JP7448503B2 - 車両 - Google Patents

車両 Download PDF

Info

Publication number
JP7448503B2
JP7448503B2 JP2021062903A JP2021062903A JP7448503B2 JP 7448503 B2 JP7448503 B2 JP 7448503B2 JP 2021062903 A JP2021062903 A JP 2021062903A JP 2021062903 A JP2021062903 A JP 2021062903A JP 7448503 B2 JP7448503 B2 JP 7448503B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
vehicle body
radiator
pair
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021062903A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022158174A (ja
Inventor
修 島崎
聡 池田
伸治 中野
直樹 塚原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Subaru Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Subaru Corp filed Critical Subaru Corp
Priority to JP2021062903A priority Critical patent/JP7448503B2/ja
Priority to CN202210287357.7A priority patent/CN115195453A/zh
Priority to US17/703,141 priority patent/US20220314786A1/en
Publication of JP2022158174A publication Critical patent/JP2022158174A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7448503B2 publication Critical patent/JP7448503B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K11/00Arrangement in connection with cooling of propulsion units
    • B60K11/02Arrangement in connection with cooling of propulsion units with liquid cooling
    • B60K11/04Arrangement or mounting of radiators, radiator shutters, or radiator blinds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • B60R16/0239Electronic boxes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/03Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for
    • B60R16/033Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for characterised by the use of electrical cells or batteries
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/02Side panels
    • B62D25/025Side sills thereof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Description

