JP4634297B2 - 切削可能な積層型土留め壁材 - Google Patents

切削可能な積層型土留め壁材 Download PDF

Info

Publication number
JP4634297B2
JP4634297B2 JP2005376055A JP2005376055A JP4634297B2 JP 4634297 B2 JP4634297 B2 JP 4634297B2 JP 2005376055 A JP2005376055 A JP 2005376055A JP 2005376055 A JP2005376055 A JP 2005376055A JP 4634297 B2 JP4634297 B2 JP 4634297B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retaining wall
web
fiber
resin
earth retaining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005376055A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007177483A (ja
Inventor
弘之 吉澤
正棋 荒添
崇裕 新井
正 吉川
克哉 小林
健一 柴田
智 糸久
久志 山村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ashimori Industry Co Ltd
Kajima Corp
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Ashimori Industry Co Ltd
Kajima Corp
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ashimori Industry Co Ltd, Kajima Corp, Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd filed Critical Ashimori Industry Co Ltd
Priority to JP2005376055A priority Critical patent/JP4634297B2/ja
Publication of JP2007177483A publication Critical patent/JP2007177483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4634297B2 publication Critical patent/JP4634297B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

本発明は、一般には、地中を掘削するシールド掘進機の発進又は到達のための発進到達部を有するトンネル掘進用立坑における土留め壁体の構造に関するものであり、特に、シールド掘進機により切削可能な繊維強化樹脂製の積層型土留め壁材に関するものである。
図14及び図15に示すように、トンネル掘進用立坑200は、鉄筋コンクリート製とされるか、又は、鉄骨とモルタルで作製された土留め壁体201及び底板202などにて構築されるが、立坑200のシールド掘進機300が発進又は到達する開口部分には、シールド掘進機300により掘削が可能なように、繊維補強コンクリート壁体203を使用することが提案され、又実施されている。
つまり、立坑200の鉄筋コンクリート製の壁体201は、H型鋼或いは箱形鋼などの鋼部材101とされる打込部材100にて構築されているが、シールド掘進機300により切削可能な繊維補強コンクリート壁体203は、細長形状のシールド掘削用繊維補強コンクリート材1を縦方向に所定の間隔にて配列して構成される。シールド掘削用繊維補強コンクリート材1としては、従来種々の構造が提案されている。
特許文献1には、図16及び図17に示すように、切削可能なシールド掘削用繊維補強材1を備えた立坑壁用部材、即ち、土留め壁材100が記載されている。
シールド掘削用繊維補強材1は、一対の上下方向に延在する中空FRP部材1A、1B及びスペーサ1Cを有している。また、シールド掘削用繊維補強材1は、その上下両端部にH型鋼の継手金具10が接続されており、この継手金具10により、シールド掘削用繊維補強材1の上部及び下部に配置された各H型鋼101(図14、図15)と接続され、土留め壁材100が作製される。
土留め壁材100は、図15に示すように、泥水溝(立坑用溝)204内に建て込まれ、溝内の間隔部にソイルモルタル、モルタル、又は、コンクリート等の経時硬化性材料205が充填されて硬化される。
