JP7456148B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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本発明は、車両用灯具に関する。
従来、車両の後部に車両本体側とバックドア側とに跨って配置される車両用灯具が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような車両用灯具は、車両本体側の灯具ユニットと、バックドア側の灯具ユニットとを備えた構成である。
特開2014-123547号公報
特許文献1に記載の車両用灯具は、車両本体側の灯具ユニットとバックドア側の灯具ユニットとが隙間を空けて配置される。このため、車両用灯具の点灯時には、車両本体側の灯具ユニットとバックドア側の灯具ユニットとが隙間を空けて点灯した状態となり、両灯具ユニットの繋がり感が十分に得られない。上記の車両本体とバックドアとの間のように、車両における固定部側と可動部側との間に跨って配置される車両用灯具においては、固定部側の灯具ユニットと可動部側の灯具ユニットとの繋がり感を高める構成が求められている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、固定部側の灯具ユニットと可動部側の灯具ユニットとの間の繋がり感を向上させることが可能な車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用灯具は、固定部及び可動部を有する車両の前記固定部に配置される固定部側ユニットと、前記固定部側ユニットとの間に隙間を空けた状態で前記可動部に配置される可動部側ユニットとを備え、前記固定部側ユニットは、光源と、前記光源の光を導光する導光体と、前記導光体を保持するインナーハウジングと、車両搭載状態において前記導光体の正面側に配置されるインナー正面部と、前記導光体の前記隙間側に配置されるインナー側面部とを有するインナーレンズと、車両搭載状態において前記インナー正面部を覆うアウター正面部と、前記インナー側面部を覆うアウター側面部とを有し、前記アウター側面部が正面から見て前記隙間の部分で視認可能となるように当該アウター側面部の背面側が前記可動部側に傾いて配置されるアウターレンズと、前記導光体と前記インナー側面部との間に配置され、前記導光体から前記隙間側に出射された前記光を拡散しかつ透過して前記隙間側に出射する側方拡散部とを有し、前記可動部側ユニットは、可動部側アウターレンズを有し、前記可動部側アウターレンズは、前記隙間に面する部分が正面方向に対して前記隙間側に90°傾いた状態で配置される。
また、前記側方拡散部は、車両搭載状態における正面側の端部が前記インナー正面部に近接又は接触するように正面側に延びていてもよい。
また、前記側方拡散部、前記インナー側面部及び前記アウター側面部は、板状であり、平行又は略平行に配置されてもよい。
また、前記導光体は、前記隙間側の端部に配置され前記側方拡散部に対向する端面を有してもよい。
また、前記インナーハウジングは、前記導光体と前記インナー側面部との間に配置される薄壁部を有し、前記側方拡散部は、前記薄壁部に設けられてもよい。
また、前記側方拡散部は、前記インナーハウジングとは別部材で設けられてもよい。この場合、前記側方拡散部は、前記インナーハウジングに保持されてもよい。
本発明によれば、固定部側の灯具ユニットと可動部側の灯具ユニットとの間の繋がり感を向上させることができる。
図1は、第1実施形態に係る車両の後部の一例を示す図である。 図2は、第1実施形態に係る車両用灯具の一例を模式的に示す図である。 図3は、比較例に係る車両用灯具の点灯状態の一例を示す図である。 図4は、第1実施形態に係る車両用灯具の点灯状態の一例を示す図である。 図5は、第2実施形態に係る車両用灯具の一例を模式的に示す図である。
以下、本発明に係る車両用灯具の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る車両1の後部の一例を示す図である。図1に示すように、車両1は、車体2と、走行装置3と、車両用灯具100とを備える。車体2は、運転者が搭乗する運転室を有する。車体2は、走行装置3に支持される。走行装置3は、タイヤ4が装着されるホイールと、車両1の進行方向を変えるための操舵装置と、走行装置3を減速又は停止させるためのブレーキ装置とを有する。車両1は、車体2の側部に設けられる乗降用ドアと、車体2の後部に設けられるバックドア7とを備える。乗降用ドア及びバックドア7はそれぞれ、ヒンジ機構を介して車体2に移動可能に支持される。
