JP7460232B1 - 折り畳み式電動スケーター - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドル軸と座部支持用支柱とを踏み板側へ折り畳むことが可能な折り畳み式電動スケーターにおいて、折り畳んだ状態でハンドル軸と座部支持用支柱との固定及び固定の解除を容易に行うことが可能な折り畳み式電動スケーターの提供を課題とする。【解決手段】ハンドル軸300の内側に、先端領域Pが軸状部材で構成される押圧部301を備え、軸状部材と嵌合する受部501を座部支持用支柱500の外側に備え、受部501は、軸状部材の通過を許容する複数個の凹部と軸状部材の通過を阻止する複数個の凸部とをおもて面の周方向に交互に備える回転フレームと、回転フレームを装着した状態において、軸状部材の押圧力を介して回転フレームを時計周りに所定量だけ回転可能とするロック機構部とを備える折り畳み式電動スケーター100である。【選択図】 図1

Description

本発明は、ハンドル軸と座部支持用支柱とをボード側へ折り畳むことが可能な折り畳み式電動スケーターに関する。
近年、新しい移動手段として、いわゆる電動スケーターや電動キックボードといった乗り物が各種開発されている。
この電動スケーターや電動キックボードは、2輪や3輪で構成される車輪付きの踏み台や座部支持用支柱などに電動モーターやバッテリーを搭載したもので、小型で小回りが利くと共に操作が簡単で、環境にも優しいことから、通勤や買い物等、日常的に使用できる新たな乗り物として注目されている。
このような電動スケーターや電動キックボードを示す従来技術として、例えば下記特許文献1がある。
実用新案登録第3232835号公報
上記特許文献1は、電動キックボードに関する考案で、バッテリー充電する際の煩雑さを軽減することができるというメリットがある。
このような従来の電動キックボードや電動スケーターのなかには、ハンドル軸と座部支持用支柱とを踏み板側へ折り畳むことが可能な折り畳み式のものがあるものの、折り畳んだ状態でハンドル軸と座部支持用支柱との固定及び固定の解除を容易且つ確実に行うことができるものがなかった。よって、ハンドル軸と座部支持用支柱とを折り畳んだ状態で運搬等する際に、ハンドル軸と座部支持用支柱との折り畳み状態が予期せぬタイミングで解除される可能性があることから、折り畳んだ状態でハンドル軸と座部支持用支柱との固定及び固定の解除を容易且つ確実に行うことができる電動スケーターや電動キックボードの開発が望まれるところであった。
そこで、本発明は上記従来における問題点を解決し、ハンドル軸と座部支持用支柱とを踏み板側へ折り畳むことが可能な折り畳み式電動スケーターにおいて、折り畳んだ状態でハンドル軸と座部支持用支柱との固定及び固定の解除を容易に行うことが可能な折り畳み式電動スケーターの提供を課題とする。
上記課題を達成するため、本発明の折り畳み式電動スケーターは、ハンドル軸と座部支持用支柱とを踏み板側へ折り畳むことが可能な折り畳み式電動スケーターであって、前記ハンドル軸の内側又は前記座部支持用支柱の外側に、先端領域が軸状部材で構成される押圧部を備え、前記軸状部材と嵌合する受部を前記座部支持用支柱の外側又は前記ハンドル軸の内側に備え、前記受部は、前記軸状部材の通過を許容する複数個の凹部と前記軸状部材の通過を阻止する複数個の凸部とをおもて面の周方向に交互に備える回転フレームと、前記回転フレームを装着した状態において、前記受部に嵌合された状態にある前記軸状部材の押圧力を介して前記回転フレームを時計周り又は反時計周りの何れか一方向に所定量だけ回転可能とするロック機構部とを備えることを第1の特徴としている。
また、本発明の折り畳み式電動スケーターは、上記第1の特徴に加えて、回転フレームは、円環状部材で構成され、ロック機構部は、回転フレームを外周に装着可能な所定厚みを有する略円形状の機構部本体を少なくとも備え、前記機構部本体は、押圧部を進退自在に受け入れ可能な切欠きを備えると共に、前記切欠き内に、前記押圧部により押圧される押圧力伝達部と、前記機構部本体の外周に突出し、前記機構部本体の外方に向けてバネ付勢される第1の係止用片を一端に備えると共に、他端が前記機構部本体内に固定され、且つ前記押圧力伝達部に押圧されることで前記他端を支点として前記第1の係止用片が前記機構部本体の外周上を所定範囲だけ円弧移動可能となる薄板状のスライド板と、前記スライド板を前記押圧力伝達部に向けてバネ付勢するバネとを備え、前記回転フレームは、その裏面に、前記スライド板の前記第1の係止用片と係止することで前記押圧力伝達部に押圧力が負荷された際に発動する前記スライド板の円弧移動に従動して回転フレームを所定量だけ回転可能とする複数個の係止用溝を回転フレームの周方向に所定間隔を空けて配設してあると共に、隣接する前記係止用溝の間には、前記第1の係止用片と係止することなく、隣接する前記係止用溝を連結する連結用溝を配設してあることを第2の特徴としている。
また、本発明の折り畳み式電動スケーターは、上記第2の特徴に加えて、スライド板の第1の係止用片が回転フレームに備える複数個の係止用溝のうちのいずれか一つの前記係止用溝と係止した状態において、残る前記係止用溝のうちのいずれか一つの係止用溝と係止して前記回転フレームの逆回転を阻止する第2の係止用片を機構部本体の外周に突出させて備えると共に、前記第2の係止用片は、前記機構部本体の外方に向けてバネ付勢されるものであることを第3の特徴としている。
