JP7476610B2 - 照明器具 - Google Patents
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Description
本開示は、容易に取り付けすることができる照明器具に関するものである。
以下、本開示に係る実施の形態として、H鋼で形成された被取付部に取り付けられる照明器具1について説明する。
なお、以下の説明において方向を表す用語を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は照明器具を限定するものではない。方向を表す用語としては、例えば、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」または「後」等が挙げられる。また、以下に説明する各図において、Z軸は上下方向を示し、X軸は、左右方向すなわち横方向を示し、Y軸は、前後方向すなわち奥行方向を示す。X軸、Y軸、Z軸は、直交しており、X軸と、Y軸とは水平方向であり、Z軸は垂直方向である。
図1は照明器具1の斜視図である。図2は図1に示す照明器具1の分解斜視図である。図3は図2に示す連結部140の斜視図であり、図3の(a)は右方向X1側からみた連結部140の斜視図であり、図3の(b)は左方向X2側からみた連結部140の斜視図である。図4は図2に示す電源保持部150の斜視図であり、図4の(a)は上方向Z1側からみた電源保持部150の斜視図であり、図4の(b)は下方向Z2側からみた電源保持部150の斜視図である。図5は図2に示すアーム200の斜視図である。図6は図3に示すアーム200の展開図であり、図6の(a)は上方向Z1からみたアーム200の平面図であり、図6の(b)は前方向Y1からみたアーム200の正面図であり、図6の(c)は右方向X1からみたアーム200の側面図である。
カバー部120は、発光部110を覆うようにベース部130に取り付けられ、一面が開口した箱形状の主カバー121と、主カバー121の開口の縁から水平方向XYへ突設するように設けられたカバー鍔部122を有している。
なお、カバー部120は、主カバー121の発光部110と対向する面に、発光素子111からの光を所定の配光に制御する図示しないレンズを設けてもよい。
ベース鍔部132は、ベース主部131の側辺から下方向Z2側へ突設するように設けられている。ベース鍔部132は、ベース主部131に対して直交するよう設けられており、ベース主部131の剛性を補強するものである。
ベース部130は、ベース主部131とベース鍔部132の各部が板状の金属部材をプレス加工して一体に形成されている。
また、連結部140は、板状の金属部材を加工して形成されており、ベース部130で用いるアルミ板材よりも厚いアルミ板材や、鉄、ステンレスなどの強度の強い金属部材で形成されている。
また、柱主部1411には、ボルト形状をした接続部材300が接続される接続部1413が設けられている。接続部1413は、接続部材300が締め込まれ螺合できるよう設けられたものであり、貫通穴にナットなどのタップ加工された部材が連結されたものである。なお、接続部1413は、貫通穴の内側にタップ加工が施されているものでも良い。
カバー保持部143は、L字形状に形成されており、連結部140がベース部130に取り付けられた状態においてカバー鍔部122を覆うように設けられている。カバー保持部143は、カバー鍔部122を覆うことでカバー部120の落下を抑制している。
電源保持部150は、保持主部151の長手方向が奥行方向Yになるようにベース部130に配置されている。
脚主部1521は、保持主部151から下方向Z2側へ板状に突設するよう設けられているおり、図示しない通信ユニットや防護ネットなど機能部品が取り付けられる部品取付孔1523が設けられている。
脚突設部1522は、脚主部1521の下方向Z2側の側辺から直交するように突出して設けられている。脚突設部1522は、ネジなどの固定手段によりベース部130に固定される。
電源本体部161は、長尺の箱形状をしており、外部電力を発光部110が点灯するための電力に変換する図示しない点灯回路部を内側に備えている。
端子部162は、外部の商用電源から供給される電力を図示しない点灯回路部に供給するものであり、外部からの図示しない電源線が挿し込まれものである。端子部162は、電源線が挿し込まれる挿し込み孔1621が設けられており、挿し込み孔1621が電源本体部161の長手方向の一端側に配設されている。
また、電源部160は、電源保持部150によりベース部130と間を設けて保持されており、ベース部130からの放熱の影響を抑制されている。
アーム200は、第一の方向である巾方向Xに延びるよう形成されたアーム主部210と、アーム主部210から上下方向Zに延びるように形成されてアーム支持部220を有している。
アーム支持部220は、アーム水平部211の巾方向Xの端部から下方向Z2に向かうよう板状に突設している。アーム支持部220は、上方向Z1側から下方向Z2側に向かって順にアーム屈曲部221、アーム垂直部222、アーム接続部223を有している。また、アーム支持部220は、奥行方向Yに支持部フランジ部224が設けられている。
アーム屈曲部221は、上方向Z1側の端部側に板材を貫通するように開口した取付開口部2211が設けられている。取付開口部2211は、図6の(c)に示すように矩形状に開口した形状であり、上方向Z1側の側辺である上側側部2211aがアーム水平部211の下方向Z2側の面と連続するように設けられている。取付開口部2211は、上下方向Zおよび巾方向Xの両方に亘って形成されている。
アーム接続部223は、光源ユニット100の第一の連結部1401に接続部材300により連結される箇所である。アーム接続部223は、接続部材300がアーム挿通孔2231に挿通された状態で接続部1413に締結させることで、第一の連結部1401の柱主部1411と当接して接続する。
