JPH01106293A - 紙幣収納・繰出装置 - Google Patents

紙幣収納・繰出装置

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JPH01106293A
JPH01106293A JP62265109A JP26510987A JPH01106293A JP H01106293 A JPH01106293 A JP H01106293A JP 62265109 A JP62265109 A JP 62265109A JP 26510987 A JP26510987 A JP 26510987A JP H01106293 A JPH01106293 A JP H01106293A
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遵 山縣
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、主として自動販売機や自動両替機に組み込
まれ、投入された紙幣を積層、収納し、かつ返却または
払出しのために指令に基づいて収納紙幣の表面のものか
ら順次、繰り出すようにした紙幣収納・繰出装置に関し
、とくに同じスペースに対して紙幣収納容量が大きくと
れるように改良したものである。
【従来の技術】     ゛ 従来一般に用いられてきた紙幣の積層収納機構の例を第
9図、第1θ図を参照しながら説明する。 第9図で、57は搬送プーリ、58はこれに巻掛けされ
た搬送ベルト、57aは搬送プーリ57に搬送ベト58
を介して対向接触された押さえローラで、祇幣10の搬
送方向(横方向)に対する両側端部にそれぞれ設置され
る。搬送ベルト58の上側面と搬送ガイド54の下側面
とで形成された空間が搬送路55である。紙幣10はこ
の搬送路55に沿って搬送されるが、その搬送力は搬送
ベルト58と押さえローラ57aとによって加えられる
とともに、紙幣10と搬送ベルト58との間に働く摩擦
力による。 収納空間は、搬送ガイド54の上側面と押当板56の下
側面との間に形成され、紙幣10Aが収納されるにした
がい、押当板56がこれと図示してない基台との間に設
けられたばね56aの力に抗して上方向に移動され、拡
大される。 第9図において、図示してない駆動モータに連結するカ
ム軸63には長円形のカム64が取り付けられ、このカ
ム64は、指令によって起動される図示してない駆動モ
ータによって時計方向に回転される。また、符号を付し
てない基台に、直角方向に立設された2個の案内軸67
には、プッシャ66の案内筒66bが滑動可能に嵌合し
ている。このプッシャ66の上側面は押込面66aで、
常時は搬送ベルト58と同一面に位置する。また、プッ
シャ66と基台との間に取り付けられた引張ばね67a
によって、プッシャ66の従動部66cは、カム64の
表面に押し付けられ接触する。 上述した、収納庫と収納駆動部との側面図である第9図
を左方から見たものが第10図(a)、 (b)、 (
C)。 (d)である。この第1θ図(a)において、紙幣10
の、搬送方向に直角な方向の両端部が、搬送ベルト58
と押さえローラ 57aとに挟まれて搬送され、この紙
幣10の中間部にプッシャ66の押当面66aが位置し
、両側の2個のカム64の表面とプッシャ66の従動部
66cとが互いに押し合って接触している様子が示され
ている。なお、53は両側の各側板である。 次に、上述した収納部の動作について、第10図(a)
〜(d)を主に、あわせて第9図を参照しながら説明す
る。 第10図(a)は、紙幣10が収納されるべき位置に停
止した状態を示す。ついでカム軸63が1回転すること
によって収納動作がおこなわれる。まず、カム軸63の
回転に応じてプッシャ66が第1O図(a)、 (b)
のように移動し、紙幣10は搬送路55から持ち上げら
