〔実施形態1〕
本発明の実施形態1について、図1〜図26を参照して以下に説明する。まず始めに、本発明に係る画像管理システム(抽選システム)10の全体像を、図2を用いて簡単に説明する。
(画像管理システム10の概要)
画像管理システム10は、写真シール作成ゲーム(以下、単にゲームとも称する)、および、写真シール作成ゲームと連携する画像管理サービスを提供するためのシステムである。画像管理システム10はさらに、画像管理サービスに含まれるサービスとして、プレゼント抽選サービスを提供する。
図2は、本実施形態に係る画像管理システム10の構成を示す図である。画像管理システム10は、1台以上の写真シール作成装置(撮影装置)1と、画像管理サーバ(管理装置)4と、1台以上の携帯端末(端末装置)6とを含む。なお、本実施形態では、画像管理サーバ4は1台のサーバであることとして説明を行うが、画像管理サーバ4は分散サーバまたはクラウドサーバ等、複数台のサーバが共働することで実現されてもよい。
(写真シール作成装置1の概要)
写真シール作成装置1は写真シール作成ゲームを提供する装置である。例えば、写真シール作成装置1は、ゲームセンターなどの店舗に設置される遊戯用の撮影装置である。写真シール作成ゲームは、写真を撮影する処理、および撮影画像を編集する処理を少なくとも含む。ゲームの詳細な処理の流れについては、後で詳述する。
以下では、写真シール作成装置1が撮影した撮影画像および当該撮影画像を編集した編集画像等、写真シール作成装置1が生成した画像を生成画像と称する。また、写真シール作成装置1は、ネットワークを介して画像管理サーバ4と接続しており、生成画像を画像管理サーバ4に送信することができる。
なお、写真シール作成装置1には機種の違いが存在する。写真シール作成装置1はその機種によって、ゲームの進め方(処理順、または細かな処理内容)、または追加機能等が異なる。本実施形態において、画像管理システム10は異なる機種の写真シール作成装置1を複数台含んでいることとする。
(画像管理サーバ4の概要)
画像管理サーバ4は画像管理サービスを提供する。画像管理サービスは、写真シール作成装置1が生成した画像を保存するサービスと、保存済の画像を閲覧させるサービスとを含む。画像管理サーバ4は画像管理サービスに含まれる各種サービスを、自己が管理するウェブサイト(画像管理サイト)を介して提供する。また、画像管理システム10は、画像管理サイトを介して、プレゼント抽選サービスを提供する。プレゼント抽選サービスの詳細については後述する。さらに、画像管理サーバ4は、SNS(Social Networking Service)を提供することで、画像閲覧サービスを含む、ユーザ間のデータ通信によるコミュニケーションサービスを提供してもよい。
なお、ここで「画像を保存する」とは、画像管理サーバ4において、画像を非一時的に保存することを示す。以降、画像管理サーバ4が行う各種処理にて単に「画像を保存する」と記載する場合は、画像を非一時的に保存することを示す。
画像管理サービスを受けるために、ユーザは事前に会員登録する必要がある。ユーザはまず、無料会員登録を行う。無料会員は、会費を支払う必要がないが、画像管理サーバ4は保存できる生成画像の枚数に制限を受ける。本実施形態では、無料会員は、1回のゲーム(1プレイ)ごとに1枚の生成画像のみを画像管理サーバ4に保存できる。
ユーザは、自身の会員属性を、無料会員から有料会員に変更することができる。有料会員は、一定の会費を継続的に支払う必要がある代わりに、画像管理サーバ4に無制限に生成画像を保存できる。本実施形態では、1プレイで生成された生成画像を全て画像管理サーバ4に保存できる。
なお、有料会員の制度として、一定の会費を継続的に支払うことにより、無制限に生成画像を保存可能な制度ではなく、画像管理サーバ4に保存した生成画像の枚数に応じて課金する制度を採用してもよい。
(携帯端末6の概要)
携帯端末6は、ユーザが所持する通信端末である。携帯端末6は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末等である。なお、携帯端末6の代わりに、デスクトップ型またはノートブック型のパーソナルコンピュータ等が使用可能であってもよい。
携帯端末6は、無線通信手段または有線通信手段により写真シール作成装置1と通信する。また、携帯端末6は、ネットワークを介して画像管理サーバ4と通信する。ユーザは、自身が所持する携帯端末6を操作することによって、写真シール作成装置1が生成した画像を画像管理サーバ4に保存したり、保存した該画像を閲覧したり、該画像を携帯端末6にダウンロードしたりすることができる。
(プレゼント抽選サービスの詳細)
次に、プレゼント抽選サービスの内容を詳細に説明する。プレゼント抽選サービスは、画像管理サービスの会員であるユーザ(会員ユーザ)のうち、特定の条件を満たしたユーザに対し、プレゼントが当選する可能性のある抽選1回分の権利(以下、抽選権と称する)を付与し、ユーザに抽選を行わせるサービスである。
なお、本実施形態に係るプレゼント抽選サービスは、会員ユーザのみを対象とするサービスであることとする。ユーザは、プレゼント抽選サービスを受けるためには、予め、または写真シール作成装置1でのゲーム終了後、生成画像を画像管理サーバ4に保存するまでの間に画像管理サービスの会員登録を行う必要がある。
このように、プレゼント抽選サービスを会員ユーザ限定のサービスとすることにより、写真シール作成装置1でゲームをプレイした、非会員のユーザに会員登録の動機付けをすることができる。したがって、プレゼント抽選サービスの実施により画像管理サービスの会員数を増加させることができる。
本実施形態に係るプレゼント抽選サービスでは、会員ユーザが写真シール作成装置1で所定の回数ゲームをプレイすることを、抽選権を付与する条件としている。具体的には、本実施形態に係るプレゼント抽選サービスでは、会員ユーザが4回ゲームをプレイし、かつ、該4回のうち2回が、それぞれ特定の機種(第1機種と第2機種とする)でプレイされたゲームであることを、抽選権を付与する条件としている。
以降、このように、抽選権を得るために必ずプレイが必要な写真シール作成装置1の機種のことを「必須機種」と称する。事業者は、例えば新機種の写真シール作成装置1を必須機種とすることで、ユーザによる新機種でのゲームプレイを促進させることができる。
また、本実施形態に係るプレゼント抽選サービスでは、ユーザに、どの機種であと何回ゲームをプレイすれば抽選権が得られるかを提示するため、写真シール作成装置1での1回のゲームプレイに対して、「スタンプ」を1個付与する。この「スタンプ」は、画像管理サイト上で見かけ上表示される電子スタンプであり、写真シール作成装置1の機種毎に異なるスタンプである。抽選権を得ると、該抽選権を得るために必要な個数および種類(写真シール作成装置1の機種)のスタンプが消費される。本実施形態では、ある機種(後述する機種AAA)のスタンプ1個と、該機種と異なる機種(後述する機種BBB)の2機種が必須機種であり、該必須機種のスタンプ1個ずつと、機種を問わないスタンプ2個、計4個のスタンプが揃うと、これらのスタンプが消費されて抽選権が付与されることとする。なお、スタンプの付与方法およびスタンプに関するデータの管理については、後で詳述する。
なお、抽選の方法および当選賞品は特に限定されない。例えば、抽選方法はくじ等、当選確率が予め決定されている方法であってもよいし、ミニゲーム等、ユーザの操作に応じて当選確率、または当落自体が変動するものであってもよい。また、当選賞品は、例えば化粧品、食品、金券、または映画のチケット等であってもよい。また、当選商品は、画像管理サービスにおける種々の支払い(例えば会費の支払い)に利用可能なポイントであってもよい。また、当選商品は、写真シール作成装置1におけるゲームのプレイ代金の代わりに利用可能なポイントであってもよい。また、当選賞品は、画像管理サイトにおける種々の料金支払い(例えば、買い物の代金支払い)に使用できるポイントであってもよい。
本実施形態では、抽選方法の一例として、画像提供サイトのマイページ(後述)に表示される、スクラッチくじ(現実のスクラッチくじを模した画像で、ユーザの操作に応じて当落が判明するくじ)をユーザが引く(スクラッチを削る操作を行う)ことで、予め決定されている当選確率で該ユーザに賞品が当たる例について説明する。
(写真シール作成装置の構成)
画像管理システム10を構成する各装置の構成および機能について、以下に詳細に説明する。まず、写真シール作成装置1の詳細について、図3〜図11を参照して説明する。なお、各図面に記載した構成の形状、ならびに、長さ、奥行および幅などの寸法は、実際の形状および寸法を反映させたものではなく、図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更している。図3は、本発明の第1実施形態に係る写真シール作成装置1の外観の構成例を示す斜視図である。この図に示すように、写真シール作成装置1は、主に、撮影ユニット11、編集部12、および事後接客部13を備えている。写真シール作成装置1は、撮影ユニット11と編集部12とが接し、かつ、編集部12と事後接客部13とが接した状態で設置される。
(撮影ユニット11)
撮影ユニット11は、撮影部21および背景部22を備えている。撮影部21と背景部22とは、所定の距離だけ離れて設置される。撮影部21と背景部22の間に形成される空間である撮影空間において、撮影制御が行われる。
撮影部21は、撮影制御をユーザに行わせる装置である。撮影部21は、撮影空間に入り、撮影制御を行っているユーザの正面に位置する。撮影空間を正面に望む面を構成する撮影部21の正面パネル41には、撮影制御時にユーザによって用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。撮影空間にいるユーザから見て左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部21の左側面が側面パネル42Aによって構成され、右側面が側面パネル42Bによって構成される。
背景部22は、正面を向いて撮影制御を行っているユーザの背面側に位置する板状の部材である背面パネル51、背面パネル51の左端に取り付けられ、側面パネル42Aより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52A、および、背面パネル51の右端に取り付けられ、側面パネル42Bより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52B(図4)から構成される。
撮影部21の左側面を構成する側面パネル42Aと背景部22の側面パネル52Aは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Aによって連結される。また、撮影部21の右側面を構成する側面パネル42Bと背景部22の側面パネル52Bは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Bによって連結される。
撮影部21の側面パネル42A、連結部23A、および背景部22の側面パネル52Aに囲まれることによって形成される開口が撮影空間の出入り口G1となる。撮影部21の側面パネル42B、連結部23B、および背景部22の側面パネル52Bに囲まれることによって形成される開口も撮影空間の出入り口G2となる。