土留め壁材100を構成する一対の中空FRP部材1(1A、1B)及びスペーサ1Cは、シールド掘削機300の従来のビット301を備えたカッターヘッドで容易に切削することが可能であり、カッターヘッドに特別なビットを取り付けて切削する必要はない。
特開2002−38870号公報
上記構成の土留め壁材100を使用した立坑壁203は、シールド掘進機300により掘削が可能であるという特長を有しているが、次のような問題があることが分かった。
つまり、上記構成の土留め壁材100を掘削側から地山側へとX方向(図14)にシールド掘進機300により切削して行った場合に、中空FRP部材1(1A、1B)が必ずしもシールド掘進機300により細片状に切削されるとは限らず、長尺の状態の切り屑が発生することが分かった。
このような長尺の切り屑は、コンクリート塊やソイルモルタルの切削屑と共にシールド掘進機300のチャンバーに取り込まれ、チャンバーから排出される際に、チャンバー部取込口を閉鎖することがある。その場合には、シールド掘進機300を完全に停止し、人手でそのコンクリート塊、FRP部材の切削屑などを取り除くことをしなければならない。
また、地盤が軟弱な場合には、シールド掘進機300のチャンバに取り込まれないコンクリート塊及びFRP部材切削屑がシールド掘進機300の切削用回転盤と一緒に廻ることもあり、地盤の緩み、延いては地盤の沈下を引き起こすこととなり、好ましくない。
更に、本発明者らの実験研究の結果によれば、シールド掘進機300によりFRP部材を切削すると、シールド掘進機300のビットによりFRP部材が切断される際に、大きな振動を生じることが分かった。
このような振動は、FRP部材の切削性を損ない、長尺の状態の切り屑の発生を助長し、切削屑の取り込み性を悪化させると共に、地盤の振動を引き起こし、工事箇所の周辺の住民に多大なる影響を与える一因であることが分かった。
本発明者らは、更に研究実験を行った結果、FRP部材厚さの薄い板状とし、好ましくは、複数枚の板状FRP部材を切削性の良い間詰め材にて挟持したサンドイッチ構造とすることにより、切削性、及び、切削屑の取り込み性を向上させ、切削による振動を小さくすることが可能であることを見出した。
本発明は、斯かる本発明者らの新規な知見に基づくものである。
つまり、本発明の目的は、シールド掘進機による、例えばコンクリート或いはソイルモルタル中に建て込まれたFRP部材の切削時に発生するFRP部材の大きな振動を抑制し、切削性、及び、切削屑の細片化を促進し、シールド掘進機への取り込み性を向上させることのできる、シールド掘進機により切削可能な積層型土留め壁材を提供することである。
本発明の他の目的は、製造が容易であり、製造コストを低減することのできる、シールド掘進機により切削可能な積層型土留め壁材を提供することである。
上記目的は本発明に係る土留め壁材にて達成される。要約すれば、本発明は、シールド掘進機により切削可能な土留め壁材であって、
厚さに対して幅が大とされ、軸線方向に延在した長尺薄板状の、繊維強化樹脂にて形成された複数のウェブ材を、所定幅の平面部が互いに対面するようにして複数積層し、隣接する前記繊維強化樹脂製ウェブ材の間には、シールド掘進機により切削可能な間詰め材が配置されて一体に形成された繊維強化樹脂製補強材を備えており、
前記ウェブ材は、幅方向の両端部領域が所定幅にわたってその厚さが厚くされ横断面形状がI形若しくはコ形とされることを特徴とする積層型土留め壁材である。
本発明の一実施態様によれば、前記ウェブ材は、前記ウェブ材の積層方向がシールド掘進機のシールド掘進方向と略直交するように配置する。
本発明の他の実施態様によれば、前記ウェブ材は、幅が50〜3000mmとされ、厚さが0.5〜100mmとされる。
本発明の他の実施態様によれば、前記間詰め材は、セメントミルク、FRU、モルタル、コンクリート、ソイルモルタル、スチレン、スチロール、ウレタン、又は、これら材料を空気により発泡させたものであるか、又は、所定の間隔にて配置されたスペーサである。
本発明の他の実施態様によれば、前記繊維強化樹脂製補強材の外面には、セメントミルク、FRU、モルタル、コンクリート、ソイルモルタル、スチレン、スチロール、ウレタン、又は、これら材料を空気により発泡させた被覆材が塗布硬化されている。
本発明の他の実施態様によれば、前記繊維強化樹脂製補強材の軸線方向の一端部又は両端部に、継手部が接続される。
本発明の他の実施態様によれば、前記継手部は、連結金具と定着治具を備え、前記連結金具はH型鋼とされ、前記H型鋼の中央ウェブの一部を前記ウェブ材の間に挿入し、前記定着治具にて前記H型鋼の中央ウェブと前記ウェブ材とを固定する。
本発明の他の実施態様によれば、前記繊維強化樹脂製ウェブ材は、強化繊維を軸線方向に沿って配列するか、若しくは、軸線方向に対して所定の角度にて傾斜して配列した強化繊維シートであるか、又は、クロス状若しくはマット状の強化繊維シートに、樹脂を含浸して形成される。
