〔実施形態〕
本発明の実施形態について、図1~図16を参照して以下に説明する。以下の特定の実施形態で説明する構成以外の構成については、必要に応じて説明を省略する場合があるが、他の実施形態で説明されている場合は、その構成と同じである。また、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。さらに、各図面に記載した構成の形状、ならびに、長さ、大きさおよび幅などの寸法は、実際の形状および寸法を反映させたものではなく、図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更している。
(撮影画像管理システム10)
図2は、本発明の第1実施形態に係る撮影画像管理システム10の構成を示す図である。図2に示すように、撮影画像管理システム10は、写真シール作成装置1、携帯端末(端末装置)6、および管理サーバ(サーバ)4を備えている。
撮影画像管理システム10の概要について、以下に説明する。撮影画像管理システム10は、ユーザの写真撮影、画像の編集、画像の写真シールとしての印刷、および画像提供サイトへの画像の保存を実現するサービス(画像管理サービス)をユーザに提供する。写真撮影、画像編集、および写真シール印刷のサービスは、ゲームセンターなどの店舗に設置された写真シール作成装置1によって提供される。画像保存のサービスは、画像提供サイトを管理する管理サーバ4によって提供される。ユーザは、自身が所持する携帯端末6を操作することによって、自身の撮影画像を画像提供サイトに保存することができる。
画像提供サイトへの画像の保存には、事前の会員登録が必要である。ユーザは、無料会員として自身を画像提供サイトに登録する。無料会員は、会費を支払う必要がないが、画像提供サイトは保存できる画像の枚数に制限を受ける。本実施形態では、無料会員は、一回のゲームごとに一枚の画像のみを画像提供サイトに保存できる。
ユーザは、自身の会員属性を、無料会員から有料会員に変更することができる。有料会員は、一定の会費を継続的に支払う必要がある代わりに、画像提供サイトに無制限に画像を保存できる。本実施形態では、一回の写真撮影によって生成された撮影画像を全て画像提供サイトに保存できる。
撮影画像管理システム10における写真撮影から画像保存までの流れについて、以下に簡潔に説明する。一人または複数人のユーザは、代金を写真シール作成装置1に支払い、写真撮影および画像編集に関するゲームをプレイする。ユーザはゲーム中に自身を被写体として撮影する。ユーザは、撮影によって生成された画像の中から、編集対象の画像をいくつか選択し、好きなように編集する。また、ユーザは、後で画像を画像提供サイトに保存するために、写真シール作成装置1に自身のメールアドレスを入力する。
ゲームの終了後、ユーザは写真シールを手に入れる。一方、写真シール作成装置1は、生成した画像に、入力されたユーザのメールアドレスを関連付けて、管理サーバ4に送信する。管理サーバ4は、受信したメールアドレス宛に、受信した画像を画像提供サイトに保存することを案内するメールを送信する。ユーザは、自身の携帯端末6においてこのメールを受信する。メールには、画像を画像提供サイトに保存するための手順が、記載されている。ユーザは、その手順に従い、画像を保存するための操作を携帯端末6に対して行う。この結果、画像提供サイトにおけるユーザ専用の画像記憶領域に、画像が保存される。
画像提供サイトへの画像保存後、ユーザは、携帯端末6または所望の他の装置を用いて画像提供サイトにログインして、画像をダウンロードすることができる。
(写真シール作成装置の構成)
撮影画像管理システム10を構成する各装置の構成および機能について、以下に詳細に説明する。まず、写真シール作成装置1の詳細について、図3~図10を参照して説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る写真シール作成装置1の外観の構成例を示す斜視図である。この図に示すように、写真シール作成装置1は、主に、撮影ユニット11、編集部12、および事後接客部13を備えている。写真シール作成装置1は、撮影ユニット11と編集部12とが接し、かつ、編集部12と事後接客部13とが接した状態で設置される。
(撮影ユニット11)
撮影ユニット11は、撮影部21および背景部22を備えている。撮影部21と背景部22とは、所定の距離だけ離れて設置される。撮影部21と背景部22の間に形成される空間である撮影空間において、撮影制御が行われる。
撮影部21は、撮影制御をユーザに行わせる装置である。撮影部21は、撮影空間に入り、撮影制御を行っているユーザの正面に位置する。撮影空間を正面に望む面を構成する撮影部21の正面パネル41には、撮影制御時にユーザによって用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。撮影空間にいるユーザから見て左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部21の左側面が側面パネル42Aによって構成され、右側面が側面パネル42Bによって構成される。
背景部22は、正面を向いて撮影制御を行っているユーザの背面側に位置する板状の部材である背面パネル51、背面パネル51の左端に取り付けられ、側面パネル42Aより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52A、および、背面パネル51の右端に取り付けられ、側面パネル42Bより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52B(図4)から構成される。
撮影部21の左側面を構成する側面パネル42Aと背景部22の側面パネル52Aは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Aによって連結される。また、撮影部21の右側面を構成する側面パネル42Bと背景部22の側面パネル52Bは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Bによって連結される。
撮影部21の側面パネル42A、連結部23A、および背景部22の側面パネル52Aに囲まれることによって形成される開口が撮影空間の出入り口G1となる。撮影部21の側面パネル42B、連結部23B、および背景部22の側面パネル52Bに囲まれることによって形成される開口も撮影空間の出入り口G2となる。
背景部22の上部には、背面パネル51、側面パネル52A、および側面パネル52Bに支持される形で背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25には、色または柄の異なる、背景に利用する巻き取り式の背景カーテンが複数収納される。背景カーテンユニット25は、撮影部21に設けられたカメラ等による撮影と連動して動作し、撮影の際に、例えばユーザによって選択された色のカーテンを下ろし、その他のカーテンを巻き取る。
背景カーテンユニット25に収納される背景カーテンとしては、複数枚のカーテンを1枚のクロマキ用のカーテンとして使用する昇降式カーテンを用意してもよい。また、クロマキ用のカーテンを予め撮影空間の背面となる背面パネル51に張り付けると共に、合成用の背景画像を複数種類用意し、後述する編集制御において、ユーザが所望する背景画像をカーテンの部分に合成することができるようにしてもよい。
撮影空間の上方には、撮影部21の正面パネル41、連結部23A、連結部23B、および背景カーテンユニット25に囲まれる開口が形成され、その開口の一部を覆うように天井ストロボユニット24が設けられる。天井ストロボユニット24の一端が連結部23Aに固定され、他端が連結部23Bに固定される。天井ストロボユニット24は、撮影に合わせて撮影空間内に向けて発光するストロボを内蔵する。天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部には蛍光灯が設けられており、撮影空間の照明としても機能する。
(編集部12)
