JP7102937B2 - 遊戯画像撮影システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊戯画像の撮影と編集に関する。
プリクラ(登録商標)とよばれる遊戯画像撮影装置は、女子高生を中心として根強い人気を誇る。ユーザは、自らを撮影し、編集用のディスプレイにて撮影画像にさまざまな装飾を施す。装飾後の画像はシール台紙に印刷される(特許文献1参照)。
特開2004‐32213号公報
ユーザは、装飾後の画像をその場で見て楽しむだけでなく、後日見返して撮影時の楽しい体験を振り返ることも多い。本発明者らは、ユーザに対して撮影後に新たな演出を提供できれば、遊戯画像撮影装置の遊戯性を高めることができると想到した。
本発明は、本発明者らによる上記着眼点に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、遊戯画像撮影装置の遊戯性を高めることにある。
本発明のある態様における遊戯画像撮影システムは、ユーザを撮影する撮影部と、撮影画像に対するユーザによる編集入力を受け付ける編集処理部と、編集後の撮影画像である編集画像を画像IDとともに台紙に印刷する印刷処理部と、表示機能および入力機能を有する携帯デバイスにおいて実行可能なイベントの内容を定義するイベント情報を作成し、画像IDにイベント情報を対応づけるイベント作成部と、画像IDを含むイベント実行要求を携帯デバイスから受信する実行要求受信部と、携帯デバイスにイベント情報を送信するイベント情報送信部と、イベント情報の送信タイミングを判定するイベント実行判定部と、を備える。
イベント実行判定部は、携帯デバイスからのイベント実行要求を受信することを第1の条件とし、イベント実行要求を受信したときに編集画像の台紙への印刷から所定の時間が経過していることを第2の条件として、第1の条件と第2の条件の両方が成立した場合に携帯デバイスへのイベント情報の送信を許可する。
本発明の別の態様における遊戯画像撮影システムは、ユーザを撮影する撮影部と、撮影画像に対するユーザによる編集入力を受け付ける編集処理部と、編集後の撮影画像である編集画像を画像IDとともに台紙に印刷する印刷処理部と、表示機能および入力機能を有する携帯デバイスにおいて実行可能なイベントの内容および携帯デバイスにおけるイベントの実行可能日時を定義するイベント情報を作成し、画像IDにイベント情報を対応づけるイベント作成部と、画像IDを含むイベント実行要求を携帯デバイスから受信する実行要求受信部と、携帯デバイスからイベント情報要求を受信したとき、携帯デバイスにイベント情報を送信するイベント情報送信部と、を備える。
本発明の別の態様における遊戯画像撮影システムは、ユーザを撮影する撮影部と、撮影画像に対するユーザによる編集入力を受け付ける編集処理部と、編集後の撮影画像である編集画像を画像IDとともに台紙に印刷する印刷処理部と、表示機能および入力機能を有する携帯デバイスにおいて再生可能な画像データと画像データの再生条件を指定する付加情報を作成し、画像IDに付加情報を対応づける付加情報作成部と、画像IDを含むデータ要求を携帯デバイスから受信するデータ要求受信部と、携帯デバイスに付加情報を送信する付加情報送信部と、を備える。
付加情報作成部は、携帯デバイスの撮像画像が所定の画像特徴量を含むときに成立する条件として再生条件を設定する。
本発明によれば、遊戯画像撮影装置の遊戯性を高めやすくなる。
遊戯画像撮影システムの全体構成図である。 遊戯画像撮影装置の外観斜視図である。 撮影ブースの外観斜視図である。 遊戯画像撮影装置におけるプレイの流れを示すフローチャートである。 遊戯画像撮影装置を上から見た平面図である。 遊戯画像撮影装置の機能ブロック図である。 サーバの機能ブロック図である。 イベント設定情報のデータ構造図である。 シール台紙の外観図である。 イベントの実行例を示す画面図である。 イベント情報の実行判定処理のフローチャートである。 飛び出す画像の表示態様を示す模式図である。
本実施形態における遊戯画像撮影装置は、撮影ブースと編集ブースを備える。ユーザは撮影ブースにて自らを撮影する。以下、撮影ブースにおいて被写体(ユーザ)を撮影した画像のことを「撮影画像」とよぶ。ユーザは、撮影ブースにおいて肌の美白化、髪のつや出しなど任意の画像修正を撮影画像に施すことができる(以下、このような画像修正を「事前修正」とよぶ)。本実施形態における遊戯画像撮影装置は、撮影ブースにおいて静止画像だけでなく動画像も撮影する。撮影画像のうち、動画像として取得されるものを「撮影動画像」、静止画像として取得されるものを「撮影静止画像」とよぶ。本実施形態においては、最大5セットの撮影画像(撮影動画像と撮影静止画像のセット)が取得される。
事前修正を施された撮影画像は、編集ブースに送られる。ユーザは、編集ブースにおいて、スタンプ画像の貼付やスタイラスペンによる落書きなど任意の装飾を撮影画像に施すことができる(以下、このような画像の装飾を「装飾加工」または「編集」とよぶ)。編集ブースにおいて編集対象となっている撮影画像のことを「対象画像」とよぶ。また、対象画像のうち、撮影動画像を編集対象としたものを「対象動画像」、撮影静止画像を編集対象としたものを「対象静止画像」とよぶ。編集後の対象画像のことを「編集画像」とよび、編集画像のうち、対象動画像を編集したものを「編集動画像」、対象静止画像を編集したものを「編集静止画像」とよぶ。本実施形態においては、最大5セットの撮影画像が取得されるため、最大5セットの編集画像(5つの編集動画像と5つの編集静止画像)が生成される。
遊戯画像撮影装置は、対象静止画像をシール台紙(外部媒体)に印刷する。また、遊戯画像撮影装置は、対象動画像および対象静止画像をサーバ(外部媒体)にアップロードする。ユーザは、スマートフォンなどのユーザ端末からサーバにアクセスすることにより、装飾加工後の対象画像(対象動画像と対象静止画像)をダウンロードすることもできる。以上のように、本実施形態における遊戯画像撮影装置は、撮影機能、編集機能(装飾加工機能)、印刷機能および通信機能を備える。
