JP6709609B2 - 免震機構 - Google Patents

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本発明は、建物や精密機器等の免震対象を支持するための免震機構に関する。
従来、建物や精密機器等の地震被害を防止(抑止)するため免震構造が採用され、積層ゴムや滑り支承が多用されている。しかしながら、積層ゴムは免震性能に優れる反面、コスト、過大な変形への対応などの点で適用が困難なケースもある。また、滑り支承は低コストで過大変形にも十分に対応できるが、地震後に残留変位が生じてしまうという欠点がある。さらに、両者を併用して建物の免震層の変位や残留変位を抑制することも検討、実用化されているが、この場合においても両者のクリープや軸伸縮量の差異を処理する点で課題が残されている。
一方、滑り支承として、例えば滑り振り子型免震機構(FPS:Friction Pendulum System)が提案されている。この滑り振り子型免震機構は、免震対象の上部構造体と下部構造体にそれぞれ固定される摺動面(すべり面)をいずれも球面とし、これら摺動面の間に可動子となる部材を介装して構成されている。これにより、軸力(支持荷重)によらず摺動面となる球面の曲率半径を振り子長さとした周期が免震層の固有周期となる。また、摺動面が球面であることにより、原位置への復元機能が具備される。
しかしながら、この滑り振り子型免震機構においても、摺動面が球面であることから原位置近傍の勾配がほとんどないため復元力が小さく、かなりの残留変位が生じてしまう。このため、滑り振り子型免震機構は、比較的軸力が小さい小規模な建物に適用可能であるが、この場合においても摺動面としての球面の曲率を大きくして上下方向に大きく湾曲するような球面とする必要がある。そして、固有周期を長周期化するほどに外形寸法、特に上下方向の所要寸法が大きくなるという問題があった。
これに対し、本願の出願人は、免震対象の上部構造体と下部構造体にそれぞれ固定される摺動面(すべり面)をいずれも平面の傾斜面とし、これら摺動面の間に可動子となる摺動子を介装して構成された滑り免震機構について、既に特許出願している(例えば、特許文献1参照)。この滑り免震機構では、変位に寄らず復元力が一定となるため、上述したような滑り振り子型免震機構と比べて設置面積を縮小できるとともに、傾斜面における復元力が原位置近傍でも一定であるため残留変位を抑制することができる。
特開2013−130216号公報
ところで、滑り免震機構では、すべり面と可動子との摩擦係数が小さいほど、残留変位を小さくすることができ、加速度低減において免震性能をより向上させることができる。このため、すべり面が傾斜面となる免震機構において傾斜面と可動子との摩擦係数を小さくすることが望まれている。
そこで、本発明は、傾斜面と可動子との摩擦係数を小さくすることができる免震機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る免震機構は、水平方向に相対移動可能な上部構造体と下部構造体との間に設けられる免震機構において、前記上部構造体の底部に固定される上部案内部材と、前記下部構造体の上部に固定される下部案内部材と、前記上部案内部材および前記下部案内部材との間に介装される可動子と、を有し、前記上部案内部材は、一の水平方向に沿って上側に凸となるように傾斜する上部傾斜面を有し、前記下部案内部材は、前記一の水平方向に直交する他の水平方向に沿って下側に凸となるように傾斜する下部傾斜面を有し、前記可動子は、本体部と、該本体部の上部に前記他の水平方向に延びる軸線回りに回転可能に設けられて前記上部傾斜面に沿って転動可能な複数の上部転動子と、前記本体部の下部に前記一の水平方向に延びる軸線回りに回転可能に設けられて前記下部傾斜面に沿って転動可能な複数の下部転動子と、前記本体部に固定されて前記上部案内部材を前記他の水平方向から挟んで該上部案内部材に当接する一対の上部当接部材と、前記本体部に固定されて前記下部案内部材を前記一の水平方向から挟んで該下部案内部材に当接する一対の下部当接部材と、を有し、前記複数の上部転動子は、それぞれ前記一対の上部当接部材に前記他の水平方向に延びる軸線回りに回転可能に直接支持され、前記一対の上部当接部材の間隔の略全長にわたって延びる円柱状のローラーであり、常に2以上の前記上部転動子が前記上部傾斜面と当接し、前記複数の下部転動子は、それぞれ前記一対の下部当接部材に前記一の水平方向に延びる軸線回りに回転可能に直接支持され、前記一対の下部当接部材の間隔の略全長にわたって延びる円柱状のローラーであり、常に2以上の前記下部転動子が前記下部傾斜面と当接していることを特徴とする。