また、本発明の折り畳み式電動スケーターは、上記第2又は第3の特徴に加えて、ロック機構部は、回転フレーム及び機構部本体を載置させるための基台を備え、前記基台は、回転フレームの外径と略同じ直径を有する薄板状の円形部材で構成されると共に、前記基台におけるスライド板が円弧運動を行う領域と重なる領域に、スライド板の他端を中心点とする円弧形状のスライド用溝をスライド板が円弧運動を行う円弧長さと略同じ長さ分設けてあり、前記スライド用溝に嵌合する突片を前記スライド板の裏面に設けてあることを第4の特徴としている。
上記第1の特徴による折り畳み式電動スケーターによれば、回転フレームを装着した状態において、受部に嵌合された状態にある軸状部材の押圧力を受部に負荷するだけで、回転フレームを時計周り又は反時計周りの何れか一方向に所定量だけ回転させることができる。よって、折り畳んだ状態におけるハンドル軸と座部支持用支柱との固定及び固定の解除を容易且つ迅速に行うことが可能な折り畳み式電動スケーターとすることできる。
従って、操作性、利便性の高い折り畳み式電動スケーターとすることできる。
また、上記第2の特徴による折り畳み式電動スケーターによれば、上記第1の特徴による作用効果に加えて、押圧部によって押圧力伝達部が押圧される毎に、回転フレームが時計周り又は反時計周りの何れか一方向に所定量だけ回転されることで、回転フレームの凹部が本体の切欠きと重なる位置に停止する場合と、回転フレームの凸部が本体の切欠きと重なる位置に停止する場合とを交互に繰り返す。これによって、回転フレームの凹部と本体の切欠きとが重なった場合においては押圧部が受部と離脱可能に嵌合し、ハンドル軸と前記座部支持用支柱との連結状態が解除可能となる。一方、回転フレームの凸部と本体の切欠きとが重なった場合においては押圧部が受部と離脱不能に嵌合し、ハンドル軸と座部支持用支柱との連結状態が維持可能となる。よって、押圧部によって受部を押圧するというわずかな動作を行うだけで、折り畳んだ状態におけるハンドル軸と座部支持用支柱との固定及び固定の解除を一段と容易且つ迅速、確実行うことが可能な折り畳み式電動スケーターとすることできる。
従って、一段と操作性、利便性の高い折り畳み式電動スケーターとすることできる。
また、上記第3の特徴による折り畳み式電動スケーターによれば、上記第2の特徴による作用効果に加えて、第2の係止用片を備えることで、回転フレームが逆回転することを一段と確実に阻止可能な受部とすることができる。
また、上記第4の特徴による折り畳み式電動スケーターによれば、上記第2又は第3の特徴による作用効果に加えて、基台にスライド用溝を備えることで、スライド板の円弧運動を一段と精度よく行うことができる。
本発明の実施形態に係る折り畳み式電動スケーターを示す図で、(a)は正面図、(b)は斜視図である。 本発明の実施形態に係る折り畳み式電動スケーターを示す図で、(a)は右側面図、(b)は折り畳んだ状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る押圧部の一部と受部を示す図で、(a)は受部の正面図、(b)は押圧部で受部を押圧する状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る受部を示す図で、(a)は受部の分解図、(b)は回転フレームの側面図、(c)は回転フレームの正面図である。 本発明の実施形態に係るロック機構部の分解図の一部を示す図である。 本発明の実施形態に係るロック機構部の動きを模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係る受部の動きを模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係る受部の動きを模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係る受部の動きを模式的に示す図である。
以下、各図面を参照して、本発明の実施形態に係る折り畳み式電動スケーターを説明し、本発明の理解に供する。しかし、以下の説明は特許請求の範囲に記載の本発明を限定するものではない。
まず、図1~図3を参照して、本発明の実施形態に係る折り畳み式電動スケーター100は、ハンドル200、ハンドル軸300、座部400、座部支持用支柱500、踏み板600、3つのタイヤ700を主に備え、座部支持用支柱500や踏み台600などに図示しない電動モーターやバッテリー等を搭載したいわゆる折り畳み式電動3輪スケーターである。
また、本実施形態における折り畳み式電動スケーター100は、折り畳み用レバー302を操作することでハンドル軸300を踏み台600側へと折り畳むことができ、また、折り畳み用レバー502を操作することで座部支持用支柱500を踏み台600側へと折り畳むことができる構成となっている。
また、座部400については、詳細には図示していないが、スライド板Sをスライド溝401に沿ってスライドさせることで座部400を座部支持用支柱500の内側に折り畳み収納できる構成となっている。
更に、本実施形態における折り畳み式電動スケーター100は、ハンドル軸300と、座部400を収納した状態にある座部支持用支柱500とを踏み板600側へと折り畳んだ後に、ハンドル軸300と座部支持用支柱500との固定及び固定の解除を容易に行うことができる構成となっている。
具体的には、図1、図2に示すように、ハンドル軸300の上方内側に押圧部301を備えると共に、座部支持用支柱500の下方外側に押圧部301と嵌合する受部501を備える。
