JP2019147424A - 電気駆動車両の冷却装置 - Google Patents

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辰典 清見原
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Abstract

【課題】発熱量の多いユニットの冷却不足や冷却水の過度な温度上昇を抑制する電気駆動車両の冷却装置を提供する【解決手段】クロスメンバ下部に駆動用モータ50を懸下すると共に、ポンプ70を設け、モータルーム前方には平板上の熱交換器80を配置する一方、高電圧ユニット10,40の上方にデガスタンク90を配置し、ポンプ70、駆動用モータ50、熱交換器80、複数の高電圧ユニット10,40、およびデガスタンク90を、冷却水配管Wで直列に接続した閉回路が形成され、冷却水配管Wは、ポンプ70、駆動用モータ50、熱交換器80、複数の高電圧ユニット10,40、デガスタンク90、ポンプ70の順に冷却水を流通させる冷却経路に構成されたことを特徴とする。【選択図】図7

Description

この発明は、車両前部に配置されたモータルーム内に車幅方向に延びるパワーユニット用のクロスメンバが設けられ、上記クロスメンバの上部には冷却通路を内蔵した複数の高電圧ユニットが載置された電気駆動車両の冷却装置に関する。
従来、電気駆動車両としては、車両前部のモータルーム内に車幅方向に延びるクロスメンバを設け、クロスメンバの上部には、インバータやDC−DCコンバータ等の高電圧ユニットを載置したものが知られている。
また、上述の電気駆動車両は、駆動輪回転用の駆動用モータと、主バッテリの直流をモータ駆動用の交流に変換するインバータと、高電圧を車載機器駆動用の低電圧に変換するDC−DCコンバータと、主バッテリを充電する充電器という冷却水による冷却が必要な発熱ユニットを備えている。
上述の各要素(モータ、インバータ、DC−DCコンバータ、充電器)を冷却水が直列に流れるように、冷却水配管にて接続すると、これらを並列接続した場合と比較して、冷却水配管を半減させることができる利点がある反面で、発熱量の多いユニットの冷却が不足したり、冷却水の過度な温度上昇(いわゆる過温)が発生するという懸念があった。
ところで、特許文献1には、電動ポンプ、DC−DCコンバータ、インバータ、駆動用モータ、ジェネレータ(つまり発電機)、モータ用ラジエータ、電動ポンプをこの順に直列接続した冷却装置が開示されている。
また特許文献2には、電動ポンプ、DC−DCコンバータ、インバータ、駆動用モータ、ラジエータ、電動ポンプをこの順に直列接続した車両用冷却装置が開示されている。
しかしながら、これらの各特許文献1,2においては、冷却水の過度な温度上昇を防止するという点で改善の余地があった。
特開2006−67735号公報 特許第5888425号公報
そこで、この発明は、発熱量の多いユニットの冷却不足や冷却水の過度な温度上昇を抑制することができる電気駆動車両の冷却装置の提供を目的とする。
この発明による電気駆動車両の冷却装置は、車両前部に配置されたモータルーム内に車幅方向に延びるパワーユニット用のクロスメンバが設けられ、上記クロスメンバの上部には冷却通路を内蔵した複数の高電圧ユニットが載置された電気駆動車両の冷却装置であって、上記クロスメンバ下部には冷却通路を内蔵した駆動用モータが懸下されると共に、電動ポンプが設けられ、上記モータルーム前方には平板状の熱交換器が配置される一方、上記高電圧ユニットの上方にはガス抜き用のデガスタンクが配置されており、上記電動ポンプ、上記駆動用モータ、上記熱交換器、上記複数の高電圧ユニット、および上記デガスタンクを、冷却水配管で直列に接続した閉回路が形成され、上記冷却水配管は、上記電動ポンプ、上記駆動用モータ、上記熱交換器、上記複数の高電圧ユニット、上記デガスタンク、上記電動ポンプの順に冷却水を流通させる冷却経路に構成されたものである。
上述の高電圧ユニットは、インバータ、DC−DCコンバータに設定してもよい。
