JP7459501B2 - ショーケース - Google Patents

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Description

本発明は、ケース本体の内部に商品を載置するための商品載置棚を備えたショーケースに関するものである。
従来、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗では、販売商品を商品載置棚に載置させた状態でケース本体の内部に収納するようにしたショーケースが多く適用されている。商品載置棚は、例えば左右一対のブラケット部材の間に棚板を支持させることによって構成されたものである。この種のショーケースには、販売商品を見易くする目的で、あるいは商品載置棚の前方に載置された商品が取り出された場合に後方に載置された販売商品を前方に滑り出させる目的で、棚板の前端縁部が低くなるように傾斜して配置することができるものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-126484号公報
ところで、上述したショーケースでは、棚板を傾斜させるためのアーム部材が、ブラケット部材の外側に切り起こし状に形成された突部に傾斜姿勢で載置された場合に、該棚板を傾斜させていた。このように突部にアーム部材を傾斜姿勢で載置させるためには、一旦棚板を前方にスライド移動させてからアーム部材を傾斜姿勢にさせ、アーム部材の傾斜姿勢を維持しながら棚板を後方に向けてスライド移動させる必要があった。そのため、アーム部材と突部とは、棚板のスライド移動の際に摺動することになり、その摩擦力により棚板を傾斜させるための操作力が過大なものとなっていた。またアーム部材と突部との摺動により、少なくとも一方が摩耗してしまい、使用寿命の低下を招来していた。
本発明は、上記実情に鑑みて、棚板を傾斜させるための操作力を低減することができるとともに、使用寿命の長大化を図ることができるショーケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るショーケースは、前面に開口を有したケース本体の内部に前方に向けてブラケット部材が配設され、該ブラケット部材の内側にスライダを介して取り付けられた補助側壁部材の上部に棚板が支持されることによって、前記棚板が前記開口を通じて前後方向に沿ってスライド移動可能な商品載置棚が構成されたショーケースであって、前記棚板は、前端部が棚支持軸を介して前記補助側壁部材に支持され、前記棚支持軸を中心に後端縁部が前記補助側壁部材に対して上下に揺動可能に配設されており、前記補助側壁部材の外側において水平姿勢と傾斜姿勢との間で揺動可能に設けられたアーム部材と、前記ブラケット部材に外側に突出する態様で設けられた軸状部が中空部に挿入されるとともに、該軸状部の中心軸回りに回転可能に配設された円環状のローラ部材とを備え、前記ローラ部材は、周面の一部に前記アーム部材が前記傾斜姿勢で載置する場合に、前記棚板を前端縁部が低くなる態様で傾斜させることを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記棚板に取り付けられ、かつ上下方向に沿って延在するガイド部の外面の少なくとも一部が該棚板の揺動状態に関わらず前記補助側壁部材の内面に対向するガイド部材を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記ガイド部材は、前記ガイド部の下端部分が前記棚板の揺動状態に関わらず前記補助側壁部材の下端部分よりも上方に位置する態様で、前記棚板の前後方向の中央付近に取り付けられたことを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記アーム部材は、前記ブラケット部材の外側で前記棚板に取り付けられた傾斜支持部材に前端部がアーム支持軸を介して該アーム支持軸を中心に揺動可能に支持され、かつ前記傾斜姿勢となる場合に、上壁部が前記棚板を押圧して該棚板を傾斜させることを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記アーム部材は、前記水平姿勢の状態で前記棚板が後方に向けてスライド移動した場合、前記ローラ部材に載置しないで前記棚板を水平にさせることを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記アーム部材は、常態においては前記傾斜姿勢となるものであり、前記アーム部材が操作されることにより