そして、受部501に嵌合された状態にある押圧部301により受部501を押圧し、押圧部301が受部501と離脱不能に嵌合した状態においてはハンドル軸300と座部支持用支柱500とが固定される。一方、この受部501に嵌合された状態にある押圧部301により受部501を押圧し、押圧部301が受部501と離脱可能に嵌合した状態においてはハンドル軸300と座部支持用支柱500との固定が解除可能となる。
前記押圧301は、既述したように受部501を押圧するための部材である。本実施形態においては、図1、図2に示すように、先端領域Pが軸状部材で構成される押圧部301を用いる構成としてある。より具体的には、本実施形態においては図1、図2、図3(b)に示すように、全体が略コの字形状をなす平板状で、先端領域PがL字に屈曲された軸状部材で構成される金属製の部材で押圧部301を形成する構成としてある。
ここで「軸状部材」とは、受部501と嵌合可能な細長い部材を意味するもので、その形状は円筒形状、楕円形状、平板形状など、受部501と嵌合可能な形状であれば、如何なる形状であってもよい。
また、押圧部301の材質も金属製に限るものではなく、硬質の樹脂製など、一定の強度を確保できるものであれば如何なる素材を用いてもよいが、耐久性を考慮すれば鋼やステンレスなどの金属を用いることが望ましい。
前記受部501は、押圧部301の先端領域Pを構成する軸状部材と嵌合する部材である。
図3~図5に示すように、この受部501は、カバー1と、回転フレーム2と、ロック機構部3とで構成される。
前記カバー1は、ロック機構部3を覆い、ロック機構部3の損傷を防ぐと共に、ロック機構部3から回転フレーム2が離脱することを防止するための部材である。
本実施形態においては図3、図4(a)に示すように、カバー1として、上方中央部分に細長いコの字形状の切欠き1aを備える円形部材を用いる構成としてある。この切欠き1aは、押圧部301の先端領域Pを構成する軸状部材を進退自在に受け入れるために形成するものである。よって、切欠き1aの横幅は、押圧部301の先端領域Pを構成する軸状部材の横幅よりも大きい幅であることが必要である。
また、詳しくは図示していないが、切欠き1a部分を除くカバー1の外縁は、所定幅だけ裏面側へ略90度折り返されており、この折り返し部分で回転フレーム2から露出するロック機構部3の外周を覆う構成としてある。
なお、カバー1の材質は、一定の強度を備えるものであれば如何なる素材を用いてもよいが、耐久性を考慮すれば鋼やステンレスなどの金属を用いることが望ましい。
前記回転フレーム2は、押圧部301の先端領域Pを構成する軸状部材がロック機構部3を押圧することによって時計周り又は反時計周りの何れか一方向に所定量だけ回転され、これによってハンドル軸300と座部支持用支柱500との固定と、固定の解除とを可能とするための部材である。なお、本実施形態においては、押圧部301によって回転フレーム2は時計周りに所定量だけ回転されるものとし、以下の説明を行う。
この回転フレーム2は、図3、図4に示すように、押圧部301の先端領域Pを構成する軸状部材の通過を阻止する複数個の凸部2aと、押圧部301の先端領域Pを構成する軸状部材の通過を許容する複数個の凹部2bとをおもて面Eの周方向に交互に備える平板状の円環状の部材で形成される。
また、図4(c)に示すように、うら面Fには、ロック機構部3に備える第1の係止用片G1と係止することで回転フレーム2を所定量だけ回転可能とする複数個の係止用溝2cを回転フレーム2の周方向に所定間隔を空けて配設してある。加えて、隣接する係止用溝2cの間には、第1の係止用片G1と係止することなく、隣接する係止用溝2cを連結すると共に、第1の係止用片G1の移動通路を形成する連結用溝2dを配設してある。
具体的には、本実施形態においては図4(c)に示すように、同一形状、同一大きさで構成される第1の係止用溝2c1、第2の係止用溝2c2、第3の係止用溝2c3、第4の係止用溝2c4、第5の係止用溝2c5、第6の係止用溝2c6、第7の係止用溝2c7、第8の係止用溝2c8の8個の係止用溝を設ける構成としてある。
また、図4(c)に示すように、係止用溝2cの形状として、右側上方の端部がL字形状に内向きに屈曲されて連結用溝2dと連結されると共に、左側上方の端部が屈曲されることなく連結用溝2dと連結される形状としてある。また、連結用溝2dの形状として、係止用溝2cよりも幅が狭く、且つ係止用溝2cの右側上方の端部と連結される部分から係止用溝2cの左側上方の端部と連結される部分に向けて連結用溝2dの上下幅が幅広となる形状としてある。
また、図3、図4に示すように、凸部2aの横幅が本体1の切欠き1aの横幅よりも大きく、凹部2bの横幅が本体1の切欠き1aの横幅と略同一である構成としてある。
なお、回転フレーム2の材質は、一定の強度を備えるものであれば如何なる素材を用いてもよいが、耐久性を考慮すれば鋼やステンレスなどの金属を用いることが望ましく、製造コストを考慮すれば、カバー1と同一素材のものとすることが望ましい。
前記ロック機構部3は、受部501の土台を構成すると共に、回転フレーム2を装着した状態において、押圧部301の先端領域Pを構成する軸状部材の押圧力を介して回転フレーム2を時計周りに所定量だけ回転可能とする機構を備えるものである。
このロック機構部3は、基台4と、機構部本体5とで構成される。また、本実施形態においては図4、図5に示すように、ロック機構部3は全体として略円盤状の形状をなす。
