JP7461735B2 - ビルダグリプチン含有錠剤 - Google Patents

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Description

本発明は、安定性を向上させたビルダグリプチン含有錠剤に関する。
ビルダグリプチンは、ジペプチジルペプチターゼ-4(DPP-4)阻害薬であり、糖尿病用剤である。当該薬剤は、食後に消化管から分泌されるインクレチンの血糖降下作用に着目された薬剤であり、インクレチンは食後に消化管から分泌され、血糖依存的にインスリン分泌促進及びグルカゴン分泌抑制に働き、血糖が調節される(特許文献1)。
ビルダグリプチンを有効成分として「エクア(登録商標)錠」(ノバルティスファーマ株式会社、大日本住友製薬株式会社)、が販売されている。同製品の医薬品添付文書には、効能又は効果として「2型糖尿病」、用法及び用量として「通常、成人にはビルダグリプチンとして50mgを1日2回朝、夕経口投与する。なお、患者の状態に応じて50mgを1日1回朝に投与することができる。」ことが、記載されている。また、製剤の組成・成分として、「ビルダグリプチン、セルロース、乳糖、デンプングリコール酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム」を含有する製剤であると記載されている(非特許文献1)。
また、特許文献2及び特許文献3には、ビルダグリプチンを含有する直接圧縮医薬錠剤に関する発明が開示されており、添加剤として、結晶セルロース、乳糖、デンプングリコール酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウムを使用していることが記載されている。
また、特許文献4には、ビルダグリプチンと、マンニトール、乳糖及びコーンスターチからなる群から選択される少なくとも1種とを含有し、前記マンニトール、乳糖及びコーンスターチからなる群から選択される少なくとも1種の合計含有量が50質量%以上であることを特徴とするビルダグリプチン含有医薬組成物が記載されている。
更には、特許文献5には、ビルダグリプチン並びに賦形剤を含有する固形製剤であって、当該賦形剤がトレハロース、シクロデキストリン、ヒドロキシプロピルスターチ及びリン酸塩から選ばれることを特徴とする固形製剤が記載されている。
しかしながら、含有量が50%未満のビルダグリプチンと、ビルダグリプチンの安定性に及ぼす影響が少ない医薬品添加剤(例えば、D-マンニトール、乳糖、トレハロース、トウモロコシデンプン、及び結晶セルロースからなる群から選択される少なくとも1種)とを含有してなるビルダグリプチン含有錠剤に関する具体的な製剤については記載されていない。
特許第3681110号公報 特許第5122144号公報 特許第5739835号公報 特開2017-222592号公報 特開2019-182756号公報
添付文書「エクア錠50mg」、2019年11月改訂(第15版)
本発明は、化学的に安定性を向上させたビルダグリプチン含有錠剤を提供する。詳細には、本発明は、熱湿度条件下におけるビルダグリプチンの分解が抑制されたビルダグリプチン含有錠剤を提供する。
本発明の発明者らは、ビルダグリプチンの分解抑制の観点から、ビルダグリプチン含有量を50%未満とし、ビルダグリプチンの安定性に及ぼす影響が少ない、医薬品添加物(例えば、D-マンニトール、乳糖、トレハロース、トウモロコシデンプン、及び結晶セルロースからなる群から選択される少なくとも1種)を配合することで、本発明の所望の効果を有することを確認して、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、以下の通りである:
(1)錠剤あたりの含有量が50%未満のビルダグリプチンと、ビルダグリプチンの安定性に及ぼす影響が少ない医薬品添加物と、を含有してなるビルダグリプチン含有錠剤、
(2)ビルダグリプチンの安定性に及ぼす影響が少ない医薬品添加物が、D-マンニトール、乳糖、トレハロース、トウモロコシデンプン、及び結晶セルロースからなる群から選択される少なくとも1種である前記(1)記載のビルダグリプチン含有錠剤、
(3)錠剤あたりの含有量が50%未満のビルダグリプチンと、ビルダグリプチンの安定性に及ぼす影響が少ない医薬品添加物と、を含有してなるビルダグリプチン含有錠剤において、ビルダグリプチンの錠剤あたりの含有量が30%以上であるとき、D-マンニトール、乳糖、トウモロコシデンプン、及び結晶セルロースからなる群から選択される少なくとも1種の前記医薬品添加物と、を含有してなる、前記(1)または(2)のいずれかに記載のビルダグリプチン含有錠剤、
