JP7469637B2 - 複合材料の解析を行うシミュレーション方法、シミュレーション装置及びシミュレーション用プログラム - Google Patents
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Description
コンピュータが、分子動力学法により複合材料の解析を行うシミュレーション方法であって、
前記複合材料を複数の異なる種類の粒子を複数個用いてモデル化した前記複合材料の解析用モデルを作成するステップと、
前記解析用モデルに伸長、圧縮及びせん断の少なくとも何れか1つの変形をさせるように、前記解析用モデルに入力を与えたときの前記解析用モデルの応答解析をするステップと、
前記応答解析の結果から、前記粒子のうち少なくとも2つの粒子の間で作用する力に基づいて得られる所定の物理特性の値を、前記少なくとも2つの粒子の種類の組み合わせごとに区分けして算出する算出ステップと、
を有することを特徴とするシミュレーション方法が提供される。
また、本発明によれば、
分子動力学法により複合材料の解析を行うシミュレーション装置であって、
前記複合材料を複数の異なる種類の粒子を複数個用いてモデル化した前記複合材料の解析用モデルを作成する手段と、
前記解析用モデルに伸長、圧縮及びせん断の少なくとも何れか1つの変形をさせるように、前記解析用モデルに入力を与えたときの前記解析用モデルの応答解析をする手段と、
前記応答解析の結果から、前記粒子のうち少なくとも2つの粒子の間で作用する力に基づいて得られる所定の物理特性の値を、前記少なくとも2つの粒子の種類の組み合わせごとに区分けして算出する算出手段と、
を備えることを特徴とするシミュレーション装置が提供される。
更に、本発明によれば、
コンピュータに、上記のシミュレーション方法を実行させるためのシミュレーション用プログラムが提供される。
図1は、一実施形態の複合材料のシミュレーション方法のフローの一例を示す図である。図1に示すシミュレーション方法は、コンピュータを用いた分子動力学法により複合材料を解析するものである。すなわち、シミュレーション方法は、コンピュータによって実行される。
この方法は、複数の異なった種類の複合材料についてそれぞれ適用する。
(解析用モデルの作成)
U(r)=4・ε・[(σ/r)p-(σ/r)q]
(p,qは、正数)
上記のポテンシャル・エネルギーは、図4に示すような分子構造モデルにまとめることができる。
(応答解析)
このような伸張は、解析用モデル1に一軸変形、あるいは二軸変形の伸長を含む。
(物理特性の値の算出)
(算出方法1)
ステップS207では、ステップS205で求めた物理特性の値yab,vw(rr)の値を物理特性の値Yab,vwの値に加算する。
ステップS217では、ステップS215で求めた物理特性の値yaa,bs(r)の値を物理特性の値Yaa,bsの値に加算する。
ステップS223では、ステップS221で求めた物理特性の値yaa,be(θ)の値を物理特性の値Yaa,beの値に加算する。
ステップS229では、ステップS225で求めた物理特性の値yaa,to(φ)の値を物理特性の値Yaa,toの値に加算する。
ステップS235では、ステップS233で求めた物理特性の値yaa,vw(rr)の値を物理特性の値Yaa,vwの値に加算する。
ステップS245では、ステップS243で求めた物理特性の値ybb,bs(r)の値を物理特性の値Ybb,bsの値に加算する。
ステップS251では、ステップS249で求めた物理特性の値ybb,be(θ)の値を物理特性の値Ybb,beの値に加算する。
ステップS257では、ステップS255で求めた物理特性の値ybb,to(φ)の値を物理特性の値Ybb,toの値に加算する。
ステップS263では、ステップS261で求めた物理特性の値ybb,vw(rr)の値を物理特性の値Ybb,vwの値に加算する。
上記の方法では、
・第1物質と第2の物質の間に働くレナード・ジョーンズ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Yab,vwの値、
・2つの第1物質の間に働くボンド・ストレッチ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Yaa,bsの値、
・3つの第1の物質に関するベンディング・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Yaa,beの値、
・4つの第1物質に関するトーション・ジョーンズ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Yaa,toの値、
