本発明の実施形態について、図1~図22を参照して以下に説明する。なお、各図面に記載した構成の形状、ならびに、長さ、奥行および幅などの寸法は、実際の形状および寸法を反映させたものではなく、図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更している。
(画像管理システム10)
図2は、本発明の第1実施形態に係る画像管理システム10の構成を示す図である。図2に示すように、画像管理システム10は、写真シール作成装置(写真撮影装置)1、携帯端末(端末装置)6、画像管理サーバ(管理装置)4、およびポイントサーバ5を備えている。
画像管理システム10は、ユーザの写真撮影、画像の編集、画像の写真シールとしての印刷、画像管理サーバ4への画像の保存、および、保存された画像の閲覧を実現する会員制のサービス(画像管理サービス)をユーザに提供する。また、画像管理システム10は、画像管理サーバ4の提供する画像管理サービスと連携するポイントサービス(後述)をユーザに提供する。
写真シール作成装置1は、写真撮影、画像編集、および写真シール印刷のサービスを含む、写真シール作成ゲーム(以下、単にゲームと称する)を提供するものである。例えば、写真シール作成装置1は、ゲームセンターなどの店舗に設置される遊技機である。以下では、写真シール作成装置1が撮影した撮影画像および当該撮影画像を編集した編集画像等、写真シール作成装置1が生成した画像を生成画像と称する。また、写真シール作成装置1は、ネットワークを介して画像管理サーバ4と接続しており、生成した生成画像を画像管理サーバ4に送信することができる。必須ではないが、写真シール作成装置1はポイントサーバ5と通信可能であってもよい。
画像管理サーバ4は、写真シール作成装置1が生成した生成画像を管理するものであり、上述の画像管理サービスを、自己が運営する画像管理サイトを介して提供する。画像管理サーバ4は、携帯端末6に対して、該携帯端末6のユーザが自身の画像および他のユーザの画像を閲覧する機能を提供するサーバである。また、画像管理サーバ4は、SNS(Social Networking Service)機能を有し、画像閲覧サービスを含むユーザ間のデータ通信によるコミュニケーションサービスを提供してもよい。画像管理サーバ4は、ポイントサーバ5と有線または無線で通信する。
携帯端末6は、ユーザが所持する通信端末である。携帯端末6は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末等である。携帯端末6は、無線通信手段または有線通信手段により写真シール作成装置1と通信することができる。また、携帯端末6は、ネットワークを介して画像管理サーバ4と通信して、画像管理サービス(およびコミュニケーションサービス)を享受することができる。すなわち、ユーザは、自身が所持する携帯端末6を操作することによって、写真シール作成装置1によって作成した画像を画像管理サーバ4に保存したり、画像管理サーバ4に保存された画像を閲覧したりすることができる。
なお、ここで言う「保存された画像」とは、画像管理サーバ4に非一時的に保存された画像を示す。以降、画像管理サーバ4が行う各種処理において単に「画像を保存する」と記載する場合は、画像を非一時的に保存することを意味する。なお、ユーザは、携帯端末6と異なる通信端末(例えば、デスクトップ型またはノートブック型のPC等)を用いて、画像管理サーバ4にアクセスすることもできる。
画像管理サーバ4への生成画像の保存には、事前の会員登録が必要である。ユーザは、無料会員として自身を画像管理サーバ4に登録する。無料会員は、会費を支払う必要がないが、画像管理サーバ4は保存できる生成画像の枚数に制限を受ける。本実施形態では、無料会員は、1回のゲーム(1プレイ)ごとに1枚の生成画像のみを画像管理サーバ4に保存できる。
ユーザは、自身の会員属性を、無料会員から有料会員に変更することができる。有料会員は、一定の会費を継続的に支払う必要がある代わりに、画像管理サーバ4に無制限に生成画像を保存できる。本実施形態では、1プレイで生成された生成画像を全て画像管理サーバ4に保存できる。
なお、有料会員の制度として、一定の会費を継続的に支払うことにより、無制限に生成画像を保存可能な制度ではなく、画像管理サーバ4に保存した生成画像の枚数に応じて課金する制度を採用してもよい。
画像管理システム10における写真撮影から画像保存までの流れについて、以下に簡潔に説明する。1人または複数人のユーザは、代金を写真シール作成装置1に支払い、写真撮影および画像編集に関するゲームをプレイする。ユーザはゲーム中に自身を被写体として撮影する。ユーザは、撮影によって生成された撮影画像の中から、編集対象の画像をいくつか選択し、好きなように編集する。また、ユーザは、後で生成画像を画像管理サーバ4に保存するために、写真シール作成装置1に自身の連絡先(ユーザの識別情報、例えばメールアドレス)を入力する。以降は、ユーザが写真シール作成装置1にメールアドレスを入力したこととして説明を行う。しかしながら、メールアドレスは前記連絡先の単なる一例であって、前記連絡先はメールアドレスのみに限定されない。例えば前記連絡先は、例えばメッセージ機能、伝言板機能、またはコメント機能などを有するシステム(メッセージシステム)におけるユーザのアカウントID等であってもよい。
ゲームの終了後、ユーザは写真シールを手に入れる。一方、写真シール作成装置1は、生成した生成画像に、入力されたユーザのメールアドレスおよび付加情報を関連付けて、画像管理サーバ4に送信する。画像管理サーバ4は、受信した生成画像および付加情報を一時的に保存し、さらに、受信したメールアドレス宛に、受信した生成画像を画像管理サーバ4に保存することを案内するメールを送信する。ユーザは、自身の携帯端末6においてこのメールを受信する。ユーザは、受信したメールに記載されているアドレスにアクセスすることによって画像管理サーバ4と通信を行い、生成画像を保存するための操作を携帯端末6に対して行う。この結果、画像管理サーバ4におけるユーザ専用の画像記憶領域に、生成画像が保存される。
画像管理サーバ4への画像保存後、ユーザは、携帯端末6または所望の他の装置を用いて画像管理サーバ4にログインして、生成画像を閲覧したり、生成画像を携帯端末6または所望の他の装置にダウンロードしたりすることができる。
ポイントサーバ5は、ユーザにポイント付与サービスおよびポイント交換サービス(ポイントサービス)を、ポイントサイトを介して提供するサーバである。ポイント付与サービスとは、ポイントサーバが運営するポイントサイトに会員登録しているユーザに対し、ポイントを付与する会員制のサービスである。ポイントとは、有価データの一種である。ポイント交換サービスとは、所定量のポイントと、所定量の金品またはサービスとを交換する会員制のサービスである。なお、ポイント交換サービスの一環として、所定量のポイントと、懸賞へ応募する権利とが交換可能であってもよい。
ポイントと交換可能な金品およびサービスは特に限定されないが、画像管理サービスのユーザの利用者にとって魅力ある商品であることが望ましい。例えば、ポイントは化粧品、食品、映画のチケット等であってもよい。また、ポイントは、画像管理サービスの会費の支払いに利用可能であってもよい。また、ポイントは、写真シール作成装置1におけるゲームのプレイ代金として利用可能であってもよい。
ポイントサーバ5は、携帯端末6からの指示に応じて、上述したポイントの付与および交換を実行する。ポイントサーバ5は、該指示の実行結果を反映させた、ポイントサイトの各種ページを携帯端末6に送信する。なお、ポイントサーバ5は、携帯端末6からの直接の指示ではなく、携帯端末6から画像管理サーバ4を介し受信した各種指示に応じて、上述したポイントの付与および交換を実行してもよい。
なお、画像管理サーバ4とポイントサーバ5は、一体のサーバであってもよい。また、画像管理サービスと、ポイントサービスとを区別して提供するのではなく、同じサイトを介し提供してもよい。つまり、画像管理サイトとポイントサイトとは、一体のサイトであってもよい。また、画像管理サイトの会員とポイントサイトの会員とは共通であってもよい。換言すると、画像管理サーバ4とポイントサーバ5とは、同じ会員情報(後述する会員データベース422または521に含まれる情報)を共有して管理してもよい。
また、ポイントサーバ5は、複数種類のポイントサイトを運営し、各サイトでそれぞれ別個のポイントサービスを提供していてもよい。この場合、該複数種類のポイントサイトのうち、少なくとも1つのサイトの提供するサービスが、画像管理サービスと連携する。
以降の説明では、画像管理サーバ4とポイントサーバ5とは別個のサーバであり、画像管理サイトとポイントサイトとも別個のサイトであることとする。また、ポイントサーバ5は1種類のポイントサイトを運営していることとする。また、画像管理サイトに会員登録したユーザは自動的にポイントサイトの会員としても登録されることとする。これにより、画像管理サイトで会員登録したユーザが、わざわざポイントサイトで会員登録をする手間を省くことができる。なお、ポイントサイトで会員登録したユーザについては、自動的に画像管理サイトの会員として登録されてもよいし、登録されないこととしてもよい。
(写真シール作成装置の構成)
画像管理システム10を構成する各装置の構成および機能について、以下に詳細に説明する。まず、写真シール作成装置1の詳細について、図3~図11を参照して説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る写真シール作成装置1の外観の構成例を示す斜視図である。この図に示すように、写真シール作成装置1は、主に、撮影ユニット11、編集部12、および事後接客部13を備えている。写真シール作成装置1は、撮影ユニット11と編集部12とが接し、かつ、編集部12と事後接客部13とが接した状態で設置される。
(撮影ユニット11)
撮影ユニット11は、撮影部21および背景部22を備えている。撮影部21と背景部22とは、所定の距離だけ離れて設置される。撮影部21と背景部22の間に形成される空間である撮影空間において、撮影制御が行われる。
撮影部21は、撮影制御をユーザに行わせる装置である。撮影部21は、撮影空間に入り、撮影制御を行っているユーザの正面に位置する。撮影空間を正面に望む面を構成する撮影部21の正面パネル41には、撮影制御時にユーザによって用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。撮影空間にいるユーザから見て左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部21の左側面が側面パネル42Aによって構成され、右側面が側面パネル42Bによって構成される。
背景部22は、正面を向いて撮影制御を行っているユーザの背面側に位置する板状の部材である背面パネル51、背面パネル51の左端に取り付けられ、側面パネル42Aより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52A、および、背面パネル51の右端に取り付けられ、側面パネル42Bより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52B(図4)から構成される。
撮影部21の左側面を構成する側面パネル42Aと背景部22の側面パネル52Aは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Aによって連結される。また、撮影部21の右側面を構成する側面パネル42Bと背景部22の側面パネル52Bは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Bによって連結される。
撮影部21の側面パネル42A、連結部23A、および背景部22の側面パネル52Aに囲まれることによって形成される開口が撮影空間の出入り口G1となる。撮影部21の側面パネル42B、連結部23B、および背景部22の側面パネル52Bに囲まれることによって形成される開口も撮影空間の出入り口G2となる。
背景部22の上部には、背面パネル51、側面パネル52A、および側面パネル52Bに支持される形で背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25には、色または柄の異なる、背景に利用する巻き取り式の背景カーテンが複数収納される。背景カーテンユニット25は、撮影部21に設けられたカメラ等による撮影と連動して動作し、撮影の際に、例えばユーザによって選択された色のカーテンを下ろし、その他のカーテンを巻き取る。
背景カーテンユニット25に収納される背景カーテンとしては、複数枚のカーテンを1枚のクロマキ用のカーテンとして使用する昇降式カーテンを用意してもよい。また、クロマキ用のカーテンを予め撮影空間の背面となる背面パネル51に張り付けると共に、合成用の背景画像を複数種類用意し、後述する編集制御において、ユーザが所望する背景画像をカーテンの部分に合成することができるようにしてもよい。
撮影空間の上方には、撮影部21の正面パネル41、連結部23A、連結部23B、および背景カーテンユニット25に囲まれる開口が形成され、その開口の一部を覆うように天井ストロボユニット24が設けられる。天井ストロボユニット24の一端が連結部23Aに固定され、他端が連結部23Bに固定される。天井ストロボユニット24は、撮影に合わせて撮影空間内に向けて発光するストロボを内蔵する。天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部には蛍光灯が設けられており、撮影空間の照明としても機能する。
(編集部12)
編集部12は、撮影制御によって得られた撮影画像を編集する処理である編集制御をユーザに行わせる装置である。編集部12は、一方の側面が撮影部21の正面パネル41の背面に接するように撮影ユニット11に連結して設けられる。編集部12には、編集制御時にユーザによって用いられるタブレット内蔵モニタなどの構成が設けられる。
図3に示す編集部12の構成を正面側の構成とすると、2組のユーザが同時に編集することができるように、編集部12の正面側と背面側には編集制御に用いられる構成がそれぞれ設けられる。