(4)錠剤あたりの含有量が50%未満のビルダグリプチンと、ビルダグリプチンの安定性に及ぼす影響が少ない医薬品添加物と、を含有してなるビルダグリプチン含有錠剤において、ビルダグリプチンの錠剤あたりの含有量が30%以上であるとき、D-マンニトール、乳糖、トレハロース、トウモロコシデンプン、及び結晶セルロースからなる群から選択される少なくとも1種の前記医薬品添加物と、を含有してなる、前記(1)または(2)のいずれかに記載のビルダグリプチン含有錠剤、
(5)結晶セルロースの含有量が、ビルダグリプチン1質量部に対して0.1質量部~1.0質量部である前記(2)~(4)のいずれかに記載のビルダグリプチン含有錠剤、
(6)更にポリビニルアルコールを含有してなる前記(2)~(5)のいずれかに記載のビルダグリプチン含有錠剤、
(7)更にステアリン酸マグネシウムを含有してなる前記(2)~(6)のいずれかに記載のビルダグリプチン含有錠剤、
に関する。
本発明によれば、化学的に安定性を向上させたビルダグリプチン含有錠剤を提供することができる。また、本発明によれば、熱湿度条件下におけるビルダグリプチンの分解が抑制されたビルダグリプチン含有錠剤を提供することができる。
以下に本発明のビルダグリプチンを含有する錠剤に関して説明する。
本発明に用いられるビルダグリプチンは、一般名(2S)-1-{[(3-Hydroxytricyclo[3.3.1.13,7]dec-1-yl)amino]acetyl}pyrrolidine-2-carbonitrileと称し、既に医薬品として医療の現場に提供され、臨床で使用されていることから、容易に入手することができる。
ビルダグリプチンの効能及び効果は、「2型糖尿病」である。用法及び用量は、上記効能及び効果に対して、通常、成人にはビルダグリプチンとして50mgを1日2回朝、夕に経口投与する。なお、患者の状態に応じて50mg1日1回朝に投与することができる。
ビルダグリプチンの配合量は、錠剤全量あたり、ある態様として50%未満、ある態様として30%以上~50%未満である。
本明細書における「ビルダグリプチンの分解が抑制」とは、ビルダグリプチンの分解等に起因する類縁量の増大及び/又は未知物質の生成・増加を抑制することを意味する。評価方法としては、例えば、熱湿度条件下、例えば、後記実施例に記載の苛酷試験条件下等に錠剤を保管した後、高速液体クロマトグラフ法(HPLC法)により試験を行い、類縁物質量を算出して、試験開始時の総類縁物質量と比較する等して、ビルダグリプチン含有錠剤の安定性を評価する。次に、評価基準は、例えば、熱湿度条件下、例えば60℃75%RH(相対湿度)に14日間保管するとき、総類縁物質量、シアノ基加水分解物量(例えば、相対保持時間約0.7)、アミジン量(例えば、相対保持時間約0.57)、又はジケトピペラジン量(例えば、相対保持時間約1.04)の量が特定量以下として規定される。例えば、総類縁物質量について、ある態様として2%~8%、ある態様として2%~6%、またシアノ基加水分解物量について、ある態様として0.5%~4%、ある態様として0.5%~3%、またアミジン量として、ある態様として0%~0.2%、ある態様として0%~0.1%、またジケトピペラジン量として、ある態様として0%~2.5%、ある態様として0%~1.5%、と規定する。
本明細書における「ビルダグリプチンの安定性に及ぼす影響が少ない」とは、上記「ビルダグリプチンの分解が抑制」される定義で規定された、総類縁物質量、あるいは特定の指標となる物質について、特定量以下の状態を意味する。ある態様として、総類縁物質のとき、ある態様として2%~8%、ある態様として2%~6%、またシアノ基加水分解物量について、ある態様として0.5%~4%、ある態様として0.5%~3%、またアミジン量として、ある態様として0%~0.2%、ある態様として0%~0.1%、またジケトピペラジン量として、ある態様として0%~2.5%、ある態様として0%~1.5%、と規定する。
本発明に用いられる「ビルダグリプチンの安定性に及ぼす影響が少ない医薬品添加物」とは、総類縁物質量、あるいは特定の指標となる物質について、特定量以下の状態にする医薬品添加物を意味する。具体的には、例えば、賦形剤、崩壊剤、界面活性剤、結合剤、コーティング剤、酸味料、発泡剤、甘味剤、香料、着色剤、緩衝剤、抗酸化剤、滑択剤等が挙げられる。
ある態様として、賦形剤としては、例えば、D-マンニトール、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、トレハロース、無水リン酸水素カルシウム、D-ソルビトール、乳糖、白糖、デンプン、α化デンプン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロースナトリウム、アラビアゴム、デキストリン、プルラン、軽質無水ケイ酸、合成ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等が、挙げられる。
