JP3315098B2 - ベランダ等における鳥害防止用ネットの張設方法 - Google Patents

ベランダ等における鳥害防止用ネットの張設方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベランダ等におけ
る鳥害防止用ネットの張設方法の改良に関し、さらに詳
しくは、例えば、各種のマンションのベランダ等に鳩な
どが住みついて、ベランダが糞や羽毛で汚され、悪臭を
放つのみでなく、人体に有害な細菌が発生したり、騒音
を生じたり、洗濯物が汚される等の著しく不潔な鳥害を
防止するために、鳩などがベランダに侵入して住みつく
のを確実に防止するためのネットの張設方法の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベランダ等の外側開放部に鳥害防
止用ネットを張設する方法としては、例えば、ベランダ
等の外側開放部に位置する天井部及び手摺部の複数個所
にアンカーを埋設し、該アンカーに取付けたロープによ
りネットを張設して、ベランダ等の外側開放部をネット
で覆閉する方法が採用されている。
【0003】また、その他の方法としては、例えば、ベ
ランダ等の外側開放部の大きさや形状に合致させて棧木
を枠状に組立て、この棧枠に釘等を打着することにより
ネットを張設して、ベランダ等の外側開放部をネットで
覆閉する方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前者の場合
は、コンクリート壁面にアンカーを埋設するための孔を
穿設する必要があるため、ベランダ等を傷つける許りで
なく、穿孔用ドリル等の工具が必要であり且つ騒音公害
が生じるのを避け難いといった問題がある。
【0005】また、後者の場合は、多数の棧木をベラン
ダ等の外側開放部の形状、大きさに合致させて枠状に組
立てる作業が必要であるため、煩雑であると共に、非能
率的であり且つ棧枠の存在はベランダ等の外観を損なう
許りでなく、その棧枠は仮枠組であるため、落下するお
それがある。
【0006】さらに、両者共にベランダ等の外側開放部
の高い位置で作業する際には、脚立等に乗っての高所作
業であるため、危険であると共に作業が困難であり且つ
ベランダ等の外側開放部にネットを張設するために頑丈
な取付け部材を使用している関係から、火災発生時の緊
急避難場所としてのベランダの外側開放部を頑丈に閉鎖
して被災者の救出作業を著しく妨げるといった重大な問
題がある。
【0007】本発明は、上記の問題を解決することを課
題として研究開発されたものであって、著しく簡便容易
に且つ安全にして能率的、経済的にベランダ等の外側開
放部をネットで覆閉できるベランダ等における鳥害防止
用ネットの張設方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を達成する手段として、本発明は、下面にネット
張設用の紐条の挿通部を貫設したネット保持用の複数個
の接着部材と、複数本の紐条と、上記接着部材の取付棒
と、強力接着剤と、鳩などの鳥が侵入できない程度の大
きさの網目を備えたネットとを、少なくともネットの張
設部材に用いたベランダ等における鳥害防止用ネットの
張設方法であって、上記接着部材の下面の挿通部に紐条
を挿通して該紐条を二つ折り状に分岐すると共に、該接
着部材の上面に強力接着剤を塗付する工程と、上記取付
棒の上部に接着部材の下面を嵌合載置する工程と、ベラ
ンダ等の外側開放部の上方位置の下面に上記取付棒の上
部を圧接した後に、該取付棒を引下げることにより、取
付棒の上部に嵌合載置してある接着部材を強力接着剤を
介して上記開放部の上方位置の下面に接着する工程と、
上記の全工程を繰返し行なってベランダ等の外側開放部
の上方位置の下面に適宜の間隔を保たせて複数個の接着
部材を接着する工程と、上記各接着部材の各接着位置に
略々対応させて、ベランダ等の外側開放部の下方位置の
上面に、上記と同じ接着部材の上面を下向きにして強力
接着剤により手動的にそれぞれ接着する工程と、上記外
側開放部の上方位置の下面に接着した各接着部材に挿通
してある二つ折り状に分岐した各紐条の一方の端部を、
予め準備してあるネットの上縁部に適宜の間隔を保たせ
て結着する工程と、二つ折り状に分岐した各紐条の他方
の紐条を引張って、ネットの上縁部をベランダ等の外側
開放部の上方位置の下面に配設した各接着部材の下側ま
で引上げた後に、上記他方の各紐条の端部側をベランダ
等の外側開放部の下方位置の上面に接着した各接着部材
