JP7471504B2 - インバータ装置 - Google Patents
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Description
本開示は、直流電圧を交流電圧に変換するインバータ装置に関する。
インバータ装置は、小型化されることが望まれている。特許文献1に記載のインバータ装置は、筒状の正極側母線金属板と、筒状の負極側母線金属板との間に筒状の絶縁体を挟み、一対の正極側母線金属板と負極側母線金属板とを対向させる基板構造を実現している。
しかしながら、上記特許文献1の技術では、正極側母線金属板、負極側母線金属板、および絶縁体を筒状にする必要があるので、インバータ装置を小型化することが困難であるという問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、容易に小型化されたインバータ装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示のインバータ装置は、スイッチング動作によって圧縮機に通電する電流を制御するインバータモジュールと、インバータモジュールに供給される電流を平滑化する電解コンデンサとを備える。また、本開示のインバータ装置は、インバータモジュールおよび電解コンデンサに接続されるとともに負極側の電流が流される第1の電源ラインと、インバータモジュールおよび電解コンデンサに接続されるとともに正極側の電流が流される第2の電源ラインとを備える。第1の電源ラインは、第1の層上および第2の層上に配置されて二重化され、第2の電源ラインは、第3の層上および第4の層上に配置されて二重化されている。
本開示によれば、インバータ装置を容易に小型化することができるという効果を奏する。
以下に、本開示の実施の形態にかかるインバータ装置を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態.
図1は、実施の形態にかかるインバータ装置の構成を示す斜視図である。図2は、実施の形態にかかるインバータ装置の構成を示す断面図である。実施の形態では、インバータ装置100が備える基材1Aの上面と平行な面内の2つの軸であって互いに直交する2つの軸をX軸およびY軸とする。また、X軸およびY軸に直交する軸をZ軸とする。以下の説明では、プラスZ軸方向をインバータ装置100の上側といい、マイナスZ軸方向をインバータ装置100の下側という場合がある。
図1は、実施の形態にかかるインバータ装置の構成を示す斜視図である。図2は、実施の形態にかかるインバータ装置の構成を示す断面図である。実施の形態では、インバータ装置100が備える基材1Aの上面と平行な面内の2つの軸であって互いに直交する2つの軸をX軸およびY軸とする。また、X軸およびY軸に直交する軸をZ軸とする。以下の説明では、プラスZ軸方向をインバータ装置100の上側といい、マイナスZ軸方向をインバータ装置100の下側という場合がある。
インバータ装置100は、スイッチング動作によって直流電圧を交流電圧に変換する装置である。インバータ装置100は、第1層目の基材である基材1Aと、第2層目の基材である基材1Bと、第3層目の基材である基材1Cと、第4層目の基材である基材1Dとを備えている。基材1Aが第1の基材であり、基材1Bが第2の基材である。基材1Cが第3の基材であり、基材1Dが第4の基材である。
図1では、基材1A~1Dが接合される前のインバータ装置100の状態を示している。図2では、インバータ装置100をXZ平面に平行な面で切断した場合のインバータ装置100の断面構成を示している。
基材1A~1Dは、それぞれ矩形状の上面および底面を有した板状部材を用いて形成されている。基材1A~1Dは、それぞれ同じ大きさで同じ形状の上面および底面を有している。基材1A~1Dは、絶縁体である。基材1A~1Dの例は、プリント基板である。
基材1A,1Bは、基材1Aの底面と基材1Bの上面とが重なるように接合される。また、基材1B,1Cは、基材1Bの底面と基材1Cの上面とが重なるように接合される。また、基材1C,1Dは、基材1Cの底面と基材1Dの上面とが重なるように接合される。基材1A~1Dは、Z軸方向から見た場合に、板状部材の各頂点が重なるように接合される。
基材1Aには、電解コンデンサ2~5と、インバータモジュール8と、インバータモジュール8の低電位側の電力ラインであり、負極側の電流が流されるDC(Direct Current)ライン(Nライン)9と、過電流遮断回路6と、ゲート電圧制御回路7とを有している。
電解コンデンサ2~5は、インバータモジュール8に供給される電流を平滑化する。電解コンデンサ2~5は、後述する電解コンデンサ32として用いられる。過電流遮断回路6は、インバータモジュール8に流れる電流を制御することで、インバータモジュール8に流れる過電流を遮断する。