以下の説明においては、車両1が水平面と平行な地面に配置されることとし、運転室に搭乗した運転者を基準として、前、後、上、下、左、及び右という用語を用いて各部の位置関係について説明する。前後、上下、左右の各方向は、車両用灯具が車両に搭載された車両搭載状態における方向であって、運転席から車両の進行方向を見た場合における方向を示す。なお、本実施形態では、上下方向は鉛直方向に平行であり、前後方向及び左右方向は水平方向に平行であるとする。
本実施形態において、車両用灯具100は、車体2の後部の左側及び右側のそれぞれに設けられる。本実施形態では、車両用灯具100が車体2の後部に設けられる。そのため、前後方向の後方側を車両用灯具100の正面側とし、前後方向の前方側を車両用灯具100の背面側として説明する。
車両用灯具100は、機能ランプを含む。機能ランプとして、車体2の後部に設けられヘッドランプの点灯と連動して点灯するテールランプ、車体2の後部に設けられブレーキ装置の作動と連動して点灯するストップランプ、車体2の後部に設けられ車両1の進行方向を周囲に示すために点灯するリアターンシグナルランプなどが挙げられる。
車両用灯具100は、それぞれ車体2側とバックドア7側とに跨って配置される。本実施形態において、車体2は、固定部である。また、バックドア7は、可動部である。車体2の後部の左側に設けられる車両用灯具100の構造と車体2の後部の右側に設けられる車両用灯具100の構造とは、左右方向について対称であり、実質的に同一の構造である。以下、車体2の後部の右側に設けられる車両用灯具100について主に説明し、車体2の後部の左側に設けられる車両用灯具100についての説明は簡略又は省略する。
図2は、本実施形態に係る車両用灯具100の一例を模式的に示す図である。図2は、図1におけるA-A断面に沿った構成を示している。車両用灯具100は、固定部である車体2側に配置される固定部側ユニット10と、可動部であるバックドア7側に配置される可動部側ユニット20とを備える。固定部側ユニット10と可動部側ユニット20とは、隙間30を空けて分離されている。
固定部側ユニット10は、光源11と、導光体12と、インナーハウジング13と、インナーレンズ14と、アウターレンズ15と、ランプハウジング16と、側方拡散部17とを備える。
光源11は、例えばLED等の半導体型光源である。光源11は、固定部側ユニット10に光を供給する。
導光体12は、光源11からの光を正面側(後方)に向けて出射する。導光体12は、バックドア7側(可動部側、左側)の端部に端面12aを有する。導光体12では、光源11からの光の一部が端面12aから左方に出射される。端面12aは、例えば平面状である。導光体12の左側の端部に端面12aを設けることにより、光源11の光の一部を効率的に左方に出射することができる。端面12aは、後述するインナー側面部14b、アウター側面部15bに平行又は略平行に配置される。
インナーハウジング13は、導光体12を保持する。インナーハウジング13は、車両用灯具100の点灯色と同系色、又は白色、灰色等の薄色系の樹脂材料を用いて形成される。インナーハウジング13は、基部13a及び薄壁部13bを有する。基部13aは、導光体12の背面側に配置される。薄壁部13bは、基部13aの左側端部から正面側に屈曲した部分である。薄壁部13bは、導光体12とインナーレンズ14のインナー側面部14bとの間に配置される。
薄壁部13bは、基部13aに対して厚さが薄くなるように形成される。薄壁部13bの厚さは、導光体12の端面12aから出射される光を透過可能となる値に設定される。このような薄壁部13bの厚さとしては、例えば2.5mm以下とすることができる。薄壁部13bを配置することにより、端面12aからの光は、薄壁部13bを透過する際、端面12aに対向する領域のみならず薄壁部13bの全体に拡散される。したがって、薄壁部13bを透過した透過光は、薄壁部13bの全体からインナー側面部に向けて出射される。
