JP7466852B2 - コラーゲンペプチドを含む組成物を製造するための方法 - Google Patents

コラーゲンペプチドを含む組成物を製造するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、コラーゲンペプチドを含む組成物を製造するための方法に関する。
コラーゲン(又はその分解物であるゼラチン)は、生体組織の構造を維持するうえで重要な物質であることが知られている。そして、コラーゲン(又はゼラチン)の分解物であるコラーゲンペプチドは、化粧分野などにおいて有用性が見出されていることから、化粧料組成物などの外用組成物への応用がなされている。そのため、コラーゲンペプチドを製造する方法について、多くの検討がなされている。
コラーゲンペプチドの製造方法としては、例えば、魚類の皮、ウロコなどから得る方法(特許文献1,2)、動物のアキレス腱から得る方法(特許文献2)などが開示されている。
特開2008-206470号公報 特開2006-151847号公報
しかしながら、本発明者は、公知の方法(例えば、特許文献1に開示の方法)を参考にした方法により得られるコラーゲンペプチドが、粒子径が不均一であること、粒子に亀裂があること、及び/又は不定形の粒子が多いこと、などを見出した。このような粒子径の不均一性や粒子の亀裂などは、化粧料組成物などを開発する場合、製剤化などにおいて不都合な場合がある。
したがって、本発明の目的は、コラーゲンペプチドの粒子径の均一性などを改善することができる方法を開発することである。
本発明者は、上記課題に鑑み、鋭意検討を重ねたところ、コラーゲンペプチドとリン脂質とを混合することにより、コラーゲンペプチドの粒子径の均一性などを改善することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
よって、本発明は、要旨、以下のものを提供する。
〔1〕 コラーゲンペプチドとリン脂質とを混合することを含む、コラーゲンペプチドを含む組成物を製造するための方法。
〔2〕 コラーゲンペプチドを含む組成物が、コラーゲンペプチドとリン脂質との複合体を含む組成物である、〔1〕に記載の方法。
〔3〕 前記混合が、0超~2500rpmの撹拌下で行われる、〔1〕又は〔2〕に記載の方法。
〔4〕 混合するコラーゲンペプチドとリン脂質との割合が、質量%の比として、50:50~90:10である、〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の方法。
〔5〕 混合するコラーゲンペプチドとリン脂質との割合が、質量%の比として、60:40~80:20である、〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の方法。
〔6〕 リン脂質が、グリセロリン脂質を含むリン脂質である、〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の方法。
〔7〕 リン脂質が、プラズマローゲンを含むリン脂質である、〔1〕~〔6〕のいずれかに記載の方法。
〔8〕 コラーゲンペプチドを含む組成物が、外用組成物である、〔1〕~〔7〕のいずれかに記載の方法。
〔9〕 コラーゲンペプチドの粒子径の均一性、コラーゲンペプチドの粒子の亀裂、及び/又はコラーゲンペプチドの粒子の不定形性を改善するための、プラズマローゲンを含む組成物。
〔10〕 コラーゲンペプチドの粒子径の均一性、コラーゲンペプチドの粒子の亀裂、及び/又はコラーゲンペプチドの粒子の不定形性を改善するための、プラズマローゲンの使用。
本発明によれば、粒子径の均一性が改善されたコラーゲンペプチド(又はコラーゲンペプチドとリン脂質との複合体)を得ることが可能な方法を提供することができる。また、本発明によれば、コラーゲンペプチド(又はコラーゲンペプチドとリン脂質との複合体)の改善された粒子(粒子における亀裂の改善、不定形の粒子の改善など)を得ることが可能な方法を提供することができる。
実施例1のコラーゲンペプチド(コラーゲンペプチドとリン脂質との複合体)の粒子及び比較例1のコラーゲンペプチドの粒子を、走査電子顕微鏡で観察した結果を示す。 実施例1のコラーゲンペプチド(コラーゲンペプチドとリン脂質との複合体)の粒子の表面及び比較例1のコラーゲンペプチドの粒子の表面を、走査電子顕微鏡で観察した結果を示す。
本発明の一実施態様では、コラーゲンペプチドとリン脂質とを混合することを含む、コラーゲンペプチドを含む組成物を製造するための方法を提供する。
本発明の別の実施態様では、コラーゲンペプチドの粒子径の均一性、コラーゲンペプチドの粒子の亀裂、及び/又はコラーゲンペプチドの粒子の不定形性を改善するための、リン脂質(好ましくはグリセロリン脂質、より好ましくはホスファチジン酸由来のもの、更に好ましくはプラズマローゲン)を提供する。
本発明の別の実施態様では、コラーゲンペプチドの粒子径の均一性、コラーゲンペプチドの粒子の亀裂、及び/又はコラーゲンペプチドの粒子の不定形性を改善するための、リン脂質(好ましくはグリセロリン脂質、より好ましくはホスファチジン酸由来のもの、更に好ましくはプラズマローゲン)を含む組成物を提供する。
本発明の別の実施態様では、コラーゲンペプチドの粒子径の均一性、コラーゲンペプチドの粒子の亀裂、及び/又はコラーゲンペプチドの粒子の不定形性を改善するための、リン脂質(好ましくはグリセロリン脂質、より好ましくはホスファチジン酸由来のもの、更に好ましくはプラズマローゲン)の使用を提供する。
本発明の別の実施態様では、コラーゲンペプチドの粒子径の均一性、コラーゲンペプチドの粒子の亀裂、及び/又はコラーゲンペプチドの粒子の不定形性を改善するための方法であって、コラーゲンペプチドとリン脂質(好ましくはグリセロリン脂質、より好ましくはホスファチジン酸由来のもの、更に好ましくはプラズマローゲン)とを混合することを含む、方法を提供する。
コラーゲンペプチド
本明細書中で用いられる「コラーゲンペプチド」とは、コラーゲン又はゼラチンを、酵素(これらに限定されるものではないが、例えば、コラゲナーゼ)処理、酸処理、アルカリ処理及び/又は加熱処理などをすることにより得られるものを意味する。コラーゲンペプチドの平均分子量は、特段限定されるものではないが、例えば、約200~約30000、好ましくは約500~約20000、より好ましくは約1000~約10000であることができる。なお、コラーゲンペプチドの平均分子量は、例えば、公知の方法(例えば、ゲル濾過HPLCなど)により測定してもよい。
コラーゲンペプチドは、例えば、市販のものであってもよいし、公知の方法若しくは以下の方法により、又はこれらに類似する方法により得てもよい。例えば、コラーゲンペプチドは、以下の工程:
