JP7463244B2 - 土留め壁 - Google Patents

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Description

本発明は、土留め壁に関する。
近年、シールドトンネルの大口径化に伴い、土留め壁用芯材(特許文献1参照)の長尺化が進んでいる。芯材の生産上の制約、輸送上の制約から、芯材の長さが足りない場合は長さ方向に分割した芯材を施工現場に輸送し、施工現場で接続する対応を行っている(特許文献2参照)。
特開平8-303178号公報 特開2018-135717号公報
施工現場での接続にあたり、芯材の継ぎ目は凹凸の形状となっており、これらを差し込むことによって接続する方法を採用することが考えられる。
しかしながら、上記手法では芯材の長さ方向の一か所の断面において、長さ方向の断面積が最大1/2に寸断される。よって、芯材の長さ方向の引張強度が低下し、製品体としても継ぎ部分の曲げ強度が低下する要因となっている。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、芯材の長さ方向の引張強度及び曲げ強度の低下を防いだ芯材を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る土留め壁は、素材を複数層重ねた芯材を備え、複数の前記芯材が、長手方向に継ぎ目を介して接続され、前記芯材の各層ごとの前記継ぎ目は長手方向に分散されており、前記芯材の長手方向のいずれの断面においても前記継ぎにより断面欠損している層の割合が1/2未満であることを特徴とする。
この発明によれば、芯材の各層ごとの継ぎ目は長手方向に分散されており、芯材の長手方向のいずれの断面においても継ぎにより断面欠損している層の割合が1/2未満である。よって、継ぎ目の位置が長手方向の一か所に集中するようなことがなく、長手方向における局所的な断面欠損が生じない。その結果、芯材の長さ方向の引張強度の低下や、局所的な曲げ性能の低下を防止することができる。
また、曲げ性能の低下を防止することで、土留め壁用芯材の断面を小さくすることができる。そのため、これまで必要とされた材料を削減することができることで、芯材の材料費、運搬に係る費用、施工に係る費用を削減でき、結果として工事費用を低減することができる。
また、前記素材は、ガラス長繊維で強化されたウレタン樹脂発泡体により形成された板であってもよい。
この発明によれば、芯材がガラス長繊維で強化されたウレタン樹脂発泡体からなる。よって、例えば、シールドトンネルの掘削をする際に芯材を直接削ることができるために土留め壁の開口作業を必要とせず、作業を安全に行うことができる。
また、前記素材は、コンクリートに補強筋が埋設されてなっていてもよい。
この発明によれば、素材は、コンクリートに切削可能な補強筋が埋設されてなる。このような素材が複数層重ねられて芯材が形成されている。すなわち、芯材全体では、コンクリートの内部に複数層の補強筋が重ねられている。そして、その周囲にコンクリートを打設して補強筋を埋設することで芯材が形成されている。
これにより、素材がガラス長繊維で強化されたウレタン樹脂発泡体からなるときと同様に、シールドトンネルの掘削をする際に芯材を直接削ることができるために土留め壁の開口作業を必要とせず、作業を安全に行うことができる。
また、前記芯材の各層の前記継ぎ目が等間隔に配置されていてもよい。
この発明によれば、芯材の各層の継ぎ目が等間隔に配置されている。よって、素材を重ねて芯材とする際に素材の長さの管理を容易に行うことができる。
また、前記芯材の前記継ぎ目が各層ごとに階段状に配置されていてもよい。
この発明によれば、芯材の継ぎ目が各層ごとに階段状に配置されている。すなわち、芯材を構成する素材のうちの継ぎ目を形成する端部が、芯材の厚さ方向の第1側から第2側に向けて、徐々に長く延びている。言い換えると、芯材のうちの長手方向の端部が凹凸になっていない。よって、凸凹の継ぎ目同士の位置を調整して差し込む作業が不要となり、継ぎ目同士を接続する際の作業を容易に行うことができる。
また、前記芯材の前記継ぎ目が各層ごとに凹凸となり、前記凸部の先端が前記芯材の長手方向に分散されていてもよい。
この発明によれば、前記継ぎ目が各層ごとに凹凸となっており、凸部の先端が芯材の長手方向に分散されている。よって、凸部の先端が同じ位置にある場合に生じる局所的な断面欠損を防ぐことができる。更に、芯材の層同士の凹凸をかみ合わせることができることから、幅方向(図1に示すD2の方向)の曲げに対してより高い耐曲げ性能を確保することができる。
また、前記芯材の前記継ぎ目が各層ごとに凹凸となり、前記凸部の先端が各層ごとに階段状に配置されていてもよい。
