JP7472960B2 - 取引装置及び取引プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、取引装置及び取引プログラムに関し、例えば、金融機関等に設置される現金自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)に適用し得るものである。
従来、例えば金融機関の店舗や駅等に設置されているATMは、振込取引を行うことができる。例えば、特許文献1に記載されているように、ATMは、振込取引の選択ボタンが選択されると、その選択ボタンの選択時点の時刻に基づいて振込取引が可能か否かを判断して振込取引の処理がなされる。
また、取引時間に関し、特許文献2では、通常の営業時間のコアタイムのみならず、営業時間外のモアタイムでの振込取引が可能な構成を開示している。
上記特許文献2に記載の通り、営業日の営業時間後のモアタイム(15時~24時)の時間帯に振込する場合、受取先の金融機関が即時振込可のときは、営業日当日中に振込される。一方、受取先の金融機関が、即時振込が不可のとき、又は即時振込可能か不明なときは、特許文献2に記載の技術では、翌営業日扱いの予約振込となってしまう。
特開2000-149097号公報 特開2016-177789号公報
ところで、上記特許文献2では、営業日当日、早朝のモアタイム(0時~8時)の時間帯に振込取引する場合について、具体的な事項は開示されていない。例えば、受取先の金融機関が即時振込可能か不明なとき、どのような取り扱いになるのか、特許文献2では開示されていない。
そのため、営業時間外のいかなる時間帯における振込取引にも柔軟に対応できる取引装置及び取引プログラムが求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明に係る取引装置は、入力された振込情報に基づいて振込取引を行う取引装置において、取引を選択する取引選択画面を介して顧客から上記振込取引を受け付けた後、即時振込、又は予約振込みを選択させる振込種別選択画面を表示部に表示する振込内容変更助言部と、上記顧客が振込情報を入力するときの振込先の金融機関の営業時間外の時間帯における振込種別が上記予約振込であり、上記顧客から受け付けた振込種別が当該予約振込とは異なる上記即時振込であるとき、当該振込取引に伴う振込種別を上記予約振込にする振込種別編集部を備えることを特徴とする。
の本発明に係る取引プログラムは、入力された振込情報に基づいて振込取引を行う取引装置に搭載されるコンピュータを、取引を選択する取引選択画面を介して顧客から上記振込取引を受け付けた後、即時振込、又は予約振込みを選択させる振込種別選択画面を表示部に表示する振込内容変更助言部と、上記顧客が振込情報を入力するときの振込先の金融機関の営業時間外の時間帯における振込種別が上記予約振込であり、上記顧客から受け付けた振込種別が当該予約振込とは異なる上記即時振込であるとき、当該振込取引に伴う振込種別を上記予約振込にする振込種別編集部として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、営業時間外のいかなる時間帯における振込取引にも柔軟に対応できる。
第1の実施形態に係る取引システムの全体構成を示す全体構成図である。 第1の実施形態に係るATMの外観構成を示す外観構成図である。 第1の実施形態に係るATMの内部構成を示す内部構成図である。 第1の実施形態に係る金融ホストサーバの内部構成を示す内部構成図である。 第1の実施形態に係る金融ホストサーバの営業時間を管理する営業時間管理テーブルの一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係る取引システムにおける振込取引の処理動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る確認画面の一例を示す説明図である(その1)。 第1の実施形態に係る確認画面の一例を示す説明図である(その2)。 第1の実施形態に係る確認画面の一例を示す説明図である(その3)。 第1の実施形態に係る確認画面の一例を示す説明図である(その4)。 第2の実施形態に係る金融ホストサーバの内部構成を示す内部構成図である。 第2の実施形態に係る金融ホストサーバの振込手数料を管理する振込手数料管理テーブルの一例を示す説明図である。 第2の実施形態に係る取引システムにおける振込取引の処理動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る確認画面の一例を示す説明図である(その1)。 第2の実施形態に係る確認画面の一例を示す説明図である(その2)。 第3の実施形態に係るATMの内部構成を示す内部構成図である。 第3の実施形態に係る取引システムにおける振込取引の処理動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る確認画面の一例を示す説明図である(その1)。 第3の実施形態に係る確認画面の一例を示す説明図である(その2)。 第3の実施形態に係る確認画面の一例を示す説明図である(その3)。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明に係る取引装置及び取引プログラムの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A-1)第1の実施形態の構成
(A-1-1)取引システムの全体構成
図1は、第1の実施形態に係る取引システムの全体構成を示す全体構成図である。
図1において、第1の実施形態に係る取引システム5は、通信回線4-1に接続可能な複数のATM1と振込元の金融機関のホストサーバや管理サーバ(以下、金融機関のホストサーバや管理サーバを「金融ホストサーバ」と呼ぶ。)金融ホストサーバ2とを有する。また、金融ホストサーバ2は、通信回線4-2を介して、他行金融ホストサーバ3と接続可能である。
