JP7461644B2 - 減圧装置、防災機器、及び防災設備 - Google Patents

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Description

本発明は、減圧装置、防災機器、及び防災設備に関するものである。
従来から、窒素ガス、二酸化炭素、ハロゲンガス、又は窒素と二酸化炭素とハロゲンガスとの混合ガスに代表される不活性ガスを用いて消火するガス系消火設備を広く採用されている。消火の際には、消火に用いられる前述の各種ガスを貯蔵する貯蔵容器から、該ガスが減圧装置を介して消火対象となる区画に放出される。
これまでに、ガス流路に配設した流路弁が供給側ガス圧の影響を受けず、出口側ガス圧を安定的に維持できるとともに、構造が簡単で、部品点数が少なく低コストの減圧装置が提案されている(特許文献1)。
特許文献1においては、図21に示すように、減圧装置920のガス流路921に配設した流路弁922に対して、流路弁922の摺動方向と直交する方向に供給側ガス圧P90がかかるようにするとともに、流路弁922の摺動方向に出口側ガス圧及び基準ガス圧がそれぞれ所定の面積割合でかかるように構成されている。
より具体的には、ガス流路921に配設した流路弁922を有天筒状の弁体で構成している。また、該弁体の周壁922aをガス供給口921aの開口面と平行に摺動させることによってガス供給口921aを開閉する。その結果、図22に示すように、弁体の外天面922c(図21参照)に出口側ガス圧P92が、内天面922d(図21参照)に基準ガス圧P91が、それぞれかかるように構成している。この場合、流路弁922は、基準ガス圧P91に影響を与えない程度のばね定数のばね923によって、ガス供給口921aを閉鎖する方向に付勢されている。
そして、流路弁922は、周壁922aの内面が、ガス供給口921aの上下両側に配設したOリングと摺接することより、流路弁922が図21に示す閉鎖状態のとき、ガス供給口921aを密閉するようにするとともに、常時、流路弁922の開口側と内天面922dの内側空間とを遮断する。また、流路弁922は、天部922bを貫通して内天面922dの内側空間内に突入した定圧ガス源から基準ガス圧P91を導入するための定圧ガス供給管925に沿って摺動するようにする。
特開2012-63016号公報
しかしながら、特許文献1の弁は、流路弁922が有天筒状という複雑な構造を有しているため、図21に示す閉鎖状態のとき、流路弁922の摺動方向に直交する方向に供給側ガス圧P90が加わることになる。
また、特許文献1の構造を採用する場合は、流路弁922が開けられることによってガス出口側921bとガスを貯蔵する供給源とが連通したときは、供給側の当初のガスの流れと略直交する方向に、該ガスの流れの向きが一旦変えられた後、該ガスが放射されることになる。また、ガスを該供給源に充填する際に、特許文献1の構造を用いても機械的に弁を移動させることができない。
したがって、より簡素な構造と確度の高い弁(以下、「弁体」ともいう)の働きを実現するとともに、操作性に優れた減圧装置、該減圧装置を備えた防災機器及び防災設備を実現するためには、依然として研究、開発の余地が多く残されている。
本発明は、従来の減圧装置よりも簡素な構造と確度の高い弁の働きを実現するとともに、操作性に優れた減圧装置、該減圧装置を備えた防災機器及び防災設備の実現に大いに貢献するものである。
本発明者は、例えばガス系消火設備に適用し得る、従来よりも簡素な構造と確度の高い弁の働きを実現するため、鋭意研究と分析を行った。その結果、供給側ガスの圧力を弁の移動と停止に対して直接的に寄与させ得る構造を採用することにより、弁が開いてガスの放出口とガスを貯蔵する供給源とが連通したときに、該ガスを、供給側の当初のガスの流れと略直交する方向に向きを変えることなく放出させ得ることを本発明者は知得した。その結果、従来の減圧装置よりも簡素な構造と確度の高い弁の働きを実現するとともに、操作性に優れた減圧装置、該減圧装置を備えた防災機器及び防災設備を見出した。本発明は、上述の視点及び着想に基づいて創出された。
本発明の1つの減圧装置は、摺動する弁によって開閉するガス流路を備え、前述の弁は、薄肉部を挟むように第1厚肉部と第2厚肉部とを有するとともに、前述のガス流路が該第1厚肉部と該第2厚肉部とが備えるそれぞれのシール材によって閉じられているときに、該第1厚肉部と該第2厚肉部とに対して供給側ガスのガス圧力が少なくとも該摺動方向と略平行に加えられるように前述の供給側ガスに接することができる該薄肉部を有し、前述の弁が開いているときに、前述の薄肉部が該ガス流路の一部を構成する。