制御回路であるゲート電圧制御回路7は、インバータモジュール8に含まれる半導体スイッチング素子(後述する半導体スイッチング素子33~38)のゲート電圧を制御することで、インバータモジュール8に流れる電流を制御する。
インバータモジュール8は、後述するインバータ回路部39に対応するモジュールである。インバータモジュール8は、スイッチング動作によって後述する圧縮機40に通電する電流を制御し、圧縮機40を駆動する。
また、基材1Bは、高電位側の電力ラインであり、正極側の電流が流されるDCライン(Pライン)10を有し、基材1Cは、高電位側の電力ラインであり、正極側の電流が流されるDCライン(Pライン)12を有している。また、基材1Dは、低電位側の電力ラインであり、負極側の電流が流されるDCライン(Nライン)14を有している。
DCライン9は、基材1Aの上面に配線パターンとして配置され、DCライン10は、基材1Bの上面に配線パターンとして配置されている。DCライン12は、基材1Cの上面に配線パターンとして配置され、DCライン14は、基材1Dの上面に配線パターンとして配置されている。
DCライン9,14が第1の電源ラインであり、DCライン10,12が第2の電源ラインである。DCライン9が配置される基材1A上の層が第1の層であり、DCライン14が配置される基材1D上の層が第2の層である。DCライン10が配置される基材1B上の層が第3の層であり、DCライン12が配置される基材1C上の層が第4の層である。DCライン9が第1のラインであり、DCライン14が第2のラインである。DCライン10が第3のラインであり、DCライン12が第4のラインである。
PラインであるDCライン10は、基材1Bの上面に配置されており、基材1Aの底面と基材1Bの上面とが接合されることにより、基材1A,1B間に内層化される。
また、PラインであるDCライン12は、基材1Cの上面に配置されており、基材1Bの底面と基材1Cの上面とが接合されることにより、基材1B,1C間に内層化される。
また、NラインであるDCライン14は、基材1Dの上面に配置されており、基材1Cの底面と基材1Dの上面とが接合されることにより、基材1C,1D間に内層化される。
DCライン14は、DCライン9と同じ形状且つ同じ大きさのパターンであり、DCライン9よりも下側に配置されている。DCライン12は、DCライン10と同じ形状且つ同じ大きさのパターンであり、DCライン10よりも下側に配置されている。
DCライン9は、インバータモジュール8と電解コンデンサ2,4とを接続する。DCライン14は、インバータ装置100をZ軸方向から見た場合に、DCライン9と同じ位置に配置されている。
DCライン10,12は、インバータ装置100をZ軸方向から見た場合に、インバータモジュール8と電解コンデンサ3,5とを接続する位置に配置されている。DCライン12は、インバータ装置100をZ軸方向から見た場合にDCライン10と同じ位置に配置されている。
基材1A~1Cには基材1A~1Cを貫通するスルーホール47,49が設けられており、DCライン9,14がスルーホール47,49を介して接続されている。また、基材1Bには基材1Bを貫通するスルーホール48,50が設けられており、DCライン10,12がスルーホール48,50を介して接続されている。これにより、DCライン9,10,12,14の全てがインバータモジュール8に接続されている。このように、DCライン9,14は、インバータ装置100内で二重化されている。また、DCライン10,12は、インバータ装置100内で二重化されている。スルーホール47,49が第1のスルーホールであり、スルーホール48,50が第2のスルーホールである。
このように、インバータ装置100は、基材1A~1Dが積層されることで4層化されている。これにより、DCライン9,14を二重化することができるとともに、DCライン10,12を二重化することができる。したがって、Pラインの1層分のパターン幅を半減できるとともに、Nラインの1層分のパターン幅を半減できる。基材1Aにおける空きスペースが増える。また、基材1A~1Dの内層部でもDCライン9,10,12,14のパターンを引き回しできる。この結果、インバータ装置100では、DCライン9,10,12,14のパターン引き回しの自由度が向上する。
DCライン9,10,12,14のパターン引き回しの自由度が向上することにより、DCライン9,10,12,14に接続される部品間の距離を短くすることができる。具体的には、DCライン9,14に接続されるインバータモジュール8と電解コンデンサ2,4との間の距離を短くすることができる。また、DCライン10,12に接続されるインバータモジュール8と電解コンデンサ3,5との間の距離を短くすることができる。これにより、DCライン9,10,12,14のパターン配線の長さが短くなり、線路インピーダンスを低減することができる。