編集部12は、撮影制御によって得られた画像を編集する処理である編集制御をユーザに行わせる装置である。編集部12は、一方の側面が撮影部21の正面パネル41の背面に接するように撮影ユニット11に連結して設けられる。編集部12には、編集制御時にユーザによって用いられるタブレット内蔵モニタなどの構成が設けられる。
図3に示す編集部12の構成を正面側の構成とすると、2組のユーザが同時に編集することができるように、編集部12の正面側と背面側には編集制御に用いられる構成がそれぞれ設けられる。
編集部12の正面側は、床面に対して垂直な面であり、側面パネル42Aとほぼ平行な面である面71と、面71の上方に形成された斜面72から構成され、編集制御に用いられる構成が斜面72に設けられる。斜面72の左側には、柱状の形状を有し、照明装置74の一端を支持する支持部73Aが設けられる。支持部73Aの上面にはカーテンレール26を支持する支持部75が設けられる。斜面72の右側にも、照明装置74の他端を支持する支持部73B(図4)が設けられる。
編集部12の上方にはカーテンレール26が取り付けられる。カーテンレール26は、上から見たときの形状がコの字状となるように3本のレール26A乃至26Cを組み合わせて構成される。平行に設けられるレール26Aと26Bの一端は、連結部23Aと連結部23Bにそれぞれ固定され、他端に残りの一本のレール26Cの両端が接合される。
カーテンレール26には、編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間の内部が外から見えないようにカーテンが取り付けられる。カーテンレール26に取り付けられたカーテンによって囲まれる編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間が、ユーザが編集制御を行う編集空間となる。
(事後接客部13)
図4は、写真シール作成装置の外観を他の角度からみた斜視図である。事後接客部13は事後接客を行い、ユーザに事後接客に対する操作を行わせる装置である。事後接客には、画像(編集済みの画像を含む)を管理サーバ4に送信する処理、ミニゲームをユーザに行わせる処理、アンケートに答えさせる処理などが含まれる。
図4に示すように、事後接客部13は、所定の厚さを有する板状の筐体を有しており、その背面が編集部12の左側面に接するように編集部12に連結して設けられる。事後接客部13の正面には、事後接客に対する操作時にユーザによって用いられるタブレット内蔵モニタ、および、画像(編集済みの画像を含む)が印刷されたシール紙が排出される排出口などが設けられる。事後接客部13の正面前方の空間が、シール紙への印刷が終わるのを待っているユーザが事後接客に対する操作を行う事後接客空間となる。
(ユーザの移動)
写真シール作成ゲームの流れと、それに伴うユーザの移動について図5を参照して説明する。図5は、ユーザの移動について説明する図である。
写真シール作成装置1のユーザは、白抜き矢印#1で示すように出入り口G1から、または白抜き矢印#2で示すように出入り口G2から、撮影部21と背景部22の間に形成された撮影空間A1に入り、撮影部21に設けられたカメラおよびタッチパネルモニタなどを利用して撮影制御を行う。
なお、ユーザの画像の撮影においては、すべての撮影がシール紙に印刷される画像を撮影するものとは限らず、携帯端末6に送信するため(または、携帯端末6において閲覧可能なように、管理サーバ4に送信するため)にのみ撮影される場合もある。これは、印刷される画像と携帯端末6に送信される画像との間でユーザの嗜好が異なることがあるためであり、ユーザの撮影時において、携帯端末6への送信を意識した撮影をしたいユーザの意向にこたえるものである。
撮影制御を終えたユーザは、白抜き矢印#3で示すように出入り口G1を使って撮影空間A1から出て編集空間A2-1に移動するか、白抜き矢印#4で示すように出入り口G2を使って撮影空間A1から出て編集空間A2-2に移動する。
編集空間A2-1は、編集部12の正面側の編集空間であり、編集空間A2-2は、編集部12の背面側の編集空間である。編集空間A2-1と編集空間A2-2のいずれの空間に移動するのかが、撮影部21のタッチパネルモニタの画面表示などによって案内される。例えば2つの編集空間のうちの空いている方の空間が移動先として案内される。編集空間A2-1または編集空間A2-2に移動したユーザは編集制御を開始する。編集空間A2-1のユーザと、編集空間A2-2のユーザは同時に編集制御を行うことができる。
編集制御が終了した後、画像(編集済みの画像を含む)の中から選択された画像の印刷が開始される。画像の印刷中、編集制御を終えたユーザは、編集空間A2-1で編集制御を行っていた場合には白抜き矢印#5で示すように編集空間A2-1から事後接客空間A3に移動して事後接客を受け、当該事後接客に対する操作を行う。また、編集制御を終えたユーザは、編集空間A2-2で編集制御を行っていた場合には白抜き矢印#6で示すように編集空間A2-2から事後接客空間A3に移動し、事後接客空間A3において事後接客を受け、当該事後接客に対する操作を行う。
画像の印刷が終了したとき、ユーザは、事後接客部13に設けられた排出口からシール紙を受け取り、一連の写真シール作成ゲームを終えることになる。
(各部材の構成)
次に、写真シール作成装置1に備えられる各部材の構成について説明する。
(撮影部21)
図6は、写真シール作成装置1に備えられる撮影部21の構成例を示す図である。撮影部21は、正面パネル41、側面パネル42A、および側面パネル42Bが、箱状の形状を有するベース部43に取り付けられることによって構成される。
正面パネル41は撮影空間A1で撮影制御を行うユーザの正面に位置し、側面パネル42Aと側面パネル42Bは、それぞれ、撮影空間A1で撮影制御を行うユーザの左側、右側に位置する。側面パネル42Aの上方には連結部23Aが固定され、側面パネル42Bの上方には連結部23Bが固定される。
正面パネル41のほぼ中央には撮影・表示ユニット81が設けられる。撮影・表示ユニット81は、カメラ91、正面ストロボ92、およびタッチパネルモニタ93から構成される。
カメラ91は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary metal-oxide semiconductor)などの撮像素子によって構成され、撮影空間A1にいるユーザを撮影する。カメラ91によって取り込まれた動画像は、タッチパネルモニタ93にリアルタイムで表示される。ユーザによって撮影が指示されたときなどの所定のタイミングでカメラ91によって取り込まれた画像は画像(静止画像)として保存される。
カメラ91の下側に設けられたタッチパネルモニタ93は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルによって構成される。タッチパネルモニタ93は、カメラ91によって取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUI(Graphical User Interface)画像を表示し、ユーザの選択操作をタッチパネルによって受け付ける機能とを備えている。タッチパネルモニタ93には、適宜、背景等の画像が合成された後の動画像が表示される。
正面パネル41には、撮影・表示ユニット81の位置を基準として、上方に上ストロボ82が設置される。また、左方に左ストロボ83が設置され、右方に右ストロボ84が設置される。撮影・表示ユニット81の下方の位置には、ベース部43の上面が一部突出する形で下ストロボ85が設けられる。
上ストロボ82は、ユーザを上前方から照射する。左ストロボ83は、ユーザを左前方から照射し、右ストロボ84は、ユーザを右前方から照射する。下ストロボ85は、ユーザを下前方から照射する。
ベース部43にはユーザの足元を照射する足元ストロボ86も設けられる。上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、下ストロボ85、および足元ストロボ86の内部には蛍光灯が設けられており、天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部の蛍光灯と合わせて、撮影空間A1内の照明として用いられる。後述するように、各蛍光灯の発光量を調整することによって、または、発光させる蛍光灯の数を調整することによって、撮影空間A1内の明るさが、ユーザが行っている撮影制御の内容に応じて適宜調整される。
