JP7255359B2 - 情報を通知するためのプログラム、情報通知装置、および、情報を通知するためにコンピューターで実行される方法 - Google Patents

情報を通知するためのプログラム、情報通知装置、および、情報を通知するためにコンピューターで実行される方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7255359B2
JP7255359B2 JP2019100052A JP2019100052A JP7255359B2 JP 7255359 B2 JP7255359 B2 JP 7255359B2 JP 2019100052 A JP2019100052 A JP 2019100052A JP 2019100052 A JP2019100052 A JP 2019100052A JP 7255359 B2 JP7255359 B2 JP 7255359B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
care
side effects
notification
receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019100052A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020194392A (ja
Inventor
政輝 秦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2019100052A priority Critical patent/JP7255359B2/ja
Publication of JP2020194392A publication Critical patent/JP2020194392A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7255359B2 publication Critical patent/JP7255359B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本開示は情報の通知に関し、より特定的には、入居者に投与された薬剤に関する情報の通知に関する。
監視対象である被監視者(以下「入居者」あるいは「被介護者」ともいう。)を監視する技術が知られている。例えば、国際公開第2017/146012号は、「被監視者のプライバシーを考慮しつつ、盗難等の発生を抑制でき、介護や介助の様子を記録できる被監視者監視装置、被監視者監視方法および被監視者監視システム」を開示している(段落0010)。
国際公開第2017/146012号
各入居者は、各々の状態に応じて各種の薬剤の投与を受ける場合がある。薬剤は、それぞれ副作用をもたらす場合がある。副作用は、ふらつき、転倒、意識障害、出血、排泄障害等を含み得る。このような副作用は入居者を危険にさらす恐れがある。したがって、薬剤の投与に応じた情報を通知するための技術が必要とされている。
本開示は上述のような問題点を解決するためになされたものであって、ある局面における目的は、薬剤の投与に応じた情報を通知できる技術を提供することである。
ある実施の形態に従うと、情報を通知するためのプログラムが提供される。このプログラムはコンピューターに、被介護者による1以上の服薬の情報を取得するステップと、薬の種類に基づいて、当該薬による1以上の副作用が発生する時間を推定するステップと、推定された時間における被介護者の状態に関する情報を取得するステップと、取得された被介護者の状態に関する情報に基づいて、1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうか否かを判定するステップと、通知を行なうとの判定結果に基づいて、1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうステップとを実行させる。
ある局面に従うプログラムにおいて、被介護者の状態に関する情報を取得するステップは、被介護者の撮影により取得された画像データを用いて、当該情報を取得することを含む。
ある局面に従うプログラムにおいて、被介護者の状態に関する情報を取得するステップは、被介護者のケア記録に基づいて、当該情報を取得することを含む。
ある局面に従うプログラムにおいて、判定するステップは、被介護者が起床状態にあるか否かを判定することを含む。通知を行なうステップは、被介護者が起床状態にある場合に通知を行なうことを含む。
ある局面に従うプログラムにおいて、1以上の副作用は、ふらつき、転倒、または、排泄障害のいずれかを含む。
ある局面に従うプログラムにおいて、通知を行なうステップは、1以上の副作用が発生する可能性があることを示す情報を、コンピューターに接続される情報端末に送信することを含む。
ある局面に従うプログラムにおいて、1以上の副作用には、優先順位が関連付けられている。通知を行なうステップは、優先順位に従って当該通知を行なうことを含む。
他の実施の形態に従うと、情報通知装置が提供される。この情報通知装置は、被介護者による1以上の服薬の情報を取得するための取得手段と、薬の種類に基づいて、当該薬による1以上の副作用が発生する時間を推定するための推定手段と、推定された時間における被介護者の状態に関する情報を取得するための取得手段と、取得された被介護者の状態に関する情報に基づいて、1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうか否かを判定するための判定手段と、通知を行なうとの判定結果に基づいて、1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうための通知手段とを備える。
ある局面に従う情報通知装置において、取得手段は、被介護者の撮影により取得された画像データを用いて、当該情報を取得する。
ある局面に従う情報通知装置において、取得手段は、被介護者のケア記録に基づいて、当該情報を取得する。
ある局面に従う情報通知装置において、判定手段は、被介護者が起床状態にあるか否かを判定する。通知手段は、被介護者が起床状態にある場合に通知を行なう。
ある局面に従う情報通知装置において、1以上の副作用は、ふらつき、転倒、または、排泄障害のいずれかを含む。
ある局面に従う情報通知装置において、通知手段は、1以上の副作用が発生する可能性があることを示す情報を、情報通知装置に接続される情報端末に送信する。
ある局面に従う情報通知装置において、1以上の副作用には、優先順位が関連付けられている。通知手段は、優先順位に従って当該通知を行なう。
他の実施の形態に従うと、情報を通知するためにコンピュータで実行される方法が提供される。この方法は、被介護者による1以上の服薬の情報を取得するステップと、薬の種類に基づいて、当該薬による1以上の副作用が発生する時間を推定するステップと、推定された時間における被介護者の状態に関する情報を取得するステップと、取得された被介護者の状態に関する情報に基づいて、1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうか否かを判定するステップと、通知を行なうとの判定結果に基づいて、1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうステップとを含む。
ある局面に従う方法において、被介護者の状態に関する情報を取得するステップは、被介護者の撮影により取得された画像データを用いて、当該情報を取得することを含む。
ある局面に従う方法において、被介護者の状態に関する情報を取得するステップは、被介護者のケア記録に基づいて、当該情報を取得することを含む。
ある局面に従う方法において、判定するステップは、被介護者が起床状態にあるか否かを判定することを含む。通知を行なうステップは、被介護者が起床状態にある場合に通知を行なうことを含む。
ある局面に従う方法において、1以上の副作用は、ふらつき、転倒、または、排泄障害のいずれかを含む。
ある局面に従う方法において、通知を行なうステップは、1以上の副作用が発生する可能性があることを示す情報を、コンピューターに接続される情報端末に送信することを含む。
