JP7471965B2 - 支承装置、及び支承装置の組付け方法 - Google Patents

支承装置、及び支承装置の組付け方法 Download PDF

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Description

この発明は、例えば下部建造物と上部建造物との間に介在させて、上部建造物を支持しながら、上部建造物を摺動可能とした支承装置、及び支承装置の組付け方法に関する。
従来、例えば、橋梁、免震建造物、あるいは固定建造物同士を接続する接続部分等の振動や相対変位が生じる建造物において、可動支持する支承装置がある。このような支承装置は、主桁等の被支持建造物と、橋脚等の支持建造物との間に配設され、被支持建造物に固定された上沓と、支持建造物に固定された下沓との境界面、つまり摺動面同士が摺動することで、境界面における面内方向に変位可能に支持することができる。
例えば、特許文献1には、支承装置の一つとして、摺動方向が一方向である一方向支承装置が開示されている。
具体的には、特許文献1の支承装置は、摺動面に略平行な方向に所定間隔を隔てて対向するとともに、下方へ向けて立設された一対の案内壁を上沓に設け、この案内壁の間を下沓が摺動することで、所望される摺動方向(一方向)への摺動を可能にしている。
ところで、昨今、特許文献1のような一方向に摺動可能な支承装置において、摺動面に略平行、かつ摺動方向に略直交する直交方向へのガタツキを抑えるために、直交方向における上沓と下沓との隙間を可能な限り小さくしたいというニーズがある。
しかしながら、例えば、従来技術の一方向支承装置100の正面図を示す図12のように、直交方向Yにおける上沓110と下沓120の隙間Gがゼロでない場合、上沓110と下沓120とを上下方向に容易に組付けることができるが、この隙間Gがゼロの場合、上沓110と下沓120との組付けが困難になるという問題があった。
特開2019-19612号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、第1沓と第2沓との組付け性を損なうことなく、直交方向における第1沓と第2沓との隙間をゼロにできる支承装置、及び支承装置の組付け方法を提供することを目的とする。
この発明は、第1建造物及び第2建造物におけるそれぞれの対向部分に配設した第1沓及び第2沓で構成され、前記第1沓及び前記第2沓との対向部分における摺動面同士が一方向に摺動する支承装置であって、前記第1沓は、前記摺動面が設けられた土台部と、前記摺動面同士が当接した状態において、前記第2沓に対して、前記摺動面に略平行、かつ前記一方向に略直交する直交方向の両側から当接するとともに、前記土台部に装着される一組の規制滑り部材とを備え、前記第1沓の前記土台部は、前記第2沓を挟んで前記直交方向で対向するとともに、前記規制滑り部材が挿入される貫通孔を有する案内壁を備え、前記第1沓は、前記規制滑り部材が挿入された前記貫通孔を覆うとともに、前記案内壁に固定される押え部材を備えたことを特徴とする。
上記一方向とは、例えば、平面視略矩形の摺動面における長手方向などのことをいう。
上記第1建造物及び第2建造物は、例えば、ビルを第1建造物とし、ビルとビルとを連絡する渡り廊下を第2建造物とする連絡通路、あるいは橋脚を第1建造物とし、主桁を第2建造物とする橋梁としてもよい。
さらに、上記第1建造物及び第2建造物は、例えば、柱を第1建造物とし、トラス屋根を第2建造物とする屋根構造、あるいはビルを第1建造物とし、別のビルを第2建造物とするエキスパンション構造における建造物としてもよい。
上記第1沓及び第2沓は、第1建造物及び第2建造物を上下方向に配置した場合における下沓と上沓とで構成してもよい。あるいは、第1沓及び第2沓は、下沓と上沓と、この間に介在する中沓とで構成されてもよい。この場合、中沓は、第1沓として下沓と一体的に摺動するとともに、第2沓として上沓と一体的に摺動する構成とする。
この発明によれば、支承装置は、第1沓と第2沓との組付け性を損なうことなく、直交方向における第1沓と第2沓との隙間をゼロにすることができる。さらに、規制滑り部材によって第1沓と第2沓とが摺動可能なため、支承装置は、直交方向における第1沓と第2沓との隙間がゼロであっても、摺動面同士をスムーズに摺動させることができる。
また、前記第1沓の前記土台部は、前記第2沓を挟んで前記直交方向で対向するとともに、前記規制滑り部材が挿入される貫通孔を有する案内壁を備え、前記第1沓は、前記規制滑り部材が挿入された前記貫通孔を覆うとともに、前記案内壁に固定される押え部材を備えてるため、支承装置は、直交方向への規制滑り部材の移動を規制できるため、規制滑り部材を第2沓に安定して当接させることができる。