通信回線4-1は、当該金融機関のATM1と金融ホストサーバ2との間で、取引に関する電文(取引情報)を授受する通信回線である。また、通信回線4-2は、当該金融機関の金融ホストサーバ2と、他行金融ホストサーバ3との間で、金融機関同士の相互の取引に関する電文(取引情報)を授受する通信回線である。
通信回線4-1及び4-2は、既存の金融システムの通信回線を適用することができる。また、通信回線4-1及び4-2の通信プロトコルは、ネットワークセキュリティが確保されているものであり、例えば金融システムの独自の専用プロトコルや、TCP/IP(インターネットプロトコル)等を適用することができる。
ATM1は、例えば金融機関、空港、駅、コンビニエンスストア等に設置されているものであり、顧客操作により種々の取引処理を行うものである。ATM1は、顧客操作により入力された取引種別や取引内容を含む取引情報を金融ホストサーバ2に送信したり、又金融ホストサーバ2により許可された取引実行情報を受信したりするものである。
ATM1が取り扱うことができる取引種別は、例えば、入金取引、出金取引等がある。
入金取引は、顧客から受け取った現金を入金する取引であり、例えば、現金を預け入れる預け入れ取引や、所定の口座に現金を振り込む振込取引等がある。出金取引は、顧客に対して現金を支払う取引であり、例えば、口座から現金を引き出す引き出し取引等がある。
金融ホストサーバ2は、金融機関の基幹システムのホストサーバである。金融ホストサーバ2は、通信回線4-1を介してATM1から取得した取引情報に基づいて取引を実行したり、完了した取引情報を管理したりするものである。
また、金融ホストサーバ2は、ATM1から取得した取引内容に応じて、通信回線4-2を介して、他行金融ホストサーバ3との間で取引に関する情報の授受を行う。
他行金融ホストサーバ3は、金融ホストサーバ2を運用する金融機関とは異なる他の金融機関の基幹システムのホストサーバである。他行金融ホストサーバ3は、当該他行が当日扱いとする振込時間を管理している。
(A-1-2)ATM1の内部構成
図2は、第1の実施形態に係るATM1の外観構成を示す外観構成図である。図2において、この実施形態に係るATM1は、操作表示部11、紙幣入出金口12、硬貨入出金口13、通帳入出口14、カード入出口15を有する。
操作表示部11は、例えば、取引種類の選択メニュー画面、各取引種類の操作画面、取引内容の確認画面等を表示したり、顧客が入力した入力情報を取り込んだりするものである。操作表示部11は、例えば、タッチパネル方式の操作表示部を適用することができる。なお、操作表示部11は、操作部と表示部とが一体となったタッチパネル方式のものに限らず、操作部と表示部とがそれぞれ物理的に別の構成のものであってもよい。
紙幣入出金口12は、顧客により挿入される紙幣を受け入れたり又は紙幣を排出したりするものである。
硬貨入出金口13は、顧客により投入される硬貨を受け入れたり又は硬貨を排出したりするものである。
通帳入出口14は、顧客のより挿入される通帳を受け入れたり又は通帳を排出したりするものである。
カード入出口15は、顧客により挿入されるキャッシュカードを受け入れたり又はキャッシュカードを排出したりするものである。
図3は、第1の実施形態に係るATM1の内部構成を示す内部構成図である。ATM1は、例えば制御装置や通信装置や機構部等を有して構成されるものであり、図3は、ATM1の内部構成を機能的に示している。
図3おいて、ATM1は、取引制御部21、記憶部23、通信部24、操作表示制御部25、カード機構部26、通帳機構部27、現金機構部28を有する。
取引制御部21は、ATM1の全体的な機能を司る処理部又は装置である。取引制御部21は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インターフェース等を有して構成されるものであり、CPUがROMに格納される処理プログラムを実行することによりATM1の各種機能が実現される。また、処理プログラムがインストールされることによりATM1の機能が構築されるようにしても良く、その場合でも、機能的には図1に示すことができる。また、取引制御部21により実行される主な機能として、各種取引処理を行う取引処理部211を有する。
取引処理部211は、ATM1において実行可能な取引種別を表示するメニュー画面を表示する。取引処理部211は、メニュー画面において顧客操作により選択された取引種別の案内画面を表示して取引を進行させながら、情報を取得して取引処理を行う。取引処理部211は、入金処理の各種取引(例えば預け入れ取引、振込取引等)、出金処理(引き出し取引等)を行うものであり、入金処理の1つとして振込取引処理部30を有する。
振込取引処理部30は、顧客操作により振込取引が選択されたときに、取得した振込内容で振込先に対して現金を振り込む取引を行う。振込取引処理部30は、現金振込又はカード振込のいずれかを行うことができる。また、振込取引処理部30は、振込先が自行であっても良いし又は他行であっても良い。
例えば、振込取引処理部30は、振込に係る取引画面を通じて、振込金額、依頼者名、振込先情報(より具体的には、振込先の金融機関名及び金融機関番号、支店名及び支店番号、振込先の口座番号等)を含む振込情報を取得し、この振込情報を含む振込照会電文を金融ホストサーバ2に送信する。振込取引処理部30は、金融ホストサーバ2から振込照会応答電文を取得し、振込可能であればその旨を表示して、顧客により確認ボタンが選択されると振込取引を完了する。振込取引処理部30は、後述する振込取引の内容を確認する確認画面を操作表示部11に表示する。
操作表示制御部25は、ATM1のユーザインタフェース機能を制御するものである。
具体的には、操作表示制御部25は、例えばタッチパネル方式の操作表示部11を用いて、利用者に操作画面を提示し、利用者への情報出力や、利用者からの操作受付(メニュー選択、取引種別入力、金額入力、番号入力等)を行う。
