JP7468363B2 - 情報表示方法、プログラムおよび情報表示装置 - Google Patents

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Description

本開示は情報を表示する技術に関し、より特定的には、複数の情報から特徴を示す情報を表示する技術に関する。
介護施設が増えるにつれて監視対象となる入居者(以下「被介護者」ともいう。)の数が増えている。そのため、介護や看護の記録の負担を軽減する技術が必要とされている。例えば、国際公開第2018/003463号(特許文献1)は、「看介護記録の手間や時間をより軽減できる被監視者監視システム」を開示している(段落0009参照)。
また、記録されたデータを状況に応じて提示する技術が知られている。たとえば、特開2007-200030号公報(特許文献2)は、「オーダと連携した温度板を作成する医療情報管理装置」を開示している(段落0004参照)。
国際公開第2018/003463号 特開2007-200030号公報
介護者や医療従事者等の介護施設のスタッフは、必要に応じて、記録されたデータを参照して、各入居者の状態を把握する。記録されたデータは、血圧値その他の所謂バイタルデータ、食事の量その他各入居者の状態を表わす様々な項目(以下「ケア項目」ともいう。)を含む。これらのデータは、定期的に記録されるため、多くのデータ項目が蓄積される。スタッフは、発熱時など体調変化の監視が必要な入居者に対し、記録されている各データから、1日の体調の変化を読み取ることを希望する場合がある。したがって、必要に応じて各入居者の情報が適切に提示される技術が必要とされている。
本開示は上述のような背景に鑑みてなされたものであって、入居者の情報が適切に提示される技術が提供される。
ある実施の形態に従うと、入居者のデータを表示するためにコンピュータで実行される情報表示方法が提供される。この方法は、入居者の介護記録を構成する複数のケア項目の各々について、予め定められた期間に複数回取得された当該ケア項目のデータにアクセスするステップと、予め定められた抽出基準に基づいて、当該ケア項目の複数のデータから、入居者の状態を表わす1つ以上の特徴的なデータを抽出するステップと、抽出された複数の特徴的なデータを表示するステップとを含む。
ある局面において、表示するステップは、各ケア項目について、予め定められた期間に入力されたデータの数が予め設定された数以下である場合に、予め定められた期間に入力された全てのデータを表示することを含む。
ある局面において、1つ以上の特徴的なデータは、入居者の体温、最高血圧、最低血圧、呼吸数、脈拍数の少なくともいずれかを含む。
ある局面において、1つ以上の特徴的なデータは、期間における最大値、最小値、最新値、最古値、および、連続する2つの値の変化率の最大値のいずれかを含む。
ある局面において、予め定められた期間は、一日を含む。表示するステップは、1つ以上のデータと、当該データが取得された時刻とを表示することを含む。
ある局面において、予め定められた期間は、一日を含む。表示するステップは、当該入居者の一日の行動を表わす情報を、特徴的なデータと共に表示することを含む。
ある局面において、一日の行動は、食事、水分摂取、服薬、運動、および排泄のいずれかを含む。
ある局面において、表示するステップは、タイムスパンの異なる2つの期間で表示を切り替えるステップを含む。
ある局面において、表示を切り替えるステップは、指定された一日における特徴的なデータを表示することと、指定された一週間における特徴的なデータを表示することとの間で表示を切り替えることとを含む。
ある局面において、上記方法は、抽出対象となるケア項目の選択を受け付けるステップをさらに含む。アクセスするステップは、選択されたケア項目のデータにアクセスすることを含む。
ある局面において、上記方法は、ケア項目のデータが予め定められた基準から逸脱したことに基づいて、当該ケア項目を選択対象として表示することをさらに含む。
他の実施の形態に従うと、上記のいずれかに記載の情報表示方法をコンピュータに実行させるプログラムが提供される。
さらに他の局面に従うと、上記のプログラムを格納したメモリと、プログラムを実行するためのプロセッサとを備える、情報表示装置が提供される。
本開示によれば、入居者(被介護者)の介護記録を構成するケア項目の情報が適切に提示され得る。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
見守りシステム100の構成の一例を示す図である。 見守りシステム100の構成の概要を示すブロック図である。 クラウドサーバー150として機能するコンピューターシステム300のハードウェア構成を表わすブロック図である。 センサーボックス119を用いた見守りシステム100の装置構成の概略の一例を示す図である。 クラウドサーバー150が備えるハードディスク5におけるデータの格納の一態様を表わす図である。 検査によって取得された体温を計測時間に応じてプロットした状態を表わすグラフである。 別の局面において検査によって取得された体温を計測時間に応じてプロットした状態を表わすグラフである。 さらに別の局面において検査によって取得された体温を計測時間に応じてプロットした状態を表わすグラフである。 管理サーバー200が備えるCPU1が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 管理サーバー200が備えるモニター8に表示される画面の一例を表わす図である。 他の局面においてモニター8に表示される画面の一例を表わす図である。 他の局面にしたがって表示される画面の一例を表わす図である。 さらに別の局面にしたがってモニター8に表示される画面を表わす図である。 さらに別の局面にしたがってモニター8に表示されるが面を表わす図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[見守りシステムの構成]
