JP7475296B2 - 滑り支承装置 - Google Patents
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Description
このような支承装置において、支承方向に大きな荷重が作用すると、摺動面が損傷し、摺動性能が低下するおそれがあった。
また、離間する向きは、支承方向と逆向きの方向である。
詳述すると、前記摺動面を構成する滑り部材と、該滑り部材を保持する保持基部とが設けられた前記第1沓及び前記第2沓の少なくとも一方において、前記滑り部材と前記保持基部との間に付勢手段が設けられているため、付勢力に抗して付勢手段が縮むことで、支承方向に作用する大きな荷重を吸収できるため、摺動面を構成する滑り部材が損傷して摺動性能が低下することを防止できる。
この発明により、多面滑り状態における摺動性を更に向上することができる。
この発明により、支承方向の大きな荷重によって、滑り部材が規制体に当接する程度に付勢手段が縮んだ場合であっても、前記規制体における前記滑り部材の側の端部に設けた前記滑り材によって摺動性が低下することを防止できる。
この発明により、周囲に複数配置された規制体によって付勢手段の短縮方向を確実に規制することができる。
この発明により、所定の支持荷重を複数のコイルスプリングで支持することができる。
上述の前記断面円弧状の摺動面は、断面かまぼこ状の摺動面や球面状の摺動面が含まれる。
図1は滑り支承装置1の断面図を示し、図2は滑り支承装置1の斜視図を示し、図3は滑り支承装置1の上面側からの分解斜視図による説明図を示している。図3(a)は滑り支承装置1の分解斜視図を示し、図3(b)は第2沓20を組み付けた状態の滑り支承装置1の分解斜視図を示している。
第1ベースプレート11は所定の厚みの鋼材で構成された板状である。
凹状滑り部材14は、表面に平滑処理が施された鋼製の球面プレートで構成されており、後述するピストン30の球状突出部32の表面と略同じ曲率で形成されている。
ソールプレート22の第1沓10の側には、第1スライドプレート27が設けられるとともに、ソールプレート22の第2ベースプレート21の側にも第2スライドプレート28が設けられている。
コイルスプリング23は所定のバネ係数を有するコイル状のスプリングであり、先端に先端滑り材23aを備えている。
先端滑り材24aを先端に備えたスプリングホルダ24は、コイルスプリング23より高さが低く形成されている。
詳しくは、コイルスプリング23は、図4に示すように、長方形状に形成された第2ベースプレート21の長辺方向と短辺方向とに所定間隔を隔てて複数が格子状に配置されている。なお、本実施形態においては、3行3列の格子状に配置されているが、これに限定されず適宜の配置で配置することができる。
全体としては、所定間隔を隔てて長辺方向と短辺方向に沿って格子状に配置されたコイルスプリング23同士の間及び長辺方向あるいは短辺方向の外側にスプリングホルダ24が配置されている。
なお、スプリングホルダ24は、上記配置のみならず、コイルスプリング23に対し、全周を囲うように配置してもよい。
なお、スプリングホルダ24がコイルスプリング23より低く形成されているため、ソールプレート22がスプリングホルダ24に当接するまでコイルスプリング23が縮まることができる。
また、ベース31における第2沓20の側の端面には平面状滑り部材34を備えている。
また、スプリングホルダ24が、支持状態のコイルスプリング23の支承方向Hの長さより、支承方向Hの長さが短いため、スプリングホルダ24を設けたことでコイルスプリング23の短縮を防止できる。したがって、コイルスプリング23で支承方向Hに作用する大きな荷重を吸収して、第2摺動面Fsを構成する第1スライドプレート27が損傷して摺動性能が低下することを防止できる。
また、コイルスプリング23は、複数設けられているため、所定の支持荷重を複数のコイルスプリングで支持することができる。
以下同様に、
第2構造物は第2部材2bに対応し、
第1沓は第1沓10に対応し、
第2沓は第2沓20に対応し、
摺動面は第2摺動面Fs,第1摺動面Ff,第3摺動面Ftに対応し、
滑り支承装置は滑り支承装置1に対応し、
滑り部材は第1スライドプレート27,球状突出部32又は球面状スライドプレート33に対応し、
保持基部は第2ベースプレート21又はベースポット12に対応し、
支承方向は支承方向Hに対応し、
付勢手段はコイルスプリング23に対応し、
滑り材は先端滑り材23a,24aに対応し、
第2滑り部材は第2スライドプレート28に対応し、
規制体はスプリングホルダ24に対応し、
中間沓はピストン30に対応し、
第2摺動面は第2摺動面Fsに対応し、
第1摺動面は第1摺動面Ffに対応するも、上記実施形態に限定するものではない。
さらに、ボルト孔26はスタッドボルト25より大径に形成されたが、一方向に長い長孔で形成し、第3摺動面Ftで一方向に摺動するように構成してもよい。
また、第2ベースプレート21とソールプレート22との間にコイルスプリング23を設けて、第2ベースプレート21とソールプレート22とが離間する方向に付勢したが、コイルスプリングだけでなく、円柱状のゴム体や皿ばねなどの弾性体で構成してもよい。
2a…第1部材
2b…第2部材
10…第1沓
12…ベースポット
14…凹状滑り部材
20…第2沓
21…第2ベースプレート
23…コイルスプリング
23a,24a…先端滑り材
24…スプリングホルダ
27…第1スライドプレート
28…第2スライドプレート
30…ピストン
32…球状突出部
33…球面状スライドプレート
Ff…第1摺動面
Fs…第2摺動面
Ft…第3摺動面
H…支承方向
Claims (5)
- 第1構造物及び第2構造物におけるそれぞれの対向部分に配設した第1沓及び第2沓で構成され、前記第1沓及び前記第2沓との対向部分における摺動面同士が摺動する滑り支承装置であって、
前記第1沓及び前記第2沓のそれぞれは、
前記摺動面を構成する滑り部材と、該滑り部材を保持する保持基部とが設けられ、
前記第1沓及び前記第2沓の少なくとも一方は、
前記滑り部材と前記保持基部との間に、支承方向において前記滑り部材と前記保持基部とを離間する向きで付勢する付勢手段が設けられるとともに、
該付勢手段における前記滑り部材の側の端部に滑り材が設けられ、
前記付勢手段の周囲に、前記付勢手段の短縮方向を規制する規制体が設けられ、
支持状態の前記付勢手段の前記支承方向の長さより、前記規制体の前記支承方向の長さが短く、
前記規制体における前記滑り部材の側の端部に前記滑り材が設けられた
滑り支承装置。 - 前記滑り部材における前記付勢手段が設けられた側に、前記滑り材と摺動する第2滑り部材が設けられた
請求項1に記載の滑り支承装置。 - 前記規制体は、円柱状に形成されるとともに、前記付勢手段の周囲に複数配置された
請求項1又は請求項2に記載の滑り支承装置。 - 前記付勢手段は、コイルスプリングであるとともに、複数設けられた
請求項1乃至請求項3のうちいずれかに記載の滑り支承装置。 - 前記第1沓と前記第2沓との間に中間沓が設けられ、
前記摺動面は、
前記第1沓と前記中間沓との間に第1摺動面と、
前記中間沓と前記第2沓との間に第2摺動面とがあり、
前記第1摺動面と前記第2摺動面とのうち一方が断面円弧状の摺動面である
請求項1乃至請求項4のうちいずれかに記載の滑り支承装置。
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