背景部22の上部には、背面パネル51、側面パネル52A、および側面パネル52Bに支持される形で背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25には、色または柄の異なる、背景に利用する巻き取り式の背景カーテンが複数収納される。背景カーテンユニット25は、撮影部21に設けられたカメラ等による撮影と連動して動作し、撮影の際に、例えばユーザによって選択された色のカーテンを下ろし、その他のカーテンを巻き取る。
背景カーテンユニット25に収納される背景カーテンとしては、複数枚のカーテンを1枚のクロマキ用のカーテンとして使用する昇降式カーテンを用意してもよい。また、クロマキ用のカーテンを予め撮影空間の背面となる背面パネル51に張り付けると共に、合成用の背景画像を複数種類用意し、後述する編集制御において、ユーザが所望する背景画像をカーテンの部分に合成することができるようにしてもよい。
撮影空間の上方には、撮影部21の正面パネル41、連結部23A、連結部23B、および背景カーテンユニット25に囲まれる開口が形成され、その開口の一部を覆うように天井ストロボユニット24が設けられる。天井ストロボユニット24の一端が連結部23Aに固定され、他端が連結部23Bに固定される。天井ストロボユニット24は、撮影に合わせて撮影空間内に向けて発光するストロボを内蔵する。天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部には蛍光灯が設けられており、撮影空間の照明としても機能する。
(編集部12)
編集部12は、撮影制御によって得られた撮影画像を編集する処理である編集制御をユーザに行わせる装置である。編集部12は、一方の側面が撮影部21の正面パネル41の背面に接するように撮影ユニット11に連結して設けられる。編集部12には、編集制御時にユーザによって用いられるタブレット内蔵モニタなどの構成が設けられる。
図3に示す編集部12の構成を正面側の構成とすると、2組のユーザが同時に編集することができるように、編集部12の正面側と背面側には編集制御に用いられる構成がそれぞれ設けられる。
編集部12の正面側は、床面に対して垂直な面であり、側面パネル42Aとほぼ平行な面である面71と、面71の上方に形成された斜面72から構成され、編集制御に用いられる構成が斜面72に設けられる。斜面72の左側には、柱状の形状を有し、照明装置74の一端を支持する支持部73Aが設けられる。支持部73Aの上面にはカーテンレール26を支持する支持部75が設けられる。斜面72の右側にも、照明装置74の他端を支持する支持部73B(図4)が設けられる。
編集部12の上方にはカーテンレール26が取り付けられる。カーテンレール26は、上から見たときの形状がコの字状となるように3本のレール26A乃至26Cを組み合わせて構成される。平行に設けられるレール26Aと26Bの一端は、連結部23Aと連結部23Bにそれぞれ固定され、他端に残りの一本のレール26Cの両端が接合される。
カーテンレール26には、編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間の内部が外から見えないようにカーテンが取り付けられる。カーテンレール26に取り付けられたカーテンによって囲まれる編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間が、ユーザが編集制御を行う編集空間となる。
(事後接客部13)
図4は、写真シール作成装置の外観を他の角度からみた斜視図である。事後接客部13は事後接客を行い、ユーザに事後接客に対する操作を行わせる装置である。事後接客には、生成画像を画像管理サーバ4に送信する処理、ミニゲームをユーザに行わせる処理、アンケートに答えさせる処理などが含まれる。
図4に示すように、事後接客部13は、所定の厚さを有する板状の筐体を有しており、その背面が編集部12の左側面に接するように編集部12に連結して設けられる。事後接客部13の正面には、事後接客に対する操作時にユーザによって用いられるタブレット内蔵モニタ、および、生成画像が印刷されたシール紙が排出される排出口などが設けられる。事後接客部13の正面前方の空間が、シール紙への印刷が終わるのを待っているユーザが事後接客に対する操作を行う事後接客空間となる。
(ユーザの移動)
写真シール作成ゲームの流れと、それに伴うユーザの移動について図5を参照して説明する。図5は、ユーザの移動について説明する図である。
写真シール作成装置1のユーザは、白抜き矢印#1で示すように出入り口G1から、または白抜き矢印#2で示すように出入り口G2から、撮影部21と背景部22の間に形成された撮影空間A1に入り、撮影部21に設けられたカメラおよびタッチパネルモニタなどを利用して撮影制御を行う。
なお、ユーザの画像の撮影においては、すべての撮影がシール紙に印刷される画像を撮影するものとは限らず、携帯端末6に送信するため(又は、携帯端末6において閲覧可能なように、画像管理サーバ4に送信するため)にのみ撮影される場合もある。これは、印刷される画像と携帯端末6に送信される画像との間でユーザの嗜好が異なることがあるためであり、ユーザの撮影時において、携帯端末6への送信を意識した撮影をしたいユーザの意向にこたえるものである。
撮影制御を終えたユーザは、白抜き矢印#3で示すように出入り口G1を使って撮影空間A1から出て編集空間A2−1に移動するか、白抜き矢印#4で示すように出入り口G2を使って撮影空間A1から出て編集空間A2−2に移動する。
編集空間A2−1は、編集部12の正面側の編集空間であり、編集空間A2−2は、編集部12の背面側の編集空間である。編集空間A2−1と編集空間A2−2のいずれの空間に移動するのかが、撮影部21のタッチパネルモニタの画面表示などによって案内される。例えば2つの編集空間のうちの空いている方の空間が移動先として案内される。編集空間A2−1または編集空間A2−2に移動したユーザは編集制御を開始する。編集空間A2−1のユーザと、編集空間A2−2のユーザは同時に編集制御を行うことができる。
編集制御が終了した後、生成画像の中から選択された画像の印刷が開始される。画像の印刷中、編集制御を終えたユーザは、編集空間A2−1で編集制御を行っていた場合には白抜き矢印#5で示すように編集空間A2−1から事後接客空間A3に移動して事後接客を受け、当該事後接客に対する操作を行う。また、編集制御を終えたユーザは、編集空間A2−2で編集制御を行っていた場合には白抜き矢印#6で示すように編集空間A2−2から事後接客空間A3に移動し、事後接客空間A3において事後接客を受け、当該事後接客に対する操作を行う。
画像の印刷が終了したとき、ユーザは、事後接客部13に設けられた排出口からシール紙を受け取り、一連の写真シール作成ゲームを終えることになる。
(各部材の構成)
次に、写真シール作成装置1に備えられる各部材の構成について説明する。
(撮影部21)
図6は、写真シール作成装置1に備えられる撮影部21の構成例を示す図である。撮影部21は、正面パネル41、側面パネル42A、および側面パネル42Bが、箱状の形状を有するベース部43に取り付けられることによって構成される。
正面パネル41は撮影空間A1で撮影制御を行うユーザの正面に位置し、側面パネル42Aと側面パネル42Bは、それぞれ、撮影空間A1で撮影制御を行うユーザの左側、右側に位置する。側面パネル42Aの上方には連結部23Aが固定され、側面パネル42Bの上方には連結部23Bが固定される。
正面パネル41のほぼ中央には撮影・表示ユニット81が設けられる。撮影・表示ユニット81は、カメラ91、正面ストロボ92、およびタッチパネルモニタ93から構成される。
カメラ91は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(complementary metal-oxide semiconductor)などの撮像素子によって構成され、撮影空間A1にいるユーザを撮影する。カメラ91によって取り込まれた動画像は、タッチパネルモニタ93にリアルタイムで表示される。ユーザによって撮影が指示されたときなどの所定のタイミングでカメラ91によって取り込まれた画像は画像(静止画像)として保存される。
カメラ91の下側に設けられたタッチパネルモニタ93は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルによって構成される。タッチパネルモニタ93は、カメラ91によって取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUI(Graphical User Interface)画像を表示し、ユーザの選択操作をタッチパネルによって受け付ける機能とを備えている。タッチパネルモニタ93には、適宜、背景等の画像が合成された後の動画像が表示される。
正面パネル41には、撮影・表示ユニット81の位置を基準として、上方に上ストロボ82が設置される。また、左方に左ストロボ83が設置され、右方に右ストロボ84が設置される。撮影・表示ユニット81の下方の位置には、ベース部43の上面が一部突出する形で下ストロボ85が設けられる。
上ストロボ82は、ユーザを上前方から照射する。左ストロボ83は、ユーザを左前方から照射し、右ストロボ84は、ユーザを右前方から照射する。下ストロボ85は、ユーザを下前方から照射する。
ベース部43にはユーザの足元を照射する足元ストロボ86も設けられる。上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、下ストロボ85、および足元ストロボ86の内部には蛍光灯が設けられており、天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部の蛍光灯と合わせて、撮影空間A1内の照明として用いられる。後述するように、各蛍光灯の発光量を調整することによって、または、発光させる蛍光灯の数を調整することによって、撮影空間A1内の明るさが、ユーザが行っている撮影制御の内容に応じて適宜調整される。
足元ストロボ86の右側には、ユーザがお金を投入する硬貨投入返却口87が設けられる。
下ストロボ85を挟んでベース部43の上面の左右に形成されるスペース43Aおよび43Bは、撮影制御を行うユーザが手荷物等を置くための荷物置場として用いられる。正面パネル41の例えば天井付近には、撮影制御の案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音等の音を出力するスピーカも設けられる。
(背景部22)
図7は、写真シール作成装置1に備えられる背景部22の構成例を示す図である。上述したように、背面パネル51の上方には背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25のほぼ中央には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているユーザを後方中央から照射する背面中央ストロボ101が取り付けられる。
背面パネル51の上方であって、出入り口G1側の位置には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているユーザを左後方から照射する背面左ストロボ102が取り付けられる。また、背面パネル51の上方であって、出入り口G2側の位置には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているユーザを右後方から照射する背面右ストロボ103が取り付けられる。
(編集部12)
