JP2024065638A - 睡眠パターンの安定性を表す指標を取得するためのコンピューターが実行する方法、プログラムおよび情報処理装置 - Google Patents

睡眠パターンの安定性を表す指標を取得するためのコンピューターが実行する方法、プログラムおよび情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2024065638A
JP2024065638A JP2022174613A JP2022174613A JP2024065638A JP 2024065638 A JP2024065638 A JP 2024065638A JP 2022174613 A JP2022174613 A JP 2022174613A JP 2022174613 A JP2022174613 A JP 2022174613A JP 2024065638 A JP2024065638 A JP 2024065638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleep
stability
subject
index
bed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022174613A
Other languages
English (en)
Inventor
浩 韓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2022174613A priority Critical patent/JP2024065638A/ja
Publication of JP2024065638A publication Critical patent/JP2024065638A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】睡眠パターンの安定性を表す指標を取得する。【解決手段】被験者の生体情報を取得するステップと、取得された生体情報から睡眠指標を取得するステップと、被験者の睡眠パターンの安定性を取得するステップを備え、睡眠指標は、第1深さの睡眠が出現する第1時間と、第1深さよりも浅い睡眠が出現する第2時間とを含み、睡眠パターンの安定性を取得するステップは、日内の被験者が臥床している所定長さの第1期間において出現する第1時間または第2時間の少なくとも一方の時間の長さを取得し、複数日の各日について取得される当該一方の時間の長さのバラツキの度合いを用いて、被験者の睡眠パターンの安定性を表す指標を取得するステップを含む。【選択図】図9

Description

本開示は情報処理に関し、より特定的には、睡眠パターンの安定性を表す指標を取得する技術に関する。
睡眠の質を評価する技術が提案されている。例えば特開2013-99507号公報(特許文献1)は、被験者の睡眠評価スコアを算出し、睡眠評価スコアについてロジスティック回帰分析を行って睡眠障害判別確率を算出し、当該睡眠障害判別確率に基づいて被験者の睡眠指数を演算する。この睡眠評価スコアは、睡眠ポリグラフ(polysomnography:PSG)の測定データに基づいて抽出された、少なくとも睡眠の深さに係る項目と、睡眠のリズムに係る項目と、中途覚醒に係る項目と、を含む複数種類の所定項目について得られる睡眠評価スコアの主成分係数と、被験者の生体信号から算出された所定項目に対応する睡眠判定データと、を乗算して取得される(要約を参照)。
特開2013-99507号公報
睡眠に関する指標として、睡眠パターンの安定性を反映した指標を取得したいとの要望がある。特許文献1は、睡眠の質として、睡眠評価スコアから算出された睡眠障害の判別確率に基づいた睡眠評価スコアを提案するが、睡眠パターンの安定性を反映した指標を取得する技術は開示しない。したがって、特許文献1の技術は、上記に述べた要望に応えることができない。
本開示は上述のような背景に鑑みてなされたものであって、ある局面における目的は、睡眠パターンの安定性を表す指標を取得する技術を提供することである。
本開示に係る、睡眠パターンの安定性を表す指標を取得するためにコンピューターが実行する方法は、被験者の生体情報を取得するステップと、取得された生体情報から睡眠指標を取得するステップと、被験者の睡眠パターンの安定性を取得するステップを備え、睡眠指標は、第1深さの睡眠が出現する第1時間と、第1深さよりも浅い睡眠が出現する第2時間とを含み、睡眠パターンの安定性を取得するステップは、日内の被験者が臥床している所定長さの第1期間において出現する第1時間または第2時間の少なくとも一方の時間の長さを取得し、複数日の各日について取得される当該一方の時間の長さのバラツキの度合いを用いて、被験者の睡眠パターンの安定性を表す指標を取得するステップを含む。
上述の方法において、被験者の入床から起床までの期間は臥床の期間を含み、当該臥床の期間は、複数の第1期間を含み、睡眠パターンの安定性を取得するステップは、さらに、各第1期間について、当該第1期間において出現する第1時間または第2時間の少なくとも一方の時間の長さを取得し、複数日の各日について取得される当該一方の時間の長さのバラツキの度合い取得するステップと、複数の第1期間の各第1期間について取得されたバラツキの度合いの統計量を用いて、被験者の睡眠パターンの安定性を表す指標を取得するステップを含む。
上述の方法において、統計量は、複数の第1期間の各第1期間について取得されたバラツキの度合いの平均を含む。
上述の方法は、人の認知機能の評価値と当該人の睡眠パターンの安定性を表す指標の相関関係に基づき、被験者について取得された睡眠パターンの安定性を表す指標から当該被験者の認知機能を評価するステップを、さらに備える。
上述の方法において、上記の相関関係を取得するステップをさらに備え、相関関係を取得するステップは、睡眠パターンの安定性を表す指標を入力および認知機能の評価値を出力とする学習モデルに相関関係を学習させるステップを含む。
上述の方法は、被験者について、当該被験者の睡眠パターンの安定性を表す指標が示す値の時系列の変化を可視化するためのオブジェクトを生成するステップをさらに備える。
本開示に係るプログラムは、上述の方法をコンピューターに実行させる。
本開示に係る情報処理装置は、上述のプログラムを格納したメモリーと、当該プログラムを実行するプロセッサーとを備える。
ある実施の形態に従うと、睡眠パターンの安定性を反映した指標を取得することができる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
見守りシステム100の構成の一例を示す図である。 見守りシステム100の構成の概要を示すブロック図である。 センサーボックス119を用いた見守りシステム100の概略を示す図である。 コンピューターシステム400のハードウェア構成を表わすブロック図である。 本実施の形態に係る装置600が備える機能の構成を表わすブロック図である。 記憶部620におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 ある入居者の例えば一週間の各日についてのイベント情報622が示すイベント内容626を表わす図である。 ある入居者の睡眠安定性を取得する手順を模式的に表わす図である。 ある入居者について安定性指標の取得と応用を模式的に説明する図である。 本実施の形態に係る処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
以下で説明されるシステムあるいは装置は、介護施設、病院施設その他の施設であって、被介護者または患者を継続的に収容可能な施設において使用されるシーンに適用される。なお、適用対象者は、このような被介護者や患者などの施設の入居者に限定されず、被介護者や患者に当たらない人にも広く適用することができる。
<システムの概要>
図1を参照して、見守りシステムの概要について説明する。図1は、見守りシステム100の構成の一例を示す図である。見守り対象の一例は、施設180の居室領域に設けられた各居室内の入居者である。入居者は、図1の見守りシステム100では、居室領域に、居室110,120が設けられている。居室110は、入居者111に割り当てられている。居室120は、入居者121に割り当てられている。
見守りシステム100は、ゲートウェイサーバー130と、交換装置12と、アクセスポイント140と、管理サーバー200と、センサーボックス119と、センサーボックス119と通信する各種機器と、携帯端末161,162,163,164とを含む。