図1は、見守りシステム100の構成の一例を示す図である。見守り対象は、例えば、施設の居室領域180に設けられた各居室内の入居者である。図1の見守りシステム100では、居室領域180に、居室110,120が設けられている。居室110は、入居者111に割り当てられている。居室120は、入居者121に割り当てられている。図1の例では、見守りシステム100に含まれる居室の数は2であるが、当該数はこれに限定されない。
見守りシステム100では、居室110,120にそれぞれ設置されたセンサーボックス119と、管理センター130に設置された管理サーバー200と、アクセスポイント140とが、ネットワーク190を介して接続される。ネットワーク190は、イントラネットおよびインターネットのいずれをも含み得る。
見守りシステム100では、介護者141が携帯する携帯端末143、および、介護者142が携帯する携帯端末144は、アクセスポイント140を介してネットワーク190に接続可能である。さらに、センサーボックス119、管理サーバー200、および、アクセスポイント140は、ネットワーク190を介して、クラウドサーバー150と通信可能である。
居室110,120は、それぞれ、設備として、タンス112、ベッド113、および、トイレ114を含む。居室110のドアには、当該ドアの開閉を検出するドアセンサー118が設置されている。トイレ114のドアには、トイレ114の開閉を検出するトイレセンサー116が設置されている。ベッド113には、各入居者111,121の臭いを検出する臭いセンサー117が設置されている。各入居者111,121は、当該入居者111,121のバイタル情報を検出するバイタルセンサー290を装着している。検出されるバイタル情報は、入居者の体温、呼吸、心拍数等を含む。居室110,120では、各入居者111,121は、それぞれ、ケアコール子機115を操作することができる。
センサーボックス119は、居室110,120内の物体の挙動を検出するためのセンサーを内蔵している。センサーの一例は、物体の動作を検出するためのドップラーセンサーである。他の例は、カメラである。センサーボックス119は、センサーとしてドップラーセンサーとカメラの双方を含んでもよい。
図2を参照して、見守りシステム100の構成要素について説明する。図2は、見守りシステム100の構成の概要を示すブロック図である。
[センサーボックス119]
センサーボックス119は、制御装置101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、通信インターフェイス104と、カメラ105と、ドップラーセンサー106と、無線通信装置107と、記憶装置108とを備える。
制御装置101は、センサーボックス119を制御する。制御装置101は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)その他のプロセッサー、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらの組み合わせなどによって構成される。
通信インターフェイス104には、アンテナ(図示しない)などが接続される。センサーボックス119は、当該アンテナを介して、外部の通信機器との間でデータをやり取りする。外部の通信機器は、たとえば、管理サーバー200、携帯端末143,144その他の端末、アクセスポイント140、クラウドサーバー150、その他の通信端末などを含む。
カメラ105は、一実現例では、近赤外カメラである。近赤外カメラは、近赤外光を投光するIR(Infrared)投光器を含む。近赤外カメラが用いられることにより、夜間でも居室110,120の内部を表わす画像が撮影され得る。他の実現例では、カメラ105は、可視光のみを受光する監視カメラである。さらに他の実現例では、カメラ105として、3Dセンサやサーモグラフィーカメラが用いられてもよい。センサーボックス119およびカメラ105は、一体として構成されてもよいし、別体で構成されてもよい。
ドップラーセンサー106は、たとえばマイクロ波ドップラーセンサーであり、電波を放射及び受信して、居室110,120内の物体の挙動(動作)を検出する。これにより、居室110,120の入居者111,121の生体情報が検出され得る。一例では、ドップラーセンサー106は、24GHz帯のマイクロ波を各居室110,120のベッド113に向けて放射し、入居者111,121で反射した反射波を受信する。反射波は、入居者111,121の動作により、ドップラーシフトしている。ドップラーセンサー106は、当該反射波から、入居者111,121の呼吸状態や心拍数を検出し得る。
