JPH07269129A - 取付ベルト - Google Patents
取付ベルトInfo
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- JPH07269129A JPH07269129A JP9537494A JP9537494A JPH07269129A JP H07269129 A JPH07269129 A JP H07269129A JP 9537494 A JP9537494 A JP 9537494A JP 9537494 A JP9537494 A JP 9537494A JP H07269129 A JPH07269129 A JP H07269129A
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- JP
- Japan
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- belt
- rectangular
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- buckle
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Abstract
(57)【要約】
【目 的】 建築工事あるいは、建築物補修工事
などにおいて使用する防護シート材あるいはネット材を
整合し、工事用組立足場材などに、簡便に取付け、かつ
再使用ができ、ごみとならない取付ベルトの提供を目的
とする。 【構 成】 バックル体と、ベルト体とから構成
され、バックル体内側部に波状突起部が形成され、一方
ベルト体の表側にも波状突起部が形成され、バックル体
内において、2つの波状突起部が嵌合することによっ
て、取り付けられる取付ベルトの構成。
などにおいて使用する防護シート材あるいはネット材を
整合し、工事用組立足場材などに、簡便に取付け、かつ
再使用ができ、ごみとならない取付ベルトの提供を目的
とする。 【構 成】 バックル体と、ベルト体とから構成
され、バックル体内側部に波状突起部が形成され、一方
ベルト体の表側にも波状突起部が形成され、バックル体
内において、2つの波状突起部が嵌合することによっ
て、取り付けられる取付ベルトの構成。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、防護用あるいは養生
用のシート材を結合させるために使用し、かつそれらを
組立足場材あるいは基材に取付固定するのに使用される
取付ベルトに関するものである。特には建築物例えば一
戸建住宅やビル建築の工事用の防護シート材を結合し、
それらを建築用足場材や基材などに取付固定するための
取付ベルトに関するものである。
用のシート材を結合させるために使用し、かつそれらを
組立足場材あるいは基材に取付固定するのに使用される
取付ベルトに関するものである。特には建築物例えば一
戸建住宅やビル建築の工事用の防護シート材を結合し、
それらを建築用足場材や基材などに取付固定するための
取付ベルトに関するものである。
【0002】
【従前の技術】今日、木造家屋の建築や修理、あるいは
ビル建築工事や修理などの場合、落下防止や危険防止の
ため、多くのシート材やネット材が建築物の周囲に張ら
れる。これらのシート材やネット材は、一枚のみ使用す
るものではなく、多量のシート材あるいはネット材が使
用される。これらシート材やネット材を結合するのに、
今日でも、針金、綱、ひも、あるいは取付固定金具など
を使用するものである。これら針金、綱、ひも、あるい
は取付固定金具は、シート材とシート材、あるいはネッ
ト材とネット材またシート材とネット材等々の結束のた
めに使用されるものであり、かつ、これら結束されたシ
ート材あるいはネット材を建築物の柱、あるいは組立足
場材、また鉄骨材などに結束し、固定するためにも使用
されているものである。今日においてもシート材やネッ
ト材を組立足場材や鉄骨材あるいは建築物の柱などの基
材へ取付固定するに使用されるものは、前記のような物
以外には見当らないものである。そして、これら綱、ひ
も、針金あるいは取付固定金具を、組立足場材や、鉄骨
材あるいは建築物の柱などの基材に結び付ける方法によ
って取付けが行われているものである。
ビル建築工事や修理などの場合、落下防止や危険防止の
ため、多くのシート材やネット材が建築物の周囲に張ら
れる。これらのシート材やネット材は、一枚のみ使用す
るものではなく、多量のシート材あるいはネット材が使
用される。これらシート材やネット材を結合するのに、
今日でも、針金、綱、ひも、あるいは取付固定金具など
を使用するものである。これら針金、綱、ひも、あるい
は取付固定金具は、シート材とシート材、あるいはネッ
ト材とネット材またシート材とネット材等々の結束のた
めに使用されるものであり、かつ、これら結束されたシ
ート材あるいはネット材を建築物の柱、あるいは組立足
場材、また鉄骨材などに結束し、固定するためにも使用
されているものである。今日においてもシート材やネッ
ト材を組立足場材や鉄骨材あるいは建築物の柱などの基
材へ取付固定するに使用されるものは、前記のような物
以外には見当らないものである。そして、これら綱、ひ
も、針金あるいは取付固定金具を、組立足場材や、鉄骨
材あるいは建築物の柱などの基材に結び付ける方法によ
って取付けが行われているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従前の取付方法は、
綱、ひも、針金あるいは取付固定金具などを使用して、
シート材あるいはネット材などを、組立足場材、鉄骨材
あるいは建築物の柱材などの基材に取付するものであっ
た。このため、綱、ひも、あるいは、針金などを適便の
長さに切断して使用し、また1つ1つ手で結び付ける必
要があり、更に針金などの場合には、他の工具を使用し
て結束取付しなければならないというものであったし、
取付固定金具などでは、一時に大量に持ち連びしなけれ
ばならず、その重さというものは大変であり、不便であ
った。このため、綱、ひも、針金の切断に時間を取られ
るし、またそれらを組立足場材、鉄骨材、あるいは建築
物の柱などの基材に1つ1つ結合するにも時間を要する
という不便があった。また取付固定金具などは、その落
下の際危険なものでもあった。更に、工事が完了し、シ
ート材やネット材を取り外す場合に、綱、ひも、針金を
切断して取り外すため、その使用していた綱、ひも、針
金を再利用することができないのみならず、大量の工事
用ごみを生じさせるという欠点を有するものであった。
また取付固定金具では、その大量のため重量があり、危
険でもあった。そこで、この発明は、このような不便や
欠点を改良し、より簡単に、使い易く、再利用のできる
取付ベルトを提供しようとするものである。
綱、ひも、針金あるいは取付固定金具などを使用して、