本実施形態の遊戯画像撮影システムは、シール台紙に対して、シール台紙を一意に識別するID(以下、「台紙ID」とよぶ)を付与する。シール台紙には、台紙IDを示す二次元コードが印刷される。台紙IDは、シール台紙を識別するIDであるが、シール台紙に含まれる複数の編集画像、いいかえれば、編集画像のグループを識別するID(画像ID)でもある。
台紙IDには、イベント情報が対応づけられる。イベント情報とは、スマートフォンなどのユーザ端末において実行可能な電子コンテンツとその実行条件(後述)を定義する情報である。以下、イベント情報において設定される電子コンテンツをユーザ端末で実行することを「イベントの発生」とよぶ。イベント情報に含まれる電子コンテンツは、テキスト、音声、画像等により任意に形成されてもよい。ユーザは、シール台紙に印刷された二次元コード(台紙ID)をユーザ端末で撮影することで、サーバからイベント情報を取得し、これをユーザ端末にて実行する。イベントは、実行条件が成立しなければ発生しない。
以下、第1実施形態および第2実施形態の2つの実施形態に分けて本発明の実施態様について説明する。以下、「本実施形態」という用語は「第1実施形態」「第2実施形態」を特に区別しない意味で使用する。
図1は、遊戯画像撮影システム200の全体構成図である。
遊戯画像撮影システム200においては、遊戯画像撮影装置100はインターネット204を介してサーバ202およびユーザ端末206(携帯デバイス)と接続される。遊戯画像撮影装置100においてユーザは自らを撮影する。遊戯画像撮影装置100は、被写体(ユーザ)を含む撮影画像を取得し、必要に応じて事前修正を撮影画像に施し、ユーザによる装飾加工を受け付ける。
装飾加工後の対象画像はユーザIDとともに遊戯画像撮影装置100からサーバ202にアップロードされる。サーバ202は、ユーザID、撮影日時および対象画像(対象動画像と対象静止画像)を対応づけて保存する。ユーザは、ユーザIDを指定してサーバ202にアクセスすることにより、サーバ202から対象画像をダウンロードする。
また、本実施形態においては、ユーザは、編集作業に際してイベント情報を作成する。イベント情報も遊戯画像撮影装置100からサーバ202にアップロードされる。ユーザは、サーバ202にアクセスすることによりイベント情報をダウンロードする。
図2は、遊戯画像撮影装置100の外観斜視図である。
遊戯画像撮影装置100は、受付装置102、撮影ブース104、編集ブース106および印刷装置110を備える。ユーザは、受付装置102において遊戯画像撮影装置100の使用を予約する。ユーザは、受付装置102においてユーザIDを入力するとともに、現金または電子マネーにてプレイ料金を支払う。受付装置102は、ユーザに予約番号を発行する。受付装置102は、受付モニタ108において待機人数および呼び出し対象となる予約番号を表示させる。ユーザは、自分の予約番号が受付モニタ108に表示されると、撮影ブース104に入室する。
撮影ブース104においてユーザは写真撮影を行う。撮影終了後、ユーザは編集ブース106に移動する。編集ブース106には、編集装置126が設置される。編集装置126は、編集モニタ120を備える。編集モニタ120には対象画像(装飾加工の対象となる撮影画像)が表示される。本実施形態における編集モニタ120は、静電容量式タッチパネルにより形成される。1つの編集モニタ120に対して、2つのスタイラスペン122a、122bが用意される。ユーザはスタイラスペン122および指を使って対象画像に装飾加工を施す。編集終了後、印刷装置110は対象静止画像をシール台紙に印刷する。また、編集装置126は、対象画像をサーバ202にアップロードする。
図3は、撮影ブース104の外観斜視図である。
撮影ブース104は、カーテン124により外部から遮蔽される。撮影ブース104には、撮影装置128が設置される。撮影装置128は、被写体となるユーザを3方向から照らす3つのライト116、撮影静止画像および撮影動画像を取得するためのカメラ118、第1撮影モニタ112および第2撮影モニタ114を備える。
第1撮影モニタ112は、ユーザの撮影画像(撮影動画像と撮影静止画像)を表示させる。第2撮影モニタ114は、被写体となるユーザ以外の人物、たとえば、モデルの撮影画像(以下、「サンプル画像」とよぶ)を表示させる。ユーザは、第2撮影モニタ114に表示されるサンプル画像を参考にしながら、カメラ118の前で任意の撮影ポーズをとる。第2撮影モニタ114には、撮影方法に関する各種説明も表示される。上述したように、撮影ブース104においては、撮影動画像および撮影静止画像を取得できる。
図4は、遊戯画像撮影装置100におけるプレイの流れを示すフローチャートである。図5は、遊戯画像撮影装置100を上から見た平面図である。
ユーザは、受付装置102において使用予約を行うと、受付装置102は受付処理を実行する(S10)。受け付け後、ユーザは撮影ブース104に入室する。撮影装置128は、ユーザの撮影画像を取得する(S12)。撮影ブース104においては、ユーザは所定数の撮影画像を取得できる。撮影動画像と撮影静止画像は同時に取得され(後述)、撮影動画像と撮影静止画像のペアを1セットの撮影画像とカウントする。本実施形態においては、最大5セットの撮影画像(撮影動画像と撮影静止画像のセット)が取得される。撮影に際し、ユーザは撮影装置128が提供する複数の事前修正メニューから事前修正の方法を選択できる。また、ユーザは撮影画像の背景色等も撮影装置128において選択できる。撮影装置128は、撮影画像を取得するごとに事前修正を実行する。なお、事前修正メニューは、受付装置102においてプレイ前に選択できてもよい。
撮影後、第1撮影モニタ112には、2つの編集ブース106のいずれかを指示する指示情報が表示される。ユーザは、2つの編集ブース106a、106bのうち、第1撮影モニタ112により指定された編集ブース106に移動する。撮影装置128からは、編集装置126に撮影画像が転送される。ユーザは、編集装置126において転送された撮影画像(対象画像)に装飾加工を施す(S14)。
編集に際して、ユーザはイベント情報を作成できる。イベント情報の作成については後述する。
編集後、編集装置126は編集画像を印刷装置110に送り、印刷装置110は編集画像と二次元コード(台紙ID)をシール台紙に印刷する(S16)。また、編集装置126は、インターネット204を介して編集画像およびイベント情報をサーバ202にアップロードする(S18)。ユーザは、サーバ202にアクセスすることにより、編集画像やイベント情報をサーバ202からユーザ端末206にダウンロードできる。