を介してネットの下縁部に結着する工程とにより、ベラ
ンダ等の外側開放部をネットにより覆閉させた状態でネ
ットを張設することを特徴とするベランダ等における鳥
害防止用ネットの張設方法を提供するものである。
【0009】また、本発明は、上記のように構成したベ
ランダ等における鳥害防止用ネットの張設方法におい
て、他方の各紐条の端部をベランダ等の外側開放部の下
方位置の上面に接着した各接着部材の挿通部に挿通した
後、その挿通した突出端部をネットの下縁部に結びつけ
ることにより、ベランダ等の外側開放部をネットにより
覆閉させた状態でネットを張設することを特徴とするベ
ランダ等における鳥害防止用ネットの張設方法を提供す
るものである。
【0010】さらに、本発明は、上記のように構成した
ベランダ等における鳥害防止用ネットの張設方法におい
て、他方の各紐条の端部に輪奈を形成すると共に、ベラ
ンダ等の外側開放部の下方位置の上面に接着した各接着
部材の挿通部に、ロック機能を備えた細帯状のロック条
片の先端部を挿通した後、その挿通した突出端部をネッ
トの下縁部と上記輪奈に掛け通し、さらにその先端部を
ロック条片の基端部に設けたロック用通孔に挿通して引
出すことにより、ロックした状態で各紐条を引締めて、
ベランダ等の外側開放部をネットにより覆閉させた状態
でネットを張設することを特徴とするベランダ等におけ
る鳥害防止用ネットの張設方法を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明すれば、本発明に係るベランダ等
における鳥害防止用ネットの張設方法は、この実施の形
態では、大別してネット1と、ネット保持用の接着部材
2と、細いロープから成る紐条3と、上記接着部材2の
取付棒4と、強力接着剤5をネットの主要な張設部材に
用いて張設実施されるものである。
【0012】而して、上記ネット1は、この実施の形態
では、ナイロンやポリプロピレン等の極細で透明の抗菌
処理を施したプラスチック製テグス1aを多数本用い
て、これを縦横に交叉させて配置し、各交叉部1bを融
着して多数の固定網目1cを設けてシート状に構成され
ており、この網目1cの大きさは、侵入を防止しようと
する鳥の種類によっても異なるが、例えば鳩の場合は各
辺が50mm前後の大きさの網目が適当であり、燕の場合
は各辺が17mm前後の大きさの網目が適している。
【0013】また、ネット1の広さや形状は、ベランダ
等の外側開放部の広さや形状によって相違するため、そ
れに略々一致させて予め作製しておけば、ネット1の張
設施工能率を向上できるが、ベランダ等の外側開放部の
広さや形状に対応させて、現場合わせで適宜に切断して
施工してもよいものであり、図において符号1dは、ネ
ット本体の周辺に取付けた保形、補強用ロープを示して
いる。
【0014】また、上記ネット保持用の接着部材2は、
この実施の形態では、ポリプロピレン等の硬質プラスチ
ックを原料とする金型成形品であって、各辺が28mm前
後の長さを備えた、厚さが1〜2mm程度の正方形状の接
着部材本体2aの下面中央部に、短かい通孔から成る二
つの挿通部2b、2bを直交させて水平に且つ本体2a
の下面から若干下方に位置させて貫設してあり、図にお
いて符号2cは上記二つの挿通部2b、2bの周囲の四
個所に放射状に突設したリブ兼用の嵌合部であって、本
体2aの隅角部からそれぞれの先端を若干中央寄りに引
込ませて設けることにより、後述する筒状の取付棒4の
上部に接着部材2の下面を確実に嵌合載置できるように
構成されている。
【0015】また、上記接着部材2の本体2aの上面の
中間部には、本体2aの辺縁の長さよりも短巾で、同じ
長さの両面接着テープ2dが貼着されると共に、図示す
るのを省略したが、該両面接着テープ2dの表面には剥
離紙が設けてあり、該両面接着テープ2dの両側の残余
部分には小孔2e、2eが貫設されている。
【0016】さらに、上記紐条3は、この実施の形態で
は、上記接着部材2の挿通部2bに容易に挿通できる外
径を備えた細いプラスチック製のロープから構成されて
いて、約2m前後の長さを有している。
【0017】また、上記接着部材2の取付棒4は、この
実施の形態では、その上部に接着部材2の下面を確実に
嵌合載置できる長さの内径を備えた、長さ約1m前後の
プラスチック製筒体で構成されているが、紙管で構成し
てもよく、また、筒体に代えて、上端部に浅い円形の窪
みを設けて取付棒4を構成してもよい。
【0018】さらに、上記張力接着剤5には、この実施
の形態では、2液混合型のエポキシ樹脂系の強力接着剤