シート材あるいはネット材などを、組立足場材、鉄骨材
あるいは建築物の柱材などの基材に取付するものであっ
た。このため、綱、ひも、あるいは、針金などを適便の
長さに切断して使用し、また1つ1つ手で結び付ける必
要があり、更に針金などの場合には、他の工具を使用し
て結束取付しなければならないというものであったし、
取付固定金具などでは、一時に大量に持ち連びしなけれ
ばならず、その重さというものは大変であり、不便であ
った。このため、綱、ひも、針金の切断に時間を取られ
るし、またそれらを組立足場材、鉄骨材、あるいは建築
物の柱などの基材に1つ1つ結合するにも時間を要する
という不便があった。また取付固定金具などは、その落
下の際危険なものでもあった。更に、工事が完了し、シ
ート材やネット材を取り外す場合に、綱、ひも、針金を
切断して取り外すため、その使用していた綱、ひも、針
金を再利用することができないのみならず、大量の工事
用ごみを生じさせるという欠点を有するものであった。
また取付固定金具では、その大量のため重量があり、危
険でもあった。そこで、この発明は、このような不便や
欠点を改良し、より簡単に、使い易く、再利用のできる
取付ベルトを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような従前の不便や
欠点を解決するためには、バックル体とベルト体から形
成される取付ベルトにおいて、バックル体は矩体に形成
され、かつ該矩体上部外表面には、二つの切込溝が設け
られ、該切込溝間には、矩体と一体にレバー部が形成さ
れており、また該矩体内側部には、矩体の両端側で開口
し、かつ内側部で上・下二段に仕切られた矩形空洞部が
形成されており、かつ上段側矩形空洞部上壁面には、一
定間隔に適便数の波状突起部が形成されて成っており、
一方、ベルト体は、前記バックル体の矩形空洞部を貫通
する幅の長平板体に形成され、該長平板体の一端側方向
には、孔が設けられ、かつ前記バックル体を係止装着す
るため若干の突出部と該長平板体の裏側に突起片が形成
されており、また該長平板体中央部適所には、中受板を
係止装着するための突起片が、表裏側に設けられ、更に
該長平板体他端側方向表側には、一定間隔に適便数の波
状突起部が形成されて成り、このベルト体を前記バック
ル体の下段側矩形空洞部に、貫通装着して結合させ、し
かる後に、前記ベルト体中央部適所に設けられた突起片
間に、両端側に前記ベルト体が貫通することのできる孔
を有する中受板の一端側を貫通装着して形成することを
特徴とする取付ベルトを使用することによって容易に達
成されるものである。
欠点を解決するためには、バックル体とベルト体から形
成される取付ベルトにおいて、バックル体は矩体に形成
され、かつ該矩体上部外表面には、二つの切込溝が設け
られ、該切込溝間には、矩体と一体にレバー部が形成さ
れており、また該矩体内側部には、矩体の両端側で開口
し、かつ内側部で上・下二段に仕切られた矩形空洞部が
形成されており、かつ上段側矩形空洞部上壁面には、一
定間隔に適便数の波状突起部が形成されて成っており、
一方、ベルト体は、前記バックル体の矩形空洞部を貫通
する幅の長平板体に形成され、該長平板体の一端側方向
には、孔が設けられ、かつ前記バックル体を係止装着す
るため若干の突出部と該長平板体の裏側に突起片が形成
されており、また該長平板体中央部適所には、中受板を
係止装着するための突起片が、表裏側に設けられ、更に
該長平板体他端側方向表側には、一定間隔に適便数の波
状突起部が形成されて成り、このベルト体を前記バック
ル体の下段側矩形空洞部に、貫通装着して結合させ、し
かる後に、前記ベルト体中央部適所に設けられた突起片
間に、両端側に前記ベルト体が貫通することのできる孔
を有する中受板の一端側を貫通装着して形成することを
特徴とする取付ベルトを使用することによって容易に達
成されるものである。
【0005】
【作 用】この発明は、主としてバックル体とベルト体
から構成される。バックル体は矩体に形成され、矩体上
部外表面切込溝間にレバー部が形成され、また矩体の内
側部は、上・下二段に形成される矩形空洞部が設けられ
ており、かつ上段側矩形空洞部上壁面には、一定間隔に
適便数の波状突起部が形成されている。一方、ベルト体
は、前記バックル体の矩形空洞部を貫通する幅の長平板
体に形成され、一端側方向には孔が設けられ、かつ若干
の突出部と、該長平板体裏側に突起片を有し、また該長
平板体中央部適所には、表裏側に突起片を有し、更に他
端側方向表側には、一定間隔に波状突起部が適便数設け
られ、かつ、前記バックル体の下段側矩形空洞部へ前記
ベルト体を装着した後、前記ベルト体の中央部適所に設
けられている突起片間に、両端側に孔を有する中受板を
貫通装着することによって形成されているものである。
このベルト体の波状突起部のある側を表側として、バッ
クル体の下段側矩形空洞部に、ベルト体を貫装する。こ
うすることによって、ベルト体の一端側方向に設けられ
ている若干の突出部と、突起片とによって、バックル体
の下段側矩形空洞体でベルト体にバックル体は、係止
し、ベルト体がバックル体を貫通して、抜け出ることは
ない。このようにして、ベルト体をバックル体へ装着す
る。しかる後に、ベルト体中央部適所に設けられている
突起片間に中受板を嵌着する。このように構成される取
付ベルトは、ベルト体の他端側を、シート材やネット材
の鳩目に貫通させ、次に、他のシート材あるいはネット
材の鳩目を貫通させ、その貫通後、中受板の孔を貫通さ
せ、しかる後に、組立足場材とか柱材とかあるいは鉄骨
材などの基材に巻き付けるようにし、更に、ベルト体の
他端側をバックル体の上段側矩形空洞部へ貫装して引く
ことにより、上段側矩形空洞部上壁面に設けられている
波状突起部と、ベルト体他端側表面に設けられている突
起部とが嵌合し、組立足場材や基材などに取付けられ、
シート材やネット材を取付拘束するという作用を有する
ものである。こうすることによって、中受板がシート材
やネット材を水平に張り、かつ弛むことを防止するもの
である。またこの発明は、ベルト材もまたバックル材
も、ある程度の可撓性を有する材質、例えばポリプロピ
レン樹脂材などによって形成される。そのため、ベルト
体は、自在に折れ曲るものであるし、またバックル体も
ある程度弾性を有するものである。このため、バックル
体からベルト体を外すには、バックル体のレバー部を、
上方向に押し上げあるいは持ち上げることによって、バ
ックル体と、ベルト体の嵌合は容易に外れるという作用
をも有するものである。
から構成される。バックル体は矩体に形成され、矩体上
部外表面切込溝間にレバー部が形成され、また矩体の内
側部は、上・下二段に形成される矩形空洞部が設けられ
ており、かつ上段側矩形空洞部上壁面には、一定間隔に
適便数の波状突起部が形成されている。一方、ベルト体
は、前記バックル体の矩形空洞部を貫通する幅の長平板
