JP2014050411A - 計測タイミング制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの活動量を基に、バイタルデータの計測タイミングを決定し、決定した計測タイミングでの計測を指示する計測タイミング制御装置を提供すること。
【解決手段】ユーザの活動に関するデータを取得して活動量に変換する解析部15と、解析部15が変換した活動量に関する特徴量を抽出する特徴量保存部16と、バイタルデータ計測機器でバイタルデータの計測を行う頻度を示す計測頻度情報と抽出された特徴量を用いて、計測ポイントを決定する計測ポイント決定部17と、解析部が変換した活動量が計測ポイントに含まれる場合に、計測タイミングと決定し、計測指示を通知する計測タイミング決定部とを備え、ユーザの活動量とバイタルデータとの相関関係を得るのに適した計測タイミングでの計測を指示することが可能となり、ユーザの活動量とバイタルデータとの相関関係を、効率よく得ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、バイタルデータを計測する健康管理システムにおける制御装置であって、特に、バイタルデータの計測タイミングを制御する計測タイミング制御装置に関するものである。
近年、高齢化とともに医療費が高騰し、世界的な課題となっている。特に先進国の中でも日本は高齢化が急速に進んでいる。この増え続ける医療費を、少ない生産人口でどのように支えるのかが、社会的な問題となっている。また、高騰している医療費の中でも高血圧、糖尿病、脳血管疾患、虚血性心疾患などに代表される生活習慣病に関係する医療費は、大きな割合を占め、年々増加の一途である。そのため、これら生活習慣病による医療費を抑えることは、優先度の高い課題といえる。高血圧や、糖尿病などの患者が、心不全や脳血管疾患などの合併症を起こすと、病院やICUなどでの急性期治療が必要となり、多大な医療費がかかる。そのため、継続的な健康管理により、これらの合併症を引き起こさないようにすることが、必要だとされている。
一方、技術の変革により、家庭での健康管理サービスを行うことが容易になってきている。例えば、血圧計や体重体組成計、血糖値計などの計測機器は、BLUETOOTH(登録商標)などの低消費電力での通信が可能となりつつある。これらの計測機器は、計測したバイタルデータを、パソコンまたは携帯電話に通信し、ネットワークを通じて、健康管理サービスを提供するサービス業者または医療機関に提供する。
サービス業者は、計測機器と、端末装置を連携した健康管理システムによって、患者への健康管理サービスを提供する。特に、糖尿病患者は、定期的に計測結果を医師に提供する必要がある。糖尿病患者は、食前、食後、就寝前などの時間に、定期的に血糖値を計測する必要がある。また、糖尿病患者は、運動をした後にも、血糖値を計測するのが望ましい。
従来の健康管理システムとしては、血糖値と歩行時間などの相関関係をとり、血糖値の改善のために、相関関係の強い要素を提示するものがあった(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された従来の技術では、幾つかの生活指標と呼ばれる、睡眠時間や連続歩行時間などの指標と、生体指標と呼ばれる最高血圧や血糖値、体重などの指標の間の相関関係を計算する。その結果、例えば血糖値を改善するための、相関の高い生活指標が得られる。
また、血糖値の計測結果をサーバに自動で転送する糖尿病患者のためのシステムがあった(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載された従来の技術では、サーバが、食習慣などのデータを基に、血糖値の計測のスケジューリングを行う。また、サーバがスケジューリングした計測時刻を、ユーザの端末に表示する。サーバがスケジューリングした計測時刻にユーザが計測を行わずにいると、ユーザの端末に警告表示を行う。
また、血糖値計測を行う端末において、医師が定義したルールに基づき、ユーザの計測結果を分析し、計測回数などに関して事前に作成した医師の助言を表示するシステムがあった(例えば、特許文献3参照)。特許文献3に記載された従来の技術では、過去数日間の計測回数が少なければ、アラームをあげる。また、計測結果に基づき、サーバに報告を送る。
特開2010−122901号公報 特開2009−532768号公報 特開2007−317196号公報
前記従来の構成では、計測結果を用いて、食事などのユーザの活動量と、血糖値などのバイタルデータとの相関関係を得ることができる。しかしながら、予め決められているタイミングで定期的に計測した場合、ユーザの活動量と血糖値などのバイタルデータとの相関関係を得るために必要となる計測結果を、効率的に取得することは困難であるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ユーザの活動量を基に、バイタルデータの計測タイミングを決定し、決定した計測タイミングでの計測を指示する計測タイミング制御装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の計測タイミング制御装置は、バイタルデータ計測機器での計測タイミングを通知する装置であって、ユーザの活動に関するデータを取得し、前記取得したデータを解析して活動量に変換する解析部と、前記解析部が変換した活動量に関する特徴量を抽出し、保存する特徴量保存部と、前記バイタルデータ計測機器でバイタルデータの計測を行う頻度を示す計測頻度情報と、前記特徴量保存部に保存されている特徴量を用いて、前記バイタルデータ計測機器で計測するバイタルデータと相関関係をとる対象となる計測ポイントを決定する計測ポイント決定部と、前記解析部が変換した活動量を監視し、監視中の前記活動量が前記計測ポイント決定部に保存されている計測ポイントに含まれる場合に、計測タイミングと決定し、計測指示を通知する計測タイミング決定部とを備えることを特徴とする。
