JP2016085568A - 情報処理装置、自動取引装置、及び情報処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】利用者により入力された、連続した複数の予定取引である第1の連続取引に関する第1の連続取引情報を受信する受信部と、受信された第1の連続取引情報が示す第1の連続取引の内容に基づいて第2の連続取引に関する第2の連続取引情報を生成する制御部と、を備える、情報処理装置。
【選択図】図17
Description
1.背景
2.各実施形態の詳細な説明
2−1.第1の実施形態
2−2.第2の実施形態
2−3.第3の実施形態
3.ハードウェア構成
4.変形例
本発明は、一例として「2−1.第1の実施形態」〜「2−3.第3の実施形態」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。最初に、本発明の特徴を明確に示すために、本発明による情報処理装置を創作するに至った背景について説明する。
<2−1.第1の実施形態>
[2−1−1.システム構成]
まず、第1の実施形態について説明する。最初に、第1の実施形態による情報処理システムの基本構成について、図1を参照して説明する。
連携サーバ10は、本発明における情報処理装置の一例である。連携サーバ10は、後述するように、顧客によりATM20で取引される予定である、連続した複数の取引(以下、連続取引とも称する)に関する情報(以下、連続取引情報とも称する)を管理するための装置である。この連携サーバ10は、例えば支店2に設けられたLAN(Local Area Network)や専用網36等を介して、ATM20、または入力端末30と通信することが可能である。
ATM20は、本発明における自動取引装置の一例である。ATM20は、例えば金融機関の顧客による操作に基づいて現金の入出金の取引を実行する顧客操作型端末である。なお、図1ではATM20が金融機関の支店2に設置される例を示しているが、かかる例に限定されない。例えば、ATM20は、コンビニエンスストア、駅構内、ホテル、病院、アミューズメントパーク、飲食店、オフィスビルディングなどに設置されてもよい。
制御部200は、本発明における取引実行部の一例である。制御部200は、ATM20に内蔵されるCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などのハードウェアを用いて、ATM20の動作を全般的に制御する機能を有する。例えば、制御部200は、通信部202などの他の構成要素の動作を制御する。
通信部202は、本発明における受信部の一例である。通信部202は、例えば専用網36を介して、各種装置との間で情報を送受信する。例えば、通信部202は、連続取引情報を連携サーバ10から受信する。また、通信部202は、制御部200の制御に従って、後述するバーコードリーダ210により読み取られた情報に対応する連続取引情報の取得要求を連携サーバ10へ送信する。
操作表示部204は、取引画面などの各種表示画面を表示する表示部、および顧客による操作を検出する操作部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、操作部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。
通帳機構部206は、ATM20に設けられた通帳挿入口(図示省略)に挿入された通帳に関して、例えば記録内容の読み出し、取引された情報の記録、通帳の排出などの各種動作を行う。
カード機構部208は、ATM20に設けられたカード挿入口(図示省略)に挿入されたカードに関して、例えば磁気ストライプやIC(Integrated Circuit)チップなどに記録されたデータの読み取りや書き込みを行う。
バーコードリーダ210は、例えば紙媒体に印刷されている二次元バーコードなどのバーコードを撮像することにより、バーコードに記録されている情報を読み取る。
明細票機構部212は、制御部200の指示により、実行された取引の情報を明細票に印字したり、印字された明細票の排出を行う。
入出金部214は、ATM20内に設けられた紙幣入出金機(図示省略)または硬貨入出金機(図示省略)により構成され、紙幣または硬貨の入出金処理を行う。例えば、入出金部214は、顧客により紙幣挿入口(図示省略)に入金された紙幣を計数し、そして、紙幣入出金機内に設けられた金庫(図示省略)に収納する。また、入出金部214は、例えば「支払取引」が実行される場合には、顧客により指定される金額に相当する紙幣または硬貨をそれぞれ金庫から繰り出して計数し、紙幣挿入口または硬貨挿入口(図示省略)から排出する。
入力端末30は、顧客がATM20において行う予定の連続取引に関する連続取引情報を顧客が入力するために利用する端末である。この連続取引は、本発明における第1の連続取引の一例である。入力端末30は、例えば支店2において顧客に貸し出される携帯型の端末、または支店2に設置されている固定型の端末であってもよい。例えば、入力端末30は、タブレット端末であってもよい。
