JP7454077B2 - ペン型コンパス - Google Patents

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Description

本発明は、携帯性に優れたペン型コンパスに係り、特に一般的な長さのシャープペンシルの芯を利用可能とし、使い勝手を向上させることができるペン型コンパスに関する。
[先行技術の説明]
従来、持ち運びに便利なコンパスとして、ペン型でキャップを備えたペン型コンパスがある。
ペン型コンパスは、本体の脚部を閉じた場合に筆記具のような略円柱形状となり、針や芯の先端が露出した先端部を保護するキャップが設けられたものである。
キャップを装着することによって、針や芯が露出しないため、安全に取り扱うことができると共に、ペンケースに収納した場合に他の物品を傷つけることが無く、またコンパスの先端部分を保護することができ、携帯に便利なものとなっている。
閉じた状態がペン型であるため、他のペン類と同様にペンケースに収納できるものである。
また、ペン型コンパスには、芯の代わりに、小型のシャープペンシルを備えたものもある。シャープペンシルタイプのペン型コンパスでは、芯を収納し、外部からのノックにより芯を特定ピッチで繰り出すシャープペンシル機構部(シャープ機構部)が設けられている。
従来のシャープペンシルタイプのペン型コンパスでは、一般的なシャープペンシル用の芯に比べて長さが短い専用の芯を用いるようになっていた。
また、従来のシャープペンシルタイプのペン型コンパスでは、ノック操作を行うノック部が本体の側面に設けられたサイドノック式であり、ノック部を下にスライドさせることでノックを行って芯を繰り出すようになっている。
[関連技術]
尚、コンパスに関する従来技術としては、実用新案登録第3178069号公報「コンパス」(特許文献1)、実用新案登録第3179264号公報「コンパス」(特許文献2)、実開昭60-141289号公報「鉛筆芯の見えるコンパス」(特許文献3)がある。
特許文献1には、ペン型のコンパスで、芯の送り出し装置を備えたものが記載されている。
特許文献2には、針が黒色に形成され、鉛筆を取り付けることができるコンパスが記載されている。
特許文献3には、替え芯を内蔵することができるコンパスが記載されている。
実用新案登録第3178069号公報 実用新案登録第3179264号公報 実開昭60-141289号公報
しかしながら、従来のシャープペンシルを用いたペン型コンパスでは、一般的な長さのシャープペンシルの芯を使うことができず不便であるという問題点があった。
尚、特許文献1~3には、一般的なシャープペンシルの芯を使用することができ、ノック動作を容易にすることができるシャープペンシルタイプのペン型コンパスは記載されていない。
本発明は上記実状に鑑みて為されたもので、一般的なシャープペンシルの芯を使用可能として利便性を向上させ、使い勝手を向上させることができるペン型コンパスを提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、針が設けられた脚部となる針側本体と、シャープペンシル機構部が収納される脚部となるシャープ側本体と、針側本体とシャープ側本体の上端を収納して保持する中心部とを備え、針側本体とシャープ側本体とを合わせて閉じると、ペン型の形状となるペン型コンパスであって、シャープ側本体において、シャープペンシル機構部より中心部寄りにシャープペンシルの芯を収納する収納部が設けられ、シャープ側本体には、閉じた状態から開く操作を行うための第1の窪み部が収納部の長手方向の途中の位置に設けられ、針側本体には、閉じた状態から開く操作を行うための第2の窪み部が第1の窪み部に対応する位置に設けられる
また、本発明は、上記ペン型コンパスにおいて、シャープペンシル機構部と収納部とは、シャープ側本体と針側本体とを閉じた場合に、針側本体に対向するシャープ側本体の内側の中空部分に設けられている
本発明によれば、針が設けられた脚部となる針側本体と、シャープペンシル機構部が収納される脚部となるシャープ側本体と、針側本体とシャープ側本体の上端を収納して保持する中心部とを備え、針側本体とシャープ側本体とを合わせて閉じると、ペン型の形状となるペン型コンパスであって、シャープ側本体において、シャープペンシル機構部より中心部寄りにシャープペンシルの芯を収納する収納部が設けられ、シャープ側本体には、閉じた状態から開く操作を行うための第1の窪み部が収納部の長手方向の途中の位置に設けられ、針側本体には、閉じた状態から開く操作を行うための第2の窪み部が第1の窪み部に対応する位置に設けられるペン型コンパスとしているので、専用の芯を用意しなくても、一般的な長さのシャープペンシル用の芯を利用することができ、利便性を向上させ、使い勝手を向上させることができる効果がある。
