JP7472184B2 - 還流式紙葉収納装置、及び紙葉処理装置 - Google Patents
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Description
特許文献1では、出金部と入金部とが上下位置関係で離間配置されているため、上下方向に大型化し、且つ部品点数が増大するという欠点を有している。
このような不具合に対処するために、特許文献1中の入金部が位置する収納空間下部に、出金部と入金部とを集中して配置した入出金部を備えた紙幣収納庫が提案されている。
このタイプの紙幣収納庫にあっては、実施形態の説明中において後述するように紙幣繰出し時に紙幣積載台上の紙幣束の最下部から一枚ずつ紙幣を繰出すことになる。この繰出し時には、ピックローラを紙幣束の下面に接触させつつピックローラに対して充分な給紙圧力を加える必要があるために加圧手段を用いて紙幣束の上面からピックローラに対して荷重を加えることになる。
対策としてこれまでソフト的に各部の動作を改良する試みが種々行われてきたが、ソフト的な対策には限界があり、上記不具合を解決することはできなかった。
[紙幣処理装置]
<紙幣処理装置の構成>
図1は本発明の一実施形態に係る還流式紙葉収納装置を備えた紙葉処理装置の縦断面図である。
なお、本実施形態では紙葉の一例としての紙幣を処理する装置について説明するが、本発明の還流式紙葉収納装置、及び紙葉処理装置は紙幣以外にも金券、チケット、有価証券等々の紙葉一般の処理装置にも適用することができる。
紙幣処理装置1は、外装体を構成する筐体3と、筐体内に入金された紙幣を所要のルートで機内搬送したり、機外に排出する入出金処理ユニットMと、入出金処理ユニットMから搬送されてきた紙幣を収納したり入出金処理ユニットMとの間で紙幣の授受を行う紙幣収納ユニットNと、種々のルートを経て紙幣を搬送する搬送機構と、各種制御対象を制御する制御手段(CPU、MPU、ROM、RAM等)1000と、から概略構成されている。
搬送機構は、各紙幣搬送経路9a、9b、その他の紙幣搬送経路に沿って紙幣を搬送する駆動力を生成、伝達するための搬送機構用モータM1、ソレノイド、及びプーリ、ベルト、ゲート等を備える。
制御手段1000は、入出金処理ユニットM、紙幣収納ユニットN、及び搬送機構等の制御対象を制御する。
次に、図1に示した本発明の紙幣処理装置1における入金動作、及び出金動作の概要について説明する。
まず、入金動作では、入出金口5から一枚、又は複数枚の紙幣が投入されると紙幣を検知したセンサからの信号を受けた制御手段1000が搬送機構を作動させて一括入金部11、及び入金紙幣搬送経路9aを用いて紙幣を取込む。一括入金部11は入出金口5にセットされた紙幣束中の最上部の紙幣から一枚ずつ取り出して識別部15に搬送し、識別部15で識別を受ける。識別部15により受入れ可能と判定された紙幣は入金紙幣搬送経路9aから収納紙幣搬送経路9bを経由して金種別に何れかの還流式紙幣収納装置(還流式紙幣収納部)30、40に収納される。
識別部において受入れ不能と判定されたリジェクト紙幣は返却口7から機外へ排出される。
出金動作では、釣銭として紙幣を払い出す際に還流式紙幣収納装置30、40に収納された紙幣を取り出して搬送経路9b、9aに沿って順次逆送させ、逆送の過程で搬送経路9aに設けた識別部で識別を行い、返却可能な紙幣であれば釣銭として返却口7から払出す。
<還流式紙幣収納装置の構成>
図2(a)(b)及び図3(c)は本発明の一実施形態に係る還流式紙幣収納装置の要部構成を示す斜視図であり、図4(a)(b)及び図5(c)は本発明の一実施形態に係る還流式紙幣収納装置の要部構成を示す正面図であり、図6(a)(b)及び図7(c)は夫々図4(a)(b)及び図5(c)のA-A断面図である。また、図2(a)、図4(a)、及び図6(a)は、リフターが上昇位置にある待機状態を示し、図2(b)、図4(b)、及び図6(b)はリフターが中間高さ位置にある突出紙幣(残留紙幣)の戻し状態を示し、図3(c)、図4(c)、及び図7(c)はリフターが下降位置にある繰出し状態を示している。
なお、以下の説明においては、還流式紙幣収納装置を単に紙幣収納部と称することもある。
フィードローラ95は直上に位置するストップローラ100との間でニップ部nを形成しており、導入方向(図4の時計回り方向)へ回転することにより収納紙幣搬送経路9bから搬送されてきた紙幣を挟んで積載台150上に導入する。