本構成によって、運動量、睡眠の質、あるいはストレス量などのユーザの活動量と、血糖値などのバイタルデータとの相関関係を効率よく得ることができる。
本発明の計測タイミング制御装置によれば、ユーザの活動量とバイタルデータとの相関関係を得るのに適した計測タイミングでの計測を指示することが可能となり、ユーザの活動量とバイタルデータとの相関関係を、効率よく得ることができる。
本発明の実施の形態における健康管理システムの構成の一例を示す図 本発明の実施の形態における計測タイミング制御装置を備えた端末装置の構成の一例を示すブロック図 本発明の実施の形態における計測頻度保存部が保存する計測頻度情報の一例を示す図 本発明の実施の形態における取得データ保存部が保存するデータの一例を示す図 本発明の実施の形態における解析部が変換した活動量の一例を示す図 本発明の実施の形態における特徴量保存部が保存する特徴量の一例を示す図 本発明の実施の形態における特徴量保存部が保存する特徴量を用いて計測ポイントを決定する処理一例を示す図 本発明の実施の形態における計測ポイント決定部17が決定した計測ポイントの一例を示す図 本発明の実施の形態における計測履歴保存部21が保存する計測履歴データの一例を示す図 本発明の実施の形態における計測タイミング制御装置がバイタルデータの計測を促す動作の一例を示すフロー図 本発明の実施の形態におけるユーザの活動量とバイタルデータとの相関関係を、グラフ表示した一例を示す図 本発明の実施の形態における計測タイミング制御装置を備えた端末装置の構成の一例を示すブロック図 本発明の実施の形態における設定部が保存する設定情報の一例を示す図
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における健康管理システムの構成の一例を示す図である。
図1において、計測タイミング制御装置を備えた端末装置10と、サーバ装置50と、クライアント装置60は、ネットワーク40を介して接続している。
バイタルデータ計測機器30は、血糖値計または血圧計、体重体組成計などの計測機器である。バイタルデータ計測機器30は、ユーザ(患者)のバイタルデータを計測し、端末装置10を介して、サーバ装置50に、バイタルデータ計測結果(計測データ)を送信する。
計測タイミング制御装置を備えた端末装置10は、近距離通信機能と広域通信機能を備えており、バイタルデータ計測機器30からの計測データを、近距離通信機能などを通じて受け取る。端末装置10は、バイタルデータ計測機器30で計測した結果を分りやすくグラフで表示し、アドバイスを表示する。端末装置10が、ユーザの活動量や生活パターンに基づき、計測タイミングを決定し、ユーザに計測指示を通知する。端末装置10は、広域通信機能を用いて、ネットワーク40を介して、サーバ装置50にデータをアップロードする。
サーバ装置50は、バイタルデータ計測機器30で計測した結果である計測データを受信し、ユーザ毎にバイタルデータを保存して管理する。
クライアント装置60は、医師などによって利用され、サーバ装置50に保存されたバイタルデータを、ネットワーク40を介して受け取り、診断を行う。
なお、近距離通信機能とは、BLUETOOTH(登録商標)または赤外線通信、無線LANを用いた無線通信機能である。また、近距離通信機能とは、USB、Ethernet(登録商標)などを用いた有線通信機能である。広域通信機能とは、インターネットまたは公衆電話回線などの公衆網を介した通信機能である。
サービス業者は、図1に示した健康管理システムによって、患者への健康管理サービスを提供する。ユーザ(患者)が定期的に計測結果を医師に提供する必要がある糖尿病患者の場合について説明する。糖尿病患者は、食前、食後、就寝前などの時間に、定期的に血糖値を計測する必要がある。また、糖尿病患者は、運動をした後にも、血糖値を計測するのが望ましい。計測タイミング制御装置を備えた端末装置10が、ユーザの活動量や生活パターンに基づき、計測タイミングを決定し、ユーザに計測指示を通知する。ユーザがバイタルデータ計測機器30で計測を行うと、バイタルデータ計測機器30は、バイタルデータ計測結果(計測データ)を、端末装置10に送信する。端末装置10は、受け取った計測データをサーバ装置50に送信する。患者に対して血糖値の計測を促すことで、計測忘れを防ぐことは、患者の健康管理を行う上で有効である。また、バイタルデータ計測機器30が、計測データを、自動的にサーバ装置50に送信することで、ユーザの手をわずらわせることなく、バイタルデータを管理することが可能となる。また、計測データを判りやすくグラフ表示し、運動などによる血糖値の低下などを患者が理解する事ができれば、治療しようという患者のモチベーションのアップにつながる。また、ストレスや睡眠にも血糖値は影響を受けるといわれており、これら様々な指標との因果関係を理解する事は、病気の更なる理解につながる。更に、モチベーションアップと同時に、血糖値の予測などにも利用できる可能性があり、治療を行う上で有効である。
図2は、計測タイミング制御装置20を備えた端末装置10の構成の一例を示すブロック図である。
