JP2000210003A - 防鳥ネット取付け補助具 - Google Patents

防鳥ネット取付け補助具

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JP2000210003A
JP2000210003A JP16478599A JP16478599A JP2000210003A JP 2000210003 A JP2000210003 A JP 2000210003A JP 16478599 A JP16478599 A JP 16478599A JP 16478599 A JP16478599 A JP 16478599A JP 2000210003 A JP2000210003 A JP 2000210003A
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Makoto Yoshimura
誠 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】建物のベランダ、凹んだ窓などの開口部に、鳩
その他の害鳥が飛来乃至巣を作られないためのである。 【解決手段】本体10と網抜け防止ストッパ20とより
なる。本体10はその一部である基盤11下縁から上向
きの櫛歯状フックが一体に形成して側面U字としてあ
る。基盤11の背面は固着面としてある。基盤11の背
面には固着手段として感圧性接着材を塗布乃至両面粘着
テ−プが貼付して感圧粘着面32としてある。その表面
には離型テ−プ33が仮貼付してある。前記基盤11と
櫛歯フック13の間には網抜け防止ストッパ20が着脱
可能に滑り嵌め合いさせてある防鳥ネット取付け補助具
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中層若しくは高
層住宅のベランダ、軒下等の開口部に鳥、主として鳩が
飛来乃至巣を作れないようにする防鳥ネットを張るとき
に用いる防鳥ネット取付け補助具及びこれと防鳥ネット
との組合せに関する。
【0002】
【従来の技術】従来中層若しくは高層住宅のベランダ、
軒下等の開口部に防鳥ネットを張設するには、先ず開口
部の縁に添って、木製の棒材を先ず取付け、その後、こ
れに防鳥ネットをビス、釘又はマックス針で固定する。
あるいは開口部の縁に添って、コンクリ−トに雌ねじを
取付け、これにボルトを捩じ込み、このボルトにロ−プ
を張って、これに防鳥ネット取り付ける。或いは前記ボ
ルトによって、金属製の軽量型材乃至木製の枠を取付
け、前記と同様に防鳥ネット取り付けている。
【0003】然し乍ら、これらの作業は中高層乃至高層
ビルでは極めて危険であるし、専門的な技術を必要と
し、作業者も二人以上必要であり、且つネットを緊張状
態に体裁よく張ることは相当の熟練を要し、防鳥ネット
の張り方が悪いと体裁が悪いだけでなく、建物全体の見
栄えが悪くなり、都市美観上も風致を害する。また弛緩
部があるとその部分から鳩などの害鳥が侵入するおそれ
がある。また、長期間防鳥ネットを使用すると、風雨日
照に曝されるため、防鳥ネットが収縮または弛緩し見栄
えが悪くなり、また防鳥効果が減殺することもあり、こ
のようなとき張替を必要とするが、前述の従来の作業の
方法で取付けられた防鳥ネットの張替は極めて困難を伴
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年都市部の高層、中
高層住宅においては、野鳥特に鳩がベランダの手摺りは
勿論のこと、ベランダ床面まで侵入し、糞をしたり、甚
だしいのは巣まで作る。特に、開き部屋、昼間留守な共
働き、単身居住部屋に於いては、この傾向は顕著であ
る。而して、鳩は脳炎、オウム病、クリプトコックス
病、ヒストプラズマ症、ニュ−カッスル病、トキソプラ
ズマ症、サルモネラ中毒症、喘息、その他人間にも寄生
するダニ類など、病気を引き起こす病原菌乃至寄生虫を
有しており、特に鳩の糞には前記のクリプトコックス病
の病原菌が含まれ、糞が乾燥し、粉末化して飛散すれ