この減圧装置によれば、摺動する弁が、薄肉部を挟むように上述の第1厚肉部と上述の第2厚肉部とを有している。加えて、該第1厚肉部と該第2厚肉部とが備えるシール材によって閉じられているときに、該第1厚肉部と該第2厚肉部とに対して供給側ガスのガス圧力が少なくとも該摺動方向と略平行に加えられるように前述の供給側ガスに接する。その結果、弁の移動と停止に対して、供給側ガスの圧力が直接的に寄与し得る構造となるため、弁が開いてガスの放出口とガスを貯蔵する供給源とが連通したときに、該ガスを、供給側の当初のガスの流れと略直交する方向に向きを変えることなく放出させることができる。また、この減圧装置によれば、ガスを該供給源に充填する際に、機械的に弁を移動させることによって充填をすることができる。加えて、摺動する弁は、第1厚肉部と第2厚肉部とを有するものの、全体として直線的な棒状である簡素な構造を有しているため、操作性に優れた減圧装置を実現し得る。また、減圧装置の構造が簡素化されることにより、確度の高い弁体の働きが得られる。
なお、上述の減圧装置において、上述のガス流路が上述のシール材によって閉じられているときに、上述の摺動方向に上述の弁が移動するために加えられる押圧用ガス圧力の加圧側の上述の第1厚肉部における、上述の供給側ガスに接することができる第1面積が、上述の加圧側とは反対側の上述の第2厚肉部における、該供給側ガスに接することができる第2面積よりも大きいことは、より確度の高い弁の働きを実現する観点から一態様である。より具体的には、前述の第1面積が前述の第2面積よりも大きいことにより、該ガス流路が該弁によって閉じられている間は、常に、加圧側の該第1厚肉部の方が、第2厚肉部よりも、供給側ガスからより大きな力を受けることになる。その結果、押圧用ガス圧力が与えられない状態において、該弁が摺動方向(すなわち、弁が開く方向)に移動することを確度高く防止又は抑止し得る。
加えて、上述の各減圧装置を備えた防災機器又は防災設備は、従来よりも簡素な構造と確度の高い弁の働きを実現するとともに操作性に優れた減圧装置による技術的優位性を発揮し得る。
本発明の1つの減圧装置によれば、供給側の当初のガスの流れと略直交する方向に向きを変えることなく放出させることができるだけでなく、ガスを該供給源に充填する際に、機械的に弁を移動させることによって充填をすることができる。そのため、操作性に優れ、簡素な構造と確度の高い弁の働きを実現し得る。
第1の実施形態における減圧装置の一部の断面を含む全体構成を示す斜視図である。 別の角度から見たときの、第1の実施形態における減圧装置の一部の断面を含む全体構成を示す斜視図である。 第1の実施形態における減圧装置の平面図である。 第1の実施形態における減圧装置の、弁が閉じているときの断面図である。 弁が閉じているときの第1の実施形態における減圧装置に対して供給側ガスの圧力が与えられているときの、該実施形態における防災機器又は防災設備の断面図である。 図5における第1の実施形態における減圧装置の一部拡大断面図である。 第1の実施形態における減圧装置の、弁が開いているときの断面図である。 弁が開いているときの第1の実施形態における減圧装置に対して押圧用ガス圧力が与えられているときの、該実施形態における防災機器又は防災設備の断面図である。 図8における第1の実施形態における減圧装置の一部拡大断面図である。 弁が開いているときの第1の実施形態における減圧装置、防災機器又は防災設備における、6MPaの押圧用ガス圧力(P1)のガスが与えられた場合の、供給側ガスの圧力(P0)と放出側ガスの圧力(P2)との関係を示すグラフである。 第1の実施形態における減圧装置を用いて防災機器又は防災設備のガスの供給源を、機械的手段により充填しているときの該防災機器又は防災設備の断面図である。 第2の実施形態における防災機器又は防災設備の他の一例を示す構成図である。 第3の実施形態の減圧装置の一部の断面を含む全体構成を示す斜視図である。 第3の実施形態の減圧装置の側面断面図である。 第3の実施形態の減圧装置の一部の断面を含む全体構成を示す斜視図である。 第3の実施形態の減圧装置の側面断面図である。 押圧用ガス圧力(P1)のガスが与えられる前(又は与えられた直後)の図14における押圧用ガス導入用開口部及び制動手段の近傍の一部拡大図である。 押圧用ガス圧力(P1)のガスが与えられた後の図16における押圧用ガス導入用開口部及び制動手段の近傍の一部拡大図である。 第4の実施形態における減圧装置の、弁が閉じているときの断面図である。 第4の実施形態における減圧装置の、弁が開いているときの断面図である。 従来例における減圧装置の、弁が閉じているときの断面図である。 従来例における減圧装置の、弁が開いているときの断面図である。