フィードローラ95は回転軸97に軸芯を固定されており、入出金用モータM2からの駆動力を伝達ギヤを介して伝達されることにより正逆方向へ回転駆動される。
ストップローラ100は紙幣を導入する方向(図4中の反時計回り方向)へは従動回転するが、繰出す方向へは回転しない。このような挙動はストップローラとその回転軸102との間に図示しないワンウェイクラッチを配置する等により実現できる。また、ストップローラは通過する紙幣の厚さにより上下動させる必要があるため、その回転軸102は上下動可能に構成されると共に、図示しないバネにより下向きに加圧されている。
ストップローラの回転軸102は、その軸方向両側に左右対称に配置された羽根車の回転軸142と同軸上に配置されているが、回転軸102と回転軸142とは一体化しておらず、両回転軸間の駆動力伝達は遮断されている。ストップローラは上述のように羽根車とは別個に、単独で上下動するように構成する必要があるからである。
羽根車140は入金時にはフィードローラと共に入金方向(図4(a)の反時計回り方向)へ回転することにより入金される紙幣の後端部を跳ね上げて積載台上への導入を補助する。また、羽根車は出金時にはフィードローラと共に出金方向(図5(c)の時計回り方向)へ回転することにより出金される紙幣の繰出しをサポートする。
積載台150は図示した構成例では紙幣収納空間70内から入出金手段90の外側まで延在しているが、本明細書において積載台とは主として紙幣収納空間内に位置し、且つ紙幣を積載する積載面152を備えた範囲を指称する。
なお、「新たな入金紙幣を積載台上の正規の積載位置へ戻す」とは厳密な意味で既積載の紙幣束の下面に位置ズレ無く整合する位置まで戻すことを意味しない。新たな入出金の邪魔にならない程度、つまり図12(b)に示した程度にニップ部nを離脱している場合も含む。
なお、図8乃至図10中の符号20は収納紙幣搬送経路9bに沿って配置される搬送ローラであり、符号21は搬送ローラを駆動する駆動伝達部材としてのギヤ類である。
リフター昇降機構250は、各リフター片202に対して連結片252を介して夫々一体化された上下方向へ互いに並行に延びる一対のガイド部材255と、各ガイド部材の幅広の下部に設けた横方向へ直線状に延びる長穴(カム穴)255a内に遊嵌して該長穴内を横方向へ進退可能、且つワッシャ257aにより抜け落ち不能に組み付けられたピン(カムフォロア)257と、ピン257を先端部に支持し、他端部に回動軸261を固定した板状の回動カム259と、回動軸261の適所に軸芯を固定されたギヤ262と、ギヤ262を正逆回転させるリフター駆動用モータM3(図1)と、を概略備えている。各回動カム259は、回動軸261の両端部に固定されている。なお、特許請求の範囲におけるリフター昇降機構の概念にはリフターも含まれる。
押え部材昇降機構350は、本例ではパンタグラフ355から構成されている。
また、各リンク片357a、357bの下端部は夫々ピン360a、360bにより押え部材300に対して回動自在に連結されている。他方のリンク片357bの下端部はピン360aにより回動自在に押え部材と連結され、一方のリンク片357aの下端部に設けたピン360bが押え部材に設けた長穴300a内に遊嵌されて長穴内を進退自在となっている。
このため、各リンク片357a、357bは、ピン358を中心として互いに回動することにより上下方向へ伸縮できる。
このため、図4(a)の入金待機時においては、リフター200により押え部材300が最も上昇した位置に押し上げられていることによりパンタグラフ355は最も収縮した状態にある。
なお、特許請求の範囲における押え部材昇降機構の概念には、押え部材も含まれる。つまり、係止穴410bはパンタグラフの一部ではなく押え部材に固定するように構成してもよい。
なお、本実施形態では、弾性部材410は、一部(上部)を押え部材、又は押え部材昇降機構350(取付け対象物)に固定されると共に、他部(下部)を取付け対象物としてのリフター昇降機構250の一部(ガイド部材255)により所定の上下方向範囲内で相対移動自在に支持された引張りコイルばねである。
いずれの実施形態においても、弾性部材の一方の端部が取付け対象物に対して相対移動可能な範囲(長穴状係止部の長手方向長)内にある限り、弾性部材を拡開させる力は発生しない。弾性部材の一方の端部が相対移動可能な範囲の終端部410c`に達してからこれを押圧しながら同方向へ移動し続けると、弾性部材を拡開させる挙動が開始される。