れ、既に収納されている紙幣10Aの下面に接する。こ
のとき紙幣10の両端部は、搬送ガイド54の下面を滑
りながら外れていく。 第10図(C)で、プッシャ66がばね66aに抗して
さらに移動し、既収納祇幣10Aの下面に新しい収納紙
幣10を押しつけ一緒に持ち上げていく。このとき紙幣
10の両端部は完全に搬送ガイド54の下面から外れ、
さらに搬送ガイド54の上面の角を通って、自己復元力
によって元の位置に戻る方向に拡がりかける。このとき
のプッシャ66の押込面66aと搬送ガイド54の上面
との距離をhとすると、このhは紙幣10が適正に収納
されるに必要な最小値である。 第1θ図(d)で、プッシャ66が元の位置に戻ると、
新しく収納された紙幣10はこれまでの既収納紙幣とと
もに既収納紙幣10^となって、押圧板56.ばね56
aによって搬送ガイド54の上面に押しつけられ、同図
(a)の状態に戻り収納動作が完了する。
【発明が解決しようとする問題点】
上述した従来例の欠点は、プッシャ66の押込面66a
が、最大行程位置で、搬送ガイド54の上面よりhだけ
入り込む、つまり収納空間の領域内に入り込んでそれだ
け紙幣収納容量を減縮させることである(第9図(C)
参照)。しかも、収納紙幣から指令に基づいて順次、繰
り出すa能も併設したい。 この発明の目的は1.従来の技術がもつ以上の問題点を
解消し、収納紙幣から指令に基づいて紙幣が繰り出され
るとともに、同じスペースに対して紙幣収納容量が大き
くとれるような紙幣収納・繰出装置を提供することにあ
る。
【問題点を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明に係る紙幣収納・
繰出装置は、 紙幣の片面の所定の一方の対向辺の各辺近傍部と接触し
得る受面をもち、この受面と垂直に移動可能な1対の搬
送ガイドと; この搬送ガイドの各受面と対向する位置にこの各受面と
平行な紙幣用搬送路面をもち、かつ前記搬送ガイドとと
もに移動可能な1対の搬送部材と;を具備し、前段の紙
幣鑑別部から前記紙幣用搬送路面の所定位置まで搬送さ
れた前記紙幣を収納指令に基づいてプッシャ方式によっ
て前記受面の側に積層、収納させるとともに、この積層
、収納された紙幣を前記受面と接触するものから繰出指
令に基づいて順次繰り出し、前記紙幣鑑別部とつながる
前記搬送路面に沿って逆方向に搬送させる装置であって
、 前記各受面と接触する側でこの各受面の中間に位置する
収納紙幣表面に対し押圧、隔離可能な繰出ローラと; 前記繰出指令に基づいて、前記搬送ガイドと前記搬送部
材とを前記各受面が前記紙幣鑑別部からの搬送“路面と
同レベルになるまで移動させ、次に前記繰出ローラを前
記収納紙幣表面に押圧させるとともに回転させた後に原
状に復帰させる制御部と; を備える。
【作用】
繰出指令に基づいて、搬送ガイドの受面が、紙幣鑑別部
からの搬送路面と同レベルになるまで移動する。ついで
、この状態で繰出ローラが紙幣表面に押圧され、回転さ
れるから、収納紙幣表面から所定枚数の紙幣が、順次繰
出され、紙幣鑑別部とつながる搬送路面に沿って逆方向
に搬送される。 また、搬送ガイドは、搬送部材とともに受面に垂直に収
納空間より外方に移動されて、受面とプッシャ面との間
に紙幣収納に要する間隔をとることができる。
【実施例】
この発明の実施例を、第1図〜第8図を参照しながら説
明する。 第1図で、この紙幣処理装置40は、大づかみに言うと
、鑑別部30、千円紙幣収納部19および高額紙幣収納
部20からなっている。なお、ここで高額紙幣とは5千
円紙幣と1万円紙幣とである。 鑑別部30は、主として投入口31、搬送機構32、こ
の搬送機構32の途中に設けられ、紙幣の特性を検出す
る紙幣センサ33からなる。この鑑別部30は周知のも
のであるから詳細な説明は省略する。 千円紙幣収納部19は、主として鑑別部30の投出口か
ら紙幣が投出される方向□図で垂直下方向□に伸びる搬
