JP2022147129A - ショーケース - Google Patents
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Abstract
【課題】最上段用の棚へ容易にアクセス可能なショーケースを提供する。【解決手段】ショーケースは、最上段用の棚11が二段目の棚12の上方位置と二段目の棚12の前方位置との間で移動可能に、最上段用の棚11の幅方向の端部を二段目の棚12の幅方向の端部に連結するための前後方向に互いに離隔する前アーム43及び後アーム44を有する連結体20であって、棚の左端用と右端用にそれぞれ設けられる連結体20(20L、20R)と、左端用の連結体20(20L)における前アーム43と後アーム44のうちのいずれか一方である対象アーム25Aの所定部分から右端用の連結体20(20R)における対象アーム25Aの所定部分まで延在し、左右の対象アーム25A同士を接続するアーム接続部25と、を含む。【選択図】図3
Description
本発明は、商品室内に設けられ上下方向に互いに離隔する複数の棚を有するショーケースに関する。
この種のショーケースの一例として、特許文献1に記載されたショーケースが知られている。このショーケースでは、複数の棚がケース本体の前面の開口を通じてそれぞれ前後方向に移動可能に構成されている。
しかし、特許文献1に記載されたショーケースでは、例えば、店員などが複数の棚のうちの最も高い位置にある最上段の棚へ商品を載置(陳列)したり、顧客などが最上段の棚に載置されている商品を取り出したりする際に、店員や顧客などの利用者が最上段の棚を前方へ移動(スライド)させるだけでは、依然として最上段の棚へのアクセス性が悪く、その工夫が求められ得る。また、アクセス性を向上させるにあたって、利用者における操作性を悪化させないような構造を構築する必要がある。
そこで、本発明は、ショーケースの利用者(店員や顧客など)が最上段用の棚へ容易にアクセス可能なショーケースを提供することを目的とする。
本発明の一側面によると、前面が開口した商品室を有するケース本体と前記商品室内に設けられ上下方向に互いに離隔する複数の棚とを有するショーケースが提供される。このショーケースは、棚の左端用と右端用にそれぞれ設けられる連結体と、アーム接続部と、を含む。前記連結体は、前記複数の棚のうちの最上段用の棚が前記複数の棚のうちの上から二段目の棚の上方位置と前記二段目の棚の前方位置との間で移動可能に、前記最上段用の棚の幅方向の端部を前記二段目の棚の幅方向の端部に連結するための前後方向に互いに離隔する前アーム及び後アームを有する。前記アーム接続部は、前記左端用の前記連結体における前記前アーム及び前記後アームのうちのいずれか一方である対象アームの所定部分から前記右端用の前記連結体における前記対象アームの所定部分まで延在し、左右の前記対象アーム同士を接続する。
本発明の一側面による前記ショーケースにおいて、前記複数の商品陳列棚のうちの最上段用の棚は、当該最上段用の棚の幅方向の端部を前記複数の商品陳列棚のうちの上から二段目の棚の幅方向の端部に連結するための前記前アーム及び前記後アームを有する連結体によって、前記二段目の棚の上方位置と前記二段目の棚の前方位置との間で移動可能に連結されている。このため、例えば、通常時には、前記最上段用の棚を前記二段目の棚の上方位置に配置させ、利用者が前記最上段用の棚にアクセスしたい場合などには、利用者は前記連結体によって前記二段目の棚に連結された前記最上段用の棚を引き出して前記二段目の棚の上方位置から前記二段目の棚の前方位置まで移動させることができる。つまり、利用者が前記最上段用の棚にアクセスしたい場合などに、前記最上段用の棚を前記二段目の棚の上方位置から一段分下方で且つ前記二段目の棚の前方位置に移動させることができるため、この位置で、利用者は前記最上段用の棚へ商品を容易に陳列できるとともに前記最上段用の棚に陳列してある商品を容易に取り出すこともできる。そして、棚の左端用の前記連結体における前記対象アームの所定部分から棚の右端用の前記連結体における前記対象アームの所定部分まで延在する前記アーム接続部によって、左右の前記対象アーム同士が接続されているため、左右に一対の連結体が前記アーム接続部を介して一体的な構造体をなすことになる。その結果、利用者による操作の際に一対の連結体に生じ得る捩じれが効果的に抑制され、一対の連結体が安定して動作するようになり、ショーケースにおける最上段用の棚の移動動作(昇降動作)の安定化が図られる。したがって、利用者による操作性は良好に保たれる。
このようにして、ショーケースの利用者(店員や顧客など)が最上段用の棚へ容易にアクセス可能なショーケースを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るショーケース100の斜視図である。このショーケース100は、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどに設置される冷蔵ショーケースである。なお、冷凍又は保温のためのショーケースであってもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係るショーケース100の斜視図である。このショーケース100は、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどに設置される冷蔵ショーケースである。なお、冷凍又は保温のためのショーケースであってもよい。
ショーケース100は、前面(顧客側、展示側、売場側)が開口したコ字状の断面形状を有した断熱構造のケース本体1と、ケース本体1の底面に取り付けられてケース本体1を支持する設置台2と、を有している。なお、本実施形態では、ショーケース100の前面に向かって視た正面視で、前後、左右、上下を規定するものとする。
ケース本体1の内側には、ケース本体1と間隔をあけて内部パネル3が取り付けられている。そして、内部パネル3と左右の側壁1a、1aとにより、前面に開口する商品室4が構成されている。各側壁1aとしては、商品室4の内部を透視可能なガラス板などの透明板が用いられる。透明板としては、断熱性を向上すべく、中空層を有した複数層の構造のものを用いるとよい。なお、各側壁1aとして不透明な断熱パネルを用いてもよい。
主にケース本体1の内面と内部パネル3の外面とによって通気ダクトが形成されている。この通気ダクト内には、蒸発器及び冷気循環用送風機などが収容されている。冷気循環用送風機による冷気の循環は、商品室4の前面開口の上縁部(内部パネル3のうちの天板3a)に形成された吐出口(図1では隠れて図示されていない)及び商品室4の前面開口の下縁部(内部パネル3のうちの底板3b)に形成された吸込口5を介して行われる。図1に点線矢印で示すように、前記吐出口から吸込口5への冷気の流れにより、商品室4の前面開口には冷気のエアーカーテンが形成され、このエアーカーテンの冷気の一部が商品室4内で循環されて商品室4内を冷却する。
設置台2は、箱状に形成され、その内部に圧縮機、凝縮器及び凝縮器用送風機などを配置するための機械室が形成される場合がある。圧縮機及び凝縮器は、前述の蒸発器とともに冷凍回路を構成している。
商品室4内には、上下方向に互いに離隔する複数の棚10が設けられている。各棚10は、商品を載置(陳列)するための棚である。ここでは、棚10は上下に6段で左右に二列で、合計12個配置されている。複数の棚10のうちの最も高い位置に配置される最上段用の棚11と上から二段目の棚12以外の棚10、つまり、複数の棚10のうちの上から三段目の棚13、四段目の棚14、五段目の棚15、六段目の棚16は内部パネル3のうちの上下に延在した背面板3cに着脱自在に取り付けられている。