このように、本実施形態において、薄壁部13bは、導光体12からバックドア7側の側方に出射された光を拡散した状態でインナー側面部14b側に出射する側方拡散部17として設けられている。換言すると、側方拡散部17は、薄壁部13bに設けられている。薄壁部13bは、正面側の端部が後述するインナーレンズ14のインナー正面部14aの近傍まで延びている。
インナーレンズ14は、導光体12から出射された光を透過する。インナーレンズ14は、導光体12の正面側及び左側(バックドア7側)の側面を覆うように配置される。インナーレンズ14は、板状であり、断面視においてL状に屈曲されている。インナーレンズ14は、インナー正面部14aと、インナー側面部14bとを有する。インナー正面部14aは、導光体12の正面側に配置される。インナー側面部14bは、導光体12の左側方に配置される。インナー側面部14bは、薄壁部13bの外面の略全体を覆う範囲に設けられる。
アウターレンズ15は、インナーレンズ14から出射された光を車両用灯具100の外部に出射する。アウターレンズ15は、板状であり、インナーレンズ14に沿うように断面視においてL状に屈曲されている。アウターレンズ15は、ランプハウジング16と共に車両用灯具100の各部を収容する。アウターレンズ15は、例えば透明又は点灯色と同系色の樹脂材料を用いて形成される。
アウターレンズ15は、アウター正面部15aと、アウター側面部15bとを有する。アウター正面部15aは、インナー正面部14aの正面側に配置される。アウター側面部15bは、インナー側面部14bのバックドア7側の側方(左方)に配置される。アウター側面部15bは、正面から見て隙間30の部分で視認可能となるように、背面側がバックドア7側(左側)に傾いて配置される。アウター側面部15bは、インナー側面部14bの外面に近接又は接触して配置される。アウター側面部15bは、上記の端面12a、薄壁部13b及びインナー側面部14bと平行又は略平行に配置される。
また、図2に示すように、可動部側ユニット20は、光源21と、導光体22と、インナーハウジング23と、インナーレンズ24と、アウターレンズ(可動側アウターレンズ)25と、ランプハウジング26とを備える。
光源21は、例えばLED等の半導体型光源である。光源21は、可動部側ユニット20に光を供給する。導光体22は、光源21からの光を正面側(後方)に向けて出射する。インナーハウジング23は、導光体22を保持する。インナーレンズ24は、導光体22から出射された光を透過する。
アウターレンズ25は、インナーレンズ24から出射された光を車両用灯具100の外部に出射する。アウターレンズ25は、板状であり、インナーレンズ24に沿って配置される。アウターレンズ25は、隙間30に面する部分である側面部分25aが正面方向に対して隙間30側に90°傾いた状態で配置される。本実施形態において、側面部分25aは、左右方向に垂直に配置される。なお、インナーレンズ24は、当該アウターレンズ25の側面部分25aに沿って配置される側面部分24aを有する。側面部分24aは、側面部分25aに平行又は略平行に配置される。側面部分24aは、側面部分25aに対して傾いて配置されてもよい。
次に、上記のように構成された車両用灯具100の動作の一例を説明する。運転者によって車両側の方向指示器の操作又はハザードスイッチの操作等、所定の操作が行われた場合、車両用灯具100は、当該操作に応じて、固定部側ユニット10の光源11及び可動部側ユニット20の光源21からそれぞれ光を出射する。
固定部側ユニット10の光源11から出射された光は、導光体12に入射し、導光体12によって導光される。この光は、一部が導光体12から正面側に出射され、インナーレンズ14のインナー正面部14aを透過し、アウターレンズ15のアウター正面部15aから正面に出射される。これにより、アウター正面部15aの点灯領域AR1が点灯した状態となる。
また、導光体12によって導光される光の一部は、端面12aから出射され、インナーハウジング13の薄壁部13b(側方拡散部17)に入射する。薄壁部13bに入射した光は、薄壁部13bを透過しつつ拡散され、インナーレンズ14のインナー側面部14bに向けて出射される。この光は、インナー側面部14bを透過し、アウターレンズ15のアウター側面部15bから隙間30に出射される。これにより、アウター側面部15bの点灯領域AR3が点灯した状態となる。