一般的には、撮影作業よりも編集作業に時間がかかる。本実施形態における遊戯画像撮影装置100においては、1つの撮影ブース104に対して2つの編集ブース106a、106b(編集装置126a、126b)を設けることにより、顧客回転率を高めている。
図6は、遊戯画像撮影装置100の機能ブロック図である。
遊戯画像撮影装置100の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)および各種コプロセッサなどの演算器、メモリやストレージといった記憶装置、それらを連結する有線または無線の通信線を含むハードウェアと、記憶装置に格納され、演算器に処理命令を供給するソフトウェアによって実現される。コンピュータプログラムは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、それらの上位層に位置する各種アプリケーションプログラム、また、これらのプログラムに共通機能を提供するライブラリによって構成されてもよい。
上述したように、遊戯画像撮影装置100は、撮影装置128、受付装置102、編集装置126および印刷装置110の集合体として構成される。以下に説明する各ブロックは、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。図7に示すサーバ202の機能ブロックについても同様である。
遊戯画像撮影装置100は、ユーザインタフェース処理部130、データ処理部132、通信部134およびデータ格納部136を含む。
ユーザインタフェース処理部130は、受付モニタ108、編集モニタ120等を介したユーザインタフェース処理を担当する。通信部134は、インターネット204を介してサーバ202との通信処理を担当する。通信部134は、近距離無線通信によりユーザ端末206とダイレクトに通信してもよい。たとえば、通信部134からユーザ端末206に対象画像を直接送信してもよい。データ格納部136は各種データを格納する。データ処理部132は、通信部134により取得されたデータおよびデータ格納部136に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。
ユーザインタフェース処理部130は、ユーザによる操作入力を受け付ける入力部140と、ユーザへの情報提示を行う出力部142と、撮影画像を取得する撮影部138(カメラ118)を含む。
入力部140は、受付装置102、撮影装置128、編集装置126等に設置されるタッチパネルに対するユーザの操作入力を検出する。入力部140は、スタイラスペン122による操作入力も検出する。入力部140は、ユーザID検出部300を含む。ユーザID検出部300は、受付装置102においてユーザIDを検出する。受付装置102によりユーザIDを検出することにより、遊戯画像撮影装置100は撮影対象となる1以上のユーザを特定する。たとえば、受付装置102において、2人分のユーザIDの入力が検出されたとき、撮影画像に映る2人を特定できる。以下、複数のユーザが単一の撮影画像に映ることを「同時撮影」とよぶ。
出力部142は、受付装置102、撮影装置128、編集装置126等における画像表示のほか、音声出力、印刷出力など各種の出力処理を実行する。
データ処理部132は、撮影制御部144、編集処理部146、受付管理部148および印刷処理部150を含む。
撮影制御部144は、撮影ブース104における撮影処理を制御する。撮影制御部144は、撮影ブース104においてユーザに撮影タイミングを通知する。撮影タイミングを時刻t1とすると、撮影制御部144は時刻t1よりも1.5秒前から0.1秒前まで動画像(以下、「前半動画像」とよぶ)を記録し、時刻t1において撮影静止画像を取得し、時刻t1の0.1秒後から1.5秒後まで動画像(以下、「後半動画像」とよぶ)を再び記録する。撮影制御部144は、前半動画像と後半動画像をつなげることにより撮影動画像を生成する。撮影制御部144は、撮影部138に撮影の開始指示および停止指示を送信することにより、撮影部138を制御する。また、撮影制御部144は、撮影静止画の取得時においては、図示しないストロボを発光させる。撮影動画像は、撮影静止画の取得期間、いいかえれば、ストロボ発光時の動画が含まれないため、ストロボ発光が映り込むことがない。
出力部142は、撮影画像を対象画像として編集モニタ120(静電容量式のタッチパネル)に表示させる。編集処理部146は、ユーザからの操作入力にしたがって対象画像を装飾加工する。また、編集処理部146は、ユーザからの操作入力にしたがってイベント情報を編集する。受付管理部148は、受付装置102においてユーザによるプレイ料金の支払いと予約順序を管理する。受付管理部148は、撮影ブース104において撮影作業が終了するごとに、予約中のユーザを撮影ブース104に案内する。印刷処理部150は、印刷装置110における編集画像と二次元コードの印刷を制御する。
図7は、サーバ202の機能ブロック図である。
サーバ202は、通信部210、データ処理部212およびデータ格納部214を含む。通信部210は、インターネット204を介して遊戯画像撮影装置100、ユーザ端末206との通信処理を担当する。データ格納部214は各種データを格納する。データ処理部212は、通信部210により取得されたデータおよびデータ格納部214に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。
データ格納部214は、シール台紙ごとにイベント情報を対応づけるイベント設定情報を含む。イベント設定情報については、図9に関連して後述する。
データ処理部212は、台紙ID付与部220、イベント作成部222、イベント時刻通知部224、イベント実行判定部226およびユーザID付与部304を含む。