以下では、主に、ショーケース100の要部であるスイングユニット80を含む組立体80Aの構造について説明する。図2~図4は組立体80Aの斜視図であり、図2は前方から視た斜視図、図3は後方から視た斜視図、図4は組立体80Aの分解斜視図である。
組立体80Aは、最上段用の棚11と、二段目の棚12と、最上段用の棚11と二段目の棚12との間を連結するためのスイングユニット80とからなるものである。組立体80Aは左列の最上段用と右列の最上段用のそれぞれについて設けられ、左列の最上段用の組立体80Aと右列の最上段用の組立体80Aは互いに同一の構造を有している。
組立体80Aは、背面板3cへの取り付け用の爪部6を有している。爪部6は、組立体80Aの後部下側の部分の左右の両側の部分において、後方に突出している。例えば、背面板3cには、上下に延在した複数の支柱7(図1参照)が左右方向に間隔をあけて設けられており、支柱7には、爪部6が着脱自在に係合される図示省略の係合孔が上下方向に複数穿設されている。つまり、組立体80Aは、爪部6が背面板3cに設けられた支柱7の係合孔に係合することで、背面板3cに取り付けられる。
最上段用の棚11は、上方から視て四角形状の棚板111と、棚板111の前端以外の三辺に立設され棚板111に載置された商品の落下を防止するガード部112と、棚板111の前端において幅方向に延びる前端部113とを有する。
二段目の棚12も、同様に、上方から視て四角形状の棚板121と、棚板121の前端以外の三辺に立設され棚板121に載置された商品の落下を防止するガード部122と、棚板121の前端において幅方向に延びる前端部123とを有する。
スイングユニット80は、最上段用の棚11の幅方向(左右方向)の端部を二段目の棚12の幅方向の端部に連結する連結体20を有している。この連結体20は、最上段用の棚11が二段目の棚12の上方位置(図1の左列の状態を参照)と二段目の棚12の前方位置(図1の右列の状態を参照)との間で移動可能に、最上段用の棚11の幅方向の端部を二段目の棚12の幅方向の端部に連結するための前後方向に互いに離隔する前アーム43及び後アーム44を有する機構である。
スイングユニット80は、棚10(11、12)の幅方向の左端部同士の連結用と右端部同士の連結用のそれぞれについて、連結体20を有している。つまり、スイングユニット80において、連結体20は棚10の左端用と右端用にそれぞれ設けられており、スイングユニット80(組立体80A)は、棚10の幅方向について左右に一対の連結体20、20を有している。以下において、左右の連結体20を区別する場合には、左端用の連結体20を左連結体20Lと呼び、右端用の連結体20を右連結体20Rと呼ぶ。左連結体20Lの構造と右連結体20Rの構造は、左右対称であること以外については同一である。
スイングユニット80は、背面板3c(支柱7)への取り付け用の左ブラケット21及び右ブラケット22を有している。各ブラケット(21、22)は、対応する連結体20(20L、20R)における下端側の所定部位(後述する第2内カバー421の内側面)に沿って前後方向に延伸し、その前側の大半の部分が連結体20(20L、20R)に固定されている。支柱7の係合孔(図示省略)に係合する爪部6は、各ブラケット(21、22)の後端に設けられている。そして、スイングユニット80の下端側の部分(後述する下箱体42)が各ブラケット(21、22)を介して背面板3c(支柱7)に支持されている。
図5及び図6は、スイングユニット80の部分斜視図である。図6では、後述する第1外カバー412及び第2外カバー422が取り外されている。図7はスイングユニット80の連結体20(20L)の上端側の部分の拡大断面図であり、図8はスイングユニット80の連結体20(20L)の下端側の部分を前方から視た拡大正面図である。
本実施形態では、スイングユニット80における各連結体20は、最上段用の棚11を前後方向にスライド移動可能に支持するスライド機構30と、最上段用の棚11を回動させるための回動機構40と、を有する。連結体20における前述した前アーム43及び後アーム44は回動機構40の主要な構成要素であり、これらについては後に詳述する。
スライド機構30は、最上段用の棚11が前後方向に移動可能に、最上段用の棚11の幅方向の端部(左端部、右端部)を下方から支持する機構である。本実施形態では、スライド機構30は、回動機構40の後述する上箱体41における棚10の幅方向の中心側の側面と相対しており、後述する上レール取付板413に取り付けられている。
スライド機構30は、例えば、上固定レール31と、上移動レール32と、上固定レール31と上移動レール32とを前後方向にスライド自在に連結する上中間レール33と、上棚取付板34と、を有する。
上固定レール31は、回動機構40(具体的には、上レール取付板413)に固定される。上移動レール32は、上中間レール33を介して上固定レール31に対してスライド移動可能に連結され、且つ、上棚取付板34を介して最上段用の棚11に固定される。
上棚取付板34は、最上段用の棚11を連結体20に取り付けるためのブラケットである。上棚取付板34は、上移動レール32に沿って延在しており上移動レール32における上固定レール31とは反対側の面に固定されている。最上段用の棚11は上棚取付板34を介して上移動レール32に取り付けられる。
具体的には、上棚取付板34は、上箱体41と上移動レール32との間に位置する垂直片341と、垂直片341の上縁から棚10の幅方向の中心側に延びる水平片342とを有しており、全体としてL字形状の断面を有して前後方向に延在している。最上段用の棚11の幅方向の左端部は、左連結体20Lにおける上棚取付板34の水平片342に取り付けられ、最上段用の棚11の幅方向の右端部は右連結体20Rにおける上棚取付板34の水平片342に取り付けられる。このように、最上段用の棚11は、左右の上棚取付板34、34の間を架け渡すように設けられており、スライド機構30を介して回動機構40側の部材(上レール取付板413)に対して前後方向に移動可能になっている。
そして、最上段用の棚11は、スライド機構30に沿って後方に最大に押し戻された状態で、その後端側の部分が側面視で上箱体41の後端よりも後方に大きく張り出し且つその前端部が側面視で上箱体41の前端近傍に位置し、スライド機構30に沿って前方に最大に引き出された状態で、その後端側の部分が側面視で上箱体41の前後方向の概ね中央部分に位置し且つその前端部が側面視で上箱体41の前端よりも前方に大きく張り出すように、左右の上棚取付板34(水平片342)に取り付けられている。
回動機構40は、二段目の棚12の幅方向の端部の近傍において当該幅方向に延伸した軸部(431、441)を有し、スライド機構30(換言すると最上段用の棚11)が二段目の棚12に対して平行な姿勢を維持した状態で軸部(431、441)を支点として二段目の棚12の上方位置(図1の左列の状態を参照)と二段目の棚12の前方位置(図1の右列の状態を参照)との間で回動可能に、スライド機構30(換言すると最上段用の棚11の幅方向の端部)を二段目の棚12の幅方向の端部に連結する機構である。
本実施形態では、回動機構40は、スライド機構30を支持するための上箱体41と、二段目の棚12の幅方向の端部を支持するための下箱体42と、前述した前アーム43及び後アーム44と、を有する。なお、軸部(431、441)は、下箱体42内に設けられており、後に詳述する。