ゲートウェイサーバー130は、施設180の内部ネットワーク(イントラネット)と、施設180の外部ネットワーク16とを互いに接続する。外部ネットワーク16は、たとえば、インターネットや公衆電話回線網である。また、外部ネットワーク16には、クラウドサーバー150と、プッシュサーバー160と、無線基地局15とが接続されている。クラウドサーバー150に対して、管理サーバー200は、オンプレミスサーバーなどのローカールサーバーを構成する。
交換装置135は、施設180の内部ネットワークの各機器を互いに接続する。ある局面において、ルーターやスイッチが交換装置135として使用されてもよい。図1に示される例では、交換装置135の数は2であるが、当該数はこれに限定されない。施設180の内部ネットワークは、複数の交換装置135の組み合わせによって構成されてもよい。
アクセスポイント140は、携帯端末161,162を施設180の内部ネットワークに接続するために使用される。ある局面において、Wi-Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)ルーターが、アクセスポイント140として使用され得る。
管理サーバー200は、施設180の中のセンサーボックス119からイベント情報を受信し、各居室の入居者の情報を管理する。また、管理サーバー200は、携帯端末161,162とも通信し、当該携帯端末を保持するスタッフを管理すると共に、各携帯端末に各種の通知を送信する。なお、管理サーバー200は、携帯端末161,162に通知を送信する場合、外部のプッシュサーバー160を使用してもよい。また、外部のクラウドサーバー150が、管理サーバー200の一部または全ての機能を備えていてもよい。
センサーボックス119は、その筐体に内蔵されたカメラおよびセンサーと、居室110,120内の他の各種センサーと連携することにより、居室110,120内の入居者111,121に関する情報をそれぞれ取得する。当該情報は、各入居者(または居室内)の画像、入居者の体温や脈拍その他のバイタル情報等を含み得る。また、センサーボックス119は、内部ネットワークを介して、管理サーバー200に、取得した入居者111,121に関する情報を送信する。センサーボックス119の詳細は後述する。
携帯端末161,162は、施設180で介護に従事する介護者その他のスタッフにより使用される。スタッフは、携帯端末161,162を用いて、介護記録等を入力できる。携帯端末161,162は、当該介護記録を管理サーバー200に送信する。また、入居者111,121に問題が発生した場合には、スタッフは、携帯端末161,162を用いて、管理サーバー200から通知を受信する。携帯端末161,162は、施設180の中ではアクセスポイント140と接続され、内部ネットワークを介して管理サーバー200と通信する。本明細書の例では、介護者141,142,143,144がそれぞれ携帯端末161,162,163,164を保持している。
携帯端末163,164は、施設180の外からは、無線基地局15等を介して、ゲートウェイサーバー11を経由して管理サーバー200と通信することができる。携帯端末163,164が施設180の外から管理サーバー200と通信する場合、管理サーバー200から携帯端末163,164に提供されるサービスの一部は、入居者の情報を保護するために制限される場合がある。
なお、携帯端末161,162、アクセスポイント140、交換装置135等の他の装置の数は、図1に例示される数に限定されない。
居室110,120は、それぞれ、設備として、家具112、ベッド113、および、トイレ114を含む。居室110,120のドアには、当該ドアの開閉を検出するドアセンサー118がそれぞれ設置されている。トイレ114のドアには、トイレ114の開閉を検出するトイレセンサー116が設置されている。ベッド113には、入居者111の排泄情報を取得する臭いセンサー117が設置されている。入居者111は、当該入居者111のバイタル情報を検出するバイタルセンサー290を装着している。検出されるバイタル情報の一例は、入居者の体温である。他の例は、入居者の呼吸である。さらに他の例は、入居者の心拍数である。さらに他の例は、これらの情報の中の2以上の種類の情報である。居室110では、入居者111はケアコール子機115を操作することができる。入居者111がケアコール子機115を操作すると、ケアコール子機115は、呼び出し信号を発信し、呼び出し信号は、センサーボックス119により受信される。センサーボックス119は、その受信した呼び出し信号を管理サーバー200に送信する。管理サーバー200は、入居者111から呼び出しを受けていることを通知する信号を携帯端末220に送信する。
センサーボックス119は、居室110,120内の物体の挙動を検出するためのセンサーを内蔵する。センサーの一例は、物体の動作を検出するためのドップラーセンサーである。他の例は、カメラである。さらに他の例は、ケアコール子機115、ドアセンサー118、トイレセンサー116、臭いセンサー117、または、バイタルセンサー290である。センサーボックス119は、センサーとして、これらのセンサー中の少なくとも一つを含み得る。
図2を参照して、見守りシステム100の構成要素について説明する。図2は、見守りシステム100の構成の概要を示すブロック図である。
[センサーボックス119]
センサーボックス119は、制御装置101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、通信インターフェイス104と、カメラ105と、ドップラーセンサー106と、無線通信装置107と、記憶装置108とを備える。
制御装置101は、センサーボックス119を制御する。制御装置101は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)その他のプロセッサー、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらの組み合わせなどによって構成される。
通信インターフェイス104には、アンテナ(図示しない)などが接続される。センサーボックス119は、当該アンテナを介して、外部の通信機器との間でデータをやり取りする。外部の通信機器は、たとえば、管理サーバー200、携帯端末161,162,163,164その他の端末、アクセスポイント140、クラウドサーバー150、その他の通信端末などを含む。
カメラ105は、一実現例では、近赤外カメラである。近赤外カメラは、近赤外光を投光するIR(Infrared)投光器を含む。近赤外カメラが用いられることにより、夜間でも居室110,120の内部を表わす画像が撮影され得る。他の実現例では、カメラ105は、可視光のみを受光する監視カメラである。さらに他の実現例では、カメラ105として、3Dセンサやサーモグラフィーカメラが用いられてもよい。センサーボックス119およびカメラ105は、一体として構成されてもよいし、個別の装置の組み合わせとして構成されてもよい。カメラ105が撮像する方向は、居室110,120内を略全範囲を撮像可能な方向に対応する。
ドップラーセンサー106は、体動センサーとして機能する。ドップラーセンサー106は、マイクロ波、超音波その他の電波を発信及び受信して、居室110,120内の物体(例えば入居者111や介護スタッフ等)の挙動(動作)を検出する。これにより、居室110,120の入居者111,121の生体情報が検出され得る。
より具体的には、ドップラーセンサー106は、制御装置101に接続され、制御装置101の制御に従って、入居者111の呼吸に伴う胸部の体表の動きを測定する。ドップラーセンサー106は、マイクロ波や超音波を送信し(以下「送信波」ともいう。)、物体で反射されたマイクロ波や超音波(すなわち「反射波」)を受信し、送信波と反射波とに基づいて、ドップラー周波数成分のドップラー信号を出力する。物体が動いている場合、反射波の周波数が所謂ドップラー効果により当該物体の動いている速度に比例してシフトする。そのため、送信波の周波数と反射波の周波数とに差(ドップラー周波数成分)が生じる。ドップラーセンサー106は、このドップラー周波数成分の信号をドップラー信号として所定のサンプリングレートで生成し、制御装置101に当該ドップラー信号を出力する。制御装置101は、ドップラーセンサー106からドップラー信号を受信すると、この受信したドップラー信号を時系列に記憶装置108に格納する。なお、マイクロ波が送信波として使用されると、当該マイクロ波は、着衣を透過して入居者111の体表で反射する。そのため、入居者111が衣服を着ていても体表の動きを検知できる。