本発明の他の実施態様によれば、前記強化繊維は、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプとされる。
本発明の他の実施態様によれば、前記樹脂は、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含む。
本発明によれば、
(1)シールド掘進機によるFRP部材の切削時に発生するFRP部材の大きな振動を抑制し、切削性、及び、切削屑の細片化を促進し、シールド掘進機への取り込み性を向上させることができる。
(2)製造が容易であり、製造コストを低減することができる。
以下、本発明に係るシールド掘進機により切削可能な積層型土留め壁材を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
図1に、本発明に係る土留め壁材100の一実施例を示す。土留め壁材100は、上述のように、立坑200のシールド掘削用立坑壁203を形成する立坑壁用部材、即ち、打込部材を構成する。
本実施例にて、図1に示すように、土留め壁材100は、シールド掘進機300により切削可能な繊維強化樹脂製補強材1と、繊維強化樹脂製補強材1の上下両端に固定された継手部10とを有する。土留め壁材100は、継手部10を介して、立坑200の構成鋼部材101であるH型鋼或いは箱形鋼、又は、鉄筋などが接続される。
繊維強化樹脂製補強材1の上下両端に一体に形成される継手部10は、従来と同様に、連結金具10a及び定着治具10b等を備え、連結金具10aの一端は、立坑構成鋼部材101に、例えば鋼製継手板110等を用いて、溶接、ボルトなどにより接続される。また、連結金具10aの他端は、詳しくは後述するように、繊維強化樹脂製補強材1の作製時に、定着治具10bである鋼製継手板10b1を利用してボルト10cなどにより繊維強化樹脂製補強材1の端部に一体に接続される。
なお、継手部10の構造は、これに限定されるものではなく、当業者には周知のその他種々の構造が可能である。継手部10の構造の一例については後で更に詳しく説明する。
(繊維強化樹脂製補強材)
図2をも参照して、本実施例の特徴をなす細長形状の繊維強化樹脂製補強材1について説明する。
繊維強化樹脂製補強材1は、繊維強化樹脂にて形成された複数のウェブ材11を有する。ウェブ材11は、厚さ(T1)に対し幅(W)が大とされる所定幅(W)の平面部を有し、軸線方向(幅方向に直交する長手方向)に延在した長尺の薄板状とされる。本実施例では、図2に示すように、4枚のウェブ材11を有しており、4枚のウェブ材11は、平面部が互いに対面するように長手方向に整列して積層される。各隣接する繊維強化樹脂製ウェブ材11、11の間には、シールド掘進機により切削可能な間詰め材12が配置され、各ウェブ材11と間詰め材12とは一体的に固定される。
尚、ウェブ材11は、図1に示すように、ウェブ材11の積層する方向、即ち、繊維強化樹脂製補強材1の厚さ(T)方向がシールド掘進機のシールド掘進方向と略直交するように配置される。
繊維強化樹脂製ウェブ材11は、強化繊維を軸線方向に沿って配列するか、若しくは、軸線方向に対して所定の角度にて傾斜して配列した強化繊維シートであるか、又は、クロス状若しくはマット状の強化繊維シートに、樹脂を含浸して形成される。
強化繊維としては、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプとすることができる。
また、樹脂としては、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含むことができる。樹脂含浸量としては、通常、10〜70重量%とされる。
通常、繊維強化樹脂製ウェブ材11は、幅(W)が50〜3000mm、厚み(T1)が0.5〜100mm、長さ(L)が0.2〜25mとされる。
前記間詰め材12は、例えば、セメントミルク、FRU、モルタル、コンクリート、ソイルモルタル、スチレン、スチロール、ウレタン、又は、これら材料を空気により発泡させたものとされ、図2(a)に示すように、ウェブ材11、11間に充填され硬化される。通常、間詰め材12の厚さT2は、0.1〜500mmとされる。
本実施例のように、各隣接する繊維強化樹脂製ウェブ材11の間に間詰め材12を一体に充填硬化させることにより、繊維強化樹脂製補強材1の機械的特性、特に、曲げ強度を増大することができる。
勿論、場合によっては、間詰め材12として、図2(b)に示すように、各隣接する繊維強化樹脂製ウェブ材11、11間の距離を一定距離(T2)に保持するための適当なスペーサを配置する構成とすることも可能である。スペーサ12は、任意の形状寸法のものを使用し得るが、図示するように、縦横の長さw1、w2が例えば50mmとされる樹脂或いは繊維強化樹脂にて作製された板材等とすることができ、例えば、500mmの間隔(P)で配置することができる。
(継手部)
次に継手部10の構造について、図1、図3及び図4を参照して説明する。