ば、これを吸い込み呼吸器から感染するおそれが在り、
大きな社会問題になっている。
【0005】そこでこの発明は、防鳥ネットをベラン
ダ、軒下等の開口部に取り付けるとき、事前に特別な枠
を設けなくともよく、小さい防鳥ネット取付け補助具を
何個か取付け、後からこれに防鳥ネットを弛緩しない様
に、掛合するだけで、特に専門職人でなくとも簡単に取
り付けられ、一旦防鳥ネットを取り付ければ、みだりに
外れず、仮に一部に防鳥ネットの弛緩部分が出来たとし
ても、容易に微調整が出来、体裁よく防鳥ネットが張設
できる防鳥ネット取付け補助具を提供することである。
また防鳥ネット取付け補助具と防鳥ネットを組み合わせ
ることによって、主として鳩などの鳥がベランダなどに
侵入し、ベランダや洗濯ものを糞等で汚されない道具を
市場に提供することである。
【0006】
【課題を解決する手段】前述の課題を達成するために、
この特定発明は本体はその一部である基盤下縁から上向
きの櫛歯状フックが一体に形成して側面U字としてあ
り、基盤の背面は固着面としてあることを特徴とする防
鳥ネット取付け補助具とする。
【0007】また前述の課題を達成するために、防鳥ネ
ット取付け補助具の前記本体全体は、硬質合成樹脂製、
弾性金属板製の一種の成形品であり、各櫛歯のうち、少
なくとも一つの櫛歯の内側は内側に突出し、前記基盤に
当接乃至極接近した防鳥ネット抜け防止突起が形成して
あることを特徴とする場合もある。
【0008】また前述の課題を達成するために、この防
鳥ネット取付け補助具の前記本体と網抜け防止ストッパ
とよりなり、前記基盤の背面には固着手段として感圧性
接着材が塗布乃至両面粘着テ−プが貼付して感圧粘着面
としてあり、その表面には離型テ−プが仮貼付してあ
り、前記基盤と櫛歯の間には前記網抜け防止ストッパが
着脱可能に滑り嵌め合いさせてあることを特徴とするこ
とが好ましい。
【0009】また前述の課題を達成するために、この防
鳥ネット取付け補助具の前記櫛歯状フックの櫛数は3乃
至6箇としてあり、且つ全体幅は使用する網の目の大き
さに符合させてあることを特徴とすることが好ましい。
【0010】また前述の課題を達成するために、この防
鳥ネット取付け補助具の前記網抜け防止ストッパは前記
本体の一部に枢着乃至可撓性部材で連結してあることが
好ましい。
【0011】また前述の課題を達成するために、関連発
明としては前記請求項1、2、3又は4記載の複数箇の
防鳥ネット取付け、補助具と所望の大きさの防鳥ネット
との組合せとする。
【0012】
【発明の作用】前述のように構成する請求項1記載の特
定発明の作用は、先ず防鳥ネットを張設すべきベランダ
などの開口部を選択し、この開口部の縁に添って、複数
箇の30乃至50cm間隔を置いて、この発明の複数箇
の防鳥ネット取付け補助具(以下単に補助具と云う)を
適宜の固着手段で順次それぞれ固定する。固着手段が接
着剤のときは、補助具の基盤背面に接着剤を塗布して、
或いは両面粘着テ−プを用いて、順次防鳥ネット取付け
補助具を固定する。固着手段が木ねじ若しくはタッピン
ネジの場合は、前記開口部に木製乃至軽量型材よりなる
棒状の枠を先ず固定し、これに前記補助具を木ねじもし
くはタッピンネジで固定する。この時、各補助具のフッ
クがそれぞれ建物の開口部を基準として外向きになるよ
うに固定する。
【0013】所期の数の本体が前記開口部に取付け後、
防鳥ネットの縁を各本体の櫛歯状フックに掛合する。こ
の時防鳥ネットが弛緩するようであれば、先ず網目で調
整し、緊張度合いの微調整は、前記櫛歯状フックの任意
の櫛歯間に網目を挿入して調整しながら、順次防鳥ネッ
トを掛合し、完全に前記開口部が防鳥ネットで覆うわれ
たならば、残余の防鳥ネットを開口部の内側に入れる
か、或いは切除する。この防鳥ネットの取付け方法は一
例であり、この方法に限定されるわけではない。例えば
防鳥ネットを張設するとき、防鳥ネットの網目に前記補
助具を予め掛合させては順次補助具を開口部の縁に張付
けている方法であってもよい。この方法の方が能率的に
弛緩なく防鳥ネットが張れる。
【0014】このようにすると、前記ベランダなどの開