前記基台4は、回転フレーム2及び機構部本体5を載置させるための土台を構成するものである。本実施形態においては図4、図5(c)に示すように、回転フレーム2の外径と略同じ直径を有する薄板状の金属製の円形部材で基台4を形成する構成としてある。
また、図5(c)に示すように、基台4における機構部本体5が備えるスライド板53が円弧運動を行う領域と重なる領域には、スライド板53の他端を中心点とする円弧形状のスライド用溝41をスライド板53が円弧運動を行う円弧長さと略同じ長さ分設けてある。
また、図5(c)に示すように、基台4における機構部本体5が備えるバネ54を固定するための略円弧形状の貫通孔で形成されるバネ固定用溝42を設けてある。
更に、機構部本体5を基台4に固定するための金属製の筒状部材で構成される固定具Mをかしめて固定するための円形の固定用貫通孔43と、機構部本体5を基台4に固定するねじNを固定するための円形のねじ挿通用貫通孔44を設けてある。
なお、基台4の材質は、一定の強度を備えるものであれば如何なる素材を用いてもよいが、耐久性を考慮すれば鋼やステンレスなどの金属を用いることが望ましい。
また、基台4の直径は適宜変更可能であるが、好適には4cm程度とすることが望ましい。
前記機構部本体5は、回転フレーム2を装着した状態において、押圧部301の先端領域Pを構成する軸状部材の押圧力を介して回転フレーム2を時計周りに所定量だけ回転可能とするためのものである。
この機構部本体5は、図4、図5に示すように、ケース51と、押圧力伝達部52と、スライド板53と、バネ54と、第2の係止用片用ホルダー55とで構成される。
なお、図5においては、説明の便宜上、図5(a)に示す全ての部材と、図5(b)の基台4及び基台4に関連する部材を除く全ての部材とについては、裏面側からみた形状を図示するものとする。
また、図5における破線は、破線で結ばれる相互の部材が嵌合、固定されることを示すものである。
前記ケース51は、機構部本体5を構成する各種部材を格納、固定するためのホルダーとなるものである。
このケース51は、所定の厚みを有する正面視略円形状の筒状の樹脂製部材で構成される。
また、図4に示すように、上部の中央に押圧部301の先端領域Pを構成する軸状部材を進退自在に受け入れ可能な切欠き51aを備える。よって、切欠き51aの横幅は、押圧部301の先端領域Pを構成する軸状部材の横幅よりも大きい幅であることが必要である。
また、ケース51の所定位置には、機構部本体5を構成する各種部材を嵌合させて固定するための円形の突片51bを複数(本実施形態においては2個)設けてある。
更に、機構部本体5を基台4に固定具Mを介してかしめて固定するための円形の貫通孔Hを複数(本実施形態においては3個)設けてある。
なお、ケース51の材質は、一定の強度を備えるものであれば如何なる素材を用いてもよいが、カバー1と回転フレーム2と外面が覆われることや軽量化、コスト面等を考慮すれば、樹脂材料を用いることが望ましい。
前記押圧力伝達部52は、押圧部301の先端領域Pを構成する軸状部材による押圧力をスライド板53に伝達させるための部材である。
本実施形態においては図3~図5(a)に示すように、押圧力伝達部52として、正面視における全体形状が略矩形状(略長方形状)である樹脂部材を用いる構成としてある。
また、押圧部301の先端領域Pと当接するおもて面の中央部分に略台形状の突片52aを設けてあり、うら面の中央部分にスライド板53を押圧する突片52bを設けてある。
前記スライド板53は、押圧部301の押圧力に従動して回転フレーム2を所定量だけ時計周りに回転させるための部材である。
本実施形態においては図5に示すように、このスライド板53は、スライド板本体53aと、第1の係止用片用ホルダー53bとで構成される。
前記スライド板本体53aは、スライド板53の骨格を形成すると共に、第1の係止用片用ホルダー53bを格納するための空間を形成するためのものである。
本実施形態においては図5に示すように、略矩形状(略長方形状)の金属製の薄板状部材でスライド板本体53aを形成してある。
より具体的には、一端に一対の対向する側壁Wによって形成される開口Qを備えると共に、他端にケース51の突片51aに嵌合する円形の貫通孔Hを備える金属製の薄板状部材でスライド板本体53aを形成してある。この開口Qは、一対の側壁Wをいわゆるスライド用レールとして第1の係止用片用ホルダー53bをスライド板本体53a内に受け入れるための入口を構成するものである。また、一対の対向する側壁Wは、一方の側壁Wが押圧力伝達部52によって押圧される押圧面となると共に、他方の側壁Wがバネ54の先端と当接する当接面となるものである。加えて、受け入れた第1の係止用片用ホルダー53bを支持するための支持用壁ともなるものである。
なお、本実施形態においては、一対の側壁Wとして、貫通孔H付近からスライド板本体53aの開口Q側の先端までに渡って形成される側壁Wと、開口Q側の先端近傍に形成される側壁Wとを備える構成としてある。より具体的には、略矩形状(略長方形状)の金属製の薄板状部材の長手方向の一対の辺からそれぞれ側壁Wを垂直に立設させる構成としてある。ここで、開口Q側の先端近傍に形成される側壁Wについては、スライド板本体53aをケース51に装着した状態において、少なくともバネ54の先端と当接するだけの長さが必要である。