本コンパスの概略構成を示す斜視図である。 キャップを閉めた状態の斜視図である。 シャープ側本体11の内側の外観図である。 シャープ側本体11の構成を示す分解説明図である。 目盛り部の構成(1)を示す説明図である。 目盛り部の構成(2)を示す説明図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係るペン型コンパス(本コンパス)は、針が設けられた針側本体と、シャープペンシル機構部を備えたシャープペンシル側本体(シャープ側本体)とを備え、針側本体とシャープ側本体とを合わせて閉じると、略円柱形状のペン型となるものである。
そして、シャープ側本体は、シャープ側本体上部と、シャープ側本体下部と、シャープ側本体上部とシャープ側本体下部とを接続する連結部とを備え、連結部が、軸方向に貫通孔を有し、シャープペンシル機構部に挿入された一般的な60mmの長さの芯の上部を保護する略円筒形状の芯保護部を備えると共に、当該芯の上端部を収納可能な長さに形成されているものであり、シャープペンシル機構部の上に十分な空間を形成して、専用の芯を用いることなく一般的なシャープペンシル用の芯を利用することができ、利便性を向上させることができるものである。
また、本コンパスは、シャープ側本体下部の側面にシャープペンシル機構部をノックするノック部を備え、ノック部の表面には、すべり止めの複数の筋(凹凸部)が形成されると共に、凹凸部よりペン先寄りに突起部が設けられ、ノック時に指先が引っ掛かってノック動作を容易にし、使い勝手を向上させるものである。
[実施の形態に係るペン型コンパスの概略構成:図1,図2]
本コンパスの概略構成について図1,図2を用いて説明する。図1は、本コンパスの概略構成を示す斜視図であり、図2は、キャップを閉めた状態の斜視図である。
図1に示すように、本コンパスは、本体1と、本体1の先端部に被せる(装着される)キャップ2とを備え、図2に示すように、キャップを閉めた状態では、ボールペンなどの筆記具によく似た形状となっている。
尚、本コンパスは、本体1の脚部にシャープペンシルを備えたシャープペンシルタイプの構成である。
本体1は、中心部10と、本コンパスの一方の脚部であるシャープ側本体11と、他方の脚部である針側本体12と、本体接続部15とを備えている。
更に、シャープ側本体11は、シャープ側本体上部11aと、シャープ側本体下部11bと、連結部13と、ノック部14とを備えている。
シャープ側本体上部11a、シャープ側本体下部11b、針側本体12は亜鉛ダイキャスト等で形成され、中心部10、連結部13、ノック部14はプラスチック等で構成されている。
シャープ側本体11は、内部にシャープペンシル機構部(シャープ機構部)を備え、先端にシャープペンシルのペン先31が露出している。
ノック部14がノックされることで、ペン先31から芯32が繰り出される。ここで、芯32は、コンパス専用の短いものではなく、一般的なシャープペンシルに用いられる60mmの長さの芯である。一般的な長さの芯が利用可能となったことにより、ユーザは、通常使用しているシャープペンシルの芯を使ったり、好みの硬さの芯を選ぶことができる。
また、針側本体12は、先端に針33が設けられている。
本コンパスの針33は、黒色の針である。
黒色とすることで、白地であることが多いノート等の上で本コンパスを使用する際に、針33の先端が見やすくなり(視認性が向上し)、使い勝手を向上させることができるものである。
中心部10は、上端につまみを備え、内部につまみをコンパスの中心に固定する中心器を備えており、シャープ側本体上部11aと針側本体12の上端を収納して保持する。
本体接続部15は、ネジとナットとを備え、中心部10の内部にシャープ側本体上部11aと針側本体12の上端部が収納された状態で、シャープ側本体上部11aと針側本体12を摺動可能に固定する。本体接続部15のナットは、図1,2の裏側に設けられている。
そして、シャープ側本体11及び針側本体12は、本体接続部15で接続された点を中心として開閉可能となっている。
尚、シャープ側本体11及び針側本体12は、中心器によって、同じ角度だけ開くようになっており、これにより、中心部10のつまみが常に本コンパスの中心に位置するようになっている。