送路21、この搬送路21の右側に配置される収納庫、
同じく左側に配置される収納駆動部からなっている。 搬送路21は、紙幣搬送方向の両側端部に設けられた2
個の搬送プーリ7間に巻掛けされた搬送ベルト8の表面
と、搬送ガイド4の左側面とで形成される。そして紙幣
は、搬送ベルト8と、これを介して搬送プーリ7と対向
接触された押さえローラ7aとに挟まれ、搬送される。 収納庫は、搬送ガイド4の右側面と、この面にばね6a
によって押し当てられた押当板6の左側面との間に形成
され、紙幣10Aが収納されるにしたがって押当板6は
図の右方向に移動する。 収納駆動部は、モータ枠11、駆動モータ12、これと
連結された2個のカム軸13、これらにそれぞれ取り付
けられたカム14から主としてなる。 上述した収納庫と収納駆動部とからなる収納部は、千円
紙幣用も高額紙幣用も、構成はまったく同じである。な
お、鑑別部30.千円紙幣収納部19゜高額紙幣収納部
20は、いずれも基台1に取り付けられる。 第2図は、第1図におけるA−A方向から見た背面図で
ある。第2図で、基台1の図の左右の側板部に案内レー
ル2が1対ずつ取り付けられ、この案内レール2に、収
納庫側板3が紙面の前後方向に滑動可能に取り付けられ
る。この収納庫側板3には、紙幣搬送に関係する諸部材
と図示してない従動部材5(第3図(a)〜(d)参照
)とが固定される。搬送関係部材は、紙幣10の搬送方
向に平行な2辺の近傍部に搬送力を加える、図の上、下
の各左2右に設けられた二点fA線表示の搬送プーリ7
、この上部と下部との間に巻掛けされた、図示してない
搬送ベルト8、搬送プーリ7に対して搬送ベルト8を介
して押圧された押さえローラ7a、および二点鎖線で示
した搬送ガイド4である。 プッシャ16は、その案内筒16bが案内軸17に嵌り
、紙面の前後方向に滑動可能に支持される。この様子は
、従来例を示した第6図に次の点を除いて類似している
。すなわち、第6図では案内筒66bとこれに嵌合する
案内軸67とが2組であるが、この実施例では1組にな
っている。 このプッシャ16を駆動するのが、次に述べるような駆
動モータ12とこれにつながる部材である。 つまり、駆動モータ12が取り付けられたモータ枠11
(二点鎖線表示)には2個のカム軸13が設けられる。 下側の一方のカム軸13に駆動モータ12と歯車15a
が固定され、この歯車15aと、歯車15bを介して上
側の他方のカム軸13に固定された歯車15aとが噛み
合っている。上述した各カム軸13の両端には、カム1
4が取り付けられ、このカム14はプッシャ用カム 1
4aとカムピン14bとからなっている。プッシャ用カ
ム14aの外周はプッシャ16の従動部16cに接触し
、カムピン14bは搬送ガイド4に設けられた、第2図
には図示してない従動部材5(第3図(a)参照)と嵌
合している。 第1図でB−B方向から見た横断面図、第3図(a)に
よって上述した構成を補足すると、収納庫側板3に、搬
送ガイド4.従動部材5.!送プーリ7、押さえローラ
7aなどの搬送関係部材がそれぞれ取り付けられている
。また、プッシャ16は駆動モータ12に跨がるように
位置し、その従動部16cがプッシャ用カム14aの外
周と接触し、同時にかカムピン14bが左右の従動部材
5とそれぞれ嵌合している。 説明の順序として、参考的に紙幣収納だけの動作につい
て、第3図(a) 〜(d) 、第4図(a) 〜(C
)を参照しながら述べる。 第3図(a)で、収納指令に基づいて駆動モータ12が
起動されると、カム軸13が歯車15a、15b(第2
図参照)を介して回転され、カム14のプッシャ用カム
14a、カムピン14bによって、それぞれプッシャ1
6と、収納庫側板3とそれに取り付けられた搬送関係部
材とが図で上下方向に駆動される。すなわち、収納庫側
板3などは、まず図において下方に移動を始め、プッシ
ャ16は上方に移動を始め、その結果、紙幣10が搬送