ここで、図4〜図9を参照して、顧客による連続取引情報の入力例について説明する。入力端末30は、初期状態では、図4に示したような初期画面50を表示する。この初期画面50は、顧客が該当の金融機関の口座を有しているか否かを選択するための画面である。図4に示したように、初期画面50は、口座有無選択ボタン500を含む。
勘定系ホスト32は、専用網36を介してATM20と通信することにより、各種取引を制御する。例えば、勘定系ホスト32は、ATM20を操作する顧客の認証を行ったり、ATM20において顧客により指示された入金や振込などの金銭取引(勘定の取引処理)を実行したりする。また、勘定系ホスト32は、例えば口座番号、暗証番号、氏名、住所、年齢、生年月日、電話番号、職業、家族構成、年収、預金残高などの顧客情報(口座の元帳)を管理することが可能である。
プリンタ34は、インクやトナーなどを用いて紙媒体に対して印刷を行うための装置である。このプリンタ34は、例えば入力端末30から受付票の画像を受信した場合に、受信した画像を紙媒体に印刷する機能を有する。なお、印刷された受付票は、該当の顧客により受け取られる。
専用網36は、金融機関のネットワークであり、例えばIP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)により構成される。例えば、ATM20は、この専用網36を介して連携サーバ10または勘定系ホスト32と通信することができる。
以上、第1の実施形態による情報処理システムの構成について説明した。次に、第1の実施形態による連携サーバ10の機能構成について詳細に説明する。図10は、第1の実施形態による連携サーバ10の構成を示した機能ブロック図である。図10に示したように、連携サーバ10は、制御部100、通信部120、および記憶部122を有する。
制御部100は、連携サーバ10に内蔵される、後述するCPU150、RAM154などのハードウェアを用いて、連携サーバ10の動作を全般的に制御する。また、図10に示したように、制御部100は、取引種別変更部102、取引順序変更部104、および送信制御部106を有する。
取引種別変更部102は、後述する通信部120により入力端末30から受信された連続取引情報が示す連続取引に関して、取引時に顧客が媒体操作を行う取引の回数がより少なくなるように、当該連続取引に含まれる一部の取引種別を他の取引種別へ変更する。より具体的には、取引種別変更部102は、当該連続取引に含まれる、通貨の入出金を伴う取引種別を、口座を介する取引種別に変更する。例えば、取引種別変更部102は、当該連続取引に含まれる現金振込を、口座振込を含む複数の取引の組に変更する。なお、当該連続取引において通貨の入出金を伴う取引種別が含まれていない場合には、取引種別変更部102は、受信された連続取引情報を変更しなくてもよい。
取引順序変更部104は、取引種別変更部102により取引種別が変更された連続取引に関して、例えば当該連続取引に含まれる複数の取引の順序を変更することにより、最適化後連続取引情報を生成する。また、取引種別変更部102により取引種別が変更されなかった場合には、取引順序変更部104は、受信された連続取引情報が示す連続取引に関して、例えば当該連続取引に含まれる複数の取引の順序を変更することにより、最適化後連続取引情報を生成する。ここで、最適化後連続取引情報は、本発明における第2の連続取引情報の一例である。
優先順位DB124は、取引種別ごとの取引順序の優先順位が記録されているデータベースである。ここで、図12を参照して、優先順位DB124の構成例について説明する。図12に示したように、優先順位DB124では、例えば、順位1240、および取引種別1242が対応づけて記録される。
ここで、上記の取引順序変更部104の機能について、図13を参照してより詳細に説明する。なお、図13の左図に示した、取引順序変更前の連続取引620は、取引種別が変更された直後の連続取引である。図13に示したように、取引順序変更部104は、取引順序変更前の連続取引620に含まれる各取引を、優先順位DB124に記録されている取引種別ごとの優先順位に基づいて、取引順序を入れ替えることにより、取引順序変更後の連続取引622を生成する。さらに、取引順序変更部104は、取引順序変更後の連続取引622に含まれる複数の「預入取引」を一つの「預入取引」に纏めること、または複数の「支払取引」を一つの「支払取引」に纏めることにより、最適化後連続取引624を生成する。
また、取引順序変更部104は、生成した最適化後連続取引情報を取引情報DB126に記録することが可能である。
送信制御部106は、取引種別変更部102により最適化された連続取引情報を入力端末30へ通信部120に送信させる。
なお、送信制御部106の変形例として、上記の最適化後取引情報確認画面70または取引情報最適化選択画面72の表示内容やレイアウトなどを入力端末30に指示する表示指示情報を、最適化後連続取引情報とともに、入力端末30へ通信部120に送信させてもよい。