上箱体41は、前アーム43及び後アーム44によって下箱体42に連結される箱体であり、第1内カバー411と、第1外カバー412とを有する。第1内カバー411は第1外カバー412よりも棚10の幅方向の中心側の位置している。第1内カバー411と第1外カバー412が互いに組み合わされることにより、棚10の前後方向を長手方向とする中空の概ね直方体状の箱体が構成されている。上箱体41の下面の前側の部分は前アーム43の回動を許容するように開口され、上箱体41の下面の後側の部分と上箱体41の後面の下面側の部分は後アーム44の回動を許容するように開口されている。
上箱体41における棚10の幅方向の中心側の側面(つまり、第1内カバー411側の側面)には、この側面に沿って前後方向に延在する上レール取付板413が固定されている。ここで、左連結体20Lの上箱体41における棚10の幅方向の中心側の側面は上箱体41の右側面であり、右連結体20Rの上箱体41における棚10の幅方向の中心側の側面は上箱体41の左側面である。以下では、各連結体20の上箱体41における棚10の幅方向の中心側の側面を上箱体41の内側面又は第1内カバー411側の側面と呼び、上箱体41における内側面と反対側の側面を上箱体41の外側面又は第1外カバー412側の側面と呼ぶ。下箱体42についても同様である。
上レール取付板413は、スライド機構30を回動機構40に取り付けるためのブラケットであるとともに、上棚取付板34と協働してレール収容空間を形成する部材である。
具体的には、上レール取付板413は、上棚取付板34の垂直片341と相対する垂直片413aと、上棚取付板34の水平片342の下方において当該水平片342と相対し且つ垂直片413aの下縁に接続する水平片413bと、垂直片413aの上縁における前後方向の前端側の所定部位から棚10の幅方向の中心側に延びる上接続片413cと、を有し、前後方向に延在している。スライド機構30の各レール(31、32、33)は、上レール取付板413と上棚取付板34とにより囲まれたレール収容空間に配置されている。そして、上固定レール31が上レール取付板413の垂直片413aに固定されることにより、スライド機構30が連結体20の上箱体41に支持されている。
また、本実施形態では、スイングユニット80は、左連結体20Lの上箱体41と右連結体20Rの上箱体41とを互いに接続するための上連結板23を有する。上連結板23は、最上段用の棚11の下面の近傍で且つスイングユニット80の前後方向の前端側の位置において左連結体20Lの上箱体41から右連結体20Rの上箱体41まで延在している。具体的には、左連結体20Lにおける上レール取付板413の上接続片413cには、上連結板23の左端部が接続され、右連結体20Rにおける上レール取付板413の上接続片413cには、上連結板23の右端部が接続されている。これにより、左右の上箱体41は、互いに相対移動することなく、上連結板23を介して一体に接続されている。
下箱体42は、前アーム43及び後アーム44によって上箱体41に連結される箱体であり、第2内カバー421と、第2外カバー422とを有する。第2内カバー421は第2外カバー422よりも棚10の幅方向の中心側の位置している。第2内カバー421と第2外カバー422が互いに組み合わされることにより、棚10の前後方向を長手方向とする中空の概ね直方体状の箱体が構成されている。下箱体42の上面は、前アーム43及び後アーム44の回動を許容するように開口され、下箱体42の前面には、前アーム43及び後アーム44の回動を許容するように切り欠かれたアーム用スリット42aが開口されている。
本実施形態では、下箱体42は、二段目の棚12が前後方向に移動可能に二段目の棚12の幅方向の端部を下方から支持する下スライド部50を有している。
下箱体42の下スライド部50は、下箱体42の内側面(つまり、下箱体42における棚10の幅方向の中心側の側面)と相対している。そして、下スライド部50は、下箱体42の後述する下レール取付板423に取り付けられている。
下スライド部50は、下固定レール51と、下移動レール52と、下固定レール51と下移動レール52とを前後方向にスライド自在に連結する下中間レール53と、下棚取付板54と、ストッパ片55と、を有する。
下固定レール51は、第2内カバー421(具体的には、下レール取付板423)に固定される。下移動レール52は、下中間レール53を介して下固定レール51に対してスライド移動可能に連結され、且つ、下棚取付板54を介して二段目の棚12に固定される。
下棚取付板54は、二段目の棚12を連結体20(下箱体42)に取り付けるためのブラケットである。下棚取付板54は、下移動レール52に沿って延在しており下移動レール52における下固定レール51とは反対側の面に固定される。二段目の棚12は下棚取付板54を介して下移動レール52に取り付けられる。
具体的には、下棚取付板54は、下箱体42と下移動レール52との間に位置する垂直片541と、垂直片541の上縁から第2外カバー422側に延びる水平片542とを有しており、全体としてL字形状の断面を有して前後方向に延在している。二段目の棚12の幅方向の左端部は左連結体20Lにおける下棚取付板54の水平片542に取り付けられ、二段目の棚12の幅方向の右端部は右連結体20Rにおける下棚取付板54の水平片542に取り付けられている。つまり、二段目の棚12は、左右の下棚取付板54、54の間を架け渡すように設けられている。
ストッパ片55は、下固定レール51に対する下移動レール52の移動を阻止するように当該下スライド部50の前端部に取り付けられた部材である。ここで、最上段用の棚11が二段目の棚12の上方位置にある状態で、下箱体42の前端位置が側面視で二段目の棚12の前端位置に概ね一致しており(後述する図10参照)、例えば、通常の運用時においては、この位置で、下スライド部50による二段目の棚12の前後方向の移動がストッパ片55により阻止されている。
そして、二段目の棚12は、その移動がストッパ片55により阻止された状態において、その後端側の部分が側面視で下箱体42の後端よりも後方に大きく張り出し且つその前端部が側面視で下箱体42の前端近傍に位置するように、左右の下棚取付板54(水平片542)に取り付けられている。また、二段目の棚12の上方位置にある最上段用の棚11との関係では、二段目の棚12の後端位置は側面視で最上段用の棚11の後端位置に概ね一致し、二段目の棚12の前端位置は側面視で最上段用の棚11の前端位置に概ね一致している。
下箱体42の内側面(つまり、第2内カバー421側の側面)には、この内側面において前後方向に延在する下レール取付板423が取り付けられている。
下レール取付板423は、下スライド部50を下箱体42に取り付けるためのブラケットであるとともに、下棚取付板54と協働してレール収容空間を形成する部材である。
具体的には、下レール取付板423は、下棚取付板54の垂直片541と相対する垂直片423aと、各レール(51、52、53)の下方に位置し且つ垂直片423aの下縁に接続する水平片423bと、垂直片423aの上縁における前後方向の後端側の所定部位から棚10の幅方向の中心側に延びる下接続片423cと、を有し、前後方向に延在している。下固定レール51が下レール取付板423の垂直片423aに固定されることにより、下スライド部50及び二段目の棚12が連結体20の下箱体42に支持されている。
