JP2023042691A - ショーケース - Google Patents

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Abstract

【課題】照明機器の光の照射を阻害することなく、照明機器の交換作業を簡易なものとすること。【解決手段】ブラケット部材30にスライダ50を介して取り付けられた補助側壁部材40に棚板20が支持されることによって、棚板20が前後方向にスライド移動可能な商品載置棚10が構成され、棚板20の前端下部に配設されて下方に向けて光を照射する照明機器24と、その前方側上方部分となる補助側壁部材40の前端部分に揺動可能に配設され、ブラケット部材30に設けられた凹所311aに係合突起73が進入した場合には、棚板20を後方にスライド移動した状態に保持し、凹所311aから係合突起73が離脱した場合には、棚板20が前方にスライド移動することを許容するストッパ部材70を備え、ストッパ部材70は、常態においては、操作部71がストッパ軸部74よりも下方に向かうに連れて漸次前方に傾斜延在して形成されている。【選択図】図11

Description

本発明は、ショーケースに関し、より詳細には、例えばスーパーマーケット等の店舗に設置され、ケース本体の内部に商品を載置するための商品載置棚を備えたショーケースの改良に関するものである。
従来、例えばスーパーマーケット等の店舗では、販売商品を商品載置棚に載置させた状態でケース本体の内部に収納するようにしたショーケースが多く適用されている。商品載置棚は、左右一対のブラケット部材の間にスライダを介して棚板を支持させることによって構成されたものである。かかる商品載置棚では、棚板を前方にスライド移動させることによって該棚板に販売商品を補充する補充作業を行うことができ、補充作業後に棚板を後方にスライド移動させて販売商品を陳列させるようにしている。
そのような商品載置棚においては、例えば特許文献1に提案されているように、照明機器及びストッパ機構が設けられたものが知られている。
照明機器は、左右方向が長手方向となる長尺状部材であり、棚板の前端下部に設けられた保持手段に保持されることで配設されている。この照明機器は、下方に向けて光を照射するものであり、直下の商品載置棚に載置された商品を照らすことが可能である。
ストッパ機構は、被係合部材と係合片とにより構成されている。被係合部材は、左右一対のブラケット部材間に架設された横杆部材の左右方向の略中央部分より前方に向けて延在する態様で設けられている。この被係合部材の延在端部には、係合孔が形成されている。
係合片は、棚板の前端下部であって照明機器よりも前方側部分において、左右方向に沿って延在する係合軸の中心軸回りに上下に揺動可能に設けられている。この係合片は、先端部分に係合フック部が形成されており、基端部分に操作部が形成されている。
そのようなストッパ機構は、照明機器の下方にて係合フック部が係合孔に進入することにより被係合部材と係合片とが係合している場合には、棚板が後方にスライド移動した状態に保持するものであり、その一方、操作部が操作されて係合片が下方に揺動することで係合フック部が係合孔から離脱して被係合部材と係合片との係合状態が解除された場合には、棚板が前方にスライド移動することを許容するものである。
特開2021-19648号公報
ところで、上述した特許文献1に提案されているショーケースでは、ストッパ機構を構成する被係合部材と係合片とが照明機器の下方にて係合しているので、次のような問題があった。
すなわち、照明機器による光の照射域で被係合部材と係合片とが係合していることにより、当該照明機器による光の照射を阻害しているという問題があった。また照明機器の交換作業を行う場合には、被係合部材と係合片との係合状態を解除するだけでなく、係合片を棚板から取り外す必要があり、照明機器の交換作業が煩雑なものとなる虞れがあるという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みて、照明機器の光の照射を阻害することなく、照明機器の交換作業を簡易なものとすることができるショーケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るショーケースは、前面に開口を有したケース本体の内部に前方に向けてブラケット部材が配設され、該ブラケット部材にスライダを介して取り付けられた補助側壁部材に棚板が支持されることによって、前記棚板が前記開口を通じて前後方向に沿ってスライド移動可能な商品載置棚が構成されたショーケースであって、前記棚板の前端下部に左右方向に沿って延在する態様で配設され、かつ下方に向けて光を照射