を使用するものであって、塗布して5分間程度で硬化す
る速硬化型のものである。
【0019】次に、上記の各張設部材を用いて、ベラン
ダVの外側開放部にネット1を張設する方法の実施の形
態を具体的な工程にしたがって説明するが、この各工程
は好ましい工程順序を例示したものであって、本発明
は、この工程順序に限定されるものではなく、実施可能
な範囲内であれば、適宜にその工程順序を変更できるも
のである。
【0020】まづ、上記接着部材2の下面に水平に突設
した二つの挿通部2b、2bのうちの一つの挿通部2b
に上記紐条3を挿通し、図8に示すように、該紐状3を
二つ折り状に分岐させた後、接着部材2の上面に貼着し
た両面接着テープ2dの表面の剥離紙(図示せず)を剥
がすと共に、該両面接着テープ2dの両側の残余面の上
面に適量の強力接着剤5を塗布する。
【0021】次に、上記取付棒4の上部に、二つ折りさ
れた紐条3、3を図8に示すように、取付棒4の外側に
引出した状態で接着部材2の下面を載置し、その下面に
突設してある嵌合部2c…2cを介して接着部材2の下
部を取付棒4に嵌合載置させる。なお、この場合、上記
紐条3、3を取付棒4の中空の筒体内に挿通しても差支
えないが、作業的には取付棒4の外側に出しておく方が
好ましい。
【0022】そして、接着部材2の上面の両側に塗布し
た強力接着剤5、5が十分に軟らかいうちに、図9に示
すようにベランダVの外側開放部の上方位置の下面(例
えば天井面)Vaの先端部に上記取付棒4の上部を圧接
して、両面接着テープ2dにより接着部材2の上面を仮
接着すると共に、強力接着剤5、5により本接着する。
このとき、図示していないが、取付棒4の加圧力により
強力接着剤5、5の一部が接着部材2の両側に貫設した
小孔2e、2eに圧入されるので、この圧入されたもの
は強力接着剤5、5が硬化すると、恰かも楔のような役
目を果して接着部材2が外側開放部の上方位置の下面
(例えば天井面)Vaから剥がれ落ちるのを一層確実に
防止するのに役立つ。
【0023】次に、上記取付棒4を引下げた後、上記の
全工程を繰返して行なうことにより、図11に示すよう
に、ベランダVの天井の下面Vaに適宜の間隔を保たせ
て、ベランダVの外側開放部の全域にわたり複数個の接
着部材2…2を接着すると共に、その各接着位置に対応
させて、ベランダVの外側開放部の下方位置の上面(例
えば手摺面)Vbに、上記と同じ接着部材2の上面を下
向きにして、取付棒4を使用しない点と紐条3を挿通し
ない点を除いては、上記と同じ手法にしたがって両面接
着テープ2と強力接着剤5、5により複数個の接着部材
2…2を手により加圧接着する。
【0024】然る後に、上記ベランダVの外側開放部の
上方位置の下面(例えば天井面)Vaに接着した各接着
部材2…2に挿通してある二つ折り状に分岐した各紐条
3、3の一方の紐条3の端部を、予め準備してある上記
ネット1の上側縁の保形、補強用ロープ1dに適宜の間
隔ごとに順次に結着する。
【0025】次に、図11に示すように、二つ折り状に
分岐した上記各紐条3、3の他方の紐条3を順次に引張
って、ネット1の上縁部をベランダVの外側開放部の上
方位置の下面(天井面)Vaに配設した各接着部材2…
2の下側まで引上げた後に、上記他方の紐条3の各端部
側を、この実施の形態では、図14に向って左側に示す
ように、各接着部材2の一方の挿通部2bに挿通した
後、その挿通した紐条3の突出端部をネット1の下縁の
保形、補強用ロープ1dに掛け通して結着3aすること
により、図12に略示するように、ベランダVの外側開
放部をネット1により覆閉した状態でネット1を張設す
るものである。
【0026】なお、図10〜図12では、ベランダVの
全面開放部のみをネット1で覆閉した状態を示している
が、ベランダVの側面に開放部がある場合は、当然に側
面開放部も上記と同様の工程にしたがってネット1で覆
閉するものであり、また、本発明のネットの張設方法
は、ベランダ等の外側開放部の覆閉だけに適用されるも
のではなく、鳩等が住みつき得る空間部であって、然も
本張設方法を実施できる個所であれば、他の空間部を含
めて広く適用できるものである。
【0027】次に、上記実施の形態に係るネットの張設
方法により奏し得る主要な作用、硬化を説明すれば、こ
の張設方法の場合は、独自の構造を備えた接着部材2を
用いると共に、取付棒4を使用しているため、脚立等を
用いた高所での作業は全く行なわれることがなく、安全
にして確実に且つ容易に能率的にベランダ等における鳥