一例では、各ドップラーセンサー106は、24GHz帯のマイクロ波を各居室110,120のベッド113に向けて放射し、入居者111,121等で反射した反射波を受信する。反射波は、入居者111,121の動作により、ドップラーシフトしている。ドップラーセンサー106は、当該反射波から、入居者111,121の呼吸状態や心拍数を検出し得る。
無線通信装置107は、ケアコール子機115、ドアセンサー118、トイレセンサー116、臭いセンサー117、および、バイタルセンサー290からの信号を受信し、当該信号を制御装置101へ送信する。ケアコール子機115は、ケアコールボタン241を備える。ケアコールボタン241が操作されると、ケアコール子機115は、当該操作があったことを示す信号(例えば呼び出し信号)を発信する。発信された信号は、無線通信装置107によって受信される。ドアセンサー118、トイレセンサー116、臭いセンサー117、および、バイタルセンサー290は、それぞれの検出結果を送信すると、送信された信号は、無線通信装置107によって受信される。
記憶装置108は、たとえば、フラッシュメモリーまたはハードディスク等の固定記憶装置、あるいは、外付けの記憶装置などの記録媒体である。記憶装置108は、制御装置101によって実行されるプログラム、および、当該プログラムの実行に利用される各種のデータを格納する。各種のデータは、入居者111,121の行動情報を含んでいてもよい。行動情報の詳細は後述する。
上記のプログラムおよびデータのうち少なくとも一方は、制御装置101がアクセス可能な記憶装置であれば、記憶装置108以外の記憶装置(たとえば、制御装置101の記憶領域(たとえば、キャッシュメモリーなど)、ROM102、RAM103、外部機器(たとえば、管理サーバー200や携帯端末161,162,163,164等))に格納されていてもよい。
[睡眠と覚醒の検出]
本実施の形態では、眠りは「睡眠」と「覚醒」を含む。「覚醒」は“中途覚醒”を含む。人の眠りの状態は体動から判定することができる。本実施の形態では、入居者111,121の体動は、ドップラーセンサー106から出力されるドップラー信号に基づいて検出される。すなわち、制御装置101は、ドップラー信号の振幅は、ベッド(寝具)113に居る入居者111,121の心臓の鼓動や呼吸に伴う胸部や腹部の動きの変化量、すなわち体動を表すことに着目して、ベッド(寝具)113に居る入居者111,121の眠りの状態を検出する。
より具体的には、制御装置101は、測定時点から過去へ、予め定められた時間内に測定されたドップラー信号を例えば高速フーリエ変換(FFT)し、このFFTで得られたスペクトルから、一般的な呼吸の周波数に対応する周波数帯における振幅の平均値を求める。制御装置101は、求めた平均値と、睡眠または覚醒を判定するための閾値とを比較し、比較結果が、求めた平均値が当該閾値以下であることを示す場合は当該時間内は「睡眠」と判定し、平均値が当該閾値を超えることを示す場合は当該時間内は「覚醒」と判定する。また、制御装置101は、測定時点から過去へ、予め定められた時間内に測定されたドップラー信号を例えば高速フーリエ変換(FFT)し、このFFTで得られたスペクトルから、一般的な心拍の周波数に対応する周波数帯における振幅の平均値を求める。制御装置101は、この求めた平均値と、睡眠または覚醒を判定するための閾値とを比較し、比較結果が、求めた平均値が当該閾値以下である場合は当該時間内は「睡眠」と判定し、平均値が当該閾値を超える場合は当該時間内は「覚醒」と判定する。
また、本実施の形態では、“深い眠り”を「睡眠」に、“浅い眠り”と“中途覚醒”を「覚醒」と分類することもできる。
[行動情報]
次に、本実施の形態における行動情報について、説明する。行動情報は、たとえば入居者111,121が所定の行動を実行したことを表わす情報である。一例では、所定の行動は、入居者111,121が夜間等に就寝するためベッド(寝具)113に入った就床を表す「入床」、「入床」の後に入居者111,121がベッド(寝具)113において起きたことを表す「起床」、および入居者111,121がベッド(寝具)113から離れたことを表わす「離床」を含む。「離床」は、入居者111,121が居室110,120においてベッド(寝具)113を除いた場所に居ることを表す「ベッド外」と、入居者111,121が居室110,120から出ていることを表す「不在」を含む。
ある実施の形態では、制御装置101が、各居室110,120に設置されたカメラ105が撮像した画像に基づいて、各居室110,120に関連付けられた入居者111,121の各行動情報を生成する。制御装置101は、たとえば、上記画像から入居者111,121の頭部の部分画像を検出し、この検出した入居者111,121の頭部の部分画像における大きさの時間変化に基づいて、入居者111,121の「入床」、「起床」、「離床」、「ベッド外」および「不在」の情報を検出する。以下、行動情報の生成の一具体例を、より詳細に説明する。
まず、記憶装置108に、居室110,120における各ベッド113の所在領域、第1閾値Th1および第2閾値Th2が格納される。第1閾値Th1は、ベッド113の所在領域内において、臥位姿勢(寝た姿勢)にあるときと座位姿勢(座った姿勢)にあるときとの間で入居者の頭部の大きさを識別するための値を示す。第2閾値Th2は、ベッド113の所在領域を除く居室110,120内において、入居者の頭部の大きさに基づいて、当該入居者が立位姿勢(立った姿勢)にあるか否かを識別するための値を示す。
制御装置101は、対象画像から、例えば背景差分法やフレーム差分法によって、入居者111,121の人物の領域として、動体領域を抽出する。制御装置101は、さらに、当該抽出した動体領域から、例えば円形や楕円形のハフ変換によって、予め用意された頭部のモデルを用いたパターンマッチングによって、頭部検出用に学習したニューラルネットワークによって導出された閾値を用いて、入居者111,121の頭部領域(部分画像)を抽出する。制御装置101は、人物の領域における当該抽出された頭部領域の位置および大きさから、「入床」と「起床」を検知する。制御装置101は、当該頭部の位置が抽出されない場合は、「離床」を検知する。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域内にあり、かつ、上記のように抽出された頭部の大きさが第1閾値Th1を用いることによって臥位姿勢の大きさから座位姿勢の大きさへと変化したことを検出した場合に、行動「起床」が、また、上記のように抽出された頭部の大きさが第1閾値Th1を用いることによって座位姿勢の大きさから臥位姿勢の大きさへと変化したことを検出した場合に、行動「入床」が発生したことを決定してもよい。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域内からベッド113の所在領域外へ移動した場合において、上記のように抽出された頭部の大きさに対して第2閾値Th2を適用することにより、頭部がある大きさから立位姿勢の大きさへと変化したことを検出したときには、行動「離床」が発生したと判定してもよい。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域内からベッド113の所在領域外へ移動したことを検出したときには、行動「ベッド外」が発生したと判定してもよい。制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域内からベッド113の所在領域外へ移動したことを検出したときは、ドアセンサーには、行動「ベッド外」が発生したと判定してもよい。
以上のようにして、一具体例では、センサーボックス119の制御装置101が、入居者111,121の各行動情報を生成する。なお、他の局面に従う見守りシステム100では、居室110,120内の画像を用いて、制御装置101以外の他の要素(例えば、クラウドサーバー150)が入居者111,121の行動情報を生成してもよい。
[携帯端末220]