らに、支承装置は、例えば、規制滑り部材が摩耗した場合、押え部材の着脱だけで規制滑り部材を交換することができる。このため、支承装置は、メンテナンス性の向上を図ることができる。
またこの支承装置の態様として、前記第2沓は、前記直交方向へ向けて突出したフランジ部を備え、前記押え部材は、前記摺動面同士が離間する離間方向への前記第2沓の移動を、前記フランジ部とで規制するストッパ部を備えてもよい。
この構成によれば、支承装置は、第1沓及び第2沓の離間方向への相対移動を、部品点数の増加を抑えて規制することができる。
またこの支承装置の態様として、前記第1沓は、前記第2沓へ向かう前記直交方向の付勢力を前記規制滑り部材に付与する付勢手段を備えてもよい。
この構成によれば、支承装置は、直交方向における規制滑り部材の長さの精度に関わらず、規制滑り部材を確実に第2沓に当接させることができる。
さらに、支承装置は、第2沓に対して安定した荷重で規制滑り部材を当接できるため、規制滑り部材と第2沓との間における摺動抵抗の変動を抑えることができる。このため、支承装置は、摺動面同士をよりスムーズに摺動させることができる。
またこの発明は、第1建造物及び第2建造物におけるそれぞれの対向部分に配設した第1沓及び第2沓で構成され、前記第1沓及び前記第2沓との対向部分における摺動面同士が一方向に摺動する支承装置の組付け方法であって、前記第1沓の土台部に設けた前記摺動面、及び前記第2沓の前記摺動面を当接させる第1当接工程と、前記第2沓に対して一組の規制滑り部材を、前記摺動面に略平行、かつ前記一方向に略直交する直交方向の両側から当接させる第2当接工程と、前記一組の規制滑り部材を前記土台部に装着する装着工程とをこの順番で行い、前記第2当接工程は、前記第2沓を挟んで前記直交方向で対向する前記土台部の案内壁に設けた貫通孔に、前記規制滑り部材を挿入して前記第2沓に当接させる工程であり、前記装着工程は、前記規制滑り部材が挿入された前記貫通孔を押え部材で覆うとともに、前記押え部材を前記案内壁に固定する工程であり、前記第2当接工程の後、かつ前記装着工程の前に、前記第2沓とは逆側へ向けて前記貫通孔から突出した前記規制滑り部材の余長部分を切断する切断工程を行うことを特徴とする。
また、前記第2当接工程は、前記第2沓を挟んで前記直交方向で対向する前記土台部の案内壁に設けた貫通孔に、前記規制滑り部材を挿入して前記第2沓に当接させる工程であり、前記装着工程は、前記規制滑り部材が挿入された前記貫通孔を押え部材で覆うとともに、前記押え部材を前記案内壁に固定する工程であり、前記第2当接工程の後、かつ前記装着工程の前に、前記第2沓とは逆側へ向けて前記貫通孔から突出した前記規制滑り部材の余長部分を切断する切断工程を行うため、支承装置の組付け方法は、規制滑り部材を第2沓に確実に当接させることができる。このため、支承装置の組付け方法は、直交方向における第1沓と第2沓との隙間を確実にゼロにすることができる。
この構成によれば、支承装置の組付け方法は、規制滑り部材を第2沓に確実に当接させることができる。このため、支承装置の組付け方法は、直交方向における第1沓と第2沓との隙間を確実にゼロにすることができる。
本発明により、第1沓と第2沓との組付け性を損なうことなく、直交方向における第1沓と第2沓との隙間をゼロにできる支承装置、及び支承装置の組付け方法を提供することができる。
一方向支承装置の外観を示す外観斜視図。 上沓及び下沓の外観を示す外観斜視図。 分解状態における一方向支承装置の外観を示す分解斜視図。 平面視での一方向支承装置の外観を示す平面図。 図4中のA-A矢視断面図。 一方向支承装置の組付け方法の概略を説明する概略図。 一方向支承装置の組付け方法の概略を説明する概略図。 実施例2における一方向支承装置をA-A矢視断面で示す断面図。 別の実施形態における一方向支承装置をA-A矢視断面で示す断面図。 別の実施形態における支承装置の外観を部分断面で示す断面斜視図。 分解状態における支承装置の外観を示す断面斜視図。 従来技術の一方向支承装置を正面視で示す正面図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
実施例1の支承装置は、上部建造物と下部建造物との間に配設されるとともに、所定の摺動方向(一方向)に摺動可能に構成された一方向支承装置である。このような一方向支承装置1について、図1から図5を用いて詳しく説明する。
なお、図1は一方向支承装置1の外観斜視図を示し、図2は上沓10及び下沓20の外観斜視図を示し、図3は一方向支承装置1の分解斜視図を示し、図4は一方向支承装置1の平面図を示し、図5は図4中のA-A矢視断面図を示している。
また、図中の矢印Xは一方向支承装置1の摺動方向(以下、摺動方向Xと呼ぶ)を示し、矢印Yは下沓摺動面22aに略平行、かつ摺動方向Xに対して平面視略直交する方向(以下、直交方向Yと呼ぶ)を示している。