ある局面に従う方法において、1以上の副作用には、優先順位が関連付けられている。通知を行なうステップは、優先順位に従って当該通知を行なうことを含む。
ある局面において、薬剤の投与に応じた情報を通知できるので、入居者の危険を未然に防ぐことができる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
見守りシステムの構成の一例を示す図である。 見守りシステム100の構成の概要を示すブロック図である。 クラウドサーバー150または管理サーバー200として機能するコンピューター300のハードウェア構成を表わすブロック図である。 センサーボックス119を用いた見守りシステム100の装置構成の概略の一例を示す図である。 見守りシステム100を構成する管理サーバー200のハードディスク5におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 見守りシステム100を構成する管理サーバー200によって実現される機能を表わすブロック図である。 CPU1が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 モニター8あるいはディスプレイ226の一例として携帯可能な端末の表示装置800に表示される画面の一例を表わす図である。 モニター8に表示される被介護者の状況を表わす画面の一例である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<システムの概要>
図1を参照して、見守りシステムの概要について説明する。図1は、見守りシステムの構成の一例を示す図である。見守り対象の一例は、施設180の居室領域RMに設けられた各居室内の入居者である。図1の見守りシステムでは、居室領域RMに、居室110,120が設けられている。居室110は、入居者111に割り当てられている。居室120は、入居者121に割り当てられている。
見守りシステムは、ゲートウェイサーバー11と、交換装置12と、アクセスポイント140と、管理サーバー200と、センサーボックス119と、センサーボックス119と通信する各種機器と、携帯端末161,162,163,164とを含む。
ゲートウェイサーバー11は、施設180の内部ネットワーク(イントラネット)と、施設180の外部ネットワーク16とを互いに接続する。外部ネットワーク16は、たとえば、インターネットや公衆電話回線網である。また、外部ネットワーク16には、クラウドサーバー400と、プッシュサーバー14と、無線基地局15とが接続されている。
交換装置12は、施設180の内部ネットワークの各機器を互いに接続する。ある局面において、ルーターやスイッチが交換装置12として使用されてもよい。図1に示される例では、交換装置12の数は2であるが、当該数はこれに限定されない。施設180の内部ネットワークは、複数の交換装置12の組み合わせによって構成されてもよい。
アクセスポイント140は、携帯端末161,162を施設180の内部ネットワークに接続するために使用される。ある局面において、Wi-Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)ルーターが、アクセスポイント140として使用され得る。
管理サーバー200は、施設180の中のセンサーボックス119からイベント情報を受信し、各居室の入居者の情報を管理する。また、管理サーバー200は、携帯端末161,162とも通信し、当該携帯端末を保持するスタッフを管理すると共に、各携帯端末に各種の通知を送信する。なお、管理サーバー200は、携帯端末161,162に通知を送信する場合、外部のプッシュサーバー14を使用してもよい。また、外部のクラウドサーバー400が、管理サーバー200の一部または全ての機能を備えていてもよい。
センサーボックス119は、その筐体に内蔵されたカメラおよびセンサーと、居室110,120内の他の各種センサーと連携することにより、居室110,120内の入居者111,121に関する情報をそれぞれ取得する。当該情報は、各入居者の歩行を示す画像、体温や脈拍その他のバイタル情報等を含み得る。また、センサーボックス119は、内部ネットワークを介して、管理サーバー200に、取得した入居者111,121に関する情報を送信する。センサーボックス119の詳細は後述する。
携帯端末161,162は、施設180で介護に従事する介護者その他のスタッフにより使用される。スタッフは、携帯端末161,162を用いて、介護記録等を入力できる。携帯端末161,162は、当該介護記録を管理サーバー200に送信する。また、入居者111,121に問題が発生した場合には、スタッフは、携帯端末161,162を用いて、管理サーバー200から通知を受信する。携帯端末161,162は、施設180の中ではアクセスポイント140と接続され、内部ネットワークを介して管理サーバー200と通信する。本明細書の例では、介護者141,142,143,144がそれぞれ携帯端末161,162,163,164を保持している。
携帯端末163,164は、施設180の外からは、無線基地局15等を介して、ゲートウェイサーバー11を経由して管理サーバー200と通信することができる。携帯端末163,164が施設180の外から管理サーバー200と通信する場合、管理サーバー200から携帯端末163,164に提供されるサービスの一部は、入居者の情報を保護するために制限される場合がある。
なお、携帯端末161,162、アクセスポイント140、交換装置12等の他の装置の数は、図1に例示される数に限定されない。
居室110,120は、それぞれ、設備として、家具112、ベッド113、および、トイレ114を含む。居室110,120のドアには、当該ドアの開閉を検出するドアセンサー118がそれぞれ設置されている。トイレ114のドアには、トイレ114の開閉を検出するトイレセンサー116が設置されている。ベッド113には、入居者111の排泄情報を取得する臭いセンサー117が設置されている。入居者111は、当該入居者111のバイタル情報を検出するバイタルセンサー290を装着している。検出されるバイタル情報の一例は、入居者の体温である。他の例は、入居者の呼吸である。さらに他の例は、入居者の心拍数である。さらに他の例は、これらの情報の中の2以上の種類の情報である。居室110では、入居者111はケアコール子機115を操作することができる。
センサーボックス119は、居室110,120内の物体の挙動を検出するためのセンサーを内蔵する。センサーの一例は、物体の動作を検出するためのドップラーセンサーである。他の例は、カメラである。さらに他の例は、ケアコール子機115、ドアセンサー118、トイレセンサー116、臭いセンサー117、または、バイタルセンサー290である。センサーボックス119は、センサーとして、これらのセンサー中の少なくとも一つを含み得る。
図2を参照して、見守りシステム100の構成要素について説明する。図2は、見守りシステム100の構成の概要を示すブロック図である。
[センサーボックス119]
センサーボックス119は、制御装置101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、通信インターフェイス104と、カメラ105と、ドップラーセンサー106と、無線通信装置107と、記憶装置108とを備える。
制御装置101は、センサーボックス119を制御する。制御装置101は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)その他のプロセッサー、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらの組み合わせなどによって構成される。
通信インターフェイス104には、アンテナ(図示しない)などが接続される。センサーボックス119は、当該アンテナを介して、外部の通信機器との間でデータをやり取りする。外部の通信機器は、たとえば、管理サーバー200、携帯端末161,162,163,164その他の端末、アクセスポイント140、クラウドサーバー150、その他の通信端末などを含む。