編集部12の正面側は、床面に対して垂直な面であり、側面パネル42Aとほぼ平行な面である面71と、面71の上方に形成された斜面72から構成され、編集制御に用いられる構成が斜面72に設けられる。斜面72の左側には、柱状の形状を有し、照明装置74の一端を支持する支持部73Aが設けられる。支持部73Aの上面にはカーテンレール26を支持する支持部75が設けられる。斜面72の右側にも、照明装置74の他端を支持する支持部73B(図4)が設けられる。
編集部12の上方にはカーテンレール26が取り付けられる。カーテンレール26は、上から見たときの形状がコの字状となるように3本のレール26A乃至26Cを組み合わせて構成される。平行に設けられるレール26Aと26Bの一端は、連結部23Aと連結部23Bにそれぞれ固定され、他端に残りの一本のレール26Cの両端が接合される。
カーテンレール26には、編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間の内部が外から見えないようにカーテンが取り付けられる。カーテンレール26に取り付けられたカーテンによって囲まれる編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間が、ユーザが編集制御を行う編集空間となる。
(事後接客部13)
図4は、写真シール作成装置の外観を他の角度からみた斜視図である。事後接客部13は事後接客を行い、ユーザに事後接客に対する操作を行わせる装置である。事後接客には、生成画像を画像管理サーバ4に送信する処理、ミニゲームをユーザに行わせる処理、アンケートに答えさせる処理などが含まれる。
図4に示すように、事後接客部13は、所定の厚さを有する板状の筐体を有しており、その背面が編集部12の左側面に接するように編集部12に連結して設けられる。事後接客部13の正面には、事後接客に対する操作時にユーザによって用いられるタブレット内蔵モニタ、および、生成画像が印刷されたシール紙が排出される排出口などが設けられる。事後接客部13の正面前方の空間が、シール紙への印刷が終わるのを待っているユーザが事後接客に対する操作を行う事後接客空間となる。
(ユーザの移動)
写真シール作成ゲームの流れと、それに伴うユーザの移動について図5を参照して説明する。図5は、ユーザの移動について説明する図である。
写真シール作成装置1のユーザは、白抜き矢印#1で示すように出入り口G1から、または白抜き矢印#2で示すように出入り口G2から、撮影部21と背景部22の間に形成された撮影空間A1に入り、撮影部21に設けられたカメラおよびタッチパネルモニタなどを利用して撮影制御を行う。
なお、ユーザの画像の撮影においては、すべての撮影がシール紙に印刷される画像を撮影するものとは限らず、携帯端末6に送信するため(又は、携帯端末6において閲覧可能なように、画像管理サーバ4に送信するため)にのみ撮影される場合もある。これは、印刷される画像と携帯端末6に送信される画像との間でユーザの嗜好が異なることがあるためであり、ユーザの撮影時において、携帯端末6への送信を意識した撮影をしたいユーザの意向にこたえるものである。
撮影制御を終えたユーザは、白抜き矢印#3で示すように出入り口G1を使って撮影空間A1から出て編集空間A2-1に移動するか、白抜き矢印#4で示すように出入り口G2を使って撮影空間A1から出て編集空間A2-2に移動する。
編集空間A2-1は、編集部12の正面側の編集空間であり、編集空間A2-2は、編集部12の背面側の編集空間である。編集空間A2-1と編集空間A2-2のいずれの空間に移動するのかが、撮影部21のタッチパネルモニタの画面表示などによって案内される。例えば2つの編集空間のうちの空いている方の空間が移動先として案内される。編集空間A2-1または編集空間A2-2に移動したユーザは編集制御を開始する。編集空間A2-1のユーザと、編集空間A2-2のユーザは同時に編集制御を行うことができる。
編集制御が終了した後、生成画像の中から選択された画像の印刷が開始される。画像の印刷中、編集制御を終えたユーザは、編集空間A2-1で編集制御を行っていた場合には白抜き矢印#5で示すように編集空間A2-1から事後接客空間A3に移動して事後接客を受け、当該事後接客に対する操作を行う。また、編集制御を終えたユーザは、編集空間A2-2で編集制御を行っていた場合には白抜き矢印#6で示すように編集空間A2-2から事後接客空間A3に移動し、事後接客空間A3において事後接客を受け、当該事後接客に対する操作を行う。
画像の印刷が終了したとき、ユーザは、事後接客部13に設けられた排出口からシール紙を受け取り、一連の写真シール作成ゲームを終えることになる。
(各部材の構成)
次に、写真シール作成装置1に備えられる各部材の構成について説明する。
(撮影部21)
図6は、写真シール作成装置1に備えられる撮影部21の構成例を示す図である。撮影部21は、正面パネル41、側面パネル42A、および側面パネル42Bが、箱状の形状を有するベース部43に取り付けられることによって構成される。
正面パネル41は撮影空間A1で撮影制御を行うユーザの正面に位置し、側面パネル42Aと側面パネル42Bは、それぞれ、撮影空間A1で撮影制御を行うユーザの左側、右側に位置する。側面パネル42Aの上方には連結部23Aが固定され、側面パネル42Bの上方には連結部23Bが固定される。
正面パネル41のほぼ中央には撮影・表示ユニット81が設けられる。撮影・表示ユニット81は、カメラ91、正面ストロボ92、およびタッチパネルモニタ93から構成される。
カメラ91は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(complementary metal-oxide semiconductor)などの撮像素子によって構成され、撮影空間A1にいるユーザを撮影する。カメラ91によって取り込まれた動画像は、タッチパネルモニタ93にリアルタイムで表示される。ユーザによって撮影が指示されたときなどの所定のタイミングでカメラ91によって取り込まれた画像は画像(静止画像)として保存される。
カメラ91の下側に設けられたタッチパネルモニタ93は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルによって構成される。タッチパネルモニタ93は、カメラ91によって取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUI(Graphical User Interface)画像を表示し、ユーザの選択操作をタッチパネルによって受け付ける機能とを備えている。タッチパネルモニタ93には、適宜、背景等の画像が合成された後の動画像が表示される。
正面パネル41には、撮影・表示ユニット81の位置を基準として、上方に上ストロボ82が設置される。また、左方に左ストロボ83が設置され、右方に右ストロボ84が設置される。撮影・表示ユニット81の下方の位置には、ベース部43の上面が一部突出する形で下ストロボ85が設けられる。
上ストロボ82は、ユーザを上前方から照射する。左ストロボ83は、ユーザを左前方から照射し、右ストロボ84は、ユーザを右前方から照射する。下ストロボ85は、ユーザを下前方から照射する。
ベース部43にはユーザの足元を照射する足元ストロボ86も設けられる。上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、下ストロボ85、および足元ストロボ86の内部には蛍光灯が設けられており、天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部の蛍光灯と合わせて、撮影空間A1内の照明として用いられる。後述するように、各蛍光灯の発光量を調整することによって、または、発光させる蛍光灯の数を調整することによって、撮影空間A1内の明るさが、ユーザが行っている撮影制御の内容に応じて適宜調整される。
足元ストロボ86の右側には、ユーザがお金を投入する硬貨投入返却口87が設けられる。
下ストロボ85を挟んでベース部43の上面の左右に形成されるスペース43Aおよび43Bは、撮影制御を行うユーザが手荷物等を置くための荷物置場として用いられる。正面パネル41の例えば天井付近には、撮影制御の案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音等の音を出力するスピーカも設けられる。
(背景部22)
図7は、写真シール作成装置1に備えられる背景部22の構成例を示す図である。上述したように、背面パネル51の上方には背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25のほぼ中央には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているユーザを後方中央から照射する背面中央ストロボ101が取り付けられる。
背面パネル51の上方であって、出入り口G1側の位置には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているユーザを左後方から照射する背面左ストロボ102が取り付けられる。また、背面パネル51の上方であって、出入り口G2側の位置には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているユーザを右後方から照射する背面右ストロボ103が取り付けられる。
(編集部12)
図8は、写真シール作成装置1に備えられる編集部12の構成例を示す図である。この図に示すように、編集部12において、斜面72のほぼ中央には、タブレット内蔵モニタ131が設けられる。タブレット内蔵モニタ131を挟んで左側にタッチペン132Aが設けられ、右側にタッチペン132Bが設けられる。
タブレット内蔵モニタ131は、タッチペン132A及び132Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ131には、例えば、編集対象画像として選択された画像の編集に用いられる画面である編集画面が表示される。2人で同時に編集作業を行う場合、タッチペン132Aは一方のユーザによって用いられ、タッチペン132Bは他方のユーザによって用いられる。
ここで、ユーザは、編集画面上で、落書きをする感覚で編集をする。編集の種類は、タッチペンで種々の線種および色の落書きをおこなうペン入力、ハートもしくは花びら等の種々の形状または種々のメッセージのスタンプ入力、並びに、背景などに模様を入れる背景操作、名前を入力してスタンプ入力する名前スタンプ機能がある。さらに、化粧のシミュレーションをするコスメ機能、目および顔輪郭などの大きさ形状を微調整する顔微調整機能、並びに、記念日や日付を入れる日付スタンプなどの機能等がある。
なお、編集部12において行われる画像の編集は、すべてが印刷される画像に対する編集であるとは限らず、ユーザが携帯端末6への送信のみを想定している画像(つまり、印刷されない画像)に対する編集である場合もある。これは、印刷される画像と携帯端末6へ送信されてweb上で利用される画像との間で、ユーザの嗜好に違いがあり、例えばブログなどに利用する画像などに対して、印刷される画像に対する編集とは異なる編集をしたいというユーザの意向にこたえるためのものである。
(事後接客部13)
編集部12の左側には事後接客部13が設けられる。図9は、写真シール作成装置1に備えられる事後接客部13の構成例を示す図である。
事後接客部13の上方中央にはタブレット内蔵モニタ161が設けられる。タブレット内蔵モニタ161を挟んで左側にタッチペン162Aが設けられ、右側にタッチペン162Bが設けられる。タブレット内蔵モニタ161もタブレット内蔵モニタ131と同様に、タッチペン162Aまたは162Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ161には、ミニゲームなどの事後接客の工程において用いられる画面が表示される。
タブレット内蔵モニタ161の下には非接触型ICリーダ/ライタ163が設けられ、非接触型ICリーダ/ライタ163の下にはシール紙排出口164が設けられる。シール紙排出口164の下にはスピーカ165が設けられる。
非接触型ICリーダ/ライタ163は、近接された非接触型ICと通信を行い、非接触型ICからのデータの読み出しおよび非接触型ICに対するデータの書き込みを行う。
シール紙排出口164には、編集空間A2-1のユーザが編集制御を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙、または、編集空間A2-2のユーザが編集制御を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙が排出される。編集部12の内部にはプリンタが設けられており、画像の印刷がそのプリンタによって行われる。
スピーカ165は、事後接客時の案内音声、BGM、効果音等の音を出力する。
(写真シール作成装置1の内部構成)
次に、写真シール作成装置1の内部構成について説明する。図10は、写真シール作成装置1の内部の構成例を示すブロック図である。上述した構成と同じ構成には同じ符号を付す。重複する説明については適宜省略する。
制御部201は、CPU(Central Processing Unit)などから構成され、ROM(Read Only Memory)206または記憶部202に記憶されているプログラムを実行し、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。制御部201には、記憶部202、通信部203、ドライブ204、ROM206、RAM(Random Access Memory)207が接続される。制御部201には、撮影部21、編集部12、事後接客部13、および印刷部211の各構成も接続される。
記憶部202は、ハードディスクまたはフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体からなり、制御部201から供給された各種の設定情報を記憶する。記憶部202に記憶されている情報は制御部201によって適宜読み出される。