口部は完全に防鳥ネットで覆われ、鳩などの害鳥の侵入
を完全に防ぎ、ベランダ内に洗濯物や蒲団を干すことも
できる。長期間前記防鳥ネットを張設している間に、こ
れが風雨、日照に曝され、過緊張や、弛緩部が形成され
た場合は、前記網抜け防止ストッパを外して、網目が掛
合する櫛歯の位置を変更して調整する。
【0015】前述のように構成する請求項2記載の発明
の作用は、前記の請求項1記載の考案の作用の他、各櫛
歯の内面には、網抜け防止突起が形成してあるから、前
記防鳥ネットを櫛歯状フックに掛合し、深く網抜け防止
突起の内側まで引き込めば、防鳥ネットはみだりに補助
具から外れない作用をなす。特に防鳥ネットを張設する
為にこの櫛歯状フックを防鳥ネットの所期の場所に取り
付けるとき、前記網抜防止突起は櫛歯状フックが防鳥網
から抜け落ちるのを防ぐ。
【0016】前述のように構成する請求項3記載の発明
の作用は、前記の請求項1記載の考案の作用の他、この
開口部の縁に添って、30乃至50cm間隔を置いて、
本体の離型テ−プを剥がして、この本体の感圧粘着面を
圧着固定する。この時各本体の櫛歯状フックが建物の開
口部を基準として、外側を向くように張付ける。各補助
具を全て取り付けたならば、請求項1記載の発明同様に
前記防鳥ネットを張設後、前記網抜け防止ストッパを本
体の基盤と櫛歯間にそれぞれ挿入し、前記防鳥ネットが
櫛歯状フックから外れないようにする。前記補助具を予
め防鳥網の縁に取付けてから補助具を前記開口部の縁に
貼り付けるとき、前記ストッパによって櫛歯状フックが
防鳥網から外れないようにすることができ、作業性がよ
い。
【0017】長期間前記防鳥ネットを張設している間
に、これが風雨、日照に曝され、過緊張や、弛緩部が形
成された場合は、前記網抜け防止ストッパを外して、網
目が掛合する櫛歯の位置を変更して調整し、再び前記網
抜け防止ストッパを挿入する。前記補助具を予め防鳥網
の縁に取付けてから補助具を前記開口部の縁に貼り付け
るとき、前記ストツパによって櫛歯状フックが防鳥網か
ら外れないようにすることができ、作業性がよい。
【0018】請求項4記載の発明においては、前記請求
項1、2又は3記載の発明の作用の他、前記櫛歯状フッ
クの櫛数は2乃至6箇としてあり、且つ全体幅網の目の
大きさに符合させてあるから、前記防鳥ネットの弛緩量
が、防鳥ネットの一目を越える場合は、網目で調整出
来、それ以下の弛緩量のときは櫛目間隔に調整でき、通
常の鳩用の防鳥ネットの目の大きさは4cmであるか
ら、この櫛歯状フックの両外側若しくは櫛歯間に必ず網
目の糸が掛合することになり、前記防鳥ネットは櫛歯状
フックに対して、横ずれしない作用をなす。また、前記
補助具の幅は、網目の幅に符合しているから、掛合部に
おいて、網系が折曲がらず、網と開口部との間に隙間が
できない。
【0019】請求項5記載の発明においては、前記請求
項1、3及び4記載の発明の作用の他、補助具全体が硬
質合成樹脂であるから、雨に濡れても、何の影響もな
い。請求項6記載の発明においては、前記請求項1、
3、4及び5記載の発明の作用の他、前記網抜け防止ス
トッパは前記本体の一部に枢着乃至可撓性部材で連結し
てあるから、本体を開口部に張付け作業中に、網抜け防
止ストッパを紛失するおそれがない作用をなす。
【0020】前記請求項1、2、3又は4記載の防鳥ネ
ット取付け補助具と所望の大きさの防鳥ネットとの組合
せてあるから、需要者はこれらが一括手に入れられる作
用をなす。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1 請求項1及び2記載の発明の実施の形態であり、図1乃
至3に示すものである。同各図において、前記補助具A
の本体10は硬質合成樹脂製若しくは不錆金属板製(ス
テンレススチ−ル板)よりなり、その一部の概ね長方形
の基盤11の下縁16から連ねて櫛歯状フック13が形
成してある。従って、側面から見れば図2及び図3に見
られるように、U字形状になっている。これらは硬質の
合成樹脂成形品よりなる場合は、樹脂の種類としては、