足元ストロボ86の右側には、ユーザがお金を投入する硬貨投入返却口87が設けられる。
下ストロボ85を挟んでベース部43の上面の左右に形成されるスペース43Aおよび43Bは、撮影制御を行うユーザが手荷物等を置くための荷物置場として用いられる。正面パネル41の例えば天井付近には、撮影制御の案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音等の音を出力するスピーカも設けられる。
(背景部22)
図7は、写真シール作成装置1に備えられる背景部22の構成例を示す図である。上述したように、背面パネル51の上方には背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25のほぼ中央には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているユーザを後方中央から照射する背面中央ストロボ101が取り付けられる。
背面パネル51の上方であって、出入り口G1側の位置には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているユーザを左後方から照射する背面左ストロボ102が取り付けられる。また、背面パネル51の上方であって、出入り口G2側の位置には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているユーザを右後方から照射する背面右ストロボ103が取り付けられる。
(編集部12)
図8は、写真シール作成装置1に備えられる編集部12の構成例を示す図である。この図に示すように、編集部12において、斜面72のほぼ中央には、タブレット内蔵モニタ131が設けられる。タブレット内蔵モニタ131を挟んで左側にタッチペン132Aが設けられ、右側にタッチペン132Bが設けられる。
タブレット内蔵モニタ131は、タッチペン132Aおよび132Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ131には、例えば、編集対象画像として選択された画像の編集に用いられる画面である編集画面が表示される。2人で同時に編集作業を行う場合、タッチペン132Aは一方のユーザによって用いられ、タッチペン132Bは他方のユーザによって用いられる。
なお、編集部12において行われる画像の編集は、すべてが印刷される画像に対する編集であるとは限らず、ユーザが携帯端末6への送信のみを想定している画像(つまり、印刷されない画像)に対する編集である場合もある。これは、印刷される画像と携帯端末6へ送信されてweb上で利用される画像との間で、ユーザの嗜好に違いがあり、例えばブログなどに利用する画像などに対して、印刷される画像に対する編集とは異なる編集をしたいというユーザの意向にこたえるためのものである。
(事後接客部13)
編集部12の左側には事後接客部13が設けられる。図9は、写真シール作成装置1に備えられる事後接客部13の構成例を示す図である。
事後接客部13の上方中央にはタブレット内蔵モニタ161が設けられる。タブレット内蔵モニタ161を挟んで左側にタッチペン162Aが設けられ、右側にタッチペン162Bが設けられる。タブレット内蔵モニタ161もタブレット内蔵モニタ131と同様に、タッチペン162Aまたは162Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ161には、ミニゲームなどの事後接客の工程において用いられる画面が表示される。
タブレット内蔵モニタ161の下には非接触型ICリーダ/ライタ163が設けられ、非接触型ICリーダ/ライタ163の下にはシール紙排出口164が設けられる。シール紙排出口164の下にはスピーカ165が設けられる。
非接触型ICリーダ/ライタ163は、近接された非接触型ICと通信を行い、非接触型ICからのデータの読み出しおよび非接触型ICに対するデータの書き込みを行う。
シール紙排出口164には、編集空間A2-1のユーザが編集制御を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙、または、編集空間A2-2のユーザが編集制御を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙が排出される。編集部12の内部にはプリンタが設けられており、画像の印刷がそのプリンタによって行われる。
スピーカ165は、事後接客時の案内音声、BGM、効果音等の音を出力する。
(写真シール作成装置1の内部構成)
次に、写真シール作成装置1の内部構成について説明する。図10は、写真シール作成装置1の内部の構成例を示すブロック図である。上述した構成と同じ構成には同じ符号を付す。重複する説明については適宜省略する。
制御部201は、CPU(Central Processing Unit)などから構成され、ROM(Read Only Memory)206または記憶部202に記憶されているプログラムを実行し、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。制御部201には、記憶部202、通信部203、ドライブ204、ROM206、RAM(Random Access Memory)207が接続される。制御部201には、撮影部21、編集部12、事後接客部13、および印刷部211の各構成も接続される。
記憶部202は、ハードディスクまたはフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体からなり、制御部201から供給された各種の設定情報を記憶する。記憶部202に記憶されている情報は制御部201によって適宜読み出される。
通信部203はインターネットなどのネットワークのインタフェースであり、制御部201による制御に従って外部の装置と通信を行う。
ドライブ204には、光ディスクまたは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア205が適宜装着される。ドライブ204によってリムーバブルメディア205から読み出されたコンピュータプログラムおよびデータは、制御部201に供給され、記憶部202に記憶されたり、インストールされたりする。
ROM206には、制御部201において実行されるプログラムおよびデータが記憶されている。RAM207は、制御部201が処理するデータおよびプログラムを一時的に記憶する。
撮影部21は、撮影空間A1におけるユーザの撮影制御に関する処理を行う。撮影部21は、硬貨処理部221、背景制御部222、照明制御部223、カメラ91、タッチパネルモニタ93、およびスピーカ224から構成される。
硬貨処理部221は、硬貨投入返却口87に対する硬貨の投入を検出する。硬貨処理部221は、例えば300円などの所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、そのことを表す起動信号を制御部201に出力する。
背景制御部222は、制御部201より供給される背景制御信号に従って背景カーテンユニット25に収納されている背景カーテンの上げ下ろしを行う。背景カーテンの選択がユーザによって手動で行われるようにしてもよい。
照明制御部223は、制御部201より供給される照明制御信号に従って、撮影空間A1内の各ストロボの発光を制御する。上述したように、撮影空間A1には、天井ストロボユニット24のストロボの他に、撮影部21に設けられる上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、下ストロボ85、足元ストロボ86と、背景部22に設けられる背面中央ストロボ101、背面左ストロボ102、背面右ストロボ103が設けられる。各ストロボの内部には蛍光灯も設けられる。
