JP2016161585A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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憲弘 小川
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Abstract

【課題】商品性の高められたヘッドアップディスプレイ装置を提供すること。【解決手段】ヘッドアップディスプレイ装置(20)は、ケース(21)に収納された光源(23)と、この光源(23)の光(L1)が投射される投射面部(27)と、を有する。光源(23)と投射面部(27)との間には、光(L1)を遮ることが可能な遮光部(50)が備えられている。遮光部(50)は、光(L1)の一部の通過を許容する開口部(53a)を有している。開口部(53a)の縁は、投射面部(27)から光源(23)に向かって開口面積が徐々に増加するように傾けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、改良されたヘッドアップディスプレイ装置に関する。
例えば、二輪車の運転者に車両周辺の情報を提供するために、ヘッドアップディスプレイ装置が用いられる。このようなヘッドアップディスプレイ装置に関する従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
図8を参照する。図8には、特許文献1の図2に示されたヘッドアップディスプレイ装置が示されている。なお、9−9線、情報が投射される投射面部103、及び、運転者Mnは、本発明者らが追記した。また、符号は、振り直した。
ヘッドアップディスプレイ装置100は、ケース101に収納された光源102と、この光源102の光が投射される投射面部103と、を有する。ケース101の内部には、光源102の上方に向かって延びる遮光部104が形成されている。遮光部104は、ケース101の内部で反射した光Mが、投射面部103に投射されることを防止するための部位である。
ケース101内で反射した光Mが投射面部103に投射されると、投射面部103に投射される虚像の見映えに影響を与える虞がある。ヘッドアップディスプレイ装置100によれば、ケース101内で反射した光Mが投射面部103に投射されることを抑制して、商品性の向上を図ることができる。
ところで、このようなヘッドアップディスプレイ装置100について、以下のような問題点があることを本発明者らは、知見した。この問題点について図9を参照して説明する。
図9は、図8の9−9線断面図である。従来のヘッドアップディスプレイ装置100によれば、表示したい情報105の周辺に枠状に光の線106が投射されることが分かった。このような枠状の光の線106は、投射面部103に投射される虚像の見映えを低下させる。これにより、ヘッドアップディスプレイ装置100の商品性が低下する虞がある。
特開2012−63524号公報
本発明は、商品性の高められたヘッドアップディスプレイ装置の提供を課題とする。
本発明者らの研究の結果、枠状の光の線が発生する理由について、以下の知見が得られた。図10を参照して説明する。
図9及び図10を参照する。図10は、図9の10部拡大図である。遮光部104の近傍では、投射面部103に向かって直進する光L11と、遮光部104の先端に反射して投射面部103に向かう光L12とがあるものと考えられる。このため、遮光部104の近傍を通過して直進した光L11が投射面部103に投射される部位の近傍には、遮光部104の先端に反射された光L12も投射されているものと考えられる。他の部位には、直進した光のみが投射されると考えられる。結果、遮光部104の近傍を通過して直進した光L11が投射面部103に投射される部位の近傍は、他の部位に比べて明るくなり、これが枠状の光の線106(図9参照)となって表れたと考えられる。
以上の知見を基に、本発明者らは、以下の手段によって課題を解決した。
請求項1による発明によれば、ケースに収納された光源と、この光源の光が投射される投射面部と、を有するヘッドアップディスプレイ装置において、
前記光源と前記投射面部との間には、前記光を遮ることが可能な遮光部が備えられ、
前記遮光部は、前記光の一部の通過を許容する開口部を有し、
