JP7456787B2 - 無段変速機の油圧回路 - Google Patents

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Description

本発明は、無段変速機の油圧回路に関する。
近年、車両の自動変速機として、変速比を無段階に変更でき、変速ショックがなく、かつ燃費を改善することができるチェーン式やベルト式などの無段変速機(CVT)が広く実用化されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、チェーン式などの無段変速機は、バリエータ、すなわち、入力軸に設けられるプライマリプーリと、出力軸に設けられるセカンダリプーリと、これらのプーリに掛け渡されるチェーンなどの動力伝達要素とを有し、それぞれのプーリの溝幅を変化させて動力伝達要素の巻き付け径を変化させることによって、変速比を無段階に変化させている。
より具体的には、無段変速機では、例えば、エンジンなどの動力により駆動され高圧のオイル(作動油)を吐出するオイルポンプを備え、このオイルポンプから吐出される高圧のオイルを調圧してプライマリプーリ及びセカンダリプーリそれぞれに設けられたシリンダ室(油圧室)へ供給し、油圧を発生することで、トルク伝達可能なクランプ力を確保しつつ、プーリを軸方向に動かし変速比の制御を行っている。
特開2004-125072号公報
ところで、例えば、エンジンが停止されて、エンジンにより駆動されるオイルポンプが停止し、無段変速機のシリンダ室へのオイル供給が停止されると、シリンダ室から徐々にオイルが抜けて行く。そのため、長時間エンジンを停止すると、シリンダ室からオイルが抜けて、充填状態を維持できなくなる。また、アイドリングストップ機能を有する車両では、アイドリングストップ中、エンジンが停止されるため、エンジンによって駆動されるオイルポンプも停止することから、アキュムレータや電動オイルポンプ等、何らかのエンジンで駆動されるオイルポンプ以外の油圧供給手段を設けない限り、無段変速機のシリンダ室にオイルが供給されなくなる。そのため、シリンダ室から徐々にオイルが抜けて行く。
そのため、アキュムレータや電動オイルポンプ等、何らかのエンジンで駆動されるオイルポンプ以外の油圧供給手段を設けない場合、エンジン停止(アイドリングストップを含む)後、すなわち、シリンダ室からオイルが抜けた後、再度、エンジンを始動して車両を発進させる際に、再度オイルをシリンダ室に充填して、油圧を発生し、トルク伝達に必要なクランプ力を発生させる必要があるため、車両が動き出すまでに時間がかかり、エンジン再始動時の発進応答性が悪化するおそれがあった。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、アキュムレータや電動オイルポンプ等、何らかのエンジンで駆動されるオイルポンプ以外の油圧供給手段を設けることなく、エンジン等(オイルポンプ)の停止時における、シリンダ室からのオイル抜けを防止でき、エンジン再始動時の発進応答性を改善することが可能な無段変速機の油圧回路を提供することを目的とする。
本発明に係る無段変速機の油圧回路は、プライマリ軸に設けられるプライマリプーリと、プライマリプーリに油圧を加えるプライマリシリンダ室と、セカンダリ軸に設けられるセカンダリプーリと、セカンダリプーリに油圧を加えるセカンダリシリンダ室と、プライマリプーリとセカンダリプーリとの間に巻装された駆動力伝達部材とを備える無段変速機の油圧回路であって、プライマリシリンダ室に接続される第1油路、及び/又は、セカンダリシリンダ室に接続される第2油路に介装され、第1油路、及び/又は、第2油路を開閉する開閉弁を備え、該開閉弁が、弁体と、弁体を閉弁方向に付勢する弾性部材とを有し、プライマリプーリ、セカンダリプーリが停止しているときには、弾性部材の付勢力により、プライマリプーリ、セカンダリプーリの停止位置にかかわらず、弁体が閉弁位置に移動し、プライマリプーリ、セカンダリプーリが回転しているときには、弁体に作用する遠心力により、弁体が開弁位置に移動することを特徴とする。