携帯端末220は、制御装置221と、ROM222と、RAM223と、通信インターフェイス224と、ディスプレイ226と、記憶装置228と、入力デバイス229とを含む。ある局面において、携帯端末161,162,163,164は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、腕時計型端末その他のウェアラブル装置等として実現される。
制御装置221は、携帯端末161,162,163,164を制御する。制御装置221は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU、少なくとも1つのASIC、少なくとも1つのFPGA、またはそれらの組み合わせなどによって構成される。
通信インターフェイス224には、アンテナ(図示しない)などが接続される。携帯端末161,162,163,164は、当該アンテナおよびアクセスポイント140を介して、外部の通信機器との間でデータをやり取りする。外部の通信機器は、たとえば、センサーボックス119、管理サーバー200などを含む。
ディスプレイ226は、たとえば、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、液晶ディスプレイ等によって実現される。入力デバイス229は、たとえばディスプレイ226に設けられたタッチセンサーによって実現される。当該タッチセンサーは、携帯端末161,162,163,164に対するタッチ操作を受け付け、当該タッチ操作に応じた信号を制御装置221へ出力する。
記憶装置228は、たとえば、フラッシュメモリー、ハードディスクその他の固定記憶装置、あるいは、着脱可能なデータ記録媒体等により実現される。
ある局面において、制御装置101は、入床、起床、離床を例えば、以下のように識別する。なお、対象画像中におけるベッド113が配置されている領域(ベッド113の所在領域)は、各種データの1つとしてROM102に予め記憶されている。また、各閾値や継続判定時間は、複数のサンプルから適宜設定され、各種データの1つとしてROM102に予め記憶されている。
[入床]
入床の判定では、制御装置101は、前回の状態変数(行動判定結果を格納する変数)が「離床」であって、今回、カメラ105から取得した対象画像から例えば背景差分法によって抽出した人物領域がベッド113の所在領域に完全に重なる場合(人物領域が完全にベッド113の所在領域内となる場合)、入床と暫定的に判定し、その完全重畳状態の継続時間が入床継続判定時間を超えて継続している場合に、入床有りと最終的に判定し、入床を検知する。制御装置101は、状態変数を「入床」として更新する。入床継続判定時間は、抽出した人物領域とベッド113の所在領域との完全に重なりによって暫定的に判定された入床を、最終的に入床であると判定するための閾値として使用される。
[臥床]
臥床とは、入居者(監視対象者)がベッド113で横たわっている臥位姿勢であることをいう。例えば、制御装置101は、画像内において入居者が占める領域がベッド113の領域に含まれており、かつ当該入居者の移動量が予め定められた量以下である場合に、入居者の行動情報として「臥床」を検出する。制御装置101は、「臥床」と検知される期間において、上記に述べた「睡眠」と「覚醒」を判定する。
[起床]
起床の判定では、制御装置101は、前回の状態変数が「臥床」であって、今回、カメラ105から取得した対象画像から抽出した人物領域がベッド113の所在領域からはみ出している領域が起床判定閾値以上であって離床判定閾値未満である場合、起床と暫定的に判定する。制御装置101は、当該領域が当該起床判定閾値以上であって離床判定閾値未満である状態の当該領域の継続時間が起床継続判定時間を超えている場合に、起床有りと最終的に判定し、起床を検知する。制御装置101は、状態変数を「起床」で更新する。起床判定閾値は、当該領域の大きさによって起床であるか否かを判定するために使用される。離床判定閾値は、当該領域の大きさによって離床であるか否かを判定するために使用される。離床判定閾値は、起床判定閾値より大きな値に設定される。起床継続判定時間は、当該領域と起床判定閾値との比較によって仮に判定された起床を、最終的に起床であると判定するための閾値として使用される。
[離床]
離床の判定では、制御装置101は、前回の状態変数が「入床」および「起床」のうちのいずれかであって、今回、カメラ105から取得した対象画像から抽出した人物領域がベッド113の所在領域からはみ出している領域が離床判定閾値以上である場合、離床と暫定的に判定する。制御装置101は、当該領域が当該離床判定閾値以上である状態の当該領域の継続時間が離床継続判定時間を超えている場合に、離床有りと最終的に判定し、離床を検知する。制御装置101は、状態変数を「離床」で更新する。離床継続判定時間は、当該領域と離床判定閾値との比較によって仮に判定された離床を最終的に離床であると判定するための閾値として使用される。
本実施の形態では、例えば入居者が就寝する場合の行動は、離床→入床→臥床→起床→離床の順に遷移する。このような行動の遷移において、制御装置101は、入床~起床が検出されるまでの臥床が検出される期間において、上記に述べた「睡眠」と「覚醒」を検出する。
制御装置101は、このように入居者の行動から当該予め定められた行動を検知すると、入居者に関わる所定のイベントの内容を表すイベント情報を含むイベント通知信号を通信インターフェイス104からで管理サーバ-200に送信する。より詳しくは、制御装置101は、センサーボックス119のセンサーID、イベントの内容を表すイベント情報、行動が検知されたときに撮像された対象画像を含むイベント通知信号を、通信インターフェイス104を介して管理サーバ-200に送信する。
イベント内容は、ある実施の形態では、入床、臥床、起床、離床、ベッド外および不在のうちの1または複数の識別子と、それぞれが検出された時間の情報を含む。ここでは、制御装置101は、臥床が検出される期間のイベント情報に、当該期間において検知された「睡眠」と「覚醒」の状態を表す各識別子と、当該識別子に関連付けて当該状態が検知された時間の情報を含める。また、「睡眠」と「覚醒」の状態に関連付けて、当該時間において撮像された画像を含めても良い。イベント情報に含まれるこのような画像は、静止画および動画のうちの少なくとも一方を含み得る。ある実施の形態は、イベント情報に含まれる画像は、管理サーバー200が、ユーザー(例えば介護者、管理者、医師その他のスタッフ)の要求に応じて配信されて、これらユーザーが画像を閲覧可能なディスプレイに表示される。このようなディスプレイは、例えば、携帯端末220のディスプレイ226を含む。
[見守りの概要]
図3を参照して、見守りシステム100を用いた見守りについて説明する。図3は、センサーボックス119を用いた見守りシステム100の概略を示す図である。
見守りシステム100は、見守り対象者(監視対象者)である入居者111,121その他の入居者を見守るために利用される。居室110の天井には、センサーボックス119が取り付けられている。他の居室にも同様にセンサーボックス119が取り付けられている。
範囲31は、センサーボックス119による検出範囲を表わす。センサーボックス119が前述のドップラーセンサーを有する場合、当該ドップラーセンサーは、範囲31内で生じた人の挙動を検出する。センサーボックス119がセンサーとしてカメラを有する場合、当該カメラは、少なくとも範囲31内の画像を撮影することができる。
センサーボックス119は、たとえば、介護施設、医療施設、宅内などに設置される。図3の例では、センサーボックス119は、天井に取り付けられており、入居者111およびベッド113を天井から撮影している。センサーボックス119の取り付け場所は天井に限られず、居室110の側壁に取り付けられてもよい。
見守りシステム100は、カメラ105から得られた一連の画像(すなわち、映像)に基づいて入居者111に生じている危険を検知する。一例として、検知可能な危険は、入居者111の転倒や、危険個所(たとえば、ベッドの柵など)に入居者111がいる状態などを含む。
見守りシステム100は、入居者111について検出された上記のイベント情報を介護者141,142等に報知する。報知方法の一例として、見守りシステム100は、入居者111のイベント情報を介護者141,142の携帯端末161,162に通知する。携帯端末161,162は、当該通知を受信すると、通知のイベント情報を表すメッセージ、音声、振動等で介護者141,142に報知する。これにより、介護者141,142は、入居者111の行動情報を把握できる。