本実施例にて、繊維強化樹脂製補強材1の軸線方向の両端部に、同じ構造の継手部10、10が設けられるが、継手部10の構造はこれに限定されるものではない。又、場合によっては、継手部10は、少なくとも一端部にのみ設ける場合もある。
本実施例によれば、図4に示すように、継手部10は、上述のように、連結金具10aとして、両フランジ10a1、10a1と、この両フランジ10a1、10a1を連結する中央ウェブ10a2とから成る長さ(L0)のH型鋼を使用する。フランジ10a1は、繊維強化樹脂製補強材1の厚さ(T)より大とされる幅(T0)とされる。また、両フランジ10a1、10a1間の距離(W0)は、繊維強化樹脂製補強材1の幅(W)と同じか、僅かに大きくされる。
繊維強化樹脂製補強材1は、厚さ方向中央に位置した間詰め材12が、端面より長さ(L1)にわたって除去され、その部分に、H型鋼10aの中央ウェブ10a2が挿入される。従って、本実施例によれば、少なくとも中央部にて対面するウェブ材11、11間の間隔、即ち、間詰め材12の厚さT2は、H型鋼10aの中央ウェブ10a2が挿入可能な程度の大きさとされる。また、両ウェブ材11、11及びH型鋼10aの中央ウェブ10a2は、接着剤などにて互いに接合しても良い。
また、本実施例によれば、図3及び図4に示すように、繊維強化樹脂製補強材1は、その他の隣接するウェブ材11、11間に充填された間詰め材12もまた、端面より長さ(L1)、或いは、それより若干長い長さにて除去され、その部分に、スペーサとしての鋼板15が配置される。
更に、H型鋼10aの中央ウェブ10a2及びスペーサ鋼板15が挿入された上記長さL1領域において繊維強化樹脂製補強材1の両側面には、定着治具10bである鋼製継手板10b1が適合される。また、図3に示すように、繊維強化樹脂製補強材1、H型鋼10aの中央ウェブ10a2、スペーサ鋼板15、及び、鋼製継手板10b1を貫通して貫通穴13が形成される。そして、貫通穴13の一端からボルト10cが挿通され、貫通穴13の他端から突出したボルト10cにナット10dが螺合される。これにより、繊維強化樹脂製補強材1、H型鋼10aの中央ウェブ10a2、スペーサ鋼板15、及び、鋼製継手板10b1が一体に接続される。
上記実施例では、定着治具10bは、平板状の鋼製継手板10b1であるとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、図5及び図6に示すように、平板状の鋼製継手板10b1の両側部に直角に外方へと延在し、H型鋼10aのフランジ10a1に対面した垂直部材10b2を備えたコ字状の鋼製継手板とすることもできる。この場合には、ボルト10c1、ナット10d1にて、繊維強化樹脂製補強材1、H型鋼10aの中央ウェブ10a2、スペーサ鋼板15、及び、鋼製継手板10b1を一体に固定すると共に、更に、ボルト10c2、ナット10d2にて、鋼製継手板垂直部材10b2をH型鋼のフランジ10a1に一体に固定することができる。
上記実施例では、継手部10は、H型鋼を使用するものとして説明したが、箱形鋼又は鉄筋を使用する構成とすることも可能である。
本実施例では、上記構成の繊維強化樹脂製補強材1の上下両端は、図1に示すように、継手部10を介して、立坑構成鋼部材101に継手板110を用いて溶接、ボルトなどにより接続した。
このようにして作製した、切削可能な繊維強化樹脂製補強材1を有する土留め壁材100は、図7(a)に示すように、泥水溝(立坑溝)204内に建て込まれ、溝204内にソイルモルタル、モルタル、又は、コンクリートなどの経時硬化性材料205が充填されて硬化される。これにより、立坑200のシールド掘削用立坑壁203が形成される。
なお、繊維強化樹脂製補強材1の強度及び切削性を更に向上させるために、図7(b)に示すように、土留め壁材100として組み立てられた後、立坑溝204に建て込む前に、繊維強化樹脂製補強材1の外周部全体に亘って被覆材20を一体に被覆させることもできる。
被覆材20としては、セメントミルク、FRU(Fiber Reinforcing Urethane)、モルタル、コンクリート、ソイルモルタル、スチレン、スチロール、ウレタン、又は、これら材料を空気により発泡させたものとすることができる。本実施例では、発泡セメントミルク(エアミルク)を使用した。
本実施例の土留め壁材100をシールド掘進機300で切削したが、シールド掘進機によるFRP部材の切削時に発生するFRP部材の大きな振動を抑制し、切削性、及び、切削屑の細片化を促進し、シールド掘進機への取り込み性を向上させることができた。また、本実施例の土留め壁材100製造が容易であり、製造コストを低減することができた。
更には、シールド掘削用繊維補強コンクリート壁体を構築する際のコンクリートの使用量を減らすことができた。
実施例2
実施例1では、繊維強化樹脂製補強材1を構成するウェブ材11は、厚さが幅方向に略一定(T1)とされるものとして説明した。