本発明に係る無段変速機の油圧回路によれば、プライマリシリンダ室に接続される第1油路、及び/又は、セカンダリシリンダ室に接続される第2油路に介装され、第1油路、及び/又は、第2油路を開閉する開閉弁を備え、該開閉弁が、弁体と、弁体を閉弁方向に付勢する弾性部材とを有し、プライマリプーリ、セカンダリプーリが停止しているときには、弾性部材の付勢力により、プライマリプーリ、セカンダリプーリの停止位置にかかわらず弁体が閉弁位置に移動し、プライマリプーリ、セカンダリプーリが回転しているときには、弁体に作用する遠心力により弁体が開弁位置に移動する。そのため、プライマリプーリ、セカンダリプーリが回転しているときには、開閉弁が開弁され、プライマリシリンダ室、及び/又は、セカンダリシリンダ室に対するオイルの供給/排出が可能とされ、変速比等を制御することができる。一方、プライマリプーリ、セカンダリプーリの回転が停止したときには、開閉弁が閉弁され、プライマリシリンダ室、及び/又は、セカンダリシリンダ室からのオイル抜けが防止される。その結果、エンジン等(オイルポンプ)の停止時における、シリンダ室からのオイル抜けを防止でき、エンジン再始動時の発進応答性を改善することが可能となる。
本発明に係る無段変速機の油圧回路では、上記第1油路が、プライマリ軸の軸心部に形成された第3油路とプライマリシリンダ室とを連通し、上記第2油路が、セカンダリ軸の軸心部に形成された第4油路とセカンダリシリンダ室とを連通することが好ましい。
この場合、第1油路が、プライマリ軸の軸心部に形成された第3油路とプライマリシリンダ室とを連通し、第2油路が、セカンダリ軸の軸心部に形成された第4油路とセカンダリシリンダ室とを連通する。そのため、開閉弁を開閉することにより、第3油路とプライマリシリンダ室、及び/又は、第4油路とセカンダリシリンダ室とを連通又は遮断することができる。よって、プライマリシリンダ室から第3油路へのオイル抜け、及び/又は、セカンダリシリンダ室から第4油路へのオイル抜けを防止することが可能となる。
本発明に係る無段変速機の油圧回路では、プライマリ軸、及び/又は、セカンダリ軸の軸方向から見た場合に、第1油路、及び/又は、第2油路が、放射状に形成された複数の油路を含み、開閉弁が、第1油路、及び/又は、第2油路を構成する放射状に形成された複数の油路それぞれに配設されていることが好ましい。
この場合、第1油路、及び/又は、第2油路が、放射状に形成された複数の油路を含み、開閉弁が、第1油路、及び/又は、第2油路を構成する放射状に形成された複数の油路それぞれに配設されている。そのため、第1油路、及び/又は、第2油路を構成する放射状に形成された複数の油路すべてを開閉(連通又は遮断)することができる。よって、放射状に形成された複数の油路すべてからのオイル抜けを防止することが可能となる。
本発明に係る無段変速機の油圧回路では、開閉弁が、プライマリ軸、及び/又は、セカンダリ軸の軸方向から見た場合に、プライマリプーリ、及び/又は、セカンダリプーリの径方向に沿って配設されていることが好ましい。
この場合、開閉弁が、プライマリ軸、及び/又は、セカンダリ軸の軸方向から見た場合に、プライマリプーリ、及び/又は、セカンダリプーリの径方向に沿って配設されている。そのため、弁体に作用する遠心力を増すことができ、該遠心力によって弁体を移動させることにより、開閉弁を確実に開弁することが可能となる。
また、本発明に係る無段変速機の油圧回路では、弾性部材が、プライマリプーリ、及び/又は、セカンダリプーリの径方向に沿って、弁体よりも外側に配置されており、弁体を、プライマリプーリ、及び/又は、セカンダリプーリの径方向内側に向けて付勢し、弁体が、プライマリプーリ、及び/又は、セカンダリプーリの径方向に沿って、弾性部材よりも内側に配置されており、プライマリプーリ、セカンダリプーリが回転しているときに、該弁体に作用する遠心力により、プライマリプーリ、及び/又は、セカンダリプーリの径方向外側に移動することが好ましい。
