JP7445461B2 - 水洗式便器 - Google Patents

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Description

本開示は、水洗式便器に関する。
従来、水洗式便器に、便器本体のボウル部内の水位が上昇したことを検知する水位検出部を配置し、予め設定した値を越えた場合に、便器の詰まりが生じていることを表示可能な水洗式便器が知られている(例えば、特許文献1参照)。水位検出部は、便器本体の内部に取り付けられている。
特開平3-224925号公報
水位検出部を便器本体の内部に設置する場合、便器本体が水位検出部を設置可能な形状を備えるように製造する必要がある。このため、水洗式便器の種類ごとに水位検出部を配置可能な便器本体の設計を行う必要が生じ、様々な水洗式便器に対して水位検出部の設置の汎用性が低いという問題があった。
本開示は、便器本体と、前記便器本体の背面側に接続される洗浄管と、前記洗浄管に設けられる水位検出部と、を備える水洗式便器に関する。
第1実施形態の水洗式便器を示す側面図である。 第1実施形態の水洗式便器における便座を示す斜視図である。 第1実施形態の変形例に係る水位検出部を示す図である。 第2実施形態の水洗式便器を示す図である。 第3実施形態の水洗式便器を示す図である。 第4実施形態の水洗式便器を示す図である。 第5実施形態の水洗式便器を示す図である。 第5実施形態の水洗式便器を示す図である。 第6実施形態の水洗式便器を示す図である。 第6実施形態の水洗式便器を示す図である。 第7実施形態の水洗式便器を示す側面図である。 第8実施形態の洗浄管を示す側面図である。 第9実施形態の水洗式便器を示す側面図である。 第10実施形態の水洗式便器を示す側面図である。
図1は、第1実施形態の水洗式便器1を示す側面図であり、図2は水洗式便器1の便座12及び便蓋13を省略して示した斜視図である。図1及び図2に示すように、本実施形態の水洗式便器1は、洗浄管2と、水位検出部3と、便器洗浄弁4と、制御部5と、報知部6と、を有する。
水洗式便器1は、壁掛け便器であり、水洗式便器1が設置される空間の底面から上方に離れた位置で、背面が壁9に固定され取り付けられている。水洗式便器1は、便器本体11と、便座12と、便蓋13と、機能部14と、を有する。
便器本体11は、図2に示すように、上部が開口し、下方に向かって窪むボウル部110を有する。ボウル部110は、後述する洗浄管2から供給される洗浄水が、常に一定水位貯水されるように構成されており、下端が排水口111と接続されている。
便座12は、便器本体11の開口に沿って配置され、略環状で上面が平坦に形成されている。
便蓋13は、便座12及び便器本体11の開口を開閉可能に覆う蓋であり、機能部14の上部にヒンジ接続されている。
機能部14は、便器本体11の上方に配置され、便座12や便蓋13を開閉させたり、便座12を加温する等の水洗式便器1の各部を作動させる機能部品が配置された部分である。機能部14には、後述する水位検出部3や、便器洗浄弁4を制御する制御部5及び報知部6が配置されている。
洗浄管2は、一端が便器本体11の背面側に接続され、他端が壁9を貫通して壁9内部の給水源に接続される。洗浄管2は、給水源からボウル部110内に洗浄水を供給する。洗浄管2は、図1に示すように、便器本体11の背面側から略水平方向に延びる水平部21と、水平部21から屈曲して上下方向に延びる延長部22と、を有する。
水平部21は、洗浄管2の配管の一方の端部が便器本体11に接続され、接続された部分から水平方向に便器本体11の後方へ延びている部分である。水平部21の下端面は少なくとも便器本体11の上面11aより低い位置に配置されている。好ましくは、水平部21の上端面も便器本体11の上面11aより低い位置に配置されている。
延長部22は、水平部21の便器本体11に接続されていない端部から上方へ延びている。なお、延長部22は、ポンプ等を用いて給水源から便器本体11へ洗浄水を供給できれば、どのような方向に延びていてもよく、屈曲していてもよい。