通信部120は、本発明における受信部の一例である。通信部120は、例えば支店2内のLANや専用網36等を介して、他の装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部120は、入力端末30において顧客により入力された連続取引情報を入力端末30から受信する。また、通信部120は、送信制御部106の制御により、最適化後連続取引情報を入力端末30へ送信する。
記憶部122は、例えば、優先順位DB124、および取引情報DB126などの、各種のデータを記憶することが可能である。
以上、第1の実施形態の構成について説明した。続いて、第1の実施形態による動作について、「2−1−3−1.取引情報入力時の動作」〜「2−1−3−2.取引時の動作」において説明する。
まず、第1の実施形態による取引情報入力時の動作について、図17を参照して説明する。図17に示したように、まず、支店2に来店した顧客は、例えば支店2の係員により入力端末30を貸し出される。そして、顧客は、希望する連続取引の情報を入力端末30に入力する(S101)。なお、顧客は、取引に使用する口座として、顧客の口座の代わりに、仮口座を指定することも可能である。
以上、取引情報入力時の動作について説明した。次に、第1の実施形態による取引時の動作について、図18〜図21を参照して説明する。なお、ここでは、該当の顧客の最適化後連続取引の内容が、図13に示した最適化後連続取引624である場合(つまり、「預入」、「口座振込」、「口座振込」、および「支払」の4つの取引を含む連続取引)における動作例について説明する。
その後、ATM20の制御部200は、S125で受信された最適化後連続取引情報から一番目の取引、つまり「預入取引」に関する情報を取り出す。そして、制御部200は、カードまたは通帳の挿入を顧客に促す画面を操作表示部204に表示させる。その後、顧客は、カードをカード機構部208に、または通帳を通帳機構部206に挿入する(S127)。なお、S101において取引に用いられる口座として仮口座が指定された場合には、S127の動作(つまり、カードまたは通帳を挿入させる動作)は省略される。
次に、図19を参照して、S137より後の動作について説明する。S137の後、ATM20の制御部200は、S125で受信された最適化後連続取引情報から二番目の取引、つまり「口座振込 50,000円」に関する情報を取り出す。そして、制御部200は、暗証番号の入力を顧客に促す画面を操作表示部204に表示させる。その後、顧客は、暗証番号を操作表示部204に対して入力する(S141)。
次に、図20を参照して、S157より後の動作について説明する。S157の後、ATM20の制御部200は、S125で受信された最適化後連続取引情報から三番目の取引、つまり「口座振込 20,000円」に関する情報を取り出す。そして、ATM20の制御部200は、取り出した三番目の取引に関する情報に基いて、振込金額が「20,000円」である口座振込に関する振込照会電文を勘定系ホスト32へ通信部202に送信させる(S161)。なお、このS161では、取引が継続中であるので、S127およびS141とは異なり、顧客がカードまたは通帳を挿入すること、および暗証番号を入力することが不要である。
次に、図21を参照して、S175より後の動作について説明する。S175の後、ATM20の制御部200は、S125で受信された最適化後連続取引情報から四番目の取引、つまり「支払取引」に関する情報を取り出す。そして、ATM20の制御部200は、取り出した四番目の取引に関する情報に基いて、S129で入金された金額から、S151で実行された口座振込の取引金額、およびS169で実行された口座振込の取引金額を減算することにより、支払金額(=「80,000円−50,300円−20,100円=9,600円」)を計算する。次に、制御部200は、計算した支払金額を示す出金電文を生成する。そして、制御部200は、生成した出金電文を勘定系ホスト32へ通信部202に送信させる(S181)。
以上、例えば図10、および図17等を参照して説明したように、第1の実施形態による連携サーバ10は、顧客により入力された連続取引情報を入力端末30から受信し、そして、顧客が取引時に媒体操作を行う取引の回数が当該連続取引情報が示す連続取引よりも少なくなるように最適化することにより、最適化後連続取引情報を生成する。
例えば、連携サーバ10は、顧客により入力された連続取引情報が示す連続取引に含まれる通貨の入出金を伴う取引種別を、口座を介する取引種別に変更する。さらに、連携サーバ10は、口座を介する複数の取引に含まれる複数の預入取引または複数の支払取引をそれぞれ一つの預入取引または一つの支払取引に纏める。このため、例えば預入取引および支払取引がそれぞれ一回ずつになるなど、顧客が通貨を扱う取引の回数を最少化させることができるので、ATM20での取引時における顧客の操作負荷を減少させることができる。