この場合、弾性部材が、プライマリプーリ、及び/又は、セカンダリプーリの径方向に沿って、弁体よりも外側に配置されており、弁体を、プライマリプーリ、及び/又は、セカンダリプーリの径方向内側に向けて付勢し、弁体が、プライマリプーリ、及び/又は、セカンダリプーリの径方向に沿って、弾性部材よりも内側に配置されており、プライマリプーリ、セカンダリプーリが回転しているときに、弁体に作用する遠心力により、プライマリプーリ、及び/又は、セカンダリプーリの径方向外側に移動する。そのため、プライマリプーリ、セカンダリプーリが停止しているときには、弾性部材の付勢力により確実に閉弁することができる。一方、プライマリプーリ、セカンダリプーリが回転しているときには、弁体に作用する遠心力により確実に開弁することができる。
本発明に係る無段変速機の油圧回路では、開閉弁が、一端が開口され、弁体及び弾性部材を内部に収容する筒状の弁ケースを有し、弁ケースの側面に、プライマリシリンダ室又はセカンダリシリンダ室と連通する貫通孔が形成されており、弁ケースの開口部が第1油路又は第2油路と連通し、開閉弁が、貫通孔よりも弁ケースの開口部側に弁体が位置することによって閉弁し、貫通孔よりも弾性部材側に弁体が位置するとによって開弁することが好ましい。
この場合、開閉弁が、一端が開口され、弁体及び弾性部材を内部に収容する筒状の弁ケースを有し、弁ケースの側面に、プライマリシリンダ室又はセカンダリシリンダ室と連通する貫通孔が形成されており、弁ケースの開口部が第1油路又は第2油路と連通し、開閉弁が、貫通孔よりも弁ケースの開口部側に弁体が位置することによって閉弁し、貫通孔よりも弾性部材側に弁体が位置するとによって開弁する。そのため、弁体に作用する遠心力に応じて、弁体の位置が変化(弁体が移動)することにより、開閉弁を開閉することができる。すなわち、油路を連通又は遮断することが可能となる。
本発明によれば、エンジン等(オイルポンプ)の停止時における、シリンダ室からのオイル抜けを防止でき、エンジン再始動時の発進応答性を改善することが可能となる。
実施形態に係る油圧回路が適用された無段変速機を含むパワーユニットの構成を示すブロック図である。 実施形態に係る油圧回路が適用された無段変速機の構成を示す図である。 実施形態に係る油圧回路の要部の構成(開閉弁が閉弁時の状態)を示すプライマリプーリの半断面図である。 実施形態に係る油圧回路の要部の構成(開閉弁が開弁時の状態)を示すプライマリプーリの半断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。また、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
まず、図1~図4を併せて用いて、実施形態に係る無段変速機の油圧回路1の構成について説明する。図1は、油圧回路1が適用された無段変速機10を含むパワーユニットの構成を示すブロック図である。図2は、油圧回路1が適用された無段変速機10の構成を示す図である。図3は、油圧回路1の要部の構成(開閉弁50が閉弁時の状態、すなわち、プライマリプーリ21、セカンダリプーリ31が停止しているときの状態)を示すプライマリプーリ21の半断面図である。また、図4は、油圧回路1の要部の構成(開閉弁50が開弁時の状態、すなわち、プライマリプーリ21、セカンダリプーリ31が回転しているときの状態)を示すプライマリプーリ21の半断面図である。
無段変速機10は、例えば、トルクコンバータ92及び前後進切換機構93(又はリダクションギヤ)を介して、エンジン91のクランク軸に接続され、エンジン91からの駆動力を変換して出力する。無段変速機10は、トルクコンバータ92の出力軸と接続されるプライマリ軸(入力軸)20と、該プライマリ軸20と平行に配設されたセカンダリ軸(出力軸)30とを有している。