体に形成され、一端側方向には孔が設けられ、かつ若干
の突出部と、該長平板体裏側に突起片を有し、また該長
平板体中央部適所には、表裏側に突起片を有し、更に他
端側方向表側には、一定間隔に波状突起部が適便数設け
られ、かつ、前記バックル体の下段側矩形空洞部へ前記
ベルト体を装着した後、前記ベルト体の中央部適所に設
けられている突起片間に、両端側に孔を有する中受板を
貫通装着することによって形成されているものである。
このベルト体の波状突起部のある側を表側として、バッ
クル体の下段側矩形空洞部に、ベルト体を貫装する。こ
うすることによって、ベルト体の一端側方向に設けられ
ている若干の突出部と、突起片とによって、バックル体
の下段側矩形空洞体でベルト体にバックル体は、係止
し、ベルト体がバックル体を貫通して、抜け出ることは
ない。このようにして、ベルト体をバックル体へ装着す
る。しかる後に、ベルト体中央部適所に設けられている
突起片間に中受板を嵌着する。このように構成される取
付ベルトは、ベルト体の他端側を、シート材やネット材
の鳩目に貫通させ、次に、他のシート材あるいはネット
材の鳩目を貫通させ、その貫通後、中受板の孔を貫通さ
せ、しかる後に、組立足場材とか柱材とかあるいは鉄骨
材などの基材に巻き付けるようにし、更に、ベルト体の
他端側をバックル体の上段側矩形空洞部へ貫装して引く
ことにより、上段側矩形空洞部上壁面に設けられている
波状突起部と、ベルト体他端側表面に設けられている突
起部とが嵌合し、組立足場材や基材などに取付けられ、
シート材やネット材を取付拘束するという作用を有する
ものである。こうすることによって、中受板がシート材
やネット材を水平に張り、かつ弛むことを防止するもの
である。またこの発明は、ベルト材もまたバックル材
も、ある程度の可撓性を有する材質、例えばポリプロピ
レン樹脂材などによって形成される。そのため、ベルト
体は、自在に折れ曲るものであるし、またバックル体も
ある程度弾性を有するものである。このため、バックル
体からベルト体を外すには、バックル体のレバー部を、
上方向に押し上げあるいは持ち上げることによって、バ
ックル体と、ベルト体の嵌合は容易に外れるという作用
をも有するものである。
【0006】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明の全体図であり、図2は、バ
ックル体の斜視図であり、図3は、バックル体のA−
A′断面図であり、図4は、ベルト体の平面図であり、
図5は、ベルト体のB−B′断面図であり、図6は、使
用状態図である。(I)は、この発明の取付ベルトの全
体図であり、この取付ベルト(I)は、主として、バッ
クル体(1)とベルト体(2)及び中受板(3)から構
成されている。この取付ベルト(I)は、バックル体
(1)とベルト体(2)の嵌着結合によって一体と成る
ものである。取付ベルト(I)は、その材質を、広い意
味で合成樹脂材によって形成されるものであるが、ある
程度の可撓性のある合成樹脂材あるいは、また軟質性あ
る樹脂材などによって形成される。特にバックル体
(1)は、ある程度硬質でかつ可撓性のある合成樹脂材
により、またベルト体(2)は、容易に折曲可能な軟質
性ある合成樹脂材などを使用して形成されるものであ
る。中受板(3)も合成樹脂材で形成されるが、ある程
度の硬質のものであればよい。バックル体(1)とベル
ト体(2)とは、同時に一体形成することも可能である
が、この実施例では、別個に各々形成し、しかる後にバ
ックル体(1)にベルト体(2)を貫通装着させた後
に、ベルト体(2)に中受板(3)を装着することによ
って取付ベルト(I)を構成するものである。
明する。図1は、この発明の全体図であり、図2は、バ
ックル体の斜視図であり、図3は、バックル体のA−
A′断面図であり、図4は、ベルト体の平面図であり、
図5は、ベルト体のB−B′断面図であり、図6は、使
用状態図である。(I)は、この発明の取付ベルトの全
体図であり、この取付ベルト(I)は、主として、バッ
クル体(1)とベルト体(2)及び中受板(3)から構
成されている。この取付ベルト(I)は、バックル体
(1)とベルト体(2)の嵌着結合によって一体と成る
ものである。取付ベルト(I)は、その材質を、広い意
味で合成樹脂材によって形成されるものであるが、ある
程度の可撓性のある合成樹脂材あるいは、また軟質性あ
る樹脂材などによって形成される。特にバックル体
(1)は、ある程度硬質でかつ可撓性のある合成樹脂材
により、またベルト体(2)は、容易に折曲可能な軟質
性ある合成樹脂材などを使用して形成されるものであ
る。中受板(3)も合成樹脂材で形成されるが、ある程
度の硬質のものであればよい。バックル体(1)とベル
ト体(2)とは、同時に一体形成することも可能である
が、この実施例では、別個に各々形成し、しかる後にバ
ックル体(1)にベルト体(2)を貫通装着させた後
に、ベルト体(2)に中受板(3)を装着することによ
って取付ベルト(I)を構成するものである。
【0007】(1)はバックル体である。このバックル
体(1)は、ある程度硬質でかつ可撓性のある合成樹脂
材によって、一体成形されるものである。このバックル
体(1)は矩体(11)に形成される。しかし必ずしも
矩体である必要はなく、円形でも楕円形でも、その形状
は、問わないものであるが、この実施例では、矩体(1
1)に形成される。そして、この矩体(11)の上部外
表面には二つの切込溝(11′)が設けられており、か
つこの切込溝(11′)間にはレバー部(12)が上部
外表面と一体に設けられる形状に一体形成される。更に
矩体(11)内側部には、上・下二段に仕切られ、矩体
(11)の両端側で開口する矩形空洞部(13)(1
4)が設けられ、かつ上段側矩形空洞部(13)上壁面
には波状突起部(15)が形成されているものである。
バックル体(1)は、このような形状で一体形成されて
いるものである。
体(1)は、ある程度硬質でかつ可撓性のある合成樹脂
材によって、一体成形されるものである。このバックル
体(1)は矩体(11)に形成される。しかし必ずしも
矩体である必要はなく、円形でも楕円形でも、その形状
は、問わないものであるが、この実施例では、矩体(1
1)に形成される。そして、この矩体(11)の上部外
表面には二つの切込溝(11′)が設けられており、か
つこの切込溝(11′)間にはレバー部(12)が上部
外表面と一体に設けられる形状に一体形成される。更に
矩体(11)内側部には、上・下二段に仕切られ、矩体
(11)の両端側で開口する矩形空洞部(13)(1
4)が設けられ、かつ上段側矩形空洞部(13)上壁面
には波状突起部(15)が形成されているものである。
バックル体(1)は、このような形状で一体形成されて
いるものである。
【0008】(11)は、矩体である。この矩体(1
1)は、バックル体(1)の本体を成すものである。バ