本発明では、上部案内部材と下部案内部材とが水平方向に相対変位する際に、可動子の上部転動子が上部傾斜面に沿って転動するとともに下部転動子が下部案内部材に沿って転動する転がり支承で構成されているため、可動子が上部傾斜面および下部傾斜面を摺動するすべり支承で構成されている場合などと比べて、可動子と上部傾斜面との摩擦係数、および可動子と下部傾斜面との摩擦係数を小さくすることができる。これにより、免震機構を介して下部構造体から上部構造体へ伝達される振動を小さくすることができるため、地震時の上部構造体の応答加速度を効果的に小さくすることができる。
また、本発明に係る免震機構では、可動子は、本体部に固定されて上部案内部材を他の水平方向から挟んで上部案内部材に当接する一対の上部当接部材と、本体部に固定されて下部案内部材を一の水平方向から挟んで下部案内部材に当接する一対の下部当接部材と、を有している。
このような構成とすることにより、可動子が上部案内部材および下部案内部材に沿って移動し、上部案内部材および下部案内部材から外れることを防止できる。
また、本発明に係る免震機構では、上部転動子は上部当接部材(本体部)に、下部転動子は下部当接部材(本体部)に、それぞれの軸線回りに回転可能に固定されている。
このような構成とすることにより、上部転動子および下部転動子が上部当接部材または下部当接部材に対して相対移動することがないため、上部転動子および下部転動子が上部当接部材または下部当接部材に固定されることなく、上部当接部材および下部当接部材に対して相対移動する場合と比べて、上部当接部材および下部当接部材の寸法を小さくすることができる。
また、本発明に係る免震機構では、前記上部転動子および前記下部転動子はローラーである。
このような構成とすることにより、上部転動子および下部転動子にベアリング(球体)を用いた場合と比べて、上部転動子および下部転動子の耐荷重を大きくすることができる。
また、本発明に係る免震機構では、前記上部傾斜面は、前記一の水平方向の中間部に上部屈曲部が形成され、該上部屈曲部よりも前記一の水平方向の一方側に該一の水平方向の一方側に向かって漸次下側に向かう平面状の第1上部傾斜面が形成され、前記上部屈曲部よりも前記一の水平方向の他方側に該一の水平方向の他方側に向かって漸次下側に向かう平面状の第2上部傾斜面が形成されていて、前記下部傾斜面は、前記他の水平方向の中間部に下部屈曲部が形成され、該下部屈曲部よりも前記他の水平方向の一方側に該他の水平方向の一方側に向かって漸次上側に向かう平面状の第1下部傾斜面が形成され、前記下部屈曲部よりも前記他の水平方向の他方側に該他の水平方向の他方側に向かって漸次上側に向かう平面状の第2下部傾斜面が形成され、前記複数の上部転動子には、初期状態において前記第1上部傾斜面と当接する第1上部転動子と、初期状態において前記第2上部傾斜面と当接する第2上部転動子と、が含まれていて、前記可動子が前記上部案内部材に対して初期状態から前記一の水平方向の一方側に移動すると、前記第2上部転動子が前記第2上部傾斜面から離間するとともに、前記第1上部転動子が前記第1上部傾斜面を転動し、前記可動子が前記上部案内部材に対して初期状態から前記一の水平方向の他方側に移動すると、前記第1上部転動子が前記第1上部傾斜面から離間するとともに、前記第2上部転動子が前記第2上部傾斜面転動し、前記複数の下部転動子には、初期状態において前記第1下部傾斜面と当接する第1下部転動子と、初期状態において前記第2部傾斜面と当接する第2部転動子と、が含まれていて、前記可動子が前記下部案内部材に対して初期状態から前記他の水平方向の一方側に移動すると、前記第2下部転動子が前記第2下部傾斜面から離間するとともに、前記第1下部転動子が前記第1下部傾斜面を転動し、前記可動子が前記下部案内部材に対して初期状態から前記他の水平方向の他方側に移動すると、前記第1下部転動子が前記第1下部傾斜面から離間するとともに、前記第2下部転動子が前記第2下部傾斜面を転動するようにしてもよい