しかし、ウェブ材11の形状は、これに限定されるものではなく、図8に図示するように、幅方向の両端部領域11aの厚さT4が、両側面にて厚さ(T3)だけ所定幅(W1)にわたって厚くされた(T4=T1+2T3)、所謂、横断面形状がI形とすることもでき、また、図9に示すように、片側面のみが厚さ(T3)だけ所定幅(W1)にわたって厚くされた、所謂、横断面形状がコ字形とすることもできる。厚さが厚くされた両端部領域11aは、ウェブ材11の軸線方向に沿って延在して形成される。
次に、図10〜図13を参照して、横断面形状がI形とされるウェブ材11を備えた繊維強化樹脂製補強材1及び積層型土留め壁材100について更に詳しく説明する。
図10(a)は、本実施例の積層型土留め壁材100の上方端部の継手部10の正面図である。図10(b)は、図10(a)の線A−Aに取った縦断面図である。図11及び図12は、それぞれ、図10(b)の線B−B及び線C−Cに取った断面図である。図13は、横断面形状がI形とされるウェブ材11の横断面図である。
本実施例にて、繊維強化樹脂製補強材1は、図12に示すように、横断面形状がI形とされる繊維強化樹脂製ウェブ材11を6枚有する。6枚のウェブ材11は、実施例1と同様に、平面部が互いに対面するように長手方向に整列して積層されている。各隣接する繊維強化樹脂製ウェブ材11、11の間には、シールド掘進機により切削可能な間詰め材12が充填硬化されて一体とされる。
ただ、本実施例によれば、ウェブ材11は、上述のように、横断面形状がI形とされた幅方向の両端部領域11aの厚さT4が所定幅(W1)だけ軸線方向に沿って厚くされている。図13を参照して、ウェブ材11について更に具体的に説明する。
ウェブ材11は、厚さ(T1)が幅方向に略一定とされるウェブ本体11Aと、ウェブ本体11Aの両端部領域11aの両側面にて軸線方向に沿って軸線方向に一体に形成された、幅(W1)、厚さ(T3)とされる端ウェブ材11Bとを有する。
本実施例にて、ウェブ材11を構成するウェブ本体11Aは、幅(W)700mm、厚さ(T1)3mm、長さ(L)7mとされ、端ウェブ11Bは、幅(W1)100mm、厚さ(T3)3mmとされた。従って、両端部領域11aの厚さ(T4)は9mmであった。
ウェブ本体11Aは、実施例1と同様に、強化繊維を軸線方向に沿って配列するか、若しくは、軸線方向に対して所定の角度にて傾斜して配列した強化繊維シートであるか、又は、クロス状若しくはマット状の強化繊維シートに、樹脂を含浸して形成される。
また、端ウェブ材11Bは、ウェブ本体11Aと同様の構成とすることもできるが、強化繊維を軸線方向に沿って一方向に配列した強化繊維シートとされ、この強化繊維シートに樹脂を含浸して形成される。
ウェブ本体及び端ウェブ材の強化繊維としては、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプとすることができる。
また、樹脂としては、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含むことができる。
なお、本実施例では、これに限定されるものではないが、ウェブ本体11Aは、強化繊維としてガラス繊維を使用し、軸線方向に対して所定の角度(本実施例では、+45度、−45度)にて傾斜して配列したバイアス強化繊維シートに、樹脂を含浸して形成した。また、端ウェブ材11Bは、強化繊維として炭素繊維を使用し、強化繊維を軸線方向に沿って配列した一方向強化繊維シートに、ウェブ本体11Aと同じ樹脂を含浸して形成した。
樹脂としては、常温硬化型のエポキシ樹脂を使用し、樹脂含有量は35重量%とした。
各ウェブ材11、11の間には、実施例1と同様の間詰め材12を充填し、硬化される。本実施例では、空気により発泡させたセメントミルク(エアミルク)を充填した。
間詰め材12の厚さ(T2)は、これに限定されるものではないが、本実施例では、両端部領域11aを除いた領域においては、中央部ウェブ材11、11の間の厚さ(T2a)が20mm、その他の隣接するウェブ材11、11の間の厚さは同じ厚さ(T2b)とされ、T2b=15mmとされた。
(継手部)
次に継手部10の構造について図10及び図11を参照して説明する。
本実施例にて、繊維強化樹脂製補強材1の軸線方向の両端部に、同じ構造の継手部10が設けられる。図10には、上端部の継手部10のみを示す。
本実施例によれば、図10、図11に示すように、継手部10は、実施例1と同様に、連結金具10aとして、H型鋼を使用する。また、定着治具10bとしては、図5及び図6に示すように、鋼製継手板10b1と垂直部材10b2とにて形成されるコ字状の鋼製継手板を使用した。
更に説明すると、実施例1と同様に、繊維強化樹脂製補強材1は、厚さ方向中央に位置した間詰め材12が、端面より長さ(L1)にわたって除去され、その部分に、H型鋼10aの中央ウェブ10a2が挿入される。