カメラ105は、一実現例では、近赤外カメラである。近赤外カメラは、近赤外光を投光するIR(Infrared)投光器を含む。近赤外カメラが用いられることにより、夜間でも居室110,120の内部を表わす画像が撮影され得る。他の実現例では、カメラ105は、可視光のみを受光する監視カメラである。さらに他の実現例では、カメラ105として、3Dセンサやサーモグラフィーカメラが用いられてもよい。センサーボックス119およびカメラ105は、一体として構成されてもよいし、個別の装置の組み合わせとして構成されてもよい。
ドップラーセンサー106は、たとえばマイクロ波ドップラーセンサーであり、電波を発信及び受信して、居室110,120内の物体の挙動(動作)を検出する。これにより、居室110,120の入居者111,121の生体情報が検出され得る。一例では、ドップラーセンサー106は、24GHz帯のマイクロ波を各居室110,120のベッド113に向けて放射し、入居者111,121で反射した反射波を受信する。反射波は、入居者111,121の動作により、ドップラーシフトしている。ドップラーセンサー106は、当該反射波から、入居者111,121の呼吸状態や心拍数を検出し得る。
無線通信装置107は、ケアコール子機115、ドアセンサー118、トイレセンサー116、臭いセンサー117、および、バイタルセンサー290からの信号を受信し、当該信号を制御装置101へ送信する。たとえば、ケアコール子機115は、ケアコールボタン241を備える。当該ボタンが操作されると、ケアコール子機115は、当該操作があったことを示す信号を無線通信装置107へ送信する。ドアセンサー118、トイレセンサー116、臭いセンサー117、および、バイタルセンサー290は、それぞれの検出結果を無線通信装置107へ送信する。
記憶装置108は、たとえば、フラッシュメモリーまたはハードディスク等の固定記憶装置、あるいは、外付けの記憶装置などの記録媒体である。記憶装置108は、制御装置101によって実行されるプログラム、および、当該プログラムの実行に利用される各種のデータを格納する。各種のデータは、入居者111,121の行動情報を含んでいてもよい。行動情報の詳細は後述する。
上記のプログラムおよびデータのうち少なくとも一方は、制御装置101がアクセス可能な記憶装置であれば、記憶装置108以外の記憶装置(たとえば、制御装置101の記憶領域(たとえば、キャッシュメモリーなど)、ROM102、RAM103、外部機器(たとえば、管理サーバー200や携帯端末161,162,163,164等)に格納されていてもよい。
[行動情報]
次に、本実施の形態における行動情報について、説明する。行動情報は、たとえば入居者111,121が所定の行動を実行したことを表わす情報である。一例では、所定の行動は、入居者111,121が起きたことを表わす「起床」、入居者111,121がベッド(寝具)113から離れたことを表わす「離床」、入居者111,121がベッド(寝具)113から落ちたことを表わす「転落」、および、入居者111,121が倒れたことを表わす「転倒」の4つの行動を含む。
さらに、行動情報は、入居者が介護を受けることを拒否するために行なう動作を含み得る。例えば、行動情報は、手で介護者を振り払う動作、脚で介護者を蹴ろうとする動作、ベッド113にしがみついて着替えを拒否する動作等を含み得る。
一実施の形態では、制御装置101が、各居室110,120に設置されたカメラ105が撮像した画像に基づいて、各居室110,120に関連付けられた入居者111,121の各行動情報を生成する。制御装置101は、たとえば、上記画像から入居者111,121の頭部を検出し、この検出した入居者111,121の頭部における大きさの時間変化に基づいて、入居者111,121の「起床」、「離床」、「転倒」および「転落」の通常の情報に加えて、「介護拒否」という情報を検出する。以下、行動情報の生成の一具体例を、より詳細に説明する。
まず、記憶装置108に、居室110,120における各ベッド113の所在領域、第1閾値Th1、第2閾値Th2、および、第3閾値Th3が格納される。第1閾値Th1は、ベッド113の所在領域内において、横臥姿勢にあるときと座位姿勢にあるときとの間で入居者の頭部の大きさを識別する。第2閾値Th2は、ベッド113の所在領域を除く居室110,120内において、入居者の頭部の大きさに基づいて、当該入居者が立位姿勢にあるか否かを識別する。第3閾値Th3は、ベッド113の所在領域を除く居室110,120内において、入居者の頭部の大きさに基づいて、当該入居者が横臥姿勢にあるか否かを識別する。
制御装置101は、対象画像から、例えば背景差分法やフレーム差分法によって、入居者111,121の人物の領域として、動体領域を抽出する。制御装置101は、さらに、当該抽出した動体領域から、例えば円形や楕円形のハフ変換によって、予め用意された頭部のモデルを用いたパターンマッチングによって、頭部検出用に学習したニューラルネットワークによって導出された閾値を用いて、入居者111,121の頭部領域を抽出する。制御装置101は、当該抽出された頭部の位置および大きさから、「起床」、「離床」、「転倒」および「転落」を検知する。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域内にあり、かつ、上記のように抽出された頭部の大きさが第1閾値Th1を用いることによって横臥姿勢の大きさから座位姿勢の大きさへと変化したことを検出した場合に、行動「起床」が発生したことを決定してもよい。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域内からベッド113の所在領域外へ移動した場合において、上記のように抽出された頭部の大きさに対して第2閾値Th2を適用することにより、頭部がある大きさから立位姿勢の大きさへと変化したことを検出したときには、行動「離床」が発生したと判定してもよい。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域内からベッド113の所在領域外へ移動した場合において、上記のように抽出された頭部の大きさに対して第3閾値Th3を適用することにより、頭部がある大きさから横臥姿勢の大きさへと変化したことを検出したときには、行動「転落」が発生したと判定してもよい。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域を除く居室110,120内に位置し、かつ、抽出された頭部の大きさが第3閾値Th3を用いることによって或る大きさから横臥姿勢の大きさへと変化したことを検出した場合には、行動「転倒」が発生したと決定してもよい。
さらに、制御装置101は、画像データから入居者に加えて介護者を検出し、入居者と介護者との間隔を推定する。制御装置は、当該間隔が予め定められた通常の間隔よりも短いと推定すると、介護拒否行動が行なわれていると判断し得る。さらに、制御装置101は、入居者の動作が通常と違う動きを示していると判断すると、当該入居者は介護者に対して、介護拒否行動を示していると判断し得る。
以上説明されたように、一具体例では、センサーボックス119の制御装置101が、入居者111,121の各行動情報を生成する。なお、他の局面に従う見守りシステム100では、居室110,120内の画像を用いて、制御装置101以外の他の要素(例えば、クラウドサーバー150)が入居者111,121の行動情報を生成してもよい。
[携帯端末161,162,163,164]
携帯端末161,162,163,164は、制御装置221と、ROM222と、RAM223と、通信インターフェイス224と、ディスプレイ226と、記憶装置228と、入力デバイス229とを含む。ある局面において、携帯端末161,162,163,164は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、腕時計型端末その他のウェアラブル装置等として実現される。
制御装置221は、携帯端末161,162,163,164を制御する。制御装置221は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU、少なくとも1つのASIC、少なくとも1つのFPGA、またはそれらの組み合わせなどによって構成される。