水位検出部3は、図1に示すように、洗浄管2の水平部21に取り付けられている。具体的には、水位検出部3は、洗浄管2に取り付けるためのT字型の接続管34を有する。水位検出部3は、浮き32の移動方向に沿って延びる第1部分341と、洗浄管2の水平部21に沿う第2部分342とを有し、第2部分342の端部にフランジが形成されて、水平部21に形成されたフランジとねじにより接続されている。
水位検出部3は、検出部30を有する。本実施形態では、検出部30は、例えばボウル部110内に貯水された洗浄水の水位を検出するフロート式の水位計であり、ステム31と、浮き32と、ストッパ33とを含む。検出部30は、水位を検知するための水位検出位置Pを有し、水位検出位置Pは、水平部21内で浮き32がストッパ33の下面に当たるときの水位である。ステム31に接続された浮き32が、洗浄管2内部の水位によって上下し、水位が所定の位置まで上がるとストッパ33に当たることで、水位の上昇が検出されるように構成されている。水位検出位置Pは、第1部分341内に配置されている。さらに、浮き32及びストッパ33も、第1部分341内に配置されている。なお、ストッパ33が第1部分341内に配置され、浮き32は第2部分342内に配置されてもよい。
水位検出部3は、水平部21に取り付けられていることで、検出部30が、便器本体11の溢れ面よりも下方に配置される。したがって、本実施形態では、検出部30による水位検出位置Pは、溢れ面よりも下方である。溢れ面とは、この場合便器本体11の上面11aであり、ボウル部110の水が溢れてしまう面を言う。もし検出部30が便器本体11の溢れ面よりも上に位置していると、水平部21内の水位が、「溢れた」と検知するほどに高くなるより前に便器本体11の溢れ面から水が溢れてしまう恐れがある。本実施形態のように、検出部30が溢れ面よりも下方に配置されていれば、水が実際に溢れるより前に水位の上昇を検知することができる。
なお、詰まりが生じていない通常の使用で洗浄管2内を洗浄水が流通する際は、洗浄管2内に洗浄水が満たされても、詰まりが生じたと検知しないよう、便器洗浄弁4を開けている最中での水位の検知は無視する制御にしておく。すなわち、便器本体11を洗浄するため洗浄管2内を洗浄水が流通していて洗浄管2内を流通する水の水位が所定量を越えるときに、水位検出部3の検知結果に基づいて、制御部5が、便器本体11に詰まりが生じたと判定しないように設定されている。
水位検出部3は、洗浄管2内の水位が所定の水位まで上昇した場合に、便器本体11内の水位が上昇したと検知する。具体的には、水位検出部3は、水位の上昇を検知する閾値を有する。水位検出部3は、この所定の閾値を越えた場合に、閾値を越えた旨の信号を後述する制御部5へ出力することができるように構成されている。この閾値は、通常時の水位よりも高く、溢れが発生する水位よりも低い或る値の水位から、次に行われる一度の便器洗浄で供給される水量が新たに便器本体11内に流入しても、便器本体11内の水が溢れないような値に設定される。一度の便器洗浄で、便器本体11に供給される洗浄水の量は、予め設定されている。閾値は、便器本体11内の水の溢れの許容水量から、次の一度の便器洗浄で便器本体11へ供給される洗浄水により増加する水位を差し引いた水位に設定される。許容水量とは、便器本体11の水の溢れが発生する直前の許容範囲限界の水量を意味する。
仮に、次の便器洗浄で増加する水位を差し引かずに閾値を設定した場合、便器本体11内の水位が、水位検出部3で便器本体11の溢れを検知する値を越えなかったが、通常時よりも高かった場合、次の便器洗浄で水が溢れてしまうという事態が発生する恐れがある。しかし、所定の水位を検知する閾値を、次の便器洗浄の水量を含んで設定することにより、水位検出部3が水位の上昇を検知しなかった場合に、次の便器洗浄で突然水が溢れることを防止することができる。