上記構成によれば、電動ポンプにより吐出された冷却水を、発熱量が最も多いユニットとしての駆動用モータに流通させて、当該駆動用モータの冷却不足を解消すると共に、駆動用モータの冷却により水温が上昇した冷却水を直ちに熱交換器で冷却し、その後、次の高発熱量ユニットである高電圧ユニットに導くので、各ユニットの冷却不足や、冷却水の過温を抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記電動ポンプを、上記デガスタンクと上記熱交換器の下部との上下方向中間の高さ位置に配置したものである。
上記構成によれば、電動ポンプで吐出した吐出圧力が高いうちに、その冷却水を、比較的通水抵抗が大きい熱交換器に流通させることで、その後の冷却水の流れの滞りを防止することができる。
この発明によれば、発熱量の多いユニットの冷却不足や冷却水の過度な温度上昇を抑制することができる効果がある。
本発明の電気駆動車両の冷却装置を示す平面図 図1の要部斜視図 図2の正面図 図2の背面図 図2の左側面図 図2の右側面図 冷却装置の系統を示す説明図 冷却水の各部位における水温変化と各要素の高さ位置を示す説明図
発熱量の多いユニットの冷却不足や冷却水の過度な温度上昇を抑制するという目的を、車両前部に配置されたモータルーム内に車幅方向に延びるパワーユニット用のクロスメンバが設けられ、上記クロスメンバの上部には冷却通路を内蔵した複数の高電圧ユニットが載置された電気駆動車両の冷却装置において、上記クロスメンバ下部には冷却通路を内蔵した駆動用モータが懸下されると共に、電動ポンプが設けられ、上記モータルーム前方には平板状の熱交換器が配置される一方、上記高電圧ユニットの上方にはガス抜き用のデガスタンクが配置されており、上記電動ポンプ、上記駆動用モータ、上記熱交換器、上記複数の高電圧ユニット、および上記デガスタンクを、冷却水配管で直列に接続した閉回路が形成され、上記冷却水配管は、上記電動ポンプ、上記駆動用モータ、上記熱交換器、上記複数の高電圧ユニット、上記デガスタンク、上記電動ポンプの順に冷却水を流通させる冷却経路に構成されるという構造にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は電気駆動車両の冷却装置を示し、図1は当該冷却装置を備えた電気駆動車両の前部の要部を示す平面図、図2は図1の要部斜視図、図3は図2の正面図、図4は図2の背面図、図5は図2の車両左側の側面図、図6は図2の車両右側の側面図、図7は冷却装置の系統を示す説明図である。但し、図2においては、図示の便宜上、デガスユニット(デガスタンク)を支持する保護カバーの図示を省略している。
図1において、モータルーム1と車室とを車両前後方向に仕切るダッシュパネルを設け、上述のモータルーム1を車両前部かつ車室外に設けている。
図1に示すように、モータルーム1の左右両サイドには、車両の前後方向に延びるフロントサイドフレーム2,2を設けている。このフロントサイドフレーム2は、フロントサイドフレームインナとフロントサイドフレームアウタとを接合して車両の前後方向に延びる閉断面を有する車体強度部材である。
上述のフロントサイドフレーム2の前端部には、セットプレート3および取付けプレート4を介してクラッシュカン5を取付けており、左右のクラッシュカン5,5相互間には、車幅方向に延びるバンパレインフォースメント6を架設している。
図1に示すように、車両前部に配置された上述のモータルーム1内において、左右一対のフロントサイドフレーム2,2間には、マウントブラケット7,7を介して、車幅方向に延びるパワーユニット用のクロスメンバ8を設けている。
図1〜図6に示すように、上述のパワーユニット9は、複数の電気ユニットとしてのインバータ10、ジャンクションボックス20、充電器30、DC−DCコンバータ40と、駆動用モータ50およびギヤボックス60が、クロスメンバ8を介して一体的に組まれたユニットであり、本実施例の電気駆動車両の冷却装置は、冷却を必要とする電気ユニット(インバータ10、充電器30、DC−DCコンバータ40)と駆動用モータ50の内部に冷却水を出し入れする冷却水配管Wと、冷却水を駆動する電動ポンプ70(以下、単に「ポンプ」と略器する。)と、冷却水を外気、特に走行風で冷却する熱交換器(いわゆるラジエータ)80とを含んでいる。
