

Claims (9)

  1. 記憶部を有し、所定のサービスへのログインを管理するコンピュータのプログラムであって、
    ユーザを識別する識別情報に、前記ユーザによる前記所定のサービスに対応するログイン方法の利用履歴を関連付けて前記記憶部に記憶し、
    ユーザの通信端末から、当該ユーザの識別情報を含む、前記所定のサービスへのログインを要求するための情報の送信要求を取得し、
    前記送信要求を取得したことに応じて、前記ユーザが利用したログイン方法を前記識別情報および前記利用履歴に基づいて特定し、
    前記所定のサービスに対応するログイン方法のうち、前記特定されたログイン方法によるログインをするためのログインボタンと他のログイン方法によるログインをするためのログインボタンとを互いに異なる態様で前記通信端末に表示させる
    ことを前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  2. 前記送信することにおいて、前記特定されたログイン方法によるログインを要求するための情報を、前記利用履歴に基づいて前記ユーザに提示するための情報を送信する、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記所定のサービスに対応するログイン方法は、認証サーバから送信される、前記ユーザに対応するトークンを用いるシングルサインオンによるログイン方法であり、
    前記記憶することにおいて、前記ユーザに対応するトークンが前記認証サーバから送信された場合に、当該トークンに対応するログイン方法を前記ユーザが利用したログイン方法として記憶する、
    請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 所定のサービスへのログインを管理する管理方法であって、
    ユーザを識別する識別情報に、前記ユーザによる前記所定のサービスに対応するログイン方法の利用履歴を関連付けて記憶し、
    ユーザの通信端末から、当該ユーザの識別情報を含む、前記所定のサービスへのログインを要求するための情報の送信要求を取得し、
    前記送信要求を取得したことに応じて、前記ユーザが利用したログイン方法を前記識別情報および前記利用履歴に基づいて特定し、
    前記所定のサービスに対応するログイン方法のうち、前記特定されたログイン方法によるログインをするためのログインボタンと他のログイン方法によるログインをするためのログインボタンとを互いに異なる態様で前記通信端末に表示させる
    ことを含むことを特徴とする管理方法。
  5. 所定のサービスへのログインを管理する管理サーバであって、
    ユーザを識別する識別情報に、前記ユーザによる前記所定のサービスに対応するログイン方法の利用履歴を関連付けて記憶する記憶部と、
    ユーザの通信端末から、当該ユーザの識別情報を含む、前記所定のサービスへのログインを要求するための情報の送信要求を取得し、前記送信要求を取得したことに応じて、前記ユーザが利用したログイン方法を前記識別情報および前記利用履歴に基づいて特定し、前記所定のサービスに対応するログイン方法のうち、前記特定されたログイン方法によるログインをするためのログインボタンと他のログイン方法によるログインをするためのログインボタンとを互いに異なる態様で前記通信端末に表示させる制御部と、
    を有することを特徴とする管理サーバ。
  6. ユーザによる所定のサービスへのログインを要求する通信端末のプログラムであって、
    ユーザを識別する識別情報及び前記ユーザによる前記所定のサービスに対応するログイン方法の利用履歴を記憶し、
    前記ユーザからの表示指示を取得したことに応じて、前記ユーザが利用したログイン方法を前記識別情報および前記利用履歴に基づいて特定し、
    前記所定のサービスに対応するログイン方法のうち、前記特定されたログイン方法によるログインをするためのログインボタンと他のログイン方法によるログインをするためのログインボタンとを互いに異なる態様で前記通信端末に表示させる
    ことを前記通信端末に実行させることを特徴とするプログラム。
  7. 前記特定することにおいて、ユーザの識別情報と前記ユーザによる前記所定のサービスに対応するログイン方法の利用履歴とを関連付けて記憶する、前記所定のサービスへのログインを管理する管理サーバから、前記通信端末のユーザが利用したログイン方法を取得し、前記取得されたログイン方法をさらに特定する、
    請求項6に記載のプログラム。
  8. ユーザによる所定のサービスへのログインを要求する通信端末であって、
    ユーザを識別する識別情報及び前記ユーザによる前記所定のサービスに対応するログイン方法の利用履歴を記憶する記憶部と、
    前記ユーザからの表示指示を取得したことに応じて、前記ユーザが利用したログイン方法を前記識別情報および前記利用履歴に基づいて特定し、前記所定のサービスに対応するログイン方法のうち、前記特定されたログイン方法によるログインをするためのログインボタンと他のログイン方法によるログインをするためのログインボタンとを互いに異なる態様で前記通信端末に表示させる制御部と、
    を有することを特徴とする通信端末。
  9. 記憶部を有し、ユーザの課金情報を用いるログイン方法を含む複数のログイン方法に対応する所定のサービスへのログインを管理するコンピュータのプログラムであって、
    ユーザを識別する識別情報に、前記ユーザによる所定のサービスに対応するログイン方法の利用履歴と前記所定のサービスにおける前記ユーザに対する課金実績を示す課金情報とを関連付けて前記記憶部に記憶し、
    ユーザの通信端末から、前記所定のサービスへのログインを要求するための情報の送信要求を取得し、
    前記送信要求を取得したことに応じて、前記課金情報に基づいて、前記所定のサービスにおいて前記ユーザに対する課金実績があるか否かを判定し、
    前記所定のサービスに対応し、かつ前記課金情報を用いるログイン方法でないログイン方法のうち、前記ユーザが利用したログイン方法を前記利用履歴に基づいて特定するとともに、前記課金実績があると判定された場合には、前記課金情報を用いるログイン方法をさらに特定し、
    前記所定のサービスに対応するログイン方法によるログインを要求するための情報のうち、前記特定されたログイン方法によるログインを要求するための情報のみを前記通信端末に送信する、
    ことを前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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