この発明によれば、芯材の継ぎ目が各層ごとに凹凸となっており、継ぎ目の先端が各層ごとに階段状となるよう配置されている。よって、継ぎ目の先端の凸凹同士をかみ合わせることによる厚さ方向の曲げ性能を確保できることに加え、継ぎ目の先端が階段状になっていることによる芯材を接続する際の作業のしやすさの両方を確保することができる。
また、前記芯材の前記継ぎ目が接着により一体化されてもよい。
この発明によれば、芯材の継ぎ目が接着によって一体化されている。
本発明によれば、芯材の長さ方向の引張強度及び幅方向の曲げ強度の低下を防いだ芯材を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る土留め壁の斜視図である。 図1に示す土留め壁の平面図である。 図1に示す土留め壁の厚さ方向の各層における継ぎ目位置を規則的に変更した例である。 図1に示す土留め壁の厚さ方向の各層における継ぎ目位置を任意の位置に変更した例である。 本発明の一変形例に係る土留め壁を、補強筋を埋設したコンクリートにより製造した例の斜視図である。 図5に示す土留め壁の平面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る土留め壁を説明する。
図1に示すように、芯材1は、接続前の芯材1aと1bとを長手方向D1に継ぎ目2a、2bを介して接続することで形成されている。芯材1a及び1bは、それぞれ板状の素材30を厚さ方向D3に複数層重ねることで形成されている。芯材1a、1bの各層ごとの継ぎ目2a、2bは長手方向D1に分散されている。また、各層の素材30同士及び芯材1a、1b同士は接着剤により接着されている。
素材30は種々の材料で形成することができるが、木材、樹脂のほか、例えば、ガラス長繊維で強化された硬質ウレタン樹脂発泡体等の複合材で形成することができる。なお、素材30は、エスロンネオランバーFFU(登録商標、積水化学工業株式会社製)で形成することが好ましい。
継ぎ目2a、2bは、芯材1a及び1bにおいて複数層重ねられた素材30の、各層ごとの長手方向D1の先端部である。継ぎ目2a及び2bの位置は、芯材1aと1bとを接続して一体化した際に長手方向D1に隙間が生じないよう、各層ごとに合わせられている。
また、長手方向D1の任意の断面において、継ぎ目2a、2bにより断面欠損している層の割合が1/2未満となるよう、素材30の各層の継ぎ目2a、2bの長手方向D1の位置は分散されている。
ここで、長手方向D1の特定の断面において、継ぎにより断面欠損している層の割合とは、以下のように求める。
(1)芯材1における上記特定の断面を決定する。なお、上記特定の断面とは、芯材1において、長手方向D1に直交する断面である。
(2)上記特定の断面の全断面積を求める。なお全断面積とは、<1>素材30の断面積、<2>厚さ方向D3に重ねられた素材30の間に配置された接着剤の断面積、<3>継ぎ目2a、2b間に配置された接着剤の断面積、を含む。
(3)上記全断面積で、上記<3>の接着剤の断面積で割る。
上記(3)の結果が、長手方向D1の特定の断面において、継ぎにより断面欠損している層の割合となる。
また、芯材1において隣り合う各層の継ぎ目2a、2b同士の長手方向D1の距離は、いずれの層においても等しくなっている。すなわち、素材30の各層の継ぎ目2a、2bの位置は長手方向D1に等間隔に分散されている。
各層の継ぎ目2a、2bを前述のように等間隔に備える際、その間隔は芯材1の幅方向D2に対して2倍以上とし、詳細の間隔については製品断面サイズごとに決定される。
なお、生産工場にて接続前の芯材1a及び1bを製作する際に各層の素材30の長手方向に継ぎ目が発生する際は、各層ごとにタッカーによって継ぎ目を長さ方向に固定し、芯材1a及び1bの製作時に長さ方向に隙間が生じることを防ぐ。
接着剤は、積層した素材30及び継ぎ目2a、2b同士を接着する。接着剤は、素材30同士の厚さ方向D3の間及び継ぎ目2a及び2bの長手方向D1の間に塗布して使用する。
接着剤としては、ウレタン接着剤、ゴム系接着剤、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤などが挙げられる。
芯材1a及び1bの各層の継ぎ目2a及び2bについて、長手方向D1における分散のさせ方は種々の方法が考えられる。
例えば、図2に示すように、芯材1a及び1bの長手方向D1において、芯材1a及び1bの素材30の厚さ方向D3のいずれか一方の側から反対の側にかけて、継ぎ目2a及び2bの位置が規則的に一様に移動している。すなわち、芯材1を構成する素材30のうちの継ぎ目2a及び2bを形成する端部が、芯材1の厚さ方向D3の第1側から第2側に向けて、徐々に長く延びている。いわゆる階段状に継ぎ目2a及び2bを設ける方法が考えられる。