前記開口部の縁は、前記投射面部から前記光源に向かって開口面積が徐々に増加するように傾けられていることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置が提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記遮光部は、前記ケースに設けられている。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記ケースは、カバー部材によって覆われ、
このカバー部材で、前記遮光部は構成されている。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、前記カバー部材は、前記光源に向かって凹まされた凹部を有し、
前記開口部は、前記凹部の底に形成されている。
請求項1に係る発明では、遮光部に形成された開口部の縁は、投射面部から光源に向かって開口面積が徐々に増加するように傾けられている。即ち、開口部の縁は、光源に向かって対向するように傾けられている。開口部の縁によって反射された光が投射面部に投射されると、その部位の近傍は、他の部位に比べて明るくなるものと考えられる。この点、開口部の縁が光源に向かって対向するように傾けられているため、開口部の縁で反射した光が投射面部に向かうことを抑制することができる。これにより、枠状の光の線の発生を抑制し、ヘッドアップディスプレイ装置の商品性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、遮光部は、ケースに設けられている。ヘッドアップディスプレイ装置のユニット化が可能となり、取付作業を簡便にすることができる。
請求項3に係る発明では、ケースを覆うカバー部材によって遮光部は構成されている。既存の部品を利用して遮光部を構成することにより、部品コストの上昇を抑制することができる。これにより、安価でありながら商品性の高いヘッドアップディスプレイ装置を提供することができる。
請求項4に係る発明では、開口部は、カバー部材の凹部の底に形成されている。これにより、開口部の縁を投射面部から離間させることができる。開口部の縁において発生した光をより確実に投射面部に投射させないことができ、さらにヘッドアップディスプレイ装置の商品性を高めることができる。
本発明の実施例1によるヘッドアップディスプレイ装置が搭載された二輪車の前部が示された図である。 図1の2−2線断面図である。 図2の3−3線断面図である。 図3に示された表示部の正面図である。 図2の5部拡大図である。 本発明の実施例2によるヘッドアップディスプレイ装置を側方から見た状態の断面図である。 本発明の実施例3によるヘッドアップディスプレイ装置を側方から見た状態の断面図である。 従来の技術の構成を説明する図である。 図8に示された従来の技術の問題点について説明する図である。 図9に示された問題点の原因について説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とは二輪車の乗員を基準として左右、前後とは二輪車の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Frは前、Rrは後、Leは乗員から見て左、Riは乗員から見て右、Upは上、Dnは下を示している。
<実施例1>
本発明によるヘッドアップディスプレイ装置について、二輪車に搭載されたヘッドアップワーニング装置を例に説明する。ヘッドアップワーニング装置は、例えば、自己の二輪車の前方に障害物が存在する場合に、投射面部に光を投射させて、障害物が存在することを運転者に認識させる装置である。
図1を参照する。図1には、スクータ型の二輪車10が、シートから前方を見た状態によって示されている。二輪車10は、車体の一部を構成するヘッドパイプ11等が車体カバー12によって覆われてなる。ヘッドパイプ11の上端には、車幅方向に延びるハンドル13が取り付けられている。平面視を基準として、ヘッドパイプ11の左右には、スピーカ14,14が取り付けられていると共に、ヘッドパイプ11の前方には、メータユニット15が設けられている。メータユニット15の前方には、ヘッドアップディスプレイ装置20が設けられ、ヘッドアップディスプレイ装置20の前方には、風防パネル17が設けられている。
車体カバー12の素材としては、ABS樹脂や、ポリプロピレンを採用することができる。この他にも、金属を含めて任意の素材を採用することができる。