さらに、直交方向Yにおいて、一方向支承装置1の略中央へ向かう方向を直交方向Yの内方側とし、直交方向Yの内方側とは逆方向を直交方向Yの外方側とする。
また、図1中の上側を一方向支承装置1の上方、図1中の下側を一方向支承装置1の下方とする。
実施例1の一方向支承装置1は、図1に示すように、例えば、ビルを下部建造物とし、ビルとビルとを連絡する渡り廊下を上部建造物として、上部建造物を下部建造物から支持する。
この一方向支承装置1は、図1及び図2に示すように、上部建造物2(図5参照)に固定された上沓10と、下部建造物3(図5参照)に固定された下沓20とで構成されている。
このような一方向支承装置1は、上沓10と下沓20の境界面、つまり摺動面(上沓摺動面12a、下沓摺動面22a)が摺動することで、境界面(摺動面)における面内方向の一方に変位可能に支持している。そのため、一方向支承装置1は、例えば、地震や強い風等により上部建造物2と下部建造物3との接続部分に生じるエネルギーを剛結合よりも小さくすることができる。
詳述すると、上沓10は、図2及び図3に示すように、上部建造物2の底面に固定される鋼製のソールプレート11と、ソールプレート11の底面側中央に配置した平面視略矩形のスライドプレート12とで構成されている。
ソールプレート11は、図2及び図3に示すように、摺動方向Xに長い平面視略矩形であって、上部建造物2に固定される略平板状のソールプレート上部13と、ソールプレート上部13から下方へ突出したソールプレート下部14とで一体形成されている。
具体的には、ソールプレート上部13は、図4及図5に示すように、下沓20よりも長い摺動方向Xの長さ、及び下沓20に略同じ直交方向Yの長さを有する平面視略矩形の平板状に形成されている。
一方、ソールプレート下部14は、図3及び図5に示すように、ソールプレート上部13に略同じ摺動方向Xの長さ、及びソールプレート上部13よりも短い直交方向Yの長さの平面視略矩形を、ソールプレート上部13の底面から下方へ延設した形状に形成されている。
このソールプレート下部14は、図5に示すように、上下方向の長さが、ソールプレート上部13における上下方向の長さよりも長くなるように形成されている。なお、ソールプレート下部14における直交方向Yの略中央は、ソールプレート上部13における直交方向Yの略中央に略一致するように形成されている。
スライドプレート12は、図2及び図3に示すように、ステンレス製の平板であって、摺動方向Xに長い平面視略矩形に形成されている。このスライドプレート12の底面は、下沓20の摺動面(後述するスライドベアリング22の上面である下沓摺動面22a)と摺動する上沓摺動面12aを構成している。
また、下沓20は、図2及び図3に示すように、下部建造物3の上面に固定されるベースポット21と、ベースポット21の上面に配置した滑り部材である平面視略円形のスライドベアリング22とを備えている。
さらに、下沓20は、図2及び図3に示すように、直交方向Yに沿ってベースポット21に装着される一組のサイドベアリング23、及び一対の押え部材24と、押え部材24をベースポット21に締結固定する複数のボルト25とを備えている。
ベースポット21は、図5に示すように、摺動方向Xから見た摺動方向視における形状が、直交方向Yの両端が上方へ突出した略凹形状に形成されている。
具体的には、このベースポット21は、図3及び図5に示すように、下部建造物3に固定されるベースポット本体26と、ベースポット本体26の上面に立設された一対の案内壁27とで一体形成されている。
ベースポット本体26は、図4及び図5に示すように、上沓10に略同じ直交方向Yの長さの略矩形を、上沓10よりも短い摺動方向Xの長さで摺動方向Xへ延設した形状に形成されている。
さらに、ベースポット本体26における上面の略中央には、図3及び図5に示すように、スライドベアリング22が装着される平面視略円形状の装着凹部26aが形成されている。なお、装着凹部26aは、スライドベアリング22の肉厚(上下方向の長さ)よりも浅い深さで、下方へ向けて凹状に形成されている。
一対の案内壁27は、図3及び図5に示すように、摺動方向Xへの上沓10の摺動を案内するように、ベースポット21の上面に立設されている。
具体的には、一対の案内壁27は、図5に示すように、下沓20に上沓10を載置した状態において、上沓10のソールプレート下部14を挟んで対向するように、ベースポット本体26における直交方向Yの両端に立設されている。なお、一対の案内壁27は、ベースポット本体26に略同じ摺動方向Xの長さの範囲に立設されている。
この一対の案内壁27は、図5に示すように、ベースポット本体26における直交方向Yの端面に略一致して、直交方向Yにおける外方側の面をなす外側面27aを有している。