本発明の実施形態を、添付する図面に基づいて詳細に述べる。尚、この説明に際し、全図にわたり、特に言及がない限り、共通する部分には共通する参照符号が付されている。また、図中、本実施形態の要素は必ずしもスケール通りに示されていない。また、各図面を見やすくするために、一部の符号及び形状が省略され得る。
<第1の実施形態>
図1は、斜め上側から見たときの、本実施形態における減圧装置100の一部の断面を含む全体構成を示す斜視図である。また、図2は、別の角度(斜め下側)から見たときの、減圧装置100の一部の断面を含む全体構成を示す斜視図である。なお、図1及び図2は、弁又は弁体(以下、総称して「弁体」ともいう)20が閉じているときの状態を示している。また、図3は、本実施形態における減圧装置100の平面図である。
また、図4は、本実施形態における減圧装置100の、弁体20が閉じているときの断面図である。また、図5は、弁体20が閉じているときの減圧装置100に対して、防災機器500(又は図12に示す防災設備510、以下同じ。)のガス供給源110から供給側ガスの圧力が与えられているときの、減圧装置100及び、防災機器500又は防災設備510の断面図である。加えて、図6は、図5における減圧装置100の一部拡大断面図である。
図1乃至図6に示すように、本実施形態における減圧装置100は、弁箱10、押圧用ガス導入部50、密閉部70、放出部80、及び弁体20を備えている。
より詳しく説明すると、弁箱10は、主に供給側開口部12から供給側流路12aまでのガス流路と、弁体20の摺動用空間における弁座との役割を担っている。また、押圧用ガス導入部50は、主に、弁体20の摺動用空間における押圧用ガスの圧力の加圧側領域52aの役割を担っている。また、密閉部70は、弁体20の摺動用空間における押圧用ガスの圧力の加圧側とは反対側の領域72の役割を担っている。また、放出部80は、放出口側流路14a,14bから放出側開口部14までのガス流路の役割を担っている。
本実施形態においては、弁箱10と、押圧用ガス導入部50、密閉部70、及び放出部80とは、それぞれ、複数のシール材62a,62b,62cとともに、気密に螺合することにより一体化されている。
<弁体20が閉じられている状態の説明>
上述のとおり、減圧装置100は、供給側開口部12から、供給側流路12a及び放出口側流路14a,14bを経て、放出側開口部14に至るまでのガス流路を備えている。従って、減圧装置100は、弁体20を用いることにより、ガス(例えば、窒素ガス、二酸化炭素、及びハロゲンガスの群から選択される少なくとも一種の消火用の不活性ガス)を流通させる、又は該ガスの流通を遮断することができる。
ここで、本実施形態の弁体20は、複数の薄肉部23,25と、複数の厚肉部24,26と、後述する非貫通孔を有するばね収容部27とを備えている。より具体的には、弁体20は、薄肉部25を挟むように第1厚肉部24と第2厚肉部26とを有し、薄肉部23を挟むように第3厚肉部22と第1厚肉部24とを有している。また、第1厚肉部24と第2厚肉部26とは、供給側流路12aと放出口側流路14a,14bとの間を遮断するためのシール材(代表的には、Oリング)66,68を配置するための円周状の凹部24a,26aを備えている。同様に、第3厚肉部22は、後で詳述する押圧用ガス導入部50と弁体20との間をシールするためのシール材(代表的には、Oリング)64を配置するための円周状の凹部22aを備えている。
弁座を担う弁箱10は、シール材(代表的には、Oリング)66,68を介して弁体20における第1厚肉部24及び第2厚肉部26と密着することによって弁体20が閉じられるため、該ガス流路のうち、供給側流路12aと放出口側流路14a,14bとの間の該ガスの流通が遮断される。従って、弁体20が閉じられているとき、換言すれば、ガス流路がシール材66,68によって閉じられているときは、供給側の該ガスが放出側開口部14から放出されることはない。
また、図5及び図6に示すように、弁体20が閉じられている状態においては、防災機器500又は防災設備510のガス供給源(例えば、ガスボンベ又はガス貯蔵部)110から圧力P0(例えば、約15MPa~約30MPa)の該ガスが供給側開口部12を介して減圧装置100に供給されているときに、第1厚肉部24と第2厚肉部26とに対して供給側の該ガスの圧力P0が、少なくとも、弁体20の摺動方向と略平行に加えられる。