図2及び図3を参照する。ヘッドアップディスプレイ装置20は、車体カバー12に覆われたケース21と、このケース21の底に配置された制御基板22と、この制御基板22に実装されたLED製の光源23と、この光源23で発生した光L1を所定の方向に導く導光体24と、この導光体24を透過した光L1によって照射される表示器25と、この表示器25の上方に開口部53aが形成され開口部53a以外の部位では光L1の通過を遮る遮光部材50(遮光部50)と、開口部53aを通過した光L1が投射される投射面部27と、からなる。
特に図3に示されるように、光源23は、車幅方向に3つ並べて配置されている。これにより、投射面部27には、3つの円状の光L1を投射させることができる。色や光り方を変えることにより、様々な情報を運転者に提供することができる。
ケース21は、下部に配置された下部ケース30と、この下部ケース30の上方に被せられ透光性を有するケースカバー40と、からなる。
下部ケース30には、ABS樹脂やポリプロピレン等の任意の樹脂を採用することができる。下部ケース30は、略矩形状に形成された下部ケース底部31と、この下部ケース底部31の4辺からそれぞれ立ち上げられた下部ケース壁部32と、これらの下部ケース壁部32の上端からそれぞれ広がるように水平方向に延びる下部ケース鍔部33と、からなる。
ケースカバー40には、アクリル樹脂や、ポリカーボネート樹脂等の任意の樹脂の他に、ガラスを採用することができる。ケースカバー40は、略矩形状に形成されたケースカバー天井部41と、このケースカバー天井部41の4辺からそれぞれ立ち下げられたケースカバー壁部42と、これらのケースカバー壁部42の下端からそれぞれ広がるように水平方向に延びるケースカバー鍔部43と、からなる。
遮光部材50には、ABS樹脂やポリプロピレン等の任意の樹脂を採用することができる。遮光部材50は、下部ケース鍔部33及びケースカバー鍔部43によって挟み込まれた遮光部材鍔部51と、これらの遮光部材鍔部51からそれぞれ立ち上げられた遮光部材壁部52と、これらの遮光部材壁部52の上端を塞ぎ略矩形状を呈する遮光部材天井部53と、この遮光部材天井部53から上方に向かって突出しケースカバー天井部41の近傍まで延びる遮光部材突出部54と、からなる。
例えば、下部ケース鍔部33と、遮光部材鍔部51とは、端部が互いに溶着されている。遮光部材鍔部51と、ケースカバー鍔部43との端部も同様に、互いに溶着されている。
開口部53aは、遮光部材天井部53に形成されており、開口部53aの縁は、投射面部27から光源23に向かって開口面積が徐々に増加するように傾けられている。即ち、光L1の直進する方向に沿った断面を基準として、投射面部27から光源23に向かって末広がり状に傾けられている。このように傾けられている理由については、後述する。遮光部材50は、光L1の一部の通過を許容する開口部53aを有した遮光部ということができる。
導光体24は、前後の下部ケース壁部32に固定されたステー61,61によって支持されている。ステー61,61は、ねじ62,62によって前後の下部ケース壁部32に固定されている。
表示器25は、前後の遮光部材壁部52に固定されたステー63によって支持されている。ステー63は、ねじ64によって前後の遮光部材壁部52に固定されている。
投射面部27は、コンバイナと称するアクリル樹脂や、ポリカーボネート樹脂等が採用される樹脂製の部品である。ヘッドアップディスプレイ装置20は、投射面部27を一体に有する、コンバイナ一体型タイプのヘッドアップディスプレイ装置ということができる。投射面部27は、表示器25を照射した光L1が投射される一方、投射面部27の前方を視認可能に透過性を有している部材である。
図2を参照する。光源23が発した光L1は、導光体24を透過して表示器25を照射する。表示器25を照射した光L1は、開口部53a、及び、ケースカバー天井部41を通過する。通過した光は、車体カバー12に形成されているカバー開口部12aを通過して、投射面部27に投射される。運転者Mnは、投射面部27に投射された虚像を視認することにより、情報を得ることができる。
なお、本実施例においては、車体カバー12は、遮光部ということはできない。遮光部材50の開口部53aの縁と光源23とを結んだ線L2が接触しない部位までカバー開口部12aは形成されている。このため、車体カバー12は、光源23の発した光を遮光することがない。線L2よりも光源側にカバー開口部12aの縁が位置している場合には、遮光部材50及び車体カバー12の両方を遮光部ということができる。
図4(a)を参照する。表示器25の上面の端部には、光の透過を抑制するプリント部25aが形成されている。図4(b)も併せて参照する。プリント部25aは、多数の点が表示器25の上面に印刷されることによって構成されている。これらの点のピッチは、光源23から遠ざかるほど狭くなる。加えて、点の大きさは、光源23から遠ざかるほど大きくなる。即ち、光源23から遠ざかるにつれて、遮光性が高められている。