このような構成とすることにより、初期状態では、第1上部転動子が第1上部傾斜面と当接し第2上部転動子が第2上部傾斜面と当接し、第1下部転動子が第1下部傾斜面と当接し第2下部転動子が第2下部傾斜面と当接しているため、可動子を上部案内部材と下部案内部材との間に安定した状態で配置することができる。
また、上部傾斜面および下部傾斜面が屈曲していても、可動子が上部案内部材と一の水平方向に相対移動した際には、第1上部転動子および第2上部転動子のいずれかが上部傾斜面と離間せずに上部傾斜面を転動することができ、可動子が下部案内部材と他の水平方向に相対移動した際には、第1下部転動子および第2下部転動子のいずれかが下部傾斜面と離間せずに下部傾斜面を転動することができるため、常に荷重を安定して支持することができる。
本発明によれば、可動子と上部傾斜面および下部傾斜面との摩擦係数を小さくすることができて、免震性能を向上させることができる。
本発明の実施形態による免震機構をX方向から見た一例を示す模式図である。 本発明の実施形態による免震機構をY方向から見た一例を示す模式図である。 本発明の実施形態による免震機構の一例を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態による免震機構の上面図である。 下部案内部材と可動子とが相対変位した様子を説明する図である。 下部案内部材と可動子とが相対変位した他の様子を説明する図である。 上部案内部材と可動子とが相対変位した様子を説明する図である。 上部案内部材と可動子とが相対変位した他の様子を説明する図である。 復元力を説明する図である。 復元力特性(荷重−変形関係)を説明する図である。 滑り免震機構の復元力特性(荷重−変形関係)を説明する図である。 下部傾斜面の他の形態を説明する図である。 本実施形態による免震機構と滑り免震機構を併用した様子を説明する図である。
以下、本発明の実施形態による免震機構について、図1乃至図13に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態による免震機構1は、上部構造体11と下部構造体12との間の免震層13に設けられている。下部構造体12は地盤に支持されている。上部構造体11と下部構造体12とは水平方向に相対変位可能に構成されている。なお、免震層13には複数の免震機構1が設けられているものとする。
免震機構1は、上部構造体11の底部に固定される上部案内部材2と、上部案内部材2の下側に配置され下部構造体12の上部に固定される下部案内部材3と、上部案内部材2および下部案内部材3との間に介装される可動子4と、を有している。
上部案内部材2と下部案内部材3とは、水平方向に相対変位可能に構成されていて、鉛直方向の相対変位は水平方向の相対変位により決定される。
図1乃至3に示すように、上部案内部材2は、長尺のブロック状の部材で構成され、長手方向が一の水平方向(X方向とする)となる向きに配置されている。本実施形態では、上部案内部材2は、平板状の固定板部22を介して上部構造体11(図1および図2参照)に固定されている。
図2に示すように、上部案内部材2の下面は、X方向に沿ってX方向の略中央部が上側に凸となる略逆V字状の傾斜面に形成されている。この上部案内部材2の下面を上部傾斜面21とし、上部傾斜面21の略中央部の屈曲している部分を上部屈曲部21aとする。上部傾斜面21は、上部屈曲部21aの両側がそれぞれ平面状に形成されている。上部傾斜面21のうち上部屈曲部21aのX方向の一方側と他方側とは、それぞれ同じ傾斜角θに形成されている。
上部傾斜面21には、それぞれテフロン(登録商標)などの滑り材が設けられている。
図1乃至3に示すように、下部案内部材3は、上部案内部材2と略同じ長尺のブロック状の部材で構成され、長手方向が平面視においてX方向に直交する他の水平方向(Y方向とする)となる向きに配置されている。本実施形態では、下部案内部材3は、平板状の固定板部32を介して下部構造体12(図1および図2参照)に固定されている。
図1および図3に示すように、下部案内部材3の上面は、Y方向に沿ってY方向の略中央部が下側に凸となる略V字状の傾斜面に形成されている。この下部案内部材3の上面を下部傾斜面31とし、下部傾斜面31の略中央部の屈曲している部分を下部屈曲部31aとする。下部傾斜面31は、下部屈曲部31aの両側がそれぞれ平面状に形成されている。下部傾斜面31のうち下部屈曲部31aのY方向の一方側と他方側とは、それぞれ同じ傾斜角θに形成されている。