害防止用ネットを張設できる。
【0028】ネット1を張設するための各部材は殆ど目
立たないので、張設されたネット1はすっきりした透明
感のある外観を備えており、ベランダ等の美観を損なう
ことがなく且つネット1が破損して取替えが必要な場合
でも、既設の各接着部材2、紐条3及び取付棒4をその
まま利用して容易に取替えることができ、さらに手摺り
に配設した各接着部材2、2間の間隔を利用して物を干
すことができる。
【0029】ネット1は抗菌処理が施してあるので環境
にやさしいことは勿論、柔軟な素材を使用しているの
で、侵入しようとした鳩などがネット1に接触しても傷
つくようなことがなく、ネットの除去も簡単であるから
火災発生等の緊急事態に迅速、確実に対応でき、消防上
の問題も解決できる。
【0030】図13は本発明の他の実施の形態で使用す
る細帯状のロック条片6を示しており、このロック条片
6は片面に多数の細いロック溝6aを短巾側に列設する
と共に、基端部6bにロック用通孔6cを設けて構成さ
れている。
【0031】上記の実施の形態と相違しているのは、ネ
ット1の下側縁の保形、補強用ロープ1dと既述した他
方の紐条3の端部を接着部材2を介して結着する際に、
上記のロック条片6を使用した点のみであって、その他
のネットの張設部材及び張設工程は全く同一であるか
ら、それらの説明及び図示するのは省略してある。
【0032】この実施の形態では、図14に向かって右
側に図示しているように、既述した他方の各紐条3の端
部に輪奈3bを形成すると共に、ベランダVの外側開放
部の下方位置の上面(手摺面)Vbに接着した各接着部
材2の挿通部2bに紐条3の端部を挿通することなく、
今一つの挿通部2bに、上記ロック条片6の先端部を挿
通した後、その挿通した突出端部をネット1の下側縁の
保形、補強用ロープ1dと上記紐条3の輪奈4に掛け通
し、さらにその先端部をロック条片6の基端部6bに設
けたロック用通口6cに挿通して引張り出すことによ
り、ロック条片6の片面に多数列設した細いロック溝6
aとロック用通口6cに設けた突起に係着させてロック
した状態で各紐条3を引締めて、ベランダVの外側開放
部をネット1により覆閉した状態でネット1を張設する
ものである。
【0033】この実施の形態にしたがえば、結着作業は
若干煩雑であるが、ロック条片6によってネット1をピ
ンと張った状態で張設でき且つ一旦結着した後はロック
されているので、結着部が弛んだり、解けたりするおそ
れがない利点がある。
【0034】以上、本発明の主要な実施の形態について
説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定される
ものではなく、発明の目的を達成でき且つ発明の要旨を
逸脱しない範囲内であれば種々の設計変更が可能であ
り、これらの設計変更も全て本発明の範囲に包含される
ものである。
【0035】
【発明の効果】請求項1及び2に記載の発明によれば、
独自の構造を備えた接着部材を用いると共に、その取付
棒を使用しているため、脚立等を用いた高所での作業は
行なわれることがなく、安全にして確実に且つ容易に能
率的にベランダ等における鳥害防止用ネットを張設でき
る。
【0036】ネットを張設するための各部材は殆ど目立
たないので、ネットはすっきりした外観を備えており、
ベランダ等の美観を損なうことがなく且つネットが破損
した場合は、既設の各接着部材は既存の紐条及び取付棒
をそのまま利用して容易に取替えることができ、さらに
手摺りに配設した接着部材間の間隔を利用して物を干す
ことが可能である。
【0037】ネットの除去も簡単であるから、火災発生
等の緊急事態に迅速、確実に対応でき、消防上の問題も
解決できる。
【0038】請求項3に記載の発明によれば、上記の各
効果に加えて次の効果を達成できる。ロック条片により
ネットをピンと張った状態で張設でき且つ紐条とネット
を一旦結着した後は、ロック条片によりロック状態で結
着されているので、結着部が弛んだり、解けたりするお
それがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】接着部材の上面図である。
【図2】その下面図である。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図5】接着部材の取付棒の1部省略斜視図である。
【図6】紐条の1部省略正面図である。
【図7】ネットの1部を示す正面図である。
【図8】下面に紐条を挿通すると共に、上面に両面接着
