JP3131842U - 識別具および識別装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】一目瞭然性を持ってその職制や職能・配備場所などを判別できるようにした取り扱いが容易で着脱も簡単な識別具および識別装置を提供する。
【解決手段】識別具20としてのホックの表面側に飾りボタン25を一体に設け、飾りボタン25の表面には、着用者を表示する目印を形成してなり、ホックを着用者の衣服の襟元、胸元などの目立つ位置に係脱自在にホック止め可能とした。
【選択図】図2
【解決手段】識別具20としてのホックの表面側に飾りボタン25を一体に設け、飾りボタン25の表面には、着用者を表示する目印を形成してなり、ホックを着用者の衣服の襟元、胸元などの目立つ位置に係脱自在にホック止め可能とした。
【選択図】図2
Description
本考案は、ホックボタン式とした識別具および識別装置に関するものである。
各種生産工場その他労働・生産現場においては、一般に社員や作業員の職制・職能が明確化されているが、特に大人数を擁する生産現場などにおいては、自己の属するグループ(係、課、部などの組織)以外の職制・職能については、把握できない場合が多い。
また例えば、臨時雇い的な複数の職能工の集団に、特定の仕事を分担させたり、大規模なイベント会場に臨時的に複数の案内係などを雇入れる場合、その職制分担や配備箇所に応じて人員を差配しなければならない立場にある統率者にとっては、集合した作業員・係員に対して一々その仕事内容や配備箇所を聞いてからでないと差配できないものとなる。また、見学客など、来客が日常的に多い企業では、企業所属の人員と来客との区別がつきにくい場合がある。
さらに、言語が互いに通じない多数の外国人を採用した場合には、該当する職制・職能を完全に把握していないと、人員を不適当な別の職場に配置してしまうなどの不具合が拡大し、混乱する度合が大きい
これらによる混乱を防止する最も簡単な手だてとしては、その職制や配備箇所を個人名とともに記載したワッペンや名札を胸などにつけさせるか、採用時点で職制や配備箇所に応じた色の制服を支給することも考えられる。
しかし、ワッペンや名札は目立つものでもあるため、名前などが記入されていると、人によってはプライバシーに触れるとして、嫌う場合もあるほか、ワッペン・名札は、クリップや掛け紐を介して取付けるため、着脱が面倒であり、ポケットに入れたまま付け忘れたり、作業終了時に取忘れる場合や、マーカなどで記入するものであるため、誤って付けたまま衣服を洗ってしまうと、色落ちし、後日判別がつかなくなる場合も生ずる欠点もあった。
また、色違いの制服を揃えることは、経済的な負担が大きく、特に作業服などの場合には、既製服として色・柄が定っている場合が多いため、極めて割高なものとなる。
本考案は、以上の課題を解決するものであり、その目的とするところは、予め簡単な取決めをかわしておくことにより、一目瞭然性を持ってその職制や職能・配備場所などを判別できるようにした取り扱いが容易で着脱も簡単な識別具および識別装置を提供するものである。
前記目的を達成するため、本考案における識別具20は、ホックの表面側に飾りボタンを25一体に設け、該飾りボタン25の表面には、着用者を表示する目印を形成してなり、前記ホックを着用者の衣服の襟元、胸元などの目立つ位置に係脱自在にホック止め可能としたことを特徴とする。
前記目印は、着用者の所属・職制・職能などを表示したものとすることができる。
前記目印は、着用者の所属・職制・職能などを色別によって表示したものとすることができる。
前記目印は、着用者の職制・職能などを上記色別の他キャラクター別、記号別、又はそれらの組合せによって表示したものとすることができる。
本考案では、前記識別具20が複数の異なった目印を形成した複数種類の識別具の組により構成されていることを特徴としている。
また、本考案は、着用者の上衣の襟、胸元などの見えやすい位置に係合部を露出して固定された固定された雄ホック部材21と、該雄ホック部材21に係脱自在に係合されるとともに、その表面に着用者の目印を形成した飾りボタン25を一体化した雌ホック部材23とを備えたことを特徴としている。
本考案では、前記雌ホック部材23は、複数の異なった前記目印を形成した複数種類の雌ホック部材23の組により構成されていることを特徴としている。
本考案では、飾りボタンの目印を見るだけで、その着用者の所属・職制・職能などを一目瞭然性を持って判別でき、かつホック止めにより簡単に係脱できるため、取付取外しが簡単であり、付け忘れや、取外しを忘れる可能性が小さく、被服とともに洗っても退色のおそれがない。また小物部品であるため、安価に製造できる。
また、本考案では、飾りボタンを見るだけで、その着用者が、企業などの所属団体関係者であるか否かが判別できるとともに、予め、色やキャラクターによって職制・職能などを定義し、周知徹底しておくことにより、その色の違いによって遠くからでも直ちに職制・職能を判別可能である。