操作表示制御部25は、取引処理部211による取引種別に応じて、対応する取引種別の所定の画面データを操作表示制御部25に与えて、操作表示部11に表示画面を表示させる。操作表示制御部25により表示される画面は、例えば、予め記憶されている取引種別ごとの画像データを記憶部23から読み出して操作表示部11に表示するようにしても良いし、金融ホストサーバ2から取得した画像データに基づいて操作表示部11に表示するようにしても良い。
記憶部23は、取引制御部21により実行される処理プログラムや、情報処理に必要な各種情報や、操作表示部11に表示する画面データ(静止画像や動画像を含むものとしても良い。)等を記憶するものである。記憶部23は、取引制御部21により2次記憶手段として利用されるものであり、例えば、フラッシュメモリやハードディスク(HDD)や記憶媒体(例えばCD-R等)等の不揮発性の記憶装置を適用するようにしても良い。
通信部24は、金融ホストサーバ2等との間で情報を通信するためのネットワークインタフェースである。通信部24は、取引制御部21により取得された取引に関する情報を電文として金融ホストサーバ2に送信したり、又は金融ホストサーバ2に要求した電文に対する応答電文を受信したりする。
カード機構部26は、カード入出口15から挿入されたカード(例えば、キャッシュカード、クレジットカード等)が有するデータ格納部に格納されているデータを取引制御部21に与えたり、データをカードに書き込みをしたりするものである。
通帳機構部27は、通帳入出口14に挿入された通帳の磁気ストライプ等のデータ格納部のデータ読み出しやデータ書込みや、通帳記入処理等を行うものである。
現金機構部28は、入金された貨幣(紙幣及び又は硬貨)を収納する機能と、収納されている貨幣を利用者に出金する機能を担っている。
(A-1-3)金融ホストサーバの内部構成
図4は、第1の実施形態に係る金融ホストサーバ2の内部構成を示す内部構成図である。図4において、第1の実施形態に係る金融ホストサーバ2は、制御部41、記憶部43、通信部44、通信部45を有する。
制御部41は、金融ホストサーバ2の全体的な機能を司る処理部又は装置である。制御部41は、CPUがROM等の記憶部43に格納される処理プログラムを実行することにより金融ホストサーバ2の各種機能が実現される。また、処理プログラムがインストールされることにより金融ホストサーバ2の機能が構築されるようにしても良く、その場合でも、機能的には図1に示すことができる。また、制御部41により実行される主な機能として、電文取得部411、振込内容確認部412、電文応答部413を有する。
電文取得部411は、通信回線4-1と接続している通信部44を介して取得した各ATM1の要求電文を取得するものである。これにより、制御部41は、電文取得部411により取得された電文に含まれる取引内容を解析して、取引を実行するか否かの判断や管理を行うことができる。
振込内容確認部412は、ATM1から振込照会電文を受信すると照会内容の確認を行う。例えば、振込内容確認部412は、営業時間管理テーブルTb1等を参照し、現時間帯の即時/予約の振込可否の確認を行う。この際、電文取得部411により取得された電文が他行宛の振込照会要求電文であるときに、その振込先である他行の振込時間等を確認する。振込内容確認部412の詳細については動作の項で述べる。
電文応答部413は、要求電文に対する応答電文を、通信部44を介してATM1に返信するものである。
記憶部43は、制御部41の処理プログラム、取引履歴、営業時間管理テーブルTb1等を記憶するものである。
図5は、第1の実施形態に係る金融ホストサーバ2の営業時間を管理する営業時間管理テーブルTb1の一例を示す図である。図5では、通常(コアタイム)、モアタイム(業後:業務時間後)、モアタイム(早朝)の3種類に区分けされているが、これに限定されるものでは無い。例えば、モアタイム(早朝00:00~08:30)を、モアタイム(深夜00:00~04:00)とモアタイム(早朝04:00~08:30)とにさらに細分化しても良い。
通信部44は、通信回線4-1と接続しており、各ATM1との間で電文の授受を行うものである。
通信部45は、通信回線4-2と接続しており、他行金融ホストサーバ3との間で、所定の電文を授受するものである。
(A-2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態に係る取引システム5における振込取引の処理の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図6は、第1の実施形態に係る取引システム5における振込取引の処理動作を示すフローチャートである。
まず、ATM1において、取引メニュー画面が操作表示部11に表示されており、顧客操作により所望の取引種別が選択される。ここでは、操作表示部11上において、振込取引が選択される(S101)。
取引制御部21では、振込取引処理部30が起動し、振込先、振込金額等の諸事項の顧客による入力を受け付ける(S102)。
取引制御部21では、顧客によるに入力が確定すると、上記入力された情報を基に、振込照会電文を作成し、当該電文を金融ホストサーバ2に送信する(S103)。例えば、振込照会電文には、振込金額、依頼者名、振込先情報(振込先の金融機関名及び金融機関番号、支店名及び支店番号、振込先の口座番号等)が含まれる。
金融ホストサーバ2(振込内容確認部412)は、ATM1から振込照会電文を受信すると照会内容の確認を行う(S104)。
具体的に、まず、金融ホストサーバ2は、即時/予約の振込可否の確認、及び振込先の入金確約の可否の確認を行う。ここでの入金確約とは、例えば、振込先の金融機関(自行又は他行を問わず)が即時に(又は、当日に)入金できることを確約できる、という意味のものである。金融ホストサーバ2は、例えば、振込先が他行(他行金融ホストサーバ3)のものである場合、他行金融ホストサーバ3に問い合わせても良い(ステップS150)。かかる例に限定されず、金融ホストサーバ2は、自行・他行を問わず振込可否・入金確約の可否を確認しても良い。