上述の電気ユニットとしてのインバータ10、ジャンクションボックス20、充電器30、DC−DCコンバータ40のうち、インバータ10とDC−DCコンバータ40とは高電圧ユニットである。
また、上述のインバータ10、充電器30、DC−DCコンバータ40、駆動用モータ50は、そのインバータ筐体、充電器筐体、コンバータ筐体、モータハウジングに上記冷却水を流通する冷却通路が内蔵されている。
図3に示すように、駆動用モータ50の左側には減速機を構成する上述のギヤボックス60がボルト締結されており、駆動用モータ50の右側には、モータハウジングの右側開口を塞ぐ閉塞部材51がボルト締結されていて、これら三者50,60,51によりモータユニット52が構成されている。
この実施例では、駆動用モータ50を含むモータユニット52は、図3に示すように、上述のクロスメンバ8の下部に懸下されている。すなわち、図3に示すように、車両左側においては、ギヤボックス60の上部とクロスメンバ8の左側下部とが支持装置11にて連結されており、車両右側においては、閉塞部材51の上部とクロスメンバ8の右側下部とが支持装置12にて連結されており、これにより、クロスメンバ8の下部に上記駆動用モータ50が懸下されたものである。
図3に示すように、クロスメンバ8の上部における車幅方向左側には、プレートまたはブラケットを介してインバータ10が載置固定されており、該インバータ10の上部にジャンクションボックス20が締結固定されている。
また、同図に示すように、クロスメンバ8の上部における車幅方向右側には、プレートまたはブラケットを介して充電器30が載置固定されており、該充電器30の上部にDC−DCコンバータ40が配置固定されている。
すなわち、複数の電気ユニットが、車幅方向に複数個配置されると共に、車幅方向左側においては、ジャンクションボックス20とインバータ10とが上下に重なる位置関係で配置されており、車幅方向右側においては、DC−DCコンバータ40と充電器30とが上下に重なる位置関係で配置されている。
ここで、上述のインバータ10は、フロアパネル下部に配設された主バッテリ(図示せず)からの高電圧(例えば、300ボルト)の直流電力を3相交流に変換して、3相ケーブル31を介して駆動用モータ50(詳しくは、3相交流モータ)に供給するための高電圧ユニットであって、インバータ回路を有している。
また、上述のジャンクションボックス20は、電線同士を結合、分岐、中継する際に用いる端子や端末を保護するための所謂接続箱であって、リレー回路を有している。このジャンクションボックス20におけるジャンクションボックス筐体の車両後面部には、図4に示すように、主バッテリ(図示せず)からの直流電力供給用の電力ケーブル32が接続されている。
さらに、上述の充電器30は、外部電源から電力を入力して上記主バッテリを充電するもので、該充電器30と主バッテリとは電力ケーブルによって接続されており、また、該充電器30は充電回路を有する所謂普通充電器である。
さらにまた、上述のDC−DCコンバータ40(高電圧ユニット)は高電圧を車載機器駆動用の低電圧(例えば、直流12ボルト)に変換する変換器である。
一方、上述の熱交換器80は、モータルーム1の前方に位置して平板状に形成されており、該熱交換器80は、ラジエータ本体81の車幅方向左右にサイドタンク82,83を有し、冷却水を外気で冷却するクロスフローラジエータいわゆる放熱器である。
ところで、図4、図5に示すように、ジャンクションボックス20のジャンクションボックス筐体には車両左側から見て逆L字状の保護カバー33をボルト締結により取付けており、この保護カバー33の上面部にデガスタンクとしてのデガスユニット90を取付けている。
このデガスユニット90はエア抜きを行なうタンク(デガスタンク)であって、タンク本体91の上下方向中間部には、車幅方向左側へ突出する支持片92が一体的に設けられており、この支持片92を上述の保護カバー33の上面部にボルト締結にて取付けている。