キャップ2は、ポリプロピレン(PP)、ABS(アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン;Acrylonitrile-Butadiene-Styrene)樹脂等で形成され、シャープ側本体11及び針側本体12を当接させた状態で、先端部に被せられ、外れないよう固定される。
連結部13は、本コンパスの特徴部分であり、シャープ側本体上部11aとシャープ側本体下部11bとを接続すると共に、ノック部14の上端側のストッパーとしても機能している。
そして、連結部13は、シャープ側本体上部11a及びシャープ側本体下部11bに着脱可能に接続している。
ノック部14は、サイドノック式のノックボタンであり、本体1の下端方向に向かって押し下げることで、後述するシャープ機構部のスプリングを押し縮め、芯を送り出す。指を離して押し下げを開放すると、ノック部14は元の位置に戻る。
ノック部14の表面には、指が掛かりやすいよう、複数の筋状の凹凸である凹凸部や突起部145が設けられている。
突起部145は、凹凸部よりもノック部14の下端に近い部分に設けられ、本体1の側面から外側に突出する山型の突出部である。突出部145の高さは、凹凸部の凸部分の高さに比べて高く形成され、親指の腹が引っ掛かる程度の高さとなっている。
ノック部14に、凹凸部だけでなく突起部145が設けられていることにより、ノック部14を下向き(ペン先31の方向)に押した場合に、指先が突起部145に引っかかって滑りにくくなり、力を伝えやすく、ノック動作を容易にするものである。これにより、子どもでも楽にノック動作を行うことができる。
連結部13、ノック部14の内側の構成については後述する。
更に、シャープ側本体11と針側本体12が当接する部分には、閉じた状態から両本体を開く際に操作しやすいように、窪み部16が設けられている。具体的には、シャープ側本体には、窪み部16aが設けられ、針側本体12には、窪み部16bが設けられている。シャープ側本体11の窪み部16aは、連結部13に設けられている。
窪み部16a,16bは、図1,2の裏側にも同様に形成されている。
[シャープ側本体11の内側:図3]
次に、シャープ側本体11の内側の構成について図3を用いて説明する。図3は、シャープ側本体11の内側の外観図である。
図3に示すように、シャープ側本体11の内側(針側本体12に当接する側)は、シャープ側本体上部11aと、連結部13の接続部132と、シャープ側本体下部11bとで構成されている。
シャープ側本体下部11bの内部は空洞になっており、当該空洞部分にシャープ機構部が収納されている。具体的には、シャープ側本体下部11bの内部空洞は2段階の太さになっており、上部は太く(径が大きく)、下部は細く(径が小さく)なっている。
連結部13の接続部132については後述する。
[シャープ側本体11の構成:図4]
次に、シャープ側本体11の構成について図4を用いて説明する。図4は、シャープ側本体11の構成を示す分解説明図である。
図4に示すように、本コンパスのシャープ側本体11は、シャープ側本体下部11b、シャープ機構部21、ノック部14、連結部13、シャープ側本体上部11aを備えている。
シャープ機構部21は、汎用品であり、円筒形の軸の内部に芯32を収納する。
軸の外側に、スプリング部24と、スプリング部24の上部に設けられた押下部23とを備え、更に、押下部23には、ノック部14の突出部142と係合する係合部231が設けられている。
上述したように、シャープ側本体下部11bの内部は中空となっており、シャープ機構部21が収納され、シャープ側本体下部11bの下端部からシャープ機構部21のペン先31が突出する。シャープ機構部21の上部は、シャープ側本体下部11bの上端部から突出することなく収納されている。
各部の長さは、シャープ側本体下部11b>連結部13>シャープ側本体上部11a>ノック部14となっている。
また、シャープ側本体下部11bの外側側面(図4の背面側)には、ノック部14が摺動可能に係合するスリット111が形成されている。
ノック部14は、シャープ機構部21の上部を押さえている。
また、シャープ側本体下部11bの内部には、シャープ機構部21を固定するための固定部40が取り付けられている。固定部40は、内部に貫通孔を備えた略円筒形状で、弾力性のある樹脂等で形成されている。
図4では、分かりやすくするために、固定部40がシャープ機構部21の側に取り付けられた状態を示しているが、実際には、固定部40は予めシャープ側本体下部11bの円筒内部に固定されて設けられている。