具体的には、図6に示すように、弁体20が閉じられているときは、弁体20が薄肉部23を有しているため、第1厚肉部24における供給側流路12aに面した側面24bと、第2厚肉部26における供給側流路12aに面した側面26bとに対して、該ガスの圧力P0が弁体20の摺動方向と略平行に加えられる。その結果、供給側ガスのガス圧力P0は、弁体20の摺動方向の一方側(例えば、第1厚肉部24側)と他方側(例えば、第2厚肉部26側)に対して、同じ圧力が加えられることになる。
ここで、弁体20の摺動方向の一方側と他方側とに対して同じ圧力が加えられることは、該摺動方向に弁体20が移動するために加えられる後述する押圧用ガス圧力(P1)の加圧側の第1厚肉部24における、該供給側ガスに接することができる第1面積(すなわち、側面24bの面積)が、その加圧側とは反対側の第2厚肉部26における、該供給側ガスに接することができる第2面積(すなわち、側面26bの面積)と同一又は略同一であれば、ガス供給源110の圧力P0と後述する押圧用ガス圧力(P1)との差を実質的に無視することができるという効果が奏される。これは、弁体20の摺動方向の一方側(例えば、第1厚肉部24側)と他方側(例えば、第2厚肉部26側)に対して、同じ又は略同じ力が加わることによって実質的に打ち消し合うことになるためである。従って、本実施形態においては、仮に、ガス供給源110の圧力P0が後述する押圧用ガス圧力(P1)よりも格段に高い場合であっても、ガス供給源110の圧力P0と押圧用ガス圧力(P1)との差は、弁体20の摺動に対して実質的に影響しないことになる。
また、図6に示すように、本実施形態においては、弁箱10における、弁体20に近い側の供給側流路12aの端部に凹部10aが円周状に設けられている。そのため、弁体20が摺動するときに、シール材66が弁箱10と接触することによる劣化を確度高く防止又は抑制し得る。同様に、本実施形態においては、密閉部70における、押圧用ガス圧力の加圧側とは反対側の領域72の端部に凹部74が円周状に設けられている。そのため、弁体20が摺動するときに、シール材68が密閉部70と接触することによる劣化を確度高く防止又は抑制し得る。
ところで、本実施形態においては、弁体20は、非貫通孔を有するばね収容部27に収容されたばね40によって、弁体20が閉じる方向に付勢されている。より具体的には、弁体20は、該押圧用ガス圧力(P1)のガスによって弁体20が開く方向に摺動することを阻害しない程度のばね定数を有する、弾性体の一例としてのばね40によって、弁体20が閉じる方向に付勢されている。すなわち、本実施形態のばね40は、弾性体の付勢力によって弁体20を制動し得る制動手段としての役割を果たす。その結果、該押圧用ガス圧力(P1)のガスが与えられていないときは、上述のばね40によって、弁体20が開く方向に摺動することが確度高く防止又は抑止され得る。なお、本実施形態においては、弾性体がばね40であったが、ばね40の代わりに他の公知の弾性体(ゴム等)が採用された場合であっても、本実施形態の効果と同等の効果が奏され得る。
しかしながら、本実施形態においては、より確度高く、弁体20が開く方向に摺動することを防止又は抑止するために、次の工夫が施されている。
具体的には、図6に示すように、本実施形態の弁体20における第1厚肉部24の外径Lは、第2厚肉部26の外径Lよりも約0.1mm~約0.2mm長い。そのため、該摺動方向に弁体20が移動するために加えられる押圧用ガス圧力(P1)の加圧側の第1厚肉部24における、該供給側ガスに接することができる第1面積(すなわち、側面24bの面積)が、その加圧側とは反対側の第2厚肉部26における、該供給側ガスに接することができる第2面積(すなわち、側面26bの面積)よりも大きい。
その結果、供給側ガスのガス圧力P0が、側面24bと側面26bとに対して同じ圧力が加えられたとしても、面積の広い側面24bに加わる力が側面26bに加わる力よりも強くなるため、該押圧用ガス圧力(P1)のガスが与えられていないときは、より確度高く、弁体20が開く方向に摺動することを防止又は抑止することができる。
なお、上述の第1面積と第2面積との差は、弁体20は、該押圧用ガス圧力(P1)のガスによって弁体20が開く方向に摺動することを阻害しない程度に、適宜設定され得る。
ところで、本実施形態の変形例の一態様においては、上述の第1面積(すなわち、側面24bの面積)が、上述の第2面積(すなわち、側面26bの面積)と同じであってもよい。そのような場合であっても、該押圧用ガス圧力(P1)のガスが与えられていないときは、上述のばね40によって、弁体20が開く方向に摺動することが防止又は抑止され得る。加えて、そのような場合であっても、第1の実施形態の少なくとも一部の効果が奏され得る。
<弁体20が開いている状態の説明>