図2において、端末装置10は、入力部11と、計測頻度保存部12と、取得部13と、取得データ保存部14と、計測指示部19と、計測履歴保存部21と、通信部22と、計測タイミング制御装置20とを備えている。
入力部11は、キーパッドやタッチパネルなど、外部からの入力指示を受け付け、文字または数値などのデータとして出力する。入力部11は、音声入力機能を有し、マイク部品から入力した音声データをテキストデータに変換してもよい。入力部11は、ジャイロ機能などを用いて、入力指示を受けてもよい。
計測頻度保存部12は、バイタルデータの計測を行う頻度を示す計測頻度情報を保存する。計測頻度保存部12に保存される計測頻度情報は、ユーザが入力部11を使って入力したデータである。計測頻度情報は、例えば、1週間あたり最大何回の計測を行うのかの情報である。なお、計測頻度保存部12は、計測頻度情報の初期値を、予め保持していてもよい。
取得部13は、センサを用いてユーザの活動を測定し、測定したデータを取得する。取得部13は、ユーザが入力部11を使って入力した取得開始の指示を受け取り、ユーザの活動の測定を開始する。取得部13は、加速度センサを用いて測定した、加速度データを取得する。また、取得部13は、心電計を用いて測定した、脈拍データを取得する。
なお、活動量とは、ユーザの運動量、ストレス量、睡眠の質などであり、取得部13が取得したデータを、解析部15が解析して数値化した値である。
取得データ保存部14は、RAMであり、取得部13で取得したデータを保存する。保存するデータは、例えば、加速度データである。また、保存するデータは、例えば、脈拍データである。
計測指示部19は、ユーザに対して、バイタルデータの計測を指示する。例えば、計測指示部19は、アラーム音や音楽などの音によって通知する。計測指示部19は、バイブレータなどを起動することによって通知をしてもよい。計測指示部19は、液晶ディスプレイなどの表示部品に、計測を指示するメッセージまたは画像、設定されている値などを表示して通知する。また、計測指示部19は、通信部22に計測の指示を通知する。
計測履歴保存部21は、活動量の値と、バイタルデータ計測結果(計測データ)とを対応付けた計測履歴データを保存する。計測履歴保存部21は、活動量の値を、計測タイミング決定部18から受け取る。計測履歴保存部21は、バイタルデータ計測結果を、入力部11または通信部22から受け取る。入力部11から受け取る場合、ユーザが、バイタルデータ計測機器30での計測結果の値を、入力部11を用いて入力操作する。
通信部22は、計測指示部19からの通知を受け、バイタルデータ計測機器30に対して計測指示を送信する。通信部22は、バイタルデータ計測機器30から、バイタルデータ計測結果を受け取り、計測履歴保存部21に通知する。
計測タイミング制御装置20は、ユーザの活動量や生活パターンに基づき、ユーザの活動量とバイタルデータとの相関関係を得るのに適した計測タイミングを決定し、計測タイミングに計測指示を要求する機能を有する。計測タイミング制御装置20は、解析部15と、特徴量保存部16と、計測ポイント決定部17と、計測タイミング決定部18とを備えている。
解析部15は、取得データ保存部14に保存されているデータを解析し、ユーザに提示する活動量に変換する。なお、活動量とは、ユーザの運動量、ストレス量、睡眠の質などであり、数値化した値でユーザに提示する。
解析部15は、例えば、次の方法で活動量の数値化を行う。
解析部15は、加速度センサを用いて取得した加速度データを解析し、運動量に変換する。解析部15は、加速度の大きさと、加速度の方向に基づいて、上下運動と左右運動、連続運動と不連続運動などの運動種別を判断し、運動量として数値化する。
解析部15は、心電計を用いて取得した脈拍データを解析し、ストレス量に変換する。解析部15は、心電計によって得られる心拍変動の高周波成分から、副交感神経の活動度合いを求め、更に副交感神経が活発である時には、ストレス量が低く、逆に活発でない時には、ストレス量が高いと判定し、数値化する。
解析部15は、心電計を用いて取得した脈拍データを解析し、同じく副交感神経の活動度合いを求め、副交感神経が活発である時間が長ければ、睡眠の質がよいと判定し、数値化する。また、解析部15は、加速度センサを用いて取得した加速度データを解析し、寝返りの回数などを元に、睡眠の質を判定し、数値化する。
特徴量保存部16は、解析部15で変換した活動量の値から、ユーザの活動量とバイタルデータとの相関を得るのに有効となる活動量に関する特徴量を抽出して保存する。例えば、特徴量保存部16は、一定期間内に測定したデータから得られた運動量の最小値と最大値などを、特徴量として抽出する。
計測ポイント決定部17は、計測頻度保存部12に保存されている計測頻度情報と、特徴量保存部16に保存されている特徴量を用いて、活動量がどの値の時に、ユーザにバイタルデータの計測を促すのかを決定する。ここで決定した活動量の値が、計測ポイントとなる。計測ポイント決定部17は、特徴量保存部16に保存されている特徴量から、運動量の分布範囲を推定し、相関関係を得るのに適した運動量の値を計測ポイントとして決定する。例えば、特徴量として、運動量の最小値が0で、最大値が240の値が得られていて、かつ、計測頻度の設定情報として、1週間あたりのバイタルデータの計測回数が、3回の値が設定されていたとする。この場合、例えば、最小値、最大値付近を除いて、3回計測するのであれば、240を4(=3+1)で割り算すると、60なので、60刻みでバイタルデータの計測をすれば、効率よく相関関係を得ることができる。このように決定された値は、計測ポイント決定部17に保存される。