下部傾斜面31には、それぞれテフロン(登録商標)などの滑り材が設けられている。
このような上部案内部材2と下部案内部材3とは、上下方向に間をあけて重なるように配置されている。図4に示すように、上部案内部材2と下部案内部材3との間のうちの上部案内部材2と下部案内部材3とが上下方向に重なる交差部5に可動子4が配置されている。
図1乃至3に戻り、可動子4は、本体部41と、本体部41の上部に設けられた複数(本実施形態では3つ)の上部転動子42,42,42と、本体部41の下部に設けられた複数(本実施形態では3つ)の下部転動子43,43,43と、を有している。
本体部41は、略直方体状に形成された基部411と、基部411から上側に突出する一対の上部突出板部(上部当接部材)412,412(図1および図3参照)と、基部411から下側に突出する一対の下部突出板部(下部当接部材)413,413(図2および図3参照)と、を有している。
基部411は、上面および下面がそれぞれ上下方向を向き、対向する一対の側面がそれぞれX方向を向き、他の対向する一対の側面がそれぞれY方向を向くように配置されている。
一対の上部突出板部412,412は、基部411のY方向の両端部それぞれから上側に突出し、それぞれ板面がY方向を向く平板状に形成されている。一対の上部突出板部412,412の間には、3つの上部転動子42,42,42が配置されている。
一対の上部突出板部412,412の互いに対向する面における上端部近傍には、それぞれテフロン(登録商標)などの滑り材414,414(図1および図3参照)が設けられている。
一対の上部突出板部412,412それぞれの上端部近傍は、3つの上部転動子42,42,42よりも上側に突出し、可動子4が上部案内部材2の下側に配置されると、上部案内部材2をY方向の両側から挟み込むように上部案内部材2の側方に配置され、それぞれに設けられた滑り材414,414が、上部案内部材2の側面と当接するように構成されている。
一対の下部突出板部413,413は、基部411のX方向の両端部それぞれから下側に突出し、それぞれ板面がX方向を向く平板状に形成されている。一対の下部突出板部413,413の間には、3つの下部転動子43,43,43が配置されている。
一対の下部突出板部413,413の互いに対向する面における下端部近傍には、それぞれテフロン(登録商標)などの滑り材415,415(図2および図3参照)が設けられている。
一対の下部突出板部413,413それぞれの下端部近傍は、3つの下部転動子43,43,43よりも下側に突出し、可動子4が下部案内部材3の上側に配置されると、下部案内部材3をX方向の両側から挟み込むように下部案内部材3の側方に配置され、それぞれに設けられた滑り材415,415が、下部案内部材3の側面と当接するように構成されている。
3つの上部転動子42,42,42は、それぞれ略円柱状のローラーで構成され、それぞれ軸線がY方向に延びる姿勢で一対の上部突出板部412,412の間に配置されている。3つの上部転動子42,42,42は、それぞれの一対の上部突出板部412,412に軸線回りに回転可能に支持されている。
3つの上部転動子42,42,42は、X方向に配列されているとともに、3つの上部転動子42,42,42のうちの配列の中央となる中央上部転動子42Aが中央上部転動子42AよりもX方向の一方側に配置される第1上部転動子42Bおよび中央上部転動子42AよりもX方向の他方側に配置される第2上部転動子42Cよりも上側に配置されている。
3つの下部転動子43,43,43は、それぞれ略円柱状のローラーで構成され、それぞれ軸線がX方向に延びる姿勢で一対の下部突出板部413,413の間に配置されている。3つの下部転動子43,43,43は、それぞれ一対の下部突出板部413,413に軸線回りに回転可能に支持されている。
3つの下部転動子43,43,43は、Y方向に配列されているとともに、3つの下部転動子43,43,43のうちの配列の中央となる中央下部転動子43Aが中央下部転動子43AよりもY方向の一方側に配置される第1下部転動子43Bおよび中央下部転動子43AよりもY方向の他方側に配置される第2下部転動子43Cよりも下側に配置されている。