テープを接着し且つ強力接着剤を塗布した接着部材を取
付棒の上部に嵌合載置した状態の1部を切欠した1部省
略正面図である。
【図9】接着部材の加圧接着状態の説明図である。
【図10】接着部材をベランダの天井面と手摺り面に接
着した状態の簡略側面図である。
【図11】ベランダにネットを張設開始した状態の1部
省略説明図である。
【図12】ベランダにネットを張設した状態の1部省略
正面図である。
【図13】ロック条片の1部省略正面図である。
【図14】紐条の端部にネットの下側縁を結着する場合
の二種類の結着態様の説明図である。
【符号の説明】
1 ネット 1a テグス 1b 交叉部 1c 網目 1d 保形、補強用ロープ 2 接着部材 2a 接着部材本体 2b 挿通部 2c 嵌合部 2d 両面接着テープ 2e 小孔 3 紐条 3a 紐条端部の結着部 3b 紐条端部の輪奈 4 取付棒 5 強力接着剤 6 ロック条片 6a ロック溝 6b 基端部 6c ロック用通孔 V ベランダ Va ベランダの天井面 Vb ベランダの手摺り面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面にネット張設用の紐条の挿通部を貫
    設したネット保持用の複数個の接着部材と、複数本の紐
    条と、上記接着部材の取付棒と、強力接着剤と、鳩など
    の鳥が侵入できない程度の大きさの網目を備えたネット
    とを、少なくともネットの張設部材に用いたベランダ等
    における鳥害防止用ネットの張設方法であって、 上記接着部材の下面の挿通部に紐条を挿通して該紐条を
    二つ折り状に分岐すると共に、該接着部材の上面に強力
    接着剤を塗付する工程と、 上記取付棒の上部に接着部材の下面を嵌合載置する工程
    と、 ベランダ等の外側開放部の上方位置の下面に上記取付棒
    の上部を圧接した後に、該取付棒を引下げることによ
    り、取付棒の上部に嵌合載置してある接着部材を強力接
    着剤を介して上記開放部の上方位置の下面に接着する工
    程と、 上記の全工程を繰返し行なってベランダ等の外側開放部
    の上方位置の下面に適宜の間隔を保たせて複数個の接着
    部材を接着する工程と、 上記各接着部材の各接着位置に略々対応させて、ベラン
    ダ等の外側開放部の下方位置の上面に、上記と同じ接着
    部材の上面を下向きにして強力接着剤により手動的にそ
    れぞれ接着する工程と、 上記外側開放部の上方位置の下面に接着した各接着部材
    に挿通してある二つ折り状に分岐した各紐条の一方の端
    部を、予め準備してあるネットの上縁部に適宜の間隔を
    保たせて結着する工程と、 二つ折り状に分岐した各紐条の他方の紐条を引張って、
    ネットの上縁部をベランダ等の外側開放部の上方位置の
    下面に配設した各接着部材の下側まで引上げた後に、上
    記他方の各紐条の端部側をベランダ等の外側開放部の下
    方位置の上面に接着した各接着部材を介してネットの下
    縁部に結着する工程とにより、ベランダ等の外側開放部
    をネットにより覆閉させた状態でネットを張設すること
    を特徴とするベランダ等における鳥害防止用ネットの張
    設方法。
  2. 【請求項2】 他方の各紐条の端部をベランダ等の外側
    開放部の下方位置の上面に接着した各接着部材の挿通部
    に挿通した後、その挿通した突出端部をネットの下縁部
    に結びつけることにより、ベランダ等の外側開放部をネ
    ットにより覆閉させた状態でネットを張設することを特
    徴とする請求項1に記載のベランダ等における鳥害防止
    用ネットの張設方法。
  3. 【請求項3】 他方の各紐条の端部に輪奈を形成すると
    共に、ベランダ等の外側開放部の下方位置の上面に接着
    した各接着部材の挿通部に、ロック機能を備えた細帯状
    のロック条片の先端部を挿通した後、その挿通した突出
    端部をネットの下縁部と上記輪奈に掛け通し、さらにそ
    の先端部をロック条片の基端部に設けたロック用通孔に
    挿通して引出すことにより、ロックした状態で各紐条を
    引締めて、ベランダ等の外側開放部をネットにより覆閉
    させた状態でネットを張設することを特徴とする請求項
    1に記載のベランダ等における鳥害防止用ネットの張設
    方法。
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