前記水平姿勢となる場合に、該アーム部材を前記水平姿勢に保持する姿勢保持部材を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記姿勢保持部材は、マグネット部材により構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、棚板は、前端部が棚支持軸を介して補助側壁部材に支持され、棚支持軸を中心に後端縁部が補助側壁部材に対して上下に揺動可能に配設されており、補助側壁部材の外側において水平姿勢と傾斜姿勢との間で揺動可能に設けられたアーム部材と、ブラケット部材に外側に突出する態様で設けられた軸状部が中空部に挿入されるとともに、該軸状部の中心軸回りに回転可能に配設された円環状のローラ部材とを備え、ローラ部材が、周面の一部にアーム部材が傾斜姿勢で載置する場合に、棚板を前端縁部が低くなる態様で傾斜させるので、棚板のスライド移動に応じてアーム部材がスライド移動する際に、該アーム部材と周面の一部で接するローラ部材が回転することにより、アーム部材との間で生ずる摩擦力を低減させることができ、操作に要する力を低減させることができる。しかもアーム部材とローラ部材とが摩耗等してしまうことを抑制できる。よって、棚板を傾斜させるための操作力を低減することができるとともに、使用寿命の長大化を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態であるショーケースを示す断面側面図である。 図2は、図1に示した1つの商品載置棚を示す斜視図である。 図3は、図1に示した1つの商品載置棚を示す斜視図である。 図4は、図1に示した1つの商品載置棚の要部を拡大して示す拡大斜視図である。 図5は、図1に示した1つの商品載置棚の要部を拡大して示す拡大斜視図である。 図6は、図2~図4に示した左方の棚支持部材の分解斜視図である。 図7は、図2~図4に示した左方の棚支持部材の分解斜視図である。 図8は、図2~図4に示した左方の棚支持部材の分解斜視図である。 図9は、棚板が収納位置に配置された状態を示す商品載置棚の側面図である。 図10は、棚板が補充位置に配置された状態を示す商品載置棚の側面図である。 図11は、棚板が補充位置に配置され、アーム部材が傾斜姿勢となった状態の商品載置棚の側面図である。 図12は、棚板が補充位置から収納位置にスライド移動する状態を示す商品載置棚の側面図である。 図13は、棚板が収納位置に配置された状態を示す商品載置棚の側面図である。 図14は、図13に示した商品載置棚の斜視図である。 図15は、図13に示した商品載置棚の斜視図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るショーケースの好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態であるショーケースを示す断面側面図である。ここで例示するショーケースは、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗において販売商品をケース本体1の内部に収納するようにしたものである。
本実施の形態では特に、要冷蔵商品を収納するための冷蔵用ショーケースを例示している。すなわち、このショーケースでは、ケース本体1の内部に背面板2が設けられることによって背面板2とケース本体1の後壁1aとの間に通風ダクト3が構成されるとともに、背面板2よりも前方に収納室4が構成されている。
通風ダクト3の内部には、蒸発器5や送風ファン6が配設されている。蒸発器5は、図示しないコンデンシングユニットとともに冷凍サイクルを構成し、通風ダクト3を通過する空気との間において熱交換を行うものである。
このショーケースでは、コンデンシングユニット及び送風ファン6を駆動すれば、蒸発器5を通過した空気が通風ダクト3を通じて収納室4に循環供給され、収納室4が所望の冷蔵温度に維持されることになる。
ケース本体1は、前面1bに開口(以下、前面開口ともいう)1cを有した箱状を成すもので、収納室4に複数段の商品載置棚10が備えられている。商品載置棚10は、左右2つの棚支持部材20の間に棚板30を支持させることによって構成されたものである。
上記商品載置棚10について説明する。尚、収納室4における各段の商品載置棚10は、同様の構成を有したものである。従って、以下には1つの商品載置棚10について説明を行う。
図2~図5は、それぞれ図1に示した1つの商品載置棚10を示すもので、図2及び図3は斜視図、図4及び図5は要部を拡大して示す拡大斜視図である。