ックル体(1)の本体は必ずしも矩体(11)である必
要はなく他の形状でもよい。しかし、この実施例では矩
体である。この矩体(11)には色彩を施すこともでき
るし、また、他の識別標識を表示することも可能であ
る。バックル体(1)を矩体(11)に形成することに
よって、他の形状より、嵌合度を高めることができるも
のでもある。即ち、矩体(11)内側部に設けられる波
状突起部(15)と、ベルト体(2)の波状突起部(2
5)の嵌合度を高めることができるものである。ただ
し、他の形状では、嵌合面積が狭くなるおそれがあるか
らである。(11′)は、この矩体(11)上部外表面
に設けられた切込溝である。この切込溝(11′)は、
矩体(11)内側部上段側矩形空洞部(13)まで切込
まれており、かつ、その切込みの長さは、適便の長さに
切込まれているものである。この切込溝(11′)は、
レバー部(12)を挟んで、レバー部(2)の両側の矩
体(11)上部外表面に設けられているものである。
1)は、バックル体(1)の本体を成すものである。バ
ックル体(1)の本体は必ずしも矩体(11)である必
要はなく他の形状でもよい。しかし、この実施例では矩
体である。この矩体(11)には色彩を施すこともでき
るし、また、他の識別標識を表示することも可能であ
る。バックル体(1)を矩体(11)に形成することに
よって、他の形状より、嵌合度を高めることができるも
のでもある。即ち、矩体(11)内側部に設けられる波
状突起部(15)と、ベルト体(2)の波状突起部(2
5)の嵌合度を高めることができるものである。ただ
し、他の形状では、嵌合面積が狭くなるおそれがあるか
らである。(11′)は、この矩体(11)上部外表面
に設けられた切込溝である。この切込溝(11′)は、
矩体(11)内側部上段側矩形空洞部(13)まで切込
まれており、かつ、その切込みの長さは、適便の長さに
切込まれているものである。この切込溝(11′)は、
レバー部(12)を挟んで、レバー部(2)の両側の矩
体(11)上部外表面に設けられているものである。
【0009】(12)は、矩体(11)の上部外表面に
設けられたレバー部である。このレバー部(12)の形
状は、必ずしも、この実施例の如くの形状である必要は
ないものである。他の形状、例えば、上端部を単に一本
の棒形状とするとかでもよいものである。このレバー部
(12)も矩体(11)と一体形成されるものである。
このレバー部(12)は、矩体(11)の上部外表面に
設けられる二つの切込溝(11′)間に形成されるもの
である。この二つの切込溝(11′)間に形成すること
によって、レバー部(12)の押し上げが容易になるも
のである。このレバー部(12)は、バックル体(1)
とベルト体(2)の嵌合、即ち、バックル体(1)の上
段側矩形空洞部(13)上壁面即ち、二つの切込溝(1
1′)間でレバー部(12)の底側面に設けられている
波状突起部(15)と、ベルト体(2)の他端側(2
4)方向表側に設けられる波状突起部(25)との嵌
合、を外すのに使用されるものである。この嵌合を外す
には、このレバー部(12)を、上に押し上げるかまた
は持ち上げるかすることによって、嵌合は外れ、目的は
達成されるものである。
設けられたレバー部である。このレバー部(12)の形
状は、必ずしも、この実施例の如くの形状である必要は
ないものである。他の形状、例えば、上端部を単に一本
の棒形状とするとかでもよいものである。このレバー部
(12)も矩体(11)と一体形成されるものである。
このレバー部(12)は、矩体(11)の上部外表面に
設けられる二つの切込溝(11′)間に形成されるもの
である。この二つの切込溝(11′)間に形成すること
によって、レバー部(12)の押し上げが容易になるも
のである。このレバー部(12)は、バックル体(1)
とベルト体(2)の嵌合、即ち、バックル体(1)の上
段側矩形空洞部(13)上壁面即ち、二つの切込溝(1
1′)間でレバー部(12)の底側面に設けられている
波状突起部(15)と、ベルト体(2)の他端側(2
4)方向表側に設けられる波状突起部(25)との嵌
合、を外すのに使用されるものである。この嵌合を外す
には、このレバー部(12)を、上に押し上げるかまた
は持ち上げるかすることによって、嵌合は外れ、目的は
達成されるものである。
【0010】(13)及び(14)は、矩形空洞部であ
る。この矩形空洞部(13)(14)は、矩体(11)
の内側部に形成されるものである。即ち、矩体(11)
の両端側で開口し、かつ内側部において上・下二段に仕
切られて形成されているものである。上段側矩形空洞部
(13)も下段側矩形空洞部(14)も、同寸大であ
り、大小の違いや厚味の相違はないものである。しか
し、この矩形空洞部の上側矩形空洞部(13)の上側面
には、二つの切込溝(11′)が設けられているもので
ある。この矩形空洞部(13)(14)の上段側も下段
側も同一のベルト体(2)の他端側が貫通するものだか
らである。即ち、矩形空洞部下段側(14)には、ま
ず、ベルト体(2)の他端側(24)を完全に貫装さ
せ、バックル体(1)を、ベルト体(2)の一端側方向
に装着固定し、しかる後、更に、矩形空洞部上段側(1
3)には、組立足場材などを介して、再度ベルト体
(2)の他端側(24)を貫装させ、組立足場材など
に、シート材やネット材を取付け、係止させるものであ
る。
る。この矩形空洞部(13)(14)は、矩体(11)
の内側部に形成されるものである。即ち、矩体(11)
の両端側で開口し、かつ内側部において上・下二段に仕
切られて形成されているものである。上段側矩形空洞部
(13)も下段側矩形空洞部(14)も、同寸大であ
り、大小の違いや厚味の相違はないものである。しか
し、この矩形空洞部の上側矩形空洞部(13)の上側面
には、二つの切込溝(11′)が設けられているもので
ある。この矩形空洞部(13)(14)の上段側も下段
側も同一のベルト体(2)の他端側が貫通するものだか
らである。即ち、矩形空洞部下段側(14)には、ま
ず、ベルト体(2)の他端側(24)を完全に貫装さ
せ、バックル体(1)を、ベルト体(2)の一端側方向
に装着固定し、しかる後、更に、矩形空洞部上段側(1
3)には、組立足場材などを介して、再度ベルト体
(2)の他端側(24)を貫装させ、組立足場材など
に、シート材やネット材を取付け、係止させるものであ
る。
【0011】(15)は、波状突起部である。この波状
突起部(15)は、バックル体(1)の内側部に形成さ
れる上段側矩形空洞部(13)上壁面即ち、二つの切込
溝(11′)間に形成されるレバー部(12)底側面
に、一定の間隔で適便数形成されているものである。こ
の波状突起部(15)は上段側矩形空洞部(13)上壁
面の全面に形成されている訳ではなく、ほぼ、切込溝
(11′)の長さ幅の範囲の上壁面に形成されているも
のである。この波状突起部(15)は、バックル体