便器洗浄弁4は、洗浄管2に設けられるフラッシュバルブである。便器洗浄弁4は、水位検出部3よりも上流で延長部22に取り付けられ、水位検出部3と電気的に接続される。便器洗浄弁4は、洗浄管2を流れる洗浄水を止める止水栓、洗浄水の吐水及び止水を行う開閉弁、及び洗浄水の逆流を防止する逆止弁(いずれも図示省略)から構成される。便器洗浄弁4は、洗浄管2からボウル部110へ排出される洗浄水の吐水及び止水を行う。
図1に示すように、水位検出部3及び便器洗浄弁4は、水洗式便器1が取り付けられる背面側の壁9の内側に配置され、壁9により隠蔽されている。
制御部5は、機能部14の内部に配置され、水位検出部3及び便器洗浄弁4と電気的に接続されている。制御部5は、水位検出部3で検出される水位に基づいて便器洗浄弁4の開閉を制御する。水位検出部3により検出される水位が所定の閾値以上であるとの信号を制御部5が受信すると、制御部5は、便器本体11に詰まりが生じていると判定する。制御部5は、便器本体11に詰まりが生じていると判定すると、便器洗浄弁4を閉止させるように制御し、ボウル部110への給水を停止する。制御部5は、水位検出部3の検出結果により便器本体11に詰まりが生じていると判定すると、詰まりが生じていることを後述の報知部6に出力する。
なお、制御部5は、便器本体11を洗浄するため便器洗浄弁4を開いて洗浄水を供給している間は、水位検出部3の検出部30により検出される水位に基づいて詰まりが生じたと判定しない。
報知部6は、機能部14の内部に配置され、制御部5と電気的に接続されている。報知部6は、水洗式便器1の状況を管理する、水洗式便器1の外部の管理部7へ信号を送信可能に構成されている。報知部6は、制御部5により便器本体11に詰まりが生じていると判定された場合に、制御部5から出力された便器本体11に詰まりが生じているとの信号を受信し、外部の管理部7へ詰まりが生じている旨を報知する。
管理部7は、水洗式便器1の維持管理を行うためのシステムであり、管理している水洗式便器1に詰まりが生じたことを伝える信号を受信する。その情報を受けて、管理部7の管理者等が水洗式便器1のメンテナンス等を行う。
本実施形態における水洗式便器1の詰まりが生じた場合の流れについて説明する。通常、便器本体11に詰まりが生じていない場合、ボウル部110内の洗浄水の水位は一定であり、かつボウル部110の下方に貯まっているので、洗浄管2内の水位が上昇することはない。しかし、便器本体11に詰まりが生じると、排水されないため、ボウル部110内の水位が上がり、洗浄管2内へ流入する場合がある。この場合、ボウル部110に詰まりが生じていることに使用者が気付かずに排水しようとすると、水がボウル部110から溢れてしまう恐れが生じる。
このとき、ボウル部110内の水が溢れる前に、洗浄管2内の水位が上昇した状態で、水位検出部3は水位が所定の閾値を越えた旨を制御部5に伝える。制御部5は、水位検出部3からの信号を受信して、便器洗浄弁4を制御して便器洗浄弁4を閉止させ、洗浄水の供給を停止する。これにより、ボウル部110から水が溢れることが防止される。制御部5は、水位検出部3が水位の上昇を検出したことを、報知部6を介して管理部7へ伝える。
以上の構成を備える第1実施形態に係る水洗式便器1によれば、以下の効果が奏される。
第1実施形態によれば、水洗式便器1を、便器本体11と、便器本体11の背面側に接続される洗浄管2と、洗浄管2に設けられる水位検出部3と、を含んで構成した。
洗浄管2が便器本体11の背面に接続されるので、形状が異なる便器本体11に同じ水位検出部3を設置することができる。このため、便器の種類や形状を問わず、水位検出部3を備える汎用性の高い水洗式便器1を提供することができる。水位検出部3が便器本体11の背面に配置されていることで、水洗式便器1の清掃時等に、水位検出部3に外力がかかったり、清掃用の薬品がかかること等により故障の原因となったり、誤検知を起こす懸念がない。仮に水が便器本体11から溢れ出るようなことがあったとしても、水位検出部3に水がかからない。水位検出部3が、便器本体11の内部に設けられていないので、容易に清掃することができる。さらに、水位検出部3を便器本体11の背面側から延びる洗浄管2に設置するため、水位検出部3が見えやすく、手が届きやすくなり、設置現場での水位検出部の交換や洗浄といったメンテナンスが容易になる。