棚板30は、販売商品が載置される部分であり、図2及び図3に示すように、矩形状を成す棚枠31の内部に載置板32を支持させることによって構成されている。
棚支持部材20は、図1に示すように、背面板2の両側前面に取り付けた棚支柱7から前方に突出するように配設されたものである。この棚支持部材20は、図6~図8に示すように、ブラケット部材21、補助側壁部材22及び傾斜支持ユニット23を備えて構成されている。
2つの棚支持部材20は、互いに対称となるように構成されたものである。以下においては便宜上、2つの棚支持部材20において互いに近接した方を内側と称し、互いに離反した方向を外側と称して説明する。また、左方の棚支持部材20について説明し、右方の棚支持部材20の説明は割愛する。
ブラケット部材21は、棚支持部材20のベースとなるもので、基壁部211及び上壁部212を一体に成形することによって構成されている。
基壁部211は、前後方向が長手方向となる長尺状部分である。この基壁部211の後端部には、棚支柱7に係止するための係止片211aが該基壁部211の後端縁部211bより後方に突出する態様で設けられている。かかる係止片211aを棚支柱7に設けられた装着孔(図示せず)に挿入させることにより、該係止片211aと基壁部211の後端縁部211bとの協働により、ブラケット部材21を棚支柱7の任意の高さに略水平の片持ち状態で支持させることが可能である。
また基壁部211には、ローラ部材213が設けられている。ローラ部材213は、円環状の形態を成している。このローラ部材213は、基壁部211の長手方向の略中央部に外側に突出する態様で設けられた軸状部214が該ローラ部材213の中空部213aに挿入されることで、該軸状部214の中心軸回りに回転可能に配設されている。
上壁部212は、基壁部211の上端から内側(図6~図8では右方)に向けて略直角に屈曲した平板状部分である。
補助側壁部材22は、前後方向が長手方向となる長尺状部材である。この補助側壁部材22の下端部分は、外側(図6~図8では左方)に向けて略直角に屈曲して形成されている。
このような補助側壁部材22は、スライダ24を介してブラケット部材21の基壁部211の内側に取り付けられている。スライダ24は、従来公知のものであるので、その説明は割愛する。これにより、補助側壁部材22は、ブラケット部材21に対して前後方向に沿ってスライド移動可能である。
上記補助側壁部材22には、棚支持部221が設けられている。棚支持部221は、基壁部211の前端上部に一体的に設けられており、棚支持外延部221a及び棚支持基部221bを有している。棚支持外延部221aは、基壁部211の前端上部より外側に向けて延在する平板状部分である。棚支持基部221bは、棚支持外延部221aの延在端部より下方に向けて延在する平板状部分であり、その内面が基壁部211の外面の一部に対向している。この棚支持基部221bの中央部分には棚支持貫通孔221cが形成されている。
傾斜支持ユニット23は、傾斜支持部材231及びアーム部材232を備えて構成されている。傾斜支持部材231は、例えば板金等により形成されるものであり、傾斜支持基部231a、第1傾斜支持取付部231b及び第2傾斜支持取付部231cを一体に成形することによって構成されている。
傾斜支持基部231aは、前後方向に沿って延在する長尺平板状部分である。この傾斜支持基部231aは、棚枠31の左側部の下部に取り付けられている。尚、右方の棚支持部材20を構成する傾斜支持基部231aは、棚枠31の右側部の下部に取り付けられている。
第1傾斜支持取付部231bは、傾斜支持基部231aの前端部分の外側縁部より下方に向けて延在する平板状部分である。この第1傾斜支持取付部231bの中央部分には棚支持取付孔231dが形成されている。
この棚支持取付孔231dを外側から貫通する棚支持軸233が補助側壁部材22の棚支持貫通孔221cを外側から貫通して取り付けられることにより、傾斜支持部材231は、補助側壁部材22に対して該棚支持軸233を中心に回動可能である。また傾斜支持部材231は、ブラケット部材21の外側において、補助側壁部材22とともに前後方向に沿ってスライド移動可能である。
つまり、傾斜支持部材231の傾斜支持基部231aに取り付けられた棚板30(棚枠31)は、前端部が棚支持軸233を介して補助側壁部材22に支持され、棚支持軸233を中心に後端縁部が補助側壁部材22に対して上下に揺動可能に配設されているとともに、前後方向に沿ってスライド移動可能である。ここで補助側壁部材22は、最も後方の位置に配置される場合には、棚板30を収納位置に配置させ、最も前方に配置される場合には、棚板30を補充位置に配置させるものである。