ポリ塩化ビニル、ポリカ−ボネイトなどが好ましいが、
特にこれらの合成樹脂に限定されるわけではない。正面
から見た全体の大きさは鳩の対策としての場合は幅3乃
至5cm好ましくは約4cmとしてあり、高さは約3c
mとしてある。また前記櫛歯状のフック13の櫛歯の数
は2乃至6箇、好ましくは4乃至5箇としてある。櫛歯
状13の切り込み間隙12の幅は後述の防鳥ネット40
の糸41が容易に挿入できる幅にしてある。防ぐべき鳥
の種類が鳩より大きいときは、網目もそれに応じて大き
く、補助具も大きくなる。また鳩より小さい鳥を防ぐと
きには当然,補助具も網目も細かいものを使用する。
【0022】実施の形態2 実施の形態1と異なるところは、前記櫛歯状フック13
の少なくとも1箇櫛歯の内面に基盤11側に湾曲して突
出した網抜け防止突起14が設けてある(図2及び図3
参照)。前記網抜け防止突起14は櫛歯状のフック13
の全ての櫛歯内面に形成してあることが好ましい。この
網抜け防止突起14の頂きは、基盤面に接触乃至極接近
してある。その他、実施の形態1と同一符号のところは
同一の構成部分である。
【0023】前述の本体11の背面を図7及び8に示す
ように、建物50の開口部51の縁52に密着させて適
宜の固着手段によって固定するものであり、図1及び3
に示す形態に於いては、前記固着手段は木ねじ30、若
しくはビスによるものであり、図2に示す形態に於いて
は、前記固着手段は基盤11の背面に形成した感圧接着
面32によるものである。感圧接着面32は基盤11の
背面に直接感圧接着剤を塗布して形成したものでも、両
面粘着テ−プを張付けたものでもよい。33は感圧接着
面32を保護する離型テ−プであり、感圧接着面32に
仮接着してある。両面感圧接着剤による接着強度は3×
4cmの面積で1kgのものが充分掛合できる強度であ
り、剥離強度は2kg越え、防鳥網3.5m×2.6m
の大きさのものでその重さは凡そ5kg乃至7kgあ
り、この大きさであれば通常12箇の櫛歯状フック13
で支持することになり、充分の支持力が得られる。
【0024】実施の形態1及び2の使用法及び作用 先ず図7及び8に示すように、建物50の開口部51の
縁52に前記補助具たる本体10を複数箇つまり通常3
0乃至50箇用意し、本体10を固定する固着手段が木
ねじ30、若しくはビスによるものである場合は、先ず
建物50の開口部51の縁52がコンクリ−トの場合
は、前記防鳥ネット取付け補助具を取り付けるための枠
53を前記縁52に木又は金属チャンネル棒によりなる
枠53を適当な固定手段で枠53に固定する。次に、こ
の発明の前記防鳥ネット取付け補助具の本体10を櫛歯
フック13がそれぞれ、開口部51に対して外向きにな
るようにし(図7参照)、順次木ねじ、乃至タッピンね
じでそれぞれ固定する。前記固着手段が前述の感圧接着
面32による場合は、前記離型テ−プ33を剥がし、感
圧接着面32を前記枠53に貼付ける。前記枠53を用
いない場合には直接開口部51の縁52にそれぞれ貼付
ける。両面粘着テープの種類により、支持力が不足する
ときは、この補助具Aの取付けピッチを前述の例より狭
くすればよい。
【0025】次に建物50の開口部51を塞ぐに充分な
大きさの防鳥ネット40を用意し、この一縁の網目を、
開口部51の上部になる縁52の部分固定した前記補助
具の櫛歯状フック13に順次掛合する。この時防鳥ネッ
ト40が弛緩しないように、網目を移動し、縦方向の糸
41が防鳥ネット取付け補助具の外側の位置では弛緩す
るようであれば、図7の右側の様に縦糸が任意の櫛歯フ
ック13間に移動させて、防鳥ネット40を弛緩しない
状態で順次掛合する(図7右側参照)。櫛歯フック13
に掛合する防鳥ネット40の糸41が網抜け防止突起1
4を越える位置まで深く掛合させ、外れないようにす
る。
【0026】実施の形態3 請求項3乃至7記載の発明を含む物であり、図4乃至6
に示すものである。同各図において、補助具Aは本体1
0と網抜け防止ストッパ20とよりなり、実施の形態1
の材料の一種である硬質合成樹脂によって形成してあ