DCライン9,10,12,14がコーティングされていない状態で、基材1A~1D上に、電流を流すことが可能な不純物(硫黄、塩分等)が付着すると、湿度等の影響によって不純物が吸湿し水溶液化する。この場合において基材1A~1D内で通電すると、水溶液を介して、DCライン9,10,12,14のパターン間に電位差が生じて電流が流れる。これにより、パターンが電気分解されてパターンに腐食が発生する。
本実施の形態のインバータ装置100は、高電位側のPラインであるDCライン10,12が内層化されており、絶縁体である基材1Bを挟んで二重化されている。これにより、PラインであるDCライン10,12は、NラインであるDCライン9,14との間の電位差の発生が抑えられるとともに、不純物の付着を防ぐことができる。また、Pラインの方がNラインよりも電位が高いので、電位差が発生しやすく不純物が付着しやすいが、Pラインが内層化されているので、防腐効果が得られる。また、NラインであるDCライン14が内層化されているので、DCライン14に対しても不純物の付着を防ぐことができ、防腐効果が得られる。インバータ装置100へは、DCライン9に対してのみ腐食防止用のコーティングが行なわれればよい。
ここで、PラインおよびNラインが二重化されていない場合のPラインとNラインとの間の浮遊容量と、PラインおよびNラインが二重化されている場合のPラインとNラインとの間の浮遊容量とについて説明する。
図3は、PラインおよびNラインが二重化されていない比較例のインバータ装置における浮遊容量を説明するための図である。図4は、PラインおよびNラインが二重化されている実施の形態にかかるインバータ装置における浮遊容量を説明するための図である。なお、図3および図4では、浮遊容量41,42をコンデンサとして図示している。また、図4では、浮遊容量45,46をコンデンサとして図示している。
図3では、比較例のインバータ装置101の回路図と、インバータ装置101に発生する浮遊容量とを示している。図4では、実施の形態にかかるインバータ装置100の回路図と、インバータ装置100に発生する浮遊容量とを示している。なお、図3および図4では、過電流遮断回路6およびゲート電圧制御回路7の図示を省略している。
インバータ装置101とインバータ装置100とは、DCラインの二重化以外は同様の回路構成となっているので、ここではインバータ装置100の回路構成について説明する。
インバータ装置100は、交流電源16および圧縮機40に接続されている。インバータ装置100は、ノイズフィルタ回路部21と、抵抗22と、リレー23と、ダイオードブリッジ24と、リアクタ25,26と、コンバータ回路部31と、電解コンデンサ32と、インバータ回路部39とを備えている。
ノイズフィルタ回路部21は、コイル17,18およびコンデンサ19,20を有している。ノイズフィルタ回路部21では、コイル17がコンデンサ19に接続され、コンデンサ19がコイル18に接続され、コイル18がコンデンサ20に接続されコンデンサ20がコイル17に接続されている。交流電源16は、コイル17とコンデンサ19との接続点に接続されるとともに、コイル18とコンデンサ19との接続点に接続されている。
コンデンサ20とコイル17との接続点には、抵抗22の一端およびリレー23の一端が接続されている。抵抗22の他端とリレー23の他端とを接続する接続点は、ダイオードブリッジ24に接続されている。また、コイル18とコンデンサ20との接続点は、ダイオードブリッジ24に接続されている。
ダイオードブリッジ24は、リアクタ25の一端およびリアクタ26の一端に接続されている。また、ダイオードブリッジ24は、電解コンデンサ32とインバータ回路部39との接続点に接続されている。
コンバータ回路部31は、ダイオード27,28および半導体スイッチング素子29,30を有している。半導体スイッチング素子29,30は、それぞれトランジスタとダイオードとが並列に接続されて構成されている。
ダイオード27のアノードは、リアクタ25の他端および半導体スイッチング素子30が備えるトランジスタのコレクタおよびダイオードのカソードに接続されている。ダイオード28のアノードは、リアクタ26の他端および半導体スイッチング素子29が備えるトランジスタのコレクタおよびダイオードのカソードに接続されている。また、ダイオード27のカソードとダイオード28のカソードとを接続する接続点は、電解コンデンサ32に接続されている。
半導体スイッチング素子29,30が備えるトランジスタのエミッタおよびダイオードのアノードは、それぞれダイオードブリッジ24と電解コンデンサ32とを接続する接続線に接続されている。