・連結されていない2つの第1物質の間に働くレナード・ジョーンズ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Yaa,vwの値、
・2つの第2物質の間に働くボンド・ストレッチ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Ybb,bsの値、
・3つの第1の物質に関するベンディング・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Ybb,beの値、
・4つの第1物質に関するトーション・ジョーンズ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Ybb,toの値、
・連結されていない2つの第1物質の間に働くレナード・ジョーンズ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Ybb,vwの値、
を求めたが、2以上の任意の組み合わせで、物理特性の値を加算して、その組み合わせに対応した物理特性の値としてもよい。
(算出方法2)
ステップS309では、ステップS307で求めた物理特性の値yab,vw(rr)の値を物理特性の値Yab,vw(rri)の値に加算する。
ステップS317では、現在の繰り返しで選択された2つの第1粒子の間の距離に対応する距離番号riを求める。
ステップS319では、ステップS315で求めた物理特性の値yaa,bs(r)の値を物理特性の値Yaa,bs(ri)の値に加算する。
ステップS325では、現在の繰り返しで選択された3つの第1粒子がなすベンディング角度が属するベンディング角度範囲の番号θiを求める。
ステップS327では、ステップS323で求めた物理特性の値yaa,be(θ)の値を物理特性の値Yaa,be(θi)の値に加算する。
ステップS333では、現在の繰り返しで選択された4つの第1粒子がなす平面間角度が属する平面間角度範囲の番号φiを求める。
ステップS335は、ステップS331で求めた物理特性の値yaa,to(φ)の値を物理特性の値Yaa,to(φi)の値に加算する。
ステップS341では、現在の繰り返しで選択された結合していない2つの第1粒子の間の距離が属する距離範囲の番号rriを求める。
ステップS343では、ステップS339で求めた物理特性の値yaa,vw(rr)の値を物理特性の値Yaa,vw(rri)の値に加算する。
ステップS353では、現在の繰り返しで選択された2つの第1粒子の間の距離に対応する距離番号riを求める。
ステップS355では、ステップS351で求めた物理特性の値ybb,bs(r)の値を物理特性の値Ybb,bs(ri)の値に加算する。
ステップS361では、現在の繰り返しで選択された3つの第1粒子がなすベンディング角度が属するベンディング角度範囲の番号θiを求める。
ステップS363では、ステップS359で求めた物理特性の値ybb,be(θ)の値を物理特性の値Ybb,be(θi)の値に加算する。
ステップS369では、現在の繰り返しで選択された4つの第1粒子がなす平面間角度が属する平面間角度範囲の番号φiを求める。
ステップS371は、ステップS367で求めた物理特性の値ybb,to(φ)の値を物理特性の値Ybb,to(φi)の値に加算する。
ステップS377では、現在の繰り返しで選択された結合していない2つの第1粒子の間の距離が属する距離範囲の番号rriを求める。
ステップS379では、ステップS375で求めた物理特性の値ybb,vw(rr)の値を物理特性の値Ybb,vw(rri)の値に加算する。
上記の方法では、
・第1物質と第2の物質の間に働くレナード・ジョーンズ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Yab,vwの値、
・2つの第1物質の間に働くボンド・ストレッチ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Yaa,bsの値、
・3つの第1の物質に関するベンディング・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Yaa,beの値、
・4つの第1物質に関するトーション・ジョーンズ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Yaa,toの値、
・連結されていない2つの第1物質の間に働くレナード・ジョーンズ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Yaa,vwの値、
・2つの第2物質の間に働くボンド・ストレッチ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Ybb,bsの値、