計測タイミング決定部18は、解析部15が数値化した活動量の値を監視し、監視中の活動量の値が計測ポイント決定部17に保存されている計測ポイントに含まれる場合、計測タイミングと決定する。計測タイミング決定部18は、計測タイミングと決定すると、計測指示部19に対して計測指示を要求する。計測ポイント決定部17で説明した例では、運動量が、60、120、180の値の時に、計測指示部19に対して通知を行うことで、計測を促すことになる。なお、運動量が60、120、180に等しい値でなくても、前後幾つかの差分があってもよい。つまり、計測タイミング決定部18は、監視中の活動量の値と計測ポイントの値との差分が、一定量以下である場合に、計測タイミングと決定する。また、計測タイミング決定部18は、計測指示モードと、計測指示なしモードの二つのモードを持っている。計測タイミング決定部18は、計測指示モードの場合に、解析部15が数値化した活動量の値を監視し、計測ポイント決定部17に保存されている値を元に、計測タイミングを決定し、計測指示部19に対して計測指示を要求する。一方、計測タイミング決定部18は、計測指示なしモードの場合には、解析部15が数値化した活動量の値を監視せず、計測指示部19に対して計測指示を通知しない。
以上の構成により、本発明の計測タイミング制御装置20は、計測頻度情報とユーザの活動量を基に計測ポイントを決定し、計測ポイントを元に、バイタルデータの計測タイミングを決定する。次に、計測タイミング制御装置20は、ユーザの活動量の取得を継続し、計測ポイントを元に計測タイミングを決定して、計測指示を通知する。計測タイミング制御装置20は、ユーザの活動量とバイタルデータとの相関関係を得るのに適した計測タイミングでの計測を指示することが可能となり、ユーザの活動量とバイタルデータとの相関関係を、効率よく得ることができる。
例えば、運動と血糖値との相関関係は、同じような運動量の運動を行った後に血糖値を計測するだけでは得られない。様々な運動量の運動を行った後で、それぞれの運動後の血糖値を計測する必要がある。計測タイミング制御装置20は、異なる種類の運動に対応する各運動量の値を、計測ポイントとして決定する。次に、計測タイミング制御装置20は、運動量を監視し、監視中の運動量が計測ポイントとなったタイミングを、計測タイミングと決定し、血糖値の計測を促す通知を行うことができる。
予め決められているタイミングで定期的に血糖値を計測する従来の方法では、時間をかけて、計測回数を増やすことで、活動量と血糖値などのバイタルデータとの相関関係を得るために必要となる計測結果を取得していた。一方、本発明の計測タイミング制御装置20は、ユーザの活動量を基に、バイタルデータの計測タイミングを決定し、決定した計測タイミングでの計測を指示することで、効率的に取得することができる。
次に、本発明の実施の形態における計測タイミング制御装置20が用いるデータについて、詳細を説明する。
図3は、計測頻度保存部12に保存している計測頻度情報の一例を示す。
計測頻度情報は、ユーザが入力部11を使って入力したデータであり、計測期間と計測回数とを含んでいる。計測期間には、日、週、月などの単位での期間が設定され、計測回数には、その期間で計測を行いたい回数が保存される。計測頻度情報は、計測期間の単位を日に固定し、数値のみを保存してもよい。計測頻度情報は、ユーザごとに、異なる設定を保存してもよい。なお、計測頻度保存部12は、計測頻度情報の初期値を、予め保持していてもよい。
図4は、取得データ保存部14に保存しているデータの一例を示す。
図4は、加速度センサを用いて測定した加速度データと、測定した時間とを対応付けて保存している。図中のx1、x2、x3は、x軸、y軸、z軸に対応した加速度センサの値である。また、心電計を用いて測定した場合、心電計による脈拍データ(心拍数、心拍リズム)の値が保存される。
図5は、解析部15が解析して数値化した活動量の一例を示す。
図5は、図4に示した取得データ保存部14に保存されているデータを解析して変換した活動量の値を、時間毎に示している。例えば、運動量は、所定の期間に、運動することによって消費したカロリー数を用いて数値化する。図5では、1時間単位で、ユーザが消費したカロリー数を活動量の値として表している。
図6は、特徴量保存部16に保存している特徴量の一例を示す。
図6(A)は、一定期間に測定したデータから得られた運動量の最小値と最大値を特徴量として、対応する値を保存している。この一定期間は、例えば、一週間と設定することができる。
前述したように、計測ポイント決定部17が、特徴量保存部16に保存されているデータを、計測頻度保存部12に保存されている計測頻度情報と共に利用し、計測ポイントを決定する。
図6(B)は、一定期間に測定したデータから得られた運動量の頻度分布を示している。図6(B)は、運動量が0から10の値は、一定期間に設定された一週間の間に、100回測定されたことを示している。