無線通信装置107は、ケアコール子機240、ドアセンサー118、トイレセンサー116、臭いセンサー117、および、バイタルセンサー290からの信号を受信し、当該信号を制御装置101へ送信する。たとえば、ケアコール子機240は、ケアコールボタン241を備える。当該ボタンが操作されると、ケアコール子機240は、当該操作があったことを示す信号を無線通信装置107へ送信する。ドアセンサー118、トイレセンサー116、臭いセンサー117、および、バイタルセンサー290は、それぞれの検出結果を無線通信装置107へ送信する。
記憶装置108は、たとえば、フラッシュメモリーまたはハードディスク等の固定記憶装置、あるいは、外付けの記憶装置などの記録媒体である。記憶装置108は、制御装置101によって実行されるプログラム、および、当該プログラムの実行に利用される各種のデータを格納する。各種のデータは、入居者111,121の行動情報を含んでいてもよい。行動情報の詳細は後述する。
上記のプログラムおよびデータのうち少なくとも一方は、制御装置101がアクセス可能な記憶装置であれば、記憶装置108以外の記憶装置(たとえば、制御装置101の記憶領域(たとえば、キャッシュメモリーなど)、ROM102、RAM103、外部機器(たとえば、管理サーバー200や携帯端末143,144等)に格納されていてもよい。
[行動情報]
上記の行動情報について説明する。行動情報は、たとえば入居者111,121が所定の行動を実行したことを表わす情報である。一例では、所定の行動は、入居者111,121が起きたことを表わす「起床」、入居者111,121がベッド(寝具)113から離れたことを表わす「離床」、入居者111,121がベッド(寝具)113から落ちたことを表わす「転落」、および、入居者111,121が倒れたことを表わす「転倒」の4つの行動を含む。
一実施の形態では、制御装置101が、各居室110,120に設置されたカメラ105が撮像した画像に基づいて、各居室110,120に関連付けられた入居者111,121の各行動情報を生成する。制御装置101は、たとえば、上記画像から入居者111,121の頭部を検出し、この検出した入居者111,121の頭部における大きさの時間変化に基づいて、入居者111,121の「起床」、「離床」、「転倒」および「転落」を検出する。以下、行動情報の生成の一具体例を、より詳細に説明する。
まず、記憶装置108に、居室110,120における各ベッド113の所在領域、第1閾値Th1、第2閾値Th2、および、第3閾値Th3が格納される。第1閾値Th1は、ベッド113の所在領域内において、横臥姿勢にあるときと座位姿勢にあるときとの間で入居者の頭部の大きさを識別する。第2閾値Th2は、ベッド113の所在領域を除く居室110,120内において、入居者の頭部の大きさに基づいて、当該入居者が立位姿勢にあるか否かを識別する。第3閾値Th3は、ベッド113の所在領域を除く居室110,120内において、入居者の頭部の大きさに基づいて、当該入居者が横臥姿勢にあるか否かを識別する。
制御装置101は、対象画像から、例えば背景差分法やフレーム差分法によって、入居者111,121の人物の領域として、動体領域を抽出する。制御装置101は、さらに、当該抽出した動体領域から、例えば円形や楕円形のハフ変換によって、予め用意された頭部のモデルを用いたパターンマッチングによって、頭部検出用に学習したニューラルネットワークによって導出された閾値を用いて、入居者111,121の頭部領域を抽出する。制御装置101は、当該抽出された頭部の位置および大きさから、「起床」、「離床」、「転倒」および「転落」を検知する。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域内にあり、かつ、上記のように抽出された頭部の大きさが第1閾値Th1を用いることによって横臥姿勢の大きさから座位姿勢の大きさへと変化したことを検出した場合に、行動「起床」が発生したことを決定してもよい。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域内からベッド113の所在領域外へ移動した場合において、上記のように抽出された頭部の大きさに対して第2閾値Th2を適用することにより、頭部がある大きさから立位姿勢の大きさへと変化したことを検出したときには、行動「離床」が発生したと判定してもよい。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域内からベッド113の所在領域外へ移動した場合において、上記のように抽出された頭部の大きさに対して第3閾値Th3を適用することにより、頭部がある大きさから横臥姿勢の大きさへと変化したことを検出したときには、行動「転落」が発生したと判定してもよい。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域を除く居室110,120内に位置し、かつ、抽出された頭部の大きさが第3閾値Th3を用いることによって或る大きさから横臥姿勢の大きさへと変化したことを検出した場合には、行動「転倒」が発生したと決定してもよい。
以上説明されたように、一具体例では、センサーボックス119の制御装置101が、入居者111,121の各行動情報を生成する。なお、他の局面に従う見守りシステム100では、居室110,120内の画像を用いて、制御装置101以外の他の要素(例えば、クラウドサーバー150)が入居者111,121の行動情報を生成してもよい。
[携帯端末143,144]