第1実施形態によれば、洗浄管2を、略水平方向に延びる水平部21を含んで構成し、水位検出部3を、水平部21に設けた。洗浄管2が水平部21を有しているので、水位検出部3を容易に取り付けることができ、上記と同様の効果を奏する。
第1実施形態によれば、水位検出部3を、水位を検出する検出部30を含んで構成し、検出部30による水位検出位置Pを、便器本体11の溢れ面よりも下方にした。これにより、便器本体11が詰まって水が溢れ面まで達したときに、水位検出部3が配置される洗浄管2の内部に、水位が高いと水位検出部3が検知可能な高さまで水が確実に満たされていることとなる。よって、上記と同様の効果を奏する。よって、確実に水が溢れた状態の水位を検出することができる。
第1実施形態によれば、洗浄管2に設けられる便器洗浄弁4と、水位検出部3により検出される水位に基づいて便器洗浄弁の開閉を制御する制御部5と、をさらに含んで構成した。これにより、水位検出部3の検出結果に基づいて、自動的に便器洗浄弁4を閉止することができる。
第1実施形態によれば、水洗式便器1を、壁掛け便器とし、水位検出部3及び便器洗浄弁4を、水洗式便器1が取り付けられる背面側の壁の内側に配置させた。水位検出部3及び便器洗浄弁4が壁9の内側に配置されているので、清掃時に接触する恐れがなく、誤検知の可能性が低くなる。水位検出部3が外部に露出しないので、外観デザインに制約を与えることもない。
第1実施形態によれば、制御部5を、便器本体11を洗浄するため便器洗浄弁を開いて洗浄水を供給している間は、前記水位検出部により検出される水位に基づいて詰まりが生じたと判定しないように構成した。これにより、便器本体11の洗浄中に、水位検出部3が高い水位を検知したことで、制御部5が、詰まりが生じたと誤って判定することを防止することができる。
第1実施形態によれば、制御部5を、洗浄管2内を流通する水の水位が所定量を越えるとき、便器本体11に詰まりが生じたと判定しないように構成した。これにより、洗浄管2内を流通する水の水位が所定量を越えても、制御部5が、詰まりが生じたと誤って判定することを防止することができる。
第1実施形態によれば、水位検出部3により検出される水位に基づき便器本体11に詰まりが発生していると判定される場合に、該詰まりを報知する報知部6をさらに含んで構成した。水洗式便器1が公共施設等に配置されていた場合に、報知部6の報知により水洗式便器1の状況の把握が容易になり、維持管理が容易になる。
第1実施形態によれば、便器本体11を洗浄するため洗浄管2内を洗浄水が流通しているときに、洗浄管2内を流通する水の水位が所定量を越える場合に、水位検出部3を、便器本体11に詰まりが生じたと検出しないように設定した。これにより、通常の使用で洗浄管2内を洗浄水が通過するときに、詰まりが生じたと水位検出部3が検出することがなくなり、誤作動を防止することができる。
なお、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれる。
図3は、第1記実施形態の変形例に係る水位検出部3の拡大図である。変形例に係る水位検出部3は、フロート式の水位計である検出部300を含む。検出部300は、ステム310と、浮き320と、ストッパ330を有する。上記の実施形態では、浮き32及びストッパ33は、接続管34の第1部分341内に配置させているが、変形例では、水位検出位置Pは、第2部分342内に配置されている。さらに、浮き320及びストッパ330も、第2部分342内に配置されている。浮き320及びストッパ330が第2部分342内に配置されていることで、水位検出位置Pは第2部分内の水位を検出することとなる。変形例に係る検出部300によっても上記実施形態と同様の作用及び効果を奏する。
図4は、第2実施形態における水洗式便器1Aの図である。水洗式便器1Aの水位検出部3Aは、フロート式でなくてもよい。例えば、洗浄管2内部の気圧を検知する気圧センサを取り付けてもよい。ボウル部110の水位が上がることで、洗浄管2内部の気圧が圧縮されて上昇する。このため、気圧センサで洗浄管2内部の気圧を検知することによっても、ボウル部110の水位の上昇を検知することができる。