このような免震機構1は、初期状態では、上部案内部材2のX方向の中央部と、下部案内部材3のY方向の中央部とが上下方向に重なり、これらの上部案内部材2のX方向の中央部と、下部案内部材3のY方向の中央部との間に可動子4が配置されている。
3つの上部転動子42,42,42は、それぞれ上部傾斜面21と当接していて、中央上部転動子42Aが上部傾斜面21の上部屈曲部21aの下側に配置されている。
3つの下部転動子43,43,43は、それぞれ下部傾斜面31と当接していて、中央下部転動子43Aが下部傾斜面31の下部屈曲部31aの上側に配置されている。
続いて、免震機構1の挙動について説明する。
図5乃至図8に示すように、地震が生じて上部構造体11と下部構造体12とが水平方向に相対変位すると、上部案内部材2と下部案内部材3とが水平方向に相対変位して、上部案内部材2と下部案内部材3に対して交差部5が移動する。
可動子4は、常に上部案内部材2と下部案内部材3との交差部5に配置されている。このため、図1および図2に示す初期状態から、図5および図6に示すように、可動子4と下部案内部材3とがY方向に相対移動した状態となると、下部案内部材3に対する可動子4の位置が初期状態よりも高い位置となり、ポテンシャルエネルギー(位置エネルギー)が蓄積される。また、初期状態から図7および図8に示すように、可動子4と上部案内部材2とがX方向に相対移動した状態となると、可動子4に対する上部案内部材2の位置が初期状態よりも高い位置となり、ポテンシャルエネルギー(位置エネルギー)が蓄積される。
図1に示すように、可動子4の3つの下部転動子43,43,43は、初期状態ではそれぞれ下部傾斜面31と当接し、3つの上部転動子42,42,42は、初期状態ではそれぞれ上部傾斜面21と当接している。
図5に示すように、可動子4が下部案内部材3に対してY方向一方側に移動するように可動子4と下部案内部材3とが相対移動すると、3つの下部転動子43,43,43のうちの中央下部転動子43Aおよび第1下部転動子43Bが下部傾斜面31と当接し、第2下部転動子43Cが下部傾斜面31と離間する。また、図6に示すように、可動子4が下部案内部材3に対してY方向他方側に移動するように可動子4と下部案内部材3とが相対移動すると、中央下部転動子43Aおよび第2下部転動子43Cが下部傾斜面31と当接し、第1下部転動子43Bが下部傾斜面31と離間する。
図7に示すように、可動子4が上部案内部材2に対してX方向一方側に移動するように可動子4と上部案内部材2とが相対移動すると、3つの上部転動子42,42,42のうちの中央上部転動子42Aおよび第1上部転動子42Bが上部傾斜面21と当接し、第2上部転動子42Cが上部傾斜面21と離間する。また、図8に示すように、可動子4が上部案内部材2に対してX方向他方側に移動するように可動子4と上部案内部材2とが相対移動すると、中央上部転動子42Aおよび第2上部転動子42Cが上部傾斜面21と当接し、第1上部転動子42Bが上部傾斜面21と離間する。
図9に示すように、免震機構1の支持する軸力(自重)をWとすると、下部傾斜面31の傾斜による復元力(水平力)Fは水平面に対する傾斜角θとして下式(1)で表される。なお、上部傾斜面21の傾斜による復元力についても同様に表される。
Figure 0006709609
本実施形態による免震機構1の復元力特性(荷重−変形関係)を図10に示す。
転がり摩擦抵抗力(μW)は、傾斜復元力(Wtanθ)より小さく設定されており、摩擦による復元力特性および、傾斜による復元力特性の両者を合成したものが本実施形態による免震機構1の復元力特性となる。
本実施形態のように可動子4が上部転動子42および下部転動子43を有する免震機構1に代わって可動子が上部傾斜面21および下部傾斜面31を摺動する摺動子を有する従来のすべり免震機構の復元力特性を(荷重−変形関係)を図11に示す。
図10と図11とを比較すると、従来のすべり免震機構では、本実施形態による免震機構1と比べて摩擦係数μが大きくなるため、最水平大荷重や履歴ループ面積が大きくなることがわかる。
次に、上述した免震機構1の作用・効果について図面を用いて説明する。
上述した本実施形態による免震機構1では、上部案内部材2と下部案内部材3とが水平方向に相対変位する際に、可動子4の上部転動子42が上部傾斜面21に沿って転動し下部転動子43が下部傾斜面31に沿って転動する転がり支承で構成されているため、可動子4が上部傾斜面21および下部傾斜面31を摺動するすべり支承で構成されている場合などと比べて、可動子4と上部傾斜面21との摩擦係数、および可動子4と下部傾斜面31との摩擦係数を小さくすることができる。