通信部203はインターネットなどのネットワークのインタフェースであり、制御部201による制御に従って外部の装置と通信を行う。
ドライブ204には、光ディスクまたは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア205が適宜装着される。ドライブ204によってリムーバブルメディア205から読み出されたコンピュータプログラムおよびデータは、制御部201に供給され、記憶部202に記憶されたり、インストールされたりする。
ROM206には、制御部201において実行されるプログラムおよびデータが記憶されている。RAM207は、制御部201が処理するデータおよびプログラムを一時的に記憶する。
撮影部21は、撮影空間A1におけるユーザの撮影制御に関する処理を行う。撮影部21は、硬貨処理部221、背景制御部222、照明制御部223、カメラ91、タッチパネルモニタ93、およびスピーカ224から構成される。
硬貨処理部221は、硬貨投入返却口87に対する硬貨の投入を検出する。硬貨処理部221は、例えば300円などの所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、そのことを表す起動信号を制御部201に出力する。
背景制御部222は、制御部201より供給される背景制御信号に従って背景カーテンユニット25に収納されている背景カーテンの上げ下ろしを行う。背景カーテンの選択がユーザによって手動で行われるようにしてもよい。
照明制御部223は、制御部201より供給される照明制御信号に従って、撮影空間A1内の各ストロボの発光を制御する。上述したように、撮影空間A1には、天井ストロボユニット24のストロボの他に、撮影部21に設けられる上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、下ストロボ85、足元ストロボ86と、背景部22に設けられる背面中央ストロボ101、背面左ストロボ102、背面右ストロボ103が設けられる。各ストロボの内部には蛍光灯も設けられる。
また、照明制御部223は、各ストロボの内部に設けられる蛍光灯の発光量を調整することによって、または、発光させる蛍光灯の数を調整することによって、ユーザが行っている撮影制御の段階に応じて撮影空間A1内の明るさを調整する。
カメラ91は、制御部201による制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた画像(撮影画像)を制御部201に出力する。
編集部12Aは、編集空間A2-1におけるユーザの編集制御に関する処理を行う。編集部12Aは、編集部12の正面側に設けられるタブレット内蔵モニタ131、タッチペン132A、132B、およびスピーカ231から構成される。編集部12Bも編集部12Aと同一の構成を有しており、編集空間A2-2におけるユーザの編集制御に関する処理を行う。
タブレット内蔵モニタ131は、制御部201による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対するユーザの操作を検出する。ユーザの操作の内容を表す信号は制御部201に供給され、編集対象の画像の編集が行われる。
事後接客部13は、事後接客空間A3における事後接客に関する処理を行う。事後接客部13は、タブレット内蔵モニタ161、タッチペン162A、162B、非接触型ICリーダ/ライタ163、およびスピーカ165から構成される。
印刷部211は、印刷制御を行う構成であるプリンタ241、およびシール紙ユニット242から構成される。プリンタ241は、画像、またはユーザによる編集制御によって得られた編集済みの画像を、プリンタ241に装着されたシール紙ユニット242に収納されているシール紙に印刷し、シール紙排出口164に排出する。一点鎖線で囲んで示す事後接客部13と印刷部211が、事後接客空間A3にいるユーザを相手とした事後接客に関する処理を行う構成となる。
また、印刷部211は、印刷制御に係る処理において、シール紙への撮影画像(又は編集画像)の印刷に加え、欄外(シール紙の端部など)に、画像管理サーバ4へ送信した生成画像を取得するためのURL(Uniform Resource Locater)、及び、シールID(画像取得用ID)などを印刷してもよい。シールIDとは、写真シール作成装置1において1プレイで生成された(写真シール作成装置1を1度使用して作成された)1又は複数の生成画像を一義的に特定するための識別子であり、ユーザが1プレイにおいて生成した画像を取得するための識別子である。なお、シールIDは、ユーザが1プレイにおいて生成した画像群につき、複数個付与されてもよい。また、シールIDには、生成画像を取得できる使用期限が設定されていてもよい。
なお、シールIDは数字ではなく、QRコード(登録商標)等の2次元情報として印刷されていてもよい。この場合、携帯端末6は自装置に備えられたカメラおよびQRコードのリーダ機能等を用いてQRコードを読み取ることで、シールIDを特定することができる。
ユーザは、生成画像を取得するためのURLにアクセスし、シールIDを入力することにより、写真シール作成装置1において1プレイで生成された生成画像を取得するためのウェブページ(画像取得用ページ)を携帯端末6に表示させることができる。
これは、例えば、事後接客部13などにおいてユーザからメールアドレスの入力を受け付ける際に、タイムアウトやミス入力により正しいアドレスを受け付けることができず、生成画像を取得するためのURLなどの情報をユーザに送信することができないなど場合に、シール紙に印刷されているURLにアクセスしてシールIDを入力することによりユーザが生成画像を取得することができるようにするためである。
なお、印刷部211は、生成画像を取得するための情報として、URLではなく、例えば、所定のメールアドレス又はQRコード(登録商標)などを印刷してもよい。所定のメールアドレスが印刷されている場合には、ユーザは、当該所定のメールアドレスに空メールを送信することにより、生成画像を取得するためのURLが記載されたメールを画像管理サーバ4から受信することができる。また、シール紙にQRコードが印刷されている場合には、ユーザは、携帯端末6を用いてQRコードの示すウェブページへアクセスすることにより、画像取得用ページへ直接アクセスすることもできる。
(制御部の構成)
図11は、写真シール作成装置1に備えられる制御部201の詳細な構成例を示す機能ブロック図である。この図に示すように、制御部201は、通信制御部311、撮影制御部312、編集制御部313、印刷制御部314、および事後接客制御部315を備えている。
通信制御部311は、通信部203による外部の装置との通信を制御する。通信制御部311は、写真シール作成装置1が1プレイにおいて生成した1または複数の生成画像に、画像IDをそれぞれ対応付けて画像管理サーバ4に送信する。なお、画像IDとは、生成画像を一義的に特定するための情報である。また、通信制御部311は、写真シール作成装置1が1プレイにおいて生成した1または複数の生成画像に、さらに、シールID等の付加情報を対応付けて画像管理サーバ4に送信してもよい。また、通信制御部311は、写真シール作成装置1が1プレイにおいて生成した1または複数の生成画像全てを送信するのではなく、ユーザが指定した生成画像のみを画像管理サーバ4に送信してもよい。
本実施形態では、シールIDを撮影日時および機器IDから成る情報とし、画像IDを、撮影日時、機器IDおよび1プレイで生成された生成画像を識別するための連番から成る情報とする。また、本実施形態では、通信制御部311は、写真シール作成装置1が1プレイにおいて生成した1または複数の生成画像に、画像IDおよびシールID等を含む付加情報を対応付けて画像管理サーバ4に送信する。すなわち、通信制御部311は、当該生成画像に、撮影日時、機器IDおよび連番を対応付けて送信する。これにより、画像管理サーバ4は、シールIDを、画像を識別するための識別子として用いること、および、シールIDから撮影日時等を特定することができる。
撮影制御部312は、撮影部21による、写真シール作成ゲームを開始する際に投入される代金に関する処理と、ユーザの撮影制御に従いユーザグループを撮影する等、写真シール作成ゲームにおけるユーザの撮影制御に関する処理とを制御する。撮影制御部312は、画像IDおよびシールIDを生成することもできる。
編集制御部313は、編集部12Aおよび編集部12Bによる画像に対する落書き編集等、写真シール作成ゲームにおけるユーザの編集制御に関する処理を制御する。
印刷制御部314は、印刷部211によるシール紙の印刷等、写真シール作成ゲームにおけるユーザの印刷制御に関する処理を制御する。
事後接客制御部315は、事後接客部13による、編集作業を終了したユーザグループを接客する処理等、写真シール作成ゲームにおける事後接客に関する処理を制御する。
(管理サーバ4)
次に、画像管理サーバ4の詳細について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る画像管理サーバ4の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、画像管理サーバ4は、制御部401、記憶部402、および通信部403を備えている。制御部401は、画像管理サーバ4の各部材を統括制御する。記憶部402は、画像管理サーバ4が使用する各種データを記憶する。通信部403は、画像管理システム10を構成する他の装置と通信する。
(制御部401の詳細)
図1に示すように、制御部401は、通信制御部(受信部、送信部)411、メール作成部412、サイト処理部(付与指示部、画面データ作成部)413、画像管理部(画像保存部)414およびユーザ管理部415を備えている。
(通信制御部411)
通信制御部411は、通信部403による通信を制御する。
(メール作成部412)
メール作成部412は、写真シール作成装置1でゲームをプレイしたユーザのメールアドレス宛に送信されるメールを作成する。本実施形態では、メール作成部412は、メールデータベース421に格納されているデータを用いて、通信制御部411から入力されたメールアドレス宛に送信される、画像の保存を案内するメールを作成し、通信制御部411に出力する。
なお、メール作成部412は少なくとも、写真シール作成装置1でゲームをプレイしたユーザに対する各種通知を作成および出力できればよく、当該通知の形式はメールに限られない。また、当該通知は、プッシュ通知およびプル通知のいずれであってもよい。例えば、写真シール作成装置1から画像管理サーバ4へ、連絡先としてメッセージシステムにおけるユーザID等の連絡先が送信されてきた場合、メール作成部412は、前記メッセージシステムのメッセージ機能、伝言板機能、コメント機能などにおけるメッセージ(すなわち、前記各種通知)を作成し出力してもよい。もしくは、メール作成部412は、前記メッセージシステム上のメッセージやメールソフトのメールを確認するようユーザに促すプッシュ通知を作成および出力してもよい。
(サイト処理部413)
サイト処理部413は、携帯端末6でブラウザによって表示される画像管理サイトとしてのページ情報を作成する。本実施形態では、サイト処理部413は、会員データベース422、ページデータベース423および画像データベース424に格納されているデータを用いて、携帯端末6から受信したアクセス要求に応じたページ情報(画面データ)を作成し、通信制御部411に出力する。サイト処理部413は、ユーザの会員種別に応じたページ情報を作成してもよい。
本実施形態では、サイト処理部413は、画像管理サイトに会員登録するための各種ページに必要な情報をページ情報として作成する。ページ情報には、通常、テキストデータおよび画像データが含まれている。前記ページ情報には、さらに、音声データおよび動画データが含まれていてもよい。
サイト処理部413は、携帯端末6から専用アプリによってアクセスされた場合には、該専用アプリでの表示に必要なデータを生成し、通信制御部411を介して送信する。この際に、表示の具体的な制御は専用アプリにおいて行われるので、サイト処理部413は、専用アプリの動作に必要な最低限の情報のみを生成する。一方、携帯端末6からブラウザによってアクセスされた場合には、サイト処理部413は、該ブラウザでの表示制御および入力制御を実行するためのページデータを生成する。
(画像管理部414)
画像管理部414は、写真シール作成装置1が生成した生成画像を管理する。本実施形態では、画像管理部414は、写真シール作成装置1から受信した生成画像のうち、ユーザによって指定された生成画像をユーザに対応付けて画像データベース424に保存する。
画像管理部414は、ユーザによって指定された生成画像を保存するとき、当該生成画像を管理するための画像管理情報を生成して、生成した画像管理情報を生成画像に対応付けて保存する。また、画像管理部414は、携帯端末6から受信したユーザの操作指示に基づいて、画像管理情報を更新する。
(ユーザ管理部415)
ユーザ管理部415は、画像管理サイトの会員であるユーザ(以下、会員ユーザと称する)を管理する。ユーザ管理部415は、会員ユーザを管理するためのユーザ管理情報を生成し、生成したユーザ管理情報を会員データベース422に保存する。なお、ユーザ管理部415は、非会員のユーザも管理してもよく、非会員のユーザのユーザ管理情報を生成してもよい。
(記憶部402の詳細)
図1に示すように、記憶部402は、メールデータベース421、会員データベース422、ページデータベース423、および画像データベース424を有している。
(メールデータベース421)
メールデータベース421は、ユーザに送信するメールを作成するための各種データを格納している。
(会員データベース422)
会員データベース422は、画像管理サイトの会員であるユーザに関する各種情報を格納している。本実施形態では、会員データベース422には、前記ユーザ管理情報がユーザ毎に格納されている。