通信インターフェイス224には、アンテナ(図示しない)などが接続される。携帯端末161,162,163,164は、当該アンテナおよびアクセスポイント140を介して、外部の通信機器との間でデータをやり取りする。外部の通信機器は、たとえば、センサーボックス119、管理サーバー200などを含む。
ディスプレイ226は、たとえば、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、液晶ディスプレイ等によって実現される。入力デバイス229は、たとえばディスプレイ226に設けられたタッチセンサーによって実現される。当該タッチセンサーは、携帯端末161,162,163,164に対するタッチ操作を受け付け、当該タッチ操作に応じた信号を制御装置221へ出力する。
記憶装置228は、たとえば、フラッシュメモリー、ハードディスクその他の固定記憶装置、あるいは、着脱可能なデータ記録媒体等により実現される。
[クラウドサーバーの構成]
図3を参照して、クラウドサーバー150および管理サーバー200の構成について説明する。図3は、クラウドサーバー150または管理サーバー200として機能するコンピューター300のハードウェア構成を表わすブロック図である。
コンピューター300は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU1と、コンピューター300の使用者による指示の入力を受けるマウス2およびキーボード3と、CPU1によるプログラムの実行により生成されたデータ、又はマウス2若しくはキーボード3を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM4と、データを不揮発的に格納するハードディスク5と、光ディスク駆動装置6と、通信インターフェイス(I/F)7と、モニター8とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。光ディスク駆動装置6には、CD-ROM9その他の光ディスクが装着される。
コンピューター300における処理は、各ハードウェアおよびCPU1により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、ハードディスク5に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、CD-ROM9その他の記録媒体に格納されて、コンピュータープログラムとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なアプリケーションプログラムとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、光ディスク駆動装置6その他の読取装置によりその記録媒体から読み取られて、あるいは、通信インターフェイス7を介してダウンロードされた後、ハードディスク5に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU1によってハードディスク5から読み出され、RAM4に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU1は、そのプログラムを実行する。
図3に示されるコンピューター300を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本開示に係る技術思想の本質的な部分の一つは、RAM4、ハードディスク5、CD-ROM9その他の記録媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。記録媒体は、一時的でない、コンピューター読取可能なデータ記録媒体を含み得る。なお、コンピューター300の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、CD-ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、IC(Integrated Circuit)カード(メモリーカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリー等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
[見守りシステム100の装置構成]
図4を参照して、見守りシステム100を用いた見守りについて説明する。図4は、センサーボックス119を用いた見守りシステム100の装置構成の概略の一例を示す図である。
見守りシステム100は、見守り対象者(監視対象者)である入居者111,121その他の入居者を見守るために利用される。図4に示されるように、居室110の天井には、センサーボックス119が取り付けられている。他の居室にも同様にセンサーボックス119が取り付けられている。
範囲410は、センサーボックス119による検出範囲を表わす。センサーボックス119が前述のドップラーセンサーを有する場合、当該ドップラーセンサーは、範囲410内で生じた人の挙動を検出する。センサーボックス119がセンサーとしてカメラを有する場合、当該カメラは、範囲410内の画像を撮影する。
センサーボックス119は、たとえば、介護施設、医療施設、宅内などに設置される。図4の例では、センサーボックス119は、天井に取り付けられており、入居者111およびベッド113を天井から撮影している。センサーボックス119の取り付け場所は天井に限られず、居室110の側壁に取り付けられてもよい。
見守りシステム100は、カメラ105から得られた一連の画像(すなわち、映像)に基づいて入居者111に生じている危険を検知する。一例として、検知可能な危険は、入居者111の転倒や、危険個所(たとえば、ベッドの柵など)に入居者111がいる状態などを含む。
見守りシステム100は、入居者111に危険が生じていることを検知した場合に、そのことを介護者141,142等に報知する。報知方法の一例として、見守りシステム100は、入居者111の危険を介護者141,142の携帯端末161,162に通知する。携帯端末161,162は、当該通知を受信すると、入居者111の危険をメッセージ、音声、振動等で介護者141,142に報知する。これにより、介護者141,142は、入居者111に危険が生じていることを即座に把握でき、入居者111の元に素早く駆け付けることができる。
さらに、見守りシステム100は、無線基地局15を介して、施設の外部にいる介護者143,144の携帯端末163,164にも、当該危険を通知し得る。
なお、図4には、見守りシステム100が1つのセンサーボックス119を備えている例が示されているが、見守りシステム100は、複数のセンサーボックス119を備えてもよい。また、図4には、見守りシステム100が複数の携帯端末161,162を備えている例が示されているが、見守りシステム100は、一つの携帯端末でも実現され得る。
[データ構造]
図5を参照して、本実施の形態に係る見守りシステム100の投薬データベースのデータ構造について説明する。図5は、見守りシステム100を構成する管理サーバー200のハードディスク5におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。ある局面において、ハードディスク5は、テーブル510,520を含む。
テーブル510は、各入居者毎に行なわれた投薬の履歴を保持する。テーブル510は、領域511~515を含む。領域511は、入居者を識別するデータを格納する。領域512は、当該入居者に対して投薬が行なわれた日時を格納する。領域513は、当該入居者に対して投与された薬剤の種類を識別するデータを格納する。領域514は、当該入居者に対して薬剤を投与した介護者を識別するデータを格納する。領域515は、領域513で特定される薬剤について生じた副作用を識別するデータを格納する。
テーブル520は、認知症レベルに応じて割り当てられる優先順位を規定し、領域521,522を含む。領域521は、優先順位を規定するデータを格納する。領域522は、当該優先順位に割り当てられた副作用を規定する。優先順位を予め規定しておくことにより、同時に複数の副作用の発生が通知された場合において、介護者の数が少ない時には、優先順位の高い副作用が発生した入居者の部屋に駆けつけることができるので、必要性に応じて措置を講じることができる。