これにより、免震機構1を介して下部構造体12から上部構造体11へ伝達される振動を小さくすることができるため、地震時の上部構造体11の応答加速度を効果的に小さくすることができ、免震性能を向上させることができる。
一般的なすべり支承による免震機構では、可動子と上部傾斜面21との摩擦係数、および可動子と下部傾斜面31との摩擦係数μは0.1程度である。これに対し、本実施形態による免震機構1では、摩擦係数μ<0.01となる。
本実施形態による免震機構1では、上部転動子42および下部転動子43はローラーであることにより、上部転動子42および下部転動子43にベアリング(球体)を用いた場合と比べて、可動子4の耐荷重を大きくすることができる。
本実施形態では、上部転動子42および下部転動子43は、本体部41に固定されている。これに対し、上部転動子42および下部転動子43が本体部41に固定されていない場合は、本体部41に上部転動子42および下部転動子43が転動するための転動面を形成する必要があるが、本実施形態では、このような転動面を本体部41に形成する必要がないため、可動子4(本体部41)の寸法を小さくすることができる。
本実施形態では、転がり摩擦抵抗力(μw)を傾斜復元力(Wtanθ)よりも小さく設定しているため、残留変位を抑制する(なくす)ことができる。
本実施形態では、可動子4は、上部案内部材2の側方に当接して配置される一対の上部突出板部412,412と、下部案内部材3の側方に当接して配置される一対の下部突出板部413,413と、を有することにより、可動子4が上部案内部材2および下部案内部材3から外れることを防止することができる。
本実施形態では、可動子4に複数の上部転動子42,42,…および複数の下部転動子43,43,…が設けられている。これにより、可動子4に上部転動子42および下部転動子43が1つずつ設けられている場合と比べて、可動子4が上部案内部材2と下部案内部材3との間に安定した状態で配置されるとともに、上部転動子42および下部転動子43の1つあたりの耐荷重を小さくすることができるため、上部転動子42および下部転動子43の1つあたりの寸法を小さくすることができる。
本実施形態では、可動子4の3つの上部転動子42,42,42は、Y方向から見て配列の中央に配置される中央上部転動子42Aが配列の外側に配置される第1上部転動子42Bおよび第2上部転動子42Cよりも上側となるとともに、3つの下部転動子43,43,43は、X方向から見て配列の中央に配置される中央下部転動子43Aが配列の外側に配置される第1下部転動子43Bおよび第2下部転動子43Cよりも下側となっている。
そして、初期状態では、すべての上部転動子42,42,42が上部傾斜面21と当接しているとともに、すべての下部転動子43,43,43が下部傾斜面31と当接しているため、可動子4が上部案内部材2と下部案内部材3との間に安定した状態で配置される。
また、上部案内部材2と下部案内部材3とが水平方向に相対移動した場合には、中央上部転動子42Aと、第1上部転動子42Bおよび第2上部転動子42Cの少なくとも一方と、が上部傾斜面21と当接しているとともに、中央下部転動子43Aと、第1下部転動子43Bおよび第2下部転動子43Cの少なくとも一方と、が下部傾斜面31と当接しているため、可動子4が上部傾斜面21および下部傾斜面31に対してぐらつくことがなく、上部案内部材2と下部案内部材3とが水平方向以外に相対移動することが防止される。
本実施形態では、上部傾斜面21および下部傾斜面31が平面であることにより、上部転動子42および下部転動子43が円弧面や球面を転動する免震機構と比べて、傾斜復元力が変位量かわらず一定となるため、原位置からの変位量が小さな場合でも残留変位を抑制することができる。また、本実施形態では、上部傾斜面21および下部傾斜面31が平面であることにより、上部転動子42および下部転動子43が円弧面や球面を転動する免震機構と比べて、転動面を容易に形成することができる。また、図12に示すように、上部案内部材2および下部案内部材3には、2つの傾斜面をもつ部材6,6を組み合わせて形成することもできる。
また、傾斜復元力を風荷重より大きく設定しておくことで、風に対するストッパーが不要となる。