図5を参照する。矢印(1)によって示されるように、開口部53aの近傍を通過する光の一部は、開口部53aの縁において反射する。
図2も併せて参照する。遮光部材50に形成された開口部53aの縁は、投射面部27から光源23に向かって開口面積が徐々に増加するように傾けられている。即ち、開口部53aの縁は、光源23に向かって対向するように傾けられている。開口部53aの縁によって反射された光L1が投射面部27に投射されると、その部位の近傍は、他の部位に比べて明るくなるものと考えられる(図9、枠状の光の線106参照)。この点、開口部53aの縁が光源23に向かって対向するように傾けられているため、開口部53aの縁で反射した光L1が投射面部27に向かうことを抑制することができる。これにより、枠状の光の線の発生を抑制し、ヘッドアップディスプレイ装置20の商品性を高めることができる。
図5の矢印(2)によって示されるように、一部の光は、プリント部25aによって、投射面部27に向かって進むことを遮られる。図5の矢印(3)によって示されるように、開口部53aの縁の近傍を通過する光のうち、開口部53aの縁に反射されず、且つ、プリント部25aの間を通過した光のみが投射面部27に投射される。表示器25を通過する光は、光源23から遠い部位を通過するほど、投射面部27に投射されにくくなる。投射面部27に投射したい情報を明確に表示させる一方、この部位から遠ざかるにつれて光を暗くすることにより、枠状の線が投射面部27に投射されることをより確実に抑制することができる。
図2を参照する。遮光部材50は、ケース21に設けられている。ヘッドアップディスプレイ装置20のユニット化が可能となり、取付作業を簡便にすることができる。
さらに、遮光部材50には、遮光部材天井部53から上方に向かって突出しケースカバー天井部41の近傍まで延びる遮光部材突出部54が形成されている。これにより、カバー開口部12aから車体カバー12の下部を覗き見ることを抑制し、意匠性を向上させることができる。
二輪車10においては、ヘッドアップディスプレイ装置20の搭載可能スペースが小さいため、光源23から投射面部27までの距離が短い。これにより、特に枠状の線が投射面部27に投射されやすい。加えて、二輪車10においては、投射面部27に対しての、運転者Mnの視点の移動量が特に大きい。本発明によれば、運転者Mnが視点を移動させた場合であっても、運転者Mnに枠状の線が見えることを抑制することができ、二輪車10に搭載するヘッドアップディスプレイ装置20として望ましい。
<実施例2>
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図6を参照する。図6には実施例2のヘッドアップディスプレイ装置20Aの断面構成が示されている。図6は、上記図2に対応させて表されている。実施例2においては、実施例1で用いた遮光部材50(図2参照)を用いずに、車体カバー12Aによって遮光部を構成した。その他の基本的な構成については、実施例1によるヘッドアップディスプレイ装置20と共通する。実施例1と共通する部分については、符号を流用すると共に、詳細な説明を省略する。
ケース21Aは、車体カバー12A(カバー部材12A)によって覆われている。ケースカバー40Aは、2色成形品によって構成され、ケースカバー天井部41Aの中央のみが透過性を有している。
車体カバー12Aは、光源23に向かって凹まされた凹部12Aaを有している。凹部12Aaの底には、開口部12Abが形成されている。開口部12Abの縁は、投射面部27から光源23に向かって開口面積が徐々に増加するように傾けられている。
このようなヘッドアップディスプレイ装置20Aにおいても、本発明所定の効果を得ることができる。
さらに、ケース21Aを覆う車体カバー12Aによって遮光部は構成されている。既存の部品を利用して遮光部を構成することにより、部品コストの上昇を抑制することができる。これにより、安価でありながら商品性の高いヘッドアップディスプレイ装置20Aを提供することができる。
さらに、開口部12Abは、車体カバー12Aの凹部12Aaの底に形成されている。これにより、開口部12Abの縁を投射面部27から離間させることができる。光源23において発生した光を開口部12Abの縁においてより確実に投射面部27に投射させないことができ、さらにヘッドアップディスプレイ装置20Aの商品性を高めることができる。