する照明機器と、前記照明機器の前方側上方部分となる前記補助側壁部材の前端部分に、左右方向に沿って延在するストッパ軸部の中心軸回りに上下方向に沿って揺動可能に配設され、かつ前記ブラケット部材に設けられた凹所に自身の係合突起が進入した場合には、前記棚板を後方にスライド移動した状態に保持する一方、前記凹所から前記係合突起が離脱した場合には、前記棚板が前方にスライド移動することを許容するストッパ部材とを備え、前記ストッパ部材は、常態においては、自身を揺動させるための操作を行う操作部が前記ストッパ軸部よりも下方に向かうに連れて漸次前方に傾斜延在して形成されていることを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記操作部は、左右一対の前記補助側壁部材の相互間に亘って形成されたことを特徴とする。
本発明によれば、棚板がケース本体の前面の開口を通じて前後方向に沿ってスライド移動可能な商品載置棚が、棚板の前端下部に左右方向に沿って延在する態様で配設され、かつ下方に向けて光を照射する照明機器と、照明機器の前方側上方部分となる補助側壁部材の前端部分に、左右方向に沿って延在するストッパ軸部の中心軸回りに上下方向に沿って揺動可能に配設され、かつブラケット部材に設けられた凹所に自身の係合突起が進入した場合には、棚板を後方にスライド移動した状態に保持する一方、凹所から係合突起が離脱した場合には、棚板が前方にスライド移動することを許容するストッパ部材とを備えており、ストッパ部材が、常態においては、自身を揺動させるための操作を行う操作部がストッパ軸部よりも下方に向かうに連れて漸次前方に傾斜延在して形成されているので、照明機器の下方域に存在しない。従って、照明機器の光の照射を阻害することなく、照明機器の交換作業を簡易なものとすることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態であるショーケースを示す断面側面図である。 図2は、図1に示した1つの商品載置棚を示す斜視図である。 図3は、図1に示した1つの商品載置棚を示す分解斜視図である。 図4は、図1に示した1つの商品載置棚を示す分解斜視図である。 図5は、図2~図4に示した商品載置棚の要部を拡大して示す斜視図である。 図6は、図2~図4に示した商品載置棚の要部を拡大して示す斜視図である。 図7は、図2~図4に示した商品載置棚の要部の分解斜視図である。 図8は、図2~図4に示した商品載置棚の要部の分解斜視図である。 図9は、補助側壁部材とストッパ部材との分解斜視図である。 図10は、補助側壁部材とストッパ部材との分解斜視図である。 図11は、ストッパ部材の動作を説明するための説明図である。 図12は、ストッパ部材の動作を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るショーケースの好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態であるショーケースを示す断面側面図である。ここで例示するショーケースは、例えばスーパーマーケット等の店舗において販売商品をケース本体1の内部に収納するようにしたものである。本実施の形態では特に、要冷蔵商品を収納するための冷蔵用ショーケースを例示している。
すなわち、このショーケースでは、ケース本体1の内部に背面板2が設けられることによって背面板2とケース本体1の後壁1aとの間に通風ダクト3が構成されるとともに、背面板2よりも前方に収納室4が構成されている。
通風ダクト3の内部には、蒸発器5や送風ファン6が配設されている。蒸発器5は、図示せぬコンデンシングユニットとともに冷凍サイクルを構成し、通過する空気との間において熱交換を行うものである。このショーケースでは、図示せぬコンデンシングユニット及び送風ファン6が駆動すれば、蒸発器5を通過した空気が通風ダクト3を通じて収納室4に循環供給され、収納室4が所望の冷蔵温度に維持されることになる。
ケース本体1は、前面1bに開口(以下、前面開口ともいう)1cを有した箱状を成すもので、収納室4に複数段の商品載置棚10が備えられている。これら商品載置棚10について説明する。尚、収納室4における各段の商品載置棚10は、同様の構成を有している。従って、以下には1つの商品載置棚10について説明を行う。
図2~図4は、それぞれ図1に示した1つの商品載置棚10を示すもので、図2は斜視図、図3及び図4は分解斜視図である。ここで例示する商品載置棚10は、左右2つの棚支持部材11の間に棚板20が支持されることによって構成されている。