本明細書が開示する技術は、車両に関する。
特許文献1には、電動車両の車両前部構造が開示されている。この車両前部構造では、車体前方に車体前後方向に配置されるフロントサイドメンバの前端部同士を車体幅方向に連結するクロスメンバを備え、その後方にラジエータを備えている。こうすることで、フロントサイドメンバの車体前方側での折れ変形を抑制している。
特開2020-44911号公報
電動車両のモータを含む電装ユニットは、ラジエータ後方であってフロントサイドメンバの車体幅方向内側に配置されている。車両の衝突態様によっては、ラジエータの左右側部を支持するサイドサポートが後方に折れ変形することがある。電装ユニットの設置場所によっては、電装ユニットを損傷する場合もありうる。電装ユニットのなかでも、例えば、リレーボックスは軽衝突であっても容易に損傷し、しかも、損傷の影響が車両の電気設備に広く及ぶことが多い。したがって、衝突による電装部品の損傷を抑制又は回避しつつ電装部品の効率的配置が要請される。
本明細書に開示する技術は、ラジエータを支持するサイドサポートの車体後方への折れ変形を抑制するとともに、ラジエータ後方における電装部品の配置自由度の向上を提供する。
本明細書は、車両を開示する。車両は、車体と、車体前方側に配置されるラジエータと、ラジエータの車体幅方向の側部を支持して車体上下方向に沿って延在する、サイドサポートと、サイドサポートに連結されて、車体前後方向に沿って延在するサイドメンバと、ラジエータの車体後方側に配置される少なくとも一つの電装部品と、を備えている。さらに、車両は、サイドサポートの車体後方側及びサイドメンバの車体上方側で規定されるスペースにおいて、サイドサポートとサイドメンバとに結合されてこれらの間に延在する補強部材を備える。
本明細書が開示する車両では、補強部材により、サイドサポートの車体後方側が補強されている。このため、サイドサポートの車体後方側への折れが抑制される。これにより、サイドサポートの車体後方側に配置された電装品への衝突時の損傷が抑制又は回避される。この結果、ラジエータの車体後方側における電装品の配置自由度が向上される。
車体の前部の側面図である。 車体の前部の平面図である。 補強部材の拡大図である。 図3に示す補強部材のA-A線断面図を示す図である。
本技術の一実施形態において、補強部材は、その延在方向と直交する断面に、1又は2以上の矩形状波部を有していてもよい。また、補強部材は、その延在方向と直交する断面に、2つの矩形波状部と、これらの2つの矩形波状部の間における谷部と、有していてもよい。こうすることで、一層、サイドサポートの後方への屈曲を抑制できる。
本技術の一実施形態において、補強部材は、サイドサポートとサイドメンバとの間に延在する筋交い部材としてもよい。こうすることで、省スペースで効果的にサイドサポートの後屈を抑制できる。
本技術の一実施形態において、補強部材は、締結手段によりサイドサポートとサイドメンバとに固定されていてもよい。こうすることで、簡易に交換が可能である。
本技術の一実施形態において、少なくとも一つの電装部品は、車両駆動用のモータ、車両駆動用電力の制御装置、補機バッテリ及びリレーボックスを含むことができる。かかる電装部品は、電動車ほかエンジン車も備えることができる。
本技術の一実施形態において、少なくとも一つの電装部品は、リレーボックスと補機バッテリとを含み、リレーボックスは、サイドサポートの車体後方側であって、少なくとも一つの電装部品のうちで車体最前方に配置されていてもよい。リレーボックスは、修理コストが高い一方、車体の前方側にサイドサポートの車体後方側に配置する要請が高いからである。
本技術の一実施形態において、ラジエータの車体後方側に、前記一対のサイドメンバを、車体幅方向に連結するクロスメンバを備えていてもよい。こうすることで、より一層、電装品が保護される。
なお、サイドサポートは、通常、車体幅方向に左右一対で備えられている。本明細書に開示される補強部材は、少なくとも一方のサイドサポートに備えられていれば、当該一方のサイドサポート後方の電装部品側へ後屈が抑制又は回避される。
以下、本技術の実施形態として、車両10の車体12の前部構造について説明する。以下の図面において説明する車両10は、電動車両であって、車体12の前方に、車両駆動用のモータなどの電装ユニットを備えている。なお、車両10は、種々の電動車両のほか、エンジン車両であってもよい。図面における方向FRは、車体12の前後方向における前方を示し、方向RRは車体12の前後方向における後方を示す。そして、方向UPは車体12の上下方向における上方を示し、方向DWは車体12の上下方向における下方を示す。なお、本明細書では、車体12の前後方向、車体12の幅方向、車体12の上下方向を、それぞれ単に前後方向、幅方向、上下方向と称することがある。
図1には、車体12の前方側の車体構造を左側方から見た状態が示され、図2には、車体12の前部の平面図が示されている。図1及び図2には、車体12の前方側に配置されるラジエータ20と、ラジエータ20を支持するラジエータサポート30と、車体12の前後方向に沿って延びる左右一対のフロントサイドメンバ50と、電装品群60と、補強部材70と、これらの近傍の部材が例示されている。
図1及び図2に示すように、車体12の前部であってラジエータ20の後方には、原動機として搭載されるモータ等の電装部品が収容される車両前部空間としてのモータコンパートメント12A(以下、単に、コンパートメント12Aという。)が形成されている。
コンパートメント12Aに収容される電装品としては、例えば、車両駆動用のモータ(以下、単に、モータという。)、パワ-コントロールユニット、エアコン用コンプレッサ、補機バッテリ、リレーボックス等が挙げられる。図1及び図2には、モータ62、補機バッテリ64が配置されている。さらに、車両10に搭載される種々の電気機器の動作の切り替えを行うリレーボックス66がフロントサイドメンバ50と後述するクロスメンバ40との交差部分に掛けて配置されている。リレーボックス66は、電装品としては最前方であってかつヘッドランプ21の後方側に配置される。