[機能構成]
図6を参照して、本実施の形態に係る見守りシステム100が備える機能について説明する。図6は、見守りシステム100を構成する管理サーバー200によって実現される機能を表わすブロック図である。管理サーバー200は、介護記録データベース(DB)610と、薬剤データベース620と、服薬情報取得部630と、副作用発生時間推定部640と、被介護者状態取得部650と、判定部660と、通知部670とを備える。
介護記録データベース610は、各入居者に対して行なわれた介護や介助の履歴を保持する。介護記録データベース610の一例は、テーブル510に示される服薬情報を含む。他の局面において、介護記録データベース610は、投薬以外の介護や介助、例えば、食事の提供、着替え、排泄や入浴の介助の履歴、および、これらの介護や介助に対して観測された入居者の反応あるいは介護者による所見を含み得る。
薬剤データベース620は、各入居者に対してそれぞれ投与される1つ以上の薬剤の各々について、発生の可能性がある副作用、副作用の発生まで見込まれる時間、副作用が継続する時間等を保持する。薬剤データベース620に保持されるデータは、各薬剤の投与を処方する医師のアドバイスに従って、例えば、公知の薬剤データベースから取得され得る。
服薬情報取得部630は、介護記録データベース610から、各入居者に対して行なわれた薬剤の投与情報を取得する。例えば、服薬情報取得部630は、各入居者毎に作成された投薬レコードを参照し、入居者名、服薬した薬剤の名前および摂取量、摂取時刻等を読み出す。
副作用発生時間推定部640は、各入居者について、服薬による副作用が発生する時間を推定する。例えば、副作用発生時間推定部640は、各薬剤について予め準備されている副作用情報を参照し、当該副作用情報を用いて各入居者に固有の時間を推定する。副作用情報は、例えば公的機関のデータベース等によって提供され得る。一例として、ある薬剤について副作用および副作用が発生するまでの時間が規定されている場合、当該時間が、服薬による副作用が発生する時間として参照され得る。
他の局面において、ある薬剤について、副作用が観察される場合の複数の条件(例えば、服薬者の体重、年齢等)と当該副作用が発生するまでの時間とが規定されている場合、当該入居者の条件(体重、年齢等)が各条件で規定される範囲のうちいずれかの範囲内にある場合、副作用発生時間推定部640は、当該範囲を規定する条件に対応付けられる各時間の幅を、副作用が発生することが見込まれる時間として使用する。
被介護者状態取得部650は、介護記録データベース610から、各入居者の状態を取得する。当該状態は、センサーボックス119によって取得された画像あるいは音声から導出された情報で規定される。当該状態は、例えば、就寝中、入浴中、排泄中、歩行中、バランス崩れ、転倒、暴行等を含む。
判定部660は、取得された当該状態と、服薬情報と、副作用発生時間推定部640によって推定された時間とに基づいて、1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうか否かを判定する。例えば、ある入居者が、ある薬剤を服薬したことが検出されると、判定部660は、薬剤データベース620において規定されている薬剤と副作用との情報を参照して、当該薬剤が副作用をもたらし得るか否かを判定する。判定部660は、当該薬剤が副作用をもたらし得ると判定すると、副作用発生時間推定部640によって推定された時間を当該副作用が発生する可能性のある時間と判断する。判定部660は、当該判断の結果に応じて通知を行うように通知部670に命令を与える。
通知部670は、判定部660から送られる命令に基づいて通知を行なう。例えば、ある入居者がある薬剤を摂取した後2時間後に副作用が発生する可能性があると判定部660によって判断されると、通知部670は、当該判断結果が得られた時点と、副作用が発生すると推定された時間の1時間前に、当該副作用が発生する可能性がある旨を携帯端末161,162,163,164に通知する。通知の態様は、音声、画面へのメッセージの表示、振動動作等を含み得る。
[制御構造]
図7を参照して、本実施の形態に係る見守りシステム100の制御構造について説明する。図7は、CPU1が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。なお、他の局面において、見守りシステム100は、各処理をそれぞれ実行する1つ以上の回路素子の組み合わせとして構成されてもよい。
ステップS710にて、CPU1は、介護記録DB610にアクセスする。アクセスのタイミングは、定期的に、あるいは、見守りシステム100のユーザー(例えば、管理者等)によるアクセス命令が入力された都度、行われ得る。
ステップS720にて、CPU1は、薬剤データベース(DB)620にアクセスする。薬剤DB620の各データは、見守りシステム100の運用に合わせて外部のデータベースあるいは各薬剤を提供する製薬会社等から提供され得る。他の局面において、薬剤DB620は、外部のデータベースとオンラインで接続されていてもよい。
ステップS730にて、CPU1は、介護記録DB610から薬剤および投薬日時を取得する。例えば、特定の入居者について監視がリクエストされると、CPU1は、当該入居者の識別データを用いて、当該入居者について記録されたデータレコードを介護記録DB610から取得する。
ステップS740にて、CPU1は、薬剤DB620から薬剤毎に副作用が発生するまでの時間を取得する。ある局面において、CPU1は、薬剤ごとに予め準備されている副作用データベースを薬剤DB620から取得する。
ステップS750にて、CPU1は、投薬された被介護者に副作用が発生する時間を推定する。例えば、CPU1は、ステップS740において取得された時間を、投薬が行なわれた時刻に加算して、当該副作用が発生する時間を推定する。別の局面において、CPU1は、ステップS740において取得された時間を、投薬が行なわれた時刻に加算して、さらに、予め定められた許容誤差を加算することにより、当該副作用を発生する時間を推定してもよい。この場合、許容誤差は、被介護者の性別、年齢、症状に応じて加減され得る。さらに他の局面において、投与される薬剤について副作用の発生が殆ど見込まれない場合には、当該薬剤については、薬剤DBにおいて副作用が発生するまでの時間は、実質的に無限大とされ、副作用の発生の考慮の対象から除外されてもよい。
ステップS760にて、CPU1は、副作用の発生を通知する必要があるか否かを判断する。例えば、CPU1は、副作用が被介護者の状態に悪影響を及ぼす恐れがあるか否かを判断する。この判断は、当該薬剤について発生が予測される副作用の危険度として予め規定された危険度に基づいて行なわれる。CPU1は、副作用の発生を通知する必要があると判断すると(ステップS760にてYES)、制御をステップS770に切り替える。そうでない場合には(ステップS760にてNO)、CPU1は、制御をステップS710に戻す。
ステップS770にて、CPU1は、予め登録された通知先に副作用の発生の可能性が有る旨を通知する。通知先は、施設内の介護者が保持する携帯端末161,162、当該施設の入居者に対して医療サービスを提供することを締結した医師が使用する携帯端末、当該被介護者の家族が保持する携帯端末等である。
ステップS780にて、CPU1は、副作用が発生したことを検知したか否かを判定する。CPU1は、当該副作用が発生したことを検知すると(ステップS780にてYES)、制御をステップS790に切り替える。そうでない場合には(ステップS780にてNO)、CPU1は、制御をステップS710に戻す。
ステップS790にて、CPU1は、介護記録DB610のデータレコードに当該副作用が発生したことを記録する。介護記録DB610に記録されるデータは、入居者、薬剤の種類、摂取量、担当の介護者、症状、所見等を含む。
[表示態様]
図8および図9を参照して、画面の表示態様について説明する。図8は、モニター8あるいはディスプレイ226の一例として携帯可能な端末の表示装置800に表示される画面の一例を表わす図である。図9は、モニター8に表示される被介護者の状況を表わす画面の一例である。
