JP7474508B2 - 防鳥ネット取付具 - Google Patents
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Description
このような汚染被害を防止する手段として、良好な効果が得られているのが、防鳥ネットの設置である。
また、接着剤を取付穴の用面側に膨出して固化させることにより、取付強度を確保するが、取付穴から膨出させる程度によっては、取付強度を十分に発揮できない場合がある。
板片状のベース部と、該ベース部の上面に設けられ相互に対向する、第1の掛止部および第2の掛止部と、を備える防鳥ネット取付具において、
前記第1の掛止部は、前記ベース部の上面から立設する第1の脚部と、該第1の脚部の上端から連続して前記第2の掛止部に向かう第1の腕部と、を有し、
前記第1の腕部の先端部の下面に第1鉤部を有し、
前記第2の掛止部は、前記ベース部の上面から立設する第2の脚部と、該第2の脚部の上端から連続して前記第1の掛止部に向かう第2の腕部と、を有し、
前記第1の腕部の上方に前記第2の腕部を配置し、前記第1の腕部と第2の腕部との間にガイド通路を有し、
前記第1の掛止部と前記ベース部の上面との間に第1の掛止部内部領域を形成し、
前記第2の掛止部と前記ベース部の上面との間であって第1の掛止部内部領域以外の領域に第2の掛止部内部領域を形成し、
前記第1の掛止部内部領域内に、防鳥ネットを係止するための係止突起を設けたことを特徴とする、防鳥ネット取付具を、課題を解決するための手段とする。
前記第1の掛止部は、前記ベース部の上面から立設する第1の脚部と、該第1の脚部の上端から連続して前記第2の掛止部に向かう第1の腕部と、を有し、
前記第1の腕部の先端部の下面に第1鉤部を有し、
前記第2の掛止部は、前記ベース部の上面から立設する第2の脚部と、該第2の脚部の上端から連続して前記第1の掛止部に向かう第2の腕部と、を有し、
前記第1の腕部の上方に前記第2の腕部を配置し、前記第1の腕部と第2の腕部との間にガイド通路を有し、
前記第1の掛止部と前記ベース部の上面との間に第1の掛止部内部領域を形成し、
前記第2の掛止部と前記ベース部の上面との間であって第1の掛止部内部領域以外の領域に第2の掛止部内部領域を形成し、
前記第1の掛止部内部領域内に、防鳥ネットを係止するための係止突起を設けたことを特徴とする、防鳥ネット取付具である(第1の構成)。
また、防鳥ネットの取り外し時において、ネット線材を第2の掛止部内部領域から第2の掛止部に沿ってネット線材を摺動させ上方に負荷をかけることで、第2の掛止部の僅かな可撓性によりガイド通路を確保させ、防鳥ネットを容易に取り外すことができる。
なお、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化して示されたり、一部の構成が省略されたりしている。また、各部に示された構成の寸法比は、必ずしも実際の寸法比を示すものではない。
第1の腕部11は、第1の脚部10の上端から連続して、対向する第2の掛止部2に向かうように配置されている。第1の掛止部1の第1の腕部11は厚さが5mm程度である。第1の掛止部の第1の脚部10から第1の腕部11に至る外面は、湾曲した形状(R面)となっている。
また第1の腕部11の下面に連続する第1の脚部10の側面に、柱状の第2係止突起14Bを備えている。換言すれば、第1の掛止部内部領域1Aに、柱状の第1係止突起14Aおよび第2係止突起14Bを備えている。
第2の腕部21は、第2の脚部20の上端から連続して、対向する第1の掛止部1に向かうように配置されている。第2の掛止部2の第2の腕部21は厚さが6mm程度であり、第1の腕部11よりも厚く形成されている。このため、第2の掛止部2は、第1の掛止部1と比べて可撓性が低くなっている。
第2の掛止部2の第2の脚部20から第2の腕部21に至る外面は、湾曲した形状(R面)となっている。