(1)の矩体(11)の形成と一体に形成されるもので
ある。この波状突起部(15)は、ベルト体(2)の他
端側(24)方向表側に形成される波状突起部(25)
と、矩体(11)内において嵌合するように形成されて
いるものである。この嵌合によって、この取付ベルト
(I)は、組立足場材などに取付け係止することができ
るものである。従って、この嵌合を外すと、容易に取付
ベルト(I)を組立足場材などから外すことができるも
のである。
突起部(15)は、バックル体(1)の内側部に形成さ
れる上段側矩形空洞部(13)上壁面即ち、二つの切込
溝(11′)間に形成されるレバー部(12)底側面
に、一定の間隔で適便数形成されているものである。こ
の波状突起部(15)は上段側矩形空洞部(13)上壁
面の全面に形成されている訳ではなく、ほぼ、切込溝
(11′)の長さ幅の範囲の上壁面に形成されているも
のである。この波状突起部(15)は、バックル体
(1)の矩体(11)の形成と一体に形成されるもので
ある。この波状突起部(15)は、ベルト体(2)の他
端側(24)方向表側に形成される波状突起部(25)
と、矩体(11)内において嵌合するように形成されて
いるものである。この嵌合によって、この取付ベルト
(I)は、組立足場材などに取付け係止することができ
るものである。従って、この嵌合を外すと、容易に取付
ベルト(I)を組立足場材などから外すことができるも
のである。
【0012】(2)は、ベルト体である。このベルト体
(2)は、ある程度軟質で折曲可能な合成樹脂材などに
よって一体形成されるものである。このベルト体(2)
にも、色彩などを施して、工事上の識別標識としても使
用できるようにすることができるものである。ベルト体
(2)は、長平板体に構成される。バックル体(1)
も、またバックル体(1)の貫通部であるバックル体
(1)矩形空洞部(13)(14)をも矩形状に形成し
ていることから、この実施例では、長平板体にベルト体
(2)を形成しているものである。もっとも、ひも状に
丸味を有する形状でも、また他の形状にも形成してもよ
いものである。バックル体(1)の矩形空洞部(13)
(14)を丸味形状にあるいは他の形状に形成するもの
であれば、そのように形成することも可能である。従っ
て、ベルト体(2)の形状はバックル体(1)の空洞部
(13)(14)の形状と一致するように形成するので
あれば、その形状は問わないものである。しかし、この
実施例では、ベルト体(2)は長平板体に形成される。
ベルト体(2)は長平板体に形成されるため、ベルト体
(2)の一端側(21)方向と、他端側(24)方向と
は、その形状を異にするものである。しかし、両端側方
向において、形状を異にするものであっても、ベルト体
(2)は、一体成形されるものである。ベルト体(2)
の一端側(21)方向は、ある程度の幅を有して他端側
(24)方向の幅より若干大きめに形成され、他端側
(24)方向は、一端側(21)方向より若干狭くかつ
同一幅で、長平板体に形成されているものである。また
ベルト体(2)他端側(24)方向表側適所には、波状
突起部(25)が適便数設けられて形成されているもの
である。
(2)は、ある程度軟質で折曲可能な合成樹脂材などに
よって一体形成されるものである。このベルト体(2)
にも、色彩などを施して、工事上の識別標識としても使
用できるようにすることができるものである。ベルト体
(2)は、長平板体に構成される。バックル体(1)
も、またバックル体(1)の貫通部であるバックル体
(1)矩形空洞部(13)(14)をも矩形状に形成し
ていることから、この実施例では、長平板体にベルト体
(2)を形成しているものである。もっとも、ひも状に
丸味を有する形状でも、また他の形状にも形成してもよ
いものである。バックル体(1)の矩形空洞部(13)
(14)を丸味形状にあるいは他の形状に形成するもの
であれば、そのように形成することも可能である。従っ
て、ベルト体(2)の形状はバックル体(1)の空洞部
(13)(14)の形状と一致するように形成するので
あれば、その形状は問わないものである。しかし、この
実施例では、ベルト体(2)は長平板体に形成される。
ベルト体(2)は長平板体に形成されるため、ベルト体
(2)の一端側(21)方向と、他端側(24)方向と
は、その形状を異にするものである。しかし、両端側方
向において、形状を異にするものであっても、ベルト体
(2)は、一体成形されるものである。ベルト体(2)
の一端側(21)方向は、ある程度の幅を有して他端側
(24)方向の幅より若干大きめに形成され、他端側
(24)方向は、一端側(21)方向より若干狭くかつ
同一幅で、長平板体に形成されているものである。また
ベルト体(2)他端側(24)方向表側適所には、波状
突起部(25)が適便数設けられて形成されているもの
である。
【0013】(21)はベルト体(2)一端側である。
ベルト体(2)一端側(21)は、若干の長さのもので
ある。一端側(21)は、他端側(24)方向より若干
幅広に形成される。この一端側(21)は、バックル体
(1)の矩形空洞部(13)(14)を貫通しないよう
に形成されているものである。即ち、一端側(21)方
向の幅が、他端側(24)方向の幅より、若干幅広に形
成されているものであり、かつ、一端側(21)方向に
は、突出部(22)が設けられている。こうすることに
よって、一端側(21)がバックル体(1)の矩形下段
側空洞部(14)を貫通しないようにされているもので
ある。(21′)は、一端側(21)に設けられている
孔である。この孔(21′)は、この取付ベルト(I)
を使用する場合に、作業員が自分の腰などに付けている
針金のフック、あるいは金具などに、この取付ベルト
(I)の孔(21′)を貫入し、係止するために使用さ
れるものである。即ち、取付ベルトを係止するための孔
である。
ベルト体(2)一端側(21)は、若干の長さのもので
ある。一端側(21)は、他端側(24)方向より若干
幅広に形成される。この一端側(21)は、バックル体
(1)の矩形空洞部(13)(14)を貫通しないよう
に形成されているものである。即ち、一端側(21)方
向の幅が、他端側(24)方向の幅より、若干幅広に形
成されているものであり、かつ、一端側(21)方向に
は、突出部(22)が設けられている。こうすることに
よって、一端側(21)がバックル体(1)の矩形下段
側空洞部(14)を貫通しないようにされているもので
ある。(21′)は、一端側(21)に設けられている
孔である。この孔(21′)は、この取付ベルト(I)
を使用する場合に、作業員が自分の腰などに付けている
針金のフック、あるいは金具などに、この取付ベルト
(I)の孔(21′)を貫入し、係止するために使用さ
れるものである。即ち、取付ベルトを係止するための孔
である。
【0014】(22)は、ベルト体(2)一端側(2
1)方向に設けられる突出部である。この突出部(2