ユーザ管理情報は、例えば、図12に示すような情報であってよい。図12に示すユーザ管理情報は、「会員ID」、「パスワード」、「ユーザ名」、「ユーザ画像」、「メールアドレス」、「生年月日」、「住所」、「会員属性」、「入会日」および「端末ID」を含む。
「会員ID」は、会員であるユーザを一義的に識別するためのIDである。「ユーザ名」は、ユーザの名称である。「ユーザ画像」は、後述するマイページ等に掲載されるユーザを示すアイコン画像であり、アイコン画像を示すIDが記述される。「メールアドレス」は、ユーザのメールアドレスである。「生年月日」は、ユーザの生年月日である。「住所」は、ユーザの住所である。「会員属性」は、ユーザの会員属性を示し、「有料」または「無料」が記述される。「入会日」は、ユーザが画像管理サイトに会員登録した日である。「端末ID」は、ユーザが所持する携帯端末6を示し、当該携帯端末6を一意に識別するためのIDが記述される。
(ページデータベース423)
ページデータベース423は、携帯端末6に表示される画像管理サイトのページを作成するための各種データを格納している。
(画像データベース424)
画像データベース424は、写真シール作成装置1によって生成された生成画像のうち、画像管理サイトに保存するようにユーザによって指示された生成画像を格納している。画像データベース424には、生成画像が、会員データベース422に会員として登録されているユーザごとに区別されて格納されている。
また、画像データベース424には、前記画像管理情報がユーザ毎に格納されている。画像管理情報は、例えば、図13に示すような情報であってよい。図13に示す画像管理情報は、「画像ID」、「保存日時」、および「ポイント付与フラグ」を含む。
「画像ID」は、生成画像を一義的に識別するためのIDであり、「撮影日時」、「機種ID」および「連番」から構成される。「撮影日時」は、写真シール作成装置1が生成画像を撮影した日時である。「機種ID」は、生成画像を生成した写真シール作成装置1の機種を一義的に識別するためのIDである。「連番」は、写真シール作成装置1において1プレイで生成された生成画像を識別するための番号である。
「保存日時」は、生成画像が画像管理サイトに保存された日時である。「ポイント付与フラグ」は、画像IDが示す画像について、ポイントサイトにおけるポイントが付与されたか否かを示す情報である。ポイント付与フラグは、例えば0と1の2値で示される。該フラグが0の場合、同レコードの「画像ID」に含まれるIDが示す生成画像について、まだポイントが付与されていないことを示す。該フラグが1の場合、同レコードの「画像ID」に含まれるIDが示す生成画像について、ポイントが付与済であることを示す。
図示はしないが、記憶部402は、写真シール作成装置1から受信した生成画像などのデータを一時的に保存する一時保存データベースも有している。生成画像は、付加情報と対応付けられて一時保存データベースに格納される。
(通信部403の詳細)
本実施形態では、写真シール作成装置1および携帯端末6が、通信部403の通信相手である。通信部403は、通信制御部411の制御を受けることによって、他の装置からデータを受信したり、他の装置にデータを送信したりする。
(ポイントサーバ5)
次に、ポイントサーバ5の詳細について、図14を参照して説明する。図14は、本発明の実施形態1に係るポイントサーバ5の要部構成を示すブロック図である。ポイントサーバ5は、制御部501、記憶部502、および通信部503を備えている。
制御部501は、ポイントサーバ5に備えられる各部材を統括制御する。記憶部502は、ポイントサーバ5において使用される各種データを記憶する。通信部503は、画像管理システム10を構成する他の装置と通信する。
3は、画像管理システム10を構成する他の装置と通信する。
(制御部501の詳細)
図14に示すように、制御部501は、通信制御部511、ポイント会員管理部512、およびポイントサイト処理部513を備えている。
(通信制御部511)
通信制御部511は、通信部503による通信を制御する。
(ポイント会員管理部512)
ポイント会員管理部512は、ポイントサイトの会員であるユーザ(以下、ポイント会員ユーザと称する)を管理する。ポイント会員管理部512は、ポイント会員ユーザを管理するためのポイント会員情報を生成し、生成したポイント会員情報を会員データベース521に保存する。なお、ポイント会員管理部512は、ポイントサイトに会員登録していないユーザの情報も一時的に管理していてもよい。
(ポイントサイト処理部513)
ポイントサイト処理部513は、携帯端末6でブラウザによって表示されるポイントサイトのページ情報を作成する。本実施形態では、ポイントサイト処理部513は、会員データベース521、およびページデータベース522に格納されているデータを用いて、携帯端末6から受信したアクセス要求に応じたページ情報を作成し、通信制御部511に出力する。なお、ポイントサイト処理部513は、ポイント会員ユーザの、該ポイントサイトでの会員種別に応じたページ情報を作成してもよい。
本実施形態では、ポイントサイト処理部513は、ポイントサイトに会員登録するための会員登録ページ、ポイントサイトにログインするためのログインページ、ポイントサイトにログインした際のトップページ、および、ポイントサイトでポイントが付与されたことを示すポイント獲得完了ページ等のページに必要な情報をページ情報として作成する。なお、前記ページ情報には、通常、テキストデータおよび画像データが含まれている。前記ページ情報には、さらに、音声データおよび動画データが含まれていてもよい。
(記憶部502の詳細)
図14に示すように、記憶部502は、会員データベース521およびページデータベース522を有している。
(会員データベース521)
会員データベース521は、ポイントサイトの会員であるユーザに関する各種情報を格納している。本実施形態では、会員データベース521には、ポイント会員情報がユーザ毎に格納されている。
ポイント会員情報は、少なくとも、ポイント会員ユーザを特定する情報に、該ポイント会員ユーザの獲得ポイントの累計(累計ポイント)を示す情報が対応付けられた情報である。以下の説明では、ポイント会員ユーザを特定する情報として、画像管理サイトと同様の会員IDが用いられることとする。なお、ポイント会員情報は、ユーザ名、ユーザ画像、メールアドレス、生年月日、住所、会員属性、入会日および端末IDを含んでいてもよい。
(ページデータベース522)
ページデータベース522は、携帯端末6に表示されるポイントサイトのページを作成するための各種データを格納している。
(通信部503の詳細)
本実施形態では、画像管理サーバ4および携帯端末6が、通信部503の通信相手である。通信部503は、通信制御部511の制御を受けることによって、他の装置からデータを受信したり、他の装置にデータを送信したりする。
(携帯端末6)
図15は、本発明の実施形態1に係る携帯端末6の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、携帯端末6は、主に、制御部601、記憶部602、通信部603、入力部604、および表示部605を備えている。制御部601は、携帯端末6に備えられる各部材を統括制御する。記憶部602は、携帯端末6において使用される各種データを記憶する。携帯端末6は、画像管理システム10を構成する他の装置と通信する。入力部604は、タッチパネルなどの、ユーザが携帯端末6に情報を入力するための装置である。表示部605は、液晶表示装置などの、情報を表示するための装置である。
(制御部601の詳細)
図15に示すように、制御部601は、通信制御部611、入力制御部612、および表示制御部613を備えている。
通信制御部611は、通信部603による通信を制御する。
表示制御部613は、表示部605における情報表示を制御する。具体的には、表示制御部613は、携帯端末6で動作する各種プログラムによって表示制御を行う。本実施形態では、WEBを閲覧するためのブラウザ、および、画像管理サイトのインタフェースとして機能する専用アプリなどによって、表示制御部613が動作する。表示制御部613は、通信制御部611を介して画像管理サーバ4と通信を行い、画像管理サイトに関する表示を制御する。
専用アプリは、画像管理サイトに特化したアプリケーションプログラムであり、携帯端末6のユーザによって適宜インストールされる。この専用アプリは、画像管理サイトに関する情報を表示するための各種データを備えている。すなわち、各種ページの表示に関して、各種の欄、各種画像、および各種テキスト情報などの表示位置制御や、各種ボタンなどの指示入力用画像の表示制御は、専用アプリによって動作する表示制御部613によって行われる。
入力制御部612は、表示制御部613によって表示制御された各種指示入力用画像に対して入力部604によって入力指示された結果に基づいて処理を行う。すなわち、入力制御部612は、ブラウザおよび専用アプリなどによって受け付けられる指示入力に関するインタフェースを提供する。
(サービスの流れ)
次に、画像管理システム10によって提供される画像管理サービスの流れの詳細について、図16~図20を参照して以下に説明する。図16は、画像管理システム10における写真撮影から画像保存の完了までの一連の処理の流れの例を示すシーケンス図である。
(写真撮影)
図16に示すように、ユーザは、写真シール作成装置1においてゲームのプレイを開始する(ステップS1)。具体的には、ユーザは、写真シール作成装置1の正面パネル41の前に立ち、ゲームのプレイに必要な料金の硬貨を、硬貨投入返却口87に投入する。撮影制御部312は、所定の金額分の硬貨が投入されたか否かを、硬貨処理部221から供給される信号に基づいて判定する。
投入されたと判定した場合、撮影制御部312は、撮影部21を制御し、カメラ91に取り込まれた被写体の動画像をタッチパネルモニタ93にライブビュー表示させ、ユーザによる撮影制御に従って、撮影空間A1にいるユーザを被写体として撮影する(ステップS2)。この撮影制御は撮影処理時間内に複数回行われる。
なお、撮影制御における処理として、シール紙への印刷用の画像の撮影ではなく、携帯端末6への送信用の画像の撮影として、所定の回数の撮影を行うこともある。この場合には、携帯端末6への送信用の画像に適した画像として、合成用画像をクロマキ合成した画像、及び、色フィルターによるフィルタリング処理などの画像処理を施した画像を、撮影時に作成することもある。
写真撮影の終了後、撮影制御部312は、撮影空間A1にいるユーザに対して、編集空間A2-1または編集空間A2-2への移動を案内する。この案内は、案内画面を撮影部21のタッチパネルモニタ93に表示させることによって、または、音声案内をスピーカ224から出力させることによって、行われる。
(画像編集)
案内の終了後、編集制御部313は、編集空間A2-1と編集空間A2-2のうち、撮影制御を終えたユーザの移動先とした方の編集空間に対応する編集部12を制御することによって、編集部12に画像を編集させる(ステップS3)。具体的には、編集制御部313は、編集対象画像として選択または取得された画像に合成するための合成用画像をユーザに選択させ、選択された合成用画像を画像に合成させ、得られた合成画像を、ユーザによる編集操作に従って編集する。また、携帯端末6への送信用の画像に対する編集として、例えば、画像を所定のサイズにトリミングする処理、色フィルターによるフィルタリング処理、及び、複数の画像を一つの画像として仕上げるコラージュ合成処理などの処理を行うこともできる。
編集の終了後、編集制御部313は、編集空間A2-1または編集空間A2-2において編集制御を終えたユーザに、事後接客空間A3への移動を案内する。この案内は、案内画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させることによって、または、案内音声をスピーカ231から出力させることによって、行われる。
(写真シール印刷)
案内の終了後、印刷制御部314は、ユーザによって選択された画像をプリンタ241に出力してシール紙に印刷させる(ステップS4)。印刷が終了すると、事後接客制御部315は、印刷が終了した旨をタブレット内蔵モニタ161に表示させ、プリンタ241は、画像管理サーバ4及び写真シール作成装置1から同じ手順で生成画像を取得可能なように、写真シール作成装置1において作成されたシールIDおよび、画像取得情報(画像取得サイトのURL、または、取得のためのメールアドレスなど)が欄外に印刷され、また、所定の生成画像が中央部に印刷されたシール紙をシール紙排出口164に排出する。
なお、写真シール作成装置1は、画像管理サーバ4が画像IDおよびシールIDの作成に使用するアルゴリズムと同じアルゴリズムを用いて、通信によらない付帯情報で画像IDおよびシールIDを作成してもよい。この場合、写真シール作成装置1は、画像管理サーバ4が画像IDおよびシールIDを作成することなく、画像IDおよびシールIDを得ることができ、かつ、画像管理サーバ4は、写真シール作成装置1が作成した画像IDおよびシールIDを適切に認識して、対応する一時保存データベースに保存された画像を特定できる。
(事後接客)
印刷中、事後接客制御部315は、事後接客部13を制御し、印刷終了待機中のユーザに対する事後接客に関する処理を制御する(ステップS5)。具体的には、事後接客制御部315は、事後接客部13による事後接客に関する処理として、写真シール作成ゲームにおいて生成画像を画像管理サーバ4に送信するための処理を制御する。その際、事後接客制御部315は、ゲームをプレイしたユーザのメールアドレスを入力するためのメールアドレスの入力画面をタブレット内蔵モニタ161に表示させる。ユーザは、タッチペン162Aまたはタッチペン162Bを用いることによって、現在用いているメールアドレスを入力する。なお、ユーザが指定した生成画像のみを画像管理サーバ4に送信する場合、事後接客制御部315は、送信する生成画像の選択画面もタブレット内蔵モニタ161に表示させる。
(画像送信)