(a)コラーゲン又はゼラチンを、例えば、酵素処理(例えば、間質性コラゲナーゼ、白血球コラゲナーゼ、コラゲナーゼ3などのコラゲナーゼ;ゼラチナーゼA、ゼラチナーゼBなどのゼラチナーゼ;ストロメライシン;マトリライシンなどが挙げられ、これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい)(pH 約1~約12、好ましくはpH 約3~約11、より好ましくはpH 約5~約10、更に好ましくはpH 約7~約9)、酸処理、アルカリ処理、加熱処理などにより分解すること;
(b)必要に応じて、(a)で得られた分解物を濾過(例えば、遠心濾過、綿栓濾過、加圧濾過、減圧濾過など)、精製(例えば、好適な溶媒を用いた溶媒抽出;陽イオン交換樹脂、陰イオン交換樹脂、ゲル濾過HPLCなどを用いた精製など)などをすること;
(c)必要に応じて、(a)で得られた分解物又は(b)で得られたものを、濃縮(例えば、減圧下、加熱下など);乾燥(例えば、風乾、減圧乾燥、加熱乾燥など)などをすること;
を含む方法により得ることができる。
本明細書中で用いられる「コラーゲン」は、これらに限定されるものではないが、例えば、I型コラーゲン、II型コラーゲン、III型コラーゲン、IV型コラーゲン、V型コラーゲン、XI型コラーゲンなどの線維性コラーゲン;VI型コラーゲン、VII型コラーゲン、XVII型コラーゲンなどの非線維性コラーゲン;IX型コラーゲン、X型コラーゲン、XVIII型コラーゲンなどのその他のコラーゲンを含む。コラーゲンは、好ましくは、I型コラーゲン、II型コラーゲン、III型コラーゲン、IV型コラーゲン、V型コラーゲン、XI型コラーゲンなどの線維性コラーゲンを含むコラーゲンであり、より好ましくは、I型コラーゲン、II型コラーゲン、III型コラーゲン及び/又はIV型コラーゲンを含むコラーゲンである。また、コラーゲンは、三重らせん構造を有するトロポコラーゲン、プロコラーゲン及びアテロコラーゲン;アルカリ処理コラーゲン;サクシニル化アテロコラーゲンなども含む。更に、コラーゲンは、例えば、アシル化コラーゲン(例えば、サクシニル化コラーゲン、フタル化コラーゲン、マレイル化コラーゲン)やエステル化コラーゲンなどの、上述したコラーゲンの誘導体も包含する。コラーゲンの平均分子量は、特段限定されるものではないが、例えば、約10000~約1000000、好ましくは約30000~約750000、より好ましくは約100000~約500000であってもよい。なお、コラーゲンの平均分子量は、例えば、公知の方法(例えば、ゲル濾過HPLCなど)により測定してもよい。
本明細書中に記載のコラーゲンは、これらに限定されるものではないが、例えば、コラーゲン含有動物組織由来のものであってもよいし、合成由来のものであってもよいし、遺伝子工学的な手法により得たものであってもよいが、好ましくは、コラーゲン含有動物組織由来のものである。
本明細書中で用いられる「コラーゲン含有動物組織」とは、コラーゲンを含有する動物組織であれば特段限定されるものではなく、動物の個体全体であってもよいし、動物から得られる1種以上の組織(これらに限定されるものではないが、例えば、皮、ウロコ、骨、軟骨、靭帯、腱などが挙げられる)であってもよいし、これらを混合したものであってもよい。動物としては、これらに限定されるものではないが、ティラピア、タイ、イトヨリダイ、センネンダイ、ヒラメ、イワシ、カツオ、カレイ、アジ、サンマ、メバル、ブリ、ハモ、ニシン、サケ、マグロ、バサ、サバヒー、コイ、タラ、ナイルパーチ、ソウギョ、サメなどの魚類;ニワトリ、ガチョウ、カモ、七面鳥などの鳥類;ウシ、ブタ、ウマ、ヒツジ、ウサギ、イヌ、ネコ、マウス、ラット、モルモット、サル、クジラなどの哺乳類(但し、ヒトを除く);などが挙げられる。コラーゲン含有動物組織は、必要に応じて、クロロホルム、メタノール、エタノール等の溶媒を用いた脱脂及び/又は洗浄;高速ホモジナイザーや凍結乾燥などによる粉砕処理;好適な緩衝液などを用いた非コラーゲンタンパク質の除去;塩酸、エチレンジアミン四酢酸水溶液などを用いた脱灰処理;乾燥;などの1種以上の前処理を行ったものであってもよい。また、コラーゲン含有動物組織は、必要に応じて、溶媒(例えば、水)により膨潤させたものであってもよい。
本明細書中に記載のコラーゲンは、市販のものであってもよいし、公知の方法により若しくは以下の方法により、又はこれらに類似する方法により得てもよい。例えば、コラーゲンは、以下の工程:
(a)コラーゲン含有動物組織を、通常、例えば約0~約100℃(好ましくは約30~約100℃、より好ましくは約60~約95℃、更に好ましくは約50~約93℃、より更に好ましくは約70~約90℃)下、例えば約0.5~約200時間(好ましくは約0.5~約100時間、より好ましくは約1~約50時間、更に好ましくは約2~約24時間、より更に好ましくは約5~約7時間)、溶媒で抽出すること(ここで、該溶媒は、水(水道水、蒸留水、精製水などを含む);無機酸(例えば、塩酸、硝酸など)及び/又は有機酸(例えば、ギ酸、酢酸、硫酸、クエン酸、アスコルビン酸など)を含む酸性溶媒;などが挙げられ、これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、該溶媒のpHは、好ましくはpH約1~約8、より好ましくはpH約1~約7、更に好ましくは、約1~約6である。);
(b)必要に応じて、(a)で得られた溶媒抽出物をpH 約1~約12(好ましくは約1~約10、より好ましくは約1.5~約8)で酵素(例えば、ペプシン、パパイン、プロテアーゼM、プロクターゼなどのタンパク質分解酵素が挙げられ、これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい)分解すること;
(c)必要に応じて、(a)で得られた溶媒抽出物又は(b)で得られた分解物を濾過(例えば、遠心濾過、綿栓濾過、加圧濾過、減圧濾過など)、塩析、精製(例えば、好適な溶媒を用いた溶媒抽出;陽イオン交換樹脂、陰イオン交換樹脂、ゲル濾過HPLCなどを用いた精製など)などをすること;
(d)必要に応じて、(a)で得られた溶媒抽出物、(b)で得られた分解物又は(c)で得られたものを、濃縮(例えば、減圧下、加熱下など);乾燥(例えば、風乾、減圧乾燥、加熱乾燥など)などをすること;
を含む方法により得ることができる。
本明細書中で用いられる「ゼラチン」とは、本明細書中に記載のコラーゲンを酵素処理、酸処理、アルカリ処理及び/又は加熱処理などをすることにより得られるものを意味する。ゼラチンの平均分子量は、特段限定されるものではないが、例えば、約1000~約300000、好ましくは約5000~約200000、より好ましくは約10000~約100000であることができる。なお、ゼラチンの平均分子量は、例えば、公知の方法(例えば、ゲル濾過HPLCなど)により測定してもよい。