図8は、写真シール作成装置1に備えられる編集部12の構成例を示す図である。この図に示すように、編集部12において、斜面72のほぼ中央には、タブレット内蔵モニタ131が設けられる。タブレット内蔵モニタ131を挟んで左側にタッチペン132Aが設けられ、右側にタッチペン132Bが設けられる。
タブレット内蔵モニタ131は、タッチペン132A及び132Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ131には、例えば、編集対象画像として選択された画像の編集に用いられる画面である編集画面が表示される。2人で同時に編集作業を行う場合、タッチペン132Aは一方のユーザによって用いられ、タッチペン132Bは他方のユーザによって用いられる。
ここで、ユーザは、編集画面上で、落書きをする感覚で編集をする。編集の種類は、タッチペンで種々の線種および色の落書きをおこなうペン入力、ハートもしくは花びら等の種々の形状または種々のメッセージのスタンプ入力、並びに、背景などに模様を入れる背景操作、名前を入力してスタンプ入力する名前スタンプ機能がある。さらに、化粧のシミュレーションをするコスメ機能、目および顔輪郭などの大きさ形状を微調整する顔微調整機能、並びに、記念日や日付を入れる日付スタンプなどの機能等がある。
なお、編集部12において行われる画像の編集は、すべてが印刷される画像に対する編集であるとは限らず、ユーザが携帯端末6への送信のみを想定している画像(つまり、印刷されない画像)に対する編集である場合もある。これは、印刷される画像と携帯端末6へ送信されてweb上で利用される画像との間で、ユーザの嗜好に違いがあり、例えばブログなどに利用する画像などに対して、印刷される画像に対する編集とは異なる編集をしたいというユーザの意向にこたえるためのものである。
(事後接客部13)
編集部12の左側には事後接客部13が設けられる。図9は、写真シール作成装置1に備えられる事後接客部13の構成例を示す図である。
事後接客部13の上方中央にはタブレット内蔵モニタ161が設けられる。タブレット内蔵モニタ161を挟んで左側にタッチペン162Aが設けられ、右側にタッチペン162Bが設けられる。タブレット内蔵モニタ161もタブレット内蔵モニタ131と同様に、タッチペン162Aまたは162Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ161には、ミニゲームなどの事後接客の工程において用いられる画面が表示される。
タブレット内蔵モニタ161の下には非接触型ICリーダ/ライタ163が設けられ、非接触型ICリーダ/ライタ163の下にはシール紙排出口164が設けられる。シール紙排出口164の下にはスピーカ165が設けられる。
非接触型ICリーダ/ライタ163は、近接された非接触型ICと通信を行い、非接触型ICからのデータの読み出しおよび非接触型ICに対するデータの書き込みを行う。
シール紙排出口164には、編集空間A2−1のユーザが編集制御を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙、または、編集空間A2−2のユーザが編集制御を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙が排出される。編集部12の内部にはプリンタが設けられており、画像の印刷がそのプリンタによって行われる。
スピーカ165は、事後接客時の案内音声、BGM、効果音等の音を出力する。
(写真シール作成装置1の内部構成)
次に、写真シール作成装置1の内部構成について説明する。図10は、写真シール作成装置1の内部の構成例を示すブロック図である。上述した構成と同じ構成には同じ符号を付す。重複する説明については適宜省略する。
制御部201は、CPU(Central Processing Unit)などから構成され、ROM(Read Only Memory)206または記憶部202に記憶されているプログラムを実行し、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。制御部201には、記憶部202、通信部203、ドライブ204、ROM206、RAM(Random Access Memory)207が接続される。制御部201には、撮影部21、編集部12、事後接客部13、および印刷部211の各構成も接続される。
記憶部202は、ハードディスクまたはフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体からなり、制御部201から供給された各種の設定情報を記憶する。記憶部202に記憶されている情報は制御部201によって適宜読み出される。
通信部203はインターネットなどのネットワークのインタフェースであり、制御部201による制御に従って外部の装置と通信を行う。
ドライブ204には、光ディスクまたは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア205が適宜装着される。ドライブ204によってリムーバブルメディア205から読み出されたコンピュータプログラムおよびデータは、制御部201に供給され、記憶部202に記憶されたり、インストールされたりする。
ROM206には、制御部201において実行されるプログラムおよびデータが記憶されている。RAM207は、制御部201が処理するデータおよびプログラムを一時的に記憶する。
撮影部21は、撮影空間A1におけるユーザの撮影制御に関する処理を行う。撮影部21は、硬貨処理部221、背景制御部222、照明制御部223、カメラ91、タッチパネルモニタ93、およびスピーカ224から構成される。
硬貨処理部221は、硬貨投入返却口87に対する硬貨の投入を検出する。硬貨処理部221は、例えば300円などの所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、そのことを表す起動信号を制御部201に出力する。
背景制御部222は、制御部201より供給される背景制御信号に従って背景カーテンユニット25に収納されている背景カーテンの上げ下ろしを行う。背景カーテンの選択がユーザによって手動で行われるようにしてもよい。
照明制御部223は、制御部201より供給される照明制御信号に従って、撮影空間A1内の各ストロボの発光を制御する。上述したように、撮影空間A1には、天井ストロボユニット24のストロボの他に、撮影部21に設けられる上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、下ストロボ85、足元ストロボ86と、背景部22に設けられる背面中央ストロボ101、背面左ストロボ102、背面右ストロボ103が設けられる。各ストロボの内部には蛍光灯も設けられる。
また、照明制御部223は、各ストロボの内部に設けられる蛍光灯の発光量を調整することによって、または、発光させる蛍光灯の数を調整することによって、ユーザが行っている撮影制御の段階に応じて撮影空間A1内の明るさを調整する。
カメラ91は、制御部201による制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた画像(撮影画像)を制御部201に出力する。
編集部12Aは、編集空間A2−1におけるユーザの編集制御に関する処理を行う。編集部12Aは、編集部12の正面側に設けられるタブレット内蔵モニタ131、タッチペン132A、132B、およびスピーカ231から構成される。編集部12Bも編集部12Aと同一の構成を有しており、編集空間A2−2におけるユーザの編集制御に関する処理を行う。
タブレット内蔵モニタ131は、制御部201による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対するユーザの操作を検出する。ユーザの操作の内容を表す信号は制御部201に供給され、編集対象の画像の編集が行われる。
事後接客部13は、事後接客空間A3における事後接客に関する処理を行う。事後接客部13は、タブレット内蔵モニタ161、タッチペン162A、162B、非接触型ICリーダ/ライタ163、およびスピーカ165から構成される。
印刷部211は、印刷制御を行う構成であるプリンタ241、およびシール紙ユニット242から構成される。プリンタ241は、画像、またはユーザによる編集制御によって得られた編集済みの画像を、プリンタ241に装着されたシール紙ユニット242に収納されているシール紙に印刷し、シール紙排出口164に排出する。一点鎖線で囲んで示す事後接客部13と印刷部211が、事後接客空間A3にいるユーザを相手とした事後接客に関する処理を行う構成となる。
また、印刷部211は、印刷制御に係る処理において、シール紙への撮影画像(又は編集画像)の印刷に加え、欄外(シール紙の端部など)に、画像管理サーバ4へ送信した生成画像を取得するためのURL(Uniform Resource Locater)、及び、シールID(画像取得用ID)などを印刷してもよい。シールIDとは、写真シール作成装置1において1プレイで生成された(写真シール作成装置1を1度使用して作成された)1又は複数の生成画像を一義的に特定するための識別子であり、ユーザが1プレイにおいて生成した画像を取得するための識別子である。なお、シールIDは、ユーザが1プレイにおいて生成した画像群につき、複数個付与されてもよい。また、シールIDには、生成画像を取得できる使用期限が設定されていてもよい。
なお、シールIDは数字ではなく、QRコード(登録商標)等の2次元情報として印刷されていてもよい。この場合、携帯端末6は自装置に備えられたカメラおよびQRコードのリーダ機能等を用いてQRコードを読み取ることで、シールIDを特定することができる。
ユーザは、生成画像を取得するためのURLにアクセスし、シールIDを入力することにより、写真シール作成装置1において1プレイで生成された生成画像を取得するためのウェブページ(画像取得用ページ)を携帯端末6に表示させることができる。
これは、例えば、事後接客部13などにおいてユーザからメールアドレスの入力を受け付ける際に、タイムアウトやミス入力により正しいアドレスを受け付けることができず、生成画像を取得するためのURLなどの情報をユーザに送信することができないなど場合に、シール紙に印刷されているURLにアクセスしてシールIDを入力することによりユーザが生成画像を取得することができるようにするためである。
なお、印刷部211は、生成画像を取得するための情報として、URLではなく、例えば、所定のメールアドレス又はQRコード(登録商標)などを印刷してもよい。所定のメールアドレスが印刷されている場合には、ユーザは、当該所定のメールアドレスに空メールを送信することにより、生成画像を取得するためのURLが記載されたメールを画像管理サーバ4から受信することができる。また、シール紙にQRコードが印刷されている場合には、ユーザは、携帯端末6を用いてQRコードの示すウェブページへアクセスすることにより、画像取得用ページへ直接アクセスすることもできる。
(制御部の構成)
図11は、写真シール作成装置1に備えられる制御部201の詳細な構成例を示す機能ブロック図である。この図に示すように、制御部201は、通信制御部311、撮影制御部312、編集制御部313、印刷制御部314、および事後接客制御部315を備えている。