図3に示すように、上述のデガスユニット90は、ジャンクションボックス20上部の車幅方向左側で、かつ、高電圧ユニットであるDC−DCコンバータ40の斜め上方に位置している。つまり、該デガスユニット90は、インバータ10、ジャンクションボックス20、充電器30、DC−DCコンバータ40に対して、最も高い位置に配設されている。また、該デガスユニット90内部は冷却水で満たされている。
前述の冷却水配管Wは、図7に系統図で示すように、冷却が必要な電気ユニット(インバータ10、充電器30、DC−DCコンバータ40)を含んで、ポンプ70、駆動用モータ50、熱交換器80、デガスユニット90を直列に接続している。
図7に示すように、上述の冷却水配管Wは、第1の配管W1、第2の配管W2、第3の配管W3、第4の配管W4、第5の配管W5、第6の配管W6、第7の配管W7を備えている。
図1〜図6に示すように、第1の配管W1は、複数の電気ユニットのうち下側に位置する下層ユニットとしての充電器30と、この充電器30に対して略水平かつ車幅方向に隣り合う他の下層ユニットとしてのインバータ10とを接続している。
図4に示すように、上述の充電器30の筐体背面部には、冷却水のアウトレット部30aとインレット部30bとが形成されており、図5に示すように、インバータ10筐体の車幅方向左側の側面部には、冷却水のアウトレット部10aとインレット部10bとが形成されており、上記第1の配管W1は充電器30のアウトレット部30aとインバータ10のインレット部10bとを接続するものである。
第1の配管W1は、充電器30の筐体背面部から左右のユニット間を経由してジャンクションボックス20下部の前方に延びた後に、当該前方を車幅方向に延び、インバータ10の車幅方向左側の側面に至るよう配索されている。
図1〜図6に示すように、第2の配管W2は、下層ユニットかつ高電圧ユニットとしてのインバータ10と当該インバータ10に対して車幅方向斜め上に位置する上層ユニットかつ高電圧ユニットとしてのDC−DCコンバータ40とを、車幅方向に緩やかに傾斜して延在して接続している。
図1に示すように、上述のDC−DCコンバータ40の筐体上面部には、冷却水のアウトレット部40aとインレット部40bとが形成されており、上記第2の配管W2はインバータ10のアウトレット部10a(図5参照)とDC−DCコンバータ40のインレット部40b(図1参照)とを接続するものである。
第2の配管W2は、インバータ10の車幅方向左側の側面から緩やかに前上に傾斜してジャンクションボックス20の上下方向中間部前方に延びた後に、当該前方を車幅方向に延びてDC−DCコンバータ上面に至るよう配索されている。
図1〜図6に示すように、第3の配管W3は上層ユニットとしてのDC−DCコンバータ40と該DC−DCコンバータ40の上側に配置されるデガスユニット90とを接続している。
図3、図4に示すように、デガスユニット90の下部には、冷却水のアウトレット部90aとインレット部90bとが形成されており、上記第3の配管W3はDC−DCコンバータ40のアウトレット部40aとデガスユニット90のインレット部90bとを接続するものである。
第3の配管W3は、DC−DCコンバータ上面から一旦前方に延びた後に、車両後方側へ折返され、折返し部から車両前後方向の後方に延びてデガスタンク90に至るよう配索されている。
図1〜図6に示すように、第4の配管W4は、クロスメンバ8の下部後方に位置するポンプ70と駆動用モータ50とを接続している。
図5に示すように、上述のポンプ70はその上部に冷却水のアウトレット部70aとインレット部70bとを有しており、図2、図3に示すように、上述の駆動用モータ50はモータハウジング前部に冷却水のアウトレット部50aとインレット部50bとを有していて、上述の第4の配管W4はポンプ70のアウトレット部70aと駆動用モータ50のインレット部50bとを接続するものである。
第4の配管W4は、ポンプ70から一旦下方に延びた後に、ギヤボックス60の車幅方向左側方を経由し、かつギヤボックス60の前方を車幅方向右側に延びて、駆動用モータ50に至るよう配索されている。