ここで棚板20は、板金等を加工して形成されたものであり、上面に販売商品を載置する矩形状の載置部21を有している。また棚板20における前端下部には、左右方向に沿って延在する取付金22が取り付けられており、かかる取付金22には複数(図4においては3つ)の保持部材23が設けられている。これら保持部材23は、左右方向が長手方向となる円柱状の形態を成し、例えばLED等の光源を内蔵する照明機器24を保持するものである。照明機器24は、下方に向けて光を照射するものである。
棚支持部材11は、図5~図8にも示すように、ブラケット部材30及び補助側壁部材40を備えて構成されている。2つの棚支持部材11は、互いに対称となるように構成されたものである。以下においては便宜上、2つの棚支持部材11において互いに近接した方を内側と称し、互いに離反した方向を外側と称して説明する。また右方の棚支持部材11について説明し、左方の棚支持部材11の説明は適宜割愛する。
ブラケット部材30は、棚支持部材11のベースとなるもので、板金等から形成されている。このブラケット部材30は、背面板2の左右両側の前面に取り付けられた棚支柱7から前方に突出するように配設されたものである。
つまりブラケット部材30は、ケース本体1の内部である収納室4に互いに離隔する態様で前方に向けて配設されている。このブラケット部材30は、側壁部31及び下壁部32を一体に成形することによって構成されている。
側壁部31は、ブラケット部材30の主要な構成要素であり、前後方向が長手方向となる長尺状部分である。この側壁部31は、後端部の上下寸法が該後端部よりも前方側の領域の上下寸法よりも大きく形成されており、該後端部の後端部分には後方に突出する複数の係止片31aが形成されている。これら係止片31aは、棚支柱7の前面に設けられた図示せぬ係止孔の任意に挿入することが可能である。係止片31aを係止孔に挿入した場合には、側壁部31の後端部分が棚支柱7の前面に当接することになり、ブラケット部材30を棚支柱7の任意の高さに略水平の片持ち状態で支持させることが可能である。
この側壁部31の内側には、スライダ50の外側構成要素51が取り付けられている。スライダ50は、従来公知のものであり、外側構成要素51に対して該スライダ50を構成する内側構成要素52が水平かつ前後方向にスライド移動することを許容するものである。
上記側壁部31の後端部には、ネジ等の締結部材により補強板60が締結されている。この補強板60は、例えば板金等から形成されたものであり、左右一対のブラケット部材30同士を連結することにより、該ブラケット部材30が変形等することを規制するものである。
また側壁部31の前端部には、側壁係合部311が形成されている。側壁係合部311は、側壁部31の前端部の上端部分より前方に向けて延在する部分であり、下方に向けて開放する凹所311aが形成されている。また側壁係合部311における下端面311bは、凹所311aの開放部分より前方に向かうに連れて漸次上方に傾斜する傾斜面を成している。
下壁部32は、側壁部31における側壁係合部311よりも後方側部分の下端縁部より内側に向けて延在する延在部分であり、その延在端部が上方に向けて屈曲されて構成されている。
補助側壁部材40は、例えば板金等から形成されたものであり、前後方向が長手方向となる長尺状部材である。この補助側壁部材40は、補助側壁基部41及び補助側壁水平部42を一体に成形することによって構成されている。
補助側壁基部41は、前後方向が長手方向となる長尺状部分である。この補助側壁基部41の前端部の上端部分には切欠411が形成されているとともに、該上端部分を除く部分412は外側に屈曲されている。この補助側壁基部41の外側にはスライダ50の内側構成要素52が取り付けられている。つまり補助側壁部材40は、スライダ50を介してブラケット部材30の側壁部31の内側に取り付けられており、ブラケット部材30に対して前後方向に沿ってスライド移動可能である。
補助側壁水平部42は、補助側壁基部41の上端部分より外側に向けて水平延在する部分であり、その延在端部が下方に屈曲している。この補助側壁水平部42は、前端部分が補助側壁基部41の前端部分よりも前方に突出している。かかる補助側壁水平部42の前端部分には、支持片部421が形成されている。支持片部421は、補助側壁水平部42の前端部分より外側に突出する舌片状部分を下方に屈曲させることにより構成されており、支持孔421a(図9及び図10参照)が形成されている。
そのような補助側壁部材40は、ブラケット部材30に対して最も後方にスライド移動した場合には、図5及び図6に示したように、支持片部421がブラケット部材30よりも前方側に配置されている。