-入金動作-
図2(a)、図4(a)、及び図6(a)により入金待機と入金動作について説明する。
待機状態ではリフター200は最上昇位置(上死点)にて停止している。この時、新たに入金される紙幣Pの入金経路となる空間Gを積載面152上に形成するため、先行して収納されている紙幣束BPはリフター200により図示の位置まで押し上げられている。リフター200をこの高さ位置まで上昇させるためには、上述したようにリフター駆動用モータM3によりリフター昇降機構250を作動させてピン257を長穴255aの中間位置に移動させる。この時、ガイドピン256は弾性部材410の長穴状係止部410c内の上部に位置しているため、バネ圧は押え部材300に加わっていない。
収納紙幣搬送経路9bに沿って下降してきた一枚の入金紙幣Pが入出金手段90に達すると、矢印で示す入金方向へ回転するフィードローラ95とストップローラ100とのニップ部nに進入して空所G内に向けて給送され、積載面152上に積載される。この際、フィードローラと連動するピックローラ120も入金方向へ回転して入金をサポートする。ニップ部nに紙幣が進入する際、ストップローラの軸方向両サイドに配置された羽根車140は図4(a)の反時計回り方向(紙幣取込み方向)へ回転することにより紙幣の進入をサポートする。即ち、羽根車の羽根はニップ部nを通過する紙幣の後端(入金方向後端)を上方に跳ね上げるので、入金時に紙幣後端がニップ部近傍に残留しようとする場合にこれを跳ね上げて離脱させて積層台上の積載位置(積載面152)に向けて送り込み易くする。
積載面152上に進入した紙幣はストッパ75に接して停止する。
この待機、及び入金動作は紙幣一枚毎に実施される。
図3(c)、図5(c)、及び図7(c)により出金動作について説明する。
紙幣収納部40内から紙幣を一枚ずつ収納紙幣搬送経路9bへ繰出す場合には、待機位置にあるリフター200上に保持されている紙幣束を積載台(積載面)上に移載してからピックローラ120によって最下面の紙幣から順次繰出すことになる。繰出し時にはピックローラへの給紙圧を確保するために弾性部材410による紙幣束への加圧が必要となる。
待機状態ではリフター200は最上昇位置(上死点)にて停止しているが、出金動作のためにリフター昇降機構250が作動してガイド部材255を図示の最下降位置(下死点)まで下降させる。リフターが積載面152を下方へ向けて通過する過程でそれまでリフター上に保持されていた紙幣束は積載面上に移載される。リフターは出金の邪魔にならない位置まで退避する。また、ガイドピン256は弾性部材410の長穴状係止部410cの下端部を押し下げているため、押え部材300を介して紙幣束BPには弾性部材からの荷重が加わる。
ニップ部nに進入した最下部の紙幣はニップを通過して収納紙幣搬送経路9bに繰り出される。この際、重送されている上側の紙幣はストップローラにより積載台(積載面)方向へ戻される。
紙幣がニップ部nから外部へ繰り出される際に、羽根車は図5(c)の時計回り方向へ回転することにより紙幣の繰出しをサポートする。
規定枚数の紙幣が繰り出されたことが収納センサ105により検知されると、制御手段1000は入出金手段駆動用のモータM2を停止させると共に、次の入金動作に備えてリフター駆動用モータM3を駆動することによりリフターを待機位置に上昇させる。リフターが上昇する過程で積載台上の紙幣束を保持して待機位置にて停止する。
図2(b)、図4(b)、及び図6(b)と、図12(a)(b)に示した要部(分離部周辺)の拡大説明図、並びに図13のフローチャートにより残留紙幣の戻し動作について説明する。
出金動作が終了した時点で紙幣束の下から1~3枚程度の紙幣の先端(繰出し方向先端)がフィードローラ95とストップローラ100とのニップ部n内、或いはニップ部手前に突出した状態で残留することがある。この状態でリフターを待機位置まで上昇させると、突出した紙幣の先端が曲がったり、折れるという不具合があった。また、先端をニップ部内に残留させた状態にある紙幣(残留紙幣)を含んだ紙幣束BPを待機位置に上昇させて入金動作に入ると、入金されてくる紙幣と残留紙幣の変形した先端とが干渉、衝突して入金不良が発生し易くなる。また、出金する場合にも先端が変形した紙幣を繰出すことになるため、ジャム等が発生する原因となっていた。