また、開口Qの側には、スライド板本体53aの長手方向に所定長さだけ伸びる略矩形状(略長方形状)の貫通孔Hを形成してあると共に、この貫通孔Hの開口Qとは反対側の端部に第1の係止用片用ホルダー53bに設ける空洞部に嵌合する突片Tを設けてある。この突片Tは、第1の係止用片用ホルダー53bをスライド板本体53aに格納した際に、第1の係止用片用ホルダー53bに引っ掛かった状態となり、第1の係止用片用ホルダー53bがスライド板本体53aから抜け落ちないように制止するためのものである。
なお、スライド板本体53aを形成する素材としては、金属に限るものではなく、一定の強度を備えるものであれば如何なる素材を用いてもよいが、耐久性等を考慮すれば、鋼やステンレス等の金属を用いることが望ましい。
前記第1の係止用片用ホルダー53bは、回転フレーム2の係止用溝2cと係止する係止用片を保持するものである。
本実施形態においては図5に示すように、この第1の係止用片用ホルダー53bは、本体D1と、本体D1の内部に収納されるバネB1と、バネB1によって機構部本体5の外方にバネ付勢される第1の係止用片G1とで構成される。
前記本体D1は、スライド板本体53内に収納されると共に、内部に備える空洞部にバネB1を伸縮可能に格納するためのもので、略矩形状(略長方形状)の樹脂製部材で形成されている。
なお、本体D1を形成する素材としては、樹脂に限るものではなく、一定の強度を備えるものであれば適宜変更可能であるが、軽量化やコスト、製造効率等を考慮すればケース51と同様の樹脂材料を用いることが望ましい。
前記第1の係止用片G1は、その先端部分が回転フレーム2の係止用溝2cと係止して回転フレーム2を回転させるためのものである。
本実施形態においては、詳しくは図示していないが、先端部分が係止用溝2cと略同一形状、略同一大きさである略T字形状の樹脂製部材で第1の係止用片G1を形成する構成としてある。
また、第1の係止用片G1は、図4に示すように、先端部分が回転フレーム2の係止用溝2cと係止した際に、係止用溝2cと係止可能な向き、角度で本体D1に取り付けられている。
また、この第1の係止用片G1は、本体D1から先端部分が露出するように本体D1の内部に挿入されてバネB1によって機構部本体5の外方にバネ付勢されている。
更に、図5に簡略化して示すように、第1の係止用片G1のうら面には、基台4のスライド用溝41に嵌合してスライド用溝41に沿って移動する円形の突片Uを設けてある。
なお、図4(a)に示すように、第1の係止用片G1は、機構部本体5に装着した状態において機構部本体5の外周に突出するだけの形状、大きさを備えていることが必要である。
また、第1の係止用片G1を形成する素材としては、樹脂に限るものではなく、一定の強度を備えるものであれば適宜変更可能であるが、軽量化やコスト、製造効率等を考慮すればケース51、本体D1と同様の樹脂材料を用いることが望ましい。
このような構成からなるスライド板53は、スライド板本体53aの貫通孔Hがケース51の突片51aに嵌合されて固定され、押圧力伝達部52に押圧されることで、他端となる貫通孔Hを支点として第1の係止用片G1が機構部本体5の外周上を所定範囲だけ円弧移動可能となる。
前記バネ54は、スライド板53を押圧力伝達部52に向けてバネ付勢するためのものである。
本実施形態においては、バネ54としていわゆるねじりコイルバネを用い、一端を基台54のバネ固定用溝42に嵌合させて固定すると共に、他端をスライド板53のスライド板本体53aの側壁Wに当接させる構成としてある。
前記第2の係止用片用ホルダー55は、スライド板53の第1の係止用片G1が回転フレーム2に備える複数個の係止用溝2cのうちのいずれか一つの係止用溝2cと係止した状態において、残る係止用溝2cのうちのいずれか一つの係止用溝2cと係止して回転フレーム2の逆回転を阻止するためのものである。
この第2の係止用片用ホルダー55は、本体D2と、バネB2と、第2の係止用片G2とで構成される。
前記本体D2は、機構部本体5に嵌合固定されると共に、バネB2を伸縮可能に格納するためのもので、薄板状の樹脂製部材で形成されている。
また、本体D2の一部にはケース51に設ける突片51aと嵌合する円形の貫通孔Hを設けてある。また、外周に沿って切欠きKを備えると共に、この切欠きKから第2の係止用片G2を外方に延出させて設けてある。
更に、切欠きKと第2の係止用片G2との間に、第2の係止用片G2を機構部本体5の外方にバネ付勢する略U字形状の薄い板バネで構成されるバネB2を嵌合固定させてある。
なお図5(b)に示すように、本実施形態における本体D2は、スライド板本体53aを嵌合して固定するケース51の突片51aと同じ突片51aに嵌合して固定する構成としてある。
また、本体D2を形成する素材としては、樹脂に限るものではなく、一定の強度を備えるものであれば適宜変更可能であるが、軽量化やコスト、製造効率等を考慮すればケース51と同様の樹脂材料を用いることが望ましい。
前記第2の係止用片G2は、係止用溝2cと係止して回転フレーム2の逆回転を阻止するためのものである。
本実施形態においては、第1の係止用片G1及び係止用溝2cと略同一形状、略同一大きさ樹脂製部材で第2の係止用片G2を形成する構成としてある。
また、第2の係止用片G2は、図4に示すように、回転フレーム2の係止用溝2cと係止した際に、係止用溝2cと係止可能な向き、角度で本体D2に配置されている。
また、この第2の係止用片G2は、既述したように、バネB2によって機構部本体5の外方にバネ付勢されている。