図7は、本実施形態における減圧装置100の、弁体20が開いているときの断面図である。また、図8は、弁体20が開いているときの減圧装置100に対して押圧用ガス圧力のガスが与えられているときの、本実施形態における、防災機器500又は防災設備510の断面図である。加えて、図9は、図8における減圧装置100の一部拡大断面図である。
本実施形態においては、図8に示すように、供給側のガスを放出側開口部14から放出するために、防災機器500又は防災設備510のガス供給源110から圧力P0の該ガスが供給側開口部12を介して減圧装置100に供給されている状態で押圧用ガスが導入される。
具体的には、弁体20を開けるとき、換言すれば、ガス流路がシール材66,68によって閉じられないようにするときは、図7に示すように、図示しない系外のガス供給源を用いて、押圧用ガス導入部50の押圧用ガス導入用開口部52からガス圧力(P1)の押圧用ガスが導入される。そうすると、弁体20が摺動(図8の紙面右側に移動)することにより、シール材66,68を介して弁箱10と弁体20(第1厚肉部24及び第2厚肉部26)との密着状態が失われる。その結果、弁体20が開いて、供給側流路12aと放出口側流路14a,14bとの間が連通するため、供給側のガスを放出側開口部14から放出することができる。このとき、薄肉部23,25は、ガス流路の一部32,34を構成する。
ここで、本実施形態の減圧装置100において、摺動方向に弁体20が移動するために加えられた押圧用ガスの圧力の加圧側に対して反対側の密閉部70は、弁体20が閉じられているときに弁体20が担う面を除いて密閉空間である押圧用ガスの圧力の加圧側とは反対側の領域72が形成されている。一方、弁体20が開いて、供給側流路12aと放出口側流路14a,14bとの間が連通しているとき、図9に示すように、弁体20の一部を収容するとともに該密閉空間内に供給側ガスSが到達するように、該密閉空間と弁体20との間に隙間(例えば、1mm~3mm)が設けられている。
そうすると、供給側ガスの圧力(P0)が押圧用ガス圧力(P1)に対して十分に高い場合は、上述の隙間に供給側ガスSが導入されることによって、図9に示すように、供給側ガスSが弁体20を閉じる方向に力を加えることになる。その結果、弁体20が摺動することになるため、図9に示す供給側ガスSの圧力(P2)が、押圧用ガス圧力(P1)と釣り合う圧力となる状態で摺動用空間における弁体20の位置、換言すれば、弁体20の開き具合が定まることになる。なお、図示しないが、このとき、弁体20が摺動することによって形成されるガス流路の一部32,34により、押圧用ガス圧力(P1)に抗する方向に、供給側ガスSの圧力(P2)が第3厚肉部22に対しても加わることになる。その結果、放出側ガスのガス圧力が供給側ガスSの圧力(P2)と同じ圧力となり、ガス圧力(P2)の該ガスが放出側開口部14から放出されることになる。
図10は、弁が開いているときの減圧装置100、防災機器500又は防災設備510における、6MPaの押圧用ガス圧力(P1)のガスが与えられた場合の、供給側ガスの圧力(P0)と放出側ガスの圧力(P2)との関係を示すグラフである。
図10に示すように、供給側ガスの圧力(P0)が6MPa以上であれば、供給側ガスの圧力(P0)が、6MPaである押圧用ガス圧力(P1)と釣り合う圧力となる状態で摺動用空間における弁体20の開き具合が定まることになる。そのため、供給側ガスの圧力(P0)が押圧用ガス圧力(P1)以上の圧力となっている場合であっても、放出側ガスの圧力(P2)は、押圧用ガス圧力(P1)である6MPaの圧力を維持する、換言すれば、押圧用ガス圧力(P1)を超える圧力にはならないことになる。一方、供給側ガスの圧力(P0)が6MPa未満であれば、弁体20は開放状態となるため、供給側ガスの圧力(P0)が放出側ガスの圧力(P2)と一致することになる。
また、本実施形態の減圧装置100の優れた操作性を示す他の例を説明する。図11は、減圧装置100を用いて防災機器500又は防災設備510のガスの供給源を、機械的手段により充填しているときの防災機器500又は防災設備510の断面図である。
図11に示すように、減圧装置100を用いることにより、押圧用ガス導入部50の押圧用ガス導入用開口部52の側から、例えば、図11に示すように、押圧用ガス導入用開口部52から挿し込まれた外筒94と外筒94内を摺動可能な押込部92とからなる押込み器具90を用いて弁体20が機械的に押されることによって、弁体20を開くことができる。その結果、防災機器500又は防災設備510のガスの供給源を充填する際に、非常に簡便に、外部から機械的に弁体を移動させることができる点は、特筆に値する。