図1〜図6に示すように、第5の配管W5は、駆動用モータ50と熱交換器80とを接続している。該熱交換器80の車両右側のサイドタンク83上下には、図2に示すように、冷却水のアウトレット部80aとインレット部80bとが形成されており、第5の配管W5は、駆動用モータ50のアウトレット部50aと熱交換器80のインレット部80bとを接続するものである。
第5の配管W5は、駆動用モータ50から当該駆動用モータ50および閉塞部材51の前方を車幅方向右側に延びた後に、車両前方へ延びて熱交換器80のサイドタンク83に至るよう配索されている。
図4に示すように、上層ユニットとしてのDC−DCコンバータ40の斜め上方に位置するデガスユニット90と、クロスメンバ8下部に位置するポンプ70との間には、上下方向の落差が形成されており、冷却水配管Wの第6の配管W6は、上述のデガスユニット90とポンプ70とを接続している。つまり、該第6の配管W6はデガスユニット90のアウトレット部90a(図5参照)とポンプ70のインレット部70b(図5参照)とを接続したものである。
第6の配管W6は、デガスユニット90から下方に延びてポンプ70に至るよう配索されている。
第7の配管W7は、熱交換器80のサイドタンク83上部から車両前後方向の後方に延びた後に、充電器30の筐体背面部に至るよう配索されている。
ここで、上述のインバータ10、充電器30、DC−DCコンバータ40の各筐体におけるアウトレット部10a,30a,40aとインレット部10b,30b,40bとは、それぞれ同じ面に形成されており、駆動用モータ50のアウトレット部50a、インレット部50bもモータハウジングの同一面に形成されている。
要するに、図7に系統図で示すように、ポンプ70、駆動用モータ50、熱交換器80、充電器30、インバータ10、DC−DCコンバータ40、デガスユニット90を冷却水配管Wで直列に接続した閉回路が形成されており、これら各要素を、ポンプ70、駆動用モータ50、熱交換器80、充電器30、インバータ10、DC−DCコンバータ40、デガスユニット90、ポンプ70の順に冷却水を流通させる冷却経路に構成している。
また、上述のポンプ70はデガスユニット90と熱交換器80の下部との上下方向中間の高さ位置に配置されており、ポンプ70で吐出した吐出圧力が高いうちに、その冷却水を、比較的通水抵抗が大きい熱交換器80を通過させて、その後の冷却水の流れが滞らないように構成している。
図8は、冷却水の各部位における水温変化と各要素の高さ位置を示す説明図である。
特に、図7で示す冷却水配管Wの閉回路において、ポンプ70の直下流の駆動用モータ50を接続し、この駆動用モータ50の次段に熱交換器80を接続している。
上述の駆動用モータ50は発熱量が最も多いユニットであるから、ポンプ70により吐出された冷却水を、まず駆動用モータ50に流通させて、当該駆動用モータ50の冷却不足を解消する。
冷却水で、まず駆動用モータ50を冷却することで、冷却の水温(t1)は上昇する(図8のポイントp1参照)。この水温が上昇した冷却水を直ちに熱交換器80で冷却し、図8に示すポイントp2において水温を、水温(t1)から水温(t2)(但し、t1>t2)まで降温させる。その後、次の高発熱量ユニットである高電圧ユニット(インバータ10,DC−DCコンバータ40)に導くことで、各ユニットの冷却不足や、冷却水の過温を抑制するよう構成したものである。
なお、図5、図6において、53はモータユニット52を支持する下部マウントブラケットである。また、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印UPは車両上方を示す。さらに、図1〜図6において冷却水配管W内を流れる冷却水の流通方向を矢印で示している。