計測ポイント決定部17は、図6(B)のデータを、(A)のデータとともに用いて、計測ポイントをより適切に決定することができる。例えば、特徴量として、運動量の最小値が0で、最大値が240の値が得られていて、かつ、計測頻度の設定情報として、1週間あたりのバイタルデータの計測回数が、3回の値が設定されていたとする。この場合、計測ポイント決定部17は、60、120、180を計測ポイントと決定し、血糖値などのバイタルデータの計測を促すことで、効率よく相関関係を得ることができる。しかし、ちょうど60の運動をユーザがすればよいが、50の運動でやめたり、超過したりするなど、様々な運動量の運動を行うことが想定される。計測ポイント決定部17は、図6(B)に示した運動量の頻度分布を用いて、60、120、180を中心とした所定の範囲を、計測ポイントと決定する。所定の範囲は、60、120、180を中心として、例えば、それぞれ20%の分布をカバーする範囲とする。図7は、計測範囲の例を示している。なお、ユーザが、この20%という数字を設定してもよい。また、計測ポイント決定部17は、60、120、180を中心として、計測ポイントを決定するように説明したが、頻度分布を3分割するように、ポイントを設定してもよい。
図8は、計測ポイント決定部17が決定した計測ポイントの一例を示す。
図8(A)は、計測ポイントが、値である例を示している。図8(B)は、計測ポイントが、範囲を持った値である例を示している。
図9は、計測履歴保存部21に保存している計測履歴データの一例を示す。
計測履歴データは、活動量の値と、バイタルデータ計測結果とを対応付けた情報である。図9は、計測ポイントが図8(B)に示した値である場合を示しており、活動量が計測ポイントの値を示したタイミングで測定したバイタルデータ計測結果を、その計測ポイントの値と対応付けて保存している。つまり、計測履歴データは、各計測ポイントと、バイタルデータ計測結果とを対応付けた情報である。バイタルデータが計測されていない計測ポイントに対しては、計測されていないことを示すデータ(N/A)が保存されている。
次に、本発明の実施の形態における計測タイミング制御装置20を備えた端末装置10が、ユーザにバイタルデータの計測を促す時の動作について、図10を用いて説明する。ここでは、計測タイミング決定部18は、計測指示なしモードで処理を開始する。
まず、入力部11が、ユーザによる入力操作を受け取り、計測頻度情報を設定するユーザの操作によって、初期設定を開始する。入力部11は、入力された計測頻度情報を、計測頻度保存部12に通知する。計測頻度保存部12は、通知された計測頻度情報を保存する(ステップS10)。
次に、入力部11は、取得部13に取得開始を通知する。取得部13は、取得開始の指示を受け取り、ユーザの活動の測定を開始し、取得したデータを取得データ保存部14に保存する(ステップS11)。ユーザ活動の測定は、予め設定した期間継続する。
解析部15は、取得データ保存部14に保存されたデータを解析し、ユーザに提示する活動量に変換する。例えば、解析部15は、3次元の加速度センサから得られた加速度データを解析し、運動量として数値化する。特徴量保存部16は、一定期間内に測定した測定データを解析部15が解析した結果から、ユーザの活動量とバイタルデータとの相関を得るのに有効となる活動量に関する特徴量を抽出して保存する。例えば、特徴量保存部16は、一定期間内に測定したデータから得られた活動量の最小値、最大値、頻度分布(ヒストグラム)などの値を特徴量として保存する(ステップS12)。
計測ポイント決定部17は、計測頻度保存部12に保存されている計測頻度情報と、特徴量保存部16に保存されているデータを用いて、バイタルデータを計測するタイミングを示す活動量の値、つまり、計測ポイントを決定し、保存する(ステップS13)。
計測タイミング決定部18は、計測ポイントが決定すると、計測指示モードに遷移するか否かを判断する。計測タイミング決定部18は、計測指示モードに遷移すると判断した場合、測定データの取得を継続する(ステップS14がYes)。一方、計測タイミング決定部18は、計測指示モードに遷移すると判断しない場合、測定データの取得を終了し、処理を終了する(ステップS14がNo)。計測ポイントが決定されている場合でかつ、ユーザ操作により計測タイミングの通知が要求された場合に、計測タイミング決定部18は、計測指示モードに遷移する。また、ステップS10で、ユーザから計測頻度情報が入力された場合に、計測タイミングの通知が要求されたと判断し、ステップS14で、計測指示モードに遷移してもよい。また、ユーザ操作により計測指示なしが設定された場合は、計測指示モードに遷移しない。
計測タイミング決定部18は、解析部15が取得データを解析して数値化した活動量を監視し、計測ポイントに含まれる否かを判断し、計測タイミングを決定する(ステップS15)。計測タイミング決定部18は、監視中の活動量の値が、計測ポイントとなったタイミングを、計測タイミングと決定する。
計測タイミング決定部18は、計測タイミングと決定すると(ステップS15がYes)、計測指示部19に計測指示を要求する。計測指示部19は、音または、バイブレータなどにより、ユーザに対して、バイタルデータの計測を指示する。また、計測タイミング決定部18は、液晶パネルなど表示部品に、計測を指示するメッセージまたは画像、設定されている値などを表示する(ステップS16)。
ユーザが血糖値などのバイタルデータの計測をバイタルデータ計測機器30で行い、計測結果が得られた場合(ステップS17がYes)、計測履歴保存部21は、バイタルデータ計測結果を計測履歴データとして保存する(ステップS18)。計測履歴保存部21は、計測履歴保存部21は、バイタルデータ計測結果を、入力部11または通信部22から受け取る。入力部11から受け取る場合、ユーザが、バイタルデータ計測機器30での計測結果の値を、入力部11を用いて入力操作する。