プライマリ軸20には、プライマリプーリ21が設けられている。プライマリプーリ21は、プライマリ軸20に接合された固定シーブ21aと、該固定シーブ21aに対向して、プライマリ軸20の軸方向に摺動自在でかつ相対回転不能に装着された可動シーブ21bとを有し、それぞれのシーブ21a,21bのコーン面間隔、すなわちプーリ溝幅を変更できるように構成されている。一方、セカンダリ軸30には、セカンダリプーリ31が設けられている。セカンダリプーリ31は、セカンダリ軸30に接合された固定シーブ31aと、該固定シーブ31aに対向して、セカンダリ軸30の軸方向に摺動自在でかつ相対回転不能に装着された可動シーブ31bとを有し、プーリ溝幅を変更できるように構成されている。
プライマリプーリ21とセカンダリプーリ31との間には駆動力を伝達するチェーン40(特許請求の範囲に記載の駆動力伝達部材に相当)が掛け渡されている。プライマリプーリ21及びセカンダリプーリ31の溝幅を変化させて、各プーリ21,31に対するチェーン40の巻き付け径の比率(プーリ比)を変化させることにより、変速比が無段階に変更される。なお、チェーン40のプライマリプーリ21に対する巻き付け径をRpとし、セカンダリプーリ31に対する巻き付け径をRsとすると、変速比iは、i=Rs/Rpで表される。
ここで、プライマリプーリ21(可動シーブ21b)にはプライマリシリンダ室(油圧室)22が形成されている。一方、セカンダリプーリ31(可動シーブ31b)にはセカンダリシリンダ室(油圧室)32が形成されている。プライマリプーリ21、セカンダリプーリ31それぞれの溝幅は、プライマリシリンダ室22に導入されるプライマリ油圧と、セカンダリシリンダ室32に導入されるセカンダリ油圧とを調節することにより設定・変更される。
より詳細には、プライマリ軸20には円筒部とディスク部とを有するプランジャ23が固定され、このプランジャ23と可動シーブ21bとの間にプライマリシリンダ室22が形成されている。なお、プライマリシリンダ室22の背面側にはバランス油室26が形成されている。
同様に、セカンダリ軸30にはテーパー状の円筒部を有するプランジャ33が固定され、このプランジャ33と可動シーブ31bとの間にセカンダリシリンダ室32が形成されている。なお、セカンダリシリンダ室32の背面側にはバランス油室36が形成されている。
プライマリシリンダ室22にオイル(作動油)を供給してその容積を大きくすると、可動シーブ21bは固定シーブ21a側に移動してプーリ溝幅が狭くなり、容積を小さくするとプーリ溝幅が広くなる。また、セカンダリシリンダ室32にオイル(作動油)を供給してその容積を大きくすると、可動シーブ31bは固定シーブ31a側に移動してプーリ溝幅が狭くなり、容積を小さくするとプーリ溝幅が広くなる。
無段変速機10を変速させるための油圧、すなわち、上述したプライマリ油圧及びセカンダリ油圧は、バルブボディ96によってコントロールされる。バルブボディ96は、複数のスプールバルブと該スプールバルブを動かすソレノイドバルブ(電磁弁)を用いてバルブボディ96内に形成された油路を開閉することで、オイルポンプ94から吐出された油圧(ライン圧)を調整して、プライマリシリンダ室22及びセカンダリシリンダ室32に供給する。ここで、セカンダリシリンダ室32に供給されるセカンダリ圧は、例えば、チェーン40に要求される伝達容量に見合った圧力に調整される。一方、プライマリシリンダ室22に供給されるプライマリ圧は、例えば、目標変速比などに応じた値に調整される。なお、バルブボディ96は、例えば、車両の前進/後進を切替える前後進切換機構93等にも油圧を供給する。
オイルポンプ94は、例えば、エンジン91などの駆動力源によって駆動され、オイルパン95に貯留されているオイルを昇圧して吐出する。オイルポンプ94から吐出されたオイルは、上述したバルブボディ96で調圧された後、第3油路73及び第1油路71等を通り、プライマリシリンダ室22に供給される。同様に、オイルポンプ94から吐出されたオイルは、バルブボディ96で調圧された後、第4油路74及び第2油路72等を通り、セカンダリシリンダ室32に供給される。すなわち、第1油路71は、プライマリ軸20の軸心部に形成された第3油路73とプライマリシリンダ室22とを連通する。同様に、第2油路72は、セカンダリ軸30の軸心部に形成された第4油路74とセカンダリシリンダ室32とを連通する。エンジン91が停止(アイドリングストップを含む)すると、オイルポンプ94も停止し、無段変速機10(プライマリシリンダ室22、セカンダリシリンダ室32)へのオイル供給も停止する。