さらに、一対の案内壁27は、図5に示すように、上沓10のソールプレート下部14に対して直交方向Yの外方側に所定間隔を隔てて対向して、直交方向Yにおける内方側の面をなす内側面27bを有している。
加えて、一対の案内壁27には、図3から図5に示すように、ボルト25が螺合する3つのネジ孔27c、及びサイドベアリング23が挿通される2つの貫通孔27dが、それぞれ形成されている。
より詳しくは、ネジ孔27cは、図3に示すように、摺動方向Xに所定間隔を隔てた位置において、案内壁27の外側面27aに形成されている。
なお、このネジ孔27cは、図3及び図4に示すように、非貫通のネジ孔として案内壁27に形成されている。
一方、貫通孔27dは、図3から図5に示すように、摺動方向Xで隣接するネジ孔27cの間において、案内壁27を貫通する略矩形の開口として形成されている。
スライドベアリング22は、図2及び図3に示すように、自己潤滑性を有するとともに、表面が低摩擦係数のPTFE製の平面視略円形の板状体である。このスライドベアリング22の上面は、上沓10の上沓摺動面12aと摺動する下沓摺動面22aを構成している。
サイドベアリング23は、自己潤滑性を有するとともに、直交方向Yにおける内方側の端面23a(図5参照)が低摩擦係数のPTFE製の柱状体である。このサイドベアリング23は、図5に示すように、直交方向Yにおける上沓10のソールプレート下部14との隙間がゼロとなるように、ベースポット21の案内壁27に装着されている。そして、スライドベアリング22の端面23aが、上沓10のソールプレート下部14と摺動する摺動面を構成している。
具体的には、サイドベアリング23は、図3から図5に示すように、摺動方向Xに長い略矩形を、直交方向Yへ延設した略柱状体に形成されている。このサイドベアリング23は、図5に示すように、直交方向Yにおける内方側の端面23aをソールプレート下部14の側部に当接させた状態で、下沓20の案内壁27に装着されている。
なお、サイドベアリング23は、図5に示すように、案内壁27の外側面27aから上沓10のソールプレート下部14に至る直交方向Yの間隔Wに略同じ直交方向Yの長さになるように、貫通孔27dに挿入後、その直交方向Yの長さが整形されている。
このため、貫通孔27dに挿入される前のサイドベアリング23は、直交方向Yの間隔Wよりも長い直交方向Yの長さで形成されている。この直交方向Yの間隔Wよりも長い部分を、サイドベアリング23の余長部分23b(図6参照)とする。
押え部材24は、図2から図4に示すように、案内壁27に略同じ摺動方向Xの長さ、及び上下方向の長さを有するとともに、直交方向Yに厚みを有する略平板状に形成されている。この押え部材24は、図3から図5に示すように、ボルト25が挿通される挿通孔24aが、摺動方向Xに所定間隔を隔てて3つ開口形成されている。
次に、上述した構成の一方向支承装置1において、下沓20に上沓10を組付ける組付け方法について、図6及び図7を用いて説明する。
なお、図6及び図7は一方向支承装置1の組付け方法を説明する概略図を示している。具体的には、図6(a)は下沓摺動面22aに上沓摺動面12aを当接させる第1当接工程を説明する説明図を示し、図6(b)はサイドベアリング23を上沓10に当接させる第2当接工程を説明する説明図を示している。
また、図7(a)はサイドベアリング23の余長部分23bを切断する切断工程を説明する説明図を示し、図7(b)はサイドベアリング23を案内壁27に装着する装着工程を説明する説明図を示している。
まず、一方向支承装置1の組付け方法は、図6(a)に示すように、サイドベアリング23、及び押え部材24を装着していない下沓20に対して、上方から上沓10を載置する。この際、一方向支承装置1の組付け方法は、下沓20の下沓摺動面22aに対して、上沓10の上沓摺動面12aを載置して、下沓摺動面22aと上沓摺動面12aとを当接させる。
次に、一方向支承装置1の組付け方法は、図6(a)及び図6(b)に示すように、下沓20の案内壁27よりも直交方向Yの外方側から上沓10のソールプレート下部14へ向けて、サイドベアリング23を案内壁27の貫通孔27dに挿入する。この際、一方向支承装置1の組付け方法は、サイドベアリング23の端面23aがソールプレート下部14に当接する位置まで挿入する。
その後、一方向支承装置1の組付け方法は、図6(b)及び図7(a)に示すように、案内壁27の外側面27aから露出した余長部分23bを切断してサイドベアリング23を整形し、案内壁27の外側面27aとサイドベアリング23の端面とが面一となるように略一致させる。