通信制御部311は、入力されたメールアドレスおよび写真シール作成装置1が1プレイで生成した1または複数の生成画像を、通信部203を通じて画像管理サーバ4に送信する(ステップS6)。このとき送信される生成画像には、当該生成画像を一義的に特定するための識別子(画像ID)が関連付けられている。さらに、送信される生成画像に、シールID等のその他の情報が関連付けられてよい。写真シール作成装置1から送信されたメールアドレス、生成画像、および画像ID等を、画像管理サーバ4の通信部403が受信し(ステップS7)、通信制御部411に出力する。通信制御部411は、受信した生成画像を、記憶部402の図示しない一時保存データベースに保存する。一時保存された生成画像などのデータは、所定期間一時保存データベースに格納され続け、前記所定期間が経過すると自動的に一時保存データベースから削除される。なお、前記所定期間は、生成画像を一時保存した日時(一時保存日時)から所定の期間(第1の所定期間)であってもよいし、前記生成画像の撮影日時から所定の期間(第2の所定期間)であってもよい。
なお、前記所定期間は、ユーザが画像管理サービスに会員登録されているか否かによって変化してもよい。また、前記所定期間は、画像管理サービスにおけるユーザの会員属性によって変化してもよい。より具体的には、前記所定期間は、ユーザが画像管理サービスに会員登録されている場合、会員登録されていない場合に比べて長い期間に設定されてもよい。また、前記所定期間は、ユーザが有料会員である場合、無料会員である場合に比べて長い期間に設定されてもよい。さらに、通常の有料会員よりも高額な会費を支払うプレミアム会員が会員属性として存在する場合、前記所定の期間は、ユーザがプレミアム会員である場合、ユーザが通常の有料会員である場合よりも長い期間に設定されてもよい。
このように、ユーザが将来有料会員になる場合を考慮して、1プレイで生成されたすべての生成画像を送信する。そのため、ユーザは、無料会員の状態で写真シール作成装置1を利用した後、サイト上で有料会員になった場合に、写真シール作成装置1において生成されたすべての生成画像を取得することができる。
なお、通信制御部311は、画像管理サーバ4に対し、ユーザが選択した所定の枚数の生成画像、もしくは、制御部201が送信対象と決定した生成画像を送信してもよい。
(案内メールの作成および送信)
通信制御部411は、受信したメールアドレスおよび画像IDをメール作成部412に出力する。なお、シール紙にシールIDが印刷されている場合は、メールに画像IDは記載しなくてもよい。メール作成部412は、通信制御部411から受け取ったメールアドレス宛に送信される、生成画像の保存をユーザに案内する案内メールを作成する。その手順は次の通りである。メール作成部412は、画像IDをサイト処理部413に出力すると共に、当該画像IDによって特定される生成画像を保存するためのウェブページを示すURL1102の生成を、サイト処理部413に要求する。なお、画像IDの入力をユーザに促し、生成画像を保存させるURLを要求してもよい。サイト処理部413は、要求されたURL1102を生成し、メール作成部412に出力する。
メール作成部412は、案内メールを作成するためのデータをメールデータベース421から取得する。そして、当該データ、URL1102、およびユーザのメールアドレスを用いて、図17の(a)に示す案内メール1101を作成する。案内メール1101の本文中には、URL1102が記載されている。メール作成部412は、作成した案内メール1101を通信制御部411に出力する。通信制御部411は、通信部403を介して、ユーザのメールアドレス宛に案内メール1101を送信する(ステップS8)。
なお、メール作成部412は、シールIDをユーザに入力してもらうだけのウェブページを示すURLを含む案内メールを送信してもよい。この場合には、画像管理サーバ4は、案内メールに含まれるURLの示すウェブページ上において、携帯端末6からシール紙の欄外に印刷されたシールIDの入力を受け付け、当該画像管理サーバ4に送信されている生成画像を表示するようにしてもよい。
(画像保存ページの要求および送信)
携帯端末6の通信部603は、送信された案内メール1101を受信し(ステップS9)、通信制御部611に出力する。通信制御部611は、入力された案内メール1101を表示制御部613に出力する。表示制御部613は、入力された案内メール1101を表示部605に出力する。ユーザは、表示部605に表示された案内メール1101を確認し、画像管理サイトに画像を保存するために、入力部604を用いてURL1102を選択する(ステップS10)。なお、画像IDをユーザが入力するようにしてもよい。
入力制御部612は、入力部604における選択入力を受け付け、URL1102が選択されたことを通信制御部611に通知する。これを受けて通信制御部611は、選択されたURL1102に対応するウェブページを、画像管理サーバ4に要求する。具体的には、通信制御部611は、ログインページの提供を求める所定のリクエストを、通信部603を通じて画像管理サーバ4に送信する。
通信制御部411は、送信されたリクエストを通信部403を通じて受信し(ステップS11)、サイト処理部413に出力する。サイト処理部413は、ログインページを生成し、携帯端末6に送信する(ステップS12)。携帯端末6の通信制御部611は、画像管理サーバ4からログインページ1000を受信する(ステップS13)。携帯端末6の表示制御部613は、ログインページ1000を表示部605に表示させる。
図18は、画像管理サイトのログインページ1000を示す図である。図示の通り、ログインページ1000は、会員IDを入力する入力欄1001と、パスワードを入力する入力欄1002と、ログインボタン1003とを含む。ログインボタン1003は、入力欄1001および1002に入力された会員IDおよびパスワードで、画像管理サイトへのログインをリクエストするためのボタンである。携帯端末6の入力部604を介してログインボタン1003が選択されると、携帯端末6の制御部601は通信部603を介して、ログイン要求を画像管理サーバ4に送る。なお、ログインページ1000は、携帯端末6のユーザが画像管理サイトに新規で会員登録するための新規会員登録ボタン1004を含んでいてもよい。
画像管理サーバ4のサイト処理部413は、携帯端末6から会員IDおよびパスワードの情報を含むログイン要求を受信すると、会員判定を行う(ステップS15)。会員判定とは、会員データベース422に照会することによって、受信した会員IDおよびパスワードが示すユーザが会員か否か、および該ユーザの会員種別を判定する判定である。本実施形態では、サイト処理部413は、ユーザが無料会員および有料会員のいずれであるかを判定し、判定結果に応じたウェブページを作成する。サイト処理部413は、ユーザが無料会員であると判定した場合には、図19の(a)に示すような、無料会員が画像を保存するための画像保存ページ1300を作成する。一方、ユーザが有料会員であると判定した場合には、図19の(b)に示すような、有料会員が画像を保存するための画像保存ページ1300を作成する。なお、画像を保存する際に、画像にかかわる各情報を修正追記変更可能なウェブページに遷移してもよい。
図19は、画像管理サイトの画像保存ページ1300を示す図である。図19の(a)に示すように、無料会員用の画像保存ページ1300は、6つのサムネイル1301、ユーザに有料会員の登録を促すリンク画像1302、および、画像管理サイトに生成画像を1枚保存するためのリンク画像1303を含んでいる。なお、画像保存ページ1300は、トップページ1100(後述)へのリンクオブジェクト(以降、単にリンクと称する)1306と、マイページ1200(後述)へのリンク1307を含んでいてもよい。以降で説明する、画像管理サイトの各種ページについても同様に、リンク1306および1307が含まれていてもよい。
サムネイル1301は、写真シール作成装置1において1プレイで生成された1または複数の生成画像(シールIDに対応する1または複数の生成画像)のサムネイルである。図19の(a)に示す例では、1プレイで6枚の生成画像が生成されている。サムネイル1301の数は、写真シール作成装置1において1プレイで生成された生成画像(シールIDに対応する生成画像)の数に対応する。ユーザが無料会員である場合には保存できる生成画像が1枚であるため、ユーザは6つのサムネイル1301の中から1つを選択して、リンク画像1303を押下(タップ)することにより、生成画像を画像管理サイトに保存することができる。なお、ユーザが指定した生成画像のみを画像管理サーバ4に送信している場合、画像保存ページ1300には、そのユーザが指定した生成画像のサムネイル1301が表示される。
図19の(b)に示すように、有料会員用の画像保存ページ1300は、6つのサムネイル1304、および、全ての画像を保存するためのリンク画像1305を含んでいる。ユーザが有料会員である場合には1プレイで生成された生成画像を全て保存することができるため、ユーザはリンク画像1305を押下することにより、1プレイで生成された生成画像全てを画像管理サイトに保存することができる。
本例では、ユーザは有料会員であるので、サイト処理部413は、図19の(b)に示す有料会員用の画像保存ページ1300を作成する。サイト処理部413は、作成した画像保存ページ1300を通信制御部411に出力する。通信制御部411は、入力された画像保存ページ1300を、通信部403を通じて携帯端末6に送信する(ステップS15)。
(画像保存)
携帯端末6は、通信部603を通じて画像保存ページ1300を受信する(ステップS17)。画像保存ページ1300は、通信制御部611を介して表示制御部613に出力される。表示制御部613は、入力された画像保存ページ1300を表示部605に表示させる。ユーザは、表示部605に表示された画像保存ページ1300を確認する。ユーザが有料会員である場合、サムネイル1301の6枚の生成画像を全て画像管理サイトに保存することができる。ユーザは、生成画像を保存したい場合、入力部604を通じて、リンク画像1305を押下する。
入力制御部612は、入力部604における選択入力を受け付け、リンク画像1305が選択されたことを通信制御部611に通知する。これを受けて、通信制御部611は、6枚のサムネイル1301に対応する6枚の生成画像を保存する指示(保存指示)を画像管理サーバ4に送信する(ステップS18)。
画像管理サーバ4の通信制御部411は、送信された保存指示を、通信部403を通じて受信する(ステップS19、受信ステップ)。これにより通信制御部411は、保存指示の示すユーザが指定した生成画像(上述の例では、サムネイル1301の6枚の生成画像)の保存を、画像管理部414に指示する。画像管理部414は、この指示を受けて、一時保存データベースに格納されているユーザの生成画像の画像管理情報を生成し、生成した画像管理情報を対応付けた生成画像を、ユーザの会員IDに関連付けて画像データベース424の該ユーザの記憶領域に保存する(ステップS20、画像保存ステップ)。これにより、画像データベース424におけるユーザの画像記憶領域に、1プレイで生成された全ての生成画像が保存される。
なお、ユーザが無料会員である場合、該ユーザは、全ての生成画像を保存したい場合、リンク画像1302を選択する。この場合、有料会員登録のための一連の処理が画像管理システム10において行われる。そして登録が完了すると、全ての生成画像がユーザの会員IDに関連付けられて画像データベース424に保存される。なお、保存する生成画像(無料会員であれば1枚の生成画像、有料会員であれば全ての生成画像)の選択は、写真シール作成装置1において受け付けられていてもよい。この場合には、画像管理部414は、写真シール作成装置1において選択されている生成画像を画像データベース424に保存すればよい。
画像管理部414が生成画像を画像データベース424に保存すると、サイト処理部413は、保存完了ページを作成する。図20は、保存完了ページの一例を示す図である。
図20に示すように、保存完了ページ1400は、画像管理部414が画像データベース424に保存した生成画像のサムネイル1401(図示の場合は6枚のサムネイル)と、マイページ(詳細は後述)へのリンクテキスト1403と、ポイントサイトのポイントを獲得する処理を進めるためのポイント獲得ボタン1402と、を含む。図20では、保存完了ページ1400が6つのサムネイル1401を含み、6つの生成画像が保存された場合を示している。ユーザは、リンクテキスト1403を押下することにより、携帯端末6にマイページを表示させることができる。
サイト処理部413は、作成した保存完了ページ1400を通信制御部411に出力する。通信制御部411は、入力された保存完了ページ1400を、通信部403を通じて携帯端末6に送信する(ステップS21)。
携帯端末6の通信制御部611は、通信部603を通じて保存完了ページ1400を受信し、受信した保存完了ページ1400を表示制御部613に出力する。表示制御部613は、入力された保存完了ページ1400を表示部605に出力する(ステップS22)。ユーザは、表示部605に表示された保存完了ページ1400を確認することにより、画像管理サイトに保存された生成画像を確認することができる。
(画像管理サービスとポイントサービス)
画像管理サーバ4の提供する画像管理サービスは、ポイントサーバ5の提供するポイントサービスと連携している。画像管理サーバ4およびポイントサーバ5はサービスを提供するために、それぞれ画像管理サイトと、ポイントサイトとを運営している。本実施形態では、画像管理サイトとポイントサイトとは連携しており、画像管理サイトのページからポイントサイトのページへ、または、ポイントサイトのページから画像管理サイトのページへとページ遷移が可能なサイトである。換言すると、画像管理サーバ4とポイントサーバ5とは互いのサーバに、各種ウェブページの作成を要求することができる。そして、画像管理サーバ4またはポイントサーバ5は前記要求を受けて作成したウェブページを携帯端末6に送信する。