さらに、見守りシステム100は、無線基地局15を介して、施設の外部にいる介護者143,144の携帯端末163,164にも、当該イベント情報を通知し得る。
なお、図3には、見守りシステム100が1つのセンサーボックス119を備えている例が示されているが、他の局面において、見守りシステム100は、複数のセンサーボックス119を備えてもよい。また、図3には、見守りシステム100が複数の携帯端末161,162を備えている例が示されているが、他の局面において、見守りシステム100は、一つの携帯端末でも実現され得る。
[コンピューターシステムの構成]
図4を参照して、情報処理装置の一態様であるコンピューターシステム400の構成について説明する。図4は、コンピューターシステム400のハードウェア構成を表わすブロック図である。コンピューターシステム400は、ゲートウェイサーバー130、クラウドサーバー150、プッシュサーバー160、または管理サーバー200として機能する情報処理装置の一例である。
コンピューターシステム400は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU1と、コンピューターシステム400の使用者による指示の入力を受けるマウス2およびキーボード3と、CPU1によるプログラムの実行により生成されたデータ、又はマウス2若しくはキーボード3を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM4と、データを不揮発的に格納するハードディスク5と、光ディスク駆動装置6と、通信インターフェイス(I/F)7と、モニター8とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。光ディスク駆動装置6には、CD-ROM9その他の光ディスクが装着される。
コンピューターシステム400における処理は、各ハードウェアおよびCPU1により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、ハードディスク5に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、CD-ROM9その他の記録媒体に格納されて、コンピュータープログラムとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なアプリケーションプログラムとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、光ディスク駆動装置6その他の読取装置によりその記録媒体から読み取られて、あるいは、通信インターフェイス7を介してダウンロードされた後、ハードディスク5に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU1によってハードディスク5から読み出され、RAM4に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU1は、そのプログラムを実行する。
図4に示されるコンピューターシステム400を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本開示に係る技術思想の本質的な部分の一つは、RAM4、ハードディスク5、CD-ROM9その他の記録媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。記録媒体は、一時的でない、コンピューター読取可能なデータ記録媒体を含み得る。なお、コンピューターシステム400の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、CD-ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)に限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、IC(Integrated Circuit)カード(メモリーカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリー等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
図5を参照して、睡眠パターンの安定性を取得する装置600を実現するための構成の一例について説明する。図5は、本実施の形態に係る装置600が備える機能の構成を表わすブロック図である。装置600は、通信機能とデータ処理機能とを備える周知のコンピューター装置(情報処理装置)によって実現される。本実施の形態では、装置600は、例えば図4のコンピューターシステム400または携帯端末220において実装され得る。装置600は、与えられるデータを用いて各入居者の各々に応じたケアプラン、リハビリテーションプログラムのためのレコメンデーションを生成する。本実施の形態では、レコメンデーションは、被験者にあたる各入居者の睡眠指標、睡眠パターンの安定性を表す指標、および認知機能を評価する指標と、それらに基づくレコメンデーションを含む。
装置600は、信号入力部610と、記憶部620と、データ処理部630と、出力部640とを備える。データ処理部630は、指標取得部631と、安定性取得部632と、認知機能評価部634と、レコメンデーション生成部636を含む。出力部640は、レコメンデーション格納部641と、レコメンデーション表示部642とを含む。指標取得部631は、指標算出部650を含む。安定性取得部632は、安定性算出部633を含む。
信号入力部610は、外部から装置600に対する信号の入力を受け付ける。信号入力部610は、LAN(Local Area Network)インターフェイスカード、WiFi(Wireless Fidelity)モジュールその他の入力インターフェイス装置によって実現される。信号入力部610が受け付ける信号は、上記に述べたイベント情報を有するイベント通信信号を含む。信号入力部610は、受け付けた信号をAD(analog-digital)変換などすることにより、当該信号からイベント情報を抽出する。
記憶部620は、装置600に入力されたデータ,情報、および、データ処理部630によって生成されたデータを格納する。記憶部620は、RAMその他の揮発性の記録媒体、あるいは、ハードディスク、SSDその他の不揮発性のデータ記録媒体によって実現される。
データ処理部630は、装置600に与えられたデータ,情報を用いて各入居者の各々に応じたレコメンデーションを生成(取得)する。
[睡眠指標]
より詳しくは、データ処理部630において、指標取得部631は、各入居者を観察することにより得られたイベント情報から、当該入居者の睡眠指標を取得する。イベント情報からの睡眠指標の取得は、イベント情報を用いて睡眠指標を算出することを含み得る。
「睡眠指標」は、入居者のイベント情報から算出される所定種類の時間を示す。定種類の時間は、より具体的には、1日の日内において、臥床が検出される期間内の「睡眠」と「覚醒」の各時間および離床の時間を含む。装置600は、「睡眠」と「覚醒」の各時間および離床の時間を、例えば、分単位で算出する。
[睡眠パターンの安定性を表す指標]
また、安定性取得部632は、各入居者について取得された睡眠指標を用いて、当該入居者の睡眠パターンの安定性を表す指標(以下では、「安定性指標」ともいう)を取得する。
「安定性指標」は、ある入居者について取得された睡眠指標に基づき、装置600が所定の算出アルゴリズムを実行することにより取得される。本実施の形態では、「安定性指標」は、ある入居者が眠る場合に、当該眠りの期間において「睡眠」時間がどの度合い規則的に出現する(検出される)か、「睡眠」時間の分布がどの度合い一定しているかを表す。「安定性指標」は非負の値である。例えば、「安定性指標」の値が小さいほど、入居者の睡眠パターンは安定している、すなわち規則的に「睡眠」時間が出現する度合いが高いことを表し、対照的に「安定性指標」の値が大きい場合、入居者の睡眠パターンは安定していない、すなわちバラツキがあり「睡眠」時間の出現が不規則である、また、時間の長さも不規則であることを表す。
[認知機能の評価]