路面にある位置から、収納される方向に押され始める。 同図(b)を経て同図(C)に至ると、収納庫側板3な
どは最下位置に、プッシャ16は最上位置になり、プッ
シャ16の押当面16aと搬送ガイド4の上面との距離
Hは、左右の搬送ガイド4のコ字の縦部分を通過した紙
幣lOの両端が、矢印で示されるように、元の位置の方
向に少し戻りかけるに十分な値に達する。 ついで、収納庫側板3などは上方に、プッシャ16は下
方にそれぞれ戻り始め、紙幣10の両端は、ばね6aと
押当板6とにより、既収納紙幣10Aと搬送ガイド4の
上面との間で上、下両側から押され、最終的には同図(
d)の状態になり、ここで、紙幣10は既収納された紙
幣1〇八と完全に合体する。この状態は同図(a)の最
初の状態に復帰したことを意味する。 第4図によって、上述した収納関係部材の動きを解析す
る。同図(a)は搬送ガイド4の上面(収納面)とプッ
シャ16の押込面16aとの動き(行程)を縦軸に、カ
ム軸13の回転位置を横軸にとり、両者の関連をみたも
の、すなわち行程線図である。 この行程線図は、カム軸13が一定速度で回転するから
、タイムチャートとみることもできる。なお、行程(縦
軸)の原点は搬送路面である。 同図ら)は実施例の搬送ガイド4とプッシャ16の、最
初と紙幣10を収納位置まで移動し終わったときの側面
図を示す。すなわち、搬送ガイド4.プッシャ16.紙
幣10の実線は最初の状態のもの、二点鎖線は搬送ガイ
ド4が最下位置に、プッシャ16が最上位置にそれぞれ
あるときのもの、−点鎖線は正規の収納位置に達した紙
幣10の位置(収納面)をそれぞれ示す。 また、同図(C)は比較のために示した従来例の同じ側
面図である。前記同図(b)と同様に、実線は最初の状
態のもの、二点鎖線はプッシャが最上位置にあるときの
もの、−点鎖線は正規の収納位置に達した紙幣10の位
置(収納面)をそれぞれ示す。 同図(a)で、太い実線pbはプッシャの押込面の行程
線、太い破線Gbは搬送ガイド4の上面の行程線である
。aは搬送路面と収納面との距離、Hは、押し込まれた
紙幣の両端が搬送ガイド4の上面の角を外れるに十分な
、搬送ガイド4の上面とプッシャ16の押込面との距離
である(第3図(C)参照)。 図のように、一方のpbは、最初のOから上昇し1/2
回転位置で最高位置aに達し、以後ふたたび降下して1
回転し終わったとき0点に戻る。他方のGbは、最初a
の位置にあり、回転とともに下降して、172回転位置
で最下位置(H−a)に達し、以後ふたたび上昇して1
回転し終わったときaの位置に戻る。したがって、1/
2回転位置で、上述したように、押し込まれた紙幣の両
端が搬送ガイド4の上面の角を外れるに十分な、搬送ガ
イド4の上面とプッシャ16の押込面との距離Hに達す
る。しかも、プッシャ16の押込面は、最初の搬送ガイ
ド4の上面位置を越えていない、つまり収納空間の紙幣
収納領域に入り込んでいないわけである。 これに対して従来例では、綿実線Pcで示すプッシャ6
6(第10図参照)の行程は、0から上昇して最高位置
で(a十h)になる。なお、搬送ガイド54(第7図参
照)の上面は固定であるから細波線Gcのように直線で
示される。そして、搬送ガイド54の上面と、プッシャ
66の押込面66aとの最大路Mh (第10図(C)
参照)は、上述したH(第3図(C)参照)に等しくな
ければならない。したがって、プッシャ66の押込面6
6aは、収納領域に、hまたはHだけ入り込むことにな
り、収納容量を減縮することになる。 さて次に、紙幣繰出しについて説明する。この動作が適
用されるのは、積層収納された紙幣、例えば千円紙幣を
払出しに用いる場合である。自動販売機で、5千円紙幣
または1万円紙幣で買物をされたときの釣銭を、収納し
ている千円紙幣を用いて払出、す場合がこれに相当する
。 概略的には、第1図の紙幣処理装置40において、アク