以下、図21~図23を用いて、画像管理サイトおよびポイントサイトの主なページと、各サイトおよび各ページの繋がり(すなわち、ページ遷移先)について説明する。図21は、本実施形態に係る画像管理サイトとポイントサイトとの関係、およびサイト間のページの遷移例を示す図である。点線および実線の矢印は、サイト間のページ遷移を示している。実線の矢印は、後述するポイント付与処理を行う場合のページ遷移の例を示しており、点線の矢印は、ポイント付与処理とは直接関係しないページ遷移の例を示している。なお、画像管理サイトおよびポイントサイトは、図21に示す各サイトのページ以外のページおよび機能も備えていてもよい。
画像管理サイトは、例えば、ログインページ1000と、トップページ1100と、マイページ1200と、画像保存ページ1300と、保存完了ページ1400と、画像拡大ページ1500とを含む。なお、ログインページ1000、画像保存ページ1300、および保存完了ページ1400については、図16~20の説明で述べたため、説明を繰り返さない。
以下、図22および図23を用いて、各ページについて詳述する。図22は、画像管理サイトの各種ページの具体例を示す図である。図22の(a)はトップページ1100を、図22の(b)はマイページ1200を、図22の(c)は画像拡大ページ1500を示す。これらのページは画像管理サーバ4のサイト処理部413が作成し、通信制御部411を介しユーザの携帯端末6に送信するページである。
(ログインページ1000)
携帯端末6により画像管理サーバ4にログイン要求が送信されると、画像管理サーバ4はログインページ1000を作成し、携帯端末6に送信する。ログインページ1000において正規の会員IDおよびパスワードが入力され、ログインボタン1003が押下されると、携帯端末6から画像管理サーバ4に、次のページへの遷移要求が送信される。図16にて説明した画像保存の流れで該遷移要求を送信する場合、携帯端末6は画像保存ページ1300への遷移要求を画像管理サーバ4に送信する。画像管理サーバ4は該遷移要求に応じて、画像保存ページ1300を作成し、携帯端末6に送信する。一方、画像保存の流れ以外で前記遷移要求を送信する場合(例えば、携帯端末6でブラウザを立ち上げて、画像管理サイトのURLを入力した場合)、携帯端末6は、トップページ1100への遷移要求を画像管理サーバ4に送信する。画像管理サーバ4は該遷移要求に応じて、トップページ1100を作成して携帯端末6に送信する。
(トップページ1100)
図22の(a)は、画像管理サイトのトップページ1100を示す図である。トップページ1100には、例えば、シールIDでの画像保存ボタン1103と、ポイント獲得ボタン1104と、画像保存ボタン1105と、が含まれている。また、トップページ1100には、ログインした会員ユーザまたは他のユーザが画像管理サイトに投稿した画像の一覧が表示されてもよい。また、トップページ1100には、ログインした会員ユーザ(以下、ログインユーザ)が保存した画像が表示されてもよい。
シールIDでのボタン1103は、付属の入力欄にシールIDを入力して押下することで、一時保存データベースに格納された生成画像(未保存の画像)であって、入力されたシールIDと紐づけられている生成画像を画像データベース424に保存するよう、携帯端末6から画像管理サーバ4に指示するためのボタンである。画像管理サーバ4は該指示を受け付けると、図16のS13以降と同様の流れで処理を行い、画像管理情報を対応付けた生成画像を、ユーザの会員IDに関連付けて画像データベース424に保存する。
画像保存ボタン1105は、ログインユーザのアカウントに紐付けられた、未保存の画像を保存するためのボタンである。携帯端末6において画像保存ボタン1105が押下されると、携帯端末6は画像管理サーバ4に、前記アカウントに紐付けられた未保存の画像を含む画像保存ページ1300を作成するよう指示する。画像管理サーバ4は該指示を受け付けると、図16のS13以降と同様の流れで処理を行う。
ポイント獲得ボタン1104は、画像管理サービスにおいて、ログインユーザのアカウントで、画像の撮影日時または保存日時から所定期間(第3の所定期間)内であり、かつポイント未付与な画像がある場合に表示されるボタンである。詳細は後述するが、ポイント獲得ボタン1104が押下されると、携帯端末6は画像管理サーバ4に、ポイントサイトのポイントの獲得を要求する(取得要求)。画像管理サーバ4は該取得要求に従い、ポイントサーバ5にユーザの認証情報等の必要な情報を送信し、ポイントサーバ5において前記ログインした会員ユーザと対応付けられた、ポイント会員のアカウントにポイントが付与される。
(マイページ1200)
携帯端末6において各種ページのマイページへのリンク1307または保存完了ページ1400のリンク1403が押下されると、携帯端末6はマイページ1200への遷移要求を画像管理サーバ4に送信する。画像管理サーバ4はマイページ1200を作成し、携帯端末6に送信する。
図22の(b)は、マイページ1200を示す図である。マイページ1200は、画像管理サイトの会員ユーザ毎の、固有のページである。マイページ1200には、例えば、ログインユーザが保存した画像のサムネイル1205と、ポイント獲得ボタン1206と、画像管理サイトにおける各種設定を変更するためのボタン1204とが含まれている。ポイント獲得ボタン1206は、トップページ1100のポイント獲得ボタン1104と同様の機能を有する。ポイント獲得ボタン1206は、画像データベース424に保存されてから、または写真シール作成装置1において作成されてから所定期間(第3の所定期間)内の画像に重畳して表示される。
(画像拡大ページ1500)
マイページ1200においてサムネイル1205のいずれかが押下されると、携帯端末6は、画像拡大ページ1500への遷移要求を画像管理サーバ4に送信する。画像管理サーバ4は該遷移要求に応じて、画像拡大ページ1500を作成して携帯端末6に送信する。なお、トップページ1100にログインユーザが保存した画像が表示される場合、携帯端末6は該画像が押下された場合に、画像管理サーバ4に画像拡大ページ1500への遷移要求を送信してもよい。
図22の(c)は、画像拡大ページ1500を示す図である。画像拡大ページ1500は、選択された画像を拡大表示するためのページである。生成画像を拡大表示することにより、ユーザは自分が被写体となった生成画像を詳細に確認することができる。画像拡大ページ1500は例えば、拡大表示された画像(拡大画像)1205Aと、ポイント獲得ボタン1206と、ダウンロードボタン1501と、を含んでいる。
ポイント獲得ボタン1206は、トップページ1100およびマイページ1200のポイント獲得ボタンと同様の機能を有する。画像拡大ページ1500において、ポイント獲得ボタン1206は、拡大画像1205Aに重畳して表示される。これにより、ユーザに拡大画像を確認させてからポイント獲得のための入力操作に自然に誘導することができる。また、ユーザに、画像を保存すると、ポイントを獲得する権利が与えられることを明示することができる。そのため、ユーザに次回以降のゲームで作成した画像を、画像管理サーバ4に保存させる動機付けができる。
ダウンロードボタン1501は、拡大画像1205Aの画像データを携帯端末6にダウンロードするためのボタンである。ダウンロードボタン1501が押下されると、携帯端末6は画像管理サーバ4に拡大画像1205Aに対応する生成画像のダウンロードを要求する。画像管理サーバ4の通信制御部411は通信部403を介して該要求を受信し、該要求を画像管理部414に送信する。画像管理部414は、画像データベース424から拡大画像1205Aに対応する画像データを読み出し、通信制御部411および通信部403を介し、携帯端末6に送信する。携帯端末6の制御部601は該画像データを受信し、該画像データを記憶部602に格納する。
また、画像拡大ページ1500は、スクロールボタン1502を含んでいても良い。スクロールボタン1502は、拡大画像を、マイページ1200におけるサムネイル1205の表示順でスクロールさせる(画像を切替える)ためのボタンである。また、画像拡大ページ1500には、拡大画像に関する情報(例えば、拡大画像の保存日および該画像を作成した写真シール作成装置1の機種)1504および該拡大画像を画像データベース424から削除するための削除ボタン1505が含まれていてもよい。
(ポイントサイトの各種ページ)
図23は、ポイントサイトの各種ページの具体例を示す図である。図23の(a)はログインページ2000を、図23の(b)はポイント獲得完了ページ2100を、図23の(c)はトップページ2200を示す。これらのページはポイントサーバ5のポイントサイト処理部513が作成し、通信制御部511を介しユーザの携帯端末6に送信するページである。
(ログインページ2000)
携帯端末6においてポイントサイトへのログインが済んでいない場合、画像管理サーバ4は、ポイントサーバ5に対し、ログインページ2000を作成するよう指示する。ポイントサーバ5はログインページ2000を作成し、携帯端末6に送信する。これにより、ユーザは、携帯端末6に表示された画像管理サイトでポイント獲得ボタンを押下することで、画像管理サイトからポイントサイトのログインページへページを遷移させることができる。
ログインページ2000は、ポイントサイトへログインするためのページである。図23の(a)に示すように、ログインページ2000には、少なくとも、ログインボタン2001、または会員IDおよびパスワードの入力欄2002およびログインボタン2003のいずれか一方が含まれる。なお、ログインボタン2001は、ユーザが画像管理サイトにログイン済である場合に表示される。携帯端末6でログインボタン2001が押下されると、携帯端末6はポイントサーバ5に対し、画像管理サイトにログインした際の会員IDおよびパスワードを送信する。ポイントサーバ5の通信制御部511は通信部503を介し該情報を受信し、ポイント会員管理部512に出力する。ポイント会員管理部512は該情報が入力されると、前記会員IDおよびパスワードで、会員データベース521を照会する。一方、ログインボタン2003が押下された場合、携帯端末6は、入力欄2002に入力された会員IDおよびパスワードで、会員データベース521を照会する。これらの照会の結果、会員データベース521に該会員IDおよびパスワードのユーザアカウントが存在する場合、ポイント会員管理部512は該アカウントが示すポイント会員がログインしたと判定する。
(ポイント獲得完了ページ2100)
携帯端末6においてトップページ1100、マイページ1200、保存完了ページ1400、および画像拡大ページ1500のポイント獲得ボタンが押下された場合、かつ携帯端末6においてポイントサイトへのログインが完了している場合、画像管理サーバ4のサイト処理部413は、ポイントサーバ5に対し、ポイントサイトにログインしたユーザアカウントに対し、ポイントを付与するよう指示する。このとき、サイト処理部413は付与するポイントの数量も指示してもよい。ポイントサーバ5のポイント会員管理部512は、該指示を受けて、前記ユーザアカウントに、所定量のポイントを付与する。具体的には、会員管理部514は、会員データベース521に記録された前記ユーザアカウントの会員情報の、累計ポイントを所定量増加させる。ポイントの付与が完了すると、ポイント会員管理部512はポイントサイト処理部513にポイント獲得完了ページ2100を作成するよう指示する。
図23の(b)に示すように、ポイント獲得完了ページ2100は、例えば、獲得ポイントの表示2102と、ポイント交換ボタン2103と、閉じるボタン2104とを含んでいてもよい。また、ポイント獲得完了ページ2100は独立したページではなく、後述するトップページ2200等、ポイントサイトの各種ページに重畳表示されるウィンドウ2101であってもよい。
ポイント交換ボタン2103は、ポイントサイトにログインしているユーザアカウントの累計ポイントを、何らかの金品またはサービス等と交換するためのボタンである。該ボタンが押下された場合、ポイントサーバ5は、交換可能な金品またはサービス等をページまたはウィンドウ等で表示させ、該ページを介しユーザが金品またはサービスを選択した場合、ポイントと金品またはサービスとを交換する。
閉じるボタン2104は、ポイント獲得完了ページ2100またはポイント獲得完了ページ2100のウィンドウ2101を閉じるボタンである。
(トップページ2200)
画像管理サイトを経由せずにログインページ2000からポイントサイトにログインした場合、サイト処理部413はトップページ2200を作成し、携帯端末6に送信する。図23の(c)に示すように、トップページ2200は、画像管理サイトへのリンク2202を含んでいてもよい。なお、該リンクには、図示のように画像管理サイトを経由してポイントを獲得する方法が記載されていることが望ましい。
また、トップページ2200は、ポイントを消費して懸賞に応募するための応募ボタン2205、ポイントと金品またはサービスを交換するための交換ボタン2206、ポイントサイトのユーザ専用のマイページ(図示せず)に遷移するためのボタン2207、および現在のユーザの累計ポイント2208を含んでいてもよい。また、トップページ2200は、現在応募可能な懸賞の一覧2201と、ポイント付与の対象となるユーザの動作と、該動作による獲得ポイントの一覧2203を含んでいてもよい。また、トップページ2200は、ポイントと交換できる金品およびサービスの一覧2204を含んでいてもよい。
図24は、画像管理サーバ4およびポイントサーバ5におけるポイント付与に係る処理の流れを示すフローチャートである。画像管理サーバ4の画像管理部414は、制御部401が上述したトップページ1100、マイページ1200、画像保存ページ1300、および画像拡大ページ1500のいずれかのページへの遷移指示を携帯端末6から受信した場合(S100)、画像データベース424を照会し、携帯端末6でログインしている会員ユーザが保存した画像のうち、撮影日時から(または保存日時から)所定期間(第3の所定期間)内、かつポイント未付与の画像があるか否かを判定する(S102)。
より詳しくは、画像管理部414は、ログインユーザの画像管理情報の画像IDに含まれる撮影日時(または、画像管理情報の保存日時)が、現在から第3の所定期間内(例えば、1週間以内)である画像のレコードを抽出する。さらに、画像管理部414は、該レコードのうち、ポイント付与フラグが0のレコードを抽出する。