次に、金融ホストサーバ2は、取引時(又は、振込照会電文受信時)の時間帯が営業日の通常・業後・早朝、または非営業日(休日・祝日)のどの時間帯に該当するかの確認を行う。
そして、金融ホストサーバ2は、上記確認後、振込照会応答電文を作成し、ATM1に送信する(S105)。なお、上記振込照会応答電文には、例えば(A)時間帯(通常、業後、早朝、休日)、(B)各種の振込可否(即時振込の可否、予約振込の可否)、(C)入金確約の可否などの情報が含まれる。
ATM1(振込取引処理部30)は、上記振込照会応答電文を受信すると、当該電文に設定されている情報を基に、選択される画面を、操作表示部11に表示する(S106)。
図7は、例えば、時間帯が「業後」(又は「休日」)で、予約振込が「可」の場合に表示する確認画面の一例を示す説明図である。図7において、確認画面T1は、所定のメッセージを表示するメッセージ欄Mと、メッセージ欄の内容を確認したことを明示する確認ボタンB1と、メッセージ欄の内容のキャンセルを明示する取消ボタンがB2を有する。
図7のメッセージ欄に示すように、振込み日は翌営業日となる。
また、図8は、例えば、時間帯が「早朝」で、即時振込が「不可」の場合に表示する確認画面の一例を示す説明図である。図8において、確認画面T2の構成は、メッセージ欄Mの内容(お振込みは本日の日中となります)以外は、先述の確認画面T1の構成と同様である。
確認画面T2の場合、時間帯が「早朝」であるため、仮に即時振込が「可」の場合には、振込日当日に即時に振り込まれることになる。しかし、例えば、早朝に実行される勘定系のバッチ処理等の影響で即時振込を不可としたい場合には、その場合、即時ではないが、振込日の当日中には振り込まれることを確認画面T2は示している。
したがって、顧客は、振込日が翌営業日ではなく、振込取引の当日に振り込まれることを、知ることができる。なお、確認画面T2には、振込は本日の日中と記載されている場合を例に挙げて説明したが、かかる例に限定されず、例えば、本日の営業時間帯に振り込まれる等、時間帯を多少限定して画面に記載することにより、より具体的な振込情報として、顧客に振込日だけでなく振込時間帯を知らせても良い。
また、図9は、例えば、時間帯が「早朝」で、入金確約が「不可(不能)」の場合に表示する確認画面の一例を示す説明図である。なお、入金確約不能のとき、即時振込が可/不可の双方あり得る。図9において、確認画面T3の構成は、メッセージ欄Mの内容(お受取人に即時に振り込まれることが確約できません。)以外は、先述の確認画面T1の構成と同様である。
確認画面T3の場合、メッセージ欄Mに即時の振込が確約できないことが表示される例を示したが、かかる例に限定されず、例えば、振込取引の時間帯が早朝の場合、即時の入金が確約できない場合でも、メッセージ欄Mに「振込先の金融機関及び口座の状態によっては、本日の日中のお振込みとなる可能性がある」等のように、振込日の当日中には振り込まれる可能性があることを意味するようなメッセージを表示しても良い。
なお、上記確認画面T1~T3を例に挙げて説明したが、かかる例に限定されず、振込取引処理部30は、例えば、図10の確認画面T4に示すように、メッセージ欄Mの代わりに、△△年〇〇月□□日等のように振込日の情報Iを表示しても良い。
振込取引処理部30は、顧客からの確認ボタンB1の押下を受け付けると、(S107)、振込照会の結果に応じた振込み実行を要求する(S108)。これ以降の処理は従来と同様であるので、説明を省略する。
次に、ステップS106の処理で送信する振込照会応答電文の変形例について述べる。
例えば、上記振込照会応答電文には、以下の(A')~(E')の情報が設定されても良い(例えば、各ステータスを識別可能な任意のフラグ値で示す)。
(A')通常、業後、早朝、休日の時間帯における即時振込の情報
(B')業後、休日の時間帯における予約振込の情報
(C')業後、休日の時間帯における即時入金確約不能aの情報
(D')早朝の時間帯における即時振込不可の情報
(E')早朝の時間帯における即時入金確約不能bの情報
そして、ATM1(振込取引処理部30)は、先述のステップS106の処理と同様に、上記変形例の振込照会応答電文を受信すると、確認画面を、操作表示部11に表示する。
例えば、ATM1は、振込照会応答電文に上記(D')の情報が含まれており、即時振込不可が設定されていた場合、上記確認画面T2と同等の画面を表示する。
また、ATM1は、振込照会応答電文に上記(E')の情報が含まれており、即時入金確約不能bが設定されていた場合、上記確認画面T3と同等の画面を表示する。
さらに、ATM1は、振込照会応答電文に上記(B')の情報が含まれており、予約振込が設定されていた場合、上記確認画面T1と同等の画面を表示する。
そして、ATM1は、振込照会応答電文に上記(C')の情報が含まれており、即時入金確約不能aが設定されていた場合、上記確認画面T3と多少異なる画面を表示する。例えば、上記確認画面T3と比べて振込日が翌営業日となる点を除き同等の表示内容である。
(A-3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、金融機関への振込取引の際に、現時間帯の金融機関の振込み対応状況に応じて、顧客に正確な情報を伝達し、顧客に振込状況(振込種別、振込み日等)を意識させた上で、全ての時間帯(早朝モアタイムを含む)において、柔軟な振込サービスを提供できる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明に係る取引装置及び取引プログラムの第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(B-1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態は、各振込み時間帯における手数料の差異を含めた振込み処理を実行する。そのため、第2の実施形態においても、第1の実施形態に係る図1の取引システム5の全体構成、図2のATM1の外観構成を用いて説明する。