また、図4に示すように、水洗式便器1Aは、便座、便蓋及び機能部を有さないタイプであってもよい。この場合、水位検出部3Aの検出結果に応じて便器洗浄弁4を制御する制御部5や報知部6等は、水位検出部3Aと共に壁面9の内部に配置されていてもよい。あるいは、便器本体11の背面側の下方に配置されていてもよい。制御部等の配置は、特に限定されない。
図5は、第3実施形態における水洗式便器1Bの図である。例えば、水洗式便器1Bの水位検出部3Bは、電極式であってもよい。水位検出部3Bの内部に正負の電極を配置し、水位が上昇したときに電気が導通することで、ボウル部110の水位の上昇を検知することができる。図4及び図5に示すような水位検出部3A、3Bによれば、上記実施形態の浮き32のような可動部を有さないため、外力がかかりにくく、故障しにくいというメリットがある。なお、制御部5や報知部6の位置については、水洗式便器1Aの場合と同様、特に限定されない。
図6は、第4実施形態における水洗式便器1Cを背面から視た図である。図6に示すように、水位検出部3Cは、水平部21に取り付けられなくてもよい。洗浄管2の水位を適切に検出することが可能であれば、洗浄管2の水平部21から別の管23を斜めに延出させるか又は屈曲させる等して、そこから水位検出部3Cを取り付けてもよい。水洗式便器1Cによれば、設計の自由度が広がり、水洗式便器1Cを設置する環境の配置に関する要請に応じて設置することができる。
図7A及び図7Bは、第5実施形態における水洗式便器1Dの洗浄管2D及び水位検出部3Dを示す図である。第5実施形態では、水位検出部3Dは、感振式の感振センサである。水位検出部3Dは、洗浄管2Dの下側の外壁に、振動を与える振動部351を配置する。振動部は、例えば、音波、例えば、超音波等である。そして、振動部351に対向する洗浄管2Dの上側の外壁に、振動部351が起こす振動を感知する水位検出部3Dを配置する。図7Aに示すように、通常時は、洗浄管2D内の水は下側にあり満水ではないので、水位検出部3Dが検知する振動は大きい。図7Bに示すように、洗浄管2Dが水で満たされているときは、水位検出部3Dが検知する振動は小さくなる。水位検出部3Dは、振動の大きさが予め設定された値以下であるとき、水位が上昇していることを検知する。
次に、図8A及び図8Bを参照して、第6実施形態に係る水位検出部3Eを説明する。第6実施形態では、水位検出部3Eは、温度センサである。図8A及び図8Bに示すように、水位検出部3Eは、洗浄管2Eの下側の外壁と、洗浄管2Eの上側の外壁とのそれぞれ対向する位置に、一対の温度センサ361、362と、処理部363と、を配置する。処理部363は、一対の温度センサ361、362が検知した温度を比較する。図8Aに示すように、通常時、洗浄管2E内の水が下側にあり満水ではないときは、上下の温度センサの温度差は、2度以上ある。図8Bに示すように、便器本体11の水が溢れて洗浄管2Eが水で満たされているときは、上下の温度センサ361、362の温度差が2度以下になる。処理部363は、上下に配置した温度センサ361、362の温度差が2度以下であるときに、水位が上昇していることを検知する。
次に、図9を参照して、第7実施形態に係る水洗式便器1Fについて説明する。第7実施形態では、洗浄管2Fは樹脂製であり、水位検出部3Fは、一対の電極31F、32Fを有する電極式の静電センサである。水位検出部3Fは、洗浄管2Fにおける延長部22に設けられている点で第1~6実施形態と異なる。
一対の電極31F、32Fは、延長部22の側面に間隔を空け、上下方向に並んで配置される。通常時は、一対の電極31F、32Fは、水に触れていない。詰まりが生じると、ボウル部110内の水位が上がり、洗浄管2の水平部21を満たして延長部22の下側より上方へ上がってくる。延長部22に設けられた一対の電極31F、32Fにおける下方側の電極31Fが水に触れ、上方側の電極32Fは、電極31Fに遅れて水に触れる。延長部22内の水位を検知することによっても、静電センサを用いて便器本体11の詰まりを検知することができ、第1実施形態と同様の効果を奏する。