・3つの第1の物質に関するベンディング・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Ybb,beの値、
・4つの第1物質に関するトーション・ジョーンズ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Ybb,toの値、
・連結されていない2つの第1物質の間に働くレナード・ジョーンズ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値Ybb,vwの値、
を求めたが、2以上の任意の組み合わせで、物理特性の値を加算して、その組み合わせに対応した物理特性の値としてもよい。
(算出方法3)
そこで、算出方法3では、このような分類に従ってエネルギーを集計する。
Yaa,bs,mm(ri)
架橋鎖に属する2つの第1物質の間のボンド・ストレッチ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値
Yaa,bs,bb(ri)
主鎖に属する1つの第1物質及び架橋鎖に属する1つの第1物質の間のボンド・ストレッチ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値
Yaa,bs,mb(ri)
に分類することができる。そこで、ステップS311では、これらをゼロにリセットし、ステップS319では、これらの分類に従って加算を行う。つまり、現在の繰り返しにおいて、主鎖に属する2つの第1物質の間のボンド・ストレッチ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値を扱っているのであれば、
Yaa,bs,mm(ri)
=Yaa,bs,mm(ri)
+yaa,bs(r)
を実行し、架橋鎖に属する2つの第1物質の間のボンド・ストレッチ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値を扱っているのであれば、
Yaa,bs,bb(ri)
=Yaa,bs,bb(ri)
+yaa,bs(r)
を実行し、架橋鎖に属する2つの第1物質の間のトーション・ストレッチ・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値を扱っているであれば、
Yaa,bs,mb(ri)
=Yaa,bs,mb(ri)
+yaa,bs(r)
を実行する。
ベンディング・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値、トーション・ポテンシャル・エネルギーによる物理特性の値についても同様に扱う。
第1の実施の形態では、第1物質と第2物質を含む複合材料を扱った。第2の実施の形態では、第1物質のみを含む複合材料又は第2物質のみを含む複合材料を扱う。
第1物質のみを含む複合材料を扱う場合には、Ybbに関連した計算、Yabに関連した計算を省略する。
第2物質のみを含む複合材料を扱う場合には、Yaaに関連した計算、Yabに関連した計算を省略する。
第1の実施の形態の算出方法3では、結合鎖を主鎖と架橋鎖に分類することができる場合に、それに対応して物理特性の値を細かく集計する方法の説明をしたが、結合鎖を主鎖と側鎖に分類することができる場合にも、それに対応して物理特性の値を細かく集計するようにしてもよい。
同一種類の粒子が複数に属するモデルでは、各相に対して物理特性の値を計算してもよい。そして、複数の相の間で物理特性の値を比較するようにしてもよい。
また、異なった相の相互間の物理特性の値を計算してもよい。
異なった条件で複合材料を作成するならば、異なった構成の複合材料が得られるが、それぞれの条件で作成した複合材料に対して得られる物理特性の値を異なった条件間で比較するようにしてもよい。
なお、同一の条件で作成した複数のモデルから得られる物理特性の平均値を、同一の条件で作成した複合材料に対する物理特性としてもよい。
(解析装置)
図33は、一実施形態の複合材料の解析方法を行う解析装置の機能ブロック図である。
処理部52は、モデル作成部52aと、条件設定部52bと、解析部52cと、評価部52dと、を含む。
解析部52cは、解析した複合材料の解析結果を記憶部54に記憶させる。
このように、コンピュータプログラムは、複合材料の解析方法をコンピュータに実行させることができる。
11,11A,11B,11C,11D フィラーモデル
11a フィラー粒子
21,21A,21B,21C ポリマーモデル
21a ポリマー粒子
21b 結合鎖
21c 架橋結合鎖
50 解析装置
51 入出力装置
52 処理部
52a モデル作成部
52b 条件設定部
52c 解析部
52d 評価部
53 入力操作系
54 記憶部