以下、車体12の前方側から説明する。図1及び図2に示すように、車体12の前部には、フロントバンパ14が備えられている。フロントバンパ14は、バンパカバー16と、バンパカバー16によって覆われるバンパリインフォースメント(以下、単にバンパRFともいう。)18と、を備えている。バンパRF18は、車体幅方向に沿って延在され、車体前方に膨出した湾曲形状を有している。バンパRF18は、フロントバンパ14の骨格部材であり、車体幅方向に直交する断面が閉断面とされている。
バンパRF18の幅方向の端部側には、左右一対のクラッシュボックス19が設けられている。クラッシュボックス19は軸方向荷重を受けると圧縮塑性変形してエネルギー吸収するようになっている。クラッシュボックス19の車体上方から外方にかけては、適当なステーを介して左右一対のヘッドランプ21が備えられている。
左右一対のクラッシュボックス19の後方側には、ラジエータサポート30の一部である左右一対のラジエータサポートサイド32を介して、左右一対のフロントサイドメンバ50が設けられている。フロントサイドメンバ50は、車体前後方向に沿って、コンパートメント12Aの両側に延在している。フロントサイドメンバ50は、本明細書に開示されるサイドメンバの一例である。
フロントサイドメンバ50は、車体骨格部材であり、例えば、閉断面構造に形成されている。フロントサイドメンバ50は、クラッシュボックス19に対して同軸上に固定され、車体12の前方からの衝突荷重が減少されるようになっている。これによりコンパートメント12A内の電装部品が保護される。
図1及び図2に示すように、ラジエータサポートサイド32は、車体上下方向に渡って所定の長さで延在して、ラジエータ20の幅方向の両側壁を支持する。ラジエータサポートサイド32は、ロア部材34とアッパ部材36とを含んで構成されている。ロア部材34は、上下方向に所定の長さを有し、幅方向外方側に開口するような溝形状に形成される部分を有するいわゆるチャネル材として形成されている。ロア部材34は、ラジエータ20の側壁の下方側に沿って上下方向に延びる内壁部34aと内壁部34aの前端縁と後端縁から直交状にそれぞれ外方側に張り出す前壁部34bと後壁部34cとを有している。後壁部34cの車体後方側にフロントサイドメンバ50の前端部が固定され、前壁部34bの前方側には、にクラッシュボックス19が固定されるようになっている。ラジエータサポートサイド32は、本明細書に開示されるサイドサポートの一例である。
ロア部材34の内壁部34aの幅方向内側にはラジエータ20の側壁が固定される。ロア部材34の溝形に囲まれる部分には、車体上下方向に所定範囲重複してアッパ部材36が固定される。ロア部材34には、フロントサイドメンバ50、クラッシュボックス19及びアッパ部材36が連結されるため、車体12の前部における車体骨格部材の取り付けガセットとしても機能している。
アッパ部材36は、上下方向に所定の長さを有し、幅方向外方側に開口するような溝形状に形成される部分を有するチャネル材として形成されている。アッパ部材36は、ラジエータ20の側壁の上方側に沿って上下方向に延びる内壁部36aと内壁部36aの前端縁と後端縁から直交状に外方側に張り出す前壁部36bと後壁部36cとを有している。アッパ部材36の内壁部36aの幅方向内側にラジエータ20の側壁が固定される。
ラジエータサポートサイド32を含むラジエータサポート30は、ラジエータ20をフレーム内に支持可能に断面略方形状のフレームを構成する。ここで、ラジエータ20は車体12の上下方向及び幅方向に沿った正面視で略矩形状であって、例えば、前後方向に扁平な構造体である。
ラジエータサポート30は、既述のラジエータサポートサイド32と、ラジエータサポートアッパ37と、ラジエータサポートロア38とを含んでいる。ラジエータサポートアッパ37は、ラジエータ20の上辺部を支持する。ラジエータサポートアッパ37の両端部は、ラジエータサポートサイド32のアッパ部材36の上端部を介して、車体12の後方側部材に連結される。
ラジエータサポートロア38は、ラジエータ20の下辺部を支持する。ラジエータサポートロア38は、下辺部に沿って幅方向に延在し、ラジエータサポートサイド32のロア部材34の下端部に固定される。図1に示すように、ラジエータサポートロア38は、例えば、フロントサイドメンバ50よりも下方側に設けられたフロントクロスメンバで構成される。フロントクロスメンバは、フロントサイドメンバ50の下方側で、前後方向に延在するサブフレーム90に支持されている。サブフレーム90は、サスペンションサポートの一部を構成していてもよい。
図1及び図2に示すように、ラジエータ20及びラジエータサポート30の後方のコンパートメント12Aには、コンパートメントクロスメンバ(以下、単に、クロスメンバという。)40が固定されている。クロスメンバ40は、ラジエータ20から所定距離後方側に配置され、車体幅方向に直交する閉断面を有して、左右のフロントサイドメンバ50間を幅方向に沿って延在しフロントサイドメンバ50間を架橋する。
ラジエータサポートサイド32の車体後方側とフロントサイドメンバ50の車体前方側で規定されるスペースS1においては、ラジエータサポートサイド32とフロントサイドメンバ50とにそれぞれ固定され、これらの間に延在する補強部材70が設けられている。
図1に示すように、補強部材70は、このスペースS1において、フロントサイドメンバ50から、ラジエータサポートサイド32に向かって斜めに延在する筋交い部材としてこれらの間に掛け渡されている。図3に拡大して示すように、補強部材70は、車体幅方向に所定の幅を有し延在方向に長尺である板状体に形成される。補強部材70のフロントサイドメンバ50側は、フロントサイドメンバ50とクロスメンバ40との交差部分を補強する高強度のガセット42上にボルト44などの締結手段で固定される。補強部材70のラジエータサポートサイド側は、アッパ部材36の後壁部36cの車体後方側にボルト46などの締結手段により固定される。
図4に示すように、補強部材70は、延在方向に直交する断面に、幅方向両側にそれぞれ一つの矩形波状部72,74を有するとともに、これらの矩形波状部72、74の間に両端よりも深くくびれた谷部76を有している。こうすることで、ラジエータサポートサイド32の後方側をより効果的に支持してラジエータサポートサイド32の後屈を抑制して後方へのストローク量を抑制できる。