る。本体10は幅が4乃至5cmとし、前述の防鳥ネッ
ト40の目の中に丁度入る大きさが好ましい。高さは3
cm程度であり、側面から見ると、U字形状のフック、
並行な部分に一方が基盤11であり他の並行部分は、そ
の端縁から1乃至4箇の切り込み間隙12が屈曲部15
まで設けてあって、櫛歯状フック13としてある。基盤
11の背面には感圧性接着材が塗布乃至両面粘着テ−プ
17が貼付して感圧粘着面32とし、その表面には離型
テ−プ33が仮貼付してある。
【0027】前記網抜け防止ストッパ20は基盤11部
分と可撓性紐21で連結して一体に形成してあり、この
網抜け防止ストッパ20の厚みは前記基盤11と櫛歯状
フック13の間隙18と等しく、摩擦で係止出来る寸法
にしてある。網抜け防止ストッパ20の一部と本体10
との接合面に、一方の部材に凸条を他方の部材にこれと
噛み合う凹溝を設け、これらを掛合させて網抜け防止ス
トッパ20がみだりに本体10から外れ無いようにする
場合もある(図示せず)。また前記可撓性紐21の代わ
りに、本体10と網抜け防止ストッパ20とを枢軸22
で枢着してある場合もある(図6参照)。前記防鳥ネッ
ト40の網目の大きさは鳩、その他対象とする鳥が通過
出来ないものであれば、特に厳密な寸法の制限はない
が、通常4cmのものが好ましい。
【0028】実施の形態3の使用法及び作用 実施の形態と同様に本体10を建物50の縁52の張付
ける。而して防鳥ネット40を同様に掛合して、張設し
た後、網抜け防止ストッパ20を本体10の間隙18に
挿入し、防鳥ネット40がみだりに外れないようにす
る。或いは、防鳥40の縁の網目41に30cm乃至4
0cm間隔で予め補助具Aの櫛歯フック13を掛合さ
せ、網抜防止ストッパー20を嵌めて、補助具Aが網4
0から外れないように取付けた後、網を緊張させながら
補助具Aを開口部51の縁52に順次取付ける。
【0029】
【発明の効果】前記の通り構成し、作用をなすこの特定
発明のものは、本体をベランダなどの建物の開口部の縁
に添って、適当な間隔に張付け、前記防鳥ネットの縁を
順次掛合すれば、特に専門職人の技術も、特別な道具も
必要としないで、防鳥ネットを緊張した状態に張設で
き、前記防鳥ネットの縁と建物の間に鳩、その他の鳥が
侵入できる隙間が発生せず、また見栄えよく張設でき
る。従って鳩などの害鳥は飛来及び侵入できない。延い
ては、これらが撒き散らす病源菌による感染病を防ぐこ
とになる。また長期間使用中に、前記防鳥ネットの一部
に弛緩や過緊張が発生したときにも、網目が掛合する櫛
歯の位置を変えるだけで、簡単に最適状態に調整でき
る。
【0030】また火災等の災害時には、前記防鳥ネット
は各本体に単に掛合してあるだけであるから、簡単に外
すことができ、避難や消火、救助の妨げにはならない。
請求項2記載の発明においては、前記の効果の他、防鳥
ネット抜け防止突起が櫛歯状フックの内面に設けてある
から、一度掛合した前記防鳥ネットは櫛歯状フックから
みだりに外れない。
【0031】請求項3記載の発明においては、前記の請
求項1記載の効果の他、本体を固着する手段が感圧接着
面によるものであるから、特別な技術も要せず、建物の
開口部の縁が滑らかであれば、其の侭接着でき、取付け
工事がすこぶる簡単である。また、前記網抜け防止スト
ッパが着脱可能に滑り嵌め合いさせてあるだけであるか
ら、この挿入抜去も容易で、災害、消火または救助の時
の取外しも簡単にできる。
【0032】請求項4記載の発明においては、前記請求
項3記載の発明の効果の他、櫛歯状フックの櫛歯の数は
2乃至6箇であるから、これら櫛歯を利用し前記防鳥ネ
ット30の緊張度を網目の1/2乃至1/5以下の寸法
で微調整できる。
【0033】請求項5記載の発明においては、前記の請
求項1及び2記載の発明の効果の他、全体が硬質合成樹
脂であるから、雨に濡れても、効果に影響がない。請求
項6記載の発明においては、前記の請求項3、4及び5
記載の発明の効果の他、本体と網抜け防止ストッパは連
結しているから、前記防鳥ネット40の何らかの外力が