また、照明制御部223は、各ストロボの内部に設けられる蛍光灯の発光量を調整することによって、または、発光させる蛍光灯の数を調整することによって、ユーザが行っている撮影制御の段階に応じて撮影空間A1内の明るさを調整する。
カメラ91は、制御部201による制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた画像(画像)を制御部201に出力する。また、カメラ91は、後述するユーザ認証を行う場合、ユーザの身体の一部、ユーザの姿勢(ポーズ)、または、ユーザの動き(ジェスチャー)を静止画または動画として撮影することにより、画像認証に係る情報(画像認証情報)を生成するための画像(認証用画像)を撮影し、制御部201に送信しても良い。
編集部12Aは、編集空間A2-1におけるユーザの編集制御に関する処理を行う。編集部12Aは、編集部12の正面側に設けられるタブレット内蔵モニタ131、タッチペン132A、132B、およびスピーカ231から構成される。編集部12Bも編集部12Aと同一の構成を有しており、編集空間A2-2におけるユーザの編集制御に関する処理を行う。
タブレット内蔵モニタ131は、制御部201による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対するユーザの操作を検出する。ユーザの操作の内容を表す信号は制御部201に供給され、編集対象の画像の編集が行われる。
事後接客部13は、事後接客空間A3における事後接客に関する処理を行う。事後接客部13は、タブレット内蔵モニタ161、タッチペン162A、162B、非接触型ICリーダ/ライタ163、およびスピーカ165から構成される。
印刷部211は、印刷制御を行う構成であるプリンタ241、およびシール紙ユニット242から構成される。プリンタ241は、画像、またはユーザによる編集制御によって得られた編集済みの画像を、プリンタ241に装着されたシール紙ユニット242に収納されているシール紙に印刷し、シール紙排出口164に排出する。一点鎖線で囲んで示す事後接客部13と印刷部211が、事後接客空間A3にいるユーザを相手とした事後接客に関する処理を行う構成となる。
また、印刷部211は、印刷制御に係る処理において、シール紙への撮影画像(または編集画像)の印刷に加え、欄外(シール紙の端部など)に、管理サーバ4へ送信した画像を取得するためのURL(Uniform Resource Locater)、および、シールID(画像取得用ID)などを印刷してもよい。シールIDとは、写真シール作成装置1において1ゲーム中に生成された1または複数の画像(撮影画像および編集画像を含む)を一義的に特定するための識別子であり、ユーザが1ゲーム中に生成された画像を取得するための識別子である。ユーザは、画像を取得するためのURLにアクセスし、シールIDを入力することにより、写真シール作成装置1において1ゲーム中に生成された画像を取得するためのウェブページ(画像取得用ページ)を携帯端末6に表示させることができる。
これは、例えば、事後接客部13などにおいてユーザからメールアドレスの入力を受け付ける際に、タイムアウトやミス入力により正しいアドレスを受け付けることができず、画像を取得するためのURLなどの情報をユーザに送信することができないなど場合に、シール紙に印刷されているURLにアクセスしてシールIDを入力することによりユーザが画像を取得することができるようにするためである。
なお、印刷部211は、画像を取得するための情報として、URLではなく、例えば、所定のメールアドレスまたはQRコード(登録商標)などを印刷してもよい。所定のメールアドレスが印刷されている場合には、ユーザは、当該所定のメールアドレスに空メールを送信することにより、画像を取得するためのURLが記載されたメールを管理サーバ4から受信することができる。また、シール紙にQRコードが印刷されている場合には、ユーザは、携帯端末6を用いてQRコードの示すウェブページへアクセスすることにより、画像取得用ページへ直接アクセスすることもできる。
なお、別の態様として、上述した画像取得用ページへのアクセスに使用されるURL、所定のメールアドレスまたはQRコード等は、写真シール作成装置1のタブレット内蔵モニタ131または161に表示される構成でもよい。
(管理サーバ4)
次に、管理サーバ4の詳細について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る管理サーバ4の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、管理サーバ4は、主に、制御部(サーバ制御部)401、記憶部(サーバ記憶部)402、および通信部403を備えている。制御部401は、管理サーバ4に備えられる各部材を統括制御する。記憶部402は、管理サーバ4において使用される各種データを記憶する。通信部403は、撮影画像管理システム10を構成する他の装置と通信する。
なお、管理サーバ4は、記憶部402の会員データベース422に格納された会員情報を写真シール作成装置1に定期的に送信してもよい。なお、写真シール作成装置1が、会員情報を定期的にダウンロードしてもよい。この場合、管理サーバ4と写真シール作成装置1とは、通信負荷が比較的少ない午前中や夜間に通信を行い、会員情報を送受信することが望ましい。
(制御部401の詳細)
図1に示すように、制御部401は、通信制御部411、メール作成部412、ウェブページ作成部413、画像管理部(保存処理部)414、および認証部415を備えている。
(通信制御部411)
通信制御部411は、通信部403による通信を制御する。
(メール作成部412)
メール作成部412は、写真シール作成装置1で遊んだユーザのメールアドレス宛に送信されるメールを作成する。本実施形態では、メール作成部412は、メールデータベース421に格納されているデータを用いて、通信制御部411から入力されたメールアドレス宛に送信される、画像の保存を案内するメールを作成し、通信制御部411に出力する。
(ウェブページ作成部413)
ウェブページ作成部413は、携帯端末6、または、写真シール作成装置1(後述する各種モニタ)に表示されるウェブページを作成する。本実施形態では、ウェブページ作成部413は、ウェブページデータベース423に格納されているデータを用いて、携帯端末6または写真シール作成装置1から受信したアクセス要求に応じたウェブページを作成し、通信制御部411に出力する。詳細は後述するが、ウェブページ作成部413は、ユーザの会員種別に応じたウェブページを作成する。
なお、以下において「ページ」は、例えば、ウェブページのように、管理サーバ4が携帯端末6等の通信端末または写真シール作成装置1に送信して表示するためのデータを意味する。上記ページには、通常、テキストデータおよび画像データが含まれており、さらに、音声データおよび動画データが含まれていてもよい。
(画像管理部414)
画像管理部414は、画像提供サイトを通じてユーザに提供される画像を管理する。本実施形態では、画像管理部414は、写真シール作成装置1によって作成された画像のうち、ユーザによって指定された画像を画像データベース424に保存する。
(認証部415)
認証部415は、例えば、画像管理サービスへのログイン時に携帯端末6からユーザ認証の要求を受け付け、ユーザ認証を行うものである。認証部415は、携帯端末6から送信された画像データ(認証用撮影画像、ログイン画像)を用いて、予め登録されている会員であるか否かを判定し、画像提供サイトへのアクセス(画像管理サービスへのログイン)、およびユーザのマイページへの未保存画像の保存を行うものであり、画像データ取得部4151、特徴量抽出部4152、および照合部4153を含む。なお、本実施形態では、ログイン画像および個人識別用データとしてユーザの顔画像を想定しているが、これに限られるものではない。後述するように、ユーザの顔画像以外をログイン画像および個人識別用データとしてもよい。
画像データ取得部4151は、通信部403を介して携帯端末6から、携帯端末6にて撮影された認証用撮影画像の画像データを取得し、特徴量抽出部4152に送信する。