支持部フランジ部224は、主部フランジ部212から連続するようにアーム垂直部222の下方向Z2端部側まで設けたことで、アーム屈曲部221に取付開口部2211を設けたことによる剛性の低下を補強することができる。
螺合部310は、円柱形状であり外周にネジ加工がされており、接続部1413に締め込まれるものである。
頭部320は、螺合部310の径よりも大きく形成された六角柱形状をしている。頭部320は、螺合部310が接続部1413に締め込まれることにより、螺合部310側の面でアーム接続部223を柱主部1411に押圧する。
なお、頭部320は、六角柱形状でなく多角形をした柱形状でも良く、ドライバーなどの工具が挿し込める窪みが設けられたものでも良い。
図7は、被取付部1000の斜視図である。図8は取付金具1100の斜視図であり、図8の(a)は取付金具1100の斜視図であり、図8の(b)は図8の(a)に示す取付金具1100の分解斜視図である。
被取付部1000は、板状であり上方向Z1側に配設されて上側フランジ部1001と、板状であり下方向Z2側に配設されて下側フランジ部1002と、上側フランジ部1001と下側フランジ部1002を上下方向Zにてつなげるように設けられたウェブ部1003とを備えている。
金具本体部1110は、下側フランジ部1002の巾方向X側の端部を覆うように被取付部1000に取り付けられるものであり、コの字形状で形成されている。
金具本体部1110は、板状であり下側フランジ部1002に対して上方向Z1側に配置される上側爪部1111と、板状であり下側フランジ部1002に対して下方向Z2側に配置される下側爪部1112と、上側爪部1111と下側爪部1112を上下方向Zでつなぐ金具垂直部1113を備えている。
また、上側爪部1111には金具可動部1120を上下方向Zに移動可能に保持する金具保持部1114が設けられている。金具保持部1114は、上側爪部1111を上下方向Zに貫通する貫通穴であり、貫通穴の内側面がタップ加工されたものである。
図9は被取付部1000に照明器具1を取り付けする工程を示した参考斜視図であり、図9の(a)は被取付部1000に照明器具1が取り付けられる前の状態であり、図9の(b)は照明器具1に取付金具1100が挿し込まれた状態であり、図9の(C)は照明器具1が被取付部1000に取り付けられた状態である。
図10は図9の(c)に示すB-B′断面視における被取付部1000に照明器具1を取り付けする工程を示した参考断面図であり、図10の(a)は図9の(a)の状態における参考断面図であり、図10の(b)は図9の(b)の状態における参考断面図であり、図10の(c)は図9の(c)の状態における参考断面図である。
また、照明器具1は、アーム200の取付開口部2211が被取付部の下側フランジ部1002の巾方向Xの端部側を向くように配置されている。
金具可動部1120は、下方向Z2に移動するように金具保持部1114に締め込まれ、押圧部1122が下側フランジ部1002に押圧するように当接している。
そして、押圧部1122が下側フランジ部1002に当接した状態で、金具可動部1120を下方向Z2へ向かって金具保持部1114に締め込むことにより、金具本体部1110は上方向Z1へ引き上げられ、下側爪部1112がアーム水平部211を下側フランジ部1002に押圧している。また、アーム水平部211は下側爪部1112と面で当接して押圧されている。
よって、下側爪部1112が取付開口部2211に挿し込まれた状態で上方向Z1側へ引き上げられたときに、下側爪部1112はアーム水平部211との間でアーム屈曲部221を挟むことがなく、アーム水平部211を面で接触して押圧することができる。
よって、取付金具1100をアーム垂直部222よりも内側まで挿し込むことができ、被取付部1000と異なる大きさの被取付部であり、下側フランジ部1002の巾方向Xの長さよりも短い被取付部にも取付金具1100を用いて照明器具1を取り付けすることができる。
よって、照明器具1を被取付部1000に取り付けするには、取付開口部2211に取付金具1100を挿し込み、被取付部1000の下側フランジ部1002とアーム水平部211を取付金具1100で挟持させればよく、照明器具1は容易に取り付けすることができる。
よって、取付開口部2211に挿し込まれた取付金具1100の下側爪部1112はアーム水平部211と面接触して下側フランジ部1002を押圧することができ、照明器具1を安定して取り付けすることができる。
Claims (4)
- 第一の方向に延びるよう設けられた板状のアーム水平部、前記アーム水平部から前記第一の方向と直交する第二の方向に延びるよう設けられた板状のアーム支持部を有するアームと、
前記アーム支持部の前記アーム水平部と反対側の端部に設けられたアーム接続部に接続される光源ユニットと、
を備え、
前記アームは、前記アーム支持部の前記アーム水平部側に開口した形状であり、前記アーム水平部と被取付部とを挟み込んで取り付ける取付金具が、前記アーム支持部の側面側から前記第一の方向に挿入される取付開口部が設けられた照明器具。 - 前記アームは、前記第二の方向において前記取付開口部の前記アーム水平部側が前記アーム水平部の前記取付金具が当接する面の位置まで連続するように設けられている請求項1に記載の照明器具。
- 前記アームは、前記取付開口部が前記第一の方向および前記第二の方向に亘って形成されている請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の照明器具。
- 前記アーム支持部は、前記第一の方向において前記アーム水平部の端部から前記アーム水平部より離れるように突出し、前記第一の方向へ突出するに従って前記アーム接続部に向かうよう形成されたアーム屈曲部を有し、
前記取付開口部は、前記アーム屈曲部に形成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の照明器具。
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