具体的には、固定部40の外径は、シャープ側本体11bの上部の内径寸法より小さく、下部の内径寸法よりも若干大きく形成されている。そして、固定部40は、シャープ側本体11bの上部の空洞から下部の空洞に強く押し込まれて、固定されている。
また、固定部40の内径(貫通孔の径)は、シャープ機構部21の外径より若干小さく形成され、シャープ機構部21が固定部40の貫通孔に強く挿入されて摩擦によって固定されるようになっている。
固定部40は変形可能な素材であるため、力が加われば変形して、本コンパスの製造時にシャープ機構部21を挿入することが可能となる。
また、本コンパスで用いられる芯32は、一般的なシャープペンシル用の芯であり、使い始め時には、シャープ機構部21の上端から上に突出している。
本コンパスでは、シャープ側本体11に、この突出部分を収納する空間を設けることにより、一般的なシャープペンシルの芯を使用可能としているものである。尚、従来のようなコンパス専用の短い芯も使用可能である。
ノック部14は、シャープ側本体11の外側側面の一部となるノック部側面141と、内部に突出する突出部142を備えている。上述した凹凸部及び突起部145は、ノック部側面141の外側に形成されている。
ノック部側面141は、連結部側面131に当接する。
突出部142は、円盤形状で中心付近にシャープ機構部21の上部が貫通する穴が設けられている。
ノック部側面141と突出部142とを接続する部分が、シャープ側本体下部11bの凹部111に係合して、ノック部14が上下にスライドする。
更に、ノック部14の突出部142は、シャープ機構部21の係合部231に係合する。
そして、ノック部14が押下されると、突出部142によって押下部23が下に押され、押下部23がスプリング部24を押し縮めて、ペン先31から芯32が繰り出される。
連結部13は、シャープ側本体11の外側側面の一部となる連結部側面131と、連結部側面131に接続し、シャープ側本体11の内側側面の一部となる接続部132と、内部に設けられた円筒形の芯保護部133とを備えている。
芯保護部133は、シャープ機構部21から突出した芯の上部を保護するものである。
また、芯保護部133の内部を貫通する穴は、シャープ機構部21の穴と軸が一致するよう形成されており、芯32の上部を収納する空間となるものである。
つまり、本コンパスでは、シャープ機構部21から連結部13の芯保護部133に亘って、芯が貫通可能な空間が設けられているため、従来の短い専用芯に比べて長い一般的なシャープペンシル用の芯を使用することができるものである。
すなわち、シャープ機構部21と連結部13の芯保護部133に亘って形成される空間は、一般的なシャープペンシル用の芯の長さ(60mm)より長く、芯32の上端部分まで十分収納されるものである。
これにより、シャープ機構部21がシャープ側本体下部11bに収納され、ノック部14及び連結部13が接続された状態で、新品の芯32の上端が突出しないものである。
従って、ユーザは、わざわざコンパス専用の芯を用意しなくても、普通のシャープペンシルに使用する芯を本コンパスに用いることができるものである。
尚、芯を保持するという点では、芯保護部133は、連結部13の長さ方向の全体に亘って形成されなくてもよく、例えば接続部132と同程度の長さであってもよいが、図4のように、芯保護部133を、連結部13の長さ方向のほぼ全体に亘って形成することにより、安定して芯を空洞内に保持すると共に、芯32を入れる際に芯の向きがずれて先端がシャープ機構部21の縁に当たって折れたりしないよう、保護している。
そして、接続部132の上端部は、シャープ側本体上部11aの下端部に当接し、接続部132の下端部は、シャープ側本体下部11bの上端部に当接してそれぞれ係合することにより、本コンパスのシャープ側本体11が組み立てられる。
芯32を入れる場合には、シャープ側本体上部11aからシャープ側本体11を取り外し、芯保護部133の上端の開口部から芯を挿入する。
[応用例:円の寸法合わせ]
従来のコンパスでは、円を描画する際に、シャープ側本体11と針側本体12を開いて、シャープペンシルの芯32と針33の間隔を定規等で測って所望の半径に合わせるよう、開き加減を調節していた。
また、円を描画している最中に半径がずれてしまい、正しい円を描けない場合があった。
本コンパスの応用例では、付属部品として簡易的な目盛り部を本体とは別に設けておき、目盛り部を本体に取り付け可能とし、定規で測らなくても特定寸法の円を描画できるようにしており、更に描画中に寸法がずれないよう、シャープ側本体11と針側本体12の間隔(角度)を固定できるようにしている。