通信制御部311は、通信部203による外部の装置との通信を制御する。通信制御部311は、写真シール作成装置1が1プレイにおいて生成した1または複数の生成画像に、画像IDをそれぞれ対応付けて画像管理サーバ4に送信する。なお、画像IDとは、生成画像を一義的に特定するための情報である。また、通信制御部311は、写真シール作成装置1が1プレイにおいて生成した1または複数の生成画像に、さらに、シールID等の付加情報を対応付けて画像管理サーバ4に送信してもよい。また、通信制御部311は、写真シール作成装置1が1プレイにおいて生成した1または複数の生成画像全てを送信するのではなく、ユーザが指定した生成画像のみを画像管理サーバ4に送信してもよい。
本実施形態では、シールIDを撮影日時(ゲーム特定情報)および機器ID(ゲーム特定情報)と、シールID自体の連番(1ゲームで複数個シールIDを発行する際の、該ゲーム内での連番)とから成る情報とし、画像IDを、撮影日時、機器IDおよび1プレイで生成された生成画像を識別するための連番から成る情報とする。
例えば、1ゲームで2つのシールIDを発行する場合、各シールIDの連番としてそれぞれ「01」と「02」という数字を付せばよい。さらに言えば、シールIDの発行数も特に限定されない。例えば、1ゲームにつきシールIDは1つのみとしても良いし、該ゲームをプレイした人数を特定し、該人数の文だけシールIDを発行してもよい。ゲームのプレイ人数は、ユーザに写真シール作成装置1に入力させてもよいし、写真シール作成装置1における写真撮影の際に、顔認識等を用いて被写体の人数、すなわちプレイ人数を特定してもよい。
また、本実施形態では、通信制御部311は、写真シール作成装置1が1プレイにおいて生成した1または複数の生成画像に、画像IDと、シールID等を含む付加情報とを対応付けて画像管理サーバ4に送信する。すなわち、通信制御部311は、当該生成画像に、撮影日時、機器ID、および連番を対応付けて送信する。これにより、画像管理サーバ4は、シールIDを、画像を識別するための識別子として用いること、および、シールIDから撮影日時等を特定することができる。
撮影制御部312は、撮影部21による、写真シール作成ゲームを開始する際に投入される代金に関する処理と、ユーザの撮影制御に従いユーザグループを撮影する等、写真シール作成ゲームにおけるユーザの撮影制御に関する処理とを制御する。撮影制御部312は、画像IDおよびシールIDを生成することもできる。
編集制御部313は、編集部12Aおよび編集部12Bによる画像に対する落書き編集等、写真シール作成ゲームにおけるユーザの編集制御に関する処理を制御する。
印刷制御部314は、印刷部211によるシール紙の印刷等、写真シール作成ゲームにおけるユーザの印刷制御に関する処理を制御する。
事後接客制御部315は、事後接客部13による、編集作業を終了したユーザグループを接客する処理等、写真シール作成ゲームにおける事後接客に関する処理を制御する。
(管理サーバ4)
次に、画像管理サーバ4の詳細について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る画像管理サーバ4の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、画像管理サーバ4は、制御部(画像受信部)401、記憶部402、および通信部403を備えている。制御部401は、画像管理サーバ4の各部材を統括制御する。記憶部402は、画像管理サーバ4が使用する各種データを記憶する。通信部403は、画像管理システム10を構成する他の装置と通信する。
(制御部401の詳細)
図1に示すように、制御部401は、メール作成部412、サイト処理部413、画像管理部(画像保存部)414、ユーザ管理部415、抽選処理部416を備えている。
(メール作成部412)
メール作成部412は、メールデータベース421に格納されている各種データを用いてメールを作成する。メール作成部412は、後述するログイン要求を制御部401が受信した際に、メールアドレスを受信する。メール作成部412は受信したメールアドレス宛ての、画像の保存を案内するメール(案内メール)を作成して、通信部403を介して携帯端末6に送信する。
なお、メール作成部412は少なくとも、写真シール作成装置1でゲームをプレイしたユーザに対する各種通知を作成および出力できればよく、当該通知の形式はメールに限られない。また、当該通知は、プッシュ通知およびプル通知のいずれであってもよい。例えば、写真シール作成装置1から画像管理サーバ4へ、連絡先としてメッセージシステムにおけるユーザID等の連絡先が送信されてきた場合、メール作成部412は、前記メッセージシステムのメッセージ機能、伝言板機能、コメント機能などにおけるメッセージ(すなわち、前記各種通知)を作成し出力してもよい。もしくは、メール作成部412は、前記メッセージシステム上のメッセージやメールソフトのメールを確認するようユーザに促すプッシュ通知を作成および出力してもよい。
(サイト処理部413)
サイト処理部413は、画像管理サイトの各種ウェブページを作成する。サイト処理部413は、作成した各種ウェブページを示す情報(ページ情報)を、携帯端末6がブラウザで表示可能であって、かつ、該ページのリンク等に対する入力操作が可能な形式で、通信部403を介して該携帯端末6に送信する。本実施形態では、サイト処理部413は、会員データベース422、ページデータベース423および画像データベース424に格納されているデータを用いて、携帯端末6から受信したアクセス要求に応じたウェブページを作成し、該ページのページ情報を送信する。また、本実施形態では、サイト処理部413は、ユーザの会員属性に応じたウェブページを作成し、該ページのページ情報を作成する。
より具体的には、サイト処理部413は、画像管理サイトに会員登録するための各種ページを作成し、該ページのページ情報を送信する。ページ情報には、通常、テキストデータおよび画像データが含まれている。前記ページ情報には、さらに、音声データおよび動画データが含まれていてもよい。
サイト処理部413は、携帯端末6から専用アプリによってアクセスされた場合には、該専用アプリでの表示に必要なデータを生成して送信する。この際に、表示の具体的な制御は専用アプリにおいて行われるので、サイト処理部413は、専用アプリの動作に必要な最低限の情報のみを含むページ情報を生成および送信する。
(画像管理部414)
画像管理部414は、生成画像および生成画像に関する情報(後述の画像管理情報)の管理を行う。画像管理部414は画像データベース424にアクセスし、画像データベース424の参照、画像データベース424に対する生成画像の保存、画像データベース424からの生成画像の削除等の処理を実行する。
画像管理部414は、ユーザによって指定された生成画像を保存するとき、当該生成画像を管理するための画像管理情報を生成して、生成した画像管理情報を生成画像に対応付けて保存する。また、画像管理部414は、携帯端末6から受信したユーザの操作指示に基づいて、画像管理情報を更新する。
また、画像管理部414は、後述する一時保存データベースへのデータの保存、一時保存データベースのデータの参照、および一時保存データベースからのデータの削除を実行する。
(ユーザ管理部415)
ユーザ管理部415は会員ユーザに係る情報を管理する。ユーザ管理部415は会員データベース422にアクセスし、会員データベース422の参照、会員データベース422に対する会員情報の追加(会員登録)および変更、会員データベース422からの会員情報の削除(退会)等の処理を実行する。なお、ユーザ管理部415は、非会員のユーザも管理してもよく、非会員のユーザの会員情報を生成してもよい。
(抽選処理部416)
抽選処理部416は、プレゼント抽選サービスに係る各種処理を実行する。抽選処理部416は、スタンプ付与部416Aと、抽選権付与部(抽選権付与判定部)416Bと、抽選実行部416Cとを含む。
スタンプ付与部416Aは、所定のタイミングで会員ユーザのゲームプレイ状況を確認して、スタンプを付与するか否かの判定(スタンプ付与判定)を行う。スタンプを付与すると判定した場合、スタンプ付与部416Aは、会員ユーザにスタンプを付与する。すなわち、スタンプ付与部416Aは、後述する画像データベース424の画像管理情報と、抽選データベース425のスタンプ情報425Aとを更新する。
本実施形態に係るプレゼント抽選サービスでは、スタンプ付与部416Aは、サイト処理部413によって、画像管理サイトのある会員ユーザのマイページ(後述)が作成されるタイミングで、該会員ユーザの保存済の生成画像のうち、スタンプ未付与の生成画像について、スタンプ付与判定を行う。スタンプ付与判定の詳細は後述する。
なお、プレゼント抽選サービスが、画像管理サイト上でのスタンプの付与を行わない(あるタイミングで、抽選権の付与条件を満たしたか否かだけ判定する)仕様である場合は、抽選処理部416はスタンプ付与部416Aを含んでいなくてもよい。
抽選権付与部416Bは、所定のタイミングで、会員ユーザに抽選権を付与するか否かの判定(抽選権付与判定)を行う。抽選権を付与すると判定した場合、抽選権付与部416Bは、会員ユーザに抽選権を付与する。本実施形態に係るプレゼント抽選サービスでは、抽選権付与部416Bは、サイト処理部413によって、画像管理サイトのある会員ユーザのマイページが作成されるタイミングで、抽選権付与判定を行う。
該抽選権は、即発効される(すなわち、抽選権が付与された時点ですぐに、抽選に係る処理が開始する)こととしてもよい。もしくは、記憶部402の抽選データベース425(後述)に、ユーザ毎の抽選権の付与回数(すなわち、抽選可能な回数)を記録することとし、抽選権付与部416Bは、抽選権を付与する度に、該抽選可能な回数を増加させてもよい。また、1度に2回分の抽選の権利を得る条件が満たされた場合、抽選権付与部416Bは2回分の抽選権を付与してよい。抽選権付与部416Bの行う抽選権付与の判定の詳細については後述する。
抽選実行部416Cは、抽選自体に係る処理を実行するものである。抽選実行部416Cは例えば、後述する抽選データベース425に記憶されている当選確率等を参照して、ユーザの抽選実行を指示する操作に応じて抽選処理を実行する。抽選結果はサイト処理部413に伝えられ、サイト処理部413は該抽選結果を示すページまたはポップアップを作成する。
(記憶部402の詳細)
図1に示すように、記憶部402は、メールデータベース421、会員データベース422、ページデータベース423、および画像データベース424、および抽選データベース425を有している。
(メールデータベース421)
メールデータベース421は、ユーザに送信するメールを作成するための各種データを格納している。
(会員データベース422)
会員データベース422は、会員ユーザに関する各種情報(会員情報)をユーザ毎に格納している。図12は、会員データベース422のデータ構造の一例を示す図である。図の1レコードは1名の会員ユーザの会員情報を示している。会員情報は、「会員ID」列の情報と、「パスワード」列の情報と、「ユーザ名」列の情報と、「ユーザ画像」列の情報と、「メールアドレス」列の情報と、「生年月日」列の情報と、「住所」列の情報と、「会員属性」列の情報と、「入会日」列の情報と、「端末ID」列の情報とを含む。
「会員ID」列には、会員ユーザを一義的に識別するための情報(ユーザ識別情報)が記録される。「ユーザ名」列には、ユーザの名称が記録される。「ユーザ画像」列には、後述するマイページ1100等に掲載されるユーザを示すアイコン画像であり、アイコン画像を示すIDが記録される。「メールアドレス」列には、ユーザのメールアドレスが記録される。なお、画像管理サーバ4は、会員IDではなく、メールアドレスをユーザ識別情報として用いても良い。「生年月日」列には、ユーザの生年月日が記録される。「住所」列には、ユーザの住所が記録される。「会員属性」列には、ユーザの会員属性が記録される。