本実施形態による免震機構1は、上部案内部材2、下部案内部材3および可動子4を主とする簡便な構造であるため、設置工事に際して特別な技量を要することがなく、一般的なリニアガイド免震支承と同様に容易に施工することができる。
以上、本発明による免震機構の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、可動子4が3つの上部転動子42,42,42および3つの下部転動子43,43,43を有しているが、上部転動子42および下部転動子43の数は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、可動子4の3つの上部転動子42,42,42は、Y方向から見て配列の中央に配置される中央上部転動子42Aが配列の外側に配置される第1上部転動子42Bおよび第2上部転動子42Cよりも上側となるとともに、3つの下部転動子43,43,43は、X方向から見て配列の中央に配置される中央下部転動子43Aが配列の外側に配置される第1下部転動子43Bおよび第2下部転動子43Cよりも下側となっているが、上部転動子42および下部転動子43の配置は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、上部転動子42および下部転動子43はローラーであるが、ローラーに代わってベアリングとしてもよい。
また、上記の実施形態では、可動子4に上部突出板部412および下部突出板部413が設けられているが、設けられていなくてもよい。上部案内部材2および下部案内部材3の傾斜面21,31にテフロン(登録商標)などの滑り材を設けなくても良い。
また、上記の実施形態では、可動子4の一対の上部突出板部412,412がそれぞれ滑り材414,414を介して上部案内部材2の側面と当接しているが、一対の上部突出板部412,412に滑り材414,414が設けられていなくてもよいし、一対の上部突出板部412,412が上部案内部材2の側面と離間していてもよい。また、可動子4の一対の下部突出板部413,413がそれぞれ滑り材415,415を介して下部案内部材3の側面と当接しているが、一対の下部突出板部413,413に滑り材415,415が設けられていなくてもよいし、一対の下部突出板部413,413が下部案内部材3の側面と離間していてもよい。
また、免震層13に、従来の「傾斜すべり支承」の免震機構、および本実施形態による「傾斜転がり支承」の免震機構の両方を設置してもよい。この場合、各免震機構の上部傾斜面21および下部傾斜面31の傾斜角度θは同一とすることで、水平変位に伴う鉛直変位をいずれの支承とも同じとすることができる。
従来の「傾斜すべり支承」の免震機構、および本実施形態による「傾斜転がり支承」の免震機構の両方を設置した場合、等価な摩擦係数は各免震機構の荷重平均となり、一般的なすべり支承のみの免震機構と比較して大幅に小さな値となる。
なお、転がり支承の摩擦抵抗力は非常に小さいため、荷重変形関係における履歴ループ面積も小さく、減衰がほとんど得られない(振動がなかなか収束しない)ことがあるが、履歴減衰の大きいすべり支承と併せて設置することで減衰を容易に確保することができる。
図13に示すような、2つの本実施形態のような転がり支承の免震機構1、および1つのすべり支承の免震機構7,7の両方を1つの通りに配列した免震層13では、等価な摩擦係数 は下式(2)で求められる。
Figure 0006709609
また、X方向およびY方向に対する免震層13の要求スペック(免震層変位や加速度の制約条件)が異なる場合は、本実施形態のような転動子、および「傾斜すべり支承」の免震機構7のような摺動子のいずれか一方が下部傾斜面31を転動または摺動し、他方が上部傾斜面21を転動または摺動するように構成されていてもよい。
例えば、X方向には加速度を大きく制限し、Y方向には変位を大きく制限したい場合は、下部案内部材3をX方向に延在するように設置するとともに、上部案内部材2をY方向に延在するように設置する。そして、可動子が、本実施形態の免震機構1のような下部傾斜面31を転動する転動子と、傾斜すべり支承の免震機構7のような上部傾斜面21を摺動する摺動子と、を有する構成としてもよい。
1 免震機構
2 上部案内部材
3 下部案内部材
4 可動子
5 交差部
11 上部構造体
12 下部構造体
13 免震層
21 上部傾斜面
