JP3156987U - ネット係止具 - Google Patents

ネット係止具 Download PDF

Info

Publication number
JP3156987U
JP3156987U JP2009007957U JP2009007957U JP3156987U JP 3156987 U JP3156987 U JP 3156987U JP 2009007957 U JP2009007957 U JP 2009007957U JP 2009007957 U JP2009007957 U JP 2009007957U JP 3156987 U JP3156987 U JP 3156987U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
net
base body
locking
state
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2009007957U
Other languages
English (en)
Inventor
平田 文孝
文孝 平田
Original Assignee
東信科学株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東信科学株式会社 filed Critical 東信科学株式会社
Priority to JP2009007957U priority Critical patent/JP3156987U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3156987U publication Critical patent/JP3156987U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

【課題】 ネットの取付状態が安定すると共に、ネットが容易に取り付け及び取り外しすることのできるネット係止具を提供する。【解決手段】 ネット係止具10は、構造体7に固定された平板状のベース体20と、ベース体20に取り付けられた係止体30とによって構成されている。ベース体20の上面の内方側には、突起部22が長手方向(図3の紙面に直交する方向)に連続して形成されている。係止体30は、先端側部分31を有する断面状態においてS字状に形成されている。先端側部分31は、ベース体20の突起部22に押し付けられるように付勢されていると共に、その状態から上方に移動させて突起部22との間にスペースを形成することが可能である。そのため、ネット5の横糸17は係止体30の先端側部分31とベース体20の突起部22との間から容易に脱着することができる。又、ネット5が不用意に外れる虞が無いため、ネット5の取付状態が安定する。【選択図】 図3