台紙ID付与部220は、シール台紙に付与する台紙IDを選択する。遊戯画像撮影装置100の印刷処理部150が編集画像をシール台紙に印刷するとき、印刷処理部150は通信部134を介して新規に付与する台紙IDをサーバ202に要求する。台紙ID付与部220は、あらかじめプールしている複数の台紙IDのうち未発行の台紙IDを選択し、遊戯画像撮影装置100に通知する。遊戯画像撮影装置100の印刷処理部150は、台紙IDを所定の規則により画像変換することにより二次元コードを生成し、シール台紙に印刷する(実際の印刷態様については図9に関連して後述)。
イベント作成部222は、イベント情報を作成する。イベント情報は、電子コンテンツと実行条件を含む。電子コンテンツは、ユーザが任意に設定可能である。ユーザは、遊戯画像撮影装置100における編集作業時において、テキストメッセージやスタンプ画像などを含む電子コンテンツを作成し、実行条件を設定する。イベント作成部222は、遊戯画像撮影装置100から電子コンテンツと実行条件を受信し、イベント情報としてイベント設定情報(後述)に登録する。イベント作成部222は、また、電子コンテンツにコンテンツIDを付与する。本実施形態においては、イベント作成部222は、遊戯画像撮影装置100の編集処理部146とともにイベント情報を作成する。イベント作成部222は、外部装置から受信した電子コンテンツに基づいてイベント情報を作成・変更することもできるが詳細は後述する。
本実施形態においては、1回のプレイにつき5つの編集動画像が得られる。イベント作成部222は、5つの編集動画像(約3秒)をつなぎあわせて約15秒の動画像(以下、「合成動画像」とよぶ)を生成する。一例として、この合成動画像をイベント情報の電子コンテンツとして対応づけてもよい。ユーザは、編集作業時において、イベントの実行条件として、実行可能日時を入力する。たとえば、1週間後と入力したとする。この場合、ユーザは、1週間後以降にユーザ端末206からサーバ202にアクセスすることにより、合成動画像をユーザ端末206にて再生できる。いいかえれば、撮影後、すぐには合成動画像を見ることはできない。このような制御方法によれば、合成動画像の出来上がりを待つ楽しみを提供できる。合成動画像のほかにも、誕生日などの記念日のためのメッセージ、撮影画像の一部、スタンプ画像、音声等、ユーザは任意の電子コンテンツをイベント情報として登録可能である。
イベント時刻通知部224は、イベントの実行可能日時をユーザに通知する。イベントの実行可能日時の通知については後述する。イベント実行判定部226は、イベントの実行の可否を判定する。ユーザID付与部304は、イベント情報の送信先となるユーザIDの指定を遊戯画像撮影装置100において受け付け、イベント設定情報として登録する。
通信部210は、実行要求受信部216、イベント情報送信部218およびコンテンツ受信部306を含む。
実行要求受信部216は、ユーザ端末206からのイベント実行要求を受信する。イベント実行要求は、イベント実行要求の送信元となるユーザIDと台紙IDを含む。イベント情報送信部218は、イベント実行判定部226がイベント情報の送信を許可したとき、ユーザ端末206にイベント情報を送信する。コンテンツ受信部306は、ユーザ端末206あるいはPC等の外部装置から、台紙IDと電子コンテンツを含むイベント登録要求を受信する。イベント登録要求については後述する。
図8は、イベント設定情報310のデータ構造図である。
イベント設定情報310は、サーバ202のデータ格納部214に格納される。上述したように、遊戯画像撮影装置100の印刷処理部150は、編集画像をシール台紙に印刷するとき、台紙ID付与部220はシール台紙に台紙IDを付与する。台紙IDにはイベント情報が対応づけられる。イベント情報は、コンテンツIDと実行条件を含む。編集作業時において、ユーザは、イベント情報の送信先となるユーザIDを指定してもよい。
台紙ID=D01のシール台紙(以下、「台紙(D01)」のように表記する)は、送信先となるユーザ(以下、「対象ユーザ」とよぶ)としてユーザ(P01)が指定されている。台紙(D01)には電子コンテンツ(C01)が対応づけられ、実行条件は「2018年3月5日以降」である。
イベント実行判定部226は、対象ユーザ(P01)から2018年3月5日以降に、台紙ID=D01を指定するイベント実行要求が受信されたとき、このイベント情報をユーザ(P01)のユーザ端末206へ送信するのを許可する。いいかえれば、電子コンテンツ(C01)は、対象ユーザ(P01)のユーザ端末206でしか再現できない。また、電子コンテンツ(C01)は、2018年3月5日にならなければ再現できない。このように、本実施形態においては、シール台紙に、編集画像だけでなく、対象ユーザや実行可能日時を限定したイベント情報を対応づけることができる。
台紙(D02)の電子コンテンツ(C02)の対象ユーザはユーザ(P03)とユーザ(P06)の2人であり、電子コンテンツ(C02)の実行条件は「クリスマスイブ」である。したがって、イベント実行判定部226は、毎年クリスマスイブにいずれかのユーザからイベント実行要求が受信されたときに限り、このイベント情報の送信を許可する。このような設定によれば、クリスマスイブに限定のイベントを2人のユーザに提供できる。
台紙(D03)には、電子コンテンツ(C03)と電子コンテンツ(C04)が対応づけられている。電子コンテンツ(C03)の実行条件は「2018年3月」であり、電子コンテンツ(C04)の実行条件は「2018年4月」である。したがって、対象ユーザ(P12)が台紙(D03)を撮影したときには、撮影時期に応じて異なるイベント(電子コンテンツ)が発生する。
台紙(D04)に対応づけられる電子コンテンツ(C05)の実行条件は「横浜からアクセス」である。電子コンテンツ(C05)には対象ユーザが指定されていない。したがって、誰でも、台紙ID=D04を指定して横浜からイベント実行要求を送信すれば、電子コンテンツ(C05)にともなうイベントを実行できる。サーバ202のイベント実行判定部226は、ユーザ端末206の位置情報をGPS(Global Positioning System)により検出することで、ユーザ端末206が「横浜市」に存在するか否かを判定すればよい。
図9は、シール台紙320の外観図である。