また、支払取引の回数が一回に纏められることにより、連続取引により顧客に返却される通貨の枚数を最適化させることができる。このため、従来技術とは異なり、顧客に返却される通貨の枚数を最少化させることができる。
また、連携サーバ10は、顧客により入力された連続取引情報が示す連続取引、または取引種別の変更後の連続取引に含まれる個々の取引を、取引種別ごとの所定の優先順位に基づいて取引順序を並び替える。このため、例えば顧客によるカードや通帳などの挿入/受け取り、または暗証番号の入力の回数をそれぞれ原則1回にするなど、処理を効率化させることができ、その結果、連続取引における合計の取引時間を短縮化させることができる。また、顧客の入力した取引の順序が非効率である場合に関しても最適な順序に並び替えることができるので、連続取引を効率化できる。
以上、第1の実施形態について説明した。次に、第2の実施形態について説明する。まず、第2の実施形態を創作するに至った背景について説明する。
第2の実施形態による情報処理システムに含まれる構成要素は、図1に示した第1の実施形態と同様である。以下では、第1の実施形態とは異なる機能を有する構成要素であるATM20についてのみ説明を行う。
‐制御部200
第2の実施形態によるATM20の制御部200は、連携サーバ10から最適化後連続取引情報が受信された場合に、受信された最適化後連続取引情報が示す連続取引の取引金額の理論上の最大値を計算する。例えば、最適化後連続取引のうち口座振込取引が1件だけ含まれており、かつ、当該口座振込取引の振込金額が「50,000円」である場合には、制御部200は、例えば図22に示した振込手数料表から振込手数料の最大値(=「500円」)を参照することにより、当該口座振込取引の取引金額の最大値を「50,500円」と算出する。
預入取引選択画面は、最適化後連続取引に対して預入取引を追加するか否かを顧客に選択させるための画面である。図23に示したように、預入取引選択画面74では、例えば、計算された最適化後連続取引の最大取引金額、残高照会取引において通知された口座残高、入金実行ボタン740、および、入金省略ボタン742が表示される。ここで、入金実行ボタン740は、次の順番の取引の実行前に預入取引を行うことを顧客が選択するためのボタンである。また、入金省略ボタン742は、当該連続取引において預入取引を行わない(追加しない)ことを顧客が選択するためのボタンである。なお、入金省略ボタン742は、例えば、実際の取引金額が口座残高以内に収まることを顧客が予め知っている場合や、連続取引のうち入金せずに可能な取引までを実行することを望む場合などに、顧客により選択される。
続いて、第2の実施形態による動作について説明する。なお、「取引情報入力時の動作」については、第1の実施形態と同様である。
次に、第2の実施形態による取引時の動作について、図25を参照して説明する。なお、ここでは、該当の顧客の最適化後連続取引の内容が、図24に示した、当初の連続取引640である場合(つまり、「残高照会」、「口座振込」、および「口座振込」の3つの取引を含む連続取引)における動作例について説明する。また、図25におけるS201〜S205の動作は、第1の実施形態におけるS121〜S125と同様である。
S205の後、ATM20の制御部200は、S205で受信された最適化後連続取引情報から一番目の取引、つまり「残高照会」に関する情報を取り出す。そして、制御部200は、カードまたは通帳の挿入を顧客に促す画面を操作表示部204に表示させる。その後、顧客は、カードをカード機構部208に、または通帳を通帳機構部206に挿入する(S207)。
以上、例えば図25および図26等を参照して説明したように、第2の実施形態によるATM20は、連携サーバ10から受信された最適化後連続取引情報が示す連続取引の最大取引金額と、残高照会取引において勘定系ホスト32から通知された顧客の口座残高とを比較し、そして、最大取引金額の方が口座残高よりも大きい場合には、例えば図23に示したような預入取引選択画面を表示する。このため、口座残高の不足による、該当の連続取引に含まれる取引の不成立(もしくは自動貸付)の発生のリスクを事前に顧客に通知することができる。
以上、第2の実施形態について説明した。次に、第3の実施形態について説明する。後述するように、第3の実施形態によれば、顧客による入力端末30における連続取引情報の入力の途中に行員の操作を介在させることにより、例えば捺印が必要な取引やATM20の制限金額を超える振込取引が実行可能になる。
まず、第3の実施形態における情報処理システムの構成について説明する。図27は、第3の実施形態による情報処理システムの構成を示した説明図である。図27に示したように、第3の実施形態による情報処理システムは、図1に示した第1の実施形態による情報処理システムと比べて、スキャナ38、および印鑑照合サーバ40をさらに含む。