ここで、本実施形態に係る油圧回路1は、エンジン91(オイルポンプ94)の停止時における、プライマリシリンダ室22、及び/又は、セカンダリシリンダ室32からのオイル抜けを防止し、エンジン再始動時の発進応答性を改善する機能を有している。そのため、油圧回路1は、プライマリシリンダ室22に接続される第1油路71、及び/又は、セカンダリシリンダ室32に接続される第2油路72に介装され、第1油路71、及び/又は、第2油路72を開閉(連通又は遮断)する開閉弁50を備えている。
より詳細には、例えば、プライマリ軸20(プライマリプーリ21)、及び/又は、セカンダリ軸30(セカンダリプーリ31)の軸方向から見た場合に、第1油路71、及び、第2油路72は、放射状に形成された複数の油路(例えば、120°毎に形成された3本の油路)を含んでいる。開閉弁50は、第1油路71、及び、第2油路72を構成する放射状に形成された複数の油路それぞれに配設(例えば、120°毎に3個配設)されている。
開閉弁50は、プライマリ軸20(プライマリプーリ21)、及び/又は、セカンダリ軸30(セカンダリプーリ31)の軸方向から見た場合に、プライマリプーリ21、及び/又は、セカンダリプーリ31の径方向に沿って配設されている。なお、開閉弁50は、プライマリプーリ21及びセカンダリプーリ31双方に設けられていることが好ましいが、プライマリプーリ21側のみ、又は、セカンダリプーリ31側のみに設けられていてもよい。プライマリプーリ21に設けられる開閉弁50と、セカンダリプーリ31に設けられる開閉弁50とは、同一であるので、ここでは、プライマリプーリ21に設けられる開閉弁50を主にして説明する。また、放射状に配設された複数(例えば3個)の開閉弁50それぞれは同一であるので、ここでは、その内の一つの開閉弁50を例にして説明する。
開閉弁50は、一端が開口されるとともに他端が閉じられ、弁体52及び弾性部材53を内部に収容する円筒状の弁ケース51を有している。弁ケース51の側面には、プライマリシリンダ室22(又はセカンダリシリンダ室32)と連通する貫通孔51bが形成されている。弁ケース51の開口部51aは第1油路71(又は第2油路72)と連通する。なお、弁ケース51(開閉弁50)は、プライマリシリンダ室22(又はセカンダリシリンダ室32)の最大油圧が印加されたとしても抜けない構造とされている。
開閉弁50は、弁体52と、弁体52を閉弁方向に付勢する弾性部材53とを有している。弁体52としては、例えば、ボールや棒状のものなどが用いられる。弁体52の直径(例えばボールの直径)は、弁ケース51の開口部51aの内径よりも大きく設定されている。弾性部材53としては、例えば、コイルスプリングなどが用いられる。
弾性部材53は、プライマリプーリ21(及び/又は、セカンダリプーリ31)の径方向に沿って、弁体52よりも外側に配置されており、弁体52を、プライマリプーリ21(及び/又は、セカンダリプーリ31)の径方向内側に向けて付勢する。ここで、弾性部材53の付勢力(例えばばね力)は、プライマリプーリ21(及びセカンダリプーリ31)が停止しているとき、すなわち、弁体52に遠心力が作用しない状態では、プライマリプーリ21(及びセカンダリプーリ31)の位相(停止位置)にかかわらず、弁体52を動かして閉弁することができる値(大きさ)に設定される。
そのため、図3に示されるように、プライマリプーリ21(セカンダリプーリ31)が停止しているときには、弾性部材53の付勢力により、プライマリプーリ21(セカンダリプーリ31)の停止位置にかかわらず、弁体52が閉弁位置(径方向内側)に移動する。すなわち、貫通孔51bよりも弁ケース51の開口部51a側に弁体52が位置することによって開閉弁50が閉弁される。そして、第1油路71(及び/又は、第2油路72)の連通が遮断され、プライマリシリンダ室22(又はセカンダリシリンダ室32)からのオイル抜けが防止される。