携帯端末143,144は、制御装置221と、ROM222と、RAM223と、通信インターフェイス224と、ディスプレイ226と、記憶装置228と、入力デバイス229とを含む。ある局面において、携帯端末143,144は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、腕時計型端末その他のウェアラブル装置等として実現される。
制御装置221は、携帯端末143,144を制御する。制御装置221は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU、少なくとも1つのASIC、少なくとも1つのFPGA、またはそれらの組み合わせなどによって構成される。
通信インターフェイス224には、アンテナ(図示しない)などが接続される。携帯端末143,144は、当該アンテナおよびアクセスポイント140を介して、外部の通信機器との間でデータをやり取りする。外部の通信機器は、たとえば、センサーボックス119、管理サーバー200などを含む。
ディスプレイ226は、たとえば液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等によって実現される。入力デバイス229は、たとえばディスプレイ226に設けられたタッチセンサーによって実現される。当該タッチセンサーは、携帯端末143,144に対するタッチ操作を受け付け、当該タッチ操作に応じた信号を制御装置221へ出力する。
記憶装置228は、たとえば、フラッシュメモリー、ハードディスクその他の固定記憶装置、あるいは、着脱可能なデータ記録媒体等により実現される。
[クラウドサーバーの構成]
図3を参照して、クラウドサーバー150の構成について説明する。図3は、クラウドサーバー150として機能するコンピューターシステム300のハードウェア構成を表わすブロック図である。
コンピューターシステム300は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU1と、コンピューターシステム300の使用者による指示の入力を受けるマウス2およびキーボード3と、CPU1によるプログラムの実行により生成されたデータ、又はマウス2若しくはキーボード3を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM4と、データを不揮発的に格納するハードディスク5と、光ディスク駆動装置6と、通信インターフェイス(I/F)7と、モニター8とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。光ディスク駆動装置6には、CD-ROM9その他の光ディスクが装着される。
コンピューターシステム300における処理は、各ハードウェアおよびCPU1により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、ハードディスク5に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、CD-ROM9その他の記録媒体に格納されて、コンピュータープログラムとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なアプリケーションプログラムとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、光ディスク駆動装置6その他の読取装置によりその記録媒体から読み取られて、あるいは、通信インターフェイス7を介してダウンロードされた後、ハードディスク5に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU1によってハードディスク5から読み出され、RAM4に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU1は、そのプログラムを実行する。
図3に示されるコンピューターシステム300を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本開示に係る技術思想の本質的な部分の一つは、RAM4、ハードディスク5、CD-ROM9その他の記録媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。記録媒体は、一時的でない、コンピューター読取可能なデータ記録媒体を含み得る。なお、コンピューターシステム300の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、CD-ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、IC(Integrated Circuit)カード(メモリーカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリー等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
図4を参照して、見守りシステム100を用いた見守りについて説明する。図4は、センサーボックス119を用いた見守りシステム100の装置構成の概略の一例を示す図である。
見守りシステム100は、見守り対象者(監視対象者)である入居者111,121その他の入居者を見守るために利用される。図4に示されるように、居室110の天井には、センサーボックス119が取り付けられている。他の居室にも同様にセンサーボックス119が取り付けられている。