このように、上記実施例の電気駆動車両の冷却装置は、車両前部に配置されたモータルーム1内に車幅方向に延びるパワーユニット9用のクロスメンバ8が設けられ、上記クロスメンバ8の上部には冷却通路を内蔵した複数の高電圧ユニット(インバータ10,DC−DCコンバータ40参照)が載置された電気駆動車両の冷却装置であって、上記クロスメンバ8下部には冷却通路を内蔵した駆動用モータ50が懸下されると共に、ポンプ70が設けられ、上記モータルーム1前方には平板状の熱交換器80が配置される一方、上記高電圧ユニット(インバータ10,DC−DCコンバータ40)の上方にはガス抜き用のデガスタンク(デガスユニット90)が配置されており、上記ポンプ70、上記駆動用モータ50、上記熱交換器80、上記複数の高電圧ユニット(インバータ10,DC−DCコンバータ40)、および上記デガスタンク(デガスユニット90)を、冷却水配管Wで直列に接続した閉回路が形成され、上記冷却水配管Wは、上記ポンプ70、上記駆動用モータ50、上記熱交換器80、上記複数の高電圧ユニット(インバータ10,DC−DCコンバータ40)、上記デガスタンク(デガスユニット90)、上記ポンプ70の順に冷却水を流通させる冷却経路に構成されたものである(図2〜図5,図7参照)。
この実施例においては、上述の高電圧ユニットは、インバータ10、DC−DCコンバータ40に設定されている。
この構成によれば、ポンプ70により吐出された冷却水を、発熱量が最も多いユニットとしての駆動用モータ50に流通させて、当該駆動用モータ50の冷却不足を解消すると共に、駆動用モータ50の冷却により水温が上昇した冷却水を直ちに熱交換器80で冷却し、その後、次の高発熱量ユニットである高電圧ユニット(インバータ10,DC−DCコンバータ40)に導くので、各ユニットの冷却不足や、冷却水の過温を抑制することができる。
この発明の一実施形態においては、上記ポンプ70を、上記デガスタンク(デガスユニット90)と上記熱交換器80の下部との上下方向中間の高さ位置に配置したものである(図5参照)。
この構成によれば、ポンプ70で吐出した吐出圧力が高いうちに、その冷却水を、比較的通水抵抗が大きい熱交換器80に流通させることで、その後の冷却水の流れの滞りを防止することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の高電圧ユニットは、実施例のインバータ10,DC−DCコンバータ40に対応し、
以下同様に、
電動ポンプは、ポンプ70に対応し、
デガスタンクは、デガスユニット90に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においては熱交換器としてクロスフロー方式のラジエータを例示したが、クロスフロー方式のラジエータに対して通水抵抗が小さいダウンフロー方式のラジエータを用いてもよい。
以上説明したように、本発明は、車両前部に配置されたモータルーム内に車幅方向に延びるパワーユニット用のクロスメンバが設けられ、上記クロスメンバの上部には冷却通路を内蔵した複数の高電圧ユニットが載置された電気駆動車両の冷却装置について有用である。
1…モータルーム
8…クロスメンバ
9…パワーユニット
10…インバータ(高電圧ユニット)
40…DC−DCコンバータ(高電圧ユニット)
50…駆動用モータ
70…ポンプ(電動ポンプ)
80…熱交換器
90…デガスユニット(デガスタンク)
W…冷却水配管

Claims (2)

  1. 車両前部に配置されたモータルーム内に車幅方向に延びるパワーユニット用のクロスメンバが設けられ、上記クロスメンバの上部には冷却通路を内蔵した複数の高電圧ユニットが載置された電気駆動車両の冷却装置であって、
    上記クロスメンバ下部には冷却通路を内蔵した駆動用モータが懸下されると共に、電動ポンプが設けられ、
    上記モータルーム前方には平板状の熱交換器が配置される一方、上記高電圧ユニットの上方にはガス抜き用のデガスタンクが配置されており、
    上記電動ポンプ、上記駆動用モータ、上記熱交換器、上記複数の高電圧ユニット、および上記デガスタンクを、冷却水配管で直列に接続した閉回路が形成され、
    上記冷却水配管は、上記電動ポンプ、上記駆動用モータ、上記熱交換器、上記複数の高電圧ユニット、上記デガスタンク、上記電動ポンプの順に冷却水を流通させる冷却経路に構成されたことを特徴とする
    電気駆動車両の冷却装置。
  2. 上記電動ポンプを、上記デガスタンクと上記熱交換器の下部との上下方向中間の高さ位置に配置したことを特徴とする
    請求項1に記載の電気駆動車両の冷却装置。
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