発明者は実験において、複数の被験者のそれぞれについて、当該被験者について認知機能を評価するためにMMSE(Mini Mental State Examination)を実施するとともに、当該被験者について上述の「安定性指標」を取得した。MMSEの検査は、その検査結果であるスコアが大きいほど、認知機能が高いことを表し、スコアが小さいほど認知機能が低いことを表すことが知られている。このような実験の結果、発明者は、「安定性指標」と認知機能の評価値(スコア)の間には負の相関関係があるとの知見を得た。より具体的には、「安定性指標」の値が大きくなればなるほど、認知機能の評価値(スコア)は小さくなるとの知見を得た。この実験結果は、“睡眠が不安定な人は、睡眠が安定している人に比べて認知機能が低下しやすい”、との医学的評価とも合致するとの知見を得た。
このような実験から、発明者は、入居者について、MMSE等の認知機能検査を実施せずとも、当該入居者について取得された「安定性指標」を、当該入居者の認知機能を評価するための有意な指標として利用できるとの知見も得た。
認知機能評価部634は、入居者について取得された「安定性指標」の値から当該入居者の認知機能の評価を実施する。具体的には、認知機能評価部634は、装置600が機械学習によって学習した後の学習モデル635を利用する。当該学習の段階では、装置600は、学習モデル635を、複数の被検者のそれぞれの安定性指標624の値を含む複数の入力パラメータと、複数の被検者のそれぞれの認知機能の度合い(低下度合い等)に関する評価結果を示す所定の医学的な認知機能の評価尺度との相関関係を学習したモデル(回帰モデル)として構成する。学習モデルの取得によって、人(被験者)の認知機能の評価値と当該人の「安定性指標」の相関関係を取得することができる。本実施の形態では、このような認知機能の評価尺度として、例えばMMSEを利用する。したがって、学習モデル635は、安定性指標624の値を含む複数のパラメータを入力とし且つ所定の医学的認知機能評価尺度に相当する値を出力とするモデルを構成する。このような学習モデル635の入力パラメータには、性別、年令等が含まれても良い。
また、認知機能評価部634は、学習モデルによらず、相関関係に基づき予め生成されたルールベースを用いて、安定性指標624に対応する所定の医学的認知機能評価尺度に相当する値を取得するよう構成されてもよい。
認知機能評価部634は、入居者の安定性指標624について、学習モデル635またはルールベースを用いて取得された所定の医学的認知機能評価尺度に相当する値を、当該入居者の認知機能の評価結果625として出力する。
出力部640はレコメンデーション格納部641として、レコメンデーション生成部636によって生成されたレコメンデーションを出力する。例えば、ある入居者について取得されたレコメンデーション(睡眠指標、安定性指標、認知機能の評価など)を記憶部620に格納する。また、出力部640は、レコメンデーション表示部642として、ある入居者に対するレコメンデーションを出力する。例えば、レコメンデーションは、ディスプレイ226に表示されるように、携帯端末220に転送される。
[データ構造]
図6を参照して、装置600が備える記憶部620のデータ構造について説明する。図6は、記憶部620におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。
図6に示されるように、記憶部620は、各入居者について、当該入居者を識別する入居者ID621と、イベント情報622と、当該イベント情報622から取得された睡眠指標623と、当該睡眠指標623から取得された安定性指標624と、当該安定性指標624から取得された認知機能の評価結果625が格納される。入居者ID621は、例えば、対応のイベント情報622に含まれるセンサーボックス119のIDを所定規則で変換することで取得される。
図6では、ある入居者について、複数のイベント情報622が格納され得る。その場合、装置600は、複数のイベント情報622を、記憶部620において当該情報が取得された時間に従う時系列で管理する。イベント情報622が時系列管理される場合、当該複数のイベント情報622から、睡眠指標623、安定性指標624および認知機能の評価結果625も、それぞれ複数個取得される。装置600は、これら取得された複数の睡眠指標623、複数の安定性指標624および複数の認知機能の評価結果625も、また、イベント情報622と同様に時系列に管理する。
このような時系列に管理されるデータを用いて、装置600の出力部640は、睡眠指標623の時間経過による変化、安定性指標624の時間経過による変化、認知機能の評価結果625の時間経過による変化を表す情報を出力できる。
[睡眠指標と安定性指標の算出の一例]
図7を参照して、イベント情報622が有するイベント内容626について説明する。図7は、ある入居者の例えば一週間の各日についてのイベント情報622が示すイベント内容626を表わす図である。イベント内容は、ある入居者の日内において検出された「睡眠」630、「覚醒」631、「離床」634(「ベッド外」632、「不在」633)のように分類される。
装置600は、このように分類されたデータを用いて、各日について、分類された項目の時間を抽出し、抽出した各項目の時間から睡眠指標623を算出する。
図8を参照して、安定性指標の取得手順について説明する。図8は、ある入居者の睡眠安定性を取得する手順を模式的に表わす図である。入居者の夜間睡眠の安定性を取得する場合、装置600は、夜間の臥床が検出される時間帯36(図8では、例えば0:00~3:45の3時間45分)を15分の長さの単位時間37に分割し、単位時間37毎に、当該単位時間における「睡眠」の時間38(分単位)を算出する。図8では、装置600は、例えば1週間の各日について、当該日内の各単位時間37における「睡眠」の時間38を算出し、単位時間37毎に、1週間分(すなわち7個)の「睡眠」の時間38について標準偏差SD(SD:standard deviation)を算出する。装置600は、各単位時間37の標準偏差SDの統計量として平均値を算出し、平均値を安定性指標624に設定する。
このように、装置600は、日内の、より好ましくは夜間の所定長さの時間であって臥床が検出される時間(以下、夜間臥床時間ともいう)を、所定長さの時間(例えば、10分の単位時間)毎に分割し、分割された各単位時間に含まれる「睡眠」の時間の長さを表す「睡眠時間長」を算出する。装置600は、各日について、日内の「睡眠時間長」のバラツキ(分布)の度合いを標準偏差40として算出する。装置600は、予め指定された指定期間(例えば、1週間)について、当該指定期間の各日について算出された標準偏差40の平均値を算出し、平均値を、当該指定期間における「睡眠時間長」のバラツキの度合いを表す「安定性指標」624に設定する。
図8では、時間帯36を夜間臥床時間としているが、時間帯36は夜間に限定されず、「入床」~「起床」の間で臥床が検出される日内の24時間の時間帯のうちの部分時間であれば、当該時間帯は真夜中(午前零時)を挟んだ時間帯であってもよい。また、時間帯36の長さは、3時間45分に限定されず、当該時間よりも短い、または、長い時間であってもよい。また、単位時間37は15分に限定されず、10分、30分、1時間などであってもよい。また、標準偏差SDを算出する指定期間は1週間としているが、1週間に限定されず、1ヶ月、または1年であってもよい。
また、安定性指標624に標準偏差SDの統計量として平均値を設定したが、統計量は平均値に限定されず、例えば中央値などであってもよい。
[睡眠安定性算出と応用]
図9~図12を参照して、睡眠安定性の取得と応用を説明する。図9は、ある入居者について安定性指標の取得と応用を模式的に説明する図である。図10、図11および図12は、本実施の形態に係る処理の一例を示すフローチャートである。
ある入居者121について、制御装置101は、ドップラーセンサー106からのドップラー信号を収集する(図9のステップS1)。制御装置101は、ドップラー信号を収集し(図10のステップT1)、収集したドップラー信号から「睡眠」および「覚醒」それぞれの時間を検出し、検出結果をイベント内容626として含むイベント情報622を装置600に転送する。装置600は、制御装置101からのイベント情報622を記憶部620に格納し、指標算出部650として、記憶部620に格納されたイベント情報622をアクセス(検索)し、アクセスされたイベント情報622から睡眠指標623を算出し(図9のステップS2、図10のステップT2)、睡眠指標623を記憶部620に格納する(ステップT3)。装置600は、例えば1日分のイベント内容626を有したイベント情報622を、1日に1回バッチ処理することにより、睡眠指標623を取得する。記憶部620は、ある入居者について複数日分の睡眠指標623が格納される。