第2傾斜支持取付部231cは、傾斜支持基部231aの前後方向の中央部分の外側縁部より下方に向けて延在する平板状部分である。
アーム部材232は、例えば板金等により形成されており、アーム基部232a、第1アーム当接片232b、第2アーム当接片(上壁部)232c及びアーム下壁部232dを一体に成形することによって構成されている。
アーム基部232aは、前後方向が長手方向となる長尺状部分である。アーム基部232aの前後方向の中央部分には、アーム支持貫通孔232eが形成されている。またアーム支持貫通孔232eの前方側には、上下方向が長手方向となる長孔形状のアーム支持規制孔232fが形成されている。
第1アーム当接片232bは、アーム基部232aにおいて、アーム支持規制孔232fよりも前方側の上端部に形成された舌片状部分を内側(図6~図8では右方)に屈曲させることにより形成されている。
第2アーム当接片232cは、アーム基部232aにおいて、アーム支持貫通孔232eよりも後方側の上端部に形成された舌片状部分を内側に屈曲させることにより形成されている。アーム下壁部232dは、アーム基部232aの下端より内側に向けて略直角に屈曲して形成された平板状部分である。
このようなアーム部材232は、アーム支持貫通孔232eを外側から貫通するアーム支持軸234が第2傾斜支持取付部231cに取り付けられるとともに、アーム支持規制孔232fを外側から貫通するアーム規制軸235が第2傾斜支持取付部231cに取り付けられることにより、アーム規制軸235がアーム支持規制孔232fを相対的に移動可能な範囲で、アーム支持軸234を中心にして傾斜支持部材231に揺動可能に取り付けられている。
より詳細に説明すると、アーム部材232は、傾斜支持部材231の外側に揺動可能に取り付けられていることにより、ブラケット部材21の外側であるとともに、補助側壁部材22の外側に揺動可能に取り付けられている。そして、アーム部材232は、常態においては、アーム規制軸235がアーム支持規制孔232fの上縁部に当接することで、後方に向かうに連れて漸次上方に傾斜する傾斜姿勢(図11等参照)となっており、操作力が付与されることにより上方に向けて揺動して第1アーム当接片232bが棚枠31の左側部の下面に設けられたマグネット部材311と(磁力により)接着することで、図4及び図5に示したように、アーム規制軸235がアーム支持規制孔232fの下縁部に当接する水平姿勢となる。
つまり、アーム部材232は、補助側壁部材22の外側において、水平姿勢と傾斜姿勢との間で揺動可能に設けられており、常態においては傾斜姿勢となるものである。そして、マグネット部材311は、水平姿勢となるアーム部材232の第1アーム当接片232bに接着することにより、該アーム部材232を水平姿勢に保持する姿勢保持部材を構成している。
尚、アーム部材232のアーム基部232aの前端部分は、前方に向かうに連れて上下寸法が漸次小さくなる態様で形成されており、その上端部と下端部とが内側に屈曲されて摘み部が形成されている。
ところで、図3及び図4に示したように、棚枠31の左側部の前後方向の中央付近にガイド部材312が取り付けられている。尚、棚枠31の右側部の前後方向の中央付近にもガイド部材312が取り付けられている(図15参照)。
ガイド部材312は、例えば板金等により形成されたもので、ガイド基部312aとガイド部312bとを一体に成形することによって構成されている。ガイド基部312aは、平板状部分であり、上面が棚枠31の左側部の下面に取付ネジ313等により取り付けられている。ガイド部312bは、ガイド基部312aの外側縁部より下方に向けて延在する矩形状部分である。このガイド部312bの外面は、補助側壁部材22の内面に対向しており、該内面との間に僅かな間隙が形成されている。このガイド部312bの下端部分は、補助側壁部材22の下端部分よりも上方に位置している。
図9は、棚板30が収納位置に配置された状態を示す商品載置棚10の側面図である。この図9に示すように、アーム部材232の第1アーム当接片232bがマグネット部材311に接着されてアーム部材232が水平姿勢となる場合、第2アーム当接片232cが棚板30から離隔しており、棚枠31がブラケット部材21の上壁部212に載置されて棚板30が水平状態にある。またアーム部材232のアーム下壁部232dが、ブラケット部材21のローラ部材213よりも下方に位置している。