また、本実施形態では、スイングユニット80は、左連結体20Lの下箱体42と右連結体20Rの下箱体42とを互いに接続するための下連結板24を有する。下連結板24は二段目の棚12の下面の近傍で且つスイングユニット80の前後方向の後端側の位置において左連結体20Lの下箱体42から右連結体20Rの下箱体42まで延在している。具体的には、左連結体20Lにおける下レール取付板423の下接続片423cには、下連結板24の左端部が接続され、右連結体20Rにおける下レール取付板423の下接続片423cには、下連結板24の右端部が接続されている。これにより、左右の下箱体42は、互いに相対移動することなく、下連結板24を介して一体に接続されている。
前アーム43及び後アーム44は、前述したように、最上段用の棚11が二段目の棚12の上方位置(図1の左列の状態を参照)と二段目の棚12の前方位置(図1の右列の状態を参照)との間で移動可能に、最上段用の棚11の幅方向の端部を二段目の棚12の幅方向の端部に連結するための部材であり、互いに前後方向に離隔している。本実施形態では、前アーム43及び後アーム44は、上箱体41と下箱体42とを互いに連結することで、最上段用の棚11の幅方向の端部を二段目の棚12の端部に連結している。そして、前アーム43及び後アーム44は、上箱体41に支持されたスライド機構30(換言すると、最上段用の棚11)が下箱体42に支持された二段目の棚12に対して平行な姿勢を維持した状態で軸部(431、441)を支点として二段目の棚12の上方位置(図1の左列の状態を参照)と二段目の棚12の前方位置(図1の右列の状態を参照)との間で回動可能に、上箱体41(スライド機構30、換言すると、最上段用の棚11の幅方向の端部)と下箱体42(二段目の棚12の幅方向の端部)とを互いに連結するように構成されている。
具体的には、最上段用の棚11が二段目の棚12の上方位置にあるときに、前アーム43及び後アーム44は、起立した状態で、それぞれ、下箱体42の上面の開口と上箱体41の下面の開口を通じて、下箱体42内の領域から上箱体41内の領域まで延在した薄板状の部材である。後アーム44は起立した状態で前アーム43よりも後方に位置している。
ここで、下箱体42内には、棚10の幅方向に延伸した前側下軸部431、及び、前側下軸部431よりも後方で棚10の幅方向に延伸した後側下軸部441が設けられている。上箱体41内には、棚10の幅方向に延伸した前側上軸部432、及び、前側上軸部432よりも後方で棚10の幅方向に延伸した後側上軸部442が設けられている。前側下軸部431及び後側下軸部441は、二段目の棚12の幅方向の端部の近傍において当該幅方向(左右方向)に延伸し、前側上軸部432及び後側上軸部442は、最上段用の棚11の幅方向の端部の近傍において当該幅方向(左右方向)に延伸している。また、前側下軸部431は下箱体42内において後側下軸部441よりも上方の位置に取り付けられ、前側上軸部432は上箱体41内において後側上軸部442よりも上方の位置に取り付けられている。また、後側下軸部441は、側面視で二段目の棚12の前後方向の中央に対応する位置に位置している。
前アーム43は、前側下軸部431から前側上軸部432まで延在している。前アーム43の二段目棚側の部分は前側下軸部431に回転可能に支持され、前アーム43の最上段用棚側の部分は前側上軸部432に回転可能に支持されている。前アーム43はその二段目棚側の部分が起立した状態でその最上段用棚側の部分が後方に折れ曲がっている。
後アーム44は、後側下軸部441から後側上軸部442まで延在している。後アーム44の二段目棚側の部分は後側下軸部441に回転可能に支持され、後アーム44の最上段用棚側の部分は後側上軸部442に回転可能に支持されている。後アーム44はその最上段用棚側の部分が起立した状態でその二段目棚側の部分が前方に折れ曲がっている。
したがって、上箱体41には、前アーム43の最上段用棚側の部分及び後アーム44の最上段棚側の部分が回動可能に連結されている。つまり、各連結体20は、前アーム43の最上段用棚側の部分及び後アーム44の最上段棚側の部分が回動可能に連結される上箱体41を有している。
本実施形態では、後アーム44は、最上段用の棚11が二段目の棚12の上方位置にある状態で起立した姿勢をとる後アーム本体部44aと、この起立した姿勢の後アーム本体部44aの最上段用棚側の部分から後方に突出した突出部44bと、を有する。
具体的には、後アーム本体部44aは、後アーム44における上箱体41と下箱体42とを連結するための主要部材であり、前アーム43に対して概ね並列するように配置されている。そして、後アーム本体部44aは、その一端部が後側下軸部441に回転可能に支持され、その他端部が後側上軸部442に回転可能に支持されている。
突出部44bは、側面視で概ね台形状に形成された薄板状の部材からなり、その縁部が棚10(11、12)の幅方向の中心側に向かって折り曲げられている。そして、突出部44bは、後アーム本体部44aの他端側(後側上軸部442側)の部分の後端面から後方に突出しており、その基端が後アーム本体部44aにおける後側上軸部442との連結位置(支点)と後アーム本体部44aにおける後側下軸部441との連結位置(支点)との間の部分であって、後側上軸部442の近傍の部分に接続されている。
本実施形態では、突出部44bは、上箱体41における後アーム44との連結部分(つまり、後下軸部441に対応する位置)よりも上方の角部41aを受容可能な切り欠き部44b1を有する。
そして、起立した前アーム43及び後アーム44によって、上箱体41及び下箱体42が互いに連結された状態において、上箱体41に支持されたスライド機構30(換言すると、上棚取付板34)は下箱体42に下レール取付板423及び下スライド部50を介して支持された二段目の棚12(換言すると、下棚取付板54)に対して平行に配置されるようになっている。そして、起立した状態の前アーム43及び後アーム44がそれぞれの二段目棚側(下箱体42側)の対応する軸部(431、441)を支点として前方に向かって回動すると、上箱体41が軸部(431、441)を支点として下箱体42の上方位置から下箱体42の前方位置に向かって回動するようになっている。この回動の際に、前アーム43の二段目棚側の部分と後アーム44の最上段用棚側の部分が互いに平行に維持されており、且つ、前アーム43の最上段用棚側の部分と後アーム44の二段目棚側の部分も互いに平行に維持されている。そして、この回動の際に、スライド機構30は二段目の棚12に対して平行な姿勢を維持するようになっている。これにより、最上段用の棚11上での商品陳列状態が安定して維持される。
また、上箱体41における後アーム44の前方の部分には、後側ストッパプレート45が設けられている。後側ストッパプレート45には、後アーム44における前側の端面が当接し、後アーム44のそれ以上の後方への回動を阻止する。そして、下箱体42における後アーム44の前方の部分には、前側ストッパプレート46が設けられている。前側ストッパプレート46には、後アーム44における前側の端面が当接し、後アーム44のそれ以上の前方への回動を阻止する。
最上段用の棚11についての二段目の棚12の上方位置は、例えば、回動機構40(前アーム43及び後アーム44)による回動の上死点よりも下方であり且つ後方に設定されている。具体的には、上箱体41が下箱体42から最も上方に離れたときの最上段用の棚11の位置が前記上死点に相当する位置である。最上段用の棚11が前記上死点にあるときに、上箱体41内における後アーム44の前側の端面と後側ストッパプレート45との間に隙間が生じるように、後側ストッパプレート45が取り付けられている。