そして、補助側壁部材40には、ストッパ部材70が配設されている。ストッパ部材70は、図3及び図4にも示したように、各棚支持部材11を構成する左右一対の補助側壁部材40の前端部分に架設されるもので、左右方向が長手方向となる長尺状部材である。このストッパ部材70は、操作部71及びストッパ係合部72を備えて構成されている。
操作部71は、例えば板金等から形成されたものであり、左右一対の補助側壁部材40の相互間に延在する長尺状部材である。この操作部71は、図3~図8に示したように、下方に向かうに連れて漸次前方に傾斜しており、その延在端部である下端部は、更に前方に傾斜した後に下方に向けて屈曲されている。そして、操作部71の左右両端部の上端部分には、図9及び図10にも示すように、舌片状部分が前方に屈曲されてなる被係止片部711が形成されている。この被係止片部711には被係止孔711aが形成されている。
ストッパ係合部72は、例えば板金等から形成されたものであり、図9及び図10に示したように、操作部71の後面に締結部材を介して取り付けられたストッパ係合基部721と、このストッパ係合基部721の上端部より後方に向けて延在するストッパ係合後延部722と、このストッパ係合後延部722の延在端部の外側部分より下方に向けて延在する係合片部723とが一体に成形されて構成されている。そして、係合片部723には、例えば段付きネジ等により構成され、外側に向けて突出する係合突起73が形成されている。
上記ストッパ部材70においては、操作部71とストッパ係合部72との配置関係が、ストッパ係合後延部722が水平方向に延在する場合に操作部71が下方に向かうに連れて漸次前方に傾斜延在するように調整されている。
そのようなストッパ部材70は、図9及び図10に示したように、支持片部421の支持孔421aを外側から内側に向けて貫通するストッパ軸部74がコイルバネ75を介して被係止片部711の被係止孔711aを貫通して取り付けられることにより、該ストッパ軸部74の中心軸回りに上下に揺動可能に配設されている。この場合において、ストッパ係合部72は、一部が補助側壁部材40の切欠411を貫通することで、係合片部723が補助側壁基部41の外側に配置されている。
上記コイルバネ75は、一端がストッパ部材70に係止され、他端が補助側壁部材40に係止されており、操作部71が常時下方に揺動するように付勢する付勢手段である。このコイルバネ75により、ストッパ部材70は、常態においては、ストッパ係合後延部722が補助側壁水平部42の下面に接して水平方向に延在しており、操作部71がストッパ軸部74よりも下方に向かうに連れて漸次前方に傾斜延在している。
ここでブラケット部材30と補助側壁部材40との位置関係であるが、補助側壁部材40が最も後方にスライド移動された場合において、図5や図11に示すように、ストッパ部材70の係合突起73がコイルバネ75の付勢力等により側壁係合部311の凹所311aに進入しており、補助側壁部材40の前端部分となる支持片部421がブラケット部材30の前端部分(側壁係合部311)よりも前方側に配置されている。しかも係合突起73が凹所311aに進入していることにより、補助側壁部材40がブラケット部材30に対して前方にスライド移動することが規制されている。
そして、そのような補助側壁部材40の補助側壁水平部42の上面に棚板20の載置部21が取り付けられることにより、棚板20は、上述したように2つの棚支持部材11の間に支持されている。この棚板20であるが、該棚板20の前方下部に保持された照明機器24の前方側上方部分に補助側壁部材40の前端部分である支持片部421が配置されている。つまり、照明機器24の前方側上方部分にストッパ軸部74が配置されており、これにより照明機器24がストッパ部材70の操作部71の後方側に配置される。
以上のような構成を有するショーケースにおいては、ストッパ部材70の操作部71が店舗の従業員等の操作者に把持されて操作されることにより、図12に示すように、ストッパ部材70がストッパ軸部74の中心軸回りにコイルバネ75の付勢力に抗して操作部71が上方に揺動された場合、係合突起73が凹所311aから離脱する。これにより、操作者が操作部71を把持した状態で前方に引き出すことにより、棚板20が補助側壁部材40とともに前面開口1cを通じて前方に向けてスライド移動する。これにより、操作者は棚板20に販売商品を補充することが可能である。
一方、操作者が、前方にスライド移動した棚板20を後方に向けて押し込むことにより、棚板20が補助側壁部材40とともに前面開口1cを通じて後方に向けてスライド移動し、係合突起73が側壁係合部311の下端面311bを摺動した後に、図11に示すように凹所311aに進入して最も後方にスライド移動した位置に配置される。