範囲410は、センサーボックス119による検出範囲を表わす。センサーボックス119が前述のドップラーセンサーを有する場合、当該ドップラーセンサーは、範囲410内で生じた人の挙動を検出する。センサーボックス119がセンサーとしてカメラを有する場合、当該カメラは、範囲410内の画像を撮影する。
センサーボックス119は、たとえば、介護施設、医療施設、宅内などに設置される。図4の例では、センサーボックス119は、天井に取り付けられており、入居者111およびベッド113を撮影している。センサーボックス119の取り付け場所は天井に限られず、居室110の側壁に取り付けられてもよい。
見守りシステム100は、カメラ105から得られた一連の画像(すなわち、映像)に基づいて入居者111に生じている危険を検知する。一例として、検知可能な危険は、入居者111の転倒や、危険個所(たとえば、ベッドの柵など)に入居者111がいる状態などを含む。
見守りシステム100は、入居者111に危険が生じていることを検知した場合に、そのことを介護者141,143等に報知する。報知方法の一例として、見守りシステム100は、入居者111の危険を介護者141,142の携帯端末143,144に通知する。携帯端末143,144は、当該通知を受信すると、入居者111の危険をメッセージ、音声、振動等で介護者141,142に報知する。これにより、介護者141,142は、入居者111に危険が生じていることを即座に把握でき、入居者111の元に素早く駆け付けることができる。
なお、図4には、見守りシステム100が1つのセンサーボックス119を備えている例が示されているが、見守りシステム100は、複数のセンサーボックス119を備えてもよい。また、図4には、見守りシステム100が複数の携帯端末143,144を備えている例が示されているが、見守りシステム100は、一つの携帯端末でも実現され得る。
ある局面において、介護者440は、携帯端末441を用いて、入居者111に関する状態を記録する。ケア項目としてクラウドサーバー150に記録される情報は、例えば、以下のような項目を含み得るが、下記に例示される項目に限られない。
(1)食事(主食、副食)が行なわれた時刻、食事の内容、摂取量、または食後の食器の状態を示す画像
(2)排泄が行なわれた時間、量または状態
(3)バイタルデータ(血圧(収縮期、拡張期、脈圧)、心拍数(または脈拍数)、尿量、呼吸状態(呼吸回数、呼吸パターン、SpO)、意識状態(興奮系、朦朧系もしくは昏睡)、体温)
(4)おやつを食した時間、内容または量
(5)定期的にまたは臨時に薬が投与された時刻、当該薬の種類または量
(6)口腔ケア(歯磨きなど)が行なわれた時刻または口腔ケアの内容
(7)水分補給が行なわれた時刻または補給された水分の量
(8)個別訓練(例えば、歩行訓練など)が行なわれた時刻またはその状態
[機能構成]
(1)ある局面において、CPU1は、ハードディスク5にアクセスして、予め定められた期間に複数回計測された介護者の複数のバイタルデータをハードディスク5から読み出す。CPU1は、予め定められた抽出基準に基づいて、複数のバイタルデータから1つ以上の特徴的なバイタルデータを抽出する。抽出基準の一例は、あるケア項目について、ある指定された期間に記録された複数のデータから、最大値、最小値、最古値、最終値または各データの変化の傾向が変化した値の少なくともいずれかを抽出することである。抽出基準は、管理サーバー200の使用者(例えば、管理者、介護者、医療従事者等)によって指定され得る。さらに、CPU1は、抽出された複数の特徴的なバイタルデータをモニター8に表示する。
(2)他の局面において、CPU1は、予め定められた期間に計測されたバイタルデータの数が予め定められた数以下である場合には、全ての計測値をモニター8に表示する。予め定められた数は、当該計測値に応じて管理者によって設定され得る。例えば、予め定められた数は、介護者の状態を推測するための各値(例えば、最大値、最小値、最古値、最終値、変化の傾向を表わす値)の数(すなわち「5」)に応じて決められ得る。
(3)他の局面において、CPU1は、1つ以上のバイタルデータとして、介護者の体温、最高血圧、最低血圧、呼吸数、脈拍数の少なくともいずれかをモニター8に表示し得る。別の局面において、CPU1は、複数のケア項目のうちの二つのケア項目のデータまたは内容を、同一の時間軸に関連付けて表示し得る。このようにすると、介護者は、複数種類のケア項目の推移を見ることで、入居者の状態を複眼的に確認して、より適切な状況判断を行なうことができるので、当該入居者へのケアの内容または質も向上し得る。
(4)他の局面において、CPU1は、ある指定された期間における、各バイタルデータの最大値、最小値、最新値、最古値、および、当該バイタルデータの変化の傾向が変った時点の値のいずれかを表示し得る。
(5)ある局面において、予め定められた期間は、一日、一週間、一ヶ月等であってもよい。CPU1は、モニター8に、1つ以上のバイタルデータの計測値と、当該バイタルデータが取得された時刻とを表示する。この期間は、介護者その他の使用者の操作に応じて変更できる。これにより、介護者は、入居者の状況に応じて異なる期間のバイタルデータを確認できるので、より的確なケアを行なうことができる。
(6)ある局面において、CPU1は、当該入居者の一日の行動を表わす情報を、特徴的なバイタルデータと共にモニター8に表示する。