次に、図10を参照して、第8実施形態に係る洗浄管2Gについて説明する。第8実施形態に係る洗浄管2Gは、水平部21の下流側端部から便器本体11に向かって斜めに傾斜する傾斜部24を有する点で、第1~第7実施形態と異なる。洗浄管Gは、樹脂製であり、水位検出部3Gは、電極式の静電センサである点で第7実施形態と共通する。
一対の電極31G、32Gは、傾斜部24の側面に間隔を空け、上下方向に並んで配置される。通常時は、一対の電極31G、32Gは、水に触れていない。詰まりが生じると、ボウル部110内の水位が上がり、洗浄管2Gの延長部22が排水で満たされる。延長部22に設けられた一対の電極31G、32Gにおける下方側の電極31Gが水に触れ、上方側の電極32Gは、電極31Gに遅れて水に触れる。傾斜部24内の水位を検知することによっても、静電センサ3Gを用いて便器本体11の詰まりを検知することができ、第1実施形態と同様の効果を奏する。
次に、図11を参照して、第9実施形態に係る水洗式便器1Hについて説明する。水洗式便器1Hは、タンク式である点で第1実施形態と異なる。水洗式便器1Hは、第1実施形態におけるフラッシュバルブ4の代わりに便器洗浄タンク4Hを有している。便器洗浄タンク4Hの内部には、図示を省略するが、給水を行うボールタップ、ボールタップの止水を行うためのフロート、洗浄水の水位を制限すると共に便器本体11に補給水を供給するためのオーバーフロー管、排水口を開閉するフラッパー弁、フラッパー弁を引き上げる玉鎖、玉鎖を引き上げ操作するための引上げアーム等が収容されている。使用者がリモートコントローラーの操作やボタンの押圧等によって便器洗浄の指示を行うことで、これらの部品が公知の方法で連動して動作し、便器本体11に洗浄水が供給されるように構成されている。
便器洗浄タンク4Hは、下端が洗浄管2Hに接続されている。洗浄管2Hは、便器洗浄タンク4Hの下端から下方に延び、便器本体11へ向かって屈曲する。第9実施形態に係る洗浄管2は金属であり、水位検出部3Hは、洗浄管2Hに設けられる電極式の静電センサである。水位検出部3Hは、センサ用の電極と、GND電極との間の静電容量の変化から、水位を検知する。水位検出部3Hは、洗浄管2Hに設けられ、一対の電極31G、32Gと、処理部33Gとを有する。図11に示すように、一対の電極31H、32Hのうちの一方の第1電極31Hは、洗浄管2の延長部22により構成される。洗浄管2はGND回路に接続され、GND電極となる。一対の電極31H、32Hのうち、他方の第2電極32Hは、洗浄管2の水平部21の上面側に配置され、水平部21に接続される。第2電極32Hは、センサ用の電極である。第9実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
次に、図12を参照して、第10実施形態に係る水洗式便器1Iについて説明する。水洗式便器1Iは、タンク式である点で第9実施形態と共通する。水洗式便器1Iは、洗浄管2Iが樹脂製である点で、第7及び8実施形態と共通し、第9実施形態と異なる。
第10実施形態では、水位検出部3Iは、電極式の静電センサである。静電センサは、一対の電極31I、32Iを有する。一対の電極31I、32Iは、延長部22の側面に間隔を空け、上下方向に並んで配置される。通常時は、一対の電極31I、32Iは、水に触れていない。詰まりが生じると、ボウル部110内の水位が上がり、洗浄管2Iの水平部21を満たして延長部22の下側より上方へ上がってくる。延長部22に設けられた一対の電極31I、32Iにおける下方側の電極31Iが水に触れ、上方側の電極32Iは、電極31Iに遅れて水に触れる。延長部22内の水位を検知することによっても、水位検出部3Iを用いて便器本体11の詰まりを検知することができ、第1実施形態等と同様の効果を奏する。