上述のとおり、供給側ガスの圧力(P0)を弁体20の移動と停止に対して直接的に寄与させ得る構造を採用することにより、減圧装置100は、弁体20が開いて供給側流路12aと放出口側流路14a,14bとの間が連通したときに、該ガスを、供給側の当初のガスの流れと略直交する方向に向きを変えることなく放出させることができる。また、簡素な構造と確度の高い弁体の働きが実現されるとともに、操作性に優れた減圧装置100及び防災機器500又は防災設備510が提供され得る。
<第2の実施形態>
図12は、本実施形態における防災設備510の他の一例を示す構成図である。なお、第1の実施形態と重複する説明は省略され得る。
本実施形態における防災設備510は、7つの窒素を収容するガス供給源(例えば、ガスボンベ又はガス貯蔵部)110及び減圧装置100、1つの定圧ガス容器83、4つの選択弁85、5つの不環弁81、3つの切替弁82、並びに、4つのCO起動装置87及びソレノイド89を備えている。なお、図面を見やすくするために、構成の全てに符号がふされていない。
図12に示す防災設備510によれば、ある区画における火災時に、消火の対象となる該区画のソレノイド89を働かせることによって、CO起動装置87を用いて該区画の選択弁85を炭酸ガスの圧力で開くとともに、定圧ガス容器83を開放する。さらに、その設定された該ガスの圧力によって、ガス供給源110の一例である貯蔵容器の減圧装置100を備えた容器弁が開くことになる。そうすると、減圧装置100によって導入すべき所定の圧力にまで供給側のガスが減圧された後、図12の実線で示された該ガスが配管に供給される。その結果、所望の区画の図示しない噴射ヘッドからガスを放出することによって消火を行うことができる。
<第3の実施形態>
本実施形態においては、押圧用ガス圧力(P1)のガスが与えられる前と後において、次の(A1)及び(A2)を除いて、第1の実施形態と減圧装置100と同じである。従って、第1の実施形態と重複する説明は省略され得る。
(A1)弾性体の一例であるばね40の代わりに、着脱が可能かつ容易な制動手段710が設けられていること
(A2)第1の実施形態のシール材66,68と同じ役割を果たすシール材を配置するための弁箱10が備える凹部10b,10cが形成されていること
図13及び図15は、斜め上側から見たときの、本実施形態における減圧装置600の一部の断面を含む全体構成を示す斜視図である。また、図14及び図16は、減圧装置600の側面断面図である。加えて、図17は、図14における押圧用ガス導入用開口部52及び本実施形態の特徴の一つである制動手段710の近傍の一部拡大図であり、図18は、図16における押圧用ガス導入用開口部52及び本実施形態の特徴の一つである制動手段710の近傍の一部拡大図である。
より詳細には、図13、図14、及び図17は、第1の実施形態において説明した押圧用ガス圧力(P1)のガスが与えられる前(又は与えられた直後)の減圧装置600の弁体20及び制動手段710の状態を示す図である。一方、図15、図16、及び図18は、押圧用ガス圧力(P1)のガスが与えられた後、すなわち弁体20が移動した後の減圧装置600の弁体20及び制動手段710の状態を示す図である。なお、本実施形態の減圧装置600においては、弁体20が備える凹部22aにはシール材64が設けられ、弁箱10が備える凹部10b,10cには上述のシール材が設けられているが、図を見易くするために、図13乃至図16において、シール材64及び上述のシール材は描かれていない。また、図を見易くするために、構成の全てに符号がふされていない。
図13乃至図18に示すように、本実施形態の制動手段710は、制動手段本体部712と、制動手段本体部712の一端に設けられた突起部713と、制動手段本体部712の他端に設けられた螺合用の溝部714と、溝部714と螺合する保護キャップ718と、制動手段本体部712の外周に設けられたばね収容部716と、弁体20の移動方向に直交する向きに付勢し得る弾性体の一例としてのばね717とを備えている。
また、減圧装置600は、押圧用ガス導入用開口部52の近傍に形成された貫通孔52bと、弁体20の押圧用ガス導入用開口部52側の厚肉部(第3厚肉部22)に形成された凹部(非貫通孔)22bとを利用して、弁体20を一時的に制動し得る制動手段710を備えている。
具体的には、減圧装置600によれば、押圧用ガス圧力(P1)のガスが与えられる前においては、弁体20の移動領域(摺動領域)に到達する上述の貫通孔52bを利用して、弁体20の凹部22bと制動手段710の突起部713の少なくとも一部とが篏合することにより、弁体20が一時的に制動され得る。従って、弁体20の移動方向に直交する向きのばね717の付勢力によって、突起部713の少なくとも一部が弁体20の凹部22bに嵌入するため、弁体20の移動(図17の紙面右側への移動)が確度高く制限され得ることになる。