図11は、第2の実施形態に係る金融ホストサーバ2の内部構成を示す構成図である。
図11において、第2の実施形態に係る金融ホストサーバ2は、第1の実施形態に係る金融ホストサーバ2と同様に、制御部41、記憶部43、通信部44、通信部45を有する。
第2の実施形態の制御部41の振込内容確認部412は、第1の実施形態の機能に加えて、時間帯ごと(コアタイム、モアタイム)に異なる手数料(勿論同一の手数料でも良い)を適用できる点が異なる。振込内容確認部412は、記憶部43に記憶されている営業時間管理テーブルTb1及び振込手数料管理テーブルTb2を参照して、取引開始時刻から適用される時間帯の手数料を求める。
記憶部43は、第1の実施形態と同様に、制御部41の実行プログラムや、取引履歴、営業時間管理テーブルTb1等を記憶するものである。また、記憶部43は、金融機関(自行、他行)の各時間帯の手数料を規定する振込手数料管理テーブルTb2を記憶する。
なお、振込手数料管理テーブルTb2は、自行の振込時間帯だけを含むようにしても良いし、自行の振込時間帯は含まず、他行の振込時間帯だけを含むようにしても良い。また、図12の振込手数料管理テーブルTb2では自行と他行を区分けしただけの例を示しているが、他行の手数料が各金融機関によって異なる場合には、金融機関ごとに個別の手数料を設定しても良い。
また、図12の例では、振込手数料管理テーブルTb2は、モアタイムの手数料について、業務時間後のモアタイム、早朝モアタイム等を区別しないで、単一の手数料しか規定していないが、各モアタイムに応じて更に手数料に差を設けても良い。例えば、早朝のモアタイム、業後のモアタイム、及び休日のモアタイムによって手数料に差を設けるなどである。
振込手数料管理テーブルTb2は、例えば、手動で変更したり、また例えば、他行金融ホストサーバ3から定期的(例えば、電源ON時等)に取得したり、さらに例えば振込照会電文のタイミングで他行金融ホストサーバ3から取得したりする等して、各他行の運用の変動に合わせて柔軟に対応することができる。
(B-2)第2の実施形態の動作
次に、第2の実施形態に係る取引システム5における振込取引の処理の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図13は、第2の実施形態に係る取引システム5における振込取引の処理動作を示すフローチャートである。なお、図13において、第1の実施形態に係る図6の振込取引の処理動作を同一又は対応する処理については、同一符号を付している。また、第1の実施形態に係る図6の振込取引の処理動作を同一又は対応する処理の詳細な説明は省略する。
ATM1は、先述のステップS103の処理と同様に、振込照会電文を金融ホストサーバ2に送信する。なお、この振込照会電文には、ATM1において、顧客が振込取引を開始したタイミング(例えば、顧客が振込ボタン(確認ボタン)を押下したタイミング)を示す情報(以下、「振込取引開始時刻」とも呼ぶ)が含まれるものとする。
金融ホストサーバ2は、振込照会電文に基づいて振込情報を確認する(S105A)。
このとき、金融ホストサーバ2では、振込取引開始時刻及び取得した振込手数料管理テーブルTb2から適用される手数料を確認する。例えば、振込先が自行で、振込取引開始時刻が平日の15時30分の場合には、適用される時間帯はモアタイムとなるので、手数料はモアタイムの手数料(△△円)となる。
なお、金融ホストサーバ2は、コアタイムの終了直前のタイミング、例えば、14時59分の時点で顧客が振込取引開始した場合、振込実行のタイミング(先述のステップS108のタイミング)が15時を超えても、コアタイムの手数料を適用する(後述するように、顧客がモアタイムの振込みをあえて選択しない限り)。ただし、金融ホストサーバ2は、振込実行(又は、口座確認)までの時間が長時間(例えば、20分)となる場合には、取引エラー等にしても良い。
また、金融ホストサーバ2は、コアタイムの開始直前のタイミング、例えば、8時29分の時点で顧客が振込取引を開始した場合、上述の通り、振込実行のタイミングが8時30分を超えても、モアタイム(早朝モアタイム)の手数料とする(取引エラー等も上記と同様である)。
そして、ATM1は、先述のステップS105の処理により送信された振込照会応答電文(手数料情報を含む)を受信すると、確認画面を表示する(S106A)。表示する確認画面は、顧客に対して、振込実行する際に、コアタイム/モアタイムの手数料が分かるように画面を表示する。
図14は、例えば、モアタイムの場合に表示する手数料の確認画面の一例を示す説明図である。図14において、確認画面T5の構成は、メッセージ欄Mの内容(モアタイムのため手数料は△△円です。)以外は、先述の確認画面T1の構成と同様である。なお、確認画面T5は、手数料のみについての確認画面であるが、かかる例に限定されず、例えば、振込先や振込金額などの振込内容も併せて表示しても良い。
さらに、ATM1は、コアタイム/モアタイムの時間帯間際の場合には、取引開始時に手数料が変更になる可能性について示す画面を表示しても良い。なお、時間帯間際の定義については、例えば、8時30分を境界とする場合、8時25分から8時29分を時間帯間際と定義するが、かかる例に限定されず、境界から5分前や7分前等と適宜設定できる。例えば、振込開始時刻が、上術の通り、8時29分の場合、上記の確認画面T5を表示する際、「8時30分からコアタイムの時間帯となり、振込手数料は〇〇円になります。
」等のようなメッセージを追記しても良い。また、さらに上記メッセージの追記の他、コアタイムの振込に変更するためのボタンを表示しても良い。