ユーザは、最大5枚の編集静止画像を作成し、編集時において複数の編集静止画像の印刷用のレイアウトを決める。図9に示すシール台紙320には、編集静止画像322a、322b、322cがレイアウトされている。印刷処理部150は、編集静止画像322ごとに合計3つの二次元コード324を印刷する。2つの二次元コード324が示す台紙IDは共通である。
二次元コード324は、台紙IDだけでなく、サーバ202のネットワーク・アドレスを含んでもよい。ユーザは、後日、シール台紙320を編集静止画像322ごとに切り分けることも多い。シール台紙320に1つだけ二次元コード324を印刷してもよいが、編集静止画像322ごとに二次元コード324を印刷すれば、切り分け後のシール台紙320に基づいてイベント情報を取得できるため便利である。
図10は、イベントの実行例を示す画面図である。
ユーザは、ユーザ端末206により、シール台紙320の二次元コード324を撮影する。このとき、ユーザ端末206は、サーバ202に対して、台紙IDおよびユーザIDを含むイベント実行要求を送信する。なお、ユーザは、遊戯画像撮影システム200に会員登録するとき、ユーザIDを遊戯画像撮影装置100から発行されるため、これをユーザ端末206に登録している。
サーバ202のイベント実行判定部226は、イベント設定情報310を参照し、イベント実行要求により指定された台紙IDおよびユーザID(送信元ユーザ)に対応するイベント情報を検索する。該当するイベント情報が存在し、かつ、その実行条件が成立していれば、イベント実行判定部226はイベント実行を許可する。いいかえれば、イベント実行要求が受信されたこと、および、該当するイベント情報について実行条件が成立していること、という2つの条件がチェックされる。
実行許可されると、イベント情報送信部218はイベント情報をユーザ端末206に送信する。ユーザ端末206はイベント情報を受信し、イベントを発生させる。図10は、誕生日を祝うメッセージを表示させるイベントの実行画面である。
ユーザは、編集ブース106においてイベント情報を作成してもよいし、パーソナルコンピュータ等の外部装置においてイベント情報を作成してもよい。一例として、ユーザ(P02)とユーザ(P03)が同時撮影を行い、2人が有するシート台紙の台紙IDは「D08」であるとする。ユーザ(P02)は、写真撮影後、ユーザ端末206によりビデオメッセージ(動画像)を撮影したとする。ユーザ(P02)は、台紙ID=D08と対象ユーザのユーザID=P03およびビデオメッセージ(電子コンテンツ)、実行可能日時(実行条件)を含むイベント登録要求をサーバ202に送信する。
サーバ202のコンテンツ受信部306は、イベント登録要求を受信する。イベント作成部222は、ビデオメッセージ(電子コンテンツ)にコンテンツIDを付与し、シール台紙(D08)にユーザID=P03とビデオメッセージのコンテンツIDを対応づける。既存のイベント情報を変更してもよいし、新たなイベント情報としてビデオメッセージを追加してもよい。このような制御方法によれば、ユーザ(P02)は、ユーザ(P03)に内緒で作成したイベント情報(ビデオメッセージ)により対象ユーザ(P03)を驚かせることができる。
図11は、イベント情報の実行判定処理のフローチャートである。
図11に示す処理は、サーバ202の実行要求受信部216がイベント実行要求を受信したときに実行される。上述したように、イベント実行要求には、イベント実行要求の送信元であるユーザIDと台紙IDが含まれる。該当するイベント情報が存在し(S10のY)、かつ、イベント情報の実行条件が成立していれば(S12のY)、イベント実行判定部226は通信部210に対してイベント情報の送信を指示する(S14)。ユーザ端末206は、イベント情報を受信したとき、イベント情報に含まれる電子コンテンツを実行する。一方、該当するイベント情報が存在しないとき(S10のN)、あるいは、実行条件が不成立のときには(S12のN)、イベント情報は送信されない。
[第2実施形態]
第1実施形態においては、ユーザ端末206からイベント実行要求を受信したとき、サーバ202のイベント実行判定部226はイベント情報の送信可否を判定するとして説明した。いいかえれば、イベントを実行可能な状態にならなければ、サーバ202はイベント情報をユーザ端末206に送信しない。第2実施形態においてはイベント実行可否をユーザ端末206において判定する。
第2実施形態においては、ユーザ端末206からイベント実行要求が受信されたとき、イベント実行判定部226は実行条件を判定することなく、イベント情報送信部218はイベント情報を送信する。より具体的には、イベント実行要求において指定される台紙IDとユーザIDに対応するイベント情報があれば、イベント情報送信部218はイベント情報を送信する。このイベント情報には、電子コンテンツと実行条件が含まれる。
第2実施形態においては、ユーザ端末206がイベント実行判定部(不図示)を含む。ユーザ端末206のイベント実行判定部は、ユーザからイベント実行指示がなされたとき、実行条件が成立していれば電子コンテンツを再生する。第2実施形態においては、ユーザ端末206は実行条件の成否に関わらずいったんイベント情報をサーバ202からダウンロードできるが、実行可否はイベント情報に含まれる実行条件に基づいてユーザ端末206が判断する。
以上、実施形態に基づいて遊戯画像撮影装置100、サーバ202および遊戯画像撮影システム200を説明した。
本実施形態における遊戯画像撮影システム200によれば、ユーザは会員登録することにより、編集画像とは異なるイベント情報を撮影後に楽しむことができる。編集画像を見せ合うことで撮影時の楽しさを振り返るユーザは多い。本実施形態においては、ユーザは、撮影時においてシール台紙に印刷された編集画像を見て楽しむだけでなく、後日見返す際にはシール台紙に対応付けておいたイベントも楽しむことができる。イベントは、各種の実行条件が成立したときでなければ再生できない。このような制御方法によれば、編集直後に編集画像の出来を楽しむだけでなく、後日のイベントの再生を期待する楽しみを提供できる。イベントの実行可能日時を遠い将来に設定すれば、本人も忘れていたイベントを未来においてタイムカプセルをひらくように楽しむことができる。