チュエータ22の出力軸に直結するレバー23を所定軸
を中心に回動可能に支持し、このレバー23の他方の端
部に繰出ローラ24を設ける。指令に基づいて、アクチ
ュエータ22を作動させ、繰出ローラ24を図の一点鎖
線で示した位置に回動して収納紙幣面10Aの左側の表
面に押し当てる。その状態で、鑑別部30の所定軸から
の動力を、図示してない伝達手段によってこの繰出ロー
ラ24に伝え、これを回転させると、紙幣の繰出しがお
こなわれることになる。 以上の紙幣繰出動作について、さらに第5図ないし第8
図を参照しながら説明する。 第5図は搬送ガイド4.搬送ベルト8.プッシャ16の
各動作段階における関係位置を示す平面図で、同図(a
)は初期状態、つまり鑑別部30から紙幣が搬送される
とき、同図ら)は紙幣収納中、同図(C)は紙幣収納終
了時、同図(d)は紙幣繰出し時、同図′(e)は再び
復帰した初期状態に関する。各段階は、カム14(第3
図参照)が1回転されることにより順次とられる。 鑑別部30での投入紙幣の鑑別時には第5図(a)状態
にあり、投入紙幣1枚だけは、収納せずに搬送ガイド4
の部分で一時保留することができる。この−時保留紙幣
の返却は、単に逆搬送するのみでよい。収納動作につい
ては、既に第3図を参照しながら説明したものと同様で
あるが、カムを1回転させることにより行う。第5図(
d)では、搬送ガイド4の上面と、プッシャ16の押込
面16aとが同一レベルにあり、しかも鑑別部30から
の紙幣の搬送路面のレベルと一致するから、この状態で
収納紙幣は繰出可能となる。 第6図は前記の各部材の位置を示す行程線図で、第4図
に準じるものである。横軸はカム14 (第3図参照)
の回転角、縦軸は原点を鑑別部30からの紙幣搬送路面
にとった各部材の所定面の位置である。なお、破線表示
のGは搬送ガイド4の上面位置を、実線表示のBは搬送
ガイド4と連動する搬送ベルト8の上面位置を、−点鎖
線表示のPはプッシャ16の押込面16aの位置をそれ
ぞれ表す。 また、カム14の0.1/4.1/2.3/4.1の各
回転位置には、の第5図(a)、同図(b)、同図(C
)、同図(d)、同図(e)が各々対応する。搬送ガイ
ド4の上面と搬送ベルト8の上面とは、カム14の前段
の半回転で最低位置をとり、後段の半回転で初期状態に
戻る。プッシャ16の押込面16aは、カム16の17
4回転から行程が開始され、半回転で最高行程がとられ
て、374回転で初期位置に戻る。したがって、収納紙
幣から指令に基づいて所定枚数の紙幣を繰り出す場合に
は、カム14を374回転した後におこなう。 この繰出動作の具体的な様子については、次に第7図、
第8図を参照しながら説明する。 第7図、第8図はともに、第1図におけるアクチュエー
タ22.レバー23.繰出ローラ24とその近傍部の詳
細な側面図で、第7図は紙幣繰出し時を、第8図は繰り
出された紙幣の返却搬送時をそれぞれ示す。 第7図において、22aはアクチュエータ22の出力軸
である。レバー23は、その上端部が鑑別部30の搬送
機構32に属する駆動ローラ32aの軸に回動可能に支
持され、中央部が出力軸22aの端部と連結され、下端
部に繰出ローラ24が設けられる。また、駆動ローラ3
2aと、繰出ローラ24とはベルト32bによって連結
され、回転が伝達される。26は搬送ローラ、25は分
離ローラで、これらは、ばね25aによって互いに対向
押圧され、搬送ローラ26の回転が分離ローラ25に伝
達される。なお、分離ローラ25の外周と駆動ローラ2
3aの外周との間には所定の小間隙が設けである。27
は重なりセンサで、搬送紙幣が少なくとも2枚重なって
いることを検知する。また、7は搬送プーリ、7aは押
さえローラ、8は搬送ベルトである。 搬送ガイド4の図の右側面と押当板6との間に収納され
た紙幣10Aは、ばね6aによって押圧されている。繰
出指令に基づいてアクチュエータ22が作動し、その出