次に、変形例について言及する。上記では、金融ホストサーバ2は、ステップS104Aの処理のタイミングを基準に、コアタイム/モアタイムの時間帯を判断していたが、振込みを実行するステップS109のタイミング(又は、口座確認するタイミング)を基準に、コアタイム/モアタイムの時間帯を判断しても良い。判断の仕方及び適用する手数料等については、先述のステップS104Aの処理で述べた内容と同様である。例えば、14時59分の時点で金融ホストサーバ2が振込実行する場合、コアタイムの手数料とする。
また、ステップS106Aの処理でATM1に表示する画面は、顧客に対して、振込実行する際に、コア/モアの手数料が分かるように画面を表示し、納得がいく場合に確認ボタンを押下してもらう。特に、顧客がATMで取引開始するときはコアの時間帯でも、振込実行するときにモアの時間帯になると、手数料がモアの料金体系になるため、顧客には手数料がモアに変更になっていることを画面に注記表示(例えば、図15)しても良い。
図15は、現時刻が、モアタイムの場合に表示する確認画面の一例を示す説明図である。図15において、確認画面T6の構成は、メッセージ欄Mの内容(現在、モアタイムのため手数料は△△円となっています)以外は、先述の確認画面T5の構成と同様である。
なお、確認画面T6は、手数料のみについての確認画面であるが、かかる例に限定されず、例えば、振込先や振込金額などの振込内容も併せて表示しても良い。
(B-3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、各時間帯(コアタイム、モアタイム等)に応じて、異なる手数料を適用できる。
(C)第3の実施形態
次に、本発明に係る取引装置及び取引プログラムの第3の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(C-1)第3の実施形態の構成
第3の実施形態は、ATMの設定状況に応じて振込種別を自動的に変更する等、顧客に対する利便性を考慮した振込み処理を実行する。そのため、第2の実施形態においても、第1の実施形態に係る図1の取引システム5の全体構成、図2のATM1の外観構成を用いて説明する。
図16は、第3の実施形態に係るATM1の内部構成を示す構成図である。図16において、第3の実施形態に係るATM1は、第1の実施形態に係るATM1と同様に、取引制御部21、記憶部23、通信部24、操作表示制御部25、カード機構部26、通帳機構部27、現金機構部28を有する。
第3の実施形態では、取引処理部211の処理と記憶部23に記憶される内容が第1の実施形態と異なる。従って、第3の実施形態では、取引処理部211の構成(主に、第1の振込内容変更部としての振込種別変更部31及び第2の振込内容変更部としての振込内容変更・助言部32)及び記憶部23を中心に詳細な説明を行う。
記憶部23は、モアタイム(業務時間後、早朝)での即時振込について対応可能なように機能するか(有効)、又は従前通りの振込と同様、モアタイムでの即時振込について対応不可として機能するか(無効)を示す設定情報であるモアタイム機能情報M1を有する。なお、モアタイム機能情報M1については、例えば、ATM1の設置時、又は運用開始時等の際に、保守員等が直接又は遠隔操作で設定する。
また、記憶部23は、ATM1の運用モード(振込種別)を示す運用情報M2を有する。運用情報M2は、顧客から振込取引を受付ける際、即時振込、又は予約振込のいずれかの振込をATM1として運用しているかを示す情報である。運用モードは、時間帯(コアタイム、モアタイム)に応じて即時/予約のいずれかにモードが切り替わっても良い。
さらに、記憶部23は、第2の実施形態では金融ホストサーバ2が保持していた振込手数料管理テーブルTb2を有する。この振込手数料管理テーブルTb2は、ATM1及び金融ホストサーバ2の双方にて、管理しても良い。
取引制御部21の振込内容変更・助言部32は、振込取引処理部30、振込種別変更部31、振込内容変更・助言部32を有する。
振込種別変更部31は、上述した自己が保有する設定情報である運用情報M2を基にして判断した振込照会時の振込種別(即時/予約)と、照会した結果、金融ホストサーバ2から返信された振込照会応答時の振込種別が異なっていた場合、振込実行の際の振込種別を金融ホストサーバ2から返信された振込種別に変更する。
また、振込種別変更部31は、顧客からの要望で顧客から受け付けた振込照会時の振込種別も同様に、金融ホストサーバ2からの応答時の振込種別と異なっていた場合も、振込取引を実行する振込種別を変更する。
さらに、振込種別変更部31は、振込照会時の振込種別が、即時振込の場合であり、かつ、応答時の照会結果がエラー(例えば、振込先の口座確認がエラー)であった場合には、上記振込照会時の振込種別と金融ホストサーバ2からの応答時の振込種別とが異なっているかを問わず、例えば、振込種別を予約振込に変更しても良い。なお、振込種別変更部31は、このような例に限定されず、上記エラーの場合、例えば、即時振込のままにするのか、予約振込に変更するのか、顧客に選択させても良い。
振込内容変更・助言部32は、顧客から振込ボタン押下された後、上述した自己のモアタイムの設定状況(機能・運用モード)や、更には手数料のうち全部又は一部を基にして、顧客から受け付けた振込種別・振込先等に対し、振込内容の変更又はアドバイスを行う。つまり、振込内容変更・助言部32は、記憶部に記憶されるモアタイム機能情報M1、運用情報M2、振込手数料管理テーブルTb2を基にして、振込内容の変更又はアドバイスを行う。
例えば、振込内容変更・助言部32は、ATM1のモアタイム機能が「無効」又は運用モードが「予約振込」の状況下において、ATM1が金融ホストサーバ2に振込照会する際、顧客が即時振込を希望した場合には、振込種別を予約振込に変更し、振込照会電文を作成するか、又は、即時振込はできない旨、画面にコメントを表示し、予約振込に変更するようアドバイスする。また、上記の場合、振込内容変更・助言部32は、予約振込に振込種別を変更し、顧客に画面上で確認及びボタンの押下を顧客にしてもらっても良い。