本実施形態に係る画像管理サービスでは、会員属性として有料会員と無料会員とが存在する。そのため、「会員属性」列には、そのレコードが示す会員ユーザが有料会員の場合は「有料」、無料会員の場合は「無料」と記録される。「入会日」列には、ユーザが画像管理サイトに会員登録した日が記録される。「端末ID」列には、ユーザが所持する携帯端末6を示し、当該携帯端末6を一意に識別するためのIDが記録される。
(ページデータベース423)
ページデータベース423は、携帯端末6に表示される画像管理サイトのページを作成するための各種データを格納している。
(画像データベース424)
画像データベース424は、写真シール作成装置1によって生成された生成画像のうち、画像管理サイトに保存するようにユーザによって指示された生成画像に、生成画像を一義的に識別するための情報(画像識別情報)を関連付けて格納する。画像データベース424には、生成画像が、会員データベース422に会員として登録されているユーザごとに区別されて格納されている。
また、画像データベース424には、画像管理情報(管理情報)がユーザ毎に格納されている。図13は、画像管理情報のデータ構造の一例を示す図である。図中の1レコードは1枚の画像に関する画像管理情報を示している。画像管理情報は、例えば図示の通り、「画像ID」列の情報と、「保存日時」列の情報と、「スタンプ付与フラグ」列の情報とを含む。
「画像ID」列には、画像識別情報であり、「撮影日時」を示す情報(図示の例では文字列)と、「機種ID」を示す情報と、および「連番」を示す情報とから構成される情報(例えば、16桁の文字列)が記録される。「撮影日時」列には、写真シール作成装置1が生成画像を撮影した日時が記録される。「機種ID」列には、生成画像を生成した写真シール作成装置1の機種を一義的に識別するためのIDである機種ID(機種情報)が記録される。
「連番」列には、写真シール作成装置1において1プレイで生成された生成画像を識別するための連続した番号が記録される。例えば、1プレイで6枚の生成画像が生成されていた場合、各画像の「連番」列にはそれぞれ「01」〜「06」の文字列が格納される。各画像管理情報は、画像IDによって生成画像と対応付けされている。
なお、上述の通り、シールIDは撮影日時および機種IDと、シールID自体の連番とから成る。そのため、画像IDの「連番」列以外の情報と、シールIDの連番以外の情報とは、同じものを示す情報であるといえる。
「保存日時」列には、生成画像が画像管理サイトに保存された日時が記録される。「スタンプ付与フラグ」列には、画像IDが示す生成画像について、プレゼント抽選サービスの抽選条件に関わるスタンプが付与されたか否かを示す情報が記録される。「スタンプ付与フラグ」列のチェックは、その画像管理情報が関連付けられている生成画像にスタンプが付与済であることを示す。一方、「スタンプ付与フラグ」列が空欄である場合、その画像管理情報が関連付けられている生成画像については、スタンプが未付与である。
(抽選データベース425)
抽選データベース425は、プレゼント抽選サービスの提供に関する種々のデータを格納する。例えば、抽選データベース425はスタンプ情報425Aを含む。スタンプ情報425Aは、会員ユーザ毎のスタンプの取得および使用状況を示す情報である。
図14は、スタンプ情報425Aのデータ構成の一例を示す図である。図示の通り、スタンプ情報425Aは「機種」列の情報と、「有効期限」列の情報と、「使用済」列の情報とを含む。図14は、ある1名の会員ユーザのスタンプ情報425Aを示している。抽選データベース425は、スタンプ情報425Aを会員ユーザの人数分格納している。また、図中の1レコードは、1生成画像から得られた1スタンプに関するスタンプ情報を示す。
「機種ID」列には、スタンプ(すなわち、1回のゲームプレイ)に対応する写真シール作成装置1の機種IDが記録される。「有効期限」列には、スタンプの有効期限を示す情報が格納される。
スタンプの有効期限は、適宜定められてよい。例えば、スタンプの有効期限は、該スタンプに対応するゲームのプレイ日時から所定期間(例えば、2週間)であってもよいし、該スタンプが付与されてから所定期間(例えば、2週間)であってもよい。また、スタンプに有効期限を設定しなくてもよい。この場合、スタンプ情報425Aに「有効期限」列の情報は含まれていなくてもよい。また、ユーザの会員属性に応じて、スタンプの有効期限が異なっていてもよい。例えば、有料会員の場合は、スタンプの有効期限を4週間、無料会員の場合は2週間としてもよい。
「使用済」列には、スタンプが抽選権の付与のために使用済であるか否かを示す情報が格納される。「使用済」列にチェックがある場合、そスタンプは使用済である。一方、「使用済」列が空欄である場合、そのスタンプは、抽選権の付与のためにまだ使用されていないスタンプである。
なお、抽選データベース425は、抽選の条件判定に用いる情報を記憶してもよい。例えば、抽選データベース425は抽選1回分の抽選権を付与するためのスタンプの個数、必須機種の設定、スタンプの有効期限等に関する情報を記憶してもよい。
また、抽選データベース425は、プレゼント抽選サービスの賞品を示す情報、会員ユーザ毎の抽選実行回数を示す情報、ユーザ毎の当選済の賞品を示す情報、およびプレゼント抽選サービスの実施期間を示す情報の少なくともいずれかを格納してもよい。
さらに、図示はしないが、記憶部402は、写真シール作成装置1から受信した生成画像などのデータを一時的に保存する一時保存データベースも有している。生成画像は、付加情報(本実施形態では、シールID)と対応付けられて一時保存データベースに格納される。
(通信部403)
本実施形態では、写真シール作成装置1および携帯端末6が、通信部403の通信相手である。通信部403は他の装置からデータを受信したり、他の装置にデータを送信したりする。
(携帯端末6)
図15は、本発明の実施形態1に係る携帯端末6の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、携帯端末6は、制御部601、記憶部602、通信部603、入力部604、および表示部605を備えている。制御部601は、携帯端末6に備えられる各部材を統括制御する。記憶部602は、携帯端末6において使用される各種データを記憶する。携帯端末6は、画像管理システム10を構成する他の装置と通信する。入力部604は、タッチパネルなどの、ユーザが携帯端末6に情報を入力するための装置である。表示部605は、液晶表示装置などの、情報を表示するための装置である。
(制御部601の詳細)
図15に示すように、制御部601は、通信制御部611、入力制御部612、および表示制御部613を備えている。
通信制御部611は、通信部603による通信を制御する。
表示制御部613は、表示部605における情報表示を制御する。具体的には、表示制御部613は、携帯端末6で動作する各種プログラムによって表示制御を行う。本実施形態では、WEBを閲覧するためのブラウザ、および、画像管理サイトのインタフェースとして機能する専用アプリなどによって、表示制御部613が動作する。表示制御部613は、通信制御部611を介して画像管理サーバ4と通信を行い、画像管理サイトに関する表示を制御する。
専用アプリは、画像管理サイトに特化したアプリケーションプログラムであり、携帯端末6のユーザによって適宜インストールされる。この専用アプリは、画像管理サイトに関する情報を表示するための各種データを備えている。すなわち、各種ページの表示に関して、各種の欄、各種画像、および各種テキスト情報などの表示位置制御や、各種ボタンなどの指示入力用画像の表示制御は、専用アプリによって動作する表示制御部613によって行われる。
入力制御部612は、表示制御部613によって表示制御された各種指示入力用画像に対して入力部604によって入力指示された結果に基づいて処理を行う。すなわち、入力制御部612は、ブラウザおよび専用アプリなどによって受け付けられる指示入力に関するインタフェースを提供する。
(サービスの流れ)
次に、画像管理システム10によって提供される画像管理サービスの流れの詳細について、図16〜図20を参照して以下に説明する。図16は、画像管理システム10における写真撮影から画像保存の完了までの一連の処理の流れの例を示すシーケンス図である。
(写真撮影)
図16に示すように、ユーザは、写真シール作成装置1においてゲームのプレイを開始する(ステップS1)。具体的には、ユーザは、写真シール作成装置1の正面パネル41の前に立ち、ゲームのプレイに必要な料金の硬貨を、硬貨投入返却口87に投入する。撮影制御部312は、所定の金額分の硬貨が投入されたか否かを、硬貨処理部221から供給される信号に基づいて判定する。
投入されたと判定した場合、撮影制御部312は、撮影部21を制御し、カメラ91に取り込まれた被写体の動画像をタッチパネルモニタ93にライブビュー表示させ、ユーザによる撮影制御に従って、撮影空間A1にいるユーザを被写体として撮影する(ステップS2)。この撮影制御は撮影処理時間内に複数回行われる。
なお、撮影制御における処理として、シール紙への印刷用の画像の撮影ではなく、携帯端末6への送信用の画像の撮影として、所定の回数の撮影を行うこともある。この場合には、携帯端末6への送信用の画像に適した画像として、合成用画像をクロマキ合成した画像、及び、色フィルターによるフィルタリング処理などの画像処理を施した画像を、撮影時に作成することもある。
写真撮影の終了後、撮影制御部312は、撮影空間A1にいるユーザに対して、編集空間A2−1または編集空間A2−2への移動を案内する。この案内は、案内画面を撮影部21のタッチパネルモニタ93に表示させることによって、または、音声案内をスピーカ224から出力させることによって、行われる。
(画像編集)
案内の終了後、編集制御部313は、編集空間A2−1と編集空間A2−2のうち、撮影制御を終えたユーザの移動先とした方の編集空間に対応する編集部12を制御することによって、編集部12に画像を編集させる(ステップS3)。具体的には、編集制御部313は、編集対象画像として選択または取得された画像に合成するための合成用画像をユーザに選択させ、選択された合成用画像を画像に合成させ、得られた合成画像を、ユーザによる編集操作に従って編集する。また、携帯端末6への送信用の画像に対する編集として、例えば、画像を所定のサイズにトリミングする処理、色フィルターによるフィルタリング処理、及び、複数の画像を一つの画像として仕上げるコラージュ合成処理などの処理を行うこともできる。
編集の終了後、編集制御部313は、編集空間A2−1または編集空間A2−2において編集制御を終えたユーザに、事後接客空間A3への移動を案内する。この案内は、案内画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させることによって、または、案内音声をスピーカ231から出力させることによって、行われる。
(写真シール印刷)
案内の終了後、印刷制御部314は、ユーザによって選択された画像をプリンタ241に出力してシール紙に印刷させる(ステップS4)。印刷が終了すると、事後接客制御部315は、印刷が終了した旨をタブレット内蔵モニタ161に表示させ、プリンタ241は、画像管理サーバ4及び写真シール作成装置1から同じ手順で生成画像を取得可能なように、写真シール作成装置1において作成されたシールIDおよび、画像取得情報(画像取得サイトのURL、または、取得のためのメールアドレスなど)が欄外に印刷され、また、所定の生成画像が中央部に印刷されたシール紙をシール紙排出口164に排出する。