前アーム43及び後アーム44が前記上死点に対応する角度よりも後方に回動されて、上箱体41内における後アーム44の前側の端面が後側ストッパプレート45に当接することで、前アーム43及び後アーム44のそれ以上の後方への回動が阻止される。このときの最上段用の棚11の位置が当該最上段用の棚11についての二段目の棚12の上方位置となっている。この上方位置にある最上段用の棚11はその自重と後述する第1付勢部47及び第2付勢部48の付勢力によって後方への回動方向に付勢されている。したがって、この自重及び付勢力に抗する外力が最上段用の棚11に加えられない限り、最上段用の棚11は二段目の棚12の上方位置で静止している。
また、前アーム43及び後アーム44が前記上死点に対応する角度よりも前方に回動されて、下箱体42内における後アーム44の前側の端面が前側ストッパプレート46に当接することで、前アーム43及び後アーム44のそれ以上の前方への回動が阻止される。このときの最上段用の棚11の位置が当該最上段用の棚11についての二段目の棚12の前方位置となっている。
本実施形態では、前アーム43及び後アーム44は、それぞれ、後方への回動方向に付勢されている。具体的には、下箱体42には、第1付勢部47と第2付勢部48が設けられている。第1付勢部47は前側下軸部431を支点として後方へ回動する方向に前アーム43を付勢し、第2付勢部48は下降時の衝撃吸収用のダンパーであり後側下軸部441を支点として後方へ回動する方向に後アーム44を付勢する。各付勢部(47、48)による付勢力は、例えば、最上段用の棚11が前記上死点よりも前方に位置しているときに、回動機構40が最上段用の棚11の自重だけで前方への回動方向に移動しない程度に、設定されている。
ここで、スイングユニット80は、アーム接続部25を更に含む。アーム接続部25は、左連結体20Lにおける対象アーム25Aの所定部分と右連結体20Rにおける対象アーム25Aの所定部分まで延在し、左右の対象アーム25A同士を接続するものである。対象アーム25Aは、前アーム43及び後アーム44のうちのいずれか一方であり、本実施形態では、後アーム44である。つまり、アーム接続部25は、左連結体20Lの対象アーム25Aである後アーム44と右連結体20Rの対象アーム25Aである後アーム44とを接続する部材である。
本実施形態では、対象アーム25Aの前記所定部分(つまり、対象アーム25Aにおけるアーム接続部25による接続箇所)は、後アーム44の突出部44bの後端側の部分である。
アーム接続部25は、最上段用の棚11の幅よりも長い長手方向の長さを有しており、最上段用の棚11が二段目の棚12の上方位置にある状態で、アーム接続部25の両端部は、上方から視た平面視で最上段用の棚11の幅方向の端部よりも外側に突出している。そして、左連結体20Lの後アーム44の突出部44bにおける棚10の幅方向の中心側の側面(つまり、右側面)の後端側の側面部分と、右連結体20Rの後アーム44の突出部44bにおける棚10の幅方向の中心側の側面(つまり、左側面)の後端側の側面部分が、アーム接続部25によって互いに接続されている。
図9は、図6に示すA-A矢視断面図である。図10は、アーム接続部25の移動軌跡Mを説明するための概念図である。
アーム接続部25は、ここでは、図9に示すように、前後方向に所定の幅を有して棚10の幅方向に延伸する薄板状の第1水平接続部25aと、第1水平接続部25aの後端から下方に延伸する薄板状の垂直接続部25bと、垂直接続部25bの下端から後方に延伸し第1水平接続部25aと平行な薄板状の第2水平接続部25cと、突出部44bの前記側面部に締結される左右の締結部25dとからなり、クランク状断面を有して棚10(11、12)の幅方向に延伸している。
本実施形態では、アーム接続部25は、図10に示すように、二段目の棚12(棚板121)の上面から二段目の棚12の上方位置にある最上段用の棚11(棚板111)の下面の手前に設定された所定高さHまでの領域である商品収容領域V1を回避する円弧状の移動軌跡Mをとるように配置される。具体的には、商品収容領域V1は、上方から視た平面視で二段目の棚12の棚板121と略同等の面積を有している。そして、商品収容領域V1は、側面視で一対の連結体(20L、20R)の後端(具体的には、下箱体42の後端)よりも後方に大きく拡張されている。そして、アーム接続部25は、後アーム44が後側下軸部441を支点として回動すると、当該支点を中心とした円弧状の移動軌跡Mに沿って移動する。この移動軌跡Mの円弧の半径R1は商品収容領域V1の上側の前後の角部と後側下軸部441の中心との間の距離R2よりも僅かに大きくなるように設定されている。これにより、アーム接続部25についての円弧状の移動軌跡Mは、商品収容領域V1を回避するようになっている。
本実施形態では、最上段用の棚11が二段目の棚12の上方位置にある状態で、アーム接続部25は最上段用の棚11の後端側の部分の下方に位置し、二段目の棚12の上方位置にある最上段用の棚11がスライド機構30に沿って前方へ所定距離だけ引き出されると、アーム接続部25の商品収容領域V1を回避する移動軌跡Mに沿う移動が許容されるように構成されている。
具体的には、アーム接続部25は、最上段用の棚11が二段目の棚12の上方位置にある状態で、その両端部以外の大半の部分が最上段用の棚11の後端部の直下において最上段用の棚11(棚板111)の下面の近傍に位置するように、配置されている。詳しくは、最上段用の棚11が二段目の棚12の上方位置にある状態で、後アーム44の突出部44bの上面は最上段用の棚11の下面に対して概ね平行な姿勢をとり、アーム接続部25の第1水平接続部25aは最上段用の棚11の下面と商品収容領域V1の上端面との間に位置し、アーム接続部25の垂直接続部25bは商品収容領域V1の後端面における上端側の部分に近接している。つまり、アーム接続部25は、最上段用の棚11が二段目の棚12の上方位置にある状態で、最上段用の棚11の下方において商品収容領域V1の後側の上角部を囲むように配置されている。したがって、この状態で、後アーム44が後側下軸部441を支点とし回動し始めると、その直後にアーム接続部25が最上段用の棚11(棚板111)の下面に衝突し、それ以上の後アーム44の移動が阻止されるようになっている。一方、二段目の棚12の上方位置にある最上段用の棚11がスライド機構30に沿って前方へ所定距離だけ引き出されると、アーム接続部25の上方の領域が開放され、その結果、アーム接続部25の円弧状の移動軌跡Mに沿った前方への移動が許容されるようになっている。そして、後アーム44が前方に回動されて前側ストッパプレート46に当接した状態で、後アーム44の突出部44bの前記上面は最上段用の棚11の下面に対して概ね直交する姿勢をとり、この姿勢において、アーム接続部25は商品収容領域V1の前側の上角部の前方に位置する。さらに、この姿勢において、上箱体41における後アーム44との連結部分よりも上方の角部41aが突出部44bの切り欠き部44b1内に受容される(後述する図17参照)。