2)は、ベルト体(2)の表裏面に若干突出した状態に
形成されている。これは、即ち一種のストッパーの機能
をするものである。この突出部(22)を設けることに
より、ベルト体(2)の一端側(21)はバックル体
(1)の下段側矩形空洞部(14)へベルト体(2)を
貫装しても、バックル体(1)の下段側矩形空洞部(1
4)を貫通し抜け出ないものである。即ち、この突出部
(22)の部分だけ、ベルト体(2)の一端側(21)
方向は、他端側(24)方向より肉厚に形成されている
と同時に、バックル体(1)の下段側矩形空洞部(1
4)の幅より若干幅広に形成されているものである。こ
れによって、ベルト体(2)を、他端側(24)方向へ
引っ張っても、ベルト体(2)はバックル体(1)を貫
通し、抜け出ることはないものである。(22′)は突
起片である。この突起片(22′)は、ベルト体(2)
の一端側(21)方向に設けられている突出部(22)
に近いベルト体(2)の他端側(24)方向の裏側適所
に形成されているものである。この突起片(22′)
は、バックル体(1)がベルト体(2)他端側(24)
方向へ移動しないようにするためのストッパー機能を果
すために設けられているものである。(23)(2
3′)も突起片である。この突起片(23)(23′)
は、ベルト体(2)他端側(24)方向長平板体の中央
部適所の表裏側に各々設けられているものである。その
設けられている位置は、表裏側において若干のズレがあ
るものである。この突起片(23)(23′)は、ベル
ト体(2)に装着される中受板(3)を係止するために
設けられるものであり、中受板(3)は、この突起片
(23)(23′)間に装着されるものである。これら
突起片(22′)、(23)(23′)は、若干の弾性
を有するものである。
1)方向に設けられる突出部である。この突出部(2
2)は、ベルト体(2)の表裏面に若干突出した状態に
形成されている。これは、即ち一種のストッパーの機能
をするものである。この突出部(22)を設けることに
より、ベルト体(2)の一端側(21)はバックル体
(1)の下段側矩形空洞部(14)へベルト体(2)を
貫装しても、バックル体(1)の下段側矩形空洞部(1
4)を貫通し抜け出ないものである。即ち、この突出部
(22)の部分だけ、ベルト体(2)の一端側(21)
方向は、他端側(24)方向より肉厚に形成されている
と同時に、バックル体(1)の下段側矩形空洞部(1
4)の幅より若干幅広に形成されているものである。こ
れによって、ベルト体(2)を、他端側(24)方向へ
引っ張っても、ベルト体(2)はバックル体(1)を貫
通し、抜け出ることはないものである。(22′)は突
起片である。この突起片(22′)は、ベルト体(2)
の一端側(21)方向に設けられている突出部(22)
に近いベルト体(2)の他端側(24)方向の裏側適所
に形成されているものである。この突起片(22′)
は、バックル体(1)がベルト体(2)他端側(24)
方向へ移動しないようにするためのストッパー機能を果
すために設けられているものである。(23)(2
3′)も突起片である。この突起片(23)(23′)
は、ベルト体(2)他端側(24)方向長平板体の中央
部適所の表裏側に各々設けられているものである。その
設けられている位置は、表裏側において若干のズレがあ
るものである。この突起片(23)(23′)は、ベル
ト体(2)に装着される中受板(3)を係止するために
設けられるものであり、中受板(3)は、この突起片
(23)(23′)間に装着されるものである。これら
突起片(22′)、(23)(23′)は、若干の弾性
を有するものである。
【0015】(24)は、ベルト体(2)の他端側を表
わすものである。ベルト体(2)の他端側(24)は、
一端側(21)より若干幅が狭く形成されているし、ま
た一端側(21)より長平板体に形成される。即ち、ベ
ルト体(2)他端側(24)は、バックル体(1)の上
・下段側矩形空洞部(13)(14)を貫通するもので
ある。そのため、バックル体(1)の上・下段側矩形空
洞部(13)(14)の幅より、若干狭く形成されるこ
ととなる。このベルト体(2)の他端側(24)方向
は、一端側(21)方向に設けられている突出部(2
2)壁側から同寸大の幅に形成されているものである。
(25)は、ベルト体(2)他端側(24)表側に設け
られている波状突起部である。この波状突起部(25)
は、ベルト体(2)他端側(24)表側に一定間隔に適
便数設けられているものである。しかし、ベルト体
(2)の一端側(21)突出部(22)壁側から若干距
離の他端側(24)部分には、この波状突起部(25)
は形成されない。その部分は、バックル体(1)内に装
置される部分を含むからである。もっとも、この波状突
起部(25)をベルト体(2)他端側(24)方向の全
部に設けてもよいものでもある。このベルト体(2)の
波状突起部(25)が、ベルト体(2)の他端側(2
4)をバックル体(1)の上段側矩形空洞部(13)へ
貫装すると、自然に、バックル体(1)の上段側矩形空
洞部(13)上壁面に設けられている波状突起部(1
5)に嵌合するものであり、これによって、バックル体
(1)の波状突起部(15)と嵌合して、取付ベルト
(I)を、組立足場材などに取り付けることができるも
のである。
わすものである。ベルト体(2)の他端側(24)は、
一端側(21)より若干幅が狭く形成されているし、ま
た一端側(21)より長平板体に形成される。即ち、ベ
ルト体(2)他端側(24)は、バックル体(1)の上
・下段側矩形空洞部(13)(14)を貫通するもので
ある。そのため、バックル体(1)の上・下段側矩形空
洞部(13)(14)の幅より、若干狭く形成されるこ
ととなる。このベルト体(2)の他端側(24)方向
は、一端側(21)方向に設けられている突出部(2
2)壁側から同寸大の幅に形成されているものである。
(25)は、ベルト体(2)他端側(24)表側に設け
られている波状突起部である。この波状突起部(25)
は、ベルト体(2)他端側(24)表側に一定間隔に適
便数設けられているものである。しかし、ベルト体
(2)の一端側(21)突出部(22)壁側から若干距
離の他端側(24)部分には、この波状突起部(25)
は形成されない。その部分は、バックル体(1)内に装
置される部分を含むからである。もっとも、この波状突
起部(25)をベルト体(2)他端側(24)方向の全
部に設けてもよいものでもある。このベルト体(2)の
波状突起部(25)が、ベルト体(2)の他端側(2
4)をバックル体(1)の上段側矩形空洞部(13)へ
貫装すると、自然に、バックル体(1)の上段側矩形空
洞部(13)上壁面に設けられている波状突起部(1
5)に嵌合するものであり、これによって、バックル体
(1)の波状突起部(15)と嵌合して、取付ベルト
(I)を、組立足場材などに取り付けることができるも
