JP3173055U - 名札留め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の幼児などが使用する安全ピンはU字型ピンの先端が尖っていて、取り付け時や転んだ際怪我をする恐れがあるが、怪我をする恐れを解消し、かつU字型ピンに名札を簡単に着脱できる名札留め具を提供する。
【解決手段】本名札留め具1は、U字型ピン2、ピン固定部3、アップリケ4から構成され、U字型ピンはステンレス等の金属からなり一方の先端は先を丸めた差し込み部としたのでピン先端で怪我をする恐れを解消でき、ピン固定部にはU字型ピンの一方の先端である差し込み部を引っ掛けて固定するピン留め溝と、ピンの他方の先端に設けた雄ネジを取り付けるネジ穴を設け、U字型ピンとピン固定部との着脱を可能とし、U字型ピンの雄ネジ側に名札を取り付け、衣服に貼り付けたアップリケにはピン受け穴を設けて、この穴にU字型ピンの差し込み部を通して名札を衣服に留めるものである。
【選択図】図1

Description

安全ピンを使用した名札を衣服に着用する場合に針先で怪我をする恐れがあるのに対して、本考案は怪我をする恐れのない安全な名札留め具に関するものである。
また、留め具への名札の着脱を簡単に行なうことができる名札留め具に関するものである。
一般に名札を留めるのに使用されている従来の安全ピンは鋭利に尖った針先を衣服等の布地に突き刺して留めるものであり針先で怪我をする恐れがある。
また、従来の安全ピンはピンとピンを固定する部分が一体に成形されており安全ピンに対して名札を簡単に着脱するための機構は備えていない。
特開2002−169474号 実用新案登録第3121274号 実用新案登録第3126260号
前記の従来技術は、いずれも先端の尖った針先を有する安全ピンに関するものである。
従来の安全ピンでは、安全ピンに名札を着脱するための機構がなく着脱が簡単であるとは言えない。
本考案は名札の着用時に怪我をする恐れを解消し、留め具に対して名札を簡単に着脱できる機構を備えた名札留め具を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本考案の名札留め具は次のように構成したものである。
本考案の名札留め具はピン先端部が針先状に尖っていないため衣服や布地に突き刺すことはできないが同時に指等に怪我をする恐れもないものである。
従来の安全ピンは全体が一体に成形されているが、本考案の名札留め具はピンとピン固定部を個別に成形し取り付け取り外しを可能にすることで簡単に名札を着脱することができるものである。
付属の部品であるアップリケにはピン受け穴を設け、衣服に貼りつけたアップリケのピン受け穴に名札留め具のピンを貫通してピンの先端部をピン固定部に固定することで本考案の名札留め具は衣服に留められる。
本考案による名札留め具は従来の安全ピンの課題である着用時に怪我をする恐れがある点を解消し、さらに名札留め具に対して名札を簡単に着脱することができるものである。
名札留め具の全体図 U字型ピンを示す図 ピン固定部を示す斜視図 アップリケを示す図
以下、本考案を適用した名札留め具について図面を用いて詳しく説明する。
本考案の名札留め具1は、U字型ピン2、ピン固定部3、アップリケ4から構成される。
U字型ピン2はステンレス等の金属からなり、その太さは直径1ミリメートル程度、長さ8から10センチメートル程度でその中央部をU字型に曲げた形状である。
ピン2はU字型だけでなく、U字の折り曲げ部をリング状に一巻きした全体としてはU字型に近いものであってもよい。
U字型ピン2の一方の先端である差し込み部5は手指等に怪我を負わせることがないように切断面に面取り加工を施し、他方の先端である雄ネジ6にはネジ山を形成する。
ピン固定部3は機械的合成を有する合成樹脂、例えばポロプロピレンやポリカーボネイトで成形され、大きさは概ね縦、横、厚さ0.5から1センチメートルの直方体で、一面に差し込み部5を引っ掛けて固定するピン留め溝7と、雄ネジ6を取り付けるネジ穴8を設けた構造である。
ピン固定部3は直方体であるが外観上と安全面の理由より角には丸みを持たせても構わない。
アップリケ4は、縦横2から4センチメートル程度の大きさを持ち、裏面に感熱性接着剤層10を設け、中央部にピン受け穴9を設ける。
アップリケ4はアイロンの熱で変形変質しない強度を持つ素材で、例えばフエルトが望ましい。
アップリケ4は裏面の感熱性接着剤層10によりアイロンで衣服に接着する。
アップリケ4には刺繍等で文字や図柄を装飾することができる。
アップリケ4は裏面の上部と下部に設けられた感熱性接着剤層10により衣服に接着されるが中央部は接着されずにアップリケ4と衣服の間にピン受け穴9が形成される。
U字型ピン2の差し込み部5は、アップリケ4と衣服の間に形成されたピン受け穴9に貫通される。
U字型ピン2の雄ネジ6をピン固定部3のネジ穴8から取り外すとU字型ピン2とピン固定部3は取り外すことができるので、名札留め具に対して名札を簡単に着脱することができる。
差し込み部5をピン留め溝7に引っ掛けた状態では、U字型ピン2はピン固定部3に対して回転しないので、雄ネジ6はネジ穴8より抜け落ちることはない。
1 名札留め具
2 U字型ピン
3 ピン固定部
4 アップリケ
5 差し込み部
6 雄ネジ
7 ピン留め溝
8 ネジ穴
9 ピン受け穴
10 感熱性接着剤層

Claims (1)

  1. U字型ピン、ピン固定部、アップリケから構成される名札留め具であり、U字型ピンは一方の先端が先を丸めた差し込み部であり、他方の先端に雄ネジが設けられていて、このピンの両端を取り付けるピン固定部にはピンの差し込み部を固定するピン留め溝と雄ネジを取り付けるネジ穴とを備え、アップリケは衣服に貼り付けられるとともに前記U字型ピンを横向き状態で貫通させるピン受け穴を備えており、U字型ピンの雄ネジ側に名札を取り付けてピン固定部のネジ穴に雄ネジをネジ止めし、アップリケのピン受け穴を貫通して先端が受け穴外に突出したU字型ピンの差し込み部をピン固定部のピン留め溝に引っ掛けて留める名札留め具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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