そして、一方向支承装置1の組付け方法は、図7(b)に示すように、案内壁27の外側面27aに押え部材24を当接させるとともに、ボルト25をネジ孔27cに螺合させることで、押え部材24を案内壁27に締結固定する。
これにより、一方向支承装置1の組付け方法は、サイドベアリング23の直交方向Yへの移動を、上沓10のソールプレート下部14と押え部材24とで規制する。
このように、一方向支承装置1の組付け方法は、直交方向Yにおけるサイドベアリング23と上沓10との隙間をゼロにして、下沓20に上沓10を組付ける。
以上のように、一方向支承装置1は、下部建造物3及び上部建造物2におけるそれぞれの対向部分に配設した下沓20及び上沓10で構成され、下沓20及び上沓10との対向部分における摺動面12a,22a同士が摺動方向Xに摺動する支承装置である。
この一方向支承装置1の下沓20は、下沓摺動面22aが設けられたベースポット21と、摺動面12a,22a同士が当接した状態において、上沓10に対して直交方向Yの両側から当接するとともに、ベースポット21に装着される一組のサイドベアリング23とを備えたものである。
これによれば、一方向支承装置1は、下沓20と上沓10との組付け性を損なうことなく、直交方向Yにおける下沓20と上沓10との隙間をゼロにすることができる。さらに、サイドベアリング23によって下沓20と上沓10とが摺動可能なため、一方向支承装置1は、直交方向Yにおける下沓20と上沓10との隙間がゼロであっても、摺動面12a,22a同士をスムーズに摺動させることができる。
また、下沓20のベースポット21は、上沓10を挟んで直交方向Yで対向するとともに、サイドベアリング23が挿入される貫通孔27dを有する案内壁27を備えている。そして、下沓20は、サイドベアリング23が挿入された貫通孔27dを覆うとともに、案内壁27に固定される押え部材24を備えたものである。
これにより、一方向支承装置1は、直交方向Yへのサイドベアリング23の移動を規制できるため、サイドベアリング23を上沓10に安定して当接させることができる。
さらに、一方向支承装置1は、例えば、サイドベアリング23が摩耗した場合、押え部材24の着脱だけでサイドベアリング23を交換することができる。このため、一方向支承装置1は、メンテナンス性の向上を図ることができる。
また、一方向支承装置1の組付け方法は、下部建造物3及び上部建造物2におけるそれぞれの対向部分に配設した下沓20及び上沓10で構成され、下沓20及び上沓10との対向部分における摺動面12a,22a同士が摺動方向Xに摺動する支承装置における組付け方法である。
まず、一方向支承装置1の組付け方法は、下沓20のベースポット21に設けた下沓摺動面22a、及び上沓10の上沓摺動面12aを当接させる第1当接工程を行う。
次に、一方向支承装置1の組付け方法は、上沓10に対して一組のサイドベアリング23を直交方向Yの両側から当接させる第2当接工程を行う。
その後、一方向支承装置1の組付け方法は、一組のサイドベアリング23をベースポット21に装着する装着工程を行うものである。
これにより、一方向支承装置1の組付け方法は、下沓20と上沓10との組付け性を損なうことなく、直交方向Yにおける下沓20と上沓10との隙間をゼロにすることができる。
また、第2当接工程は、上沓10を挟んで直交方向Yで対向するベースポット21の案内壁27に設けた貫通孔27dに、サイドベアリング23を挿入して上沓10に当接させる工程である。
さらに、装着工程は、サイドベアリング23が挿入された貫通孔27dを押え部材24で覆うとともに、押え部材24を案内壁27に固定する工程である。
そして、一方向支承装置1の組付け方法は、第2当接工程の後、かつ装着工程の前に、上沓10とは逆側へ向けて貫通孔27dから突出したサイドベアリング23の余長部分23bを切断する切断工程を行うものである。
これにより、一方向支承装置1の組付け方法は、サイドベアリング23を上沓10に確実に当接させることができる。このため、一方向支承装置1の組付け方法は、直交方向Yにおける下沓20と上沓10との隙間を確実にゼロにすることができる。
実施例2の一方向支承装置1は、上述の実施例1に対して、サイドベアリングに直交方向Yへの付勢力を付与する構成が付加されている点が異なる。このような実施例2の一方向支承装置1について、図8を用いて説明する。
なお、図8は実施例2における一方向支承装置1のA-A矢視断面図を示している。
また、上述の実施例1と同じ構成は、同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
実施例2における一方向支承装置1の下沓20は、図8に示すように、ベースポット21、スライドベアリング22、サイドベアリング28、押え部材24、及びボルト25に加えて、押え部材24とボルト25の頭部との間に介在する弾性部材29を備えている。