前記レコードが存在しない場合、すなわち、撮影日時から(または保存日時から)第3の所定期間内、かつポイント未付与の画像がない場合(S102でNO)、画像管理部414はサイト処理部413に対し、ポイント獲得ボタンを含まないページを作成するよう指示する。サイト処理部413はポイント獲得ボタンを含まないページを作成し、携帯端末6に送信する。したがって、ポイントの付与は行われない。
一方、前記レコードが1つ以上存在する場合、すなわち、撮影日時から(または保存日時から)第3の所定期間内、かつポイント未付与の画像がある場合(S102でYES)、画像管理部414はサイト処理部413に対し、ポイント獲得ボタン(図22の(a)の1104、図22の(b)または(c)の1206、または図20の1402)を含むページを作成するよう指示する。サイト処理部413は該指示を受けた場合、ポイント獲得ボタンを含むページを作成する(S104)。サイト処理部413は通信制御部411および通信部403を介し、携帯端末6にポイント獲得ボタンを含んだページを送信する。携帯端末6の表示制御部613は、該ページを表示部605に表示させる。
ユーザが入力部604を介し、前記ページのポイント獲得ボタンを選択(押下)すると、携帯端末6の制御部601は、画像管理サーバ4に対し、ポイントサイトのポイントを獲得する旨の指示(ポイント獲得指示、有価データの取得指示)を送信する。画像管理サーバ4のサイト処理部413はポイント獲得指示を受信すると(S106)、ポイントサーバ5に対し、ポイントサイトのポイントを付与するよう指示する(S108、付与指示ステップ)。このとき、画像管理サーバ4はポイント付与指示とともに、アクセストークンをポイントサーバ5に送信する。
また、画像管理サーバ4の画像管理部414は、ポイント付与の対象となる(ポイントサーバ5において今からポイントを付与しようとしている)画像の画像IDを記憶しておく。なお、画像管理部414は、ポイント付与の対象となる画像が特定できるのであれば、画像IDの一部分のみを記憶していても構わない。また、画像管理部414は、画像が特定できるのであれば、シールID等他の識別子によって画像を特定しても構わない。
例えばマイページ1200および画像拡大ページ1500のポイント獲得ボタン1206が押下された場合は、「ポイント付与の対象となる画像」は、該ボタンが重畳表示されていたサムネイルに対応する1枚の画像である。また、保存完了ページ1400のポイント獲得ボタン1402が押下された場合は、「ポイント付与の対象となる画像」は、保存完了ページ1400に表示されているサムネイルに対応する各画像である。図20に示した保存完了ページ1400の場合は、画像管理部414は、サムネイル1401が示す6枚の画像の画像IDを記憶しておく。
また、トップページ1100のポイント獲得ボタン1104が押下された場合、画像管理部414は、「ポイント付与の対象となる画像」として、保存日時または撮影日時から所定期間内(第3の所定期間内)、かつ、ポイント未付与の画像全ての画像IDを記憶しておいてもよい。つまり、画像管理部414は、S120で特定したレコード全てに対応する画像IDを記憶してもよい。
また、ポイント獲得ボタン1104が押下された場合、画像管理部414は、「ポイント付与の対象となる画像」として、直近に撮影した(撮影日時が最新の)1枚以上の画像、または直近に保存した(保存日時が最新の)1枚以上の画像の画像IDを記憶しておいてもよい。
本実施形態に係る画像管理サービスの場合、無料会員の場合は1プレイにつき1枚の生成画像を保存可能である。また、有料会員の場合は1プレイで撮影した全ての生成画像を保存可能である。したがって、ポイント付与の対象となる画像の枚数は、ユーザの会員属性によって変化するといえる。
なお、前記第3の所定期間は、ユーザが画像管理サービスに会員登録されているか否かによって変化してもよい。また、第3の所定期間は、画像管理サービスにおけるユーザの会員属性によって変化してもよい。より具体的には、第3の所定期間は、ユーザが画像管理サービスに会員登録されている場合、会員登録されていない場合に比べて長い期間に設定されてもよい。また、第3の所定期間は、ユーザが有料会員である場合、無料会員である場合に比べて長い期間に設定されてもよい。さらに、通常の有料会員よりも高額な会費を支払うプレミアム会員が会員属性として存在する場合、第3の所定期間は、ユーザがプレミアム会員である場合、ユーザが通常の有料会員である場合よりも長い期間に設定されてもよい。また、有料会員またはプレミアム会員の場合、第3の所定期間は、無制限の期間(すなわち、永久)であってもよい。また、第3の所定期間は、無期間であっても構わない。すなわち、画像管理サーバ4は第1の所定期間または第2の所定期間が経過した場合、第3の所定期間も経過したと判断してもよい。この場合、例え生成画像を保存済であったとしても、第1の所定期間または第2の所定期間が過ぎれば、該画像についてポイントを獲得することが出来ないこととなる。これにより、ユーザに生成画像を早期に保存するよう促すことができる。
ポイントサーバ5のポイントサイト処理部513は該指示およびアクセストークンを、通信部503および通信制御部511を介し受信する(S110)。ポイントサイト処理部513は、アクセストークンに含まれる携帯端末6の認証情報から、携帯端末6からポイントサイトにログイン済みであるか否かを判定する(S112)。
ログイン済でない場合(S112でNO)、ポイントサイト処理部513は、ログインページ2000を作成し、携帯端末6に送信する(S114)。携帯端末6に表示されたログインページ2000においてユーザがログインボタン2001または2003を押下すると、携帯端末6からポイントサーバ5のポイント会員管理部512に会員IDおよびパスワードが送信される。ポイント会員管理部512は、会員データベース521を参照することで、該会員IDおよびパスワードがポイント会員のものと一致するか判定する。これにより、ポイント会員管理部512はログインを試みたユーザがポイント会員か否かを判定する(S116)。
ユーザがポイント会員でない場合(S116でNO)、ポイント会員管理部512はポイントサイト処理部513にログインエラーを示すページを作成するよう指示し、ポイントサイト処理部513は該ページを携帯端末6に送信する。この場合、ポイント付与は行われない。
一方、ユーザがポイント会員である場合(S116でYES)、ポイント会員管理部512は、ログインしたポイント会員のアカウントにポイントを付与する(S118)。具体的には、ポイント会員管理部512は、会員データベース521の該ユーザのポイント会員情報を読出し、該ポイント会員情報に含まれる、累計ポイントを所定量増加させる。ポイント会員管理部512はポイントの付与が完了すると、ポイントサイト処理部513に、ポイント獲得完了ページ2100を作成するよう指示する。ポイントサイト処理部513は、ポイント獲得完了ページ2100を作成し、携帯端末6に送信する(S120)。また、ポイントサイト処理部513は、画像管理サーバ4に対し、ポイント付加を完了した旨を通知する(S122)。画像管理サーバ4の画像管理部414は該通知を受信すると、画像データベース424の、ログインユーザの画像管理情報のうち、S108で記憶していた画像IDが示すレコードの、ポイント付与フラグを0から1に更新する。これにより、該画像IDが示す画像について、ポイントサイトでポイントが付与済となったことが記録される。
前記の処理によれば、ユーザは、画像管理サイトにて画像を保存した後に各種ページに表示されるポイント獲得ボタンを押下することで、ポイントサイトで利用できるポイントを獲得できる。換言すると、画像管理サーバ4は、画像管理サイトを利用したユーザに、本来の画像管理サービスに加え、ポイントサイトのポイント獲得という付加的なメリットを与えることができる。これにより、画像管理サーバ4は、ユーザの画像管理サイトの利用を促進することができる。
なお、ポイント会員管理部512は、携帯端末6に画像を送信した場合(すなわち、携帯端末6が画像をダウンロードした場合)に、該画像をポイント付与の対象となる画像と判断し、該画像の画像IDを記憶するとともに、該画像についてポイントサーバ5にポイント付与を指示してもよい。この場合の、ポイントサーバ5におけるポイント付与の処理の流れ、およびポイント付与完了の通知を受けた画像管理サーバ4の処理の流れは、上述したフローチャートの流れと同様である。
これにより、ユーザは携帯端末6に画像をダウンロードするだけで、ポイントサイトで利用できるポイントを貯めることができる。したがって、ポイント獲得に係るユーザの手間を省くことができる。また、ゲームの結果手に入れた画像を携帯端末6にダウンロードするよう、ユーザに促すことができる。そのため、ユーザに次回写真シール作成装置1のゲームをプレイする動機を与えることができる。
なお、前記では、画像管理サイトおよびポイントサイトの各種ページの表示が、携帯端末6においてブラウザによって行われる例について説明した。しかしながら、これらのサイトの各種ページの機能は、専用アプリによって提供されてもよい。この場合、ページの表示は、携帯端末6において専用アプリが立ち上げられ、ユーザによって各種ページの表示指示の入力がなされることによって行われる。各種ページの表示指示入力が行われると、専用アプリによってログオン処理が行われ、ログオン情報が画像管理サーバ4またはポイントサーバ5に送信される。ログオン処理が正常に完了すると、専用アプリによって画像管理サイトまたはポイントサイトの各種ページに相当する画面が携帯端末6において表示される。なお、画像管理サイトのアプリと、ポイントサイトのアプリとは一体であっても別個であってもよい。
以上では、画像管理サーバ4は、携帯端末6からポイント獲得指示を受信した場合に(図24のS106)、ポイントサーバ5にポイント付与指示を送信することとして、説明を行った。しかしながら、本実施形態に係る画像管理サーバ4において、S100~S106の処理は必須ではない。例えば、画像管理サーバ4は、携帯端末6から保存指示を受信し(図16のS19)、該指示に従い生成画像を保存するタイミングで(図16のS20)、ポイントサーバ5にポイント付与指示を送信してもよい(図24のS108)。この場合、画像管理サーバ4の画像管理部414は、生成画像を保存したタイミングで、保存した生成画像の画像IDを記憶しておく。以降の処理は、図24のS110~124と同様である。
また、以上では、ユーザが写真シール作成装置1においてゲームをプレイした後、画像管理サーバ4から携帯端末6に送られてくる案内メールに従って画像を保存する流れについて説明したが、生成画像の保存の流れはこれに限られない。
例えば、写真シール作成装置1のゲームプレイが終了した後、ユーザが携帯端末6を介し画像管理サイトにアクセスして画像の保存を試みても良い。この場合、該アクセス後に携帯端末6に表示される画像管理サイトのページに、未保存の画像を表示する旨の指示を受け付けるボタン(表示ボタンと称する)を表示させる。ユーザが携帯端末6を介し表示ボタンを選択した場合、携帯端末6は図16のS17と同様に、画像管理サーバ4に画像保存ページ1300を要求し、画像管理サーバ4は画像保存ページ1300を送信すればよい。以降の処理は、図16の流れと同様である。
さらに、画像管理サーバ4は、携帯端末6から上述した表示ボタンが選択された旨の指示を受信した場合に、ポイントサーバ5にポイント付与を指示してもよい。換言すると、画像管理サーバ4は、携帯端末6から、保存指示を受信する前の段階の、画像を保存するための諸指示を受信したタイミングで、ポイントサーバ5にポイント付与を指示してもよい。この場合、画像管理サーバ4の画像管理部414は、後に携帯端末6から保存指示を受信した時点で、ポイント付与の対象となる画像の画像ID(またはシールID)を特定し、記憶すればよい。
〔実施形態2〕
画像管理サーバ4のサイト処理部413(識別子判定部)は、ポイント獲得指示を受信したときに(図24のS106でYES)、ポイント付与指示をポイントサーバ5に送信するのではなく、ユーザにシールIDの入力を要求してもよい。以下、本開示の実施形態2について説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係る画像管理部414は、生成画像を画像データベース424に保存する際に、一時保存データベースにおいて該生成画像と対応付けられていたシールID(画像識別子)を、画像管理情報に加えて保存する。これにより、生成画像に対し、該生成画像のシールIDが対応付けられたまま、画像データベース424への保存が完了する。換言すると、本実施形態に係る画像データベース424に格納された画像管理情報は、実施形態1において説明した情報に加え、シールIDを示す情報を含んでいる。
図25は、実施形態2に係る画像管理サイトのトップページを示す図である。図25の(a)に示すように、本実施形態に係る画像管理サイトのトップページ1100は、ポイント獲得ボタン1104の代わりに、シールID入力ボタン3000を含む。携帯端末6において、シールID入力ボタン3000が押下されると、携帯端末6は画像管理サーバ4に対し、シールIDを入力するためのウィンドウをポップアップさせる(またはページへ遷移させる)よう指示する。画像管理サーバ4のサイト処理部413は該指示を受信すると、図25の(b)に示すような、シールIDを入力するためのポップアップウィンドウ3100(またはシールIDを入力するためのページ)を作成し、携帯端末6に送信する。携帯端末6の表示制御部613は受信したウィンドウ(またはページ)を表示部605に表示させる。
図25の(b)に示すように、ポップアップウィンドウ3100は、例えば、シールIDの入力欄3101と、シールIDの入力をキャンセルするためのキャンセルボタン3102と、入力欄3101に入力したシールIDに対応付けられた画像について、ポイントの獲得を指示するためのポイント獲得ボタン3103とを含む。