以上説明したように、本実施形態に係る土留め壁によれば、芯材1は、接続前の芯材1aと1bとを長手方向D1に接続することで形成され、芯材1a及び1bは、それぞれ板状の素材30を厚さ方向D3に複数層重ねることで形成され、芯材1a、1bの各層ごとの継ぎ目2a、2bは長手方向D1に分散され、各層の素材30同士及び芯材1a、1b同士は接着剤により接着されている。
この発明により、芯材1の各層ごとの継ぎ目2a及び2bが長手方向D1に分散されており、芯材1の長手方向D1のいずれの断面においても継ぎにより断面欠損している層の割合が1/2未満である。よって、継ぎ目2a及び2bの位置が長手方向D1の一か所に集中するようなことがなく、長手方向D1における局所的な断面欠損が生じない。その結果、局所的な曲げ性能の低下を防止することができる。
また、曲げ性能の低下を防止することで、これまでに土留め壁用芯材で必要とされていた断面サイズを小さくすることができる。そのため、これまで必要とされた材料を削減することができることで、芯材の材料費、運搬に係る費用、施工に係る費用を削減でき、結果として工事費用を低減することができる。
また、芯材1a及び1bをガラス長繊維で強化されたウレタン樹脂発泡体によって製造することで、例えば、シールドトンネルの掘削をする際に芯材を直接削ることができるために土留め壁の開口作業を必要とせず、作業を安全に行うことができる。
また、芯材1の各層の継ぎ目2a及び2bを等間隔に配置することによって、素材30を重ねて芯材1a又は1bとする際に素材の長さの管理を容易に行うことができる。
また、芯材1の継ぎ目2a及び2bが各層ごとに階段状に配置、すなわち、芯材1a又は1bを構成する素材のうちの継ぎ目2a及び2bを形成する端部が、芯材の厚さ方向の第1側から第2側に向けて、徐々に長く延びている。言い換えると、芯材1のうちの長手方向D1の端部が凹凸になっていない。この場合は、凸凹の継ぎ目同士の位置を調整して差し込む作業が不要となり、継ぎ目同士を接続する際の作業を容易に行うことができる。
また、この発明によれば、芯材1の継ぎ目2a及び2bが接着によって一体化されている。
(第1変形例)
なお、図3に示すように、継ぎ目2a及び2bの位置は凹凸になっていてもよい。つまり、長手方向D1において継ぎ目2a及び2bから十分離れた任意の位置に基準点を設け、その基準点から各層の継ぎ目2a及び2bまでの長手方向D1の距離を考えたとき、厚さ方向D3に積層された素材30のいずれの継ぎ目2a及び2bについても、いずれか一方の隣の層より遠く、反対の隣の層より近いという距離とならないような構造である。
例えば、継ぎ目2a及び2bが各層ごとに凹凸となっており、凸部の先端が芯材の長手方向に分散されているという構造を採ってもよい。また、その場合の継ぎ目2a及び2bの各層ごとの間隔については、各層ごとに階段状となるよう配置されていてもよい。つまり、芯材1a及び1bの長手方向D1において、芯材1の継ぎ目2a及び2bの位置が各層ごとに凹凸となっており、かつ、隣り合う凸側の先端同士の距離を等しくして、いずれか一方の側から反対の側にかけて、徐々に長く延びていてもよい。
また、その規則性により継ぎ目2a及び2bの先端位置を設ける際は、素材30の1層ごとに凹凸を設けるだけでなく、複数層ごとに凹側と凸側とがまとまっていても、その際の凹側及び凸側の素材30の層の枚数がそれぞれ異なっていてもよい。
これにより、継ぎ目2a及び2bの先端の凸凹同士をかみ合わせることによる厚さ方向の曲げ性能を確保できることに加え、継ぎ目の先端が階段状になっていることによる芯材を接続する際の作業のしやすさの両方を確保することができる。
また、芯材1の継ぎ目2a及び2bが各層ごとに凹凸となっているものの、上述のように隣り合う各層の継ぎ目同士の長手方向D1の距離をいずれの層においても等しくするといった規則性を持たせずに、図4に示すように、継ぎ目2a及び2bの凸側の先端を任意の位置に設けてもよい。この場合、継ぎ目2a及び2bの凸側の先端が、芯材1の幅方向D2に対して2倍以上とする要件を満たしていることが好ましい。
これにより、凸部の先端が同じ位置にある場合に生じる局所的な断面欠損を防ぐことができる。更に、芯材の層同士の凹凸をかみ合わせることができることから、幅方向D2の曲げに対してより高い耐曲げ性能を確保することができる。
(第2変形例)
また、図5に示す変形例に係る芯材1のように、素材30が、コンクリート32に補強筋31が埋設された構成であってもよい。この芯材1では、複数層の素材30が、一体成形されている。すなわち、芯材1全体では、コンクリート32の内部に複数層の補強筋31が重ねられている。この場合、図示しない型枠内に補強筋31を配筋した後、その周囲にコンクリート32を打設して補強筋31を埋設することで芯材1が形成されていてもよい。
この芯材1では、素材30が、補強筋31と、コンクリート32の一部と、によって形成されていると言える。前記コンクリート32の一部とは、コンクリート32全体のうち、各補強筋31の全体が埋設される部分である。前記コンクリート32の一部とは、コンクリート32の全体を厚さ方向D3に、補強筋31ごとに対応する領域ごとに分割してなる一部である。なお図5及び図6では、厚さ方向D3に隣り合う素材30の間に、仮想の破線を示しているが、実際には素材30の間に境界面はない。