なお、図4(a)に示すように、第2の係止用片G2は、機構部本体5に装着した状態において機構部本体5の外周に突出するだけの形状、大きさを備えていることが必要である。
また、第2の係止用片G2を形成する素材としては、樹脂に限るものではなく、一定の強度を備えるものであれば適宜変更可能であるが、軽量化やコスト、製造効率等を考慮すればケース51、本体D1、第1の係止用片G1と同様の樹脂材料を用いることが望ましい。
このような本発明の実施形態に係る受部501は、機構部本体5の各部材をケース51に組付けた状態において、バネ54を基台4に固定すると共に、機構部本体5を基台4に固定し、その後回転フレーム2の係止用溝2cを第1の係止用片G1及び第2の係止用片G2に係止させた状態にて回転フレーム2をロック機構部3に装着すると共に、カバー1をロック機構部3に装着することで形成することができる。
次に、図6を参照して、このような構成からなる受部501が押圧部301によって押圧された際の基本的な動きを説明する。
なお、図6においては説明の便宜上、本来破線で示す部材も実線で示すものとする。
まず図6(a)を参照して、押圧部301を黒塗り矢印方向へ押圧することで押圧力伝達部52が下方に押圧される。これにより、図6(b)に示すように押圧力伝達部52によってスライド板53が破線で示す押圧力が負荷されていないときの位置から所定量だけスライド板本体53aの貫通孔Wの中心点を支点Cとして時計周りに円弧移動される。この際、スライド板53はスライド用溝41に沿ってバネ54の付勢力に抗して円弧移動される。
その後、図6(b)に黒塗り矢印で示すように押圧部301による押圧を解除することで、図6(c)に示すように、バネ54の復帰力によってスライド板53が破線で示す位置から所定量だけスライド用溝41に沿って反時計周りに円弧移動されて最初の位置に復帰する。また、押圧力伝達部52もバネ54の復帰力によって破線で示す位置から上方に移動されて最初の位置に復帰する。
次に、図7~図9を参照して、このような構成からなる受部501が押圧部301によって押圧された際の回転フレーム2の動きをさらに説明する。
なお、図7、図8においては説明の便宜上、本来破線で示す部材も実線で示すものとする。また、図7(b)、図8(b)、図8(c)においては押圧部301の図示を省略するものとする。
まず図7(a)を参照して、回転フレーム2の凹部がカバー1の切欠き1a及びケース51の切欠き51aと重なる位置にある状態、つまり押圧部301を受部501に離脱可能に嵌合できる状態において、押圧部301を図7(a)の左側の図に黒塗り矢印で示す方向へ移動させることで、押圧力伝達部52が下方に押圧される。これにより、図7(b)に示すように押圧力伝達部52によってスライド板53が円弧運動を開始する。この際、スライド板53の第1の係止用片G1は回転フレーム2の裏面に設けてある係止用溝2cのうち、第3の係止用溝2c3と係止していることから、図7(b)に示すように第1の係止用片G1によって回転フレーム2が所定量だけ時計周りに回転を開始する。
また、回転フレーム2の回転に伴って、第2の係止用片G2が、第7の係止用溝2c7と係止している状態から、第7の係止用溝2c7と第6の係止用溝2c6とを連結する連結用溝2dと接する状態へと変化させられる。この際、連結用溝2dは第2の係止用片G2よりも幅が狭いことから、第2の係用片G2は連結用溝2dと接する際に機構部本体5の内側に押圧された状態で接することとなる。
その後、押圧部301の押圧力によって押圧力伝達部52が最下段まで押圧されることにより、図8(a)に示すように、スライド板53の円弧運動が停止すると共に、第1の係止用片G1による回転フレーム2の回転も停止される。この際、第3の係止用溝2c3は、元々第4の係止用溝2c4があった位置まで回転された状態となる。
また、第2の係止用片G2は、第6の係止用溝2c6と係止した状態となる。
更に、図8(a)に示すように、回転フレーム2の凸部2aがカバー1の切欠き1a及びケース51の切欠き51aと重なる位置に移動した状態となる。つまり押圧部301が受部501と離脱不能に嵌合した状態となっている。
そして、図8(b)の左側の図において黒塗り矢印で示すように、押圧部301による押圧力伝達部52の押圧力が解除されることで、スライド板53はバネ54の復帰力によって元の位置まで戻る移動を開始する。この際、スライド板53の第1の係止用片G1は回転フレーム2の裏面に設けてある係止用溝2cのうち、第3の係止用溝2c3から連結用溝2dを通って第2の係止用溝2c2へと反時計周りに円弧移動を開始する。なお、連結用溝2dは第1の係止用片G1よりも幅が狭いことから、第1の係用片G1は連結用溝2dを通過する際に機構部本体5の内側に押圧された状態で移動することとなる。
そして、図8(c)に示すように、スライド板53がバネ54の復帰力によって元の位置まで戻ることで、第1の係止用片G1は第2の係止用溝2c2と係止する。
この状態において、図8(c)に示すように、依然として回転フレーム2の凸部2aがカバー1の切欠き1a及びケース51の切欠き51aと重なる位置に移動した状態となっている。つまり押圧部301が受部501と離脱不能に嵌合した状態となっている。
以上により、回転フレーム2の凹部がカバー1の切欠き1a及びケース51の切欠き51aと重なる位置にある状態、つまり押圧部301を受部501に離脱可能に嵌合できる状態から、回転フレーム2の凸部2aがカバー1の切欠き1a及びケース51の切欠き51aと重なる位置に移動した状態、つまり押圧部301が受部501と離脱不能に嵌合した状態までの動作が完結する。
