JP7455654B2 - 衣服に対するカードホルダーの取付構造 - Google Patents

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本発明は、IDカードやネームカード等のカードが挿入でき、各種の作業着やユニフォームなどの衣服における胸部等の所望の位置に着脱が可能な衣服に対するカードホルダーの取付構造に関する。
従来は、会社名や個人名を刺繍やプリントにより作業服に表示していた。また、面ファスナーを利用して衣服に取り付ける提案もなされていた。さらに、ビニール製のシートを縫い付けて、当該シートの内部にネームカードやIDカードを出し入れするのが一般化されている。
しかしながら、食品工場向けの作業服においては、食品衛生が必須である観点から、会社名や個人名を刺繍やプリントにより作業服に表示した場合には、糸くずが発生したり、プリント剥離が生じ、食品に異物が混入する要因になるので相応しくない。
また、面ファスナーを利用した場合には、面ファスナーに糸くずや毛髪などの異物が付着することが多く、この異物が落下すると食品に異物が混入する要因になるので、やはり相応しくない。
さらに、ビニール製のシートを縫い付けた場合は、その作業服をそのまま洗濯するとビニール製シートが熱や衝撃により劣化するおそれがあり、改善要求がなされていた。
そこで、本発明者は、上記の欠点を解消するために、カードホルダーを作業服やユニフォームなどの衣服に対して容易に着脱できる衣服に対するカードホルダーの取付構造を開発した。
本発明の請求項1に係る衣服に対するカードホルダーの取付構造は、衣服への着脱が可能なカードホルダーの取付構造であって、前記カードホルダーは、カードの挿入が可能な収容部を有し、前記カードホルダーは、1又は複数個のカードホルダー側スナップボタンを備え、前記衣服は、前記カードホルダー側スナップボタンに対応する位置に、前記カードホルダー側スナップボタンに着脱可能な衣服側スナップボタンを備え、前記各カードホルダー側スナップボタンと各衣服側スナップボタンとを着脱することにより、カードホルダーを衣服に着脱可能とし、前記カードホルダーは、横方向及び縦方向を有する扁平な形態であり、前記カードホルダーは、前記横方向両端部から延出したテープ部を備え、前記各テープ部は、カードホルダー側スナップボタンを備えていることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る衣服に対するカードホルダーの取付構造は、衣服への着脱が可能なカードホルダーの取付構造であって、前記カードホルダーは、カードの挿入が可能な収容部を有し、前記カードホルダーは、1又は複数個のカードホルダー側スナップボタンを備え、前記衣服は、前記カードホルダー側スナップボタンに対応する位置に、前記カードホルダー側スナップボタンに着脱可能な衣服側スナップボタンを備え、前記各カードホルダー側スナップボタンと各衣服側スナップボタンとを着脱することにより、カードホルダーを衣服に着脱可能とし、前記カードホルダーは、カードホルダー本体とテープ体とから構成され、前記カードホルダー本体は、横方向及び縦方向を有する扁平な形態であり、カードの挿入が可能な収容部を有し、前記カードホルダー本体は、その横方向両端部において、前記テープ体が挿通可能な大きさのテープ体挿通穴を備え、前記テープ体は、前記カードホルダー本体の横方向の長さよりも長尺であって、カードホルダー本体の横方向の長さ以上の間隔をあけて、テープ体両端のテープ部にカードホルダー側スナップボタンを備え、前記カードホルダーは、前記テープ体を、カードホルダー本体の一方のテープ体挿通穴に、カードホルダー側スナップボタンが衣服側に対向するようにして挿通し、カードホルダー本体の他方のテープ体挿通穴から抜き出すことによって、カードホルダー本体の横方向両端部にテープ体両端の前記テープ部が延出して構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る衣服に対するカードホルダーの取付構造は、衣服への着脱が可能なカードホルダーの取付構造であって、前記カードホルダーは、カードの挿入が可能な収容部を有し、前記カードホルダーは、1又は複数個のカードホルダー側スナップボタンを備え、前記衣服は、前記カードホルダー側スナップボタンに対応する位置に、前記カードホルダー側スナップボタンに着脱可能な衣服側スナップボタンを備え、前記各カードホルダー側スナップボタンと各衣服側スナップボタンとを着脱することにより、カードホルダーを衣服に着脱可能とし、前記カードホルダーは、カードホルダー本体とテープ体とから構成され、前記カードホルダー本体は、横方向及び縦方向を有する扁平な形態であり、カードの挿入が可能な収容部を有し、前記カードホルダー本体は、その横方向両端部において、当該カードホルダー本体を貫通し、前記テープ体が挿通可能な大きさのテープ体挿通穴を備え、前記テープ体は、前記カードホルダー本体の横方向の長さよりも長尺であって、カードホルダー本体の横方向の長さ以上の間隔をあけて、テープ体両端のテープ部にカードホルダー側スナップボタンを備え、前記カードホルダーは、前記テープ体を、前記カードホルダー本体の表面側からカードホルダー本体の一方のテープ体挿通穴に、カードホルダー側スナップボタンが衣服側に対向するようにして挿通し、カードホルダー本体の裏面側を経由して、カードホルダー本体の他方のテープ体挿通穴からカードホルダー本体の表面側へ抜き出すことによって、カードホルダー本体の横方向両端部にテープ体両端の前記テープ部が延出して構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る衣服に対するカードホルダーの取付構造は、衣服への着脱が可能なカードホルダーの取付構造であって、前記カードホルダーは、カードの挿入が可能な収容部を有し、前記カードホルダーは、1又は複数個のカードホルダー側スナップボタンを備え、前記衣服は、前記カードホルダー側スナップボタンに対応する位置に、前記カードホルダー側スナップボタンに着脱可能な衣服側スナップボタンを備え、前記各カードホルダー側スナップボタンと各衣服側スナップボタンとを着脱することにより、カードホルダーを衣服に着脱可能とし、前記カードホルダーは、カードホルダー本体とテープ体とから構成され、前記カードホルダー本体は、横方向及び縦方向を有し、表面シート及び裏面シートを有する扁平な形態であり、カードの挿入が可能な収容部を有し、前記カードホルダー本体は、その横方向両端部において、当該カードホルダー本体の裏面シートを貫通し、前記テープ体が挿通可能な大きさのテープ体挿通穴を備え、前記テープ体は、前記カードホルダー本体の横方向の長さよりも長尺であって、カードホルダー本体の横方向の長さ以上の間隔をあけて、テープ体両端のテープ部にカードホルダー側スナップボタンを備え、前記カードホルダーは、前記テープ体を、前記カードホルダー本体の裏面側からカードホルダー本体の一方のテープ体挿通穴に、カードホルダー側スナップボタンが衣服側に対向するようにして挿通し、表面シートと裏面シートとにより挟まれるカードホルダー本体の内部を経由して、カードホルダー本体の他方のテープ体挿通穴からカードホルダー本体の裏面側へ抜き出すことによって、カードホルダー本体の横方向両端部にテープ体両端の前記テープ部が延出して構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る衣服に対するカードホルダーの取付構造は、前記請求項1~4のいずれか1項に係る衣服に対するカードホルダーの取付構造に加えて、前記カードホルダーは、裏面シートを有する扁平な形態であり、前記カードホルダーは、前記裏面シートに1又は複数個のカードホルダー側スナップボタンを備えていることを特徴とする。
上記した本発明に係る衣服に対するカードホルダーの取付構造は、作業服やユニフォームなどの衣服に対して容易に着脱できる構造であり、従来の欠点を解消し、食品に対して異物混入のおそれがなく、劣化しない効果がある。
本発明に係る実施例1に係るカードホルダーの取付構造を示す図であり、(a)はカードホルダーを裏面側から見た斜視図であり、(b)は表面側から見たカードホルダーを衣服に取り付ける状態を示す斜視図である。 本発明に係る実施例1について、衣服側スナップボタンを取り付けた作業服の胸部のところに、裏返したテープ体と、カードを収納しようとする状態のカードホルダー本体とを置いて撮影した写真である。 作業服の胸部において、テープ体を挿通したカードホルダー本体を衣服側スナップボタンに取り付けた状態を撮影した写真である。 作業服の胸部において、カードを収納し、テープ体を挿通したカードホルダー本体を衣服側スナップボタンに取り付けた状態を撮影した写真である。 本発明に係る実施例2に係るカードホルダーの取付構造を示す図であり、(a)はカードホルダーを裏面側から見た斜視図であり、(b)は表面側から見たカードホルダーを衣服に取り付ける状態を示す斜視図である。 本発明に係る実施例3に係るカードホルダーの取付構造を示す図であり、(a)はカードホルダーを裏面側から見た斜視図であり、(b)は表面側から見たカードホルダーを衣服に取り付ける状態を示す斜視図である。 本発明に係る実施例4に係るカードホルダーの取付構造を示す図であり、(a)はカードホルダーを裏面側から見た斜視図であり、(b)は表面側から見たカードホルダーを衣服に取り付ける状態を示す斜視図である。 本発明に係る実施例5に係るカードホルダーの取付構造を示す図であり、(a)はカードホルダーを裏面側から見た斜視図であり、(b)は表面側から見たカードホルダーを衣服に取り付ける状態を示す斜視図である。 本発明に係る実施例6に係るカードホルダーの取付構造を示す図であり、(a)はカードホルダーを裏面側から見た斜視図であり、(b)は表面側から見たカードホルダーを衣服に取り付ける状態を示す斜視図である。 本発明に係る実施例7に係るカードホルダーの取付構造を示す図であり、(a)はカードホルダーを裏面側から見た斜視図であり、(b)は表面側から見たカードホルダーを衣服に取り付ける状態を示す斜視図である。 本発明に係る実施例8に係るカードホルダーの取付構造を示す図であり、(a)はカードホルダーを裏面側から見た斜視図であり、(b)は表面側から見たカードホルダーを衣服に取り付ける状態を示す斜視図である。
以下に、本発明に係るアウターウェアの上衣の好適な実施例につき図面に基づいて詳述する。
図1~図4において、10はカードホルダーを示し、Aはカードホルダー10を取り付ける衣服側の生地を示す。なお、カードホルダーを取り付ける位置は、特に限定されるものではなく、衣服の胸部であっても袖部や裾部であってもよい。Bは、カードホルダー10に収納されたIDカードやネームカード等のカードを示す。
図1及び図2に示すように、カードホルダー10は、カードホルダー本体11とテープ体12とから構成される。
カードホルダー本体11は、それぞれ透明な表面シート11a及び裏面シート11bを備えた合成樹脂製の扁平な横方向及び縦方向を有する矩形の形態をなしており、裏面シート11b側にカードBの挿入が可能な開口部11cを有しており、その内部はカードBの収容部になっている。なお、前記開口部は表面シート11a側に設けてもよく、また、カードホルダー本体は横方向及び縦方向が定まれば矩形の形態に限られるものではない。そして、表面シート11aが透明であるため、カードBをカードホルダー本体11に挿入したときに表面シート11a側からカードBが視認できる。なお、裏面シート11bは必ずしも透明でなくてもよく、合成樹脂製でなくてもよい。また、カードBがICカードや磁気カードであって、特にカードの視認が必要でなければ、表面シート11aも透明にする必要はなく、合成樹脂製でなくてもよい。
前記カードホルダー本体11は、その横方向両端部において、当該カードホルダー本体11における表面シート11aと裏面シート11bとを貫通し、前記テープ体12が挿通可能な大きさのテープ体挿通穴11d,11eを備えている。
前記テープ体12は、カードホルダー本体11の横方向の長さよりも長尺であって、カードホルダー本体11の横方向の長さ以上の間隔をあけて、その両端のテープ部にカードホルダー側スナップボタン12a,12bを備えている。
前記衣服は、その生地A面に、前記テープ体12における前記カードホルダー側スナップボタン12a,12bの間隔に対応するように、カードホルダー側スナップボタン12a,12bに着脱可能な衣服側スナップボタン15a,15bを備えている。