上記実施形態では、検出部をフロート式の水位計、気圧センサ、電極式のセンサ、感振センサ、温度センサを例に説明した。検出部は、他の構成を有してもよい。検出部の位置も、適宜変更可能である。検出位置は、溢れ面よりも下方であることが好ましい。
第1実施形態では、水位検出部3を洗浄管2にフランジで接続した。これに限られない。水位検出部は、溶接等により接続されてもよい。
上記実施形態では、水位検出部3及び便器洗浄弁4は、壁9の内側で壁9により隠蔽されている。水位検出部及び便器洗浄弁は、便器本体の背面側に接続されていれば、壁の内側に配置されていてもよく、キャビネット内に収納されていてもよい。
上記実施形態では、便器本体11を洗浄するため洗浄管2内を洗浄水が流通しているときに洗浄管2内を流通する水の水位が所定量を越える場合に、水位検出部3は、便器本体11に詰まりが生じたと検出しないように設定されている。しかし、洗浄管を流通する洗浄水の流量を検知する流路センサを設け、流量検知センサが動作しているときは、検出部が水位を検知したとしても、詰りが生じたと制御部が判定しないように構成してもよい。あるいは、洗浄管を流通する洗浄水の温度を検知する温度センサを設け、温度センサが閾値よりも低い温度を検知した場合は、検出部が水位を検知しても、制御部が詰りが生じたと判定しないように構成してもよい。
洗浄管は、金属であっても樹脂であってもよく、水位検出部を静電センサとした場合、水位を検知することができれば電極を設ける位置は問わない。
1 水洗式便器
2 洗浄管
3 水位検出部
4 便器洗浄弁
5 制御部
6 報知部
9 壁
21 水平部
30 検出部

Claims (9)

  1. 便器本体と、
    前記便器本体の背面側に接続される洗浄管と、
    前記洗浄管に設けられる水位検出部と、を備え
    前記水位検出部は、前記洗浄管内で所定の水位まで上昇した場合に、前記便器本体内の水位の上昇を検知し、
    前記所定の水位は、前記便器本体内の水の溢れの許容水量から、次の前記便器本体の洗浄の際に前記便器本体へ供給される洗浄水により増加する水位を差し引いた水位に設定される、水洗式便器。
  2. 前記洗浄管は、略水平方向に延びる水平部を有し、
    前記水位検出部は、前記水平部に設けられる、請求項1に記載の水洗式便器。
  3. 前記水位検出部は、水位を検出する検出部を有し、前記検出部による水位検出位置は、前記便器本体の溢れ面よりも下方である請求項1又は2に記載の水洗式便器。
  4. 前記洗浄管に設けられる便器洗浄弁と、
    前記水位検出部により検出される水位に基づいて前記便器洗浄弁の開閉を制御する制御部と、をさらに備える、請求項1~のいずれか1項に記載の水洗式便器。
  5. 前記水洗式便器は、壁掛け便器であり、
    前記水位検出部及び前記便器洗浄弁は、前記水洗式便器が取り付けられる背面側の壁の内側に配置される、請求項に記載の水洗式便器。
  6. 前記制御部は、前記便器本体を洗浄するため前記便器洗浄弁を開いて洗浄水を供給している間は、前記水位検出部により検出される水位に基づいて詰まりが生じたと判定しない、請求項又はに記載の水洗式便器。
  7. 前記制御部は、前記洗浄管内を流通する水の水位が所定量を越えるとき、前記便器本体に詰まりが生じたと判定しない、請求項に記載の水洗式便器。
  8. 前記水位検出部により検出される水位に基づき前記便器本体に詰まりが発生していると判定される場合に、該詰まりを報知する報知部をさらに備える、請求項1~のいずれか1項に記載の水洗式便器。
  9. 前記洗浄管に設けられる便器洗浄弁と、
    前記水位検出部により検出される水位に基づいて前記便器洗浄弁の開閉を制御する制御部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記便器本体を洗浄するため前記便器洗浄弁を開いて洗浄水を供給している間は、前記水位検出部により検出される水位に基づいて詰まりが生じたと判定しない、請求項1~のいずれか1項に記載の水洗式便器。
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