(7)ある局面において、CPU1は、当該入居者の一日の行動を表わす情報として、食事の量、水分摂取量、服薬量、運動の内容および量、および排泄の量のいずれかをモニター8に表示し得る。さらに別の局面において、一日の行動を表わす情報は、徘徊の有無、転倒の有無、複数の入居者がいる場所に置いて観察された記録等も含み得る。これらの情報は、その日のケア項目のデータに関連付けて表示され得る。これにより、介護者は、当該入居者の状態を精度よく判断することが可能となる。
(8)ある局面において、CPU1は、タイムスパンの異なる2つの期間で、モニター8における表示を切り替えることができる。例えば、CPU1は、ある入居者について複数日の検査結果が表示されている状態から、介護者の選択操作に応答して、いずれか一日の検査結果を詳細に表示し得る。別の局面において、CPU1は、指定された一日における特徴的なバイタルデータを表示することと、指定された一週間における特徴的なバイタルデータを表示することとの間で表示を切り替える。このような構成により、入居者の状態に応じて確認の期間を変更できるので、介護者は、適切なフィードバックを当該入居者に与えることができる。
(9)別の局面において、CPU1は、抽出対象となるケア項目の選択を受け付ける。CPU1は、さらに、選択されたケア項目のデータにアクセスする。このような構成により、管理サーバー200は、使用者の要求に応じてケア項目のデータをハードディスク5から読み出してモニター8に表示するので、使用者は、求める情報を速やかに確認することができる。
(10)さらに別の局面において、CPU1は、ケア項目のデータが予め定められた基準から逸脱したことに基づいて、当該ケア項目を選択対象としてモニター8に表示する。このような構成によれば、介護者は、モニター8を見ながら特に確認すべきケア項目を直ぐに選択することができるので、速やかな対応が可能となる。
[データ構造]
図5を参照して、クラウドサーバー150におけるデータ構造について説明する。図5は、クラウドサーバー150が備えるハードディスク5におけるデータの格納の一態様を表わす図である。ハードディスク5は、テーブル500を含む。テーブル500は、入居者ID510と、年月日520と、日時530と、検査項目540と、値550とを含む。
入居者ID510は、各検索項目が検査された入居者(例えば、被介護者)を識別する。年月日520は当該検査が行なわれた年月日を特定する。日時530は当該検査が行なわれた日時を特定する。検査項目540は、当該検査の対象となる項目を特定する。値550は、当該検査によって取得された値を表わす。
ある局面において、各入居者は、項目毎に定められたタイミングにしたがって検査され、検査結果(測定値等)は、クラウドサーバー150に送られる。検査されるタイミングは、例えば、1時間毎、2時間毎等のように規定される。別の局面において、各項目は、継続して監視されており、その検査結果は、当該測定値が予め定められた範囲または上限値もしくは下限値を超えた場合に、クラウドサーバー150に送られてもよい。
図6~図8を参照して、特徴的な値について説明する。図6は、検査によって取得された体温を計測時間に応じてプロットした状態を表わすグラフである。点610は、ある一日(24時間)における最も高い体温を表わす。点620は、その一日における最も低い体温を表わす。点630は、その一日において最後に計測された体温(最終値)を表わす。点640は、その一日において体温の変化の傾向が最も大きいことが観測された時の体温を表わす。点650は、その一日において最初に計測された体温(最古値)を表わす。このような5つの点に基づけば、当該入居者の一日における体温の推移の傾向を把握することが可能となる。
図7は、別の局面において検査によって取得された体温を計測時間に応じてプロットした状態を表わすグラフである。点710は、ある一日において最も高い体温である。点720は、その一日において最も低い体温である。点730は、その一日において最後に計測された体温である。点750は、その一日において体温の変化の傾向が最も大きいことが観測された時の体温を表わす。図7に示される例では、点710の体温が最古値であるともいえる。図7に示されるパターンの場合では、特徴的な体温として4つが抽出されるが、4つの体温でも、その入居者のバイタルサインとして大凡の傾向を把握することができる。
図8は、さらに別の局面において検査によって取得された体温を計測時間に応じてプロットした状態を表わすグラフである。点810は、ある一日における体温の最大値を表わす。点820は、その一日における体温の最小値を表わす。点830は、その一日の最後の体温(最終値)を表わす。点840は、その一日の最初の値(最古値)を表わす。図8に示される例では、当該入居者のバイタルサインの変化の傾向を容易に把握できない可能性もあり得るが、このような例はまれな例と考えられる。また、このようなパターンが発生した場合には、個別の判断を介護者に促すことにより、必要な対応や処置を執りやすくなる。
[制御構造]
図9を参照して、本実施の形態に係る管理サーバー200の制御構造について説明する。図9は、管理サーバー200が備えるCPU1が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。以下の処理は、表示対象となる入居者が選択されている場合において表示の命令が管理サーバー200に与えられた場合に実行される。