そして、カードホルダー10の組立は、まず前記テープ体12を、前記カードホルダー本体11の表面側からカードホルダー本体11の一方のテープ体挿通穴11dに、カードホルダー側スナップボタン12a,12bの嵌合部が衣服側に対向するように挿通して、裏面側へ抜き出す。そして、テープ体12をカードホルダー本体11の裏面側を経由し、カードホルダー本体11の他方のテープ体挿通穴11eからカードホルダー本体11の表面側へ抜き出す。このようにテープ体12をカードホルダー本体11に挿通して組み立てることにより、カードホルダー側スナップボタン12a,12bを備えるテープ体12における両端のテープ部がカードホルダー本体11の横方向両端部から延出した状態となる。
このカードホルダー10におけるテープ体12を、矢符10aで示すように衣服の生地A側に近づけ、テープ体12における両端部の各カードホルダー側スナップボタン12a,12bを、衣服側における各衣服側スナップボタン15a,15bに嵌合させれば、図3及び図4に示すように、カードホルダー10を衣服に取り付けることができる。また、前記各カードホルダー側スナップボタン12a,12bと前記各衣服側スナップボタン15a,15bとの嵌合を外せば、カードホルダー10を衣服から取り外すことができる。
なお、本実施例においては、テープ体挿通穴11d,11eを形成し、テープ体挿通穴11d,11eにテープ体12を挿通するようにしたものを例示したが、テープ体挿通穴11d,11eを形成せずにテープ体12を、そのカードホルダー側スナップボタンを備えた両端のテープ部がカードホルダー本体から延出するようにして裏面シート11bの外面に貼着等の方法により取り付けてもよい。その場合は、本実施例のように組み立てる手間がなくなる利点があるが、取付加工の工程が増える。
図5において、20はカードホルダーを示し、Aはカードホルダー20を取り付ける衣服側の生地を示す。なお、カードホルダーを取り付ける位置は、特に限定されるものではなく、衣服の胸部であっても袖部や裾部であってもよい。Bは、カードホルダー20に収納されたIDカードやネームカード等のカードを示す。
図5に示すように、カードホルダー20は、カードホルダー本体21とテープ体22とから構成される。
カードホルダー本体21は、それぞれ透明な表面シート21a及び裏面シート21bを備えた合成樹脂製の扁平な横方向及び縦方向を有する矩形の形態をなしており、裏面シート21b側にカードBの挿入が可能な開口部21cを有しており、その内部はカードBの収容部になっている。なお、前記開口部は表面シート21a側に設けてもよく、また、カードホルダー本体は横方向及び縦方向が定まれば矩形の形態に限られるものではない。そして、表面シート21aが透明であるため、カードBをカードホルダー本体21に挿入したときに表面シート21a側からカードBが視認できる。なお、裏面シート21bは必ずしも透明でなくてもよく、合成樹脂製でなくてもよい。また、カードBがICカードや磁気カードであって、特にカードの視認が必要でなければ、表面シート21aも透明にする必要はなく、合成樹脂製でなくてもよい。
前記カードホルダー本体21は、その横方向両端部において、当該カードホルダー本体21における表面シート21aと裏面シート21bとを貫通し、前記テープ体22が挿通可能な大きさのテープ体挿通穴21d,21eを備えている。
前記テープ体22は、カードホルダー本体21の横方向の長さよりも長尺であって、カードホルダー本体21の横方向の長さ以上の間隔をあけて、その両端のテープ部にカードホルダー側スナップボタン22a,22bを備えている。
前記衣服は、その生地A面に生地側テープ体25が縫着されており、生地側テープ体25は、前記テープ体22における前記カードホルダー側スナップボタン22a,22bの間隔に対応するように、カードホルダー側スナップボタン22a,22bに着脱可能な衣服側スナップボタン25a,25bを備えている。上記のテープ体22及び生地側テープ体25を使用した場合には、スナップボタン付きテープは、熱可塑性合成樹脂製の雄スナップボタン又は雌スナップボタンの複数個を所定間隔でテープに取り付けた雄側テープと雌側テープとの一対から構成されているため、雄スナップボタンと雌スナップボタンとの間隔に狂いが生じることがない。なお、実施例1のように生地側テープ体を使用せず、カードホルダー側スナップボタン22a,22bの間隔に対応する位置に衣服側スナップボタン25a,25bが衣服に配されている構成としてもよい。
そして、カードホルダー20の組立は、まず前記テープ体22を、前記カードホルダー本体21の表面側からカードホルダー本体21の一方のテープ体挿通穴21dに、カードホルダー側スナップボタン22a,22bの嵌合部が衣服側に対向するように挿通して、裏面側へ抜き出す。そして、テープ体22をカードホルダー本体21の裏面側を経由し、カードホルダー本体21の他方のテープ体挿通穴21eからカードホルダー本体21の表面側へ抜き出す。このようにテープ体22をカードホルダー本体21に挿通して組み立てることにより、カードホルダー側スナップボタン22a,22bを備えるテープ体22における両端のテープ部がカードホルダー本体21の横方向両端部から延出した状態となる。
このカードホルダー20におけるテープ体22を、矢符20aで示すように衣服の生地A側の生地側テープ体25に近づけ、テープ体22における両端部の各カードホルダー側スナップボタン22a,22bを、衣服側における各衣服側スナップボタン25a,25bに嵌合させれば、カードホルダー20を衣服に取り付けることができる。また、前記各カードホルダー側スナップボタン22a,22bと前記各衣服側スナップボタン25a,25bとの嵌合を外せば、カードホルダー20を衣服から取り外すことができる。
なお、本実施例においては、テープ体挿通穴21d,21eを形成し、テープ体挿通穴21d,21eにテープ体22を挿通するようにしたものを例示したが、テープ体挿通穴21d,21eを形成せずにテープ体22を、そのカードホルダー側スナップボタンを備えた両端のテープ部がカードホルダー本体から延出するようにして裏面シート21bの外面に貼着等の方法により取り付けてもよい。その場合は、本実施例のように組み立てる手間がなくなる利点があるが、取付加工の工程が増える。