また、イベント情報の作成時において、イベント情報の対象ユーザを設定できるため、同時撮影した2人だけのイベントを設定することも可能となる。イベント時刻通知部224は、イベント実行要求をユーザ端末206から受信したとき、実行条件が成立する日時をユーザ端末206に通知してもよい。この場合には、ユーザはいつイベントが実行されるのかを知ることができるので、イベントが実行可能となる日を楽しみに待つことができる。また、写真撮影からしばらくしてイベントが実行されるため、ユーザはシール台紙を大事に保存しておくようになると考えられる。一般的には、遊戯画像撮影装置100は若い世代に利用されることが多い。ユーザがシール台紙をいつまでも大事に保存してくれれば、数年後にユーザは遊戯画像撮影装置100を再び楽しみたいという気持ちになってくれるかもしれない。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
遊戯画像撮影装置100とサーバ202、ユーザ端末206により、特に、遊戯画像撮影装置100とサーバ202により遊戯画像撮影システム200が構成されるとして説明したが、遊戯画像撮影装置100の機能の一部はサーバ202により実現されてもよいし、サーバ202の機能の一部が遊戯画像撮影装置100に割り当てられてもよい。また、遊戯画像撮影装置100やサーバ202以外の第3の装置が、これらの装置の機能の一部を担ってもよい。1つまたは複数のハードウェアに対して、本発明を実現するために必要な複数の機能をどのように配分するかは、各ハードウェアの処理能力や遊戯画像撮影システム200に求められる仕様等に鑑みて決定されればよい。
たとえば、遊戯画像撮影装置100のみにより、遊戯画像撮影システム200の機能が実現されてもよい。この場合、遊戯画像撮影装置100のデータ格納部136がイベント設定情報310等を格納し、台紙ID付与部220、イベント作成部222、イベント時刻通知部224、イベント実行判定部226、ユーザID付与部304の各機能は遊戯画像撮影装置100に実装されるとしてもよい。
[変形例]
本実施形態においては、実行条件として、所定の日時または場所においてイベントを実行可能になるとして説明した。実行可能日時は、シール台紙への編集画像の印刷から所定時間、少なくとも、1時間以上後の任意の日時を対象として設定可能であればよい。実行可能日時は、編集作業時においてユーザが設定してもよい。また、編集作業時においてユーザが実行可能日時を指定しなかったときには、イベント作成部222は印刷日時から1週間後のようにあらかじめ定められた実行可能日時を初期設定してもよい。後日、ユーザはユーザ端末206により、台紙IDを指定して実行可能日時を変更してもよい。
実行条件として、日時や場所以外の条件を設定してもよい。ユーザが所定回数、たとえば、10回以上遊戯画像撮影装置100を利用したときに実行条件が成立するとしてもよい。あるいは、ユーザ(P01)とユーザ(P02)が同時撮影をしたときに得られるイベント情報の実行条件は、同じ2人がもう一度同時撮影をすることであってもよい。このような制御方法によれば、遊戯画像撮影装置100にて再度の撮影を行うインセンティブを提供できる。また、実行条件は、撮影日から所定日数が経過したあと同じ2人でもう一度同時撮影すること、のように複数の条件を組み合わせて設定されてもよい。
ユーザ(P01)とユーザ(P02)が同時撮影したときのシール台紙について、ユーザ(P01)が編集モニタ120にてイベント情報を作成したときには、イベント作成部222は同時撮影したユーザ(P02)を対象ユーザとして自動選択してもよい。このような制御方法によれば、ユーザは編集モニタ120にてお互いを後日驚かすためのイベント情報を相互に作成し合うことができる。イベント情報を送り合うことにより、同時撮影した2人の親密度をいっそう深めることができる。
編集ブース106においては、2人のユーザは並んでそれぞれ対象画像を編集する。2人のユーザは、それぞれ別々の編集モニタ120にて対象画像を編集してもよい。また、ユーザ(P01)の編集作業がユーザ(P02)から見えないように2人の間に衝立を設けてもよい。この場合には、ユーザ(P01)が作成するイベント情報をユーザ(P02)は確認できないため、ユーザ(P01)はユーザ(P02)を驚かせるイベントをユーザ(P02)に知られることなく準備できる。
本実施形態においては、シール台紙320の表面に二次元コード324を印刷することでユーザに台紙IDを提供するとして説明した。変形例として、印刷処理部150はシール台紙320の裏面に二次元コード324を印刷してもよい。また、台紙IDは二次元コードにて提供されてもよいし、数字列として提供されてもよく、電子透かしとして画像に埋め込まれてもよい。少なくとも、台紙IDは、ユーザ端末206により読み取り可能な形式にて提供されればよい。
単一のシール台紙320に含まれる複数の編集静止画像322それぞれに同一の台紙IDを設定してもよい。あるいは、複数の編集静止画像322それぞれに異なる台紙IDとイベント情報を対応づけてもよい。後者の場合には、台紙IDは編集静止画像322を一意に識別するIDとして機能する。イベント作成部222は、編集静止画像322ごとに異なるイベント情報を設定してもよい。
イベント情報は、画像、音声、テキストにより表現される任意の電子コンテンツをユーザ端末206にて実行させるための設定情報であればよい。ユーザは、編集モニタ120において、「イベントペン」ボタンを選択できてもよい。たとえば、イベントペンにより対象画像に「なかよし」と書き込んだとする。イベントペンは他の種類のペンとは異なり、対象画像を視覚的に装飾するものではない。イベント作成部222はイベントペンで書き込まれた「なかよし」の文字画像をイベント情報として登録してもよい。イベントペンによる文字画像は、実行条件が成立したときにあとから表示される。
イベントは音声であってもよい。編集装置126は、マイクを備えてもよい。ユーザはマイクで音声を録音する。録音された音声をイベント情報として登録してもよい。
ユーザ(P01)とユーザ(P02)が同時撮影したとする。撮影日はユーザ(P01)の誕生日の3日前であるとする。遊戯画像撮影装置100での撮影および編集作業を終え、2人のユーザは編集画像が印刷されたシール台紙をそれぞれ保有する。編集作業時には、イベント情報は作成されず、シール台紙に対応づけられる台紙IDには、イベント情報が空のままであるとする。この時、サーバ202には、2人のユーザIDと台紙ID、編集画像が保存されている。