特徴量抽出部4152は、画像データ取得部4151から送信された画像データの特徴量を抽出し、照合部4153に送信する。
照合部4153は、特徴量抽出部4152から送信された画像データの特徴量と、会員データベース422に保存されている、ユーザの個人識別用データとを照合する。
照合の手法は、どのような技術を用いて行ってもよいが、例えば、顔の輪郭点が各々一致するか否か比較する、特定の器官の輪郭点(網膜等)が各々一致するかを比較する等が挙げられる。そして、比較の結果、信頼度が閾値以上である場合、送信された画像データの特徴量と、会員データベース422に保存されている、ユーザの個人識別用データとが合致すると判断する。そして、特徴量と個人識別用データとが合致する場合、照合部4153は、ユーザ認証が成功したと判断し、携帯端末6から画像提供サイトのユーザのマイページへのアクセスを許可(ログイン)するとともに、写真シール作成装置1にて撮影された撮影画像のうち、ユーザのマイページに保存されていない撮影画像を、ユーザのマイページへ保存する指示を画像管理部414に送信する。マイページとは、画像提供サイトにおけるユーザ毎の固有のページである。ユーザはマイページにアクセスすることにより、写真シール作成装置1で撮影し、保存した撮影画像を閲覧等することができる。
一方、特徴量と個人識別用データとが合致しない場合、照合部4153は、ユーザ認証が失敗した旨を携帯端末6に通知する。
なお、ユーザ認証が所定の回数、失敗した場合は、会員IDおよびパスワードによる認証を求めてもよい。または、複数の種類の認証が可能である場合、他の認証方法に認証方法を切り替える操作を行って、当該他の認証方法による認証を求めてもよい。
(記憶部402の詳細)
図1に示すように、記憶部402は、メールデータベース421、会員データベース422、ウェブページデータベース423、画像データベース424、および画像保存判定データベース425を含む。
(メールデータベース421)
メールデータベース421は、ユーザに送信するメールを作成するための各種データを格納している。
(会員データベース422)
会員データベース422は、画像提供サイトの会員であるユーザに関する各種情報(会員情報)を格納している。図11に、会員データベース422の例を示す。図11に示すように、本実施形態では、会員データベース422には、写真シール作成装置1を利用するユーザを識別する個人識別用データ(例えば顔情報)と、ユーザを特定する情報(ユーザ特定情報)が、ユーザ別に格納されている。ユーザ特定情報としては、例えば、ユーザの会員ID、メールアドレス、ニックネーム、パスワード、生年月日、住所、会員属性、入会日、および、ユーザが保有する携帯端末の端末IDなどを挙げることができる。また、会員属性としては、例えば、有料会員および無料会員などを挙げることができる。
(ウェブページデータベース423)
ウェブページデータベース423は、携帯端末6または写真シール作成装置1(後述する各種モニタ)に表示される画像提供サイトのウェブページを作成するための各種データを格納している。
(画像データベース424)
画像データベース424は、写真シール作成装置1によって作成されたユーザの画像のうち、画像提供サイトに保存するようにユーザによって指示された画像を格納している。画像データベース424には、画像が、会員データベース422に会員として登録されているユーザごとに区別されて格納されている。
図示はしないが、記憶部402は、写真シール作成装置1から受信した画像などのデータを一時的に保存する一時保存データベースも有している。
(画像保存判定データベース425)
画像保存判定データベース425には、写真シール作成装置1によって撮影された撮影画像をユーザがマイページに保存したか否かが記録されている。図12に画像保存判定データベース425の例を示す。図12に示すように、画像保存判定データベース425には、会員ID、パスワード、メールアドレス、シールID、シール機で撮影した撮影日時、撮影画像データ、および画像保存の有無が記録されている。例えば、会員ID「001」のユーザが撮影した画像データが、A1、A2、A3と3枚あり、そのうちのA1をマイページに保存していた場合、図12に示すように、「撮影画像データ」A1に対応する「画像保存の有無」には保存されていることを示す情報(図12では○で示す)が記録され、保存されていないA2およびA3に対応する「画像保存の有無」には保存されていないことを示す情報(図12では×で示している)が記録される。なお、保存されていない場合は「NULL」と記録し、保存された場合は、当該「NULL」が削除されるものであってもよい。
(通信部403の詳細)
本実施形態では、写真シール作成装置1および携帯端末6が、通信部403の通信相手である。通信部403は、通信制御部411の制御を受けることによって、他の装置からデータを受信したり、他の装置にデータを送信したりする。
(携帯端末6)
図1に示すように、携帯端末6は、主に、制御部601、記憶部608、通信部609、および表示部607を備えている。制御部601は、携帯端末6に備えられる各部材を統括制御する。記憶部602は、携帯端末6において使用される各種データを記憶する。通信部609は、撮影画像管理システム10を構成する他の装置と通信する。
表示部607は、ユーザに対して各種情報、例えば、画像提供サイトへまだ保存されていない画像があることを示す通知等を表示する。また、表示部607は、ユーザが携帯端末6に情報を入力するためのタッチパネルとしても機能する。
また、制御部601は、携帯端末6全体を統括し、通信制御部611および表示制御部602としても機能する。通信制御部611は、通信部603による通信を制御する。表示制御部602は、表示部607における情報表示を制御する。たとえば、通信制御部611から入力されたウェブページを表示制御部602が表示部607に出力することによって、当該ウェブページを表示部607に表示させることができる。
(未保存画像に係る通知例1)
本例では、少なくとも一部の処理がサーバ上で実現される所定のサービスにおいて利用可能となるコンテンツに関連付けられた携帯端末(端末装置)6であって、当該コンテンツと携帯端末6との関連付けが解消される第1の日時を示す情報を取得する制御部601を備え、制御部601は、前記所定のサービスが利用された第2の日時が、前記第1の日時を起点とした第1の期間内である場合に、前記第1の日時に携帯端末6と当該コンテンツとの関連付けが解消されることを示すダイアログ画面を表示させる表示制御部602を備える携帯端末6における処理の一例についてステップごとに説明する。上記の携帯端末6の構成によって、コンテンツの保存を行っていないユーザに対するコンテンツの保存忘れを防止できる。
以下、所定のサービスとして、上述した撮影画像管理システム10が提供する、ユーザの写真撮影、画像の編集、画像の写真シールとしての印刷、および画像提供サイトへの画像の保存を、サービスの一部または全部として実現するサービス(以下、画像管理サービスと称することもある。)を例に挙げて説明するが、これに限定されず、例えば、サーバが期間限定で動画を配信するサービス等を適用してもよい。
また、以下、コンテンツとして、写真シール作成装置1で撮影された写真を例に挙げて説明するが、これに限定されず、例えば、動画や音楽等を適用してもよい。
また、本例において「利用可能となるコンテンツ」とは、写真シール作成装置1で撮影され、管理サーバ4に保存された写真のうち、画像提供サイトのマイページにユーザが利用可能なものとしてまだ保存されていない写真を意味するものとする。
また、本例において「利用可能となるコンテンツに関連付けられた携帯端末6」とは、写真シール作成装置1で写真撮影が行われた際に入力されたメールアドレス宛てのメールを受信可能な携帯端末を意味するものとする。また、後述するアプリケーションの起動時には、当該メールアドレスをIDとして上述した画像管理サービスに対するログインがなされるものとする。