なお、本実施例によれば、図11に示すように、H型鋼10aの中央ウェブ10a2と、隣接するウェブ材11のウェブ本体11Aとの間には、スペーサとしての鋼板14が配置される。
更に、本実施例によれば、繊維強化樹脂製補強材1は、その他の隣接するウェブ材11、11間に充填された間詰め材12もまた、端面より長さ(L1)、或いは、それより若干長い長さにて除去され、その部分に、スペーサとしての鋼板15が配置される。
ただ、隣接するウェブ材11、11の間に配置される鋼板15は、ウェブ本体11A、11A間のみ成らず、端ウェブ材11B、11B間にも位置するように構成される。従って、鋼板15は、図11に示すように、幅方向において、両側部の厚さが所定幅にわたって薄くされた概略矩形状のものとされる。
更に、最も外側のウェブ材11に対面するコ字状鋼製継手板の鋼製継手板10b1は、本実施例では、ウェブ本体11Aのみならず、端ウェブ材11Bにも当接する構成とされる。従って、鋼製継手板10b1は、幅方向においてその両側部の厚さが薄くされる。即ち、鋼製継手板10b1は、隣接するウェブ材11のウェブ本体11Aに対面する中央部がウェブ本体11A側へと凸状とされる。
上記構成の本実施例に従った継手部10は、ボルト10c1、ナット10d1にて、繊維強化樹脂製補強材1、H型鋼10aの中央ウェブ10a2、鋼製継手板10b1、及び、スペーサ鋼板14、15を一体に固定すると共に、更に、ボルト10c2、ナット10d2にて、鋼製継手板垂直部材10b2をH型鋼のフランジ10a1に一体に固定した。このとき、各部材の間は、更に接着剤で接合することも可能である。
上記構成の繊維強化樹脂製補強材1の上下両端には、図1に示すように、継手部10を介して、立坑構成鋼部材101に継手板110を介して溶接し、且つ、ボルトにて接続した。
このようにして作製した、切削可能な繊維強化樹脂製補強材1を有する土留め壁材100は、図7(a)に示すように、泥水溝(立坑溝)204内に建て込まれ、溝204内にソイルモルタル、モルタル、又は、コンクリートなどの経時硬化性材料205が充填されて硬化される。これにより、立坑200のシールド掘削用立坑壁203が形成される。
本実施例の土留め壁材100をシールド掘進機300で切削したが、シールド掘進機によるFRP部材の切削時に発生するFRP部材の大きな振動を抑制し、切削性、及び、切削屑の細片化を促進し、シールド掘進機への取り込み性を向上させることができた。また、本実施例の土留め壁材100製造が容易であり、製造コストを低減することができた。
更には、シールド掘削用繊維補強コンクリート壁体を構築する際のコンクリートの使用量を減らすことができた。
本発明に係る土留め壁材の一実施例を示す斜視図である。 図2(a)は、図1の線II−IIに取った繊維強化樹脂製補強材の一実施例を示す断面図であり、図2(b)は、繊維強化樹脂製補強材の他の実施例を示す斜視図である。 図1の線III−IIIに取った土留め壁材の継手部の一実施例を示す断面図である。 本発明に係る土留め壁材の継手部の一実施例を示す斜視図である。 本発明に係る土留め壁材の継手部の他の実施例を示す断面図である。 本発明に係る土留め壁材の継手部の他の実施例を示す斜視図である。 本発明に係る土留め壁材の施工例を説明するための説明図である。 本発明に係る繊維強化樹脂製補強材の他の実施例を示す断面図である。 本発明に係る繊維強化樹脂製補強材の他の実施例を示す断面図である。 図10(a)は、本発明に係る土留め壁材の継手部の他の実施例を示す正面図であり、図10(b)は、図10(a)の線A−Aに取った継手部の断面図である。 図10(b)の線B−Bに取った継手部の断面図である。 図10(b)の線C−Cに取った繊維強化樹脂製補強材の断面図である。 本発明に係る繊維強化樹脂製補強材を構成するウェブ材の一実施例を示す断面図である。 立坑の構造を説明するための断面図である。 従来の立坑壁の構造を説明するための断面図である。 従来の繊維強化樹脂製補強材の一例を示す斜視図である。 従来の繊維強化樹脂製補強材の断面図である。
符号の説明
1 繊維強化樹脂製補強材
10 継手部
10a H型鋼(連結金具)
10b 定着治具
10b1 鋼製継手板
10b2 鋼製継手板垂直部材
10c ボルト
10d ナット
11 ウェブ材
12 間詰め材
13 貫通穴
14、15 スペーサ鋼板
20 被覆材
100 打込部材(積層型土留め壁材)
101 鋼部材
200 立坑
203 繊維補強コンクリート壁体(シールド掘削用立坑壁)
300 シールド掘進機

Claims (10)

  1. シールド掘進機により切削可能な土留め壁材であって、
    厚さに対して幅が大とされ、軸線方向に延在した長尺薄板状の、繊維強化樹脂にて形成された複数のウェブ材を、所定幅の平面部が互いに対面するようにして複数積層し、隣接する前記繊維強化樹脂製ウェブ材の間には、シールド掘進機により切削可能な間詰め材が配置されて一体に形成された繊維強化樹脂製補強材を備えており、