一方、所定時間の間に、計測結果が得られなかった場合(ステップS17がNo)、音または、バイブレータなどの計測を指示する動作を中止し、活動量の監視を継続する(ステップS15)。
最後に、計測タイミング決定部18は、バイタルデータの計測完了を判断し、処理を終了する(ステップS19)。計測タイミング決定部18は、計測履歴保存部21に保存されている計測履歴データを参照し、計測ポイントでのバイタルデータ計測が全て完了している場合に、バイタルデータの計測完了と判断する。また、計測タイミング決定部18は、予め設定した一定期間が経過した場合に、バイタルデータの計測完了と判断する。
以上により、計測タイミング制御装置20を備えた端末装置10は、ユーザの活動量とバイタルデータとの相関関係を得るのに適した計測タイミングでの計測を指示することができる。
これにより、計測タイミング制御装置20を備えた端末装置10は、運動量、睡眠の質、あるいはストレス量などのユーザの活動量と、血糖値などのバイタルデータとの相関関係を効率よく得ることができる。
また、計測タイミング制御装置20を備えた端末装置10は、例えば、運動と、血糖値などの相関関係をグラフ表示することで、これらの相関関係を明確に示すことができる。ユーザがこれらの相関関係を把握することで、病気への理解が進み、モチベーションアップや、運動習慣、食事週間などの、改善につながる。図11は、ユーザの活動量とバイタルデータとの相関関係を、グラフ表示した一例を示している。
また、計測タイミング制御装置20を備えた端末装置10は、取得した相関関係を、血糖値などの予測に利用することが可能となる。特に、闘病中の糖尿病患者にとって、低血糖状態を予防する事は重要であるが、この点においても、効果があると考えられる。あるいは、ストレスと血糖値の間の相関関係が得られた場合は、血糖値が多くならないように、ストレス値に応じて、ユーザに気分転換などを促すことが可能になる。
なお、計測タイミング制御装置20を備えた端末装置10は、計測指示モードと、計測指示なしモードの二つのモードは持たずに、動作してもよい。例えば、計測タイミング制御装置20を備えた端末装置10は、電源入力中、常に、計測指示モードとして動作可能である。
また、計測ポイント決定部17は、計測ポイントの初期値として、デフォルト値を保持していてもよい。計測ポイント決定部17は、端末装置10の電源入力中に、定期的に測定して得た活動量の値に基づいて、計測ポイントを更新する。計測タイミング決定部18は、計測ポイントの初期値または更新された値を使って、計測タイミングを決定する。
また、計測ポイント決定部17が、計測指示モードと計測指示なしモードの遷移を制御してもよい。計測ポイント決定部17が、計測ポイントを決定済みの状態を、計測指示モードとし、計測ポイントが決定していない状態を、計測指示なしモードとして動作する。計測ポイント決定部17が、一度計測ポイントを決定すると、端末装置10の電源を切ったとしても、計測ポイントは保存されているため、再度電源を入れた時には、計測指示モードとして動作し、図10のステップS15から開始する。
なお、本実施の形態において、計測ポイント決定部17は、計測ポイントを保存し、計測履歴保存部21は、計測履歴データを保存すると説明したが、保存先の領域が同じであってもよい。計測ポイント決定部17が、決定した計測ポイントの値を、計測履歴データに保存する。計測履歴保存部21が、活動量が計測ポイントの値を示したタイミングで測定したバイタルデータ計測結果を、その計測ポイントの値と対応付けて、計測履歴データに保存する。
なお、本実施の形態において、計測タイミング制御装置20を備えた端末装置10は、活動量として運動量を取得し、バイタルデータとして血糖値の計測を指示する例を説明した。運動量以外の食事量、ストレス量、睡眠の質など、その他様々な、血糖値と相関関係がある活動量を元に、バイタルデータの計測を促すようにしてもよい。また、計測タイミング制御装置20は、血糖値以外の血圧など、他のバイタルデータを計測するタイミングを制御してもよい。
なお、計測頻度保存部12は、計測頻度情報の初期値として、デフォルト値を保持していてもよい。計測頻度保存部12は、ユーザが入力部11を使って入力したデータを受け取ることで、計測頻度情報を更新する。
(実施の形態2)
図12は、本発明の実施の形態における計測タイミング制御装置29を備えた端末装置10の構成の一例を示すブロック図である。図12において、図2と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図12における、取得部B23、取得データ保存部B24、解析部B25は、それぞれ、図2の取得部13、取得データ保存部14、解析部15と同じ機能を有する。取得部13と取得部B23とは、それぞれ異なる測定データを取得する。取得データ保存部B24は、取得部B23で取得したデータを保存し、解析部B25は、取得データ保存部B24に保存されているデータを解析し、ユーザに提示する活動量に変換する。
例えば、取得部13が、加速度センサを用いて測定した、加速度データを取得する。取得部B23が、心電計を用いて測定した、脈拍データを取得する。解析部15は、加速度センサを用いて取得した加速度データを解析し、運動量に変換する。解析部B25は、心電計を用いて取得した脈拍データを解析し、ストレス量に変換する。
また、図12では、取得部13、取得データ保存部14、解析部15をセットとしたブロックを二つ備えた構成を示しているが、更に、ブロックを追加し、睡眠の質など他の活動量を同時に処理してもよい。