図8に示されるように、状態Aにおいて、表示装置800は、投薬モニター画面を表示している。投薬モニター画面は、入居者の名前、投与される薬剤、投薬が行なわれた日時を含む。ある局面において、投薬モニターは、リアルタイムで、あるいは、予め設定された時間間隔で更新され得る。
状態Bに示されるように、ある局面において、見守りシステム100は、画像解析の結果から入居者Bさんがふらついたことを検知し得る。そのとき、見守りシステム100は、Bさんがふらついたことを通知するメッセージを、投薬モニターに表示し得る。これにより、ふらつきが検知されたタイミングと、投薬が行なわれたタイミングとが関連付けられて表示されるので、表示装置800のユーザー(管理者、介護者、医師など)は、投薬による影響(副作用)が生じている可能性があることを容易に推測し得る。
図9を参照して、モニター8は、ある局面において、各入居者の個別の状況を表示し得る。表示される情報は、当該入居者に対して投与される各薬剤について、投与後に観察された状態を含む。観察対象期間は過去1週間、1ヵ月等のように、モニター8のユーザー(管理者等)によって任意に設定され得る。当該状態は、例えば、正常、ふらつき、転倒、排泄障害等に分類され得る。一例として、抗精神病薬が入居者(介護者番号001)に投与された場合、その後の経過観察の結果、正常であることが10日、ふらつきは0日、転倒が1日、排泄障害は0日であったことが表示される。その他の薬剤についても同様である。このような表示により、ユーザーは、各被介護者について、投薬による副作用がどの程度の頻度で発生しているかを網羅的に確認することができる。
以上のようにして、本実施の形態に係る見守りシステム100は、各入居者について記録された投薬情報と、予め準備された薬剤DB620とに基づいて、各入居者が服薬後に副作用の影響を受けるか否かを判断する。見守りシステム100は、その判断の結果に応じて、入居者がある薬剤を服薬した後に副作用が発生し得る時間を推定し、副作用が発生する可能性がある旨を介護者や管理者あるいは外部の医師などに通知し得る。このようにすると、副作用として例えば足下のふらつき、意識障害などが見込まれる場合には、事前に必要な対策を取ることができるので、入居者に対する危険を抑制することができる。
以上開示された技術的特徴は、例えば以下のように要約され得る。
[構成1]ある実施の形態に従う、情報を通知するためのプログラムは、コンピューター(例えば、クラウドサーバー150、管理サーバー200、携帯端末161,162,163,164等)に、被介護者(例えば、入居者111,121)による1以上の服薬の情報を取得するステップ(例えば、ステップS730)と、薬の種類に基づいて、当該薬による1以上の副作用が発生する時間を推定するステップ(例えば、ステップS750)と、推定された時間における被介護者の状態に関する情報を取得するステップと、取得された被介護者の状態に関する情報に基づいて、1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうか否かを判定するステップ(例えば、ステップS760)と、通知を行なうとの判定結果に基づいて、1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうステップ(例えば、ステップS770)とを実行させる。係る構成によれば、投与された薬剤の種類は量に応じて、服薬者(被介護者)に対する副作用の発生の可能性を通知することができるので、例えば、転倒その他の危険を予め予測し、あるいは、当該危険を避けるための措置を予め講じることが可能になる。
[構成2]ある局面に従うプログラムにおいて、被介護者の状態に関する情報を取得するステップは、被介護者の撮影により取得された画像データを用いて、当該情報を取得することを含む。
[構成3]ある局面に従うプログラムにおいて、被介護者の状態に関する情報を取得するステップは、被介護者のケア記録(例えば、介護記録DB)に基づいて、当該情報を取得することを含む。
[構成4]ある局面に従うプログラムにおいて、判定するステップは、被介護者が起床状態にあるか否かを判定することを含む。通知を行なうステップは、被介護者が起床状態にある場合に通知を行なうことを含む。これにより、被介護者が就寝状態にある場合は、ふらつき、転倒などの危険が生じにくいので、不要な通知が抑制され得る。
[構成5]ある局面に従うプログラムにおいて、1以上の副作用は、ふらつき、転倒、または、排泄障害のいずれかを含む。
[構成6]ある局面に従うプログラムにおいて、通知を行なうステップは、1以上の副作用が発生する可能性があることを示す情報を、コンピューターに接続される情報端末(例えば、携帯端末161,162,163,164)に送信することを含む。これにより、居室の内部にいない関係者、例えば、管理室にいる他のスタッフ、外出しているスタッフ、入居者の家族等への通知が実現される。
[構成7]ある局面に従うプログラムにおいて、1以上の副作用には、優先順位が関連付けられている。通知を行なうステップは、優先順位に従って当該通知を行なうことを含む。例えば、薬剤ごとに通知の優先順位が関連付けられている場合、優先順位の高い薬剤の投与を受けた入居者についての通知が先に行なわれる。優先順位は、例えば服薬によるリスクの発生頻度の高低に応じて設定され得る。
他の実施の形態に従うと、情報通知装置(例えば、管理サーバー200、コンピューター300、携帯端末161,162,163,164)が提供される。この情報通知装置は、被介護者による1以上の服薬の情報を取得するための取得手段(例えば、服薬情報取得部630)と、薬の種類に基づいて、当該薬による1以上の副作用が発生する時間を推定するための推定手段(副作用発生時間推定部640)と、推定された時間における被介護者の状態に関する情報を取得するための取得手段(被介護者状態取得部650)と、取得された被介護者の状態に関する情報に基づいて、1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうか否かを判定するための判定手段(例えば、判定部660)と、通知を行なうとの判定結果に基づいて、1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうための通知手段(例えば通知部670)とを備える。
さらに他の実施の形態に従うと、情報を通知するためにコンピューター300で実行される方法が提供される。この方法は、被介護者による1以上の服薬の情報を取得するステップと、薬の種類に基づいて、当該薬による1以上の副作用が発生する時間を推定するステップと、推定された時間における被介護者の状態に関する情報を取得するステップと、取得された被介護者の状態に関する情報に基づいて、1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうか否かを判定するステップと、通知を行なうとの判定結果に基づいて、1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうステップとを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
開示された技術は、介護サービスあるいは介助サービスを提供する介護施設その他の施設等においてコンピューターを用いて利用可能とされる。
11 ゲートウェイサーバー、12 交換装置、14 プッシュサーバー、15 無線基地局、16 外部ネットワーク、100 見守りシステム、101,221 制御装置、105 カメラ、106 ドップラーセンサー、107 無線通信装置、108,228 記憶装置、110,120 居室、111,121 入居者、112 家具、113 ベッド、114 トイレ、115 ケアコール子機、116 トイレセンサー、117 センサー、118 ドアセンサー、119 センサーボックス、140 アクセスポイント、141,142,143,144 介護者、150,400 クラウドサーバー、161,162,163,164 携帯端末、180 施設、200 管理サーバー、226 ディスプレイ、229 入力デバイス、241 ケアコールボタン、290 バイタルセンサー、300 コンピューター。