崩壊剤としては、例えば、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、カルメロース、カルメロースカルシウム、クロスカルメロース、クロスカルメロースナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、部分アルファ化デンプン、クロスポビドン等が、挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、ポリソルベート80、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等が、挙げられる。
結合剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、アラビアゴム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン等が、挙げられる。
コーティング剤としては、例えば、ヒプロメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース等が、挙げられる。
酸味料としては、例えば、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸等が、挙げられる。
甘味剤としては、例えば、スクラロース、サッカリンナトリウム、グリチルリチン二カリウム、アスパルテーム、ステビア、ソーマチン等が、挙げられる。
香料としては、例えば、レモン、レモンライム、オレンジ、メントール等が、挙げられる。
着色剤としては、例えば、三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、食用黄色4号、食用黄色5号、食用赤色3号、食用赤色102号、食用青色3号等が、挙げられる。
緩衝剤としては、例えば、クエン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、アスコルビン酸又はその塩類、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、アスパラギン酸、アラニン、アルギニン又はその塩類、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム、リン酸、ホウ酸又はその塩類等が、挙げられる。
抗酸化剤としては、例えば、アスコルビン酸、ジブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル等が、挙げられる。
滑択剤としては、例えば、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、硬化油、ショ糖脂肪酸エステル等が、挙げられる。
ビルダグリプチンの錠剤あたりの含有量が30%以上~50%未満であるとき、ある態様としては、賦形剤として、例えば、D-マンニトール、乳糖、トレハロース、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、無水リン酸水素カルシウム、D-ソルビトール、白糖、デンプン、α化デンプン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロースナトリウム、アラビアゴム、デキストリン、プルラン、軽質無水ケイ酸、合成ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等が、挙げられる。ある態様として、D-マンニトール、乳糖、トレハロース、トウモロコシデンプン、結晶セルロースが挙げられる。これらの群から一種以上組合せて使用することができる。配合量としては、ある態様として5%~60%、ある態様として10%~49%、ある態様として25%~49%、である。また、結晶セルロースの配合量は、ある態様として5%~30%、ある態様として10%~20%、である。
崩壊剤としては、例えば、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、カルメロース、カルメロースカルシウム、クロスカルメロース、クロスカルメロースナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、部分アルファ化デンプン、クロスポビドン等が、挙げられる。
結合剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、ヒプロメロース、アラビアゴム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン等が、挙げられる。