なお上述したように、印刷部211がシール紙に印刷したURL、所定のメールアドレス、若しくはQRコード等、又は写真シール作成装置1に表示されたURL、所定のメールアドレス、若しくはQRコード等を介して画像取得用ページへアクセスする場合においては、「利用可能となるコンテンツに関連付けられた携帯端末6」とは、それらのURL等を介して画像取得用ページへアクセスする場合に用いられる携帯端末を意味するものであってもよい。
また、本例において「コンテンツを、携帯端末6を介して利用可能とする」とは、携帯端末6を介して参照又はダウンロードが可能となるように、画像提供サイトのマイページに対象となる写真を保存することを意味するものとする。
なお、別の態様として、所定のサービスは、写真シール作成装置1で撮影された写真を、画像提供サイトを介さずに、端末装置6の記憶部608に直接保存するものであってもよい。その場合、上述した「利用可能となるコンテンツ」とは、写真シール作成装置1で撮影され、管理サーバ4に保存された写真のうち、端末装置6にまだ保存されていない写真を意味するものであってもよい。また、上記の場合、「コンテンツを、携帯端末6を介して利用可能とする」とは、対象となる写真を端末装置6に保存することを意味するものであってもよい。
また、所定の日時である第1の日時までに、画像提供サイトにまだ保存されていない写
真を、携帯端末6を介して利用可能とする操作が行われなかった場合、第1の日時に当該写真と携帯端末6との関連付けが解消され、第1の日時が経過した後は、当該写真を、携帯端末6を介して利用可能とする操作は行えないものとする。
図13は、本例に係る処理の流れを示すフローチャートである。ステップS101において、携帯端末6が備える制御部601は、ユーザの操作に基づいて、所定のアプリケーションを起動し、画像管理サービスの利用を開始する。
また、所定のアプリケーションは、少なくとも画像管理サービスを利用可能なものとして専用に作成されたものであってもよいし、画像提供サイトのURLにアクセス可能なブラウザであってもよい。別の側面から言えば、画像管理サービスは、専用に作成されたアプリケーションを介して利用されるものであってもよいし、汎用のブラウザを介して利用されるものであってもよい。何れの場合においても画像管理サービスに対するログインが成功したのちに、ステップS102の処理が実行される。
ステップS102において、制御部601は、写真シール作成装置1で撮影された写真であって、当該ユーザによって所有される携帯端末6に関連付けられた写真のうち、画像提供サイトにまだ保存されていないものが有るか否かの確認を、管理サーバ4に対して要求する。
ステップS103において、管理サーバ4が備える制御部401は、写真シール作成装置1で撮影された写真であって、当該ユーザによって所有される携帯端末6に関連付けられた写真のうち、画像提供サイトにまだ保存されていないものが有るか否かを判定する。ここで、まだ画像提供サイトに保存されていない写真とは、図12のデータベース425における、×印が付された撮影画像データに相当する。
制御部401が、画像提供サイトにまだ保存されていない写真が有ると判定した場合、続いてステップS104の処理が実行され、まだ保存されていない写真は無いと判定した場合、図13のフローチャートに基づく処理が終了し、携帯端末6側では、アプリケーションを使用したサービスの利用が継続される。
ステップS104において、制御部401は、画像提供サイトにまだ保存されていない1又は複数の写真と携帯端末6との関連付けが第1の日時に解消されることを示す情報、および当該写真を示す情報を、携帯端末6に対して送信する。なお、第1の日時は、写真ごとに互いに異なり得る。
ステップS105において、制御部401は、管理サーバ4から送信された1又は複数の写真のうち、第2の日時が、第1の日時を起点とした、所定の期間である第1の期間内である写真が有るか否かを判定する。ここで、第2の日時は、例えば、画像管理サービスに対するログインがなされた日時、つまり画像管理サービスの利用が行われた、現時点の日時であってもよい。また、第1の期間および後述する第2の期間は、特定の期間に限定されず、例えば1週間であってもよいし、200時間等であってもよい。また、これらの期間は写真ごとに互いに異なる期間が設定されてもよい。
制御部401が、第2の日時が、第1の日時を起点とした第1の期間内である写真が有ると判定した場合、続いてステップS106の処理が実行され、第1の期間内である写真は無いと判定した場合、図13のフローチャートに基づく処理が終了し、携帯端末6側では、アプリケーションを使用したサービスの利用が継続される。
ステップS106において、表示制御部602は、現時点において画像提供サイトにまだ保存されていない写真を、画像提供サイトに保存するか否か、即ち携帯端末6を介して利用可能とするか否かの選択肢を示すダイアログ画面を表示させる。ここで、ダイアログ画面とは、当該ダイアログ画面が示す選択肢の何れかの選択を、ユーザの次の操作として強いる画面である。つまり、ユーザは、ダイアログ画面において提示された選択肢うち、何れかを選択しない限り、アプリケーションにおける他の操作を行うことができない。
なお、別の態様として、上述した選択肢は単数であってもよく、単にダイアログ画面を確認したことを示すものであってもよい。
図14は当該ダイアログ画面の一例を示す図である。図14に示す画面において、オブジェクト301は、ダイアログ画面の一例である。ボタン303は、ダイアログ画面を閉じるためのボタンである。なお、ボタン303に対する選択操作は、画像提供サイトにまだ保存されていない写真を、現時点においては引き続きまだ保存しない選択に相当する。写真305は、画像提供サイトにまだ保存されていない写真の一例である。図14に例示するように、表示制御部602は、ダイアログ画面に、所定のサービスにおいて利用可能となるコンテンツの少なくとも一部を示す情報を含ませて表示させてもよい。これにより、第1の日時に携帯端末6との関連付けが解消されるコンテンツが容易に把握できる。
また、表示制御部602は、ダイアログ画面に含ませる各写真を、当該写真が携帯端末6に関連付けられた日時の順番に応じた順番で表示させてもよい。これにより、各写真が携帯端末6に関連付けられた順番を容易に確認できる。ここで、日付307は、対象となる写真と携帯端末6との関連付けが解消される日付を示している。この例では、写真シール作成装置1で各写真が撮影されてから各写真と携帯端末6との関連付けが解消されるまでの期間は同じであり、ダイアログ画面には、各写真が携帯端末6に関連付けられた日時が古い順に写真が並べられて表示されている。なお、表示制御部602は、各写真が携帯端末6に関連付けられた日時が新しい順に写真を並べて表示させてもよい。
また、表示制御部602は、ダイアログ画面に含ませる各写真を、当該写真と携帯端末6との関連付けが解消される日時の順番に応じた順番で表示させる構成でもよい。上記の構成においては、写真シール作成装置1で各写真が撮影されてから各写真と携帯端末6との関連付けが解消されるまでの期間が写真ごとに互いに異なる場合、ダイアログ画面に含まれる各写真が携帯端末6に関連付けられた日時の順番に応じた順番で表示される構成とは、ダイアログ画面に含まれる写真の順番が異なり得る。
また、特に画像提供サイトにまだ保存されていない写真の数が、ダイアログ画面に一度に表示可能な数よりも多い場合、制御部601は、画像提供サイトにまだ保存されていない写真から、ダイアログ画面に含ませる写真を無作為に選択してもよいし、表示部607に表示させる写真の順番も無作為であってもよい。これにより、関連付けられた写真を無作為に提示可能な携帯端末6が実現できる。
オブジェクト309は、対象となる写真が画像提供サイトにまだ保存されていないことを示している。図14に例示するように、表示制御部602は、ダイアログ画面に含ませるコンテンツを示す情報の少なくとも一部に、当該コンテンツがまだ利用可能でないことを示すオブジェクトを含ませて表示させてもよい。これにより、例えばコンテンツが画像である場合に、スクリーンショットによって元の画像が取得されることを抑制できる。
ボタン311は、ダイアログ画面に表示しきれない写真も含め、画像提供サイトにまだ保存されていない全ての写真を、携帯端末6を介して利用可能なものとして画像提供サイトに保存する操作を受け付けるボタンである。