21a 上部屈曲部
31 下部傾斜面
31a 下部屈曲部
42 上部転動子
42B 第1上部転動子
42C 第2上部転動子
43 下部転動子
43B 第1下部転動子
43C 第2下部転動子
412 上部突出板部(上部当接部材)
413 下部突出板部(下部当接部材)

Claims (2)

  1. 水平方向に相対移動可能な上部構造体と下部構造体との間に設けられる免震機構において、
    前記上部構造体の底部に固定される上部案内部材と、
    前記下部構造体の上部に固定される下部案内部材と、
    前記上部案内部材および前記下部案内部材との間に介装される可動子と、を有し、
    前記上部案内部材は、一の水平方向に沿って上側に凸となるように傾斜する上部傾斜面を有し、
    前記下部案内部材は、前記一の水平方向に直交する他の水平方向に沿って下側に凸となるように傾斜する下部傾斜面を有し、
    前記可動子は、本体部と、該本体部の上部に前記他の水平方向に延びる軸線回りに回転可能に設けられて前記上部傾斜面に沿って転動可能な複数の上部転動子と、前記本体部の下部に前記一の水平方向に延びる軸線回りに回転可能に設けられて前記下部傾斜面に沿って転動可能な複数の下部転動子と、前記本体部に固定されて前記上部案内部材を前記他の水平方向から挟んで該上部案内部材に当接する一対の上部当接部材と、前記本体部に固定されて前記下部案内部材を前記一の水平方向から挟んで該下部案内部材に当接する一対の下部当接部材と、を有し、
    前記複数の上部転動子は、それぞれ前記一対の上部当接部材に前記他の水平方向に延びる軸線回りに回転可能に直接支持され、前記一対の上部当接部材の間隔の略全長にわたって延びる円柱状のローラーであり、常に2以上の前記上部転動子が前記上部傾斜面と当接し、
    前記複数の下部転動子は、それぞれ前記一対の下部当接部材に前記一の水平方向に延びる軸線回りに回転可能に直接支持され、前記一対の下部当接部材の間隔の略全長にわたって延びる円柱状のローラーであり、常に2以上の前記下部転動子が前記下部傾斜面と当接していることを特徴とする免震機構。
  2. 前記上部傾斜面は、前記一の水平方向の中間部に上部屈曲部が形成され、該上部屈曲部よりも前記一の水平方向の一方側に該一の水平方向の一方側に向かって漸次下側に向かう平面状の第1上部傾斜面が形成され、前記上部屈曲部よりも前記一の水平方向の他方側に該一の水平方向の他方側に向かって漸次下側に向かう平面状の第2上部傾斜面が形成されていて、
    前記下部傾斜面は、前記他の水平方向の中間部に下部屈曲部が形成され、該下部屈曲部よりも前記他の水平方向の一方側に該他の水平方向の一方側に向かって漸次上側に向かう平面状の第1下部傾斜面が形成され、前記下部屈曲部よりも前記他の水平方向の他方側に該他の水平方向の他方側に向かって漸次上側に向かう平面状の第2下部傾斜面が形成され、
    前記複数の上部転動子には、初期状態において前記第1上部傾斜面と当接する第1上部転動子と、初期状態において前記第2上部傾斜面と当接する第2上部転動子と、が含まれていて、
    前記可動子が前記上部案内部材に対して初期状態から前記一の水平方向の一方側に移動すると、前記第2上部転動子が前記第2上部傾斜面から離間するとともに、前記第1上部転動子が前記第1上部傾斜面を転動し、
    前記可動子が前記上部案内部材に対して初期状態から前記一の水平方向の他方側に移動すると、前記第1上部転動子が前記第1上部傾斜面から離間するとともに、前記第2上部転動子が前記第2上部傾斜面を転動し、
    前記複数の下部転動子には、初期状態において前記第1下部傾斜面と当接する第1下部転動子と、初期状態において前記第2下部傾斜面と当接する第2下部転動子と、が含まれていて、
    前記可動子が前記下部案内部材に対して初期状態から前記他の水平方向の一方側に移動すると、前記第2下部転動子が前記第2下部傾斜面から離間するとともに、前記第1下部転動子が前記第1下部傾斜面を転動し、
    前記可動子が前記下部案内部材に対して初期状態から前記他の水平方向の他方側に移動すると、前記第1下部転動子が前記第1下部傾斜面から離間するとともに、前記第2下部転動子が前記第2下部傾斜面を転動することを特徴とする請求項1に記載の免震機構。
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