ゼラチンは、例えば、市販のものであってもよいし、公知の方法により又はこれに類似する方法により得てもよい。
リン脂質
本明細書中で用いられる「リン脂質」とは、分子内に1つ以上のリン酸基又はリン酸エステル構造を有する脂質であれば特段限定されるものではない。リン脂質としては、例えば、ホスファチジン酸由来のもの(例えば、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルグリセロール(特に、レシチン;エタノールアミン型プラズマローゲン、コリン型プラズマローゲンを含むプラズマローゲン;など))、リゾホスファチジン酸由来のもの(例えば、リゾホスファチジルコリン、リゾホスファチジルエタノールアミン、リゾホスファチジルセリン、リゾホスファチジルイノシトール、リゾホスファチジルグリセロール(特に、リゾレシチンなど))、カルジオリピンなどのグリセロリン脂質;スフィンゴミエリンなどのスフィンゴリン脂質;などが挙げられ、これらは単独であってもよいし、2種以上の組み合わせであってもよい。リン脂質は、好ましくは、グリセロリン脂質を含むリン脂質であり、より好ましくは、ホスファチジン酸由来のものを含むリン脂質であり、更に好ましくはプラズマローゲンを含むリン脂質である。
したがって、本発明の一実施態様では、リン脂質が、グリセロリン脂質を含むリン脂質である。
本発明の好ましい一実施態様では、リン脂質が、プラズマローゲンを含むリン脂質である。
本明細書中で用いられる「プラズマローゲン」は、通常、グリセロール骨格の1位(sn-1位)にビニルエーテル結合を介した長鎖アルケニル基をもつグリセロリン脂質であり、例えば、以下の一般式で示すことができる。
Figure 0007466852000001
は、脂肪族炭化水素基であって、通常炭素数1~20の脂肪族炭化水素基である。Rとしては、これらに限定されるものではないが、例えば、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、イコサニル基などが挙げられる。
は、脂肪族炭化水素基であって、通常脂肪酸の脂肪族炭化水素部分に相当する基である。Rとしては、これらに限定されるものではないが、例えば、オクタデカジエン酸、オクタデカトリエン酸、エイコサテトラエン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサテトラエン酸、ドコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸などの脂肪酸の脂肪族炭化水素部分に相当する基が挙げられる。
Xは、極性基を示し、これらに限定されるものではないが、例えば、-CHCH、-CHCH(CH、-CHCH(NH)COOなどが挙げられる。
本明細書中に記載のリン脂質は、市販のものであってもよいし、或いは、公知の方法により若しくは実施例に記載の方法により、又はこれらに類似する方法により得てもよい。リン脂質は、例えば、ウシ、ブタ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ、カモなどの陸産脊椎動物(但し、ヒトを除く);クロマグロ、サケ、サンマ、カツオ、イワシ、タラなどの水産脊椎動物;マボヤ、アカボヤ、キヒトデ、イトマキヒトデ、キタムラサキウニ、バフンウニ、ナマコ、ミドリイソギンチャク、ヨロイイソギンチャク、ホタテ、ヒザラガイ、レイシガイ、チヂミボラ、クボガイ、サルアワビ、ムラサキイガイ、ムラサキインコガイ、マガキ、タコ、イカ、カニ、エビなどの水産無脊椎動物;などの動物由来のもの(動物の個体全体であってもよいし、動物の筋肉組織、脂肪組織、神経組織、内臓組織、皮膚組織、卵、外殻、血液など動物から単離された組織であってもよいし、個体全体と単離組織との組み合わせ又は複数の単離組織の混合物であってもよい)であってもよいし、アブラナ、ダイズなどの植物由来のもの(植物の個体全体であってもよいし、植物の花弁、種子など植物から単離された組織であってもよいし、個体全体と単離組織との組み合わせ又は複数の単離組織の混合物であってもよい)であってもよい。
リン脂質が、プラズマローゲンを含むリン脂質である場合、該リン脂質は、プラズマローゲン含有動物組織由来のものであることが好ましい。したがって、本発明の一実施態様では、プラズマローゲンを含むリン脂質が、プラズマローゲン含有動物組織由来のものである。
本明細書中で用いられる「プラズマローゲン含有動物組織」とは、プラズマローゲンを含有する動物組織である限り、特段限定されるものではなく、動物の個体全体であってもよいし、動物の筋肉組織、脂肪組織、神経組織、内臓組織、皮膚組織、卵、外殻、血液など動物から単離された組織であってもよいし、個体全体と単離組織との組み合わせ又は複数の単離組織の混合物であってもよい。プラズマローゲン含有動物組織としては、例えば、ウシ、ブタ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ、カモなどの陸産脊椎動物(但し、ヒトを除く);クロマグロ、サケ、サンマ、カツオ、イワシ、タラなどの水産脊椎動物;マボヤ、アカボヤ、キヒトデ、イトマキヒトデ、キタムラサキウニ、バフンウニ、ナマコ、ミドリイソギンチャク、ヨロイイソギンチャク、ホタテ、ヒザラガイ、レイシガイ、チヂミボラ、クボガイ、サルアワビ、ムラサキイガイ、ムラサキインコガイ、マガキ、タコ、イカ、カニ、エビなどの水産無脊椎動物などに由来するものが挙げられ、これらは、個体全体を用いてもよいし、単離組織を用いてもよいし、1種を単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
プラズマローゲンを含むリン脂質がプラズマローゲン含有動物組織由来のものである場合、これらに限定されるものではないが、例えば、以下の公知の方法(国際公開第2019/171619号):
(A)プラズマローゲン含有動物組織のアルコール抽出液を濃縮すること、及び
(B)前記(A)で得られた濃縮物を希釈した後、冷蔵静置すること
を含む方法
により、又はこれに類似する方法により、プラズマローゲンを含むリン脂質を得ることができる。
上記(A)における「プラズマローゲン含有動物組織のアルコール抽出液」とは、プラズマローゲン含有動物組織をアルコールを含有する溶媒で抽出した液である限り、特段限定されるものではない。
「アルコールを含有する溶媒」としては、アルコールのみからなる溶媒であってもよいし、アルコールとその他の溶媒との混合溶媒であってもよい。