次に、こうした車体前部構造を備える車両10が奏する作用・効果について説明する。上記実施形態では、補強部材70をラジエータサポートサイド32の後方側とフロントサイドメンバ50の上方側とで規定されるスペースS1に、筋交い状の部材としている。このため、車体12の幅方向端部に前方からの衝突エネルギーが入力された際、ヘッドランプ21がラジエータサポートサイド32を車体後方に押しても、ラジエータサポートサイド32の後方への屈曲が抑制される。特に、補強部材70が架け渡された範囲より下側には、屈曲が抑制される。このため、全体として、ラジエータサポートサイド32(特には、アッパ部材36)の後方への後屈量が減少し、後方側への変位量が減少される。
これにより、コンパートメント12A内においてヘッドランプ21後方に電装部品62、64、66を配置しても、電装部品62、64、66への衝突荷重の伝達が抑制又は回避され、電装部品62、64、66の損傷が抑制又は回避される。これにより、衝突による電装部品62、64、66の修理コストも低減される。また、結果として、衝突荷重の入力によるダメージの大きいリレーボックス66などの電装部品を、車体前方、特に、ヘッドランプ21の後方やラジエータサポートサイド32の後方であっても配置することができる。すなわち、コンパートメント12A内における、リレーボックス66などの電装部品の配置自由度が向上される。
衝突の態様は、前面衝突のほか、微小ラップ衝突(自車両に対して幅方向のラップ量が小さい状態でバリア等の衝突物が前面衝突する場合)や軽衝突であっても、同様に有効であるが、微小ラップ衝突や軽衝突においては、車体前部への影響が相対的に大きくなるため、本技術は有意義である。
上記実施形態では、補強部材70をボルト44、46等で締結固定することとしたため、修理時においての交換取り替えが簡易になっている。また、上記実施形態では、フロントサイドメンバ50上においてクロスメンバ40固定及び補強用のガセット42に補強部材70を取り付けることとしたため、補強部材70への衝突荷重の入力によるフロントサイドメンバ50への損傷が抑制又は回避されている。
上記実施形態では、補強部材70を略板状体とし、筋交い部材としたため、省スペースで効果的にラジエータサポートサイド32の後屈を抑制又は回避できる。また、補強部材70の延在方向に直交する断面には、矩形波状部72、74と谷部76とを設けた板状体としたことで、ラジエータサポートサイド32の後屈を一層効果的に抑制又は回避できる。
上記実施形態では、ラジエータ20及びラジエータサポート30の後方に、クロスメンバ40を備えることで、車体12の前方からのラジエータサポート30等に衝突荷重が入力しても、コンパートメント12A内での電装部品への衝突荷重の入力が抑制又は回避される。このため、一層、電装部品の保護を図ることができる。
上記実施形態では、補強部材70を板状の筋交い部材としたがこれに限定するものではなく、ラジエータサポートサイド32の後方側とフロントサイドメンバ50の上方側で規定されるスペースS1において、これらの部材に連結されて延在されるものであればよい。したがって、補強部材70は、例えば、棒状などの他の長尺体による筋交い部材であってもよい。また、補強部材70は、例えば、こうした斜め方向の筋交い部材を斜辺部材として備えるとともに、ラジエータサポートサイド32の上下方向の所定範囲に渡る縦辺部材とフロントサイドメンバ50の前後方向の所定範囲に渡る底辺部材とを備える、略直角三角形状のフレーム材であってもよい。また例えば、補強部材70は、ラジエータサポートサイド32とフロントサイドメンバ50との間に延在する斜辺部と、ラジエータサポートサイド32の上下方向の所定範囲に渡る縦辺部とフロントサイドメンバ50の前後方向の所定範囲に渡る底辺部とを備える略直角三角形状の板状体や、この直角部を除去した台形状の板状体であってもよい。また、補強部材70が板状体を有する場合には、適宜、その板状体には、矩形波状部や谷部を適宜備えることができる。
上記実施形態では、ラジエータサポートサイド32は、ロア部材34とアッパ部材36とから構成するものとしたがこれに限定するものではない。本明細書に開示されるサイドサポートは、単一部材で構成されていてもよい。また、サイドサポートは、別途、フロントサイドメンバ50等を連結する部材を備えていてもよい。さらに、サイドサポートが有する断面形状等も溝形状に限定することなく適宜設定される。
上記実施形態では、ラジエータサポートサイド32とフロントサイドメンバ50と間に補強部材70を備えるものとしたが、これに限定するものではない。ラジエータサポートサイド32と、フロントサイドメンバ50より下方のサスペンションサポートの一部としてのサブフレーム90との間に補強部材70を備えることとしてもよい。
以上、本明細書が開示する技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書、又は、図面に説明した技術要素は、単独で、あるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。本明細書又は図面に例示した技術は、複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:車両
12:車体
12A:モータコンパートメント
14:フロントバンパ
16:バンパカバー
18:バンパリインフォースメント
19:クラッシュボックス
21:ヘッドランプ
30:ラジエータサポート
32:ラジエータサポートサイド
34:ロア部材
34a:内壁部
34b:前壁部
34c:後壁部
36:アッパ部材
36a:内壁部
36b:前壁部
36c:後壁部
37:ラジエータサポートアッパ
38:ラジエータサポートロア
40:クロスメンバ
42:ガセット
44、46:ボルト
50:フロントサイドメンバ
60:電装部品群
62:モータ
64:補機バッテリ
66:リレーボックス
70:補強部材
72、74:矩形波状部
76:谷部
90:サブフレーム
S1:スペース