補強筋31は、コンクリート32の強度を補うものである。補強筋31は、芯材1a及び1bの厚さ方向D3に複数層重ねられる。補強筋31は芯材1a及び1b内部に等間隔に並べられる。また、補強筋31の大きさ及び間隔は、適宜施工条件等によって決定される。補強筋31としては、例えば、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)が好適に用いられる。
コンクリート32は、補強筋31の周囲に打設される。コンクリート32を補強筋31の周囲に打設する際、継ぎ目2a及び2b付近の補強筋31は埋設されないように製造する。継ぎ目2a及び2b付近の補強筋31は、施工現場にて芯材1a及び1bを組み合わせた後にコンクリート32を打設することにより埋設される。また、コンクリート32としては、例えば、超速硬高流動コンクリートが好適に用いられる。
この芯材1a、1bでは、両芯材1a、1bを接続する前に、芯材1a、1bの端部から、補強筋31の端部が長手方向D1に突出している。補強筋31の端部は、コンクリート32から露出している。
両芯材1a、1bを接続するときには、図6に示すように、露出している補強筋31の端部同士を突き合わせる。この状態で、両芯材1a、1bの間には、補強筋31の端部が位置する空間1cに、コンクリート32を追加で打設する。なお、このとき、空間1cにおける幅方向D2の両側面に、更に適宜補強筋を重ねてもよい(不図示)。
コンクリート32が硬化すると、芯材1a、1bが接合される。
これにより、素材30がガラス長繊維で強化されたウレタン樹脂発泡体からなるときと同様に、シールドトンネルの掘削をする際に芯材1を直接削ることができるために土留め壁の開口作業を必要とせず、作業を安全に行うことができる。
なおこの変形例のように、互いに重ねられた複数層の素材30の間に、明確な境界面が設けられていない。すなわち、芯材1は、複数層の素材30が境界面を有した状態で重ねられていてもよく、複数層の素材30が境界面を有さない状態で重ねられていてもよい。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、芯材1の各層における継ぎ目2a及び2bの位置は、厚さ方向D3のある部位を境として階段状となっている層と凹凸となっている層が混在していてもよい。
このような形状とすることで、より接続作業のしやすさと曲げ性能の両方を確保することができる。
また、素材30の積層及び芯材1aと1bとの接続には、接着剤を用いずにボルト等の締結部材を用いてもよい。
このような方法を執ることで、接着を用いた場合は一度固定した部位は外すことが出来ないのに対し、芯材1の厚さ等の調整(素材30の枚数を増減する等)を施工現場で行うことができる。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1、1a、1b…芯材
2a、2b…継ぎ目
30…素材
D1…長手方向
D2…幅方向
D3…厚さ方向

Claims (4)

  1. 素材を複数層重ねた芯材を備え、
    複数の前記芯材が、長手方向に継ぎ目を介して接続された土留め壁であって、
    前記芯材の各層ごとの前記継ぎ目は前記長手方向に分散されており、前記土留め壁前記長手方向のいずれの断面においても、前記継ぎ目により断面欠損している層の割合が1/2未満であり、
    前記素材は、ガラス長繊維で強化されたウレタン樹脂発泡体により形成された板であり、
    前記芯材の前記継ぎ目が各層ごとに凹凸となり、
    前記凹凸の凸部の先端が前記芯材の前記長手方向に分散されている、
    土留め壁。
  2. 素材を複数層重ねた芯材を備え、
    複数の前記芯材が、長手方向に継ぎ目を介して接続された土留め壁であって、
    前記芯材の各層ごとの前記継ぎ目は前記長手方向に分散されており、前記土留め壁前記長手方向のいずれの断面においても、前記継ぎ目により断面欠損している層の割合が1/2未満であり、
    前記素材は、ガラス長繊維で強化されたウレタン樹脂発泡体により形成された板であり、
    前記芯材の前記継ぎ目が各層ごとに凹凸となり、
    前記凹凸の凸部の先端が各層ごとに階段状に配置された、
    土留め壁。
  3. 前記芯材の各層の前記継ぎ目が等間隔に配置されている、
    請求項1又は2に記載の土留め壁。
  4. 前記芯材の前記継ぎ目が接着により一体化される、
    請求項1からのいずれか1項に記載の土留め壁。
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