図6において、30はカードホルダーを示し、Aはカードホルダー30を取り付ける衣服側の生地を示す。なお、カードホルダーを取り付ける位置は、特に限定されるものではなく、衣服の胸部であっても袖部や裾部であってもよい。Bは、カードホルダー30に収納されたIDカードやネームカード等のカードを示す。
図6に示すように、カードホルダー30は、カードホルダー本体31とテープ体32とから構成される。
カードホルダー本体31は、それぞれ透明な表面シート31a及び裏面シート31bを備えた合成樹脂製の扁平な横方向及び縦方向を有する矩形の形態をなしており、裏面シート31b側にカードBの挿入が可能な開口部31cを有しており、その内部はカードBの収容部になっている。なお、前記開口部は表面シート31a側に設けてもよく、また、カードホルダー本体は横方向及び縦方向が定まれば矩形の形態に限られるものではない。そして、表面シート31aが透明であるため、カードBをカードホルダー本体31に挿入したときに表面シート31a側からカードBが視認できる。なお、裏面シート31bは必ずしも透明でなくてもよく、合成樹脂製でなくてもよい。また、カードBがICカードや磁気カードであって、特にカードの視認が必要でなければ、表面シート31aも透明にする必要はなく、合成樹脂製でなくてもよい。
前記カードホルダー本体31は、その横方向両端部において、当該カードホルダー本体31における表面シート31aのみを貫通し(裏面シート31bは貫通しない)、前記テープ体32が挿通可能な大きさのテープ体挿通穴31d,31eを備えている。
前記テープ体32は、カードホルダー本体31の横方向の長さよりも長尺であって、カードホルダー本体31の横方向の長さ以上の間隔をあけて、その両端のテープ部にカードホルダー側スナップボタン32a,32bを備えている。
前記衣服は、その生地A面に生地側テープ体35が縫着されており、生地側テープ体35は、前記テープ体32における前記カードホルダー側スナップボタン32a,32bの間隔に対応するように、カードホルダー側スナップボタン32a,32bに着脱可能な衣服側スナップボタン35a,35bを備えている。上記のテープ体32及び生地側テープ体35を使用した場合には、スナップボタン付きテープは、熱可塑性合成樹脂製の雄スナップボタン又は雌スナップボタンの複数個を所定間隔でテープに取り付けた雄側テープと雌側テープとの一対から構成されているため、雄スナップボタンと雌スナップボタンとの間隔に狂いが生じることがない。なお、実施例1のように生地側テープ体を使用せず、カードホルダー側スナップボタン32a,32bの間隔に対応する位置に衣服側スナップボタン35a,35bが衣服に配されている構成としてもよい。
そして、カードホルダー30の組立は、まず前記テープ体32を、前記カードホルダー本体31の表面側からカードホルダー本体31の一方のテープ体挿通穴31dに、カードホルダー側スナップボタン32a,32bの嵌合部が衣服側に対向するように挿通し、カードホルダー本体31の表面シート31aと裏面シート31bとの間を経由して、カードホルダー本体31の他方のテープ体挿通穴31eからカードホルダー本体31の表面側へ抜き出す。このようにテープ体32をカードホルダー本体31に挿通して組み立てることにより、カードホルダー側スナップボタン32a,32bを備えるテープ体32における両端のテープ部がカードホルダー本体31の横方向両端部から延出した状態となる。なお、この際、カードBは表面シート31aとテープ体32との間に挿入されるようにする。
このカードホルダー30におけるテープ体32を、矢符30aで示すように衣服の生地A側の生地側テープ体35に近づけ、テープ体32における両端部の各カードホルダー側スナップボタン32a,32bを、衣服側における各衣服側スナップボタン35a,35bに嵌合させれば、カードホルダー30を衣服に取り付けることができる。また、前記各カードホルダー側スナップボタン32a,32bと前記各衣服側スナップボタン35a,35bとの嵌合を外せば、カードホルダー30を衣服から取り外すことができる。
本実施例においては、テープ体32がカードホルダー本体31を、その裏面シート31bの横方向全体で支持するので、テープ体挿通穴31d,31eに掛かる負荷が軽減される利点がある。
図7において、40はカードホルダーを示し、Aはカードホルダー40を取り付ける衣服側の生地を示す。なお、カードホルダーを取り付ける位置は、特に限定されるものではなく、衣服の胸部であっても袖部や裾部であってもよい。Bは、カードホルダー40に収納されたIDカードやネームカード等のカードを示す。
図7に示すように、カードホルダー40は、カードホルダー本体41とテープ体42とから構成される。
カードホルダー本体41は、それぞれ透明な表面シート41a及び裏面シート41bを備えた合成樹脂製の扁平な横方向及び縦方向を有する矩形の形態をなしており、裏面シート41b側にカードBの挿入が可能な開口部41cを有しており、その内部はカードBの収容部になっている。なお、前記開口部は表面シート41a側に設けてもよく、また、カードホルダー本体は横方向及び縦方向が定まれば矩形の形態に限られるものではない。そして、表面シート41aが透明であるため、カードBをカードホルダー本体41に挿入したときに表面シート41a側からカードBが視認できる。なお、裏面シート41bは必ずしも透明でなくてもよく、合成樹脂製でなくてもよい。また、カードBがICカードや磁気カードであって、特にカードの視認が必要でなければ、表面シート41aも透明にする必要はなく、合成樹脂製でなくてもよい。
前記カードホルダー本体41は、その横方向両端部において、当該カードホルダー本体41における裏面シート41bのみを貫通し(表面シート41aは貫通しない)、前記テープ体42が挿通可能な大きさのテープ体挿通穴41d,41eを備えている。
前記テープ体42は、カードホルダー本体41の横方向の長さよりも長尺であって、カードホルダー本体41の横方向の長さ以上の間隔をあけて、その両端のテープ部にカードホルダー側スナップボタン42a,42bを備えている。