Claims (4)

  1. 車両であって、
    車体と、
    車体前方側に配置されるラジエータと、
    前記ラジエータの車体幅方向の側部を支持して車体上下方向に沿って延在する、一対のサイドサポートと、
    前記一対のサイドサポートに連結され、車体前後方向に沿って延在する、一対のサイドメンバと、
    前記ラジエータの車体後方側で、前記一対のサイドメンバを車体幅方向に連結するクロスメンバと、
    前記一対のサイドメンバの一方と前記クロスメンバの一端との連結箇所に設けられ、前記連結箇所を補強するガセットと、
    前記一対のサイドサポートの一方の車体後方側に配置される、リレーボックスと、
    前記一対のサイドサポートの前記一方の車体後方側及び前記一対のサイドメンバの前記一方の車体上方側で規定されるスペースにおいて、前記一対のサイドサポートの前記一方と前記ガセットとに結合されてこれらの間に延在する、補強部材と、
    を備え
    前記補強部材は、その延在方向と直交する断面に、2つの矩形波状部と、前記2つの矩形波状部の間における谷部と、有し、前記一対のサイドサポートの前記一方から前記ガセットに向かうにつれて下方に傾斜する筋交い部材である、車両。
  2. 前記補強部材は、締結手段により前記サイドサポートの前記一方と前記ガセットとに固定されている、請求項に記載の車両。
  3. 前記ラジエータの車体後方側に配置される、車両駆動用のモータ、車両駆動用電力の制御装置及び補機バッテリをさらに備える、請求項1又は2に記載の車両。
  4. 記リレーボックスは、前車両駆動用のモータ、前記車両駆動用電力の制御装置及び前記補機バッテリよりも車体最前方に配置されている、請求項に記載の車両。
JP2021062903A 2021-04-01 2021-04-01 車両 Active JP7448503B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021062903A JP7448503B2 (ja) 2021-04-01 2021-04-01 車両
CN202210287357.7A CN115195453A (zh) 2021-04-01 2022-03-23 车辆
US17/703,141 US20220314786A1 (en) 2021-04-01 2022-03-24 Vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021062903A JP7448503B2 (ja) 2021-04-01 2021-04-01 車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022158174A JP2022158174A (ja) 2022-10-17
JP7448503B2 true JP7448503B2 (ja) 2024-03-12