サイドベアリング28は、自己潤滑性を有するとともに、直交方向Yにおける内方側の端面が低摩擦係数のPTFE製の柱状体である。このサイドベアリング28は、図8に示すように、直交方向Yにおける上沓10のソールプレート下部14との隙間がゼロとなるように、ベースポット21の案内壁27に装着されている。
具体的には、サイドベアリング28は、図8に示すように、案内壁27の外側面27aから上沓10のソールプレート下部14に至る直交方向Yの間隔Wよりも僅かに長い直交方向Yの長さに予め形成されている。このため、サイドベアリング28は、上沓10のソールプレート下部14に当接した状態において、直交方向Yにおける外方側の端部が案内壁27の外側面27aよりも僅かに直交方向Yの外方側へ露出する。
また、押え部材24は、図8に示すように、実施例1と異なり、案内壁27の外側面27aではなく、直交方向Yの外方側に露出したサイドベアリング28の端面に当接している。
また、弾性部材29は、例えば、弾性を有する合成ゴムなどであって、ボルト25の軸部が挿通可能な略筒状または略円環状に形成されている。この弾性部材29は、図8に示すように、ボルト25の締付けに伴い直交方向Yへ弾性変形し、ボルト25が規定トルクで締付けられた状態において、直交方向Yへの付勢力を、押え部材24を介してサイドベアリング28に付与している。
このような実施例2の一方向支承装置1は、上述の実施例1と同様の効果を奏することができる。
さらに、実施例2における一方向支承装置1の下沓20は、上沓10へ向かう直交方向Yの付勢力をサイドベアリング28に付与する弾性部材29を備えたものである。
これにより、一方向支承装置1は、直交方向Yにおけるサイドベアリング28の長さの精度に関わらず、サイドベアリング28を確実に上沓10に当接させることができる。
さらに、一方向支承装置1は、上沓10に対して安定した荷重でサイドベアリング28を当接できるため、サイドベアリング28と上沓10との間における摺動抵抗の変動を抑えることができる。このため、一方向支承装置1は、摺動面12a,22a同士をよりスムーズに摺動させることができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の第1建造物は、実施形態の下部建造物3に対応し、
以下同様に、
第2建造物は、上部建造物2に対応し、
第1沓は、下沓20に対応し、
第2沓は、上沓10に対応し、
摺動面は、上沓摺動面12a及び下沓摺動面22aに対応し、
一方向は、摺動方向Xに対応し、
支承装置は、一方向支承装置1に対応し、
土台部は、ベースポット21に対応し、
規制滑り部材は、サイドベアリング23及びサイドベアリング28に対応し、
付勢手段は、弾性部材29に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明では、ビルとビルとを連絡する渡り廊下をビルから支持する場合における一方向支承装置1としたが、橋脚で主桁を支持する場合、トラス屋根を柱で支持する場合などにおける一方向支承装置として用いてもよい。さらには、ビル同士を接続するエキスパンション構造における一方向支承装置として用いてもよい。
また、上述の説明における上沓10の構成を下沓に備え、下沓20の構成を上沓に備えた一方向支承装置を構成してもよい。
また、上述の説明において、上沓10のソールプレートがソールプレート上部13とソールプレート下部14とで一体形成された構成としたが、これに限定せず、ソールプレート上部13とソールプレート下部14とが別体で構成されてもよい。
また、ソールプレート下部14は、上下方向の長さが、ソールプレート上部13における上下方向の長さよりも長い形状としたが、これに限定せず、ソールプレート上部13における上下方向の長さよりも短い形状であってもよい。
また、ステンレス製のスライドプレート12を備えた上沓10としたが、ステンレス製のスライドプレートにかえて、例えば、PTFE製のスライドベアリングを備えた上沓としてもよい。
また、下沓20のスライドベアリング22をPTFE製板材で構成したが、PTFE製のみならず、適宜の変形性、強度、及び滑り性能を備えていれば、他の樹脂製素材(例えばポリアミド)、グラファイト、セラミックス、あるいは銅などの金属で構成してもよい。
また、平面視略円形のスライドベアリング22としたが、これに限定せず、平面視略矩形のスライドベアリングであってもよい。
また、上述の実施例2の説明において、サイドベアリング28に付勢力を付与する手段として弾性部材29を用いたが、これに限定せず、サイドベアリング28に付勢力を付与可能であれば、ばね座金やコイルスプリングなどであってもよい。