インバータ回路部39は、半導体スイッチング素子33~38を有している。インバータ回路部39は、複数のトランジスタとダイオードとをそれぞれ並列に接続し、かつ三相ブリッジにした回路である。具体的には、インバータ回路部39は、3つのレグを有しており、各レグが、母線43と母線44との間で並列に接続されている。母線43が二重化されたPライン、すなわちDCライン10,12であり、母線44が二重化されたNライン、すなわちDCライン9,14である。
なお、インバータ装置101は、母線43,44の代わりに母線51,52を有している。母線51が二重化されていないPラインであり、母線52が二重化されていないNラインである。
第1のレグは、U相の上アームスイッチング素子である半導体スイッチング素子33と、U相の下アームスイッチング素子である半導体スイッチング素子34とが直列に接続された回路部である。
第2のレグは、V相の上アームスイッチング素子である半導体スイッチング素子35と、V相の下アームスイッチング素子である半導体スイッチング素子36とが直列に接続された回路部である。
第3のレグは、W相の上アームスイッチング素子である半導体スイッチング素子37と、W相の下アームスイッチング素子である半導体スイッチング素子38とが直列に接続された回路部である。
母線43は、ダイオード27,28と電解コンデンサ32との接続点に接続されている。また、母線43には、U相、V相、およびW相の上アームスイッチング素子が接続されている。具体的には、半導体スイッチング素子33,35,37のそれぞれが備える、トランジスタのコレクタおよびダイオードのカソードが、母線43に接続されている。
母線44は、ダイオードブリッジ24と電解コンデンサ32との接続点に接続されている。また、母線44には、U相、V相、およびW相の下アームスイッチング素子が接続されている。具体的には、半導体スイッチング素子34,36,38のそれぞれが備える、トランジスタのエミッタおよびダイオードのアノードが、母線44に接続されている。
そして、半導体スイッチング素子33,34の接続点、半導体スイッチング素子35,36の接続点、および半導体スイッチング素子37,38の接続点が、圧縮機40に接続されている。
インバータ装置100に対し、交流電源16から交流電圧が出力されると、交流電圧がノイズフィルタ回路部21と、コンバータ回路部31とに印加され、交流電圧が順変換されてインバータ回路部39に直流電圧が印加される。これにより、インバータ回路部39は、直流電圧を逆変換して交流電流を出力し、圧縮機40を駆動する。
この場合において、インバータ装置101では、DCラインのPラインとNラインとの間、すなわち母線51,52間には浮遊容量41,42が含まれることとなる。
同様に、インバータ装置100では、DCラインのPラインとNラインとの間、すなわち母線43,44間には浮遊容量41,42が含まれることとなる。さらに、インバータ装置100では、DCラインが二重化されたことによって母線43,44間には浮遊容量45,46が含まれることになる。浮遊容量45は、DCライン9とDCライン10との間の浮遊容量であり、浮遊容量46は、DCライン12とDCライン14との間の浮遊容量である。インバータ装置100では、DCラインが二重化されているので、二重化されていない場合よりもPラインとNラインとの間の浮遊容量が増加する。
このように、インバータ装置100では、浮遊容量は、PラインとNラインとの間、すなわち母線43,44間に含まれることとなる。このため、インバータ装置100では、DCラインが二重化されることによって、PラインとNラインが重なる部分が増えるので、PラインとNライン間の浮遊容量も増加する。すなわち、DCラインが二重化されることによって、DCライン9とDCライン10との間に浮遊容量が発生し、DCライン12とDCライン14との間に浮遊容量が発生する。
このように、インバータ装置100,101は、ノイズフィルタ回路部21に実装されているコンデンサ19,20と、PラインとNラインとの間のパターンに含まれる浮遊容量41,42に対応するコンデンサとを有していることになる。さらに、インバータ装置100は、DCラインが二重化されたことにより増加した浮遊容量45,46に対応するコンデンサを有していることになる。
このように、インバータ装置100は、DCラインが二重化されたことによって浮遊容量45,46が発生するので、基材1A~1D上のノイズを吸収しやすくなる。したがって、インバータ装置100は、耐ノイズ性が向上する。
インバータ装置100は、正極側の母線および負極側の母線を筒状の金属板で構成する必要がないので小型化が容易である。正極側の母線および負極側の母線が筒状の金属板で構成されたインバータ装置の場合、DCラインが空気と触れる面積が大きくなるので、DCラインのコーティング面積が増加してしまい、インバータ装置の作製コストが高くなる。