力軸22’aが矢印のように右方向に移動し、同時に駆
動ローラ32aが矢印のように反時計方向に回転される
。出力軸22aの移動によって、繰出ローラ24が収納
紙幣10への左面に押圧されるとともに、繰出ローラ2
4は駆動ローラ32aにより矢印のように反時計方向に
回転されているから、表面の紙幣が上方に繰り出される
。 繰り出された紙幣は、駆動ローラ32a と分離ローラ
25との間を通過するとき、それが2枚以上であると、
通過方向とは逆方向に外周が移動する分離ローラ25に
よって、駆動ローラ32a と接触する1枚を残して他
の紙幣は通過できない、つまり分離される。通過が1枚
だけであることは、重なりセンサ27によって確認され
る。この確認に基づいてアクチュエータ22はオフされ
る。 第8図において、アクチュエータ22がオフされると、
図示していない付勢によって出力軸22aが左方向に移
動し、繰出ローラ24は紙幣10Aの表面から隔離され
、繰出動作はいったん停止する。そして、搬送機構32
は作動を継続するから、先程の通過紙幣は図示してない
搬送路をへて投入口31に達し、ここから外部に投出さ
れる。なお、繰出ローラ24は、駆動ローラ32aから
の動力を得て前と同じ方向の回転を継続している。繰出
指令が複数枚の紙幣の繰出しを指定するときには、通過
紙幣がある距離だけ搬送さ耗、次の繰出しが可能となっ
たとき再びアクチュエータ22が作動される。以上の動
作は、所定の枚数が繰り出されるまで繰り返される。
【発明の効果】
以上説明したように、この発明においては、繰出指令に
基づいて、搬送ガイド部材の受面が、紙幣鑑別部からの
搬送路面と同レベルになるまで移動じ、次に繰出ローラ
が紙幣表面に押圧され、回転されるから、収納紙幣表面
から所定枚数の紙幣が、順次繰り出され、紙幣鑑別部と
つながる搬送路面に沿って逆方向に搬送される;また、
搬送ガイドは、搬送部材とともに受面に垂直に収納空間
より外方に移動されて、受面とプッシャ面との間に紙幣
収納に要する間隔をとることができる。 したがって、この発明によれば、従来の技術に比べ次の
ようなすぐれた効果がある。 (1)大幅な構造変更をすることなく、単に繰出ローラ
を付加させ、搬送ガイドおよび搬送部材のレベルを移動
させるだけで、収納紙幣の表面のものから所定枚数の紙
幣を繰り出すことができ、信頼性の面でも、コスト面で
も有利である。 (2)前項に関連して、利用者の意思に基づく一時保留
紙幣の返却、または自動販売機における釣銭の払出しや
、自動両替機における両替紙幣の払出しなどが可能とな
る。 (3)  IIl送ガイガイド面が、ブツシュの押込面
鳴に対して、相対的に移動可能であるから、プッシャの
押込面は収納空間に入り込んでその分だけ紙幣収納容量
を減縮させることがない。すなわち、同じスペースに対
して紙幣収納容量が大きくとれる、言いかえれば同じ紙
幣収納容量ができるだけ狭いスペースで実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例を紙幣処理装置に適用した
ときの側断面図、 第2図は同じくその要部の背面図、 第3図は同じくその動作の各段階を示す横断面図で、同
図(a)は鑑別部からの紙幣が搬入されたとき、同図(
b)は初期の収納動作中、同図(C)はさらに進んだ収
納動作中、同図(d)は収納終了時を示し、第4図は同
じくその収納動作解析図で、同図(a)は関係部材の行
程線図、同図b)は関係部材のレベルを示す要部の平面
図、同図(C)は比較のための従来例の要部の平面図、 第5図は同じくその繰出し準備のための各動作段階を示
す平面図で、同図(a)は初期状態、同図(ハ)は収納
中、同図(C)は収納終了時、同図(d)は繰出時、同
図(e)は再び復帰した初期状態、 第6図は同じくその繰出し準備動作を示す関係部材の行
程線図、 第7図は繰出ローラ用アクチュエータとその近傍の詳細