なお、従来の還流式紙幣収納装置は、本実施形態に係る紙幣収納装置とは弾性部材による加圧方式、加圧タイミングのみならず、他の構成も異なっているが、説明の便宜上、本実施形態の構成要素を備えた紙幣収納装置において、紙幣の戻し動作を行う際に加圧解除を行わない場合の不具合について説明する。
これに対して本発明では、リフターを中間高さ位置で停止させるモードを新たに設けて紙幣束に加わる荷重を大幅に低減させたことにより、図12(b)に示したようにフィードローラ、ピックローラ、羽根車を戻し方向へ回転させた結果として当該紙幣Pをスムーズにニップ部nから離脱させることが可能になる。
リフターが中間高さ位置にある時に、パンタグラフ355に一部を支持された弾性部材の他部をガイド部材255(リフター)に対してフリーとなるように構成したことにより残留紙幣(突出紙幣)の戻し効果を高めている。
なお、中間高さ位置にある時のリフターの高さ位置は、図4(b)に示すように積載台150の上面(積載面)と同等か、或いは該上面よりも下側である。その位置を越えて上方にリフターがあると紙幣と干渉して戻し動作の障害となるからである。
残留紙幣が発生するのは繰出し動作においてであるから、一連の紙幣繰出し動作が終了したタイミングで収納センサ105の出力により残留紙幣の有無を判定する。繰出し動作終了後に収納センサ105が紙幣の存在を検知している時には(ステップS1、YES、ステップS3、YES)、制御手段はリフター昇降機構250を駆動して繰出し動作のために最下降位置にあったリフター200を中間高さ位置に上昇させて停止させる(ステップS5)。次いで、入出金手段90(フィードローラ、ピックローラ、羽根車)を所定時間、或いは所定回数、戻し方向へ回転させる(ステップS7)。リフターが中間高さ位置で停止している時には、弾性部材410から押え部材300に対する加圧が解除されているため、残留紙幣とその直上の紙幣束との間の圧接力が著しく低下して紙幣間の捌きが容易になっている。このため、入出金手段を戻し方向へ回転させるだけで残留紙幣を紙幣束の下部に戻すことができる。
なお、弾性部材としてコイルばねを示したが、同様の作用を奏するものであれば、トーションバネ、その他、どのような弾性部材であってもよい。
なお、弾性部材に長穴状係止部410cを設けずに弾性部材本体410aの両端部をパンタグラフとガイド部材に移動不能に固定した場合であっても、出金のために下降位置にあったリフターを中間高さ位置まで上昇させて押え部材を上昇させることにより紙幣束への荷重を若干減圧することはできる。しかし、戻し動作の実施中、弾性部材からの荷重の大半が紙幣束に加わり続けることになる。つまり、図4(b)においてガイドピン256を弾性部材本体410aの下端部に固定すると、リフターが中間高さ位置に停止したとしても戻し動作を効果的に実施できる程度には弾性部材本体は完全に原形に復帰できない。
第1の本発明に係る還流式紙幣収納装置30、40は、紙葉BPを収納する紙葉収納空間70と、紙葉収納空間内に紙葉を導入したり、該紙葉収納空間内の紙葉を繰出す紙葉入出手段90と、紙葉収納空間内に配置され、紙葉入出手段により導入された紙葉を積載する積載台150と、積載台の下面を支持して紙葉束を上昇、下降させるリフター200と、リフターを昇降させるリフター昇降機構250と、積載台の上方を昇降し、前記積載台上の紙葉の上面に載置される押え部材300と、押え部材を昇降可能に支持する押え部材昇降機構350と、弾性部材410を備え、該弾性部材により前記押え部材を下降方向へ付勢したり、付勢を解除する加圧調整機構400と、を備える。リフター昇降機構250は、紙葉入出手段90により導入された紙葉を積載台上に積載する際にリフターを該積載台の積載面よりも上方に移動させる上昇位置と、紙葉入出手段により積載台上の紙葉を外部に繰出す際にリフターを該積載台の積載面以下の高さ位置に移動させる下降位置と、紙葉入出手段による紙葉の繰出し後に紙葉入出手段により積載台へ戻すためにリフターを下降位置と上昇位置との中間位置に移動させる中間高さ位置との間で昇降させる構成を備える。加圧調整機構400は、リフターが下降位置にある時には弾性部材により押え部材を加圧して積載台上の紙葉束の上面に圧接させ、リフターが上昇位置、及び中間高さ位置にある時には夫々弾性部材による加圧を解除することを特徴とする。
本明細書において上下方向とは垂直方向のみならず、斜め上下方向を含む概念である。
積載台方向とは、紙葉収納空間方向を意味する。