のである。
【0016】(3)は、中受板である。この中受板
(3)は、平板に形成されている。この中受板(3)
は、両端に各々孔(31)(32)を有している。この
中受板(3)は、ベルト体(2)の中央部適便箇所に取
付けられるものである。ベルト体(2)中央部表裏側に
設けられている突起片(23)(23′)間に嵌着させ
るものである。即ちベルト体(2)をバックル体(1)
に装着した後に、ベルト体(2)を中受板(3)の1つ
の孔(31)へ貫通させ、中受板(3)をベルト体
(2)へ装着するものである。中受板(3)の他の孔
(32)は、シート材やネット材を介して、出て来るベ
ルト体(2)他端側(24)を貫通させるために設けら
れているものである。中受板(3)は、シート材やネッ
ト材を整え、きちんと整合するようにするため設けられ
ているものである。
(3)は、平板に形成されている。この中受板(3)
は、両端に各々孔(31)(32)を有している。この
中受板(3)は、ベルト体(2)の中央部適便箇所に取
付けられるものである。ベルト体(2)中央部表裏側に
設けられている突起片(23)(23′)間に嵌着させ
るものである。即ちベルト体(2)をバックル体(1)
に装着した後に、ベルト体(2)を中受板(3)の1つ
の孔(31)へ貫通させ、中受板(3)をベルト体
(2)へ装着するものである。中受板(3)の他の孔
(32)は、シート材やネット材を介して、出て来るベ
ルト体(2)他端側(24)を貫通させるために設けら
れているものである。中受板(3)は、シート材やネッ
ト材を整え、きちんと整合するようにするため設けられ
ているものである。
【0017】このように構成されるバックル体(1)
と、ベルト体(2)とを装着させるためには、ベルト体
(2)の、波状突起部(25)のある他端側(24)を
表側として、バックル体(1)の矩体(11)内側部の
下段側矩形空洞部(14)にベルト体(2)を貫装す
る。貫装後、ベルト体(2)の他端側(24)を、他端
側(24)方向へいっぱいに引く。いっぱいに引くこと
により、ベルト体(2)一端側(21)の突出部(2
2)壁が、バックル体(1)の下段側矩形空洞部(1
4)壁に当り、それによってベルト体(2)は係止す
る。同時にバックル体(1)がベルト体(2)裏側に設
けられている突起片(22′)に当り、係止することと
なる。こうすることによって、ベルト体(2)は、バッ
クル体(1)に装着され、かつバックル体(1)から容
易に外れないし、バックル体(1)もベルト体(2)か
ら外れない。また、ベルト体(2)の他端側(24)方
向の幅と、バックル体(1)の下段側矩形空洞部(1
4)の幅とが、若干の摩擦が生じるように形成すること
もできるので、これによっても、ベルト体(2)とバッ
クル体(1)とは容易には外れないように装着すること
ができるものでもある。こうして、バックル体(1)に
ベルト体(2)を装着した後に、ベルト体(2)へ中受
板(3)を装着するものである。ベルト体(2)への中
受板(3)の装着は、中受板(3)の一端側の孔(3
1)にベルト体(2)を貫装するものである。この場
合、中受板(3)の他端側孔(32)には、未だベルト
体(2)は、貫装されていないものである。この発明の
取付ベルトは、このように構成されるものである。
と、ベルト体(2)とを装着させるためには、ベルト体
(2)の、波状突起部(25)のある他端側(24)を
表側として、バックル体(1)の矩体(11)内側部の
下段側矩形空洞部(14)にベルト体(2)を貫装す
る。貫装後、ベルト体(2)の他端側(24)を、他端
側(24)方向へいっぱいに引く。いっぱいに引くこと
により、ベルト体(2)一端側(21)の突出部(2
2)壁が、バックル体(1)の下段側矩形空洞部(1
4)壁に当り、それによってベルト体(2)は係止す
る。同時にバックル体(1)がベルト体(2)裏側に設
けられている突起片(22′)に当り、係止することと
なる。こうすることによって、ベルト体(2)は、バッ
クル体(1)に装着され、かつバックル体(1)から容
易に外れないし、バックル体(1)もベルト体(2)か
ら外れない。また、ベルト体(2)の他端側(24)方
向の幅と、バックル体(1)の下段側矩形空洞部(1
4)の幅とが、若干の摩擦が生じるように形成すること
もできるので、これによっても、ベルト体(2)とバッ
クル体(1)とは容易には外れないように装着すること
ができるものでもある。こうして、バックル体(1)に
ベルト体(2)を装着した後に、ベルト体(2)へ中受
板(3)を装着するものである。ベルト体(2)への中
受板(3)の装着は、中受板(3)の一端側の孔(3
1)にベルト体(2)を貫装するものである。この場
合、中受板(3)の他端側孔(32)には、未だベルト
体(2)は、貫装されていないものである。この発明の
取付ベルトは、このように構成されるものである。
【0018】このように構成されるこの取付ベルト
(I)を使用するには、まず、取付ベルト(I)のベル
ト体(2)他端側(24)を、組立足場材などの側から
1枚目のシート材あるいはネット材の鳩目に貫通し、次
に、2枚目のシート材あるいはネット材の鳩目に、組立
足場材などの反対側方向から貫通し、しかる後、ベルト
体(2)に装着されている中受板(3)の孔(32)を
貫通させ、更にこのベルト体(2)の他端側(24)
を、組立足場材などを介して、バックル体(1)の矩体
(11)内側部に設けられている上段側矩形空洞部(1
3)に貫装し、いっぱいに引く。こうすることにより、
上段側矩形空洞部(13)上壁面に設けられている波状
突起部(15)と、ベルト体(2)他端側(24)表側
に設けられている波状突起部(25)とが嵌合し、取付
ベルト(I)が工事用組立足場材などに取り付けられ、
かつシート材やネット材が整合して取り付けられること
となる。逆に、この取付ベルト(I)を組立足場材など
から外すには、バックル体(1)のレバー部(12)を
押し上げるかあるいは持ち上げることによって上段側矩
形空洞部(13)上壁面に設けられている波状突起部
(15)と、ベルト体(2)他端側(24)方向表側に
設けられている波状突起部(25)の嵌合が外れて、バ
ックル体(1)とベルト体(2)の嵌合を外すことがで
き、後は、取付と逆の順に行うと容易に外すことができ
るものである。この発明は、このような取付ベルトを提
供しようとするものである。尚、(4)はシート材ある
いはネット材であり、(5)は組立足場材である。
(I)を使用するには、まず、取付ベルト(I)のベル
ト体(2)他端側(24)を、組立足場材などの側から
1枚目のシート材あるいはネット材の鳩目に貫通し、次
に、2枚目のシート材あるいはネット材の鳩目に、組立
足場材などの反対側方向から貫通し、しかる後、ベルト
体(2)に装着されている中受板(3)の孔(32)を
貫通させ、更にこのベルト体(2)の他端側(24)