Description

この考案はネット係止具に関し、特に、鳥類の侵入等を防止するためのネットを、壁面等の被取付物に取り付けるためのネット係止具に関するものである。
鳥類の浸入の防止等、各種用途に用いるネットを、種々のネット係止具を介して壁面等の被取付物に取り付ける方法が提案されている。その中で一般的なものとして、ネットをフレームロープ(フレームワイヤー)に太糸で巻き付けて接続したもの、又はフレームロープにネットハンガーで接続したものを、被取付物に固定したフックに取り付ける方法がある。ここで、上述したネットハンガーを用いたネットの取り付け方法(例えば、特許文献1)について説明する。
図11は特許文献1で開示されたネット係止具を介してネットを取り付けた状態を示す部分正面図である。
図を参照して、ネット63は、その外縁が複数のネットハンガー65を介してフレームワイヤー62に接続されている。そして、ネット63を接続したフレームワイヤー62は、被取付物であるコンクリート壁等の基体61に固定された複数のフック64に取り付けられている。ネット63は、このようにして基体61に取り付けられている。
特開2000−140174号公報
上記のような従来のネット係止具では、ネットを取り付ける前に、被取付物に穴を形成する等してフックを固定する必要があると共に、ネットを取り付ける際には、フレームワイヤーを複数のフックに掛けて取り付ける必要があるため、手間が掛かっていた。又、ネットを取り外す際には、フレームワイヤーをフック毎に取り外す必要があるため、取り外しが困難であり、特に火災等の緊急時に対応し難いものとなっていた。
この考案は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ネットの取付状態が安定すると共に、ネットが容易に取り付け及び取り外しすることのできるネット係止具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の考案は、ネットを壁面等の被取付物に取り付けるためのネット係止具であって、被取付物に固定されるベース体と、ベース体に取り付けられ、その先端側部分にネットが挿通される係止体とを備え、係止体は、先端側部分がベース体に押し付けられるように付勢されると共に、先端側部分がベース体から離れるように変形可能であるものである。
このように構成すると、係止体の先端側部分とベース体との間からネットを脱着できる。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案の構成において、ベース体は、長手方向に延びる平板形状を有し、係止体は、長手方向に対して先端側部分が所定間隔をおいて複数整列して配置されるものである。
このように構成すると、ネットは複数の先端側部分に係合する。
請求項3記載の考案は、請求項2記載の考案の構成において、ベース体は、合成樹脂の押し出し成形により形成され、係止体は、金属棒の折り曲げにより形成され、先端側部分を除く部分の一部がベース体の成形方向に沿って挿入されると共に、挿入状態において、成形方向に直交する方向に対して抜け止め状態にベース体に係合するものである。
このように構成すると、係止体はベース体に対してスライド可能になると共に、その直交方向に対しては外れることが無い。
請求項4記載の考案は、請求項3記載の考案の構成において、ベース体に対して、係止体は少なくとも2組係合し、ベース体の成形方向の長さに対して、係止体の各々の挿入方向の長さの合計は約2分の1であるものである。
このように構成すると、1つのベース体に対してネットは少なくとも2組の係止体に係合する。
請求項5記載の考案は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の考案の構成において、係止体の先端側部分を覆うようにベース体に着脱自在に取り付けられ、係止体における先端側部分のベース体からの分離を阻止するロック体を更に備えたものである。
このように構成すると、係止体における先端側部分のベース体からの不用意な分離が阻止される。
以上説明したように、請求項1記載の考案は、係止体の先端側部分とベース体との間からネットを脱着できるため、ネットの脱着が容易となり、取付状態が安定する。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案の効果に加えて、ネットは複数の先端側部分に係合するため、ネットの取付状態がより安定する。
請求項3記載の考案は、請求項2記載の考案の効果に加えて、係止体はベース体に対してスライド可能になるため、ネットに対する先端側部分の取付位置の微調整が可能になる。又、係止体はベース体の直交方向に対しては外れることが無いため、係止体の取付状態が安定する。
請求項4記載の考案は、請求項3記載の考案の効果に加えて、1つのベース体に対してネットは少なくとも2組の係止体に係合するため、ネットの取付状態が更に安定すると共に、効率的な係止具となる。
請求項5記載の考案は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の考案の効果に加えて、係止体における先端側部分のベース体からの不用意な分離が阻止されるため、係止体に対するネットの取付状態の信頼性がより向上する。
この考案の第1の実施の形態によるネット係止具を介してネットを被取付物に取り付けた状態を示す概略斜視図である。 図1で示したII−IIラインの拡大概略断面図である。 図2で示したX部分の拡大図である。 図3で示したIV−IVラインの断面図である。 図3で示したV−Vラインの断面図である。 図2で示したVI−VIラインの拡大断面図である。 図3で示したベース体への係止体の取付方法を示す斜視図である。 図3で示したネット係止具にネットを取り付ける工程を示した断面図であって、図3に対応するものである。 図3で示したネット係止具からネットを取り外す工程を示した断面図であって、図8に対応するものである。 この考案の第2の実施の形態によるネット係止具を示す断面図であって、第1の実施の形態の図3に対応するものである。 従来のネット係止具を介してネットを取り付けた状態を示す部分正面図である。
図1はこの考案の第1の実施の形態によるネット係止具を介してネットを被取付物に取り付けた状態を示す概略斜視図であり、図2は図1で示したII−IIラインの拡大概略断面図である。
これらの図を参照して、建物2は、窓8を有する壁面3と、壁面3の外方側に設置されたベランダとなる構造体7a、7bとを備えている。そして、構造体7a、7bの間には、縦糸と横糸とで構成された複数の網目を有するネット5がネット係止具10a、10bを介して、被取付物である壁面3及び構造体7a、7bに取り付けられている。従って、ネット5から内方側(壁面3側)に鳥類等が侵入する虞が無い。
尚、このようなネット5の取付状態から、図2で示すようにネット5に対して内方側に力Pを加えることで、ネット5はネット係止具10a、10bから容易に取り外すことができる。ネット5とネット係止具10a、10bとの脱着の詳細に関しては後述する。
図3は図2で示したX部分の拡大図であり、図4は図3で示したIV−IVラインの断面図であり、図5は図3で示したV−Vラインの断面図である。
これらの図を参照して、ネット係止具10は、構造体7に接着剤12を介して固定される、ポリプロピレン、ポリカーボネート又はポリ塩化ビニル等の合成樹脂の押し出し成型によって形成された長手方向に延びる平板状のベース体20と、ベース体20に取り付けられたステンレス棒の折り曲げ加工により形成された係止体30とによって構成されている。尚、ネット係止具10は屋外に設置されることが多いため、ステンレス棒はJIS規格におけるSUS304以上の品質を有するものが望ましい。