また、例えば、振込内容変更・助言部32は、ATM1のモアタイム機能が有効又は運用モードが即時予約の状況下において、ATM1が金融ホストサーバ2に振込照会する際、顧客が予約振込を希望した場合には、振込種別を「即時振込」に変更し、振込照会電文を作成するか、又は、即時振込が可能である旨、画面にコメントを表示し、即時振込を勧める。
振込内容変更・助言部32は、当該画面にコメント表示の際、振込に必要な手数料も併せて表示しても良く、更には予約/即時振込との間で手数料が変わらない又は即時振込の方が安価である場合には、即時振込の方が手数料の面でもお得である旨を画面に併記しても良い。または、上記の場合、振込内容変更・助言部32は、予約振込から即時振込に振込種別を変更し、顧客に画面上で確認及びボタンの押下を顧客にしてもらっても良い。
(C-2)第3の実施形態の動作
次に、第3の実施形態に係る取引システム5における振込取引の処理の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図17は、第3の実施形態に係る取引システム5における振込取引の処理動作を示すフローチャートである。なお、図17において、第1及び第2の実施形態に係る振込取引の処理動作を同一又は対応する処理については、同一符号を付している。また、第1及び第2の実施形態に係る振込取引の処理動作を同一又は対応する処理の詳細な説明は省略する。
先述のステップS101の処理により、顧客により振込取引が選択されると、取引制御部21では、振込取引処理部30及び振込内容変更・助言部32が起動し、例えば、顧客に対して、即時振込又は予約振込のいずれかを選択させる画面を表示し、即時振込又は予約振込の入力を受け付ける(S301)。なお、変形例として、この選択処理を省略し、例えば、運用情報M2に記載された振込み種別をデフォルト値として、次の処理に移行しても良い。
次に、振込内容変更・助言部32は、選択された振込種別が、モアタイム機能情報M1及び運用情報M2に記載された設定状況を基に、適否を判断する(S301)。例えば、現時刻がモアタイムの時刻の場合で、即時振込が選択された場合、モアタイム機能情報M1が「有効」で、運用情報M2が「即時振込」を示していた場合には、「適用化」と判定される(ステップ102の処理に移行する)。一方、モアタイム機能情報M1が「無効」又は運用情報M2が「予約振込」を示していた場合には、「適用不可」と判定される(ステップ303の処理に移行する)。
振込内容変更・助言部32は、先述のステップS302の処理で、適用不可と判定された場合、顧客に対して顧客に確認画面を表示する等した後、振込種別の変更を行う(S303)。
次に、ATM1において、先述のステップS102の処理及びステップ103の処理が実行される。
金融ホストサーバ2は、ATM1から振込照会電文を受信すると、先述のステップS104の処理と同様の処理を行う(104B)。
続いて、金融ホストサーバ2は、先述のステップS105と同様に振込照会電文を作成する(105B)。この上記振込照会応答電文には、例えば、時間帯(通常、業後、早朝、休日)、各種の振込可否(即時振込の可否、予約振込の可否)、入金確約の可否等の情報が含まれる。
そして、ATM1は、先述のステップS105Bの処理により送信された振込照会応答電文(手数料情報を含む)を受信すると、当該電文に設定されている情報を基に、振込内容の確認画面を表示する(S106B)。
例えば、顧客から受け付けた振込種別が予約の場合(又は先述のステップS303の処理で、振込種別が予約に変更された場合)で、且つ、金融ホストサーバ2からの応答電文では即時が設定されていた場合、振込種別変更部31は、振込種別が即時の振込に変更し、以下の確認画面を表示する。
図18は、例えば、照会時が「予約」、応答時が「即時」の場合に表示する確認画面の一例を示す説明図である。図18において、確認画面T7の構成は、メッセージ欄Mの内容(お振込は即時に振込み完了となります。…)以外は、先述の確認画面T1の構成と同様である。
なお、確認画面T7では、メッセージ欄Mに即時に振り込まれる旨のメッセージが記載されているが、かかる例に限定されず、例えば、当日に振込完了する旨のメッセージでも良い。
また、上記では、振込種別変更部31が振込種別を即時の振込に変更してから、確認画面を表示していたが、これに限定されるものでは無い。例えば、ATM1が、応答電文を受信し、振込種別が照会時と異なっていた場合、例えば、振込種別変更部31は、以下の図19に示すような確認画面を表示し、顧客による確認が行われても良い。そして、振込種別変更部31は、顧客による確認ボタンB1の押下があった後、先掲の振込内容の確認画面T7を表示しても良い。
図19は、図18の前に表示する振込内容を確認する画面である。図19において、確認画面T8の構成は、メッセージ欄Mの内容(現在、お振込先への振込は、即時振込となります)以外は、先述の確認画面T1の構成と同様である。
また、確認画面T8には、例えば、手数料に関する情報を併記しても良い(又は別途の確認画面に手数料の情報を表示しても良い)。さらに、確認画面T8には、例えば、コアタイムとモアタイムの手数料を表示したり(別途の確認画面に当該情報を表示しても良い)、コアタイムとモアタイムの手数料が同じ場合に手数料は変更前後で変わらない旨の記載を画面に表示したり(別途の確認画面に当該情報を表示しても良い)、また例えば、即時から予約に変更すると手数料が安くなる場合、確認画面T8には、予約振込の方が即時振込より手数料が安くなる旨の記載をする等のように、変更後の振込種別の方が手数料においてお得である旨の記載をしてもよい(別途の確認画面に当該情報を表示しても良い)。なお、手数料については、ATM1及び金融ホストサーバ2のどちら側の手数料情報(振込手数料管理テーブルTb2)が参照されても良い。