前記衣服は、その生地A面に生地側テープ体45が縫着されており、生地側テープ体45は、前記テープ体42における前記カードホルダー側スナップボタン42a,42bの間隔に対応するように、カードホルダー側スナップボタン42a,42bに着脱可能な衣服側スナップボタン45a,45bを備えている。上記のテープ体42及び生地側テープ体45を使用した場合には、スナップボタン付きテープは、熱可塑性合成樹脂製の雄スナップボタン又は雌スナップボタンの複数個を所定間隔でテープに取り付けた雄側テープと雌側テープとの一対から構成されているため、雄スナップボタンと雌スナップボタンとの間隔に狂いが生じることがない。なお、実施例1のように生地側テープ体を使用せず、カードホルダー側スナップボタン42a,42bの間隔に対応する位置に衣服側スナップボタン45a,45bが衣服に配されている構成としてもよい。
そして、カードホルダー40の組立は、まず前記テープ体42を、前記カードホルダー本体41の裏面側からカードホルダー本体41の一方のテープ体挿通穴41dに、カードホルダー側スナップボタン42a,42bの嵌合部が衣服側に対向するように挿通し、カードホルダー本体41の表面シート41aと裏面シート41bとの間を経由して、カードホルダー本体41の他方のテープ体挿通穴41eからカードホルダー本体41の裏面側へ抜き出す。このようにテープ体42をカードホルダー本体41に挿通して組み立てることにより、カードホルダー側スナップボタン42a,42bを備えるテープ体42における両端のテープ部がカードホルダー本体41の横方向両端部から延出した状態となる。なお、この際、カードBは表面シート41aとテープ体42との間に挿入されるようにする。
このカードホルダー40におけるテープ体42を、矢符40aで示すように衣服の生地A側の生地側テープ体45に近づけ、テープ体42における両端部の各カードホルダー側スナップボタン42a,42bを、衣服側における各衣服側スナップボタン45a,45bに嵌合させれば、カードホルダー40を衣服に取り付けることができる。また、前記各カードホルダー側スナップボタン42a,42bと前記各衣服側スナップボタン45a,45bとの嵌合を外せば、カードホルダー40を衣服から取り外すことができる。
本実施例においては、テープ体42がカードホルダー本体41を、その裏面シート41bの横方向全体で支持されて、テープ体挿通穴41d,41eに掛かる負荷が軽減される利点がある。
また、本実施例においては、カードホルダー本体41に挿通されたテープ体42が生地Aに対して起伏が少なくほぼ平坦な状態になり、生地側テープ体45における衣服側スナップボタン45a,45bの間隔とテープ体42におけるカードホルダー側スナップボタン42a,42bの間隔とがほぼ等しくなるので、カードホルダー40を衣服に取り付けても、衣服に皺が寄るようなことがない。
図8において、50はカードホルダーを示し、Aはカードホルダー50を取り付ける衣服側の生地を示す。なお、カードホルダーを取り付ける位置は、特に限定されるものではなく、衣服の胸部であっても袖部や裾部であってもよい。Bは、カードホルダー50に収納されたIDカードやネームカード等のカードを示す。
図8に示すように、カードホルダー50は、それぞれ透明な表面シート51a及び裏面シート51bを備えた合成樹脂製の扁平な横方向及び縦方向を有する矩形の形態をなしており、裏面シート51b側にカードBの挿入が可能な開口部51cを有し、その内部はカードBの収容部になっており、表面シート51a側にカードホルダー50の横方向両端部から延出したテープ片52,53を備えている。なお、前記開口部は表面シート51a側に設けてもよく、また、カードホルダーは横方向及び縦方向が定まれば矩形の形態に限られるものではない。そして、表面シート51aが透明であるため、カードBをカードホルダー50に挿入したときに表面シート51a側からカードBが視認できる。なお、裏面シート51bは必ずしも透明でなくてもよく、合成樹脂製でなくてもよい。また、カードBがICカードや磁気カードであって、特にカードの視認が必要でなければ、表面シート51aも透明にする必要はなく、合成樹脂製でなくてもよい。
前記カードホルダー50の横方向両端部から延出したテープ片52,53は、それぞれ一端が表面シート51aにおける両端部外面側に貼着等により取り付けられており、また、それぞれのテープ片52,53は衣服側に対向するカードホルダー側スナップボタン52a,53bを備えている。
前記衣服は、その生地A面に生地側テープ体55が縫着されており、生地側テープ体55は、前記テープ片52,53における前記カードホルダー側スナップボタン52a,53bの間隔に対応するように、カードホルダー側スナップボタン52a,53bに着脱可能な衣服側スナップボタン55a,55bを備えている。なお、実施例1のように生地側テープ体を使用せず、カードホルダー側スナップボタン52a,53bの間隔に対応する位置に衣服側スナップボタン55a,55bが衣服に配されている構成としてもよい。
このカードホルダー50を、矢符50aで示すように衣服の生地A側の生地側テープ体55に近づけ、カードホルダー50における横方向両端部から延出したテープ片52,53における各カードホルダー側スナップボタン52a,53bを、衣服側における各衣服側スナップボタン55a,55bに嵌合させれば、カードホルダー50を衣服に取り付けることができる。また、前記各カードホルダー側スナップボタン52a,53bと前記各衣服側スナップボタン55a,55bとの嵌合を外せば、カードホルダー50を衣服から取り外すことができる。
本実施例においては、カードホルダー50は、その横方向両端部から延出したテープ片52,53を一体に備えており、テープ片52,53にカードホルダー側スナップボタン52a,53bを備えているので、カードホルダー50を組み立てる手間がなく使用しやすい利点がある。
本実施例は、実施例5の変更例である。
図9において、60はカードホルダーを示し、Aはカードホルダー60を取り付ける衣服側の生地を示す。なお、カードホルダーを取り付ける位置は、特に限定されるものではなく、衣服の胸部であっても袖部や裾部であってもよい。Bは、カードホルダー60に収納されたIDカードやネームカード等のカードを示す。