この後においては、図9に示すように、押圧部301を押圧する毎に、上記と同様の動作によって、押圧部301を受部501に離脱可能に嵌合できる状態と、押圧部301が受部501と離脱不能に嵌合した状態とを繰り返す事が可能となる。
以上の構成からなる本発明の実施形態に係る折り畳み式電動スケーター100は以下の効果を奏する。
押圧部301によって押圧力伝達部52が押圧される毎に、回転フレーム2が時計周りに所定量だけ回転されることで、回転フレーム2の凹部2bがカバー1の切欠き1a及びケース51の切欠き51aと重なる位置に停止する場合と、回転フレーム2の凸部2aがカバー1の切欠き1a及びケース51の切欠き51aと重なる位置に停止する場合とを交互に繰り返す。これによって、回転フレーム2の凹部2bとカバー1の切欠き1a及びケース51の切欠き51aとが重なった場合においては押圧部301が受部501と離脱可能に嵌合し、ハンドル軸300と座部支持用支柱500との連結状態が解除可能となる。つまり、ハンドル軸300、座部支持用支柱500の折り畳み状態が解除可能となる。
一方、回転フレーム2の凸部2aとカバー1の切欠き1a及びケース51の切欠き51aの切欠きとが重なった場合においては押圧部301が受部501と離脱不能に嵌合し、ハンドル軸300と座部支持用支柱500との連結状態が維持可能となる。つまり、ハンドル軸300、座部支持用支柱500の折り畳み状態が解除不能となり、折り畳まれた状態にあるハンドル軸300が折り畳まれた状態にある座部支持用支柱500に固定された状態となる。
よって、押圧部301を押圧するというわずかな動作を行うだけで、折り畳んだ状態におけるハンドル軸300と座部支持用支柱500との固定及び固定の解除を容易且つ迅速、確実行うことが可能な折り畳み式電動スケーター100とすることできる。
従って、操作性、利便性の高い折り畳み式電動スケーター100とすることできる。
また、第1の係止用片G1及び第2の係止用片G2をともに機構部本体5の外方にバネ付勢させると共に、スライド用溝2cと略同一形状、同一大きさとし、更に係止用溝2cと係止可能な向き、角度で配置すると共に、連結用溝2dの幅を係止用溝2cの幅よりも幅狭とすることで、回転フレーム2を回転させるだけで、第1の係止用片G1及び第2の係止用片G2を所望の係止用溝2cに容易且つ確実に係止させることができる。
よって、操作性に優れた受部501とすることができる。
また、スライド板本体53aに一対の側壁Wを備えることで、第1の係止用片用ホルダー53bをスライド板本体53a内にスライド移動させるだけでスライド板本体53aを容易且つ確実に第1の係止用片用ホルダー53bに受け入れることができる。また、略矩形状(略長方形状)の金属製の薄板状部材の長手方向の一対の辺からそれぞれ側壁Wを垂直に立設させる構成とすることで、簡易な構成でありながら、一方の側壁Wを押圧力伝達部52によって押圧される押圧面とすることができると共に、他方の側壁Wをバネ54の先端と当接する当接面とすることができる。加えて、受け入れた第1の係止用片用ホルダー53bを支持するための支持用壁としても利用することができる。
また、スライド板本体53aに突片Tを設けることで、スライド板本体53aに第1の係止用片用ホルダー53bを格納した際に、第1の係止用片用ホルダー53bに突片Tが引っ掛かった状態となり、第1の係止用片用ホルダー53bがスライド板本体53aから抜け落ちることを効果的に防止することができる。
また、ロック機構部3に第2の係止用片G2を備えることで、回転フレーム2が逆回転することを一段と確実に阻止可能な受部501とすることができる。
更に、第2の係止用片G2を備える本体D2を、スライド板本体53aを嵌合して固定するケース51の突片51aと同じ突片51aに嵌合して固定する構成とすることで、ケース51に設ける突片51aの総数を抑えることができ、省コスト化を実現できると共に、ケース51に配置する各部品を効率よく配置できることで、ケース51の小型化を実現できる。
また、基台4にスライド用溝41を備えることで、スライド板53の円弧運動を一段と精度よく行うことができる。
なお、係止用溝2c、第1の係止用片G1、第2の係止用片G2の形状、大きさ、数などは本実施形態のものに限るものではなく、係止用溝2cと第1の係止用片G1及び第2の係止用片G2とが係止できるものであれば、受部501の大きさや形状に合わせて適宜変更可能である。
また、本発明の実施形態においては、受部501を構成するカバー1、回転フレーム2、ロック機構部3の外形形状を円形とする構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではない。例えば、カバー、回転フレーム、ロック機構部の少なくとも何れか1つの外形形状を方形(四角形)としてもよいし、方形以外の他の形状としてもよい。つまり、回転フレームを装着した状態において、受部に嵌合された状態にある軸状部材(押圧部)の押圧力を介して回転フレームを時計周り又は反時計回りの何れか一方向に所定量だけ回転可能とする構造を備えるものであれば、受部を構成するカバー、回転フレーム、ロック機構部の外形形状は如何なる形状としてもよい。
また、本発明の実施形態における受部501は時計回りと同じ方向に回転フレーム2が回転する構成としたが、これとは逆に回転フレーム2が反時計回りに回転する構成としてもよい。