抽出に用いられる「アルコール」としては、これらに限定されるものではないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、1-ブタノールなどの第一級アルコール;イソプロパノール、2-ブタノールなどの第二級アルコール;tert-ブタノールなどの第三級アルコールなどが挙げられ、これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
アルコールと組み合わせて用いられる「その他の溶媒」としては、これらに限定されるものではないが、例えば、水(例えば、常水、天然水、水道水、硬水、軟水、イオン交換水、精製水、滅菌水などが挙げられ、これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい);酢酸、プロパン酸、ブタン酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、オレイン酸などの脂肪酸又はそのエステル;これら以外のアセトンなどの親水性有機溶媒;クロロホルム、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、石油エーテルなどの疎水性有機溶媒;などが挙げられ、これらは単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
アルコールとその他の溶媒との混合溶媒を用いる場合、アルコールとその他の溶媒との混合比は、本発明の目的が達成できる限り特段限定されるものではない。例えば、アルコール:その他の溶媒の比は、容量%で、通常約99.9:約0.1~約0.1:約99.9、好ましくは約99:約1~約50:約50、より好ましくは約99:約1~約60:約40、更により好ましくは約99:約1~約90:約10である。
抽出液を得る際に使用するアルコールを含有する溶媒の量は、本発明の目的が達成できる限り特段限定されるものではないが、例えば、プラズマローゲン含有動物組織1kgに対して、約1~約100Lであることが好ましく、約3~約50Lであることがより好ましく、約5~約20Lであることがより更に好ましく、約5~約10Lであることがなお更により好ましい。
上記(A)における「プラズマローゲン含有動物組織のアルコール抽出液」を得る方法は、特段限定されるものではないが、例えば、以下に記載するようにして得ることができる。
プラズマローゲン含有動物組織を、アルコールを含有する溶媒中、約1~約50℃、好ましくは約20~約50℃、より好ましくは約40~約50℃で、約0.5~約24時間、好ましくは約1~約10時間、より好ましくは約2~約6時間、静置、混和又は撹拌などをすることより抽出処理をする。固液を、ストレーナーなどを用いて、固相1と液相1とに分離する。液相1を吸引濾過などの方法により濾過することで、固形物を取り除いて、液相2を得、これをアルコール抽出液として用いることができる。
或いは、抽出効率を高めるために、上記で分離した固相1に、アルコールを含有する溶媒を更に加え、約1~約50℃、好ましくは約20~約50℃、より好ましくは約40~約50℃で、約0.5~約24時間、好ましくは約1~約10時間、より好ましくは約2~約6時間、浸漬した後に、固液を、ストレーナーなどを用いて、固相2と液相3とに分離する。液相3を吸引濾過などの方法により濾過することで、固形物を取り除いて、液相4を得る。液相2と液相4を合わせたものをアルコール抽出液として用いることができる。
或いは、固相からのアルコールを含有する溶媒を用いた再抽出を更に繰り返すことで得られる1つ以上の液相と、上記の液相2及び4とを合わせたものを、アルコール抽出液として用いることができる。
上記(A)におけるアルコール抽出液の濃縮は、特段限定されるものではなく、開放系で行っても、密閉系で行ってもよいが、密閉系で行うことが好ましい。この濃縮は、例えば、減圧による濃縮、加熱による濃縮、凍結による濃縮、膜を用いた濃縮などによって行うことができ、なかでも、減圧による濃縮が好ましい。また、この濃縮は、酸化を防止するために、窒素、アルゴンなどの不活性気体のバブリング下で実施することが好ましい。減圧による濃縮を行う場合、通常約10~約55℃、好ましくは約25~約50℃、より好ましくは約40~約50℃の温度で、通常約1~約72時間、好ましくは約6~約48時間、より好ましくは約12~約36時間実施することが好ましい。減圧度としては、例えば、60mmHg程度が挙げられる。
上記(B)において、上記(A)で得られた濃縮物の希釈に用いる溶媒は、本発明の目的が達成できる限り特段限定されるものではないが、例えば、水(例えば、常水、天然水、水道水、硬水、軟水、イオン交換水、精製水、滅菌水などが挙げられ、これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい);メタノール、エタノール、プロパノール、1-ブタノール、イソプロパノール、2-ブタノール、tert-ブタノールなどのアルコール;酢酸、プロパン酸、ブタン酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、オレイン酸などの脂肪酸又はそのエステル;これら以外のアセトンなどの親水性有機溶媒;クロロホルム、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、石油エーテルなどの疎水性有機溶媒;などが挙げられ、これらは単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
希釈に水を用いる場合には、必要に応じて、pH調整剤を用いて水のpHを調整してもよい。
水のpHの調整に使用するpH調整剤としては、これらに限定されるものではないが、例えば、酢酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、グリコール酸、リンゴ酸、クエン酸、コハク酸、フマル酸、リン酸、塩酸、シュウ酸、硫酸、硝酸、及びこれらの塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムなどが挙げられ、これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
希釈する際に用いる溶媒の量としては、本発明の目的が達成できる限り特段限定されるものではないが、例えば、上記(A)で得られた濃縮物1kgに対して、約1~約100Lであることが好ましく、約10~約80Lであることがより好ましく、約20~約60Lであることがより更に好ましい。