55 モニタ
Claims (14)
- コンピュータが、分子動力学法により複合材料の解析を行うシミュレーション方法であって、
前記複合材料を複数の異なる種類の粒子を複数個用いてモデル化した前記複合材料の解析用モデルを作成するステップと、
前記解析用モデルに伸長、圧縮及びせん断の少なくとも何れか1つの変形をさせるように、前記解析用モデルに入力を与えたときの前記解析用モデルの応答解析をするステップと、
前記応答解析の結果から、前記粒子のうち少なくとも2つの粒子の間で作用する力に基づいて得られる所定の物理特性の値を、前記少なくとも2つの粒子の種類の組み合わせごとに区分けして算出する算出ステップと、
を有することを特徴とするシミュレーション方法。 - 前記複合材料は、第1物質と第2物質とを少なくとも含み、
前記解析用モデルは、前記複合材料中の前記第1物質を第1粒子でモデル化した第1物質モデル及び前記複合材料中の第2物質を第2粒子でモデル化した第2物質モデルを含み、
前記算出ステップでは、前記第1粒子と前記第2粒子は、異なった種類の粒子として扱われる、
請求項1に記載のシミュレーション方法。 - 前記少なくとも2つの粒子の種類の組合せにおける2つの粒子の種類の組合せは、前記第1粒子と前記第1粒子の組合せ、前記第2粒子と前記第2粒子の組合せ及び前記第1粒子と前記第2粒子の組合せを含む、
請求項2に記載のシミュレーション方法。 - 前記算出ステップでは、前記粒子のうち前記少なくとも2つの粒子の間で作用する力に基づいて得られる所定の物理特性の値を、更に、前記少なくとも2つの粒子の間で作用する相互作用ポテンシャル・エネルギーの種類にも基づいても区分けして算出する、
請求項1から3の何れか1項に記載のシミュレーション方法。 - 前記相互作用ポテンシャル・エネルギーは、結合ポテンシャル・エネルギーと非結合ポテンシャル・エネルギーを含む、
請求項4に記載のシミュレーション方法。 - 少なくとも1種類の粒子は、複数の異なる相に属し、
異なる相に属する同一の種類の粒子を異なった種類の粒子として扱う、
請求項1から5の何れか1項に記載のシミュレーション方法。 - 前記算出するステップでは、前記物理特性の値を、粒子間の配置を示すパラメータの範囲毎に分類して算出する、
請求項1から6の何れか1項に記載のシミュレーション方法。 - 何れかの前記分類に基づいて別々に算出した前記物理特性の値をその分類における2以上の項目間で合算して、その2以上の項目に対する前記物理特性の値として算出するステップを更に有する、
請求項7に記載のシミュレーション方法。 - 相互に異なった微細構造を有する複数種類の前記複合材料をシミュレーションの対象にし、
個々の前記複合材料の微細構造は1以上のパラメータにより表され、
前記複数種類の複合材料に対して算出した前記所定の物理特性の値を、各々の前記複合材料の微細構造を表すパラメータの数値範囲又は2以上のパラメータの数値範囲の組合せ毎に分類するステップを更に有する、
請求項1から8の何れか1項に記載のシミュレーション方法。 - 前記複合材料全体についての前記所定の物理特性の値に対する寄与率を、相互作用を相互間に持つ一対の粒子を構成する一方の粒子の種類と他方の粒子の種類の組合せ毎に算出するステップを有する、
請求項1から9の何れか1項に記載のシミュレーション方法。 - 算出した前記所定の物理特性は、離散的なものであり、
算出された前記所定の物理特性を構成する離散的なデータの間を補間するデータを生成するステップを更に有する、
請求項1から10の何れか1項に記載のシミュレーション方法。 - 相互に異なった複数の条件によりそれぞれ生成した複数の複合材料に対応する解析用モデルから前記所定の物理特性の値を算出し、
相互に異なった複数の条件の間で、前記所定の物理特性の値を比較する、
請求項1から11の何れか1項に記載のシミュレーション方法。 - 分子動力学法により複合材料の解析を行うシミュレーション装置であって、
前記複合材料を複数の異なる種類の粒子を複数個用いてモデル化した前記複合材料の解析用モデルを作成する手段と、
前記解析用モデルに伸長、圧縮及びせん断の少なくとも何れか1つの変形をさせるように、前記解析用モデルに入力を与えたときの前記解析用モデルの応答解析をする手段と、
前記応答解析の結果から、前記粒子のうち少なくとも2つの粒子の間で作用する力に基づいて得られる所定の物理特性の値を、前記少なくとも2つの粒子の種類の組み合わせごとに区分けして算出する算出手段と、
を備えることを特徴とするシミュレーション装置。 - コンピュータに、請求項1から12の何れか1項に記載のシミュレーション方法を実行させるためのシミュレーション用プログラム。
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