このような状態から補助側壁部材22を前方に向けてスライド移動させることにより、棚板30も水平状態のまま前方にスライド移動し、図10に示すように棚板30を補充位置に配置させる。
棚板30を補充位置に配置させた状態で第1アーム当接片232bとマグネット部材311との接着状態を解除させることにより、図11に示すように、アーム部材232は、自重によりアーム規制軸235がアーム支持規制孔232fの上縁部に当接する傾斜姿勢となり、第2アーム当接片232cが棚板30に当接する。
アーム部材232を傾斜姿勢のまま補助側壁部材22を後方に向けてスライド移動させると、図12に示すように、アーム部材232のアーム下壁部232dがローラ部材213の周面に載置された状態で該ローラ部材213に接する。このとき図示のローラ部材213は、アーム部材232の後方への移動に追従して左方から見て反時計回りに回転する。
このようにアーム下壁部232dがローラ部材213の周面に載置された状態で補助側壁部材22を後方に向けてスライド移動させると、第2アーム当接片232cが棚板30を押圧することにより、棚板30は後端部が上方に押し上げられる。そして、図13に示すように、棚板30が収納位置に配置された場合、該棚板30は前端縁部が低くなる態様で傾斜状態となる。
尚、かかる棚板30を傾斜状態から水平状態に戻す場合には、棚板30を補充位置までスライド移動させてアーム部材232に操作力を付与してアーム部材232を水平姿勢にさせればよい。そして、アーム部材232が水平姿勢の状態で棚板30を収納位置までスライド移動させることで、棚板30が水平状態で収納室4に設置される。
ところで、棚板30が傾斜状態となる場合、図14及び図15に示すように、棚板30に設けられたガイド部材312は、ガイド部312bの外面の一部が補助側壁部材22の内面に対向している。しかも棚板30が水平状態の場合にもガイド部312bの下端部分が補助側壁部材22の下端部分よりも上方に位置しているので、棚板30が傾斜状態の場合もガイド部312bの下端部分が補助側壁部材22の下端部分よりも上方に位置している。
つまり、ガイド部材312は、ガイド部312bの外面の少なくとも一部が棚板30の揺動状態に関わらず補助側壁部材22の内面に対向しており、ガイド部312bの下端部分が棚板30の揺動状態に関わらず補助側壁部材22の下端部分よりも上方に位置する態様で、棚板30の前後方向の中央付近に取り付けられている。
上記商品載置棚10を有するショーケースによれば、ブラケット部材21に外側に突出する態様で設けられた軸状部214が中空部213aに挿入されるとともに、該軸状部214の中心軸回りに回転可能に配設された円環状のローラ部材213が、周面の一部にアーム部材232が傾斜姿勢で載置する場合に、棚板30を前端縁部が低くなる態様で傾斜させるので、棚板30のスライド移動に応じてアーム部材232がスライド移動する際に、該アーム部材232と周面の一部で接するローラ部材213が回転することにより、アーム部材232との間で生ずる摩擦力を低減させることができ、操作に要する力を低減させることができる。しかもアーム部材232とローラ部材213とが摩耗等してしまうことを抑制できる。よって、棚板30を傾斜させるための操作力を低減することができるとともに、使用寿命の長大化を図ることができる。
上記ショーケースによれば、ガイド部材312は、ガイド部312bの外面の少なくとも一部が棚板30の揺動状態に関わらず補助側壁部材22の内面に対向しているので、棚板30をスライド移動させる際に、ガイド部312bが補助側壁部材22に摺接等することにより、棚板30の左右方向のブレを規制して、棚板30のスライド移動の安定化を図ることができる。特に、ガイド部312bと補助側壁部材22との間に間隙が形成してあることにより、ガイド部312bと補助側壁部材22とが常時接して摩耗等してしまう虞れがない。しかも、ガイド部材312は、ガイド部312bの下端部分が棚板30の揺動状態に関わらず補助側壁部材22の下端部分よりも上方に位置する態様で、棚板30の前後方向の中央付近に取り付けられているので、下方の商品載置棚10の載置スペースを十分に確保することができる。
