JP7458689B2 - 車両用ドアロック装置 - Google Patents
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Description
同図に示す車両用ドアロック装置Aeにおいては、車両用ドア1のドアアウタパネル10に、キー4の操作により昇降回転可能な回転アーム20(同図では、一部の断面部分のみが示されている)を備えたキーシリンダ2が取付けられている。一方、ドアインナパネル11に取付けられたベース部材50には、ロックレバー3Eが支軸51を介して回転可能に支持されている。このロックレバー3Eに設けられている係合孔30eには、回転アーム20が進入して係合している。
図5においては、回転アーム20およびロックレバー3Eの先端部3a(同図の左端部)が下降位置にあり、車両用ドア1はアンロック状態にある。これに対し、回転アーム20およびロックレバー3Eの先端部3aが、同図よりも上側の所定の上昇位置に設定されると、車両用ドア1はロック状態となる。
前記した車両用ドアロック装置Aeによれば、全体を比較的簡易な構成としつつ、キー4の操作により、車両用ドア1のロック・アンロックの切り替え設定を適切に図ることが可能である。
ところが、このような手段を単に用いただけでは、たとえばキーシリンダ2が非常に強い力で回転操作されることに起因し、回転アーム20を図7に示す位置よりもさらに下降させようとする過荷重状態が発生した場合に、回転アーム20が係合孔30eからその外方に脱出する不具合を生じてしまう。
第1に、車両の衝突が発生し、車両用ドアが変形することに起因して、キーシリンダの回転アームが、ロックレバーの先端部を不当に上昇させようとする力が発生した場合、前記回転アームを係合孔の外部にその先端開口部から脱出させることが可能となる。このことにより、ロックレバーは、その先端部が不当に大きく上昇するように回転しないこととなる。その結果、前記従来技術とは異なり、車両用ドアがアンロック状態からロック状態になるとともに、このロック状態が固定されたままとなることは適切に防止または抑制され、車両用ドアを素早く開けることが可能となる。
第2に、キーシリンダの回転アームをかなり強い力で下降させようとする過荷重状態が発生し、回転アームが係合孔の先端開口部側に変位する現象を生じた場合には、回転アームはストッパ部に当接する。このことにより、回転アームが係合孔の先端開口部からその外部に脱出することは適切に防止される。
なお、車両の衝突が発生し、車両用ドアが変形することに起因して回転アームおよびロックレバーの先端部が上昇する場合には、回転アームの位置が係合孔内の上寄り領域となるため、回転アームはストッパ部に当接しないこととなる。したがって、この場合には、既述したように、回転アームを係合孔の外部にその先端開口部から適切に脱出させることが可能である。
なお、以降の説明においては、理解の容易のため、先に述べた図5~図7に示したものと同一または類似の要素には、それらの図に付した符号と同一の符号を適宜用いることとする。
て昇降する。
図2は、ロックレバー3が所定の下降位置にある状態を示しており、この状態では、車両用ドア1は、アンロック状態である。
すなわち、車両用ドア1が閉められて、ドアストライカ80とラッチ部材81とがラッチ状態にあり、かつ車両用ドア1がアンロック状態である場合において、たとえば外側ドアハンドル83が操作されると、オープンリンク60も下降する。その際、オープンリンク60の長孔60aおよびスライダ60bの作用により、オープンリンク60がロックレバー3を下降させることは回避されるが、オープンリンク60の分岐部60cは、回動部材62の係合片部62aを下方に押し、回動部材62を反時計方向に回転させる。この動作により、ラッチ部材81はドアストライカ80に対して非ラッチ状態となり、車両用ドア1を開けることが可能となる。
いて、車両用ドア1を素早く開けることが可能となる。
本発明でいう係合孔は、本発明が意図する先端開口部を有する切欠き状に形成されていればよく、具体的な形状やサイズなどは限定されない。また、係合孔は、ロックレバーの厚み方向に貫通した孔に代えて、ロックレバーの厚み方向に非貫通の孔(凹溝状)として構成してもよい。ストッパ部は、係合孔の下縁部に位置して、この下縁部から部分的に突出する凸部(突起部)として形成されているものに代えて、係合孔の下縁部に位置する段差部などとして構成されていてもよく、さらにはこれら以外の形態とされていてもよい。
1 車両用ドア
10 ドアアウタパネル
11 ドアインナパネル
2 キーシリンダ
20 回転アーム
3 ロックレバー
3a 先端部(ロックレバーの)
30 係合孔
30a 先端開口部(係合孔の)
31 ストッパ部
51 支軸
8 車両
Claims (1)
- キー操作により回転可能な回転アームを備え、かつ車両用ドアのドアアウタパネルに取付けられているキーシリンダと、
前記車両用ドアのドアインナパネルに直接または間接的に取付けられている支軸周りに回転可能であり、かつ前記回転アームが進入して係合する係合孔を有し、前記回転アームの上下高さ方向への回転に伴って先端部が上下高さ方向に変位するロックレバーと、
を備えており、
前記車両用ドアは、前記回転アームおよび前記ロックレバーの前記先端部が所定の上昇位置にあるときには、ロック状態にあり、所定の下降位置にあるときには、アンロック状態にある構成とされている、車両用ドアロック装置であって、
前記係合孔は、前記ロックレバーの前記先端部の位置において開口した先端開口部を有する切欠き孔として形成され、かつ前記回転アームは、前記係合孔内を前記先端開口部側に変位したときに、この先端開口部から前記係合孔の外部に脱出可能な構成とされており、
前記ロックレバーのうち、前記先端開口部の下側近傍位置に設けられ、かつ前記回転アームが前記係合孔内の下寄りに偏った配置で前記先端開口部側に変位したときに、前記回転アームが前記係合孔の外方に脱出することを阻止するように前記回転アームに当接可能なストッパ部を、さらに備えていることを特徴とする、車両用ドアロック装置。
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JP2020189126A JP7458689B2 (ja) | 2020-11-13 | 2020-11-13 | 車両用ドアロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2020189126A JP7458689B2 (ja) | 2020-11-13 | 2020-11-13 | 車両用ドアロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=81707011
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JP (1) | JP7458689B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002155656A (ja) | 2000-11-20 | 2002-05-31 | Alpha Corp | シリンダ錠 |
US6546767B1 (en) | 1998-07-29 | 2003-04-15 | Atoma International Corp. | Vehicle door lock with improved anti-theft features |
-
2020
- 2020-11-13 JP JP2020189126A patent/JP7458689B2/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6546767B1 (en) | 1998-07-29 | 2003-04-15 | Atoma International Corp. | Vehicle door lock with improved anti-theft features |
JP2002155656A (ja) | 2000-11-20 | 2002-05-31 | Alpha Corp | シリンダ錠 |
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Publication number | Publication date |
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