まず、ベース体20の構造について説明する。
ベース体20は、その内方側の端面にテーパ状の溝24が長手方向に連続して形成されている。又、上面の外方側には、後述する係止体30の後端側部分32を挿通するための、後端側部分32の形状に対応した取付溝21が長手方向に連続して形成されている。更に、上面の内方側には、短手方向の断面状態(図3の状態)において、その外縁が曲線状に形成された突起部22が長手方向に連続して形成されている。尚、上述した通り、ベース体20は合成樹脂の押し出し成型によって形成されているため、溝24、取付溝21及び突起部22は、平板状のベース体20の長手方向の一方の端部から他方の端部まで連続して形成されている。
次に、係止体30について説明する。
係止体30は、短手方向の断面状態においてS字状且つ平面視において波形状に形成されており、ベース体20の長手方向に対して所定間隔をおいて整列する複数の先端側部分31と、先端側部分31の各々を連結するように所定間隔をおいて整列する、先端側部分31を除く部分の一部である複数の後端側部分32とを備えている。
先端側部分31は、ベース体20に組込まれない状態では、図3の二点鎖線で示すようにベース体20の突起部22より下方に位置するように加工されている。上述した通り、係止体30はステンレス棒の折り曲げ加工により形成されているため、弾性変形が可能である。つまり、ベース体20に組込まれた状態の係止体30の先端側部分31は、突起部22と接することによって組込まれた状態より上方に位置する。従って、先端側部分31は、ベース体20の突起部22に押し付けられるように付勢されることになる。且つ、先端側部分31は弾性変形が可能であるため、上述した突起部22との接触状態から、突起部22から離れるように上方に移動することが可能である。
そして、ネット5の網目9の一部を構成する構造体7側の横糸17は、係止体30の先端側部分31とベース体20の突起部22との間から挿通され、図で示すように係止体30に取り付けられている。従って、ネット5が不用意に外れる虞が無いため、ネット5の取付状態が安定する。係止体30の先端側部分31の動作の詳細については後述する。
又、上述した通り、係止体30a、30bの各々には、長手方向に対して所定間隔をおいて整列する複数の先端側部分31が形成されている。そのため、ネット5の横糸17は複数の先端側部分31に係合するため、ネット5の取付状態がより安定する。
後端側部分32は、短手方向の断面状態において、ベース体20の取付溝21と略同一形状に形成されている。そして、取付溝21は長手方向に連続して形成されているため、係止体30はベース体20に対して長手方向にスライド自在となっている。従って、ネット5に対する係止体30の取付位置、即ち先端側部分31の取付位置の微調整が可能となる。
又、係止体30は短手方向の断面状態においてS字状に形成されているため、ベース体20への取付状態(後述する挿入状態)において、長手方向に直交する方向(図3における紙面に平行な方向)に対して抜け止め状態となっている。従って、係止体30はベース体20の直交方向に対しては外れることが無い。そのため、ベース体20に対する係止体30の取付状態が安定する。ベース体20に対する係止体30の取り付け方法については後述する。
次に、ベース体20に対する係止体30の配置構成について説明する。
図6は図2で示したVI−VIラインの拡大断面図である。
図を参照して、上述した通り、ベース体20は合成樹脂の押し出し成型により平板形状に形成されており、その長手方向(成形方向)の単位長さAは40cmに設定されている。そして、複数の先端側部分31を有する係止体30a、30bが取り付けられており、その各々の長手方向の単位長さBは10cmに設定されていると共に、係止体30a、30bの各々の間隔の長さCは10cmに設定されている。即ち、ベース体20の長手方向の単位長さAである40cmに対して、係止体30a、30bの各々の単位長さBの合計が2分の1となっている。
従って、1つのベース体20に対して、ネット5は2組の係止体30a、30bに係合する。そのため、ネット5の取付状態が更に安定する。
又、このような構成では、係止体30a、30bの各々の間隔の長さCの部分におけるネット5の一部の横糸は係止体30a、30bに取り付けられていない。しかしながら、係止体30a、30bの各々が有する複数の先端側部分31によって、ネット5の他の一部の横糸が水平(ベース体20の長手方向)に係止体30a、30bの単位長さBの分だけ取り付けられている。従って、長さCの部分におけるネット5の移動(ベース体20との間隔の広がり)が制限されるため、鳥類の浸入防止の支障とはならない。そのため、長さCの部分に係止体30a、30bを設置させる必要が無くなるので、効率的なネット係止具10となる。
次に、ベース体20への係止体30の取付方法について説明する。
図7は図3で示したベース体への係止体の取付方法を示す斜視図である。
まず(1)を参照して、ベース体20の取付溝21に対して、二点鎖線で示すように係止体30の後端側部分32の各々を長手方向に整列させる。この状態で、先端の後端側部分32を取付溝21に挿入しながら先端側部分31を突起部22に当たらないように持ち上げて、係止体30をベース体20の外部から長手方向に沿って移動させる。すると、取付溝21に対応した形状の後端側部分32の各々が次々と取付溝21内に挿入され、(2)で示す状態となる。
次に(2)を参照して、このような状態から、更に外部に位置する後端側部分32を取付溝21内に挿入すると、図6で示すような取付状態(挿入状態)となる。このようにして、係止体30はベース体20に取り付けられる。従って、上述したように係止体30はスライド自在になると共に、ベース体20への挿入状態における長手方向の直交方向に対する抜け止め状態となる。更に、先端側部分31の各々が突起部22に押し付けられるように付勢されているため、先端側部分31の各々と突起部22との摩擦抵抗によって係止体30が不用意にスライド移動する虞が無い。即ち、係止体30をベース体20の長手方向における所望の位置に確実に設置することができる。
次に、図3で示したネット係止具に対するネットの取付方法について説明する。
図8は図3で示したネット係止具にネットを取り付ける工程を示した断面図であって、図3に対応するものである。
まず(1)を参照して、ネット5の横糸17をベース体20の突起部22と係止体30の先端側部分31との間に配置し、外方側に向かって力Fを加える。この時、先端側部分31は突起部22を押し付けるように付勢されているため、先端側部分31と突起部22との間にスペースが無い。
次に(2)を参照して、(1)の状態から更に外方側へ力Fを加え続けると、上述したように先端側部分31は上方に変形可能であるため、ネット5の移動に伴って矢印で示すように先端側部分31が上方に移動する。即ち、先端側部分31にネット5の横糸17が挿通可能な状態となる。
次に(3)を参照して、(2)の状態から更に外方側へ力Fを加え続けると、先端側部分31からのネット5の横糸17の挿通(装着)が完了する。即ち、ネット5の横糸17が係止体30とベース体20との間のスペース37に移動し、ネット5と係止体30とが係合状態となる。その際、先端側部分31は(2)の状態から矢印で示すように下方に移動し、再度突起部22を押し付けるように付勢された状態となる。従って、係合状態のネット5の横糸17が不用意に外れる虞が無いため、ネット5の取付状態が安定する。