滑択剤としては、例えば、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、硬化油、ショ糖脂肪酸エステル等が、挙げられる。
また、ビルダグリプチンの錠剤あたりの含有量が30%以上~50%未満であるとき、他のある態様としては、賦形剤として、D-マンニトール、乳糖、トウモロコシデンプン、結晶セルロースが、挙げられる。これらの群から一種以上組合せて使用することができる。配合量としては、ある態様として5%~60%、ある態様として10%~49%、ある態様として25%~49%、である。また、結晶セルロースの配合量は、ある態様として5%~30%、ある態様として10%~20%、である。
崩壊剤としては、クロスポビドンが、結合剤としては、ポリビニルアルコール、ヒプロメロースが、滑択剤としては、ステアリン酸マグネシウムが、それぞれ挙げられる。
本発明に用いられるD-マンニトール、乳糖、トレハロース、トウモロコシデンプン、または結晶セルロースとしては、製薬学的に許容されるものであれば特に制限されない。また、乳糖は、無水物、水和物のいずれであってもよい。これらの群から一種以上組合せて使用することができる。配合量としては、ある態様として5%~60%、ある態様として10%~49%、ある態様として25%~49%、である。また、結晶セルロースの配合量は、ある態様として5%~30%、ある態様として10%~20%、である。
本発明に用いられるポリビニルアルコール、ステアリン酸マグネシウムとしては、製薬学的に許容されるものであれば特に制限されない。また、ポリビニルアルコールの配合量は、ある態様として0.5%~5%、ある態様として1%~3%、また、クロスポビドンの配合量は、ある態様として1%~7%ある態様として3%~5%、また、ステアリン酸マグネシウムの配合量は、ある態様として0.1%~3%、ある態様として0.5%~1.5%、である。
本発明のビルダグリプチンを含有する錠剤には、本発明の所望の効果が達成される範囲で更なる各種医薬品添加物が適宜使用される。
本発明のビルダグリプチン含有錠剤に配合される上記更なる各種医薬品添加物は、適宜組合せることができる。
配合量は、本発明の所望の効果の達成に影響を与えない量であれば特に制限されない。
本発明の錠剤は、素錠、フィルムコーティング錠、口腔内崩壊錠(フィルムコーティングされていてもよい)のいずれであってもよい。
本発明の錠剤は、粉砕、混合、造粒、乾燥、成形(打錠)、コーティング等の工程を含む、自体公知の方法により、製造することができる。詳細には、本発明の錠剤は、(予め粉砕されてもよい)ビルダグリプチン、賦形剤(例えば、D-マンニトール、乳糖、トウモロコシデンプン、トレハロース)を混合し、結合剤(例えば、ポリビニルアルコール、ヒプロメロース等)を含んだ結合剤溶液を噴霧、造粒し、当該造粒物を乾燥・整粒後に、当該造粒物に、賦形剤(例えば、結晶セルロース等)、崩壊剤(例えば、クロスポビドン等)、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム等)を混合して、当該混合物を圧縮成形(例えば、打錠)し、素錠が製造される。造粒工程については、湿式造粒、または乾式造粒が採用される。また、造粒工程を含まず、前記混合物を直接打錠する工程も含まれる。更に、該素錠に対して、コーティング基剤(例えば、ヒプロメロース等)が被覆されることにより、フィルムコーティング錠が製造される。なお、ビルダグリプチンを配合する工程については、造粒工程では混合工程、結合剤溶液の調製工程、造粒物に崩壊剤、滑沢剤を添加・混合工程等、いずれでの工程であってよい。
以下に、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではない。
流動層造粒乾燥機(パウレック製:FM-MP-01)を用いてビルダグリプチン100g及びD-マンニトール(三菱商事フードテック製:マンニットP)140gを混合したのち、ポリビニルアルコール(部分けん化物)(日本合成化学工業製:EG-05PW)6gを精製水114gに溶解させた結合剤溶液を噴霧して造粒する。噴霧終了後、乾燥し、目開き0.85mmの篩にて篩過して薬物含有整粒末を得る。
得られた薬物含有整粒末123gに結晶セルロース(旭化成製:UF-702)21g、クロスポビドン(BASFジャパン製:Kollidon CL-F)4.5g及びステアリン酸マグネシウム(太平化学工業製:ステアリン酸マグネシウム(植物性))1.5gを加えて調製した打錠末を打錠し、錠剤質量150mg、φ7.5mmの円形錠の素錠を得る。