作用し、網抜け防止ストッパが本体から外れたとして
も、網抜け防止ストッパ20を紛失しない。
【0034】請求項7記載の発明においては、前記の請
求項1、2、3、4、5又は6記載の発明の効果の他、
前記補助具と前記防鳥ネットは組合せられているから、
取り扱いやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】防鳥ネット取付け補助具の正面図である。
【図2】実施の形態1の図1の一部縦断側面図である。
【図3】実施の形態2の図1の一部縦断側面図である。
【図4】実施の形態3の分解正面図である。
【図5】実施の形態3の組立て状態の一部縦断側面図で
ある。
【図6】他の実施の形態の正面図である。
【図7】防鳥ネット取付け補助具を用いて、防鳥ネット
を張設した状態の一部省略正面図である。
【図8】建物の開口部と防鳥ネットの関係を示す説明縦
断側面図である。
【符号の簡単な説明】
10 本体 11 基盤 12 切り込み間隙 13 櫛歯状フック 14 防鳥ネット外れ防止突起 32 感圧接着面 33 離型テ−プ 40 防鳥ネット 41 糸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体はその一部である基盤下縁から上向き
    の櫛歯状フックが一体に形成して側面U字としてあり、
    基盤の背面は固着面としてあることを特徴とする防鳥ネ
    ット取付け補助具。
  2. 【請求項2】前記本体全体は、硬質合成樹脂製、弾性金
    属板製のうちの一種の成形品であり、各櫛歯のうち、少
    なくとも一つの櫛歯の内側は内側に突出し、前記基盤に
    当接乃至極接近した防鳥ネット抜け防止突起が形成して
    あることを特徴とする請求項1記載の防鳥ネット取付け
    補助具。
  3. 【請求項3】本体と網抜け防止ストッパとよりなり、前
    記基盤の背面には固着手段として感圧性接着材が塗布乃
    至両面粘着テ−プが貼付して感圧粘着面としてあり、そ
    の表面には離型テ−プが仮貼付してあり、前記基盤と櫛
    歯の間には前記網抜け防止ストッパが着脱可能に滑り嵌
    め合いさせてあることを特徴とする請求項1記載の防鳥
    ネット取付け補助具。
  4. 【請求項4】前記櫛歯状フックの櫛数は2乃至6箇とし
    てあり、且つ全体幅は使用される肪鳥ネットの網目寸法
    と符合させてあることを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の防鳥ネット取付け補助具。
  5. 【請求項5】前記基盤及び櫛歯状フックと網抜け防止ス
    トッパは硬質合成樹脂成形品であることを特徴とする請
    求項1、2、3又は4記載の防鳥ネット取付け補助具。
  6. 【請求項6】前記網抜け防止ストッパは前記本体の一部
    に枢着乃至可撓性部材で連結してあることを特徴とする
    請求項3記載の防鳥ネット取付け補助具。
  7. 【請求項7】前記請求項1、2、3、4、5又は6記載
    の複数箇の防鳥ネット取付け補助具と所望の大きさの防
    鳥ネットとの組合せ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012075386A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 Oba Building Maintenance Kk 鳥類忌避ネット
EP4205545A1 (de) * 2022-01-04 2023-07-05 GSG Urbanguard GmbH Vorrichtung und anordnung zum befestigen eines vogelabwehrnetzes an einer fläche
JP7474508B2 (ja) 2020-08-06 2024-04-25 株式会社ベクトル 防鳥ネット取付具

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