このようにして、ネット5はネット係止具10に取り付けられる。
次に、図3で示したネット係止具に対するネットの取外し方法について説明する。
図9は図3で示したネット係止具からネットを取り外す工程を示した断面図であって、図8に対応するものである。
まず(1)を参照して、係合状態のネット5に内方側への力Pを加えると、係止体30とベース体20との間のスペース37に位置するネット5の横糸17は、係止体30に沿って内方側へと移動する。この時、先端側部分31は突起部22を押し付けるように付勢しているため、先端側部分31と突起部22との間にスペースが無い。
次に(2)を参照して、(1)の状態から更に内方側へ力Pを加え続けると、係止体30は弾性変形が可能なため、ネット5の移動に伴って、矢印で示すように先端側部分31が上方に移動し、先端側部分31にネット5の横糸17が移動可能な状態となる。
次に(3)を参照して、(2)の状態から更に内方側へ力Pを加え続けると、先端側部分31からのネット5の横糸17の通過(脱出)が完了する。即ち、ネット5と係止体30との係合状態が解除される。その際、先端側部分31は(2)の状態から矢印で示すように下方に移動し、再度突起部22を押し付けるように付勢された状態となる。
このようにして、ネット5はネット係止具10から取り外される。
図8及び図9で説明した通り、ネット係止具10においては、係止体30の先端側部分31とベース体20の突起部22との間からネット5の横糸17を直接脱着することができる。そのため、容易にネット5を脱着することができる。
図10はこの考案の第2の実施の形態によるネット係止具を示す断面図であって、第1の実施の形態の図3に対応するものである。
尚、説明に当たっては、基本的には第1の実施の形態によるものと同一であるため、その相違点を中心に説明する。
まず(1)を参照して、この実施の形態によるネット係止具40にあっては、係止体30の先端側部分31のベース体20からの分離を阻止するための、ポリプロピレン等の合成樹脂よりなるロック体15を更に備えている。
ロック体15は、ベース体20の長手方向に延びると共に、係止体30の長手方向の単位長さとほぼ同じ長さとなるように形成されている。そして、二点鎖線で示す取付状態において、先端側部分31の上方への移動を阻止するために先端側部分31を覆うように長手方向に連続して形成された第1係合部41と、ベース体20の内方側に形成されたロック用突起部27に係合する、長手方向に連続して形成された第2係合部42と、短手方向の断面状態においてベース体20の溝24に脱着自在に嵌合する、長手方向に連続して形成された第3係合部43とを備えている。
ロック体15の取付状態においては、矢印で示すネット5の内方側への移動に伴う先端側部分の上方への移動は、ロック体15の第1係合部41によって阻止される。その際、ロック体15の上方への移動は第3係合部43とベース体の溝24との係合によって阻止される。
従って、係止体30の先端側部分31におけるベース体20からの不用意な分離が阻止される。即ち、先の実施の形態によるものとは異なり、ネット5に力を加えてもネット5が不用意にネット係止具40から外れることが無い。そのため、係止体30に対するネット5の取付状態の信頼性がより向上する。
次に、ロック体15の取り外しについて説明する。
(2)を参照して、上述した通り、ロック体15の第3係合部43は、ベース体20の溝24に脱着自在に嵌合するように形成されている。従って、図の矢印で示すように内方側へ回転させるような力をロック体15に加えると、二点鎖線で示す状態に容易に移動してロック体15を外す事が可能となる。その結果、第1係合部41と先端側部分31との係合が解除され、先の実施の形態と同様に、ネット5の脱着が可能となる。
このように、ロック体15はベース体20に対して容易に脱着可能であるため、ネット係止具40に対してネット5の脱着の際において支障となる虞が無い。
尚、上記の各実施の形態では、建物のベランダ間にネットを取り付ける際に適用されているが、例えば垂直に立設したポール間にネットを取り付ける等の鳥類の侵入防止以外の用途であっても、被取付物にネットの少なくとも一部を取り付ける場合であれば同様に適用できることは言うまでも無い。
又、上記の各実施の形態では、内方側と外方側とをベランダに対して規定しているが、係止体の先端側部分が外方側に位置するように向きを変更して使用しても良い。
更に、上記の各実施の形態では、先端側部分の各々にネットの横糸の各々が挿通して係合しているが、例えばネットの横糸の各々が複数の先端側部分に挿通して係合する等、ネットと係止体とが係合していれば、他の係合形態であっても良い。
更に、上記の各実施の形態では、ベース体は被取付物に接着剤によって固定されているが、例えばアンカーネジ等を介して被取付物に固定する等、ベース体が被取付物に固定されていれば他の方法であっても良い。
更に、上記の各実施の形態では、係止体はステンレス棒の折り曲げにより特定形状に形成されているが、ステンレス以外の金属棒の折り曲げにより特定形状に形成されていても良い。又は、ベース体に取り付けられ、その先端側部分にネットが挿通され、先端側部分がベース体に押し付けられるように付勢されると共に、先端側部分がベース体から離れるように変形可能であれば、合成樹脂等の他の素材及び他の形状であっても良い。
更に、上記の各実施の形態では、ベース体は合成樹脂の押し出し成型により形成されているが、長手方向に延びる平板形状を有していれば、他の素材及び成形方法によって形成されていても良い。又は、係止体を支持できる形状であれば、長手方向に延びる平板形状に限らず、他の形状であっても良い。
更に、上記の各実施の形態では、係止体には複数の先端側部分が形成されているが、先端側部分は少なくとも1つあれば良い。
更に、上記の各実施の形態では、係止体はベース体に対して特定の方法で取り付けられているが、例えば、係止体の一部をボルト等でベース体に固定する等、他の方法でベース体に取り付けられていても良い。
更に、上記の各実施の形態では、特定形状のベース体に特定形状の係止体が取り付けられているが、係止体の先端側部分を除く部分の一部がベース体の成形方向に沿って挿入されると共に、挿入状態において、成形方向に直交する方向に対して抜け止め状態にベース体に係合するように形成されていれば、ベース体及び係止体は他の形状であっても良い。
更に、上記の各実施の形態では、1つのベース体に対して係止体は2組係合しているが、ベース体の成形方向の長さに対して、係止体の各々の挿入方向の長さの合計が約2分の1以外でも良く、係止体は3組以上係合していても良い。又は、1つのベース体に対して係止体が1組のみ係合していても良い。
更に、上記の第2の実施の形態では、ロック体はポリプロピレン等の合成樹脂により形成されているが、係止体の先端側部分の移動を阻止できる強度を有するものであれば、他の素材により形成されていても良い。
更に、上記の第2の実施の形態では、ロック体は特定形状に形成されているが、係止体の先端側部分を覆うようにベース体に着脱自在に取り付けられ、係止体における先端側部分のベース体からの分離を阻止できれば、他の形状に形成されていても良い。
3…壁面
5…ネット
7…構造体
10、40…ネット係止具
15…ロック体
20…ベース体
30…係止体
31…先端側部分
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (5)