以上のように、本実施形態では、アーム接続部25は、二段目の棚12の上方位置にある最上段用の棚11(スライド機構30)が軸部(431、441)を支点として前方に向かって回動すること(つまり、スイングダウン)を阻止するための部材としても用いられている。そして、アーム接続部25による前方回動阻止状態は、最上段用の棚11がスライド機構30に沿って前方へ所定距離だけ引き出されることにより解除されており、スライド機構30は前方回動阻止状態を解除するための機構としての機能も有している。
本実施形態では、スイングユニット80は、スライドロック機構60を更に有している。
図11~図13は、スライドロック機構60の構成を説明するための図であり、図11は部分斜視図、図12は別の角度から視た部分斜視図、図13は拡大斜視図である。なお、図11~図13では、後述する前方移動阻止状態のときのスライドロック機構60が示されている。また、図11及び図13では、上箱体41が取り外されている。そして、図11では、上箱体41の第1内カバー411については点線で示されている。
スライドロック機構60は、二段目の棚12の上方位置にある最上段用の棚11が前方へ移動することを阻止する前方移動阻止状態(図11~図13参照)と、この前方移動阻止状態が解除された解除状態(つまり前方への移動を許容した状態)とに切り替え可能な機構である。本実施形態では、スライドロック機構60は、棚10(最上段用の棚11)の幅方向に延伸したレバー軸部61と、レバー部62と、係止孔部63とを有している。
レバー軸部61は、棚10(最上段用の棚11)の幅方向に延伸しており、上移動レール32に取り付けられた上棚取付板34に固定されている。
レバー部62は、レバー軸部61回りに回動可能であり且つスライド機構30の上移動レール32と一体に移動する薄板状の部材である。レバー部62は、上箱体41よりも前後方向に長い全長を有しており、上棚取付板34と上箱体41の内側面(第1内カバー411側の側面)との間において、その中央部がレバー軸部61に回動可能に支持されている。
レバー部62は、前方移動阻止用の爪部621と前方移動阻止状態の解除用の操作部622とをレバー軸部61より前側の部分に有している。爪部621は、レバー部62の下縁の前端側の部分に下方に突出するように形成されている。操作部622は、レバー部62の前端部をなしており、前方に突出するように形成されている。そして、操作部622は、上箱体41の前面よりも前方に位置している。なお、レバー部62には、回動範囲規制用スリット623が開口されており、この回動範囲規制用スリット623に規制軸624が挿通されている。レバー部62は、規制軸624と回動範囲規制用スリット623との間の隙間の範囲内で回動するようになっている。
係止孔部63は、回動機構40の一部に開口されており、前方移動阻止状態でレバー部62の爪部621が係止孔部63に係止される。具体的には、係止孔部63は、回動機構40における最上段用の棚11に対して前後方向に相対移動可能な部分に開口された孔部であり、例えば、上レール取付板413の水平片413bにおける前端側の部分に形成されている。
レバー軸部61は、レバー部62の重心位置よりも後方に位置していている。したがって、レバー部62は、その前端部が係止孔部63に近づく方向に自重により回動しようとする。これにより、操作部622が操作されて上方に引き上げられない限り、レバー部62の爪部621は係止孔部63に引っ掛かって係止されており、この状態(つまり、前方移動阻止状態)がレバー部62の自重により維持されている。
スライドロック機構60において、操作部622が利用者などによって操作され上方に引き上げられると、爪部621が上方に移動して係止孔部63から開放される。その結果、スライドロック機構60は前方移動阻止状態から解除状態に切り替わり、上方位置にある最上段用の棚11の前方への移動が許容される。
図14~図16はスライド機構30及びスライドロック機構60の動作を説明するための図であり、図14は側面図、図15は部分斜視図、図16は拡大斜視図である。なお、図14~図16では、後述する後方移動阻止状態のときのスライドロック機構60が示されている。また、図14~図16では、最上段用の棚11がスライド機構30に沿って前方に最大に引き出された状態が示されており、図14では、最上段用の棚11が前方に最大に引き出された状態が実線で示され、最上段用の棚11が後方に最大に押し戻されて二段目の棚12の上方位置に位置している状態が破線で示されている。
スライドロック機構60が解除状態(前方への移動を許容した状態)にあるときに、最上段用の棚11が利用者などによって前方に引き出されることにより、図14及び図15に示すように、最上段用の棚11が前方に移動する。
本実施形態では、スライドロック機構60のレバー部62は、レバー軸部61より後側に延長して延びている。そして、スライドロック機構60は、最上段用の棚11の後方への移動を阻止するための突起部64を有している。
突起部64は、最上段用の棚11がスライド機構30に沿って後方に最大に押し戻された状態(図14の破線参照)で、レバー部62の後端部よりも前方に位置し、最上段用の棚11がスライド機構30に沿って前方に最大に引き出された状態(図14の実線、図15、図16及び後述する図17参照)で、レバー部62の後端部よりも後方に位置している。そして、突起部64は、前方に最大に引き出された状態の最上段用の棚11が後方へ押し戻されると、レバー部62の後端部に当接しそれ以上の最上段用の棚11の後方への移動を阻止可能なものである。つまり、スライドロック機構60は、前方移動阻止状態だけなく、後方移動阻止状態にも切り替わるように構成されている。
具体的には、図14に示すように、突起部64は、レバー部62の後端部についての前後方向の移動軌跡の領域V2内における前後方向の前端近傍に位置するように上箱体41に設けられている。
そして、最上段用の棚11が最後端位置(図14の破線参照)から最前端位置(図14の実線参照)まで引き出される過程において、レバー部62の後端側の上縁が突起部64に当接する。この状態で、さらに、最上段用の棚11が前方に引き出されることにより、レバー部62は、自身の後端部を下方に移動させる方向に回動しつつ自身の後端部を突起部64の下面に沿って摺動させる。そして、レバー部62の後端部が突起部64の範囲を通過すると、レバー部62は自重によって自身の後端部を上方に移動させる方向に回動する。この状態で、レバー部62の後端部の後方に突起部64が位置している。最上段用の棚11がスライド機構30に沿って前方に最大に引き出された状態で、突起部64とレバー部62の後端部との間には、僅かな隙間があいているため、前方に最大に引き出された状態では、この隙間分の僅かな後方移動については許容される。
次に、ショーケース100の動作及び利用者の操作の一例について、図6~図19を参照して説明する。図18及び図19はショーケース100の動作及び利用者の操作を説明するための概念図である。図18及び図19では、ショーケース100の要部である組立体80Aが示されており、図の明瞭化のため他の要素は図示省略されている。図18(a)~図18(c)に示した状態と図19(a)~図19(c)に示した状態は、それぞれ対応している。
図18(a)及び図19(a)では、最上段用の棚11が二段目の棚12の上方位置にあり、スライドロック機構60は前方移動阻止状態にあるものとする。このとき、利用者が二段目の棚12などにアクセスし、二段目の棚12に陳列されている二点鎖線で示す商品P(図19では図示省略)を取り出したり整理したりしているときに、利用者が最上段用の棚11に意図せずに触れたとしても、最上段用の棚11の前方への移動及び前方への回動はスライドロック機構60及びアーム接続部25により阻止されている(厳密には、僅かな移動及び回動は許容されている)。したがって、利用者はより安全に作業を行うことができる。