図9に示すように、カードホルダー60は、それぞれ透明な表面シート61a及び裏面シート61bを備えた合成樹脂製の扁平な横方向及び縦方向を有する矩形の形態をなしており、裏面シート61b側にカードBの挿入が可能な開口部61cを有し、その内部はカードBの収容部になっており、裏面シート61b側にカードホルダー60の横方向両端部から延出したテープ片62,63を備えている。なお、前記開口部は表面シート61a側に設けてもよく、また、カードホルダーは横方向及び縦方向が定まれば矩形の形態に限られるものではない。そして、表面シート61aが透明であるため、カードBをカードホルダー60に挿入したときに表面シート61a側からカードが視認できる。なお、裏面シート61bは必ずしも透明でなくてもよく、合成樹脂製でなくてもよい。また、カードBがICカードや磁気カードであって、特にカードの視認が必要でなければ、表面シート61aも透明にする必要はなく、合成樹脂製でなくてもよい。
前記カードホルダー60の横方向両端部から延出したテープ片62,63は、それぞれ一端が裏面シート61bにおける両端部外面側に貼着等により取り付けられており、また、それぞれのテープ片62,63は衣服側に対向するカードホルダー側スナップボタン62a,63bを備えている。
前記衣服は、その生地A面に生地側テープ体65が縫着されており、生地側テープ体65は、前記テープ片62,63における前記カードホルダー側スナップボタン62a,63bの間隔に対応するように、カードホルダー側スナップボタン62a,63bに着脱可能な衣服側スナップボタン65a,65bを備えている。なお、実施例1のように生地側テープ体を使用せず、カードホルダー側スナップボタン62a,63bの間隔に対応する位置に衣服側スナップボタン65a,65bが衣服に配されている構成としてもよい。
このカードホルダー60を、矢符60aで示すように衣服の生地A側の生地側テープ体65に近づけ、カードホルダー60における横方向両端部から延出したテープ片62,63における各カードホルダー側スナップボタン62a,63bを、衣服側における各衣服側スナップボタン65a,65bに嵌合させれば、カードホルダー60を衣服に取り付けることができる。また、前記各カードホルダー側スナップボタン62a,63bと前記各衣服側スナップボタン65a,65bとの嵌合を外せば、カードホルダー60を衣服から取り外すことができる。
本実施例においては、カードホルダー60は、その横方向両端部から延出したテープ片62,63を一体に備えており、テープ片62,63にカードホルダー側スナップボタン62a,63bを備えているので、カードホルダー60を組み立てる手間がなく使用しやすい利点がある。
図10において、70はカードホルダーを示し、Aはカードホルダー70を取り付ける衣服側の生地を示す。なお、カードホルダーを取り付ける位置は、特に限定されるものではなく、衣服の胸部であっても袖部や裾部であってもよい。Bは、カードホルダー70に収納されたIDカードやネームカード等のカードを示す。
図10に示すように、カードホルダー70は、それぞれ透明な表面シート71a及び裏面シート71bを備えた合成樹脂製の扁平な横方向及び縦方向を有する矩形の形態をなしており、裏面シート71b側にカードBの挿入が可能な開口部71cを有し、その内部はカードBの収容部になっており、カードホルダー70の横方向両端部にはカードホルダー70における縦方向と同一幅で延出した延長部72,73を備えている。なお、前記開口部は表面シート71a側に設けてもよく、また、カードホルダーは横方向及び縦方向が定まれば矩形の形態に限られるものではない。そして、表面シート71aが透明であるため、カードBをカードホルダー70に挿入したときに表面シート71a側からカードが視認できる。なお、裏面シート71bは必ずしも透明でなくてもよく、合成樹脂製でなくてもよい。また、カードBがICカードや磁気カードであって、特にカードの視認が必要でなければ、表面シート71aも透明にする必要はなく、合成樹脂製でなくてもよい。なお、前記延長部72,73は、カードが収納される収容部と区画することにより、カードBが延長部72,73の領域に侵入しないように構成してもよく、その場合には、カードが不用意にカードホルダー70の領域まで侵入して取り出し難くなるようなことが避けられる利点がある。また、この延長部72,73は必ずしも透明にする必要はない。
前記カードホルダー70の横方向両端部の延出した延長部72,73は、それぞれがカードホルダー70と一体であり、また、それぞれの延長部72,73のそれぞれには衣服側に対向する上下一対のカードホルダー側スナップボタン72a,73bを備えている。
前記衣服は、その生地A面に幅広の生地側テープ体75が縫着されており、生地側テープ体75は、前記延長部72,73における前記カードホルダー側スナップボタン72a,73bの横方向及び縦方向の間隔に対応するように、カードホルダー側スナップボタン72a,73bに着脱可能な上下一対の衣服側スナップボタン75a,75bを備えている。なお、実施例1のように生地側テープ体を使用せず、カードホルダー側スナップボタン72a,72bの縦方向及び横方向の間隔に対応する位置に衣服側スナップボタン75a,75bが衣服に配されている構成としてもよい。
このカードホルダー70を、矢符70aで示すように衣服の生地A側の生地側テープ体75に近づけ、カードホルダー70における左右に延出した各延長部72,73におけるカードホルダー側スナップボタン72a,73bを、衣服側における各衣服側スナップボタン75a,75bに嵌合させれば、カードホルダー70を衣服に取り付けることができる。また、前記各カードホルダー側スナップボタン72a,73bと前記各衣服側スナップボタン75a,75bとの嵌合を外せば、カードホルダー70を衣服から取り外すことができる。
本実施例においては、カードホルダー70は、その横方向両端部に延長部72,73を一体に備えており、延長部72,73にカードホルダー側スナップボタン72a,73bを備えているので、カードホルダー70を組み立てる手間がなく使用しやすい利点がある。
また、本実施例は上記のように構成したことにより、カードホルダー70が生地Aに対して縦方向2箇所及び横方向2箇所の合計4箇所で固定されるのでカードホルダー70の衣服に対する安定度が向上する。
図11において、80はカードホルダーを示し、Aはカードホルダー80を取り付ける衣服側の生地を示す。なお、カードホルダーを取り付ける位置は、特に限定されるものではなく、衣服の胸部であっても袖部や裾部であってもよい。Bは、カードホルダー80に収納されたIDカードやネームカード等のカードを示す。