また、上記以外にも、ATM1からの照会時と金融ホストサーバ2からの応答時とで振込種別が異なっている場合、及び/又は、金融ホストサーバ2からの応答時に振込先口座の確認結果がエラーとなっていた場合、振込種別変更部31(及び振込内容変更・助言部32)は、以下の確認画面を表示し、顧客による選択が行われても良い。
図20は、顧客に対して、即時振込、又は予約振込みを選択させる確認画面の一例を示す説明図である。図20において、確認画面T9は、即時振込を選択する即時ボタンB3と、予約振込を選択する予約ボタンB4とを備える。
なお、確認画面T9に示す「予約」振込の場合、翌営業日に振込が完了する旨のメッセージを確認画面T9に併記しても良い。また、先述のステップS150の処理による口座確認エラーの場合、確認画面T9に、「即時」振込の場合、即時に振込が完了しない場合もあり得る旨のメッセージを確認画面T9に併記しても良い。
なお、上記確認画面T7~T9を例に挙げて説明したが、かかる例に限定されず、例えば、各画面中に、△△年〇〇月□□日等のように振込日をさらに表示しても良い。
S107以降の処理は、既存の振込処理と同様の処理がなされる。つまり、ATM1が、顧客の確認後、金融ホストサーバ2に対して振込内容を含む振込実行電文を金融ホストサーバ2に送信して、入力された振込情報に基づいて、振込取引を実行して、振込取引が終了する。
(C-3)第3の実施形態の効果
以上のように、第3の実施形態によれば、例えば、モアタイムの振込取引の場合であって、ホストに振込照会する際、即時振込が不可のときは予約振込に振込種別を柔軟に変更したり、また、例えば、事前に顧客に振込種類や、コストに関するアドバイスをすることができる。つまり、顧客に対して、利便性の高い振込サービスを提供できる。
(D)他の実施形態
上述した第1~第3の実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本発明は以下の変形実施形態にも適用できる。
(D-1)上述した第1~第3の実施形態では、ホスト側にて、即時振込の可否や、時間帯の確認等の確認処理を行ったが(ステップS104等)、上記の確認処理の全部又は一部をATM側にて実行しても良い。この場合、ATM1は、事前に確認処理に必要な情報(自行/他行の即時振込可否の情報や、コア・モア時間帯の情報等)を記憶しておく必要がある。
(D-2)上述した第1~第3の実施形態では、表示画面に数種の確認メッセージが表示される場合を例に挙げて説明したが、かかる例に限定されず、例えば、振込取引の結果、出力される明細票(紙媒体/データ等)にも上記確認メッセージと同様の内容が記載されても良い。
(D-3)第2の実施形態では、ホストが手数料等を判断する場合について例を挙げて説明したが、かかる例に限定されず、例えば、ATMが振込照会電文を作成する際、又はATMが振込照会応答電文をホストから受信後、ATMが行っても良い。
(D-4)上述した第1~第3の実施形態では、本発明に係る取引装置がATMである場合を例示した。しかし、例えば、インターネットを利用して振込取引を行う、いわゆるインターネットバンキング等において、顧客が利用する情報処理端末(例えばパーソナルコンピュータ等)も、本発明に係る取引装置に含まれる。また、本発明に係る取引プログラムは、インターネットバンキングにおいて、顧客の情報処理端末で動作するアプリケーションプログラムも含まれる。
(D-5)上述した実施形態では、自行の金融ホストサーバが、他行の金融ホストサーバとの間で電文の授受を行う場合を例示した。しかし、自行及び他行の金融ホストサーバは、例えば、全国の金融機関の運用時する全銀システム等を介して電文の授受を行うようにしても良い。
1…ATM、2…金融ホストサーバ、3…他行金融ホストサーバ、4-1、4-2…通信回線、5…取引システム、11…操作表示部、12…紙幣入出金口、13…硬貨入出金口、14…通帳入出口、15…カード入出口、21…取引制御部、23…記憶部、24…通信部、25…操作表示制御部、26…カード機構部、27…通帳機構部、28…現金機構部、30…振込取引処理部、31…振込種別変更部、32…振込内容変更・助言部、41…制御部、43…記憶部、44、45…通信部、Tb1…営業時間管理テーブル、Tb2…振込手数料管理テーブル。

Claims (4)

  1. 入力された振込情報に基づいて振込取引を行う取引装置において、
    取引を選択する取引選択画面を介して顧客から上記振込取引を受け付けた後、即時振込、又は予約振込みを選択させる振込種別選択画面を表示部に表示する振込内容変更助言部と、
    上記顧客が振込情報を入力するときの振込先の金融機関の営業時間外の時間帯における振込種別が上記予約振込であり、上記顧客から受け付けた振込種別が当該予約振込とは異なる上記即時振込であるとき、当該振込取引に伴う振込種別を上記予約振込にする振込種別編集部を備える
    ことを特徴とする取引装置。
  2. 上記振込種別編集部は、上記顧客から確認を得た後、上記予約振込に設定することを特徴とする請求項1に記載の取引装置。
  3. 上記振込種別編集部は、上記顧客から確認を得た後、上記即時振込から予約振込に変更することを特徴とする請求項1に記載の取引装置。
  4. 入力された振込情報に基づいて振込取引を行う取引装置に搭載されるコンピュータを、
    取引を選択する取引選択画面を介して顧客から上記振込取引を受け付けた後、即時振込、又は予約振込みを選択させる振込種別選択画面を表示部に表示する振込内容変更助言部と、
    上記顧客が振込情報を入力するときの振込先の金融機関の営業時間外の時間帯における振込種別が上記予約振込であり、上記顧客から受け付けた振込種別が当該予約振込とは異なる上記即時振込であるとき、当該振込取引に伴う振込種別を上記予約振込にする振込種別編集部と
    して機能させることを特徴とする取引プログラム。
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