また、本考案では、雄ホック部材21は、通常のホック式ボタンを係脱するための相手側部材であり、それ自体は目立つことがなく、作業着などの制服に雄ホック部材21を取付けておくことによって、上述する飾りボタンの係脱も簡単に行うことができ、職制・職能などの確認に資することができるとともに、既存の制服に小改良を施すだけで直ちに実施でき、そのための経費も安価である。
本考案の識別具を使用する時には、上記識別具20又は雌ホック部材23として、複数の異なった前記目印を形成した複数の組を用意し、選択した組の内から所望の識別具20又は雌ホック部材23を取り出して着用者の衣服にホック止めして、着用者の表示として使用する。
本考案の識別具を商品として販売する時には、複数の異なった前記目印を形成した複数の識別具20又は雌ホック部材23の組をセットとして、製造販売すれば良い。識別具20又は雌ホック部材23が取り付けられる雄ホック部材21は、使用する制服などの衣服に上記組の販売者などがカシメ止めにより取り付けるようにすればよい。
以下、本考案の実施形態につき添付図面を用いて説明する。
図1は本考案の識別具である襟章を備えた作業服とこれを着用した作業員を示すものである。図において、作業服の上衣としての衣服1は、通常の生産現場や、作業現場などで着用される一般的作業服であって、ファスナカバー2で覆われた内側を図示しないファスナにより左右に開閉可能な身ごろ3と、身ごろ3の上部左右に縫合により一体化された袖4と、身ごろ3の上部に縫合によって一体化され、身ごろ3の前部で重ね合される襟5と、身ごろ3の左右前部に縫合によって一体化された左右一対の胸ポケット6とその下部に連続するサイドポケット7と、一方の袖4に縫合により一体化された袖ポケット8と、胸ポケット6の上部に設けられたポケットカバー9などを備えている。
図1は本考案の識別具である襟章を備えた作業服とこれを着用した作業員を示すものである。図において、作業服の上衣としての衣服1は、通常の生産現場や、作業現場などで着用される一般的作業服であって、ファスナカバー2で覆われた内側を図示しないファスナにより左右に開閉可能な身ごろ3と、身ごろ3の上部左右に縫合により一体化された袖4と、身ごろ3の上部に縫合によって一体化され、身ごろ3の前部で重ね合される襟5と、身ごろ3の左右前部に縫合によって一体化された左右一対の胸ポケット6とその下部に連続するサイドポケット7と、一方の袖4に縫合により一体化された袖ポケット8と、胸ポケット6の上部に設けられたポケットカバー9などを備えている。
ファスナーカバー2の上下、袖4の袖口、およびポケットカバー9にはホックボタン10により止められ、さらに身ごろ3の胴体部左右にはギャザー11が設けられることにより、図示の完全着用状態で、衣服1を着用する作業員の身体にフィットさせていると同時に、身体保護を行うようになっている。
以上に加え、前記襟5の前面の一方には、襟章としての識別具20が係脱自在に取付けられている。この識別具20の表面には、着用者の所属、職制、職能などを識別するための目印が表示されている。この目印は、図の1部に拡大して示すように、その周囲に企業・団体名20aと、中央にはその団体名にまつわるマークキャラクター(図では例えばウサギの図柄として表示)20bなどを印刷、刻印などによって表示している。このような目印は、色別、アルファベットや平仮名や片仮名や数字などの記号別、キャラクター別、若しくはこれらの組合せによって表示形成されている。
図2(a),(b)は識別具20とその係脱構造を示すものであり、二重の布構造からなる前記襟5の表面には、雄ホック部材21が配置され、襟5の裏面側から固定具22を貫通させ、雄ホック部材21の所謂げんこと称される先端大径化された筒部21aの内側に突出させた状態で固定具22の先端を筒部21a内にカシメ付けることにより、雄ホック部材21と固定具22の周縁に形成されたフランジ21b,22a間で布地を狭持した状態で、襟5の表面に雄ホック部材21をカシメ付け固定している。この取付構造は、単なるポンチング加工により取付けできる。
識別具20は、通常のホックボタンと同じく、前記雄ホック部材21に係脱自在に嵌合される雌ホック部材23により形成される。雌ホック部材23は、その頂部にその中心をカシメ付け固定される円盤状固定具24と、円盤状固定具24の周囲に下部周縁を巻込んだ状態にカシメ付け固定される飾りボタン25とを有している。(a)に示すように識別具20が雄ホック部材21から離間している状態で、雌ホック部材23を押込むことで、雄ホック部材21の大径部を乗越えた時点で強固に抜止めされ、(b)に示す取付状態が維持されるものとなる。
この取付状態から、指などで飾りボタン25を引張ることにより、雌ホック部材23とともに再び(a)に示すように、簡単に取去ることができる。なお、以上の識別具20の大きさは、前記各ホックボタン10と同じか、これよりやや大径に形成されている。
図3は、前記識別具20の種類を示すものであり、このうち(a)〜(c)は飾りボタン25の周縁部に同一の企業・団体名20aを印刷しているとともに、中央に同一マークキャラクターを20bを印刷または刻印しているが、(a)の背景色は白色印刷、(b)は桃色印刷、(c)は空色印刷がなされており、これらの色別の相違は、例えば職制別、職能別、作業内容別、あるいは担当地域別などに応じて同一の集団には同一色の識別具を予め定めておき、これらをその集団別に応じて支給するものである。