上記(B)における冷蔵静置は、約2~約15℃で行うことが好ましく、約2~約10℃で行うことがより好ましく、約2~約5℃で行うことが更により好ましい。冷蔵静置の温度が2℃未満であると液相が凍ってしまうおそれがあり、15℃超であると得られるプラズマローゲン量が著しく低下する場合がある。
上記(B)における冷蔵静置は、約1~約7日行うことが好ましく、約2~約6日間行うことがより好ましく、約3~約5日間行うことが更により好ましく、約3日間行うことがなお更により好ましい。
上記(A)で得られた濃縮物を、上記(B)において希釈する前に、一旦、静置又は保管しておいてもよい。ここでの静置又は保管は、約2~約15℃、好ましくは約2~約10℃、より好ましくは約2~約5℃で、約1~約14日間行うことが好ましく、開放系で行ってもよいし、密閉系で行ってもよいが、密閉系で行うことが好ましい。また、ここでの静置又は保存は、得られた濃縮物の酸化を防止するために、窒素、アルゴンなどの不活性気体のバブリング下で行うことが好ましい。
また、上記(A)で得られた濃縮物を、上記(B)で希釈する前に、必要に応じて、溶媒抽出などの方法により精製し、減圧濾過などの方法により更に濃縮したものを、上記(B)における「濃縮物」として用いてもよい。
本発明の好ましい実施態様では、プラズマローゲン含有動物組織は、乾燥されたものである。ここでの乾燥は、特段限定されるものではないが、例えば、風を当てる乾燥、除湿による乾燥、真空乾燥、凍結乾燥などの公知の方法を用いることができる。なかでも、風を当てる乾燥が好ましい。
上記風を当てる乾燥としては、通常約25~約59℃、好ましくは約35~約55℃、より好ましくは約40~約50℃の風を、プラズマローゲン含有動物組織に当てる乾燥が好ましい。上記風を当てる乾燥は、開放系で行っても、閉鎖系で行ってもよく、開放系の場合には、周囲温度は、通常約20~約55℃、好ましくは約30~約45℃、より好ましくは約35~約40℃であり、閉鎖系の場合には、周囲温度は、通常、プラズマローゲン含有動物組織に当てる風の温度とおおよそ同じであることが好ましい。
上記風を当てる乾燥は、通常約0.5~約96時間、好ましくは約1~約72時間、より好ましくは約6~約48時間、更により好ましくは約12~約36時間行うことができる。
乾燥されたプラズマローゲン含有動物組織の水分含有量は、プラズマローゲン含有動物組織の全量に対して、通常約1~約40質量%、好ましくは約5~約30質量%、より好ましくは約10~約25質量%であってもよい。
プラズマローゲン含有動物組織は、上記乾燥の効率やアルコール抽出の効率を高めるために、2つ以上の部分に分割しておいてもよい。
本発明の好ましい実施態様では、動物組織は、水産無脊椎動物由来のものであり、好ましくは、脊索動物門尾索動物亜門の水産無脊椎動物である。
脊索動物門尾索動物亜門の水産無脊椎動物としては、例えば、脊索動物門尾索動物亜門ホヤ綱、脊索動物門尾索動物亜門タリア綱、脊索動物門尾索動物亜門オタマボヤ綱などの水産無脊椎動物が挙げられる。
本発明の更に好ましい実施態様では、上記水産無脊椎動物は、脊索動物門尾索動物亜門ホヤ綱の水産無脊椎動物である。
本発明のなお更に好ましい実施態様では、上記脊索動物門尾索動物亜門ホヤ綱の水産無脊椎動物は、Halocynthia属の水産無脊椎動物である。好ましいHalocynthia属の水産無脊椎動物は、マボヤ又はアカボヤである。
本明細書中において、プラズマローゲン含有動物組織由来のプラズマローゲンは、ドコサヘキサエン酸又はエイコサペンタエン酸の脂肪族炭化水素に相当する基を含むことが好ましい。
上記(B)の処理の後に、例えば約2~約15℃でデカント処理をして不要な画分を除去することで、プラズマローゲン含有動物組織由来のプラズマローゲンを含有する画分のみを得ることができる。プラズマローゲンを含有する画分は、希釈する際に用いる溶媒の種類などに応じて、上層、下層又はそれ以外の中間層となる場合がある。一般的な溶媒では、プラズマローゲンを含有する画分は、下層(好ましくは、下層にある液相)となる。
上記(B)の処理の後に得られるものを、プラズマローゲン含有動物組織由来のプラズマローゲンを含むリン脂質としてそのまま用いてもよいし、不要な画分を除去したものをプラズマローゲン含有動物組織由来のプラズマローゲンを含むリン脂質として用いてもよいし、適宜、溶媒に溶解、分散又は懸濁させたものをプラズマローゲン含有動物組織由来のプラズマローゲンを含むリン脂質として用いてもよい。或いは、溶媒を加えたものを、更に、濃縮、精製などの処理をすることにより得られるものを、プラズマローゲン含有動物組織由来のプラズマローゲンを含むリン脂質として用いてもよい。ここでの濃縮は、特段限定されるものではなく、開放系で行っても、密閉系で行ってもよいが、密閉系で行うことが好ましい。この濃縮は、例えば、減圧による濃縮、加熱による濃縮、凍結による濃縮、膜を用いた濃縮などによって行うことができ、なかでも、減圧による濃縮が好ましい。また、この濃縮は、組成物の酸化を防止するために、窒素、アルゴンなどの不活性気体のバブリング下で実施することが好ましい。減圧による濃縮を行う場合、通常約10~約55℃、好ましくは約25~約50℃、より好ましくは約40~約50℃の温度で、通常約1~約72時間、好ましくは約6~約48時間、より好ましくは約12~約36時間実施することができる。減圧度としては、例えば、60mmHg程度が挙げられる。ここでの精製としては、これらに限定されるものではないが、例えば、溶媒抽出;薄層クロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィーなどのクロマトグラフィーなどが挙げられる。
上記(A)若しくは(B)の処理又はこれら以外の処理において、或いは得られたプラズマローゲンを含むリン脂質中に、必要に応じて、所望の添加剤を加えてもよく、添加剤を加える目的は特段限定されるものではない。例えば、プラズマローゲンを含むリン脂質の酸化防止目的での酸化防止剤の添加、プラズマローゲンを含むリン脂質の防腐目的での防腐剤の添加、プラズマローゲンを含むリン脂質の均一化を目的とした分散剤の添加などが挙げられる。使用されうる添加剤としては、これらに限定されるものではないが、例えば、アスコルビン酸、トコフェロール、エリソルビン酸、亜硫酸ナトリウム、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、カテキンなどの酸化防止剤;ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸カルシウム、安息香酸、安息香酸ナトリウム、プロピオン酸、プロピオン酸ナトリウム、プロピオン酸カルシウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、ナタマイシン、ピマリシン、ポリリジン、ナイシン、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラハイドロキシ安息香酸イソプロピル、イソプロピルパラベンなどの保存剤;ポリソルベート類、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、レシチンなどの分散剤;などが挙げられ、これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本明細書中に記載の方法