なお、開閉弁50が閉弁されているときに、プライマリシリンダ室22(及び/又は、セカンダリシリンダ室32)には油圧がかかっていなくてもよい。すなわち、プライマリシリンダ室22(及び/又は、セカンダリシリンダ室32)がオイルで満たされていればよく、油圧は保持されていなくてもよい。
弁体52は、プライマリプーリ21(及び/又は、セカンダリプーリ31)の径方向に沿って、弾性部材53よりも内側に配置されており、プライマリプーリ21(セカンダリプーリ31)が回転しているときに、弁体52に作用する遠心力により、プライマリプーリ21(及び/又は、セカンダリプーリ31)の径方向外側に移動する。
そのため、図4に示されるように、プライマリプーリ21(セカンダリプーリ31)が回転しているときには、弁体52に作用する遠心力により、弁体52が開弁位置(径方向外側)に移動する。すなわち、貫通孔51bよりも弾性部材53側に弁体52が位置することによって開閉弁50が開弁される。すなわち、第1油路71(及び/又は、第2油路72)が連通される。そして、プライマリシリンダ室22(及び/又は、セカンダリシリンダ室32)へのオイルの供給/排出が阻害されることなく、変速動作等を行うことができる。
上述した構成とされることにより、すなわち、プライマリシリンダ室22に接続される第1油路71(及び/又は、セカンダリシリンダ室32に接続される第2油路72)に介装され、第1油路71(及び/又は、第2油路72)を開閉する開閉弁50を備え、開閉弁50が、弁体52と、弁体52を閉弁方向に付勢する弾性部材53とを有し、プライマリプーリ21(セカンダリプーリ31)が停止しているときには、弾性部材53の付勢力により、プライマリプーリ21(セカンダリプーリ31)の停止位置にかかわらず、弁体52が閉弁位置(径方向内側)に移動し、プライマリプーリ21(セカンダリプーリ31)が回転しているときには、弁体52に作用する遠心力により弁体52が開弁位置(径方向外側)に移動する。
そのため、プライマリプーリ21(セカンダリプーリ31)が回転しているときには、開閉弁50が開弁され、プライマリシリンダ室22(及び/又は、セカンダリシリンダ室32)に対するオイルの供給/排出が可能とされ、変速比等を制御することができる。一方、プライマリプーリ21(セカンダリプーリ31)の回転が停止したときには、開閉弁50が閉弁され、プライマリシリンダ室22(及び/又は、セカンダリシリンダ室32)からのオイル抜けが防止される。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によれば、プライマリプーリ21(セカンダリプーリ31)が停止しているときには、弾性部材53の付勢力により、プライマリプーリ21(セカンダリプーリ31)の停止位置にかかわらず、弁体52が閉弁位置に移動し、開閉弁50が閉弁されることにより、プライマリシリンダ室22(及び/又は、セカンダリシリンダ室32)からのオイル抜けが防止される。その結果、エンジン91(オイルポンプ94)の停止時における、プライマリシリンダ室22(及び/又は、セカンダリシリンダ室32)からのオイル抜けを防止でき、エンジン再始動時の発進応答性を改善することが可能となる。
加えて、エンジン再始動時のオイルの流量収支が改善されることにより、例えば、発進クラッチや、トランスファクラッチ、各部潤滑などの油圧立ち上がり特性を向上することができる。なお、開閉弁50が閉弁されているときに、プライマリシリンダ室22(及び/又は、セカンダリシリンダ室32)には油圧がかかっていなくてもよい。すなわち、プライマリシリンダ室22(及び/又は、セカンダリシリンダ室32)がオイルで満たされていればよく、油圧は保持されていなくてもよい。