なお、別の態様として、画像提供サイトにまだ保存されていない写真のうち、携帯端末6を介して利用可能なものとして画像提供サイトに保存する写真を、ユーザが選択可能な構成でもよい。
ステップS107において、制御部601は、画像提供サイトにまだ保存されていない写真を全て保存する指示がなされたか否かを判定する。制御部601が、当該指示がなされたと判定した場合、換言すると、図14の例においてボタン311が選択された場合、
当該指示がなされたことを示す情報が携帯端末6から管理サーバ4に対して送信され、続いてステップS108の処理が実行される。制御部601が、当該指示がなされていないと判定した場合、換言すると、図14の例においてボタン303が選択された場合、図13のフローチャートに基づく処理が終了し、携帯端末6側では、アプリケーションを使用したサービスの利用が継続される。また、例えばボタン311が選択された後、ステップS108における処理の前に、ユーザの会員属性を無料会員から有料会員に変更することを確認するための画面の表示や、有料会員に登録するために必要な情報の入力を受け付ける処理等が行われてもよい。
ステップ108において、制御部401は、携帯端末6に関連付けられていた写真であって、画像提供サイトにまだ保存されていなかった写真を、携帯端末6を所有するユーザが利用可能なものとして画像提供サイトに保存する処理を行う。また、制御部401は、当該処理が完了したことを示す情報を、携帯端末6に対して送信する。
ステップS109において、表示制御部602は、携帯端末6に関連付けられていた全ての写真が画像提供サイトに保存されたことを示す画面を表示させる。
(未保存画像に係る通知例2)
本例では、少なくとも一部の処理がサーバ上で実現される所定のサービスにおいて利用可能となるコンテンツに関連付けられた携帯端末(端末装置)6であって、当該コンテンツと携帯端末6との関連付けが解消される第1の日時を示す情報を取得する制御部601を備え、制御部601は、現時点の日時が、前記第1の日時を起点とした第2の期間内である場合に、前記第1の日時に携帯端末6と当該コンテンツとの関連付けが解消されることを示すダイアログ画面を、携帯端末6を介して前記所定のサービスが利用中であるか否かに関わらず表示させる表示制御部602を備える携帯端末6における処理の一例についてステップごとに説明する。これにより、画像管理サービスが利用中でなくとも、コンテンツの保存を行っていないユーザに対するコンテンツの保存忘れを防止できる。また、以下の説明においては、既に上記の例で説明した事項についての重複する説明を繰り返さない。図15は、本例に係る処理を示すフローチャートである。
ステップS201において、管理サーバが備える制御部401は、ステップS202以降の処理を行う所定の条件が満たされたか否かを判定する。ここで、所定の条件とは、例えば、現在の日時が所定の時刻であることや、前回に当該処理を行ってから所定の時間が経過したこと等であってもよい。制御部401が、所定の条件が満たされたと判定した場合、続いてステップS202の処理が実行され、満たされていないと判定した場合、図15のフローチャートに基づく処理が終了する。
ステップS202において、制御部401は、記憶部402を参照して、画像管理サービスにおける処理の対象となるアカウントのメールアドレスを有する携帯端末6に関連付けられた写真であって、画像提供サイトにまだ保存されていない写真が有るか否かを判定する。制御部401が、画像提供サイトにまだ保存されていない写真が有ると判定した場合、続いてステップS203の処理が実行され、まだ保存されていない写真は無いと判定した場合、続いてステップS206の処理が実行される。
ステップS203において、制御部401は、ステップS202で画像提供サイトにまだ保存されていないと判定した写真のうち、現時点の日時が、第1の日時を起点とした、所定の期間である第2の期間内である写真が有るか否かを判定する。また、第2の期間は、上述した第1の期間よりも短い期間である方が望ましいが、必ずしもそうでなくともよい。
制御部401が、現時点の日時が、第1の日時を起点とした第2の期間内である写真が有ると判定した場合、続いてステップS204の処理が実行され、第2の期間内である写真は無いと判定した場合、続いて、ステップS206の処理が実行される。
ステップS204において、制御部401は、画像提供サイトにまだ保存されていない1又は複数の写真と携帯端末6との関連付けが第1の日時に解消されることを示す情報を、携帯端末6に対して送信する。なお、第1の日時は、写真ごとに互いに異なり得る。
また、当該情報の送信先は、画像管理サービスを利用可能なものとして専用に作成されたアプリケーションがインストールされ、且つ当該アプリケーションに、処理の対象となるアカウントのメールアドレスが登録されている携帯端末6である。
ステップS205において、携帯端末6が備える表示制御部602は、ステップS205で管理サーバ4から送信された、1又は複数の写真と携帯端末6との関連付けが第1の日時に解消されることを示すダイアログ画面を表示させる。
図16は、当該ダイアログ画面の一例を示す図である。図16に示す画面において、オブジェクト321は、本ステップS205における処理がなされた時点で、携帯端末6上ではメールのアプリケーションが実行中であったことを示している。オブジェクト323は、メールの文面を示している。オブジェクト325は、当該ダイアログ画面を示している。また、オブジェクト325に例示する通知、または当該通知を行う機能は、所謂「プッシュ通知」等と称される。オブジェクト325に例示されるプッシュ通知は、アプリケーションを介して画像管理サービスが利用中であるか否かに関わらず表示されてもよい。
また、複数の写真と携帯端末6との関連付けが、写真ごとに互いに異なる第1の日時に解消される場合、オブジェクト325によって通知される第1の日時は、例えば現時点の日時から直近の日時だけであってもよいし、そうでなくともよい。前者の場合、管理サーバ4から携帯端末6に送信される第1の日時は、現時点の日時から直近の日時だけであってもよい。
ステップS206において、制御部401は、対象となる全てのアカウントについて、上述した、ステップS202からステップS204までの処理を行ったか否かを判定する。ここで、対象となる全てのアカウントとは、例えば、画像管理サービスに登録された全てのアカウントであってもよいし、当該全てのアカウントのうち、所定の規則に応じて区分された一部のアカウントであってもよい。制御部401が、対象となる全てのアカウントについて当該処理を行ったと判定した場合、図15のフローチャートに基づく処理が終了し、対象となる全てのアカウントについて当該処理がまだなされていないと判定した場合、まだ当該処理がなされていないアカウントについて、続いてステップS202以降の処理を実行する。
〔変形例〕
ステップS101における、携帯端末6がアプリケーションを起動する処理は、管理サーバ4から携帯端末6に送信された、写真を画像提供サイトに保存することを案内するメールに記載されたURLが選択されたことに起因して実行されてもよい。また、当該URLには、上述したシールIDを示す情報が含まれていてもよい。当該URLにシールIDを示す情報が含まれる構成においては、当該URLが選択された場合、管理サーバ4が備える制御部401は、記憶部402に保存された写真の中から当該シールIDに対応する写真であって、画像提供サイトにまだ保存されていないことをユーザに通知すべき写真を特定できるので、携帯端末6側では画像管理サービスのログインに用いられるアプリケーションが必ずしも起動されずともよい。