流動層造粒乾燥機(パウレック製:FM-MP-01)を用いてビルダグリプチン100g及び乳糖水和物(メグレ製:Granulac200)140gを混合したのち、ポリビニルアルコール(部分けん化物)(日本合成化学工業製:EG-05PW)6gを精製水114gに溶解させた結合剤溶液を噴霧して造粒する。噴霧終了後、乾燥し、目開き0.85mmの篩にて篩過して薬物含有整粒末を得る。
得られた薬物含有整粒末123gに結晶セルロース(旭化成製:UF-702)21g、クロスポビドン(BASFジャパン製:Kollidon CL-F)4.5g及びステアリン酸マグネシウム(太平化学工業製:ステアリン酸マグネシウム(植物性))1.5gを加えて調製した打錠末を打錠し、錠剤質量150mg、φ7.5mmの円形錠の素錠を得る。
流動層造粒乾燥機(パウレック製:FM-MP-01)を用いてビルダグリプチン100g、D-マンニトール(三菱商事フードテック製:マンニットP)110g及びトウモロコシデンプン(日本食品化工製:局方コーンスターチ)30gを混合したのち、ポリビニルアルコール(部分けん化物)(日本合成化学工業製:EG-05PW)6gを精製水114gに溶解させた結合剤溶液を噴霧して造粒する。噴霧終了後、乾燥し、目開き0.85mmの篩にて篩過して薬物含有整粒末を得る。
得られた薬物含有整粒末123gに結晶セルロース(旭化成製:UF-702)21g、クロスポビドン(BASFジャパン製:Kollidon CL-F)4.5g及びステアリン酸マグネシウム(太平化学工業製:ステアリン酸マグネシウム(植物性))1.5gを加えて調製した打錠末を打錠し、錠剤質量150mg、φ7.5mmの円形錠の素錠を得る。
流動層造粒乾燥機(パウレック製:FM-MP-01)を用いてビルダグリプチン100g、乳糖水和物(メグレ製:Granulac200)110g及びトウモロコシデンプン(日本食品化工製:局方コーンスターチ)30gを混合したのち、ポリビニルアルコール(部分けん化物)(日本合成化学工業製:EG-05PW)6gを精製水114gに溶解させた結合剤溶液を噴霧して造粒する。噴霧終了後、乾燥し、目開き0.85mmの篩にて篩過して薬物含有整粒末を得る。
得られた薬物含有整粒末123gに結晶セルロース(旭化成製:UF-702)21g、クロスポビドン(BASFジャパン製:Kollidon CL-F)4.5g及びステアリン酸マグネシウム(太平化学工業製:ステアリン酸マグネシウム(植物性))1.5gを加えて調製した打錠末を打錠し、錠剤質量150mg、φ7.5mmの円形錠の素錠を得る。
実施例1を流動層造粒乾燥機(パウレック製:FM-MP-01)を用いてビルダグリプチン100g、D-マンニトール(三菱商事フードテック製:マンニットP)140g、結晶セルロース(旭化成製:UF-702)42g及びクロスポビドン(BASFジャパン製:Kollidon CL-F)9gを混合したのち、ポリビニルアルコール(部分けん化物)(日本合成化学工業製:EG-05PW)6gを精製水114gに溶解させた結合剤溶液を噴霧して造粒する。噴霧終了後、乾燥し、目開き0.85mmの篩にて篩過して薬物含有整粒末を得る。
得られた薬物含有整粒末148.5gにステアリン酸マグネシウム(太平化学工業製:ステアリン酸マグネシウム(植物性))1.5gを加えて調製した打錠末を打錠し、錠剤質量150mg、φ7.5mmの円形錠の素錠を得る。
流動層造粒乾燥機(パウレック製:FM-MP-01)を用いてビルダグリプチン100g,トレハロース(旭化成製:トレハロースP)232g、トウモロコシデンプン(日本食品化工製:局方コーンスターチ)40g及びクロスポビドン(BASFジャパン製:Kollidon CL-F)20gを混合したのち、ヒプロメロース(信越化学工業製:TC-5E)4gを精製水76gに溶解させた結合剤溶液を噴霧して造粒する。噴霧終了後、乾燥し、目開き0.85mmの篩にて篩過して薬物含有整粒末を得る。
得られた薬物含有整粒末198gにステアリン酸マグネシウム(太平化学工業製:ステアリン酸マグネシウム(植物性))2gを加えて調製した打錠末を打錠し,錠剤質量200mg、φ8.0mmの円形錠の素錠を得る。
流動層造粒乾燥機(パウレック製:FM-MP-01)を用いてビルダグリプチン100g、トレハロース(旭化成製:トレハロースP)132g、トウモロコシデンプン(日本食品化工製:局方コーンスターチ)40g及びクロスポビドン(BASFジャパン製:Kollidon CL-F)20gを混合したのち、ヒプロメロース(信越化学工業製:TC-5E)4gを精製水76gに溶解させた結合剤溶液を噴露して造粒する。噴霧終了後、乾燥し、目開き0.85mmの篩にて篩過して薬物含有整粒末を得る。
得られた薬物含有整粒末148gにステアリン酸マグネシウム(太平化学工業製:ステアリン酸マグネシウム(植物性))2gを加えて調製した打錠末を打錠し、錠剤質量150mg、φ7.5mmの円形錠の素錠を得る。
《比較例1》