応用例について説明する。
[目盛り部の構成(1):図5]
目盛り部の構成(1)について、図5を用いて説明する。図5は、目盛り部の構成(1)を示す説明図であり、(a)は、本体側に設けられた突起部、(b)は、本コンパスに目盛り部4を取り付けた状態を示している。
目盛り部4は、シャープ側本体11′又は針側本体12′のいずれに取り付けてもよいが、ここでは、針側本体12′に取り付ける構成について説明する。
図5(a)に示すように、目盛り部4を取り付け可能な本コンパスは、針側本体12′に2つの突起部21a,21bを設け、シャープ側本体11′に突起部21cを設けている。これらの突起部21a,21b,21cによって、目盛り部4を本コンパスに取り付け、更に所望の半径に固定するものである。
突起部21a,21b,21cを設ける位置は、ノック部14の動きを妨げない位置であれば任意であるが、例えば窪み部16a,16bに設けてもよい。
また、図5(b)に示すように、目盛り部4は、本コンパスの針側本体12′に取り付けられて用いられ、着脱可能な部材である。
目盛り部4は、プラスチック等の薄板で弓型(円弧状)に形成されており、一方の端部には孔部41a,41bが形成され、他方の端部に向かって複数の穴部42が円弧上に配置されている。
穴部42は、半径2.0cm、2.5cm、3.0cm、3.5cm…に対応しており、対応する半径寸法の値が各穴部42の近くに記載されている。つまり、それぞれの穴部42を突起部21cに係合させることにより、針33とシャープペンシルの芯32の先端との間隔が対応する半径寸法となるものである。
具体的には、図5(b)に示すように、針側本体12′の突起部21a,21bと、目盛り部4の端部に設けられた穴部41a,41bとが係合して、目盛り部4が針側本体12′に固定される。突起部を2つ設けることにより、目盛り部4が回転せずにしっかり固定できるものである。
また、シャープ側本体11′に設けられた突起部21cは、目盛り部4の穴部42のいずれかと係合して、特定の半径寸法となるよう針側本体12′とシャープ側本体11′の間隔(角度)を固定する。
突起部21a,21b,21cの径は、穴部41a,41b,42の径と同等か若干大きめに形成されており、目盛り部4を着脱する際には穴部41a,41b,42が変形して広がって挿入又は取り外し可能となり、また、装着状態では、意図せずに外れてしまうことがないようになっている。
目盛り部4を用いた場合、穴部42以外の寸法には固定できないが、簡単な仕組みで、よく使用する半径寸法に容易にセットすることができると共に、円を描画している間に寸法がずれてしまうことを防ぎ、利便性を向上させることができるものである。
[目盛り部の構成(2):図6]
上述した目盛り部の構成(1)では、コンパス本体に突起部を形成しておく必要があったが、目盛り部の構成(2)では、コンパス本体に変更を加える必要がなく、容易に実現できるものである。
目盛り部の構成(2)について図6を用いて説明する。図6は、目盛り部の構成(2)を示す説明図であり、(a)は、本コンパスに目盛り部5を取り付けた状態、(b)は針側本体12における取付け部分、(c)はシャープ側本体11における係合部分を示している。
目盛り部5は、本コンパスの針側本体12、シャープ側本体11のいずれか一方に着脱可能に固定される部品であり、ここでは針側本体12に取り付けられた場合を示している。
図6(a)に示すように、目盛り部5は、プラスチック等で弓型に形成され、複数の目盛り線51を備え、固定部52によって針側本体12に着脱可能に固定されている。目盛り部5と同様に、目盛り線51の近傍に半径寸法の値を記載しているが、図示は省略する。
また、シャープ側本体11には、着脱可能な部品である押さえ部54が取り付けられる。
押さえ部54は、目盛り部5をシャープ側本体11上で軽く押さえる部品であり、図6(a)において左右方向に貫通する貫通孔56(図6(c)参照)が形成され、当該貫通孔56を目盛り部5が貫通し、シャープ側本体11の開閉動作に伴って押さえ部54が目盛り部5上を摺動するものである。
また、押さえ部54は透明な部材で形成され、表面には所望の半径の目安となる目盛り合わせ部55が形成されている。目盛り合わせ部55の線は、目盛り部5の目盛り線51と混同しないように、長く描画されている。目盛り合わせ部55と目盛り線51とを異なる色としてもよい。
そして、ユーザが、シャープ側本体11を開閉しつつ、透明な押さえ部54を通して目盛り部5の目盛り線51を見ながら、目盛り線51を目安として目盛り合わせ部55に所望の半径の長さを合わせることで、本コンパスの針32とシャープペンシルの芯の間隔が当該半径の長さとなる。