入力欄3101にシールIDが入力された状態で、ポイント獲得ボタン3103が押下されると、携帯端末6は、入力されたシールIDと、ポイント獲得指示とを画像管理サーバ4に送信する。画像管理サーバ4のサイト処理部413は該指示を受信すると、画像データベース424に保存された生成画像に対応付けられているシールIDのうちいずれかと、前記ユーザの入力したシールIDとが一致するか否かを判定する。一致する場合、サイト処理部413はポイントサーバ5に対し、ポイントサイトのポイントを付与するよう指示する(図22のS108)。このとき、画像管理部414は、画像データベース424においてシールIDと対応付けられている画像の画像IDを記憶しておく。以降の処理は、実施形態1の図22のS110以降の処理と同様である。一方、入力されたシールIDが、いずれの生成画像のシールIDとも一致しない場合、サイト処理部413は、S108の処理を行わず、例えばエラーメッセージ等を作成し、携帯端末6に送信する。
以上の処理によれば、ユーザは画像を保存してから画像管理サイトにおいてシールIDを入力することで、該シールIDに紐付けられた画像についてポイントを獲得することができる。したがって、画像管理サーバ4は、ユーザの画像管理サイトの利用を促進することができる。
なお、画像管理情報に含まれるシールID(すなわち、保存済の生成画像についてのシールID)は、ポイント獲得に使用できる有効期間が定められていてもよい。例えば、ユーザが画像管理情報に含まれる撮影日時、または生成画像が保存された日時から1週間以上過ぎたシールIDを入力してポイント獲得を試みても、無効になるようにしてもよい。より具体的には、サイト処理部413は、生成画像に対応付けられているシールIDのうちいずれかと、前記ユーザの入力したシールIDとが一致するか否かを判定する前または後に、生成画像の作成日時または保存日時を確認し、該生成画像に対応付けられているシールIDが有効か否かを判定してもよい。そして、有効でないと判定した場合は、ポイント付与に係る処理を行わないこととすればよい。
また、上述したように、シールIDは写真シール作成装置1の1度の使用で(1ゲームで)作成される画像群について、複数個(複数種類)付与されていてもよい。この場合、複数個のシールIDのうちいずれかのシールIDと、ユーザが入力したシールIDとが一致した場合に、サイト処理部413はポイント付与指示をポイントサーバ5に送信してよい。これにより、ゲームを複数人でプレイした場合でも、付与されているシールIDの個数分だけの人数のユーザが、ポイントを獲得することができる。
また、シールIDには、画像の保存のために使用できる使用期限、またはポイントが獲得できる有効期間が設定されていてもよい。この使用期限および有効期間は、例えば、シールIDに含まれる撮影日時に基づいて特定してもよい。このようにシールIDに使用期限または有効期限を設定することで、シールIDは永久に有効なものではなくなるため、ユーザに再度ゲームを行う動機を与えることができる。
なお、シールIDがQRコード等の2次元情報である場合、該QRコードに画像管理サイトのページへのアドレス(例えば、ログインページ1000または画像保存ページ1300へのアドレス等9)を含めておき、携帯端末6が該QRコードを読み取った場合に、画像管理サイトに誘導してもよい。
〔実施形態3〕
前記各実施形態に係るポイントサーバ5は、ポイント交換サービスにおいて、所定量のポイントと交換に、写真シール作成装置1のプレイ代金を無料または減額してもよい。図26は、本実施形態に係るポイントサーバ5および携帯端末6における処理の流れを示す図である。
携帯端末6は、ポイント獲得完了ページ2100またはトップページ2200を表示している際に、これらのページに含まれる、ポイント交換を指示するボタンが押下されると、ポイントサーバ5のポイントサイト処理部513に、ポイント交換に係るページ(図示せず)に遷移するよう指示する(S200)。ポイントサイト処理部513は該指示を受信し(S202)ポイント交換に係るページを作成し、携帯端末6に送信する(S204)。ポイント交換に係るページには、ポイントと交換可能な金品およびサービスの一覧が表示されている。該一覧には、写真シール作成装置1におけるプレイ代金の減額または無料化のサービスも含まれている。携帯端末6は該ページを表示する(S206)。携帯端末6において、ユーザによりプレイ代金の減額または無料化のサービスが選択された場合、携帯端末6は選択された該サービスを示す情報と、ポイント交換指示とをポイントサーバ5に送信する(S208)。ポイントサーバ5のポイント会員管理部512は該指示を受信し(S210)、携帯端末6のポイント会員ユーザのポイント会員情報に含まれる、該ユーザの累計ポイントから前記サービスとの交換に必要な分のポイントを差し引く(S212)。そして、ポイントサーバ5のポイントサイト処理部513は、写真シール作成装置1のプレイ代金の減額または無料化のクーポンをポイントサイト上で発行する(S214)。
以降、ポイント会員ユーザは交換したクーポンを好きな時にポイントサイト上で表示させることができる。該クーポンは、該クーポンが表示された携帯端末6を写真シール作成装置1が設置された店舗で提示することにより利用可能なものであってもよい。また、クーポンは、該クーポンに表示されたコード等を写真シール作成装置1で読み取る、または携帯端末6と写真シール作成装置1とが近距離通信等を行い、携帯端末6からクーポンの情報を写真シール作成装置1に送信することにより利用可能であってもよい。
なお、ポイントサイト処理部513はポイントサイト上でクーポンを表示する代わりに、例えばトップページ2200等にクーポン発行ボタンを表示させてもよい。そして、ポイントサイト処理部513は携帯端末6において該ボタンが押下され、該ボタンが押下された旨を携帯端末6から受信した場合、該クーポンを発行する旨の指示であると判断してもよい。該指示を受信したと判断した場合、ポイントサイト処理部513は、該クーポンを一意に示す識別番号を生成し、該番号をポイントサイトのページ(例えば、トップページ2200)に表示させてもよい。そして、ユーザがこの識別番号を写真シール作成装置1において入力した場合に、写真シール作成装置1は該ユーザにゲームを無料で提供してもよい。
〔実施形態4〕
前記各実施形態では、会員ユーザが画像管理サービスにおいて画像を保存した場合に、該画像についてポイントを獲得する権利が生じる構成であった。しかしながら、本開示に係る画像管理システム10は、画像管理サービス上の他の機能をユーザが利用したことを契機として、ポイントサービスで利用可能なポイントを付与してもよい。これにより、ユーザに画像管理サービスの画像保存以外の種々の機能の利用も促すことができる。
例えば、画像管理サーバ4は、SNS(Social Networking Service)機能を有し、画像管理サービスを含むユーザ間のデータ通信によるコミュニケーションサービスを提供してもよい。例えば、画像管理サーバ4は、ユーザが保存した生成画像を利用してオンライン上で他のユーザとコミュニケーションをとることができるようなサービスを提供してもよい。具体的には、画像管理サーバ4は画像管理サイトとして、ユーザ自身のアルバムおよび特定の他のユーザが公開しているアルバム(公開アルバム)が時系列で掲載されているタイムラインページ、あるユーザが他のユーザに対して自分の写真画像や投稿記事などを公開しているページである個人ページ等を提供してもよい。
例えば、画像管理サーバ4は、画像の編集機能(所謂「落書き」機能)、画像から動画を作成する機能、画像、動画、およびコメント等を含む記事をサイトに投稿する機能、および、画像をまとめた電子アルバムを作成する機能等を有していてもよい。この場合、画像管理サーバ4は、画像管理サイト(またはアプリ)上で、会員ユーザが前記機能のいずれかを利用した場合に、ポイントサーバ5に対しポイント付与指示を送信してもよい。この場合、ポイントサーバ5におけるポイント付与までの処理の流れは、図22のS110~S122と同様である。
一例として、画像管理サービスがおける記事の投稿について説明する。画像管理サービスが画像の投稿機能を有する場合、画像管理サーバ4の記憶部402は、ユーザ毎の投稿履歴を記憶している。投稿履歴は、ユーザが投稿した記事の内容(画像、動画、およびコメントを特定する情報)と、投稿日時とを対応付けた情報である。なお、以降の説明ではユーザが画像を記事として自発的に投稿した場合について説明する。しかしながら、該記事は、ユーザの画像管理サイト上での動作(例えば、アルバムの作成、画像の保存、および他のユーザのフォロー等)によって自動的に作成され投稿されるものであってもよい。
画像管理サーバ4のサイト処理部413は、例えば、ユーザの投稿を受け付けるためのページ(投稿ページ)と、投稿を閲覧するためのページ(投稿閲覧ページ)とを作成する機能を有する。ユーザは携帯端末6を介し、該ページにおいて投稿内容(投稿する画像、動画、またはコメント等)を選択または入力し、投稿を指示する。携帯端末6は投稿が指示された場合、画像管理サーバ4に選択または入力された投稿内容を示す情報を送信する。画像管理サーバ4の制御部401は該情報に、該情報を受信した日時を投稿日時として対応付けて、投稿履歴として記憶部402に保存する。以降、ユーザは携帯端末6を介し、投稿閲覧ページを閲覧することで、自分の投稿した記事を確認することができる。なお、投稿閲覧ページには、時系列で、他のユーザが投稿した記事も表示されていてもよい。
また例えば、画像管理サーバ4は、前記種々の機能の利用形態によって、付与するポイントの数量を変化させてもよい。例えば、画像管理サーバ4が、ユーザにより記事の投稿が指示された場合にポイントサーバ5にポイント付与指示を送信する場合を仮定する。この場合、画像管理サーバ4のサイト処理部413は、投稿された記事に含まれる画像が、写真シール作成装置1での生成画像であるか否かを示す情報をポイントサーバ5に送信し、ポイントサーバ5のポイントサイト処理部513は、該情報に応じて、付与するポイントの数量を変化させてもよい。より具体的に言えば、ポイントサーバ5は写真シール作成装置1での生成画像が含まれる記事が投稿された際は、生成画像でない画像が含まれる記事が投稿された場合よりも多いポイントを付与することが望ましい。このように、生成画像を投稿した場合に、より多くポイントが獲得できるようにすることで、ユーザに生成画像の投稿を促すことができる。さらに、投稿する生成絵画像を作成する、すなわち写真シール作成装置1でのゲームプレイをするように促すことができるため、ユーザがゲームをプレイする回数を増加させることができる。
〔変形例〕
前記各実施形態に記載のポイントサーバ5において、ポイント会員管理部512は、ユーザの画像管理サービスでの会員属性に応じて、1度に付与するポイントの量を変化させてもよい。この場合、ポイントサーバ5は、画像管理サーバ4からポイントを付与する旨の指示とともに、該ポイント付与の対象となるユーザが画像管理サービス上で会員であるか否かと、会員属性(例えば、有料会員、無料会員)とを示す情報を受信する。そして、ポイント会員管理部512は、該情報に応じたポイントを付与する。
より具体的には、ポイント会員管理部512は、非会員、無料会員、有料会員の順で付与するポイントの量が多くなるようにしてもよい。また、非会員と無料会員では、付与されるポイントの量は同じでもよい。このようにポイントの獲得可能な量に差をつけることで、ユーザに有料会員登録するよう促すことができる。
また、画像管理サーバ4の画像管理部414は、ポイントサーバ5にポイント付与を指示する場合、ポイント付与の対象となる画像それぞれの、第3の所定期間(すなわち、ポイントの取得期限)の満了までの残り期間を特定し、ポイントサーバ5に該残り期間を通知してもよい。そして、ポイントサーバ5のポイント会員管理部512は、画像管理サーバ4から受信した該残り期間に応じたポイントを、ユーザに付与してもよい。より具体的には、ポイント会員管理部512は、残り期間が長いほど、ポイントを多く付与してもよい。例えば、第3の所定期間が1週間である場合、残り期間が5日以上である場合は20ポイント、5日未満2日以上である場合は10ポイント、2日未満である場合は5ポイントを付与してもよい。また、ポイント付与対象のポイント会員ユーザが画像管理サービスで非会員である場合は、このような残り期間に応じたポイントの増加は行わなくてもよい。
このように、残り期間が長い、すなわち早くポイント付与を指示すればポイントを多く付与する仕様とすることにより、ユーザに、早期ポイント獲得のため画像の早期保存を促すことができる。これにより、ユーザは保存した画像を早くから、すなわち長い期間閲覧することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
写真シール作成装置1、画像管理サーバ4、ポイントサーバ5、および携帯端末6の制御ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、写真シール作成装置1、画像管理サーバ4、ポイントサーバ5、および携帯端末6は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、前記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、前記コンピュータにおいて、前記プロセッサが前記プログラムを前記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。前記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。前記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、前記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、前記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して前記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、前記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。