また(d)は、企業・団体名20aは同じであるが、マークキャラクター20bに替えて、飾りボタン25の中央にはダイヤモンド状の突起20cが突出形成されている。これは、例えば前記各集団を管理する立場にある少数の人に対して支給されるものであり、他との異なった表面デザインとすることによって、所属団体などは同じであっても、管理者であることが直ちに確認されるようにするために、別な形状に作られる。目印は、社員と見学客などの来客を識別するものであっても良い。
なお、以上の実施形態では、本考案に係る識別具を襟章としたが、胸に付ける場合には胸章とし、また、この場合には胸ポケット6のポケットカバーに予め雄ホック部材を取付けておき、これに係脱自在に上記の識別具20をホック式に取付けておけばよい。さらに、実施形態では同一図柄で色違いを3種類とし、図柄の異なるものを1種類としたが、集団数が増したら、さらにその種類増すことができる。さらに雄ホック部材21を作業服1に取付けたが、簡単なポンチング加工によって取付けできるため、他の制服、あるいは個人所有の被服にも取付けておくことができる。
1 衣服
5 襟
6 胸ポケット
9 ポケットカバー
20 識別具
20a,20b,20c 目印
(20a 企業・団体名、20b マークキャラクター、20c ダイヤモンド状突起)21 雄ホック部材
23 雌ホック部材
25 飾りボタン
5 襟
6 胸ポケット
9 ポケットカバー
20 識別具
20a,20b,20c 目印
(20a 企業・団体名、20b マークキャラクター、20c ダイヤモンド状突起)21 雄ホック部材
23 雌ホック部材
25 飾りボタン
Claims (7)
- ホックの表面側に飾りボタンを一体に設け、該飾りボタンの表面には、着用者を表示する目印を形成してなり、前記ホックを着用者の衣服の襟元、胸元などの目立つ位置に係脱自在にホック止め可能としたことを特徴とする識別具。
- 前記目印が、着用者の所属・職制・職能などを表示したものであることを特徴とする請求項1記載の識別具。
- 前記目印が、着用者の所属・職制・職能などを色別によって表示したものであることを特徴とする請求項1又は2記載の識別具。
- 前記目印が、着用者の職制・職能などを色別、記号別又はキャラクター別若しくはそれらの組合せによって表示したものであることを特徴とする請求項1又は2記載の識別具。
- 着用者の衣服の襟元、胸元などの目立つ位置に係脱自在にホック止め可能としたホックの表面側に飾りボタンを一体に設け、該飾りボタンの表面には、着用者を表示する目印を形成してなる識別具であって、該識別具が複数の異なった目印を形成した複数種類の識別具の組により構成されていることを特徴とする識別具。
- 着用者の上衣の襟、胸元などの見えやすい位置に係合部を露出して固定された雄ホック部材と、該雄ホック部材に係脱自在に係合されるとともに、その表面に着用者の目印を形成した飾りボタンを一体化した雌ホック部材とを備えたことを特徴とする識別装置。
- 前記雌ホック部材は、複数の異なった前記目印を形成した複数種類の雌ホック部材の組により構成されていることを特徴とする請求項6記載の識別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001392U JP3131842U (ja) | 2007-03-05 | 2007-03-05 | 識別具および識別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001392U JP3131842U (ja) | 2007-03-05 | 2007-03-05 | 識別具および識別装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3131842U true JP3131842U (ja) | 2007-05-24 |
Family
ID=43282606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007001392U Expired - Lifetime JP3131842U (ja) | 2007-03-05 | 2007-03-05 | 識別具および識別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3131842U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012240603A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
-
2007
- 2007-03-05 JP JP2007001392U patent/JP3131842U/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2012240603A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
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