上記ショーケースによれば、マグネット部材311が第1アーム当接片232bに磁力により接着してアーム部材232を水平姿勢に保持するようにしたので、アーム部材232が傾斜姿勢になる場合は、マグネット部材311と第1アーム当接片232bとの間には、十分な間隙が形成されている。そのため、棚板30が傾斜状態になる場合、棚板30に載置された商品によりマグネット部材311に過大な荷重が作用することを回避することができる。尚、マグネット部材311が第1アーム当接片232bに接着して水平姿勢となる場合、棚板30は水平状態となるが、この水平状態となる場合、棚板30はブラケット部材21の上壁部212に載置されるので、マグネット部材311に対して過大な荷重が作用する虞れがない。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、アーム部材232は、常態においては傾斜姿勢となるものであったが、本発明においては、アーム部材は、水平姿勢と傾斜姿勢との間で揺動可能であれば、常態時の姿勢は特に限定されるものではない。
上述した実施の形態では、マグネット部材311が姿勢保持時部材として例示したが、本発明においては、姿勢保持部材としてマグネット部材以外により構成されてもよい。
1…ケース本体、7…棚支柱、10…商品載置棚、20…棚支持部材、21…ブラケット部材、211…基壁部、212…上壁部、213…ローラ部材、213a…中空部、214…軸状部、22…補助側壁部材、221…棚支持部、221a…棚支持外延部、221b…棚支持基部、221c…棚支持貫通孔、23…傾斜支持ユニット、231…傾斜支持部材、231a…傾斜支持基部、231b…第1傾斜支持取付部、231c…第2傾斜支持取付部、231d…棚支持取付孔、232…アーム部材、232a…アーム基部、232b…第1アーム当接片、232c…第2アーム当接片(上壁部)、232d…アーム下壁部、232e…アーム支持貫通孔、232f…アーム支持規制孔、233…棚支持軸、234…アーム支持軸、235…アーム規制軸、24…スライダ、30…棚板、31…棚枠、311…マグネット部材、312…ガイド部材、312a…ガイド基部、312b…ガイド部、32…載置板。

Claims (6)

  1. 前面に開口を有したケース本体の内部に前方に向けてブラケット部材が配設され、該ブラケット部材の内側にスライダを介して取り付けられた補助側壁部材の上部に棚板が支持されることによって、前記棚板が前記開口を通じて前後方向に沿ってスライド移動可能な商品載置棚が構成されたショーケースであって、
    前記棚板は、前端部が棚支持軸を介して前記補助側壁部材に支持され、前記棚支持軸を中心に後端縁部が前記補助側壁部材に対して上下に揺動可能に配設されており、
    前記補助側壁部材の外側において水平姿勢と傾斜姿勢との間で揺動可能に設けられ、かつ常態においては前記傾斜姿勢となるアーム部材と、
    前記ブラケット部材に外側に突出する態様で設けられた軸状部が中空部に挿入されるとともに、該軸状部の中心軸回りに回転可能に配設された円環状のローラ部材と
    を備え、
    前記ローラ部材は、周面の一部に前記アーム部材が前記傾斜姿勢で載置する場合に、前記棚板を前端縁部が低くなる態様で傾斜させるものであり、
    前記アーム部材が操作されることにより前記水平姿勢となる場合に、該アーム部材を前記水平姿勢に保持する姿勢保持部材を備えたことを特徴とするショーケース。
  2. 前記棚板に取り付けられ、かつ上下方向に沿って延在するガイド部の外面の少なくとも一部が該棚板の揺動状態に関わらず前記補助側壁部材の内面に対向するガイド部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記ガイド部材は、前記ガイド部の下端部分が前記棚板の揺動状態に関わらず前記補助側壁部材の下端部分よりも上方に位置する態様で、前記棚板の前後方向の中央付近に取り付けられたことを特徴とする請求項2に記載のショーケース。
  4. 前記アーム部材は、前記ブラケット部材の外側で前記棚板に取り付けられた傾斜支持部材に前端部がアーム支持軸を介して該アーム支持軸を中心に揺動可能に支持され、かつ前記傾斜姿勢となる場合に、上壁部が前記棚板を押圧して該棚板を傾斜させることを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載のショーケース。
  5. 前記アーム部材は、前記水平姿勢の状態で前記棚板が後方に向けてスライド移動した場合、前記ローラ部材に載置しないで前記棚板を水平にさせることを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載のショーケース。
  6. 前記姿勢保持部材は、マグネット部材により構成されたことを特徴とする請求項に記載のショーケース。
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