撮影後、ユーザ(P01)は自分のユーザ端末206によりユーザ(P02)の誕生日を祝うイベント情報を作成する。たとえば、「お誕生日おめでとう」と書かれたテキストメッセージ画像を作成する。上述のユーザ端末206でのイベント作成時と同様に、ユーザ(P01)はユーザ端末206にシール台紙に印刷された二次元コードを読み込ませ、台紙IDと作成したイベント情報をサーバ202へ送信する。このとき、ユーザ(P01)は実行可能日時をユーザ(P02)の誕生日当日に設定し、台紙IDとともに登録する。
ユーザ(P01)は、サーバ202にログインし、対象ユーザ(P02)を設定する。ユーザID付与部304は、ユーザID=P02を台紙IDに対応づける。こうして、台紙IDとユーザID=P02と、ユーザ(P02)の誕生日当日に実行可能となるテキストメッセージ画像が対応づけられる。
誕生日当日、ユーザ(P02)がシール台紙の二次元コードをユーザ端末206で読み取ると、イベント情報送信部218はイベント情報をユーザ(P02)のユーザ端末206に送信する。ユーザ(P02)のユーザ端末206の画面には、ユーザ(P01)が作成した「お誕生日おめでとう」のテキストメッセージ画像が表示される。イベント時刻通知部224は、ユーザ(P02)のユーザ端末206に対して「X月X日にYちゃんと撮影した写真をスマートフォンで撮影してみよう」というメッセージを送信してもよい。このような予告メッセージを送信することにより、ユーザ(P02)はユーザ(P01)が自分の誕生日のために何かイベントを用意してくれていることを知り、イベントに対する期待感を高められる。
イベント情報に対応づけられる電子コンテンツは、ユーザ端末206によるシール台紙320の撮影時において、シール台紙320の画像に重ねてAR(Artificial Reality)のように重畳表示させてもよい。
サーバ202が台紙IDを選択し、遊戯画像撮影装置100がシール台紙320に選択された台紙IDを二次元コードあるいは数字列として印刷する。遊戯画像撮影装置100が台紙IDを選択する台紙ID付与部を備えてもよい。あるいは、遊戯画像撮影装置100の印刷処理部150が台紙IDの選択および印刷をまとめて実行してもよい。
[飛び出す画像に関する変形例]
本実施形態のイベント情報は、スマートフォンなどのユーザ端末206において実行可能な電子コンテンツとその実行条件を定義する情報であるとして説明した。変形例として、イベント情報の代わりに「付加情報」をサーバ202からユーザ端末206に送信するものとして説明する。この変形例においては、ユーザ端末206によりシール台紙320(編集静止画像)を撮影することにより、ユーザ端末206においてさまざまな電子コンテンツを再生あるいは表示させることができる。
遊戯画像撮影装置100は、付加情報作成部を備える。サーバ202は、イベント情報送信部218の代わりに付加情報送信部、実行要求受信部216の代わりにデータ要求受信部を含む。
付加情報は、編集静止画像、編集動画像、特徴点データおよび特別画像を含む。特徴点データは、編集静止画像の画像特徴量、たとえば、エッジ点の分布により編集静止画像の画像特徴を示す情報である。特別画像は、ユーザがユーザ端末206にてシール台紙320を撮影したときに追加的に表示される画像(電子コンテンツ)である。遊戯画像撮影装置100は、あらかじめ複数種類の特別画像を用意しておく。
ユーザが、遊戯画像撮影装置100において編集画像を作成するとき、付加情報作成部は、付加情報を作成する。付加情報作成部は、複数種類の特別画像からいずれかの特別画像をランダムに選択し、付加情報に追加する。遊戯画像撮影装置100の通信部134は、ユーザID、台紙IDとともに付加情報をサーバ202にアップロードする。遊戯画像撮影システム200は、ユーザID、台紙IDおよび付加情報を対応付けて保存する。
以上の事前準備が完了したあと、ユーザは、ユーザ端末206により、シール台紙320の台紙IDを読み取ることで遊戯画像撮影システム200にアクセスする。このとき、ユーザ端末206のデータ要求部は、ユーザIDと台紙IDを含むデータ要求をサーバ202に送信する。サーバ202の付加情報送信部は、ユーザIDおよび台紙IDに対応付けられる付加情報をユーザ端末206に送信する。
ユーザは、ユーザ端末206をカメラモード(ライブビュー撮影モード)に設定し、シール台紙320を撮影する。ユーザ端末206にはあらかじめ画像認識ソフトウェアが導入されており、このソフトウェアは取得済みの付加情報に含まれる特徴点データとシール台紙320の撮影画像(ライブビュー画像)から検出される特徴点データを比較する。2つの特徴点データが一致または類似しているとき、ユーザ端末206にあらかじめ導入されているアプリケーション・ソフトウェアはこの付加情報に含まれる特別画像をユーザ端末206の画面に表示させる。特徴点データの比較による類似判定は、既知の画像認識技術の応用でよい。このような制御方法によれば、ユーザは、遊戯画像撮影装置100において編集画像を作成したあとも、ユーザ端末206にてシール台紙320を撮影することにより特別画像を楽しむことができる。ユーザ端末206による撮影画像(ライブビュー画像)において編集画像の特徴データと類似の特徴データが検出されることが特別画像326の再生条件となる。
特別画像は「飛び出す画像」であってもよい。
図12は、飛び出す画像の表示態様を模式的に示す図である。ユーザは、ユーザ端末206をカメラモード(ライブビュー撮影モード)にした上でシール台紙320を撮影する。ユーザ端末206は、付加情報の特徴点データと撮影画像から検出される特徴点データが一致または類似するとき、特別画像326があたかもシール台紙320から飛び出してきたかのように表示してもよい。図12に示すように、編集画像に含まれる人物部分を切り出した画像を特別画像326としてもよい。あるいは、編集動画像を特別画像326として設定してもよい。特別画像326をライブビュー画像と重ねて表示させることにより、ARのような画像表現が可能となる。特別画像326は、「飛び出し絵本」のようにシール台紙320から起き上がった状態にて、ライブビュー画像に重畳表示させる。