    前記ウェブ材は、幅方向の両端部領域が所定幅にわたってその厚さが厚くされ横断面形状がI形若しくはコ形とされることを特徴とする積層型土留め壁材。
  2. 前記ウェブ材は、前記ウェブ材の積層方向がシールド掘進機のシールド掘進方向と略直交するように配置することを特徴とする請求項1の積層型土留め壁材。
  3. 前記ウェブ材は、幅が50〜3000mmとされ、厚さが0.5〜100mmとされることを特徴とする請求項1又は2に記載の積層型土留め壁材。
  4. 前記間詰め材は、セメントミルク、FRU、モルタル、コンクリート、ソイルモルタル、スチレン、スチロール、ウレタン、又は、これら材料を空気により発泡させたものであるか、又は、所定の間隔にて配置されたスペーサであることを特徴とする請求項1〜のいずれかの項に記載の積層型土留め壁材。
  5. 前記繊維強化樹脂製補強材の外面には、セメントミルク、FRU、モルタル、コンクリート、ソイルモルタル、スチレン、スチロール、ウレタン、又は、これら材料を空気により発泡させた被覆材が塗布硬化されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかの項に記載の積層型土留め壁材。
  6. 前記繊維強化樹脂製補強材の軸線方向の一端部又は両端部に、継手部が接続されることを特徴とする請求項1〜のいずれかの項に記載の積層型土留め壁材。
  7. 前記継手部は、連結金具と定着治具を備え、前記連結金具はH型鋼とされ、前記H型鋼の中央ウェブの一部を前記ウェブ材の間に挿入し、前記定着治具にて前記H型鋼の中央ウェブと前記ウェブ材とを固定したことを特徴とする請求項の積層型土留め壁材。
  8. 前記ウェブ材は、強化繊維を軸線方向に沿って配列するか、若しくは、軸線方向に対して所定の角度にて傾斜して配列した強化繊維シートであるか、又は、クロス状若しくはマット状の強化繊維シートに、樹脂を含浸して形成されることを特徴とする請求項1〜のいずれかの項に記載の積層型土留め壁材。
  9. 前記強化繊維は、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプとされることを特徴とする請求項の積層型土留め壁材。
  10. 前記樹脂は、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含むことを特徴とする請求項又はの積層型土留め壁材。
JP2005376055A 2005-12-27 2005-12-27 切削可能な積層型土留め壁材 Active JP4634297B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005376055A JP4634297B2 (ja) 2005-12-27 2005-12-27 切削可能な積層型土留め壁材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005376055A JP4634297B2 (ja) 2005-12-27 2005-12-27 切削可能な積層型土留め壁材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007177483A JP2007177483A (ja) 2007-07-12
JP4634297B2 true JP4634297B2 (ja) 2011-02-16

Family

ID=38302934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005376055A Active JP4634297B2 (ja) 2005-12-27 2005-12-27 切削可能な積層型土留め壁材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4634297B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5846863B2 (ja) * 2011-11-07 2016-01-20 新日鉄住金マテリアルズ株式会社 シールド掘削用壁体
JP6071280B2 (ja) * 2012-07-03 2017-02-01 株式会社錢高組 土留め用矢板
JP6162772B2 (ja) * 2015-10-16 2017-07-12 新日鉄住金マテリアルズ株式会社 シールド掘削用壁体
JP7470031B2 (ja) 2020-12-18 2024-04-17 積水化学工業株式会社 地中連続壁及びその構築方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10121883A (ja) * 1996-10-22 1998-05-12 Zenitaka Corp 発進到達部の接合装置