図11に示すように、カードホルダー80は、それぞれ透明な表面シート81a及び裏面シート81bを備えた合成樹脂製の扁平な横方向及び縦方向を有する矩形の形態をなしており、裏面シート81b側にカードBの挿入が可能な開口部81cを有し、その内部はカードBの収容部になっており、カードホルダー80の横方向両端部にはカードホルダー80の裏面シート81bに貼着等により取り付けた積層片82,83を備えている。なお、前記開口部は表面シート81a側に設けてもよく、また、カードホルダーは横方向及び縦方向が定まれば矩形の形態に限られるものではない。そして、表面シート81aが透明であるため、カードBをカードホルダー80に挿入したときに表面シート81a側からカードが視認できる。なお、裏面シート81bは必ずしも透明でなくてもよく、合成樹脂製でなくてもよい。また、カードBがICカードや磁気カードであって、特にカードの視認が必要でなければ、表面シート81aも透明にする必要はなく、合成樹脂製でなくてもよい。
前記カードホルダー80の横方向両端部に配した積層片82,83は、それぞれがカードホルダー80に積層して貼着されたものであり、また、それぞれの積層片82,83は衣服側に対向するカードホルダー側スナップボタン82a,83bを備えている。
前記衣服は、その生地A面に生地側テープ体85が縫着されており、生地側テープ体85は、前記積層片82,83における前記カードホルダー側スナップボタン82a,83bの間隔に対応するように、カードホルダー側スナップボタン82a,83bに着脱可能な衣服側スナップボタン85a,85bを備えている。なお、実施例1のように生地側テープ体を使用せず、カードホルダー側スナップボタン82a,83bの間隔に対応する位置に衣服側スナップボタン85a,85bが衣服に配されている構成としてもよい。
このカードホルダー80を、矢符80aで示すように衣服の生地A側の生地側テープ体85に近づけ、カードホルダー80における左右の各積層片82,83におけるカードホルダー側スナップボタン82a,83bを、衣服側における各衣服側スナップボタン85a,85bに嵌合させれば、カードホルダー80を衣服に取り付けることができる。また、前記各カードホルダー側スナップボタン82a,83bと前記各衣服側スナップボタン85a,85bとの嵌合を外せば、カードホルダー80を衣服から取り外すことができる。
本実施例においては、カードホルダー80は、その横方向両端部に配した積層片82,83を一体に備えており、積層片82,83にカードホルダー側スナップボタン82a,83bを備えているので、カードホルダー80を組み立てる手間がなく使用しやすい利点がある。
また、本実施例は上記のように構成したことにより、カードホルダー80は、カードホルダー外に延出するような部材がないため、コンパクトで体裁がよい利点がある。
なお、本実施例について、前記実施例7に記載のように、カードホルダー80にカードホルダー側スナップボタンを縦方向及び横方向の4箇所に配し、当該4箇所のカードホルダー側スナップボタンに対応するように、前記実施例7のように生地側テープ体を使用して、または、前記実施例1のように生地側テープ体を使用せずに、生地A側に衣服側スナップボタンを4箇所配してもよく、その場合には、カードホルダー80が生地Aに対して縦方向2箇所及び横方向2箇所の合計4箇所で固定されるのでカードホルダー80の衣服に対する安定度が向上する。
本発明のいくつかの実施例を説明したが、これら実施例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施例やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
A・・・・衣服側の生地
B・・・・カード
10・・・カードホルダー
11・・・カードホルダー本体
11a・・表面シート
11b・・裏面シート
11c・・開口部
11d,11e・・テープ体挿通穴
12・・・テープ体
12a,12b・・カードホルダー側スナップボタン
15a,15b・・衣服側スナップボタン
20・・・カードホルダー
21・・・カードホルダー本体
21a・・表面シート
21b・・裏面シート
21c・・開口部
21d,21e・・テープ体挿通穴
22・・・テープ体
22a,22b・・カードホルダー側スナップボタン
25・・・生地側テープ体
25a,25b・・衣服側スナップボタン
30・・・カードホルダー
31・・・カードホルダー本体
31a・・表面シート
31b・・裏面シート
31c・・開口部
31d,31e・・テープ体挿通穴
32・・・テープ体
32a,32b・・カードホルダー側スナップボタン
35・・・生地側テープ体
35a,35b・・衣服側スナップボタン
40・・・カードホルダー
41・・・カードホルダー本体
41a・・表面シート
41b・・裏面シート
41c・・開口部
41d,41e・・テープ体挿通穴
42・・・テープ体
42a,42b・・カードホルダー側スナップボタン
45・・・生地側テープ体
45a,45b・・衣服側スナップボタン
50・・・カードホルダー
51a・・表面シート
51b・・裏面シート
51c・・開口部
52,53・・・テープ片
52a,53b・・カードホルダー側スナップボタン
55・・・生地側テープ体
55a,55b・・衣服側スナップボタン
60・・・カードホルダー
61a・・表面シート
61b・・裏面シート
61c・・開口部
62,63・・・テープ片
62a,63b・・カードホルダー側スナップボタン
65・・・生地側テープ体
65a,65b・・衣服側スナップボタン
70・・・カードホルダー
71a・・表面シート
71b・・裏面シート
71c・・開口部
72,73・・・延長部
72a,73b・・カードホルダー側スナップボタン
75・・・生地側テープ体
75a,75b・・衣服側スナップボタン
80・・・カードホルダー
81a・・表面シート
81b・・裏面シート
81c・・開口部
82,83・・・積層片
82a,83b・・カードホルダー側スナップボタン
85・・・生地側テープ体
85a,85b・・衣服側スナップボタン

Claims (5)

  1. 衣服への着脱が可能なカードホルダーの取付構造であって、
    前記カードホルダーは、カードの挿入が可能な収容部を有し、