一方、可動部側ユニット20の光源21から出射された光は、導光体22に入射し、導光体22によって導光される。この光は、導光体22から出射され、インナーレンズ24を透過し、アウターレンズ25から正面に出射される。これにより、アウターレンズ25の点灯領域AR2が点灯した状態となる。
図3は、比較例に係る車両用灯具の点灯状態の一例を示す図である。図3に示す車両用灯具は、薄壁部13b(側方拡散部17)が設けられず、薄壁部13bに代えて遮光部が設けられた構成であり、他の構成については上記実施形態と同様である。図3に示す例では、導光体12の端面12aから出射される光が遮光部によって遮光されるため、アウターレンズ15のアウター側面部15bが点灯しない。このため、アウター正面部15aの点灯領域AR1と、可動部側ユニット20のアウターレンズ25の点灯領域AR2とが離れてしまい、繋がり感が十分に得られない状態である。
これに対して、図4は、本実施形態に係る車両用灯具100の点灯状態の一例を示す図である。図4に示す例では、薄壁部13b(側方拡散部17)が設けられることにより、アウター側面部15bに点灯領域AR3が形成される。つまり、アウター正面部15aの点灯領域AR1と、可動部側ユニット20のアウターレンズ25の点灯領域AR2との間に点灯領域AR3が形成される。このため、点灯領域AR1と点灯領域AR2との間が点灯領域AR3によって接続される印象を見る者に与えることができる。
以上のように、本実施形態に係る車両用灯具100は、車両1の固定部(車体2)に配置される固定部側ユニット10と、固定部側ユニット10との間に隙間30を空けた状態で可動部(バックドア7)に配置される可動部側ユニット20とを備え、固定部側ユニット10は、光源11と、光源11の光を導光する導光体12と、導光体12を保持するインナーハウジング13と、導光体12の正面側に配置されるインナー正面部14aと、導光体12の隙間30側に配置されるインナー側面部14bとを有するインナーレンズ14と、インナー正面部14aを覆うアウター正面部15aと、インナー側面部14bを覆うアウター側面部15bとを有し、アウター側面部15bが正面から見て隙間30の部分で視認可能となるように当該アウター側面部15bの背面側がバックドア7側に傾いて配置されるアウターレンズ15と、導光体12とインナー側面部14bとの間に配置され、導光体12から隙間30側に出射された光を拡散しかつ透過して隙間30側に出射する側方拡散部17(薄壁部13b)とを有し、可動部側ユニット20は、アウターレンズ25を有し、アウターレンズ25は、隙間30に面する側面部分25aが正面方向に対して隙間30側に90°傾いた状態で配置される。
この構成によれば、導光体12の端面12aから出射される光が側方拡散部17(薄壁部13b)により拡散され、かつ側方拡散部17を透過して隙間30側に出射され、インナー側面部14bを透過してアウター側面部15bから出射される。このため、アウター側面部15bに点灯領域AR3が形成される。つまり、アウター正面部15aの点灯領域AR1と、可動部側ユニット20のアウターレンズ25の点灯領域AR2との間に点灯領域AR3が形成される。このため、点灯領域AR1と点灯領域AR2との間が点灯領域AR3によって接続される印象を見る者に与えることができる。これにより、固定部側ユニット10と可動部側ユニット20との間の繋がり感を向上させることができる。また、側方拡散部17により光が拡散されるため、点灯領域AR3において点光りが形成されることを抑制できる。また、可動部側ユニット20の側面部分25aが正面方向に対して隙間30側に90°傾いた状態で配置されるため、正面視において点灯領域AR3が見やすくなる。
また、側方拡散部17は、正面側の端部がインナー正面部14aに近接又は接触するように正面側に延びている。これにより、インナー側面部14bの正面側に近い部分まで光を入射することができるため、点灯領域AR3を広く確保することができる。
また、側方拡散部17、インナー側面部14b及びアウター側面部15bは、板状であり、平行又は略平行に配置される。これにより、固定部側ユニット10の隙間30側の構成をコンパクト化することができる。