さらに、押え部材24とボルト25の頭部との間に付勢手段としての弾性部材29を設けたが、これに限定せず、サイドベアリングと押え部材との間に付勢手段を介在させてもよい。
例えば、案内壁27の外側面27aから上沓10のソールプレート下部14に至る直交方向Yの間隔Wよりも短い直交方向Yの長さのサイドベアリングと、付勢手段としてのコイルスプリングとを、下沓20の貫通孔27dに挿入することで、サイドベアリングと押え部材との間に付勢手段を介在させてもよい。
また、上述の説明において、サイドベアリング23,28が押え部材24に固定されてない構成としたが、これに限定せず、サイドベアリングが予め押え部材に接着固定された構成であってもよい。
この際、サイドベアリングは、案内壁27の外側面27aから上沓10のソールプレート下部14に至る直交方向Yの間隔Wに略同じ直交方向Yの長さに形成する。
このような構成の一方向支承装置1は、案内壁27への押え部材24の装着に伴って、サイドベアリング23の端面23aを上沓10のソールプレート下部14に当接することができる。
また、上述の説明において、下沓20のベースポット21が、ベースポット本体26と一対の案内壁27とで一体形成された構成としたが、ベースポット本体と一対の案内壁とが別体のソールプレートとしてもよい。この場合、サイドベアリングが案内壁に予め接着固定された構成であってもよい。
また、別の実施形態における一方向支承装置1のA-A矢視断面図を示す図9のように、直交方向Yへの摺動の規制に加えて、上下方向への相対移動を規制する規制手段を備えた一方向支承装置1であってもよい。
具体的には、上下方向への相対移動を規制する規制手段は、図9に示すように、上沓10のソールプレート11に設けたフランジ部15と、下沓20の押え部材30に設けたストッパ部32とで構成されている。
なお、一方向支承装置1は、図9に示すように、上沓10のフランジ部15と下沓20のストッパ部32との上下方向の間隔H1が、上沓10のソールプレート上部13と下沓20のストッパ部32との上下方向の間隔H2よりも狭くなるように構成されている。
さらに詳述すると、上沓10のソールプレート11は、図9に示すように、ソールプレート下部14におけるサイドベアリング23と対向する部分を、サイドベアリング23が当接するように直交方向Yの外方側へ向けて突設して、フランジ部15を形成している。
一方、下沓20の押え部材30は、図9に示すように、ベースポット21の案内壁27の外側面27aに当接する本体部31と、本体部31の上端から直交方向Yの内方側へ向けて延設されたストッパ部32とで一体形成されている。この押え部材30のストッパ部32は、図9に示すように、上沓10のフランジ部15に対して上方で対向する直交方向Yの長さに形成されている。
このように、一方向支承装置1の上沓10は、直交方向Yへ向けて突出したフランジ部15を備えたものである。そして、押え部材30は、摺動面同士が離間する上下方向への上沓10の移動を、フランジ部15とで規制するストッパ部32を備えたものである。
これにより、一方向支承装置1は、下沓20及び上沓10の上下方向への相対移動を、部品点数の増加を抑えて規制することができる。
また、上述のストッパ部32における直交方向Yの先端に、上沓10のソールプレート下部14の側部に当接するサイドベアリングを設けてもよい。この場合、下沓20の案内壁27に挿通されるサイドベアリング23は、設けても設けてなくてもよい。
また、上沓10と下沓20とで構成された支承装置としたが、これに限定せず、図10及び図11に示す支承装置50のように、下沓60及び上沓70の間に中沓80が介在する構成であってもよい。この支承装置50は、下沓60と中沓80との摺動面同士が摺動方向Xに摺動し、上沓70と中沓80との摺動面同士が摺動方向Xに平面視略直交する直交方向Yに摺動するように構成されている。
換言すると、支承装置50は、摺動方向Xに摺動する場合、下沓60が第1沓となり、上沓70及び中沓80が第2沓となって摺動し、直交方向Yへ摺動する場合、下沓60及び中沓80が第1沓となり、上沓70が第2沓となって摺動可能に構成されている。
詳述すると、下沓60は、図10及び図11に示すように、摺動方向Xに長い平面視略矩形の下沓本体61と、下沓本体61の上面に配置された摺動方向Xに長い平面視略矩形のスライドプレート62とを備えている。さらに、下沓60は、直交方向Yで対向する下沓本体61の案内壁61aに配置されたサイドベアリング63と、案内壁61aに固定された押え部材64とを備えている。なお、押え部材64は、図10及び図11に示すように、上下方向への移動を規制するストッパ部64aを有している。
上沓70は、図10及び図11に示すように、下沓60を上下反転させた略同一形状であって、その長手方向が直交方向Yに略一致するように配置されている。この上沓70は、図10及び図11に示すように、直交方向Yに長い平面視略矩形の上沓本体71と、上沓本体71の下面に配置された直交方向Yに長い平面視略矩形のスライドプレート72とを備えている。