本明細書中に記載の方法における「混合」は、コラーゲンペプチドとリン脂質とを混合することができる限り特段限定されるものではない。例えば、静置下の混合、撹拌下の混合、振盪下の混合、転倒混和による混合などであってもよいが、好ましくは撹拌下の混合、振盪下の混合、転倒混和による混合であり、より好ましくは撹拌下(0超rpmであればよく、例えば、0超~2500rpmであり、好ましくは約100~2500rpmであり、より好ましくは約500~2500rpmであり、更に好ましくは約1000~2500rpmである)の混合である。該混合が撹拌下の混合である場合、撹拌が2500rpm超であると、粒子径の均一性が改善されたコラーゲンペプチド、粒子の亀裂が改善されたコラーゲンペプチド、及び/又は粒子の不定形性が改善されたコラーゲンペプチドを得る効率が低下しうる。
したがって、本発明の一実施態様では、前記混合が、0超~2500rpm(好ましくは約100~2500rpm、より好ましくは約500~2500rpm、更に好ましくは約1000~2500rpm)の撹拌下で行われる、本明細書中に記載の方法を提供する。
前記混合の際の温度は、特段限定されるものではないが、例えば、約0~約100℃、好ましくは約20~約80℃、より好ましくは約30~約70℃、更に好ましくは約40~約60℃である。
前記混合の時間は、混合の際の温度;撹拌、振盪、転倒混和の速度や頻度;などを考慮の上、当業者が適宜設定することができる。
コラーゲンペプチド及びリン脂質の一方又は両方が乾燥されたもの(例えば、粉末状など)である場合、前記混合は、好適な溶媒(これらに限定されるものではないが、例えば、水(例えば、常水、天然水、水道水、硬水、軟水、イオン交換水、精製水、滅菌水などが挙げられ、これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい);メタノール、エタノール、プロパノール、1-ブタノール、イソプロパノール、2-ブタノール、tert-ブタノールなどのアルコール;酢酸、プロパン酸、ブタン酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、オレイン酸などの脂肪酸又はそのエステル;これら以外のアセトンなどの親水性有機溶媒;クロロホルム、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、石油エーテルなどの疎水性有機溶媒;などが挙げられ、これらは単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい)中にこれらを溶解、分散、懸濁などさせたうえで行ってもよい。
本明細書中に記載の方法において、混合するコラーゲンペプチドとリン脂質との割合は、本発明の目的を達成することができる限り特段限定されるものではない。例えば、コラーゲンペプチド:リン脂質は、質量%の比として、約1:約99~約99:約1であり、好ましくは約10:約90~約95:約5であり、より好ましくは約30:約70~約90:約10であり、更に好ましくは約50:約50~約90:約10であり、より更に好ましくは約60:約40~約80:約20である。コラーゲンペプチド:リン脂質の質量%の比が、約50:約50~約90:約10(好ましくは約60:約40~約80:約20)である場合、粒子径の均一性が改善されたコラーゲンペプチド、粒子の亀裂が改善されたコラーゲンペプチド、及び/又は粒子の不定形性が改善されたコラーゲンペプチドを、より効率よく得ることができうる。
したがって、本発明の一実施態様では、混合するコラーゲンペプチドとリン脂質との割合が、質量%の比として、約50:約50~約90:約10である。また、本発明の好ましい一実施態様では、混合するコラーゲンペプチドとリン脂質との割合が、質量%の比として、約60:約40~約80:約20である。
本明細書中に記載の方法により得られるコラーゲンペプチドを含む組成物において、コラーゲンペプチドとリン脂質とは、複合体を形成しうる。したがって、本発明の好ましい一実施態様では、コラーゲンペプチドを含む組成物が、コラーゲンペプチドとリン脂質との複合体を含む組成物である、本明細書中に記載の方法を提供する。
本明細書中に記載の方法は、必要に応じて、殺菌(例えば、加熱滅菌、濾過滅菌など)、乾燥(例えば、風乾、加熱、減圧、スプレードライなど)などの工程を更に含んでいてもよい。これら工程における条件は、当業者が適宜調整しうる。
組成物
本明細書中に記載の方法により得られるコラーゲンペプチド(又はコラーゲンペプチドとリン脂質との複合体)を含む組成物は、経口用の組成物であってもよいし、非経口用の組成物(例えば、外用の組成物)であってもよい。本明細書中に記載の方法により得られるコラーゲンペプチド(又はコラーゲンペプチドとリン脂質との複合体)を含む組成物は、好ましくは、非経口用の組成物であり、より好ましくは外用の組成物であり、更に好ましくは化粧料組成物である。本明細書中に記載の方法により得られるコラーゲンペプチド(又はコラーゲンペプチドとリン脂質との複合体)を含む組成物は、化粧料組成物の原料として用いてもよい。
本明細書中に記載の方法により得られるコラーゲンペプチド(又はコラーゲンペプチドとリン脂質との複合体)を含む組成物は、公知又は周知の方法により、例えば、液剤、懸濁剤、乳剤、ゲル剤(ジェル製剤)、クリーム剤、軟膏剤などの外用剤に製剤化することができる。該製剤は、コラーゲンペプチド(又はコラーゲンペプチドとリン脂質との複合体)だけではなく、その目的に応じて、有益な他の成分を含有するものであってもよい。
上記製剤化に際し、本明細書中に記載の方法により得られる組成物に、賦形剤、着色剤、界面活性剤、可溶化剤、溶解補助剤、保存剤、pH調整剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、酸化防止剤などを加えてもよい。
賦形剤としては、これらに限定されるものではないが、例えば、D-マンニトール、乳糖水和物、結晶セルロース、ブドウ糖、デンプン、ショ糖、白糖などが挙げられ、これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