本実施形態によれば、第1油路71が、プライマリ軸20の軸心部に形成された第3油路73とプライマリシリンダ室22とを連通し、第2油路72が、セカンダリ軸30の軸心部に形成された第4油路74とセカンダリシリンダ室32とを連通する。そのため、開閉弁50を開閉することにより、第3油路73とプライマリシリンダ室22(及び/又は、第4油路74とセカンダリシリンダ室32)とを連通又は遮断することができる。よって、プライマリシリンダ室22から第3油路73へのオイル抜け(及び/又は、セカンダリシリンダ室32から第4油路74へのオイル抜け)を防止することが可能となる。
本実施形態によれば、第1油路71、及び、第2油路72が、放射状に形成された複数の油路を含み、開閉弁50が、第1油路71、及び、第2油路72を構成する放射状に形成された複数の油路それぞれに配設されている。そのため、第1油路71、及び、第2油路72を構成する放射状に形成された複数の油路すべてを開閉(連通又は遮断)することができる。よって、放射状に形成された複数の油路すべてからのオイル抜けを防止することが可能となる。
本実施形態によれば、開閉弁50が、プライマリ軸20(及び/又は、セカンダリ軸30)の軸方向から見た場合に、プライマリプーリ21(及び/又は、セカンダリプーリ31)の径方向に沿って配設されている。そのため、弁体52に作用する遠心力を増すことができ、該遠心力によって弁体52を移動させることにより、開閉弁50を確実に開弁することが可能となる。
本実施形態によれば、弾性部材53が、プライマリプーリ21(及び/又は、セカンダリプーリ31)の径方向に沿って、弁体52よりも外側に配置されており、弁体52を、プライマリプーリ21(及び/又は、セカンダリプーリ31)の径方向内側に向けて付勢する。一方、弁体52が、プライマリプーリ21(及び/又は、セカンダリプーリ31)の径方向に沿って、弾性部材53よりも内側に配置されており、プライマリプーリ21(セカンダリプーリ31)が回転しているときに、弁体52に作用する遠心力により、プライマリプーリ21(及び/又は、セカンダリプーリ31)の径方向外側に移動する。そのため、プライマリプーリ21(セカンダリプーリ31)が停止しているときには、弾性部材53の付勢力により確実に閉弁することができる。一方、プライマリプーリ21(セカンダリプーリ31)が回転しているときには、弁体52に作用する遠心力により確実に開弁することができる。
本実施形態によれば、開閉弁50が、一端が開口され、弁体52及び弾性部材53を内部に収容する円筒状の弁ケース51を有し、弁ケース51の側面に、プライマリシリンダ室22(又はセカンダリシリンダ室32)と連通する貫通孔51bが形成されており、弁ケース51の開口部51aが第1油路71(又は第2油路72)と連通し、開閉弁50が、貫通孔51bよりも弁ケース51の開口部51a側に弁体52が位置することによって閉弁し、貫通孔51bよりも弾性部材53側に弁体52が位置するとによって開弁する。そのため、弁体52に作用する遠心力に応じて、弁体52の位置が変化(弁体52が移動)することにより、開閉弁50を開閉することができる。すなわち、第1油路71(及び/又は、第2油路72)を連通又は遮断することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明をチェーン式の無段変速機(CVT)に適用したが、チェーン式の無段変速機に代えて、例えば、ベルト式などの無段変速機等にも適用することができる。なお、前後進切換機構93は、無段変速機10の上流側(エンジン91側)に配設されていてもよく、下流側に配設されていてもよい。
上記実施形態では、本発明を、主として、プライマリプーリ21側に適用した場合を例にして説明したが、同様に、セカンダリプーリ31側にも適用することができる。なお、プライマリプーリ21がセカンダリプーリ31よりも高い位置にある場合、セカンダリプーリ31よりもオイルが抜け易いため、どちらか一方に適用する場合にはプライマリプーリ21側に適用することが好ましいが、双方に適用することがより好ましい。
上記実施形態では、本発明を、無段変速機10のプライマリプーリ21(又はセカンダリプーリ31)に適用した場合を例にして説明したが、本発明は、無段変速機10のプライマリプーリ21(又はセカンダリプーリ31)以外にも、シリンダ室(油圧室)を有し、シリンダ室の油圧で要素を軸方向に駆動する構造を有する回転体に適用することができる。