設定部27は、バイタルデータと相関関係をとる対象の活動量を設定する。設定部27は、ユーザ操作による指示を入力部11から受け取り、バイタルデータと相関関係をとる対象の活動量を示す設定情報を保存する。設定情報は、例えば、運動量など一つの活動量をパラメータとして設定する。また、設定情報は、運動量とストレス量など複数の活動量を各々パラメータとして設定する。また、設定情報は、食事量と運動量など複数の活動量を用いて演算した結果をパラメータとして設定する。また、設定部27は、設定情報に基づいて、取得部13と取得部B23に対し、取得開始の指示を通知する。
第2特徴量保存部26は、解析部15で解析した活動量の値と、解析部B25で解析した活動量の値から、バイタルデータと相関関係をとる活動量に対する特徴量を抽出して保存する。設定部27の設定情報が、複数の活動量を用いて演算した結果をパラメータとして設定している場合、第2特徴量保存部26は、一定期間内に測定したデータから得られた複数の活動量を用いて計算した結果に対する特徴量を抽出する。
第2特徴量保存部26は、例えば、次の方法で特徴量を抽出する。
設定部27の設定情報が、運動量をパラメータとして設定している場合、第2特徴量保存部26は、一定期間内に測定したデータから得られた運動量の最小値と最大値などを、特徴量として抽出する。
設定部27の設定情報が、運動量とストレス量を各々パラメータとして設定している場合、第2特徴量保存部26は、一定期間内に測定したデータから得られた運動量とストレス量各々に対する特徴量を抽出する。
設定部27の設定情報が、食事量から運動量を差し引いた結果をパラメータとして設定している場合、第2特徴量保存部26は、一定期間内に測定したデータから得られた複数の活動量を用いて計算した結果に対する特徴量を抽出する。
第2計測タイミング決定部28は、解析部15が数値化した活動量の値と、解析部B25で解析した活動量の値を監視し、設定部27の設定情報と計測ポイント決定部17に保存されている値を元に、計測タイミングを決定する。第2計測タイミング決定部28は、計測タイミングと決定すると、計測指示部19に対して計測指示を要求する。また、第2計測タイミング決定部28は、計測指示モードと、計測指示なしモードの二つのモードを持っている。第2計測タイミング決定部28は、計測指示モードの場合に、解析部15が数値化した活動量の値と、解析部B25で解析した活動量の値を監視し、計測タイミングを決定し、計測指示部19に対して計測指示を要求する。一方、第2計測タイミング決定部28は、計測指示なしモードの場合には、解析部15が数値化した活動量の値と、解析部B25で解析した活動量の値を監視せず、計測指示部19に対して計測指示を通知しない。
図13は、設定部27に保存している設定情報の一例を示す。
図13(A)は、運動量のみをパラメータとして設定していることを示している。運動量をX軸とし、血糖値などのバイタルデータをY軸とする相関をとるために、運動量の取得を行い、計測ポイントを決定することが、設定されている。この場合、取得部13は、加速度センサを用いて測定した、加速度データを取得する。取得データ保存部14は、加速度データを保存する。取得部B23は、動作しない。他の方法として、取得部B23が、設定情報で設定された以外のパラメータ(ストレス量、睡眠の質など)も積極的に取得することができる。この場合、計測タイミング制御装置29は、ストレス量と睡眠の質が同じ条件で、運動量のみが異なる場合にのみ、バイタルデータの計測タイミングとしてユーザに通知する。これにより、運動量と血糖値などのバイタルデータとの相関を、食事などの他の条件に依存せず、より正しい条件で得ることができる。
図13(B)は、食事量から運動量を差し引いた結果をパラメータとして設定していることを示している。(食事量)−(運動量)をX軸とし、血糖値などのバイタルデータをY軸として相関をとるために、食事量と運動量の取得を行い、計測ポイントを決定することが、設定されている。この場合、第2特徴量保存部26は、(食事量)−(運動量)を計算した結果をパラメータとし、一定期間内に測定したデータから得られた活動量の最小値と最大値を特徴量として抽出して保存する。計測ポイント決定部17が、計測頻度保存部12に保存されている計測頻度情報と、第2特徴量保存部26に保存されているデータを用いて、バイタルデータを計測するタイミングを示す活動量の値、つまり、計測ポイントを決定する。第2計測タイミング決定部28は、解析部15と解析部B25で解析した食事量と運動量を監視し、計測タイミングを決定し、計測指示部19に対して計測指示を要求する。これにより、(食事量)−(運動量)と血糖値との相関を、効率よく取ることができ、ユーザの食事と運動と血糖値の関係に関する理解が進む。この場合、例えば、食事量、運動量ともに、単位をカロリーとすることにより、計算する事ができる。なお、食事量は、カメラで料理を撮影し、その結果得られる画像を解析して取得してもよい。
図13(C)は、食事量から運動量を差し引いた結果と、ストレス量とを、各々パラメータとして設定していることを示している。一行目で指定された(食事量)−(運動量)をX軸として、血糖値などのバイタルデータをY軸として相関をとるために、食事量と運動量の取得を行い、計測ポイントを決定することが、設定されている。また、二行目で、同時に、ストレス量をX軸として、血糖値などのバイタルデータをY軸として相関をとることが設定されている。これにより、同時に複数の活動量とバイタルデータとの相関を、効率よく取得することができる。