スキャナ38は、各種の帳票を光学的に読み取り、デジタル静止画像として記録するための装置である。このスキャナ38は、スキャナ38に配置された帳票に光を当て、その反射光を撮像素子で電気信号に変換することにより、帳票をデジタル画像として記録する。また、スキャナ38は、OCR(Optical Charcter Recognition)機能を有することにより、読み取った帳票から文字を認識することも可能である。
印鑑照合サーバ40は、顧客により金融機関に届け出された印鑑の画像(印影)を顧客情報と対応づけて管理するための装置である。また、印鑑照合サーバ40は、例えば、各種申込書に対して顧客により捺印された印影と、当該顧客に対応づけて印鑑照合サーバ40が管理している印影とを照合し、同一であるか否かの判定を行うことが可能である。
(2−3−2−1.取引情報入力時の動作)
続いて、第3の実施形態による動作について説明する。まず、第3の実施形態による取引情報入力時の動作について、図28、および図30を参照して説明する。なお、図28には記載していないが、第1の実施形態によるS101〜S113の動作は、第3の実施形態でも同様に行われる。以下では、S113より後の動作について説明する。
第3の実施形態による取引時の動作については、第1の実施形態と概略同様である。以下では、第1の実施形態と異なるステップについてのみ説明を行う。
以上、例えば図28および図30等を参照して説明したように、第3の実施形態による入力端末30は、連携サーバ10から受信された最適化後連続取引情報が示す連続取引の中に、振込金額がATM20の制限金額を超える振込取引があるか否かを判定する。そして、制限金額を超える振込取引がある場合には、例えば図29に示したような本人確認書類要求画面を表示することにより、顧客の本人確認書類を行員に確認させる。
次に、各実施形態に共通する連携サーバ10のハードウェア構成について、図33を参照して説明する。図33に示したように、連携サーバ10は、CPU150、ROM(Read Only Memory)152、RAM154、内部バス156、入出力インターフェース158、HDD(Hard Disk Drive)160、およびネットワークインターフェース162を備える。
CPU150は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って連携サーバ10内の動作全般を制御する。また、CPU150は、連携サーバ10において制御部100の機能を実現する。なお、CPU150は、マイクロプロセッサなどのプロセッサにより構成される。
ROM152は、CPU150が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。
RAM154は、CPU150の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。
内部バス156は、CPUバスなどから構成される。この内部バス156は、CPU150、ROM152、およびRAM154を相互に接続する。
入出力インターフェース158は、HDD160、およびネットワークインターフェース162を、内部バス156と接続する。例えばHDD160は、この入出力インターフェース158および内部バス156を介して、RAM154などとの間でデータをやり取りする。
HDD160は、記憶部122として機能する、データ格納用の装置である。このHDD160は、例えば、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置、および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含む。また、HDD160は、CPU150が実行するプログラムや各種データを格納する。
ネットワークインターフェース162は、例えばインターネットなどの通信網に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。このネットワークインターフェース162は、通信部120として機能する。なお、ネットワークインターフェース162は、無線LAN対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、または有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記の各実施形態による動作では、S123〜S125のように、ATM20は、取引開始時に、該当の連続取引情報に含まれる全ての取引の情報を連携サーバ10から一括して受信する例について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。変形例として、ATM20は、該当の連続取引情報に含まれる個々の取引の情報に関して、各取引の完了ごとに、次の順番の取引の情報を連携サーバ10に要求し、そして、連携サーバ10から逐次受信することも可能である。