ステップS910にて、CPU1は、表示対象となるバイタルデータの数が予め設定された数以上であるか否かを判断する。当該予め設定された値は、例えば、「5」であるが、その他の数値が設定されてもよい。CPU1は、当該バイタルデータの数が予め設定された値より大きい(例えば、「5」以上)と判断すると、制御をステップS920に切り替える。そうでない場合(例えば、バイタルデータの数が「5」未満の場合)には、CPU1は、制御をステップS940に切り替える。
ステップS920にて、CPU1は、自動選択を行ない、より具体的には、表示対象となるバイタルデータから予め定められた基準に従って抽出される5値を選択する。当該5値は、例えば、あるバイタルサインを示す最大値、最小値、最古値、最終値、および、傾向の変化を表わす値を含む。
ステップS930にて、CPU1は、自動選択したデータを表示対象として、モニター8にグラフを表示する。
ステップS940にて、CPU1は、当該入居者に関連して計測された全てのデータをモニター8に表示する。
[画面の表示態様]
図10を参照して、管理サーバー200における画面の表示態様について説明する。図10は、管理サーバー200が備えるモニター8に表示される画面の一例を表わす図である。ある局面において、介護者あるいは医療関係者は、管理サーバー200に対して、入居者および日付を指定すると、モニター8は、指定された入居者について、指定された日付から8日分の検査結果あるいは介護者によって入力された各種データの特徴的な値(例えば、最大値、最小値、最古値、最終値、および傾向の変化を表わす値)を表示する。
例えば、モニター8は、呼吸数、体温、脈拍、血中酸素濃度、最高血圧値、および最低血圧値の各々について、上述のような特徴値(最大値、最小値、最古値、最終値、および傾向の変化を表わす値)を表示する。さらに、モニター8は、食事の時間、食事の量、水分摂取量、排泄状態等を表示し得る。介護者あるいは医療関係者は、モニター8に表示される特徴値やその他の情報を確認することで、当該入居者の状態の変化を推測することができる。
図11を参照して、他の局面に従う画面の表示態様について説明する。図11は、他の局面においてモニター8に表示される画面の一例を表わす図である。モニター8は、画面1110を表示する。画面1110は、例えば、表1120の形式で、各入居者について、ある一日の検査結果および入力結果を表示する。検査結果は上述のバイタルサインを含む。入力結果は、介護者によって入力された情報であり、食事の時間および量、水分摂取量、排泄の状態および量、運動の有無などを示す情報を含む。
介護者を含む管理サーバー200のユーザーは、画面1110から一人の入居者を指定すると、その入居者についての情報をより詳細に確認することができる。例えば、介護者が表1120からいずれかの入居者のデータ行を選択すると、モニタ-8は、その選択されたデータ行を拡大して拡大画面1130として、ポップアップ表示する。介護者が拡大画面1130をダブルクリック等することにより続行の指令を管理サーバー200に与えると、モニター8は、当該入居者についての詳細画面1140を表示する。詳細画面1140は、上記指定された入居者について当該ある一日における検査結果などを含む。この検査結果は、図10に示される画面を表示するために使用されたデータに基づいて行なわれる。
図12は、他の局面にしたがって表示される画面の一例を表わす図である。図12では、指定された期間として2週間の検査結果が表示される。検査結果が表示される期間は、介護者その他のユーザーによって適宜変更可能である。なお、食事のデータに関し、「10/10」とあるのは、当該入居者が完食した場合を表わし、「10/3」は、分量10に対して摂取された量が3であることを表わす。
図13は、さらに別の局面にしたがってモニター8に表示される画面を表わす。モニター8は、介護者の命令に応答して、ある入居者について指定されたある一日に記録されているデータを表示し得る。図13に示される画面は、図12に示される画面からいずれか一日を選択することにより、あるいは、図11に示される詳細画面1140をダブルクリック等することにより、表示される。
図14は、さらに別の局面にしたがってモニター8に表示される画面を表わす図である。図14に示される画面は、図13に示される画面から特定の期間におけるケア項目のデータを表示する指示が管理サーバー200に与えられた場合に実行される。特定の期間は、例えば、ウィークリー、マンスリーのような一定期間と、カスタムとして使用者が指定する期間とのいずれであってもよい。このような構成によれば、入居者の状況に応じて介護者は各ケア項目のデータを確認する期間を調整できるので、入居者に応じたケアを行なうことができる。また、複数の日を含む期間におけるケア項目のデータがモニター8に表示されるので、介護者は、個別の日のデータをつなげてチャートを作成すると言った業務から解放され、入居者の日々の変化を把握しやすくなる。
以上のようにして、本実施の形態によれば、発熱時など体調変化の監視が必要な入居者に対し、介護者その他のスタッフは、画面に表示される各種ケア項目の特徴的なデータを見ることにより、当該入居者の体調の変化を読み取ることができる。また、用紙に記録することなく、必要に応じて必要なデータが提示されるため、記録用紙の保存など管理業務が削減され得る。