次に、利用者が最上段用の棚11にアクセスしたい場合には、まず、利用者はスライドロック機構60の操作部622を上方に引き上げる。そして、利用者は操作部622を上方に引き上げた状態で、最上段用の棚11を前方に引き出す。そして、アーム接続部25の上方の領域が開放されて、アーム接続部25の円弧状の移動軌跡Mに沿った前方への移動が許容されると、スイングユニット80(連結体20)の構造的には、スライド機構30に支持された最上段用の棚11は軸部(431、441)を支点として二段目の棚12の前方位置に向かって回動可能である。
しかし、本実施形態では、スイングユニット80は、第1付勢部47を有しているとともに、最上段用の棚11についての二段目の棚12の上方位置は回動機構40(前アーム43及び後アーム44)による回動の上死点よりも下方であり且つ後方に設定されているため、回動機構40を介して最上段用の棚11を前方に向かって回動させるために必要な力が最上段用の棚11をスライド機構30に沿って前方へ移動させるために必要な力より大きくなっている。そのため、最上段用の棚11が二段目の棚12の上方位置にあるときに、利用者が操作部622を上方に引き上げつつ、最上段用の棚11を前方に引き出すと、最上段用の棚11は、図18(b)及び図19(b)に示すように、回動機構40を介して前方に向かって回動することなく、二段目の棚12からの高さを維持した状態で、そのまま前方にスライド移動して、前方に最大に引き出される。このとき、図17に示すように、スライドロック機構60は後方移動阻止状態に切り替わる。
そして、図18(b)及び図19(b)に示す状態で、例えば、利用者が最上段用の棚11をさらに前方に引き出したり、最上段用の棚11を押し下げたりする。その結果、最上段用の棚11は、回動機構40を介して二段目の棚12に対して平行な姿勢を維持した状態で図5及び図6に示した軸部(431、441)を支点として二段目の棚12の前方位置に向かって回動して下降し(スイングダウンし)、二段目の棚12の前方位置に位置する(図18(c)及び図19(c)参照)。このように、最上段用の棚11を前方に最大に移動させた後に、最上段用の棚11がスイングダウンするように構成されているため、最上段用の棚11のスイングダウンの際に、最上段用の棚11の後端部が、二段目の棚12の商品Pに衝突することを確実に抑制することができる。そして、スイングダウンの際に、左右の後アーム44同士を接続するアーム接続部25は商品収容領域V1(換言すると、商品P)を回避する円弧状の移動軌跡Mに沿って移動する。
また、最上段用の棚11が二段目の棚12の前方位置まで利用者によってスイングダウンされた状態で、利用者は、例えば、最上段用の棚11に商品Pを陳列すると、この状態で、最上段用の棚11及び陳列された商品の重さによる力が各付勢部(47、48)による付勢力と概ねバランスし、二段目の棚12の前方位置に位置した状態が維持される。
そして、最上段用の棚11がスイングダウンしているときや、最上段用の棚11が二段目の棚12の前方位置に位置した状態においても、スライドロック機構60は後方移動阻止状態(図16及び図19参照)に維持されている。そのため、利用者が意図せず、スイングダウン中に最上段用の棚11を後方に押してしまったり、二段目の棚12の前方位置にある最上段用の棚11を後方に押してしまったりしたとしても、最上段用の棚11の後方への移動は阻止されている。その結果、最上段用の棚11がスイングダウンしたり二段目の棚12の前方位置に位置したりしているときに、最上段用の棚11の後端部が、二段目の棚12の商品Pに衝突することを確実に抑制することができる。
そして、この最上段用の棚11を二段目の棚12の上方位置に戻す場合には、利用者は最上段用の棚11を押し上げ、回動機構40を介して最上段用の棚11をスイングアップさせる。このスイングアップの際においても、最上段用の棚11の後方への移動は阻止されている。そして、最上段用の棚11がスイングアップし、後アーム44が後側ストッパプレート45に当接して後方に最大に回動したところ(図18(b)及び図19(b)参照)で、利用者はスライドロック機構60の操作部622を上方に引き上げて、スライドロック機構60による後方移動阻止状態を解除する。そして、利用者は操作部622を上方に引き上げた状態で、最上段用の棚11を後方に押し戻す。これにより、最上段用の棚11は、二段目の棚12の上方位置に戻り(図18(a)及び図19(a)参照)、この位置で、最上段用の棚11の前方への移動及び前方への回動はスライドロック機構60及びアーム接続部25により阻止されている。このように、最上段用の棚11を後方に最大に回動(スイングアップ)させた後に、最上段用の棚11が後方に移動するように構成されているため、最上段用の棚11のスイングアップの際においても、最上段用の棚11の後端部が二段目の棚12の商品Pに衝突することを確実に抑制することができる。もちろん、スイングアップの際においても、アーム接続部25は商品収容領域V1を回避する円弧状の移動軌跡Mに沿って移動する。
本実施形態によるショーケース100において、最上段用の棚11は、この最上段用の棚11の幅方向の端部を二段目の棚12の幅方向の端部に連結するための前アーム43及び後アーム44を有する連結体20によって、二段目の棚12の上方位置と二段目の棚12の前方位置との間で移動可能に連結されている。このため、例えば、通常時には、最上段用の棚11を二段目の棚12の上方位置に配置させ、利用者が最上段用の棚11にアクセスしたい場合などには、利用者は連結体20によって二段目の棚12に連結された最上段用の棚11を引き出して二段目の棚12の上方位置から二段目の棚12の前方位置まで移動させることができる。つまり、利用者が最上段用の棚11にアクセスしたい場合などに、最上段用の棚11を二段目の棚12の上方位置から一段分下方で且つ二段目の棚12の前方位置に移動させることができるため、この位置で、利用者は最上段用の棚11へ商品を容易に陳列できるとともに最上段用の棚11に陳列してある商品Pを容易に取り出すこともできる。そして、アーム接続部25によって、左右の対象アーム25A同士が接続されているため、左右に一対の連結体(20L、20R)がアーム接続部25を介して一体的な構造体をなすことになる。その結果、利用者による操作の際に一対の連結体(20L、20R)に生じ得る捩じれが効果的に抑制され、一対の連結体(20L、20R)が安定して動作するようになり、ショーケース100における最上段用の棚11のスイングアップ及びスイングダウンを伴う移動動作(換言すると昇降動作)の安定化が図られる。したがって、利用者による操作性は良好に保たれる。このようにして、ショーケース100の利用者が最上段用の棚11へ容易にアクセス可能なショーケースを提供することができる。
詳しくは、アーム接続部25は、各連結体20における大きく可動し且つ高荷重を受け易い可動要素(つまり、前アーム43及び後アーム44)の一部(本実施形態では、後アーム44)同士を接続しているため、左右の前記可動要素の一部が一体となって良好な剛性を有するようになる。その結果、ショーケース100では、一対の連結体(20L、20R)の動作の安定化を効果的に図ることができるようになっている。そして、連結体20は、最上段用の棚11の幅方向の端部と二段目の棚12の幅方向の端部との間を連結するようになっているため、最上段用の棚11と二段目の棚12との間に商品Pを載置するための十分な商品収容領域V1を確保することができる。