  1. ネットを壁面等の被取付物に取り付けるためのネット係止具であって、
    前記被取付物に固定されるベース体と、
    前記ベース体に取り付けられ、その先端側部分に前記ネットが挿通される係止体とを備え、
    前記係止体は、前記先端側部分が前記ベース体に押し付けられるように付勢されると共に、前記先端側部分が前記ベース体から離れるように変形可能である、ネット係止具。
  2. 前記ベース体は、長手方向に延びる平板形状を有し、
    前記係止体は、前記長手方向に対して前記先端側部分が所定間隔をおいて複数整列して配置される、請求項1記載のネット係止具。
  3. 前記ベース体は、合成樹脂の押し出し成形により形成され、
    前記係止体は、金属棒の折り曲げにより形成され、前記先端側部分を除く部分の一部が前記ベース体の成形方向に沿って挿入されると共に、挿入状態において、前記成形方向に直交する方向に対して抜け止め状態に前記ベース体に係合する、請求項2記載のネット係止具。
  4. 前記ベース体に対して、前記係止体は少なくとも2組係合し、
    前記ベース体の前記成形方向の長さに対して、前記係止体の各々の挿入方向の長さの合計は約2分の1である、請求項3記載のネット係止具。
  5. 前記係止体の前記先端側部分を覆うように前記ベース体に着脱自在に取り付けられ、前記係止体における前記先端側部分の前記ベース体からの分離を阻止するロック体を更に備えた、請求項1から請求項4のいずれかに記載のネット係止具。
JP2009007957U 2009-11-09 2009-11-09 ネット係止具 Expired - Lifetime JP3156987U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009007957U JP3156987U (ja) 2009-11-09 2009-11-09 ネット係止具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009007957U JP3156987U (ja) 2009-11-09 2009-11-09 ネット係止具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3156987U true JP3156987U (ja) 2010-01-28