また、入居者は、各ケア項目のデータの推移から入居者の体調の変化を把握しやすくなるので、日々のケアに対するフィードバックが可能となるので、入居者に応じたケアを行なうことができる。例えば、複数の日の各々について、最大値、最小値、最古値、最終値、変化率が大きい値のように、特徴的なデータが抽出されてモニター8に表示される。そして、あるケア項目の情報が他のケア項目の情報に時間を介して関連付けられる。その結果、介護者は、ある入居者の状態の変化を複数の情報を考慮して推定することが可能となるので、適切なケアを取りやすくなる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 マウス、3 キーボード、4,103,223 RAM、5 ハードディスク、6 光ディスク駆動装置、7,104,224 通信インターフェイス、8 モニター、9,102,222 ROM、100 システム、101,221 制御装置、105 カメラ、106 ドップラーセンサー、107 無線通信装置、108,228 記憶装置、110,120 居室、111,121,ID510 入居者、112 タンス、113 ベッド、114 トイレ、115,240 ケアコール子機、116 トイレセンサー、117 センサー、118 ドアセンサー、119 センサーボックス、130 管理センター、140 アクセスポイント、141,142 介護者、143,144 携帯端末、150 クラウドサーバー、180 居室領域、190 ネットワーク、200 管理サーバー、226 ディスプレイ、229 入力デバイス、241 ケアコールボタン、290 バイタルセンサー、300 コンピューターシステム、410 範囲、500 テーブル、520 年月日、530 日時、540 検査項目、550 値、610,620,630,640,650,710,720,730,750,810,820,830,840 点、1110 画面、1130 拡大画面、1140 詳細画面。

Claims (13)

  1. コンピュータで実行される情報表示方法であって、
    入居者の介護記録を構成する複数のケア項目の各々について、予め定められた期間ごとに複数回取得された当該ケア項目のデータにアクセスするステップと、
    予め定められた抽出基準に基づいて、当該ケア項目の複数のデータから、前記入居者における前記複数のケア項目の各々の推移の傾向を表わす複数の特徴的なデータの各々を抽出するステップと、
    前記複数のケア項目の各々の推移の傾向を示すために、前記複数のケア項目の各々に対応する抽出された前記複数の特徴的なデータの各々を前記予め定められた期間ごとに区切って表示するステップとを含む、情報表示方法。
  2. 前記表示するステップは、各ケア項目について、前記予め定められた期間に入力されたデータの数が予め設定された数以下である場合に、前記予め定められた期間に入力された全てのデータを表示することを含む、請求項1に記載の情報表示方法。
  3. 前記複数の特徴的なデータは、前記入居者の体温、最高血圧、最低血圧、呼吸数、脈拍数の少なくともいずれかを含む、請求項1または2に記載の情報表示方法。
  4. 前記複数の特徴的なデータは、前記予め定められた期間における最大値、最小値、最新値、最古値、および、連続する2つの値の変化率の最大値のいずれかを含む、請求項1~3のいずれかに記載の情報表示方法。
  5. 前記予め定められた期間は、一日を含み、
    前記表示するステップは、前記複数の特徴的なデータと、当該データが取得された時刻とを表示することを含む、請求項1~4のいずれかに記載の情報表示方法。
  6. 前記予め定められた期間は、一日を含み、
    前記表示するステップは、当該入居者の一日の行動を表わす情報を、前記複数の特徴的なデータと共に表示することを含む、請求項1~5のいずれかに記載の情報表示方法。
  7. 前記一日の行動は、食事の摂取量、水分の摂取量、服薬、運動、排泄の回数および排泄の量のいずれかを含み、
    前記食事の摂取量、前記水分の摂取量、前記排泄の回数および前記排泄の量は、前記複数の特徴的なデータと共に、前記予め定められた期間ごとに区切られて表示可能に構成される、請求項6に記載の情報表示方法。
  8. 前記表示するステップは、タイムスパンの異なる2つの期間で表示を切り替えるステップを含む、請求項1~7のいずれかに記載の情報表示方法。
  9. 前記表示を切り替えるステップは、指定された一日における前記複数の特徴的なデータを表示することと、指定された一週間における前記複数の特徴的なデータを表示することとの間で表示を切り替えることとを含む、請求項8に記載の情報表示方法。
  10. 抽出対象となるケア項目の選択を受け付けるステップをさらに含み、
    前記アクセスするステップは、選択されたケア項目のデータにアクセスすることを含む、請求項1~9のいずれかに記載の情報表示方法。
  11. ケア項目のデータが予め定められた基準から逸脱したことに基づいて、当該ケア項目を選択対象として表示するステップをさらに含む、請求項10に記載の情報表示方法。
  12. 請求項1~11のいずれかに記載の情報表示方法をコンピュータに実行させる、プログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを格納したメモリと、
    前記プログラムを実行するためのプロセッサとを備える、情報表示装置。
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