着色剤としては、これらに限定されるものではないが、例えば、黄色三二酸化鉄、黒色酸化鉄、食用黄色4号、食用赤色3号、タール色素、カラメル、カカオ色素、酸化チタン、リボフラビン類などが挙げられ、これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
界面活性剤としては、これらに限定されるものではないが、例えば、ポリソルベート80、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などが挙げられ、これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
可溶化剤としては、これらに限定されるものではないが、例えば、エタノール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、セスキオレイン酸ソルビタン、ラウリン酸ソルビタン、パルミチン酸ソルビタン、オレイン酸グリセリル、ミリスチン酸グリセリル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、グリセリンなどが挙げられ、これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
溶解補助剤としては、これらに限定されるものではないが、例えば、ポリエチレングリコール;プロピレングリコール;シクロデキストリン;マンニトールなどの糖アルコール;安息香酸ベンジル;トリスアミノメタン;コレステロール;トリエタノールアミン;炭酸ナトリウム;クエン酸ナトリウム;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールなどのアルコール;酢酸、プロパン酸、ブタン酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸などの単一の脂肪酸又はそのエステル;ゴマ油、ピーナッツ油、ヤシ油、パーム油、大豆油、オリーブ油、ココナッツ油、コーン油、綿実油、ヒマシ油、ナタネ油、ヒマワリ油などの植物性油;などが挙げられ、これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
保存剤としては、これらに限定されるものではないが、例えば、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸カルシウム、安息香酸、安息香酸ナトリウム、プロピオン酸、プロピオン酸ナトリウム、プロピオン酸カルシウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、ナタマイシン、ピマリシン、ポリリジン、ナイシン、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラハイドロキシ安息香酸イソプロピル、イソプロピルパラベンなどが挙げられ、これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
pH調整剤としては、これらに限定されるものではないが、例えば、酢酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、グリコール酸、リンゴ酸、クエン酸、コハク酸、フマル酸、リン酸、塩酸、硫酸、硝酸、及びこれらの塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムなどが挙げられ、これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
懸濁化剤としては、これらに限定されるものではないが、例えば、ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられ、これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
等張化剤としては、これらに限定されるものではないが、例えば、塩化ナトリウム、グリセリン、マンニトールなどが挙げられ、これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
緩衝剤としては、これらに限定されるものではないが、例えば、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩、及びこれらを含有する緩衝液などが挙げられ、これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
酸化防止剤としては、これらに限定されるものではないが、例えば、アスコルビン酸、トコフェロール、エリソルビン酸、亜硫酸ナトリウム、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、カテキンなどが挙げられ、これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記製剤中のコラーゲンペプチド(又はコラーゲンペプチドとリン脂質との複合体)の含有量は、所望の効果が発揮される限り特段限定されるものではなく、コラーゲンペプチド(又はコラーゲンペプチドとリン脂質との複合体)として、該製剤の全量に対して、例えば、約0.05~約99.9質量%とすることが好ましく、約0.1~約80質量%とすることがより好ましく、約0.15~約40質量%とすることがより更に好ましい。
本明細書中に記載の、コラーゲンペプチドの粒子径の均一性、コラーゲンペプチドの粒子の亀裂、及び/又はコラーゲンペプチドの粒子の不定形性を改善するための、リン脂質(好ましくはグリセロリン脂質、より好ましくはホスファチジン酸由来のもの、更に好ましくはプラズマローゲン)を含む組成物は、経口用の組成物であってもよいし、非経口用の組成物(例えば、外用の組成物)であってもよいが、好ましくは外用の組成物(例えば、化粧料組成物)である。該組成物は、外用の組成物(例えば、化粧料組成物)の原料として用いてもよい。該組成物には、本明細書中で上述した、賦形剤、着色剤、界面活性剤、可溶化剤、溶解補助剤、保存剤、pH調整剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、酸化防止剤などを加えてもよい。
以下、実施例を用いて本発明をより詳細に説明するが、これら実施例は、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
調製例1:リン脂質の調製