また、本発明の実施形態においては、ハンドル軸300に押圧部301を設けると共に、座部支持用支柱500に受部501を設ける構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、ハンドル軸に受部を設け、座部支持用支柱に押圧部を設ける構成としてもよい。
また、本発明の実施形態においては、折り畳み式電動スケーターとして、3輪タイプのものを用いる構成としたが、2輪タイプのものを用いる構成としてもよい。
本発明によれば、ハンドル軸と座部支持用支柱とを踏み板側へ折り畳むことが可能な折り畳み式電動スケーターにおいて、折り畳んだ状態でハンドル軸と座部支持用支柱との固定及び固定の解除を容易に行うことができることから、折り畳み式電動スケーターの分野における産業上の利用性が高い。
1 カバー
1a 切欠き
2 回転フレーム
2a 凸部
2b 凹部
2c 係止用溝
2c1 第1の係止用溝
2c2 第2の係止用溝
2c3 第3の係止用溝
2c4 第4の係止用溝
2c5 第5の係止用溝
2c6 第6の係止用溝
2c7 第7の係止用溝
2c8 第8の係止用溝
2d 連結用溝
3 ロック機構部
4 基台
5 機構部本体
41 スライド用溝
42 バネ固定用溝
43 固定用貫通孔
44 ねじ挿通用貫通孔
51 ケース
51a 切欠き
51b 突片
52 押圧力伝達部
52a 突片
52b 突片
53 スライド板
53a スライド板本体
53b 第1の係止用片用ホルダー
54 バネ
55 第2の係止用片用ホルダー
100 折り畳み式電動スケーター
200 ハンドル
300 ハンドル軸
301 押圧部
302 折り畳み用レバー
400 座部
401 スライド溝
500 座部支持用支柱
501 受部
502 折り畳み用レバー
600 踏み板
700 タイヤ
B1 バネ
B2 バネ
C 支点
D1 本体
D2 本体
E おもて面
F うら面
G1 第1の係止用片
G2 第2の係止用片
H 貫通孔
K 切欠き
M 固定具
N ねじ
P 先端領域
Q 開口
S スライド板
T 突片
U 突片
W 側壁

Claims (4)

  1. ハンドル軸と座部支持用支柱とを踏み板側へ折り畳むことが可能な折り畳み式電動スケーターであって、前記ハンドル軸の内側又は前記座部支持用支柱の外側に、先端領域が軸状部材で構成される押圧部を備え、前記軸状部材と嵌合する受部を前記座部支持用支柱の外側又は前記ハンドル軸の内側に備え、前記受部は、前記軸状部材の通過を許容する複数個の凹部と前記軸状部材の通過を阻止する複数個の凸部とをおもて面の周方向に交互に備える回転フレームと、前記回転フレームを装着した状態において、前記受部に嵌合された状態にある前記軸状部材の押圧力を介して前記回転フレームを時計周り又は反時計周りの何れか一方向に所定量だけ回転可能とするロック機構部とを備えることを特徴とする折り畳み式電動スケーター。
  2. 回転フレームは、円環状部材で構成され、ロック機構部は、回転フレームを外周に装着可能な所定厚みを有する略円形状の機構部本体を少なくとも備え、前記機構部本体は、押圧部を進退自在に受け入れ可能な切欠きを備えると共に、前記切欠き内に、前記押圧部により押圧される押圧力伝達部と、前記機構部本体の外周に突出し、前記機構部本体の外方に向けてバネ付勢される第1の係止用片を一端に備えると共に、他端が前記機構部本体内に固定され、且つ前記押圧力伝達部に押圧されることで前記他端を支点として前記第1の係止用片が前記機構部本体の外周上を所定範囲だけ円弧移動可能となる薄板状のスライド板と、前記スライド板を前記押圧力伝達部に向けてバネ付勢するバネとを備え、前記回転フレームは、その裏面に、前記スライド板の前記第1の係止用片と係止することで前記押圧力伝達部に押圧力が負荷された際に発動する前記スライド板の円弧移動に従動して回転フレームを所定量だけ回転可能とする複数個の係止用溝を回転フレームの周方向に所定間隔を空けて配設してあると共に、隣接する前記係止用溝の間には、前記第1の係止用片と係止することなく、隣接する前記係止用溝を連結する連結用溝を配設してあることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式電動スケーター。
  3. スライド板の第1の係止用片が回転フレームに備える複数個の係止用溝のうちのいずれか一つの前記係止用溝と係止した状態において、残る前記係止用溝のうちのいずれか一つの係止用溝と係止して前記回転フレームの逆回転を阻止する第2の係止用片を機構部本体の外周に突出させて備えると共に、前記第2の係止用片は、前記機構部本体の外方に向けてバネ付勢されるものであることを特徴とする請求項2に記載の折り畳み式電動スケーター。
  4. ロック機構部は、回転フレーム及び機構部本体を載置させるための基台を備え、前記基台は、回転フレームの外径と略同じ直径を有する薄板状の円形部材で構成されると共に、前記基台におけるスライド板が円弧運動を行う領域と重なる領域に、スライド板の他端を中心点とする円弧形状のスライド用溝をスライド板が円弧運動を行う円弧長さと略同じ長さ分設けてあり、前記スライド用溝に嵌合する突片を前記スライド板の裏面に設けてあることを特徴とする請求項2又は3に記載の折り畳み式電動スケーター。
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