JP2000027590A (ja) * 1998-07-07 2000-01-25 Zenitaka Corp 土留め壁構造部材
JP2003056291A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Sekisui Chem Co Ltd 積層体の接合構造
JP2004124603A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Shimizu Corp 覆工セグメントの製造方法、トンネル覆工方法及びトンネル覆工体の補修方法
JP2005061212A (ja) * 2004-10-07 2005-03-10 Sekisui Chem Co Ltd 積層体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10121883A (ja) * 1996-10-22 1998-05-12 Zenitaka Corp 発進到達部の接合装置
JP2000027590A (ja) * 1998-07-07 2000-01-25 Zenitaka Corp 土留め壁構造部材
JP2003056291A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Sekisui Chem Co Ltd 積層体の接合構造
JP2004124603A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Shimizu Corp 覆工セグメントの製造方法、トンネル覆工方法及びトンネル覆工体の補修方法
JP2005061212A (ja) * 2004-10-07 2005-03-10 Sekisui Chem Co Ltd 積層体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007177483A (ja) 2007-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007023714A (ja) 形鋼を用いた合成床版、合成床版橋又は合成桁橋、及び、その施工方法
JP4634297B2 (ja) 切削可能な積層型土留め壁材
JP4738156B2 (ja) 切削可能な土留め壁材
JP4091756B2 (ja) シールド掘進における立坑壁部の構築方法および立坑壁用部材
JP4783242B2 (ja) セグメントおよび分合流するトンネルの施工方法
JP5144182B2 (ja) 既存建物の耐震補強構造並びに耐震補強方法
JPH0913875A (ja) シールド掘削用地中連続壁
JP4537168B2 (ja) シールド用セグメント
JP2002089175A (ja) シールド掘進用立坑部材
JP4351846B2 (ja) シールド掘削用山留め壁の構造
JP6088883B2 (ja) シールド掘削用繊維補強杭材の接続方法及び接続構造
JP4563275B2 (ja) 切削可能部材および切削可能杭
KR101603191B1 (ko) 내진 보강용 frp 내력패널 및 그 제조방법과 이를 이용한 시공방법
JP5846863B2 (ja) シールド掘削用壁体
JP7463244B2 (ja) 土留め壁
JP4805722B2 (ja) 地中構造物隔壁用のセグメント及びその製造方法
JP7454753B1 (ja) 接合構造
JP7401145B1 (ja) 構造基材、構造部材及び構造物
JP5386244B2 (ja) 切削可能な継手構造
JP4558986B2 (ja) 積層体の接合構造
JP6291353B2 (ja) シールド掘削用土留め壁
JP2003056290A (ja) 積層体及びその製造方法
JP5301389B2 (ja) 土留め壁構造及び土留め壁構造の構築方法
JP2006249745A (ja) トンネル掘削機切削用の横矢板及びそれを使用した土留め壁
JPH11117664A (ja) 補強材および壁体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070625

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070625

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100924

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20101012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4634297

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250