装置600は、安定性算出部633として、睡眠指標623を用いて安定性指標を算出する(図9のステップS3)。具体的には、装置600は、装置600に対するユーザー操作から、安定性指標を算出するための期間の指定を受付ける(図11のステップQ1)。装置600は、記憶部620から指定された期間に基づき検索して、当該期間に該当する各日の睡眠指標623を取得する(ステップQ2)。装置600は、安定性取得部632として、各日の睡眠指標623を用いて安定性指標を算出し(ステップQ3)、記憶部620に格納する(ステップQ4)。
装置600は、認知機能評価部634として、入居者の認知機能を評価する(図9のステップS4)。具体的には、装置600は、記憶部620を検索することにより、ある入居者の睡眠の安定性指標を取得する(図12のステップSR1)。装置600は、安定性指標が示す値を閾値と比較し、比較結果に基づき、当該入居者の認知機能の評価結果625を取得し(ステップR2)、記憶部620に格納する(ステップR3)。
装置600は、レコメンデーション生成部636として、安定性指標624を用いてレコメンデーションを生成する。例えば、装置600は、ある入居者について、所定期間にわたって取得された安定性指標624の値の時系列の変化を可視化するためのオブジェクト、例えばグラフなどの可視化データ18を含むレコメンデーションを生成する(ステップS5a)。また、例えば、装置600は、時系列の安定性指標624について、現在(すなわち最新の安定性指標624を取得したとき)から遡った所定期間における安定性指標624の変動量を算出し、変動量が閾値を超えると判定すると、入居者の睡眠をモニタすることをレコメンドするメッセージ165を生成する(ステップS5b)。例えば、装置600は、ある入居者についての認知機能の評価結果625を分析することを他のシステムにレコメンドする(ステップS5c)。このような他のシステムは、例えば医家が操作する病院のシステムを含む。
[変形例]
装置600は、「安定性指標」を、「覚醒」に基づき取得してもよい。具体的には、眠りの期間は「睡眠」と「覚醒」から構成されることから、装置600は、「睡眠」に代えて「覚醒」が規則的に出現する(検出される)度合いを取得することで、「睡眠」の「安定性指標」を取得するとしてもよい。または、「睡眠」と「覚醒」のそれぞれについて当該度合いを検出し、検出された両方の度合いを用いて、「安定性指標」を取得するとしてもよい。
制御装置101は、「睡眠」と「覚醒」を、ドップラー信号に基づく生体情報の一例である体動から取得したが、このような体動に代えて、バイタルセンサー290を含んで構成される生体情報測定装置による計測される生体情報から取得してもよい。例えば、体温および心拍数は眠りが深いと低下し、覚醒すると上昇することが知られている。このような体温および心拍数の生体情報の変化に基づき、「睡眠」と「覚醒」を検出してもよい。また、体温または脈拍と体動を組合わせて、「睡眠」と「覚醒」を検出してもよい。
[付記]
上述したような本実施の形態は、以下のような技術思想を含む。
(構成1)
睡眠パターンの安定性を表す指標を取得するためにコンピューターが実行する方法であって、
前記方法は、
被験者の生体情報を取得するステップ(T2)と、
取得された前記生体情報から睡眠指標を取得するステップ(T2)と、
前記被験者の睡眠パターンの安定性を取得するステップ(Q3)を備え、
前記睡眠指標は、第1深さの睡眠(630)が出現する第1時間と、前記第1深さよりも浅い睡眠(631)が出現する第2時間とを含み、
前記睡眠パターンの安定性を取得するステップは、
日内の前記被験者が臥床している所定長さの第1期間(例えば、図8の15分)において出現する前記第1時間または前記第2時間の少なくとも一方の時間の長さ(38)を取得し、複数日(例えば、図8の1週間)の各日について取得される当該一方の時間の長さのバラツキの度合い(40)を用いて、前記被験者の睡眠パターンの安定性を表す指標を取得するステップを含む、方法。
(構成2)
前記被験者の入床から起床までの期間は、前記臥床の期間を含み、
前記臥床の期間は、複数の前記第1期間を含み、
前記睡眠パターンの安定性を取得するステップは、さらに、
各前記複数の第1期間について、当該第1期間において出現する前記第1時間または前記第2時間の少なくとも一方の時間の長さを取得し、複数日の各日について取得される当該一方の時間の長さのバラツキの度合い(40)を取得するステップと、
前記複数の第1期間の各第1期間について取得された前記バラツキの度合いの統計量(624)を用いて、前記被験者の睡眠パターンの安定性を表す指標を取得するステップを含む、構成1に記載の方法。
(構成3)
前記統計量は、前記複数の第1期間の各第1期間について取得された前記バラツキの度合いの平均を含む、構成2に記載の方法。
(構成4)
人の認知機能の評価値と当該人の前記睡眠パターンの安定性を表す指標の相関関係に基づき、前記被験者について取得された前記睡眠パターンの安定性を表す指標から当該被験者の認知機能を評価するステップを、さらに備える、構成1~3のいずれか1に記載の方法。
(構成5)
前記相関関係を取得するステップをさらに備え、
前記相関関係を取得するステップは、
前記睡眠パターンの安定性を表す指標を入力および前記認知機能の評価値を出力とする学習モデルに前記相関関係を学習させるステップを含む、構成4に記載の方法。
(構成6)
前記被験者について、当該被験者の睡眠パターンの安定性を表す指標が示す値の時系列の変化を可視化するためのオブジェクトを生成するステップをさらに備える、構成1~5のいずれか1に記載の方法。
(構成7)
構成1~6のいずれか1に記載の方法をコンピューターに実行させる、プログラム。
(構成8)
構成7に記載のプログラムを格納したメモリーと、
前記プログラムを実行するプロセッサーとを備える、情報処理装置。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 マウス、3 キーボード、4,103,223 RAM、5 ハードディスク、6 光ディスク駆動装置、7,104,224 通信インターフェイス、8 モニター、9,102,222 ROM、11,130 ゲートウェイサーバー、12,135 交換装置、15 無線基地局、16 外部ネットワーク、18 可視化データ、31 範囲、36 時間帯、37 単位時間、38 時間、40,SD 標準偏差、100 システム、101,221 制御装置、105 カメラ、106 ドップラーセンサー、107 無線通信装置、108,228 記憶装置、110,120 居室、111,121,ID621 入居者、112 家具、113 ベッド、114 トイレ、115 ケアコール子機、116 トイレセンサー、117,ID センサー、118 ドアセンサー、119 センサーボックス、140 アクセスポイント、141,142,143,144 介護者、150 クラウドサーバー、160 プッシュサーバー、161,162,163,164,220 携帯端末、165 メッセージ、180 施設、200 管理サーバー、226 ディスプレイ、229 入力デバイス、241 ケアコールボタン、290 バイタルセンサー、400 コンピューターシステム、600 装置、610 信号入力部、620 記憶部、622 イベント情報、623 睡眠指標、624 安定性指標、625 評価結果、626 イベント内容、630 データ処理部、631 指標取得部、632 安定性取得部、633 安定性算出部、634 認知機能評価部、635 学習モデル、636 レコメンデーション生成部、640 出力部、641 レコメンデーション格納部、642 レコメンデーション表示部、650 指標算出部。

Claims (8)

  1. 睡眠パターンの安定性を表す指標を取得するためにコンピューターが実行する方法であって、
    前記方法は、
    被験者の生体情報を取得するステップと、
    取得された前記生体情報から睡眠指標を取得するステップと、
    前記被験者の睡眠パターンの安定性を取得するステップを備え、
    前記睡眠指標は、第1深さの睡眠が出現する第1時間と、前記第1深さよりも浅い睡眠が出現する第2時間とを含み、