Family

ID=83448739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021062903A Active JP7448503B2 (ja) 2021-04-01 2021-04-01 車両

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20220314786A1 (ja)
JP (1) JP7448503B2 (ja)
CN (1) CN115195453A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000344137A (ja) 1999-06-04 2000-12-12 Nissan Motor Co Ltd フロントエンドモジュール構造
JP2014129041A (ja) 2012-12-28 2014-07-10 Toyota Motor Corp 車載機器の搭載構造
JP2015039981A (ja) 2013-08-22 2015-03-02 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
JP2017007451A (ja) 2015-06-19 2017-01-12 トヨタ車体株式会社 車両のラジエータサポート
JP2018134952A (ja) 2017-02-21 2018-08-30 マツダ株式会社 車両の側部車体構造
JP2019147424A (ja) 2018-02-26 2019-09-05 マツダ株式会社 電気駆動車両の冷却装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000344137A (ja) 1999-06-04 2000-12-12 Nissan Motor Co Ltd フロントエンドモジュール構造
JP2014129041A (ja) 2012-12-28 2014-07-10 Toyota Motor Corp 車載機器の搭載構造
JP2015039981A (ja) 2013-08-22 2015-03-02 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
JP2017007451A (ja) 2015-06-19 2017-01-12 トヨタ車体株式会社 車両のラジエータサポート
JP2018134952A (ja) 2017-02-21 2018-08-30 マツダ株式会社 車両の側部車体構造
JP2019147424A (ja) 2018-02-26 2019-09-05 マツダ株式会社 電気駆動車両の冷却装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022158174A (ja) 2022-10-17
US20220314786A1 (en) 2022-10-06
CN115195453A (zh) 2022-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110395099B (zh) 电动车辆的车身前部结构
US10160494B2 (en) Vehicle body front section structure
US8789874B2 (en) Front vehicle body structure
KR102224730B1 (ko) 차량 앞부분 구조
US8894129B2 (en) Vehicle body structure
US9242675B2 (en) Automobile vehicle-body front structure
US7669688B2 (en) Automobile front portion structure
US7008007B2 (en) Vehicle body end structure
US20160046250A1 (en) Vehicle body end section structure
JP5497814B2 (ja) 車体下部構造
JP5836418B2 (ja) 車体前部構造
JP5920164B2 (ja) フロントサブフレーム構造
JP3531491B2 (ja) 自動車の車体前部構造
KR102440612B1 (ko) 측방 차체 보강구조
KR20210075605A (ko) 전방 차체 보강 구조물
JP2008230360A (ja) 電気自動車の車体前部構造
JP7448503B2 (ja) 車両
KR102446656B1 (ko) 측방 차체 보강구조
JP4539320B2 (ja) 車両用牽引フックの取付構造
JP7156222B2 (ja) バッテリプロテクタ
WO2019198752A1 (ja) 自動車の車体構造
JP5228014B2 (ja) 車体前部構造
US20200086929A1 (en) Lower structure of vehicle
CN212980347U (zh) 车身结构
US20230303177A1 (en) Vehicle front structure

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230508

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240229

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7448503

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151