Family

ID=54860713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009007957U Expired - Lifetime JP3156987U (ja) 2009-11-09 2009-11-09 ネット係止具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3156987U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7474508B2 (ja) 2020-08-06 2024-04-25 株式会社ベクトル 防鳥ネット取付具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7474508B2 (ja) 2020-08-06 2024-04-25 株式会社ベクトル 防鳥ネット取付具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8960621B2 (en) Slide lock for a roller blind fascia
JP2020511607A (ja) 仕上げパネル固定装置
KR200478953Y1 (ko) 데크플레이트용 철근 스페이서
JP3156987U (ja) ネット係止具
KR20100012509U (ko) 벽지에 설치하는 행거
KR102030817B1 (ko) 와이어 클립을 이용한 천장패널 고정장치
JP2010095868A (ja) 天井用補強ブレースの固定金具、および固定構造
JP5375439B2 (ja) クリップ
JP2009167777A (ja) 型枠パネル及び連結金具と除去金具
JP2010229637A (ja) 外装材端留め付け金具および外装材端留め付け金具を備えた外装材取付金具
JP3161901U (ja) 天井野縁受けの吊下げ用金具
JP2012064518A (ja) 部品取付用の留め具
KR200430775Y1 (ko) 파티션 판넬 클립
JP5896655B2 (ja) 間仕切りパネルの取付装置
JP2007224553A (ja) デッキ
JP2006345943A (ja) 棚板取付構造
JP2014114611A (ja) 天井板
JP6052539B2 (ja) 下地材への内装板材取付構造
JP5364616B2 (ja) 格子体
JP4417804B2 (ja) 建材固定金具
JP2008048814A (ja) 吊下具
JP5346793B2 (ja) 軒樋吊具
JP6215599B2 (ja) 落下防止のための野縁取付金具
JP5406078B2 (ja) 簡易屋根の中骨の取付構造、及び、それを備える簡易屋根
JP4923074B2 (ja) 軒樋支持具セット

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3156987

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130106

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term