1 無段変速機の油圧回路
10 無段変速機
20 プライマリ軸
21 プライマリプーリ
22 プライマリシリンダ室
30 セカンダリ軸
31 セカンダリプーリ
32 セカンダリシリンダ室
40 チェーン
50 開閉弁
51 弁ケース
51a 開口部
51b 貫通孔
52 弁体
53 弾性部材
71 第1油路
72 第2油路
73 第3油路
74 第4油路

Claims (5)

  1. プライマリ軸に設けられるプライマリプーリと、前記プライマリプーリに油圧を加えるプライマリシリンダ室と、セカンダリ軸に設けられるセカンダリプーリと、前記セカンダリプーリに油圧を加えるセカンダリシリンダ室と、前記プライマリプーリとセカンダリプーリとの間に巻装された駆動力伝達部材とを備える無段変速機の油圧回路であって、
    前記プライマリシリンダ室に接続される第1油路、及び/又は、前記セカンダリシリンダ室に接続される第2油路に介装され、前記第1油路、及び/又は、前記第2油路を開閉する開閉弁を備え、
    前記開閉弁は、
    弁体と、
    前記弁体を閉弁方向に付勢する弾性部材と、を有し、
    前記プライマリプーリ、前記セカンダリプーリが停止しているときには、前記弾性部材の付勢力により、前記プライマリプーリ、前記セカンダリプーリの停止位置にかかわらず、前記弁体が閉弁位置に位置し、
    前記プライマリプーリ、前記セカンダリプーリが回転しているときには、前記弁体に作用する遠心力により、前記弁体が開弁位置に移動し、
    前記開閉弁は、前記プライマリ軸、及び/又は、前記セカンダリ軸の軸方向から見た場合に、前記プライマリプーリ、及び/又は、前記セカンダリプーリの径方向に沿って配設されていることを特徴とする無段変速機の油圧回路。
  2. 前記第1油路は、前記プライマリ軸の軸心部に形成された第3油路と前記プライマリシリンダ室とを連通し、
    前記第2油路は、前記セカンダリ軸の軸心部に形成された第4油路と前記セカンダリシリンダ室とを連通することを特徴とする請求項1に記載の無段変速機の油圧回路。
  3. 前記プライマリ軸、及び/又は、前記セカンダリ軸の軸方向から見た場合に、前記第1油路、及び/又は、前記第2油路は、放射状に形成された複数の油路を含み、
    前記開閉弁は、前記第1油路、及び/又は、前記第2油路を構成する放射状に形成された複数の油路それぞれに配設されていることを特徴とする請求項2に記載の無段変速機の油圧回路。
  4. 前記弾性部材は、前記プライマリプーリ、及び/又は、前記セカンダリプーリの径方向に沿って、前記弁体よりも外側に配置されており、前記弁体を、前記プライマリプーリ、及び/又は、前記セカンダリプーリの径方向内側に向けて付勢し、
    前記弁体は、前記プライマリプーリ、及び/又は、前記セカンダリプーリの径方向に沿って、前記弾性部材よりも内側に配置されており、前記プライマリプーリ、前記セカンダリプーリが回転しているときに、該弁体に作用する遠心力により、前記プライマリプーリ、及び/又は、前記セカンダリプーリの径方向外側に移動することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の無段変速機の油圧回路。
  5. 前記開閉弁は、一端が開口され、前記弁体及び前記弾性部材を内部に収容する筒状の弁ケースを有し、
    前記弁ケースの側面には、前記プライマリシリンダ室又は前記セカンダリシリンダ室と連通する貫通孔が形成されており、
    前記弁ケースの開口部は、前記第1油路又は前記第2油路と連通し、
    前記開閉弁は、
    前記貫通孔よりも前記弁ケースの開口部側に前記弁体が位置することによって閉弁し、
    前記貫通孔よりも前記弾性部材側に前記弁体が位置するとによって開弁することを特徴とする請求項に記載の無段変速機の油圧回路。
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