また、導光体12は、隙間30側の端部に配置され側方拡散部17に対向する端面12aを有する。これにより、側方拡散部17に対して光を効率的に供給することができる。
また、インナーハウジング13は、導光体12とインナー側面部14bとの間に配置される薄壁部13bを有し、側方拡散部17は、薄壁部13bに設けられる。これにより、側方拡散部17として別部材を設けることなく固定部側ユニット10と可動部側ユニット20との間の繋がり感を向上させることができるため、部品点数を抑制できる。
[第2実施形態]
図5は、第2実施形態に係る車両用灯具200の一例を模式的に示す図である。図5は、図1におけるA-A断面に沿った構成に対応している。以下、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略又は簡略化する。図5に示すように、車両用灯具200は、固定部である車体側に配置される固定部側ユニット110と、可動部であるバックドア側に配置される可動部側ユニット120とを備える。固定部側ユニット110と可動部側ユニット120とは、隙間130を空けて分離されている。
固定部側ユニット110は、光源11と、導光体12と、インナーハウジング113と、インナーレンズ14と、アウターレンズ15と、ランプハウジング16と、側方拡散部117とを備える。
本実施形態では、インナーハウジング113及び側方拡散部117の構成が第1実施形態とは異なっている。インナーハウジング113は、導光体12の背面側に配置される。側方拡散部117は、インナーハウジング113の隙間130側の端部に支持される。本実施形態において、側方拡散部117は、インナーハウジング113とは別部材で設けられる。側方拡散部117は、端面12aに対向する面又はインナーレンズ14のインナー側面部14bに対向する面にプリズム部又はシボ部等の光拡散部を有するレンズである。側方拡散部117は、導光体12の端面12aから出射された光を拡散し、かつ透過して隙間130側に出射する。なお、側方拡散部117は、レンズに限定されず、導光体12の端面12aから出射された光を拡散し、かつ透過して隙間130側に出射可能であれば、透明材、拡散材、乳白色材等の他の種類の部材が用いられてもよい。
車両用灯具200では、導光体12の端面12aから出射される光が側方拡散部117により拡散され、かつ側方拡散部117を透過して隙間30側に出射され、インナー側面部14bを透過してアウター側面部15bから出射される。このため、第1実施形態と同様に、アウター側面部15bに点灯領域AR3が形成される。
本実施形態に係る車両用灯具200は、側方拡散部117がインナーハウジング113とは別部材で設けられる。これにより、インナーハウジング113の構成に関わらず、側方拡散部117の寸法等を個別に設定することができる。したがって、光学設計がしやすく、生産要件の制限が緩和される。
上記の車両用灯具200において、側方拡散部117は、インナーハウジング113に保持される。これにより、側方拡散部117を確実に保持することができる。
本発明の技術範囲は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。例えば、上記各実施形態では、可動部がバックドア7である場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。バックドア7とは異なる可動部分に可動部側ユニット20が設けられる構成であってもよい。
また、上記各実施形態では、固定部側ユニット10と可動部側ユニット20とが車両の後部に取り付けられる構成を例に挙げて説明したが、これに限定されない。固定部側ユニット10と可動部側ユニット20とが車両の前部、側部等、後部とは異なる位置に取り付けられる構成であってもよい。
また、上記各実施形態では、固定部側ユニット10と可動部側ユニット20とが左右方向に並ぶ構成を例に挙げて説明したが、これに限定されない。固定部側ユニット10と可動部側ユニット20とは、上下方向、前後方向又は前後左右上下を組み合わせた方向等、左右方向とは異なるに並んだ構成であってもよい。