を、組立足場材などを介して、バックル体(1)の矩体
(11)内側部に設けられている上段側矩形空洞部(1
3)に貫装し、いっぱいに引く。こうすることにより、
上段側矩形空洞部(13)上壁面に設けられている波状
突起部(15)と、ベルト体(2)他端側(24)表側
に設けられている波状突起部(25)とが嵌合し、取付
ベルト(I)が工事用組立足場材などに取り付けられ、
かつシート材やネット材が整合して取り付けられること
となる。逆に、この取付ベルト(I)を組立足場材など
から外すには、バックル体(1)のレバー部(12)を
押し上げるかあるいは持ち上げることによって上段側矩
形空洞部(13)上壁面に設けられている波状突起部
(15)と、ベルト体(2)他端側(24)方向表側に
設けられている波状突起部(25)の嵌合が外れて、バ
ックル体(1)とベルト体(2)の嵌合を外すことがで
き、後は、取付と逆の順に行うと容易に外すことができ
るものである。この発明は、このような取付ベルトを提
供しようとするものである。尚、(4)はシート材ある
いはネット材であり、(5)は組立足場材である。
【0019】
【発明の効果】この発明は、バックル体とベルト体を別
々に形成するので、その生産工程が楽であり、またバッ
クル体とベルト体とを別々に形成するが、その一体装着
も簡単に行うことができるし、軽い材質のものによって
形成されるので、重量もなく持ち運びが簡単であり、更
に、何度も繰返し使用できるのみならず、工事が完了し
ても、ごみとして棄てる必要もなく、かつ、シート材や
ネット材も整合するので見た目もよく、更にまた材質的
にも安価な材料で形成することができるので、安価に供
給でき、経済的でもあるという効果を有するものであ
る。
々に形成するので、その生産工程が楽であり、またバッ
クル体とベルト体とを別々に形成するが、その一体装着
も簡単に行うことができるし、軽い材質のものによって
形成されるので、重量もなく持ち運びが簡単であり、更
に、何度も繰返し使用できるのみならず、工事が完了し
ても、ごみとして棄てる必要もなく、かつ、シート材や
ネット材も整合するので見た目もよく、更にまた材質的
にも安価な材料で形成することができるので、安価に供
給でき、経済的でもあるという効果を有するものであ
る。
【図1】 全体図
【図2】 斜視図
【図3】 断面図
【図4】 平面図
【図5】 断面図
【図6】 使用状態図
(I) − 取付ベルト (1) − バックル体 (11) − 矩体 (11′)− 切込溝 (12) − レバー部 (13) − 上段側矩形空洞部 (14) − 下段側矩形空洞部 (15) − 波状突起部 (2) − ベルト体 (21) − 一端側 (21′)− 孔 (22) − 突出部 (22′)− 突起片 (23) − 突起片 (23′)− 突起片 (24) − 他端側 (25) − 波状突起部 (3) − 中受板 (31) − 孔 (32) − 孔 (4) − シート材あるいはネット材 (5) − 組立足場材
Claims (1)
- 【請求項1】バックル体とベルト体から形成される取付
ベルトにおいて、バックル体は矩体に形成され、かつ該
矩体上部外表面には、二つの切込溝が設けられ、該切込
溝間には、矩体と一体にレバー部が形成されており、ま
た該矩体内側部には、矩体の両端側で開口し、かつ内側
部で上・下二段に仕切られた矩形空洞部が形成されてお
り、かつ上段側矩形空洞部上壁面には、一定間隔に適便
数の波状突起部が形成されて成っており、一方、ベルト
体は、前記バックル体の矩形空洞部を貫通する幅の長平
板体に形成され、該長平板体の一端側方向には、孔が設
けられ、かつ前記バックル体を係止装着するため若干の
突出部と該長平板体の裏側に突起片が形成されており、
また該長平板体中央部適所には、中受板を係止装着する
ため突起片が、表裏側に設けられ、更に該長平板体他端
側方向表側には、一定間隔に適便数の波状突起部が形成
されて成り、このベルト体を前記バックル体の下段側矩
形空洞部に、貫通装着して結合させ、しかる後に、前記
ベルト体中央部適所に設けられた突起片間に、両端側に
前記ベルト体が貫通することのできる孔を有する中受板
の一端側を貫通装着して形成することを特徴とする取付
ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9537494A JPH07269129A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 取付ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9537494A JPH07269129A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 取付ベルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07269129A true JPH07269129A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=14135871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9537494A Pending JPH07269129A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 取付ベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07269129A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999058790A1 (en) * | 1998-05-14 | 1999-11-18 | Sinco, Inc. | Adjustable safety net methods and apparatus |
JP2010189883A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 養生シート用締結具 |
-
1994
- 1994-03-30 JP JP9537494A patent/JPH07269129A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999058790A1 (en) * | 1998-05-14 | 1999-11-18 | Sinco, Inc. | Adjustable safety net methods and apparatus |
JP2010189883A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 養生シート用締結具 |
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