さらに、上沓70は、摺動方向Xで対向する上沓本体71の案内壁71aに配置されたサイドベアリング73と、案内壁71aに固定された押え部材74とを備えている。なお、押え部材74は、図10及び図11に示すように、上下方向への移動を規制するストッパ部74aを有している。
中沓80は、第1沓として下沓60と一体的に摺動するとともに、第2沓として上沓70と一体的に摺動可能に構成されている。具体的には、中沓80は、図10及び図11に示すように、上下方向に延びる略柱状の中沓本体81と、中沓本体81の下面に設けた下側スライドベアリング82と、中沓本体81の上面に設けた上側スライドベアリング83とを備えている。
さらに、中沓80の中沓本体81は、直交方向Yに突出して下沓60のサイドベアリング63に当接する第1フランジ部81aと、摺動方向Xに突出して上沓70のサイドベアリング73に当接する第2フランジ部81bとを有する形状に形成されている。
このような構成であっても、支承装置50は、下沓60、上沓70、及び中沓80の組付け性を損なうことなく、直交方向Yにおける下沓60と中沓80との隙間、及び摺動方向Xにおける上沓70と中沓80との隙間をゼロにすることができる。
1…一方向支承装置
2…上部建造物
3…下部建造物
10…上沓
12a…上沓摺動面
15…フランジ部
20…下沓
21…ベースポット
22a…下沓摺動面
23,28…サイドベアリング
23b…余長部分
24,30…押え部材
27…案内壁
27d…貫通孔
29…弾性部材
32…ストッパ部
50…支承装置
60…下沓
61…下沓本体
61a…案内壁
63…サイドベアリング
64…押え部材
64a…ストッパ部
70…上沓
71…上沓本体
71a…案内壁
73…サイドベアリング
74…押え部材
74a…ストッパ部
80…中沓
81…中沓本体
81a…第1フランジ部
81b…第2フランジ部
X…摺動方向
Y…直交方向

Claims (4)

  1. 第1建造物及び第2建造物におけるそれぞれの対向部分に配設した第1沓及び第2沓で構成され、前記第1沓及び前記第2沓との対向部分における摺動面同士が一方向に摺動する支承装置であって、
    前記第1沓は、
    前記摺動面が設けられた土台部と、
    前記摺動面同士が当接した状態において、前記第2沓に対して、前記摺動面に略平行、かつ前記一方向に略直交する直交方向の両側から当接するとともに、前記土台部に装着される一組の規制滑り部材とを備え
    前記第1沓の前記土台部は、
    前記第2沓を挟んで前記直交方向で対向するとともに、前記規制滑り部材が挿入される貫通孔を有する案内壁を備え、
    前記第1沓は、
    前記規制滑り部材が挿入された前記貫通孔を覆うとともに、前記案内壁に固定される押え部材を備えた
    支承装置。
  2. 前記第2沓は、
    前記直交方向へ向けて突出したフランジ部を備え、
    前記押え部材は、
    前記摺動面同士が離間する離間方向への前記第2沓の移動を、前記フランジ部とで規制するストッパ部を備えた
    請求項に記載の支承装置。
  3. 前記第1沓は、
    前記第2沓へ向かう前記直交方向の付勢力を前記規制滑り部材に付与する付勢手段を備えた
    請求項1または請求項に記載の支承装置。
  4. 第1建造物及び第2建造物におけるそれぞれの対向部分に配設した第1沓及び第2沓で構成され、前記第1沓及び前記第2沓との対向部分における摺動面同士が一方向に摺動する支承装置の組付け方法であって、
    前記第1沓の土台部に設けた前記摺動面、及び前記第2沓の前記摺動面を当接させる第1当接工程と、
    前記第2沓に対して一組の規制滑り部材を、前記摺動面に略平行、かつ前記一方向に略直交する直交方向の両側から当接させる第2当接工程と、
    前記一組の規制滑り部材を前記土台部に装着する装着工程とをこの順番で行い、
    前記第2当接工程は、
    前記第2沓を挟んで前記直交方向で対向する前記土台部の案内壁に設けた貫通孔に、前記規制滑り部材を挿入して前記第2沓に当接させる工程であり、
    前記装着工程は、
    前記規制滑り部材が挿入された前記貫通孔を押え部材で覆うとともに、前記押え部材を前記案内壁に固定する工程であり、
    前記第2当接工程の後、かつ前記装着工程の前に、前記第2沓とは逆側へ向けて前記貫通孔から突出した前記規制滑り部材の余長部分を切断する切断工程を行う
    支承装置の組付け方法。
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