ユーザ端末206は、ライブビュー画像に映るシール台紙320の傾き、いいかえれば、シール台紙320とユーザ端末206の物理的な相対角度に応じて、特別画像326の表示を変化させてもよい。たとえば、ユーザ端末206は、ユーザ端末206とシール台紙320の相対角度を垂直に近づけるほど、特別画像326の起き上がり角度(シール台紙320から起き上がって見える角度)を垂直に近づけて表示してもよい。
特別画像326の表示サービスは、非会員ユーザにも提供されてもよい。この場合には、台紙ID(画像ID)と付加情報が遊戯画像撮影システム200において管理され、ユーザは画像IDを含むデータ要求により付加情報をユーザ端末206にダウンロードしてもよい。この場合には、ユーザIDによる認証は行われないが、シール台紙320を保有しているユーザであれば誰でも付加情報を取得できる。また、会員ユーザの場合には、遊戯画像撮影装置100からサーバ202に付加情報がアップロードされたとき、サーバ202はユーザ端末206に自動的に付加情報を送信してもよい(自動ダウンロード)。
編集静止画像の特徴点データを台紙IDの代わりに利用してもよい。あるいは、サーバ202において、編集静止画像から特徴点データを作成してもよい。特別画像326は、静止画像であってもよいし動画像であってもよい。動画像の場合にも、ユーザ端末206は、飛び出す画像としてこの特別画像を動画再生してもよい。
ユーザ端末206は、ライブビュー画像に映る編集静止画像の特徴点データと付加情報に含まれる特徴点データの類似度に基づいて、特別画像の再生可否を判定するとして説明した。これに限らず、ユーザ端末206は、ライブビュー画像から所定の画像特徴量を検出したときに特別画像を再生するとしてもよい。たとえば、ユーザ端末206が「黄色い花」を撮影したとき、あらかじめ取得していた特別画像を再生してもよい。また、再生条件の成立時に再生される電子コンテンツは、静止画、動画に限らず、音声やテキストメッセージであってもよい。
100 遊戯画像撮影装置、102 受付装置、104 撮影ブース、106 編集ブース、108 受付モニタ、110 印刷装置、112 第1撮影モニタ、114 第2撮影モニタ、116 ライト、118 カメラ、120 編集モニタ、122 スタイラスペン、124 カーテン、126 編集装置、128 撮影装置、130 ユーザインタフェース処理部、132 データ処理部、134 通信部、136 データ格納部、138 撮影部、140 入力部、142 出力部、144 撮影制御部、146 編集処理部、148 受付管理部、150 印刷処理部、200 遊戯画像撮影システム、202 サーバ、204 インターネット、206 ユーザ端末、210 通信部、212 データ処理部、214 データ格納部、216 実行要求受信部、218 イベント情報送信部、220 台紙ID付与部、222 イベント作成部、224 イベント時刻通知部、226 イベント実行判定部、300 ユーザID検出部、304 ユーザID付与部、306 コンテンツ受信部、310 イベント設定情報、320 シール台紙、322 編集静止画像、324 二次元コード、326 特別画像

Claims (6)

  1. ユーザを撮影する撮影部と、
    撮影画像に対する前記ユーザによる編集入力を受け付ける編集処理部と、
    編集後の撮影画像である編集画像を画像IDとともに台紙に印刷する印刷処理部と、
    表示機能および入力機能を有する携帯デバイスにおいて実行可能なイベントの内容を定義するイベント情報を作成し、前記画像IDに前記イベント情報を対応づけるイベント作成部と、
    前記画像IDを含むイベント実行要求を前記携帯デバイスから受信する実行要求受信部と、
    前記携帯デバイスに前記イベント情報を送信するイベント情報送信部と、
    前記イベント情報の送信タイミングを判定するイベント実行判定部と、を備え、
    前記イベント実行判定部は、前記携帯デバイスからの前記イベント実行要求を受信することを第1の条件とし、前記イベント実行要求を受信したときに前記編集画像の台紙への印刷から所定の時間が経過していることを第2の条件として、前記第1の条件と前記第2の条件の両方が成立した場合に前記携帯デバイスへの前記イベント情報の送信を許可することを特徴とする遊戯画像撮影システム。
  2. イベントの実行を許可する日時を前記ユーザに予告通知するイベント時刻通知部、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の遊戯画像撮影システム。
  3. 外部装置から、ユーザによって作成された画像および音声の双方または一方を含む電子コンテンツを画像IDとともに受信するコンテンツ受信部を更に備え、
    前記イベント作成部は、前記受信された画像IDに対応する前記イベント情報に前記電子コンテンツを設定することを特徴とする請求項1または2に記載の遊戯画像撮影システム。
  4. イベント情報に対して、前記イベント情報の送信先となるユーザIDを対応づけるユーザID付与部、を更に備え、
    前記イベント実行要求には、画像IDに加えて、送信元のユーザIDが指定され、
    前記イベント実行判定部は、前記イベント実行要求に含まれるユーザIDおよび画像IDの双方に対応づけられるイベント情報を送信対象として選択することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊戯画像撮影システム。
  5. 撮影の対象となるユーザのユーザIDを検出するユーザID検出部、を更に備え、
    前記ユーザID付与部は、第1のユーザおよび第2のユーザが同時撮影したときの撮影画像において、前記第1のユーザにより作成されたイベント情報の送信先として前記第2のユーザのユーザIDを対応づけることを特徴とする請求項4に記載の遊戯画像撮影システム。
  6. 前記印刷処理部は、一枚の台紙に印刷される複数の編集画像それぞれに対して、複数の画像IDを印刷することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の遊戯画像撮影システム。
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