一方、インバータ装置100は、基材1A~1Dが積層されてDCライン10,12,14が内層化されているので、DCライン9に対してコーティングが行われればよい。DCライン9の面積は、インバータ装置101が備えるDCラインよりも、面積が小さいので、腐食防止用のコーティングコストを低く抑えることができる。
このように実施の形態によれば、DCライン10,12およびDCライン9,14が二重化されるとともに、基材1A~1Dが積層されているので、DCラインのパターン幅が半減する。これにより、DCライン9のパターンの引き回しの自由度が上がり、インバータモジュール8、電解コンデンサ2~5、およびその他の電子部品を配置できるエリアが広くなる。これにより、基材1A上の部品の距離を近づけることができるとともに、基材1Aに配置されるDCラインがDCライン9だけでよいので、基材1Aの上面の面積を狭くすることが可能となる。したがって、小型化されたインバータ装置100を実現することができる。
また、DCライン10,12およびDCライン9,14が二重化されているので、DCライン間の浮遊容量が増大し、ノイズを吸収しやすくなり、耐ノイズ性が向上する。
また、基材1A~1Dを積層することでDCライン10,12,14を内層化しているので、DCライン10,12,14に対して腐食防止用のコーティングが不要となる。したがって、腐食防止用のコーティングコストを低く抑えることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1A~1D 基材、2~5,32 電解コンデンサ、6 過電流遮断回路、7 ゲート電圧制御回路、8 インバータモジュール、9,10,12,14 DCライン、16 交流電源、17,18 コイル、19,20 コンデンサ、21 ノイズフィルタ回路部、22 抵抗、23 リレー、24 ダイオードブリッジ、25,26 リアクタ、27,28 ダイオード、29,30,33~38 半導体スイッチング素子、31 コンバータ回路部、39 インバータ回路部、40 圧縮機、41,42,45,46 浮遊容量、43,44,51,52 母線、47~50 スルーホール、100,101 インバータ装置。
Claims (5)
- スイッチング動作によって圧縮機に通電する電流を制御するインバータモジュールと、
前記インバータモジュールに供給される電流を平滑化する電解コンデンサと、
前記インバータモジュールおよび前記電解コンデンサに接続されるとともに負極側の電流が流される第1の電源ラインと、
前記インバータモジュールおよび前記電解コンデンサに接続されるとともに正極側の電流が流される第2の電源ラインと、
を備え、
前記第1の電源ラインは、第1の層上および第2の層上に配置されて二重化され、
前記第2の電源ラインは、第3の層上および第4の層上に配置されて二重化されている、
インバータ装置。 - 前記インバータモジュールおよび前記電解コンデンサが配置された第1の基材と、
前記第1の基材の底面に接合された第2の基材と、
前記第2の基材の底面に接合された第3の基材と、
前記第3の基材の底面に接合された第4の基材と、
をさらに備え、
前記第1の層は、前記第1の基材上の層であり、
前記第2の層は、前記第4の基材上の層であり、
前記第3の層は、前記第2の基材上の層であり、
前記第4の層は、前記第3の基材上の層である、
請求項1に記載のインバータ装置。 - 前記第1の電源ラインは、前記第1の層上に配置された第1のラインと、前記第2の層上に配置された第2のラインとを用いて二重化され、
前記第2の電源ラインは、前記第3の層上に配置された第3のラインと、前記第4の層上に配置された第4のラインとを用いて二重化され、
前記第1のラインと前記第2のラインとは、同じ形状且つ同じ大きさのパターンであり、
前記第3のラインと前記第4のラインとは、同じ形状且つ同じ大きさのパターンである、
請求項2に記載のインバータ装置。 - 前記第1のラインと、前記第2のラインとは、第1のスルーホールを介して接続され、
前記第3のラインと、前記第4のラインとは、第2のスルーホールを介して接続されている、
請求項3に記載のインバータ装置。 - 前記第1の基材には、前記インバータモジュールに流れる過電流を遮断する過電流遮断回路と、前記インバータモジュールに流れる電流を制御する制御回路とが配置されている、
請求項2から4の何れか1つに記載のインバータ装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2021/008711 WO2022185533A1 (ja) | 2021-03-05 | 2021-03-05 | インバータ装置 |
Publications (2)
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