以上の構成により、本発明の計測タイミング制御装置29は、計測頻度情報とユーザの活動量を基に計測ポイントを決定し、計測ポイントを元に、バイタルデータの計測タイミングを決定する。次に、計測タイミング制御装置29は、ユーザの活動量の取得を継続し、計測ポイントを元に計測タイミングを決定して、計測指示を通知する。計測タイミング制御装置29は、ユーザの活動量とバイタルデータとの相関関係を得るのに適した計測タイミングでの計測を指示することが可能となり、ユーザの活動量とバイタルデータとの相関関係を、効率よく得ることができる。
また、運動量やストレス量などと血糖値との関係など、複数パラメータによって、バイタルデータが変化する場合においても、他のパラメータの影響を排除しつつ、相関関係を、効率よく得ることができる。例えば、運動量と血糖値の相関を得る時に、ストレス量の影響を排除する事ができる。また、(食事量)−(運動量)のような、複数のパラメータの演算結果を新たなパラメータとして、バイタルデータとの相関関係を、効率よく得ることができるようになる。
また、食事量から運動量を差し引いた結果のように、複数のパラメータから得られる新たなパラメータと血糖値などのバイタルデータとの相関関係を、効率よく得ることができる。
本発明にかかる計測タイミング制御装置は、ユーザの活動量とバイタルデータに関する相関関係を得るのに適した計測タイミングでの計測を指示する機能を有し、健康管理システム等として有用である。
10 端末装置
11 入力部
12 計測頻度保存部
13 取得部
14 取得データ保存部
15 解析部
16 特徴量保存部
17 計測ポイント決定部
18 計測タイミング決定部
19 計測指示部
20,29 計測タイミング制御装置
21 計測履歴保存部
22 通信部
23 取得部B
24 取得データ保存部B
25 解析部B
26 第2特徴量保存部
27 設定部
28 第2計測タイミング決定部
30 バイタルデータ計測機器
40 ネットワーク
50 サーバ装置
60 クライアント装置

Claims (7)

  1. バイタルデータ計測機器での計測タイミングを通知する装置であって、
    ユーザの活動に関するデータを取得し、前記取得したデータを解析して活動量に変換する解析部と、
    前記解析部が変換した活動量に関する特徴量を抽出し、保存する特徴量保存部と、
    前記バイタルデータ計測機器でバイタルデータの計測を行う頻度を示す計測頻度情報と、前記特徴量保存部に保存されている特徴量を用いて、前記バイタルデータ計測機器で計測するバイタルデータと相関関係をとる対象となる計測ポイントを決定する計測ポイント決定部と、
    前記解析部が変換した活動量を監視し、監視中の前記活動量が前記計測ポイント決定部に保存されている計測ポイントに含まれる場合に、計測タイミングと決定し、計測指示を通知する計測タイミング決定部と
    を備えた計測タイミング制御装置。
  2. 前記特徴量保存部は、前記解析部が変換した活動量の最小値と最大値を、前記活動量の特徴量とすることを特徴とする請求項1に記載の計測タイミング制御装置。
  3. 前記特徴量保存部は、前記解析部が変換した活動量の頻度分布を、前記活動量の特徴量とすることを特徴とする請求項1に記載の計測タイミング制御装置。
  4. 前記計測タイミング決定部は、前記解析部が変換した活動量と、前記計測ポイント決定部に保存されている計測ポイントとの差分が、一定量以下である場合に、計測タイミングを決定し、計測指示を通知することを特徴とする、請求項1に記載の計測タイミング制御装置。
  5. 前記計測タイミング制御装置は、前記解析部を複数備え、
    複数の前記解析部は、ユーザの活動に関するデータを各々取得し、前記取得したデータを解析して各々異なる活動量に変換し、
    前記特徴量保存部は、複数の前記解析部が解析した活動量に関する特徴量を抽出し、
    前記計測タイミング決定部は、複数の前記解析部が解析した活動量を監視し、監視中の複数の前記活動量が前記計測ポイント決定部に保存されている計測ポイントに含まれる場合に、計測タイミングと決定し、計測指示を通知することを特徴とする、請求項1に記載の計測タイミング制御装置。
  6. 前記バイタルデータ計測機器で計測するバイタルデータと相関関係をとる対象の活動量を示す設定情報を保存する設定部を備え、
    前記特徴量保存部は、前記設定部に保存した前記設定情報に基づいて、複数の前記解析部が解析した活動量に関する特徴量を抽出し、
    前記計測タイミング決定部は、複数の前記解析部が解析した活動量を監視し、前記設定部に保存した前記設定情報と、前記計測ポイント決定部に保存されている計測ポイントを元に、計測タイミングを決定し、計測指示を通知することを特徴とする、請求項5に記載の計測タイミング制御装置。
  7. 前記設定部は、複数の前記解析部が解析した活動量を用いて演算した結果を、前記バイタルデータ計測機器で計測するバイタルデータと相関関係をとる対象として設定した設定情報を保存し、
    前記計測タイミング決定部は、複数の前記解析部が解析した活動量を監視し、監視中の複数の前記活動量を、前記設定部に保存した前記設定情報に基づき演算した結果が、前記計測ポイント決定部に保存されている計測ポイントに含まれる場合に、計測タイミンと決定し、計測指示を通知することを特徴とする、請求項6に記載の計測タイミング制御装置。
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