なお、図13乃至図18に示すように、弁体20の移動方向に直交する付勢力を有するばね717を収容するばね収容部716は、弁箱10と、例えば螺着によって着脱が可能である。その結果、減圧装置600によれば、例えば制動手段710の修理の際に、制動手段710を、弁体20の移動領域に影響を与えることなく弁箱10から脱離させることが可能となるため、第1の実施形態の減圧装置100と比較して、より容易、かつより安全に、制動手段710を脱離させることができる。
次に、制動手段710による弁体20の制御方法について説明する。
押圧用ガス圧力(P1)のガスが与えられると、図17及び図18に示すように、2つの経路、すなわちα方向とβ方向に向けてガスが導入される。そうすると、図18に示すように、α方向に導入されたガスは、貫通孔52bを経由して、ばね717の付勢力に抗して制動手段本体部712を弁体20から離れる方向に移動させる。その結果、突起部713が弁体20の凹部22bから離れることによって、弁体20がβ方向に移動可能となる。なお、制動手段710のばね717は、押圧用ガス圧力(P1)のガスによって突起部713が弁体20から離れることを阻害しない程度のばね定数、すなわち、弁体20が開く方向に摺動することを阻害しない程度のばね定数を有している。従って、押圧用ガス圧力(P1)のガスが与えられていないときは、ばね717によって、弁体20が開く方向に摺動することが確度高く防止又は抑止され得る。なお、本実施形態においては、弾性体がばね717であったが、ばね717の代わりに他の公知の弾性体(ゴム等)が採用された場合であっても、本実施形態の効果と同等の効果が奏され得る。
上述のとおり、本実施形態の減圧装置600は、第1の実施形態の減圧装置100よりも容易かつ安全に着脱可能な制動手段710を備えることにより、押圧用ガス圧力(P1)のガスが与えられていないときには弁体20の移動を防止又は抑止し、ガス供給源(例えば、ガスボンベ又はガス貯蔵部)のガスが放出側開口部14から放出されないようにすることを確度高く実現し得る。
また、本実施形態の減圧装置600においては、弁体20と弁箱10との間のシール材の一部の配置場所が、第1の実施形態の減圧装置100とは異なっている。具体的には、第1の実施形態のシール材66,68と同じ役割を果たすシール材を配置するための凹部10b,10cを弁箱10が備えている一方、弁体20の第1厚肉部24及び第2厚肉部26は凹部を備えていない。しかしながら、本実施形態の減圧装置600においても、第1の実施形態の減圧装置100と同等の、弁箱10と弁体20との間のシール性能を有し得る。
<第4の実施形態>
本実施形態の減圧装置800においては、押圧用ガス圧力(P1)のガスが与えられる前と後において、次の(B1)及び(B2)を除いて、第1の実施形態と減圧装置100と同じである。従って、第1乃至第3の実施形態と重複する説明は省略され得る。
(B1)弾性体の一例であるばね40の代わりに、着脱が可能かつ容易な制動手段710が設けられていること
(B2)第1の実施形態の、ガス圧力(P1)の押圧用ガスを導入する押圧用ガス導入用開口部52、供給側開口部12、及び放出側開口部14の相対的な位置関係が変更されていること
本実施形態においては、図19及び図20に示すように、供給側のガスを放出側開口部14から放出するために、図示しないガス供給源から圧力P0の該ガスが供給側開口部12を介して減圧装置100に供給されている状態で押圧用ガスが導入される。
具体的には、弁体20を開けるとき、換言すれば、ガス流路がシール材66(第1厚肉部24)によって閉じられないようにするときは、図20に示すように、図示しない系外のガス供給源を用いて、押圧用ガス導入部50の押圧用ガス導入用開口部52からガス圧力(P1)の押圧用ガスが導入される。
ここで、本実施形態の減圧装置800は、第3の実施形態の制動手段710が設けられていることから、ガス圧力(P1)の押圧用ガスは、第3の実施形態と同様に、ばね717の付勢力に抗して制動手段本体部712を弁体20から離れる方向に移動させる。その結果、突起部713が弁体20の凹部22bから離れることによって、弁体20の移動(図19の紙面下側への移動)が可能となる。
弁体20が摺動(図19の紙面下側に移動)することにより、シール材66,68を介して弁箱10と弁体20(第1厚肉部24及び第2厚肉部26)との密着状態が失われる。その結果、弁体20が開いて、供給側流路12aと放出口側流路14a,14bとの間が連通するため、供給側のガスを放出側開口部14から放出することができる。このとき、薄肉部25は、ガス流路の一部32を構成する。