なお、写真シール作成装置1は、画像管理サーバ4が画像IDおよびシールIDの作成に使用するアルゴリズムと同じアルゴリズムを用いて、通信によらない付帯情報で画像IDおよびシールIDを作成してもよい。この場合、写真シール作成装置1は、画像管理サーバ4が画像IDおよびシールIDを作成することなく、画像IDおよびシールIDを得ることができ、かつ、画像管理サーバ4は、写真シール作成装置1が作成した画像IDおよびシールIDを適切に認識して、対応する一時保存データベースに保存された画像を特定できる。
(事後接客)
印刷中、事後接客制御部315は、事後接客部13を制御し、印刷終了待機中のユーザに対する事後接客に関する処理を制御する(ステップS5)。具体的には、事後接客制御部315は、事後接客部13による事後接客に関する処理として、写真シール作成ゲームにおいて生成画像を画像管理サーバ4に送信するための処理を制御する。その際、事後接客制御部315は、ゲームをプレイしたユーザのメールアドレスを入力するためのメールアドレスの入力画面をタブレット内蔵モニタ161に表示させる。ユーザは、タッチペン162Aまたはタッチペン162Bを用いることによって、現在用いているメールアドレスを入力する。なお、ユーザが指定した生成画像のみを画像管理サーバ4に送信する場合、事後接客制御部315は、送信する生成画像の選択画面もタブレット内蔵モニタ161に表示させる。
(画像送信)
通信制御部311は、入力されたメールアドレスおよび写真シール作成装置1が1プレイで生成した1または複数の生成画像を、通信部203を通じて画像管理サーバ4に送信する(ステップS6)。このとき送信される生成画像には、画像識別子(画像ID)が関連付けられている。さらに、送信される生成画像に、シールID等のその他の情報が付加情報として関連付けられていてもよい。写真シール作成装置1から送信されたメールアドレス、生成画像、画像ID、および付加情報等を、画像管理サーバ4の通信部403が受信し(ステップS7)、画像管理部414に送信する。画像管理部414は、受信した生成画像、画像ID、および付加情報等を関連付けて、記憶部402の図示しない一時保存データベースに保存する。一時保存された生成画像などのデータは、所定期間一時保存データベースに格納され続け、前記所定期間が経過すると自動的に一時保存データベースから削除される。なお、前記所定期間は、生成画像を一時保存した日時(一時保存日時)から所定の期間であってもよいし、前記生成画像の撮影日時から所定の期間であってもよい。
なお、前記所定期間は、ユーザが画像管理サービスに会員登録されているか否かによって変化してもよい。また、前記所定期間は、画像管理サービスにおけるユーザの会員属性によって変化してもよい。より具体的には、前記所定期間は、ユーザが画像管理サービスに会員登録されている場合、会員登録されていない場合に比べて長い期間に設定されてもよい。また、前記所定期間は、ユーザが有料会員である場合、無料会員である場合に比べて長い期間に設定されてもよい。さらに、通常の有料会員よりも高額な会費を支払うプレミアム会員が会員属性として存在する場合、前記所定の期間は、ユーザがプレミアム会員である場合、ユーザが通常の有料会員である場合よりも長い期間に設定されてもよい。
このように、ユーザが将来有料会員になる場合を考慮して、1プレイで生成されたすべての生成画像を送信する。そのため、ユーザは、無料会員の状態で写真シール作成装置1を利用した後、サイト上で有料会員になった場合に、写真シール作成装置1において生成されたすべての生成画像を取得することができる。
なお、通信制御部311は、画像管理サーバ4に対し、生成画像全てではなく、ユーザが選択した所定の枚数の生成画像、もしくは、制御部201が送信対象と決定した生成画像を送信してもよい。
(案内メールの作成および送信)
画像管理サーバ4のメール作成部412は、通信部403を介してメールアドレスおよび画像IDを受信する。メール作成部412は、生成画像の保存をユーザに案内する案内メールを作成する。その手順は次の通りである。メール作成部412は、受信した画像IDをサイト処理部413に出力すると共に、当該画像IDによって特定される生成画像を保存するためのウェブページを示すURL901の生成を、サイト処理部413に要求する。なお、画像IDの入力をユーザに促し、生成画像を保存させるURLを要求してもよい。サイト処理部413は、要求されたURL901を生成し、メール作成部412に出力する。
メール作成部412は、案内メールを作成するための各種データをメールデータベース421から取得する。そして、当該各種データ、URL901、およびユーザのメールアドレスを用いて、図17に示す案内メール900を作成する。案内メール900の本文中には、URL901が記載されている。メール作成部412は、通信部403を介して、ユーザのメールアドレス宛に案内メール900を送信する(ステップS8)。
なお、メール作成部412は、ユーザがシールIDを入力するためのウェブページを示すURLを含む案内メールを送信してもよい。この場合には、画像管理サーバ4は、案内メールに含まれるURLの示すウェブページ上において、携帯端末6からシール紙の欄外に印刷されたシールIDの入力を受け付け、当該画像管理サーバ4に送信されている生成画像を表示するようにしてもよい。
(画像保存ページの要求および送信)
携帯端末6の通信部603は、送信された案内メール900を受信し(ステップS9)、通信制御部611に出力する。通信制御部611は、入力された案内メール900を表示制御部613に出力する。表示制御部613は、入力された案内メール900を表示部605に出力する。ユーザは、表示部605に表示された案内メール900を確認し、画像管理サイトに画像を保存するために、入力部604を用いてURL901を選択する(ステップS10)。なお、画像IDをユーザが入力するようにしてもよい。
入力制御部612は、入力部604における選択入力を受け付け、URL901が選択されたことを通信制御部611に通知する。これを受けて通信制御部611は、選択されたURL901に対応するウェブページを、画像管理サーバ4に要求する。具体的には、通信制御部611は、ログインページの提供を求める所定のリクエストを、通信部603を通じて画像管理サーバ4に送信する。
サイト処理部413は、送信されたリクエストを通信部403を通じて受信する(ステップS11)。サイト処理部413は、ログインページを生成し、携帯端末6に送信する(ステップS12)。携帯端末6の通信制御部611は、画像管理サーバ4からログインページ1000を受信する(ステップS13)。携帯端末6の表示制御部613は、ログインページ1000を表示部605に表示させる。
図18は、画像管理サイトのログインページ1000を示す図である。図示の通り、ログインページ1000は、会員IDを入力する入力欄1001と、パスワードを入力する入力欄1002と、ログインボタン1003とを含む。ログインボタン1003は、入力欄1001および1002に入力された会員IDおよびパスワードで、画像管理サイトへのログインをリクエストするためのボタンである。携帯端末6の入力部604を介してログインボタン1003が選択されると、携帯端末6の制御部601は通信部603を介して、ログイン要求を画像管理サーバ4に送る(ステップS14)。なお、ログインページ1000は、携帯端末6のユーザが画像管理サイトに新規で会員登録するための新規会員登録ボタン1004を含んでいてもよい。
画像管理サーバ4のサイト処理部413は、携帯端末6から会員IDおよびパスワードの情報を含むログイン要求を受信すると、会員判定を行う(ステップS15)。会員判定とは、サイト処理部413が受信した会員IDおよびパスワードに合致する会員情報が会員データベース422に存在するか否かを判定する処理である。合致する会員情報が有る場合、サイト処理部413は受信した会員IDおよびパスワードが示すユーザが会員であると判定し、画像管理サイトのログイン処理を実行して、ユーザが画像の保存を指示するための画像保存ページ1300を作成する。一方、合致する会員情報が無い場合、サイト処理部413は受信した会員IDおよびパスワードが示すユーザが会員でないと判定し、ログイン処理を中止する。
図19は、画像管理サイトの画像保存ページ1300を示す図である。本実施形態では、サイト処理部413は、ユーザが会員であると判定した場合は、無料会員および有料会員のいずれであるかも判定する。そして、サイト処理部413は会員属性に応じたウェブページを作成する。サイト処理部413は、ユーザが無料会員であると判定した場合には、図19の(a)に示すような、無料会員が画像を保存するための画像保存ページ1300を作成する。一方、ユーザが有料会員であると判定した場合には、図19の(b)に示すような、有料会員が画像を保存するための画像保存ページ1300を作成する。なお、画像を保存する際に、画像に関する各種情報を追記または変更可能としてもよい。
図19の(a)に示すように、無料会員用の画像保存ページ1300は、6つのサムネイル1301、ユーザに有料会員の登録を促すリンク画像1302、および、画像管理サイトに生成画像を1枚保存するためのリンク画像1303を含んでいる。なお、画像保存ページ1300は、マイページ1100(後述)へのリンク1307を含んでいてもよい。以降で説明する、画像管理サイトの各種ページについても同様に、ページのヘッダとしてマイページ1100へのリンク1307が含まれていてもよい。
サムネイル1301は、写真シール作成装置1において1プレイで生成された1または複数の生成画像(あるシールIDに対応する、1または複数の生成画像)のサムネイルである。図19の(a)に示す例では、1プレイで6枚の生成画像が生成されている。サムネイル1301の数は、写真シール作成装置1において1プレイで生成された生成画像(同一のシールIDに対応している生成画像)の数に対応する。
ユーザが無料会員である場合には保存できる生成画像が1枚であるため、ユーザは6つのサムネイル1301の中から1つを選択して、リンク画像1303を押下(タップ)することにより、生成画像を画像管理サイトに保存することができる。なお、ユーザが指定した生成画像のみを画像管理サーバ4に送信している場合、画像保存ページ1300には、そのユーザが指定した生成画像のサムネイル1301が表示される。
図19の(b)に示すように、有料会員用の画像保存ページ1300は、6つのサムネイル1304、および、全ての画像を保存するためのリンク画像1305を含んでいる。ユーザが有料会員である場合には1プレイで生成された生成画像を全て保存することができるため、ユーザはリンク画像1305を押下することにより、1プレイで生成された生成画像全てが画像管理サイトに保存される。
本例では、ユーザは有料会員であるので、サイト処理部413は、図19の(b)に示す有料会員用の画像保存ページ1300を作成する。サイト処理部413は、作成した画像保存ページ1300を、通信部403を介して携帯端末6に送信する(ステップS16)。
(画像保存)