Claims (21)

  1. 情報を通知するためのプログラムであって、前記プログラムはコンピューターに、
    1以上の薬剤について、副作用の発生までに見込まれる時間を取得するステップと、
    被介護者による1以上の服薬の情報を取得するステップとを実行させ、前記服薬の情報は、薬の種類と、当該薬の摂取時刻とを含み
    が摂取された時刻と、前記副作用までに見込まれる時間とに基づいて、当該薬による1以上の副作用が発生する時間を推定するステップと、
    前記推定された時間における被介護者の状態に関する情報を取得するステップと、
    取得された被介護者の状態に関する情報に基づいて、前記1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうか否かを判定するステップと、
    前記通知を行なうとの判定結果に基づいて、前記1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうステップとを実行させる、プログラム。
  2. 前記被介護者の状態に関する情報を取得するステップは、被介護者の撮影により取得された画像データを用いて、当該情報を取得することを含む、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記被介護者の状態に関する情報を取得するステップは、被介護者のケア記録に基づいて、当該情報を取得することを含む、請求項1に記載のプログラム。
  4. 前記判定するステップは、前記被介護者が起床状態にあるか否かを判定することを含み、
    前記通知を行なうステップは、前記被介護者が起床状態にある場合に前記通知を行なうことを含む、請求項1~3のいずれかに記載のプログラム。
  5. 前記1以上の副作用は、ふらつき、転倒、または、排泄障害のいずれかを含む、請求項1~4のいずれかに記載のプログラム。
  6. 前記通知を行なうステップは、前記1以上の副作用が発生する可能性があることを示す情報を、前記コンピューターに接続される情報端末に送信することを含む、請求項1~5のいずれかに記載のプログラム。
  7. 前記1以上の副作用には、優先順位が関連付けられており、
    前記通知を行なうステップは、前記優先順位に従って当該通知を行なうことを含む、請求項1~6のいずれかに記載のプログラム。
  8. 1以上の薬剤について、副作用の発生までに見込まれる時間を取得するための手段と、
    被介護者による1以上の服薬の情報を取得するための手段とを備え、前記服薬の情報は、薬の種類と、当該薬の摂取時刻とを含み
    が摂取された時刻と、前記副作用の発生までに見込まれる時間とに基づいて、当該薬による1以上の副作用が発生する時間を推定するための推定手段と、
    前記推定された時間における被介護者の状態に関する情報を取得するための取得手段と、
    取得された被介護者の状態に関する情報に基づいて、前記1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうか否かを判定するための判定手段と、
    前記通知を行なうとの判定結果に基づいて、前記1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうための通知手段とを備える、情報通知装置。
  9. 前記取得手段は、被介護者の撮影により取得された画像データを用いて、当該情報を取得する、請求項8に記載の情報通知装置。
  10. 前記取得手段は、被介護者のケア記録に基づいて、当該情報を取得する、請求項8に記載の情報通知装置。
  11. 前記判定手段は、前記被介護者が起床状態にあるか否かを判定し、
    前記通知手段は、前記被介護者が起床状態にある場合に前記通知を行なう、請求項8~10のいずれかに記載の情報通知装置。
  12. 前記1以上の副作用は、ふらつき、転倒、または、排泄障害のいずれかを含む、請求項8~11のいずれかに記載の情報通知装置。
  13. 前記通知手段は、前記1以上の副作用が発生する可能性があることを示す情報を、前記情報通知装置に接続される情報端末に送信する、請求項8~12のいずれかに記載の情報通知装置。
  14. 前記1以上の副作用には、優先順位が関連付けられており、
    前記通知手段は、前記優先順位に従って当該通知を行なう、請求項8~13のいずれかに記載の情報通知装置。
  15. 1以上の薬剤について、副作用の発生までに見込まれる時間を取得するステップと、
    被介護者による1以上の服薬の情報を取得するステップとを含み、前記服薬の情報は、薬の種類と、当該薬の摂取時刻とを含み
    が摂取された時刻と、前記副作用までに見込まれる時間とに基づいて、当該薬による1以上の副作用が発生する時間を推定するステップと、
    前記推定された時間における被介護者の状態に関する情報を取得するステップと、
    取得された被介護者の状態に関する情報に基づいて、前記1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうか否かを判定するステップと、
    前記通知を行なうとの判定結果に基づいて、前記1以上の副作用が発生する可能性の通知を行なうステップとを含む、コンピュータで実行される方法。
  16. 前記被介護者の状態に関する情報を取得するステップは、被介護者の撮影により取得された画像データを用いて、当該情報を取得することを含む、請求項15に記載のコンピュータで実行される方法。
  17. 前記被介護者の状態に関する情報を取得するステップは、被介護者のケア記録に基づいて、当該情報を取得することを含む、請求項15に記載のコンピュータで実行される方法。
  18. 前記判定するステップは、前記被介護者が起床状態にあるか否かを判定することを含み、
    前記通知を行なうステップは、前記被介護者が起床状態にある場合に前記通知を行なうことを含む、請求項15~17のいずれかに記載のコンピュータで実行される方法。
  19. 前記1以上の副作用は、ふらつき、転倒、または、排泄障害のいずれかを含む、請求項15~18のいずれかに記載のコンピュータで実行される方法。
  20. 前記通知を行なうステップは、前記1以上の副作用が発生する可能性があることを示す情報を、前記コンピュータに接続される情報端末に送信することを含む、請求項15~19のいずれかに記載のコンピュータで実行される方法。
  21. 前記1以上の副作用には、優先順位が関連付けられており、
    前記通知を行なうステップは、前記優先順位に従って当該通知を行なうことを含む、請求項15~20のいずれかに記載のコンピュータで実行される方法。
JP2019100052A 2019-05-29 2019-05-29 情報を通知するためのプログラム、情報通知装置、および、情報を通知するためにコンピューターで実行される方法 Active JP7255359B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019100052A JP7255359B2 (ja) 2019-05-29 2019-05-29 情報を通知するためのプログラム、情報通知装置、および、情報を通知するためにコンピューターで実行される方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019100052A JP7255359B2 (ja) 2019-05-29 2019-05-29 情報を通知するためのプログラム、情報通知装置、および、情報を通知するためにコンピューターで実行される方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020194392A JP2020194392A (ja) 2020-12-03
JP7255359B2 true JP7255359B2 (ja) 2023-04-11

Family