    前記カードホルダーは、1又は複数個のカードホルダー側スナップボタンを備え、
    前記衣服は、前記カードホルダー側スナップボタンに対応する位置に、前記カードホルダー側スナップボタンに着脱可能な衣服側スナップボタンを備え、
    前記各カードホルダー側スナップボタンと各衣服側スナップボタンとを着脱することにより、カードホルダーを衣服に着脱可能とし
    前記カードホルダーは、横方向及び縦方向を有する扁平な形態であり、
    前記カードホルダーは、前記横方向両端部から延出したテープ部を備え、
    前記各テープ部は、カードホルダー側スナップボタンを備えている
    ことを特徴とする衣服に対するカードホルダーの取付構造。
  2. 衣服への着脱が可能なカードホルダーの取付構造であって、
    前記カードホルダーは、カードの挿入が可能な収容部を有し、
    前記カードホルダーは、1又は複数個のカードホルダー側スナップボタンを備え、
    前記衣服は、前記カードホルダー側スナップボタンに対応する位置に、前記カードホルダー側スナップボタンに着脱可能な衣服側スナップボタンを備え、
    前記各カードホルダー側スナップボタンと各衣服側スナップボタンとを着脱することにより、カードホルダーを衣服に着脱可能とし、
    前記カードホルダーは、カードホルダー本体とテープ体とから構成され、
    前記カードホルダー本体は、横方向及び縦方向を有する扁平な形態であり、カードの挿入が可能な収容部を有し、
    前記カードホルダー本体は、その横方向両端部において、前記テープ体が挿通可能な大きさのテープ体挿通穴を備え、
    前記テープ体は、前記カードホルダー本体の横方向の長さよりも長尺であって、カードホルダー本体の横方向の長さ以上の間隔をあけて、テープ体両端のテープ部にカードホルダー側スナップボタンを備え、
    前記カードホルダーは、前記テープ体を、カードホルダー本体の一方のテープ体挿通穴に、カードホルダー側スナップボタンが衣服側に対向するようにして挿通し、カードホルダー本体の他方のテープ体挿通穴から抜き出すことによって、カードホルダー本体の横方向両端部にテープ体両端の前記テープ部が延出して構成されている
    ことを特徴とする衣服に対するカードホルダーの取付構造。
  3. 衣服への着脱が可能なカードホルダーの取付構造であって、
    前記カードホルダーは、カードの挿入が可能な収容部を有し、
    前記カードホルダーは、1又は複数個のカードホルダー側スナップボタンを備え、
    前記衣服は、前記カードホルダー側スナップボタンに対応する位置に、前記カードホルダー側スナップボタンに着脱可能な衣服側スナップボタンを備え、
    前記各カードホルダー側スナップボタンと各衣服側スナップボタンとを着脱することにより、カードホルダーを衣服に着脱可能とし、
    前記カードホルダーは、カードホルダー本体とテープ体とから構成され、
    前記カードホルダー本体は、横方向及び縦方向を有する扁平な形態であり、カードの挿入が可能な収容部を有し、
    前記カードホルダー本体は、その横方向両端部において、当該カードホルダー本体を貫通し、前記テープ体が挿通可能な大きさのテープ体挿通穴を備え、
    前記テープ体は、前記カードホルダー本体の横方向の長さよりも長尺であって、カードホルダー本体の横方向の長さ以上の間隔をあけて、テープ体両端のテープ部にカードホルダー側スナップボタンを備え、
    前記カードホルダーは、前記テープ体を、前記カードホルダー本体の表面側からカードホルダー本体の一方のテープ体挿通穴に、カードホルダー側スナップボタンが衣服側に対向するようにして挿通し、カードホルダー本体の裏面側を経由して、カードホルダー本体の他方のテープ体挿通穴からカードホルダー本体の表面側へ抜き出すことによって、カードホルダー本体の横方向両端部にテープ体両端の前記テープ部が延出して構成されている
    ことを特徴とする衣服に対するカードホルダーの取付構造。
  4. 衣服への着脱が可能なカードホルダーの取付構造であって、
    前記カードホルダーは、カードの挿入が可能な収容部を有し、
    前記カードホルダーは、1又は複数個のカードホルダー側スナップボタンを備え、
    前記衣服は、前記カードホルダー側スナップボタンに対応する位置に、前記カードホルダー側スナップボタンに着脱可能な衣服側スナップボタンを備え、
    前記各カードホルダー側スナップボタンと各衣服側スナップボタンとを着脱することにより、カードホルダーを衣服に着脱可能とし、
    前記カードホルダーは、カードホルダー本体とテープ体とから構成され、
    前記カードホルダー本体は、横方向及び縦方向を有し、表面シート及び裏面シートを有する扁平な形態であり、カードの挿入が可能な収容部を有し、
    前記カードホルダー本体は、その横方向両端部において、当該カードホルダー本体の裏面シートを貫通し、前記テープ体が挿通可能な大きさのテープ体挿通穴を備え、
    前記テープ体は、前記カードホルダー本体の横方向の長さよりも長尺であって、カードホルダー本体の横方向の長さ以上の間隔をあけて、テープ体両端のテープ部にカードホルダー側スナップボタンを備え、
    前記カードホルダーは、前記テープ体を、前記カードホルダー本体の裏面側からカードホルダー本体の一方のテープ体挿通穴に、カードホルダー側スナップボタンが衣服側に対向するようにして挿通し、表面シートと裏面シートとにより挟まれるカードホルダー本体の内部を経由して、カードホルダー本体の他方のテープ体挿通穴からカードホルダー本体の裏面側へ抜き出すことによって、カードホルダー本体の横方向両端部にテープ体両端の前記テープ部が延出して構成されている
    ことを特徴とする衣服に対するカードホルダーの取付構造。
  5. 前記カードホルダーは、裏面シートを有する扁平な形態であり、
    前記カードホルダーは、前記裏面シートに1又は複数個のカードホルダー側スナップボタンを備えている
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の衣服に対するカードホルダーの取付構造。
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