JP3202752U

JP3202752U - ゼッケン

Info

Publication number: JP3202752U
Application number: JP2015006222U
Authority: JP
Inventors: 茂敏宮本
Original assignee: 株式会社ベストプレス
Priority date: 2015-12-09
Filing date: 2015-12-09
Publication date: 2016-02-18
Anticipated expiration: 2025-12-09

Abstract

【課題】競技者のユニフォームその他の衣類に安全かつ容易に着脱することができると共に、表面に競技者を識別するための数字等の表示をカラー複写機によりプリントすることができ、更には通気性を確保することが可能なゼッケンを提供する。【解決手段】不織布により形成された表示体１の表面１ａには競技者を識別するための数字等の表示３を付し、該表示体の裏面には該表示体を競技者のユニフォームその他の衣類５に着脱自在に取り付けるための粘着剤層を形成し、該粘着剤層に剥離ライナーを備えさせたことを特徴とするゼッケン。前記粘着剤層は、前記表示体の裏面における一部にのみ形成してもよい。【選択図】図１

Description

本考案は、ゼッケンに関するものであり、特に、マラソン、駅伝その他のスポーツにおいて、競技者を識別するために競技者に着用させるゼッケンに係るものである。

ゼッケンとしては、例えば実開平５−２９０８０号公報に示すように、布、プラスチックフィルム等により形成された長方形状等の表示体の表面に競技者を識別するための数字、競技種目名、スポンサーの名称等をあらわす文字等の表示を付してなるものが従来より使用されている。

従来のゼッケンにおいては、これを競技者のユニフォームその他の衣類に縫着し、あるいはホック、安全ピン、紐等の固着具により固着している。

実開平５−２９０８０号公報

しかるに、上記従来のゼッケンにおいては、ゼッケンを競技者のユニフォームその他の衣類に縫着することは面倒であり、衣類に逢着したゼッケンを該衣類から取り外す作業も容易ではない。また、ゼッケンを競技者のユニフォームその他の衣類にホック、安全ピン、紐等の固着具により着脱する作業も面倒である。特に、安全ピンを用いた場合には、ゼッケンを衣類に着脱する際に安全ピンが指に刺さり、あるいはゼッケンを取り付けた競技者が転倒したときなどに安全ピンが胸に刺さってけがをするおそれもある。また、布により形成された表示体の場合には、表面に競技者を識別するための数字等の表示を複写機によりプリントすることができない。更に、プラスチックフィルムにより形成された表示体の場合には、通気性がないという問題がある。

本考案は、上記従来のゼッケンにおける上述の如き問題を解決し、競技者のユニフォームその他の衣類に安全かつ容易に着脱することができると共に、表面に競技者を識別するための数字等の表示をカラー複写機によりプリントすることができ、更には通気性を確保することが可能なゼッケンを提供しようとしてなされたものである。

上記課題を解決するために、本考案は、下記のゼッケンを提供するものである。

（１）不織布により形成された表示体の表面には競技者を識別するための数字等の表示を付し、該表示体の裏面には該表示体を競技者のユニフォームその他の衣類に着脱自在に取り付けるための粘着剤層を形成し、該粘着剤層に剥離ライナーを備えさせたことを特徴とするゼッケン（請求項１）。

（２）前記粘着剤層は、前記表示体の裏面における一部にのみ形成する（請求項２）。

[請求項１の考案]
表示体を競技者のユニフォームその他の衣類に取り付ける際には、剥離ライナーを粘着剤層から剥がして該表示体を衣類に押し付けることにより、表示体を衣類に極めて安全かつ容易に取り付けることができる。また、ゼッケンの使用後は、表示体を衣類から極めて安全かつ容易に引き剥がすことができる。更に、表示体は不織布により形成されているため、表面に競技者を識別するための数字等の表示をカラー複写機によりプリントすることができる。加えて、表示体の粘着剤層と衣類との間に競技者を識別するための識別信号を発信する小型の発信器を挟み込むことができる（図２参照）。因みに、この発信器により発信される識別信号は、一例としてゴールに設置された読取装置により受信され、読み取られる。すなわち、この発信器を表示体の粘着剤層と衣類との間に挟み込んでおくことにより、例えばゴールに到着した競技者の順位等を確認することができる。

[請求項２の考案]
粘着剤層は、表示体の裏面における一部にのみ形成され、表示体の裏面における残部には粘着剤層が形成されてため、当該残部においては不織布が衣類に臨む状態となる。したがって、当該部分により通気性が確保される。

図１は、本考案によるゼッケンの一例の使用状態を示す正面図である。図２は、剥離ライナーを粘着剤層から剥がして衣類に取り付けた状態を示す断面図である。図３は、本考案によるゼッケンの一例を示す断面図である。図４は、粘着剤層を表示体の裏面における一部にのみ形成した一例を示す背面図である。図５は、粘着剤層を表示体の裏面における一部にのみ形成した別の一例を示す背面図である。

符号１に示すものは表示体である。表示体１は不織布により長方形状等に形成する。不織布は強く、破れにくい。

表示体１の表面１ａには競技者を識別するための数字、競技種目名、スポンサーの名称等をあらわす文字等の表示３を付す。

表示体１の裏面１ｂには該表示体１を競技者のユニフォームその他の衣類５に着脱自在に取り付けるための粘着剤層７を形成し、該粘着剤層７に剥離ライナー（離型紙）９を備えさせる。

粘着剤層７は、表示体１の裏面１ｂにおける全部に形成してもよいが、表示体１の裏面１ｂにおける一部１ｃにのみ形成してもよい。図４に示す事例においては、粘着剤層７を表示体１の裏面１ｂにおける一部１ｃにのみ形成し、表示体１の裏面１ｂにおける残部１ｄには表示体１を形成する不織布が露出している。この残部１ｂにより表示体１の通気性が確保される。

符号１１に示すものは小型の発信器である。この発信器１１は、競技者を識別するための識別信号を発信するものであり、表示体１の粘着剤層７と衣類５との間に挟み込むことができる（図２参照）。

１表示体
１ａ表面
１ｂ裏面
１ｃ一部
１ｄ残部
３表示
５衣類
７粘着剤層
９剥離ライナー
１１発信器

Claims

不織布により形成された表示体の表面には競技者を識別するための数字等の表示を付し、該表示体の裏面には該表示体を競技者のユニフォームその他の衣類に着脱自在に取り付けるための粘着剤層を形成し、該粘着剤層に剥離ライナーを備えさせたことを特徴とするゼッケン。
前記粘着剤層は、前記表示体の裏面における一部にのみ形成することを特徴とする請求項１に記載のゼッケン。