AR1,AR2,AR3…点灯領域、1…車両、2…車体、3…走行装置、4…タイヤ、7…バックドア、10,110…固定部側ユニット、11,21…光源、12,22…導光体、12a…端面、13,23,113…インナーハウジング、13a…基部、13b…薄壁部、14,24…インナーレンズ、14a…インナー正面部、14b…インナー側面部、15,25…アウターレンズ、15a…アウター正面部、15b…アウター側面部、16,26…ランプハウジング、17,117…側方拡散部、20,120…可動部側ユニット、24a,25a…側面部分、30,130…隙間、100,200…車両用灯具

Claims (5)

  1. 固定部及び可動部を有する車両の前記固定部に配置される固定部側ユニットと、前記固定部側ユニットとの間に隙間を空けた状態で前記可動部に配置される可動部側ユニットとを備え、
    前記固定部側ユニットは、
    光源と、
    前記光源の光を導光する導光体と、
    前記導光体を保持するインナーハウジングと、
    車両搭載状態において前記導光体の正面側に配置されるインナー正面部と、前記導光体の前記隙間側に配置されるインナー側面部とを有するインナーレンズと、
    車両搭載状態において前記インナー正面部を覆うアウター正面部と、前記インナー側面部を覆うアウター側面部とを有し、前記アウター側面部が正面から見て前記隙間の部分で視認可能となるように当該アウター側面部の背面側が前記可動部側に傾いて配置されるアウターレンズと、
    前記導光体と前記インナー側面部との間に配置され、前記導光体から前記隙間側に出射された前記光を拡散しかつ透過して前記隙間側に出射する側方拡散部と
    を有し、
    前記可動部側ユニットは、可動部側アウターレンズを有し、
    前記可動部側アウターレンズは、前記隙間に面する部分が正面方向に対して前記隙間側に90°傾いた状態で配置され
    前記インナーハウジングは、前記導光体と前記インナー側面部との間に配置される薄壁部を有し、
    前記側方拡散部は、前記薄壁部に設けられる
    車両用灯具。
  2. 固定部及び可動部を有する車両の前記固定部に配置される固定部側ユニットと、前記固定部側ユニットとの間に隙間を空けた状態で前記可動部に配置される可動部側ユニットとを備え、
    前記固定部側ユニットは、
    光源と、
    前記光源の光を導光する導光体と、
    前記導光体を保持するインナーハウジングと、
    車両搭載状態において前記導光体の正面側に配置されるインナー正面部と、前記導光体の前記隙間側に配置されるインナー側面部とを有するインナーレンズと、
    車両搭載状態において前記インナー正面部を覆うアウター正面部と、前記インナー側面部を覆うアウター側面部とを有し、前記アウター側面部が正面から見て前記隙間の部分で視認可能となるように当該アウター側面部の背面側が前記可動部側に傾いて配置されるアウターレンズと、
    前記導光体と前記インナー側面部との間に配置され、前記導光体から前記隙間側に出射された前記光を拡散しかつ透過して前記隙間側に出射する側方拡散部と
    を有し、
    前記可動部側ユニットは、可動部側アウターレンズを有し、
    前記可動部側アウターレンズは、前記隙間に面する部分が正面方向に対して前記隙間側に90°傾いた状態で配置され、
    前記側方拡散部は、前記インナーハウジングとは別部材で設けられ、前記インナーハウジングに保持される
    車両用灯具。
  3. 前記側方拡散部は、車両搭載状態における正面側の端部が前記インナー正面部に近接又は接触するように正面側に延びている
    請求項1又は請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記側方拡散部、前記インナー側面部及び前記アウター側面部は、板状であり、平行又は略平行に配置される
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用灯具。
  5. 前記導光体は、前記隙間側の端部に配置され前記側方拡散部に対向する端面を有する
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の車両用灯具。
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