実施形態では紙葉入出手段が紙葉収納空間内に側方から紙葉を導入する例を示したが、側方からの導入は一例に過ぎない。また、積載台を紙葉収納空間内に固定配置する例を示したがこれも一例に過ぎず、積載台の機能を損なわない範囲で上下動、その他の方向に可動に構成してもよい。
例えば、弾性部材がコイルバネである場合にその両端部を押え部材昇降機構(取付け対象物)やリフター昇降機構(取付け対象物)にリジッドに固定するのではなく、一方の端部だけは取付け対象物の一部に対して所定の上下方向範囲内で相対移動自在に構成する。
第2の本発明に係る還流式紙幣収納装置とは、弾性部材の上下を逆転させた点が異なる。
羽根車の羽根は、紙葉取込み時にニップ部nを通過する紙葉の後端(導入方向後端)を上方に跳ね上げる。これにより紙葉後端をニップ部から離脱させて積層台側に送り込み易くする。また、紙葉の繰出し時には紙葉入出手段を構成するフィードローラと共に繰出し方向へ回転することにより出金される紙幣の繰出しをサポートする。
本発明に係る紙葉処理装置は、前記何れかの還流式紙葉収納装置を備えたことを特徴とする。
これによれば、上記の還流式紙葉収納装置が発揮する作用、効果を備えた紙葉処理装置を提供することができる。
Claims (5)
- 紙葉を収納する紙葉収納空間と、
前記紙葉収納空間内に紙葉を導入したり、該紙葉収納空間内の紙葉を繰出す紙葉入出手段と、
前記紙葉収納空間内に配置され、前記紙葉入出手段により導入された紙葉を積載する積載台と、
前記積載台上の紙葉の下面を支持して前記紙葉を昇降させるリフターと、
前記積載台の上方を昇降し、前記積載台上の紙葉の上面に載置される押え部材と、
前記押え部材を昇降可能に支持する押え部材昇降機構と、
弾性部材を備え、該弾性部材により前記押え部材を下降方向へ付勢したり、付勢を解除する加圧調整機構と、
を備えた還流式紙葉収納装置であって、
前記リフターを昇降させるリフター昇降機構を更に備え、
前記リフター昇降機構は、前記紙葉入出手段により導入された紙葉を前記積載台上に積載するために前記リフターを該積載台の積載面よりも上方に停止させる上昇位置と、前記紙葉入出手段により前記積載台上の紙幣を外部に繰出すために前記リフターを該積載台の積載面以下の高さ位置に停止させる下降位置と、前記紙葉入出手段による紙葉の繰出し後に前記紙葉入出手段により紙葉を前記積載台へ戻すために前記リフターを前記下降位置と前記上昇位置との中間位置に停止させる中間高さ位置との間で該リフターを昇降させる構成を備え、
前記加圧調整機構は、前記リフターが前記下降位置にある時には前記弾性部材により前記押え部材を加圧して前記積載台上の紙葉束の上面に圧接させ、前記リフターが前記上昇位置、及び前記中間高さ位置にある時には夫々前記弾性部材による加圧を解除することを特徴とする還流式紙葉収納装置。 - 前記弾性部材は、一部を前記押え部材昇降機構に固定されると共に、他部を前記リフター昇降機構の一部に対して所定の上下方向範囲内で相対移動自在に支持された引張りばねであることを特徴とする請求項1に記載の還流式紙葉収納装置。
- 前記弾性部材は、一部を前記リフター昇降機構の一部に固定されると共に、他部を前記押え部材昇降機構の一部に対して所定の上下方向範囲内で相対移動自在に支持された引張りばねであることを特徴とする請求項1に記載の還流式紙葉収納装置。
- 前記紙葉入出手段は、導入、又は繰り出される紙葉と羽根により接触可能な羽根車を備え、
前記羽根車は、前記積載台上への紙葉導入時に紙葉導入方向へ回転し、前記積載台上からの紙葉繰出し時に紙葉繰出し方向へ回転することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の還流式紙葉収納装置。 - 請求項1乃至4の何れか一項に記載の還流式紙葉収納装置を備えたことを特徴とする紙葉処理装置。
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JP2007052656A (ja) | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Oki Electric Ind Co Ltd | 紙幣入出金機 |
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JP2023140894A (ja) | 2023-10-05 |
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