第2の脚部20、第2の腕部21、およびベース部3の上面に囲まれる空間の領域であって、第1の掛止部内部領域1Aを除く空間の領域を、第2の掛止部内部領域2Aとする。
接着剤5による接着を行う場合には、底面の両面テープ4の剥離紙を剥離した上で、底面に接着剤5を塗布する。設置面7に対して防鳥ネット取付具100を押し付けると、図5(a)(b)に示すように、両面テープ4による仮止めがされるとともに、接着剤5が接着剤ガイド空間33を通して接着剤浸透用角穴3A、3B、3C(3D、3E、3F)へ流入する。
左右それぞれ3箇所の接着剤浸透用角穴3A、3B、3C(3D、3E、3F)で溢出した接着剤5相互が結合される。
いずれの場合も、防鳥ネット6の端部から平行する複数本のネット線材60を束とし、ガイド通路から束とした複数本のネット線材60を挿し込み、第2の掛止部内部領域2Aに落とし込み、次いで、第1鉤部12とベース部3の上面32との間を潜らせて、第1の掛止部内部領域1Aに移動させる。第1の掛止部内部領域で、束とした複数のネット線材60を係止突起14A(14B)と係止させる。
ガイド通路31からのネット線材60の差込は、第1の腕部11が可撓性を有しているため、ガイド通路31の高さ寸法は拡大し、容易に第2の掛止部内部領域2Aへ落とし込むことができる。
また係止突起の形状は、限定されるものではなく、針状、柱状、鉤状等、種々の形状を採用することが可能である。
1 第1の掛止部
10 第1の脚部
11 第1の腕部
12 第1鉤部
13 第2鉤部
14A 第1係止突起
14B 第2係止突起
14C 係止突起
1A 第1の掛止部内部領域
2 第2の掛止部
20 第2の脚部
21 第2の腕部
22 切欠部
2A 第2の掛止部内部領域
3 ベース部
30 薄肉部
31 ガイド通路
32 上面
33 接着剤ガイド空間
3A 接着剤浸透用角穴
3B 接着剤浸透用角穴
3C 接着剤浸透用角穴
3D 接着剤浸透用角穴
3E 接着剤浸透用角穴
3F 接着剤浸透用角穴
3G ビス穴
3H ビス穴
4 両面テープ
5 接着剤
6 防鳥ネット
60 ネット線材
7 設置面
Claims (5)
- 板片状のベース部と、該ベース部の上面に設けられ相互に対向する、第1の掛止部および第2の掛止部と、を備える防鳥ネット取付具において、
前記第1の掛止部は、前記ベース部の上面から立設する第1の脚部と、該第1の脚部の上端から連続して前記第2の掛止部に向かう第1の腕部と、を有し、
前記第1の腕部の先端部の下面に第1鉤部を有し、
前記第2の掛止部は、前記ベース部の上面から立設する第2の脚部と、該第2の脚部の上端から連続して前記第1の掛止部に向かう第2の腕部と、を有し、
前記第1の腕部の上方に前記第2の腕部を配置し、前記第1の腕部と第2の腕部との間にガイド通路を有し、
前記第1の掛止部と前記ベース部の上面との間に第1の掛止部内部領域を形成し、
前記第2の掛止部と前記ベース部の上面との間であって第1の掛止部内部領域以外の領域に第2の掛止部内部領域を形成し、
前記第1の掛止部内部領域内に、防鳥ネットを係止するための係止突起を設けたことを特徴とする、防鳥ネット取付具。 - 第1の腕部の先端部上面に第2鉤部を備え、第2の腕部の先端部下面に幅方向に連続する切欠部を備え、前記第2鉤部の上方に前記切欠部が配置されている請求項1に記載の防鳥ネット取付具。
- 前記第1の脚部および前記第2の脚部は、ベース部上面中央に対する立設角度がいずれも鋭角を構成する請求項1又は2に記載の防鳥ネット取付具。
- 前記第1の掛止部および前記第2の掛止部はいずれも可撓性を有し、
前記第1の掛止部の可撓性は、前記第2の掛止部の可撓性よりも大であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の防鳥ネット取付具。 - ベース部は、複数の接着剤浸透用角穴を隣接して配置している請求項1又は2に記載の防鳥ネット取付具。
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