殻つきのマボヤを2等分し、冷風乾燥機内で、約45℃の風を約24時間当てて乾燥させた(冷風乾燥機内の温度は、約45℃になる)。乾燥させたものにエタノールと水の混液(95容量%:5容量%)を加え、約40℃で約2時間、撹拌抽出した。固液をステンレスストレーナー(200メッシュ)により、固相1と液相1とに分離した。液相1を吸引濾過して、固形物を取り除いて、液相2を得た。固相1にはエタノールと水との混液(95容量%:5容量%)を加え、室温で約10時間、浸漬した後に、固液をステンレスストレーナー(200メッシュ)により、固相2と液相3とに分離した。液相3を吸引濾過して、固形物を取り除いて、液相4を得た。液相2と液相4を合わせ、約45℃で約24時間、減圧濃縮した。濃縮したものを、約5℃で約8日間、窒素バブリング下で、密閉状態にて保管した。その後、水を加えて希釈し、約4℃で約3日間、静置した。その後、約4℃でデカント処理をすることで上清を除去して液相5を回収し、液相5中のプラズマローゲン含量をHPLCにて測定した。リン脂質(プラズマローゲン)の含有量が約4質量%となるように、液相5に中鎖脂肪酸トリグリセリド(日清オイリオグループ株式会社製)及びビタミンE(理研ビタミン株式会社製)を加えたものを、後述の実施例1で用いた。
[実施例1]
バサ(魚皮、ウロコ)由来のコラーゲンペプチド(平均分子量:約3000~約6000、水中 約20質量%)と調製例1で得たリン脂質と(コラーゲンペプチド:リン脂質の質量%の比として、約70:約30)を、約50℃、2500rpmの撹拌下で約0.5時間混合した。得られた混合物を殺菌(約125℃、約4秒間)し、スプレー乾燥することで、実施例1のコラーゲンペプチド(コラーゲンペプチドとリン脂質との複合体)を含む組成物を得た。
[比較例1]
バサ(魚皮、ウロコ)由来のコラーゲンペプチド(平均分子量:約3000~約6000、水中 約20質量%)を殺菌(約125℃、約4秒間)し、スプレー乾燥することで、比較例1のコラーゲンペプチドを含む組成物を得た。
製剤例1
常法により、下記処方の軟膏剤を調製した。
・実施例1のコラーゲンペプチド 50mg
・白色ワセリン 400mg
・ステアリルアルコール 250mg
・プロピレングリコール 150mg
・精製水 適量
製剤例2
常法により、下記処方のクリーム剤を調製した。
・実施例1のコラーゲンペプチド 50mg
・セタノール 50mg
・ステアリルアルコール 20mg
・オクチルドデカノール 100mg
・グリセリン 50mg
・ポリソルベート60 20mg
・精製水 適量
製剤例3
常法により、下記処方のジェル製剤を調製した。
・実施例1のコラーゲンペプチド 0.2質量%
・カルボキシビニルポリマー 0.2質量%
・水酸化ナトリウム 0.036質量%
・1,3-ブチレングリコール 0.3質量%
・精製水 適量
試験例1:走査電子顕微鏡下での粒子の観察
以下の測定条件で、実施例1及び比較例1のコラーゲンペプチドの粒子を観察した。
機器:JSM-6510(日本電子株式会社製)
加速電圧:15kV
信号:二次電子
操作距離:15mm
スポットサイズ:35
結果
実施例1で得られたコラーゲンペプチド(コラーゲンペプチドとリン脂質との複合体)は、比較例1で得られたコラーゲンペプチドと比較して、粒子径の均一性が改善されており(図1)、粒子の亀裂も改善されており(図2の右図)、粒子の不定形性も改善されている(図2の左図)ことが分かる。粒子径の均一性などが改善されたコラーゲンペプチドは、そうではないコラーゲンペプチドと比較して、例えば、溶解性や安定性などの物理学的特性において有利でありうる。したがって、本明細書中に記載の方法は、例えば、外用組成物(例えば、化粧料組成物など)などの製造に用いるコラーゲンペプチドを製造する方法として有用でありうる。
また、リン脂質(好ましくはグリセロリン脂質、より好ましくはホスファチジン酸由来のもの、更に好ましくはプラズマローゲン)は、コラーゲンペプチドの粒子径の均一性、コラーゲンペプチドの粒子の亀裂、及び/又はコラーゲンペプチドの粒子の不定形性を改善することができることが分かる(図1,2)。
以上、実施例により示されたとおり、本発明は、粒子径の均一性などが改善されたコラーゲンペプチドを製造することが可能な方法を提供することができる。
また、実施例により示されたとおり、本発明は、コラーゲンペプチドの粒子径の均一性、コラーゲンペプチドの粒子の亀裂、及び/又はコラーゲンペプチドの粒子の不定形性を改善するための、リン脂質(好ましくはグリセロリン脂質、より好ましくはホスファチジン酸由来のもの、更に好ましくはプラズマローゲン)を含む組成物を提供することができる。
更に、実施例により示されたとおり、本発明は、コラーゲンペプチドの粒子径の均一性、コラーゲンペプチドの粒子の亀裂、及び/又はコラーゲンペプチドの粒子の不定形性を改善するための、リン脂質(好ましくはグリセロリン脂質、より好ましくはホスファチジン酸由来のもの、更に好ましくはプラズマローゲン)の使用を提供することができる。

Claims (9)

  1. 溶媒中で、魚類の皮又はウロコ由来のコラーゲンペプチド(平均分子量:約3000~約6000)とプラズマローゲンを含むリン脂質とを混合することを含む、該コラーゲンペプチドと該リン脂質との複合体の粒子を製造するための方法。
  2. 前記混合が、0超~2500rpmの撹拌下で行われる、請求項1記載の方法。
  3. 混合するコラーゲンペプチドとリン脂質との割合が、質量%の比として、50:50~90:10である、請求項1又は2記載の方法。
  4. 混合するコラーゲンペプチドとリン脂質との割合が、質量%の比として、60:40~80:20である、請求項1~3のいずれか一項記載の方法。
  5. 請求項1~4のいずれか一項記載の方法により製造された粒子を、外用組成物に配合することを含む、外用組成物の製造方法。
  6. 魚類の皮又はウロコ由来のコラーゲンペプチド(平均分子量:約3000~約6000)とプラズマローゲンを含むリン脂質との複合体の粒子。
  7. 請求項6記載の粒子を含む、外用組成物
  8. 類の皮又はウロコ由来のコラーゲンペプチド(平均分子量:約3000~約6000)とリン脂質との複合体の粒子の製造における、粒子の粒子径の均一性、粒子の亀裂、及び/又は粒子の不定形性を改善するための、プラズマローゲンを含むリン脂質の使用。
  9. 魚類の皮又はウロコ由来のコラーゲンペプチド(平均分子量:約3000~約6000)とリン脂質の複合体の粒子の製造において、粒子の粒子径の均一性、粒子の亀裂、及び/又は粒子の不定形性を改善するための方法であって、溶媒中で、該コラーゲンペプチドとプラズマローゲンを含むリン脂質とを混合することを含む、方法。
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