また、上記の各実施形態による連携サーバ10の主要な機能の全てをATM20が有する場合には、本発明による情報処理システムは、連携サーバ10を含まなくてもよい。例えば、ATM20の制御部200は、上記の各実施形態による連携サーバ10の取引種別変更部102および取引順序変更部104の機能を有する。また、ATM20は、上記の各実施形態による優先順位DB124および取引情報DB126を記憶する。
また、本発明の各実施形態によれば、CPU150、ROM152、およびRAM154などのハードウェアを、上述した連携サーバ10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムが記録された記録媒体も提供される。
20 ATM
30 入力端末
32 勘定系ホスト
34 プリンタ
36 専用網
38 スキャナ
40 印鑑照合サーバ
100 制御部
102 取引種別変更部
104 取引順序変更部
106 送信制御部
120 通信部
122 記憶部
124 優先順位DB
126 取引情報DB
150 CPU
152 ROM
154 RAM
156 内部バス
158 入出力インターフェース
160 HDD
162 ネットワークインターフェース
200 制御部
202 通信部
204 操作表示部
206 通帳機構部
208 カード機構部
210 バーコードリーダ
212 明細票機構部
214 入出金部
Claims (10)
- 利用者により入力された、連続した複数の予定取引である第1の連続取引に関する第1の連続取引情報を受信する受信部と、
受信された第1の連続取引情報が示す第1の連続取引の内容に基づいて第2の連続取引に関する第2の連続取引情報を生成する制御部と、
を備える、情報処理装置。 - 前記制御部は、前記第2の連続取引において前記利用者が媒体操作を行う取引の回数が前記第1の連続取引よりも少なくなるように前記第2の連続取引情報を生成する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記媒体は、通貨であり、
前記制御部は、前記第1の連続取引に含まれる通貨の入出金を伴う各取引を、口座を介する取引に変更することにより、前記第2の連続取引情報を生成する、請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記口座を介する取引は、複数あり、
前記制御部は、複数の前記口座を介する取引に含まれる複数の入金取引または複数の出金取引をそれぞれ一つの入金取引または一つの出金取引に纏めることにより、前記第2の連続取引情報を生成する、請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、前記第1の連続取引に応じた複数の取引に含まれる少なくとも2以上の取引を、取引種別ごとの所定の優先順位に基づいて取引順序を入れ替えることにより、前記第2の連続取引情報を生成する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記所定の優先順位の中で、入金を伴う取引種別の順位の方が出金を伴う取引種別の順位よりも高く定められている、請求項5に記載の情報処理装置。
- 前記所定の優先順位の中で、残高照会の順位が最も高く定められている、請求項5または6に記載の情報処理装置。
- 前記第1の連続取引および前記第2の連続取引により出金される金額は同じであり、
前記第1の連続取引は、複数の出金取引を含み、
前記制御部は、前記第2の連続取引により出金される通貨の枚数が前記第1の連続取引よりも少なくなるように前記第2の連続取引情報を生成する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 利用者により入力された、連続した複数の予定取引である第1の連続取引に関する第1の連続取引情報を受信する受信部と、
受信された第1の連続取引情報が示す第1の連続取引の内容に基づいて第2の連続取引に関する第2の連続取引情報を生成する制御部と、
前記利用者による操作を受け付ける操作部と、
前記操作部により受け付けられた操作および前記第2の連続取引情報に基づいて、前記第2の連続取引を実行する取引実行部と、
を備える、自動取引装置。 - 利用者により入力された、連続した複数の予定取引である第1の連続取引に関する第1の連続取引情報を受信する受信部と、
受信された第1の連続取引情報が示す第1の連続取引の内容に基づいて第2の連続取引に関する第2の連続取引情報を生成する制御部と、
前記利用者による操作を受け付ける操作部と、
前記操作部により受け付けられた操作および前記第2の連続取引情報に基づいて、前記第2の連続取引を実行する取引実行部と、
を備える、情報処理システム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2014217287A JP2016085568A (ja) | 2014-10-24 | 2014-10-24 | 情報処理装置、自動取引装置、及び情報処理システム |
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