ID=73547655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019100052A Active JP7255359B2 (ja) 2019-05-29 2019-05-29 情報を通知するためのプログラム、情報通知装置、および、情報を通知するためにコンピューターで実行される方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7255359B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023167089A1 (ja) * 2022-03-03 2023-09-07 Sompoケア株式会社 方法、情報処理装置、システム、及びプログラム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003016185A (ja) 2001-06-27 2003-01-17 Casio Joho Kiki Kk 医薬品服用督促通知システムおよび方法、管理センタ、及びプログラム
US20100070304A1 (en) 2008-09-16 2010-03-18 Stephen Ronald Levinson System and method for recognizing medication side effects in patients
JP2016201038A (ja) 2015-04-13 2016-12-01 大日本印刷株式会社 副作用管理装置、プログラム及び制御方法
US20160371620A1 (en) 2013-03-14 2016-12-22 Humana Inc. Computerized method and system for scheduling tasks for an in-home caregiver
WO2017139761A1 (en) 2016-02-12 2017-08-17 Valentine Edmund L Opioid+device combination products with improved safety and efficacy profiles
US20170300647A1 (en) 2016-01-11 2017-10-19 Marc Daniel Goldberg Health In Your Hands
US20180336318A1 (en) 2017-05-18 2018-11-22 International Business Machines Corporation Medical side effects tracking

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003016185A (ja) 2001-06-27 2003-01-17 Casio Joho Kiki Kk 医薬品服用督促通知システムおよび方法、管理センタ、及びプログラム
US20100070304A1 (en) 2008-09-16 2010-03-18 Stephen Ronald Levinson System and method for recognizing medication side effects in patients
US20160371620A1 (en) 2013-03-14 2016-12-22 Humana Inc. Computerized method and system for scheduling tasks for an in-home caregiver
JP2016201038A (ja) 2015-04-13 2016-12-01 大日本印刷株式会社 副作用管理装置、プログラム及び制御方法
US20170300647A1 (en) 2016-01-11 2017-10-19 Marc Daniel Goldberg Health In Your Hands
WO2017139761A1 (en) 2016-02-12 2017-08-17 Valentine Edmund L Opioid+device combination products with improved safety and efficacy profiles
US20180336318A1 (en) 2017-05-18 2018-11-22 International Business Machines Corporation Medical side effects tracking

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020194392A (ja) 2020-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6839205B2 (ja) 自動化された手順決定および判断生成
CN110139598B (zh) 监控和跟踪系统、方法、物品和设备
JP7028787B2 (ja) 視覚的コンテキストを用いる、生理学的パラメータの測定の適時トリガ
JP7234572B2 (ja) ケアシステム、その管理方法、およびプログラム
JP7255359B2 (ja) 情報を通知するためのプログラム、情報通知装置、および、情報を通知するためにコンピューターで実行される方法
WO2020075675A1 (ja) ケアシステムの管理方法および管理装置、ならびにプログラム
JP7342863B2 (ja) コンピュータで実行されるプログラム、情報処理システム、および、コンピュータで実行される方法
JP7327397B2 (ja) コンピューターで実行されるプログラム、情報処理システム、および、コンピューターで実行される方法
JP2021174189A (ja) サービスのメニューの作成を支援する方法、サービスの利用者の評価を支援する方法、当該方法をコンピューターに実行させるプログラム、および、情報提供装置
WO2021215207A1 (ja) 被介護者の情報を提供するためにコンピューターで実行される方法、プログラム、および、情報提供装置
JP7310327B2 (ja) 行動検知装置、それを備えるシステム、行動検知方法、および、プログラム
JP2023105966A (ja) 入居者の状態の変化を検知するためにコンピューターによって実行される方法、プログラム、および、入居者の状態変化検出装置
WO2020137061A1 (ja) 情報表示方法、プログラムおよび情報表示装置
JP2020184201A (ja) 情報を通知するためのプログラム、情報処理装置、および、情報を通知するためにコンピューターで実行される方法
JP7293895B2 (ja) 2つのシステムを連携するための方法およびプログラム並びに情報処理システム
JP7371624B2 (ja) コンピューターで実行されるプログラム、情報処理装置、および、コンピューターで実行される方法
JP7205540B2 (ja) コンピューターで実行されるプログラム、情報処理装置、および、コンピューターで実行される方法
JP2023013602A (ja) データ変換方法、介護情報変換装置、および、当該データ変換方法をコンピューターに実行させるプログラム
WO2020003953A1 (ja) コンピューターで実行されるプログラム、情報処理装置、および、コンピューターで実行される方法
JP7354538B2 (ja) 端末装置、見守りシステムおよびプログラム
JP7215481B2 (ja) コンピューターで実行されるプログラム、情報処理装置、および、コンピューターで実行される方法
WO2021014750A1 (ja) ケア管理方法、プログラム、ケア管理装置、および、ケア管理システム
JP2023012291A (ja) 介護を支援する情報を提供するためにコンピューターによって実行される方法、当該方法をコンピューターに実行させるプログラム、および、介護支援情報提供装置
JP2020057222A (ja) 状態監視装置および状態監視方法
JP2021064327A (ja) ケア内容を提案するためにコンピューターで実行される方法、当該方法をコンピューターに実行させるためのプログラム、および、情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7255359

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150