携帯端末6は、通信部603を通じて画像保存ページ1300を受信する(ステップS17)。画像保存ページ1300は、通信制御部611を介して表示制御部613に出力される。表示制御部613は、入力された画像保存ページ1300を表示部605に表示させる。ユーザは、表示部605に表示された画像保存ページ1300を確認する。ユーザが有料会員である場合、サムネイル1301の6枚の生成画像を全て画像管理サイトに保存することができる。ユーザは、生成画像を保存したい場合、入力部604を通じて、リンク画像1305を押下する。
入力制御部612は、入力部604における選択入力を受け付け、リンク画像1305が選択されたことを通信制御部611に通知する。これを受けて、通信制御部611は、6枚のサムネイル1301に対応する6枚の生成画像を保存する指示(保存指示)を画像管理サーバ4に送信する(ステップS18)。
画像管理サーバ4の制御部401は、送信された保存指示を通信部403を通じて受信する(ステップS19)。制御部401は、保存指示の示すユーザが指定した生成画像(上述の例では、サムネイル1301の6枚の生成画像)の保存を、画像管理部414に指示する。画像管理部414は、この指示を受けて、一時保存データベースに格納されているユーザの生成画像の画像管理情報を生成し、生成した画像管理情報を対応付けた生成画像を、ユーザの会員ID(ユーザ特定情報)に関連付けて画像データベース424の該ユーザの記憶領域に保存する(ステップS20)。これにより、画像データベース424におけるユーザの画像記憶領域に、1プレイで生成された全ての生成画像が保存される。
なお、ユーザが無料会員である場合、該ユーザは、全ての生成画像を保存したい場合、リンク画像1302を選択する。この場合、有料会員登録のための一連の処理が画像管理システム10において行われる。そして登録が完了すると、全ての生成画像がユーザの会員IDに関連付けられて画像データベース424に保存される。なお、保存する生成画像(無料会員であれば1枚の生成画像、有料会員であれば全ての生成画像)の選択は、写真シール作成装置1において受け付けられていてもよい。この場合には、画像管理部414は、写真シール作成装置1において選択されている生成画像を画像データベース424に保存すればよい。
画像管理部414が生成画像を画像データベース424に保存すると、サイト処理部413は、保存完了ページ1400を作成する。図20は、保存完了ページ1400の一例を示す図である。
図20に示すように、保存完了ページ1400は、画像管理部414が画像データベース424に保存した生成画像のサムネイル1401(図示の場合は6枚のサムネイル)と、マイページ(詳細は後述)へのリンクテキスト1403とを含む。図20では、6つの生成画像が保存され、保存完了ページ1400が6つのサムネイル1401を含んでいる場合を示している。ユーザは、リンクテキスト1403を押下することにより、携帯端末6にマイページ1100を表示させることができる。サイト処理部413は、作成した保存完了ページ1400を、通信部403を通じて携帯端末6に送信する(ステップS21)。
携帯端末6の通信制御部611は、通信部603を通じて保存完了ページ1400を受信し、受信した保存完了ページ1400を表示制御部613に出力する。表示制御部613は、入力された保存完了ページ1400を表示部605に出力する(ステップS22)。ユーザは、表示部605に表示された保存完了ページ1400を確認することにより、画像管理サイトに保存された生成画像を確認することができる。
(プレゼント抽選サービス)
画像管理サーバ4は、画像管理サイトを介してプレゼント抽選サービスを提供する。以下、図21〜図24を用いて、画像管理サイトのプレゼント抽選サービスに係る主なページと、各ページの繋がり(ページ遷移)とについて説明する。図21は、本実施形態に係る画像管理サイトのページの遷移例を示す図である。点線矢印の方向はページの遷移方向を示している。なお、画像管理サイトは図21に示すページ以外のページを含んでいてもよい。
画像管理サイトは、例えば図示のように、ログインページ1000と、マイページ1100と、抽選詳細ページ1200と、画像保存ページ1300と、保存完了ページ1400とを含む。なお、ログインページ1000、画像保存ページ1300、および保存完了ページ1400の詳細な内容については、図16〜20の説明で述べているため、説明を繰り返さない。
携帯端末6により画像管理サーバ4にログイン要求が送信されると、画像管理サーバ4はログインページ1000を作成し、該ページのページ情報を携帯端末6に送信する。ログインページ1000において正規の会員IDおよびパスワードが入力され、ログインボタン1003が押下されると、携帯端末6から画像管理サーバ4に、次のページへの遷移要求が送信される。図16にて説明した画像保存の流れで該遷移要求を送信する場合、携帯端末6は画像保存ページ1300への遷移要求を画像管理サーバ4に送信する。画像管理サーバ4は該遷移要求に応じて、画像保存ページ1300を作成し、携帯端末6に該ページのページ情報を送信する。一方、画像保存の流れ以外で前記遷移要求を送信する場合(例えば、携帯端末6でブラウザを立ち上げて、画像管理サイトのURLを入力した場合)、携帯端末6は、マイページ1100への遷移要求を画像管理サーバ4に送信する。画像管理サーバ4は該遷移要求に応じて、マイページ1100を作成して、該ページのページ情報を携帯端末6に送信する。
(マイページ1100)
図22の(a)〜(c)はマイページ1100の一例を示す図である。マイページ1100は、画像管理サイトの会員ユーザ毎の、固有のページである。サイト処理部413は、マイページ1100を作成するときに、抽選処理部416に対し、抽選権を付与するか否かを問合せる。抽選処理部416は、該問合せを契機として、スタンプ付与部416Aにおいてスタンプ付与判定処理およびスタンプ付与を行う。また、抽選処理部416は、スタンプ付与判定処理の後、抽選権付与部416Bにおいて抽選権付与判定処理および抽選権の付与を行う。抽選処理部416はスタンプ付与判定処理および抽選権付与判定処理の判定結果をサイト処理部413に通知する。すなわち、抽選処理部416は、ログインユーザについて新たにスタンプが付与されたか否かと、抽選権が付与されたか否かをサイト処理部413に通知する。
抽選権を付与せず、かつ、スタンプも付与しなかった旨を通知された場合、サイト処理部413は、図22の(a)に示すマイページ1100を作成し、該ページを示すページ情報を携帯端末6に送信する。図22の(a)に示すマイページ1100には、例えば、シールIDでの画像保存ボタン1103と、抽選詳細ボタン1105とが含まれる。また、マイページ1100には、ログインした会員ユーザ(以下、ログインユーザと称する)が保存した画像のサムネイル一覧1106が含まれていてもよい。
シールIDでのボタン1103は、付属の入力欄にシールIDを入力して押下することで、一時保存データベースに格納された生成画像(未保存の画像)であって、入力されたシールIDと紐づけられている生成画像を画像データベース424に保存するよう、携帯端末6から画像管理サーバ4に指示するためのボタンである。画像管理サーバ4は該指示を受け付けると、図16のS13以降と同様の流れで処理を行い、画像管理情報を対応付けた生成画像を、ユーザの会員IDに関連付けて画像データベース424に保存する。
抽選詳細ボタン1105は、抽選条件、抽選期間等、抽選に係る詳細な情報の表示を指示するためのボタンである。抽選詳細ボタン1105がユーザによって選択された場合、携帯端末6は、抽選詳細ページ1200へのページ遷移要求を画像管理サーバ4に送信する。画像管理サーバ4のサイト処理部413は該要求に応じて、抽選詳細ページ1200を作成して、該ページのページ情報を携帯端末6に送信する。携帯端末6はページ情報を受信すると、抽選詳細ページ1200を表示する。抽選詳細ページ1200については後で詳述する。
(スタンプ確認ポップアップ1500)
抽選権を付与しないが、かつ、スタンプを新たに付与した旨を通知された場合、サイト処理部413は、図22の(a)に示すマイページ1100に、スタンプ確認ポップアップ1500が重畳表示されたマイページ1100を作成する。図22の(b)は、スタンプ確認ポップアップ1500が重畳表示されたマイページ1100の一例を示す図である。マイページ1100のスタンプ確認ポップアップ1500には、ログインユーザのスタンプの獲得状況が表示される。
図23は、スタンプ確認ポップアップ1500の詳細を示す図である。スタンプ確認ポップアップ1500には、例えば、抽選権の付与に必要なスタンプの個数1503と、ログインユーザに付与されたスタンプのうち、最も有効期限が短いスタンプの有効期限1504と、スタンプの表示欄1501A〜Dとが示される。また、各スタンプの付与からの有効期限が一律である場合、スタンプ確認ポップアップ1500には、サイト処理部413は抽選データベース425が記憶している、該一律の有効期限1505を抽選処理部416を介し取得して提示してもよい。また、スタンプ確認ポップアップ1500には、抽選詳細ページ1200へのリンクボタン1502が含まれていてもよい。
なお、スタンプの表示欄1501A〜Dのうち、表示欄1501Aおよび1501Bはそれぞれ、必須機種である機種AAAおよび機種BBBのスタンプを表示する欄である。一方、表示欄1501Cおよび1501Dはそれぞれ機種を問わないスタンプの表示欄である。
サイト処理部413はスタンプ確認ポップアップ1500を作成する際に、抽選処理部416に、ログインユーザのスタンプ情報を要求する。抽選処理部416は抽選データベース425のスタンプ情報425Aを参照して、該ユーザのスタンプ情報をサイト処理部413に送信する。サイト処理部413は、該スタンプ情報に記録されているスタンプのうち、使用済フラグにチェックが入っていない(すなわち、未使用の)スタンプで、かつ有効期限内のスタンプについて、以下の(1)〜(4)を特定する。
(1)最も近い有効期限
(2)必須機種AAAのスタンプの有無
(3)必須機種BBBのスタンプの有無
(4)(2)および(3)のスタンプが有る場合、これらのスタンプを1個ずつ除いた他のスタンプの個数
サイト処理部413は特定した(1)を有効期限1504として提示する。また、(2)および(3)が有る場合、サイト処理部413はそれぞれの機種に対応する表示欄(1501Aまたは1501B)に、スタンプを示す画像オブジェクトを重畳して提示する。また、(4)が有る場合、サイト処理部413は該スタンプの個数に応じて、機種を問わないスタンプの表示欄1501C〜Dにスタンプを示す画像オブジェクトを重畳して提示する。サイト処理部413はさらに、表示欄1501A〜Dのうち、スタンプを提示していない枠の数をカウントし、該数を1503に提示する。
(抽選ポップアップ1600)
抽選権を付与する旨を通知された場合、サイト処理部413は、図22の(a)に示すマイページ1100に、抽選ポップアップ1600が重畳表示されたマイページ1100を作成する。図22の(c)は、抽選ポップアップ1600が重畳表示されたマイページ1100の一例を示す図である。抽選ポップアップ1600には、抽選処理の実行を指示するためのリンク、ボタン、画像オブジェクト等が少なくとも含まれている。本実施形態の場合は、抽選としてスクラッチくじを模したくじを提供する。ゆえに、図示のように、抽選ポップアップ1600には、抽選処理の実行を指示するための画像オブジェクトとして、ユーザの所定の入力操作(例えば、携帯端末6のタッチパネルに対するスワイプ操作等)を受け付ける画像オブジェクト1601が含まれている。画像オブジェクト1601に対しユーザが上記所定の操作を行うと、携帯端末6は抽選処理の実行の指示(抽選実行指示)を画像管理サーバ4に送る。画像管理サーバ4の抽選処理部416は該指示を、通信部403を介し受信すると、抽選実行部416Cにおいて抽選を実行する。抽選処理部416は抽選結果をサイト処理部413に送り、サイト処理部413は抽選結果を反映させたページ情報(例えば、画像オブジェクト1601の位置に、抽選結果を配置したページ情報)を携帯端末6に送る。携帯端末6は該ページ情報に基づいて、マイページ1100および抽選ポップアップ1600を更新する。これにより、抽選結果が携帯端末6に表示される。