側面図で、アクチュエータ作動時のもの、第8図は同じ
くそのアクチュエータ作動解除時のもの、 第9図は従来例の側断面図、 第10図(a)、同図(b)、同図(C)、同図(d)
は同じくその正面図で示した動作分解説明図である。 符号説明 4:搬送ガイド、5:従動部材、6:押当板、6a:ば
ね、7:搬送プーリ、7a:押さえローラ、8:搬送ベ
ルト、14:カム、 14a:プッシャ用カム、16:プッシャ、16a:押
込面、22:アクチュエータ、23ニレバー、24:繰
出ローラ、25:分離ローラ、26:搬送ローラ、30
:鑑別部、31:投入口、第 1 詔 晃2詔 4731ffi(ぞの 1 ) 脣5.3   B8 (た(II2) (a)     (b)     (c)    (c
l)     (e)第5罰 第6図 摺10創(彷1) 110旧而2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 紙幣の片面の所定の一方の対向辺の各辺近傍部と接触し
    得る受面をもち、この受面と垂直に移動可能な1対の搬
    送ガイドと;この搬送ガイドの各受面と対向する位置に
    この各受面と平行な紙幣用搬送路面をもち、かつ前記搬
    送ガイドとともに移動可能な1対の搬送部材と;を具備
    し、前段の紙幣鑑別部から前記紙幣用搬送路面の所定位
    置まで搬送された前記紙幣を収納指令に基づいてプッシ
    ャ方式によって前記受面の側に積層、収納させるととも
    に、この積層、収納された紙幣を前記受面と接触するも
    のから繰出指令に基づいて順次繰り出し、前記紙幣鑑別
    部とつながる前記搬送路面に沿って逆方向に搬送させる
    装置であって、前記各受面と接触する側でこの各受面の
    中間に位置する収納紙幣表面に対し押圧、隔離可能な繰
    出ローラと;前記繰出指令に基づいて、前記搬送ガイド
    と前記搬送部材とを前記各受面が前記紙幣鑑別部からの
    搬送路面と同レベルになるまで移動させ、次に前記繰出
    ローラを前記収納紙幣表面に押圧させるとともに回転さ
    せた後に原状に復帰させる制御部と;を備えることを特
    徴とする紙幣収納・繰出装置。
JP62265109A 1987-10-20 1987-10-20 紙幣収納・繰出装置 Expired - Lifetime JPH0693264B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5095000A (en) * 1983-07-25 1992-03-10 Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha Image-receiving sheet
US5166127A (en) * 1988-03-11 1992-11-24 Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha Image-receiving sheet
US5232893A (en) * 1983-07-25 1993-08-03 Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha Heat transferable image-receiving sheet, heat transfer assembly and heat transfer process
US5407895A (en) * 1988-03-11 1995-04-18 Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha Image receiving sheet

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