比較例1として、市販されているエクア錠50mg(ノバルティスファーマ株式会社製)用いる。
《試験例》
実施例1~6及び比較例1の錠剤について、苛酷試験を実施した。それぞれの検体を、60℃75%RH条件下で7日間及び14日間保存した後、総類縁物質量、シアノ基加水分解物量、アミジン量及びジケトピペラジン量を液体クロマトグラフ法により測定した。
<純度試験(類縁物質)>
本品5個をとり粉末とし、約40mg(ビルダグリプチン約10mg対応量)を精密に量り、水/アセトニトリル混液(7:3)に溶かし、正確に20mLとする。この液を遠心分離し、上澄液を孔径0.45μmのメンブランフィルターでろ過し、初めのろ液5mLを除き、次のろ液を試料溶液とする。試料溶液20μLを正確にとり、次の条件で液体クロマトグラフィーにより試験を行う。それぞれの液の各々のピーク面積を自動積分法により測定し、面積百分率法により類縁物質の量を求める。
試験条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:210nm)
カラム:内径4.6mm、長さ25cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充填する.(GLサイエンス製InertSustain C18 内径4.6mm長さ250mm、粒径5μm)
カラム温度:45℃付近の一定温度
移動相A:リン酸二水素ナトリウム二水和物1.5gを水1000mLに溶かし,水酸化ナトリウム試液を加えてpH7.0に調整する。
移動相B:移動相A700mLにアセトニトリル300 mLを加える。
移動相の送液:移動相A及び移動相Bの混合比を次のように変えて濃度勾配制御する。
Figure 0007461735000001
システム適合性
検出の確認:試料溶液1mLを正確に量り、水/アセトニトリル混液(7:3)を加えて正確に100mLとしシステム適合性試験用溶液とする。この液2mLを正確に量り、水/アセトニトリル混液(7:3)を加えて正確に20mLとする。この液20μLから得たビルダグリプチンのピーク面積が、システム適合性試験用溶液のビルダグリプチンのピーク面積の7~13%になることを確認する。
システムの性能:システム適合性試験用溶液20μLにつき、上記の条件で操作するとき、ビルダグリプチンのピークの理論段数及びシンメトリー係数は、それぞれ7000段以上、2.0以下である。
システムの再現性:システム適合性試験用溶液20μLにつき、上記の条件で試験を6回繰り返すとき、ビルダグリプチンのピーク面積の相対標準偏差は2.0%以下である。
Figure 0007461735000002
Figure 0007461735000003
(結果) 表1、2より、実施例1~6は、保存開始時からの保存14日後の増加量は、総類縁物質量で2%~6%、シアノ基加水分解物量で1%~3%、及びジケトピペラジン量で0.9%~2%となり、比較例1に比べ抑制されていることが示された。
ビルダグリプチンの安定性には、次の傾向が見られた。すなわち、実施例1、2と3、4とにおいて、結晶セルロース及びトウモロコシデンプンを固定して見たとき、乳糖の方がD-マンニトールより、ビルダグリプチンの安定性に影響を及ぼさないことが示唆された。

Claims (7)

  1. 錠剤あたりの含有量が50%未満のビルダグリプチンと、D-マンニトールと、結晶セルロースと、クロスポビドンと、ポリビニルアルコールと、を含有してなるビルダグリプチン含有錠剤。
  2. 更に乳糖、トレハロース、及びトウモロコシデンプンからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、請求項1記載のビルダグリプチン含有錠剤。
  3. 60℃75RHで14日間保存した場合のビルダグリプチンの総類縁物質の質量の増加が保存開始時に対して8%以下である、請求項1または2のいずれか一項に記載のビルダグリプチン含有錠剤。
  4. 60℃75RHで14日間保存した場合のビルダグリプチンのシアノ基加水分解物の質量の増加が保存開始時に対して4%以下である、請求項1または2のいずれか一項に記載のビルダグリプチン含有錠剤。
  5. 60℃75RHで14日間保存した場合のビルダグリプチンのジケトピペラジン体の質量の増加が保存開始時に対して2.5%以下である、請求項1又は2のいずれか一項に記載のビルダグリプチン含有錠剤
  6. 結晶セルロースの含有量が、ビルダグリプチン1質量部に対して0.1質量部~1.0質量部である請求項のいずれか一項に記載のビルダグリプチン含有錠剤。
  7. 更にステアリン酸マグネシウムを含有してなる請求項~6のいずれか一項に記載のビルダグリプチン含有錠剤。
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