また、図6(b)に示すように、目盛り部5の左端部分にはL字型に形成された固定部52が設けられている。
固定部52は、例えば、針側本体12の窪み部16bにぴったり嵌合する大きさ及び長さに形成されている。これにより、目盛り部5は常に同じ位置に取り付けられることになり、半径寸法のバラツキを防ぐものである。
また、図6(c)に示すように、シャープ側本体11の窪み部16aには、押さえ部54が取り付けられている。押さえ部54は、L字型に形成された固定部53を備え、窪み部16bにぴったり嵌合して固定されている。上述したように、押さえ部54には、貫通孔56が設けられ、目盛り部5が貫通している。
[別の応用例]
別の応用例として、シャープ機構部21を取り外し可能とし、種々のシャープ機構部を付属部品として用意しておき、任意のシャープ機構部を取り付けて用いてもよい。
例えば、ノックしなくても自動で芯が出てくるタイプのシャープ機構部を取り付けてもよい。
また、芯の太さを一般的な0.5mmに限らず、0.3mmや0.7mmの芯に対応するシャープ機構部を取り付けてもよい。
これにより、ユーザは、操作方法や芯の太さを、好みや用途に合わせて選択できるものである。
[実施の形態の効果]
本コンパスによれば、シャープ側本体11が、シャープ側本体上部11aと、シャープ側本体下部11bと、連結部13とを備え、連結部13が、軸方向に貫通孔を備え、シャープ機構部21に挿入された一般的な長さ(60mm)の芯の上部を保護する芯保護部133を備えると共に、芯の上端部分まで収納可能な空間を備えたペン型コンパスとしているので、コンパス専用の芯を用意しなくても、一般的なシャープペンシル用の芯を利用することができ、利便性を向上させることができる効果がある。
また、本発明によれば、サイドノック式のノック部14の表面に、突起部145を設けているので、ノック動作の際に指が突起部145に引っかかってノック部14の押下操作がしやすくなり、使い勝手を向上させることができる効果がある。
また、本コンパスによれば、本体に着脱可能な目盛り部4を備えているので、定規等がなくても、容易にコンパスを半径寸法に合わせて開くことができ、また、目盛り部4の穴部42と本体の突起部21cとを係合させることで開いた状態を固定でき、描画中に半径寸法がずれるのを防ぎ、利便性を向上させることができる効果がある。
本発明は、携帯性に優れ、一般的なシャープペンシルの芯を利用可能として、使い勝手を向上させることができるペン型コンパスに関する。
1…本体、 2…キャップ、 4,5…目盛り部、 10…中心部、 11,11′…シャープ側本体、 11a…シャープ側本体上部、 11b…シャープ側本体下部、 12,12′…針側本体、 13…連結部、 14…ノック部、 15…本体接続部、 16a,16b…窪み部、 21…シャープ機構部、 21a,21b,21c…突起部、 23…押下部、 24…スプリング部、 31…ペン先、 32…芯、 33…針、 40…固定部、 41a,41b,42…穴部、 51…目盛り線、 52,53…固定部、 54…押さえ部、 55…目盛り合わせ部、 56…貫通孔、 111…スリット、 131…連結部側面、 132…接続部、 133…芯保護部、 141…ノック部側面、 142…突出部、 145…突起部、 231…係合部

Claims (2)

  1. 針が設けられた脚部となる針側本体と、シャープペンシル機構部が収納される脚部となるシャープ側本体と、前記針側本体と前記シャープ側本体の上端を収納して保持する中心部とを備え、前記針側本体と前記シャープ側本体とを合わせて閉じると、ペン型の形状となるペン型コンパスであって、
    前記シャープ側本体において、前記シャープペンシル機構部より前記中心部寄りにシャープペンシルの芯を収納する収納部が設けられ、
    前記シャープ側本体には、閉じた状態から開く操作を行うための第1の窪み部が前記収納部の長手方向の途中の位置に設けられ、
    前記針側本体には、閉じた状態から開く操作を行うための第2の窪み部が前記第1の窪み部に対応する位置に設けられるペン型コンパス。
  2. 前記シャープペンシル機構部と前記収納部とは、前記シャープ側本体と前記針側本体とを閉じた場合に、前記針側本体に対向する前記シャープ側本体の内側の中空部分に設けられている請求項1記載のペン型コンパス。
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