なお、サイト処理部413は抽選ポップアップ1600を作成する際に、抽選処理部416に抽選の実行を指示してもよい。この場合、サイト処理部413は例えば、抽選実行部416Cから抽選結果を受信し、該抽選結果を隠すように画像オブジェクト1601を重畳表示させるなどして、抽選結果が、ユーザの所定の操作に応じて提示されるようにすればよい。
(抽選詳細ページ1200)
図24は、抽選詳細ページ1200の一例を示す図である。サイト処理部413は、抽選詳細ページ1200への遷移要求を受信すると、スタンプ確認ポップアップ1500の表示処理と同様の処理を実行して、図示のように、スタンプ確認ポップアップ1500と同様の情報が含まれている抽選詳細ページ1200を作成する。
また、抽選詳細ページ1200には、当選済のプレゼントの提示を指示するためのボタン1201と、抽選で当選する可能性のある賞品一覧1202とが含まれていてもよい。一覧1202を表示する場合、サイト処理部413は抽選処理部416を介して抽選データベース425からプレゼント抽選サービスの賞品を示す情報を読み出し、該情報に基づいて一覧1202を作成すればよい。
また、ボタン1201がユーザの操作により選択された場合、携帯端末6は該提示の指示を送信し、画像管理サーバ4のサイト処理部413はこれを受信する。サイト処理部413は該指示を受信すると、抽選処理部416を介し、抽選データベース425に記憶されている、ログインユーザの当選済の賞品を示す情報を読み出して、該当選賞品を示すポップアップまたはページを含むページ情報を作成して、携帯端末6に送信する。
(スタンプ付与処理の流れ)
次に、抽選を実行するまでの処理の流れについて説明する。上述の通り、スタンプ付与部416Aおよび抽選権付与部416Bは、サイト処理部413からマイページ1100の作成のときに問合せを受けると、各判定処理を実行する。
図25は、抽選実行までの処理の流れを示すフローチャートである。サイト処理部413から上述の問合せを受けると、スタンプ付与部416Aはまず、スタンプの付与判定および付与処理を実行する(S101)。具体的には、スタンプ付与部416Aはまず、ログインユーザの画像データベース424を参照し、スタンプ付与フラグにチェックが入っていないレコードを抽出する。
スタンプ付与部416Aは次に、抽出したレコード全てのスタンプ付与フラグにチェッを入れて画像データベース424を更新する。すなわち、保存済の生成画像全てを、スタンプ付与済とする。スタンプ付与部416Aはさらに、抽出したレコードの画像IDに含まれている、撮影日時および機種IDを確認し、撮影日時および機種IDが重複する(すなわち、同じゲームで撮影されている)画像を除外する。
以上の処理により、スタンプ付与部416Aは、スタンプが未付与になっているゲームの回数および、該ゲームがプレイされた写真シール作成装置1の機種を特定することができる。スタンプ付与部416Aは、これら特定した情報に基づいて、抽選データベース425のスタンプ情報425Aを更新する。すなわち、スタンプ未付与のゲームの回数分、スタンプ情報にレコードを追加する。このとき、スタンプ付与部416Aは、ゲームがプレイされた機種を示す機種IDと、該スタンプの付与時刻、または画像管理情報に含まれている撮影日時から算出される、スタンプの有効期限とをレコードに記録する。
スタンプ付与部416Aによりスタンプが付与されると、抽選権付与部416Bは抽選権付与判定を実行する。具体的には、抽選権付与部416Bはまず、スタンプ情報425Aを参照して、未使用のスタンプの個数が所定の個数(本実施形態では、4個)以上か否かを判定する(S102)。ここで、「所定の個数」は、抽選権を得るために必要なスタンプの総数である。すなわち、S102の判定閾値は、抽選権を得るために少なくとも必要なゲームのプレイ回数であるとも言える。
未使用のスタンプの個数が所定の個数未満である場合(S102でNO)、抽選権付与部416Bは抽選権を付与せず、処理を終了する。また、抽選処理部416はサイト処理部413に該判定結果を返す。一方、未使用のスタンプの個数が所定の個数以上である場合(S102でYES)、抽選権付与部416Bは、抽選権の付与条件を満たしているか、さらに詳細な条件判定を行う(S104)。
(条件判定)
図26は、抽選権の詳細な条件判定の流れを示すフローチャートである。抽選権付与部416Bはまず、スタンプ情報425Aに記録されているスタンプのうち、使用済フラグにチェックが入っていない(すなわち、未使用の)スタンプ、かつ有効期限内のスタンプを抽出する。
抽選権付与部416Bは抽出したスタンプについて、以下のS201〜204の処理を実行する。まず抽選権付与部416Bは、必須機種である機種AAAに対応しているスタンプが有るか否かを判定する(S201)。機種AAAのスタンプが有る場合(S201でYES)、抽選権付与部416Bは、機種AAAのスタンプのうち、いずれか1個について使用済フラグにチェックを入れて、使用済とする。このとき、有効期限が最も近いスタンプが、優先的に使用される。
抽選権付与部416Bは必須機種である機種BBBのスタンプについても、S201と同様の処理の流れで、機種BBBに対応しているスタンプが有るか否を判定し(S202)、使用するスタンプを決定する。
続いて、抽選権付与部416Bは、機種を問わず、スタンプが2個以上あるか否かを判定する(S203)。ある場合(S203でYES)、抽選権付与部416Bは、スタンプのうち、いずれか2個について使用済フラグにチェックを入れて、使用済とする。このとき、使用されるスタンプの優先順位は、以下の(1)および(2)に基づいて定められる。
(1)有効期限
(2)必須機種のスタンプであるか否か
例えば、抽選権付与部416Bは有効期限が近いスタンプを優先的に使用済としてよい。また、例えば、抽選権付与部416Bは、必須機種でないスタンプを優先的に使用済としてよい。なお、(1)および(2)の条件それぞれいずれの条件を先に判定するかについては、特に限定しない。また、(1)または(2)いずれかの条件のみにより使用するスタンプの優先順位を決定してもよい。また、これらの条件が同じスタンプが複数ある場合は、ランダムでいずれかのスタンプを使用すればよい。
S203でYESの場合、抽選権付与部416Bは、抽選権を付与すると判定する(S204)。一方、S201〜S203のいずれかでNOの場合、抽選権付与部416Bは抽選権を付与しないと判定する(S205)。なお、抽選権を付与しないと判定した場合、抽選権付与部416Bは、S201〜S203の処理において使用済みフラグにチェックを入れたスタンプについて、チェックを削除する(スタンプを未使用の状態に戻す)。
抽選権付与部416Bが図26の処理の流れで抽選権の付与条件を満たしていると判定した場合(S104でYES)、抽選処理部416はサイト処理部413に抽選権を付与する旨を通知する。サイト処理部413は上述した抽選ポップアップ1600を含むマイページ1100を作成し、携帯端末6に送信する。以降、抽選処理部416は携帯端末6から抽選実行指示を受信すると、該指示に応じて抽選実行部416Cにおいて抽選を実行する(S105)。抽選処理部416は抽選結果をサイト処理部413に送り、サイト処理部413は抽選結果を反映させたページ情報を携帯端末6に送る。これにより、抽選結果が携帯端末6に表示される。一方、抽選権付与部416Bが抽選権の付与条件を満たしていないと判定した場合(S104でNO)、抽選処理部416はサイト処理部413にその旨を通知し、抽選処理は実行せずに処理を終了する。
なお、S102でスタンプが8個以上、すなわち抽選権2回分以上ある場合、抽選権付与部416Bは2回分の抽選権を付与してもよい。すなわち、抽選権付与部416Bは、ゲームのプレイ回数が所定回数(本実施例では、4回)に達する毎に、ユーザに前記抽選を1回プレイする権利を付与してもよい。
〔変形例〕
前記実施形態では、スタンプが4個以下の場合(すなわち、S102でNOの場合)は、ユーザが抽選条件をどの程度満たしているかを判定せずに、処理を終了することとした。しかしながら、本発明に係る画像管理サーバ4の抽選処理部416は、スタンプの数が抽選権を付与するための最低個数(すなわち、ゲームの最低プレイ回数)に達していない場合にも、S101〜S104に示した抽選条件の判定を行ってもよい。そして、該ユーザが抽選条件をどの程度満たしているかを示す情報(スタンプ使用状況情報)を抽選データベース425に記録しておいてもよい。
より具体的には、スタンプ使用状況情報には、必須機種それぞれ(機種AAAと機種BBB)に対応するスタンプが有るか否かを示す情報と、機種を問わないスタンプの個数を示す情報とが含まれている。
抽選権付与部416Bは、サイト処理部413からの問合せにより抽選権付与の判定を行う際、抽選データベース425に格納した、ユーザのスタンプ使用状況情報を参照し、該情報において、条件を満たしていない情報についてだけ、改めて判定を行う。
また、以上では、ユーザが写真シール作成装置1においてゲームをプレイした後、画像管理サーバ4から携帯端末6に送られてくる案内メールに従って画像を保存する流れについて説明したが、生成画像の保存の流れはこれに限られない。例えば、写真シール作成装置1におけるゲームプレイが終了した後、ユーザが携帯端末6を介し画像管理サイトにアクセスおよびログインして画像の保存を試みても良い。この場合、該アクセス後に携帯端末6に表示される画像管理サイトのページ(例えば、マイページ1100)に、未保存の画像を表示する旨の指示を受け付けるボタン(表示ボタンと称する)を表示させる。ユーザが携帯端末6を介し表示ボタンを選択した場合、携帯端末6は図16のS17と同様に、画像管理サーバ4に画像保存ページ1300を要求し、画像管理サーバ4は画像保存ページ1300を送信すればよい。以降の処理は、図16の流れと同様である。
なお、前記では、画像管理サイトの各種ページの表示が、携帯端末6においてブラウザによって行われる例について説明した。しかしながら、これらのサイトの各種ページの機能は、専用アプリによって提供されてもよい。この場合、ページの表示は、携帯端末6において専用アプリが立ち上げられ、ユーザによって各種ページの表示指示の入力がなされることによって行われる。各種ページの表示指示入力が行われると、専用アプリによってログオン処理が行われ、ログオン情報が画像管理サーバ4またはポイントサーバ5に送信される。ログオン処理が正常に完了すると、専用アプリによって画像管理サイトの各種ページに相当する画面が携帯端末6において表示される。
〔ソフトウェアによる実現例〕
写真シール作成装置1、画像管理サーバ4、および携帯端末6の制御ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、写真シール作成装置1、画像管理サーバ4、および携帯端末6は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。