本実施形態では、アーム接続部25は商品収容領域V1を回避する移動軌跡Mをとるように配置されているため、商品収容領域V1における有効な領域を減少させることなく(つまり、商品収容領域V1の有効内容積を犠牲にせず)、最上段用の棚11の昇降動作の安定化が図られる。
本実施形態では、対象アーム25Aとしての後アーム44は、最上段用の棚11が二段目の棚12の上方位置にある状態で起立した姿勢をとる後アーム本体部44aと、起立した姿勢の後アーム本体部44aの最上段用棚側の部分から後方に突出した突出部44bを有しており、アーム接続部25は左右の後アーム44の突出部44bの後端側の部分(対象アーム25Aの前記所定部分)同士を接続している。これにより、アーム接続部25によって左右の後アーム44が接続されたとしても、商品収容領域V1を一対の連結体(20L、20R)の後側に、有効に拡張することができる。
本実施形態では、最上段用の棚11が二段目の棚12の上方位置にある状態で、アーム接続部25は最上段用の棚11の後端側の部分の下方に位置し、二段目の棚12の上方位置にある最上段用の棚11がスライド機構30に沿って前方へ所定距離だけ引き出されると、アーム接続部25の移動軌跡Mに沿う移動が許容される。つまり、最上段用の棚11を前方に最大に移動させた後に、最上段用の棚11がスイングダウンするように構成され、棚11の引き出しとスイングダウンの順序がコントロールされているため、最上段用の棚11のスイングダウンの際に、最上段用の棚11の後端部が二段目の棚12の商品Pに衝突することを確実に抑制することができる。
本実施形態では、突出部44bは、上箱体41における後アーム44との連結部分よりも上方の角部41aを受容可能な切り欠き部44b1を有しているため、突出部44bが起立する状態まで、後アーム44の回動が許容される。
なお、本実施形態では、スイングユニット80(組立体80A)の下側の後部が各ブラケット(21、22)を介して商品室4の背面板3c(支柱7)に支持されているが、ショーケース100は、このような支持構造とは別の支持構造を更に有してもよい。具体的には、図20に示すように、ショーケース100は、背面板3cに対して取り付けられ、最上段用の棚11が二段目の棚12の上方位置にある状態で、アーム接続部25を下方から支持するアーム支持部8を含んでもよい。アーム支持部8は、例えば、アーム接続部25の第2水平接続部25cの下面が当接する当接面8aを有する。スイングユニット80(組立体80A)は、アーム接続部25の第2水平接続部25cがアーム支持部8の当接面8aに当接することによって、アーム支持部8を介して背面板3cに支持される。つまり、スイングユニット80(組立体80A)の上側の後部がアーム支持部8を介して背面板3cに支持される。これにより、スイングユニット80、ひいては、組立体80A全体の安定化が図られる。
また、本実施形態では、各連結体20の下箱体42は、下スライド部50を有している場合を一例に挙げて説明した。しかしながら、下スライド部50は有さなくてもよい。この場合、二段目の棚12は下箱体42に対して前後方向に移動することなく固定され、下箱体42は二段目の棚12の幅方向の端部における前後方向の前端面側の部分を直接支持するように構成すればよい。
そして、アーム接続部25により接続される対象アーム25Aは後アーム44であるものとしたが、これに限らず、前アーム43であってもよい。この場合、図示省略するが、例えば、突出部44bに対応する突出部が前アーム43の最上段用棚側の部分から前方に突出するように設けられ、この突出部の前端側の部分がアーム接続部25により接続さればよい。この場合であっても、商品収容領域V1を回避する移動軌跡Mをとるようにアーム接続部25を配置することができる。また、各連結体20は、第1付勢部47及び第2付勢部48を有さなくてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて更なる変形や変更が可能である。
1…ケース本体、4…商品室、8…アーム支持部、10…棚、11…最上段用の棚、12…二段目の棚、20…連結体、20L…左連結体(左端用の連結体)、20R…右連結体(右端用の連結体)、25…アーム接続部、25A…対象アーム、30…スライド機構、41…上箱体、41a…角部、43…前アーム、44…後アーム、44a…後アーム本体部、44b…突出部、44b1…切り欠き部、100…ショーケース、M…移動軌跡、V1…商品収容領域
Claims (7)
- 前面が開口した商品室を有するケース本体と前記商品室内に設けられ上下方向に互いに離隔する複数の棚とを有するショーケースにおいて、
前記複数の棚のうちの最上段用の棚が前記複数の棚のうちの上から二段目の棚の上方位置と前記二段目の棚の前方位置との間で移動可能に、前記最上段用の棚の幅方向の端部を前記二段目の棚の幅方向の端部に連結するための前後方向に互いに離隔する前アーム及び後アームを有する連結体であって、棚の左端用と右端用にそれぞれ設けられる前記連結体と、
前記左端用の前記連結体における前記前アームと前記後アームのうちのいずれか一方である対象アームの所定部分から前記右端用の前記連結体における前記対象アームの所定部分まで延在し、左右の前記対象アーム同士を接続するアーム接続部と、
を含む、
ショーケース。 - 前記アーム接続部は、前記二段目の棚の上面から前記上方位置にある前記最上段用の棚の下面の手前に設定された所定高さまでの領域である商品収容領域を回避する移動軌跡をとるように配置される、請求項1に記載のショーケース。
- 前記対象アームは、前記後アームであり、
前記後アームは、前記最上段用の棚が前記上方位置にある状態で起立した姿勢をとる後アーム本体部と、前記起立した姿勢の前記後アーム本体部の最上段用棚側の部分から後方に突出した突出部を有し、
前記対象アームの前記所定部分は、前記後アームの前記突出部の後端側の部分である、請求項2に記載のショーケース。 - 前記連結体は、前記最上段用の棚を前後方向に移動可能に前記最上段用の棚の幅方向の端部を下方から支持するスライド機構を有する、請求項3に記載のショーケース。
- 前記最上段用の棚が前記上方位置にある状態で、前記アーム接続部は前記最上段用の棚の後端側の部分の下方に位置し、前記上方位置にある前記最上段用の棚が前記スライド機構に沿って前方へ所定距離だけ引き出されると、前記アーム接続部の前記移動軌跡に沿う移動が許容される、請求項4に記載のショーケース。
- 前記連結体は、前記前アームの最上段用棚側の部分及び前記後アームの最上段棚側の部分が回動可能に連結される上箱体を有し、
前記突出部は、前記上箱体における前記後アームとの連結部分よりも上方の角部を受容可能な切り欠き部を有する、請求項2~5のいずれか一つに記載のショーケース。 - 前記商品室の背面板に対して取り付けられ、前記最上段用の棚が前記上方位置にある状態で、前記アーム接続部を下方から支持するアーム支持部を含む、請求項1~6のいずれか一つに記載のショーケース。
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- 2021-03-23 JP JP2021048255A patent/JP2022147129A/ja active Pending
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