<実施例3>
次に、本発明の実施例3を図面に基づいて説明する。
図7を参照する。図7には実施例3のヘッドアップディスプレイ装置20Bの断面構成が示されている。図7は、上記図6に対応させて表されている。実施例3においても、実施例2と同様に、車体カバー12Bによって遮光部を構成した。実施例1及び/又は実施例2と共通する部分については、符号を流用すると共に、詳細な説明を省略する。
車体カバー12B(カバー部材12B(遮光部12B))は、開口部12Bbの縁からケース21Aに向かって延びる延長部12Bcを有している。延長部12Bcの縁は、開口部12Bbの縁から連続して、投射面部27から光源23に向かって開口面積が徐々に増加するように傾けられている。
このようなヘッドアップディスプレイ装置20Bにおいても、本発明所定の効果を得ることができる。
特に、カバー開口部12Bbから車体カバー12Bの下部を覗き見ることを抑制し、意匠性を向上させることができる。
このとき、延長部12Bcの縁が開口部12Bbの縁から連続して、投射面部27から光源23に向かって開口面積が徐々に増加するように傾けられている。仮に延長部12Bcの縁が傾けられていない場合には、以下の問題が生ずる。太陽Sが低い場合に、太陽光が延長部12Bcを照らすことがある。この場合に、延長部12Bcを照らした太陽の光は、延長部12Bcにおいて乱反射する。乱反射したうちの一部の光は、車体カバー12Bの上面側に反射する。これにより、開口部12Bbの周縁が光っているように見えることがある。特に、延長部12Bcが傾いていない場合には、車体カバーBの上面側に光が反射しやすい。本発明においては、延長部12Bcが光源23に対向するように傾いていることにより、太陽光の車体カバー12B上面側への反射を抑制することができる。これにより、開口部12Bbの周縁が光っているように見える現象を抑制することができる。このため、なか見えを抑制しつつ、太陽光の車体カバー12B上面側への反射も抑制することができる。
尚、本発明によるヘッドアップディスプレイ装置は、二輪車に採用されるヘッドアップワーニング装置を例に説明したが、四輪車に採用される道路案内のためのヘッドアップディスプレイ装置にも適用可能である。即ち、ヘッドアップディスプレイ装置は、二輪車や四輪車に限らず、他の乗り物、乗用型作業機、建機等にも適用可能である。また、ヘッドアップワーニング装置に限らず、他の目的に用いられてもよい。さらに、コンバイナ一体型に限らず、投射面部がフロントガラスによって構成されるタイプのものであってもよい。さらに、四輪車に採用される場合には、カバー部材をインストルメントパネルによって構成することができる。即ち、カバー部材は、ケースを覆うものであればよく、車体カバーに限られない。
本発明は、作用及び効果を奏する限りにおいて、実施例に限定されるものではない。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置は、二輪車に好適である。
12A,12B…車体カバー(カバー部材(遮光部))
12Aa…凹部
12Ab,53a…開口部
20,20A,20B…ヘッドアップディスプレイ装置
21,21A…ケース
23…光源
27…投射面部
50…遮光部材(遮光部)

Claims (4)

  1. ケースに収納された光源と、この光源の光が投射される投射面部と、を有するヘッドアップディスプレイ装置において、
    前記光源と前記投射面部との間には、前記光を遮ることが可能な遮光部が備えられ、
    前記遮光部は、前記光の一部の通過を許容する開口部を有し、
    前記開口部の縁は、前記投射面部から前記光源に向かって開口面積が徐々に増加するように傾けられていることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記遮光部は、前記ケースに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記ケースは、カバー部材によって覆われ、
    このカバー部材で、前記遮光部は構成されていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記カバー部材は、前記光源に向かって凹まされた凹部を有し、
    前記開口部は、前記凹部の底に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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