    前記睡眠パターンの安定性を取得するステップは、
    日内の前記被験者が臥床している所定長さの第1期間において出現する前記第1時間または前記第2時間の少なくとも一方の時間の長さを取得し、複数日の各日について取得される当該一方の時間の長さのバラツキの度合いを用いて、前記被験者の睡眠パターンの安定性を表す指標を取得するステップを含む、方法。
  2. 前記被験者の入床から起床までの期間は、前記臥床の期間を含み、
    前記臥床の期間は、複数の前記第1期間を含み、
    前記睡眠パターンの安定性を取得するステップは、さらに、
    各前記複数の第1期間について、当該第1期間において出現する前記第1時間または前記第2時間の少なくとも一方の時間の長さを取得し、複数日の各日について取得される当該一方の時間の長さのバラツキの度合い取得するステップと、
    前記複数の第1期間の各第1期間について取得された前記バラツキの度合いの統計量を用いて、前記被験者の睡眠パターンの安定性を表す指標を取得するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記統計量は、前記複数の第1期間の各第1期間について取得された前記バラツキの度合いの平均を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 人の認知機能の評価値と当該人の前記睡眠パターンの安定性を表す指標の相関関係に基づき、前記被験者について取得された前記睡眠パターンの安定性を表す指標から当該被験者の認知機能を評価するステップを、さらに備える、請求項1または2に記載の方法。
  5. 前記相関関係を取得するステップを、さらに備え、
    前記相関関係を取得するステップは、
    前記睡眠パターンの安定性を表す指標を入力および前記認知機能の評価値を出力とする学習モデルに前記相関関係を学習させるステップを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記被験者について、当該被験者の睡眠パターンの安定性を表す指標が示す値の時系列の変化を可視化するためのオブジェクトを生成するステップをさらに備える、請求項1または2に記載の方法。
  7. 請求項1または2に記載の方法をコンピューターに実行させる、プログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを格納したメモリーと、
    前記プログラムを実行するプロセッサーとを備える、情報処理装置。
JP2022174613A 2022-10-31 2022-10-31 睡眠パターンの安定性を表す指標を取得するためのコンピューターが実行する方法、プログラムおよび情報処理装置 Pending JP2024065638A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022174613A JP2024065638A (ja) 2022-10-31 2022-10-31 睡眠パターンの安定性を表す指標を取得するためのコンピューターが実行する方法、プログラムおよび情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022174613A JP2024065638A (ja) 2022-10-31 2022-10-31 睡眠パターンの安定性を表す指標を取得するためのコンピューターが実行する方法、プログラムおよび情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024065638A true JP2024065638A (ja) 2024-05-15

Family

ID=91064276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022174613A Pending JP2024065638A (ja) 2022-10-31 2022-10-31 睡眠パターンの安定性を表す指標を取得するためのコンピューターが実行する方法、プログラムおよび情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024065638A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Saleem et al. IoT Healthcare: Design of Smart and Cost‐Effective Sleep Quality Monitoring System
Dickerson et al. Empath: a continuous remote emotional health monitoring system for depressive illness
CN108348194A (zh) 活动能力监视
JP6149515B2 (ja) 検知方法,検知装置および検知プログラム
Kim et al. IoT-based unobtrusive sensing for sleep quality monitoring and assessment
JP7028787B2 (ja) 視覚的コンテキストを用いる、生理学的パラメータの測定の適時トリガ
Rajasekaran et al. Elderly patient monitoring system using a wireless sensor network
KR102304877B1 (ko) 딥러닝 기반의 수면 평가 및 예측을 위한 수면 평가 시스템
JP2019155071A (ja) 事象予測システム、センサ信号処理システム、事象予測方法及びプログラム
EP3807890B1 (en) Monitoring a subject
Valero et al. Health and sleep nursing assistant for real-time, contactless, and non-invasive monitoring
Eldib et al. Sleep analysis for elderly care using a low-resolution visual sensor network
JP7468350B2 (ja) 状態監視装置および状態監視装置の制御方法
Baig Smart vital signs monitoring and novel falls prediction system for older adults
US10888224B2 (en) Estimation model for motion intensity
JP2024065638A (ja) 睡眠パターンの安定性を表す指標を取得するためのコンピューターが実行する方法、プログラムおよび情報処理装置
JP7342863B2 (ja) コンピュータで実行されるプログラム、情報処理システム、および、コンピュータで実行される方法
Sadek et al. Contactless remote monitoring of sleep: evaluating the feasibility of an under-mattress sensor mat in a real-life deployment
Sujin et al. Public e-health network system using arduino controller
JP7327397B2 (ja) コンピューターで実行されるプログラム、情報処理システム、および、コンピューターで実行される方法
JP7371624B2 (ja) コンピューターで実行されるプログラム、情報処理装置、および、コンピューターで実行される方法
JP2021174189A (ja) サービスのメニューの作成を支援する方法、サービスの利用者の評価を支援する方法、当該方法をコンピューターに実行させるプログラム、および、情報提供装置
Liu et al. An intelligent bed sensor system for non-contact respiratory rate monitoring
Liao et al. An empirical study on engineering a real-world smart ward using pervasive technologies
JP7294707B2 (ja) 睡眠監視カプセル及び睡眠監視システム