つまりストッパ部材70は、照明機器24の前方側上方部分となる補助側壁部材40の前端部分(支持片部421)に、左右方向に沿って延在するストッパ軸部74の中心軸回りに上下方向に沿って揺動可能に配設され、かつブラケット部材30に設けられた凹所311aに自身の係合突起73が進入した場合には、棚板20を後方にスライド移動した状態に保持する一方、凹所311aから係合突起73が離脱した場合には、棚板20が前方にスライド移動することを許容している。そして、ストッパ部材70は、常態においては、自身を揺動させるための操作を行う操作部71がストッパ軸部74よりも下方に向かうに連れて漸次前方に傾斜延在して形成されている。
以上説明したように、本発明の実施の形態であるショーケースによれば、棚板20が前面開口1cを通じて前後方向に沿ってスライド移動可能な商品載置棚10が、棚板20の前端下部に左右方向に沿って延在する態様で配設されて下方に向けて光を照射する照明機器24と、照明機器24の前方側上方部分となる補助側壁部材40の前端部分に、左右方向に沿って延在するストッパ軸部74の中心軸回りに上下方向に沿って揺動可能に配設され、かつブラケット部材30に設けられた凹所311aに自身の係合突起73が進入した場合には、棚板20を後方にスライド移動した状態に保持する一方、凹所311aから係合突起73が離脱した場合には、棚板20が前方にスライド移動することを許容するストッパ部材70とを備えており、ストッパ部材70が、常態においては、自身を揺動させるための操作を行う操作部71がストッパ軸部74よりも下方に向かうに連れて漸次前方に傾斜延在して形成されているので、照明機器24の下方域に存在しない。従って、照明機器24の光の照射を阻害することなく、照明機器24の交換作業を簡易なものとすることができる。
上記ショーケースによれば、ストッパ部材70を構成する操作部71が、左右一対の補助側壁部材40の相互間に亘って形成されているので、操作者は、操作部71の任意の個所を片手で把持して操作することで係合突起73を凹所311aから離脱させることができ、利便性の向上を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、ストッパ部材70を構成する操作部71は、左右一対の補助側壁部材40の相互間に亘って形成された長尺状部材であったが、本発明においては、操作部は、補助側壁部材の前端部分に揺動可能に支持されていれば、左右方向に亘って形成されていなくてもよい。
1…ケース本体、1c…前面開口、4…収納室、10…商品載置棚、11…棚支持部材、20…棚板、21…載置部、22…取付金、23…保持部材、24…照明機器、30…ブラケット部材、31…側壁部、31a…係止片、311…側壁係合部、311a…凹所、311b…下端面、32…下壁部、40…補助側壁部材、41…補助側壁基部、42…補助側壁水平部、421…支持片部、421a…支持孔、50…スライダ、60…補強板、70…ストッパ部材、71…操作部、711…被係止片部、711a…被係止孔、72…ストッパ係合部、721…ストッパ係合基部、722…ストッパ係合後延部、723…係合片部、73…係合突起、74…ストッパ軸部、75…コイルバネ。

Claims (2)

  1. 前面に開口を有したケース本体の内部に前方に向けてブラケット部材が配設され、該ブラケット部材にスライダを介して取り付けられた補助側壁部材に棚板が支持されることによって、前記棚板が前記開口を通じて前後方向に沿ってスライド移動可能な商品載置棚が構成されたショーケースであって、
    前記棚板の前端下部に左右方向に沿って延在する態様で配設され、かつ下方に向けて光を照射する照明機器と、
    前記照明機器の前方側上方部分となる前記補助側壁部材の前端部分に、左右方向に沿って延在するストッパ軸部の中心軸回りに上下方向に沿って揺動可能に配設され、かつ前記ブラケット部材に設けられた凹所に自身の係合突起が進入した場合には、前記棚板を後方にスライド移動した状態に保持する一方、前記凹所から前記係合突起が離脱した場合には、前記棚板が前方にスライド移動することを許容するストッパ部材と
    を備え、
    前記ストッパ部材は、常態においては、自身を揺動させるための操作を行う操作部が前記ストッパ軸部よりも下方に向かうに連れて漸次前方に傾斜延在して形成されていることを特徴とするショーケース。
  2. 前記操作部は、左右一対の前記補助側壁部材の相互間に亘って形成されたことを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
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