なお、押圧用ガス圧力(P1)のガスが与えられる前においては、弁体20の移動領域(摺動領域)に到達する上述の貫通孔52bを利用して、弁体20の凹部22bと制動手段710の突起部713の少なくとも一部とが篏合することにより、弁体20が一時的に制動され得る。従って、弁体20の移動方向に直交する向きのばね717の付勢力によって、突起部713の少なくとも一部が弁体20の凹部22bに嵌入するため、弁体20の移動(図19の紙面下側への移動)が確度高く制限され得ることになる。本実施形態減圧装置800が採用された場合であっても、第1乃至第3の実施形態の効果と同様の効果が奏され得る。
以上述べたとおり、上述の各実施形態の開示は、それらの実施形態の説明のために記載したものであって、本発明を限定するために記載したものではない。加えて、各実施形態の他の組合せを含む本発明の範囲内に存在する変形例もまた、特許請求の範囲に含まれるものである。
本発明は、減圧装置、防災機器又は防災設備として広く利用され得る。
10 弁箱
10a,10b,10c,22a,22b,24a,26a 凹部
12 供給側開口部
12a 供給側流路
14 放出側開口部
14a,14b 放出口側流路
20 弁体
22 第3厚肉部
24 第1厚肉部
26 第2厚肉部
23,25 薄肉部
24b,26b 側面
27,716 ばね収容部
32,34 ガス流路の一部
40,717,923 ばね
50 押圧用ガス導入部
52 押圧用ガス導入用開口部
52a 押圧用ガス圧力の加圧側領域
52b 貫通孔
62a,62b,62c,64,66,68 シール材
70 密閉部
72 押圧用ガス圧力の加圧側とは反対側の領域
74 凹部
80 放出部
81 不環弁
82 切替弁
83 定圧ガス容器
85 選択弁
87 CO起動装置
89 ソレノイド
90 押込み器具
92 押込部
94 外筒
100,600,920 減圧装置
110 ガス供給源
500 防災機器
510 防災設備
710 制動手段
712 制動手段本体部
713 突起部
714 溝部
718 保護キャップ
921 ガス流路
921a ガス供給口
921b ガス出口側
922 流路弁
922a 周壁
922b 天部
922c 外天面
922d 内天面
925 ガス供給管

Claims (7)

  1. 摺動する弁によって開閉するガス流路を備え、
    前記弁は、薄肉部を挟むように第1厚肉部と第2厚肉部とを有するとともに、前記ガス流路が前記第1厚肉部と前記第2厚肉部とが備えるそれぞれのシール材によって閉じられているときに、前記第1厚肉部と前記第2厚肉部とに対して供給側ガスのガス圧力が少なくとも該摺動方向と略平行に加えられるように前記供給側ガスに接することができる該薄肉部を有し、
    前記弁が開いているときに、前記薄肉部が前記ガス流路の一部を構成する、
    減圧装置。
  2. 前記ガス流路が前記シール材によって閉じられているときに、
    前記摺動方向に前記弁が移動するために加えられる押圧用ガスの圧力の加圧側の前記第1厚肉部における、前記供給側ガスに接することができる第1面積が、前記加圧側とは反対側の前記第2厚肉部における、前記供給側ガスに接することができる第2面積よりも大きい、
    請求項1に記載の減圧装置。
  3. 前記押圧用ガスを導入する開口部側から前記弁が機械的に押されることによって、前記弁が開く、
    求項2に記載の減圧装置。
  4. 前記摺動方向に前記弁が移動するために加えられる押圧用ガスが与えられていないときに、弾性体の付勢力によって前記弁を制動し得る制動手段を備える、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の減圧装置。
  5. 前記押圧用ガスが与えられているときに、該押圧用ガスによって、前記付勢力に抗して前記制動手段を前記弁から脱離させることにより、前記弁を摺動可能にする、
    請求項4に記載の減圧装置。
  6. 前記弁が収容される弁箱の、該弁の摺動領域に到達する貫通孔を利用して、前記弾性体を備える前記制動手段が着脱可能である、
    請求項4又は請求項5に記載の減圧装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の減圧装置を備えた、
    防災機器又は防災設備。
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