また、管理サーバ4は、所定のサービスを提供するサーバであって、前記所定のサービスにおける、携帯端末6を介して利用可能となるコンテンツ、及び当該コンテンツと携帯端末6との関連付けを保存する記憶部402と、当該コンテンツと携帯端末6との関連付けが解消される第1の日時を示す情報を取得し、現時点の日時が、前記第1の日時を起点とした所定の期間内である場合に、携帯端末6に対して前記第1の日時に当該コンテンツと携帯端末6との関連付けが解消されることを示すダイアログ画面を示す情報を送信させる制御部401と、を備えていてもよい。これにより、コンテンツの保存を行っていないユーザに対するコンテンツの保存忘れを防止できる。換言して補足すれば、ステップS105における、画像提供サイトにまだ保存されていない写真のうち、第2の日時が、第1の日時を起点とした、所定の期間である第1の期間内である写真が有るか否かを判定する処理は、管理サーバ4の制御部401が実行する構成でもよい。また、前記の構成において、制御部401は、携帯端末6から第2の日時を示す情報を取得してよい。また、前記の構成において、制御部401は、ダイアログ画面を生成し、当該ダイアログ画面を示す情報を、携帯端末6に対して送信してもよい。
ステップS107において、制御部601は、画像提供サイトにまだ保存されていない写真を全て保存する指示がなされたと判定した場合、全ての写真を示す情報を携帯端末6に対して送信することと、当該情報を管理サーバ4から削除又は他のサーバ等の装置に移動することとを要求することを示す情報を管理サーバ4に対して送信してもよい。これにより、写真を送信する指示と、管理サーバ4の記憶容量を節約するための指示とを送信可能な携帯端末6を実現できる。また、制御部401は、当該情報を受信したことに応答して、当該全ての写真を示す情報を記憶部402から削除又は他の装置に移動してもよい。ただし、制御部401が、記憶部402に保存された写真の一部又は全部を削除又は他の装置に移動する処理は、携帯端末6からの要求によらず、対象となる写真に設定された第1の日時が経過したタイミングで実行されてもよい。また、写真が画像提供サイトにユーザが利用可能なものとして保存された場合、当該写真を示す情報は、第1の日時が経過するよりも前に、管理サーバ4における一定期間の保存を行う記憶領域から削除又は他のサーバ等の装置に移動されてもよい。
また、ダイアログ画面に含まれる写真およびその表示順は、当該写真の撮影を行った写真シール作成装置1の機種に応じていてもよい。例えば、最新の写真シール作成装置1で撮影した写真は、優先的にダイアログ画面の上の方に表示されてもよいし、同じ機種で撮影された写真は、ダイアログ画面内において連続した位置に配置されてもよい。
また、ダイアログ画面に含まれる写真およびその表示順は、写真に写っている人数に応じていてもよいし、編集部12を介した編集の結果に応じていてもよい。例えば、ダイアログ画面には、写っている人数が多い順に写真が上から並べられていてもよいし、編集部12を介して写真に追加されたオブジェクトの数、又は各オブジェクトが当該写真に対して占める面積が多い順に写真が上から並べられていてもよい。また、写真に写っている人数を推定する方法は特定の方法に限定されず、例えば機械学習等が用いられてもよい。
また、ダイアログ画面には、図14に例示した情報以外の情報が含まれていてもよい。例えば、表示される各写真の内部または近傍には、当該写真の撮影日時を示す情報等が含まれていてもよい。また、ダイアログ画面には、例えば、有料会員になることで利用可能となるコンテンツの一部等についての告知等が含まれていてもよい。
また、ダイアログ画面が表示されるタイミングは、アプリケーションが起動して画像管理サービスへのログインがなされたタイミングに限定されず、アプリケーションにおける所定の操作がなされたタイミングであってもよい。上記所定の操作とは、例えば、マイページの表示を要求する操作、又は画像提供サイトに利用可能なものとして既に保存された写真の表示を要求する操作等であってもよい。
また、図14および図16に例示するように、ダイアログ画面のサイズは、含まれる写真の数およびサイズによって決定されてもよい。また、ダイアログ画面に表示しきれない写真は、例えば、画面をスクロールすることによって切り替えて表示可能な構成でもよい。
また、上述したように、画像管理サービス等の所定のサービスは、専用に作成されたアプリケーションを介して利用されるものに限定されず、例えば、汎用のブラウザを介して利用されるものであってもよい。また、所定のサービスを実現する管理サーバ4は、アプリケーションサーバとして機能してもよいし、ウェブサーバとして機能してもよい。また、画像提供サイトに対しては、任意のパソコン等からログインが可能であってもよい。
また、未保存画像に係る通知例2において上述した処理は、携帯端末6にプッシュ通知を表示する処理に限定されず、対象となるアカウントのメールアドレスに、画像提供サイトにまだ保存されていない写真と携帯端末6との関連付けが第1の日時に解消されることを示す情報を含むメールを送信する処理に対しても適用可能である。また、制御部401は、当該メールアドレスが登録された所定のSNS(Social Networking Service)アカウントに対して、画像管理サービスの当該SNSアカウントを介して、当該情報を通知してもよい。
また、上述したメール等にも、図14に示す画面と同様に写真シール作成装置1で撮影した写真が含まれていてもよい。また、ダイアログ画面には必ずしも当該写真が含まれていなくともよい。また、プッシュ通知やメールが携帯端末6に送信されるタイミングは、画像管理サービスのアカウントごとに異なっていてもよい。例えば、制御部401は、画像管理サービスにログインされた日時をアカウントごとに記憶部402に記録し、各アカウントについて、ログインされた頻度が高い時間帯にプッシュ通知等を送信してもよい。
また、プッシュ通知等が送信される頻度は、アカウントごとに異なっていてもよい。例えば、画像提供サイトにまだ保存されていない画像が多いアカウントに対応する携帯端末6には、より高頻度でプッシュ通知等が送信される構成でもよい。
また、図11における会員データベース422の「生年月日」に例示するように、会員情報にはユーザの年齢に関する情報が含まれる構成でもよい。上記の構成においては、プッシュ通知等が送信される頻度やタイミングが、対象となるユーザの年齢に応じて決定されてもよい。例えば、年齢が若いユーザに対しては、所定の時刻以降にはプッシュ通知が行われない構成でもよい。
また、ダイアログ画面に含まれる写真が、画像提供サイトにまだ保存されていないことを明示する方法は、「SAMPLE」等の文字が記載されたオブジェクト309等を写真に含ませる方法に限定されず、例えば、写真の一部又は全部の解像度を大きく低下させ、写真をぼかすことによって行われてもよい。また、オブジェクト309等を写真に含ませる処理、及び上述した写真の解像度を低下させる処理等は、制御部601が行う構成でもよいし、制御部401が行った上で、携帯端末6に当該処理が施された写真が送信される構成でもよい。
また、画像提供サービスにまだ保存されていない写真と携帯端末6とを関連付ける方法は、メールアドレスを介した上述した方法に限定されず、ユーザを一意に識別できる方法であればよい。例えば、写真シール作成装置1と携帯端末6にインストールされたアプリケーションとに、電話番号及びパスワードが入力されることによって関連付けがなされる構成でもよい。
また、上述した第1の期間および第2の期間、並びに写真シール作成装置1で各写真が撮影されてから各写真と携帯端末6との関連付けが解消されるまでの期間は、写真ごとに互いに異なっていてもよい。これらの期間は、例えば、当該写真の撮影を行った写真シール作成装置1の機種に応じていてもよいし、画像提供サイトにまだ保存されていない写真の枚数に応じていてもよい。
また、上述したように、上記実施形態で説明した処理は、コンテンツが写真でない場合、例えば、テキスト、イラスト、動画、音楽、期間限定で販売される商品、又は期間限定で使用可能なクーポン等である場合にも適用可能である。換言すると、これらは本実施形態における「コンテンツ」に包含される。
また、上記実施形態で説明した処理は、携帯端末6が、所定の場所に設置され、容易に移動できない端末装置である場合にも適用可能である。
〔ソフトウェアによる実現例〕
管理サーバ4および携帯端末6の制御ブロック(特に制御部401および制御部601)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、管理サーバ4および携帯端末6は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。